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NEW ARRIVALS 0112 2001/12/28
INDEX
[VHS VIDEO NEW RELEASE]
[BLUEGRASS NEW RELEASE]
[BLUEGRASS REISSUES AND DISCOVERIES]
[DVD NEW RELEASE]
[OLDTIME REISSUES AND DISCOVERIES]
[COUNTRY REISSUES AND DISCOVERIES]
[VHS VIDEO NEW RELEASE]
今回入荷の下記2タイトルのDVDについては、いずれも「リジョン・コード1」に設定されているため日本では見られません。VHSのみ取り扱いいたします。
●『O Brother, Where Art Thou?』TOUCH-1667 VHS 103分 \3,800
サントラ盤(UNI-170069\2,650)が300万枚の大ヒットを記録し、今年度最大の話題をさらった映画『オー・ブラザー!』の輸入盤ビデオ。10月下旬から日本各地でも順次公開され、単館ロードショーの記録を塗り替えそうなヒットを記録、コーエン兄弟の作ったストーリーと、アメリカン・ルーツ・ミュージックを見事に生かしたT・ボーン・バーネット制作の音楽が一体となって、見ごたえのある作品となっている。字幕なし、南部なまりの英語が聴き取りにくい、という点はさておいて、まず、見て、聴いておきたい作品。

●『Down From The Mountain』ART-12225 VHS 約100分 \4,800
映画『オー・ブラザー!』のサントラに参加したアーティストたちが、2000年5月、ナッシュヴィルのライマン公会堂で開催されたベネフィット・コンサートに結集、このビデオは、そのコンサートの模様を中心に、ドキュメンタリー作家D.A.ペネベイカーが制作した映画のビデオ化。前半に出演者のインタヴューを克明に収録し、中盤以降は、故ジョン・ハートフォードの司会で進行するあったかいコンサートの模様が見事に描き出されている。主な出演者は、ラルフ・スタンレー、エミルー・ハリス、ギリアン・ウェルチ&デヴィッド・ローリングス、アリソン・クラウス+ユニオン・ステーション・フィ−チュアリング・ダン・ティミンスキ、コックス・ファミリー、ザ・ホワイツなど、夫々に素晴らしいパフォーマンスが楽しめるが、とりわけ、ギリアン・ウェルチ、そしてコックス・ファミリーが感動もの。マイク・コンプトンとクリス・シャープがハウス・バンドで全編大活躍している。その一部は、この映画のサントラ盤CD(UNI-170221\2,650)でも聴けるが、サントラ未収録分も多数含まれる。
●『American Roots Music』PALM-3039V VHS4巻セット 220分 \8,800
Episode One:When First Unto This Country/Episode Two:This Land Was Made For You and Me/Episode Three:The Times They Are A-Changin'/Episode Four:All My Children of the Sun 全220分
今秋、公共放送PBSでオンエアされたばかりのドキュメンタリー『American Roots Music』のDVD化。カントリー、オールドタイム、ブルーグラス、フォーク、ブルースからケイジャン/ザディコ、テックス・メックスさらにはネイティヴ・アメリカン・ミュージックまで、文字どおりアメリカン・ルーツ音楽のすべてを4時間で一望してみせる大作。19世紀新大陸に持ち込まれた音楽からジャズ、ブルースそしてオールドタイム・ミュージックが生まれ、時代と共に変化していった過程を、夫々の音楽の歴史を辿りながら解きほぐしていく。ブルーグラス/カントリー関係では、アール・スクラッグス、リッキー・スキャッグス、マール・ハガード、マーティ・スチュアートなどのインタヴューと、ジミー・ロジャース、ビル・モンロー、フラット&スクラッグス(スクラッグスの昨夏の最新映像も)、ハンク・ウィリアムズ、アーネスト・タブ、レフティ・フリゼルなどのライヴ・フィルムをつないで、その流れを解説してみせる。演奏シーンにインタヴューがかぶさってきて、各曲を完全に聴く(見る)ことができないのが残念ではあるが、きわめて珍しい映像も多く、歴史のお勉強とあわせて十分に楽しめる。夫々のエピソードは約55分にまとめられ、エピソード1と2ではブルース、カントリー、オールドタイム、ブルーグラスが、エピソード3はブルース、ゴスペル、フォーク(モダン・フォーク)、そしてエピソード4はケイジャン、テックス・メックス、ネイティヴ・アメリカンがメインとなっている。100年以上にわたる歴史を明快に解き明かした構成は、アメリカン・ルーツ音楽史研究の第一人者チャールズ・K・ウォルフ博士の手になるもの、そして全編のナレーションはクリス・クリストファーソン。(PALM-3039D 2DVD \8,800)もある。
[BLUEGRASS NEW RELEASE]
●RICKY SKAGGS『History of the Future』SKFR-1003 CD\2,750
Shady Grove/Your Selfish Heart/Dim Lights Thick Smoke/The Old Home/Road To Spencer/Sawin' On The Strings/Mother's Only Sleeping/Too Far Down To Fall/Halfway Home Cafe/One Way Track/Rollin' In My Sweet Baby's Arms 全11曲
クラシック・ブルーグラス復興の旗手として、その先頭を走り続けるリッキー・スキャッグスのブルーグラス・シーン復帰後の最新第4作。IBMAアウォード・ショウでの圧倒的迫力のパフォーマンスも記憶に新しい"Shady Grove"のキック・オフから、フラット&スクラッグス・ソングを軸に、オリジナル曲もまじえてケンタッキー・サンダーの分厚いサウンドで、完璧のブルーグラスを演出してみせるあたりは見事という他ない。クラシックのリメイクはほどほどに、もっと本気で新しいものを見せてほしい、という声もずいぶんとあるようだが、それはそれとして、夫々の曲に細やかな仕掛けをほどこしながらここまでパーフェクトに演じきってしまわれると、脱帽するしかないだろう。バックはケンタッキー・サンダーに加えて、スチュアート・ダンカン、ジェリー・ダグラス。

