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NEW ARRIVALS & BACK IN STOCKS  2006/09  
 updated
 06/10/06
B000602302 GEORGE STRAIT『It Just Comes Natural』CD\2,573-(本体\2,450-)(新入荷)
Give It Away/She Told Me So/That's My Kind of Woman/Wrapped/It Just Comes Natural/He Must Have Really Hurt You Bad/Heart Like Hers/Why Can't I Leave Her Alone/One Foot in Front of the Other/I Ain't Her Cowboy Anymore/Texas Cookin'/Better Rain/How 'Bout Them Cowgirls/What Say/Come On Joe 全15曲
 先頃、現役アーティストとしてカントリー・ミュージック・ホール・オヴ・フェイム殿堂入りを果たし、名実ともに最高の栄誉を手にしたスーパー・スター、ジョージ・ストレイトの通算34枚目となる最新作。長年のパートナー、トニー・ブラウンとの共同プロデュースになる本作、従来とは趣きを変えてナッシュヴィルを離れ、フロリダ州キーウェストにある旧友ジミー・バフェットのシュリンプボート・スタジオでのレコーディングとなっている。とはいっても、サウンドはいつもどおりのホンキー・トンクの王道を行くジョージ・ストレイト・スタイル、トップ・ミュージシャンの織り成すウェスタン・スウィングを隠し味にしたストレートなカントリー・スタイルに乗せた、これ以上はないという正統派のカントリー・バラード、ビル・アンダーソンやブルース・ロビソン、リー・ロイ・パーネル、ガイ・クラークなど多彩なソングライター作品がびっしりと詰まっている。オープニング・トラックの"Give It Away"が目下ビルボード・カントリー・シングルズ・チャートのトップに立ち、これで53曲目のナンバー・ワンという、これまた前人未踏の記録を更新中、80年代以降のメインストリーム・カントリー・シーンに君臨してきた王者の貫禄十分な会心の作。
ARI-88172 ALAN JACKSON『Like Red on a Rose』CD\2,783-(本体\2,650-)(新入荷)
Anywhere on Earth You Are/Good Imitation of the Blues/Like Red on a Rose/Nobody Said That It Would Be Easy/Don't Change on Me/The Firefly's Song/Wait a Minute/ Had It Not Been You/A Woman's Love/Don't Ask Why/As Lovely As You/Where Do I Go From Here(A Trucker's Song)/Bluebird 全13曲
 アラン・ジャクソンの新作はなんと、アリソン・クラウスがプロデュースしたという話題作。ふたりの共演は90年代初頭のアランのクリスマス・セッションに始まったが、昨年秋のニュー・ヨークでのオープリ・ツアーで意気投合し、アリソンがプロデュースすることになったもの。当初はアラン自身ブルーグラス・アルバムを作りたいということでアリソンにアプローチしたのだが、アリソンのアイディアでアランの世代の人たちの結婚生活をテーマにしたコンセプト・アルバムを作ることになって、アリソンのフェイヴァリット・ソングライター、ロバート・リー・キャッスルマンの新作やハーブ・ペダーセンのクラシックなど、アコースティックな響きを大切にしたバラード主体のアルバムに仕上げてきた。しかも、クールでときにジャジーなスタイルをも聴かせるという、これまでのアランのイメージからは予測できないようなサウンド、例えていうならば、レイ・プライスが70年代に試みたポップでゴージャスなヴォーカル・アルバムや、パッツイ・クラインの作品を思い起こさせるようなスタイルをも取り入れて、アランの絶妙のヴォーカルを浮き彫りにするという、期待を遥かに超えた見事な作品となっている。ジェリー・ダグラスやロン・ブロック、ヴィクター・クラウスなどを配し、アリソンもストリングスとハーモニー・ヴォーカルでパーフェクトなサポートを務めている。
SH-3999 V.A.『Sugar Hill Records:A Retrospective』4CD+1DVD \5,985-(本体\5,700-)(新入荷)
[Disc 1]
