2006/05/01 updated
Rig Root, The Falling Waters of Arden/ Cajun Stomp/ Eileen's Waltz/ Last Old Dollar/ Season of Joy/ Lennie's Misfortune/ Boiler House/ Calgary/ Robindale-Slate/ The Devil's Game/ Chelsea Town/ Stay All Night/ Black Mountain Aire全14曲
ブルーグラスとオールドタイムの境目がなくなる今日この頃、マーク・シャッツのクロウハンマー・バンジョーが見事なアンサンブルとグルーヴを生む、実にうつくしいアパラチア音楽。マーク自身とベラ・フレックのプロデュースのもと、マークのバンジョーを軸に、ケーシー・ドリーセン(f)、ジム・ハースト(g)、ミッシー・レインズ(bs)を基本に、ティム・オブライエンとジェリー・ダグラス、ステュアート・ダンカンを２曲ずつでゲストに迎え、マークのオリジナル（"Last Old Dollar"と"Stay All Night"以外）が、つぎつぎと美しいメロディーで奏でられていく。アパラチアの持つ独特のリズム・グルーヴが聴くものを癒してくれる秀作である。1995年のデビュー作『Brand New Old Tyme Way』(ROU-0342 CD\2,573-)と同様、アパラチアン・オールドタイムをベースにしながら、ジャズやブルーグラスの素養を見事に隠し味にして極上のアンサンブルに仕上げる、さすが、ニューグラス・ムーブメントの屋台骨を支えてきたベーシストならではのバランス感覚だ。クロウハンマー・バンジョーの魅力を再認識するにもお勧めの一枚である。
No Expectaions/Green Mountain Hop/I'll Stay Around/Pain In My Heart/Farewell Blues/Caravan/Auld Lang Syne 他全12曲
1970年代の名盤の一つである1976年作のビル・キースのアルバムがCD化された。1960年代にバンジョーのメロディック奏法を開発したビル・キースの初のソロ・アルバムでもあるこの作品はデビッド・グリスマン(m)、トニー・ライス(g)、トム・グレイ(bs)、バッサー・クレメンツ(f)、ケニー・コセック(f,piano)の基本バンドに、ジム・ルーニー（３曲）とアル・ジョーンズ（１曲）のボーカルを迎えた全12曲。フィドル・チューン、ジャズ、アール・スクラッグス、ドン・レノ、そして「蛍の光」まで、ビル・キースのバンジョー美学とグリスマン、ライス、クレメンツのホットピッキン、そしてルーニーのとうとうたるボーカルで、キースらしい全方位音楽に仕上がっている。バンジョー・アルバムの歴史的名盤の一枚である。
I'll Still Write Your Name in the Sand/Some of These Days (You're Going to be Sad)/Careless Love/In the Mountain Tops to Roam/A Good Woman's Love/In Despair/Put Me on the Trail to Carolina/Prayin' Shoes/Bluebirds Are Singing for Me/Fool's Moon/1946/You'll Find Her Name Written There/The Golden Rocket/Red Rockin' Chair 全14曲
ジミー・マーチン、マック・ワイズマン系、正統派ブルーグラス・ボーカルの後継者、デビッド・ピーターソン&1946のニュー・アルバム。バディ・スパイカー、ステュアート・ダンカン、マイケル・クリーブランドという贅沢なトリプル・フィドルにマイク・コンプトン(m)、チャーリー・クシュマン(bj)、ケント・スーパーマン・ブラントン(bs)という豪華なメンバーによる"I'll Still Write Your Name In Th Sand"を皮切りに自身のオリジナルとモンロー、デルモア、ハンク・スノウ等を織り交ぜて超一級ブルーグラスに仕上げている。
Live Like You Were Dying/My Old Friend/Like We Never Loved at All(with Faith Hill)/The Cowboy in Me/When the Stars Go Blue/Real Good Man/She's My Kind of Rain/Grown Men Don't Cry/Not a Moment Too Soon/Watch the Wind Blow by/Over and Over(with Nelly)/Everywhere/Beautiful People/Red Ragtop/My Little Girl/I've Got Friends That Do 全16曲