●BENNY MARTIN『The "Big Tiger" Roars Again(Part 2)』OMS-25080 CD\2,750
One Way Or The Other/Each Day/On My Way(with John Hartford)/Me & My Fiddle/Slim Chance(with Crystal Gayle)/Another World Ago(with Alison Krauss)/Too Careless To Know/Five By Eight(with The Reno Brothers)/Tennessee Moon/Hillman(with John Hartford)/Two O'Clock(with Ricky Skaggs) 全11曲
今年春、惜しまれつつこの世を去った偉大なフィドラー&シンガー、ベニー・マーティンの遺作。先に発売され、彼の復活を強烈に印象づけたパート1(OMS-25010\2,750)と同じ98年秋と99年春に録音されたもの。前作でも豪華なゲストに囲まれた至福の音楽が楽しめたが、今作も、ベニーの死の僅か3ヶ月後にあとを追うようにして亡くなったジョン・ハートフォードをはじめ、アリソン・クラウス、クリスタル・ゲイル、リッキー・スキャッグス、ジェリー・ダグラス、バディ・エモンズ、バディ・スパイカー、レノ・ブラザーズ、バック・ホワイトなど、多彩な顔ぶれを集めてのベニー・マーティン・ワールドが繰り広げられる。得意の8弦フィドルを駆使した"Me & My Fiddle"や独特の節回しのヴォーカル・ナンバーでの存在感、とりわけ、ハートフォードとの"Hillman"でのその強烈なインパクトに圧倒される。

●PAUL BREWSTER『Everybody's Talkin'』CM-2007 CD\2,750
Everybody's Talkin'/'Til the River Runs Dry/Darby's Castle/Kentucky Waltz/Savior, Lord, and Guide/Don't Go/Lord, I Hope This Day Is Good/Teresa's Song/I Just Couldn't Tell You Goodbye/Slowly I'm Falling to Pieces/It Is Finished/Roll Muddy River 全12曲
かつてオズボーン・ブラザーズでハーモニー・シンギンのノウハウを叩き込まれ、いま、リッキー・スキャッグスのケンタッキー・サンダーでリッキーの右腕、コーラスの要として活躍するポール・ブルースターのソロ・デビュー作。オズボーンズ時代から定評のあった唄の上手さにはますます磨きがかかり、とりわけミディアム・テンポのえもいわれぬ美しさは師匠ボビー譲りの見事なもの。バックも、リッキー以下のケンタッキー・サンダーに加えて、アダム・ステフィ、ブライアン・サットン、スチュアート・ダンカン、ジョーイ・ミスカリンなど鉄壁の布陣。さらに、ドリー・パートン、リー・アン・ウォーマックのハーモニーという、何をかいわんやの顔ぶれで悪かろう筈が無い、なんとも贅沢なデビュー・アルバム。マンドリン、ギターの木の響き、アコースティック・サウンドを大切にした優しい音楽が心に染み入る。

●TIM SMITH『The Lonesome Blueridge』TRS-7002 CD\2,750
The Timberline/Virginia Darlin'/Moonlight on the Ocean/The Lonesome Blueridge/Grassy Creek/Billy in the Lowground/Pale Moon/Andrew's Reel/Grey Eagle/Precious Lord, Take My Hand/Big Boy/High Meadows/St. Anne's Reel/Tennessee Waltz/Black Mountain Rag/D Medley:Soldier's Joy-Liberty-Arkansas Traveler-Eighth of January/Bill Cheatum/The Star Spangled Banner 全18曲
ブルーグラス・カーディナルスなどで活躍してきた中堅フィドラー、ティム・スミスのセカンド・ソロ・アルバム。ケニー・ベイカー・スタイルをふまえた、ストレートなブルーグラス・フィドルで、有名曲を中心に真っ直ぐなアレンジで聴かせている。ウェイン・ベンソンの絶妙のマンドリンと久々クレイ・ジョーンズのバリバリ・リード・ギターを軸としたバックアップも、嫌みのない、さっぱりとした仕上がりで、上質のブルーグラス・フィドル集として楽しめる。ファースト・アルバム『Plain And Simple』(TRS-7001\2,750)は、ゴスペルの名曲を、メロディに忠実に文字どおりシンプル&ストレートなフィドルで美しく弾いたもの。
[BLUEGRASS REISSUES AND DISCOVERIES]
●THE OSBORNE BROTHERS『The Essential Osborne Brothers Collection』CMH-8624 CD\2,750
I Can Hear Kentucky Calling Me/You Are My Flower/Dusty Miller/Each Season Changes You/Fourteen Carat Mind/Where Did The Sunshine Go/Cherokee Lady/Kentucky Waltz/Last Letter/Bluegrass Concerto/Fair and Tender Ladies/I Always Wanted To Sing in Renfro Valley/Jesse James/We Could/Some Old Day/Sure Fire/Paper Rosie/Take Me As I Am/Rutland's Reel/Midnight Flyer 全20曲