Ricky Skaggs:Could You Love Me One More Time/Doyle Lawson & Quicksilver:Mis'ry River/John Starling:Long Time Gone/Peter Rowan:Moonshiner/Marty Stuart:Hey Porter/Mike Auldridge:Little Rock Getaway/New Grass Revival:One More Love Song/Tony Rice:Church Street Blues/Boone Creek:One Way Track/Chris Hillman:Why You Been Gone So Long/Hot Rize:Keep Your Lamp Trimmed & Burning/Jimmy Murphy:You Touched Me & Made Me Live Again/The Country Gentlemen:Come and Sit by the River/The Hillmen:Ranger's Command/Doc Watson:Greenville Trestle High/Buck White:More Pretty Girls Than One/The Osborne Brothers:High on a Hilltop/Berline-Crary-Hickman:Forked Deer/Ricky Skaggs & Tony Rice:Bury Me Beneath the Willow/Jonathan Edwards & The Seldom Scene:Don't This Road Look Rough and Rocky/Doyle Lawson & Quicksilver:On the Sea of Life
[Disc 2]
The (Almost) Original New South:Freeborn Man/Red Knuckles & The Trailblazers:If You Ain't Lovin'/Nashville Bluegrass Band:Father I Stretch My Hand to Thee/Uncle Walt's Band:High Hill/Lonesome Standard Time:The Bigger the Fool/Carl Jackson, John Starling & The Nash Ramblers:I'm Not Over You/Tim O'Brien:Senor/The Seldom Scene:Satan's Jeweled Crown/Mike Cross:Whiskey 'fore Breakfast-Sailor's Bonnet/Robert Earl Keen:Mariano/Nashville Bluegrass Band:Rock Bottom Blues/Townes Van Zandt:At My Window/Doc Watson:Nobody Knows But Me/The Red Clay Ramblers:One Rose-Hot Buttered Rum/Blue Rose:Train of Life/Kukuruza:Mother I'm Lonely/Tim & Mollie O'Brien:Unwed Fathers/Old & In The Way:Pig in a Pen/Peter Rowan & The Nashville Bluegrass Band:Trail of Tears/Doyle Lawson & Quicksilver:Lord I've Been a Hard Working Pilgrim
[Disc 3]
Lonesome River Band:When You Go Walking/Sam Bush:All Night Radio/Del McCoury:Can't You Hear Me Calling/Robin & Linda Williams:Rolling & Rambling/The Seldom Scene:Dry Run Creek/Chris Thile:Shadow Ridge/Brother Boys:Let's Shake Loose/The Red Clay Ramblers:Way Long Timey Ago/James McMurtry:For All I Know/Psychograss:Tree King Creek/Guy Clark:Out in the Parking Lot/Darrell Scott:You'll Never Leave Harlan Alive/Terry Allen:Gone to Texas/Jerry Douglas, Russ Barenberg & Edgar Meyer:Big Bug Shuffle/Front Range:The Hills That I Call Home/Byron Berline:Sally Goodin/Laurel Canyon Ramblers: Bad Case of the Blues/John Cowan:Dark End of the Street/The Seldom Scene:Let Me Be Your Friend/Robert Earl Keen: Merry Christmas from the Family
