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B.O.M.Newsletter #318    2007年4月10日

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今月の注目新入荷!!
ブルーグラス新入荷
ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷
ブルーグラス&オールドタイムお勧め作品
インスト新入荷
各楽器別インストお勧め再入荷作品
オールドタイム&フォーク新入荷
オールドタイム&フォークお勧め作品
カントリー新入荷
カントリー発掘、編集モノ新入荷
カントリーお勧め作品
映像ものお勧め作品
教則もの新入荷
教則ものお勧め
輸入雑誌
月刊『ムーンシャイナー』
B.O.M.ご利用方法

 春爛漫!5月からは全国各地でブルーグラス・フェスやコンサートも花盛り。北から岩手/小岩 井、新潟/上越、千葉/佐倉、神奈川/伊勢原、静岡/朝霧、京都/丹後、大阪/帝塚山、兵庫/神戸、 そして5月19〜20日はわれわれの宝塚春フェスです。

 4月には、茨城/美野里でフェス、長崎でのブルーグラス・コンサートには不肖、渡辺三郎がバン ドを編成して参加、大阪/堺でフェス、横浜ではバンジョー祭りが第1回コンテストも立ち上げるな ど、指の動きとともに活発なシーン…、詳細はムーンシャイナー誌を参照ください。

◆ムーンシャイナー4月号は桜に囲まれた女性4人組のアンクル・アールをカバーストーリーに、 ジャック・クック「正しいブルー・グラス・ボーイの歌い方」、ジョー・ロス「ブルーグラスと紙芝居」、 稲葉和裕「100回目を迎えるブルーグラス・ランブル」、伊集院博「囲む会」、ビル・モンローのブルー グラス・ゴスペル・カルテットにおけるオリジナリティとスタイル前編、マロ・カワバタ&サミー・シー ラー来日ほか、ブルーグラス情報満載の月刊誌。

 月刊ムーンシャイナー定期購読は1年間(12冊)\6,000- 半年間(6冊)\3,300-。購読開始希望月をお知らせいただければ、振り込み票とともに早速 お送りします。…定期購読を、何卒よろしく!!

今月の注目新入荷!!

ROU-0577 UNCLE EARL『Waterloo, Tenessee』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ムーンシャイナー4月号のカバーガール、すごい才能を持った女性4人の揺れるストリングバンド、 ジャンルを越えてお勧めのアパラチア音楽はレッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズ がプロデュース。オールドタイム新入荷参照。

BCD-16637 BILL MONROE『My Last Days on Earth(1981-1994)』4CD+84PAGE BOOK \17,325-(本体\16,500-)

 ついに完結!! ビル・モンロー大全集第5巻、最後のセット、晩年の深い音楽と精神性を網羅し た全89曲。ブルーグラス発掘参照。

COL-06686 RICKY SKAGGS & BRUCE HORNSBY『Ricky Skaggs & Bruce Hornsby』CD\2,783-(本体\2,650-)

 さすが、メジャー・アーティストふたり、非常に高いレベルの見事なブルーグラス作品を創り上 げている。ブルーグラス新入荷参照。

REB-1598 J.D.CROWE『Bluegrass Holiday』CD\2,573-(本体\2,450-)

 レッド・アレンを迎えたJ.D.クロウのデビュー作がようやくCD化。ブルーグラス発掘参照。

ROU-0555 ALISON KRAUSS『A Hudred Miles or More: A Collection』CD\2,573-(本体\2,450-)

 アリソン・クラウスの最新作はポップ・カントリー調新曲4曲と企画アルバムやサントラで発表 された既発物コレクション。ブルーグラス発掘参照。

CO-2742 V.A.『Texas Hoedown』CD\2,573-(本体\2,450-)

 アメリカン・フィドルの華、テキサス・フィドル奏者のバイブル。インスト新入荷参照。

BCD-16848 WANDA JACKSON『The Ballads of Wanda Jackson』CD\3,465-(本体\3,300-)

 プレスリーがデビューの1954年、16才でデビュー「フジヤマ・ママ」で知られるワンダ、彼 女のカントリー・シンガーの側面。カントリー発掘参照。

MISC-SV925 『スターリングシルバー925フィンガーピック』1個\4,200(本体 4,000)

 フィンガーピックはバンジョー・ピッカーの魂、純銀ピックのタッチは格別なのだぁ…!! 楽器、そ の他の項参照。

ブルーグラス新入荷

ROU-0588 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『More Behind the Picture Than the Wall』CD\2,573-(本体\2,450-)

Sadie's Got Her New Dress On/Phone Call/Selfishness in Man/When the Blues Are Movin' In 他全12曲

 気持ちいいテリー・バウカムのソリッドなバンジョー・イントロではじまるドイル・ローソンとク イックシルバー、お待ちかねのセキュラー(非宗教)作品。ジェイミー・デイリーの力強くかげりの ないすばらしいテナー・ボイスを軸に、ユーモラスでキャッチーなソリッド・ブルーグラス曲からカ ントリー/フォーク・バラッド、2曲で味のあるボーカルを聴かせ、そしてご存知のようにすばら しいテクとメロディーをつむぎ出すドイルのマンドリン(オリジナル・インスト含む)、サード・タ イム・アウトから移った正統派(威しフレーズに走らない!)ブルーグラス・フィドルのマイク・ハー トグローヴ(f)、このアルバムを最後に脱退するテリー・バウカム(bj)…、圧倒的なボーカル・ハーモ ニーと鉄壁のソリッド・リズムでもっとも安定した現在ブルーグラスの王道を聴かせるドイル、最 後のディキシーとトム・T.ホール作の曲"Can You Hear Me Now"では自身の出身地近くのカーター・ファミリーのA.P.カーターを意識してか、同じ曲 を78回転SP盤音質で聴かせる。現在IBMA最優秀ボーカル・グループ受賞の連続記録を更新する彼 ら、悠々の最新作である。ドイルとクイックシルバーの25年はムーンシャイナー誌2004年9月号 (MS-2111 \525-)で特集。

