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B.O.M.Newsletter 10月の新入荷、再入荷    2010年11月10日
10月の新入荷、再入荷などのごあんないです。
[クリスマス新入荷]
RHYC-2007 MICHAEL MARTIN MURPHEY『Acoustic Christmas Carols:Cowboy Ckristmas II』\2,079(本体\1,980)
[ブルーグラス新入荷]
RUR-1073 V.A『The All-Star Jam:Live At Graves Mountain』CD\2,573-(本体\2,450-)
RHYC-2006 LOU REID & CAROLINA『Sounds Like Heaven To Me』CD\2,573-(本体\2,450-)
RHY-1070 BLUE MOON RISING『Strange New World』 CD\2,573-(本体\2,450-)
RHY-1066 STEVE GULLEY & TIM STAFFORD『Dogwood Winter』CD\2,573-(本体\2,450-)
RHY-1068 RODNEY DILLARD & THE DILLARD BAND『I Wish Life was Like Mayberry』CD\2,573-(本体\2,450-)
SD-292JOHN HARTFORD『Goin' Back Dixie』 CD\2,573-(本体\2,450-)

1 Goin' Back to Dixie/2 Little Girl With Her Hair All Down Behind/3 I Wonder Where You Are Tonight/4 Heavenly Sunlight/ 5 M.I.S.I.P. /6 The Girl I Left Behind/7 We Did Our Best/8 The Boys From North Carolina/9 Them Way Long Time Ago Times /10 The Death of John Henry全10曲
[カントリー新入荷]
ARI-75878 BRAD PAISLEY『Hits Alive』2CD \2,363(本体\2,250)

Disc 1:
1.Mud On The Tires/2.Ticks/3.Anything Like Me/4.The World/5.Little Moments/6.When I Get Where I'm Going (Featuring Dolly Parton)/7.Celebrity/8.Then (Piano Mix)/9.I'm Still A Guy/10.He Didn't Have To Be/11.Alcohol/12.Whiskey Lullaby (Featuring Alison Krauss)/13.We Danced/14.Online/Track Listing
Disc 2:
1.Water (Live)2.American Saturday Night (Live)3.Waitin' On A Woman (Live)4.I'm Gonna Miss Her (Live)5.Mud On The Tires (Live)6.She's Everything (Live)7.Time Warp (Live)8.Letter To Me (Live)9.Then (Live)/10.Alcohol (Live)/11.Online (Reprise)
COL-775879 V.A『Coal Miner's Daughter:Tribute to Loretta Lynn 』 \2,079(本体\1,980)

Don't Come Home a Drinkin' (With Lovin' on Your Mind)/I'm a Honky Tonk Girl/Rated X - (live)/You're Lookin' at Country/ Louisiana Woman, Mississippi Man/You Ain't Woman Enough (To Take My Man)/Love Is the Foundation/After the Fire Is Gone
/If You're Not Gone Too Long/I Know How/1 Somebody Somewhere (Don't Know What He's Missin' Tonight)/Coal Miner's Daughter全12曲

参加アーティストSheryl Crow, Steve Earle, Faith Hill, Alan Jackson, Kid Rock, Miranda Lambert, Martina McBride, Allison Moorer, Paramore, Reba featuring The Time Jumpers, Carrie Underwood, The White Stripes, Lucinda Williams, Gretchen Wilson, and Lee Ann Womack
[ブルーグラス再入荷]
COMP-4543 PETER ROWAN BLUEGRASS BAND『Legacy』CD\2,573-(本体\2,450-)

Jailer Jailer/The Family Demon/The Raven/So Good/Let Me Walk Lord By Your Side 他全13曲

 ピーター・ローワン、20世紀のブルーグラス・ソングをビル・モンローの魂を受け継いで世界に広め、高めた最大の功労者。スーパーピッカーたちの創るホットなアンサンブルより、信頼する友人たちとの私的なブルーグラスがとてもよく似合う。バーン・ウィリアムズ・バンドで知られるメロディ感覚の鋭いキース・リトル(bj)、1960年代初期からニューヨーク・ブルーグラスで活躍したジョディ・ステッカー(m)、そしてポール・ナイト(bs)という4人組。13曲中、ピーターのオリジナルが10曲、キースの歌うカーター・スタンレーとジョディのトラッド歌とインストという構成。弟のクリスとの共作"Father, Mother"の情景は、モンローが母と父の思い出を書いた時代から半世紀を経た普遍的だが現代的な心情を、家庭崩壊という社会問題をモンロー・ブラザーズ風に、またデル・マッカーリーとリッキー・スキャッグスをゲストに迎えた"God's Own Child"はアルバム『Voice from On High』に入っていそうなエンシェント・トーンを再現して見せるなど、全編に重厚なメッセージを託しつつ、最後にはチベット密教の祖、パドマサンバヴァへの賛歌"Across the Rolling Hills"で終わるという、さすがのピーター・ローワン世界、心に刺さるブルーグラスを聴かせてくれる。……凄いピーターをIBMAで観たぞ!!彼はまだ最前線にいる。
COMP-4506 GIBSON BROTHERS『Ring the Bell』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

I Know Whose Tears/I Can't Like Myself/Wishing Well/Angel Dream/Just an Old Rounder 他全12曲

