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B.O.M.Newsletter #296web       2005年6月13日

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今月の注目新入荷!!
ブルーグラス新入荷
ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷
ブルーグラスお勧め作品
インスト新入荷
各楽器別インストお勧め再入荷作品
オールドタイム&フォーク新入荷
オールドタイム&フォークお勧め作品
カントリー新入荷
カントリー発掘、編集モノ新入荷
カントリーお勧め作品
映像新入荷
映像ものお勧め作品
楽器、その他…
輸入雑誌
月刊『ムーンシャイナー』
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◆34年目の『第34回宝塚ブルーグラス・フェスティバル』は8月4日から7日です。出演バンドの受付は7月1日から18日まで、100バンドを越えるエントリーですので、ご希望時間にはそえない事、ご了解ください。よろしくお願いします。

◆現在、米国のブルーグラスやオールドタイムがものすごいスピードと角度で大変革を起こしていることは、もうすでにご存知の方も多いでしょう。1970年代前半にやってきたのと同じくらいのインパクトを持った変化です。これをいかに、日本の中に反映させるか?近年の学生ブルーグラスのレベルの高さや、若者の中にもプロを目指すミュージシャンの出現などと呼応して、これまでバンジョーやマンドリン、フィドルやドブロなどに接したことのない人たちに広げるのか?これまで、この音楽を愛してきた人たちのサポートが、さまざまな場面で求められています…。

◆ムーンシャイナー6月号(MS-2208 \525-)は、チチ松村「バンジョー祭り」、若者列伝「オールド・スクール・フレイト・トレイン」、マック・マーティン、第7回横浜リリー・ピッキン・パーティー、アメリカン・フィドル物語ほか、 定期購読は、1年間(12冊)\6,000-半年間(6冊)\3,300-、開始月をご指定ください。また、お友達にも、ぜひお勧め下さい。…なにとぞ、よろしく!!

今月の注目新入荷!!

ROU-3243D /ROU-03242 V.A.『Telluride Bluegrass Festival: 30 Years』DVD\3,308-、CD\2,573-

 毎年6月、コロラド州テルライドで開かれるブルーグラス・フェスの30周年を記念したライブ、別内容のDVDとCDが同時発売。現在のブルーグラスを一望できるあらゆる要素が詰まっている。CDはブルーグラス新入荷、DVDは映像新入荷参照。

SHDVD-4492 V.A.『A Gospel Bluegrass Homecoming』DVD\3,675-(本体\3,500-)(カラー1時間40分)

 豪華ブルーグラス界トップ・アーティストによる清く正しい!?アメリカン・ゴスペル・エンターテイメント。その上、「カーター・フォールド訪問」の感動ボーナス映像付。映像新入荷参照。

COMP-4400 ALISON BROWN『Stolen Moments』CD\2,573-(本体\2,450-)

 大ベストセラー『Fair Weather』につづく、すばらしいゲストとセンスでのアリソン・ブラウン最新ソロ作。ブルーグラス新入荷参照。

SL-001 CHRIS SHARP & DAVID LONG『One Hand on the Radio』CD\2,888-(本体\2,750-)

 日本でおなじみクリス・シャープとデビッド・ロングのヒルビリー風味あふれるノスタルジックなトラッドグラス。ブルーグラス新入荷参照

COMP-4351 MATT FLINNER QUARTET『Walking on the Moon』CD\2,573-(本体\2,450-)

 美しいトーンを持ったマンドリンがファンク・ジャズの中で気持ちよく跳ねるマット・フリナーの最新作。インスト新入荷参照。

ブルーグラス新入荷

ROU-3242 V.A.『Telluride Bluegrass Festival: 30 Years』CD\2,573-(本体\2,450-)

 DVD映像も同時発売だが、2曲を除いて、内容はまったく違うCD全13曲集。トラッドグラスのホット・ライズの1曲目"Nellie Kane"から、ニッケル・クリークのビートルズ・カバー"Taxman"が2曲目、そして3曲目にはオールドタイミー・ブルーグラスのハッケンソウ・ボーイズ、現在のブルーグラス・トレンド、すなわち、トラッド回帰と前衛化、そしてオールドタイムへの傾斜の典型が提示されている。ほかに、ニッティ・グリティ・ダート・バンドをはじめ、ジャムバンドなどのロック系、ダーク・パウエルやジョン・ドイルを伴ったティム・オブライエンがとても充実しているフォーク系など、さまざまな音楽を含んだテルライド・フェス。なんと言っても、前述ニッケル・クリークの持つ時代の流動性とパンク・オールドタイムのホースフライズ "Cluck Old Hen"で聴かれる伝統の前衛性がこのフェスの姿勢をしめし、サム・ブッシュ&フレンズのストレート・ブルーグラス"Molly and Tenbrooks"や即製女性バンドのブーンチックスの"Unchained Melody"(女装したジョン・コーワンが見たかった!!)がこのフェスの楽しさを伝える。DVD作品を見ることによってフェスの光景を思い浮かべる楽しみが増えた。もちろん、規模も音楽も違うけれど、日本全国でフェスが真っ盛りです。アコースティックと自然、そして友とのジャム、ブルーグラス解放区…、これだけは世界中のフェス共通なのだ。フェスへ行こう!!

COMP-4400 ALISON BROWN『Stolen Moments』CD\2,573-(本体\2,450-)

Sound of Summer Running/Magnificent Seven/Homeward Bound/Pirate Queen/Prayer Wheel 他全11曲

 アリソン・ブラウンの最新ソロアルバムは大ベストセラーだった前作『Fair Weather』(COMP-4292 \2,573-)につづいて、またも、とても聴きやすいバンジョー・アルバムに仕上げてくれた。前作のアコースティック・セットとは異なり、今回は、ギブソン・フラットヘッド最良のトーンを残しつつ、ゲイリー・ウェストのエレキ・ベース、ジョン・バーのピアノとケニー・マローンのドラムスが実に自然に溶け込んで、ステュアート・ダンカンのフィドルとアイリッシュ・ギターのジョン・ドイルを含めた基本セットが見事にアリソンのメロディーをフォローする。ゲストにサム・ブッシュとマイク・マーシャル(m)、シーマス・イーガンのホイッスルらに、インディゴ・ガールズをはじめボーカル・ゲストを迎えて、ポール・サイモンの"Homeward Bound"、ジミヘン"Angel"、ジム・ルーニー"One Morning in May"などの歌モノが4曲。バリバリのブルーグラスの人には前作だが、バンジョー・ファンのみならず、気持ちいいアコースティックをお探しの方に大推薦。バンジョーがこんなに心地よく響くアルバムも珍しい。アリソン、やっぱ、並みの才女じゃない。なんか、私のバンジョー観も変わりそー。

FHP-7349 PETE GOBLE『When I'm Knee Deep in Bluegrass』CD\2,888-(本体CD\2,750-)(歌詞付)

It's Amazing What Sunshine Can Do/Born to be a Drifter/Is It Too Late Now 他全14曲

 ピート・ゴーブル、73才にしてこの艶のあるボーカルとすばらしいオリジナルの数々。1957年にはじめて、"You'll Be a Lost Ball"や"I'll Never Take No for an Answer"、1961年には"Big Spike Hammer"などを、ジミー・マーティンやボビー・オズボーンのために書いた彼、その後も"Blue Virginia Blues"や"Tennessee 1949"など、ドイル・ローソンをはじめ数々のメジャーバンドが取り上げる曲を書き続けるピート。歌詞を見れば、すべての情景が目の当たりに広がる伝統的なブルーグラスの基本に忠実な詩と、無理のないメロディーライン、当たり前といえば当たり前なブルーグラス・ソングの王道がここにある。デビッド・タルボットという売れっ子バンジョーとグレン・ダンカン(f)、ドン・リグスビー(m,bv)、テリー・エルドレッジ(bs,tv)という申し分ないバックアップ。「ピートの傷心、生活、家族、真実の愛は不滅…、それらがなければブルーグラスにはなりません。彼の詩とメロディーは、私がこの音楽を愛する理由を集約してくれます。彼はベスト中のベストです」と、アリソン・クラウスが書いています。…同感です。ムーンシャイナー誌2004年2月号(MS-2104 \525-) で友人の山口健一さんがピート・ゴーブルを紹介している。日本のベテラン・バンドにお勧め曲が一杯ですよ…。

SL-001 CHRIS SHARP & DAVID LONG『One Hand on the Radio』CD \2,888-(本体\2,750-)

Handyman/My Baby's Just Like Money/Prince of My Peace/Why Did She Say Goodbye 他全12曲

 日本でおなじみのクリス・シャープの最新作は、昨年来日したマンドリンのデビッド・ロングとのコラボレーションで、半世紀以上も時代をさかのぼったブルースやオールドタイム・カントリーの雰囲気を漂わせたトラディショナル・ブルーグラス作品。ジョージ・バックナーのスクラッグス・タッチに忠実なバンジョー(1曲は渡辺英之君!!)、そして知る人ぞ知るナッシュビルの王道フィドルを聴かせてくれるシャド・コッブと、ケビン・カーバーグのベースを核に、とても今どきとは思えない、実にノスタルジックな味わいのアルバムに仕上げている。とても、まだ20 代の若者2人が創った作品とは思えない、たしかに上質のスクラッグス・ピッキンや最新フィドルもいるのだが、全体には第2次世界大戦前、1930年代の本物の田舎の音楽といった趣きが、実に気持ちを和ませてくれる。

