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  [B.O.M.Services 最新入荷&ベストセラー]

2021年2月1日

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 今月のハイライト
  ●KOCH-7929 FLATT & SCRUGGS『At Carnegie Hall』CD(本体\2,450-)\2,695-

Salty Dog Blues/Durham's Reel/Down the Road/Flint Hill Special/Hot Corn, Cold Corn/Little Darling Pal of Mine/I Wonder Where You Are Tonight/Wildwood Flower/I Know What It Means to be Lonesome/Mountain Dew 他全32曲

 いやはや、実にオッたまげましたヨネ、あの有名な1962年のフラット&スクラッグスの『カーネギー・ホール』ライブ(LPは全13曲)の未発表テイクがドイツのベアファミリー全集で紹介された時には…。でもそれは全集という事もあり、よほどのファンでない限り、高価で入手できなかったその『カーネギー・ホール』の全貌が1枚のCDとして1998年にリリースされた作品が再入荷。誰が何と言っても、1950〜60年代のブルーグラス界で最も優れたアンサンブルを誇り、レスター・フラットの表現し難い滑らかな極上ボーカルとギター、アール・スクラッグスの完全に円熟したバンジョー・テクニックの絶頂期にあった時、ジョッシュ・グレイヴスのドブロが吠え、ポール・ウォーレンが鋭く切り込む、折りからのフォーク・ブームも背景にしてナッシュビルのバンドとしては異例にニューヨーカー達に受け入れられた最高のバンド・アンサンブルの興奮が、そのまま半世紀を経ても直に伝わってくる名盤なのである。
 ■ブルーグラス新入荷
  ●SOMU-1986 NEW GRASS REVIVAL CD(本体\2,650-)\2,915-

What You Do To Me/Love Someone Like Me/Lonely Rider/Sweet Release/How Many Hearts/In The Middle Of The Night/Saw You Runnin'/Ain't That Peculiar/Seven By Seven/Revival全10曲

 昨年のIBMA名誉の殿堂入りを果たしたニュー・グラス・リバイバルが初めてメジャー、EMIから発表した作品が入ってきました。サム・ブッシュのエネルギーとマンドリンが創るリズムを中心に、ジョン・コーワン(ebs)の超絶ボーカルとベラ・フレックの驚異的バンジョー、そしてパット・フリンの独自のギターとオリジナル曲等々が組合わせられ、ピーター・ローワン作のレゲェから変拍子のインストまで、70年代から大きく踏み出し、ヒット・チャートを意識したニュー・グラスのポップな、しかしエネルギーとブルーグラス(彼等の)らしさに溢れた作品。m\ムーンシャイナー誌2020年11月号(MS3801\550)に特集記事有り。久々の再入荷。
  ●MFR-110100 JUSTIN MOSES『Fall Like Rain』CD(本体\2,450-)\2,695-

 フィドル、ドブロ、マンとリン、バンジョー、ギター等々、どの楽器も超一級のマルチ・プレイヤー、ジャスティン・モーズのマウンテン・フィーバーからデビューとなるソロ・プロジェクト。自身の裏声が効果的な涼やかなボーカルから互いに白熱していく様が圧巻の先行シングルとしてリリースされたエリック・クラプトンの"Fall Like Rain"を皮切りに、妻のシェラ・ハルとの超絶マンドリン・デュオ"Taxland"ではマイケル・クリーブランド(f)、ブライアン・サットン(g)、バリー・ベイルズ(bs)のバックも鉄壁。トム・ジュッズのペンによる"Between The Lightning And The Thunder"はダン・ティミンスキー(v)を迎えて。ウードのエキゾチックな響きとワイゼンボーンの絡み魅力の"Walking to Lebanon"はシェラとのハーモニーもばっちり。デル・マッカリーを迎えた"My Baby's Gone"はゴリゴリのソリッド・グラス、ジェイソン・カーターの切り込み鋭いフィドルとジャスティンのソリッドなバンジョー全開。ショーン・レインを迎えた"Looking For A Place"はトニー・ライスにも通じるフォーキー・グラスでジェリー・ダグラス(d)のサポートが聞き物。オリジナル・インスト"Watershed"は自身のドブロとバンジョー、シェラのマンドリンに加えてステュアート・ダンカンのフィドルが好演。ラストの"Locust Hill"ばベラ・フレックの『ドライブ』を髣髴させるバンジョー・インスト、シェラ(m)、ブライアン(g)、ジェリー(d)。ステュアート(f)、バリー(bs)の一体感がたまらない。緩急織り交ぜた素晴らしい作品。
  ●HTPM58784 STURGILL SIMPSON『Cuttin' Grass』CD(本体\2,450-)\2,695-