 ブルーグラス音楽の本質である伝承…、自分の気持ちが届く範囲で創られる音楽ということから、 家族そして小さなコミュニティーから生まれるサウンドが聴くものを感動させる。そんな最小単位 であるブラザーデュオはチャーリーとビルのモンロー・ブラザーズ以来、強くブルーグラスの底流に ある。本作は現在ブラザー・デュオ最高峰、ギブソン・ブラザーズのコンパス移籍第一弾である。 ニューヨーク北部の農業地帯で育ったエリックとレイのギブソン兄弟は南部アパラチアのブルーグ ラスとは一線を画したすっきりとしたトラッドグラスを身上に、レスター・フラット・ファンを自認 するエリックとレイのオリジナルのほか、ショーン・キャンプやジョー・ニューベリーの新作、トム・ ペティのカバーなどを、マイク・バーバー(bs)、ジョー・ウォルシュ(m)、クレイトン・キャンベル (f)のバンド・サウンドで、ストレートな上品なトラッドグラスを聴かせてくれる。なお彼ら、2004年 のシュガーヒル第2作『Long Way Back Home』(SH-3986 \2,573-)でのカバーヒット"Ophelia"はこのすばらしい兄弟デュオの入門編、必聴です!?
RHY-1060 AUDIE BLAYLOCK & REDLINE『Cryin' Heart Blues』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

You Can Keep Your Nine Pound Hammer/Stay Away from Me/Drink Up and Go Home/Troubles Round My Door/Let's Part the Best of Friends 他全13曲

 現在トラッドグラスの最前線を突っ走るオーディ・ブレイロック&レッドラインの最新作第2作は、大評判となったデビュー作のアーリー・ブルーグラス・カバー集とも言えそうな『Hard Driving Bluegrass』(RHY-1042 \2,573-)ほどではないが、それでもレッド・アレン、ビル・モンロー、ジミー・マーティン、カーター・スタンレー、ピート・ゴーブルらの隠れた名曲を趣味よく取り上げ、ともに学校を出たばかりのパトリック・マッカビニュー(f,m)とイバン・ウォード(bj)、そしてマット・ウォレス(bs)という若手のレッドラインとともに伝統的なストレート・ブルーグラスを演じる。1982年、19歳でジミー・マーティンのサニー・マウンテン・ボーイズのメンバーとなって以来、レッド・アレンやロンダ・ビンセント、マイケル・クリーブランドらのサイドマンを勤め、ひたすらトラッドグラスの核を追い求めてきた苦労人、ムーンシャイナー2009年2月号(MS-2604 \525-)でカバーストーリー「甦るアーリー・ブルーグラス魂」でも紹介されている。正統派ブルーグラスの秀作である。
 余談だが、本作最後の曲"Rummie's Run"はデル・マッカーリーのディキシー・パルズなどで活躍したジョン・グリックのフィドル曲。今年の宝塚フェスに東京在住のジョンの息子が来ていた……。
RHY-1045 RUSSELL MOORE & IIIRD TYME OUT CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

Hard Rock Mountain Prison/Me and Dad/Corolina's Arms/Knee Deep in Blues/Last Greyhound 他全12曲

 新生サード・タイム・アウトの第一弾!! 圧倒的な歌のうまさでIBMA最優秀男性ボーカルの常連、 ラッセル・ムーアの名前をバンド名に冠しての再出発。スティーブ・ディリングのまっすぐなバン ジョーに、かねてからのニューグラス志向でジョン・コーワン・バンドに参加していたウェイン・ベ ンソン(m)が戻り、抜群のテクニックと現代風な感性で縦横無尽なジャスティン・ヘインズ(f)、そし て新加入のエドガー・ラダーミルク(bs)の5人組。近年の傾向であるトラッド回帰をしながらも、多 くの女性ファンを持つラッセルのボーカルが生き生きとするバーサタイルな選曲で軽快なブルーグ ラスを楽しませてくれる。フォスター作の"Angeline Baker"にベッキー・ビューラーが詩をつけた"My Angeline"、ビル・モンローとハイロンサムをテーマにした自作の"Big City Blues"ほか、ティム・スタッフォードやキム・フォックス/ロ ニー・ボウマンら、ブルーグラス仲間の新曲が見事にサード・タイム・アウト化する。かれらのラウン ダー時代のベスト集『Footprints: A IIIrd Tyme Out Collection』(ROU-0602 \2,573-)と聴き比べると、ここ10年のトップバンドの動向が興味深い。
RHY-1053 BILL EMERSON & SWEET DIXIE『Southern』CD\2,573-(本体\2,450-)

I Don't Care Anymore/Love Reunited/Life in the Old Farm Town/Midnight Train/Black Fox 他全12曲

 フラット&スクラッグスのバウンシーな1曲目につづいてクリス・ヒルマンのデザート・ローズ時代の名曲、3曲目にはビンス・ギルのカントリーバラッド、つづいてデルモア・ブラザーズの軽快なトレインソング……と、さすがビル・エマーソンらしいツカミで飽きさせない構成、そして60〜70年代、いわゆる「DCグラス」の中心人物であった抜群のセンスで創る耳にやさしいアンサンブル。70年代を体験したハッピーミディアムな人にはドンぴしゃりのお勧め作品である。ギターとボーカルにトム・アダムズ、ウェイン・ランハム(m)、紅一点テリ・チズム(bs)の4人組にフランク・ソリバンかリッキー・シンプキンズがゲスト・フィドラーというメンツもバランスよく機能している。1957年のカントリー・ジェントルメン結成以来、60年代にはジミー・マーティン("Sunny Side of the Mountain"や"Sweet Dixie"、"Theme Time"などの名曲を残している)やレッド・アレンのケンタッキアンズ、そして1967年にエマーソン&ウォルドロンを結成、"Fox on the Run"や"Proud Mary"などのロック曲のブルーグラス化で70年代以降のニューグラスの先鞭をつけ、セルダム・シーンに至るいわゆる「DCグラス」の重鎮として活躍してきたビル・エマーソン。70年代に米海軍軍楽隊のブルーグラス/カントリー・バンドのリーダーとして活躍していた間はわれわれとの接点はなかったが、90年代中ごろにカムバック後は、トニー・ライスやピート・ゴーブルとのコラボレーションなどで"Tennessee 1949"などの名曲を送り出している……そう、デカイ存在なのだ。1960年代に、おそらく初めてバンジョー・トーンの比較研究発表をブルーグラス・アンリミテッド誌上でしたことが、わたしの強い印象に残っている。そのときから、もっとも美しくバンジョーをロールさせ鳴らす人だという認識が、好みとは別にある。これで2枚目、前作のスウィート・ディキシー・デビュー作(REB-1823 \2,573-)とともに、エマーソンの偉大さにいまさらながら恐れ入る秀作である。
SKFR-1002 RICKY SKAGGS & FRIENDS 『Big Mon:The Songs Of Bill Monroe』  CD\2,573-(本体\2,450-)