いまやカントリーのみならず、ポップ・シーンでもナンバー・ワン・スターとして押しも押されもせぬ存在となったティム・マグロウのグレイテスト・ヒッツ第２集。2001年の『Set This Circus Down』から2004年の『Live Like You Were Dying』までの３作に収められたナンバー・ワン・ヒットなど12曲に、新曲３曲とボーナス・トラック１曲という構成。奥方フェイス・ヒルやポップ・スター、ネリーとのデュエットを含め、コンテンポラリー・カントリーの最高峰としての人気、実力を遺憾なく示した貫禄のヒット曲集。
Stand/What Hurts the Most/Backwards/I Feel Bad/My Wish/Pieces/Yes I Do/To Make Her Love Me/Words I Couldn't Say/Me and My Gang/Cool Thing/Ellsworth/He Ain't the Leavin' Kind 全13曲
長年トップ・グループとして君臨してきたアラバマの牙城を脅かす存在として、実力を蓄えてきた３人組ラスカル・フラッツ、４作目となるこのアルバムで遂に、カントリー・チャートはもちろん、トップ200でも初登場１位を記録、リード・シングル"What Hurts the Most"もチャート１位となり、同じ週に３冠制覇という偉業を達成した。カントリー・グループとしての出自をしっかりと保ちながら、ポップな感覚を十二分に生かしたコンテンポラリー・サウンドが万人に受け入れられた証し、ナッシュヴィルの「いま」を象徴する新勢力として確固たる地位を築いたラスカル・フラッツの会心の作。
Satan Is Real, Straight to Hell/Thrown Out of the Bar/Things You Do to Me/Country Heroes/D Ray White/Low Down/Pills I Took/Smoke & Wine/My Drinkin Problem/Crazed Country Rebel/Dick in Dixie/Not Everybody Likes Us/Angel of Sin/Louisiana Stripes 全14曲
所属レーベルとのトラブルで大幅にリリースが遅れてしまったハンクIII、４年ぶりの新作は、ディスク２に大長編曲を収めた２枚組の大作。マール・ハガードやウェイロン・ジェニングスにも連なる、「アウトロー・カントリー」のイメージを想起させる歌詞を、躍動的なフィドルとシンプルなスティールを軸としたクラシック・テイスト横溢のサウンドにのせた、祖父ハンク・シニアそのままといってもいいような、あの独特のヴォーカルでじっくりと聴かせる意欲作。かなり過激な内容の歌詞故に、カントリーでは初めて、ともいわれる"Parental Advisory"、子供に聴かせるのは要注意という制約を受け、そのパンキッシュな内容からラップ・スター、エミネムにも例えられたろいうことだが、それはそれとして、正統カントリー・スタイル、ファミリー・トラディションの担い手として、大きく成長した姿を示している。
Georgia Steel Guitar/Steel Strike/Bryant's Bounce/Red Headed Polka/Railroadin'/Stainless Steel/Hub Cap Roll/Truck Driver's Ride/Bryant's Shuffle/Roadside Rag/Yodelling Guitar/Midnight Ramble/Serenade to a Frog/Hometown Polka/Speedin' West/Sunset/This Ain't the Blues/Old Joe Clark/Swingin' on the Strings/This Is Southland/Our Paradise/Stratosphere Boogie/West of Samoa 全23曲
50年代に一世を風靡したスティール・ギターの達人、スピーディー・ウエストと、ハムと卵にも例えられた名コンビ、早弾きエレキの神様ジミー・ブライアントとの共演で繰り広げられる音の饗宴。かつて日本でもラジオのテーマに使われたりして記憶に残っている"Georgia Steel Guitar"や"Speedin' West"など見事に息の合った二人の絶妙のプレイ、ピート・ドレイク、バディ・エモンズ以下のペダル・スティール全盛となる60年代以前の、シンプルかつスウィンギーなスティールの代名詞的存在だったスピーディ・ウェストと、のちのバック・オウエンズあたりに絶大な影響を及ぼしたジミー・ブライアントの細かいパッセージをつないでいく華麗なギターは、見事のひとこと。50年代をとおして、150人ものアーティストとのセッションで6000曲以上のレコーディングを残したという伝説のスティールマンの全盛期、キャピトルに残した名演集。