COL-06686 RICKY SKAGGS & BRUCE HORNSBY『Ricky Skaggs & Bruce Hornsby』CD\2,783-(本体\2,650-)(歌詞付)

The Dreaded Spoon/Gulf of Mexico Fishing Boat Blues/Across the Rocky Mountain/A Night on the Town/Crown of Jewels/Super Freak 他全11曲

 これはすごい!! これまでとはレベルの違うブルーグラス・アンサンブルの登場、さすがケンタッ キー・サンダー、伊達にいい給料は取っていないぞ。クリス・シーリやキャディラック・スカイ、イ ンファマス・ストリングダスターズら20代半ば世代の爆発に、さしもの70年代世代も押され気味か と思いきや、リッキー・スキャッグスがブルース・ホーンズビーと組んでやってくれました。ポップ /ロックで大ヒットした"Mandolin Rain"はブルースがブルーグラス・フェスをテーマに描いた名曲、 このポップな感覚を見事にブルーグラスにしてしまう力量は、ほかの曲でも遺憾なく発揮され、同 時にトラッド曲(オールドタイム調からアイリッシュ調も含み)を見事に昇華、ケンタッキー/ハ イロンサムの元祖、ロスコー・ホルコムから2曲、"Across the Rocky Mountain"と"Hills of Mexico"を取り上げ、そのアレンジなどは秀逸だ。スキャッ グスのオールドタイム/アパラチアン・ケルトといった精神面と、ホーンズビーの持つ幅広い音楽 性が見事に融合し、これまでにないブルーグラスを創っている。リッキー・スキャッグスの経歴と インタビュー、ディスコグラフィーはMS誌02年2月号(MS-1904 \525-)と3月号(MS-1905 \525-)連載している。

ROU-0554 DONNA HUGHES『Gaining Wisdom』CD\2,573-(本体\2,450-)

One More Time/What I'm Looking For/Father Time/me After Time/Where Are You Darlin'? 他全14曲

 オリジナルばかり21曲を収めて2003年に自費制作した前作『Same Old Me』がトニー・ライスの目に留まり、またアリソン・クラウスが最近作 『Lonely Runs Both Ways』でその中から"My Poor Old Heart"を取り上げ、一躍ブルーグラス・シンガー/ソングライターとして知られるようになっ たドナ・ヒューズ、そのトニー・ライスが全面プロデュースした全米デビュー作。トニー自身のギ ター(サポートにティム・スタッフォードとワイアット・ライス)に、朋友サム・ブッシュが4曲 (ほかはウェイン・ベンソン、リッキー・シンプキンズ)、スコット・ベスタル(bj)、ロン・スチュワー ト(f)、ロブ・アイクス(d)に、マイク・バブ(またはブリン・デビーズ)のベース。シンディ・ローパー のカバーとティム・スタッフォード以外の12曲がオリジナル。1曲目でアリソン・クラウスとメアリー・チェ イピン・カーペンターがハーモニーするほか、カール・ジャクソンやソニヤ・アイザックス、アリシャ・ニュー ジェントら、あたしい女性ブルーグラス・ソングを志向する仲間らが応援している。

DUAT-1265 GREENCARDS『Varidian』CD\2,573-(本体\2,450-)

Waiting on the Night/Here You Are/River of Sand/I Don't Want to Lose You/Travel On 他全12曲

 昨夏、ボブ・ディランのオープニング・アクトとして全米ツアー、話題となったニューグラス・バン ド、グリーンカーズの最新第3作目である。マンドリン+フィドル+女性ボーカル/ベースというト リオは全員がテキサスのサウス・プレインズ大学のブルーグラス科出身、その名の通り、オーストラ リア人ふたりとイギリス人でアメリカでの音楽活動には必要不可欠なグリーンカード(米国内での 外国人用労働許可証)をバンド名にしたキャロル・ヤング(v,bs)、キム・ワーナー(m,v)、イーモン・ マクロウリン(f)。この最新作ではプロデューサーのダグ・ランシオやジェド・ヒューズ、肝心なブ ルーグラス・ビートが必要な曲にはブライアン・サットンをギターに、ラリー・アタマヌイック (drums)などで手堅く脇を固めている。パット・フリンをギターにニューグラス・サウンドをベース にした自費制作デビュー作『Greencards』(GC-8108 \2,888-)に比べると、かなり全編にポップにはなっているが、それでもド・ソリッドグラス"Lonesome Side of Town"でブライアンの煽りリズムギターに乗せられてブルーグラスの弾きまくりを楽しむ余裕もバッチリ、 またインストを含めて、キムのクリス・シーリ以降の響きとフレーズを持ったマンドリンの美しさも聴きもの だ。彼らの特集はMS誌04年5月号(MS-2107 \525-)。

ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷

REB-1598 J.D.CROWE『Bluegrass Holiday』CD\2,573-(本体\2,450-)

Philadelphia Lawyer/Down Where the River Bends/Train 45/Before I Met You/You Go To Your Church/Dark Hollow/Helen/Little Girl in TN. 他全16曲

