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B.O.M.Newsletter #309web       2006年7月11日
7月新着再入荷など

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第35回夏の宝塚ブルーグラス・フェスティバル
>2006 IBMA World of Bluegrass
今月の注目新入荷!!
2006年上半期、注目&話題作
ブルーグラス新入荷
ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷
ブルーグラスお勧め作品
インスト新入荷
各楽器別インストお勧め再入荷作品
オールドタイム&フォーク新入荷
オールドタイム&フォーク発掘新入荷
オールドタイム&フォークお勧め作品
カントリー新入荷
カントリー発掘、編集モノ新入荷
カントリーお勧め作品
映像新入荷
映像ものお勧め作品
 教則もの新入荷
教則ものお勧め

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第35回夏の宝塚ブルーグラスフェスティバル

◆35年目を迎える宝塚ブルーグラス・フェスは8月3日 から6日、いつの間にか世界で3番目に古いブルーグラス・フェスになっています。一般広報を控え、安全なブ ルーグラス・ファンの解放区をめざしてきました。今年も、35年来の友人たちとの再会や、若いミュージシャン たちとの交流が楽しみです。

また、マスターワークショップ(稲葉和裕、橋岡重尚、宮 崎勝之、宮永浩次、宮本有ら)やマンドリン・フェスティ バル、オールドタイム・ピッキン・パーティー、金曜夜のブルーグラス生オケ・ジャムなど、さまざまな企画も あります。

 飲食屋台や食堂もありますので、手ぶらで来られても OK(観覧用椅子はご持参ください)。大阪・神戸から1時間弱、誰にも邪魔されないブルーグラス解放区で思う 存分ブルーグラスしませんか?

●第35回夏の宝塚ブルーグラス・フェスティバル

8月3日(木)夕方から6日(日)昼まで

参加費用\3,000-(期間中出入り自由)

三田アスレチック(079-569-0024)

民宿、ロッジ、男女別大部屋、キャンプ/タープなどは 別途費用が必要

(問)B.O.M.サービス 0797-87-0561、http://www.bomserv.com

●2006 IBMA World of Bluegrass●

 今年のIBMAツアーは9月27日出発、10月3日帰国、ツ アー費用\264,000-が基本プランです。

 費用にはナッシュビルまでの往復航空運賃(空港使用 料、航空保険、燃油付加運賃は別途)、期間中のルネッサ ンス・ホテル宿泊、IBMA登録参加費用(見本市、アワード・ショウ、ファンフェス。8月11日以降の申し込みに は若干費用が上がりますので、ご注意願います)が含まれ ています。  なお、IBMAのWOB自体は9月24日からはじまっています。上記、基本プラン以外の予定も可能で すのでご相談ください。

最新ムーンシャイナー7月号(MS-2309 \525-)はサム・ブッシュのカバーストーリー他、バーン・ウィ リアムズ追悼前編「バーン&レイ」、北海道の「ストーヴ」、ブルーグラス入門C「その歴史#3」IBMAリポー ト「オールドタイム・オープリ・バーン・ダンス」、九州久留米の「くるてん」、琵琶湖のミシガンにやって来 た「ファミリーファーム」、ナッシュビルの実像ほか、日 米情報満載。

 定期購読は1年間(12冊)\6,000-半年間(6冊)\3,300-。購読開始希望月をお知らせいただければ、 振り込み票とともに早速お送りします。お友達にも、ぜひお勧め下さい。…定期購読をよろしく!!

今月の注目新入荷!!

PC-1152 JOHN COWAN BAND『New Tattoo』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 9月に日本ブルーグラス界にとって久々のフルバン ドで来日するジョン・コーワン・バンドの最新作。ブルーグラス新入荷参照。

REB-7513 JIMMY ARNOLD『Riding with Ol' Mosby』CD\2,079-(本体\1,980-)

 伝説的バンジョー奏者、ジミー・アーノルドのレベ ル録音がついに陽の目を見る。大塚章と廖学誠も大活躍。ブルーグラス発掘新入荷参照。

CMH-8604 V.A.『Gypsy Swing; the Nashville Tribute to Django Reinhardt』CD\2,888-(本体\2,750-)

 ナッシュビルのスーパーピッカーたちがジャンゴ・ ラインハルトのジプシー・スウィングに挑戦。インスト新入荷参照。

SF-40115 V.A.『Masters of Old-Time Country Autoharp』CD\2,888-(本体\2,750-)

 その優しい響きに人気のオートハープ38曲71分の決 定盤。インスト新入荷参照。

OXCD-6025 EVER CALL READY『Hillman, Leadon. Perkins, Mansfield, Scheff』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ウエストコースト・ロックに貢献したブルーグラッ サーが集まった1985年のゴスペル名盤がCD化。ブルーグラス発掘新入荷参照。

KONCDR-006 ストーヴ『The Bluegrass Band of Hokkaido, Japan』CD-R\1,000-(本体\952-)

 ムーンシャイナー7月号特集、北海道ブルーグラス・ バンド。ブルーグラス新入荷参照。

TOCT-26040 小野リサ『Jambalaya -Bossa Americana-』CD\3,000-(本体\2,857-)

 ボサノバの女王、小野リサが有田純弘の協力でカン トリーに初挑戦、有田クン努力のブルーグラス曲も収録だ。カントリー新入荷参照。

CMH-9301D V.A.『Hitting the High Notes』DVD\2,888-(本体\2,750-)

 近年話題のジャムバンド/ジャムグラスの様子が分 かるフェス・ドキュメント映像。ヒッピー文化とブルーグラスが共存する理由を垣間見る。

CMH-2202 BLUEGRASS KARAOKE『All-Time Bluegrass Classics』CD\2,079-(本体\1,980-)

 ブルーグラス・スタンダード有名8曲のカラオケ盤。 ブルーグラス新入荷参照。

2006年上半期、注目&話題作
(昨年発売などの最近作品もふくめ、今年上半期に話題 となった作品を紹介します。ブルーグラスを軸に、さまざまな広がりをみせるアコースティック音楽、形式に とらわれずに楽しみましょう!!)

SKFR-9001 V.A.『Celebration of Life』CD2枚組\3,360-(本体\3,200-)

 総勢136人のミュージシャンによる全37曲、現在ブルーグラス・ライブの決定版。スリー・フォックス・ド ライブのオープニングから、セルダム・シーンやJ.D.クロウ&ニュー・サウスの今、ロンダ・ビンセント、ド イル・ローソン、サード・タイム・アウト、ブルー・ハイウェイ、ロニー・ボウマンら第一線のベテラン、カー ル・ジャクソン、ブライアン・サットン、ダン・ティミンスキ他の特別スタンダード曲セッションの数々、 そしてチェリーホームズ、アリシア・ニュージェント、グラスカルズらの話題の新人たち他、最後の締めはト ニー・ライスのギターソロ"Shenandoah"!! …利益の100%が子供のガンのための基金に寄付されます。元気 の出る!!豪華ブルーグラス・ライブをどーぞ。

NW-30423 ABIGAIL WASHBURN『Song of the Traveling Daughter(遊女吟)』CD\2,888-(本体\2,750-)

 クロウハンマー・バンジョーを手にしたお人形さん のようなアビゲイル・ウォッシュバーン、アパラチアの陰影を山水画で描いたような音楽を創る逸材だ。ト ラッドとすばらしいオリジナル(中国語を含む)で構成されたアビーのソロ・デビュー作はベラ・フレック がプロデュースとギター&バンジョーに参加、ケーシー・ドリーセン(f)、ザ・ダックスのジョーダン・オ コンネル(g)、チェロのベン・ソリー、若き女性ベーシストとして知られるアマンダ・コワルスキら、若手 ミュージシャンを中心に見事なアンサンブルを創り上げている。女性ばかりのオールドタイム・ストリング バンド、アンクル・アール『She Waits for Night』(ROU-0565 CD\2,573-)のメンバーでもある。ムーンシャイナー1月号で「アビー・イン・チャイナ」の特 集を組んでいる。超お勧め。

MSM-1300 MIKE SCOTT『Blue Moon of Kentucky』CD\2,573-(本体\2,450-)

 "Blue Moon of Kentucky"、"Footprints in the Snow"、"Uncle Pen"、"Kentucky Waltz"、"My Rose of Old KY"ほか、全12曲

ビル・モンロー・スタンダードを、マイク・コンプト ン(m)、ブライアン・サットン(g)、オウブリー・ヘイニー(f)、ベン・アイザックス(bs)、そしてマイク・ス コット(bj)が、インストにしてしまう…、という企画。マイク・スコットはジム&ジェシーから現在、ロニー・ レノ&レノ・トラディションに在籍する几帳面で丁寧なスリーフィンガー・ピッカー。使用楽器は1934年ギ ブソン・オリジナル・フラットヘッド、19世紀後期ガルネリ・モデル・フィドル、1940年D-28ヘリンボー ン、1940年代アメリカン・スタンダード・ブランド・ベース、2002年ギルクリスト・マンドリンだと…。

SH-4016 CASEY DRIESSEN『3D』 CD\2,573-(本体\2,450-)

 ムーンシャイナー6月号カバーストーリーのケイシー・ドリーセン。27才の若者のデビュー作にベラ・フ レックやジェリー・ダグラス、ティム・オブライエンらが参加する、それだけでこの内容の濃さがお分かりい ただけるだろう。全曲がオールドタイムやブルーグラスからの素材ながら、まったく斬新なアイデアでジャ ンルや国境をかるがると越える…。今後のあたらしいブルーグラス世代の核になるだろうと目されるケイ シーの衝撃的なデビュー作。

SH-4005 TIM O'BRIEN『Cornbread Nation』CD\2,573-(本体\2,450-)

 今年のグラミー最優秀フォーク受賞作『Fiddler's Green』(SH-4006 \2,573-)と同時発売されたティム・オブライエン最近作。受賞作がケルト的清涼感を持っ ているのに比して、本作は南部の蒸し暑さとそこに住む人々の生活を見事に新しい視点で描き出す。トラッ ド8曲を中心にしながら、ジミー・ロジャーズからクラシック・カントリー名曲の数々や「朝日のあたる家」ま で、ジャンルを超えた南部音楽が楽しめる大秀作。南部ルーツ音楽を見事な現代アコースティック音楽に変身 させた超お勧め作品。

RHY-1029 JIM VAN CLEVE『No Apologies』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 現在もっともアグレッシヴなブルーグラス・フィド ラー、ジム・バンクリーヴのデビュー・ソロ作品。イン ストが6曲とボーカル物が5曲、アダム・ステッフィ(m)、クレイ・ジョーンズ(g)、ジェイソン・ムーア(bs) といったマウンテン・ハートの同僚にロン・スチュワート(bj)、ロブ・アイクス(d)の6人を基本に、ブライア ン・サットン(g)を5曲で起用、といったバックの凄いこと凄いこと…!! ベニー・マーティンやスコット・ス トーンマンら先人のノウハウを基礎に、現代ブルーグラス・フィドルのスパイスを効かせながら、ひたすら 突っ走るこのアグレッシヴさはアルバムを通して見事なジェットコースター気分を味わわせてくれる。フ ラット&スクラッグスの名曲"We Can't Be Darlings Anymore"やモンローの"Wheel Hoss"を聴けば、皆さんは納得されるだろう…、なぜ1950年代に完成された ブルーグラスが半世紀を経た今も、執着と挑戦の対象であり続けるのか、五つの楽器が一瞬の隙も見せずに ひたすら緊張し続けている理由なのだ。時代は進む…、まったく凄い!!