Foolish Pride/Goin' Steady/Have I Waited Too Long/Saving My Tears for Tomorrow/Just Married/They Made Me Fall in Love with You/What's the Use to Love You?/I've Got Five Dollars and It's Saturday Night/If You Ain't Lovin' You Ain't Livin'/Tattle Tale Tears/You're Right But I Wish You Were Wrong/What Can I Do with My Sorrow?/I Can't Wait for the Sun to Go Down/I Hardly Knew It Was You/I Knew You When/Forgive Me Dear/In the Chapel in the Moonlight/Baby My Heart/You're the Angel on My Christmas Tree/Just out of Reach of My Two Open Arms/A Place for Girls Like You/If That's the Fashion/That's What I'd Do for You 全23曲
50年代から60年代、正統派シンガーとして人気を博したファロン・ヤングの初期傑作集。ルイジアナ・ヘイライドのメンバーからキャピトルのレコーディング・アーティストとしてデビュー、53年の"Goin' Steady"で一気にスターダムにのしあがり、ハンク・ウィリアムズの影響を強く受けたホンキー・トンク・スタイルにはじまって、のちにはバラード・シンギンからロカビリー色まで、幅広いスタイルで多くのヒット曲を出しているが、本領はやはりここで聴かれる正統スタイルにある。とりわけ彼のトレードマークともなったツイン・フィドル(トミー・ジャクソンなど)とシンプルなスティーリン・サウンドが、カントリー黄金時代を映し出して懐かしい。
I Love You a Thousand Ways/If You've Got the Money, I've Got the Time/Give Me More, More, More/My Baby's Just Like Money/I Want to Be with You Always/How Long Will It Take to Stop Loving You/Always Late with Your Kisses/Mom and Dad's Waltz/Shine, Shave, Shower/Travellin' Blues/My Old Pal/Brakeman's Blues/If You Can Spare the Time/A King Without a Queen/Look What Thoughts Will Do/Treasure Untold/Blue Yodel # 6/My Rough and Rowdy Ways/Never No Mo' Blues/When It Comes to Measuring Love/I'm Lonely and Blue/Hopeless Love/Two Hearts Broken Now 全23曲
1950年のデビュー・シングル"If You've Got the Money, I've Got the Time"c/w"I Love You a Thousand Ways"が両面共にナンバー・ワン・ヒットを記録するという、センセーショナルな話題をふりまいたレフティ・フリゼル、同時代に人気を二分したハンク・ウィリアムズと共にカントリー・ミュージックの歴史を書き換え、そのヴォーカル・スタイルは、ジミー・ロジャーズからハンクとレフティ、そしてマール・ハガードからキース・ウィットリーやランディ・トラヴィスをとおして現在に至る正統カントリーの本流として、多くのフォロワーを生んでいる。コロムビアに残した多くの録音から、デビュー曲を初めとする多くのヒット曲と、彼が敬愛してやまなかったジミー・ロジャーズに捧げた、名盤の誉れ高いトリビュート・アルバムからのロジャーズ・ソングを中心に編集されたナイス・コンピレーション。