クラシック・ブルーグラスを完璧に蘇らせた『Bluegrass Collection』(CMH-9011\2,750)や、マック・ワイズマンとの共演作『The Essential Bluegrass Album』(CMH-9016\2,750)など、多くの名演を残した、オズボーン・ブラザーズCMH時代(74年から81年、91年)のベスト・コレクション。文句無しのクラシック・スタイルから、オズボーンズならではのプログレッシヴかつアグレッシヴなサウンドまで、複雑精緻なハーモニーと、完璧のインストゥルメンテーションはいま聴いても凄みを感じさせる、流石はオズボーンズ。名曲"I Can Hear Kentucky Calling Me"が収録されたあたりもミソ。

●DON RENO『Founding Father of the Bluegrass Banjo』CMH-8628 CD\2,750
I'm The Talk Of The Town/Dixie Breakdown/Home In The Mountains/Feudin' Banjos/I'm Using My Bible For A Roadmap/Follow The Leader/I Know You're Married/Charlotte Breakdown/Country Box Rock 'N' Roll/Five Foot Two Eyes Of Blue/Are You Missing Me/Dear Old Dixie/I Want To Go Back To The Mountains/Reno Ride/One Morning in May/Banjo Signal/The Lord's Last Supper/Cincinnati Rag/Limehouse Blues/Miss Elsie's Place/Skyline Drive/He's Coming Back To Earth Again/Long Gone/Bye Bye Blues/Take Me Along For The Ride 全25曲
バンジョー・ウィザード、ドン・レノが76年から80年、CMHに残した7枚のアルバムからのベスト・セレクション。パートナーだったビル・ハレルとの作品(16曲)をメインに、トラディショナルからジャズ・チューンまで、ドンの変幻自在のバンジョー・スタイルが実におもしろく聴けるグッド・コンピレーション。この時期、どちらかというと見過ごされてしまう傾向のあったレノ&ハレルではあるが、改めて聴いてみるとやっぱり凄いミュージシャンだったことを実感させられる。ビル・ハレルのヴォーカルも素晴らしいし、成長した息子たち、レノ・ブラザーズのシュアーなサポートもいい。さすがドン・レノ。

●MAC WISEMAN『Most Requested』CMH-8586 CD\2,750
Did She Mention My Name/The Wild Side Of Life/Take Me Back To Renfro Valley(with The Osborne Brothers)/In The Pines/The Bluebirds Are Singing For Me(with The Osborne Brothers)/I'm Using My Bible For A Roadmap/I'll Sail My Ship Alone/Dreaming Of A Little Cabin/May I Sleep In Your Barn Tonight, Mister/Born To Lose/I'll Be All Smiles Tonight/Don't Be Angry/Little Rosewood Casket/These Hands/Oklahoma Hills/Shackles & Chains(with The Osborne Brothers)/House Of The Rising Sun/I'm Just Here To Get My Baby Out Of Jail/The Baggage Coach Ahead/Kentucky 全20曲
その唄の上手さで圧倒的な存在感をみせるマック・ワイズマンのCMH時代、70年代後半の名唱集。ブルーグラス・スタイルとカントリー・スタイルを問わず、その歌唱力の確かさにかけては常に定評あるところではあるが、ここでも、オズボーンズとの共演作やエディ・アドコックとバディ・スパイカーの完璧ブルーグラスと、軽いアコースティック・カントリー・サウンドをバックに、見事なヴォーカルを聴かせている。
[DVD NEW RELEASE]
●『Gather at the River』BMG-80068D DVD 101分 \3,500
PETER ROWAN & HAZEL DICKENS:Shall We Gather at the River/NASHVILLE BLUEGRASS BAND & PETER ROWAN:That High Lonesome Sound/JOHNSON MOUNTAIN BOYS:Duncan And Brady/DOC WATSON:Ramshackle Shack/TIM O'BRIEN & DEL MCCOURY:When I Paint My Masterpiece/NASHVILLE BLUEGRASS BAND:Father I Strech My Hand to Thee/CALIFORNIA:California Traveler/MAC WISEMAN:'Tis Sweet to Be Remembered/RALPH STANLEY:Mountain Folks/BLUEGRASS YOUTH ALL-STARS:Wheel Hoss/TIM O'BRIEN:The Church Steeple/DEL MCCOURY:Queen Ann's Lace/PETER ROWAN & THE PANAMA RED RIDERS:Walls of Time 他全29曲
BMGから発売された1993年のIBMAウィークをドキュメントした秀作ビデオ。久しく入手不可となっていたこの名作が遂にDVD化された。毎年秋ケンタッキー州オウエンズボロ(現在はルイヴィルに移っている)で開催される「The World of Bluegrass」。その素晴らしい模様はムーンシャイナー誌でも毎年大特集しており、また日本からのツアーを含め毎年多くの日本人も参加するのでご存知だろう。オハイオ河沿いのホテル、ホール、公園を舞台に繰り広げられる一大ボランティア・イベントで、ブルーグラス業界見本市、バンド・ショウケース、週末のファン・フェス、ホテル中で続けられる徹夜ジャム、そして世界が注目するIBMAアウォード・ショウ等々、ほとんどのブルーグラス関係者やミュージシャンが集う一週間を記録したドキュメント・ビデオ。ピーター・ローワンが案内役となり、ブルーグラスの真髄を紹介しながら上記の出演者他、全29曲が収められている。ブルーグラス・ビデオとして『High Lonesome』(SHA-604DVD\4,500)と並ぶファン必携のドキュメント・ビデオだ。各バンドによる音楽はほぼ、1曲づつが完全に収録されている。ブルーグラスの現況を映し出す中身の濃い1時間41分。