THERE-008 PETER ROWAN『Crucial Country』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1994年のテルライド・フェス、51才、絶頂期のピー ター・ローワンが、問答無用のジェリー・ダグラス(d)とサム・ブッシュ(m,f)、ビクター・クラウス(bs)、ラ リー・アタマヌィック(drums)、ケスター・スミス(perc)を率いて、ものすごいテンションでブルーグラ ス/ニューグラス・グルーヴ全開ライブ。完璧なボーカル・コントロールと、めちゃくちゃ熱い詩と楽器のイン タープレイ、いつも聴く曲もさまざまに表情を変えて現われてくる。ビル・モンロー・スタンダードからプレ スリー、ボブ・マーレイ、そしてピートのあの曲この曲、10曲で68分、まったく厭きさせることなく、つぎ つぎと彼ら全員のエネルギーが伝わってくるすごいライブ。

CMH-9090 V.A.『Strummin' with the Devil; Southern Side of Van Halen, featuring David Lee Roth』CD\2,888-(本体\2,750-)

 ロック史に残るヴァン・へイレンのリード・ボーカリ スト、デビッド・リー・ロスがブルーグラスする!!この夏アメリカのメディアでは大評判の話題作。彼が ジョン・ジョーゲンソン・バンド(ステュアート・ダンカン、スコット・ベスタル、ロブ・アイクス、ブラッド・ デイビス)とテナーにジョン・コーワンをバックに唄う"Jump"と"Jamie's Cryin'"の2曲のほかは、ブルー・ハイウェイ、ジョン・コーワン・バンド、マウンテン・ ハート、ラリー・コードル&ロンサム・スタンダード・タイム、ナッシュビル・ブルーグラス・バンドらがヴァ ン・へイレンのブルーグラス・アレンジに挑む。デビッド・グリスマン一家やデニス・キャプリンガーのライト ハンド奏法によるバンジョーなども聴きモノ。

SR-55 KAREN LYNNE『Changes』CD\2,888-(本体\2,750-)(歌詞付)

 その可憐なボーカルと聴きやすいアレンジやカバー 曲などで人気のカレン・リンの最新作。今回もエミルー"Roses in the Snow"やオズボーンズ"Once More"らの有名スタンダード・カバーのほか、ゴードン・ライ トフットから、ロニー・ボウマンやロン・ブロック作品、ロンダ・ビンセントやドイル・ローソンで知られる 曲など、親しみやすいブルーグラスをすばらしいアコースティック・ミュージシャンシップで聴かせてく れる。

BJK-2071 BOBBY THOMPSON『Thompson Picks』CD\2,888-(本体\2,750-)

 ムーンシャイナー5月と6月の連載で追悼特集を組 んだ、私個人的には、アール・スクラッグスの次に大きな影響を受けたバンジョー奏者、ボビー・トンプソンの 名が冠された初めての自費制作アルバム。共にここに収められているエリア・コード615での"Classical Gas"と、シングルのみが発表された超伝説的な2曲"Foxfire"と"Devil Dance"で、バンジョーという楽器をまったく別次元の楽器に持ち上げた偉大なアー ティストである。本作は、自家録音のソロにはじまり、ジム&ジェシーや上記3曲の歴史的音源、また、エリア コード615のアウトテイクと思われる未発表の"Tennessee Green"や"John Henry"、ライブ音源など。5弦バンジョーをもっとも多くの人に聴かせ、ベラ・フ レックにバトンタッチするまで、バンジョーを一般化した最大の功労者で、技術的にはクロマチック(半音) 奏法の創始者であり、フラット・ファイブの音を意識的に取り入れた最初の人物である。バンジョー小僧必携 の1枚!!

SH-3991 DUHKS『Your Daughters & Your Sons』CD\2,573-(本体\2,450-)

 今春、全米デビュー作『The Duhks』(SH-3997 \2,573-)がカナダのグラミー賞にあたるジュノ賞を獲得、オールドタイム・センセーションとなったザ・ダッ クスの2003年、マーク・シャッツの制作品がシュガーヒルから再発。ベラ・フレックがプロデュースした最新 作とは一転して、タイトルのように自分たちのトラッドな出自を十分に感じさせる選曲とアレンジで、カナ ダのフィドル伝統と(ムーンシャイナー誌3月と4月号で特集中)、彼らが学んだアパラチアのオールドタイ ムを見事に融合させたすばらしい作品。ザ・ダックスについてはムーンシャイナー誌2005年4月号特集 (\525-)参照。

SH-4002 GIBSON BROTHERS『Red Letter Day』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 ギブソン・ブラザーズの最新第3弾はドン・ギブソン からレイ・チャールズをはじめ、ロックン・ロール・ヒッ トのカバーやブルーグラス・スタンダードなどに、5曲のオリジナル、ルービン・ブラザーズやエバリー・ブラ ザーズらを思わせるタイトでキャッチーなブラザー・デュオで快調に飛ばす、新旧のブルーグラスらしさが 絶妙に交じり合ったすばらしいストレート・ブルーグラスだ。最新の全米ブルーグラス・アルバム・チャート で現在第1位!!

■ラリー・ライス追悼
 5月13日、惜しくもこの世を去ったラリー・ライス (57)、1960年代末にブルーグラス・バンドで初めてジャズ・スタンダード集を発表したロサンゼルスのア ント・ダイナーズ・キルティング・パーティーから、ケンタッキーに移りJ.D.クロウのケンタッキー・マウン テン・ボーイズに参加、ドイル・ローソンと共に2枚の名盤を発表、1971年に弟トニー・ライスが参加して ニューサウスとなったのち、1974年にオールマン・ブラザース・バンドに参加後、音楽界から引退、80年代 半ばにカムバックしている。詳細はムーンシャイナー誌の追悼特集を待つことにして、その最新作と初期の 名盤を紹介しよう。

REB-1801 LARRY RICE『Clouds Over Carolina』CD\2,573-(本体\2,450-)

If You Only Knew/Freight Train/We Live in Two Different Worlds/Burnt Rice/Little Maggie 他全12曲

 遺作となった大秀作。弟トニー・ライス(7曲)とワ イアット・ライス(5曲)をフィーチャーし、サミー・シーラー(bj)、リッキー(f)&ロニー(bs)・シンプキン ズ、叔父のフランク・ポインデクスター(d)らとともにスタンダードとオリジナルをバランスよく聴かせる。 1970年代、J.D.クロウ&ニュー・サウスでトニーとともに時代を創り、その後オールマン・ブラザーズなどに 参加、音楽から引退してからは建築関係の仕事でアスベストを扱っていたのがあだとなったか…、私事で恐 縮だが、わたしと同じ年齢、時代を共有した仲間が去った…。ラリー・ライスらしさが溢れたすばらしい作品、 お勧めです。1996年作品『Notions and Novelties』(REB-1734 \2,573-)も在庫あり。

REB-1585 J.D.CROWE & KENTUCKY MOUNTAIN BOYS『Model Church』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1969年、カリフォルニアからケンタッキーに移り、 J.D.クロウのバンドに参加、ドイル・ローソンをギターとハイ・リードに、J.D.をバリトン、そしてラリーが ロー・テナーを担当し、オズボーンズと同じ手法ながら、ラリーのロー・テナーを強調し、独特のトリオ・ハー モニーを完成させて創り上げた1971年発表のブルーグラス・ゴスペル名盤。タイトル曲をはじめ、"It's Me Again Lord"や"Going Up"など、選曲も抜群だ。

REB-1583 J.D.CROWE & KENTUCKY MOUNTAIN BOYS『Black Jack』CD\2,573-(本体\2,450-)

 同じくJ.D.のケンタッキー・マウンテン・ボーイズ (のちにニューサウスと改名)に、ラリーがウエストコースト・テイストからフライング・ブリトー・ブラ ザーズの"Sin City"などを持ち込んだ1970年に発表された名盤。ベースのスラッピングからはじまる"Born To Be With You"や、ここで演じられたフラット&スクラッグスの"Somehow Tonight"や"I'll Stay Around"は多くの学生バンドのお手本となった。オリジナルのアルバム・タイトルは『Ramblin' Boy』、トム・パクストン作のタイトル曲を歌うラリーの独特の バリトン・ボイスが耳に残る…。

ブルーグラス新入荷

PC-1152 JOHN COWAN BAND『New Tattoo』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

Carla's Got a New Tatoo/Love's Like Rain/Misery & Happiness/In Bristol Town/Red Birds/Working in the New Mine/Tomorrow Morning 他全11曲

 唯一無二のボーカリストにして先月最新作『laps in seven』(SH-4013 \2,573-)を紹介したサム・ブッシュとともにニュー・グラス・リバイバルでブルーグラス界 に革命を起こした2枚看板のひとり、ジョン・コーワンの最新作は1曲目のタイトル曲からNGR時代のソングラ イター、ボブ・ルーカス作の超ニューグラスでぶっ飛ばしてくれる快調なニューグラス作品だ。レフトオー バー・サーモンからのノーム・ピクルニー(bj)、サード・タイム・アウトのウェイン・ベンソン(m)、オズボー ンのシャド・コッブ(f)、そしてフラットピッキン・ウィ ザードのジェフ・オウトリー(g)という超スーパーピッカーをバンド・メンバーに揃えて、バリバリのニューグ ラスからロック&カントリー・バラード、そしてアパラチアン・トラッドを思わせる作品など、マーク・シモス やエド・スナッダリー、ダレル・スコット、キース・ソウェルらすばらしいソングライターの曲を取り上げて 唯一無二のニューグラス・サウンドに仕上げている。「自分にはこの(ブルーグラスの)楽器スタイルが自分 には一番しっくりと来るということをようやく悟ったんだ」というジョン、1989年にほとんどメジャー・ブ レイクを目前に解散してしまったNGRのサウンドとスピリットをけれんみなく演じてくれる。ブルーグラスが ロック/ポップと違和感なく同居する、その理由を作った偉大なボーカリスト、ジョン・コーワンのすばら しい「声」を存分にお楽しみください。

REB-1818 DON RIGSBY『Hillbilly Heartache』CD\2,573-(本体\2,450-)

Daddy Was a Moonshiner Man/Kentucky Walta/Forked Deer/RedBird/I am the Man, Thomas 他全13曲