ROU-0558 BLUE HIGHWAY『Marbletown』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

Nothing But a Whippoorwill/Tears Fell on Missouri/Three-Figer Jack/Quarter Moon 他全12曲

 マーク・ノップラーの曲をアルバム・タイトルに冠したブルー・ハイウェイの最新作。ほかにゲイリー・スクラッグスの"Lazarus"以外はメンバーのオリジナルという気合の入った本作、グルーヴグラスのスコット・ラウズをプロデューサーに、間違いなしのゲイリー・パチョーザの音作りだ。ティム・スタッフォード(g)、ショーン・レーン(m)、そしてウェイン・テイラー(bs) という3人がメイン・ボーカルになる強みを目一杯聴かせてくれるし、ロブ・アイクス(d)、ジェイソン・バールソン(bj)も含めた申し分のない楽器テクニックとあいまって、現在トップクラスのブルーグラス・アンサンブルに仕上げている。バンド結成10年を迎え、7枚目のアルバムでブルー・ハイウェイはより高いレベルを目指しはじめたようだ。ライナーにマーク・ノップラーの言葉が紹介されている。曰く、「わたしの曲が正しくカバーされるのを聴くのはスリリングなことだ。ここで(ブルー・ハイウェイ)は情景を創っている:それはただのリック(フレーズ)の連鎖ではない…」と。

LDR-006 DARRELL WEBB『Behind the Scenes』CD\2,888-(本体\2,750-)

I Beg You Little Darling Not to Cry/Your Selfish Heart/Close the Door Lightly/Twin Mountain Lovers/Lonsome Fugitives/Lover's Lane 他全12曲

 ダレル・ウェッブ、ロンサム・リバー・バンドやJ.D. クロウのニュー・サウスで活躍してきた、知られざるスーパーピッカーのひとり、彼の最新第2作である。ロン・スチュワートのバンジョーとフィドル、ギターをフィーチャーした1曲目からキツメのブルーグラスな曲で、ダレルの軽やかなテナーボイスとマンドリンが素晴らしく跳ね回る。コンポラソリッドからトラッドグラスに回帰する昨今のトレンドを、見事なリズム・グルーヴとウェスト・バージニアの南部炭鉱地帯に育ったソウルが支えているのだろう、ブルーグラス・エネルギーの横溢した気持ちいい作品に仕上げている。ロンのほか、マイケル・クリーブランド(f)、フィル・レッドベター(d)、リチャード・ベネット(g)、ハロルド・ニクソン(bs)ら、ニュー・サウス系のブルーグラッサーや、現在のバンド、ワイルドファイアーのメンバーが脇を固める。…それにしても、ロンひとりで百人力とはこのこと、強烈なブルーグラス臭だ。ドリー・パートンがゲストで1曲、リード・ボーカルを歌っている。

LDR-007 BLUE MOON RISING『On the Rise』CD\2,888-(本体\2,750-)

Old Martin Box/Cold Kentucky Night/Sling Blade/Holy Manna/Big Wheels Turnin' 他全13曲

 これはすばらしい真っ直ぐな気持ちいいブルーグラス。ジャスティン・ジェンキンスのバンジョーはロン・ブロック的なビートを巧く取り入れたロールが心地よいし、キース・ギャレットのマンドリンも抑揚のはっきりした軽快さが身上だ。よく響くクリス・ウェストのギターも、ティム・ティプトン(bs)とともにアンサンブルをタイトにしている。曲によってロン・スチョワート (f)とランディ・コーアズ(d)が参加し、サウンドに幅を広げる。キースとクリスが交互に取るリード・ボーカルとトリオ・コーラスも硬く締まっている。リッキー・スキャッグスが推薦文を寄せているし、スティーブ・ガリーをはじめマウンテン・ハートのメンバーとの交流も感じられる東テネシーの安定したブルーグラス・バンドだ。

REB-1810 RALPH STANLEY『Shine on』CD\2,573-(本体CD\2,450-)

King of All Kings/This Little Light of Mine/Palms of Victory/Swing Low, Sweet Chariot 他全14曲

 現在78才、歌手生活50年にしてようやく認められ、今や米国の人間国宝的な尊敬を集めるラルフ・スタンレーの最新作は、60年代のフォークブームで若者たちのシングアウト定番となった"This Little Light"や、超有名曲"I'll Fly Away"をはじめとするゴスペル集。東テネシーから南西バージニアにかかる南部アパラチアの特別の地帯、ムーンシャイナー誌へのマーク・オコナーのリポートで明らかになったように、スコッツ・アイリッシュが移り住む前から土地に溶け込んでいたアラブやロマ、アジア系を含む失われた民「メランジオン」、…その末裔と思われるラルフ、その枯れた声と悲しみを湛えた独特の言葉が、土地に流れるソウル(魂)を伝えるように感じる。

OH-90191 ART STAMPER『It's a Dilly』CD-R\2,888-(本体\2,750-)

Dill Pickle Rag/Old Dangerfield/Amazing Grace/Tom & Jerry/Lonesome Moonlight Waltz 他全12曲

 今年1月23日に71才で他界した偉大なケンタッキー・フィドラー、アート・スタンパー。彼がコートニー・ジョンソン(bj)、カーティス・バーチ(g)、ヘイゼル・ジョンソン(m)、リッキー・バーチ(bs)をバックに、恐らく1980年代後半に録音された音源がCD-R発表された。オールドタイム・フィドラーだった父親ヒーラムから受け継いだものや、スタンレー・ブラザーズやオズボーン・ブラザーズ&レッド・アレンなどとのアーリー・ブルーグラス経歴のみならず、アートの何が偉大かといえば、本作でも聴かれるようにその弓さばきにみられる一緒に弾く者を惹きつけるメロディーのメリハリとリズム・グルーヴにある。彼はその生涯を美容師として生計を立てながら、多くの人にケンタッキー・フィドルの伝統を伝えながら逝った。IBMA生涯功労賞を受賞した昨年秋、アートは夫人の川口ケイさんやビル・クリフトン&ティネカ夫妻に付き添われながら、彼を尊敬する多くの人たちに別れを告げていた。

DS-003 BYRON BERLINE BAND『Oil in My Lamp』CD\2,888-(本体\2,750-)

I'll Have a New Life/Wayfaring Stranger/Crying Holy/Peace in the Valley/Life's Railway to Heaven/Swing Low Sweet Chariot 他全12曲

 ムーンシャイナー5月号でも紹介されていたように今春、中国ツアーを行って元気な姿を見せてくれたバイロン・バーライン・バンドの最新作はスタンダードを中心にしたブルーグラス・ゴスペル集。さすが、百戦錬磨の大ベテラン、ボーカルとハーモニーを中心に見事にアンサンブルをまとめ上げる手腕はメジャー・アーティストならではだ。相棒、ジョン・ヒックマン(bj)のほか、ブラッド・ベンジ(g)、リチャード・シャープ(bs)、そしてスティーブ・ショートのスネア・ドラムがジミー・マーティン・サウンドを髣髴させてくれる良い出来だ。バイロンのフィドルとマンドリンは相変わらずにハイ・テンションを保っている。すばらしいブルーグラス・ゴスペルの秀作である。

ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷

BCD-16689 CARL STORY『Lonesome Hearted Blues』CD\3,255-(本体\3,100-)

Love and Wealth/Lonesome Hearted Blues/Have You Come to Say Goodbye/Step It Up & Go/It's a Lonesome Road/Reunion in Heaven/It Won't Be Long 他全18曲

 ブルーグラス・ゴスペルの父として知られたカール・ストーリー、1953〜55年にかけてのコロムビア録音全曲集。レッド・レクター(m)、レイ・アトキンス(d)、ジェリー・リバース(f)らをバックに(内6曲はチェット・アトキンスがリーダー)、カーター・ファミリーやフラット&スクラッグス、ルービンズらのレパートリーをバンジョーレスのアパラチアン・ヒルビリーのムード満点に演じる秀作。詳しい説明は「カントリー発掘」の項にも視点を変えた説明があります。

ブルーグラスお勧め作品
(すでに新入荷で紹介済みの作品です)
■ムーンシャイナー最新5月号特集関連作品
(ブルーグラスの情報満載のムーンシャイナー最新6月号は\525-。現在、大きく動くブルーグラスの新しい波に乗り遅れないで…!!)