I Hung My Head and Cried/Broken Wings/Where Are You Now?/Why Did You Leave Me Alone?/Cowpoke/Gotta Get Together with My Gal/There's a Star Spangled Banner Waving Somewhere/Just Because You're in Deep Elem/Quicksilver/I'm All That's Left of That Old Quartett/Thanks for the Heartache/They're Positively Wrong/Merry Maiden Polka/One for the Wonder/Close Your Eyes and Dream/You'll Be Sorry from Now on/Maybe I'll Cry Over You/Buddy Boy/Too Tired to Care/She Taught Me to Yodel/I Get the Blues When It Rains/Darling I've Loved Much too Much/Weep No More My Darlin'/Put My Little Shoes Away/Will You Wait for Me Little Darlin?/Too Many Tears/Acres of Diamonds(Mountains of Gold)/Chime Bells 全28曲
1930年代から40年代、スウィート＆マイルドなクルーナー・タイプのヴォーカルと、それとは対照的な、張り詰めたハイ・ファルセットが印象的なヨーデルで人気を集めたエルトン・ブリットの代表作を集めたコンピレーション。当初はウェスト・コースト、のちにニュー・ヨークを舞台に活躍したということもあって、カントリー・シンガーというよりはポップ・スターとしての評価がなされていた感が強いが、ジミー・ロジャーズのブルー・ヨーデルと並び称せられたヨーデラーとして、また、初期ウェスタン・スタイルとカントリーとの橋渡し的役割を果たしたシンガーとして記憶されるべきシンガーである。第２次大戦中の大ヒットで、カントリー史上最高のペイトリオット・ソング"There's a Star Spangled Banner Waving Somewhere"や、名コンビ、ロザリー・アレンとの"Quicksilver"、ウェスタン・ヨーデルの定番"She Taught Me to Yodel""Chime Bells"など有名曲多数が収められている。
Rose Marie/Why/Ride Away/Wabash Waltz/Roll on Silvery Moon/We Stood at the Alter/I'll Do as Much for You Someday/Indian Love Call/Song of the Old Waterwheel/I Hate to See You Cry/Let's Go to Church(Next Sunday Morning)/Singing Hills/I'll Never Pass This Way Again/Cattle Call/Secret Love/I'm Crying for You/When I Grow Too Old to Dream/I'm Casting My Lasso Towards the Sky/Beautiful Dreamer/Haunted Hungry Heart/Whipporwill Yodel(He Sleeps All Day True)/There's a Rainbow in Every Teardrop 全22曲
1949年にチェット・アトキンズやジェスロ・バーンズなどカントリー・オール・スターズを従えてレコーディングした"Casting My Lasso Toward the Sky"で、ウェスタン・ヨーデルの第一人者としての座を確立し、50年代前半にそのピークを極めたスリム・ホイットマンの初期傑作集第２集。得意のヨーデルはもちろんのこと、その金属的なまでに冴え渡る高音を武器に、ポピュラー・シンガーとしても一時代を築いた彼の本領が発揮された作品集。彼のテーマ・ソングとなった"Casting My Lasso Toward the Sky"(53年のリメイク・ヴァージョン)をはじめとして、ポップ・ヒットともなった"Rose Marie"や"Indian Love Call"など、40年代末から50年代前半、RCAヴィクターとインペリアル・レコード時代の彼の代表作が網羅されている。