ビル・モンローの後継者をもって自認するリッキー・スキャッグスが、カントリー、ロックのスーパー・スターを動員して制作したモンロー・トリビュート。ジム・ミルズ以下のケンタッキー・サンダーにスチュアート・ダンカンを基本セットとして、ディキシー・チックス、ドリー・パートン他をフィ−チュア、夫々の個性を十二分に生かした、文句の付けようのない見事なアルバムに仕上げている。ディキシー・チックスとの"Walk Softly on This Heart of Mine" が、カントリー・コラボレーション部門にノミネート。
PATUX-175 MARK DELANEY『Sidecar』CD\2,573-(本体\2,450-)

Candlewood/Baby Blue Eyes/McCormick String Picnic/Six Days on the Road/Black Diamond/Bird Bath/I'll Go Steppin' Too/Who Done It? 他全14曲

 わたしお気に入りのバンジョー奏者、現在マイク・ オールドリッジやトム・グレイとともにダレン・ビーチリーのレジェンズ・オブ・ポトマックに在籍のマーク・ デラニーのデビュー作である。同郷のエディ・アドコックをはじめ、これまで60余年のブルーグラス・バン ジョーのさまざまなテクニックをバランス良く取り入れつつ、何よりも「音」に対するその抑え難い感情を爆 発させる弦へのアタックと意表をつくタイミングの取り方が堪らない。マークの尋常ではないアタック/タ イミングを支えるのは、「アーリーブルーグラス魂」にあふれたオーディ・ブレイロック(g)の仲間、マイケル・ クリーブランド(f)、ジェシー・ブロック(m)、バリー・リード(bs)といった凄腕たち。地元DC周辺のゲストを 迎えたスタンダードのボーカル物を間に、ドン・ストーバーやハースケル・マコーミック、ジェシー・マクレイ ノルズらの隠れた名曲など、ホットピッキンとともにあきさせない選曲も楽しい。ストレートなブルーグラ スと刺激的な音が見事な作品!!
PATUX-200 CHRIS WARNER『Goin' to the Dance』CD\2,573-(本体\2,450-)

Lickity Split/Heartbreak/Banjo Blues/Bonaparte's Retreat/Turkey Buzzard/Leavin' Town 他全14曲

 1967〜69年、ジミー・マーティンのもとで、強い右パンチを手に入れ、アルバム『Free Born Man』という名盤を残したクリス・ワーナー、1980年代にカムバックしてウェブコに3枚のアルバムを残して以来、久々の最新作はボーカル8曲、バンジョー・インスト6曲の全14曲。定評のトーンとタイミングを生み出す右手を支えるバンジョーは、2曲をゴールド・スターGF-100で、残りをステリング・クルセーダー・デラックスで弾いている。同じ「ジミー・マーティンのブルーグラス学校」の卒業生、トム・アダムズをギターとリード・ボーカルに、マーク・サイツかディック・レアード(m)、マイケル・クリーブランドかパトリック・マッカビニュー(f)といった布陣で、ジミー・マーティン直系のソリッドグラスを聴かせてくれる。
ROU-0601 SIERRA HULL『Secret』CD\2,573-(本体\2,450-)

Secrets/From Now On/Two Winding Rails/Everybody's Somebody's Fool/Pretend/That's All I Can Say/The Hard Way/Hullarious/Only My Heart 他全13曲

 瑞々しい天才シエラ・ハル、ついに全米デビュー!! である。数年前から天才少女と呼ばれオープリからカーネギーホールをはじめ大きなチャンスをものにし てきたシエラ、おそらくアリソン・クラウスの後継者として、数年のうちにメジャーシーンで名を知られるこ とになるという評がもっぱらな16歳である。而してこの作品、「凄い!!」です。ラウンダーが13歳で契約を結 びながら、満を持してロン・ブロックという申し分ないプロデューサーを迎えて発表した全米デビュー、これ まで知られていたその「信じ難い」天才的マンドリンはもちろん、2年ほど前から本格的に取り組んだボーカ ルもアリソンをメンターとして見事な成長。ブルーグラスらしさを基本に、バックには望むべく最高の ミュージシャンたち、ロン・ブロックはもちろん、トニー・ライス、クレイ・ヘス、ジェリー・ダグラス、ス テュアート・ダンカン、ジム・バンクリーブらを配し、少女らしい清純なさわやか曲からハードなソリッドグ ラス、目を覆うばかりのハイテク・インスト等々。IBMAの教育プログラムではいつもキッズ・グループのリー ダーとして活躍、大人も子供も大きな信頼を寄せるすばらしい性格の持ち主でもある彼女、なんと今月には 映画女優としての初撮影も控えているという。そういえば、メンターであり庇護者でもあるアリソン・クラ ウスが天才少女としてデビューしたのも同じ16歳、クリス・シーリが初来日したのも16歳のときだった…。 シエラもまた、本物だぞ。
ACD-53 DAVID GRISMAN『Life of Sorrow』CD\2,573-(本体\2,450-)歌詞付き