ACD-61 OLD SCHOOL FREIGHT TRAIN『Run』CD\2,573-(本体\2,450-)

 はっきり言って、すごいです。ブルーグラスをしっかりと根っこに持ちつつ、スティービー・ワンダーやニール・ヤングのカバー他、オリジナルで出てくる音は現在の若者らしいメッセージ性も兼ね備える彼ら。インストではケルトやラテンの感覚を取り入れたストレングス・イン・ナンバーズ以降のアンサンブルを聴かせる。グリスマンをして、40年間の経験の中でも稀有なユニットだと言わしめた。

ROU-0439/0 V.A.『North Carolina Banjo』2枚組\4,253-(-本体\4,050-)

 NHK-FMの毎週土曜夜の番組、ゴンチチの『世界の快適音楽セレクション』という番組の「リサイクルショップ・カメマツ」というコーナーの中で繰り広げられる『バンジョー祭り』についてチチ松村氏が寄稿してくれています。世界中のバンジョー音楽を毎週一曲ずつ紹介するもので、「いつ終わるか不明」という壮大な計画に、つい、突っ込みを入れてしまいました。本2枚組CD は、19世紀後半に世界に広まっていったバンジョーが、その奏法の原型をとどめたノース・カロライナで、20 世紀後半まで黒人、白人の別なく、いかに伝えられていたかを検証する大秀作。もちろん、これらの奏法は、同郷のアール・スクラッグスに受け継がれていったものでもある。ジャケット表紙のチャーリー・プールのイラストは、畦地アツさん。40頁の解説付き。

DDROW-VC21 PETER ROWAN『Lead Singin' and Rhythm Guitar; Finding Your Bluegrass Voice』DVD\5,775-(本体\5,500-)(90分教則DVD)

 ムーンシャイナーの2月号から連載のはじまった今富秀樹氏によるこの教則DVDの詳細解説は、ピーター・ローワンが到達したブルーグラス・ボーカルの真髄に迫るもの。ボイス・コントロールから感情移入、モンローから学んだブルーグラスの本質を見事に伝えてくれる。"Blue Moon of Kentucky", "Walls of Time", "Wayfaring Stranger", "In the Pines"の4曲を解説しながら構成された教則DVD。6月号で完結です。

ROU-0537 DAN TYMINSKI『Carry Me Across the Mountain』CD\2,573-(本体\2,450-)

 今月のブルーグラス・ソングは、ヘイゼル・ディッケンズの実体験を基にしたこのタイトル曲を、『ブルーグラス、ひとつのアメリカ大衆音楽』の訳者、西垣内寿枝さんが紹介してくれました。本作は、ダン・ティミンスキの唯一のソロ・アルバム。アリソン・クラウスとユニオン・ステーションにトニー・ライスやジェリー・ダグラス他。

ROU-1160 V.A.『Raw Fiddle』CD2枚組\2,573-(本体\2,450-)

 5月号からはじまった新連載「アメリカン・フィドル物語」、今月はフィドルとバイオリンの違いを徹底追及!?しています。本作は今月号で少し触れられていた東欧系バイオリンのルーツも含み、アメリカにさまざまな民族が持ち込んだバイオリン音楽、しかもタイトル通り、大衆商業化する以前の「生」のままの音を網羅した秀作。全49曲2枚組にしてこの価格!!

■ジミー・マーティン追悼
 5月14日、ついに、偉大なブルーグラス・シンガー&ギタリスト、ジミー・マーティンが他界した。昨年発見された癌との闘いの末だった。ムーンシャイナー誌での追悼特集を予定しています。来日時、または米国での写真や思い出、また、彼の功績などについて、寄稿をお待ちしています。

SSF-001D JIMMY MARTIN『King of Bluegrass:The Life & Times of Jimmy Martin』DVD\3,675-(本体\3,500-)(66分)

 「King of Bluegrass」こと、ジミー・マーティンの人間像を描き出した長編ドキュメンタリー秀作。2年間にわたって、ビーン・ブロッサムをはじめとする各地のフェスの模様やオフ・ステージに密着取材し、80時間に及ぶフィルムから編集された興味溢れる素材が詰まっている。グランド・オール・オープリへの複雑な想いを語るジミーの姿など、その奇異な振る舞い故に誤解されてきた彼の実像を描き出している。アグレッシブなライブ映像のほか、 J.D.クロウ、ビル・エマーソン、ポール・ウィリアムズなどかつてのサニー・マウンテン・ボーイズのメンバーや、ラルフ・スタンレー、マーティ・ステュアートなどへのインタビューも多数含まれている。本編の他に、ジミーの年表、デッカ時代のディスコグラフィー、バイオ、ボーナス音源なども収録。

BCD-15705 JIMMY MARTIN & SUNNY MOUNTAIN BOYS CD5枚組+Book\17,325-(本体\16,500-)

 ジミー・マーティンの絶頂期、1954年から74年のデッカ、MCA 録音の全146曲集。すばらしい!!の一語に尽きる。

THRILL-145 JIMMY MARTIN『Don't Cry To Me』CD \2,888-(本体\2,750-)

 上記の長編ドキュメンタリーの制作過程で発掘された音源を中心にまとめられた全16曲。J.D.クロウ、ポール・ウィリアムズという最高のラインナップでの、58年のルイジアナ・ヘイライド初出演や60年のサンセット・パークでのライヴ(マイク・シーガーが録音したもの)、さらには65年、ヴァージニア州フィンキャッスルで開催されたはじめてのマルチデイ・フェスでの"Poor Ellen Smith"(バンジョーはビル・エマーソン)など、未発表曲10曲を含んでいる。そこに聴かれるリズム、ドライヴ、エネルギーこそ、ジミーがみずからの音楽の生命線としたものであり、その凄まじいまでの迫力は、マーティ・ステュアート(m)を迎えたビーン・ブロッサムでの"Brakeman's Blues"など、70歳を優に超えた最近のライヴでも全く衰えることなく、「ジミー・マーティン印」のソリッドグラスを演じつづけている。

MME-70048 BILL MONROE & JIMMY MARTIN『The King and Father』CD\2,079-(本体\1,980-)

 ビル・モンローのブルーグラスが、いわゆる「ハイロンサム」と呼ばれる孤高のブルースを表現しはじめ、ブルー・グラス・ボーイズ自体にもアグレッシブなドライブがかかりはじめたのには、ジミーの存在がとても大きい。ビルとジミー、2人のテンパー(癇癪持ち)が出会ってこそ、ブルーグラスの隠された本質が炙り出されるのだ!!ジミーが在籍していたブルー・グラス・ボーイズの超名演 12曲集。

MME-70054 JIMMY MARTIN『Singing All Day and Dinner on the Ground』CD\2,079-(本体\1,980-)

 1963年のゴスペル名盤『This World Is Not My Home』(MME-70053 \2,079-)につづいて1970年、アラン・マンデとドイル・ローソン(6曲)を擁したサニー・マウンテン・ボーイズのブルーグラス・ゴスペル秀作の初CD化。アランとドイルという、この後にカントリー・ガゼットとカントリー・ジェントルメンに移り、それぞれの黄金時代を築くことになる2人が、ジミー・マーティンの下で得た抜群のタイミングは70年代以降のブルーグラスの中で重要な役割を果たすことになる。他の5曲はいずれもポール・ウィリアムズをテナーとマンドリンに、J.D.クロウ(2曲)、ポール・クラフト、ビル・エマーソン(2曲)がバンジョーの1960年初期の録音。唯一無二のトーンとタイミングを要求し、「ソリッドグラスの父」として君臨するキング・オブ・ブルーグラス、ジミー・マーティン。

■ブルーグラス

ROU-0549 THE GRASCALS CD\2,573-(本体\2,450-)

 今年、もっともホットな話題を振りまいている新しいブルーグラス・バンド、ザ・グラスカルズが今春発表したデビュー作。ザ・サイドメンをはじめ、ナッシュビルを代表するブルーグラッサーが、オズボーン・ブラザーズやフラット&スクラッグスらによる1960年代のナッシュビル・ブルーグラスの黄金期を再現する、楽しくも、聴き応え十分。彼らのパトロン、ドリー・パートンも登場。ムーンシャイナー誌3月号で紹介特集あり。

SKFR-1006 RICKY SKAGGS & KENTUCKY THUNDER『Brand New String』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ビル・モンローのレパートリー"Sally Jo"の1曲目から目を剥くようなハイテンションな、ともに23才のアンディ(m,f)とコディ(g)をフィーチャーしながら、これまでの御三家トラッド・カバーから何歩も踏み出しつつ、トラッドな雰囲気を失わない制作手腕はさすがリッキー・スキャッグス。現在、最強のブルーグラス・バンド最新作である。

REB-1802 KING WILKIE『Broke』CD\2,573-(本体\2,450-)

 大学休学組みを含めた20代の若いトラッドグラス・バンド、キング・ウィルキー。1950年代のアーリー・ブルーグラスのエネルギーと熱気を若さで再現する彼ら、現在のアンサンブル志向のバンドと比べると荒削りだが、かえってその志しをよしとして幅広い世代からの支持を得ている。軽々とジャズ・スウィングもこなす彼らだが、ライブではあくまでも泥臭いトラッドグラスに固執するその姿勢が、学生街でも好評なのだ。ジミー・ロジャーズやジミー・デイビス、ビル・コックスら、初期ヒルビリー・ソングの再演もしたたか。

REB-1806 LARRY SPARKS『40』CD\2,573-(本体\2,450-)

 デビュー40周年を記念して、アリソン・クラウスやビンス・ギル、ロンダ・ビンセント、リッキー・スキャッグス。ラルフ・スタンレーほか、豪華なゲストを招いて今春発表された秀作。頑固なまでにスタイルを守り続ける本物のトラディショナル・ブルーグラス・シンガーである。ムーンシャイナー誌4月号でカバーストーリー。ラリー・スパークスのお勧めには、名盤『Silver Reflection』(REB-1654 \2,573-)もある。

PC-1126 JIM & JESSE『'Tis Sweet To Be Remembered』CD\2,573-(本体\2,450-)

 2002年12月31日に他界したジムが数曲に参加した、実質的にジム&ジェシー最後のアルバムとなった2003年作品。

ROU-0557 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『You Gotta Dig a Little Deeper』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現在、もっとも完璧なブルーグラス・アンサンブルを聴かせるドイル・ローソンとクイックシルバー、ラウンダー移籍第1弾は、超気合の入ったハイパー・ブルーグラス。オリジナル・メンバーのテリー・バウカム(bj)の復帰と圧倒的なハーモニーで絶大な人気を誇ります。