 ラルフ・スタンレーを子守唄代わりに聴いて育った リッキー・スキャッグスの従兄弟、ドン・リグスビー。ブルーグラス・カーディナルズからJ.D.クロウ& ニュー・サウス、そしてロンサム・リバー・バンドで頭角を現し、スーパーバンド、ロングビューなどでその強 力なテナー・ボイスで大きな注目を浴びたドン、自身のミッドナイト・コールを率いての最新作はトラッドグ ラスとコンテンポラリーをバランス良くミックスした軽快なブルーグラスを聴かせる。ベテランのデイル・バ ンダープール(bj)とジェシー・ウェルズ(f)、シェイン・ バートレイ(g)、ロバート・メイナード(bs)と自身のマンドリンでよく練られたバンドサウンドを聴かせてく れる。ビル・モンローの「ケンタッキー・ワルツ」を熱唱するほか、ショーン・キャンプ、ラリー・シェル、ジ ム・ローダーデイル、ティム・スタッフォードら、新世代のブルーグラス・ソングライターらの作品を丁寧に 演じている。

REBEL-1812 DAVE EVANS『Pretty Green Hills』CD\2,573-(本体\2,450-)

Our Last Goodbye/Little Willie/Sea of Regret/East Virginia Blues/Soldier's Joy/(I Heard That) Lonesome Whistle/Head Over Heels/Cora Is Gone 他全12曲

 すごく濃いスタンレー・トラディションを継承しつ つ、しぼり出すようなマウンテン・ソウル・ボーカルで独特の世界を築くデイブ・エバンスの最新作。ボビー・ ヒックスのフィドルとボー・アイザックスのテナー・ボーカルをゲストに迎え、ランディ・トーマス(m)、マー ル・ジョンソン(g)、マイク・ギャリス(bs)の標準5人編成トラッドグラス。上記、トラッドからハンク・ウィ リアムズ、フラット&スクラッグスなど、よく知られた名曲を多く収めながら自身のオリジナル2曲、そして サポーターでもあるトム・T.ホールのタイトル曲と大ヒット曲"The Year That Clayton Delaney Died"のカバーなど、バラエティーに富んだトラッド&スト レート・ブルーグラスを聞かせる。トラッド・ファンにお勧めの1枚!!

PC-1150 BLUERIDGE『Gettin' Ready』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

Don't You Want to There/Lead Me Not/He Will Set Your Fields on Fire/Gospel Medle/Bridge 他全12曲

 端正な現代的なアンサンブルとトラッドグラスの薫 りを微妙にミックスしたブルーリッジの最新作はゴスペル集。楽器、ボーカル双方のさまざまなパターンが 楽しめるブルーグラス・ゴスペルという演奏スタイルに挑むのはギブソンがシグネチャーモデルを発表して いるスーパーピッカーのアラン・バイビー(m)を中心に、定評あるトラッド系ボーカルが冴えるジュニア・シ スク(g)、正統派ブルーグラス・フィドルのセンスが光るアラン・ジョンソン(f)、若手ジョーイ・コックス (bj)、重たいベースで底辺を支えるエド・ビガースタッフ(bs)。シュガーヒルから発表された前作2004年の世 俗アルバム『Side By Side』(SH-3981 \2,573-)もすばらしい。バージニアからノース・カロライナにかけ て、トラッドグラスを現代風に耳障りよくアレンジした、いわゆるピードモンド地方の典型的なブルーグラ ス、あまり深刻にならないその明るさと端正さが心地よい。ロスト&ファウンドあたりからはじまったこの 一連の気持ちいいサウンドをブルーリッジ系ブルーグラスと呼んでいたけど、そのものずばりのバンド名で 登場した彼ら、99年の『Common Ground』(SH-3895 \2,573-)と、ジュニア・シスクが加わった後2002年の『Come Along with Me』(SH-3947 \2,573-)も在庫している。

REB-1813 TONY HOLT & the WILDWOOD VALLEY BOYS『Daylight's Burnin'』CD\2,573-(本体\2,450-)

Silver Ghost/North of Carolinas/I Ain't Leavin'/Sweet Maggie Belle/Feeling Blue 他全12曲

 このいかつい体つきのどこから、こんなに味わいの ある柔らかいボーカルが生まれてくるのだろう? 父、オウブリー・ホルトの書いたストレートなブルーグラ ス曲を中心に、なんのギミックもないストレートなブルーグラス・バラッドに仕立てて聴かせるトニー・ホ ルト。父のバンド、ボーイズ・フロム・インディアナ(ブルーグラス発掘新入荷でベスト集が紹介されてい る)の伝統を継承したサウンドで、イバン・マクレガー(f)、ジェイク・ブラウン(m)、マット・デスペイン(d)、 ブライアン・リーバー(bj)、ポール・プリースト(bs)の6人のフル・ブルーグラス編成、そしてオウブリー をテナーに配して、南部の薫りを感じさせるアーリー・ブルーグラスの雰囲気を残しながら、スマートなト ラッドグラスに仕上げている。父から子へ、すばらしいブルーグラスの伝統が受け継がれている。古き良き ブルーグラスを思わせるボーカルがとてもいい。

KONCDR-006 ストーヴ『The Bluegrass Band of Hokkaido, Japan』CD-R\1,000-(本体\952-)

俺はくわがた虫だ/山川草木/通り過ぎる街/花/森のワルツ/ウィスキー・ソング/墓に盆花 他全13曲

 ムーンシャイナー7月号で特集された北海道のブルーグラス・バンド、デビュー作。全員がブルーグラ ス・ノウハウをマスターしたベテラン・ピッカーたちが、ギター&ボーカルの中原直彦の書いた日本語のオ リジナル(ハンク・ウィリアムズ「We Live in Two Different Worlds」、喜納昌吉「花」、トム・パクストン「Ramblin' Boy」を除く)をストレート・ブルーグラスする。ハード・トゥ・ファインドのハンマーダルシ マ奏者としても知られる小松崎健(bj,bv)、金一 健(m,tv)、広吉直樹(f)、大沼 元(bs)。ふるさとの自 然や日々の思いがストレートに伝わる自然な詩作とカーター・ファミリー(アパラチア)伝統をベースにし たメロディーにときおりブルーヨーデルを加えるなど、ブルーグラスへの知識と愛情にベテランらしい工夫を 加えた中原のアイデアは見事だ。ブルーグラス・ワルツ曲などは特にいい。完全にブルーグラス・スタイルをマ スターしたミュージシャンシップが日本語詩をいかに料理するか、そんな難題に自然体で向かっている。

CMH-2202 BLUEGRASS KARAOKE『All-Time Bluegrass Classics』CD+G\2,079-(本体\1,980-)(歌詞付)

Roll in My Sweet Baby's Arms/Man of Constant Sorrow/Sitting on Top of the World/Wabash Cannonball/Will the Circle Be Unbroken/Wildwood Flower/Don't Let Your Deal Go Down/John Henry.

 ブルーグラス・スタンダード有名8曲のカラオケ盤。 バックは最高に上手い。ティム・クロウチ(f,m,g)とランディ・コーアズ(d,v)、そして何故かチェット・アト キンスのパートナーとして知られるポール・ヤンデル(autoharp,g)は本名のようだが、この超一級バン ジョー・トーンとタイミング、ラリー・リチャードソンは変名に違いない(DTやCCレベルゆがな…?)。…と にかく、超一級のバックで上記8曲を歌いませんか?キッチリとテナーやバリトンのコーラスまで付けてく れます(カーター・ファミリーものでは女性ハーモニーだよ)。もちろん、歌だけじゃなく楽器を弾いてもOK、 その上、典型的なバックアップのやり方まで学べるというもの。また、この8曲のボーカル入り、完成版も収 められた全16トラック。使いようによればメチャ値打ちの出る代物だ。

ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷

REB-7513 JIMMY ARNOLD『Riding with Ol' Mosby』CD\2,079-(本体\1,980-)

Little Rock Getaway/Panhandle Rag/The Entertainer-Maple Leaf Rag/Rainbow Ride/Swanee River/Doc Harris' Hornpipe/Tommy Jarrell/Bye Bye Blues 他全17曲

 伝説のバンジョー奏者、ジミー・アーノルドのレベル 録音がついに陽の目を見る。1992年、40歳の若さで他界してしまった天才バンジョー、フィドル&ギターの 達人ジミーのレベル録音、大塚章と廖学誠、マイク・オルドリッジらが大活躍の1974年作『Strictly Arnold』から7曲、76年の未発表ギター・インスト2曲、82年 の『Rainbow Ride』から5曲(内1曲未発表)、83年のボーカル作品『Southern Soul』から3曲のベスト17曲集、フォスターをはじめ有名曲満載で選曲も秀逸 だ。ブルーグラス・バンジョー60年の歴史の中で、パイオニアと呼べる革命者(スクラッグス/レノ、キース /トンプソン、ハートフォード/フレックら)はほんの一握り、それにつづく偉大なピッカーというのもほん の数人である、とわたしは思っている。そんな数少ない偉大なバンジョーピッカーの1人、故ジミー・アーノル ドの音楽がついにCD化である。トミー・ジャレルをはじめ、アパラチア伝統へのリスペクトと同時に、とにか く、その右手のインパクトと絶妙にコントロールされたスリーフィンガー・ロール・リズムは尋常じゃない し、左手はメロディックとシングルストリング奏法を上手く組み合わせた元祖、その上、みごとな歌心で自由 自在にバンジョーに唄わせる様は稀有なテクニックと音楽性の持ち主であることを、思い知らせてくれる。あ なたは何故スリーフィンガーするのか?…そのスリルとドラマをもう一度ビビッドに思い起こさせてくれる、 すごいアルバムだ。バンジョー奏者必携!!

