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B.O.M.Newsletter #303web  2006年1月11日
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INDEX


2006年ブルーグラス・カレンダー!!
今月の注目新入荷!!
グラミー賞最終ノミネート作品
ブルーグラス新入荷
ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷
ブルーグラスお勧め作品
インスト新入荷
各楽器別インストお勧め再入荷作品
オールドタイム&フォーク新入荷
カントリー新入荷
カントリー発掘、編集新入荷
カントリーお勧め作品
映像新入荷
映像ものお勧め作品
教則もの新入荷
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◆B.O.M.サービスをはじめて35回目の新年。右も左も 分からないまま、このすばらしい音楽を紹介したくて当時は珍しい通信販売のビー・オー・エム、インディー・ レーベルの草分けのひとつレッド・クレイ・レコード、そ して宝塚ブルーグラス・フェスをはじめました。35回のあたらしい年ごとに思いを新たにするものの、マイペー スを崩さず、相変わらずの堂々巡り…。それもこれも、こ の音楽がすばらし過ぎるから、そしてこれを支えてくれる人たちのご厚情に甘えて、ここまで来ました。ありが とうございます!! 今年も1年、皆さんのご多幸を願いつつ、少しでも豊かな音楽生活の一助になればと思いな がら活動を続けます。よろしくお願いします。

◆23年目に入っているムーンシャイナー誌、最新1月号 は 新星アビゲイル・ウォッシュバーン、アート・スタンパー追悼と「バンジョー・バックアップ考」、ふたり乗 り、IBMAワールド・オブ・ブルーグラス・リポート@、グランド・オール・オープリ80周年最終回、北米フィド ル・スタイル分類リスト@、リリーズ&スターズ「ナッシュビルへ…」、原宿ブルーグラス・ジャム等々のほか、 日米のあたらしい動きをお知らせしています。

 定期購読は1年間(12冊)\6,000-半年間(6冊)\3,300-。また、お友達にも、ぜひお勧め下さい。…な にとぞ、定期購読をよろしく!!

2006年ブルーグラス・カレンダー!!

CCBC-2006 BLUEGRASS CALENDAR \2,079-(本体\1,980-)

 恒例ブルーグラス・カレンダー2006年版はインターナ ショナル・ブルーグラスに焦点をあてたもの。LPサイズ30pの毎月替り写真と毎日のカレンダーにブルーグラス 界の重要な出来事がしるされている。恥ずかしながら、渡辺敏雄&三郎とブルーグラス45もフィーチャー されている…古い名前で、スンマセン! ほかに、日本をツアーした30年前のビル・モンローの小森谷信治激 写や野崎謙二氏提供のラルフ・スタンレーのロストシティー・ライブ他、ヨーロッパにブルーグラスを広め たビル・クリフトンやボブ・ペイズリーらとともにヨーロッパの主要バンドもフィーチャーされている。

 日々、ブルーグラスの歴史を楽しみながら来年も1 年、幸せな音楽しましょう!!

今月の注目新入荷!!

NW-30423 ABIGAIL WASHBURN『Song of the Traveling Daughter』CD\2,888-(本体\2,750-)

 稀有な才能を持ち、クロウハンマー・バンジョーを 手にアパラチアと東洋の山水を結びつけたような別世界を覗かさせてくれるアビーのデビューソロはベラ・ フレック制作。オールドタイム新入荷参照。

BW-1006 DAN PAISLEY & SOUTHERN GRASS『The Tradition Continues』CD\2,888-(本体\2,750-)

 父の遺志をついで、超トラッドグラスで邁進するダ ン・ペイズリー、自身名義初の最新作だ。究極の2世バンド…。ブルーグラス新入荷参照。

ROU-0569 V.A.『Bluegrass Hits: Twenty Timeless Favorites from Yesterday and Today』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現在、空前の活況のラウンダー・ブルーグラスのヒット20曲集。ブルーグラス発掘新入荷参照。

ROU-0121 BELA FLECK『Crossing the Tracks』CD\2,573-(本体\2,450-)

 スクラッグス以来のバンジョー革命をなした偉大な ベラ・フレックの記念すべきデビュー・ソロがようやくのCD化。ブルーグラス発掘新入荷。

BHM-10082 BILL EVANS『SoulGrass』CD\2,940-(本体\2,800-)

 強力、ジャズ・サックスのビル・エバンス最新ドイツ 盤はベラ・フレックとの共同制作で21世紀版ジャズグラス。インスト新入荷参照。

SH-4010 CHRIS THILE & MIKE MARSHALL『Live Duets』CD\2,573-(本体\2,450-)

 もっとも才能あるマンドリニスト2人のライブ。イ ンスト新入荷参照。

DUAT-1211 NORMAN & NANCY BLAKE『Back Home in Sulphur Springs』CD\2,573-(本体\2,450-)

 まるでカーター・ファミリー境地に達したノーマン とナンシー・ブレイク夫妻の最新作。オールドタイム&フォーク新入荷参照。

GOTT-025 RICKY SKAGGS『Waitin' for the Sun To Shine/ Highways & Heartaches』CD\2,888-(本体\2,750-)

 リッキー・スキャッグスのメジャー・ブレイク作品が ツーオンワンで再発。カントリー発掘参照。

RU-1532 A CASE OF THE GIMBLES『Johnny, Dick, Emily』CD\2,888-(本体\2,750-)

 凄い!ジョニー・ギンブルとその孫娘と息子による ウェスタン・スウィング王道。カントリー新入荷。

WMG-79792 GEORGE JONES『Hits I Missed... And One I Didn't』CD\2,888-(本体\2,750-)[WEB ONLY]

 ジョージ・ジョーンズは、ホントにくさくて、ホンマ に凄いんだ。カントリー新入荷参照。

SMM-28419D V.A.『The Nashville Sound』DVD\2,363-本体\2,250-)

 1969年のナッシュビルを切り取った見事なドキュメ ント。次から次へと懐かしのカントリースターたち…、あっ、レスターも!! 映像新入荷参照。

グラミー賞最終ノミネート作品
 今年もグラミー賞の季節がやってきました。対象作 品は2004年10月1日から2005年9月30日までの発表作品で、最優秀賞の発表は2月8日です。以下、全108 部門の中から、関連作品リストです。
■最優秀ブルーグラス・アルバム

ROU-0558 BLUE HIGHWAY『Marbletown』CD\2,573- (本体\2,450-)

SKFR-2014 CHERRYHOLMES『Cherryholmes』CD\2,573-(本体\2,450-)

ROU-0549 THE GRASCALS『Grascals』 CD\2,573-(本体\2,450-)

MCM-0002 DEL McCOURY BAND『The Company We Keep』CD\2,573-(本体\2,450-)

ROU-0553 RHONDA VINCENT『Ragin' Live』CD\2,573-(本体\2,450-)

■最優秀カントリー・アルバム

WB-48794 FAITH HILL『Fireflies』CD\2,573- (本体\2,450-)

ROU-0525 ALISON KRAUSS & UNION STATION『Lonely Runs Both Ways』CD\2,573-(本体\2,450-)

ARI-69642 BRAD PAISLEY『Time Well Wasted』CD\2,783-(本体\2,650-)

COL-94169 GRETCHEN WILSON『All Jacked Up』CD\2,783-(本体\2,650-)

B000232602 TRISHA YEARWOOD『Jasper County』CD\2,573-(本体\2,450-)

■その他、カントリー関係

KOCH-9847 JERRY DOUGLAS『The Best Kept Secret』CD\2,888-(本体\2,750-)[WEB ONLY]

 最優秀インストに、サム・ブッシュとベラ・フレッ クを伴った"Who's Your Uncle?"がノミネート。

ROU-0525 ALISON KRAUSS & UNION STATION『Lonely Runs Both Ways』CD\2,573-(本体\2,450-)[WEB ONLY]

 最優秀ブルーグラス作品にノミネートされた本作か ら、"Unionhouse Branch"がインストに、また、"Restless"が最優秀グループ・パフォーマンスにも。 そして、ゲイリー・パチョーザが最優秀エンジニアに。

SH-3990 NICKEL CREEK『Why Should The Fire Die?』CD\2,573-(本体\2,450-)[WEB ONLY]

 "Scotch & Chocolate"が最優秀インストに。

KOCH-9823 CHARLIE DANIELS『Songs From The Longleaf Pines』CD\2,888-(本体\2,750-)[WEB ONLY]

 古巣のブルーグラスに戻ったチャーリー、"I'll Fly Away"が最優秀インストに。

ARI-69642 BRAD PAISLEY『Time Well Wasted』CD\2,783-(本体\2,650-)[WEB ONLY]

 カントリー・アルバムにも選出された本作から、"Time Warp"がインストに。インスト部門のブルーグラス独占にカントリーから一矢を報いている。

WB-73123 EMMYLOU HARRIS『The Very Best of Emmylou Harris: Heartaches & Highways』CD\2,573-(本体\2,450-)[WEB ONLY]

 アルバムはベスト集だが、1曲のみの新曲"The Connection"が最優秀女性ボーカル曲にノミネート。

■その他

SH-4006 TIM O'BRIEN『Fiddler's Green』CD\2,573-(本体\2,450-)[WEB ONLY]

 ティムの最新作が最優秀トラッド・フォーク・アルバ ム部門に。ヤッタネ!!