Beachcombing/I Dug up a Diamond/This Is Us/Red Staggerwing/Rollin' on/Love and Happiness for You/Right Now/Donkey Town/Belle Star/Beyond My Wildest Dreams/All the Roadrunning/If This Is Goodbye 全12曲
イギリスを代表するロック・バンド、ダイアー・ストレイツ解散後、ソロ・アーティストとして多くの名作を送り出してきたマーク・ノップラーが、数年間の周到な準備期間をおいて制作したエミルー・ハリスとのデュエット・アルバム。マーク自身とリチャード・ベネットの、ニュアンスを湛えたリード・ギターを軸に、グレン・ダンカンのマンドリンとフィドル(スチュアート・ダンカンも１曲)、ジム・コックスのピアノ、キーボード、そして曲によってダン・ダグモア、ポール・フランクリンのスティールやジム・ホーン＆メンフィス・ホーンズのホーン・セクションなども加えて、カントリーをベースにした絶妙のアコースティック・アンサンブルが「これぞおとなのヴォーカル」といったふたりそれぞれのソロ、優雅さに満ちたデュエットを彩っている。ダイアー・ストレイツやノッティング・ヒルビリーズ、そしてソロでも、並々ならぬカントリーへの傾倒ぶりをみせていたマークが、憧れでもあったのだろう、エミルーと組んでその真骨頂をみせた意欲作。エミルーのオリジナルが２曲、他はすべてマーク作。
Hills of Home/Thanks Again/Last Time Today/Berkley's Bottom/Let's Meet at His House/Never Go Through This Again/All Those Pennies/True Love Takes Two/Tennessee Iris/Young William/To You I Wed/I Could Leave Here/Hoe This Row Alone/The Way Things Go/Over In Heaven Skies/It Can't Be Right
'92年にウォーレン・アンバーソン(bs)とケリー・グリーン(g)を中心にイースト・テネシーで結成されたアコースティック・エンデバー、14年ぶり、満を持しての新作。全曲、ナチュラルで爽やかなアパラチアを感じさせる二人のソング・ライティングの才能を存分に発揮する二人のオリジナル。アキュタブ出版のジョン・ロウレスのツボを心得たバンジョーで貢献。リード・ギター、フィドルのアンサンブルも良く聞き応えのあるブルーグラス作品に仕上がっている。
Latcho Drom/Summertime/Moonlight in Vermont/La Gitane/Indifference/Cest Magnifique/Tears/Made in France/Undicided
「1930年から1940年代後半まで活躍していた伝説のギタリスト「ジャンゴ・ラインハルト」のスタイル（ジプシースゥイング・ジャズ）をベースに、スタンダード・ジャズやミュゼット、シャンソン、映画音楽、ボサノバ、ラテン、ポピュラーミュージック等を独自の解釈で演奏する日本では数少ないユニット。２本の「マカフェリ・ギター」が時には激しく、時には情熱的に織り成すリズムと旋律が、各方面から支持を頂いています。」(プロフィールより)。関西を代表するジプシー・ジャズ・ギタリストで時山フェスのギター・コンテスト優勝の経験を持つ川瀬眞司、同じく超絶技巧の山本佳史(g)、中村尚美(bs)というマカフェリ・スタイルのギター2本を擁したトリオに足立安隆のスゥイングするバイオリンが加わり絶妙のアンサンブルを聞かせる。
Songs About Me(Trace Adkins)/If You Ever Had Forever in Mind(Vince Gill)/May the Bird of Paradise Fly up Your Nose(Little Jimmy Dickens & Vince Gill)/She's in Love with the Boy(Trisha Yearwood)/Tryin' to Love You(Trisha Yearwood)/Kiss an Angel Good Morning(Charley Pride)/She's Got You(Alison Krauss & Union Station)/Walls of Time(Ricky Skaggs)/Black-Eyed Suzie(Ricky Skaggs)/Go Rest High on That Mountain(Vince Gill, Alison Krauss & Ricky Skaggs)/Alcohol(Brad Paisley)/Too Country(Bill Anderson & Brad Paisley)/Whiskey Lullaby(Brad Paisley & Alison Krauss)/Independence Day(Martina McBride)/'Til I Can Make It on My Own(Martina McBride)/Remember When(Alan Jackson)/Chattahoochee(Alan Jackson)/Medley:I'll Fly Away-I Saw the Light-Will the Circle Be Unbroken(entire cast) 全18曲88分