REB-1789 DON RENO & RED SMILEY『Together Again』CD\2,573-(本体\2,450-)

Highway 52/Somewhere, Someday Again/Emotions/Mule Skinner Blues/Soldier's Last Letter 他全13曲

 1972年、47歳で他界したレッド・スマイリーと84年 に57歳で亡くなったドン・レノ、1949年に出会ったふたりはレノ&スマイリーというユニットで1951年から 1964年まで活躍、モンロー、フラット&スクラッグス、スタンレーズと並んでブルーグラス第1世代のパイオ ニアとして独自のサウンドを築き上げた。そのふたりが1971年、ふたたびコンビを組んで発表した歴史的ア ルバムが、36頁のライナーノーツとともにCD化だ。レッド・スマイリーの味わい深いボーカルにドン・レノのす ばらしいバンジョーとリードギター、バック・ライアンの優しく囁くようなフィドル、当時ドンとコンビを組 んでいたビル・ハレル(g)とジェリー・マッカーリー(bs)が創るカントリー・フレーバー溢れるブルーグラ スは、レノ&スマイリーの最後の公式録音である。

OXCD-6025 EVER CALL READY『Hillman, Leadon. Perkins, Mansfield, Scheff』CD\2,573-(本体\2,450-)

I'll Be No Stranger/God Loves His Children/Livin' in the Name of Love/Where Could I Go/On the Sea of Life/Using My Bible/Panhandle Rag 他全14曲

 クリス・ヒルマン(m)、バーニー・レドン(リードン bj,g)、アル・パーキンス(d,g)、デビッド・マンスフィールド(f)、ジェリー・シェフ(bs)ら、ウエスト コースト・ロック/カントリーに貢献したブルーグラッサーが集まった1985年のブルーグラス・ゴスペル 名盤がCD化。クリス・ヒルマンのさわやかなボーカルで、ブルーグラス・ゴスペル名曲をあっさりと聴かせて くれる秀作である。アメリカ狂乱!?の60〜70年代を生き残った彼ら、80年代の保守回帰、家族価値の見直 しなど、ネオ・トラッドの動きと連動した中で生み出された名盤のひとつである。ウエストコースト・ブルーグ ラス・ゴスペル、

REB-7512 BLUE HIGHWAY『Lonesome Pine:The Best of Early Blue Highway』CD\2,079-(本体\1,980-)

In the Gravel Yard/Lonesome Pine/Blue Ridge Mountain Girl/It's a Long Long Road 他全13曲

 最新作『Marbletown』(ROU-0558 \2,573-)が高い評価を受けてグラミー・ノミネートしたブルー・ハイウェ イ、バンド結成10年にして不動のメンバーで中堅バンドの位置をしっかりと固めている。そんな彼らの初期、 レベル・レコード時代の3枚からヒット曲を中心に集められたベスト集である。"Lonesome Pine"など、日本でもフェスで耳になじみの軽快なブルーグラス曲を はじめ、フォーク風の曲やカントリー・バラッドなどなど、ショーン・レーン(m,f)、ティム・スタッフォード (g)、ウェイン・テイラー(bs)というリードボーカルをとれる3人に、ロブ・アイクス(d)、ジェイソン・バー ルソン(bj)の5人がコンテンポラリーな素材をトラッドグラスの手法でバランスよく演じる。東テネシーの 濃いアパラチア伝統を持つ彼らが演じる今のブルーグラスだ。

REB-7514 BOYS FROM INDIANA『Good Time Blues』CD\2,079-(本体\1,980-)

Headin' South/Atlanta Is Burning/How Will I Explain About You/Feeling Blue/Play Hank's Song One More Time/Girl in the Blue Velvet Band 他全14曲

 1970年代中頃、ニューグラスやシンガー/ソングラ イター系ハッピーミディアムが全盛だった頃、これでもか!…とばかり、田舎の匂いをプンプンと漂わせた バンド、ボーイズ・フロム・インディアナの存在はトラッドグラス・ファンに大歓迎、日本でもアルバムが発 売されるほどだった。オウブリー・ホルト(g)のすばらしいオリジナルとモンロー・ソングをノア・クレイスと ポール・マリンズの真っ直ぐなバンジョーとフィドル、ハーリー・ガバードの骨太ドブロに乗せて、とてもブ ルーグラスらしく演じる彼ら、初期のベスト集だ。…ボーイズ・フロム・インディアナの伝統は、オウブリー の息子トニー・ホルトによってワイルドウッド・バレイ・ボーイズというすばらしいトラッドグラス・バンド に受け継がれている。

REB-7507 V.A.『Feel Like My Time Ain't Long; An A-Cappella Gospel Collection』CD\2,079-(本体\1,980-)

 ブルーグラス名門のレベル・レコードに残された数々のアカペラ・ゴスペル15曲を集めたコンピレー ション。今注目のブルー・ハイウェイから、70年代にさわやかに登場したマーシャル・ファミリーやフォー ブス・ファミリー、カントリー・ジェントルメン、サード・タイム・アウト、そしてラリー・スパークスや御大 ラルフ・スタンレーなどがアカペラ・ブルーグラス・ゴスペル、アパラチアン・ハーモニー・ボーカルの粋を聴 かせるの。死への恐怖、世俗の悩み…、宗教はそんなさまざまな心の葛藤を癒すものなのだろう。キリスト教 において、また西欧音楽にとって聖歌は重要な役割を果たしてきた。それが新大陸アメリカに渡り、シェイプ ノートやセイクレッド・ハープなどで人々の間に広まり、ゴスペル(福音を伝える)となり、現在に伝わる。 その大きな流れに興味ある方はB.O.M.にお問い合わせください。プリミティヴな音源から最先端ゴスペルま で、さまざまなハーモニーを紹介します。

■9月、ジョン・コーワン・バンド来日!!

 最近のジョン・コーワン・バンドのライブの充実振 りには目を見張るものがあり、ライブではドラムレスにもかかわらずブルーグラス標準5人編成によるその 大きなサウンドは驚きだ。アルバムではロック色が強いものの、ライブではブルーグラス/ニューグラスを 前面に主張している。

 …トラッドグラス・ファンもぜひ、今後の定期的な ブルーグラス「バンド!!」の招聘に向けて、ぜひ、今回のコンサートには足を運んでほしい!!!!

PC-1152 JOHN COWAN BAND『New Tattoo』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞、インスタント・タトゥー付)

 来日メンバーをバックに、バリバリのニューグラス でぶっ飛ばす1曲目からタイムリーなJCB最新作。ブルーグラス新入荷参照。

SH-3907 JOHN COWAN CD\2,573-(本体\2,450-)

 NGR解散後、ドゥービー・ブラザーズなどに参加しな がらポコのラスティー・ヤングと結成したスカイ・キングがカントリー・ロック・バンドとして高い評価を 得たものの、メジャー・レコードとのトラブルでお蔵入り、ついに2000年、たまらず発表したソロ作品。自 作曲をメインに、現在、NGR時代の"Good Woman's Love"と並んで彼のシグネチャー・ソングとなっている"Dark As a Dungeon"が収められた、バンジョー/フィドル/マンドリン入りのポップ/ロック作品と してメチャユニークなアルバムだ。

SH-3932 JOHN COWAN『Always Take Me Back』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 圧倒的なボーカルで「ニューグラス」を引っ張って きたジョン・コーワンの2002年作品。今回は自身のバンド・メンバー、スコット・ベスタル(bj)とジェフ・ オウトリー(g)のスーパーピッキン、そしてゲストのランディ・コーズ(d)、ダレル・スコット(m)らをフィー チャーしたニューグラス本命作品。コーワン版"Sittin' on …"などのロッキングラスを中心に、泣かせるバラッド"In My Father's Field"やオリジナルの"Monroe's Mule"、そして最後にスコットのインスト"Mr.Banjo"で仕上げた「ニューグラス・ファン」 直撃の作品だ。彼もジャムグラス・ムーブメントの元祖として尊敬されている。

CAP-63425 NEW GRASS REVIVAL『Grass Roots:The Best of New Grass Revival』CD2枚組\3,360-

 凄いです!!ニュー・グラス・リバイバルの超強力ベス ト集!!…1989年に解散したのに、今またメジャーから新発売される、それほどに認められる音楽を演じ続けた 彼ら、未発表曲10曲!!を含めた2枚組全35曲、2時間半。全員が最後のステージとして万感の思いを込めたで あろう解散ラスト・ステージ、グレイトフル・デッドのニューイヤーズ・イブでの熱狂ライブも3曲!!その凄い こと、完璧なこと、めちゃくちゃ熱いこと…。ニューグラス・ボーイ、ジョン・コーワンのボーカルとベースを 堪能ください。

ブルーグラスお勧め作品
(すでに新入荷で紹介済みの作品です)
■ムーンシャイナー最新7月号特集関連作品
(ブルーグラス専門月刊誌のムーンシャイナー最新7月 号はサム・ブッシュのカバー、\525-)

SH-4013 SAM BUSH『laps in seven』CD\2,573-(本体\2,450-)

 サム・ブッシュ最新ソロ第6作は、スコット・ベスタ ル(bj)、キース・ソーウェル(g)、バイロン・ハウス(bs)、 クリス・ブラウン(drums)がコア・バンド。ブルーグラスとロックという体内に組み込まれたDNAから発散する 不滅のパワー。1曲目のエミルー・ハリスとのデュエット(初のビデオクリップとしてヒットを狙う!?)、2曲 目はハードドライビング・ブルーグラスにチャーリー・モンロー曲"Bringing in the Georgia Mail"ほか、"New Country"では作者のジャン・リュック・ポンティとの夢の共演(純情サムが泣いた)など、ワン&オンリー のサウンドとエネルギーを放出しつづけるサム・ブッシュ、いつものことながら元気が出るぞ!!

ARH-524 VERN & RAY with HERB PEDERSEN『San Francisco 1968』CD\2,573-(本体\2,450-)

 先月のニューズレターで新入荷紹介した直後、亡く なったバーン・ウィリアムズ。7月号では急遽バーン追悼前編としてバーン&レイの特集を組んだ。本作は、サ ンフランシスコのブルーグラスに多大な貢献を残したバーン・ウィリアムス(m)と故レイ・パーク(bj,f)が若 きバンジョー奏者、ハーブ・ピーダーセンとともに残したバリバリ・トラッドグラス・ライブ。あのバーンの胸 を締め付けられるような素晴らしいテナー・ボイスと、レイのレイドバックしたヒルビリー・ボーカルを軸に、 ハーブを加えたものすごいハーモニーでカーター・ファミリーやビル・モンロー、カントリー名曲やトラッ ドなどバラエティーに富んだ選曲。超一級の魂がこもったアーリー・ブルーグラスが堪能できる貴重な発 掘ライブ。

KONCDR-006 ストーヴ『The Bluegrass Band of Hokkaido, Japan』CD-R\1,000-(本体\952-)

 北海道のブルーグラス・バンド、ストーヴの特集も 組んでいる。ブルーグラス新入荷参照。

■ブルーグラス

CO-2740 CURLY SECKLER『That Old Book of Mine』CD\2,573-(本体\2,450-)

Moonlight on My Cabin/Thinking About You/Some Old Day/Salty Dog Blues/You Took My Sunshine/No Mother or Dad/Why Don't You Tell Me So 他全16曲

 1971年のトラッド/ソリッドグラス大名盤『Curly Seckler Sings Again』に89年の録音5曲をプラスした全16曲。フラット&スクラッグスの黄金時代を支 えた見事なテナー・ボイスがまったく色あせずによみがえる。故ビリー・エドワーズ、ハーシャル・サイズ モア、テイター・テイト、ジョン・パーマーのシェナンドー・カッタップスによるバッキングも秀逸。トラッ ドグラスの大名盤である。

■ブルーグラス入門編/廉価版

SH-9201 V.A.『Top of the Hill Bluegrass』CD\2,079-(本体\1,980-)