■コンテンポラリー・ブルーグラス

LDR-005 RANDY KOHRS『I'm Torn』CD\2,888-(本体\2,750-)

 近年ジェリー・ダグラス、ロブ・アイクスに次いでクレジットの多いランディ・コーアズの最近作はそのすばらしいボーカルをメインに、全編テンションのかかったコンポラソリッドに仕上げている。コディ・キルビー(g)とジョッシュ・ウィリアムス(m)のユース・オールスターズOB、そしてスコット・ベスタル(bj)、ティム・クロウチ(f)というスーパーピッカーが目を剥くようなバックを奏でる。ドリー・パートンがゲストで登場する。

FF-70112 COUNTRY GAZETTE『Hello Operator』CD\2,573-(本体\2,450-)

 衝撃的な2枚のLPアルバム『Traitor in Our Misdst』('72)と『Don't Give Up Your Day Job』('73)=2枚がCD1枚『2 on 1』(BGOCD-298 \2,888-)で在庫中=がヨーロッパでポップ・ヒットしたカントリー・ガゼット、彼らがローランド・ホワイトを加えた1976年以降のほぼ10年間にわたるベスト集。不動の2人、アラン・マンデとローランドがロジャー・ブッシュとケニー・ワーツとの初期から4曲、ジョー・カーらとの10曲、そしてビリー・ジョー・フォスターと故ジーン・ウートンらとの6曲など、"Still Feeling Blue"や"Last Thing on My Mind"、"Kentucky Waltz"や"Cabin on a Mountain"まで、バンドを維持した努力の21曲集。

SS-01 SOUTHERN SUN『Changin' It Again』CD\2,888-(本体\2,750-)

 見るからにヒルビリー然とした若者たち、サザン・サン。東テネシー州境に近いケンタッキーのド田舎、そのヒルビリーぶりとは正反対に、ブルースや70年代以降のシンガー/ソングライター風のオリジナルを中心にユニークなサウンドを聴かせる。ブルーグラス的には巧いバンドではないが、70年代のヒッピー文化をほうふつとさせる主張を持っている。ジャムグラスのローカル版ながら、土地に根ざしたホンモノなのが凄い。

■ニューグラス

ROU-0528 WAYFARING STRANGERS『This Train』CD\2,573-(本体\2,450-)

 トニー・トリシュカやマット・グレイザーほか、70 年代からニューヨークのブルーグラスを支えてきた大ベテランたちが3人の若い女性シンガー、ルース・アンガー、トレイシー・ボナム、イーファ・オドノバンを迎えて創られた新ユニット、ウェイファーリング・ストレンジャーズの2003年作第2作。トラッドやスタンダード曲を中心に、完全な(…70年代のような中途半端な折衷じゃない)ジャズのイディオムで演じる。モンローの"When the Golden Leaves Begin to Fall"の美しさ…!!

SH-3970S NICKEL CREEK SACD\2,888-(本体\2,750-)

 ヤング・アイドルからポップ・スターへの道を確実に歩んでいるニッケル・クリークの実質的なデビュー作のハイブリッド・マルチチャンネル盤(通常CDプレイヤーでもOK)。マンドリン、フィドル、ギターのスーパーピッキンと現代の若者らしいボーカルが見事にマッチした、21世紀のニューグラスを予感させる2000年の秀作である。8月に最新作が発表される予定だ。

ROU-0525 ALISON KRAUSS & UNION STATION『Lonely Runs Both Ways』CD\2,573-(本体\2,450-)

 60年のブルーグラスの歴史の中で、誰も成し遂げることができなかった、メジャー・アーティストという地位をつかみ、なお、ブルーグラス最高のアンサンブルを創り続けるバンドを率いるアリソン・クラウス、33才。現在、米国でのブルーグラス隆盛は彼女の存在によるところがきわめて大きいだろう。彼女のフィドルを含めて、ユニオン・ステーションがブルーグラス・アンサンブルのひとつの究極であることは疑いない。

■歴史的録音、名盤など…

ROU-1110 STANLEY BROTHERS『Earliest Recordings:The Complete Rich-R-Tone 78s(1947-1952)』CD\2,573-(本体\2,450-)

 スタンレー・ブラザーズのデビュー録音であるリッチ・R.トーン社への全録音、1947年から52年の全14曲がまとめられた。スクラッグスがどんな奏法をしているのか、不明のままにラルフが懸命にそのビッグ・サウンドを真似る"Molly..."や、のちにブルース色を強めてモンローがリファインしてハイロンサムと呼ばれることになるアパラチア独特の唱法など、アパラチアでも秘境と呼ばれるクリンチ・マウンテンの伝統を強烈に残した彼ら初期のブルーグラスが堪能できる。

ROU-SS41 CHARLES RIVER VALLEY BOYS『Beatle Country』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1966年に発表されたチャールズ・リバー・バレー・ボーイズ、ビートルズ人気の絶頂期、ハーバード大学生を中心に結成された彼らが創ったブルーグラス版ビートルズ曲集。40年を経てもこれ以上のビートルズ曲集は現われない。

■ブラザー・デュオ
(最小のバンド・アンサンブルです、皆さんも、夫婦、親子、同僚、他人…、始めませんか?)

OFR-003 HUNGER MOUNTAIN BOYS『Blue Ribbon Waltz』CD\2,888-(本体\2,750-)

 1930年代にタイムスリップしたようなマンドリン&ギターのブラザー・デュオ、ハンガー・マウンテン・ボーイズの最新作。とても今どきの新バンドとは思えないオールド・ファッションな彼ら、ハンガー(飢餓/渇望)というバンド名や、デビュー作で評判を得たオリジナル曲"Nashville Don't Touch My Country Music"に見られるようなテーマをモンロー・ブラザーズ・スタイルに置き換えたアイロニーが秀逸なセンスを感じさせる。ムーンシャイナー5月号に特集紹介あり。

BCD-15722 DAVIS SISTERS『Memories』CD2枚組\5,775-(本体\5,500-)

 後にスキーター・デイビスとして世界ヒット「エンド・オブ・ザ・ワールド」で有名になるメアリー・フランシス・ぺニックがベティ・デイビスとコンビを組んだ仮想姉妹デュオ、デイビス・シスターズの全60曲。1952年のデビュー当時はロンサム・パイン・フィドラーズが、53年から56年はチェット・アトキンスが中心になってのサウンド作りは、典型的な初期ナッシュビル・カントリー。"I forgot More Than You'll Ever Know"や"Rock-a-Bye Boogie"など、朝鮮戦争特需を背景にした日本の街角にも流れていたのだろう、ノスタルジックなクラシック・カントリー作品。

■ゴスペル

MME-71007 BILL MONROE & BLUE GRASS BOYS『Mansions for Me』CD\2,079-(本体\1,980-)

 1946年の9月と1947年の10月、2度のセッションで全28曲の歴史的な録音を残したビル・モンローとブルー・グラス・ボーイズ、すなわち、それがブルーグラスの始まりだ。その中から、ゴスペルばかり10曲を集めた廉価版。こうして聴く「オリジナル・ブルーグラス」も、実に新鮮だよ。

CCCD-0220 ALBERT E. BRUMLEY, Jr.『I'll Fly Away』CD\2,888-(本体\2,750-)

 "Rank Strangers"や"I'll Fly Away"はじめ、800余曲に及ぶゴスペル曲を書いたアルバート・ブラムリーのジュニアによるブルーグラス・ゴスペル作品。前述2曲を含む父の作品と自身が書いた5曲を加えた12 曲集。ロドニー・ディラードの制作でミズーリ州ブランソン地区のミュージシャンとの作品。

MME-70051 LESTER FLATT『Gospel』\2,079-(本体\1,980-)

  1975年、RCAレコードからCMHレコードに移籍する間隙を縫ってゴスペル・レーベルのカナン・レコードから発表された知られざるアルバムの初CD化である。カーリー・セクラーのテナー・ボーカルに、まだ元気だったポール・ウォーレン(インスト"What a Friend We Have in Jesus"が秀逸)の切り込みフィドル…、なによりも、聴くのがつらいものが多い晩年のレスターのボーカルや語りが、ここでは張りと艶を持っているのが嬉しい。

■女性ブルーグラス&オールドタイム

MME-70050 DOLLY PARTION『Heart Sings, Live from Home』CD\2,573-(本体\2,450-)

 カーター・ファミリーの"I'm Thinking Tonight of My Blue Eyes"から自身の"Coat of Many Colors"や"My Tennessee Mountain Home"など、世界的な大スター、ドリー・パートンの背骨に流れるカーター・ファミリーや東テネシーの伝統を感じつつ、メジャーエンターテイメントを楽しませる根っからのエンターテイナー、ドリー・パートンの故郷『ドリーウッド』でのライブ。この後ブルーグラスへとシフトする 1994年、カントリー・エンターテイメントとブルーグラスが折衷した作品。

ROU-0499 V.A.『O Sister!: Women's Bluegrass Collection』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1990年代以降、大きな花が咲いた女性ブルーグラス界、ヘイゼル&アリスからアリソン・クラウスまで、さまざまな女性ブルーグラスのタッチが楽しめる全19曲集。