[Disc 4]
Rodney Crowell:I Walk the Line/Nickel Creek:House of Tom Bombadil/Don Rigsby:I Won't Be There/Scott Miller:Dear Sarah/Jim Mills:Bound to Ride/Mollie O'Brien:My Girlish Days/Ronnie Bowman:Man I'm Trying to Be/Sean Watkins:The Ant and the Ant/Tara Nevins:I've Got a Mule to Ride/Sonny Landreth:Levee Town/Aubrey Haynie:Bluegrass in the Backwoods/Jesse Winchester:Club Manhattan/Jerry Douglas:Little Martha/Donna The Buffalo:Yonder/The Gibson Brothers:Whisper in My Ear/The Gourds Hallelujah Shine/Clarence "Gatemouth" Brown:Chickenshift/Bad Livers:Lumpy, Beanpole & Dirt/Bryan Sutton:Decision at Gladys Fork/Dolly Parton:I'm Gonna Sleep With One Eye Open
[Disc 5:DVD]bonus DVD includes interviews, music videos and photo album
1978年、カナダ生まれのバリー・ポスがノース・キャロライナ州ダラムで立ち上げたシュガー・ヒル・レコードの回顧大全集。「ルーツに根差したコンテンポラリー・ミュージック」を旗印に、最初のアルバム、ブーン・クリークの『One Way Track』をリリースして以来今日まで、ブルーグラスをメインにオールドタイム、シンガー/ソングライター作品、コンテンポラリー・ブルーズなどアコースティック・ミュージック全般、いうところのアメリカーナ・ミュージックに特化したレーベルとして、ラウンダーと並ぶインディペンデントの最高峰として君臨し続けている。この4枚組(と、DVD)ボックスは、その28年の歴史を彩ってきたアーティストたちの作品をとおして、ブルーグラスを中心とするアメリカン・ミュージックの歩みを81曲に凝縮した記念碑的全集。そして、ボーナス・ディスクとして加えられたDVDには、シュガー・ヒルのキー・アーティストとして屋台骨を支えてきたジェリー・ダグラス、ティム・オブライエン、サム・ブッシュ、ドイル・ローソン、アラン・オブライアントが、バリー・ポス、シュガー・ヒルとの出会いと歩みについて語るインタヴュー(約40分)、ニッケル・クリーク、ドリー・パートン、ティム、ナッシュヴィル・ブルーグラス・バンドなどのプロモーション・ヴィデオ、そしてフォト・アルバムが収録されており、インタヴューはなかなかの聴きものとなっている。

BGOCD-705 MERLE HAGGARD『A Tribute to the Best Damn Fiddle Player in the World/It's All in the Movies』CD\2,888-(本体\2,750-)(再入荷)
Right or Wrong/Time Changes Everything/San Antonio Rose/Take Me Back to Tulsa/After Loving You/Hag's Dixie Blues #2/Cotton Patch Blue 他全23曲
