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Today's topic No. 020
  2016/9/14

やわらかなベルベットボイスを持つ、ふたりの娘の子育てを終えた女性がさわやかにアパラチアやブルーリッジの生活を歌う、アイリーン・ケリーのブルーグラス最新第2作(アコースティックカントリー作品含む4作目)。元ケンタッキーサンダーのマーク・フェイン(bs)のプロデュースで、ブライアン・サットン(g,clawhammer bj)、ステュアート・ダンカン(f)、アダム・ステッフィ(m)、スコット・べスタル(bj)、ランディ・コーアズ(db)がバックバンド、コーラス陣には同系の声主クレア・リンチやデイルアン・ブラッドリー……、とても落ち着いた素敵な女性ブルーグラス作品だ。

 


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MFR-160617 IRENE KELLEY『These Hills』CD(本体\2,450-)\2,646-

Carolina Wind/Coal Train/These Hills/Johnson's Hardware Store/Up in Those Blueridge Mountains/Fallin' Away/Lester's Song (These Are the Eyes)/Leanin' on the Good Times/Moonlight is Falling/Do You Think of Me/Before You Call Me Home.

 ふたりの娘を育て終え、戻ってきたベテラン女性ブルーグラッサー、アイリーン・ケリー、北部アパラチアのペンシルバニア州ラトローブ出身。

 祖父は17歳でポーランドから移民としてやってきて炭鉱で働き続け、80年代にブラックラング(黒肺塵症)で亡くなったという実話をタイトル曲にした前作『Pennsylvania Coal』が高い評価を受けたアイリーン、ブルーグラス最新第2作(アコースティックカントリー作品含む4作目)。

 1970年代以降、エミルー・ハリスらによって確立されたカントリー/フォークのデリケートで甘く抑制されたボーカルの持ち主で、1989年にはMCAからのメジャーデビューを果たすもののアルバム発表には至らなかったというが、ソングライターとしてアラン・ジャクソンやロレッタ・リン、ザ・ホワイツをはじめメジャーカントリーや、オズボーンブラザーズやロンダ・ビンセント、スティーブンス・シスターズなどブルーグラス界でも高く評価されているという。

 1980年代にはビーンブロッサムやクリンチマウンテンのフェスなどでも歌ったというし、19歳のときに仲間のブルーグラッサー達がバージニアやノースカロライナ、テネシーの歌ばかり歌うのに反発して自身のペンシルバニアを歌った曲“Pennsylvania Is My Home”を作曲、注目を浴びたことからソングライティングに目覚めたというブルーグラス出身者。

 本作でもロニー・ボウマンやビリー・スミス、ジョン・ワイズバーガー、ピーター・クーパーやトム・ジャッツといった素晴らしいライターらとの共作のオリジナル曲集である。

 感動的なドラマ性はあったもののバンジョーレスだった前作と比して、今回はストレートなブルーグラス編成。

 女性ブルーグラスバンドにはお勧めの曲が一杯だ。

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