All Around You/All the Pretty Colors/Breakers Roar/I Don't Mind/I Wonder/Just Let Go/Life Ain't Fair/A Little Light他全20曲

 昨年の6月にライマン公会堂からブルーグラス・セットによる無観客配信ライブを敢行した、スタージル・シンプソン、彼曰く「おそらく地球上で最高のブルーグラスバンド」というシェラ・ハル(m)、スコット・ベスタル(bj)、ステュアート・ダンカン(f)、マーク・ハワード(g)、マイク・バブ(bs)と自身のバンド・メイトのマイルス・ミラー(drums)という面々を従えたアルバムをリリース。スタージル・シンプソンはケンタッキー州ジャクソン生まれ、メジャーデビューとなる『A Sailor's Guide To Earth』(ATL5513802)が2017年のベスト・カントリー・アルバム受賞、あまりに先鋭的な内容で保守的なカントリー界からは異端児扱いされているようで、続く『Sound & Fury』はそれに輪をかけて難解な内容だった。しかし、メジャー・デビュー前の『High Top Mountain』(HTM-478704,2013)はナッシュビルのベテランを配して、荒々しさの残る良き時代のホンキートンクで、ブルーグラス出身らしくラルフ・スタンレーに敬意を表した“Poor Rambler”を取上げていた事が印象に残っていた。本作は自身の2枚のメジャーからリリースされたアルバムの中から自作曲を中心にブルーグラス・アレンジで聞かせる。
  ●PC-1250 Dale Ann Bradley『Things She Couldn't Get Over』CD 本体\2,450-)\2,695-

 5度のIBMA年間最優秀女性ボーカル受賞、2度のSH-2201 V.A.『World's Greatest Show』CD\2,750- 史上最大のショーと題され、2枚組LPで発表された本作は、1980年代、ブルーグラスが新しいステップ(メジャーへ)を踏みはじめた頃、セルダム・シーンとカントリー・ジェントルメンのDCグラスをホストに、オリジナル・カンジェンとオリジナル・シーン、そしてリッキー・スキャッグスとトニー・ライスを擁するJ.D.クロウのニュー・サウスのリユニオンが目玉。グラミー受賞作。グラミー・ノミニーという輝かしい経歴のデイル・アン・ブラッドリーの最新作。
 
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●REB-1549 TONY RICE 『California Autumn』CD(本体\2,450-)\2,695-

 トニー・ライスのソロ第2作にあたる1974年作品がリマスター、新たなブックレット付でリイッシュ。当時のセルダム・シーンをバックに(ダフィーは参加せず兄のラリー)、リッキー・スキャッグスとジェリー・ダグラス、J.D.クロウのニュー・サウス仲間も加わって、オリジナル、ブルーグラス、フォーク、ジャズ・スタンダードからハンク・ウィリアムス曲まで、バラエティー豊かに演じる若きトニー。グリスマンと共にドウグを始める前のギターが初々しい。2月下旬入荷予定。
 ■インスト新入荷
  ●MFR-201120 THE SHARP FLATPICKERS『Sundrops on the Water: Reflections』CD(本体\2,450-)\2,695-

 トニー・ライスの影響色濃いフラットピッカー、フロリダ州タラハシー在住のリー・コティックの新ユニット。ラリー・ライスと演奏活動経験のあるリーがデイジョブのリタイアを機に音楽活動に本腰を入れて取り組んだ意欲作。トニーやドウグでお馴染みのナンバーに加えてラリーのオリジナル等、ボーカルも充実。ドブロに若手ピカイチのガヴァン・ラージェント(ブルー・ハイウェイetc.)、フィドルにブライアン・マクダウェル(クレア・リンチ・バンド)、ベースにジェフ・ソーンダース(マーク・オコーナー・バンド)、ギターにジェイク・スタージェル(マウンテン・ハート)、コリー・ウォーカー(デビッド・グリア・バンド)、ジャロッド・ウォーカー(ビリー・ストリングス)、ベースにマーク・シャッツ(トニー・ライス・ユニット、ジョン。ハートフォード・ストリングバンド他)というスーパーピッカーに加えて、クレア・リンチ、ロニー・ボウマン等々。(ムーンシャイナー誌レビューより) 
  ●MH-1943 MARK STOFFEL 『Coffee & Cake 』CD (本体\2,450-)\2,695-