Doin' My Time/We Can't Be Darlings Anymore/All the Good Times Are Past and Gone/You're the Girl of My Dream/Tennessee Waltz/Bury Me Under the Weeping Willow/Cabin of Love/Farther Along 他全15曲

なんて凄い人だろう、デビッド・グリスマン。その最新作は、彼がブルーグラス界のカリズマたちと繰 り返してきたセッションを集めた、ソウルフルなブルーグラス集である。NBBやDMBとのストレート・ ブルーグラス、ジョン・ハートフォードとの物凄いバンジョー&マンドリン・デュオ、ラルフ・スタン レーを迎えての"Man of Constant Sorrow"、マック・ワイズマンやデル・マッカーリーとの歌とマン ドリン・デュオ他、故ラルフ・リンズラー、ブライアン・バワーズらと、グリスマン音楽とソウルを 堪能させる凄いアルバムだ。1960年代には都会のブルーグラス小僧として、ブルーグラス・ソウルの最 も核になる部分に食い込み、70年代はじめにはジェリー・ガルシアとの交遊でロック界の深層に位置し、 70年代後半からは満を持したドーグ音楽を立ち上げてジャズ界のトップ・アーティストになった彼、その 全てを通じて常に音楽の本質を深く追求し続けた姿勢が、次々と驚きの作品を届けてくれる。良くも悪く も、「一音入魂」と評される彼、しかし、その一音に彼の全生涯が込められていることは間違いない。 決して「巧い」とは言い難い自らのボーカルも臆することなく披露することでブルーグラスへの本当の愛 情が伝わって来る素晴らしいトラッド・ブルーグラスのジャム・セッション作品集である。マックとの "Keep on the Sunnyside"が隠れトラック。
[クラレンス・ホワイト関連再入荷]
SRDVD-2001 SRDVD-1001  『MULESKINER LIVE』 DVD\3,098-(本体\2,950-)[再入荷]

伝説のミュールスキナー・バン ドのライブ映像が新価格で登場だ。伝説のギタリスト、クラレンス・ホワ イトが亡くなる数ヶ月前、当時はロック界で活躍していたクラレンスのほか、ピーター・ローワン、デビッ ド・グリスマン、リチャード・グリーン、ビル・キースらが集まり、嬉々としてトラッド・ブルーグラスを演じ るすばらしい瞬間である。ファン必携、必聴の歴史的伝説映像作品。
SRDVD-2005 CLARENCE WHITE『Guitar Workshop 』 DVD\3,098-(本体\2,950-)[再入荷]   

Wildwood Flower/Crawdad Song/I Am a Pilgrim/Soldier's Joy.

きわめて限られた映像しか残されていないクラレン ス・ホワイト、その中でも、もっとも貴重なクラレンスのギター・ワークショップの映像がDVD化。今回の お宝は、人気テレビシリーズ『Andy Griffith Show』の1961年のテレビ出演部分、そしてB級映画『The Farmer's Other Daughter』のバックバンドとして3曲、若かりし頃のケンタッキー・カーネルズを見る ことができる。ワークショップ本体はたったの24分。…改めて、29才の若さで逝った天才ギタリストのトーンとタイミングのすばらしさをじっくりと目で確か めておきたい。
SXCD-6032 V.A.『Silver Meteor: A Progressive Country Anthology - Extended Edition』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1980年にLPで発表された幻の名盤『シルバーメティア』が初CD化である。1973年、クラレンス・ホワイトが初のソロアルバムのために録音した4曲、同年7月に他界した29歳の天才ギタリストが最後に遺したきわめて貴重な遺作を含むLP時代の12曲に14曲のオマケ・ボーナス・トラックが含まれた全26曲。ほかにエバリー・ブラザーズ(クラレンス・ギターとの共演)やタイトル曲のケーシー・ケリー、ビル・キースとジム・ルーニーにエリック・ワイズバーグ、リチャード・グリーンらが加わった伝説のブルー・ベルベット・バンドからの2曲など。ボーナスにはカントリー・ガゼット1972年デビュー・アルバムの未発表2曲!! ほかにもポール・シーベル、ラスティ・ヤング(ポコ)とクラレンス・ホワイトのインスト"Everybody's Talkin'"、リック・クンハ"Yo-Yo Man"等々、ウエストコーストで「1969年から1975年」、イーグルズに至るまでにかけて盛んだった実験的な試みの現場を覗くことのできる秀作。
RW-CTAB CLARENCE WHITE『The Essential Clarence White Bluegrass Guitar Leads』102頁Book+CD2枚組\6,930-(本体\6,600-)

 不世出の天才ギタリスト、クラレンス・ホワイトの教 則本が兄、ローランド・ホワイトとその妻ダイアン・ボウスカの手によって完成された。クラレンスの奏法の 基礎となったクロスピッキンを14曲、たっぷり、みっちり学べる秀作である。クラレンスがそのスタイルの 確立に向け、1962年にホーム・レコーディングした『33 Acoustic Guitar Instrumentals』(RHY-1019)から、さまざまなパターンが学べる14曲を厳選(おまけにCD- ROMビデオ付き)、そのオリジナル録音CDと、ローランドやミッシー・レインズ(bs)によるリズム・トラック のカラオケCDの2枚組、そして各曲ごとにスティーブ・ポティアとマット・フリナーによる詳細な技術解説と 楽譜とタブ譜が収められており、クラレンス・ホワイトという偉大なギタリストの呼吸、すなわちブルーグラ ス・フラットピッキンの真髄を感じ取ることのできる素晴らしい教則本となっている。ローランドとダイア ン夫妻が精魂込めて創った、弟クラレンスへの思いのこもった秀作である。なお、ローランドが書いたクラレ ンスや家族、そしてその音楽軌跡は、ムーンシャイナー誌3月号から翻訳連載している。
[インスト再入荷]
SKFR-1007 RICKY SKAGGS & KENTUCKY THUNDER『Instrumentals』CD\2,573-(本体\2,450-)