 カントリー・レジェンド、マール・ハガードがその絶 頂期1970年に発表したウェスタン・スウィングの王様ボブ・ウィルスへのトリビュート・アルバムが、75年 作品との2on1で初のCD化。前年のジミ―・ロジャース・トリビュートに続いて、自らのルーツ、ヒーローの ひとりであるボブ・ウィルスに捧げたこのアルバムがきっかけとなって、40〜50年代にピークを極めたウェ スタン・スウィングが再びクールな音楽として再認識されることとなった、歴史的にも重要な作品である。ここ でマールは自らフィドルを学ぶと共に、ジョニー・ギンブル、タイニー・ムーア、エルドン・シャンブリン、 ジョー・ホリーなどテキサス・プレイボーイズのメンバーを集め、ストレンジャーズのロイ・ニコルス、ノー ム・ハムレットとのコラボレーションでボブ・ウィルス・ミュージックの真髄を見事に蘇らせ、ウェスタン・ スウィング復興の気運を一気にもたらすとともに、マール自身のその後の音楽に大きな比重を占めること となり、アスリープ・アット・ザ・ウィ―ルをはじめとする正統派のバンドに継承されるその本流を形成して いる。さらには、ジョージ・ストレイト以下ホンキー・トンクのメインストリームにも絶大な影響を及ぼすな ど、現代のカントリーを語るうえで必須の要素となったウェスタン・スウィング、そのさきがけをなした貴重 な作品であり、歴史の転換点となった大名盤である。(宇野誠之)

RCSI-1002D WELLS FAMILY『Live at Joslyn Hall』DVD \3,675-(本体\3,500-)I Feel the Blues Movin' In/Lonesome River/Wait a Minutes/Colorado Sky/Ruben's Train 他全18曲(再入荷)
 10代の3人姉妹を前面にノース・カロライナのファ ミリー・バンド、ウェルズ・ファミリー。ブルーグラス・ バンドとしての楽器演奏技術は一流とはいえないが、バンド単独のショウとして、それぞれ精一杯の演奏とエン ターテイメントの手順を踏んで楽しませてくれる。選曲にはモンロー以来のハイロンサムなブルーグラスを中心 に、コンテンポラリー曲やオリジナルを配した若い感性が気持ちいい。聴衆にとっては楽器技術のレベルは基本 をクリアすれば問題ではなく、ショウとしての構成とメンバー全員のショウに向かう意識が問われる。3人の姉 妹が父ゲイリー(bs)母デビ(g)のサポートで、長女サラ(bj)、バンドではもっとも才能を発揮している次女ジェ イド(m)、三女でまだ中学生というエデン(f)、それぞれの持ち味を引き出すように最大の努力をする、ショウ に対する真摯な姿勢とその結果はすばらしいものがある。爽やかで可愛い3姉妹の一生懸命なステージ、オジ サンは応援するぞ!!

REB-1817 DAVID DAVIS & THE WARRIOR RIVER BOYS『Troubled Times』CD\2,573-(本体\2,450-)(新入荷)
The Ballad of Sarah Malone/Chancellorsville/The River Ran Black/Milwaukee Blues/Jake Satterfield/Filling the River with Tears/Muddy Water/(I Heard That)Lonesome Whistle/John Henry, Jr./Evening Prayer Blues/Willow Valley/A House of Gold 全12曲
 1960年に結成されたアラバマの名門バンド、ウォーリアー・リヴァ―・ボーイズ、88年にデヴィッド・デイヴィスに引き継がれたのちも、幾多の浮き沈みを経験しながらトラッド・ブルーグラス一筋に歩んできたヴェテラン・バンドのレベル・レコードからの第2作。バンジョーがダニエル・グラインドスタッフ、ギターがアダム・デュークと、ふたりが新加入しているが、デヴィッドの定評あるモンロー・マンドリンとオウエン・サンダース(元クイックシルヴァー)のフィドルを軸にしたサウンドには全く揺るぐところなく、ゆったりとしたナンバーを主体に、そこに織り込まれた心地よい緊張感と、デヴィッドの枯れたテナー・ヴォイスが主役となって全編を色濃く覆う寂寥感、ロンサム・フィーリングが実に深い味わいをかもし出している。あまり名前を聞いたことのないソングライターのオリジナル作品が多くとりあげられているが、これがまたツボを心得たというか、トラッド・ブルーグラス・ファンの心に響くサムシングを見事に表した、只者ではないと思わせる出来映えを示している。なんの気負いもてらいもなく、アーリー・ブルーグラスの雰囲気を継承した自分たちのブルーグラスをそのまんま真っ直ぐに演じ切ったヴェテランならではの味、ローカル・バンドの心意気が静かな凄みすら感じさせて素晴らしい。
BCR-003 THE DAUGHTERS OF BLUEGRASS『Back to the Well』CD\2,888-(本体\2,750-)(新入荷)