Shadowbands/TheOld Mountaineer/Woody's Rag/Nigh-Driver's Rag/Ying and Yang他全12曲

 1999年11月、ウィル・マリングとともに来日ツアー、現在はクリス・ジョーンズ&ナイトドライバーで活躍中のマーク・ストッフェルのチョー繊細な、美しいマンドリン、2008年制作アルバム『One-O-Five』(RCSI-1126)CDに続くマウンテン・ホームからのデビューとなる最新作。13曲中10曲が自身によるオリジナル。愛器の初期のギルクリスト・マンドリン(#105)を駆使して素晴らしいトーンとフレイジングを披露している。自宅のあるイリノイ州南部周辺のミュージシャンに加えて、ロブ・アイクス(d)、ネッド・ルベレッキ(bj)、ベッキー・ブラー(f)さまざまなゲストを迎えたオール・インストゥルメンタル・コレクション。グレン・ミラー楽団でヒットした"In The Mood"では18人のトツプ・マンドリン・プレイヤーが共演。
 ■カントリー・ポップ新入荷
  ●350-3003 CHRIS STAPLETON『Starting Over』CD (本体\2,650-)\2,915-

Starting Over/Devil Always Made Me Think Twice/Cold/When I'm With You/Arkansas/Joy of My Life/Hillbilly Blood/Maggie's Song/Whiskey Sunrise/Worry B Gone/Old Friends/Watch You Burn/You Should Probably Leave/Nashville, TN 全14曲

 ナッシュビルのベテランによるブルーグラス・バンド、スティールドライバーズでR&Bテイスト溢れるソウルフルなボーカルで異彩を放っていたクリス・ステイブルトン(2008〜2010年に在籍)、2016年リリースのソロデビュー作『Traveller』がCMA(カントリー音楽協会)アワードで快挙といわれる新人賞と最優秀男性ボーカル、そして最優秀アルバムという三冠を獲得、そして第58回グラミー賞の総合部門の最優秀アルバムに最終ノミネート。まさにアメリカンドリーム作品を創った彼の、2017年リリースの『From A Room: Volume 1 』『From A Room: Volume 2』に続く最新作。今回トム・ペティ&ハードレイカーズのマイク・キャンベルやベンモント・テンチ、スチールには名手ポール・フランクリンが参加。ガイ・クラークの2曲"Worry B Gone""Old Friends"やCCRのジョン・フォガティ"Joy of My Life"といったカバーの他、骨太で土臭いオリジナルの数々はアメリカン・ロックカ、ントリー・ロックやスワンプ好きには溜まらない。(ムーンシャイナー誌レビューより)
  ●8914027538D V.A.『Sing Me Back Home: The Music Of Merle Haggard』2CD+DVD(本体\3,500-)\3,850-

CD1:What Am I Gonna Do (With The Rest Of My Life) /Heaven Was A Drink Of Wine/The Farmer's Daughter/I'm A Lonesome Fugitive/That's The Way Love Goes/Big City他15曲

CD2:Mama Tried/White Line Fever/Rainbow Stew/It's All In The Movies/The Bottle Let Me Down/Workin' Man Blues他全14曲
DVD:上記の映像。

 2017年4月6日テネシー州ナッシュビルのブリヂストンアリーナで開催されたマール・ハガード追悼オールスターコンサートのライブの模様を収めたCD二枚組+DVDセット。ウィリー・ネルソン、キース・リチャーズ、ケニー・チェズニー、ミランダ・ランバート、ジョン・メレンキャンプ、ダークス・ベントレー、シェリル・クロウ、ロレッタ・リン、ハンク・ウィリアムス・ジュニア、トビー・キース、アヴェット・ブラザーズ、アリソン・クラウス他の参加。
  ●356-4858 TAYLOR SWIFT 『evermore』 [album deluxe edition]CD (本体\2,450-)\2,695-

willow/champagne problems/gold rush/tis the damn season/tolerate it/no body, no crime ft. Haim/happiness/dorothea/coney island ft. The National/ivy/cowboy like me/long story short/marjorie/closure/evermore ft. Bon Iver全15曲/right where you left me (ボーナストラック)/it's time to go (ボーナストラック)

 2020年7月にリリースされ全米チャート8週1位を記録した前作『フォークロア』の姉妹盤とテーラー自身が呼ぶ、9作目の最新作。「フォークロアの森の境に立った私達には、2つの選択肢が見えていました。ここで引き返すか、音楽の森をより深く探求するか。それで私達は探検を続けることを選んだのです。」15曲の本編とボーナス・トラックとして2曲が追加収録。シンガーソングライターとしての才能溢れる作品。
 ■発掘・編集最新入荷
  ●ACCD048 GRADY MARTIN『Diesel Smoke, Dangerous Curves, And Hot Guitar』CD(本体\2,250-)\2,475-