Going to Richmond/Missing Vassar/Mantana Slim/Gallatin Rag/Dawg's Breath/Polk City 他全11曲

 リッキー・スキャッグス最新作は超重量バンド、ケン タッキー・サンダーによる初インスト集。が、そのド迫力バンドをリッキーが叱咤激励してバリバリ/ゴイゴ イにぶっ飛ばしてくるかと思いきや、繊細なメロディーをテーマにアイルランドからヨーロッパの薫り を湛えたデリケートなインスト・アルバム、モンローの晩年にも通じるアパラチアン・ケルト的な陰影さえ湛 えた作品に仕上げている。11曲中9曲を創ったマンドリン奏者であるリッキーの呼吸法がバンドに伝わり、 バッサー・クレメンツへの想いやデビッド「ドーグ」グリスマンへの敬意なども込めて、ただのスーパーピッ キンを超えた物語性のあるインスト集にしている。それにしても若いふたり、アンディ・レフトウィッチ(f) とコディ・キルビー(g)の感性とテクニックは「凄い!!」。もちろん、ジム・ミルズ(bj)のシュアなロール とトーンは言うまでもない安定感。ジェフ・テイラーのアコーディオンとアンディ・スタットマンのクラリ ネット、そしてストリングスまでもを登場させるリッキー、モンロー晩年の精神性を追い求めているようだ。 リッキー・スキャッグスの思いを込めた大作である。
MSM-1330 MIKE SCOTT『Smoky Mountain Bluegrass』CD\2,573-(本体\2,450-)

Goodbye Liza Jane/Lonesome Road Blues/Home Sweet Home/Bully of the Town/Turkey in the Straw/Tennessee Waltz/Alabama Jubilee/Red Wing/Roll in My Sweet Baby’s Arms/Careless Love/When You’re Smiling/Dear Old Dixie.

以上、超有名スタンダード12曲を、元ジム&ジェシーの正統派スリーフィンガー・スタイリストのマイク・スコットを中心に、ブライアン・サットン(g)、アダム・ステッフィ(m)、オーブリー・ヘイニー(f)、ロブ・アイクス(d)、ベン・アイザックス(bs)が、観光地のお土産用アルバムとして制作、自由に楽しくスタジオ・ジャムを繰り広げるといった企画モノ。どーよ!?……アルバムとしての芸術的価値はさておき、これほど楽しいジャムを眺めない手はないぞ!! リスナーにはとっても美味しい、そしてプレイヤーにはとても参考になる企画作品。なお、マンドリンをマイク・コンプトンに代えたビル・モンローの有名歌物インスト集『Blue Moon of Kentucky』(MSM-1300 \2,450-)も再入荷!!
COMP-4292 ALISON BROWN『Fair Weather』CD\2,573-(本体\2,450-)

Late on Arrival/Everyday I Wrote the Book/The Devil Went Down to Berkley/Everybody's Talkin'/Deep Gap/Girl's Breakdown/Sweet Thing/Leaving Cottondale 他全12曲

 昨年、我が社のベストセラーはダントツでベラ・フレックの『Bluegrass Sessions』(WB-47332)だった。このアリソン・ブラウンの最新作は、そのベラのブルーグラスを上回る「ほど」の、もっとブルーグラスらしい楽しさを贈ってくれる秀作である。1曲目のハードコア・ブレイクダウンで完全にノックアウト、2曲目のタイトル曲はアリソンが高校生時代に組んでいたバンド(ビンス・ギルやステュアート・ダンカンがいる)の想いを綴ったブルーグラス、サム・ブッシュがエルビス・コステロ曲を見事なポップ感覚で唄い、ティム・オブライエンがTVコマーシャルでも知られるフレッド・ニールの名曲で「真夜中のカウボーイ」の主題歌"Everybody's Talkin'"を唄う。他にクレア・リンチのボーカル、マイク・マーシャル、デビッド・グリア、トニー・ライス、中学生時代からのパートナー=ステュアート・ダンカン等々、超豪華なメンバーとゴージャスなブルーグラスが堪能できる。女子高生で凄いデビュー盤で世界のバンジョー・ピッカーに衝撃を与え、その後ハーバード大学を経て、UCLAでMBAを取り、第一線の投資会社でキャリアを積んだ後、アリソン・クラウス&ユニオン・ステーションに参加、再び音楽界に戻り、今では自身のレコード会社を経営する才女。ジャケットから受けるインパクトに決して劣らない、性別を遥かに超えた「物凄い」ブルーグラス・アルバムである。
[ブルーグラス・ゴスペル再入荷]
RHYC-2004 V.A.『Look to the Light; Songs of Faith from the pen of Rick Lang』CD\2,573-(本体\2,450-)

Thirst & Hunger/Beautiful Hall/Angel at Your Side/Bad News for the Devil/Sailing On 他全14曲