SH-3990 NICKEL CREEK『Why Should The Fire Die?』CD\2,573-(本体\2,450-)

 コンテンポラリー・フォーク・アルバム部門に。

BHM-10082 BILL EVANS『SoulGrass』CD\2,940-(本体\2,800-)

 ベラ・フレックが共同制作、ブッシュ/ダンカン/ダ グラスら参加の作品が最優秀コンテンポラリー・ジャズ・アルバムに。

SH-3976 CHRIS THILE『Deciever』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ゲイリー・パチョーザが最優秀エンジニアに。ゲイ リーはアリソン・クラウス作品でもノミネート。

COL-92780 V.A.『You Ain't Talkin' to Me: Charlie Poole and the Roots of Country Music』CD3枚組\7,088-(本体\6,750-)[WEB ONLY]

 80年前のチャーリー・プールの音楽を解明するオー ルドタイム大秀作が最優秀ボックスセットと最優秀歴史アルバムに。また、60頁のブックレットが最優秀ラ イナーに。

ブルーグラス新入荷

SH-4002 GIBSON BROTHERS『Red Letter Day』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

Lonesome Number One/I Got a Woman/The Prisoner's Song/21 Years/It's All Over Now 他全15曲

 ブルーグラスにカムバック以来、立て続けにアルバ ム発表をつづけるギブソン・ブラザーズの最新第3弾。ドン・ギブソンからレイ・チャールズをはじめ、ロック ン・ロール・ヒットのカバーやブルーグラス・スタンダードなどに、5曲のオリジナル、ルービン・ブラザー ズやエバリー・ブラザーズらを思わせるタイトでキャッチーなブラザー・デュオで快調に飛ばすスト レート・ブルーグラスだ。2003年のカムバック1枚目『Bona Fide』(SH-3965 \2,573-)での"That Bluegrass Music"や、2004年の2枚目『Long Way Back Home』(SH-3986 \2,573-)でのカバー"Ophelia"がヒット、マンドリンのスパーピッカー、マーク・マグレイ シャンと創る軽快なサウンドが身上だ。今作では、そのマークが退団を境に録音されたもので、8曲にロニー・ マッカーリー、1曲でジョッシュ・ウィリアムズが参加、フィドルにはハイテンションなジェイソン・カー ター、ベースには12年間一緒のマイク・バーバー。…彼らのアルバムにはどれも歌詞が付いているのがあり がたい。新旧のブルーグラスらしさが絶妙に交じり合ったすばらしいバンドだ。

BW-1006 DAN PAISLEY & SOUTHERN GRASS『The Tradition Continues』CD\2,888-(本体\2,750-)[WEB ONLY]

Won't You Think of Me/Banjo Boy Chimes/My Old Kentucky Home/Old Hickory Cane/Amandalina 他全12曲

 父、ボブ・ペイズリー(1931/3/14-2004/11/29)の遺 志をついで、超トラッドグラスで邁進するダン・ペイズリー、ボブが亡くなって初めての自身名義の最新作だ。 究極の2世バンド…、つまり、ボブのもう一人の息子マイケル・ペイズリー(bs)、ボブの朋友だったテッド・ラ ンディの息子ふたり、ボブ・ランディー(bj)、T.J.ランディー(f)、そして、デル・マッカーリー・バンドで の活躍で知られるドン・エルドレスの息子、ドン・エルドレス・ジュニア(m)といった、ペンシルバニアのト ラッドグラスを相伝的に継承する、…というより、つまり、ブルーグラスは21世紀の現代においても伝承する に値打ちのある魅力を持った音楽だということを証明してくれる、彼らの鼻を突くような臭いブルーグラス。 見事なフォスター曲からカーター・ファミリー、そしてオラ・ベル・リードからスタンレー、ジョージ・ジョー ンズを思わせるソウルフルなこぶしと一直線のドライヴ。昨秋のIBMAでも深夜、汗まみれで熱演、ダンはひ とり早朝まで自販機コーナーで歌い続けていた。親父と一緒で、トラッドグラスがメチャクチャ好きなんだ、 やっぱ…。ムーンシャイナー誌のボブ・ペイズリー追悼特集は2005年2月号(\525-)。

MSM-1300 MIKE SCOTT『Blue Moon of Kentucky』CD\2,573-(本体\2,450-)

Blue Moon of Kentucky/Footprints in the Snow/Uncle Pen/Kentucky Waltz/My Rose of Old KY 他全12曲

 これはないよね!!…だって、マイク・コンプトン(m)、 ブライアン・サットン(g)、オウブリー・ヘイニー(f)、ベン・アイザックス(bs)、そしてマイク・スコット(bj) が、上記ビル・モンロー・スタンダード曲でインストしてしまう…、という企画、それだけで一丁上がりやね。 ほんでこのメンツ、悪いわけないやろ!? マイク・スコットはカール・ストーリーやジム&ジェシーからダ ニー・デイビス&ナッシュビル・ブラスなどを経て現在、ロニー・レノ&レノ・トラディションに在籍する几 帳面で丁寧なスリーフィンガー・ピッカーだ。…ムーンシャイナー誌1月号にも少し書いたけど、バックアップ の重要性、そしてソロのコツは…、つまり歌いながら、歌うように寄り添う、そのためのお勧めジャムがこ れ!!。聴きなれた歌モノを延々とジャムする、と、曲の表情が見えてくる、また他のメンバーが何を弾いている (表現している)のか、だんだんとクリアになっていく。 そして、自分の楽器(の声)を含め、そんな音がすべて聴こえるようになったとき、すばらしいソロが、バック アップが出来るように(聴こえるように)なる、のじゃ!!…と私は思う。使用楽器は1934年ギブソン・オ リジナル・フラットヘッド、19世紀後期ガルネリ・モデル・フィドル、1940年D-28ヘリンボーン、1940年 代アメリカン・スタンダード・ブランド・ベース、2002年ギルクリスト・マンドリンだと…。

ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷

ROU-0569 V.A.『Bluegrass Hits: Twenty Timeless Favorites from Yesterday and Today』CD\2,573-(本体\2,450-)

Heratbreak Number Nine/High Lonesome/Ma and John and Paul/Drivin' Nails.../Tom Dooley 他全20曲

 現在、空前の活況をしめすラウンダー・ブルーグラス のヒット20曲集。新人のザ・グラスカルズやアリシア・ニュージェント、今やトップのドイル・ローソンやロン ダ・ビンセント、ブルー・ハイウェイやアリソン・クラ ウス他、毎月ムーンシャイナー誌掲載のブルーグラス・チャートに登場したヒット曲を中心に、1980年代以降 のラウンダー・ブルーグラスを一望できる編集物。

ROU-0121 BELA FLECK『Crossing the Tracks』CD\2,573-(本体\2,450-)

Dear Old Dixie/Texas Barbeque/Spain/How Can You Face Me Now/Ain't Gonna Work Tomorrow 他全11曲

 ジャズ/クラシック界でもトップ・アーティストと して知られるようになった偉大なバンジョー巨人、ベラ・フレックの記念すべきデビュー・ソロがようやくの CD化である。1980年の1月1日にオリジナル・リリースされた本作、ラス・バレンバーグ(g)、ボブ・アップ ルバウム(m)、サム・ブッシュ(f)、ジェリー・ダグラス(d)、マーク・シャッツ(bs)らをバックに、オールド タイム・フィドル&バンジョー(サムとベラ、いいコンビだ)から、スクラッグス、スウィング、そしてチック・ コリアまで、ベラの現在に至る最初の一歩、今のタッチやトーンとは違うけど、やはり、尋常の才能じゃなかっ たんだよね。

ブルーグラスお勧め作品
(すでに新入荷で紹介済みの作品です)
■2005年のブルーグラス&オールドタイム   
イチオシお勧め作品リスト

 昨年は日米ともに、ブルーグラス界が大きく動きは じめた、そんな予感がする年でした。今年、ビル・モンローが他界して10年を迎えます。ブルーグラスを創り、 われわれにその道を示した第1世代のミュージシャンたちは、その音楽的役割を終え、現在、サム・ブッシュ らに代表される50代前後の第2世代のミュージシャンたちが最後の力をふりしぼって、新しい世代へトーチ を手渡しつつあります。

 このところ、30才代以下の第3世代の台頭が著しい ブルーグラスやオールドタイム界、新しい時代を迎える今、目が離せませんぞ…。以下、昨年話題となって、 わたしの目を惹いたバンドやミュージシャンの一部を、ベテランも含めて紹介しましょう。

KOCH-9884 RONNIE BOWMAN『It's Getting Better All the Time』CD\2,888-(本体\2,750-)

 前作『Starting Over』(SH-3933 CD\2,573-)でそのブルーグラス魂に、なぜか私には現代版のフラット &スクラッグスを感じた元ロンサム・リバー・バンドのロニー・ボウマン、昨秋発表の最新作。デイブ・タル ボットやアダム・ステッフィ、ワイアット・ライスらを配して現在最高のブルーリッジ系ブルーグラスを聴か せる素晴らしい作品だ。ちなみにタイトル曲は、今夏にブルックス&ダンがメジャーで大ヒットを飛ばしてい る。LRBサウンドを別次元に昇華し、前作とともに大推薦のブルーグラスだ。

SAR-1259 V.A.『Happy Land; Musical Tributes to Laura Ingalls Wilder』CD\2,888-(本体\2,750-)

 ローラ・インガルス(1867-1957)の書いた8巻におよぶ小説『大草原の小さな家(Little House)』に登場してくる126曲、そんな曲をライダース・イン・ザ・ス カイ、アンドレア・ゾン、キース・リトル、デボラ・パッ カードらのボーカルをフィーチャーし、ブッチ・バルダサリ(m)、ジョー・ケーバリー&ケーシー・ドリーセン (f)、パット・エンライト(g)、バイロン・ハウス(bs)らがアパラチアン・ストリングバンド音楽をベースに シンプルなアコースティックで演じる企画作品。フィドラーだったローラの父、チャールズが好んで弾いた のだろうフィドル・チューンやセイクレッド・ハープ・シンギン、スティーブン・フォスターやイギリスから伝 承されたバラッド等々、アメリカ開拓時代に人々が口ずさんだ19世紀のポピュラーな曲の数々が、当時の演 奏法を取り入れながら聴きやすくまとめられている秀作。

SKFR-2014 CHERRYHOLMES『Cherryholmes』CD\2,573-(本体\2,450-)