 トップ・セッションマンによる「The Nashville A-Team」のメンバー、フラット&スクラッグスの後期やドック・ワトソン『イン・ナッシュビル』でお馴染みのグラディ・マーチンははロックン・ロールのギタースタイルを創り上げた一人としても知られ。ここでは10曲のグラディ名義のトラック(内4曲はボーカリスト名のクレジット有)を含むバラエティに富んだコンピレーション。タイトル曲はフォーク歌手としても知られるバール・アイブスのグラディのギターをフィーチャーした異色作。ファズ・ギターの考案者として知られるグラディのタイトルそのままの"The Fuzz"や"Twist and turn"、トミー・ジャクソンの切り込み鋭いフィドルもご機嫌の"Pork Chop Stomp"。カントリー、ウェスタン・スゥィング、ロカビリーからロックンロールへ移行する過程、耳障りの良いナッシュビル・サウンドに辿り着くまで、超一級ミュージシャンによる躍動する荒削りな部分の残ったサウンドが楽しめます。(ムーンシャイナー誌レビューより)  
  ●ADDCD3364 CARLISLES『The Carlisles Collection 1951-61』2CD 本体\2,650-)\2,915-

 カーライルズは、1950年代初頭にビル・カーライルによって結成されたヒルビリーカントリーグループでした。ビル・カーライルは、1930年代から40年代にかけて、兄クリフ(d})が1950年に引退するまで、カーライル・ブラザーズとして活動。ビルは、ステージを飛び回る彼のパフォーマンスによりジャンピン・ビル・カーライルとして知られていました。カーライルズは歌手/ギタリストのベティ・エイモスとロイ・スニード、ベース・プレーヤーのアーニー・ニュートンが在籍、1950年代から60年代までサウンドを変えながら活動。マーキュリーとコロンビアのシングル盤ほぼ全てEPとLP収録曲全61曲入り、ギタリストのチェット・アトキンスが多くのレコーディングで参加。また、RCA時代のビル・カーライルのソロ名義も含まれています。"No Help Wanted""Too Old To Cut The Mustard""Knothole"""Is Zat You、Myrtle""Tain"等、トップ10ヒットを収録。オールドタイムでで良く知られたメロディをロックンロールの時代に上手く適応させた過渡期のヒルビリー・カントリー・ミュージックが楽しめます。
 ■日本のアーティスト
  ●RC-108 大矢貞男『Beaumont Rag』CD(本体\1,980-)\2,178-

Panhandle Country/Used To Be/Shenandoah BRD/Kentucky Waltz/Song for Life/MinorSwing 他全12曲 レッドクレイ・アーカイブ・シリーズ

 東京ホット倶楽部バンドなどで活躍、現在は大阪に戻ってテキサス・クラブやサポート・ミュージシャンとして活動中のフィドラー、大矢貞男が、1985年、米国音楽留学から一時帰国中の有田純弘(bj)、赤木一孝(g,v)、谷村順造(m)、アンドレ佐藤(d)、久永雅史(m,v)という、当時の飛びぬけて優れていたブルーグラス・プレイヤー他、ジャズ人脈と創り上げた。ポップでスウィンギーなブルーグラス・アルバム。70〜80年代関西ブルーグラスの決定盤。
 ■映像お勧め
  ●LIB-4052 PETER, PAUL AND MARY『Peter, Paul And Mommy Too』DVD(本体\2,750-)\3,025-

Puff (The Magic Dragon)/The Fox/We Shall Overcome/It's Raining/If I Had A Hammer/Blowin' In The Wind/This Land Is Your Land他全19曲

 日本のフォークブームに絶大な人気を誇ったピーター、ポール&メアリ―のPBSの特別番組を収めた映像作品。"The Eddystone Light""The Fox""We Shall Overcome""Garden Song""Puff m(The Magic Dragon)等、子供も大人も楽しめるパフォーマンス。ブルックリン音楽アカデミーのマジェスティックシアターで収録。
 最近作/お勧め作、再入荷
 ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
 (ムーンシャイナー2月号レビュー紹介作品)
  ●DSR-202002 BECKY BULLER『Distance And Time』CD(本体\2,450-)\2,695-

 18人のフィドラーをフィーチャーした先行シングル"The Barber's Fiddle"が昨年のIBMA年間最優秀レコード・イベントを受賞したベッキー・ブラー、インストルメンタルとボーカルの両方で受賞した最初のアーティストであり、女性として初めて年間最優秀フィドルを受賞したという輝かしい経歴を持つ彼女の、待望の最新作。
  ●WC-2020 WES CORBETT『CASCADE』CD(本体\2,450-)\2,695-

 先月号(MS-3803)で紹介したウェス・コルベット、ボストン在住時代にジョイ・キルズ・ソウロウで注目を集め、ナッシュビル移住後はモリー・タトルやシェラ・ハルといった最も注目されるアーティストのとの活動を経て、現在はサム・ブッシュ・バンドのメンバーとして活躍中である彼の待望のデビュー作。
  ●DSR-202001 STEPHEN MOUGIN『Ordinary Soul』CD(本体\2,450-)\2,695-