 90年代から活躍するブルーグラス・ソングライター、リック・ラングによるゴスペル14曲を、現在ブルーグラス・ボーカルの中堅/ベテランたち、ラッセル・ムーア、デール・アン・ブラッドリー、ジュニア・シスク、バリー・スコット、ジョン・ミラー、ジェフ・パーカーの6人が歌う。バックアップはロン・スチュワート(bj,f)、マイケル・クリーブランド(f)、ジェシ・ブロック(m)、ロジャー・ウィリアムズ(d)、ワイアット・ライス(g)、ロニー・ライス(bs)ら、トップミュージシャンによる鉄壁の固め。ラッセルとデール・アンのデュオ3曲が目玉だが、デール・アンは全編に渡って女声で貢献している。ブルーグラス市場とは別に発達しつつあるサザン・ゴスペルという市場にきっちりと食い込むブルーグラス、ビル・モンローが1946年に創ったときから独特のスタイルを構築していったブルーグラス・ゴスペル、その現在進行形をお楽しみください。
[映像作品再入荷]
MH-1063D DOYLE LAWSON『Through the Years』DVD\3,990- (本体\3,800-)

On the Sea of Life/Sweetheart You Done Me Wrong/Back Up and Push/Knee Deep in Bluegrass 他全32曲

 昨年、ドイル・ローソン&クイックシルバーが結成25 周年を祝った(ムーンシャイナー誌2004年9月号に詳細)。「School of Bluegrass」と呼ばれるクイックシルバー、本作は歴代のメンバーが一堂に会した豪華な 記念コンサートから、全32曲2時間に及ぶ素晴らしいライブ映像。東テネシーの高校を卒業後、1963年にジ ミー・マーティン、1966年にJ.D.クロウとレッド・アレンとともにケンタッキー・マウンテン・ボーイズ (ニューサウスの前身)、そして1971年にカントリー・ジェントルメンに参加(72年の来日について最新ムー ンシャイナー12月号にリポート)、1979年クイックシルバー結成…。申し分のない経歴を持つドイル・ローソ ンながら、日本での評価や人気はようやく最近になってからのことだ。それは恐らく、彼がスーパーピッカー やスターとして人気をえることよりも、サウンド・クリエーターであったからだろう。エミルー・ハリスがブ ルーグラスに目覚めたというカントリー・ジェントルメン、78年の名盤『Calling My Children Home』(REB-1574 CD\2,573-)を契機に、みずからのサウンドを確立しはじめる。モンロー以来のタイトなゴスペル・ハー モニーを楽器アンサンブルを含めた全体のサウンドに応用することによって、コンテンポラリーな素材(具体 的に言えば、GからAmやEm、Bmなどにいくフォーク的なライン)ときわめてタイトなアンサンブルを組み合 わせた、いわゆる「コンポラソリッド」が、テリー・バウカム、ジミー・ヘイリー、そしてルー・リードとい うメンバーを得てはじまる。その後、その全員が反逆するという1985年ショックについてもMCで触れなが ら、第2期黄金時代、ラッセル・ムーア、レイ・ディートン(のちのサード・タイム・アウト)、スコット・ベ スタルでのセット。その後、ジム・ミルズとジョン・ボウマンの時代を経て、バリー・アバナシー、スティー ブ・ガリー、ジミー・バン・クリーブ(のちのマウンテン・ハート)、そして現在のジェイミー・デイリーと バリー・スコットまで、「ブルーグラス学校」と呼ばれるにふさわしい、現在のブルーグラスを支える大物ら がつぎつぎと登場する。米国ブルーグラス・ピッカーの層の厚さを実感する…最後の曲はIBMAソング・オブ・ イヤー"Blue Train"、「これぞ今のブルーグラス!」というDVD作品。時代ごとの最高のテナーボイスを発掘 して、そのシュアーなマンドリンでバンド・サウンドを整える、ドイルは凄い人だ。
CW-TTJ1D THE TIME JUMPERS『Jumpin' Time』DVD\3.308-(本体\3,150-)(2時間)

Honeysuckle Rose/Along the Navajo Trail/Blues for Dixie/Route 66/South of the Border/Cherokee Maiden/All of Me/Caravan/My Window Faces the South 他全28曲

 ナッシュビルのステーション・インで欠かさず毎週 月曜日に繰り広げられるウェスタンからカウボーイ&ヒルビリー・ジャズの大セッション、タイム・ジャン パーズのライブ映像。ナッシュビルの超一流セッションマンが、ただ楽しみのためにブルーグラス・ライブ で知られるステーション・イン(カントリーのライブハウスと違って聴く耳を持つ客が多い…)に「テキト ウに集まって」創る音楽には、たっぷりと愛情がこもっている。オウブリー・ヘイニー、ケニー・シアーズ、 ジョー・スピービーのトリプル・フィドルを軸に、レンジャー・ダグ・グリーンのサイド・リズム・ギター とカウボーイ・ソング、パパ・ジョン・ヒューイの洒 落たペダル・スティール・ギター、ジェフ・テイラーのアコーディオン、アンディ・リースのリード・ジャ ズ・フルアコ・ギター、リック・バノウのドラムス、デニス・クロウチのベース、そしてキャロライン・マー ティンとドーン・シアーズの見事な女性ボーカルとハーモニー、とにかく楽しく、ベテランたちが、音を 遊んでいる。決して無理することなく、音をよく聴いて、音の出るそれぞれの瞬間を、観客と一緒にそのす べてを楽しんでいる、望むべきセッションの姿と観客である。ジャンルを越えた音楽ファンと、何よりも ミュージシャンにお勧めしたい「アメリカン・ミュージック・セッション」とでも呼べる秀作DVD。ステーショ ン・インのステージ2セット、各一時間の正味2時間28曲、「音」を楽しめるライブだ。毎週、彼らのポケッ トには$20から$30…、それでも彼らがライブをつづける理由は見れば、聴けば分かる。
VSR-7375 V.A.『Andy Leftwich/ Bruce Molsky/ Aubrey Haynie/ Jim VanCleve; The Violin Shop Concert Series Vol.1』DVD\3,990-(本体\3,800、77分)