 2005年最大の話題はチェリーホームズでしょう。ア リソン、ロンダ、デル、ドイルを押さえて、新人にしてIBMA最優秀エンターテイナーを受賞してしまった彼ら の最新作。楽器を弾きはじめてわずか6年、ものすごいレベルに達した彼ら13才から21才までの子供たち…、 子供の可能性には感動だ。特集はムーンシャイナー誌05年10月号(\525-)。

ROU-0557 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『You Gotta Dig a Little Deeper』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現在、もっとも完璧なブルーグラス・アンサンブルを 聴かせるドイル・ローソンとクイックシルバーのラウンダー移籍第1弾。圧倒的なハーモニーとソリッドグ ラス・アンサンブル。MS誌04年9月号(MS-2111 \525-)で25周年記念特集したように、25周年記念コンサートの2時間に及ぶライブDVD『Through the Years』(MH-10639 \3,990-)も大好評発売中。

ACD-61 OLD SCHOOL FREIGHT TRAIN『Run』CD\2,573-(本体\2,450-)

 学生気分の抜けない若者たちが、ブルーグラスをしっかりと根っこに持ちつつケルトやラテンの感覚を 取り入れたストレングス・イン・ナンバーズ以降のアンサンブルと現代若者感覚で、刺激的な新世代グラス。MS 誌6月号(MS-2208 \525-)特集。

BBR-017 VALERIE SMITH & LIBERTY PIKE『That's What Love Can Do』CD\2,888-(本体\2,750-)

 学校の先生から、「ブルーグラスが歌いたい」一心で ナッシュビルにやってきたバレリー・スミスの最新作。メンバーのベッキー・ビューラー(f)のオリジナル3曲 のほか、どの曲もアパラチアの陰影を込めた癒し系の歌とサウンド。ベッキーのほか、ジョン・ウェズリー・ リー(m)とアンディ・ホール(d)などのバンジョーレスを基本に、ここにきて若い21世紀の才能をメンバーに オリジナルなサウンドを創りはじめている。自費制作ながら、近年のアパラチア傾向をブルーグラスから上 手く表現した秀作だ。

ROU-0441 PETER ROWAN & TONY RICE『You Were There for Me』CD\2,573-(本体\2,450-)[WEB ONLY]

 昨秋IBMAでのピーター・ローワン&トニー・ライス、 …すごかった。やっぱ、彼らはカリズマだ。シャロン・ギルクリスト(m)とブリン・ブライト(bs)の美人2人に 囲まれたピートとトニー、素晴らしくバランスのいいハーモニーを聴かせ、新しい可能性を感じさせてくれ た。本作は美女2人の参加前だが、ローワンの奔放さとライスの即興性がいかにぶつかり合い、溶け合うか …、IBMA最優秀録音イベント最終ノミネート作品でもある。

AB-1111 ADRIENNE YOUNG『The Art of Virtue』CD\2,888-(本体\2,750-)(歌詞付)

 エイドリアン・ヤングの最新作は、大きな話題になっ たデビュー作『Plow to the End of the Row』を越えて、印象的なオリジナルのメロディーラインを、よ り力強く、よりポップに、よりタイトに、しかもアパラチアの伝統を強烈に主張しながら独自のバンド・サ ウンドを創っている。最近の女性オールドタイムはすごいのだぞ。

ROU-0549 THE GRASCALS CD\2,573-(本体\2,450-)

 2005年、もっともホットな話題だったザ・グラスカ ルズのデビュー作。ザ・サイドメンの流れを汲むナッシュビルを代表するブルーグラッサーが、オズボーン ズやフラット&スクラッグスの黄金期を再現。ドリー・パートンも"Viva Las Vegas"で登場。MS誌2005年3月号(MS-2205 \525-)特集。

NEV-501 CANDACE RANDOLPH『Whose Heart Is This?』CD\2,888-(本体\2,750-)

 ローカル・バンドでバンジョーを担当していたキャ ンデス・ランドルフ嬢、14才のときに書いた曲がラルフ・スタンレーに認められて録音されて以来、彼女の 作品はナッシュビル・ブルーグラス・バンドやドライ・ブランチ・ファイアー・スクォッドらに取り上げられ ている。バンジョー/ギターも上手いし、書く曲はとてもブルーグラス…、テリー・エルドレッジの幼馴染 だって…!

SH-4007 DOLLY PARTON 『Those Were the Days』CD\2,573-(本体\2,450-)

 世界のポップスター、ドリー・パートン、その圧倒的 な貫禄、歌唱力で60〜70年代フォーク&ポップ名曲のアコースティック&ブルーグラス・カバー。それぞれの オリジナル録音の主役をはじめ、さすがの豪華ゲストと緻密な音楽にあの声!!

ROU-0565 UNCLE EARL『She Waits for Night』CD\2,573-(本体\2,450-)

 今、大きく変貌しつつあるオールドタイム、そんな話 題の中心にいるアンクル・アール(MS誌8月特集参照)。 この女の子たち('gEarls)は、アビーだけじゃない…、 全員がただ者ではない。ダーク・パウェル制作の現代オールドタイム大秀作。

■インスト秀作リスト

KOCH-9847 JERRY DOUGLAS『The Best Kept Secret』CD\2,888-(本体\2,750-)

 ブルーグラスはグラミー・ノミネートしたサム・ブッ シュとベラ・フレックを迎えた1曲だけながら、前編にドブロやラップ・スティールの可能性を最大限に表現 したすばらしいインスト作品に仕上がっている。ムーンシャイナー誌のインタビューで明かされたエリック・ クラプトンとのセッションは実現しなかったが、アリソン・クラウスのファンクやCCRのジョン・フォガ ティー、ジャズ・ギタリストのビル・フリーゼルらをゲストに、完成度の高い作品に仕上がっている。"You Are My Flower"のラップ・スティール・ソロに、先人たちへの彼の強いシンパシーを感じる。

PC-1147 『Ultimate Pickin'; Best of Instrumental Bluegrass』CD\2,573-(本体\2,450-)

 Clinch Mountain Backstep/Sally Ann/Foggy Mountain Special/St.Anne's Reel/Steel Guitar Rag/Home Sweet Home/Jasse James/Jerusalem Ridge/Dear Old Dixie…ほかのスタンダード・インストを、1980年代以降のスーパーピッカーたち が演じた『Bluegrass '96』から『Bluegrass '98』のアルバム3枚から選ばれた20曲集。スコット・ベスタル(bj)、ジェフ・オウトリー(g)、ウェイン・ ベンソン(m)、マーク・シャッツ(bs)に、フィドルがオウブリー・ヘイニー(15曲)とリッキー・シ ンプキンス(5曲)、ドブロにはロブ・アイクス(14曲)とランディ・コアーズ(6曲)という豪華メン バー。

ROU-0086 BUTCH ROBINS『Forty Years Late』CD-R\2,573-(本体\2,450-)

 個人的な話だけど…昨年暮れ、久々に銀座のロッキートップに呼ばれてバンジョーを弾く機会があった。 最近は人前でほとんどバンジョーなんか弾かなかったけど、ちょっとリハビリしてライブに臨んだのだけど、 それと同じ頃、10年ぶりにブッチ・ロビンスが来日した。なんツーか、別に比べるわけじゃないけど、確かに 今どきの若手バリバリやスーパーピッカーにテクニックや流麗さでは追いつかないけど、なんか、ぼくら共通 のメロディーやリズムのつかみ方があって、それはやっぱ、音楽の心の本質に由来してるんじゃないだろ うか、なんて、ブッチと顔を見合わせながら自画自賛してしまった。ムーンシャイナー誌1月号のアート・スタ ンパー追悼のバンジョーバックアップの記事にも書いたけど、フィドル・チューンやアーリー・ブルーグラス の全体像の捉え方、楽器に表情を持たせるというか、(好きじゃない表現だけど)歌わせるというか…、自分 が弾くことに強い意味と意志を持つことが楽器を弾く(たぶん歌も)ということだと、除夜の鐘を目前にして 同年生まれのブッチとうなずきあったのでした…。ところでこのブッチの1977年、デビューソロCD、ブッチ の想いがこもったバンジョーはもちろん、バック・ホワイトの"T to the 7th Power"やサム・ブッシュの"Washington County"、ローランド・ホワイトの"Scryggs Medley"など、ブッチ以外の聴き所も満載。録音を含めて、今どきの流麗さとはまったく違う粗い 手触りだが、そこにこそ本来の音楽に対する心が溢れていると、わたしは思う。ちなみに、ブッチ・ロビンス は唯一、ニュー・グラス・リバイバルとブルー・グラス・ ボーイズ双方の正式メンバーであった人物で、レオン・ラッセルとNGRを結びつけ、頂点を極めた時期のビル・ モンローとケニー・ベイカーを支え、また、ベラ・フレックを最初にスタジオに招き、ナッシュビル・ブルー グラス・バンドの基本を創る…といった、70年代にカリズマ的活躍をしてきたバンジョー・ピッカーだ。  (限定ラウンダー・アーカイブ・シリーズにつき、ライナーノーツ入要の方はお申し出ください)

■2005年発掘、編集モノ秀作リスト

RC-121 JOSH GRAVES『Just Joshin'』CD\2,888-(本体\2,750-)

 1963年にコットンタウン・ジュビリー・レコードか ら発表された貴重なアンクル・ジョッシュ・グレイブスとカズン・ジェイク・ターロック(1922-1988)、フラッ ト&スクラッグスを支えた2人名義のアルバムが、わがレッド・クレイから3曲の未発表ドブロ・インスト録 音を含めて、初のCD化である。1968年のフラット&スクラッグス来日公演で聞き覚えのあの曲、この曲…。 バックにはカーティス・マクピーク(bj)やチャビー・ワイズ(f)、セドリック・レインウォーター(bs)ら、 ジョッシュのリード・ボーカルにジェイクのテナー(ソ ロの「マクドナルドの農場」含む)。両足をなくし、この1月には緊急入院が伝えられるジョッシュ、「ブルー グラス・ドブロの父」の健康を祈らずにはおれない…。

GOTT-021 EARL SCRUGGS『Anniversary Special, Vol. 1-2』CD\2,888-(本体\2,750-)