 J.D.クロウ(bj)の記念すべきデビュー作がようやくCD化だ。トラッドグラスの権化、レッド・アレン (g)をリード・ボーカルに、ドイル・ローソン(m)のテナー、そしてボビー・スローン(bs)のフィドルレス4 人組で創る1969年作のトラッドグラス名盤に、シングル盤として発表した2枚、"We'll Meet Again Sweetheart/Pike County Breakdown"と、"Black Jack/You're Not Easy to Forget"の4曲をボーナスに全16曲。レッドのトラッド路線に、ドイルの当時最先端 のマンドリン、そしてJ.D.のモダニズムが加わり、トラッドグラスという全体の雰囲気を保ちながら、オズ ボーン流のハイリードをトラッド曲に持ち込んだり、バラッドを重視する姿勢は現在のニュー・サウスと同 じだ。でも、まぁ、フラット&スクラッグスを弾くときの生き生きすること…。現在のようなカリスマになる 前、若さと勢いのJ.D.、レッド、ドイル、ブルーグラス生活の難しかった60年代、日々、ホテルのラウンジ で酔客を相手に完成していったJ.D.クロウ・サウンドの原点である。

PC-1160 V.A.『More Ultimate Pickin』CD\2,573-(本体\2,450-)

Pretty Little Indian/Little Darlin' Pal of Mine/Whiskey Before Breakfast/Big Sandy River/Katy Hill/John Henry/Stony Point/Amazing Grace 他全20曲

 ご覧の通りの有名曲を、スコット・ベスタル(bj)が中心になってシリーズしたアルバムのベスト、 『究極ピッキン』全20曲集の第2弾。アダム・ステッフィ6曲、ウェイン・ベンソン18曲のマンドリン 組(ツイン含む)、クレイ・ジョーンズ6曲、ジェフ・オウトリー11曲のギター組、オウブリー・ヘ イニー9曲、リッキー・シンプキンズ6曲、ジム・バンクリーヴ3曲らのフィドル組ほか、70年代と は代替わりした現在の第一線のスーパーピッカーらが見事に、美しく、ヒントいっぱいに聴かせてく れる。第一弾『Ultimate Pickin』(PC-1147\2,573-)もお忘れなく。

REB-7516 SELDOM SCENE『Different Roads』CD\2,079-(本体\1,980-)

Old Train/Wait a Minutes/Last Train from Poor Valley/I've Lost You/Keep Me from Blowin' Away/Easy Ride from Good Times to the Blues 他全14曲

 1970年代に入ったとたん、彗星のように現れたニュー・グラス・リバイバルとセルダム・シーン、 このふたつのバンドがその後のブルーグラスをリードしていくことは歴史が証明している。60年代の フォーク時代を背負ったシーンは、故ジョン・ダッフィという稀有な才能と声の持ち主に、医者でありながら その時代を読む感性に美声と独特の節回しを持つジョン・スターリングが加わることにより、ブルーグラスを 都会のインテリが楽しめる音楽に仕立て直したのだ。本作はそんなふたりのジョンと、美しいドブロのマイ ク・オールドリッジ、バンジョーのベン・エルドリッジ、ベースのトム・グレイが残した名演14曲集。1973 年の『Act Two』(REB-1520\2,573-)から5曲、1974年の『Old Train』(REB-1536\2,573-)から5曲、1976年の『New Seldom Scene』(REB-1561\2,573-)から4曲、シーンがもっとも輝いていた時代、フラット&ス クラッグスからスタンレーズやハンク・ウィリアムズ、ノーマン・ブレイクやハーブ・ペダーソンの名曲など、 どの曲にも思い出が一杯だ。もちろん、上記オリジナル・アルバムもお勧めだが、気分一新の全14曲の廉価 盤。

ROU-0555 ALISON KRAUSS『A Hudred Miles or More: A Collection』CD\2,573-(本体\2,450-)

You're Just a Country Boy/Simple Love/Swaing on the Strings/Baby Mine/Scarlet Tide 他全16曲

 今回のアルバムはブルーグラスではありません。が、すごいです!この声。それと1曲だけのブルー グラス、レノ&スマイリー名曲をグリスマン・アレンジで聴かせる"Swaing on the Strings"のライブ、この完成度の高さにも参ります。そのほか、4 曲の新曲(ヒットも可能なポップ路線)、現在TVコマーシャルで使われている『オーブラザー!』から のあの曲"Down to the River to Pray"(TV-CMは別人)、サントラ『コールド・マウンテン』でのコ ステロ作とスティングとのデュオ曲、ディズニー『プリンス・オブ・エジプト』、ルービン・ブラザー ズに捧げる作品でジェイムズ・テイラーと組んだ"How's the World Treating You"、チーフタンズやブラッド・ペイズリーとのヒット曲"Whiskey Lullaby"ほか、メジャー・シーンで高く評価されたコンピレーションやサントラなどからの音源を 集めた、アリソンのブルーグラス以外のポップな面が楽しめる秀作。現在、グラミー賞最多受賞記録 に挑戦中のアリソン、やっぱ、それだけの声と音楽性はまぎれない…、究極の癒し系エンジェリック・ ボイスだろう。ムーンシャイナー誌2003年7月号(MS-2009 \525-)、アリソン・クラウス「すべては彼女から…米国空前のブルーグラス・ブーム」で彼女のすべて をディスコグラフィーとともに紹介している。

■ビル・モンロー全集完結

BCD-16637 BILL MONROE『My Last Days on Earth(1981-1994)』CD4枚組+LPサイズ・ハードカバー本84頁\17,325-(本 体\16,500-)

