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NEW ARRIVALS 0307  2003/07/29
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[BLUEGRASS NEW RECORDINGS]
[BLUEGRASS REISSUES AND DISCOVERIES]
[FOLK & OLDTIME NEW RECORDINGS]
[FOLK & OLDTIME REISSUES AND DISCOVERIES]
[COUNTRY NEW RECORDINGS]
[COUNTRY REISSUES AND DISCOVERIES]


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[BLUEGRASS NEW RECORDINGS]
●EARL SCRUGGS, DOC WATSON & RICKY SKAGGS『The Three Pickers』ROU-0526D DVD64分 \3,500
[Earl Scruggs with Family and Friends]Earl's Breakdown
[Doc Watson and Richard Watson]Walk On Boy
[Ricky Skaggs and Kentucky Thunder]Road To Spencer
[Earl, Doc and Ricky]Pick Along/Feast Here Tonight/What Would You Give In Exchange For Your Soul?/Don't Let Your Deal Go Down/Who Will Sing For Me?/Soldier's Joy/What is a Home Without Love?(bonus track, DVD only)
[Earl, Doc and Ricky with Alison Krauss]The Storms Are On The Ocean/Down In The Valley To Pray/The Banks Of The Ohio
[Earl, Doc and Ricky]John Hardy(bonus track, DVD only)
[Earl, Doc and Ricky with Ensemble]Katy Hill/Foggy Mountain Top/Roll In My Sweet Baby's Arms 全17曲
●EARL SCRUGGS, DOC WATSON & RICKY SKAGGS『The Three Pickers』ROU-0526 CD\2,750
[Earl, Doc and Ricky]Feast Here Tonight/What Would You Give In Exchange For Your Soul?/Spoken Introduction/Who Will Sing For Me?/Spoken Introduction/Soldier's Joy
[Doc Watson and Richard Watson]Walk On Boy/Daybreak Blues(bonus track, CD only)
[Earl, Doc and Ricky]Don't Let Your Deal Go Down/Pick Along/Spoken Introduction/What Is A Home Without Love?
[Earl Scruggs with Family and Friends]Doin' My Time(bonus track, CD only)/Earl's Breakdown
[Earl, Doc and Ricky with Alison Krauss]The Storms Are On The Ocean/Down In The Valley To Pray/The Banks Of The Ohio
[Ricky Skaggs and Kentucky Thunder]Ridin' That Midnight Train(bonus track, CD only)/Spoken Introduction/Road To Spencer
[Earl, Doc and Ricky with Ensemble]Katy Hill/Foggy Mountain Top/Roll In My Sweet Baby's Arms 全19曲
アール・スクラッグスとドク・ワトソン、ふたりの人間国宝に、ひと世代若いリッキー・スキャッグスが加わったトリオによる、PBSネットワークの音楽番組『Great Performances』シリーズのひとつとして制作されたコンサートの、DVDとCDでのリリース。クラシックの世界の、あの3人の偉大な歌手による「スリー・テナーズ」になぞらえて、「スリー・ピッカーズ」と題されたこのコンサート、ドクの希望で昨年12月、故郷ディープ・ギャップにも近いノース・キャロライナ州ウィンストン・セイレムのR・J・レイノルズ・オーディトリアムで開催されたもの。3人それぞれの、自分のパートナー達とのイントロともいうべき短いセットに続いて、ドクとリッキーのオールドタイム・ミュージックへの愛情、とりわけモンロー・ブラザーズへのオマージュがひときわ目立つプログラミング、そして、どちらかというと脇役にまわった感のあるアールの、マーサ・ホワイトのラジオ・ショウを思い起こさせる曲での見事なギター・ワークなど、みどころ、聴きどころ満載の名人芸が次々とびだしてくる。そしてスペシャル・ゲスト、アリソン・クラウスが加わってのカーター・ファミリー・ソングに、アリソンの当たりナンバー等々。フィナーレは、ファミリー&フレンズとケンタッキー・サンダーからの選抜アンサンブルをバックにしてのホットなブルーグラスで締めるという心憎い構成。DVD、CDそれぞれに別個のボーナス・トラックが収録されているほかに、DVDには1時間余のコンサートと22分のドキュメンタリーが収録されている。
●ALISON KRAUSS & UNION STATION『Live』ROU-0515D 2DVD 210分 \3,500
[DISC 1]Let Me Touch You For A While/Choctaw Hayride/The Lucky One/Baby, Now That I've Found You/Bright Sunny South/Every Time You Say Goodbye/Tiny Broken Heart/Cluck Old Hen/Stay/Broadway/Ghost In This House/Forget About It/Faraway Land/A Tribute To Peador O'Donnell-Monkey Let The Hogs Out/The Boy Who Wouldn't Hoe Corn/Take Me For Longing/I Am A Man Of Constant Sorrow/Maybe/We Hide And Seek/But You Know I Love You/When You Say Nothing At All/New Favorite/Oh, Atlanta/Down To The River To Pray/There Is A Reason 全25曲
[DISC 2]behind the scene footage, Interviews, rare & unreleased photos and more
 昨年秋に発売され、当代最高のブルーグラス・バンドとして自他ともに認めるAKUSがその実力を遺憾無く発揮したライヴ・アルバム、ということで絶賛されると共に、ベストセラーを記録した『Live』(ROU-0515\3,500)のDVDヴァージョン。ブルーグラス&アコースティック・アンサンブルの究極を追い続ける姿勢は素晴らしいの一言。映像によってさらにその魅力、迫力が増している。DISC2に、バック・ステージのショットやメンバー各人へのインタヴュー,フォト・アルバムなどを収録、3時間半以上に及ぶ大作。
●THE OSBORNE BROTHERS『Detroit to Wheeling』PC-1124 2CD \3,500
Shady Lane/Helen/I'm Old Kentucky Bound/Tahoe/Down In The Willow Garden/Lover's Farewell/Big Sandy River/Mansion On The Hill/Pretty Little Maid/Lonesome Wind Blues/Billy And The Low Ground/Love And Wealth/Cherokee Shuffle/Down Where The River Bends/Take These Chains From My Heart/Foggy Mountain Breakdown/You Go To Your Church(And I'll Go To Mine)/Banjo Gospel Medley:I'll Fly Away-You've Got To Walk That Lonesome Valley-Unclouded Day/The Black Sheep Returned To The Fold/The End of the World/Heaven/Rock Of Ages/Gone Home/Eddie Stubbs Introduces Sonny & Bobby/Theme:Shuckin' The Corn/The Hills Of Roan County/Here Today Gone Tommorow/They Sleep Together Now At Rest/Highway Of Sorrow/Who Done It/Theme:Redwing/We'll Meet Again Sweetheart 全31曲