●『American Roots Music』PALM-3039D 2DVD 220分 \8,800
Episode One:When First Unto This Country/Episode Two:This Land Was Made For You and Me/Episode Three:The Times They Are A-Changin'/Episode Four:All My Children of the Sun 全220分
今秋、公共放送PBSでオンエアされたばかりのドキュメンタリー『American Roots Music』のDVD化。カントリー、オールドタイム、ブルーグラス、フォーク、ブルースからケイジャン/ザディコ、テックス・メックスさらにはネイティヴ・アメリカン・ミュージックまで、文字どおりアメリカン・ルーツ音楽のすべてを4時間で一望してみせる大作。19世紀新大陸に持ち込まれた音楽からジャズ、ブルースそしてオールドタイム・ミュージックが生まれ、時代と共に変化していった過程を、夫々の音楽の歴史を辿りながら解きほぐしていく。ブルーグラス/カントリー関係では、アール・スクラッグス、リッキー・スキャッグス、マール・ハガード、マーティ・スチュアートなどのインタヴューと、ジミー・ロジャース、ビル・モンロー、フラット&スクラッグス(スクラッグスの昨夏の最新映像も)、ハンク・ウィリアムズ、アーネスト・タブ、レフティ・フリゼルなどのライヴ・フィルムをつないで、その流れを解説してみせる。演奏シーンにインタヴューがかぶさってきて、各曲を完全に聴く(見る)ことができないのが残念ではあるが、きわめて珍しい映像も多く、歴史のお勉強とあわせて十分に楽しめる。夫々のエピソードは約55分にまとめられ、エピソード1と2ではブルース、カントリー、オールドタイム、ブルーグラスが、エピソード3はブルース、ゴスペル、フォーク(モダン・フォーク)、そしてエピソード4はケイジャン、テックス・メックス、ネイティヴ・アメリカンがメインとなっている。100年以上にわたる歴史を明快に解き明かした構成は、アメリカン・ルーツ音楽史研究の第一人者チャールズ・K・ウォルフ博士の手になるもの、そして全編のナレーションはクリス・クリストファーソン。VHS4巻セット(PALM-3039V \8,800)もある。
[OLDTIME REISSUES AND DISCOVERIES]
●V.A.『American Roots Music』PALM-2075 4CD+56PAGE BOOK\9,800
[DISC 1:COUNTRY]
American Roots Music Theme*(Ricky Scaggs/Earl Scruggs/James Cotton/Marc & Ann Savoy)/Waiting For A Train(Jimmie Rodgers)/Wildwood Flower(The Carter Family)/Take Me Back To My Old Carolina Home(Uncle Dave Macon)/Wabash Cannonball(Roy Acuff)That Silver-Haired Daddy Of Mine#(Gene Autry)/Sitting On Top Of The World#(Bob Wills)/Uncle Pen(Bill Monroe)/Salty Dog Blues#(Flatt & SCruggs)/This Land Is Your Land#(Woody Guthrie)/Nine Pound Hammer#(Merle Travis)/Walking The Floor Over You#(Ernest Tubb)/If You've Got The Money, I've Got The Time(Lefty Frizzell)/Cold, Cold Heart(Hank Williams)/It Wasn't God Who Made Honky Tonk Angels(Kitty Wells)/Black Mountain Rag*(Doc Watson)/Earl's Breakdown*(Earl Scruggs)/Little Maggie*(Ralph Stanley)/Where Shades Of Love Lie Deep*(Doyle Lawson & Quicksilver)/Stomping Grounds*(Bela Fleck & The Flecktones
[DISC 2:BLUES]
The King Biscuit Time Theme*(James Cotton)/Crazy Blues(Mamie Smith)/St. Louis Blues(Bessie Smith)/Black Snake Moan(Blind Lemon Jefferson)/Screamin' And Hollering The Blues(Charley Patton)/Crossroad Blues(Robert Johnson)/Death Letter Blues#(Son House)/Another Night To Cry(Lonnie Johnson)/Foldin' Bed#(Whistler's Jug Band)/Boogie Woogie Dream(Albert Ammons/Pete Johnson)/Bye Bye Bird(Sonny Boy Williamson)/Shake For Me#(Howlin' Wolf)/Got My Mojo Working(Muddy Waters)/The Thrill Is Gone(B.B. King)/Take A Little Walk With Me*(Robert Lockwood, Jr.)/Henry*(Keb Mo')
[DISC 3:GOSPEL,FOLK]
