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Today's topic No. 477

  2021/07/07


 2年後にバンド・リーダーとしての役割を終えると宣言したドイル・ローソン率いるクイックシルバー、『Live In Prague Czech Republic』に続くビリー・ブルー移籍第2作。

 





●BBR-2375 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『Roundtable』CD(\2,450-)\2,695-税込

I'll Take The Lonesome Every Time/You Ain’t Heard Lonesome Yet/Old Man Winter/Would You Carry Me/Lazy Whipporwill/Every Now And Then/Long Time Lonesome/In Those Days/Between The Lines/Sad Attack/That Train Don’t Stop Here Anymore/A Little More Faith In Jesus全12曲

 2年後にバンド・リーダーとしての役割を終えると宣言したドイル・ローソン&クイックシルバー(QS)、『Live In Prague Czech Republic』(BBR-1051 \2,695-)に続くビリー・ブルー移籍第2作。

 前作では80年代以降のブルーグラス・シーンを席巻したコンテンポラリー・ソリッドの推進者の面目躍如といつた趣で、パワフルかつ安定したサウンドで圧巻のパフォーマンスを繰り広げていたが、ここでは、ドイル(m,v)、ジェリー・コール(bs,v)、エリ・ションソン(bj,v)、ベン・ジェームス(g,v)、スティーヴン・バーウェル(f)というメンバーによる、ぐっと落ち着いた雰囲気で楽曲の良さを前面に押し出したサウンドが魅力。

 アルバム・タイトルとカバー写真が示すようにドイルとスティーブンを除く全員のリードボーカルをフィーチャーした非常に民主的な構成。

 ルー・リード、スティーブ・ガリーを始めとして歴代のリード・ボーカリストがハイ・テナーでハイ・パワーで圧倒するタイプが主流だったが、ここでは柔らかいバリトン・ボイスとドイルのスウィンギーなマンドリンをフィーチャーした"Lazy Whipporwill"、グレン・ダンカンとレーベル主宰のジェリー・サリー作"I'll Take The Lonesome Every Time"(ここではドイルのモンロー・フレーズが聞ける)、ピナクル・ボーイズが『High Lonesome Bluegrass』で取上げていた"Long Time Lonesome"、エリ・ジョンソン作のハイロンサムな"Sad Attack"等、ジェリー・コールが2曲のオリジナルを含む5曲でリードボーカルを務める。

 ドナ・ユリシーとリック・スタンレー作"You Ain’t Heard Lonesome Yet"、以前にQSに"Sadie's Got Her New Dress On"を提供しているコニー・レイ作"In Those Days"他1曲ではベン・ジェームスの伸びやかなハイ・トーン・ボーカルが聞ける。

 スティーブ・グッドマン作のウェスタン・スウィング曲"Between The Lines"はマット・フレイクのボーカルにて。ラストは得意のアカペラのゴスペル曲"A Little More Faith In Jesus"で締めくくる。
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