 サム・ブッシュ・バンド(SBB)で活躍中の「モジョ」ことスティーブン・モージン(g,v)の「普通の魂」と題されたソロ・デビュー・アルバムが自身の主宰するダーク・シャドウ・レコーディングからリリース。
  ●MH-1859 THOMM JUTZ 『To Live In Two Worlds, Volume 1』CD(本体\2,450-)\2,695-

 ドイツ生まれのシンガーソングライター&プロデューサーでナンシ・グリフィスのブルー・ムーン・オーケストラのメンバーとしもて活動したトム・ジュッツ。今年のグラミー・ノミニーに選ばれたマウンテン・ホーム移籍第一弾。
  ●MFR-201120 THE SHARP FLATPICKERS『Sundrops on the Water: Reflections』CD(本体\2,450-)\2,695-

 トニー・ライスの影響色濃いフラットピッカー、フロリダ州タラハシー在住のリー・コティックの新ユニット。ラリー・ライスと演奏活動経験のあるリーがデイジョブのリタイアを機に音楽活動に本腰を入れて取り組んだ意欲作。
  ●350-3003 CHRIS STAPLETON『Starting Over』CD (本体\2,650-)\2,915-

 ナッシュビルのベテランによるブルーグラス・バンド、スティールドライバーズでR&Bテイスト溢れるソウルフルなボーカルで異彩を放っていたクリス・ステイブルトン、2017年リリースの『From A Room: Volume 1 』『From A Room: Volume 2』に続く最新作。
  ●JS-0001 城田じゅんじ『in New Shoes』CD(本体\2,727-)\3,000-

 高石ともやとナターシャセブンのメンバーといて5弦バンジョーや日本語のブルーグラスやアメリカン・フォークを広めることに貢献、現在は内藤希花とのアイリッシュ・デュオで活動中の城田ゅんじ、70歳を記念してリリースされ作品。
  ●ACCD048 GRADY MARTIN『Diesel Smoke, Dangerous Curves, And Hot Guitar』CD(本体\2,250-)\2,475-

 トップ・セッションマンによる「The Nashville A-Team」のメンバー、グラディ・マーチンのレアな音源集。超一級ミュージシャンによる躍動する荒削りな部分の残ったサウンドが楽しめます。
 ■ブルーグラス最近作/お勧め作
  ●BBR-1654 CAROLINA BLUE 『Take Me Back』 CD(本体\2,450-)\2,695-

 年間最優秀新人ノミネート、トラッドグラスの新星、キャロライナ・ブルー、2018年リリースの『I Hear Bluegrass Calling Me』(PC-1229 \2,695)に続くビリー・ボーイ移籍第1作。ティム・ジョーンズが最近手に入れたギルクリストからビル・モンローのマナーを引き継ぐスタイルでトーンとタイミングを引き出して、バンドのサウンドをリードしている姿が聞かれる。アインスリーのケニー・ベイカーへの敬意を感じさせる端正なフイドルとジェームスのドライブするバンジョーの貢献度大。ハードコアなトラッド・ブルーグラス・ファンには嬉しい作品。 
  ●MFR-200214 JUNIOR SISK『Load The Wagon』CD(本体\2,450-)\2,695-

 正統派トラッド・ブルーグラスの継承者、ジュニア・シスクの最新作。本作では素晴らしいブルーグラス、オールドタイム夫婦デュオ、トニー(bj,g,v)&ヒザー(g,v)・メイブの参加によりトラッドな方向にシフトしたブルーグラスを聞かせる。カントリー・ジェントルメンで来日したビル・イエイツ作"Get In Line Buddy"は成功を夢見てナッシュビルで奮闘するという内容。アルバムの最後を飾るのはソニー・オズボーン名義でゲイトウェイからシングルで出ていた曲のカバー"Mend This Heart Of Mine"、ご機嫌なハードドライビング・ブルーグラス。
  ●EMG-10370 FASTTRACK CD(本体\2,450-)\2,695-

 ブルーグラス・カーディナルスの流れを汲むカーディナルス・トラディションのメンバーがデビッド・パームリーの引退を受けて新たに結成したファスト・トラックのデビュー盤。ギター & ボーカルに元ラジオ・ランブラーズのデュエイン・スパークス(g )を迎えて、デイル・ペリー( bj )、スティーブ・デイ( f )といつたベテランにジェシー・ブロック( m )が加わりパワーアップ。ソングライターとしても知られるロン・ピアース( b s )作でリードボーカルも務める"I’d Like to Wander Back to the Old Home"、"Blue and LonesomeAgain"。安心、安定のサウンド、心地よい大人のブルーグラス。
  ●ATO-0519 DANNY BARNES『Man On Fire』CD(本体\2,650-)\2,915-