 オズボーン・ブラザーズの50年に及ぶキャリアを自ら振り返る4部作シリーズの第3部。今作は54年のデトロイトでのタクシー運転手などの仕事をしながらブルーグラスを続けるという、経済的にも恵まれなかった時代、そしてレッド・アレンとチームを組むことで認められ、ローカルのラジオ・ショウから、オープリにも匹敵する人気番組だったウェスト・ヴァージニア州ウィーリングのWWVAジャンボリーへと進出した時期、MGMと契約しレコーディング・アーティストとしても成功を収めかけた時代を回顧している。ここではそうした時代を映し出すべく、当時のラジオ・ショウのフォーマットに則した構成を採り入れている。ハイギアのインストをオープニングに、軽快なMCとコマーシャルをはさんでそのときどきの流行り唄そしてゴスペル、再びインストというラジオ・ショウのパターンを踏襲して当時のふたりのレパートリー、公式には録音していない曲を中心に、多くのインストをまじえてたっぷりと楽しませてくれる。ボビーとソニーの音楽に内包される先鋭性、毒気を隠し味に、クラシック・ブルーグラスの醍醐味にすべてを注ぎ込んだ会心作。ジョッシュ・スタイルがシュアーな故ジーン・ウートン(d)、バディ・スパイカー直系のシャド・コッブ(f)在籍時の録音が中心となっている。そして今回の目玉は、DISC2後半に収められた、レッド・アレンとのコーラス、オズボーンズの看板となったハイ・リードのトリオ・コーラスの完成を見た時期の、WWVAジャンボリーでのライヴ音源、そして61年、レスター・フラットとボビーが初めて共演した"We'll Meet Again Sweetheart"(ソニー、ジョッシュ、ポール・ウォーレン、ジェイク・タロックという混成チーム)。
●BLUE HIGHWAY『Wondrous Love』ROU-0524 CD \2,750
Wondrous Love/Traveling Preacher/Wicked Path Of Sin/I'm Asking You/Live On Down The Line/Chasing On Down The Line/Seven Sundays In A Row/This World Is Not My Home/Ahead Of The Storm/Old Brush Arbor/Ground Is Level At The Foot Of The Cross/It Won't Be Long/The Old Rugged Cross 全13曲
 コンテンポラリー・ブルーグラスの最高峰ブルー・ハイウェイの新作は初めてのゴスペル・アルバム。オリジナル・メンバーに戻って、微塵も揺るぎのない完璧のハーモニーとアンサンブルで、静かなマンドリン・イントロに導かれるアカペラ・カルテットから、ソリッド・サウンド、モンロー・クラシックへのリスペクトなど、オリジナルとスタンダード、クラシックをバランスよく配して、ブルーグラス・ゴスペルのさまざまなスタイルを一望してみせる。ウェイン・テイラー、ティム・スタッフォード、ショーン・レーン、個性的な3人のリード・ヴォーカルを巧みに活かしたハーモニーの妙に、次世代ドブロの第一人者ロブ・アイクスはいうに及ばず、ジェイソン・バールソンやティム、ショーンのシュアーなアンサンブルも、ゴスペルということで気持ち抑え気味ながらも卓抜な演奏で、鮮やかなコンポラ・サウンドを披露している。ソニア・アイザックスとプロデューサー、アラン・オブライアントがコーラスにゲスト参加している。
●ANDY LEFTWICH『Ride』SKFR-2009 CD \2,750
(Prelude)Shining Waters/Shining Waters/Faultline/Leaving New Hamshire/Queen Anne's Lace/Breakpoint/A Greater Love/An Angel Forever/Slaterville/Minor Swing/Shark Tooth/Melee on the Backstretch/Jesus Loves Me 全13曲
 高校生にしてヴァレリー・スミスのリバティ・パイクでデビュー、現在はリッキー・スキャッグス&ケンタッキー・サンダーの超重量級ハイパー・ブルーグラスの主軸のひとりとして、その超絶テクニックでファンの度肝を抜いている弱冠21歳、アンディ・レフトウィッチの初めてのソロ・アルバム。リチャード・ベイリー、ロブ・アイクスらとのオーソドックスなハイ・スピード・ブルーグラスはもちろんのこと、クラシカルなフィドル&バンジョー・デュオからプログレッシヴ・ブルーグラスまで、さらには、ジェフ・テイラーのアコーディオンをフィーチュアしたケルト調にコンテンポラリーなニュー・エイジ風味、そして同じく21歳コディ・キルビーが凄まじいジプシー・スウィング等々、フィドル、マンドリン、ギターにこれでもかのブルーグラス・センスをぶち込んだ、見事なまでのポテンシャルを発揮している。ジャンゴとラストのトラッド・ゴスペル以外はすべてオリジナル、その恐るべき能力にただ感服。クリス・シーリーやコディ・キルビーらと並ぶ、新世代スーパー・ピッカーの代表格。
●WYATT RICE, DAVID GRIER & KENNY SMITH『Rice, Grier & Smith-Live in Concert』FGM-1008 DVD60分 \4,500
John Hardy/Forked Deer/Tennessee Waltz/Bill Cheathum/Cotton Eyed Joe/Have You Ever Been to England/Song for Emily/Impulsive/Crazy Creek/Wheeling/Me and My Farmall/Amy Brown/Working on a Building/Bury Me Beneath the Willow/Jordan's Reel/Wildwood Flower/Nine Pound Hammer/Big Sandy River/Minor Swing/Black Mountain Rag 全20曲
 兄トニーよりもトニー・ライスしているという評判のワイアット・ライス、現代ブルーグラス・ギターの最高峰デヴィッド・グリア、そしてロンサム・リヴァー・バンド脱退後、奥方アマンダとのバンドで活躍のケニー・スミス、それぞれに抜群の個性でフラット・ピッキンの世界にその人ありと知られる3人が繰り広げるギター・ワールド。トリオはもちろん、デヴィッドのソロや組み合わせをたがえたデュエットにアマンダのヴォーカル曲3曲など、スタンダード・ナンバー主体にヴァリエーション豊かなラインナップで、ブルーグラス・ギターのいまをたっぷりと楽しませてくれる。3人3様の超絶テク、それぞれの楽器のニュアンスなどなど、いろんな楽しみがつまった60分のライヴ映像。ケニー&アマンダ・スミス・バンドのビデオクリップ"Winter's Come and Gone"他、ボーナス・トラックあり。
●BRAD DAVIS『I'm Not Gonna Let My Blues Bring Me Down』FGM-1433 CD\2,750
Not Gonna Let My Blues Bring Me Down/Old Number Nine/Dawg Diddy/Big Timber/Tell Me Son/Cypress Walls/Rank Stranger/Black Snake/Where You Belong/California/I Love My Guitar/Sight of Truth/Journey Through Misery/The Clock Strikes Twice全14曲
 ホワイトウォーターというニューグラス・バンドのリーダー、そしてアコースティック・ギターにストリング・ベンダーを装備して弾きまくるという超絶ギタリスト、ブラッド・デイヴィスの久々、2枚目のソロ・アルバム。最近は、マーティ・スチュアート・バンド、アール・スクラッグスのファミリー&フレンズのメンバーとして、メジャー・シーンにも知られる存在となっている。ここでは、それぞれの曲ごとにサム・ブッシュ、デヴィッド・グリア、ロブ・アイクス、グレン・ダンカン、ジョン・ランドール、映画スターでもあるビリー・ボブ・ソーントンそして大御所アール・スクラッグスという多彩なゲストを迎えて、ブラッド自身のギター、マンドリン、ベース、ドラムスにヴォーカルと、八面六臂の芸達者ぶりを発揮するニューグラス・アルバムに仕上げている。ベンダーは今回使っていないが,スーパー・ピッキンとタイトなアンサンブル、そしてロック色をうちだしたヴォーカルが印象的なニューグラス。
[BLUEGRASS REISSUES AND DISCOVERIES]
●JIMMY MARTIN『Songs Of A Free Born Man:Jimmy Martin Recordings 1959-1992』CMH-8440 CD \2,450
Intro:Made In The Shade(If A Tree Don't Fall)/If Teardrops Were Pennies(with Leona Williams)/Grant Turner Introduction#/20-20 Vision#/Lost To A Stranger(Ray Martin)#/Pete, The Best Coon Dog In The State Of Tennessee#/Ocean Of Diamonds#/Sophronie#/Mansion On The Hill(with Jett Williams)/Rose Of Old Kentucky(with Marty Stuart)/Sunny Side Of The Mountain+/Big Jam Intro*/Molly And Tenbrooks*/Jimmy's Mule*/Put My Little Shoes Away*/Ruby*/Widow Maker#/Don't Let Me Cross Over(with Little Jimmy Dickens)/If We Never Meet Again(This Side Of Heaven)+/Darlin' Cory(with Ricky Skaggs)/It Takes One To Know One#/Little Maggie*/Honey, You Don't Know My Mind#/Will The Circle Be Unbroken/Free Born Man+:Outro 全23曲