Joshua Fit De Battle(Fisk Jubilee Singers)/Precious Lord Take My Hand(Thomas A. Dorsey)/Blind Barnabus(The Golden Gate Quartet)/Down By The Riverside(Sister Rosetta Tharpe)/Move On Up A Little Higher(Mahalia Jackson)/Sit Down Servant(The Staple Singers)/Oh Happy Day*(Edwin Hawkins)/This Land Is Your Land(Woody Guthrie)/Goodnight Irene(Leadbelly)/So Long It's Been Good To Know You(The Weavers)/The Soldier And The Lady(The New Lost City Ramblers)/John Henry#(Mississippi John Hurt)/If I Had A Hammer(The Hammer Song)(Peter, Paul & Mary)/We Shall Overcome(SNCC Freedom Singers/Pete Seeger)/The Times They Are A' Changin'(Bob Dylan)
[DISC 4:CAJUN/ZYDECO,TEJANO,NATIVE AMERICAN]
Allons A Lafayette(Joe Falcon/Cleoma Breaux)/Madame Atchen(Amede Ardoin/Dennis McGee)/Port Arthur Blues(Dewey Balfa)/I'm A Hog For You(Clifton Chenier)/Dans La Louisianne*(Marc & Ann Savoy)/Ossun Two Step*(Steve Riley & The Mamou Playboys)/Mal Hombre(Lydia Mendoza)/Muchacha Bonita(Narcisco Martinez)/Rosalito*(Valerio Longoria)/Las Nubes*(Little Joe Y La Familia)/Ring Of Fire*(Mingo Saldivar)/Sorry Boy*(Flaco Jimenez)/Yeibichei Song(Unidentified Performers)Traditional Powwow*(Renzel Last Horse & Kiyaksa)/Jesus Loves Me*(Everette Red Bear/Sandor Iron Rope)/Wounded Knee*(Floyd Westerman)/Enchantment Song*(R. Carlos Nakai)/The Dance(Robert Mirabal) 全68曲 (* indicates new recordings and # indicates archival film sources)
上記ドキュメンタリーのサントラ盤としてリリースされた4枚組ボックス。各テーマごとの選曲の面白さは見てのとおり、しかもアッと驚く仕掛けがたっぷり。フラット&スクラッグスは60年頃の未発表TV録音、カーリー・セクラーが生き生きとしている完璧のヴァージョン、スクラッグスとラルフ・スタンレーは昨年のテネシー州ノリスでの未発表ライヴ、ドク・ワトソンも同じく未発表ライヴなどなど、DVDには収録されなかった曲や、インタヴューがかぶって編集されていたものなどが、生々しい音で聴ける。既発のスタジオ録音盤(ハンクやレフティ、キティ・ウェルズなど)もこれまでとは別物のような立ち上がりで迫力十分。DVDとあわせて、これでアメリカン・ルーツ・ミュージックの歴史をマスターできるという優れもの。レア・フォト満載の56ページ解説書も素晴らしいハードカヴァー書籍仕様の大全集。1枚に編集したハイライト盤(PALM-2074\2,650)もあるが、そちらには未発表曲は収録されていない。

●V.A.『Songs Of The Civil War』CMH-8060 CD\2,450
Cumberland Gap(Leroy Troy)/When Johnny Comes Marching Home(Simon & Verity Grace)/Home Sweet Home(Benny Martin)/Two Little Boys(Simon & Verity Grace)/Grandfather's Clock(Grandpa Jones)/Darling Nellie Gray(Johnny Gimble)/Goober Peas(Arthur Smith)/Aura Lee(Simon & Verity Grace)/Brother Green(Leroy Troy)/Go Down Yonder Moses(Eddie Adcock Band)/Marching Through Georgia(Hoot Hester/Sam Levine)/Write A Letter To My Mother(Leroy Troy)/Faded Coat Of Blue(Laura Weber)/Dixie(Arthur Smith/Benny Martin)/My Pretty Quadroon(Grandpa Jones)/Yellow Rose Of Texas(Tommy Faile)/Maryland, My Maryland(Dick & Jacquie Schuyler)/Listen To The Mockingbird(Paul Warren)/Lorena(Don Ange)/Battle Hymn Of The Republic 全20曲
これもルーツ・ミュージック探求のひとつの結果か、CMHレコードのカタログからの、南北戦争にまつわる曲のコレクション。南軍、北軍夫々の軍歌として知られる曲や。当時のポピュラー・ソングを、オールドタイム・スタイル中心に再現したもの。ベニー・マーティンやジョニー・ギンブル、ポール・ウォーレンなどのフィドル・チューンもまじえて、南北戦争当時のアメリカを再現してみせる。

●V.A.『Autoharp Concerto』CMH-8061 CD\2,450