 オールドタイムやブルーグラスのノウハウで、オルタナ・ロックやインディ・ロック界で高い評価を持つ元バッド・リバーズのダニー・バーンズの最新作。ベラ・フレックやエミルー・ハリスとの交流もあるデイブ・マシューズがエグゼクティブ・プロデューサーを務めて、レッド・ツッペリンのジョン・ポール・ジョーンズ(m,bs)、前衛ギタリストでトラディショナルへの造詣も深いピル・フリーゼルが参加。全曲、ダニーのボーカルによるオリジナル。一癖も二癖もあるオルタナティブ・ブルーグラス。
  ●PC-1237 ROBERT HALE & THE 8TH WONDER BAND『Blue Haze』CD(本体\1,980-)\2,178-

Help!/It's All Over Now/Rapid Roy/Mr. Bojangles/House of the Rising Sun/The Shape You're In/Riding the Storm Out全7曲

 スコット・ベスタル(bj)とウェイン・ベンソン(m)、アーニー・サイクス(bs)との短命に終わったが強烈な印象を残したライブワイアーのメンバーとして活躍した後にJ.D.クロウ&ニューサウスやワイルドファイアー等を渡り歩いたロバート・へイル(g)のソロ・プロジェクトはビートルズやボブ・ディラン等々、有名曲をブルーグラス・アレンジで聞かせる7曲入りミニ・アルバム。
 ■オールドタイム/フォーク/アメリカーナ最近作/お勧め作
  ●COMP-4766 DIRK POWELL 『When I WaitFor You 』CD (本体\2,450-)\2,695-

 オールドタイムからケイジャン、アイリッシュ等々、伝統的なルーツ音楽の本質を翻訳して現在に伝えるダーク・パウエルの最新作『WHEN IWAIT FOR YOU』は、アメリカのルーツミュージックに対する彼の深い理解と、伝統的なサウンドを現代にアダプとさせる独自の世界を構築した新鮮で刺激的なコンテンポラリー・フォーク・アルバムを創り上げた。ゲストにリアノン・ギデンズ(v,viola,bj)、サラ・ワトキンス(v,f)、ショーン・ワトキンス(v)他が参加。 
  ●COMP-4763 MOLLY TUTTLE『...But I'd Rather Be With You』 CD(本体\2,450-)\2,695-

 2020年3月にナッシュビルを襲った壊滅的な竜巻に続いて、世界的なパンデミックを経験したことをきっかけに「音楽が好きな理由を思い出す」ために、生涯を通じてお気に入りの曲を再訪した作品。カバーしたアーティストはローリング・ストーンズ、グレイトフル・デッド、キャット・スティーブン、カレン・ダルトン等、クラシック・ロックや70年代シンガーソングライター、ジャマイカにルーツを持つイギリスのシンガー&ソングライター=FKAツイッグス、西海岸のパンク・ロック・バンド=ランシド、ザ・ナショナル、ヤーヤ―ズといったニューヨークのオルタナ・ロック等々全10曲。ローリングストーンズの"She’s a Rainbow"やキャット・スティーブンス"How Can I Tell You"、モリーのアコースティック・ギターを随所にフィーチャーしたアレンジと表情豊かに歌うボーカリストとしての魅力も堪能できる。
 ■発掘/再発見お勧め
  ●SF-40158 LILLY BROTHERS & DON STOVER『Bluegrass at the Roots: 1961』 CD(本体\2,450-)\2,695-

 ミッチェル・ビー・リリーとエバレットによるリリー・ブラザーズは米国北部ボストン方面のブルーグラス発展に尽くし、日本でもそのオールドタイ ミーなブラザー・デュオと、ダウンホームなトラッドグラスで60年代に大きな人気を得た。本作は1961年に、 マイク・シーガーのプロデュースのもと、初めてフォークウェイズから発表された超名盤とされる作品。オリ ジナル・アルバムに2曲の未発表を加え、マイクのオリジナル・テープからのリマスター、24頁に及ぶディック・スポッツウッドのライナーノーツ。ジョー・バルやビル・キース、ピーター・ローワンら、北部の若者たち に本物の「マウンテン・ミュージック」を聴かせ導いた彼ら、2002年にIBMA名誉の殿堂入り(ムーンシャイ ナー誌02年11月号参照)にはアワード・ショウのフィナーレでビルやピーターらに囲まれてビーとエバレットが"Little Annie"を懸命に演じ唄った。…嬉しかった。
  ●SF-40175 THE COUNTRY GENTLEMEN『Going Back to the Blue Ridge Mountains』 CD(本体\2,450-)\2,695-