グランド・オール・オープリの80周年を記念して昨年秋、大々的なパッケージでニュー・ヨークに乗り込み、マンハッタンをカントリー・ミュージック一色に染めた、そのハイライトとして行われたカーネギー・ホールでのコンサートを収録したDVD作品。ヴィンス・ギル、アラン・ジャクソンやブラッド・ペイズリー、マルティナ・マクブライドなどいまを代表するスター、オールドタイマーを代表して"リトル"・ジミー・ディッケンズとビル・アンダーソン、チャーリー・プライド、そしてブルーグラスからはリッキー・スキャっグスとアリソン・クラウス、いずれ劣らぬ人気を誇るオープリ・メンバーによる圧巻のパフォーマンスを収めた88分。ヴィンス、アリソンとリッキーというなんとも贅沢なコーラスが美しい、今は亡き盟友キース・ウィットリーに捧げた"Go Rest High on That Mountain"、ヴィンスとのデュエットで聴かせるリトル・ジミー・ディッケンズの懐かしい"May the Bird of Paradise Fly up Your Nose"、大ヒットしたブラッド・ペイズリ―とアリソンの"Whiskey Lullaby"等々、ライヴならではの楽しさ満載でオープリの「いま」をヴィヴィッドに伝えてくれる。ボーナスとして10分弱の"behind the Scene"映像が収録されている。
Forked Deer/Temperance Reel/Sally Goodin'/Soldier's Joy/Blackberry Blossom/Salt Creek/Wildwood Flower/Billy in the Laoground/St.Ann's Reel/John Hardy/Paddy on the Turnpike.
FGM-1005D BRAD DAVIS『Flat Pick Jam, Vo.2』DVD \3,308-(本体 \3,150-)[新着]
Turkey in the Straw/Sailor's Hornpipe?Whiskey Before Breakfast/Black Mountain Rag/Red Haired Boy/Arkansas Traveler/Old Joe Clark/Nine Pound Hammer/Bill Cheathum/Angeline the Baker/Rueben.
FGM-1009D BRAD DAVIS『Flat Pick Jam, Vo.3』DVD \3,308-(本体 \3,150-)[新着]
Ragtime Annie/Redwing/Lonesome Road Blues/Liberty/Katy Hill/Over the Waterfall/Coo Coo's Nest/Cherokee Shuffle/Cattle in the Cane/Fisher's Hornpipe.
アール・スクラッグス＆フレンズやサム・ブッシュ・バンドなどで知られるスーパーピッカー、ブラッド・デイビスとのジャム・シリーズ映像。スロー／ミディアム／ファーストと３段階のスピードで超有名スタンダード・チューンでジャムの相手をしてくれます。ブラッドがそれぞれのスピードでリードとリズムにまわり、ベースとマンドリン・チョップが正確なリズムを刻みます（スローでは画面にコードが出ます）。初心者から上級者まで、リズムとリードの双方が訓練でき、充分楽しめます。
OTH-1003 オールドタイム・ヘラルド誌 最新06年2.3月号 \945-[新着]
内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・ トラッド音楽研究に必読の超優良書!!-
FeaturesThe Not So Run of the Mill String Band by Todd Denton, Whit Sizemore and the Shady Mountain Ramblersby Dale Morris2006 Festival Guide
Lists over 170 music events featuring old-time music all over the United States, Canada, and England.