Autoharp Concerto(Marsha Jones/Joe Maphis)/Red Wing(David Johnson/Marshal Craven/Joe Bumgarner/Eric Ellis)/Loch Lomond(David Johnson/Marshal Craven/Joe Bumgarner)/Kate's Tune(Marsha Jones/Mike Auldridge)/Danny Boy(David Johnson/Marshal Craven/Joe Bumgarner/Eric Ellis)/All Creatures Of Your God And King(David Johnson/Marshal Craven/Joe Bumgarner)/Rose Conelly(David Johnson/Marshal Craven/Joe Bumgarner)/The Banks Of The Ohio(David Johnson/Marshal Craven/Joe Bumgarner/Eric Ellis)/Greensleeves(Marsha Jones/Joe Maphis)/Barbara Allen(David Johnson/Marshal Craven/Joe Bumgarner)/Camptown Races(David Johnson/Marshal Craven/Joe Bumgarner/Eric Ellis)/Autoharp Trilogy(Marsha Jones/Joe Maphis) 全12曲
最近静かな人気(?)を集めているオートハープをフィ−チュアしたアルバム。マルチ・ピッカー、デヴィッド・ジョンソンや、グランパ・ジョーンズの娘マーシャなどのオートハープに、ジョー・メイフィスやマイク・オールドリッジというちと不思議な気もする組み合わせで、トラッドのあれやこれやを美しく聴かせてくれる。オートハープによる演奏自体が珍しい昨今、貴重なコレクションとなっている。
[COUNTRY REISSUES AND DISCOVERIES]
●JIM REEVES『Vol.2, Radio Days』BCD-16282 4CD+24PAGE BOOK\13,750
[CD-1]
COUNTRY STYLE U.S.A.:Stay A Little Longer(intro)/Tweedle O' Twill/Each Time You Leave/I've Lived A Lot In My Time/My Lips Are Sealed/Outro/Stay A Little Longer(intro)/Roly Poly/Have I Told You Lately That I Love You/It Is No Secret/Yonder Comes A Sucker/Outro/Stay A Little Longer(intro)/Each Time You Leave/Everywhere You Go/Where Does A Broken Heart Go?/Yonder Comes A Sucker/Outro/Stay A Little Longer(intro)/Waiting For A Train/Am I Losing You?/My Lips Are Sealed/LEO JACKSON & JIMMY DAY:Steelin' Home/According To My Heart/Outro/Stay A Little Longer(intro)/Waiting For A Train/Four Walls/How Many/Kentucky Waltz/Outro/Stay A Little Longer(intro)/Have I Told You Lately That I Love You/Mexican Joe/Blues In My Heart/I Get The Blues When It Rains/Outro
[CD-2]
COUNTRY STYLE U.S.A.:Stay A Little Longer(intro)/Everywhere You Go/If Heartache Is The Fashion/LOUVIN BROS:While You're Cheating On Me/Home/Outro/Stay A Little Longer(intro)/Dear Hearts And Gentle People/How's The World Treating You/JOHNNY RIVERS:The Long Black Veil/I'm Beginning To Forget You/Outro/Stay A Little Longer(intro)/In A Mansion Stands My Love/If Heartache Is The Fashion/CARL BUTLER:Grief In My Heart/I'm Beginning To Forget You/Outro/Stay A Little Longer(intro)/In A Mansion Stands My Love/I'm Gettin' Better/JORDANAIRES:He Lifted Me/Four Walls
[CD-3]
NAVY COUNTRY HOEDOWN:Intro/Oklahoma Hills/FARON YOUNG:Just Married/Have I Told You Lately That I Love You/Highway To Nowhere/Outro/Intro/Bimbo/BUCK RYAN:Orange Blossom Special/My Lips Are Sealed/JIMMY DEAN:Big Blue Diamonds/According To My Heart/Outro/Intro/If You Were Mine/Have I Told You Lately That I Love You/JIMMY DEAN:Glad Rags/I've Lived A Lot In My Times/BUCK RYAN:Turkey In The Straw/Outro/Intro/Four Walls/Am I Losing You/ERNEST TUBB:I'll Get Along Somehow/Waiting For A Train/Outro