 カントリー・ジェントルメンがフォークウェイズ・レコードに残した最後の1枚。このアルバム、何故か67年4月に『Country Gentlemen in Concert』というタイトルで日本だけで発売され、のち73年にようやくアメリカでも発売されたといういわくつきのもの。しかもLPではベースが全く聴こえてこずトリオでの演奏ではないかといわれたこともあったが、どうやらエド・フェリスが入っているようである。キングストン・トリオをおちょくったヴァージョンも含めて、カントリー・ジェントルメン本来のパワー、エネルギー、疾走感に満ち溢れた演奏は見事の一言、こんな演奏ができるのは彼らしかいなかったし、これからも現れることはないだろう。  チャーリー・ウォーラー、ジョン・ダフィ、エディ・アドコック、3人の異能のミュージシャンが集まったところに生まれた奇跡がこうしたかたちに残された、絶頂期カントリー・ジェントルメンの貴重極まりない記録である。
  ●JSP-5202 V.A.『 Protobilly: The Minstrel & Tin Pan Alley DNA』3CD(本体\3,850-)\4,235-

 初期のヒルビリー音楽は19世紀のニューヨークの音楽産業の中心だったティンパンアレーや白人が黒人に扮して演じて人気を博したミンストレル・ショーによって広まった流行歌が起源の物が多くあり、初期のジャズと共通するレパートリーも多い。ここではエディソン発明のシリンダー録音からSP盤、LP、CDの各時代に亘って、様々なミュージシャンによって演じられた、ミンストレルやティンパンアレーのDNAを持つカントリー、ブルーグラス、ジャズ、ブルース、白人と黒人を織り交ぜた、これまでにリイッシュされたことの無い42曲を含む、全81曲を集めたアンソロジー。、76ページのブックレットには曲の注釈、楽譜のカバー、写真やグラフィック、オールドタイム・ミュージシャンで音楽史家として知られるヘンリー・H・サポズニック、ブルーグラス・アンリミテッド誌のレビューで知られるディック・スポッツウッドによるディスコグラフィ、キャロライナ・チョコレート・ドロップスのドム・フレモンによる伝記「The American Songster」が収録されています。"Are You From Dixie?#では1915年のビル・マーレィ&アービン・カウフマン、1947年のグランパ・ジョーンズ他、様々な聞き比べが出来るのも大変興味深い。
 ■映像おすすめ
  RCSI-BGCSC『BLUEGRASS COUNTRY SOUL DVD+BLU-RAY COMBO-SET』税送料込\7,920- 

 1971年のキャンプ・スプリングのフェスを収めた映画『ブルーグラス・カントリー・ソウル』完成から50年を記念して4K画面にてレストアする資金調達の為、500セット限定でリリースされた『GOLDEN ANNIVERSARY, LEGACY EDITION BOX-SET』が目出度く完売、ご協力頂いた皆様、制作者に成り代わってお礼申し上げます。つきましては買い漏らされた皆様のために、こちらも限定でDVDとBLU-RAYに本編には含まれなかったボーナスDVDを加えたコンボ・セットが、こちらもWEBサイト限定で用意されました。内容は映画本編90分に加えて、本編にフレッド・バーテンステインによる解説のナレーションを加えた物、そして30分のメイキングのドキュメンタリー映像。43分の今回新たに収録されたリッキー・スキャッグス、ビル・エマーソン、大塚章、ロニー・レノ、ミッシー・レインズ他、関係者へのインタビュー映像。(DVDおよびBlu-ray)。今回の為の予告編、ボビー・オズボーンへのインタビュー音源。ボーナスDVDとして最新のデル・マッカリー、サム・ブッシュ、J.D.クロウ、エバレット・リリーJr.へのインタビューと写真がセットになっています。
  ●BBR-MULLINS JOE MULLINS & RADIO RAMBLERS『ENTERTAINER OF THE YEAR』DVD(本体\3,150)\3,465-

 ストレイトなブルーグラスでIBMA年間最優秀エンターテイナーに輝くジョー・マリンズ&ラジオ・ランブラーズの最新映像集。全19曲中最新の『FOR THE RECORD』(BBR-0908)から6曲他、オズボーン・ブラザーズ・メドレー他、貫禄のパフォーマンスが楽しめる。新曲"Bacon In My Beans"のPVのボーナス映像付。
 楽器関連作品
 ■バンジョー
  ●REB-8006 VARIOUS ARTISTS 『True Bluegrass Banjo』CD(本体\1,800-)\1,980-

 カントリー・ジェントルメンで来日したビル・エマーソンの十八番"Sweet Dixie"を皮切りにラルフ・スタンレー、ドン・レノ&エディ・アドコック、J.D.クロウ、ソニー・オズボーン、アラン・マンデ、ジミー・アーノルド、サミー・シーラー、テリー・バウカム、ネッド・ルベレッキというレベル社所属の各プレーヤーの代表曲が収められて御手頃価格で、個性的な名プレイヤーが、これだけ揃うと圧巻!!  
 ■マンドリン
  ●MH-1943 MARK STOFFEL 『Coffee & Cake 』CD(本体\2,450-)\2,695-