Back to the Well(Lead vocal:Dale Ann Bradley and all Daughters)/Homesick for the Hills(Lead vocal:Dale Ann Bradley)/Come on down the Mountain(Lead vocal:Becky Buller)/Hickory Wind(Lead vocal:Lorraine Jordan)/Never Made It Home(Lead vocal:Julie Elkins)/How's It Feel(Lead vocal:Jeanette Williams)/Still Feel the Nails(Lead vocals:Gena Britt)/Hicker Nut Ridge(Lead vocal:Mindy Rakestraw)/Fools Gold(Lead vocal:Frances Mooney)/Prisoner Song(Lead vocal:Gena Britt)/Pocket Knives & Fiddle Tunes(Lead vocal:Valerie Smith)/Picture of Jesus(Lead vocal:Heather Berry)/Grass Angels(Lead vocal:Michelle Nixon) 全13曲
 「ブルーグラスは独占的に男の音楽である」と、ローズ・マドックス62年の大名盤『Rose Maddox Sings Bluegrass』のライナー・ノーツに記されていた。そこから40有余年、時代は劇的に変化し、今や女性ブルーグラッサー抜きにはブルーグラスは語れない、というところまできている。キャロライナ・ロードを率いるヴェテラン、ロレイン・ジョーダンが呼びかけ、第一線で活躍する多くの女性シンガー、プレイヤーが集まったスペシャル・プロジェクト、ドーターズ・オヴ・ブルーグラスはそのシンボルともいえる存在である。トム・T・ホールとミス・ディキシー夫妻がサポートしたプロジェクトの第2作となった今作では、リード・ヴォーカルに上記の個性豊かな女性たちをフィーチュアし、ロレイン(m)、ジーナ・ブリット(bj)、ベッキー・ビューラー(f)、ヴィッキー・シモンズ(bs)など、いろんなバンドでその卓越したミュージシャンぶりを発揮しているプレイヤーがバックを務めている。デイル・アン・ブラッドレーの貫禄十分のヴォーカルが素晴らしい、抜群のソリッド・ブルーグラスが痛快な名刺代わりのオープニング・トラックからの2曲に始まって、マウンテン・ソウル横溢のオールドタイム・テイストやカントリー・タッチの優しいバラード、ゴスペル等々、メンバーのオリジナルや有名曲を織り交ぜて、ブルーグラスのさまざまなかたちを鮮やかに演出している。前作同様、IBMAアウォードのレコード・イヴェント部門にノミネートされている。
JASMD-3568 WEBB PIERCE『It's Been So Long』CD\2,079-(本体\1,980-)(新入荷)
Back Street Affair/Cause I Love You/Don't Throw Your Life Away/I Don't Care/I Love You Dear/I'll Always Take Care of You/In the Jailhouse Now/It's Been So Long/Just Imagination/Little Rosa(with Red Sovine)/Love Love Love/I'm Gonna Fall out of Love with You/One Day Later(with Teddy Wilburn)/Slowly/If You Were Me(And I Were You)/That Heart Belongs to Me/That's Me Without You/There Stands the Glass/Too Late to Worry Now/Why Baby Why(with Red Sovine)/Wondering/Yes I Know Why(I Want to Cry)/You Know I'm Still in Love with You/Your Good for Nothing Heart 全24曲
 50年代、アーネスト・タブと共にデッカ・カントリーの看板スターとして君臨したホンキー・トンク・スタイルの第一人者、ウェッブ・ピアースの全盛期を象徴する有名曲集。50年、地元ルイジアナの人気ショウ、ルイジアナ・ヘイライドのメンバーとなり、翌51年デッカと契約、52年に放った最初のナンバー・ワン・ヒット"Wondering"で一躍トップ・スターとなり、50年代をとおして多くのナンバー・ワン、トップ5ヒットがある。54年の"Slowly"では、バド・アイザックスが初めてスティール・ギターにペダルを組みこんだ斬新なサウンドを導入するなど、ホンキー・トンク・スタイルの王道を構築していった功績も大きい。そのキャリアにおけるナンバー・ワン・ヒットは13曲、ここには"Back Street Affair""It's Been So Long""I Don't Care""In the Jailhouse Now"そしてレッド・ソヴァインとデュエットしたジョージ・ジョーンズのヒット曲としても有名な"Why Baby Why"など多数が収録されている。