[CD-4]
LEATHERNECK JAMBOREE:Intro/I Get The Blues When It Rains/JORDANAIRES:Baby Won't You Please Come Home/Each Time You Leave/JORDANAIRES:Joshua Fit The Battle Of Jericho/Four Walls/Outro/Intro/Waitin' For A Train/BENNY MARTIN:That's The Story Of My Life/Am I Losing You?/BENNY MARTIN:Look What You Have Done/Two Shadows On Your Window/Outro/TREASURY DEPARTMENT:Intro/Everywhere You Go/Four Walls/I Get The Blues When It Rains/BASIL ADLAM BAND:Sweet Georgia Brown/He'll Have To Go/Outro
「ジェントルマン・ジム」ことジム・リーヴスが、ナッシュヴィル・サウンドの代名詞的存在としてカントリー・ミュージック・シーンに君臨することになる前、50年代のホンキー・トンク・イヤーズの数々のラジオ録音の集大成第2巻(Vol.1はBCD-16274 4CD+24PAGE BOOK\13,750)。カントリー・スタイルUSAやネイヴィー・カントリー・ホーダウンなど、当時の人気番組をそのままパッケージ、黄金期カントリー・ラジオのホットな進行が実に懐かしくも興味深く楽しめる。ファロン・ヤングやルーヴィン・ブラザーズにまじって、カントリー・シンガー時代の故ベニー・マーティンもゲストとして参加、また、当時ジムのバック・バンドの中心となっていたレオ・ジャクソン(el.g)、ジミー・デイ(スティール・ギター)の演奏も見事。ボックス・セットまでは、という方には同じ時期のラジオ録音『I Lived a Lot in My Time』(JASMD-3513\1,980)がお勧め。

●CONNIE SMITH『Born To Sing』BCD-16368 4CD+56PAGE BOOK\13,750
[CD-1]
I'm Ashamed Of You/The Threshold/Once A Day/Darling, Are You Ever Coming Home/I Don't Love You Anymore/The Hinges On The Door/Tell Another Lie/Don't Forget(I Still Love You)/Tiny Blue Transistor Radio/The Other Side Of You/Then And Only Then/It's Just My Luck/Senses/I Can't Remember/Will The Real Me Please Stop Crying/Even Tho/Love Is No Excuse/Not 'Til You Came Back To Me/Two Empty Arms/I Can Stand It(As Long As You Can)/I'll Be There(If You Ever Want Me)/I Thought Of You/I Can Turn Your World Around/More To Love Than This/House Divided/Holdin' On/If You Won't Tell/If I Talk To Him/I Don't Have Anyplace To Go/Everybody's Gotta Be Somewhere/Same As Mine/Holdin' On
[CD-2]
Nobody But A Fool(Would Love You)/I'll Never Get Over Loving You/Go Ahead And Make Me Cry/In My Baby's Arms Again/For Better Or For Worse/Ain't Nothin' Shakin'(But The Leaves)/Where Could I Go But To The Lord/Farther Along/When God Dips His Love In My Heart/He Set Me Free/Wings Of A Dove/I Saw A Man/Just A Closer Walk With Thee/Po' Folks/Four Walls/Cry, Cry, Cry/In The Garden/The Wayfarin' Pilgrim/Keep On Holding To Those Hall Scarred Hands/Satisfied/I Wouldn't Take Nothin' For My Journey/Five Fingers To Spare/Ain't Had No Lovin'/You And Only You/Strange/Go Away Stranger/A Touch Of Yesterday/Born To Sing/Invisible Tears/Paper Roses/I Don't Know Why I Keep Loving You
[CD-3]
I Will/Gone/My Little Corner Of The World/Pas Souvent/J'imaginais Autrement L'amour/Le Jour Et La Nuit/L' Amour N'excuse Pas/Love's Gonna Live Here/Foolin' Around/You Ain't Woman Enough/I Overlooked An Orchid/I'm Little But I'm Loud/Y'all Come/A Sleeping At The Foot Of The Bed/Slowly/World Of Forgotten People/The Hurtin's All Over/It'll Be Easy/I'll Come Running/I'll Come Running/Ride, Ride, Ride/My Own Peculiar Way/Walk Out Backwards/Your Mem'ry Comes Along/Downtown/Born A Woman/The Night Has A Thousand Eyes/That's What It's Like To Be Lonesome/It's Gonna Rain Today/It's Now Or Never/My Heart Has A Mind Of Its Own/City Lights