 ピーター・ローワン&ナッシュビル・ブルーグラス・ バンドの"That High Lonesome Sound"から、ドック・ワトソン、セルダム・シーン、ロンサム・リバー・ バンド、ローランド・ホワイト、ニュー・グラス・リバイバル、ホット・ライズ、ドイル・ローソン、ティ ム・オブライエン、クリス・シーリ他、1980〜1990年代のブルーグラス名演、シュガーヒル・アーティスト 20組による20曲集。

SH-9202 V.A.『Legacy: A Tribute to the First Generation of Bluegrass』CD\2,079-(本体\1,980-)

 シュガーヒルのアーティストらが第1世代のブルー グラス御三家、ビル・モンロー、フラット&スクラッグス、スタンレー・ブラザーズをカバーした名曲15曲 集。バイロン・バーライン&ビンス・ギル、リッキー・スキャッグス&トニー・ライス、ドック・ワトソン、サ ム・ブッシュ&ジェリー・ダグラス、セルダムシ他が御三家をどう料理するのか…。

インスト新入荷

CMH-8604 V.A.『Gypsy Swing; the Nashville Tribute to Django Reinhardt』CD\2,888-(本体\2,750-)

Tiger Rag/Swing 39/Shine/Sweet Georgia Brown/Swing 42/Minor Swing/Django's Castle/World Is Waiting for the Sunrise/Limehouse Blues/Avalon 他全13曲

 これはすばらしい!!「ナッシュビル版ジプシー・ス ウィング、ジャンゴ・ラインハルトに捧ぐ」は、アメリカ、しかもナッシュビル的明るさと軽さが見事な秀 作である。名前こそ出していないが、本作の主役はステーション・インなどで話題の「ホット・クラブ・オ ブ・ナッシュビル」、そしてその核、20代前半にしてチェット・アトキンスとジェリー・リードに「我らが ヒーロー」とまで言わしめたリチャード・スミスのギターを核に、マーセル・ゲラー、パット・バージソン (元アリソン・クラウスの夫)のギター、そして、えー!? あのトニー・ホルトの超トラッドグラス、ワイルドウッド・バレイ・ボーイズのアーロン・ティルがバイオリ ン!?!?、チャーリー・チャドウィック、デニス・クロウチ(bs)、ところで、ジョー・スミスなる強烈なフィ ドラー、まさか!?!?…ステュアート・ダンカン??? リチャード・スミスもバイオリンが上手いそうだけど…、 このジョーは上手すぎる。誰だろう?とにかく、ナッシュビルのジャンゴ・トリビュート、メチャ良い!!

SF-40115 V.A.『Masters of Old-Time Country Autoharp』CD\2,888-(本体\2,750-)

John Henry/She'll Be Coming Around the Mountain/Bile 'em Cabbage Down/Little Annie/Weepin' Willow/Wildwood Flower/Golden Slippers/Red River Valley 他全38曲

 1960年代のフォークブームの時代から、その優しい 響きに日本でも人気のオートハープ。本作は1960年代にマイク・シーガーが録音したマスター奏者、キル ビー・スノウ、アーネスト・ストーンマン、ケネス&ナリア・ベンフィールドの有名スタンダード中心の全 38曲。1870年代にドイツで開発され、20世紀に入る前にアメリカに広まったオートハープ、南部アパラチアの 豊かな音楽文化を持つ人たちの手に渡ってから、ここに収められたようなさまざまな奏法や使い方が生まれてい る。フィドル・チューンやトラッド・バラッド、カーター・ ファミリーや折から人気のカントリー&ウエスタン・ソングなどが楽しめる71分、32頁のライナー付き。飾り 気のない民衆の音楽とオートハープの基本を知る決定盤です。

 …いかがですかオートハープ、はじめませんか?楽器 初心者にも最適です。オートハープ本体はアリア製の15バー(AH-15 \35,000-)、または21バー(AH-21 \39,000-、スプルース単板トップAH-21OS \55,000-)がお勧めです。また、教則DVDにはジョン・セバスチャ ンの『Learn To Play Autoharp』(DVDSEBAU21 DVD\4,800-)がお勧めです。

CO-2739 LYMAN ENLOE, CASEY JONES, CYRIL STINNETT『Three Fiddlers from the Show-Me-State』CD\2,573-(本体\2,450-)

Sunflower Hornpipe/St. Anne's Reel/Durham's Bull/Fiddler's Dream/Birdie/Tom & Jerry 他全21曲

 ミズーリ・フィドルと呼ばれる洗練されたスタイルを 持つライマン・エンロー(1907年生)をはじめ、ケーシー・ジョーンズ(1910)、シリル・スティンネット (1912)の3人のすばらしいオールドタイム・フィドル・チューン集。アパラチア山中に伝えられていたシンプル なメロディーとは違い、ウェスト・バージニアのクラーク・キッシンジャーやケンタッキー・フィドラーたちの 流れを汲む洗練されたメロディック・スタイルでライマンはブルーグラス・バンドを、ケーシーはフィンガー ピッキン・バンジョーを、シリルはクロウハンマー・バンジョーをそれぞれバックに、有名無名のフィドル・ チューンの彼らバージョンを聴かせる。ミズーリはジョージアなどと同様、フィドルがテキサスに向かう最 終地点とも考えられるがどうだろうか? なお、ライマンの音源は彼のソロ『Fiddle Tunes I Recall』(CO-2707 \2,573-)から7曲が採られている。フィドル・チューン・ファンにはお勧めのミズーリ・フィドル集で ある。ムーンシャイナー誌連載「アメリカン・フィドル物語」もよろしく。

CMH-8656 V.A.『Steel Guitar Tribute to the Eagles』CD\2,888-(本体\2,750-)

Peaceful Easy Feelin'/Hotel California/New Kids in Town/Tequila Sunrise/Desperado 他全10曲

 「イーグルスにはスティールがよく似合う」、とお思い の皆さん、ナッシュビルから数々のスタジオをこなしてきた3人のスティール・ギタリスト、ドワイト・ヨー カムやダークス・ベントリーで知られるゲイリー・モーズ、ハイウェイメンやジョン・プラインのロビー・ター ナー、ジム・エド・ブラウンやチャーリー・ルービンらのジョニー・コックスが、20代前半にしてチェット・ア トキンスとジェリー・リードに「我らがヒーロー」とまで言わしめたリチャード・スミスやパット・バージソン らのエレキ・ギター、ロバート・ボウリン(f)、デニス・ クロウチ(bs)ら、軽いポップ・ロック・サウンドをバックに、イーグルスの名曲をBGMとして聴かせるスティー ル・ギター・インスト集。

OTR-020 V.A.『涙:John Fahey Tribute, Guitar Solo or Something』CD\2,500-(本体\2,380-)

 現在大きなジャンルとなっているソロ・アコースティック・ギターのパイオニアで、芸術的なアメリカ ン・ギター・スタイルを確立した第一人者といわれるジョン・フェイヒイ(1939-2001)に、日本のフィンガー ピッキン・ギタリストがトリビュート。浜田隆史、青柳 学、扇柳トール、小川榎也、小川倫生、亀沢ノリボー、ノダ ゴロー、一 卓嗣、masaki μ、渡辺昭彦の10人が、ギターの芸術的存在意義!?をそれぞれに表現する オリジナル作品集。ちなみにジョンはギタリストであると同時にタコマや、晩年にはレベナントといった レーベルを立ち上げ、マイク・オルドリッジやスタンレー・ブラザーズ、ドック・ボッグスなどの歴史的名盤 を発表しているし、また彼のすばらしい著書『How Bluegrass Music Destroyed My Life(以下にブルーグラスがわが人生を破壊したか)』で、ブルーグラ スとの出会いが彼の音楽人生を決定したことが述べら れているなど、ブルーグラスやオールドタイムのシンパだった。ともあれ、10人の日本人アコギストがそれ ぞれにジョンへの思いをぶつけている。

■新入荷ピッキン・オン・カバー集
 ヒット便乗カバー集ながら超一級ブルーグラス・サ イドマンたちが、ときには名を秘して、気取らずに参加する「ピッキン・オン」シリーズ、ヤッツケお仕事とは いえ、中にはオモロイのがあるぞ!!

CMH-8537 V.A.『Pickin' on the Rolling Stones』CD\2,888-(本体\2,750-)

Honky Tonk Women/Paint it Black/Jumpin' Jack Flash/Wild Horses/Satisfaction 他全13曲

 ローリング・ストーンズの名曲をカバーするのはナッシュビルとL.A.のトップ・ブルーグラス・ミュー ジシャンたち、ナッシュビルではリチャード・ベイリー、デビッド・タルボット(bj)、ブレント・トリッ ト(m)、ロブ・アイクス(d)、ティム・クロウチ(f)、デニス・クロウチ(bs)、パット・マクグレイス(g)。L.A. セッションはあの才人デニス・キャップリンガー(bj, etc)を軸に、ゲイブ・ウィッチャー(f)、ケニー・ブラックウェル(m,g)、ハーブ・ピーダーソン(bj)に、何 とショーン&サラ・ワトキンス兄妹まで参加…、彼らがスタジオに集まって、企画が安易でも、くだらない 物を創るわけがないでしょ…。

各楽器別インストお勧め再入荷作品
(楽器につきましては、楽器本体やパーツから教則物ま で、各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
■ギター

ROU-3016 JOHN MILLER『Safe Sweet Home』CD-R\2,573-(本体\2,450-)

 洒脱な音楽を楽しむフィンガーピッキン・ギタリス ト、ジョン・ミラーの1977年秀作が限定頒布。お洒落なコードでのカーター・ファミリー"Hello Stranger"を1曲目に「カサブランカ」の"As Time Goes By"が続く…。かつて、本作から"Blue Moon"がCMに起用されて日本でヒット、癒し系アコースティック・ス ウィングの元祖だろう。(限定ラウンダー・アーカイブにつき、ライナーノーツ入要の方はお申し出ください)

COMP-4342 PHILLIPS, GRIER & FLINNER『Looking Back』CD\2,573-(本体\2,450-)

 つぎつぎと凄いフラットピッカーが登場する昨今、 それでもわたしはデビッド・グリアが一番すごいと思う。その自由な発想とブルーグラスの深い理解が相 まって、言いようのないスリルと感動をもたらしてくれる。本作はトッド・フィリップス(bs)とマット・フ リナー(m)とのトリオで、ビル・モンローからビートルズ、ジミ・ヘンドリックスからビル・モンローまで、さ まざまなカバー曲集。

■バンジョー
(ムーンシャイナー昨年6月号から連載のはじまったチ チ松村「バンジョー祭り」お見逃しなく…!!)

