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Today's topic No. 348
  2020/01/22
 
 
 90年代のブルーグラス・シーンを席巻したロンサム・リバー・バンドのリード・ボーカリストとして又、カントリーのメジャーヒットも手掛けるソングライターとしても知られるロニー・ボウマンの最新作。アコースティック・カントリーといつた趣の自作曲と渋めのブルーグラス曲カバーという構成がオーセンティック・ブルーグラスにも嬉しい。

 





●EMG-10225 RONNIE BOWMAN CD(本体\2,450-)\2,695-

Alabam (with Del McCoury & Bobby Bare)/Hey Lord It's Me/Hit Parade Of Love/I'd Rather Be A Memory/Looking For A Reason/Love Of The Mountains/Matterhorn/Gonna Be Raining When I Die/Simple Man/Music Of The Mountains/Truck Driver's Queen/You Cut The Ties全12曲

 90年代のブルーグラス・シーンを席巻したロンサム・リバー・バンドのリード・ボーカリストとして又、カントリーのメジャーヒットも手掛けるソングライターとしても知られるロニー・ボウマンの最新作。

 アコースティック・カントリーといつた趣の自作曲と渋めのブルーグラス曲カバーという構成がオーセンティック・ブルーグラスにも嬉しい。

 5度進行のカウボーイ・コパスの"Alabam"はオウブリー・ヘイニーのご機嫌なフィドルのイントロに導かれてカントリーの大御所ボビー・ベアとデル・マッカリーとのボーカルを分け合うのに加えてダン・ティミンスキー(m)、ワイアット・ライス(g)、スコット・ベスタル(bj)、ジミー・スチュアート(d)が楽器のバトルを繰り広げる。

 デルとダン・ティミンスキーとのコーラスでジミー・マーチンの"Hit Parade Of Love"。上記のメンバーにジェフ・テイラーのアコーディオンとスティーブ・ブリュースターの趣味の良いスネアによる美しい"Hey Lord It's Me"、ステュアート・ダンカン(f)とオーブリーのマンドリンの掛け合いが美しい"I'd Rather Be A Memory"、ショーン・キャンプとの共作"Looking For A Reason"ではロブ・マッカリー(bj)とフラット&スクラッグスを髣髴させるメロディが秀逸。

 ロスト&ファウンドのアレン・ミルズ作でラリー・スパークスの名唱が印象深い"Love Of The Mountains"ではデル・マッカリーとガーネットのコーラスとロブのJ.D.クロウを髣髴させるソリッドなバンジョーが魅力。エマーソン=ローソン時代のカントリー・ジェントルメンの雰囲気を湛えた"Matterhorn"、ピート・ゴーブル&ボビー・オズボーン作の"Gonna Be Raining When I Die"てはスティル・ドライバーのメンバーからソロに転向して大成功を収めたクリス・ステープルトンを迎えて、ワイアット・ライスのトニーと見紛うギターも冴える。

 同じくクリスとのデュオでジョン・ジャービス(piano)、チャド・クロムウェル(drums)といった超一流スタジオ・ミュージシャンを迎えた"Simple Man"、スコット・ベスタル(bj)、オウブリー・ヘイニーの好演が光る。

 クロウハンマーを加えた牧歌的な自作曲"Music Of The Mountains"、オールド・ファンには嬉しいムーア&ネピアの"Truck Driver's Queen"。

 しっとりとした曲調でメジャーヒットを狙えるような"You Cut The Ties"もブルーグラス・ミュージシャンが良い仕事をしている。

 超一級プレイヤーを従えたお馴染みのブルーグラス・スタンダードの素晴らしさもさることながら、バラエティに富んだ曲調を見事に唄い分けるオリジナル曲も素晴らしい。

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