[CD-4]
On And On And On/Everybody Loves Somebody/That's What Lonesome Is/In Case You Ever Change Your Mind/It Comes And Goes/My Whole World Is Falling Down/It's Not The End Of Everything/Cincinnati, Ohio/I Love You Enough(For Both Of Us)/Only For Me/I'll Come Running/Easy Come Easy Go/I Love You Drops/Don't Feel Sorry For Me/I'll Love You Enough(For Both Of Us)/Burning Bridges/Don't Keep Me Lonely Too Long/There Goes My Everything/Touch My Heart/Walk Through This World With Me/It's Such A Pretty World Today/If Teardrops Were Silver/It Only Hurts For A Little While/How Much Lonelier Can Lonely Be/I'd Rather Be A Fool/Surely/I'm Your Woman/Burning A Hole In My Mind/Baby's Back Again/Haunted Heart/Burning A Hole In My Mind/The Twelfth Of Never
1964年、ビル・アンダーソン作の"Once A Day"で、史上初、新人女性シンガーのデビュー曲がカントリー・チャートのトップを記録するという華々しいデビューを飾り、ナッシュヴィル・サウンド全盛の時代に、ウェルドン・マイリックのスティーリン・サウンドを軸としたストレート・カントリーで絶大な人気を集めたコニー・スミスのRCA初期全曲集。伸びやかで溌剌とした元気印の彼女のヴォーカルと、師ビル・アンダーソンのソング・ライティングそしてカントリーの王道を行くサウンドが一体となった、爽やかカントリーが実に心地よい。

●ELVIS PRESLEY『The Country Side of Elvis』RCA-67990 2CD\4,900
It Wouldn't Be The Same Without You/Blue Moon Of Kentucky/I Love You Because/Just Because/I'm Left, You're Right, She's Gone/I Forgot To Remember To Forget/I'm Counting On You/How Do You Think I Feel/How's The World Treating You/Old Shep/Your Cheatin Heart/(Now And Then There's)A Fool Such As I/There's Always Me/It's A Sin/Guitar Man/Just Call Me Lonesome/You Don't Know Me/After Loving You/Long Black Limousine/I'm Movin' On/I'll Hold You In My Heart(Till I Can Hold You In My Arms)/From A Jack To A King/Kentucky Rain/It Keeps Right On A-Hurtin'/If I'm A Fool (For Loving You)/Release Me/Funny How Time Slips Away/Little Cabin On The Hill/There Goes My Everything/I Really Don't Want To Know/Tomorrow Never Comes/Faded Love/Make The World Go Away/Help Me Make It Through The Night/For The Good Times/Always On My Mind/You Gave Me A Mountain/I'm So Lonesome I Could Cry/Welcome To My World/Take Good Care Of Her/It's Midnight/You Asked Me To/Loving Arms/Talk About The Good Times/There's A Honky Tonk Angel/Fairytale/Green, Green, Grass Of Home/Susan When She Tried/T-R-O-U-B-L-E/She Thinks I Still Care/He'll Have To Go 全51曲
"キング"エルヴィスが唄うカントリー・ソングの集大成51曲集。ビル・モンローの"Blue Moon Of Kentucky"をはじめ、エルヴィスの全作品中でも3本の指に入る71年の名盤『Elvis Country(I'm 10,000 Years Old)』(ジェイムズ・バートン以下のバックアップも完璧!)からの曲を含む、ハンク・ウィリアムズ、ハンク・スノウ、アーネス・タブ他のクラシックから、クリス・クリストファーソンなどの新しいカントリーまで、54年のデビューから76年までの永きにわたってレコーディングされた、エルヴィスが愛してやまなかったカントリー・ソング満載。その圧倒的な唄のうまさ、とりわけバラード・シンギンの見事さに、改めて彼の偉大な才能を認識させられる思いだ。
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