「King of Bluegrass」ジミー・マーティンのレア音源集。59年の5曲(*)は、当時レギュラー・メンバーだったルイジアナ・ヘイライドのパッケージ・ツアーで訪れたテキサス州ラボックで、ファンの家に招かれた際のジャムの録音。J.D.クロウとポール・ウィリアムズという最高の顔触れで、かつてオールド・ホームステッドからLP発売されていたもの。90年の8曲(#)は、オープリの名アナウンサー、グラント・ターナーのイントロダクションで始まるTVショウのための録音で、ペンシルヴァニアで収録されたもの。ジミーのRCA、デッカでのヒット曲を中心に、リンウッド・ランスフォード(bj)、オーディー・ブレイロック(m)、ヴァーノン・デリック(f)、デヴィッド・ナンス(d)、レイ・マーティン(bs)というメンツで一気にぶっ飛ばしている。その他は、92年にリッキー・スキャッグス、マーティ・スチュアート、リトル・ジミー・ディッケンズ、レオナ・ウィリアムズなどカントリー・スターをゲストに迎えてのレコーディングで、ラリー・パーキンス(bj)、アンクル・ジョッシュ・グレイヴス(d)、ロイ・ハスキーJr(bs)、ハーガス・"ピッグ"・ロビンス(p)などがセッションに参加、3曲(+)でマーティ・スチュアートがマンドリンをフィーチュアしている。いずれの録音も、ジミー・マーティン印のソリッド・ブルーグラス一直線、けたたましすぎるきらいはあるが、一貫して衰えを知らないドライヴとエネルギー満載の元気いっぱいブルーグラスが楽しめる。

●MAC WISEMAN『Bluegrass Favorites』MME-70036 CD \1,980
Are You Missing Me/Sing Little Birdie/Just A Strand From A Yellow Curl/When The Snowflakes Fall/Two More Years/Have A Drink On Me/Free From The Old Chain Gang/ Cotton Fields(The Cotton Song)/I'll Remember You, Love, In My Prayers/Ballad Of The Little Box Of Pine/Bluegrass Fiesta/Freight Train 全12曲
●MAC WISEMAN『Singles』MME-70037 CD \1,980
Footprints in the Snow/Just Outside/What's Gonna Happen to Me/Pistol Packin' Preacher/Wildfire/I Like Good Bluegrass Music/Your Best Friend and Me/When the Moon Comes Over the Mountain/'Tis Sweet to be Remembered(featuring Mother Maybelle Carter)/The Scene of the Crime/What a Waste of Good Corn Likker 全11曲
 今年で音楽生活60周年!!というマック・ワイズマン、その長いキャリアにおけるひとつのピークをなした時期、1962年から64年にキャピトルに録音した35曲が、3枚のアルバムとしてCD化された。この時期、ジョー・ドラムライト(bj)、チャビー・ワイズ、トミー・ジャクソン、トミー・ヴェイデン(f)、ベニー・ウィリアムズ(m)、ジョー・ズィンカン(bs)、レイ・イーデントン(リズム・ギター)といった顔ぶれで録音した35曲は、何枚かのシングルと62年のLP(60年代前半の名盤のひとつだ)で発売されたが、64年に予定されたセカンド・アルバムは、全米を席巻したビートルズ旋風に吹っ飛ばされ、お蔵入りのまま今日に至った。今回、60周年を記念してミュージック・ミルから発売されたのは、62年のLP『Bluegrass Favorites』とシングル・コレクションの2枚、3枚目となるロスト・アルバムは近日発売予定。いずれも、マック独特の名人芸ともいうべき節回し、ヴォーカルの妙が堪能できるグッド・ブルーグラス作品。その芸達者ぶりが逆に災いして50年代末、フォークやカントリーに流されてしまい不評を買った時期もあったが、それを一気にはねのけた会心作といっていいだろう。"'Tis Sweet to be Remembered"は、マックが唯一度、マザー・メイベルと共演した作品という話題も。
●RALPH STANLEY『Poor Rambler』KCD-0951 3CD \5,500
Sharecropper's Son/Hemlock And Primroses/That Beautiful Woman/Poor Rambler/Lonesome/Lost Train/Row Hoe/Wonderful World Outside/Sweet Sally Brown/Love Please Stay/I'm Better Off Now That You're Gone/You Could Never Be True/Roll On Buddy/I'm Coming Back But I Don't Know When*/I'm Going Down The Road/Rabbit In The Log/In The Pines/Over The Sunset Hill/Going Up Home To Live In Green Pastures/What Kind Of Man/I Want A Clear Record/Prepare Me O Lord/I Wanna Go Home/A Little Soldier For Jesus/Jesse James Prayed/Snow Covered Mound/I'll Be With Dad And Mother/Thou Long Expected Jesus/Be Ready To Go/Let Me Walk Lord By Your Side*/The Old Crossroad*/Hills Of Home/Darling Brown Eyes/My Long Skinny Lanky Sarah Jane/Coosy/Midnight Storm/Let's Go To The Fair/Dark Hollow/Dug-Gunn Shame/The Kitten And The Cat/California/I Only Exist/Medicine Spring/Footprints In The Snow/Sunny Side Of The Mountain*/God Gave You To Me/Stone Walls And Steel Bars/I Only Exist 全48曲(*=previously unreleased)
1966年12月、兄カーターを41歳という若さで亡くしたラルフ・スタンレーが、失意の底から立ち直り再建したクリンチ・マウンテン・ボーイズ、弱冠20歳のラリー・スパークスをリード・シンガーに据え、元ロンサム・パイン・フィドラーズのカーリー・レイ・クライン(f)とメルヴィン・ゴインズ(g)、そしてアール・テイラー(m)とジム・マッコール(bs)を迎えて発表した67年のアルバム『Brand New Country Songs』、ジャリン・レコードでの2作品をはさんでリリースしたジョージ・シャフラー(bs)参加の『Over the Sunset Hill』と、ジム・マッコール(bs)が戻っての『Hills of Home』、キングでのもっとも初期の3作品に、80年にGustoから発表したジミー・マーティンとの共演作『First Time Together』(と、そのセッションの未発表曲4曲)という構成の全48曲。スタンレー・ブラザーズ後期のサウンドを継承しながらも、新たな方向性を求めようとした時期の作品群。若きラリー・スパークスを軸とした新生クリンチ・マウンテン・ボーイズの意気込みが表に顕われたブルーグラスが聴ける。そして、ゲイリー・リードの詳細な解説によると、『Hills of Home』のセッションでなんと、ジミー・マーティンが数曲、リズム・ギターとマンドリンで参加していたとのこと。となると、Gustoアルバムのタイトルは、、、、。
●LESTER FLATT & THE NASHVILLE GRASS『The Essential Lester Flatt & Nashville Grass』CMH-8414 CD \2,450
I Don't Care Anymore/Is It Too Late Now/Shuckin' The Corn/The Legend Of The Johnson Boys/Please Don't Wake Me/Good Times Are Past And Gone/Drink That Mash And Talk That Trash/Why Don't You Tell Me So/Gonna Have Myself A Ball/Ballad Of Jed Clampett/Why Did You Wander/Regina/I Live The Life Of Riley/Foggy Mountain Special/We Can't Be Darlings Anymore/I Still Miss Someone/Black Eyed Suzy/If I Should Wander Back Tonight/Bummin' An Old Freight Train/Thinking About You 全20曲
レスター・フラット&ナッシュヴィル・グラスの76年作品『Living Legend』(CMH-9002、CMH最初のリリースのひとつ)の初CD化。マック・ワイズマンとの共演作やビル・モンローとの4半世紀ぶりの公式録音という話題を含め、数多くの名唱を残したRCAを離れたのち、ケイナンそしてフライング・フィッシュを経て、カリフォルニアの新レーベル、CMHと契約しての第1作。F&S時代のリメイクを中心に、晩年のレスターのあのゆったりとした、円熟の極みともいうべき至高のヴォーカルそしてカーリー・セクラーとの絶妙のハーモニーがなんとも感動的。ティーン・エイジのマーティ・スチュアート、最近ロンダ・ヴィンセント&ザ・レイジで見事なカムバックを果たしたケニー・イングラム、レスターのうしろには不可欠だったポール・ウォーレンなど、ナッシュヴィル・グラスのあの独特のソリッド・サウンドも見事。病気と闘いながらも演奏活動を続けた後期レスターの代表作といっていいだろう、ともすれば見過ごしてしまいがちなCMH作品ではあるが、忘れてはならない1枚。
●JIM & JESSE『Dixie Hoedown:Their Complete Starday Recordings』KSCD-0120 CD \2,450