JASMD-3571 CARL SMITH『Time Changes Everything:Mr. Country』CD\2,079-(本体\1,980-)(新入荷)
This Side of Heaven/(When You Feel Like Your in Love)Don't Just Stand There/If Teardrops Were Pennies/Let Old Mother Nature Have Her Way/Let's Live a Little/Me and My Broken Heart/Mr. Moon/Little Girl in My Home Town/There's Nothing as Sweet as My Baby/Our Honeymoon/Softly and Tenderley/Hey Joe/If I Could Hold Back the Dawn/If You Tried as Hard to Love Me(As You Do to Break My Heart)/Lovin' Is Livin'/Satisfaction Guarenteed/Who'll Buy My Heartaches/Time Changes Everything/Baby I'm Ready/I Dreamed of the Old Rugged Cross/I Just Dropped in to Say Goodbye/Old Lonesome Times/There's a Bottle Where She Used to Be/You're Free to Go全24曲
 50年代コロムビア・カントリーを代表するホンキー・トンク・スター、カール・スミスのヒット曲集。ハンク・ウィリアムズのゲストとしてオープリ・デビューしたのち、50年にオープリ・メンバーとなり同時にコロムビアと契約、51年の"Let's Live a Little"がトップ3にランクされるヒットとなりスターの座につく。52年に結成したバンド、チューンスミスには、グラディ・マーティン、サミー・プルエット(元ドリフティング・カウボーイズ)、ジュニア・ハスキーと凄い顔ぶれが揃っており、ジョニー・シバートのスティールをフィーチュアしたサウンドが、のどの奥から搾り出すような独得のヴォーカル・スタイルと共に彼のトレード・マークとなっている。ここには、51年初めてのナンバー・ワン・ヒットとなった"Let Old Mother Nature Have Her Way"など、50年代全盛期のヒット曲が数多く収録されており、いまは語られることも少なくなってしまったかつての大スター、カール・スミスのすべてを知ることができる。元々はブリュースター・ブラザーズのバンドでギターを弾いたり、ホーク・ジェンキンズ(bj)とコンビを組んだりと、ブルーグラスがルーツにあったカール・スミス、71年のブルーグラス・アルバムも知る人ぞ知る、隠れた名盤となっている。また、最初の妻ジューン・カーターとの娘カーリーン・カーターはポップ/カントリー・スターとして大成している。
ROU-0581 BRADLEY WALKER『Highway of Dreams』CD\2,573-(本体\2,450-)(新入荷)
Life or Love/When I'm Hurtin'/Love's Tombstone/Payin' Your Dues/If I Hadn't Reached for the Stars/Price of Admission/He Carried Her Memory/A Little Change/Lost at Sea/Should've Took That Train/I Never Go Around Mirrors/We Know Where He Is 全12曲