 ついに完結!! ビル・モンロー大全集第5巻、最後のセット、「ブルーグラスの父」最晩年の深い精 神性を網羅した全94曲。未発表曲は未遂に終わった1982年当時のゴスペル・アルバム用10曲、そし て一般には手に入らなかったラジオDJ向けプロモーションにマーティー・ステュアートのギター とふたりだけで演じる6曲のジャム。そのほか、1981年にケニー・ベイカーとブッチ・ロビンスを 伴ったあのマンドリン・インスト名作『Master of Bluegrass』、84年のカントリーから豪華ゲスト&友人を迎えた『and Friends』、85年にはブルーグラスの大御所を集めた『Bill Monroe & Stars of the Bluegrass Hall of Fame』、87年愛犬とのジャケットがほほえましい作品は1曲のトラッドを除 いてジョン・ハートフォードとの共作を含め全曲がオリジナルという創作意欲を見せ付けた 『Bluegrass '87』、88年グラミー賞ブルーグラス部門の第1回受賞作『Southern Flavor』、89年オープリ在籍50周年の『Live at the Opry: Celebrating 50 Years on the Grand Ole Opry』、そして最後のアルバムとなった91年のゴスペル集『Cryin' Holy Unto the Lord』の7枚のアルバムすべてを収録、またハードカバー89頁のLPサイズで数多くの写真 や解説、録音データなどが楽しめる。

 これでビル・モンロー全生涯の公式録音すべてが揃った。上記最新作を含めて全603曲、まぎれも なく、全ブルーグラス・ファンの永遠の宝物コレクションである。以下、既発の4点を紹介しておこ う。

BCD-16399 BILL MONROE『Blue Moon of Kentucky; 1936-1949』CD6枚組+ハードカバー本\25,988-(本体 \24,750-)

 モンロー・ブラザーズでの初録音から初期ブルー・グラス・ボーイズ、そしてフラット&スク ラッグスが加入したオリジナル・ブルーグラス・バンド…、信じられない未発表曲多数を含めた全176曲集。

 最初のお勧め、第一巻として、以下の歴史的録音の項 での詳細解説参照。

BCD-15423 BILL MONROE『Blue Grass 1950-1958』CD4枚組+48頁LPサイズ本\11,550-(本体\11,000-)

 カントリー/ホンキートンク市場をよそに、いわゆる「ハイ・ロンサム・サウンド」というハード コアなブルーグラス精神を確立した時代の全108曲。

BCD-15529 BILL MONROE『Blue Grass 1959-1969』CD4枚組+28頁LPサイズ本\11,550-(本体\11,000-)

 54年以来のプレスリー登場の反動で辛苦をなめた時代から、フォーク・リバイバルとともに米国都 会の、そして世界の人たちから「ブルーグラスの父」として認められ、ビル・キースやピーター・ロー ワンら、都会の若者たちをメンバーに起用しはじめた時代の全120曲。

BCD-15606 BILL MONROE『Blue Grass 1970-1979』CD4枚組+32頁LPサイズ本\14,438-(本体\13,350-)

 ブルーグラスが独立した音楽ジャンルとしてブルーグラス・フェスを核に磐石の発展を遂げ、自身 のブルーグラス美学をケニー・ベイカーとともに創り上げた時代の全105曲。

ブルーグラス&オールドタイムお勧め作品
(すでに新入荷では、これまでに紹介済みの作品)
■ムーンシャイナー最新4月号特集関連作品
(ブルーグラス専門月刊誌のムーンシャイナー最新4月号は\525-。以下の作品は4月号の特集で取り 上げられたものの関連作品です)

ROU-0577 UNCLE EARL『Waterloo, Tenessee』CD\2,573-(本体\2,450-)

 4月号のカバーガールたち、アンクル・アールの最新作。オールドタイムのイメージが確実に変わ る!大推奨作!! オールドタイム新入荷参照。

PC-1157 JACK COOKE『Sittin' on Top of the World』CD\2,573-(本体\2,450-)

 「正しいブルー・グラス・ボーイの歌い方」というタ イトルで、ジャック・クックのデビュー作について、ト ラッドグラスの、しかもモンローのボーカリストの正しいあり方!?を探っています。21世紀に入って、ひょっ としたら一番のトラッドグラス作品として超お勧め、本物のトラッドグラスの1枚!!

CCCD-0186 MARO KAWABATA『Carolina Blue』CD\2,888-(本体\2,750-)

 4月にサミー・シーラーらとともに来日するマロ、米国で活躍を続けるフラットピッキン・ギタリ ストのデビュー作。

MH-1033 LONESOME RIVER BAND『Head On Into Heartache』CD\2,888-(本体\2,750-)

 サミー・シーラーの安定したスリーフィンガーのリズムに乗ってバンドが前に進む、典型的なブ ルー・リッジ系の気持ちよいブルーグラスを聴かせるロンサム・リバー・バンドの2005年作品。IBMA 最優秀バンジョー奏者を三度受賞したサミーが来日。

CCCD-0216 稲葉和裕『Teardrop on a Rose』CD\2,888-(本体\2,750-)

 稲葉が毎月コンサートホールで開く「ブルーグラス・ランブル」が100回目を迎える。トラッドグ ラスで一般のファンを獲得してきた彼の努力に敬意を表する。本作は、伝説のスタジオ・ミュージ シャン、バディー・スパイカーとボブ・ムーアをベースに、キース・リトルとキャシー・キアボラを ハーモニーに配したバンジョーレスのバラード集。

B000290702 BILL MONROE『The Gospel Spirits』CD\2,079-(本体\1,980-)

 現在全国ツアー中のクリス・シャープ・バンドのケビン・ケールバーグの研究論文「ブルーグラス・ ゴスペル:ビル・モンローのゴスペル・カルテット作品におけるスタイルとオリジナリティ前編」に ピッタリ、ビル・モンローのデッカ録音から、ハイロンサム絶頂期の50年代ゴスペル16曲を集めた 2004年作品。その強烈なインパクトには息を呑む。まぎれもなく、ブルーグラス・ゴスペルのもっとも 優れた録音の数々である。鬼気迫るマンドリンとギター、圧倒的な唄い出しやブレス、…ボリューム を最大限にして、モンローの魂をビシビシと感じていただきたい、すばらしいコレクション。物凄いで す!!!!