SH-4004 JIM MILLS『Hide Head Blues』CD\2,573-(本体\2,450-)

 バンジョー奏者には「たまらん!!」…、究極の「トー ンとタイミング」アルバム。ジム・ミルスが戦前オリジナル・フラットヘッド・マスタートーン・コレクショ ンから選りすぐった4本のバンジョーを弾く。ムーンシャイナー誌2005年9月号(MS-2211 \525-)の本ライナーノーツ訳とともに、ヨダレをたらしながら聴くべ し。また、Dチューニング美学も秀逸。

HUB-2005 V.A.『Huber Banjos Sessions Vol.2, Cuppa 'Jo』CD\2,888-(本体\2,750-)

 楽器のブランド信仰は前世紀の迷信です。いい音は、 スクラッグスやクロウが設定するものではなく、自分で発見するものです。何がいい音なのか、自分で探し、 愛情を込めるものなのです。自分の耳を信じることです。…なーんちゃった。本作は話題のヒューバー・バ ンジョー弾き比べ、聴き比べ…。

■マンドリン

CCS-119 BILL MONROE『American Traveler』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ビル・モンローの有名インスト16曲集。"Roanoke"や"Panhandle County"、"Cheyenne"など50年代名曲から、"Louisville Breakdown"や"Salt Creek"、"Shenandoah Breakdown""Kentucky Mandolin"などの60年代インストまで、オリジナル・フィドル・ チューンを中心にビル・モンローのマンドリン・センスが学べる秀作である。

ACD-53 DAVID GRISMAN『Life of Sorrow』CD\2,573-(本体\2,450-)

 まさに「1音入魂」、誰にも真似できない「音」を創 るデビッド・グリスマンが、長年に渡って自身のスタジオを訪れた友人たちとの録音を編集した非常に個人 的なトラッドグラス中心の秀作である。ボーカルものが主だが、それぞれの偉大なゲストたちに寄り添うよ うに唄うマンドリン、独壇場である。

EM-1001 JEFF MIDKIFF『Partners in Time』CD\2,888-(本体\2,750-)

 マクピーク・ブラザーズやロンサム・リバー・バンド のアルバムなどを通じて知る人ぞ知るマンドリンのジェフ・ミドキフ、25年のキャリアにして初ソロ作品。 クラシックのクラリネット奏者としても活躍する幅広い音楽性で、あの"Alhambra"から"Oh, Lady Be Good"、"Summertime"から"Monroe's Hornpipe"まで、カーティス・ジョーンズのフラットピッキン・ギ ターと共にマンドリンの楽しさを伝える。

■フィドル
(ムーンシャイナー誌2005年5月号から「アメリカン・ フィドル物語」連載中!!)

SH-3957 AUBREY HAYNIE『The Bluegrass Fiddle Album』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現在、ステュアート・ダンカンと並ぶナッシュビルの トップ・セッション・フィドラー、今年32才ののオウブリー・ヘイニー、2003年の最近作はケニー・ベイカー 美学に敬意を込めたタイトルとおりの直球ブルーグラス・フィドル作品。バックは、サム・ブッシュ、トニー・ ライス、デビッド・タルボット、バリー・ベイルズの4人。文句あっか?正統派ブルーグラス・フィドルのベス トセラー!

ROU-7062 APRIL VERCH『Take Me Back』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ムーンシャイナー4〜5月号にインタビュー掲載さ れたエイプリル・バーチの最新作。カナダ・オンタリオ州に伝わるオタワ・バレー・スタイルのフィドルや、ク レア・リンチやバディ&ジュリー・ミラーらの作品を透明な声で歌う米国のブルーグラス/フォーク界で注目 の女性フィドラー。

PATUX-134 NATE LEATH『I've Always Been A Rambler』CD\2,888-(本体\2,750-)

 バークリー音楽院に在籍しながら、オールド・スクー ル・フレイト・トレインに参加、DGQのステージ・ギグなどで共演しているDCエリアの21才の若手フィド ラー、ネイト・リースの最新作。達人レックス・マッギー (bj)とダニエル・ナイスリー(m)、ベンの息子クリス・エルドリッジらに、久々のディディ・ワイランドやト ム・ミンテらのボーカルがゲスト。11才でゲイラックスのブルーグラス・フィドル・チャンプ以来、賞の数知 れず、IBMAジャムでは若者たちと、たとえば"Big Mon"を一時間以上弾き続けるといった、「ぶっ飛び」フィド ルなのだが、ここでは、"I'm On My Way Back to the Old Home"や"Kentucky Waltz"、"Cherokee Shuffle"や"Sally Ann"など、トラディショナリストの一面を聴かせる。

CO-2705 KENNY BAKER『Master Fiddler』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ブルーグラス・フィドルの正統派を完成させたケニー・ベイカーの1968年デビュー・ソロ作から83年 にかけてのベスト20曲集。"Washington County"から"Grassy Fiddle Blues"、"Dry & Dusty"や"Gold Rush"、大好きなBbでの"Sweet Bunch of Daisies"等々…、ベイカー美学が詰まった作品。

■ドブロ

RC-121 JOSH GRAVES『Just Joshin'』CD\2,888-(本体\2,750-)

 1963年に発表されたジョッシュ・グレイブスとジェ イク・ターロック(1922-1988)、フラット&スクラッグスを支えた2人のアルバムがレッド・クレイから3 曲の未発表インスト録音を含めて初CD化。バックにはカーティス・マクピーク(bj)やチャビー・ワイズ(f)、 セドリック・レインウォーター(bs)ら、ジョッシュのリードにジェイクのテナー、そして6曲のドブロ・イン ストで構成された貴重な全15曲。

TL-1001 N.BLAKE & T.TAYLOR『Flatpickin' in the Kitchen』CD\2,888-(本体\2,750-)

 1970年代はじめ、タット・テイラーとノーマン・ブ レイクがジョン・ハートフォードのエアロ・プレーン・バンドに在籍していた頃に録り溜めたジャム・テープ。 タット・テイラーのユニークにフラットピッキン・ドブロが堪能できる貴重な自費制作。

■ベース

COL-92106 BELA FLECK & EDGAR MEYER『Music for Two』CD+DVD\2,783-(本体\2,650-)

 バンジョーとベースのデュオでクラシックからオリ ジナル・ブルーグラスまで、ものすごいテクニックと完璧なアンサンブル、楽器を超えてシビアなアコース ティック弦楽器ファンに強力お勧め!、その上、DVDドキュメント映像のオマケつき!!バンジョーがこんな世 界にまで達した…、感無量である。

■ジャンゴ・ラインハルト

JSP-901 DJANGO REINHARDT『The Classic Early Recordings in Chronological Order, 1934-1939』CD5枚組\5,775-(本体\5,500-)

 ジャンゴ・ラインハルトの初期録音順の124曲。ステ ファン・グラッペリとのホット・クラブ・オブ・フランスの時代、アコースティック・ストリングバンド・ス ウィングのクラシックである。

JSP-904 DJANGO REINHARDT『Vol. 2; Paris and London, 1937-1948』CD4枚組\5,775-(本体\5,500-)

 第2次世界大戦でパートナーのステファン・グラッペ リがロンドンに逃れた時代、パリでバイオリンに代わりクラリネットとのカルテットやビッグ・バンドを率いた 頃の全85曲。

JSP-919 DJANGO REINHARDT『Vol.3; in Rome, 1949/1950』CD4枚組\5,775-(本体\5,500-)

 第3弾は晩年のジャンゴ、といっても39才から40才 を迎える頃の録音集(43才で他界する)。すでにチャーリー・パーカーらのビバップ・ムーブメントに影響され た、モダン・ジャズ的なアプローチを見せるローマ時代のジャンゴの89曲。

オールドタイム&フォーク新入荷

HD-001 BILL MALONE & ROD MOAG『Remember Me:Play the Music of the Bailes Brothers』CD\2,888-(本体\2,750-)

Oh So Many Years/Give Mother My Crown/As Long As I Live/Dust on the Bible/I Want to Be Loved/Searching for a Soldier's Grave 他全19曲

カントリー音楽研究の第一人者ビル・マローンと、テキサスでブルーグラス/カントリーを追い求め続けてき たロッド・モーグ、ふたりの引退した大学教授がコンビを組んだベイルズ・ブラザーズへのトリビュート・アル バム。ウェスト・ヴァージニア州出身のベイルズ・ブラザーズは、40年代初め頃からブラザー・デュエットで 人気を集め、44年にオープリに登場、その後ルイジアナ・ヘイライドに移ってヒルビリー・テイスト溢れるス タイルで絶大なる人気を誇った。ここでは、ビル(g)のリード・ヴォーカル、ロッド(m)のテナーというブラ ザー・デュオの基本スタイルを軸に、ティム・オブライエン、ロイド・メインズ、シンディ・キャッシュダラー らを起用して、ショット・ジャクソン風のスティールが主役のクラシック・カントリーから、テキサス・スタイ ルのシャッフル、さらにはブルーグラスまで、音楽の坩堝テキサスならではの幅広いサウンドにのせたふたり の鄙びたヴォーカルが、往時のベイルズ・ブラザーズのヒルビリー・サウンドを鮮やかに切り取って、オールド タイム、アーリー・カントリーとブルーグラスの狭間で輝きをみせたベイルズ兄弟の絶頂期を見事に蘇らせて いる。ただひとり残されたホーマーが2曲に参加している。(宇野誠之)

SEAL-033 中川イサトwith武蔵野レビュー『あの日の風』CD\3,000-(本体\2,858-)

吉祥寺1972/Willin'/City of New Orleans/北帰行/I'm So Lonesome I Could Cry/生活の柄 他全12曲

 フィンガーピッキン・ギタリストとして知られる中 川イサトの最新作は、ボーカリストに徹して自身の音楽ルーツのカバーと、おそらく現在の心境を朴訥に表 現したオリジナルで味わい深く演じている。タイトル曲は故坂庭省悟と高田渡に捧げられたもの。バックに は宮崎勝之(m)、古橋一晃(g,eg)、竹田裕美子(accordeon,keybord)、河野俊二(drums)、大庭珍太 (ebs)の武蔵野レビュー。、最後にインスト"Freight Train"で、自身の原点を垣間見せたのか…。1970年前後に音楽にドップリ浸かっていた人たちは幸せなんだろ う。60年代にあらゆる実験が行われ、その果実と共にリアルタイムで音楽していた。あれから30年以上が経っ て、当時を思い返したり、仲間を想ったり、このアルバムにはそんな中川の心情が素直に表われているようだ。

オールドタイム&フォーク発掘新入荷

CO-2734 TOMMY JARRELL, OSCAR JENKINS, FRED COCKERHAM『Down to the Cider Mill』CD\2,573-(本体\2,450-)

Suzanna Gal/Cumberland Gap/Reuben/Sally Ann/Jack of Diamonds/John Hardy/Old Joe Clark 他全15曲