Banjoman/Swimming Song/Gospel Ship/Bleeker St. Rag/Song to Woody/Hey Porter/Fairytale 他全20曲

 1975年と76年に発表されたアール・スクラッグス・ レビューがゲストを迎えた2枚のアルバムをCD1枚に。ゲストにはビリー・ジョエル、レナード・コーエン、ポ インター・シスターズ、ジャック・エリオット、ジョーン・バエズ、ダン・フォーゲルバーグ、ロジャー・マッ ギン、ロギンス&メッシーナ、バフィ・セント・メリー、 マイケル・マーティン・マーフィー、ジョーン・バエズ他。先に紹介した『I Saw the Light with Some Help from My Friends』(COL-92793 \2,079-)同様、ロック界に転進したアール・スクラッグスを囲むお友達の 輪。先月紹介したディランとのジャム映像を含むDVD作品『His Family and Friends』(MEG2-50775 \3,255-)につづいて、スクラッグス・フリークには嬉しい一枚。

KG-0952 V.A.『Best of King and Starday Bluegrass』CD4枚組\9,450-(本体\9,000-)

 全100曲、1940年代のJ.E.メイナーから1970年代はじめのニュー・グラス・リバイバル(未発表曲"Nor wegian Wood"と"Door Into Summer"収録!!)の誕生まで、アメリカ南部の音楽マーケットで、主にシング ル盤として、つまり、ヒットを目論んで発表された生き生きとしたブルーグラスの数々。モンローやフラット &スクラッグスらのメジャーレーベル組とは一線を画した、下克上のエネルギーを満喫できるアーリー・ブ ルーグラス大秀作である。さすがに、知らない曲やアーティストが一杯、アーリー・ブルーグラス・ファン感激 の秀作ボックス。

■ムーンシャイナー最新1月号特集関連作品
(ブルーグラスの情報満載のムーンシャイナー最新1月 号は\525-。現在、大きく動くブルーグラスの新しい波に乗り遅れないで…!!)

NW-30423 ABIGAIL WASHBURN『Song of the Traveling Daughter』CD\2,888-(本体\2,750-)

 1月号のメイン特集は、クロウハンマー・バンジョー を手にアパラチアと東洋の山水を結びつけたような別世界を覗かさせてくれるアビー・ウォッシュバーン。 オールドタイム新入荷参照。

REB-1793 PERFECT STRANGERS CD\2,573-(本体\2,450-)

Sing Me a Song/Roll On John/Bluegrass in the Backwoods/Twenty One Years/Wandering Boy 他全14曲

 「宇野誠之のKnee Deep in Bluegrass」は、ジョディ・ステッカー(m,f)とボブ・ブラック(bj)という大 ベテランにローリー・ルイスで知られるピーター・マクラフリン(g)を加え、クリス・ブレイシャー(f,g)のす ばらしいオリジナルを中心に、新しいトラッドグラスを創るパーフェクト・ストレンジャーズの2003年デ ビュー作。それぞれに味のある個性を生かしたソウルフルなトラッドグラスだ。

CO-2736 ART STAMPER『Wake Up Darlin' Corey』CD\2,573-(本体\2,450-)

 すばらしいケンタッキー・フィドラー、アート・スタ ンパーの追悼特集は、そのバイオグラフと、わたしが彼から学んだバンジョー・バックアップの極意!?につい て寄稿しています。これはアートの遺作となった2004年作品、ティム・オブライエンのボーカルをゲストに、 2005年IBMAアワード最終ノミネートもされたオールドタイム大秀作です。

HAPPY-0615 ふたり乗り『Futarinori』CD\1,499-(本体\1,428-)

 京都を中心に活躍する女の子ふたり、話題のマンド リン&ベース・デュオの結成にいたる物語。フォーク新入荷参照。

SHA-1208D 『Chase the Devil』DVD\4,725-(本体\4,500-)

 アメリカ社会、特に南部アパラチアに根強く残るキ リスト教福音派の真実を伝えるドキュメントDVD映像。ムーンシャイナー11月号から連載でその内容を詳しく 伝えはじめている。アメリカ白人音楽の背景を知る貴重な映像である。1月号は連載3回目でチャプター4 〜5の翻訳と解説。

インスト新入荷

SH-4010 CHRIS THILE & MIKE MARSHALL『Live Duets』CD\2,573-(本体\2,450-)

Shoulda Seen It Comin'/Byron's/Carpathian Mt. Breakdown/Hualalai/J.S. Bach DM Gigue 他全11曲

 世界でもっとも才能あるマンドリン奏者2人、クリ ス・シーリとマイク・マーシャルが組んだ2003年のデュオ・スタジオ・アルバム『Into the Cauldron』(SH-3967 CD\2,573-)から2年で発表する最新ライブ・デュオ作品。ちょうど70年前、1936年のモンローから はじまったブルーグラス・マンドリンの歴史、マクレイノルズやオズボーンを経て、ウェイクフィールドと ダッフィを生み、70年代のブッシュとグリスマンでブルーグラスの境界線を突破、その後の世代の代表選手 マイク・マーシャルを経由して21世紀のクリス・シーリに至る…、その最先端のマンドリン世界をあきれる ほどの精神力と技術で聴かせてくれる。バッハからブルーグラスまで…、ブルガリアン・トラッドやショー ロ、ポップやジャズなどさまざまな音楽の影響を受けたオリジナル曲の数々で、「マンドリンの音」の可能性 を限りなく広げるすごいアーティスト2人の「真剣勝負」、というか「お楽しみ」というか…、とにかく、尋 常ではない音世界を堪能できる53分、すごいです!!

BHM-10082 BILL EVANS『SoulGrass』CD\2,940-(本体\2,800-)

Home on the Hill/Weekend Cowboy/Celtic Junction/Shenandoah Breakdown/Jean Pierre 他全10曲

 あのビル・エバンスでも、そのビル・エバンスでも なく、このビル・エバンスはジャズ・サックス奏者。1981 〜84年にマイルス・デイビスと活躍後、コンスタントにアルバムを発表するビルが同世代(ともに1958年生) のベラ・フレックと共同で制作した21世紀版ジャズグラス。凄いです…、ステュアート・ダンカン、サム・ブッ シュ、ジェリー・ダグラス、ビクター・ウートン、パット・バージソン(元アリソン・クラウス夫)ら、ナッ シュビル(ブルーグラス)キャッツの能力はもちろん、「ソウルグラス」というタイトルを意識してか、普段よ りスリーフィンガーロールを多用するベラ・フレック。マイルス・デイビスとビル・モンローを1曲ずつカバー というのも洒落ている(ベラの"Shenandoah..."なんて、ちょっとしたお宝)。ジョン・スコフィールド(パッ ト・メセニーとビル・フリーゼルと並んで現在3大ジャズ・ギタリストといわれている)とブルース・ホーンズ ビーも各1曲でゲスト参加している。なんといっても、ステュアート・ダンカンというのは、ホンマ、凄いでっ せ…。ジャズ/ファンク/ブルーグラス、ジャンル無用のハッピーミュージックだぞ。

ROU-3016 JOHN MILLER『Safe Sweet Home』CD-R\2,573-(本体\2,450-)

Hello Stranger/As Time Goes By/The Blue Room/Time Changes Everything/Blue Moon/Molly 他全13曲

 非常に趣味のよいフィンガーピッキン・ギタリスト、 ジョン・ミラーの70年代末の秀作がラウンダー・アーカイブで限定頒布だ。カーター・ファミリーからボブ・ ウィルス、ガーシュインをはじめ、いわゆるグレート・アメリカン・ソングブックからの有名曲を絶妙のフィン ガーピッキンとコードで実に気持ちよくスウィングし、優しく唄う。そーいえば、かつて日本で、なんかのCMに 起用されてヒットした、癒し系アコースティックの元祖かな…、また、岐阜時山フェスにも来日して久々にブ ルーグラスもしていたなぁ…。

 (限定ラウンダー・アーカイブ・シリーズにつき、ラ イナーノーツ入要の方はお申し出ください)

GT-0348 NASHVILLE MANDOLINS『Gold』CD\1,575-(本体\1,500-)

By the Light of the Sivery Moon/Life's Railway to Heaven/Wildwood Flower/Angel Band 他全25曲

 はっきり言って、ショーもないヤッツケ・セッション のみやげ物アルバム、…が、こういうのが意外と気持ちを癒してくれるのよね。ほんま、ソロもバックも、ショー もない。そもそも、ブルーグラス・プレイヤーにアドリブやホットになることを禁じてメロディーに専念するこ とを求めるのは容易ではない。ここでも超有名トラッドやゴスペルなどに、「ディキシー」や「林檎の木の下で」、 「野球に連れてって(Take Me Out to the Ballgame)」や「オールド・スピニング・ホィール」など、スタンダー ドでの一服なども加えつつ、ただシンプルに、アコースティックなバックで(曲によりドラム入り)、メロディー が分かるように弾いてくれる。ほんと、ショーもないのだが、BGMにいいのよね。

 このマンドリン新録BGMシリーズ全4作品、ほかに『Best of the Nashville Mandolins』(GT-0346 \1,575-)、『Greatest Hits Nashville Mandolins』(GT-0347 \1,575-)、『Best Seller Nashville Mandolins』(GT-0349 \1,575-)がある。

MME-70012 FRED CARTER CONCEPTS『Songs of the British Isles』CD\1,838-(本体\1,750-)

Danny Boy/Barbara Allen/Beautiful Dreamer/House of Rising Sun/Greensleeves/Maggie... 他全14曲

