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Today's topic No. 565
  2022/12/08


 「物心ついたときから、父と一緒にレコードを作りたかったんだ」というビリー・ストリングスの夢を叶えた作品。


 


●ROU101798 BILLY STRINGS『Me/and/Dad』CD(\2,450-)\2,695-税込

Long Journey Home/Life To Go/Way Downtown/Little Blossom/Peartree/Stone Walls and Steel Bars/Little White Church/Dig A Little Deeper (In The Well)/Wandering Boy/John Deere Tractor/Frosty Morn/I Haven’t Seen Mary In Years/Little Cabin Home On The Hill/Heard My Mother Weeping全14曲

 ビリー・ストリングスが2歳の時に実父が薬物中毒で亡くなった後、父親となったテリー・バーバー、「物心ついたときから、父と一緒にレコードを作りたかったんだ」というビリー・ストリングスの夢を叶えた作品。

 ドック・ワトソンやビル・モンローの曲からセイクレッド、トラッドの14曲の名曲が収められている。

 今年初め、ビリーはノンストップのツアースケジュールの中、故郷ミシガンから父親を呼び寄せ、ベースのマイク・バブ、マンドリンのロニー・マッカリー、バンジョーのロブ・マッカリー、バイオリンのマイケル・クリーブランドといったオールスターのバンドとともにナッシュビルのサウンド・エンポリアム・スタジオで録音。

 ジェリー・ダグラス(d)とジェイソン・カーター(f)も参加、ブルーグラスのスタンダードを父親と共にストレートに演じた作品。

 ロニーとロブ、マイク・バブという創立時のデル・マッカリー・バンドにビリーという鉄壁のリズムに乗った"Long Journey Home"を皮切りにジェリー・ダグラス(d)の情感溢れるイントロにのって義理の父親であるテリーが切々と歌い上げるジョージ・ジョーンズの"Life To Go/Way"、ビリーお得意のドック・ワトソンのナンバーから"Way Downtown"や"Peartree"、Dig A Little Deeper In The Wellハイロンサム感漂うテリーのテナー・ボーカルが秀逸なスタンレーの"Stone Walls and Steel Bars"や今時のブルーグラスでは聞けない枯れたボーカルによる"Little White Church"、マック・ワイズマンが"Where's my Boy Tonight"として取上げていた"Wandering Boy"、ビリーがラリー・スパークスになり切ったという趣の"John Deere Tractor"、ビリーのクロウハンマー・バンジョーによる"Frosty Morn"、ビル & ジェームス・モンローが『Father & Son』の1曲目で取上げていた"I Haven't Seen Mary In Years"、マイケル・クリーブランドのすすり泣くフィドルをはじめとしてお手本通りの正しいブルーグラスに仕上げられた"Little Cabin Home On The Hill"、母親のデブラを加えたトリオ・コーラスによる"Heard My Mother Weeping"まで、ブルーグラスの枠をどんどん広げて新たな客層を取り込んでいるビリー・ストリングスが足元をしっかり見据えた作品。
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