Pardon Me/Let Me Whisper/Border Ride/Hard Hearted/I'm Changing The Words To My Love Song/Have You Lost Your Love For Me/I'll Love Nobody But You/Dixie Hoedown/Press On O Pilgrim/Kneel By The Altar/Let Me Walk With Thee/They Can't Love Jesus More than Me/Let The Spirit DescendDestination In Glory 全14曲
ジム&ジェシーのスターデイ録音は、これまでいろんなかたちで不完全なままにCD化されてきたが、今回、初めて全14曲が1枚にまとめられた。キャピトルに20曲の名演を残したのち、フロリダをホームとしてTVショウなどに活路を見出していた時期を過ごしたジム&ジェシーとヴァージニア・ボーイズが、58年と59年にスターデイに録音した14曲は、早い時期に日本にも紹介され,その多くが学生バンドの重要なレパートリーとして人気を集めていたのを憶えている人も多いことだろう。ボビー・トンプソン(bj)とヴァッサー・クレメンツ(f)そしてジェシーのマンドリンという強力無比のフロントライン、兄弟とドン・マクハン(bs)の、当時としては最先端のトリオ・コーラス。野趣を残しながらも洗練されたブルーグラスは、その多くがスタンダード・ナンバーとなって今も唄い継がれ、"Border Ride""Dixie Hoedown"は、マンドリン、フィドルの必須曲として演奏されている。キャピトルとエピックのはざまで埋もれかけていたジム&ジェシーの貴重なレコーディングである。


●DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『Treasures Money Can't Buy』MME-71011 CD \1,980
You've Been An Inspiration To Me/Treasures That Money Can't Buy/Journey To The Sun/No Other Foundation/He Must Have Loved Me A Lot/Buckle Of The Bible Belt/Angel Unaware/It's Alright/Praising The Risen Lamb/He Satisfies/Just A Little Talk With Jesus/Somewhere In Heaven 全12曲
●DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『Pressing On Regardless』MME-71012 CD \1,980
Trouble Keeps Hanging 'Round My Door/I will Grow In Love With You/I'm So Blue I Could Cry/Love Me Right To The End/Write Me Sweetheart/Ship Of Love/Let Me Borrow Your Heart/For Love's Sake/I Can't Stop Me From Loving You/It's Raining ,It's Pouring/I'm Really Gone/Tennessee Banjo Man 全12曲
●DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『Hallelujah In My Heart』MME-71013 CD \1,980
Hallelujah In My Heart/Always There/The Cross Road/I Wasn't There/Someday, Somewhere/Highway To Heaven/Power In His Name/The Golden Hills Ahead/I Want To Live So I'll Be Ready/The Hills Of Glory/Show Me The Way/Just A Few More Days/On The Other Side 全13曲
 ドイル・ローソン&クイックシルヴァーが90年代前半、ブレントウッドというゴスペル/ブルーグラス・レーベルから発表した3枚のアルバムが、ミュージック・ミルから廉価盤で再発売された。この時期は、1作ごとにゴスペルとセキュラー作品を発表しており、ここでも真中の『Pressing On Regardless』をはさんで前後がゴスペル作品となっている。メンバーは、93年の2作が、ジョン・ボウマン(g)、ジム・ミルズ(bj)、シェルトン・フィーゼル(bs)にキム・ガードナー(d)がゲスト参加、94年の『Hallelujah In My Heart』では、ショーン・レーン(g)、ブラッド・キャンベル(bj)、ジョン・ベリーJr(bs)、ジミー・スチュワート(d)となっている。メンバー・チェンジを繰り返しながらも常にハイ・クオリティのソリッド・ブルーグラスを創りつづけ、ブルーグラス・ゴスペルの新たな規範を確立すると共に、90年代最高のコンポラ・バンドとして君臨してきたDLQの面目躍如たる作品として忘れてはならない3枚。
●V.A.『White Dove:The Bluegrass Gospel Collection』ROU-0523 CD \2,750
Lead Me On(Claire Lynch)/Thy Burdens Are Greater Than Mine(Lynn Morris)/I Just Steal Away and Pray(Paul Williams)/All Prayed Up(Jeff White)/When the Angels Sing(Rhonda Vincent)/Power in the Blood(Weary Hearts)/Are You Afraid To Die?(Nashville Bluegrass Band)/Wondrous Love(Bill Evans)/How Can You Refuse Him Now(Open Road)/Make Him a Soldier(Whitstein Brothers)/Your Heart Has Found a Home(Ron Block)/Standing By The Bedside Of A Neighbor(The Cox Family)/The Seventh Angel(Blue Highway)/You Don't Have to Go Home(Alecia Nugent)/Wayfaring Stranger(Tony Rice)/I'll Not Be a Stranger(Ginny Hawker)/Just Call On Him(IIIrd Tyme Out)/The White Dove(Jim & Jesse McReynolds)/Harbor Of Love(The Johnson Mountain Boys)/The Light(Laurie Lewis)/In The Palm Of Your Hand(Alison Krauss & the Cox Family) 全21曲
 ラウンダー・レコードのカタログからセレクトされたゴスペル・コレクション。ジム&ジェシーやポール・ウィリアムズといった大ヴェテラン、現代のブルーグラス・シーンを代表するナッシュヴィル・ブルーグラス・バンドにサード・タイム・アウト、アリソン・クラウス、ロンダ・ヴィンセントから新人アリシア・ニュージェントなどの女性陣等々、サウンドもトラディショナル・ブルーグラスを軸にヴァリエーション豊かなスタイルを織り交ぜて、ブルーグラス・ゴスペルの現況を一望できるグッド・コンピレーション。
●V.A.『Fresh Faces at Merle Fest 2003』MF-6894 CD \1,980
The Hard Game of Love(Doyle Lawson & Quicksilver)/Keep Your Lamp Trimmed & Burning(Hot Rize)/Gambler's Blues(Mountain Heart)/The Rockin' Chair(Dale Ann Bradley)/I'm Going To Leave Old Texas Now(Peter Rowan & Don Edwards)/Row Us Over The Tide(Kathy Kallick)/Sipsey(Sally Jones)/Hay In The Barn(Pine Mountain Railroad)/Never Mind(Polecat Creek)/Scraps From Your Table(Lynn Morris)/Nagasaki(The Red Stick Ramblers)/Poor Boy Working Blues(Doyle Lawson & Quicksilver)/Radio Boogie(Hot Rize)/The Gospel Train(Mountain Heart)/Cumberland River Dreams(Dale Ann Bradley)/Waterbound(Kathy Kallick)/Love Hurts(Sally Jones)/Aunt Birdie's Chevrolet(Pine Mountain Railroad)/Before(Polecat Creek)/Wrong Road Again(Lynn Morris)/Alabama Jubilee(The Red Stick Ramblers) 全21曲
マール・フェス2003年の出演者を紹介する廉価盤サンプラー。さまざまなスタイルのアコースティック・ミュージックが聴けるマール・フェス、ここでは、ブルーグラスとオールドタイムに焦点を当てて、ヴェテラン・ブルーグラッサーから無名のオールドタイム・バンドまでを楽しむことができる。いずれも既発のアルバムからのセレクション、いまの傾向を知る参考にもなるだろう。
●V.A.『The World's Greatest Bluegrass Live』CMH-6297 CD \2,450