Workshop“Bob Taylor’s March” from Will Keysby Chip Arnold
Here & There, Letters, Reviews など
We Should Only HaveTime For Love/The Circle Is Small/WhenI Close My Eyes/Roses In The Snow/It's Over/There Is A Reason/Changes/Jealous/The Healing Kind/Blue Mountain Rain/It Wasn't Me/Loving Arms/Once More/We Should Only HaveTime For Love全13曲+1曲(radio mix)
オーストラリアの女性ブルーグラス・シンガー、カレン・リンの『Blue Mountain Rain』(SR-20 \2,750)に続く最新作。クレア・リンチ、ロンダ・ビンセント、エミルー・ハリスにも通じる爽やかでケレン味の無いストレートなボーカルでポール・クラフト、ロン・ブロック、ウェイン・ウィンクル、ロニー・ボウマン等々、ブルーグラス系気鋭のソングライターの作品、フォークの名作のタイトル曲、オズボーン・ナンバー等々、バック・バンド「アコースティック・ショック」と共に産み出す抜群のアンサンブルで上質のサウンドが堪能できる。
クロウハンマー・バンジョー奏者でもあるローラ・ブージンガー。オールドタイムをレパートリーにしつつもポップ・シンガー顔負けの広がりを持った美声を、クラスター・プラッカーズの音を創ったスタッフが盛り上げる。"Dixie Darling"他のカーター・ファミリー曲からスタンダード・ジャズ風曲、"Tom Dula"や"Fly Around My Pretty Little Miss"などの伝承曲まで幅広く、…心和む作品である。
News266.txt(114): LB-1998 LAURA BOOSINGER『Down the Road』CD\2,750- 抜群に豊かな声を持つローラ・ブージンガー、オールドタイム、カーター・ファミリーからジャ ズ・スタンダードまで、クラスター・プラッカーズ人脈の素晴らしいアレンジと録音で癒し系のア コースティックが堪能できる
Sally Ann/Whispering/Alabama Jubilee/Together Again/New Panhandle Rag/Up a Lazy River/I Love You So Much It Hurts/Sweet Sue/Dinah 他全16曲
クロウハンマー・バンジョーを抱えてアパラチアか らやってきた癒し系ボーカルの女性シンガー、ローラ・ブージンガーの最新作。相変わらずの美学バディ・ スパイカー(f)、美技ブライアン・サットン(g)、ケニー・マローン(perc.)といったスーパーピッカーら に囲まれて、地元ノース・カロライナ州アッシュビルの仲間で、2001年のETSU＝東テネシー州立大学ブルー グラス・バンドで来日＝映画『ソングキャッチャー』のフィドラー、ギターとマンドリンも凄いジョッシュ・ ゴーフォースの唄もフィーチャーして、ジョン・ハートフォードの音を創ってきたマーク・ハワード（クラス ター・プラッカーズg）による、アパラチアン・トラッドからスウィング・スタンダード、バック・オウエンズ のカントリーやテキサス・スウィングからハワイアン、ブルースまで、…なんつーか、気持ちが「ホッコリ」と する、ジャンル不詳の美しいアコースティック作品である。 ちなみに、"Grandfather's Clock"や"Weeping Willow"、"When the Roses Bloom In Dixieland"や"Are You Tired of Me..."など。
Groundhog/Bought Me a Cat/Angelina Baker/Hush Little Baby/New River Train/Skip to My Lou 他全12曲
全米ペアレンツ・チョイス財団によって1996年のペ アレンツ・チョイス作品に選ばれたアパラチアン・トラッド曲集。ローラ・ブージンガーのすばらしいフォノ ジェニック・ボイスと、バンジョーやオートハープ、ダルシマやフィドルなどのバックアップで優しく聴ける 作品。
CD付きフラットピッキン・ギター教則マガジンの最新作はロン・ブロック（アリソン・クラウス）のカバー・ストーリーと彼の超一級センスとタッチで "The Old Spinning Wheel"と "Erica Lynn"。その他、カナダ・ケープ・ブレトン・スタイル・フィドル・チューン、マス・ストリート・ミュージック訪問記などの特集と、タブ譜＋音源は "Whiskey Before Breakfast"、"Star of the County Down"、"Hot Corn Cold Corn"、"Autumn Leavet（枯葉）"他多数に、ドミナント・セブンスの意味、ウェスタン・スウィング、クロスピッキンを使ってのメロディー・インプロバイズ等々、フラットピッキン・ギターについての興味深い知恵と情報とアイデア一杯、それもCD付きの隔月刊誌。