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Today's topic No. 016
  2016/9/7

米国ブルーグラス界で現在、もっともトラディショナルなブルーグラスが歌えるシンガーのひとり、ジュニア・シスクの最新作はマウンテンハートのスーパーピッカー、アーロン・ラムジーのプロデュース。現在ブルーグラスのバードトライビングな乗りをバックに、アパラチア・ネイティブの素晴らしいボーカルをご賞味あれ。
 


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MFR-160527 JUNIOR SISK & RAMBLERS CHOICE『Poor Boy's Pleasure』CD(本体\2,450-)\2,646-

Lonnie Ray/Longneck Blues/Hang A Wreath/Land On Our Feet/In This World But Not Of It/Jimmy, JD and Paul/Walking In The Blueridge/I Watched You Go/Poor Boy's Pleasure/Cold In Carolina/What About Me Lord/Ain't Gonna' Work Tomorrow.

 現在の米国ブルーグラス界でもっともトラディショナルなブルーグラスが歌えるシンガーといえば、別格にデル・マッカーリー(デルはトラッドというよりモンローやフラットのように独立した存在と化しているが)を置いてみると、ダン・ペイズリーとこのジュニア・シスクがすぐに思い浮かぶ。

惜しいことに、スタンレー由来のジェイムズ・キングは今春、亡くなった。もちろん、トラッドシンガーなどというくくり自体がこの20世紀に機能するか否かは別にして、だが。

……どこが?と言われても困るのだが、ダンはアパラチアの山から都会へ出ざるを得なくなった寂しい男を、そしてジュニアはアパラチアの山に留まらざるを得ない寂しい男を歌うことができる……という説明ではいかがだろう。

 「貧者の一灯」とでも訳そうか、ジュニアの最新作はなんと!マウンテンハートのスーパーピッカー、アーロン・ラムジーのプロデュース。2枚のソロアルバムが評判の良かったジェイソン・デイビスをバンジョーに、ジェイミー・ハーパー(fd)、ジョナサン・ディロン(md)、カメロン・ケラー(bs)……、なんでこんなに名前も知らない連中が強烈に上手いのだ!?などといっても始まらない。もう20世紀ではないんだ。

われわれはこのJ.D.クロウとトニー・ライスがセットしたニューサウス系ドライブを楽しむしかない。かつてのシスクのヒット曲“A Far Cry From Lester & Earl”ラインの新曲、“Jimmy, JD and Paul”(ティム・スタッフォードとバリー・ベイルズというユニオンステーションコンビの作)、そして最後にはカーターファミリーからフラット&スクラッグスで知られる“Ain't Gonna' Work Tomorrow”の超ドライビングブルーグラス……どの曲もジュニア・シスクのトラッドボイスにしっくりとくる、アーロンの抑えたプロデュースが素晴らしい!!
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