Old Joe Clark-With Introduction(Lester Flatt & The Nashville Grass)/Orange Blossom Special(Lester Flatt & The Nashville Grass)/I'm On My Way Back To The Old Home(Bill Monroe)/Tecumseh Valley(The Stonemans)/Feudin' Banjo(Don Reno)/I'm Just A Used To Be To You(Bluegrass Cardinals)/Pretty Red Wing(The Bluegrass Cardinals)/Wreck Of The Old 97(The Stonemans)/What Would You Give In Exchange For Your Soul(Lester Flatt & The Nashville Grass/Marty Stuar/Curly Seckler)/Banjo Signal(Don Reno)/Goin' Across The Sea(Bill Monroe)/Goin' Up Cripple Creek(Lester Flatt & The Nashville Grass)/Uncle Pen(Buddy Spicher)/John Henry Was A Steel Drivin' Man(Harold Morrison & Smokin' Bluegrass)/Will The Circles Be Unbroken(Lester Flatt & The Nashville Grass)/Darlin' Corey(The Bluegrass Cardinals) 全16曲
70年代CMHレコードが発売したライヴ・アルバム、レスター・フラット&ナッシュヴィル・グラスの『Lester Flatt's Bluegrass Festival』『Tennessee Mountain Bluegrass Festival』とブルーグラス・カーディナルスの『Live and on Stage:The Bluegrass Cardinals with Special Guests』の収録曲を中心にセレクトされたライヴ・テイク集。
●V.A.『Keep On The Sunny Side:Bluegrass Salutes The Carter Family』CMH-8435 CD \2,450
Keep On The Sunny Side(Mac Wiseman & The Osborne Brothers)/I'm Thinking Tonight Of My Blue Eyes(The Stonemans)/I'll Pawn You My Gold Watch & Chain(Eddie & Martha Adcock with Missy Raines)/Wildwood Flower(Joe Maphis And Merle Travis)/I Wonder How The Old Folks Are At Home(Mac Wiseman & The Osborne Brothers)/Wabash Cannonball(Benny Martin)/Cannonball Blues(Grandpa Jones)/Sailor On The Deep Blue Sea(Mac Wiseman)/Will The Circle Be Unbroken(Lester Flatt & The Nashville Grass)/You Are My Flower(The Osborne Brothers)/I'll Be All Smiles Tonight(Mac Wiseman)/Jimmie Brown The Newsboy(Arthur Smith)/The Last Letter(The Osborne Brothers)/Maple On The Hill(Joe & Rose Lee Maphis)/Angel Band(Carl Story & His Rambling Mountaineers)/What Would You Give In Exchange For Your Soul?(Lester Flatt & The Nashville Grass)/Wildflower Guitar(Arthur Smith & Benny Martin)/Memories Of Maybelle(Joe Maphis)/Mother Maybelle(Curly Seckler & The Nashville Grass featuring Marty Stuart & Johnny Cash) 全19曲
ブルーグラスには必要不可欠のレパートリーとなっているカーター・ファミリーの名曲を、CMHのカタログからセレクトした企画作品。この顔ぶれでこの曲目、いいんじゃないですか?ラスト、ジョニー・キャッシュを迎えたレスター亡きあとのナッシュヴィル・グラスの"Mother Maybelle"に涙したことも、、、。
[FOLK & OLDTIME NEW RECORDINGS]
●V.A.『Doc Fest』FGM-107 CD \2,750
Gonna Lay Down My Old Guitar(Doug Rorrer & Steve Kilby)/Reuben's Train(Dix Bruce & Jim Nunally)/Old Camp Meeting Time(Kenny & Amanda Smith)/Deep River Blues(Jim Hurst & Missy Raines)/Salt Creek-Bill Cheathum(Wyatt Rice, Tim Stafford & Rushad Eggleston)/Alberta-Billy in the Lowground(Orrin Star & Russel Scholle)/Train That Carried My Girl From Town(Brad Davis & Whitewater)/Way Downtown(John Tindel & RST)/Cotton Eyed Joe(David Grier)/A-Roving On A Winter's Night(Chris & Sally Jones)/The Crawdad Song(Brad Davis & Dan Miller)/Rainbow(Steve Kaufman & Roy Curry)/Little Sadie(Adam Granger)/More Pretty Girls Than One(Craig Vance & Chris Leske)/Black Mountain Rag(Steve Pottier & Barry Soloman)/The Long Journey Home(John McGann & Chris Moore)/Southbound(Joe Carr & Alan Munde)/Matty Groves(Larry Keel & Rushad Eggleston) 全18曲
 ドク・ワトソンの登場と共に新たな世界へと発展してきたフラット・ピッキン・ギター、そのドクとパートナー、マール・ワトソンとジャック・ローレンスに捧げられた、フラット・ピッカー総出演のドクズ・ギター・ミュージック。現在第一線にいる18組ものギタリストたち、そのすべてがなんらかのかたちでドクの影響を受けて育ってきた、そんなスーパー・ピッカーたちによるドクへのオマージュ。ヴォーカル曲も含めて、それぞれがドクを出発点として独自のスタイルへと発展させていった、そのヴァリエーションがなんとも興を惹く。
[FOLK & OLDTIME REISSUES AND DISCOVERIES]
●DOC WATSON『Doc & The Boys/Live & Pickin'』SOMU-1976 CD \2,950
Darlin' Cory/Cypress Grove Blues/I Can't Help But Wonder(Where I'm Bound)/The Girl I Love/Natural Born Gamblin' Man/Little Maggie/Love Please Come Home/Spikedriver Blues/Southbound Passenger Train/Southern Lady/Tennessee Stud/Dig A Little Deeper In The Well/Milk Cow Blues/Wild Bill Jones/Memories Of You Dear/Daybreak Blues(Blue Yodel No.12)/Big Sandy-Leather Britches/Let The Cocaine Be/All I Have To Do Is Dream/Got The Blues(Can't Be Satisfied)/St. James Hospital-Frosty Morn/Streamline Cannonball/All I Have To Do Is Dream(bonus track, Studio Version) 全23曲
さきに発売された『Lonesome Road/Look Away』(SOMU-1977\2,750)に続く、ユナイテッド・アーティスツ時代のドク・ワトソン作品の、2on1CD化第2弾。今は亡き息子マールやT・マイケル・コールマン、ジム・イズベルらとの76年作品『Doc & The Boys』と、マールとの79年のライヴ・アルバム『Live & Pickin'』。『Lonesome Road/Look Away』と同じく、ドク自身のスタンスが若干の揺らぎを見せた時代、それもあってややもすると見過ごされてきたユナイト時代の作品群も、きちんと再確認しておく必要はあるだろう。
●DOC WATSON『Tennessee Stud』MME-70034 CD \1,980
Tennessee Stud/Freight Train Boogie/Milk Cow Blues/Doc's Rag/My Rose of Old Kentucky/Double File-Salt Creek/Blues Stay Away From Me/Mama Don't Allow No Music/God Holds the Future 全10曲
 こちらはそのドク・ワトソンのUA時代からセレクトされた廉価盤。ブルースやブルーグラスにまで幅広く取り組んだドクとマールの足跡。
●V.A.『Kentucky Mountain Music』YAZ-2200 7CD \15,750