Ride the Wild Turkey/Red Wing/Minor Swing/Florida Blues/Maiden's Prayer/Liza Jane/Roanoke/Drunkards Hiccups/Big Mon/Ragtime Annie 他全20曲

 ナッシュビルのフィドラーに絶大な信頼を得ている フレッド・カーペンターの『バイオリン・ショップ』、そ の60席のホールで開かれる凄いフィドル・コンサート・ライブ!! 今もっとも旬なフィドラーたちが最高の バックアップ・メンバーとともに繰り広げる壮絶ライブ全20曲。マイク1本を立てただけのセットで…、ジ ムはアダム・ステッフィ(m)、クレイ・ジョーンズ(g)、ロン・スチュワート(bj)、ジェイソン・ムーア(bs)、ス ティーブ・ガリー(g)を伴って現代ブルーグラスの最先端ビートに乗って弾きまくる(ロニー・ボウマンが歌の ゲスト)。オウブリーはチャーリー・クッシュマン(bj)、 アラン・バイビー(m)、ワイアット・ライス(g)、ケント・ブラントン(bs)をバックに有名スタンダード曲の 最上ジャムを聴かせる(ボビー・ヒックスがゲストで"Cheyenne"!!)。アンディ(マンドリンも)のバックは コディ・キルビー(g)とバイロン・ハウス(bs)を伴ってスウィングから新世代のオリジナルまで。ブルースは ソロで芸術の域にまで達したオールドタイム・フィドルの真髄を聴かせる。フィドルのみならず、スリリング な各楽器のインタープレイなど、現在のブルーグラス・インストの世界に、まさに息を呑む秀作である。強烈 推薦作!!
VSR-8283 V.A.『The Violin Shop; Fiddle Masters Concert Series Vol.II』DVD\3,990-(本体\3,800-、75分)

Gentle On My Mind/Train 45/Cornbread Nation/Lee Highway Blues/Kissimee Kid/Where Is Love Now/Bonaparte's Retreat/Hop High/Red Apple Rag 他全20曲

 ナッシュビル・フィドラー御用達のバイオリン・ショップ、トニー・ライス・ユニットで活躍したフレッ ド・カーペンターが設立したフィドル屋さん、ここではときおり凄いコンサートが開かれる。わずか50人も入 れば一杯の小さなスペースで、普段着のミュージシャンが最先端のアコースティック音楽を、フィドルを中心に 聴かせてくれる。ナッシュビルのブルーグラス・ミュージシャンたちが日々、積み重ねている物凄く層の厚い音 楽を堪能させてくれる大秀作、物凄く楽しいビデオ集です。第1集とは違い、今回は4組のコンサートがランダ ムに並べられています。もう、どーしようもなくレベルの高いステュアート・ダンカン/ティム・オブライエン /ブライアン・サットン/デニス・クロウチ組みのストレート・ブルーグラス・マイナス・バンジョー、ダロル・ アンガー/デビッド・グリア/マット・フリナー+ジェレミー・キテル/ローレン/ナット・スミスのグラシカ ルジャズ、リズ・キャロル/ジョン・ドイルのアイリッシュ、サラ&ショーン・ワトキンス妹兄/ルーク・ブラ /バイロン・ハウスの若者組。フィドル/マンドリン/ギター/ベースの妙技をご堪能ください!! 
[オールドタイム再入荷]
PATUX-186 TATIANA HARGREAVES『Started Out To Ramble』CD\2,573-(本体\2,450-)

Raleigh and Spencer/Say Darling Say/Pretty Saro/She Left Me Standing on the Mountain/Shaking Down the Acorns/Ginseng Sullivan 他全15曲

 「ニューオールドタイミーがトレンドだ!」なんて言ってたら、とてつもない怪物のようなオールドタイ ム・フィドラーが登場だ。タティアナ・ハーグリーブス、そう、バイオリン・ショップのDVDシリーズ『Fiddle Masters Concert Series Vol.3』の12歳の少女だ。タティアナは「ニュー」なんて関係ない、もちろん年 齢なんて感じさせない、トミー・ジャレル直系の激しいエネルギーを弓に秘めたホンモノのオールドタイ ム・フィドルを聴かせてくれる。プロデュースにブルース・モルスキー(g,bj)、兄のスーパーフィドラー、 アレックスのほか、サラ・ジャローズ(m)やエマ・ビートン(cello)らにマーク・シャッツ(bs)とダニー・ナ イスリー(g)。この自信に満ちた分厚いリズムのフィド ルとボーカル、オールドタイムは21世紀も不滅だ!! アパラチアの山奥に閉じ込められていたこのすばらし い音楽を21世紀の若者たちが見事に伝承している。凄い女の子、お勧め!!
ACD-37 DAVID GRISMAN, JOHN HARTFORD & MIKE SEEGER『Retrograss』 CD\2,573-(本体\2,450-)