 ナッシュビル・スタジオ・ミュージシャン、フレッ ド・カーター・Jr.のギター・アルバム。サイモン&ガー ファンクルの『Bridge Over Troubled Water』やディラン『Nashville Skyline』などのアルバムをはじめ、数多くのセッションをこなしてきたベテランで、 カントリースター、ディアナ・カーターの父親でもある。そんな大ベテランがイギリス諸島に伝わった古謡 を中心に、よく知られたメロディーを丁寧に、静かに、シンプルに、ちょっと捻ったコードの動きを生かしな がら聴かせる。ギターはナイロン弦系のアコギ、バックもオルガンやバイブなど、きわめて静かでシンプル なアレンジ。BGMで鳴っていれば気にも留めずに聞き流してしまいそうな作品だが、グラディ・マーティンら、 ナッシュビル・セッション・ギタリストの職人芸的伝統をキッチリと受け継いだギタリストのワザを随所に、 しかしほんのチョッとだけ見ることができる。

ALO-1013 LENNY BREAU『Swingin' on a Seven-String』CD\2,888-(本体\2,750-)

Bonaparte's Retreat/I Can't Help It../I Love You Because/Please Release Me/Blue Moon of Kentucky/I'm So Lonesome I Could Cry/Anytime 他全11曲

 偉大なジャズ・ギタリスト、レニー・ブルー(1941- 1984)が1982年、スティール・ギターのバディ・エモンズとドラムスのケニー・マローンにジム・ファーガ ソン(bs)を加え、有名カントリー・スタンダードを録音した最後のスタジオ作品。両親がカントリー・シン ガーだったという経歴と、マール・トラビス/チェット・アトキンスのサム・ピッキンにバップ以降のジャ ズ・コードを組み合わせた奏法で知る人ぞ知る彼が、カントリー・スタンダードの数々を優雅に美しく演じる。 チェット・アトキンスによって発掘された偉大なジャズ・ギタリスト、レニー・ブルーのエレキギターと7 弦ガットギターの至芸を心豊かに楽しむジャズギター・アルバム。"Blue Eyes Crying in the Rain"は未発表ボーナス。

各楽器別インストお勧め再入荷作品
(楽器につきましては、楽器本体やパーツから教則物ま で、各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
■ギター

FGM-117 TIM MAY『Find My Way Back』CD\2,888-(本体\2,750-)[WEB ONLY]

 ティム・メイはナッシュビルのニューグラス・バン ド、クルーシャル・スミスで活躍してきたギターピッカー。フラットピッカーながら、ソロ・ギターを聴か せたり、"Streets of Laredo"や"Sally Garden"(1919年製ギブソンL-4にて)などスローナンバーを 広がりあるアレンジでシンプルに聴かせると思えば、ホットなブルーグラス・フラットピッキンなど、バラ エティに富んだ作品。CD付き教則雑誌「フラットピッキン・ギター・マガジン」(FGM-9.3 CD+Book\2,625-)で彼のカバーストーリーと本CD収録の"Limehouse Blues"のタブ譜が紹介されている。

TROB-0506 V.A.『In the Sunlight』CD\2,625-(本体\2,500-)

 日本のフィンガーピッキン・ギタリストが会してそれ ぞれのオリジナル・サウンドを届けるシリーズ『アコースティック・ブレス』の最新第5作である。安田守彦の プロデュースで、飯泉昌宏、中神高宏、昌己μ、高山千香夫&工藤美穂(ギター&バイオリン)、湯浅佑一、川 合ケン(ウクレレ)、梅里光、ノダゴロー&ナカジマヒロシ(12弦ギター&オートハープ)、岩橋信之、安田守 彦、箕浦博之、東堤良仁、Sonido del Aire(1st:石井範昭、2nd:石井紀子)の13組14曲。さまざまなメー カーのギターがさまざまな音を奏でる。親切な28頁の解説付き。

■バンジョー
(ムーンシャイナー6月号から連載のはじまったチチ松 村の「バンジョー祭り」もお見逃しなく…!! 2月17日には大阪でチチ松村プロデュース『バンジョー祭り』 コンサートがありますよ!!)

XIII-89172 V.A.『Banjo Influences』CD\2,888-(本体\2,750-)

 有田純弘は、前述のブッチ・ロビンスがもっとも活躍 していた時期、ブッチの実家で父のカルビン・ロビンス(米国人としてはじめて日本のブルーグラス・フェスを サーキットした人物)と住んでいた。そのバージニアでの生活が有田のブルーグラスとバンジョーへの強い思い の原点ともなっているのだろう。その後、バークリー音楽院を経て、日本に帰国後の活躍はご存知のとおりだ が、そんな彼が自身のソロ作品『Whale Dance』(SCR-28 \2,888-)以外にバンジョー奏者として参加、彼のオリジナル"Samois"を含む、世界の先端バンジョー・ピッ カー、10ヶ国の17人が一堂に会した楽しいバンジョー集。

AM-001 ALAN MUNDE『Solo』CD\2,888-(本体\2,750-)

 タイトルとおり、まったく1人、バンジョー1本で創ら れた近作。"Old Joe Clark"、"Red Wing"、"Old Spinning Wheel"、"Gold Rush"、"Peaches and Cream"、"Grandfather's Clock"他全17曲。手書きの自費制作タブ譜冊子(AM-001T \2,888-)もある。

■マンドリン

OMAC-5 MARK 'CONNOR『Thirty-Year Retrospective』CD2枚組\3,360-(本体\3,200-)

 マーク・オコナーの音楽活動30周年を記念してクリ ス・シーリ、ブライアン・サットン、バイロン・ハウスとのカルテットでライブ録音された2時間半!!…あまり にも凄いアコースティック・インプロバイズの洪水。ブルーグラス、ジャズ、クラシック〜すべての音楽の垣根 を超えたアコースティック集。コンサートの様子とマークのインタビューはムーンシャイナー誌2004年1月号 (\525-)。みんな凄いけど、録音当時22才のクリスが、ホンマ凄い!!

■フィドル
(ムーンシャイナー誌5月号から「アメリカン・フィド ル物語」連載中!!)

ROU-0215 JAMES BRYAN『The First of May』CD-R\2,573-(本体\2,450-)

 70年代にケニー・ベイカーのブルーグラス・フィドル を究めたのち、80年代にはノーマン・ブレイクとともにオールドタイム・フィドル・チューンの探求に没頭した ジェイムズ・ブライアン、1986年発表のソロ第2弾。ビル・モンローの未発表作品についての知識も豊富な彼、 フィドル・チューンがいかに伝えられるべきか、その真摯な態度が感じられるシビアなフィドル作品である。  (限定ラウンダー・アーカイブ・シリーズにつき、ライナーノーツ入要の方はお申し出ください)

CO-2731 KENNY BAKER『Frost on the Pumpkin』CD\2,573-(本体\2,450-)[WEB ONLY]

 ケニー・ベイカーの私の最高傑作、"Bluegrass in the Backwoods"をはじめ、ベイカー美学に溢れた1977年作品。ブッチ・ロビンスのプロデュースで、ボ ブ・ブラック(bj)、サム・ブッシュ(m)、ジョー・ステュ アート(g)、ランディ・デイビス(bs)。

BCCD-105 BUDDY SPICHER & CALVIN VOLLRATH『Air Mail Special』CD\2,888-(本体\2,750-)

Charmaine/Cherokee/Mona Lisa/Skip It/Bernie's Tune/Whispering/Raisin' the Dickens 他全13曲

 悠々自適のフィドル余生を送るバディ・スパイカー の最新自費制作品はカルビン・ボルレースとのツイン・フィドルをフィーチャーしたジャズ・スタンダード集。 文句なしの境地に達したスパイカー美学を、ギターのマイク・ドウリング、エレキ・マンドリンのポール・ク レイマー、ビオラにビリー・コントレラス、そして、御大バディ・エモンズをスティール・ギターに迎え、ベー スとドラムスを配したセッション。ゴキゲンなスウィング・フィドル集。

オールドタイム&フォーク新入荷

NW-30423 ABIGAIL WASHBURN『Song of the Traveling Daughter(遊女吟)』CD\2,888-(本体\2,750-)

Sometimes/Rockabye Dixie/Single Drop of Honey/Who's Gonna Shoe/Backstep Cindy/Halo 他全14曲

 アビゲイル・ウォッシュバーン、彼女をIBMAで発見 したときは正直、ショックだった。華奢でお人形さんのような可愛い女の子がシンプルなクロウハンマー・バ ンジョーを見事に操り、アパラチアの陰影をそのまま東洋の幽玄に持ち込んだような世界を創り上げていた。 それが中途半端じゃないんだ。聞けば、中国語もバリバリだという。どうりで、アパラチアを山水画で描いたよ うな音楽が創れるんだ。すでに昨夏、女性ばかりのオールドタイム・ストリングバンドとしてヒットしたアン クル・アール『She Waits for Night』(ROU-0565 \2,573-)のメンバーとしてチェック済のリスナーも多いかもしれない。このアビーのソロ・デビュー作はベ ラ・フレックもプロデュースとギター&バンジョーに参加、ティム・オブライエンとの活躍で知られるケー シー・ドリーセン、ザ・ダックスのジョーダン・オコンネル、チェロのベン・ソリー、若き女性ベーシスト として知られるアマンダ・コワルスキら、若手ミュージシャンを中心に見事なアンサンブルを創り上げてい る。アビーのボーカル…、ちょっとハスキーでブルースのフィルターがかかったアパラチアン・シンガーと いったメチャクチャ魅力的な声と、すばらしいオリジナル。ここにも2曲の中国語作品が収められている。 ムーンシャイナー1月号で「アビー・イン・チャイナ」の特集を組んでいる。超お勧め。