■話題のお勧め作!!

SH-4021 INFAMOUS STRINGDUSTERS『Fork in the Road』CD\2,573-(本体\2,450-)

 インファマス(悪名高き)・ストリングダスターズ、この2年間、米国でもっとも噂された若者バ ンド待望のデビュー盤。圧倒的な楽器テクと新鮮なオリジナルソング、そしてトラッドグラス魂を 核にしながらの21世紀のアンサンブルは、ニューグラスより新しくて同時にブルーグラスっぽい…。 セルダム・シーンのベンの息子クリス・エルドリッジ(g)のずば抜けたブルーグラス・ビートを核に、 天才的なひらめきを持つジェシ・コッブ(m)、バークリー音楽院卒のふたり、アンディ・ホール(d)と クリス・パンドルフィ(bj)、そしてトラビス・ブック(bs)、21世紀のブルーグラス・バンドのトップ ランナー、ダスターズのデビュー作である。ムーンシャイナー誌今年3月号(MS-2405 \525-)にカバーストーリー。

ROU-0559 MARK SCHATZ & FRIENDS『Steppin' in the Boiler House』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ブルーグラスとオールドタイムの境目がなくなる今日この頃、マーク・シャッツとベラ・フレック の共同プロデュースのもと、マークのクロウハンマー・バンジョーとケーシー・ドリーセン(f)、ジ ム・ハースト(g)、ミッシー・レインズ(bs)を基本セットに、ティム・オブライエンとジェリー・ダグ ラス、ステュアート・ダンカンを2曲ずつでゲストに迎え、ニューグラス・ムーブメントの屋台骨 を支えてきたベーシストならでは絶妙なバランス感でアパラチアの持つ独特のリズム・グルーヴと 空気をブルーグラス・ファンにも教えてくれ、聴くものを癒してくれる秀作である。マークのソロ 第2弾最新作である。

SH-4017 CHRIS THILE『How to Grow a Woman from the Ground』CD\2,573-(本体\2,450-、歌詞付)

 おそらく、1973年のオールド&イン・ザ・ウェイやミュールスキナーと同様に、21世紀のはじめ を代表するブルーグラス名作として語り継がれることになるだろう1枚。今の若者ブルーグラスを象徴 する才能と魂が詰まった大秀作。ほぼ全員が25才、ブルーグラスの未来を背負っていくスーパーピッカーら による凄いスタジオ・ライブ、彼らの考えるブルーグラス直球の一発録り!! ムーンシャイナー06年9月号 (MS-2311 \525-)で特集。

ROU-0580 RHONDA VINCENT『All American Bluegrass Girl』CD\2,573-(本体\2,450-)

 昨秋のIBMA最優秀女性ボーカルは現在44才、母にして、年間300日にもおよぼうというツアー・ デートをこなすブルーグラス・ガールのトップランナーである頑張りやさん、ロンダ・ビンセント だった。矢継ぎ早に発表される昨春発表の最新作はボビー・オズボーンやドリー・パートンらをゲス トに圧倒的な南部のブルーグラス・ファンの支持を受けるロンダの会心作。なお、一昨年発売のライ ブDVD映像『Ragin' Live』(ROU-0553D\3,308-)も秀逸。

OR-016 OLD TIME BLUEGRASS SINGERS『Threads』CD\2,888-(本体\2,750-)

 故ジョー・バルのギタリストとして70年代はじめに名盤『One Morning in May』(ROU-0003\2,573-)を残したハーブ・アプリン(m)、そしてブラザー・ デュオ、ケース・ブラザーズのマーティン・ケースという異名を持つディック・ボウデン(g)、このふ たりがリリアン・フレーカー(bs)とテリー・マッギル(bj)を伴って、トラッドグラスを思い入れたっ ぷりに演じる。アンクル・デイブからエイカフ、ルービンやジョニー&ジャックにキティ・ウェル ズ、モンローやドン・ストーバー、そしてカーター・ファミリー曲をモンロー・ブラザーズ・スタイルで しめる全16曲。その美しいメロディーが見事な選曲。トラッドグラスへの志が、琴線をくすぐる秀作 である。

SH-4013 SAM BUSH『laps in seven』CD\2,573-(本体\2,450-)

 サム・ブッシュ最新ソロ第6作。ワン&オンリーのブッシュ・ワールドと元気エネルギー。チャー リー・モンローの"Bringin' in the Georgia Mail"でブルーグラスしたかと思えば、ゲストに長年のアイドル、ジャン・リュック・ポンティを迎えての "New Country"に感涙したという純情ブッシュ、エミルー・ハリスとのデュエットや、ジョン・ハート フォード曲など、70年代回帰を思わせる色調を持つ作品に仕上げている。本作について、涙もろくなったサム のインタビューと竹内&山崎対談はムーンシャイナー誌2006年7月号(MS-2309 \525-)。

MH-1115 JERRY SALLEY『New Songs, Old Friends』CD\2,888-(本体\2,750-)(歌詞付)