インスト新入荷

COMP-4351 MATT FLINNER QUARTET『Walking on the Moon』CD\2,573-(本体\2,450-)

Men from Boise/Caravan-Cissy Strut/Exfoliator/Ice Queen/Stufflebeam/Walk the Plank/6/16 他全10曲

 クリス・シーリ同様、マイク・マーシャル系のマンドリン・トーンとタイミングが美しいマット・フリナーの最新作は自身のカルテットで、スティングのタイトル曲や「キャラバン」のカバー他、自身のオリジナルとメンバーであるエレキ・ギターのガウェイン・マシューズや、エレキ・ベースのサム・ビヴァンのオリジナル。このエレキとエレベにドラムスを加えたファンクなバック(抑制の効いたすばらしいファンク・ジャズ)に乗って、実に見事にアコースティック・マンドリンが冴える。…そうそう、マーシャル系トーン美学にサム・ブッシュの不良性を加えて、出てきた音は上品なファンク・ジャズといった趣きである。アコースティック・マンドリンがこんなファンクなビートの上で嬉々として動き回る楽しさは抜群のアンサンブルである。

 マット・フリナーに関しては、コンパス・レコードからのソロ・デビュー作『A View from Home』(COMP-4247 \2,573-)や、デビッド・グリアとトッド・フィリップスとのトリオでの99年デビュー作『Phillips, Grier & Flinner』(COMP-4279 \2,573-)と、同トリオでのビルモンからビートルズ、ジム&ジェシーからジミヘンまでの有名カバー曲集『Looking Back』(COMP-4342 \2,573-)などがある。アリソン・ブラウンの目に適っただけに、とても繊細なマンドリニストなのだ。

LD-9710 RICK RUSKIN & VIVIAN WILLIAMS『The Gospel』CD \2,888-(本体\2,750-)

Iam a Pilgrim/Amazing Grace/Swing Low Sweet Chariot/Farther Along/What a Friend 他全12曲

 フィンガーピッキン・ギターのリック・ラスキンが、長年の友人だというトラディショナル・フィドラーのビビアン・ウィリアムスと組んで、ゴスペルの超有名スタンダードを、シンプルかつリラックスして、丁寧に聴かせてくれる。明治時代、日本の唱歌が生まれていく背景にアメリカン・ゴスペルが大きな影響を与えたと思わせるような馴染みのラインがそこかしこに聴こえてくる。広く知られてはいないが、バーバラ・ラムからマーク・オコナーらにいたる米国西海岸北部のフィドル文化を支えてきたビビアンの優しいメロディーを、リックが暖かくフォローする。

SC-9011 MERLE TRAVIS & JOE MAPHIS『Country Music's Two Guitar Greats』CD\2,363-(本体\2,250-)

Corrina Corrina/Guitar Rag/West Coast Blues/Mainstreet Breakdown/Kentucky Waltz 他全12曲

 ウェスト・コーストの初期カントリー・シーンを代表するふたりのギター・ジャイアント、トラヴィス・スタイルとして知られるフィンガーピッキンのマール・トラヴィスと、"flying fingers"とも形容される早弾きの達人ジョー・メイフィスが初めて一緒に録音した64年のエレキ・ギター・インスト・アルバムのCD化。42年に知り合って以来、スタジオや公開録音などさまざまなシチュエーションで共演してきたふたりの、息の合ったリラックスしたなかにそれぞれの名人芸、得意技をちりばめた、余裕綽々のギター・ピッキンが満載。マールのオリジナルを中心に、カーター・ファミリー、ビル・モンローからチェット・アトキンズまで…。(宇野誠之)

ST-002 HOT CLUB QUARTETTE『Vol. 2』CD \2,573-(本体\2,450-)

Ravello/Out of Nowhere/Viper's Dream/Blues in Mineur/Rio Margarita/Travel On 他全14曲

 先頃来日したジャネット・クラインのバックバンドとしても知られるロサンゼルスのホット・クラブ・カルテットの最新第2作。そのバンド名からお察しの通り、1930年代のジャンゴ・ラインハルトとステファン・グラッペリのホット・クラブ・オブ・フランスを見事に再現してくれる4人組。来日時のトム・マリオンのギターとマンドリンは良かったネェ。ジャンゴを思わせるアグレッシブなアタックと、クラシックを修めながらもヨーロッパ的な陰影を表現するフィドル、そしてノスタルジックな癒し…、21世紀の現在にツゥービートのスウィングが良く似合う。第1作目『Volume 1』(ST-001 \2,573-)も在庫がある。

各楽器別インストお勧め再入荷作品
(楽器につきましては、楽器本体やパーツから教則物まで、各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
■ギター

SH-3977 ALBERT LEE『Heartbreak Hill』CD\2,573-(本体\2,450-)

 エミルー・ハリスのホット・バンドで頭角をあらわしたアルバート・リー、歌モノだがカントリー・ロックのエレキ・ギターが堪能できる2003年作品。ビンス・ギルとブラッド・ペイズリーというゲストを迎えグラミー・ノミネートもされた"Luxury Liner"のインスト版も含まれている。

ROU-11622 TONY RICE『Bluegrass Guitar Collection』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ブルーグラス・ギターに革命的な貢献をしたトニー・ライス、自ら選曲・解説したブルーグラス・ギターのベスト20曲集。

■バンジョー
(ムーンシャイナー最新6月号特集のチチ松村「バンジョー祭り」もお見逃しなく…!!)

ROU-11508 TONY TRISCHKA『Dust on the Needle』CD\2,573-(本体\2,450-)

 もちろん、ベラ・フレックが現在のバンジョーのあり方を変えつつあるのは衆目の一致するところだ、が、そこに至る精神と発想の源は70年代のトニー・トリシュカなのだ。本作はトニーが80年代までに発表した6枚のアルバムからの17曲と未発表曲3曲の全20曲。なお、トリシュカの代表59曲のタブ譜集『Tony Trischka Collection』(HL-699063 Book \4,095-)がある。トリシュカには、ブルーグラス・バンジョーを越えたさまざまな発見があるよ。

CO-2718 V.A.『Clawhammer Banjo, Vol.3』CD\2,573-(本体\2,450-)

 名高いクロウハンマー・バンジョー3部作の1枚。ウエイド・ワード、オスカー・ライト、グレン・スミス、トミー・ジャレル他、すでに現在では望めない、つまりブルーグラス・スタイルなどの影響を受ける以前の奏法を伝承した人たちによるクロウハンマー・バンジョー集。『Clawhammer Banjo, Vol.1』(CO-2716 \2,573-)と『Clawhammer Banjo, Vol.2』(CO-2717 \2,573-)も在庫している。

■マンドリン

PC-6503 WAYNE BENSON『An Instrumental Anthology』CD\2,573-(本体\2,450-)

 サード・タイム・アウトから現在はジョン・コーワン・バンドで活躍するウェイン・ベンソン。彼がスコット・ベスタルらとシリーズで発表したブルーグラス・スタンダード・インスト集から自身のオリジナルを中心に集めた12曲集。

CCCD-0211 ROLAND WHITE BAND『Jelly on My Tofu』CD\2,888-(本体\2,750-)

 なぜか、レスター・フラットのナッシュビル・グラス以降のローランド・ホワイトのマンドリンが大好きです。彼のマンドリンはレスターのように歌うんですよね。"Rawhide"を含む、インストが5曲、歌モノもレスターの名曲やスタンダードなど、全編にローランドのタッチが横溢した秀作。

■フィドル
(ムーンシャイナー誌5月号から「アメリカン・フィドル物語」連載中!!)

ROU-1518 V.A.『American Fiddle Tunes』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1930〜40年代(戦前)に米国国会図書館によって記録された全米のさまざまなフィドル音楽を、1971年にアラン・ジャボーが編纂し発表された歴史的名盤のCD 化。74頁の凄い解説書付き、このときから、アメリカン・フィドル・スタイルの本格的な研究がはじまった。フィドル・ミュージックのルーツを知る秀作である。

VOY-309 BENNY & JERRY THOMASSON『Weiser Reunion』CD\2,888-(本体\2,750-)

 テキサス・フィドルの最高峰を創り上げたベニー・トーマソンのすさまじいジャムのフィールド録音。超有名なフィドル・チューンが、つぎつぎと展開されるバリエーションによって生き生きとしてくる様が快感。フィドラー必聴の名盤!!