 1999年11月、ウィル・マリングとともに来日ツアーしたマーク・ストッフェルのチョー繊細な、美しいマンドリン、2008年制作アルバム『One-O-Five』(RCSI-1126)CDに続くマウンテン・ホームからのデビューとなる最新作。自宅のあるイリノイ州南部周辺のミュージシャンに加えて、さまざまなゲストを迎えたオール・インストゥルメンタル・コレクション。愛器の初期のギルクリスト・マンドリン(#105)を駆使して素晴らしいトーンとフレイ3ジングを披露している。
  ●ROU-00579 SIERRA HULL『25 Trips』CD(本体\2,600-) \2,860-

 ブルーグラスからスタートして革新的なマンドリン・スタイルをボーカルを武器に新たな音楽をクリエイトし続けるシエラ・ハル、グラミーにノミネートされた前作『Weighted Mind』(ROU-9166)に続くラウンダーからの第4作。共作含む全曲オリジナル。アコースティックの響きを活かした広がりのある音世界に加えて、パーカションを加えた創造力溢れる展開も魅力。彼女の多様な音楽性を目の当たりにした。
 ■フィドル
  ●REB-8007 V.A.『True Bluegrass: Fiddle』CD(本体\1,800-)\1,980-

 ブルーグラス・インディーズの老舗レベルレコードの豊富な音源から選りすぐったフィドル・インスト集。ジェイムズ・プライスの美しい"Soldier's Joy"ではじまり、ケニー・ベイカー"Dry &Dusty"、オールドタイムの伝統を引き継ぐアート・スタンパー“Goodbye Girls I'm Goin\g To Boston”他、廉価フィドルコンピレーション20曲集。20世紀フィドルのさまざまなスタイルが手軽に楽しめる廉価作品ではある。
 ■ギター
  ●ACD-85 DAVID GRISMAN & TONY RICE『Dawg and "T" - Live at Acoustic Stage』2CD(本体\2,950-)\3,245-

 マンドリンのデビッド・グリスマンとフラットピッキング・ギターのトニー・ライス、70年代以降のアコースティック・ミュージックをクリエイトしてきた二人の偉大なミュージシャンによる1997年ノース・キャロライナ州ヒッコリーのアコースティック・ステージに於けるにライブ音源集。トーン・ポエムに収録されていたフイドル・チューン、ブルーグラスやジャズの有名曲に加えて、グリスマンの "Dawg's Rag", "Fanny Hill"やトニー・ライス "Devlin'"がデュオ・スタイルで演じられているのは貴重。 
 楽器、その他……
  ●OTF-2 KENNY BAKER『Plays Bill Monroe"』TAB(本体\1500-)\1,650-限定入荷!!

Road to Columbus/Brown County Breakdown/Lonesome Moonlight Waltz/Jerusalem Ridge/Monroe's Hornpipe/Cheyenne/Big Sandy River/Wheel Hoss他全12曲

 70年代にブルーグラス・フィドルの頂上を極めたケニー・ベイカーの大名盤“Plays Bill Monroe”(CO-2708 CD\2,654-)のフィドル楽譜とタブ譜集が検定入荷。ビル・モンローをゲストに絶頂期の録音であり、この曲目!!には問答無用のモンロー&ベイカー美学がギッシリと詰っている。楽譜だがタブ譜もあるので、是非マンドリン奏者にもトライして頂きたい。正統派、ブルーグラス・インストの真髄が丁寧にお勉強できるコピー譜である。売り切れ御免!! 
  ●CO-2705T2 KENNY BAKER『TAB FOR Master Fiddler』TABのみ(本体\1,800-)\,1,980-

 マンドリン弾きや五線譜に馴染みの無い人に朗報です。以前にスコアのみで発売されたケニー・ベイカーの『Master Fiddler』(CO-2705 CD\2,695-)のフィドル・パートの全てのタブ譜集です。ベイカーはビル・モンロー音楽の枠組みの中で完璧な一典型を創り上げた。ここに、その中のブルーグラス・フィドル・チューンの醍醐味を学ぶ事が出来る。簡易製本。
 ■楽器、パーツ、その他
  ●MISC-P118G『バンジョー・テイルピース・オールド・プレスト・ゴールド』(本体\8,600-)\9,460-

 ゴールド仕様のバンジョー・オーナーに吉報です・ゴールドのオールド・プレスト・タイプのテイルピース入荷しました。この機会にどうぞ。 
☆☆ビー・オー・エム・サービス(御注文は:TEL 0797-87-0561:FAX 0797-86-5184:E-MAIL order@bomserv.comにて承ります。☆☆