COMP-4411 V.A.『Hands Across the Water: a Benefit for the Children of the Tsunami』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1年前のインドネシア沖津波で被災した子供たちへ のベネフィット・アルバム。ナッシュビルとケルト系アーティストのコラボレーションで、ダレル・スコッ トの美しい"This Begger's Heart"にはじまり、ティム・オブライエンとルナサ、ソーラスとミンディ・ス ミス、アルタンとビンス・ギル、ジョン・コーワンとブロック・マクガイアー・バンド、ジョン・ランドー ルとマーティン・オコナーにアリソン・ブラウン、カ レン・マテソンとザ・ダックスにブライアン・サットン、シャロン・シャノンとジャクソン・ブラウン、セ リーズ・マシューズとジョン・ジョーゲンソンにステュアート・ダンカン、ジム・ロウダーデイルとモーラ・オ コンネル他、ジェリー・ダグラスとシアラン・ツーリッシュのワイゼンボーンとホイッスルによる"In the Sweet By and By"まで、すでに録音された音源や新録音などに、それぞれの地元で手を加えた16曲。ナッ シュビル産の音源にケルト風味が加味されたり、ケルト産の録音にナッシュビル・タッチが振りかけられた り…、もちろん、アパラチアに至るまで、いずれの音楽も英国諸島系の流れにある美しいメロディーと透明 な音楽に包まれた作品。アンドレア・ゾンとジョン・カットリフのふたりのアイデアと制作。

DUAT-1211 NORMAN & NANCY BLAKE『Back Home in Sulphur Springs』CD\2,573-(本体\2,450-)

Columbus Stockade Blues/Girl I Left in Sunny Tennessee/We Parted by the Riverside 他全14曲

 今年68才になるノーマン・ブレイクの最新作。まさ に仙人的な心境とでもいうか、フラットピッカーとしての気負いなく、ナンシー夫人との結婚後30年、飛行 機に乗らず、ジョージアの田舎に住みながらマイペースでアメリカン・トラッド・フォークを淡々と演じて きたというノーマン、アパラチア山脈の最南部から、きっとA.P.カーターと同じような気持ちでトラッド・ チューンを暖めてきたのだろう。1950年代末からロンサム・トラベラーズやハイロ・ブラウンのティバーラ イナーズでブルーグラスした後、ジューン・カーターやジョニー・キャッシュのバンドに参加、1969年には ボブ・ディランの『Nashville Skyline』アルバム参加で名を馳せ、その後、ジョン・ハートフォードとバッ サー・クレメンツと『AeroPlane』アルバムとバンドに参加、1972年に初のソロ・アルバム『Back Home in Sulphur Springs』(ROU-0012 \2,573-)を発表した彼、同名タイトルでの最新作にはどんな意味があるの か?ライナーには同名のオリジナル曲を書いたからと説明されているのだが…。グラミー最終ノミネートさ れた前作と同様、控え目になった!?妻ナンシーとともに夫婦ふたりだけですばらしいトラッド・ソング集を 成した。

ROU-3018 V.A.『Woodstock Mountains: More Music from Mud Acres』CD-R\2,573-(本体\2,450-)

Gonna Sleep with One Eye Open/Waiting for a Train/Weary Blues/Sally Ann/Amazing Grace 他全15曲

 故ジョン・ヘラルドの"Bluegrass Boy"を1曲目に、ジム・ルーニー&ビル・キースのフラット&スクラッ グス・カバーやエリック・アンダーソンのジミー・ロジャーズ・カバー、その他、ポール・シーベル、ハッ ピー&アーチ・トラウム兄弟、ジョン・セバスチャン、ポール・バターフィールド等々、アップステイト・ ニューヨークのアパラチア最北端でアメリカ東部のフォークやブルースを支えてきた大物たちが一堂に会 して楽しんで創ったマッド・エイカーズの秀作がラウンダー・アーカイブでCD化再発売だ。60年代のフォー ク時代を過ごした人たちが必ず行き着くルーツを含め、キントリやPPMだけで留まってしまわないためのすば らしい導入口だ。フォークを軸にロック/ブルース/ブルーグラス/カントリーが輪になって楽しめる70年 代の秀作。 (限定ラウンダー・アーカイブ・シリーズにつき、ライナーノーツ入要の方はお申し出ください)

HW-1259 DAVID HOLT『Let It Slide』CD\2,888-(本体\2,750-)(歌詞付)

Sittin' on Top of the World/Louise/Trouble in Mind/John Hartford's Farewell 他全13曲

 デビッド・ホルトがサム・ブッシュやバイロン・ハウ ス、ケニー・マローンらをバックにしてスライド・ギターをキーワードに、自身の出自であるアパラチア・ オールドタイム・バンジョー・ピッカーらしい、現代版の白人マウンテン・ブルースといったサウンドを聴か せる。ドック・ワトソンを3曲でゲストに迎え、オリジナルを中心に上記スタンダードなどを演じる。ブルー スは、その伝播の当初から、黒人やミシシッピ沿岸だけのものではなく、白人コミュニティーやアパラチアに も広がったことは、さまざまなオールドタイム録音でも容易に知ることが出来る。そんな背景を意識してか どうか、デビッド・ホルトのスタンスはアパラチアの白人が流れてきた黒人ブルースに出会ったという設定で、 つまりマウンテンっぽいブルースというのがミソだ。

HAPPY-0615 ふたり乗り『Futarinori』CD\1.499-(本体\1,428-)

コインランドリー/Cry to Laugh/ふたり/あの町/JoyHum/Life 全6曲

 京都大谷大学アメ民で結成されたフォーリップス(ムーンシャイナー誌2004年7月号特集参照)のマンド リン(サラ)とベース(ツバサ)のふたりが組んだデュオ、「ふたり乗り」のデビュー・ミニCD。1930年代に米 国南部で流行ったブラザー・デュオの21世紀版といったコンセプトながら、女の子2人の創るオリジナルな 詩は等身大の女子大生らしいユーモアや視点、…が、メロディーやリズム、そしてアレンジはブルーグラス・ ツービート(=レゲェ)、スウィング、R&B等々を駆使し てミックスした、つまりニューグラスだ。これまでの日本語フォークがブルーグラスを借りたという感じじゃな くて、自然にマンドリンやニューグラスが彼女たちの音楽の中に溶け込んでる。マンドリンとベースのほか、ゲ ストにエレキギター、カホーンとフィドル(吉富はるか) が曲によって参加しているが、エレキの代わりにドブロやバンジョーを入れ、アコースティックにすればそのま まニューグラスになりそうだ。歌に込める彼女らの小さな幸せはもちろん、ここまでマンドリンとベースを弾き こなしてきたミュージシャンとしての努力とセンスに拍手を送りたい。ここ数年、日本の若いブルーグラスがメ チャクチャ素晴らしいんだぞ。

カントリー新入荷

RU-1532 A CASE OF THE GIMBLES『Johnny, Dick, Emily』CD\2,888-(本体\2,750-)

I'll Keep on Lovin' You/Trouble in My Mind/Blue Skies/Old Fashioned Love

 ウェスタン・スウィング・フィドルの最高峰、ジョ ニー・ギンブルが、孫娘エミリーのボーカルとピアノをフィーチャー、息子ディックがベースで支える、ザ・ギ ンブルズのデビュー?作。79才なんて、冗談でしょ!!…ジョニーのフィドルは相変わらずメチャクチャ美しいく 快調にスウィングするし、エミリーがノーラ・ジョーンズ張りに素晴らしい(そう言えば彼女も同じ、テキサス の伝統か…??)。ジャズやカントリー・スウィングのスタンダードを中心に、キミー・ローズやホット・クラブ・ オブ・カウタウンのウィット・スミス、なんとオールドタイムのリールタイム・ストリングバンドのマーサ・ス キャンランの"One Time Charlie's Railroad Blues"を取り上げたりしている(凄いアンテナだね!?)。ミッ チ・ワトキンスとケニー・フレージャーのギター、シンディ・キャッシュダラーのドブロとワイゼンボーン等々、 一級のバックで実に気持ちいいスウィング作品だ。

WMG-79792 GEORGE JONES『Hits I Missed... And One I Didn't』CD\2,888-(本体\2,750-)

Funny How Time Slips Away/Detroit City/The Blues Man(featuring Dolly Parton)/Here in the Real World/Today I Started Loving You Again 他全12曲

 デビュー以来半世紀にわたってトップに君臨してき たリヴィング・レジェンド、ジョージ・ジョーンズの最新作。ウィリー・ネルソンやランディ・トラヴィス、さ らにはレイ・チャールズまで、カントリー・クラシックとして唄い継がれている名曲に、ジョージ・ジョーンズ ならではのヴォーカルで新しい生命を吹き込んだ、珠玉のカヴァー集。これまでレコーディングの機会のな かった同時代のヒット曲を、ブレント・メイソン、ポール・フランクリン以下、最高の布陣で見事に蘇らせた、 74歳という年齢を微塵も感じさせないジョーンズ節の真髄。ラストは自らの大ヒット曲のリメイク。(宇野誠 之)

EMG-3009 CLINT BLACK『Drinkin' Songs & Other Logic』CD\2,888-(本体\2,750-)

Drinkin' Songs & Other Logic/Heartaches/Code of the West/Undercover Cowboy/Big One 他全12曲

 ランディ・トラヴィスらと共に、ネオ・トラディショ ナル・カントリーのトップランナーとしてひとつの時代を築いたクリント・ブラックの最新作。スティールと フィドルが主役の正統サウンド、カントリー王道を行くホンキー・トンク・スタイルで、カントリー不変の主 題をヴェテランの味わい深いヴォーカルで、じっくりと聴かせてくれる。その、あまりにまっすぐなスタイル 故にメジャーからリストラ(?)されながらも、時代に流されない、ホンモノのカントリーを守り続ける姿勢 が潔い。(宇野誠之)

NIX-001 JODY NIX『Play Me Something I Can Swing to』CD\2,888-(本体\2,750-)

Mama Was the Rose of San Antone/Down in Mexico/Night Life/Snow Deer/Soft Rain 他全12曲

 ボブ・ウィルスのスウィング・スタイルとテキサス・ ホンキー・トンクの伝統を継承するテキサス・ミュージシャン、ジョディ・ニックスのソロ・アルバム。ボブ・ ウィルスのテキサス・プレイボーイズで名フィドラ―として鳴らしたホイル・ニックスを父にもち、自らも73 年、ウィルスのラスト・レコーディングにフィドラ―として参加した、最近ではアスリープ・アット・ザ・ウィー ルのウィルス・トリビュートにも加わっていたという、 いわば血統書付きのスウィング・ミュージシャン、その血に恥じない正統スウィング・スタイルと、レイ・プラ イスからジョージ・ストレイトに至るテキサス・ホンキー・トンクの伝統を継承したヴォーカルで往時をよ みがえらせている。(宇野誠之)