 ビンス・ギルとドイル・ローソンを起用したハーモニーからはじまるジェリー・サリーのデビュー 作。D.タルボット、B.サットン、A.ステッフィ、S.ダンカン、R.アイクス、B.アイザックスという、 望める最高のバンド。コーラスには、オーク・リッジ・ボーイズ、D.マッカーリー、D.ウォーリー、R. ビンセント、R.スキャッグスほか…。売れっ子ソングライターとして知られるジェリー、鉄壁のブ ルーグラス・サウンドに乗って、トラッドグラスやクラシック・カントリー・ファンらをも唸らせるく すぐりも加えつつ、すばらしい作品に仕上げている。

EW-113 LORIANNA MATERA『Nobody's Angel』CD\2,888-(本体\2,750-)

 17年間ナッシュビルで下積みを重ねた女性シンガー、ロリアンナ・マテラのデビュー作。サム・ブッ シュ、ステュアート・ダンカン、ロブ・マッカーリー、ロブ・アイクスらを配したピーター・ローワ ン曲を皮切りに、カントリー・バラードやハッピーなラブソングからスプリングスティーンの"You're Missing"まで、さまざまにカバーする楽しさ。超一級のミュージシャンをバックに、自身のオリジ ナルも3曲、ブルーグラスとカントリーを無理なく合体、ドティ・ウェストとのツアーで鍛えたド リー・パートンをソフトにしたような女性カントリー・ボイスを、ポップなブルーグラス&アコース ティック・カントリー・セッションで聴かせる。

ROU-0579 PETER ROWAN & TONY RICE『Quartet』CD\2,573-(本体\2,450-)

Dust Bowl Children/Walls of Time/Shady Grove/Moonlight Midnight/Sunny Side of the Mountain/Cold Rain and Snow/Guardian Angels/Perfection 他全11曲

 ふたりの美人に囲まれたピーター・ローワンとトニー・ライス、飾り物なんかじゃないシャロン・ ギルクリスト(m)とブリン・デビーズ(bs)のふたりが、カリズマふたりとともにカルテットとして、 まったくあたらしいコンセプトでブルーグラスする。ピーターとトニーの完成されたブルーグラスという固 定観念がつきまとう名曲、たとえばローワンの隠れブルーグラス名曲"Let the Harvest Go to Seed"をはじめ、"Walls of Time"、"Shady Grove"、"Moonlight Midnight"、"Sunny Side of the Mountain"、"Cold Rain and Snow"など11曲に、女性二人の感性とハーモニーがあたらしい命を与えている。

SH-4014 THE DUHKS『Migration』CD\2,573-(本体\2,450-、歌詞付)

 ベラ・フレック制作の全米デビュー作『Duhks』(SH-3997\2,573-)につづいて、ティム・オブライ エンの制作での最新第2弾。アパラチアン・オールドタイムとカナダのトラッド・フィドル音楽を基 本にしつつも、メイン女性ボーカルのジェシ・ハービーのインパクトとパーカッシブなクロウハン マー・バンジョーが絶妙な、無国籍のストリングバンド音楽が凄いです。今年のグラミー賞のカント リー・グループ部門にもノミネートという快挙作品!!

REB-1818 DON RIGSBY『Hillbilly Heartache』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ラルフ・スタンレーを子守唄代わりに聴いて育ったリッキー・スキャッグスの従兄弟、ドン・リ グスビー。ブルーグラス・カーディナルズからJ.D.クロウ&ニュー・サウス、そしてロンサム・リバー・ バンドで頭角を現し、ロングビューでその強力なテナー・ボイスで大きな注目を浴びたドン、自身の ミッドナイト・コールを率いての最新作は、「ケンタッキー・ワルツ」の熱唱ほか、新旧をバランス良 くミックスした軽快なブルーグラスを聴かせる。

ROU-0512 J.D.CROWE & the NEW SOUTH『Lefty's Old Guitar』CD\2,573-(本体\2,450-、歌詞付)

 J.D.クロウとニュー・サウス、7年ぶりの新譜。ニューサウス一流のややバウンシーなソリッド・ サウンドに乗っかる見事なJ.D.のスリーフィンガーとバックアップを生むバンジョーのトーンと タイミング、そしてロン・スチュワートのアグレッシブながらツボを心得たフィドルが快感。ライブ では現在も30年前のレパートリーを中心に演じる彼ら、ブルーグラス/カントリー/フォークをバ ランスするハッピー・ミディアム感覚は今も変わらない。

REB-1801 LARRY RICE『Clouds Over Carolina』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ラリー・ライスの遺作。弟トニー(7曲)とワイアッ ト(5曲)をフィーチャーし、サミー・シーラー(bj)、リッキー(f)&ロニー(bs)・シンプキンズ、叔父のフラ ンク・ポインデクスター(d)らとともにスタンダードとオリジナルをバランスよく聴かせる。ラリーらしさが 溢れたすばらしいハッピーミディアム作品、彼のベストだろう。ラリーの追悼はムーンシャイナー誌06年12 月号(MS-2402 \525-)。

SH-4022 NICKEL CREEK『Reasons Why:The Very Best of Nickel Creek』CD+DVD2枚組\2,888-(本体\2,750-)

 今年一杯で解散を宣言したニッケル・クリークの究極ベストCD+DVDプロモ映像集。21世紀の若 者ブルーグラスをあらゆる意味で牽引してきたクリス・シーリ、ショーン&サラのワトキンス兄妹と のニッケル・クリークは、その3枚のアルバム合計200万枚という売り上げを誇る(内1枚はグラミー 受賞)。小学校低学年の頃からブルーグラス一筋で大きくなった彼らがブルーグラスをはるかに越え ていく軌跡を一望するすばらしいベスト集。ブルーグラスが生んだ21世紀のアコースティックを 一級のプロモ・ビデオも楽しみながら確認しておこう。