My Walking Shoes/Maggie's Farm/Mamphis/Flint Hill Special/Old Home Place/Uncle Pen/Rocky Top/Dock of the Bay/When I'm 64 他全17曲
確かに、見事である。デビッド・グリスマンとジョン・ハートフォード、マイク・シーガーの3人が(名前の並びはabc順なので…)、恐らくマイク・シーガーに導かれて創ったと思われるシビアな冗談音楽である。つまり、彼ら3人にとってのオールドタイムという音楽スタイルにブルーグラスやフォーク、ブルースなどの名曲をアレンジする事を楽しんだ作品。エルビス・プレスリーをチャーリー・プール・スタイルでやれば?、ディラン曲をロスコー・ホルカムがやれば?、ビートルズをラグタイム・バンドがやれば?、チャック・ベリーをオールドタイム・ラップすれば?、"Blue Ridge Cabin Home"をカーター・ファミリーがやれば?、モンロー・ソングを逆にジミー・ロジャースがすれば?等々、様々な疑問に、彼らが楽しく応えてくれる。全員凄いけど、ヤッパ、音楽家としてジョン・ハートフォードのセンスの素晴らしさに脱帽だ。
[書籍、その他]
BOOK-M5SB 『Masters of the 5-string Banjo』Book\9,975-(本体\9,500-)

 1988年にオーク社から出版された400頁におよぶ有名ブルーグラス・バンジョー奏者紹介の決定版がア キュタブ社から再発売されている。アール・スクラッグスからベラ・フレック、スナッフィ・ジェンキンスから パット・クラウド、ブルーグラス・バンジョーの重要なスタイリストを網羅したピート・ワーニックとトニー・ トリシュカによるインタビューと研究、タブ譜集など。何よりも嬉しいのは68人のトップ・ミュージシャンに よる楽器、弦、ブリッジ、その他のアンケート集。英語だが、本棚に飾っているだけでバンジョーが上手くな るのだ…!?
HL-0001241 JIM MILLS『Gibson Mastertone Flathead 5-string Banjos of the 1930’s and 1940’s』170Pages-Book\6,930-(本体\6,600-)

 ただただ「ため息」ばかりのバンジョー写真集。ムーンシャイナー誌連載中のチチ松村「祝バンジョー祭り」の「現代バンジョーの歴史シリーズ」で今年1月号から6ヶ月間特集をした「ギブソン・マスタートーン」。そのマスタートーンの中でも最も希少でかつ、バンジョー・ピッカー永遠の憧れである「プリウォー・ギブソン・フラットヘッド・バンジョー」たち、その中でも有名なアール・スクラッグスや同じロット(番号がひとつ手前)のソニー・オズボーンのRBグラナダほか、ブッチ・ロビンスやスナフィー・ジェンキンスのRB-4、スクラッグスと交換したドン・レノの通称「ネリー」ことRB-75等々、伝説に包まれた「ふたつ名」を持つバンジョーが次から次へと全頁カラー印刷で紹介されます。各バンジョーについての詳細な歴史ストーリーがまた、写真を眺めるものをノックアウトする。ホレボレするようなそのフォルム、そしてパーツ等々、バンジョー弾きが悶絶しそうな究極のトーンが聴こえてきそうです。プリウォー・ギブソン信奉者必携!!!
MB-99480BD PAT CLOUD『Straight-Ahead Jazz for Banjo』105頁Book+CD\2,888-(本体\2,750-)

 バンジョーを「音楽する楽器」ととらえたとき、ブルーグラス/フォークであろうとジャズ/クラシックであろうと、知らねばならない基本がある。本書はジャズというイディオムの中で音楽の基本となる第一歩の音階(インターバル)からスケール分解、バンジョーのフレットの上でメロディック奏法を念頭に平易に説き、かつ音源で聴かせてくれ、日々の練習方法を示唆してくれる良書である。最近、バンジョーを教えていて良く分かるけど、けっこうベテランの弾き手でも、ときおりメジャースケール(いわゆるド・レ・ミ)さえも弾けない人がいることにショックを受ける。かく言うわたしも、戸惑うことがあり、人のことは言えないけど。なぜか?……それは、「スリーフィンガー奏法とタブ譜」のせいであると言わざるをえない。ブルーグラス・バンジョー奏者たるもの、「アール・スクラッグスを聴きその奏法を真似る(=タブ譜化する)」ことが第一歩であるとされ、さらにそれにトーンと微妙なタイミングを加えて、「それが究極のバンジョー」とまで豪語する人がいる。ブルーグラスを誰かのように弾こうとするなら、基本的にはそれで十分だから。がしかし、たとえスリーフィンガー奏者でも、より深く音楽をしようとするなら、フレットのシステムを学ぶしかない。ジャズアドリブを弾くというばかりではなく、そういう意味においてもこの教則本はバンジョーのシステムを理解する最適の書であろう。
MB-99472BD BRIAN WICKLUND『American Fiddle Method Vol.2』CD+Book\4,095-(本体\3,900-)

Eighth of Jan./St Anne's Reel/Cuck's Nest/Ragtime Annie/Star of County Down/Forked Deer 他全27曲

 ベストセラーを続けるブライアン・ウィックランドの、鈴木メソッドによる初心者向けフィドル 教則本とCDのセット第2集(英語版)。「キャベツ」から一歩抜け出し、GやDやEmでの上記 有名フィドル曲、次にFやBbなどのロー・ファースト・ポジション、さらに左小指を使ったオー プン・ダブル・ストップ(ユニゾン)の発見まで、段階を追って丁寧に教える。最後にはコー ドに関する基本理論も解説。
MISC-0017 KEITH TUNER スタンダードDチュー ナー2本組\32,550-(本体 \31,000-) (ステンレス・スチール)

4弦または1弦用キースチューナー \16,275-(本体\15,500-)(1個) 特注 納期2-3週間、エレキギターのシフト用も特注あずかっています。
またKeith Tuners部品も各種そろっています。またキース・チューナの基本オーバーホール\7,350-(税込み)。
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