 今となってはきわめて貴重なアメリカ文化ルーツ、 アパラチアのスコッツ・アイリッシュ系移民の間に伝えられたフィドルとバンジョー音楽をさまざまな組み 合わせで聴かせる人間国宝のような3人、トミー・ジャレル、オスカー・ジェンキンス、フレッド・コックラム (いずれも故人)によるアパラチアン・フィドル&バンジョー集の前編。南部アパラチアには19世紀半ばの南 北戦争によって黒人からミンストレルに伝えられたバンジョーが入り込み、19世紀末になるまでやって来な かったギターなしのアンサンブルが生まれた、そんな時代に形作られたフィドル&バンジョーの原初的な演 奏スタイルをうかがい知ることができる、オールドタイム音楽のバイブルとも言うべき大秀作である。1967 年から1971年にかけて、リチャード・ネビンズ(後のシャナーキー・レコード創設者)とチャールズ・ ファウロットによって録音され、70年代初期に3枚のLPで発売された31曲が2枚のCDで再発売だ(後 編は次号にて紹介)。彼らの生なボーカルとともにブルーグラスを含むアメリカン・ストリングバンドの、現 在聴くことができるものとしてはもっとも根っ子にあ る「音」を知ることができる。

BACM-154 WILMA LEE & STONEY COOPER『On the Banks of the River』CD\2,888-(本体\2,750-)

Thirty Pieces of Silver/The White Rose/Faded Love/Golden Rocket/Sunny Side of the Mountain/I Cried Again/Each Season Changes You 他全22曲

 カントリーがまだヒルビリー・ミュージックと呼ば れ、カントリーやオールドタイム、ブルーグラスがまだまだ未分化の混在した状況にあったていた40年代末、 ロイ・エイカフやモリー・オデイ、ルーヴィン・ブラザーズなどとともに、ヒルビリーがカントリーへと移 行していくそのギャップを埋めていった偉大なる夫婦デュオ、ウィルマ・リーとストーニー・クーパーの絶頂 期、49年から5年間のコロムビア時代と、続くヒッコリー最初期の名曲を集めたコンピレーション。ウィル マ・リーの女性版ロイ・エイカフとでもいうべき、アパラチアン・トラディションを全身に受け継いだヒルビ リー・ヴォーカルと、ストーニ―(f)率いるクリンチ・マウンテン・クランの、時代の先端で伝統の継承と新 たな方向への進化の両面を模索したサウンド、アンクル・ジョッシュ・グレイヴス(d,m)やテックス・ローガ ン(f)などの若き日の演奏がフィーチュアされたホットなサポートがとけあって独自の世界を作り出している が、アンクル・ジョッシュがフォギー・マウンテン・ボー イズに移ったあとのヒッコリー録音ではスティール・ギターが主役となるあたりの時代の変化も面白い。 ヒッコリー初期のマイナー・ヒット"Each Season Changes You"など、スタンダードとなった曲も多く含まれている。(宇野誠之)

オールドタイム&フォークお勧め作品
■オールドタイム

CO-3501 CHARLIE POOLE『1925-30』CD\2,573-(本体\2,450-)

 昨年、コロムビアからボックスセットが発売され、ロ バート・ジョンソンに匹敵する影響をその後の白人音楽(フォーク/カントリー/ブルーグラス)に与えたと話 題になったチャーリー・プール、本作はカウンティ・レコードのCD3部作の1枚目。彼ら最初のヒット曲 "Don't Let Your Deal Go Down"をはじめ"White House Blues"や"Take a Drink(whiff) on Me"など全16曲。Vol2とVol.3の在庫もあり。アメリカ音楽の 大本に興味のある人は聴くべし。

カントリー新入荷

B000276902 JOHNNY CASH『American V:A Hundred Highways』CD\2,573-(本体\2,450-)

Help Me/Like the 309/A Legend in My Time/Rose of My Heart/Four Strong Winds 他全12曲

 アメリカン・アイコン、ジョニー・キャッシュ魂の唄 最終章。リック・ルービンと組んだ晩年のライフ・ワーク、アメリカン・レコーディング・シリーズの第5作に して文字通りのラスト・レコーディングとなったこのアルバム、最愛の妻ジューン・カーターを亡くした失意の 中で、その悲しみを振り払うように2003年夏、自らのスタジオで録音した200曲にも上るといわれる曲からセ レクトされた12曲。ハンク・ウィリアムズ、ドン・ギブソンなどのカントリー・クラシック、ゴードン・ライ トフットからヒュ―・モファットまでのコンテンポラリー・ソングライター作品、トラッド・ゴスペルに終生 唄い続けた囚人の心の唄、そして、最後のオリジナル曲となった"Like the 309"。その9月に他界するという、流石に声の衰えは隠せないが、それを補って余りあ る、それぞれの曲に込められたキャッシュの深い思いが胸を打つ。そして、没後2年を経てルービンが制作した アコースティック・アンサンブル――マーク・ハワード、マーティ・ステュアート、ランディ・スクラッグス、 ベンモント・テンチ他――も、キャッシュの心情を吐露したヴォーカルを邪魔することなく、寄り添うようにひ とつとなって荘厳なまでの美しさを演出している。先ごろ発掘された『Personal File』(COL-94265 CD\3,990)を原点とするキャッシュの心の唄、完結編である。(宇 野誠之)

AR-3893 V.A.『The Pilgrim, a Celebration of KRIS KRISTOFFERSON』CD\2,888-(本体\2,750-)

 1960年代後半、旧態然としたカントリー/ナッシュ ビルにあたらしい価値観を持ち込んだソングライター、クリス・クリストファーソンに捧げられた作品。1曲 目のエミルー・ハリス&ナッシュ・ランブラーズ再編から、ロザンヌ・キャッシュ、グレッチェン・ウィル ソン、ラッセル・クロウ、ランディ・スクラッグスのインスト、ショーン・キャンプ、ウィリー・ネルソン、 ジェシ・コルターほか、現在のナッシュビル音楽を支える人たちがクリスの名曲をカバーする。今年70才に なるクリス、父は空軍の将軍、ローズ奨学金で英国のオックスフォード大学に留学、ウェストポイント陸軍 大学で英文学の教授となった経歴を持ちながら、1965 年にジョニー・キャッシュとの出会いでナッシュビルへ、20世紀のアメリカ名曲のひとつ、"Me and Bobby McGee"をはじめ、"Help Me Make It Through the Night"や"For the Good Times"などを生み、70年代には映画スターとしても活躍、人権活動家としても 知られるナッシュビルのリベラルな一面を担ってきた才人の詩を味わおう。

TOCT-26040 小野リサ『Jambalaya -Bossa Americana-』CD\3,000-(本体\2,858-)

Take Me Home Country Roads/Crazy/I've Just Seen A Face/She Wore A Yellow Ribbon/Danny Boy 他全15曲

 すばらしい歌唱力と音楽センスでボサノバのトップ・ アーティストとなった小野リサ、この夏はアメリカン・カントリーに初挑戦だという。ほとんどポップに近い カントリーを中心に、選曲段階から参加した有田純弘が努力のブルーグラス曲"Little Home Cabin Home on the Hill"や"Sally Ann(Saliane)"、"Gentle on My Mind"も収録され、プレスリリースに曰く、「ギタリスト有田純弘氏とのコラボレイトの他、LAで活躍 するブラジリアン・ギタリストの大御所ドリ・カイミを迎えて美しいストリングス・アレンジが施された楽 曲など、そのサウンド・スタイルは、カントリー系の楽器を使わず、徹底したブラジリアン・サウンドでお 届けします」と。

カントリー発掘、編集モノ新入荷

R2-74669 GRAM PARSONS『The Complete Reprise Sessions』CD3枚組\5,198-(本体\4,950-)

Still Feeling Blue/Sin City(with Emmylou Harris & N.D.Smart)/Hickory Wind/Love Hurts/Ooh Las Vegas/Return of the Grievous Angel 他全41曲

クラレンス・ホワイトが亡くなった1973年、もうひとりの伝説のミュージシャンが27歳という若さで亡く なった。ウェストコースト・カントリー・ロックの生みの親として、今もカリスマ的存在として絶大な影響を 及ぼし続けるグラム・パーソンズである。インターナショナル・サブマリン・バンドからザ・バーズそしてフ ライング・ブリトウ・ブラザーズで、ホンキー・トンク、 ベイカーズフィールド・サウンドに立脚したカントリー・スタイルを模索し続けた彼が、エミルー・ハリス という最高のデュエット・パートナーを得てつくりあげた2枚のソロ・アルバム、たった2枚で歴史を書き換 えたリプリーズ音源のすべてを、多数の未発表オルタネイト・テイクと、詳細な解説を収めた大部のブック レットを伴ってコンプリートにまとめた、ウェスト・コースト・カントリーの最高峰。ディスク1には最初の ソロ・アルバム『GP』と、エミルーとの出会いや収録曲についてグラム自身とエミルーが語るインタヴュー・ テープそしてインフォーマルなエミルーとのデュエット、ディスク2には没後リリースされたセカンド・アル バムにして、ポップ・ミュージック史上最高のデュエット・アルバムとの評価も高い『Grievous Angel』とインタヴュー、そしてディスク3には両アルバム・セッ ションの未発表オルタネイト・テイクが収録され、グラム・パーソンズという稀有のシンガー/ソングライ ター/ミュージシャンの全貌が明らかにされる。エミルー・ハリスという最良のパートナー、ジェイムズ・ バートン以下最高のバック・バンドがひとつになった、奇跡の作品群である。そして、肉声で語られるアルバム の裏側のエピソードも興味が尽きない。(宇野誠之)

カントリーお勧め作品

CMH-8016 V.A.『Hats Off!; a Tribute to Hank Williams』CD\2,079-(本体\1,980-)期間限定

Pan American/You Win Afain/Hey Good Lookin'/Kaw-Liga/Yoour Cheatin' Heart/Jambalaya 他全14曲

 これは典型的な、いわゆる「BGM」インスト作品。バ ンジョーやフィドル、エレキやスティール・ギター、ピアノなど、カントリー系の楽器を各曲ごとに配して、マ ルチプレイヤーのデビッド・ウェストを中心に、ウェストコースト系のスタジオ・ミュージシャンが創るハン ク・ウィリアムズ曲インスト集。

映像新入荷

CMH-9301 V.A.『Hitting the High Notes』DVD\2,888-(本体\2,750-)

 2004年7月、カリフォルニア州クインシーの山中に 集まった数千人の若者たちが4日間、『ハイ・シェラ・ミュージック・フェス』であたらしい共同体を創ってい く様子が綴られる。ティム・オブライエンが言うように、「ある価値観を共有するものたちにとって、教会と 同じような役割を果たしている」のだろう、巨大なロックフェスのように無秩序なエネルギーではない、かと いって規制された窮屈さもない、都会のインテリたちの精神を癒す21世紀のヒッピー・コミュニティーが現 出したといった感じだろうか…。ビル・モンローがビーンブロッサムでよくやっていたような荷台に乗っての 巡回ジャムをしているのはレフトオーバー・サーモン のビンス・ハーマンとアンクル・アールのベーシスト、シャロン・ギルクリスト(ピーター・ローワン・バンド のマンドリニストでもある)"Lonesome Road Blues"。そのほか、ステージ演奏はホット・バタード・ラム(彼 らのツアーバスは植物オイルで走る)、ドナ・ザ・バッファロー、レフトオーバー・サーモンらブルーグラス& オールドタイム系のジャムグラスや、パーティクル、ジェイコブ・フレッド・ジャズ・オデッセイ、レディ エーターズらロック/ジャズ系のジャムバンドらが違和感なくフェスに溶け込んでいる。ほかにインタ ビューのみだが、ジェリー・ダグラス(短いワークショップ付き)とティム・オブライエンがフェス・メン ターとして語る。とにかく、ブルーグラスに合わせて揺れる聴衆や、マルディ・グラを思わせるお祭り気分など など、音楽のジャンルにとらわれず、そこにある音楽を自然に楽しむという姿勢、そのリベラルさと野外であ ることが、じつにブルーグラスがピッタリと似合うのだろう、ジャムグラスという文化を垣間見ることがで きる楽しいドキュメントだ。

映像ものお勧め作品

SHDVD-2001 MULESKINER DVD\3,098-(本体\2,950-)

New Camptown Races/Dark Hollow/Land of the Navajo/Blackberry Blossom/Knockin On Your Door/Opus 57 In G Minor/Red Rocking Chair/The Dead March/Orange Blossom Special.