カントリー発掘、編集新入荷

GOTT-025 RICKY SKAGGS『Waitin' for the Sun To Shine/ Highways & Heartaches』CD\2,888-(本体\2,750-)

If That's the Way You Feel/Don't Get Above Your Raising/Your Old Love Letters/Crying My Heart Out Over You/Heartbroke/Highway 40 Blues 他全20曲

 1981年と82年、リッキー・スキャッグスのメジャー・ ブレイク作品がツーオンワンで再発だ。1950年代以来、つねに新しい音楽と産業を追い求めたナッシュビル=カ ントリー音楽業界が、初めて自らの伝統を振り返ることになる「ネオ・トラディション」ムーブメントのきっか けになり、同時期にデビューしたジョージ・ストレイトとともに、後のランディ・トラビスやドワイト・ヨーカ ム、ガース・ブルックスやアラン・ジャクソンらの登場を生んだカントリーの歴史的作品の一枚である。ブ ルーグラス出身という背景とノウハウをフルに活用、つまり、1950年代の歌詞とハーモニー、アコースティッ ク楽器のエッセンスを抽出し、スタンレーやフラット&スクラッグスらのレパートリーをアコースティック 風味のさわやかシンプル・カントリー・サウンドに仕上げ、立て続けにナンバーワン・ヒットを飛ばした当時の 最も有名なアルバム2枚がCD1枚となっている。実に初々しく、さわやかなリッキーである。

カントリーお勧め作品

SRCD-1001 VASSAR CLEMENTS『New Hillbilly Jazz』CD\3,150-(本体\3,000-)ボーナスCD-RO付

Pan American/Golden Rocket/Gone Gone Gone/Sweet Kentucky Woman/Cajun Fiddle 他全13曲

 ジャンルを超えたアメリカン・フィドルの歴史の中 でもっとも偉大な功績を遺したバッサー・クレメンツのすばらしい89年のスウィング・アルバムが初CD化。 ハンク・ウィリアムズやハンク・スノウらのカントリー名曲が、ゴキゲンにスウィングする。ボーナスに89年 来日時、奥沢明雄、西海孝、海宝弘之、下村哲を従えてのの"Midnight Moonlight"と"Kissimie Kid"、そしてそこにラストショーが加わった"Orange Blossom Special"の3曲がオマケ。ムーンシャイナー連載「ケイシのナッシュビル・リポート」でおなじみ、四方敬士 氏のレーベル最新作。

映像新入荷

SMM-28419D V.A.『The Nashville Sound』DVD\2,363-(本体\2,250-)(カラー1時間27分)

 1969年に開かれた「カントリー・ミュージック・ウィーク」の一日とグランド・オール・オープリの44 周年をドキュメントした生々しい映像作品だ。ライマン公会堂でのオープリ、アール・スクラッグス・レビュー をトップバッターに、ポーター・ワゴナー、若きドリー・ パートン、厳しいビル・モンロー…、次から次へと演奏。 場面は一転、DJコンベンションの模様から、"Harper Valley PTA"がヒット中絶頂期のジニー・C.ライリーが撮影クルーのために新曲を披露したり、無名の若者 のオーディション(のちに契約成立)、グレン・キャンベルのゴルフ、ファンクラブの集いで歌うロレッタ・リ ン、スタジオでボブ・ジョンストンの指揮の下、録音にのぞむダグ・カーショウとチャーリー・ダニエルズ とスタジオ・ミュージシャンたち、トレイシー・ネルソンとマザーアースの農場セッション、そして再び オープリに戻り、ロイ・エイカフ、テックス・リッターの「ハイ・ヌーン」、アールと別れたばかりのレスター・ フラット(ローランド・ホワイト入り)、ストーニー・マウンテン・クロッガーズとクルック・ブラザーズ、ジ ニー・C.の"Harper Valley PTA"、ボブ・ルーマン、黒人カントリースターのチャーリー・プライド、そし て時の人ジョニー・キャッシュ…。1969年のナッシュビルのホットな様子を切り取った見事なドキュメント。 カントリー音楽がまだナッシュビルを中心に動いていた時期、カントリーがカントリーであったことはス ターたちの南部訛りを聞くだけでも納得、しかし、1969年は前年からのウエストコースとでのカントリー ロック誕生やヒッピー・ムーブメントがはじまる直前、ディランがジョニー・キャッシュと共演をはじめたり、 フォークやロックのスターがナッシュビル音楽に新しさを見つけ出した頃、カントリーが田舎のエンターテ イメント音楽だった最後の瞬間の貴重な映像ドキュメントと言えよう。1969年のナッシュビルの動揺を記録 したこんなにすばらしい映像が残っていたとは、嬉し い驚きだ。テーマ曲はフラット&スクラッグスの"Pick Along"、現在ムーンシャイナー誌で「グランド・オール・オープリ80周年」の連載が11月号からはじまって いるので、カントリー・ファンの方もムーンシャイナー・チェックをよろしく…。

DL-11305 映画『センチメンタル・アドベンチャー(Honky Tonk Man)』DVD\3,129-(本体\2,980-)

 クリント・イーストウッド監督主演の1982年作品。 長男カイルとのロードムービーでクリントが扮するシンガー・ソングライターが目指すはナッシュビルのラ イマン公会堂、グランド・オール・オープリ、途中でボブ・ウィルス・バンド(ジョニー・ギンブルがボブ に、レイ・プライスがトミー・ダンカンに扮す)のラジオ局を覗いたり、ナッシュビルでスタジオ録音に臨 んだときにはマーティー・ロビンスがフォロー等々、カントリー・ファンには見ごたえも十分。原題どおり、死 を迎える酒に溺れたカントリー・シンガーと、彼に憧れる甥とのホノボノとした感動作になっている。

映像ものお勧め作品
■DVD

B000331909 SHANIA TWAIN『Up! Close & Personal』DVD\3,098-(本体\2,950-)(カラー、5.1サラウンド・ステレオ)

 今やポップ界でも知られる大スター、シャナイア・ト ウェインが、なんと!!アリソン・クラウス&ユニオン・ステーションのブルーグラス、つまり完全アコース ティックをバックに歌う全米放送された12曲と、60分あまりに及ぶボーナス映像の2004年作品。AKUSもシャ ナイアも素晴らしいモンです。

RLV-3001 V.A.『ALL-STAR BLUEGRASS CELEBRATION』DVD\3,098-(本体\2,950-)(90分)[WEB ONLY]

 2002年1月16日、ライマン公会堂に集ったアール・ スクラッグス、ラルフ・スタンレー、ニッケル・クリーク、アリソン・クラウス、リッキー・スキャッグス、ビ ンス・ギル、デル・マッカーリーらの人気ブルーグラッサーに、パティ・ラブレスとトラビス・トリットのカン トリー、ブルース・ホーンズビーらが次から次へと全18曲のブルーグラス大会。

MB-98340D V.A.『Winfield Winners, Flatpicking』DVD\3,308-(本体\3,150-)

 ウォルナット・バレー・ブルーグラス・フェスとして はじまり、現在はコンテストで知られるウィンフィールドのフラットピッキン優勝者が一堂に会したコンサー ト・ライブ。画質などはVHSビデオからで落ちるが、ホストのスティーブ・カウフマンを中心に、コディ・キ ルビー、マーク・コスグローブ、アレン・シャッド、ロビン・キッシンジャーほか全8人それぞれの持ち味と ギターバトル。

MEG2-50775 EARL SCRUGGS『His Family and Friends』DVD+CD\3,255-(本体\3,100-)

 衝撃的なボブ・ディランとのアットホームなジャム ではじまる1971年の幻のフィルムがついに陽の目を見た。次から次へと、スクラッグス・ファンにはたまら ない「お宝」映像集。もちろん、ドック・ワトソン、モリス・ブラザーズ、そしてビル・モンローやジョーン・ バエズも登場!! 当時、47才のアール・スクラッグス、偉大なミュージシャンである。

ROU-3243D V.A.『Telluride Bluegrass Festival: 30 Years』DVD\3,308-(本体\3,150-)(107分、5.1surround, 2.0stereo)

 問答無用、1970年代以降のニューグラスをリードし てきたテルライド・ブルーグラス・フェス30周年の模様を収めた素晴らしいフェス・ライブ。サム・ブッシュ のニューグラスを主役に、オールドタイムのホースフライズ、アコースティック・カントリーのエミルー・ハ リス、ジャムグラスのSCIやレフトオーバー、そしてホット・ライズからニッケル・クリーク、ベラ・フレッ クの"Imagine"まで、大満腹。ブルーグラスをキーワードに、ここまで大きく広がった周辺音楽、思い切り楽 しめばいい…。

REB-9004 PAUL WILLIAMS & VICTORY TRIO『The Alpha Video』DVD\4,148-(本体\3,950-)(カラー61分)

 1951年にロンサム・パイン・フィドラーズに参加、そ の後、ジミー・マーティンのサニー・マウンテン・ボーイズの絶頂期をJ.D.クロウとともに支えた伝説的なテ ナー・シンガーでマンドリン奏者、ポール・ウィリアムズ。1997年にカムバック、ワン・マイク・セッティン グで、おじいちゃんたちの手にはギブソンのサム・ブッシュ・モデルのマンドリンやサンタ・クルーズのトニー・ ライス・モデルのギター…、ただ淡々と誠実なトラッドグラス・ゴスペル・ライブ映像は、2004年1月10日テ ネシー州モリスタウンのアルファ・バプティスト教会での16曲。

BSF-001 V.A.『Bluegrass Journey, a Documentary』DVD\3,675-(本体\3,500-)(86分)