PC-108 OSBORNE BROTHERS『Live in Germany』CD2枚組+DVD\3,675-(本体\3,500-)

 ソニーの引退で現在は幻のオズボーン・ブラザーズ、1989年7月30日、ドイツでのライブCD2 枚組とオマケDVDの3枚組セット。テリー・エルドレッジ(g)、テリー・スミス(bs)、スティーブ・トー マス(f)を配し、ボビーのアグレッシブなボーカルとマンドリン、そしてライブで本領を発揮するソ ニーの円熟の極地に達したバックアップとアドリブの連発…、すばらしいのひと言。ただCD2枚の 音質は抜群だが、DVDは画質音質ともにアマチュアもので、あくまで「オマケ」として楽しみたい。オ ズボーン・ヒット曲集に"Blue Ridge Cabin Home"や"Your Love Is Like a Flower"ほかのスタンダードの選曲バランスも絶妙だ。当時58才と52才 のボビーとソニー、第一世代ブルーグラスのミュージシャン魂はものすごい!!

REB-1816 STEEP CANYON RANGERS『One Dime at a Time』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 2006年IBMA最優秀新人賞に輝いたスティープ・キャ ニオン・レンジャーズの最新第2作。マイク・バブがプロデュース、そのストレート・ブルーグラス・スピリッ トを叩き込んだ作品となっている。エミルーの"Evangeline"も見事なトラッドグラスに変身するほ か、ウェイド・メイナー曲とタイトル曲の3曲以外はオリジナルだが、いずれもトラッドグラスの伝統を踏 まえた作品に仕上げている。

ROU-0563 CLAIR LYNCH『New Day』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1970年代、そのキュートなボーカルで女性ブルーグラス/ニューグラスのセンセーションを巻 き起こしたフロントポーチ・ストリング・バンドのクレア・リンチ、6年間の沈黙を破っての素晴 らしいカムバック最新作。ナンシ・グリフィスのようなエモーショナルでありながらキュートな ボーカルは50才を越えたとはとても思えない、というか、ますます磨きがかかった美しさ。ジム・ ハースト(g)とミッシー・レインズ(bs)、デビッド・ハービー(m)とのカルテットを軸に、ステュアー ト・ダンカン、アンドレア・ゾン(f)、アリソン・ブラウン、チャーリー・クッシュマン(bj)、ロブ・ アイクス(d)らを適材適所に配し、ドライビング・ブルーグラスからスウィング、オズボーンズ・カ バーから得意のスロー・バラードロッキングラス等々、すべての音が彼女のエモーショナルな声と マッチする癒し系ブルーグラスの秀作だ。メチャいいよ。

■歴史的録音、名盤など…

BCD-16399 BILL MONROE『Blue Moon Of Kentucky; 1936-1949』CD6枚組+ハードカバー本\25,988-(本体 \24,750-)

 これは凄い!…スゴ過ぎます!!ビル・モンローの初録音(1936年モンロー・ブラザーズ)から、ブ ルーグラスを完成させた1949年まで。我々ブルーグラス・ファンにとって最も重要なビル・モン ロー、彼がブルーグラスという音楽スタイルを創り上げていく過程がすべて収められた14年間の 170曲、CD6枚と貴重な写真を配した本。第二次世界大戦をはさんでアメリカ大衆商業音楽 が花開く中、兄チャーリーとのモンロー・ブラザーズ(全 60曲)、そしてブルー・グラス・ボーイズを率いてのRCA 録音(全16曲)、1945年にコロムビアに移籍してからの、あまりにも有名なレスター・フラット、アール・ス クラッグス・チャビー・ワイズ、ハワード・ワッツらを率いた全曲に、なななな!なんと、50曲に及ぶ未発 表音源(番号さえ存在しなかったゴスペル1曲を含む)。 当時のモンローのブルー・グラス・ボーイズ、すなわち、 最初のブルーグラス・バンドが、いかにフリーであり、インプロバイズに満ちたものであったかが、目の前で繰 り広げられる。1950年から1994年までの全公式録音(ボックスセット4巻)と共に、…いや、それ以上に、ブ ルーグラスという音楽スタイルにとって最も重要な、全ブルーグラス・ファンにとって示唆に満ちた驚異的な ボックスセットである。(宇野誠之)

REB-1128 RED ALLEN『Lonesome And Blue:The Complete County Recordings』CD\2,573-(本体\2,450-)

 いわゆるトラッドグラスの元祖、レッド・アレン。デビッド・グリスマンが20代でプロデュースし たカウンティー大名盤2枚を収めたトラッドグラス・ファン必聴の名作。本作と対で発表された初期 レベルとメロディオン録音集『Keep On Going』(REB-1127\2,573-)とともに、トラッドグラス・ファンの宝物ともいうべき重要な録音集である。 ムーンシャイナー誌のレッド・アレン特集は2005年11月号(MS-2301 \525-)参照。

ARH-9030 DEL McCOURY『I Wonder Where You Are Tonight』CD\2,079-(本体\1,980-)

 1967年にデル・マッカーリーが、ビル・エマーソン (bj)、ビリー・ベイカー(f)、ウエイン・イエーツ(m)らとともに残した歴史的デビュー作『Sings Bluegrass』のCD化。68年発表のステレオLPよりもオリジナル録音 の音質に近づけているというトラッドグラス大名盤、"Hey Bartender", "Willie Roy"から"Roll in My Sweetbaby's Arms", "Beautiful Life"まで14曲。今やブルーグラス界トップの大御所となったデル、エ マーソンの華麗なバンジョーが美しい。