[Disc 1]
BURNETT & RUTHERFORD-Ladies On The Steamboat/BUELL KAZEE-The Dying Soldier/CROCKETT FAMILY MOUNTAINEERS-Little Rabbit-Rabbit Where's Your Mammy/SHORTBUCKLE ROARKE & FAMILY-I Truly Understand You Love Another Man/TED GOSSETT'S BAND-Eighth Of January/BURNETT & RUTHERFORD-All Night Long Blues/JIMMY JOHNSON'S STRING BAND-Shipping Port/ROBERT L. DAY-The Rowan County Crew/DOC ROBERTS-Deer Walk/RUTHERFORD & FOSTER-Let Her Go, I'll Meet Her/WALTER FAMILY-That's My Rabbit, My Dog Caught It/MARTIN & ROBERTS-Lillie Dale/RUTHERFORD, MOORE & BURNETT-Cumberland Gap/JAMES HOWARD-The Old Fish Song/FORT THOMAS GROUP-The Red Hill Special/GREEN BAILEY-If I Die A Railroad Man/J. W. DAY-Grand Hornpipe/WALTER WILLIAMS-East Virginia/TAYLOR'S KENTUCKY BOYS-Forked Deer/PETE STEELE-Pretty Polly/JUSTIS BEGLEY-Run Banjo/KENTUCKY MOUNTAIN CHORUSTERS-We'll Understand It Better Bye And Bye
[Disc 2]
BURNETT & RUTHERFORD-Curley Headed Woman/JIMMY JOHNSON'S STRING BAND-Gate To Go Through/MARTIN & ROBERTS-Hot Corn/TAYLOR, MOORE & BURNETT-Grandma's Rag/RUTHERFORD & FOSTER-I'm As Free Little Birdie As Can Be/TED GOSSETT'S BAND-Rocky Mountain Goat/GREEN BAILEY-Shut Up in Coal Creek Mine/CROCKETT FAMILY MOUNTAINEERS-Sugar In My Coffee(Medley)/BUELL KAZEE-The Butcher's Boy/DOC ROBERTS-New Money/BURNETT & RUTHERFORD-Pearl Bryan/KENTUCKY STRING TICKLERS-Crooked John/DAW HENSON-The Moonshiner/J. W. DAY-Forked Deer/TAYLOR'S KENTUCKY BOYS-The Dixie Cowboy/WALTER WILLIAMS-Mississippi Sawyer/RUTHERFORD & FOSTER-Six Months Ain't Long/ED MORRISON-Blackberry Blossom/THEOPHILUS HOSKINS-Ellen Smith/HENRY L. BANDY-Five Up/PETE STEELE-Payday At Coal Creek/JUSTIS BEGLEY-Golden Willow Tree/ALICE & MARTHA WILLIAMS & ELIZABETH FLATT-The Last Appeal
[Disc 3]
J. W. DAY-Way Up On Clinch Mountain/TED GOSSETT'S BAND-Going To Jail/RUTHERFORD & FOSTER-Richmond Blues/JIMMY JOHNSON'S STRING BAND-Soap In The Washpan/McVAY & JOHNSON-Ain't Going To Lay My Armor Down/BLUE RIDGE MOUNTAINEERS-Old Voile/ASA MARTIN-Gentle Annie/BURNETT & RUTHERFORD-Billy In The Low Ground/DAW HENSON-Lady Margaret And Sweet William/DOC ROBERTS-And The Cat Came Back/WALTER WILLIAMS-Pass Around The Bottle/MARION UNDERWOOD-Coal Creek March/PETE STEELE-Johnny O Johnny/RUTHERFORD & FOSTER-Taylor's Quickstep(Monroe County Quickstep)/JUSTIS BEGLEY-I've Been All Around This World/JIMMY JOHNSON'S STRING BAND-Jenny Baker/CLAY WALTERS-Come All You Roving Cowboys/TAYLOR'S KENTUCKY BOYS-Soldier's Joy/MAYNARD BRITTON-I Came To This Country/CROCKETT FAMILY MOUNTAINEERS-Medley Of Old Time Dance Tunes Part 1/BURNETT & RUTHERFORD-Rambling Reckless Hobo/BILL STEPP & WALTER WILLIAMS-Wild Horse/BOYD ASHER-Old Christmas/TED CHESNUT-The Rowan County Feud/HATTON BROTHERS-Wish I Had My Time Again
[Disc 4]
BLUE RIDGE MOUNTAINEERS-Old Flannigan/BURNETT & RUTHERFORD-Willie Moore/J. W. DAY-The Wild Wagoner/ASA MARTIN-My Cabin Home Among The Hills/TED GOSSETT'S BAND-Bow Legged Irishman/RUTHERFORD & FOSTER-There's No One Like The Old Folks/JIMMY JOHNSON'S STRING BAND-Old Blind Dog/BUELL KAZEE-The Sporting Bachelors/TAYLOR'S KENTUCKY BOYS-Sourwood Mountain/JUSTIS BEGLEY-The Roving Boy/CROCKETT FAMILY MOUNTAINEERS-Medley Of Old Time Dance Tunes Part 2/PETE STEELE-Lack Fol Diddle I Day/BURNETT & RUTHERFORD-Lost John/RUTHERFORD & FOSTER-There's More Pretty Girls Than One/WALTER FAMILY-Shaker Ben/REV. SHERWIN SIZEMORE & CHURCH OF THE TEN ELDERS-Jesus Walking Through The Land/GREEN'S STRING BAND-Pickaway/DAW HENSON-Wallins Creek Girls/ED MORRISON-We'll All Go To Heaven When The Devil Goes Blind/WALTER WILLIAMS-John Hardy/HACK'S STRING BAND-Wink The Other Eye/BOYD ASHER-Hickory Jack/J. M. MULLINS-Working's Too Hard/HENRY L. BANDY-Sail Away Ladies/KENTUCKY MOUNTAIN CHORUSTERS-The Great Reaping Day
[Disc 5]
CROCKETT FAMILY MOUNTAINEERS-Buffalo Gals(Medley)/HOWARD & PEAK-Three Black Sheep/CLIFFORD GROSS-Run Them Coons In The Ground/GREEN BAILEY-I Wish I Was A Mole In The Ground/TED GOSSETT'S BAND-Fire On The Mountain/OAKS FAMILY-Wake Up You Drowsy Sleepers/CHARLIE WILSON & HIS HILLBILLIES-Cuttin At The Point/BUELL KAZEE-The Cowboy Trail/JIMMY JOHNSON'S STRING BAND-Drink More Cider/RUTHERFORD & FOSTER-Two Faithful Lovers/TAYLOR'S KENTUCKY BOYS-Maxwell Girl/DAW HENSON-Swafford Branch Stills/LONESOME LUKE & HIS FARM BOYS-Wild Hog In The Woods/MARVIN THORNTON & FORT THOMAS GROUP-The Soldier And The Lady/KENTUCKY WOODCHOPPERS-Pine Tree/GREEN MAGGARD-Lord Daniel/KENTUCKY STRING TICKLERS-Leaving Here Blues/JAMES HOWARD-The Peddler And His Wife/DOC ROBERTS-Waynesburgh/BURNETT & RUTHERFORD-Little Stream Of Whiskey/MADISONVILLE STRING BAND-Next To Your Mother, Who Do You Love/PETE STEELE-Little Birdie/THEOPHILUS HOSKINS-Hog Eyed Man/WALTER WILLIAMS-(fragment)/McVAY & JOHNSON-I'll Be Ready When The Bridegroom Comes