■ドブロ

LDR-005 RANDY KOHRS『I'm Torn』CD\2,888-(本体\2,750-)

 近年ジェリー・ダグラス、ロブ・アイクスに次いでクレジットの多いランディ・コーアズの最近作はそのすばらしいボーカルをメインに、全編テンションのかかったコンポラソリッドに仕上げている。コディ・キルビー(g)とジョッシュ・ウィリアムス(m)のユース・オールスターズOB、そしてスコット・ベスタル(bj)、ティム・クロウチ(f)というスーパーピッカーが目を剥くようなバックを奏でる。ドリー・パートンがゲストで登場する。

■その他

WH-64198 V.A.『Appalachian Picking Society』CD\2,888-(本体\2,750-)

 ハンマー・ダルシマの"Lorena"につづいて、ベラ・フレック&アビー・ウォッシュバーン(アンクル・アール)のバンジョー・デュオから、クリス・シーリ、ブライアン・サットン、ステュアート・ダンカン、ダン・ティミンスキ、ダーク・パウェルやアート・スタンパー&ティム・オブライエン、そしてアリサ・ジョーンズのハンマー・ダルシマやデビッド・シュノーファーのマウンテン・ダルシマ等々、さまざまなアーティストと楽器がアパラチアの心象風景を描くウィンダムヒルの新録音インスト作品。

オールドタイム&フォーク新入荷
 「アパラチアン・ニューウェイヴ」とでも呼ぼうか、この約10年間、(米国では)空前のブルーグラス・ブームととともにオールドタイム、フォーク、ブルーグラス、オルタナ・カントリーなどの境界線を超える音楽が次々と発表され、支持されている。つまり、象徴的には、アリソン・クラウスとギリアン・ウェルチにはじまり、『オー・ブラザー』にいたる、一連の流れである。

ROU-0009 CLINT HOWARD, FRED PRICE & Their Sons『The Ballad of Finley Preston』CD-R\2,573-(本体\2,450-)

 B.O.M.もスタートして2年目、最初の宝塚フェスを迎えている1972年にラウンダーが発表したクリント・ハワードとフレッド・プライスの名盤が限定CD化(ライナーノーツはコンピュータから指定サイトのPDFファイルにて)である。オールドタイムというには整った、しかし、ブルーグラスというには早すぎる、ちょうど1930年代の有名ストリングバンドの再演のような、つまり、ブラザー・デュオやオールドタイム・フィドル・チューンやバラッドなど、商業録音としての価値を持った秀作だ。ジャム仲間でもあるドック・ワトソン同様、ブルー・リッジの山懐で地元の人々に愛され育まれてきた素朴なストリングバンド音楽である。ラウンダーが商業的に難しい作品のCD化に、新しいアイデアで本腰を入れはじめた。クリントとフレッド、つい最近、ドック・ワトソンと共演している映像がピート・シーガーの『Rainbow Quest』(SHA-605D DVD\3,308-)でDVD化されたばかり。ブルーリッジ系伝統音楽の名盤である。

FLR-0403 DARRELL SCOTT/ DANNY THOMPSON/ KENNY MALONE『Live in NC』CD \2,888-(本体\2,750-)

Miracle of Living/You'll Never Leave Harlan Alive/Folsom Prison-White Freightliner Blues/I Still Miss Someone/Wayfaring Pilgrim 他全9曲

 ナッシュビルの売れっ子シンガー・ソングライターにしてマルチ・インストルメンタリストのダレル・スコットの最新作は、ウッドベースとパーカッションとのトリオ・ライブ。サム・ブッシュ・バンドやティム・オブライエントのデュオを経て、ガース・ブルックスやディキシー・チックス("Long Time Gone")などに曲を提供、数々の大ヒット曲を持つダレル。ここでは、自身のブルース感覚を中心にしたオリジナルや、アパラチアの陰影を表現した秀作から、ジョニー・キャッシュやタウンズ・バン・ザントなど、自身のヒーローたちへのトリビュート。

YODEL-055 POLECAT CREEK with Riley Baugus『Leaving Eden』CD\2,888-(本体\2,750-)(歌詞付)

Take What You Get/You Didn't Mean Those Things That You Said/Come Dance/Tomboy 他全15曲

 ブルーグラスの市場拡大に伴って、現在オールドタイム界も大変革期にある。昨年のIBMAで話題だった女性2人組のポールキャット・クリークとライリー・バウガス(『コールド・マウンテン』で脚光を浴びたオールドタイム・バンジョー奏者)の共演作。定評あるダーク・パウェルのプロデュースで、曲によってはラップ・スティールやドラムを加え(ハンクを思わせる…)、オールドタイムやケイジャンのグルーヴと雰囲気を残しながら、ダークのほか、ケビン・ウィンマー(f)らも加わり、オールドタイムの新しい目標に向かっている。「ローレリンとキャリは近年、カントリーとトラディショナル音楽界に登場した最もすばらしいシンガーとソングライター、彼女らのタイトで強力なハーモニーと注意を喚起する詩は、新鮮な風のように耳元を吹き抜けることでしょう。そのアプローチは新しい伝統への最良の新しく独創的なアイデアです」と、アリス・ジェラード。

COMP-4385 KIERAN KANE & KEVIN WELCH『You Can't Save Everybody』CD\2,573-(本体\2,450-)

Dark Eyed Gal/Hillbilly Blue/Jersey Devil/Somewhere in the Middle/Prayer Like Any Other 他全12曲

 オールドタイミーな味わいで1980年代のネオ・カントリー・ブームに乗ってコマーシャル・カントリーでも成功したオーケインズのキーラン・ケインが、同時代のソングライターとしても知られるケビン・ウェルチと組んで初めてコンパスから発表するナッシュビル音楽の底力。フィドル、バンジョー、マンドリンらを動員しつつ、その南部マウンテン臭を見事に現代的なシンガーソングライターの強いメッセージに載せてしまう。カントリーヒット市場などの表面には表れないナッシュビル・ソングのすばらしさを実感できる。

ROU-0546 V.A.『Mountain Journey; Stars of Old Time Music』CD\2,573-(本体\2,450-)

 アパラチア南部地方で世代を越えて伝えられてきた伝承曲を、レコードからではなく口伝で学んだ人たち、つまり、20世紀中期以降の現代メディア時代以前に曲を覚えていった人たちを中心にまとめられたオールドタイム全20曲。話題のオラ・ベル・リードやバスコム・ラマー・ランスフォード、最近亡くなったラルフ・ブリザードやブルー・スカイ・ボーイズ、また、ドック・ワトソンやヘイゼル・ディッケンズ、エッタ・ベイカーやギニー・ホウカー、さらにはマイク・シーガーからダーク・パウェル&ティム・オブライエンら、現代のオールドタイムの担い手たちも紹介されている秀作である。

オールドタイム&フォークお勧め作品
■オールドタイム

ROU-0547 V.A.『Come to the Mountain; Old Time Music for Modern Times』CD\2,573-(本体\2,450-)

 タイトル通り、現代のミュージシャンが解釈するオールドタイムのさまざまなパターンが一望できるラウンダーのコンピレーション秀作全22曲集。ダーク・パウェルからアリソン・クラウスまで、とても聴きやすくまとめられた、お勧めの「現代オールドタイム」入門作。

■フォーク

ROU-8087 V.A.『Rare Family Songs of Woody Guthrie; Daddy-O Daddy!』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ウッディ・ガスリーが残した珍しい「家族向け」曲集を、ランブリン・ジャック・エリオット、タジ・マハール、ジョー・エリー&ジミー・デール・ギルモアをはじめ、現代を代表するベテランや若手のフォーク・シンガーらがカバーした秀作。1950年代後半から現在にいたる、いわゆる、(米国の)フォーク・ブームからシンガー/ソングライターの根っ子にあるのが、A.P.カーターの蒐集したアパラチアン・バラッドと、その影響を強く受けたウッディ・ガスリーにあることは間違いないだろう。CDジャケットには、「戦争の本や地図に従っていくこともできるけれど、僕は、子供に従うことにするよ…」という、ウッディのメッセージが記されている。

カントリー新入荷

CLP-1492 LYNN ANDERSON『Live from the Rose Garden』CD+DVD\2,888-(本体\2,750-)

Listen to a Country Song/Even Cowgirls Gets the Blues/Someday Soon/Top of the World 他全16曲

 グラミーの最終ノミネーションまでしてしまった前作『Bluegrass Session』(DM-41376 \2,888-)につづく、リン・アンダーソンの最新作は彼女らしい70年代ポップ・カントリーのライブ。もちろん、"Rose Garden"も収録されたライブ、同じステージのDVD映像がオマケ!?で付いている。バックはバディ・スキッパー(piano)、フレッド・ニューウェル(g)、ワンダ・ビック(f,m)らのベテランたち(スティール担当の女性ロビン・ルディーのバンジョーは少ししんどいけど…)。初めてのビデオでもあるというリンの楽しそーなこと、あたりまえに年は取ったけど、あの声は同じだ。

B000430002 TOBY KEITH『Honky Tonk University』CD\2,573-(本体\2,450-)

ナッシュヴィルを代表するスターのひとりとなったトビー・キースの、コンテンポラリー・サウンドにのせたトップ10ヒット"Honkytonk U"をフィーチュアした最新作。マール・ハガードと共演した正統バラード "She Ain't Hooked on Me No More"など、ストレートなスタイルに現代感覚を目いっぱい盛りこんだあたりはさすがトップ・スターならでは。ジョニー・ハイランド、ブレント・メイソン、ポール・フランクリン以下、お馴染みの顔ぶれの手馴れたサポートも余裕たっぷりといったところか。当然、カントリー・チャート初登場1位、トップ200でも2位を記録。(宇野誠之)

CAP-66475 DIERKS BENTLEY『Modern Day Drifter』CD\2,783-(本体\2,650-)

 気鋭の正統派シンガー、ダークス・ベントリーの2作目。目下シングル・チャート上昇中、ブライアン・サットンのバンジョーを効果的に生かした"Lot of Leavin' Left to Do"をフィーチュアした新作は、キース・ウィットリー/ランディ・トラヴィス路線の正統派スタイルを基調としたサウンドに、ビートの効いたコンテンポラリーな感覚をもうまく採り入れている。ステーション・インに入り浸っていたブルーグラス・フリークだったという彼らしく、デビュー作と同じく、ヒーローと仰ぐデル・マッカーリー・バンドを迎えて、デルの"Good Man Like Me"を鮮やかなコンテンポラリー・ブルーグラスに仕上げている。アリソン・クラウスもハーモニーで参加。カントリー・チャート初登場1位。(宇野誠之)