 ニューヨークで開かれるグレイ・フォックス(旧ウィ ンターホーク)ブルーグラス・フェスを中心に、IBMAワールド・オブ・ブルーグラス、ティム・オブライエン がアイリッシュとアパラチアのコネクションをテーマにしたクロッシング・ツアーの模様などを中心に、現在 の米国ブルーグラスの事情を見事に捉えた劇場映画のDVD版である。現在の米国ブルーグラスを知る映像の決 定版!!ムーンシャイナー誌04年6月号と7月号(各\525-)で完全翻訳あり。

MH-1063D DOYLE LAWSON『Through the Years』DVD\3,990-(本体\3,800-)

 2004年春、ドイル・ローソン&クイックシルバーが 結成25周年を祝った(ムーンシャイナー誌2004年9月号に詳細)。「School of Bluegrass」と呼ばれるクイックシルバー、本作は歴代のメンバーが一堂に会した豪 華な記念コンサートから、全32曲2時間に及ぶ素晴らしいライブ映像。1980年代以降をリードしたスマート なソリッドグラスが堪能できる。

■VHS

HL-641398 THOM BRESH『In Concert』VHS\2,100-(本体\2,000-)(限定特価)

 マール・トラビスの息子、トム・ブレッシュが父親譲 りのギャロッピング奏法(サムピッキン)で、チェット・ アトキンスやジェリー・リードに捧げる曲、父親のヒット曲メドレーや自身のオリジナルなど、ゲストにバス ター・ジョーンズを迎えて1時間、ケンタッキー・サムピッキン・スタイルの王道を聴かせてくれるナッシュ ビルのギブソン・カフェでのライブ。フィンガーピッキンの基本である。VHSビデオ特価ですので、ご注意くだ さい。

教則もの新入荷

FGM-10.1 Flatpicking Guitar Magazine『Nov./Dec.2005』CD+Book\2,625-(本体\2,500-)

 CD付きフラットピッキン・ギター教則マガジンの最 新作はクレイ・ジョーンズ(マウンテン・ハート)のカバー・ストーリー。余談ながら、その中でクレイは、 「ムーンシャイナー誌(92年11月号)の自身記事(小田浩睦氏著)に刺激されてトニー・ライスからの決別を期 した」と語っているよ…。クレイの強烈なソロ作『Mountain Tradition』(RHY-1025 CD\2,888-)より"Road to Columbus"、スティーブ・パラッツォとデビッド・グリアの"Rebecca"、カーター・スタイルの "Farther Along"、ジョン・ミゲーンの"Nine Pound Hammer"におけるスケールとソロ、ジョーダン・タイス『No Place Better』(PATUXENT-0126 \2,888-)から"Last Summer"のほか、ジョー・カーのウェスタン・スウィング・ギター、ジョン・カーリニの「ジャズかブ ルーグラスか!?」など、ギターのメンテナンスやメーカー紹介など、興味深いアイデア一杯、それもCD付き の隔月刊誌。

ACU-JMD JIM MILLS『A Winning Banjo Style』DVD\6,615-(本体\6,300-)(110分、タブ譜付)

Ground Hog/Pig in a Pen/Black Eyed Susie/Shady Grove/Rebecca/John Henry Blues/How Great Thou Art/Cotton Eyed Joe/Sledd Ridin'/Reuben/Take the D Train/Bear Tracks. 全12曲

 昨秋、ブルーグラス・バンジョー奏者垂涎のプリ・ ウォー・フラットヘッド・ギブソン・マスタートーン・バンジョーの弾き比べ!?CD『Hide Head Blues』(SH-4004 \2,573-)がベストセラーとなっているジム・ミルズ、彼のバンジョー・スタイルをつぎつぎと曲をこな していくことで実践していく、という教則DVDビデオ。リッキー・スキャッグス&ケンタッキー・サンダーでも お馴染みの、あの力強いソリッド・ピッキンやスピードの秘密を垣間見る中級者向き作品。右手では比較的人 差し指を多用することや、テンポによって同じ指の2度使用など…、また左手ではクセのある指使いなど…、 決して論理的(スクラッグス的)ではない奏法も多用するが、それも含めて、IBMA最優秀バンジョー奏者を4 回受賞したジム・ミルズの面目躍如である。上記各曲にそれぞれ、ティム・スタッフォードのロックソリッドな リズムギターを伴ったデモ演奏、ポイントとなるフレーズの解説、バンジョーだけでのスローとファース トの実演等々のチャプターが全65カット、また全曲のタブ譜も付いた親切な教則DVDだ。全曲、米国ブルー・ リッジ系(バージニア/ノース・カロライナ地方の典型)バンドのスタンダードといっていい有名曲ばかり。 なお、ここで使用しているのはあのプリ・ウォー・ギブソンではなく、その愛用ギブソンRB-75のレプリカで あるヒューバー・バンジョー・ジム・ミルズ・モデル。指の使い方や論理はどうでもいい、自分のスタイルで 弾き切ることなのだ。ソリッドなスリーフィンガーのほか、スティール・ギターを模してチョーキングを多用 するスローなゴスペルやDチューニング曲、チューナーを多用するJ.D.クロウ曲(E/C/G/C/Gの変則 チューニング)などのバラエティーも配慮し、トーンとタイミングに命をかける!?ブルーグラス・バン ジョー・ピッカーのひとつの到達点を聴かせる。教則モノの真髄は、ミュージシャンの呼吸や鼓動を感じる こと、そうすればテクニック以上のものを得られる…。

教則ものお勧め

ACU-HSD HERSCHEL SIZEMORE『In His Own Style』DVD\6,615-(本体\6,300-)

Charmaine/Cotton Eyed Joe/Lee's Reel/Lost Indian/Tacoma/Joyce's Waltz/Rebecca/East Tennessee Blues/Amandolina/Fiddler's Creek/Grey Eagle.

 60年代初期からディキシー・ジェントルメン、ブルーグラス・カッタップス、そしてシェナンドー・カッ タップスで玄人好みなマンドリンを聴かせるハーシャル・サイズモアの教則DVDビデオ。ブルー・リッジ系 バンドのマンドリン奏法に多大な影響を与えるハーシャルがアラン・バイビーを相手にそのマンドリン美 学を伝授してくれる。

ES-BOOKCD EARL SCRUGGS『and his Five String, Revised and Enhanced Edition』Book+CD\6,563-(本体\6,250-)

 ブルーグラス・バンジョー奏法のバイブルが再編集、 新曲、新しい記事を加えた全面改訂版、しかもこれまでカセットテープのみだった尊師御自らのロール・サ ンプルやリック集がCD化である(本=\3,675-とCD=\2,888-での別売り可)。

輸入雑誌
(以下の3誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に 取り揃えています。気になるアーティスト等の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる&知るの面白 さをいかがですか)

■バンジョー・ニューズレター誌 各\525-

 世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載 (ウェブサイトから『MP3』で音の入手可!!)、バックナ ンバー(探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します)もお問い合せ 下さい。

BNL-05/10 最新10月号 \525-

 アリソン・ブラウンのカバーストーリーとケーシー・ ヘンリー嬢とのインタビュー、タブは最新作『Stolen Moments』(COMP-4400 \2,573-)より"McIntyre Heads South"のほか、ジム・ミルズ『Hide Head Blues』(SH-4004 \2,573-)より"The Old Hen"、アール・スクラッグス『I Saw the Light with Some Help from My Friends』(COL-92793\2,079-)よりトニー・トリシュカ解説の"Never Ending Song of Love"、トム・アダムズ"Popcorn"のほか、ボブ・カーリンによるクロウハ ンマーとミンストレル・バンジョー、"Little Maggie"の初級から上級パターン集等々のタブ譜と、リムに関す る考察やスキン・ヘッドの張り方など、その他バンジョー情報満載51頁。

■ブルーグラス・アンリミテッド誌 各\525-

 米国の最大のブルーグラス月刊専門誌。探しておられ る記事などバックナンバーもお問い合わせください。…ヨロシク。

BU-05/11 最新11月号 \525-

 ドライ・ブランチ・ファイアー・スクォッドのカバー ストーリーほか、カナダ出身の12才と15才のエイブラム兄弟、グリーンカーズ、ゲーリー・ブリューワー、グッ ド・シェパード・カルテットなどの特集のほか、さまざまなコラムに情報満載で、米国ブルーグラス事情を知る 78頁。

■オールドタイム・ヘラルド誌 各\945-

 内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・ トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。

OTH-1001 最新05年秋号 \945-

  第10巻第1号は、今「旬」のフォッグホーン・ス トリングバンドのカバーストーリー、ヒップスターとパンクロックとオールドタイムの未来、マスター・ジュバ とアメリカン・ステップダンスのアフリカ起源、西部の黒人バンジョー歌手:バンジョー・ディック、米国北部 のオールドタイム・リバイバル事情、バンジョー復活ワークショップほか、超充実のレコード・レビューや ニュースなど、アメリカ・ルーツ音楽研究に欠かせない56頁。

月刊『ムーンシャイナー』

1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一 のブルーグラス月刊専門誌、23年目です。

■定期購読:1年¥6,000-半年¥3,300-

 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご 希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。

■ムーンシャイナー・ファイル:\525-

ムーンシャイナーの一年分12冊を傷をつけずにファイルできるロゴ入り特製フォルダー。

■バックナンバー:各¥525-。

 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知ら せ下さい。掲載号を探してお送りします。

MS-2302 最新1月号(通巻267号)\525-

 新星アビゲイル・ウォッシュバーン、アート・スタン パー追悼と「バンジョー・バックアップ考」、ふたり乗り、IBMAワールド・オブ・ブルーグラス・リポート@、 グランド・オール・オープリ80周年最終回、北米フィドル・スタイル分類リスト@、リリーズ&スターズ 「ナッシュビルへ…」、原宿ブルーグラス・ジャム等々の ほか、日米のあたらしいブルーグラスとオールドタイムの動き満載です。

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