 ラウンダー・レコードが2006年のプライオリティ・アーティストとして大プッシュする新人、ブラッドリー・ウォーカーのデビュー作。クラシック・カントリーの香りを湛えた豊かなバリトン・ヴォイスが実に深い味わいをみせるアラバマ出身の28歳、幼い頃からカントリーに親しんできたがハイスクール卒業の頃からブルーグラスに目覚め、ローカル・バンドで唄ってきたという。2000年のIBMAウィークでブルーグラス・シーンの注目となり、サード・タイム・アウトやアリシア・ニュージェントのゲストとしてオープリのステージにも立っている。カール・ジャクソンがプロデュースしたこのデビュー作、ジャクソン自身やラリー・コードル、ハーリー・アレン、ショーン・キャンプなどトップ・クラスのソングライター作品を、マンドリンにアダム・ステフィ、ギターにクレイ・ヘス、フィドルはオーブリー・ヘイニーとジム・ヴァン・クリーヴ、ドブロがロブ・アイクスとランディ・コーアズ、バンジョーにはロン・ブロックとロン・スチュワート等々、超強力オール・スターを配した繊細なアンサンブルで、ブラッドリーのソウルフルかつ抑制されたエモーションが印象的なヴォーカルを見事にサポートしている。"Payin' Your Dues""Should've Took That Train"などのアグレッシヴなブルーグラスも素晴らしいが、その説得力に溢れた「うた」のちから、上手さは、同じくカール・ジャクソンがプロデュースしているアリシア・ニュージェントにも共通する、カントリー・テイストを色濃く表した作品でより鮮烈に訴えるものをもっており、レフティ・フリゼル〜キース・ウィットリーの"I Never Go Around Mirrors"で聴かれる完璧な正統ホンキー・トンク・スタイルは見事というほかない。ハーモニー・ヴォーカルにはロンダ・ヴィンセント、アリシア・ニュージェント、ヴィンス・ギル、シア・チェリーホームズ、ラッセル・ムーア、ラリー・コードルそしてカール・ジャクソンと、なんとも贅沢なラインナップ。生まれついての筋ジストロフィーという難病で車椅子生活をおくるハンディをものともせず、素晴らしい「うた」を唄い続けるブラッドリー・ウォーカーに注目だ。

JASMD-3530 ARTHUR "Guitar Boogie" SMITH『Have a Little Fun』CD\1,980-(再入荷)

CHEW TOBACCO RAG v. Arthur Smith/BIG MOUNTAIN SHUFFLE/HAVE A LITTLE FUN v. Roy Lear/INDIAN BOOGIE v. Arthur Smith/BLUE BOOGIE/MR. STALIN, YOU'RE EATING TOO HIGH ON THE HOG v. Arthur Smith/CHICKEN STRUT/HE WENT THAT-A-WAY v. Arthur Smith/LADY OF SPAIN/SOMEBODY LEFT ANOTHER YOUNG 'UN AT OUR HOUSE v. Arthur Smith/DIME A DOZEN v. Roy Lear & Betty Smith/MIDNIGHT RAG/ 'LASSES v. Arthur Smith/CONVERSATION WITH A MULE v. Arthur Smith/MULE TRAIN v. Arthur Smith/FIDDLE-FADDLE/THE CORSET SONG v. Arthur Smith/YOU'RE HOOKED v. Arthur Smith/OKLAHOMA POLKA/FOOLISH QUESTIONS v. Arthur Smith/THE MEMPHIS BLUES/CARELESS HANDS v. Roy Lear & Betty Smith

 ギター・ブギの異名を持つアーサー・スミスのインストとボーカルが半々の作品。彼の初期エレキ・ギ ターを中心に、ジャンゴを思わせる生ギター・インストや、フィドル・インスト等々、その後のレス・ ポールやジョー・メイフィスらに受け継がれていく、カントリーでもジャズでもない、当時のアメリカン・ ポップの隙間を埋めた懐かしい音楽が22曲集。

CMH-9086 V.A.『Pickin' on Jeff Bates; a Bluegrass Tribute』CD\2,888-(本体\2,750-)
Country Enough/My Mississippi/Rainbow Man/The Love Song/Long Slow Kisse/Amor De Padre 他全12曲
 「ピッキン・オン」の最新シリーズ、(…何で「一流 なのにこんな仕事を?」とお思いの皆さん、ブルーグラス・ミュージシャンは一流でもお金はできないし、何 より楽器持たせてジャムさせればいつまでも弾きつづける人たちなんだから…)。さてこの最新作は、カント リー界でも新人のジェフ・ベイツのヒット曲カバー集。メンバーはステュアート・ダンカン、マイク・コンプ トン、キース・ソウェル(サム・ブッシュ・バンドのギター)、ネッド・ルベレッキ(ポール・アドキンス他 のバンジョー)、デビッド・ジャックス(エイドリアン・ ヤング他のベース)。主役であるスターさんのヒット曲を知らなくても、メロディーはこんな風に料理するの だとか、テーマが設定されたインストとして聴けば面白さ値打ち倍増でタップリと楽しめるんだから、ブ ルーグラス・ミュージシャンって…、最高だぁ!!