 1970年代のブルーグラスを代表する究極のメンバー によるトラッド・ブルーグラス・ライブが、いよいよDVDの登場!! 故クラレンス・ホワイト、ピーター・ローワン、デビッド・グリスマン、ビル・キース、そし てリチャード・グリーンが白熱のブルーグラス・ライブを繰り広げる。ビル・モンローが出演予定だったテレビ 番組に間に合わなくなり、リチャード・グリーンが急遽、ブルーグラス仲間を招集、30分のテレビ番組に出 演、奇跡的にそのVTRが残っていたのだ。この後、ワーナー・ブラザーズに歴史的な名盤『Muleskinner; A Potpourri of Bluegrass Jam』(OXCD-6009 \2,888-、オリジナル・ジャケット版)を残すことになる彼ら、こ のテレビ出演ではトラッドを中心に、ブルーグラスを思いっ切り楽しんで演じている。なお、この演奏を採譜 した155頁の完全タブ譜集『Muleskinner Live Band Score』(BOOK-25 \4,725-)もある。また、DVD映像には含まれない4曲をプラスしたライブCDアルバム 『Muleskinner Live; Original Television Soundtrack』(OXCD-6000 \2,888-)もあります。1970年代、ブルーグラスが大きく変わっていく原動力となった 彼らが、しかし、トラッドグラスへの愛情とすばらしい演奏を残した奇跡的な、永遠のお宝映像である。

RC-01V BLUEGRASS 45『That's the Time』VHS\5,040-(本体\4,800-) \2,079-(本体\1,980-)ライブ記念特価

 現存の世界一古いブルーグラス・フェスは今年第40 回を迎えたビル・モンロー・メモリアル・ビーン・ブロッサム・ブルーグラス・フェス。そのフェスに6月、 ブルーグラス45として35年ぶりに出演してきました。また先週末は、大阪で2時間20分のライブ、35年経っ てもみんな元気でブルーグラスしています。本作は1996年、解散25周年を機にリユニオンしたライブ・ビ デオ。1971年、外国のブルーグラス・バンドとしてはじめて全米ツアーをした僕ら、ジョッシュ大塚、渡辺敏雄、李健華、廖学誠、大塚章、渡辺三郎の6人組。なお、 CDアルバム『Once Again from Kobe』(M-017196 \2,888-)とは曲目、演奏日時などが異なっています。

 教則もの新入荷

FGM-1009D BRAD DAVIS『Flat Pick Jam, Vo.3』DVD\3,308-(本体\3,150-)

Ragtime Annie/Redwing/Lonesome Road Blues/Liberty/Katy Hill/Over the Waterfall/Coo Coo's Nest/Cherokee Shuffle/Cattle in the Cane/Fisher's Hornpipe.

 アール・スクラッグス&フレンズやサム・ブッシュ・ バンドなどで知られるスーパーピッカー、ブラッド・デイビスとのジャム・シリーズ映像第3弾。スロー/ミ ディアム/ファーストと3段階のスピードで超有名スタンダード・チューンでジャムの相手をしてくれます。ブ ラッドがそれぞれのスピードでリードとリズムにまわり、 ベースとマンドリン・チョップが正確なリズムを刻みます(スローでは画面にコードが出ます)。初心者から上級 者まで、リズムとリードの双方が訓練でき、充分楽しめます。すでに紹介済の第1、第2集もあります。

教則ものお勧め

RW-TAB ROLAND WHITE『Approach to Bluegrass Mandolin』CD2枚組+Book\6,090-(本体\5,800-)

Bile 'Em Cabbage Down/Little Cabin Home on the Hill/Cripple Creek/Soldier's Joy/Liberty/St. Anne's Reel/Clinch Mountain Backstep/Mississippi Sawyer/Sugarfoot Rag/Salty Dog Blues/Salt Creek/Old Joe Clark/Ragtime Annie/Golden Slippers/Blue Grass Stomp/New Five Cents/Spinning Wheel/Road to Columbus/Gold Rush/Wheel Hoss/John Henry/Blackberry Blossom/East Tennessee Blues/Pike County Breakdown/Wildwood Flower/Blue Moon of Kentucky/Amazing Grace in G/Amazing Grace in E/Kentucky Waltz/Lonesome Road Blues/Foggy Mountain Breakdown/Jerusalem Ridge.

 好評のローランド・ホワイト、ブルーグラス・マンド リン入門教則CD2枚組+60頁タブ本。「キャベツ」から"Jerusalem Ridge"までブルーグラス・スタンダードの全32曲、その暖かい人柄からにじみ出る優しさに 包まれながら、とてもおいしいブルーグラス・マンドリンの本質を学びましょう。

ES-BOOK EARL SCRUGGS『and his Five String, Revised and Enhanced Edition』Book\3,675-(本体\3,500-)

 ブルーグラス・バンジョー奏法のバイブルが再編集、 新曲、新しい記事を加えた全面改訂版である。すべてのブルーグラス・バンジョー弾きが聴くべきアルバム2 枚、『Foggy Mountain Jamboree』(COL-92801 \2,079-)と『Foggy Mountain Banjo』(CCS-100 \2,573-)とともに、必携の教則本である。また、これまでカセットテープのみだった尊師御自ら、基本ロー ル・サンプルやリック集もCD化(ES-CD \2,888-)されている。

楽器、その他…

オートハープ

オートハープ本体はアリア製の21バースプルース単板 トップ(AH-21OS 税込定価\57,750→\490,000)他、各種取扱い中。また、教則DVDにはジョン・セバスチャン の『Learn To Play Autoharp』(DVDSEBAU21 DVD\4,800-)がお勧めです。

輸入雑誌
(以下の3誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に 取り揃えています。気になるアーティスト等の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる&知るの面白 さをいかがですか)

■バンジョー・ニューズレター誌 各\525-
 世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載 (ウェブサイトから『MP3』で音の入手可!!)、バックナ ンバー(探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します)もお問い合せ 下さい。

BNL-06/04 最新4月号 \525-

 ロビー・ブーンのインタビューとタブ譜は"Love's Gonna Live Here""Uncloudy Day"、ビル・エバンスによるJ.D.クロウの"Your Love Is Like a Flower"のバックアップ、アール・スクラッグスのタブは"The Cure"、トム・アダムズ"Dream of a Miner's Child"、オールドタイムはボブ・カーリンやボブ・バッキンガム が"Sally in the Garden"やオラ・ベル・リードの"Reuben's Train"を紹介。その他、ロジャー・シミノフ「ネックの材質について」研究、ギブソン・J.D. クロウ・シグネチャーモデル「Black Jack」試奏リポート、レビューなど、バンジョー情報満載の52頁。

■ブルーグラス・アンリミテッド誌 各\525-

 米国の最大のブルーグラス月刊専門誌。探しておら れる記事などバックナンバーもお問い合わせください。…ヨロシク。

BU-06/05 最新5月号 \525-

 最新作がアルバム・チャート・ナンバーワンとなった ギブソン・ブラザーズとアリシア・ニュージェントのカバーストーリーのほか、ジム・ミルズ訪問、ハート・ブ ラザーズ、カリフォルニア・ブルーグラス音楽協会のカール・パグターらの特集と、さまざまなコラムに情報 満載で、米国ブルーグラス事情を知る100頁の月刊誌。

■オールドタイム・ヘラルド誌 各\945-

 内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・ トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。

OTH-1002 05年冬号 \945-

 第10巻第2号は、ギターのブレイシングに関してラ ダー・ブレイシング探求、ウェスト・バージニアのフィドラー、レスター・マッカンバーズと細君リンダ(とも に1921年生まれ)の物語。ギブソンL-3ギターのピックガード修理ほか、

OTH-1003 06年2/3月号 \945-

 隔月刊になった最新第10巻第3号はラン・オブ・ザ・ ミル・ストリング・バンドをカバーストーリーに、2006年フェス・ガイド、ウィット・サイズモア&シェイディ・ マウンテン・ランブラーズほか、超充実のレコード・レビューやニュースなど58頁。

OTH-1004 2006年4/5月号 \945-

 隔月刊になって益々充実しはじめた最新号、「バン ジョーのルーツを探して、Part 1」、あのドック・ワトソンとの共演で知られるクリント・ハワード、カウボー イ・シンガーで詩人でもあるグレン・オーアリン、ノー ス・カロライナのオールドタイム/ブルーグラス・ラジオ局WPAQ、オザーク・フィドラー、ゴードン・マッケ ン、ギター・リペア講座の特集のほか、超充実のCDレビューやニュースなど、アメリカ白人系ルーツ音楽研 究に欠かせない66頁。

月刊『ムーンシャイナー』

 1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一 のブルーグラス月刊専門誌、23年目なのです。

■定期購読:1年¥6,000-半年¥3,300-

 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご 希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。

■ムーンシャイナー・ファイル:\525-

ムーンシャイナーの一年分12冊を傷をつけずにファイルできるロゴ入り特製フォルダー。

■バックナンバー:各¥525-。

 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知ら せ下さい。掲載号を探してお送りします。

MS-2309 最新7月号(通巻273号)\525-

 ムーンシャイナー最新7月号はサム・ブッシュのカ バーストーリー他、バーン・ウィリアムズ追悼前編「バーン&レイ」、北海道の「ストーヴ」、ブルーグラス 入門C「その歴史#3」IBMAリポート「オールドタイム・オープリ・バーン・ダンス」、九州久留米の「くるてん」、 琵琶湖のミシガンにやって来た「ファミリーファーム」、 ナッシュビルの実像ほか、日米情報満載の44頁なのだ…!!

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