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Today's topic No. 075
  2017/9/6
 
90年代のブルーグラス・シーンを席巻したロンサム・リバー・バンドの21枚目、サミー・シーラーがバンドを率いてから12枚目となる作品。





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●MH-1685 LONESOME RIVER BAND『Mayhayley's House』CD(本体\2,450-)\2,646-

Wrong Road Again/As Lonesome As I Am/Mayhayley’s House/Old Coyote Tow/Blackbirds And Crows/Ida Red/Diggin’/As The Crow Flies/Lonesome Bone/Think I’m Gonna Be Alright/Feels Real Good Goin’ Down/Hickory Hollow Times and County News/Fly Around My Pretty Little Miss全13曲

 90年代のブルーグラスをリードしたロンサム・リバー・バンド(LRB)、サミー・シーラーがバンド・リーダーになって以降、よりオーセンティック志向にソリッドなブルーグラスを演じ続けている。

 ナッシュビルからの誘いを受けながらも、オールドタイム、アパラチアン・トラッドの宝庫であるバージニア州メドウズ・オブ・ダンを本拠にフルタイムでバンドを維持するという並大抵では無い苦労をしながらも、ブルーリッジの真ん中に住み続けるサミーの音楽に向き合う姿勢に共感を覚える。

 ブランドン・リックマン(g)、マイク・ハートグローブ(f)、バリー・リード(bs)、ジェシー・スマザーズ(m)というメンバー。

 タイトル曲はジョージア州の女性弁護士、政治活動家、助産婦でフォークシンガー、千里眼で失せ物を見つけ出すというメイへイリー・ランカスターに捧げらており、彼女はジョージア州コウェタ郡の殺人事件を担当、後にジューン・カーター・キャッシュの出演でテレビドラマとして取上げられた。

 クリスタル・ゲイルのヒット曲でジョー・バルのハイロンサム・バージョンで知られる"Wrong Road Again"、ウエスタン・スウィングの"Ida Red"は同郷のロスト&ファウンドのアレンジで、チャーリー・プライドの"Hickory Hollow Times and County News"、ブランドンの甘いボーカルをフィーチャーしたドン・ウィリアムスの"Old Coyote Tow/Blackbirds And Crows"等々、カントリーのLRB流ブルーグラス。

 サミーのドライブ感が半端無い、ショーン・キャンプ作の典型的ブルーグラス・ソング"As Lonesome As I Am"やフィドル・チューン"Fly Around My Pretty Little Miss"もファンには嬉しい。バンジョーのロールに身を委ねているだけで心地よいブルーグラス。


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