SKFR-1007 RICKY SKAGGS & KENTUCKY THUNDER『Instrumentals』CD\2,573-(本体\2,450-)
Going to Richmond/Missing Vassar/Mantana Slim/Gallatin Rag/Dawg's Breath/Polk City 他全11曲
 リッキー・スキャッグス最新作は超重量バンド、ケン タッキー・サンダーによる初インスト集。が、そのド迫力バンドをリッキーが叱咤激励してバリバリ/ゴイゴ イにぶっ飛ばしてくるかと思いきや、繊細なメロディーをテーマにアイルランドからヨーロッパの薫り を湛えたデリケートなインスト・アルバム、モンローの晩年にも通じるアパラチアン・ケルト的な陰影さえ湛 えた作品に仕上げている。11曲中9曲を創ったマンドリン奏者であるリッキーの呼吸法がバンドに伝わり、 バッサー・クレメンツへの想いやデビッド「ドーグ」グリスマンへの敬意なども込めて、ただのスーパーピッ キンを超えた物語性のあるインスト集にしている。それにしても若いふたり、アンディ・レフトウィッチ(f) とコディ・キルビー(g)の感性とテクニックは「凄い!!」。もちろん、ジム・ミルズ(bj)のシュアなロール とトーンは言うまでもない安定感。ジェフ・テイラーのアコーディオンとアンディ・スタットマンのクラリ ネット、そしてストリングスまでもを登場させるリッキー、モンロー晩年の精神性を追い求めているようだ。 リッキー・スキャッグスの思いを込めた大作である。

ARH-9030 DEL McCOURY『I Wonder Where You Are Tonight』CD\2,079-(本体\1,980-)
Hey Hey Bartender/Willie Roy/Prisoner's Song/I'm Coming Back But I Don't Know When/Used To Be/Dreams/Whose Shoulder Will You Cry On 他全14曲
 1960年代後半、フォーク・リバイバルが終わりロッ ク時代がはじまっていたにもかかわらず、ナッシュビルやロサンゼルスの商業音楽を見上げながら自分の音 楽を信じていたトラッドグラス信奉者たちがいた。アール・テイラーやマック・マーティン、レッド・アレ ンや、そしてデル・マッカーリーたちだ。当時、彼らは自分の信じるブルーグラスを小さなレーベルに残した。 これは1967年にデルが、ビル・エマーソン(bj)、ビリー・ ベイカー(f)、ウエイン・イエーツ(m)らとともに残した歴史的デビュー作『Sings Bluegrass』のCD化。68年発表のステレオLPよりもオリジナル録音の音質に近 づけているという。

KOCH-9847 JERRY DOUGLAS『The Best Kept Secret』CD\2,888-(本体\2,750-)

 グラミー最終ノミネートしたサム・ブッシュとベラ・ フレックを迎えたブルーグラスのほか、全編にドブロやラップ・スティールの可能性を最大限に表現、ジャ ンルを超えた凄いインスト作品。ムーンシャイナー誌2005年11月号のインタビューで明かされたエリック・ クラプトンとのセッションは実現しなかったが、アリソン・クラウスやジョン・フォガティー、ビル・フリー ゼルらがゲスト。

THERE-008 PETER ROWAN『Crucial Country』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1994年のテルライド・フェス、51才、絶頂期のピー ター・ローワンが、問答無用のジェリー・ダグラス(d)とサム・ブッシュ(m,f)、ビクター・クラウス(bs)、ラ リー・アタマヌィック(drums)、ケスター・スミス(perc)を率いて、ものすごいテンションでブルーグラ ス/ニューグラス・グルーヴ全開ライブ。完璧なボーカル・コントロールと、めちゃくちゃ熱い詩と楽器のイン タープレイ、いつも聴く曲もさまざまに表情を変えて現われてくる。ビル・モンロー・スタンダードからプレ スリー、ボブ・マーレイ、そしてピートのあの曲この曲、10曲で68分、まったく厭きさせることなく、つぎ つぎと彼ら全員のエネルギーが伝わってくるすごいライブ。

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