HOTR-111 PRETTY MISS NORMA JEAN『Lonliest Star in Texas』CD\2,888-(本体\2,750-)

 60年代の人気TVショウ、ポーター・ワゴナー・ショウの看板娘、"プリティ・ミス"・ノーマ・ジーンの実に久しぶりの新作。コニー・スミスと共にRCAカントリー黄金期を代表する女性シンガーとして知られる彼女、溌剌とした健康的なカントリー・ガールのイメージ、伸びやかなヴォーカルはいまも健在、実にオーソドックスなカントリー・スタイルには、これまた久々のバック・トレントのエレキ・バンジョーが大きくフィーチュアされて、懐かしいポーター・ワゴナー・ショウの思い出を誘う、ゴールデン・エイジの正統カントリーがよみがえる1枚。ノーマ自身のヒット曲のリメイクに、ジョニー・ホートン、バック・オウエンズのヒット曲やカントリー・スタンダードなど。親友ワンダ・ジャクソンが唄うノーマ・ジーン物語がほほえましい。(宇野誠之)

YR-0007 AMBER DIGBY『Music from the Honky Honks』CD\2,888-(本体\2,750-)

 テキサス・ホンキー・トンクの王道を行く新人アンバー・ディグビーのデビュー作。コニー・スミスのデビュー当時を髣髴させるピュア―なカントリー・スタイルが、23歳の若々しい声とぴったり合った、爽やかな印象を与えてくれる。コニーのデビュー作からのカヴァー"Heart I'm Ashamed of You""The Threshold"を軸に、ジョージ・ジョーンズやバック・オウエンズ、ジャン・ハワードなどのヒット曲を、ディッキー・オーヴァーベイ(スティール)、ボビー・フローレス(f)他テキサス・ホンキー・トンクのヴェテランの手馴れたサポートで、溌剌と唄っている。(宇野誠之)

AW-002 AARON WATSON『Live at the Texas Hall of Fame』CD\2,888-(本体\2,750-)

テキサス・ホンキー・トンク期待の星アーロン・ワトソンの新作は、本年2月11日テキサス州ブライアンでの熱狂ライヴ。ツアー・バンドのエネルギー満載のサウンドをバックに、ビートの効いたのりのいいナンバーを、息つくひまもないくらい矢継ぎ早に繰り出して観客を一気にヒート・アップさせ、中盤からは正統派のバラードやウェスタン・スウィング・テイストのホンキー・トンク・ソング、マール・ハガードやアーネス・タブへのオマージュなどを巧みに織り交ぜるチェンジ・オヴ・ペースに余裕をみせながら、地元のホンキー・トンク回りで鍛えあげたライヴ・バンドの実力を遺憾なく発揮している。アンコールとして唄われるラスト2曲がやはり彼の本領、テキサス・カントリーのメインストリーム、テキサス・ダンス・ホール・カントリーの真骨頂がここに凝縮されているといっていいだろう。(宇野誠之)

カントリー発掘、編集モノ新入荷

BCD-16689 CARL STORY『Lonesome Hearted Blues』CD\3,255-(本体\3,100-)

 ブルーグラスでは知られたカール・ストーリーが、 1953〜55年にかけてヒルビリーの雰囲気を色濃く残しながらコロムビアに録音したアーリー・カントリーの秀作。1930年代から1950年代まで、ヒルビリー音楽の中心地だった中部テネシーのナッシュビルやテキサスのダラスと並び称されたのが東テネシーのノックスビルだった。田舎人(カントリー)にとってのかっこいい音楽が生まれた中、ノックスビルの音楽だけは強いアパラチアの伝統を色濃く残していたという。それでも、ヒット作りに乗り遅れまいと、全18曲中、6曲をノックスビル出身のチェット・アトキンがセッションリーダーを務めている。51年前の1954年7月、エルビス・プレスリーが"That's All Right Mama/ Blue Moon of Kentucky"の2曲を録音するまで、ここには、そんな時代の「カントリー」も「マウンテン」もが同居していた、すばらしいノスタルジアを味わえるお勧め作品だ。

カントリーお勧め作品

HT-8142 THE TWANGBANGERS『26 Days on the Road』CD\2,888-(本体\2,750-)

 これは、バリバリのカントリー・エレキ作品です。コマンダー・コディーのビル・カーチェンとマール・ハガード・バンドのレッド・ボルカートとダラス・ウェインのギタリスト3人が、ジョー・ゴールドマークのペダル・スティールとともに、1曲目の"Truck Drivin' Man"から、ぶっ飛ばしのカントリー/ロカビリーを聴かせる。

SH-3878 CHRIS HILLMAN『Like a Hurricane』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ザ・バーズやフライング・ブリトーズを経た、ウェストコースト・カントリーロックのパイオニア、クリス・ヒルマンが、ギタリストのスティーブ・ヒルとともに創ったオリジナル曲を中心にした1998年作品。ジェイ・ディ・メイネスのスティール・ギターとともにさわやかなウェストコースト・カントリーロック作品。

映像新入荷

ROU-3243D V.A.『Telluride Bluegrass Festival: 30 Years』DVD\3,308-(本体\3,150-)(107分、5.1surround, 2.0stereo)

 最初に登場するエミルー・ハリスが言う、「音楽のはじまりは、何人かの人たちが輪になって座り、弾きはじめること…、…テルライドはその頂点なの、ミュージシャンがジャムをし、ステージに向かい、アルバムを創り、新しいパートナーシップを創る、そんな集会所なのよ」と。つづいていろいろな人が、「ニュー・グラス・リバイバルが人生を変えた」というインタビューにつづいて、サム・ブッシュ、ジョン・コーワン、ベラ・フレック、ブラッド・デイビスによるNGRの"Deeper and Deeper"を1曲目にはじまる狂乱の1時間47分。ニュー・グラス・リバイバルが、そしてサム・ブッシュのパワーが人を惹きつけつづけた、これがテルライド、30回目を迎えた2003年6月のすごいアーティストたち 19組。サム・ブッシュ・バンド、ジェリー・ダグラス・バンド、エミルー・ハリス+SBB、アリソン・ブラウン・カルテット、ホースフライズ、ニッケル・クリーク、ベラ・フレック&フレックトーンズ、ストリング・チーズ・インシデント、ヤンダー・マウンテン・ストリング・バンド、ザ・ウェイフス、レフト・オーバー・サーモン、ブッシュ/マイヤー/マーシャル、ホット・ライズ他…。ブンチックスでの女装したベラ、サム、マイクなんて、ここだけでしかお目にかかれないよね。他にもハイライトだらけだけど、ティム・オブライエン・バンド"More Love"、ホースフライズ"Human Fly"、ニッケル・クリーク"Sabra Girl"、ブッシュ/マイヤー/マーシャルの"BT"、そしてベラ・フレックの"Imagine" …。このフェスがミュージシャンたちにとって特別なものである理由がたっぷりと堪能できる。

SHDVD-4492 V.A.『A Gospel Bluegrass Homecoming』DVD\3,675-(本体\3,500-)(カラー1時間40分)

This Little Light of Mine/Gloryland/Swing Low Sweet Chariot/Get Down on Your Knees and Pray 他全22曲

 もっとも成功したクリスチャン・シンガーのひとり、ビル・ゲイサーがホストとなり、ブルーグラス・ゴスペルを紹介する2部からなるDVD作品(ボーナスのカーター・ファミリー・トリビュートもお見逃しなく!!)。ブルーグラス・ゴスペルの現在を、有名なフィスク大学のチャペルでのコンサートとブルーグラス育ちのジェフ・イースターとのインタビューを軸にして見る秀作。チャーリー・クッシュマンやマーティー・ステュアート、今のブルーグラス・ゴスペルのパイオニア的存在のドイル・ローソン&クイックシルバー、マイク・コンプトンをリード・ボーカルに据えたナッシュビル・ブルーグラス・バンド、その他、ラルフ・スタンレー、ロンダ・ビンセント、リッキー・スキャッグス、デル・マッカーリー、ジェフ&シャリ・イースター、マーティ・レイボン、アイザックス、ルイス・ファミリー、そしてニッティ・グリティ・ダート・バンドを迎えた"Will the Circle Be Unbroken"の大団円まで、たぶんにショウアップされたアメリカン・エンターテイメントとしての一般向けゴスペル・コンサートであるが、それにも増してトップ・ブルーグラス・アーティストのライブは十分に見ごたえがある。ゴスペル以外にも、ステュアート・ダンカンのソロによる"Lee Highway Blues"…、ケンタッキー・サンダーをバックに、リッキー、マーティー、ドイル、そしてロニー・マッカーリーによる"Blue Grass Breakdown"のジャム等々、ブルーグラス的見所も随所で堪能できる。アメリカのキリスト教社会の一断面を切り取ったような、善意に満ちたコンサートに仕上げられているものの、まぎれもなくゴスペルは、ブルーグラスの生まれるときからDNAとして組み込まれていた重要な要素であることも忘れてはならない。