[Disc 6]
MANGRUM & SHRIVER-Bill Cheatam/BUELL KAZEE-Short Life Of Trouble/MADISONVILLE STRING BAND-B Flat Rag/GREEN BAILEY-The Fate Of Ellen Smith/JIMMY JOHNSON'S STRING BAND-Washington Quadrille/RUTHERFORD & FOSTER-Storms May Rule The Ocean/TAYLOR'S KENTUCKY BOYS-Gray Eagle/CROCKETT FAMILY MOUNTAINEERS-Bile Dem Cabbage Down/DOC ROBERTS-Martha Campbell/BURNETT & RUTHERFORD-I'll Be With You When The Roses Bloom Again/CHARLIE WILSON & HIS HILLBILLIES-Shelvin Rock/BUELL KAZEE-The Roving Cowboy/TED GOSSETT'S BAND-Fox Chase/LONESOME LUKE & HIS FARM BOYS-Dogs In The Ashcan/GREEN MAGGARD-Come All Ye Fair And Handsome Girls/PETE STEELE-Rambling Hobo/CLIFFORD GROSS-Leather Breeches/BILL BUNDY-Poison In A Glass Of Wine/TOM WEST-The Valentine/WALTER FAMILY-Flying Cloud Waltz/ED MORRISON-A Western Union Telegram/JAMES HOWARD-My Little Carpenter/HATTON BROTHERS-Hook And Line/OAKS FAMILY-Will It Pay
[Disc 7]
CLIFFORD GROSS-Rocky Mountain Goat/BUELL KAZEE-The Orphan Girl/DOC ROBERTS TRIO-Honeymoon Stomp/GEORGE ROARK-I Ain't A Bit Drunk/MANGRUM & SHRIVER-Bacon And Cabbage/HOWARD & PEAK-I Cannot Be Your Sweetheart/J. W. DAY-Little Boy Working On The Road/MARTIN & HOBBS-I Must See My Mothers/KENTUCKY WOODCHOPPERS-New Harmony Waltz/CROCKETT FAMILY MOUNTAINEERS-Sugar Hill/HACK'S STRING BAND-Kentucky Plowboy's March/OAKS FAMILY-You'll Miss Me When I'm Gone/KENTUCKY STRING TICKLERS-Tipple Blues/TED CHESNUT-He's Only A Miner Killed In The Ground/DOC ROBERTS-Rye Straw/RUTHERFORD, MOORE & BURNETT-She's A Flower From The Fields Of Alabama/JIMMY JOHNSON'S STRING BAND-Ching Chow/SHORTBUCKLE ROARK & FAMILY-My Mother's Hands/MADISONVILLE STRING BAND-My Pretty Snow Deer/WALTER FAMILY-Walter Family Waltz/HENRY L. BANDY-Going Across The Sea/TAYLOR, MOORE & BURNETT-Knoxville Rag/BUELL KAZEE-I'm Rolling Along 全167曲
『Classic Recordings of the 1920s & 1930s』とサブタイトルに銘打ったヤズー・レコードの大作。ケンタッキーに伝承されてきたフィドル・ミュージック、バンジョー・チューン、バラッド、オールドタイム・ソングを集大成した7枚組167曲。20年代,30年代がそのままパッケージされた、オールドタイムの宝物ともいうべき労作。32ページの解説書つき。
[COUNTRY NEW RECORDINGS]
●MARTY STUART & HIS FABULOUS SUPERLATIVES『Country Music』COL-87063 CD \1,980
A Satisfied Mind/Fool for Love/If There Ain't There Ought'a Be/Here I Am/Sundown in Nashville/By George/Farmer's Blues/Wishful Thinkin'/If You Wanted Me Around/Too Much Month(At the End of the Money)/Tip Your Hat/Walls of a Prison 全12曲
ヴィンテージ楽器の響きが印象的だったコンセプト・アルバム『Pilgrim』(MCAD-70057)以来、4年ぶりとなるマーティ・スチュアートの新作。古巣コロムビアへ戻って心機一転、真っ直ぐなタイトルにカントリーへの想いを乗せた意欲作。ポーター・ワゴナーのカントリー・クラシックを得意のヒルビリー・ロックにアレンジした1曲目から、ストレートなホンキー・トンク・バラード、ケイジャン風味、ジミー・ロジャース・スタイル、ロックン・ロールにトーキング・ブルースなどさまざまなスタイルを、ナッシュヴィルでも最高のギタリストのひとり、ケニー・ヴォーンとマーティのツイン・リード・ギターを核とした新バンド、ファビュラス・スーパラティヴスのビートの効いた演奏にのせた、マーティ流カントリーが見事に息づいている。マール・ハガードとデュエットした"Farmer's Blues"ももちろん素晴らしいが、アンクル・ジョッシュ・グレイヴスのブルージーなドブロに導かれる古今のカントリー・スターへのリスペクト、でもやっぱりレスターとアールがいちばん、と語りかける"Tip Your Hat"でのアール・スクラッグスの悠揚迫らざる演奏、恩師ジョニー・キャッシュへの静かなオマージュ"Walls of a Prison"が印象に残る。ゲスト参加スチュアート・ダンカンの変化に富んだプレイもききもの。
●BRAD PAISLEY『Mud on the Tires』ARI-50605 CD \2,650
Mud On The Tires/Celebrity/Ain't Nothin' Like/Little Moments/That's Love/Somebody Knows You Now/Famous People/Hold Me In Your Arms(And Let Me Fall)/Whiskey Lullaby/The Best Thing That I Had Goin'/The Cigar Song/Make A Mistake/Make A Mistake With Me/Is It Raining At Your House/Spaghetti Western Swing/Farther Along 全16曲
シンガー、ソングライター、マルチ・プレイヤー、三拍子揃った正統派の若手ナンバー・ワン、ブラッド・ペイズリー期待のサード・アルバム。自身のエレキ・ギターを核に、1曲目からロン・ブロックのバンジョーを効かしたアコースティックな響きが新鮮なナンバー、ブルース・ブラザーズ(ダン・エイクロイドとジム・ベルーシ)を迎えた曲などのビートの効いたコンテンポラリー・カントリーから、ヴィンス・ギルとの正調カントリー・シャッフル、アリソン・クラウス&ダン・ティミンスキとのアコースティック・バラードなど、さらには、ロン・ブロックとジェリー・ダグラスをフィーチュアしたブルーグラス・スタイルまで、完璧のサウンドを楽しめる。ブラッド自身も、テレキャスターだけでなくアコースティック・ギター、マンドリンにティク・タク・ベースと大車輪のテクニシャンぶりを発揮、見事に期待に応えている。お約束のインストは2曲、うち1曲にはジョージ・ジョーンズ、リトル・ジミー・ディッケンズなどのおしゃべりを加え、レッド・ヴォルカート(元ストレンジャーズ)とのギター・バトルで懐かしいマカロニ・ウェスタンの雰囲気を演出してみせる。そしていつもどおりのトラディショナル・ゴスペルが1曲。
●BUDDY JEWELL『Buddy Jewell』COL-90131 CD \2,650
I Wanna Thank Everyone/Help Pour Out The Rain(Lacey's Song)/Sweet Southern Comfort/Today I Started Loving You Again(with Miranda Lambert)/Abilene On Her Mind/One In A Row/O'Reilly Luck/Why We Said Goodbye/One Step At A Time/I Can Get By/You Know How Women Are 全11曲
 全米ネットのスター発掘オーディション番組『Nashville Star』で優勝し、メジャー・デビューを果たした遅咲きの新人、アーカンソー州出身バディ・ジュウェルのソニー/コロムビアからのデビュー作。インディーで既に何枚ものアルバムを発表しており、ジョージ・ジョーンズやジョージ・ストレイト、アラン・ジャクソンなどに連なる、メインストリーム・カントリーの王道を行くヴォーカル・スタイル、サウンドが正統派としての期待を一身に受けている。カントリー・チャート初登場1位、 トップ200でも13位と大ヒットの気配。