 ボーナスとして15分あまりのバージニア州メイセス・スプリングスで2002年に収録されたカーター・ファミリー訪問=ジャネット・カーターのオートハープとマーティーとのジャムや故ジョー・カーターとのインタビュー等々、もちろん、"Keep on the Sunnyside"入りの、感動お宝もある。

映像ものお勧め作品
■DVD

RLV-3001 V.A.『All-Star Bluegrass Celebration』DVD\3,098-(本体\2,950-)

 2002年に全米公共テレビ・ネットPBSの特番として収録されたブルーグラス・ライブDVD。リッキー・スキャッグスをホストにアール・スクラッグス、アリソン・クラウス、ラルフ・スタンレー、デル・マッカーリー、ビンス・ギル、ニッケル・クリークまで、現在ブルーグラスのフロントランナーを集めた豪華な秀作である。CD 盤(RLV-2001 \2,888-)も同時発売されている。

ROU-0553D RHONDA VINCENT & the Rage『Ragin' Live』DVD\3,308-(本体\3,150-)

 ロンダ・ビンセント&ザ・レイジのエネルギー全開ブルーグラス・ライブ。とにかく、「頑張り屋さん」といった印象で、懸命にステージを努める彼女の姿は、子供の頃から音楽を職業にしてきた、さすが「苦労人」。本作にも登場する子供を持ち、しっかりとした家庭を持ちながら、ショウビジネスの世界が好きでたまらないのだろう、全力投球のライブは爽快である。ザ・レイジ(猛威)のメンバー、まだ20代前半のジョッシュ・ウィリアムズ(g)とハンター・ベリー(f)に、大ベテランケニー・イングラム(bj)、マイケル・ハリス(bs)のすばらしい演奏も見ごたえ十分だ。

ROU-0515D ALISON KRAUSS『Live』DVD2枚組\3,308-(本体\3,150-)

 アリソン・クラウスとユニオン・ステーション、初の映像作品。ムーンシャイナー誌03年7月号(MS-2009 \525-)で特集したように、彼女の出現が現在の米国ブルーグラスの大ブームを生んだと考えてもいいと思う。日本では想像もできない盛り上がりを見せる米国のブルーグラス・シーン、そのトップランナーの「今」が見ることができる。

■VHS

SV-5002 DEL MCCOURY『Live in Japan』VHS\3,675-(本体\3,500-)

 デル・マッカーリーの来日ライブを収めた、非常に貴重なVHSビデオ、あと残部わずか、DVD化の予定は今のところない、と製作者のケイシから連絡がありました。first come first serv...!!

楽器、その他…

MISC-NP2 NATIONAL『Finger-Pick PAT. No. 1787136 U.S.A.』 \315-(本体\300-)

 やったね!!ついに長年の不満解消、これまでどこで作っていたのか、担当者がナーンも知らなかったのだ ろうけど、目茶苦茶だったナショナルのフィンガーピックが見事に復活だ。分かる人には分かる、嬉しい カムバックが再入荷。

 最高級マンドリン用糸巻きオーダー受付中 

Waverly F-style mandolin tuners

Gold or Silver Plated Ivoroid/Ebony buttons \82,530- (本体\78,600-)

Gold or Silver Plated Mother of Pearl buttons \89,985- (本体\85,700-)

 ギブソンのマスター・モデルに採用されてることで知られるウェーバリーのマンドリン用の糸巻きです。チューニングの精度の高さに驚かされます。またサスティーンとデッド・ポイントが少なくなるという利点も有ります。納期はご注文をお受けしてから約2ヶ月です。オールド仕様の為、現行の他社の糸巻きと若干、ピッチが違う為、インストールには加工が必要ですのでご相談ください。

第4回フォートワース・ジャンボリー \3,500-(当日\4,000-)

7月10日(日)2:30OPEN 3:00から西宮アミティホールにてカントリー・ブルーグラスのコンサートが開かれる。ブルーグラスではシャギー・マウンテン・ホーイス、稲葉和弘とブルーグラス・ランブル。カントリーでは福原照晃とウエスタン・バンドほかが出演する。

輸入雑誌

(以下の3誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に取り揃えています。気になるアーティスト等の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる&知るの面白さをいかがですか)

■バンジョー・ニューズレター誌 各\525-

 世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから『MP3』で音の入手可!!)、バックナンバー(探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します)もお問い合せ下さい。

BNL-05/03 最新3月号

 テイラーズ・ツインのトッド・テイラーのカバーストーリーと"Race Is One"他、パット・クラウド"Danny Boy"、J.D.クロウ"Jimmie Brown, the Newsboy"、ビル・キース"Sunday's Hornpipe"ほか、さまざまなバンジョーの話題と奏法、タブ譜満載の48 頁。

■ブルーグラス・アンリミテッド誌 各\525-

 米国の最大のブルーグラス月刊専門誌。探しておられる記事などバックナンバーもお問い合わせください。…ヨロシク。郵便事情により3月号未入荷。

BU-05/04 最新4月号

 リッキー・スキャッグスのカバーストーリー他、ハーブ・ペダーソン、ディック・キンメル、ショーン・キャンプらの特集、ヨーロピアン・ワールド・オブ・ブルーグラスやアール・スクラッグス展示などのリポート等々。米国ブルーグラス・ニュース、情報、レビューなど満載の104頁。

■オールドタイム・ヘラルド誌 各\945-

 内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。

OTH-0907 最新2005年春号

 今年のオールドタイムやトラッド・フォーク・フェス・ガイド、1960年代からノルウェーのトラッドやポルカ、初期カントリー&ウェスタンなどを演じてきた中西部のバンド=グース・アイランド・ランブラーズ、伝説の東テネシーのフィドラー=チャーリー・ボウマン(1889-1962)、ディーリング・バンジョー社訪問記、黒人バンジョーについて等々の特集のほか、超充実のレコード・レビューやニュースなど、アメリカ・ルーツ音楽研究に欠かせない56頁。

月刊『ムーンシャイナー』

 1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌、22年目です。

■定期購読:1年¥6,000-半年¥3,300-

 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。

■ムーンシャイナー・ファイル:\525-

ムーンシャイナーの一年分12冊を傷をつけずにファイルできるロゴ入り特製フォルダー。

■バックナンバー:各¥525-。

 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。

MS-2208 2005年6月号(通巻260号)

 カバーストーリーはチチ松村の「バンジョー祭り」、若者列伝「オールド・スクール・フレイト・トレイン」、マック・マーティン、ブルーグラス・ソング「Carry Me Across the Mountain」、第7回横浜リリー・ピッキン・パーティー、アメリカン・フィドル物語A、ピーター・ローワン最終回「In the Pines」、成田勝浩のロンサム・エアポートほか、ニュース、レビュー、ヒット・チャート等々、日米のブルーグラス情報満載。

B.O.M.ご利用方法

1). このニューズレターで紹介する商品はすべて在庫しています。レターでの表示価格は消費税抜きですので、送料と共に請求時に加算されます。

2). ハガキやお電話、ファックス、Eメイル等で、封筒のお名前の下の6桁お客様コード番号とお名前と共に、ご希望の商品コードをお知らせ下さい(留守番電話もご利用ください!)。

3). 通常ご注文から1週間以内にはお届けします。ただ、レター掲載時には充分な在庫を心掛けていますが品切れになった場合、再入荷を期して発送が遅れる場合もありますのでご了承ください。

4). 基本送料は下記の通りです。

500g(CD3枚程度)まで、全国均一\390。

1Kg(CD7枚程度)まで、全国均一\700。

 ただし、特定地域、特定商品などについては、別途加算の場合があります。お問い合せ下さい。

5). お支払は、品物を受け取られてから1週間以内に同封請求書(代金+送料+消費税)をご確認の上、郵便振替や銀行振込でお願いします。

●郵便振替=01160-8-74352

●三井住友銀行・宝塚支店=普通1229492

●池田銀行・宝塚支店=普通2330116

▼ビー・オー・エムのニューズレターは会員制ではなく、商品の定期購買者に無料でお届けしています。一定期間、ビー・オー・エムからお買上げない場合、勝手ながらレターの発送をストップさせて頂きますので、ご了承下さい。また、ご希望の方には、どなたにでも無料でお送りします。ご友人の方などをご紹介下さい。

▼我々ビー・オー・エムは1971年秋以来、ブルーグラスを中心にアコースティック音楽全般、それに新旧フォークやカントリー、その周辺も含めて通信販売を軸に、様々な情報を集積しています。どんなことでもお気軽にご相談下さい。

▼次回の『B.O.M.オープンハウス』は、6月26日(日)のです。1時から5時まで、B.O.M.サービスに皆さんをお迎えします。音源は勿論、演奏法や楽器についてのご相談などにも応じます。また、来訪いただいた方への特別廉価CDも用意しています。道順などはお問い合わせ下さい。…Y'all Come!!

●輸入CD、DVD、ビデオを3点以上購入の方送料サービス!!

輸入CDとビデオ(DVD)など、合わせて3点以上ご購入の方の送料をサービス、ご好評を頂き、しばらく継続させて頂きます。ただ、品切れに備え、第2希望以下2、3枚程度の予備をお知らせ下さい。

(株)ビー・オー・エム・サービス

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●fax.0797-86-5184(24時間)

(営業時間:月〜金の午前10時〜午後5時。)

 また、ビーオーエムのウエブサイトでは随時、最新入荷案内やニューズレターのバックナンバー、在庫リスト、ムーンシャイナー誌などを紹介しています。


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