●BROOKS & DUNN『Red Dirt Road』ARI-67070 CD \2,650
You Can't Take the Honky Tonk Out of the Girl/Caroline/When We Were Kings/That's What She Gets for Loving Me/Red Dirt Road/Feels Good Don't It/I Used to Know This Song by Heart/Believer/Memory Town/She Was Born to Run/Till My Dyin' Day/My Baby's Everything I Love/Good Day to Be Me/Good Cowboy 全14曲
 ここ10年以上、カントリー・デュオの最高峰として君臨しつづけているキックス・ブルックスとロニー・ダン、ブルックス&ダンの2003年最新作。最新シングル・チャートでトップに立ったタイトル・トラックや"You Can't Take the Honky Tonk Out of the Girl""That's What She Gets for Loving Me"などのシングル・ヒットをフィーチュア、ダン・ダグモア(スティール)、ブレント・メイソン、ジョン・ジョーゲンソン(el.g)などのビートの効いたストレートなカントリー・サウンドに、ジェリー・ダグラス、ブライアン・サットン、オーブリー・ヘイニーらのアコースティック・サウンドを加え、さらにはホーン・セクションなどのコンテンポラリーな感覚もぬかりなく、第一人者の貫禄充分に聴かせてくれる。もちろん、カントリー・チャート初登場1位(トップ200では4位)を記録。ヒドゥン・トラックあり。
●TRACY BYRD『The Truth About Men』RCA-67073 CD \2,650
Drinkin' Bone/You Feel Good/How'd I Wind Up in Jamaica/Tiny Town/The Truth About Men/Making Memories of Us/That's What Keeps Her Getting By/When You Go/Baby Put Your Clothes on/Somewhere I Wanna Go/Ten Rounds With Jose Cuervo 全11曲
90年代に続々と登場した、いわゆるネオ・トラディショナル派のひとり、テキサス出身トレーシー・バードの最新作。現在シングル・チャートにランクされている、ブレイク・シェルトン、アンディ・グリッグスらと共演したタイトル・トラックをフィ−チュア。ジョージ・ストレイト、マーク・チェスナットなど、テキサス・ホンキー・トンクの王道を行くスタイルに、ポップな感覚をも取り入れたスタイルで人気を集めている。ボーナス・トラックとして、99年のナンバー・ワン・シングル"Ten Rounds With Jose Cuervo"のライヴ・ヴァージョンを収録。
[COUNTRY REISSUES AND DISCOVERIES]
●MERLE TRAVIS『Merle Travis in Boston, 1959』ROU-0451 CD \2,750
Nine Pound Hammer/Welcoming Remarks/Goodbye My Bluebelle/Dark as a Dungeon/John Henry/Reminiscences about From Here to Eternity/Reenlistment Blues/I'll See You in My Dreams/"Sixteen Tons" intro/Sixteen Tons/Saturday Night Shuffle/Remarks about kids' songs/Muskrat 02:08/That's All/Lost John/Comic rap/Cannonball Rag/Memphis Blues/Remarks about Hollywood, Trains, Eating/Hominy Grits/Liza Jane/I Am a Pilgrim 全16曲
 トラヴィス・スタイルと呼ばれるギター・ピッキン、ケンタッキー・ルーツのフォーク・ソングのシンガー、ソングライターとしてカントリーの歴史にその名を残すマール・トラヴィスの貴重なライヴ・レコーディングが発掘された。ウェスト・コーストの人気TVショウ『Town Hall Party』のレギュラーとして絶頂を極めていた、1959年ボストンでのライヴ。代表作"Sixteen Tons"や"Dark as a Dungeon"、"Nine Pound Hammer"などのフォーク・ソング、そしてもちろん"Cannonball Rag"などのギター・マスターピース。マール・トラヴィスのすべてが最良のかたちで記録されたヒストリック・レコーディング。
●ERNEST TUBB『There's a Little Bit of Everything in Texas』JASMD-3525 CD\1,980
Walking The Floor Over You/Honky Tonk Heart/This Troubled Mind Of Mine/(I'm Gonna Make My Home)A Million Miles From Here/You're The Only Good Thing(That's Happened To Me)/There's A Little Bit Of Everything In Texas/I'll Get Along Somehow/You're Breaking My Heart/If I Never Have Anything Else/When The World Has Turned You Down/Driftwood On The River/My Hillbilly Baby/Chat With T. Texas Tyler/Don't Look Now(But Your Broken Heart Is Showing)/Two Glasses, Joe/I Dreamed Of An Old Love Affair/Answer The Phone/Tomorrow Never Comes/Stand By Me/It's Been So Long Darlin'/Jealous Loving Heart/Don't Forbid Me/My Treasure/Jimmie Rodgers' Last Blue Yodel/Will You Be Satisfied That Way 全24曲
 「Daddy of 'em All」と親しまれたホンキー・トンク・スタイルの生みの親、アーネス・タブ&テキサス・トゥルバドゥールスの50年代ラジオ・ライヴの音源集。アメリカ海軍向けの番組『Navy Country Hoedown』からの編集で、テーマ・ソング"Walking The Floor Over You"をはじめとするタブ初期のヒット曲をメインに、敬愛するジミー・ロジャース・ソングなど得意のレパートリーを、お馴染みビリー・バードのあの独特のギターとタブの合いの手をたっぷりフィーチュアして楽しませてくれる。


●THE LOUVIN BROTHERS『Sing the Great Roy Acuff Songs』GTCD-0103 CD \2,450
Wait For The Light To Shine/The Precious Jewel/We Live In Two Different Worlds/The Great Judgement Morning/Branded Wherever I Go/Wabash Cannon Ball/Low And Lonely/The Great Speckled Bird/Wreck On The Highway/Lonely Mound Of Clay/Not A Word From Home/Stuck-Up Blues 全12曲
●THE LOUVIN BROTHERS『Weapon of Prayer』GTCD-0104 CD \2,450
The Weapon Of Prayer/There's A Grave In The Wave Of The Ocean/At Mail Call Today/I Died For The Red, White And Blue/A Soldier's Last Letter/There's A Star Spangled Banner Waving/The Great Atomic Power/A Seaman's Girl/From Mother's Arms To Korea/Robe Of White/Searching For A Soldier's Grave/Mother, I Thank You For The Bible You Gave 全12曲
●THE LOUVIN BROTHERS『Tragic Songs of Life』GTCD-0105 CD \2,450
Kentucky/I'll Be All Smiles Tonight/Let Her Go, God Bless Her/What Is Home Without Love/A Tiny Broken Heart/In The Pines/Alabama/Katie Dear/My Brother's Will/Knoxville Girl/Take The News To Mother/Mary Of The Wild Moor 全12曲
1930年代から継承されてきたブラザー・デュオ・トラディション、そのかたちをもっとも洗練されたクロース・ハーモニーに昇華し、カントリー・ミュージック史上最高の兄弟チームとして不滅の名を残すこととなったルーヴィン・ブラザーズ。アイラとチャーリーの兄弟がその絶頂期、キャピトルに残した名盤3枚の、オリジナル・フォーマットでのCD化。その遺産は、カントリー、ブルーグラスを問わず、その多くがスタンダード・ナンバーとしていまも唄い継がれ、この秋にはカール・ジャクソンがプロデュースするトリビュート・アルバムも発売されるという、偉大なデュエット・チームの名唄集。
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