HCD-307 NEW GRASS REVIVAL CD\2,079-(本体\1,980-)

 ニュー・グラス・リバイバルの1972年、記念すべき デビュー作品。発売当時は『Great Balls of Fire、火の玉ロック』とタイトルされた衝撃作品。グレイトフ ル・デッドのカバーや、10分にも及ぼうかというフィドル・チューンのジャムなど、その後ニューグラスから ジャムグラスと呼ばれる30年分のアイデアが凄い。19才のサム・ブッシュが、向こう見ずに突っ走る…、ラフ ではあるが、モンローのブルーグラス以来の大変革をもたらした歴史的作品。

ROU-1110 STANLEY BROTHERS『Earliest Recordings:The Complete Rich-R-Tone 78s(1947-1952)』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現在では「ブルーグラス御三家」として語られるスタンレー・ブラザーズ、彼らのデビュー1947 年から52年の間の全録音14曲である。スクラッグスがどんな奏法なのか、不明のままにラルフが懸 命に真似る"Molly and Tenbrooks"や、のちにブルース色を強めてモンローがリファインしてハイ ロンサムと呼ばれることになるアパラチア独特の唱法など、クリンチ・マウンテンの伝統を強烈に 引きずったままの初期ブルーグラスが堪能できるプリミティヴな1枚。

■女性ブルーグラス&オールドタイム

ROU-0443 DICKENS, JONES & HAWKER『Heart of a Singer』CD\2,573-(本体\2,450-)

 近年の女性ブルーグラスやオールドタイム隆盛の精神的支柱として「女性ブルーグラスの母」とも言 えるヘイゼル・ディッケンズを囲んだ、キャロル・エリザベス・ジョーンズとギニー・ホウカーの女性トリ オ。ロン・スチュワートとブルース・モルスキーというブルーグラスとオールドタイムのマルチ・プレイ ヤーをバックに、タイトルも示す通り、アパラチアの濃いバラッドを歌わせれば絶品の3世代の「心」、アパ ラチアン・ボイスをお楽しみ下され。

LB-1998 LAURA BOOSINGER『Down the Road』CD\2,888-(本体\2,750-)

 クロウハンマー・バンジョー奏者でありながら、ジャズ・シンガーに通じるような包容力のある美 声の持ち主で人気のローラ・ブージンガー、ウェスタン・スウィング調"Back to Old Smokey Mtn"の1曲目からカーター・ファミリー"Dixie Darling"や"Little Moses"、"Tom Dula"や"Two Soldiers"などのトラッド、そしてアメリカン・スタンダード"Old Fashion Rocket"まで、ステュアート・ダンカンやバディ・スパイカーのほか、ジョン・ハー トフォード/クラスター・プラッカーズ一家らの美しいバックも聴きもののハッピーなアルバム。

RCSI-1006 SUZE SPENCER MARSHALL『Tall Boots』CD\3,255-(本体\3,100-)

 カウボーイ・ソングとかウェスタンと呼ばれるノスタルジックでロマンチックな西部音楽は映画で作 られたイメージだが、職業音楽家の手になる音楽レベルは高かった。本作はそんなミュージシャンだった ジョン・スペンサーの孫娘が埋もれた曲を発掘、創り上げたメチャ美しい作品。ケルト系フィドル・チュー ンからゴキゲンなスウィング、そしてカウボーイの哀愁を見事にまとめ、懐かしくて、それでいて新鮮な音 が一杯詰まった楽しい作品。全編70分の秀作、いざ馬に乗って西部へ…!!

COMP-4445 DALE ANN BRADLEY『Catch Tomorrow』CD\2,573-(本体\2,450-)

 IBMA最優秀女性ボーカルのノミニー常連、長いキャリアを誇るデイル・アン・ブラッドリー、ソ ロとして6枚目となる最新作はアリソン・ブラウンのプロデュース。アリソンのほか、ステュアー ト・ダンカンやティム・オブライエン、トッド・フィリップスやジェフ・ホワイトらアリソン人脈 を要所に配しつつ、マイケル・クリーブランド(すごいリード・ギターも聴かせる)など。ど・ブルーグ ラスからフォークタッチのかるいニューグラス、そしてカントリータッチの男女デュエット、かと思えば ジャジーなブルース、そしてアイリッシュとつづく、女性ボーカル多様性を象徴するような秀作。

インスト新入荷

CO-2742 V.A.『Texas Hoedown』CD\2,573-(本体\2,450-)

Ace of Spade/Greay Eagle/Ragtime Annie/Beaumont Rag/Sally Goodin/Brilliancy/Hot Foot 他全24曲

 旧大陸から新大陸にやってきた楽器の中でもっとも コンパクトで手軽だったために、民衆の間で広まり、独自の発展をした愛すべき楽器、フィドル(モノは同じ でもバイオリンのように権威的じゃない)。そんなアメリカン・フィドルの華、テキサス・フィドル奏者のバ イブルとして1960年代後半に超貴重だった「カウンティ・レコード703」がついにCD化である。テキサス・ フィドラーの多くはコンテストの賞金稼ぎが主目的で、録音には興味を示さなかったため、有名なフィドラー でもその録音、特にスタジオ録音はきわめて少ないという。ちょうどブルーグラス奏法にテキサス・スタイ ルのノウハウが入りはじめた1965年録音を中心に、本作全24曲にはバーノン・ソロモン5曲、バートウ・ラ イリー3曲、そしてベニー・トーマソン11曲と、ベニーの兄ルイスの5曲など、60年代にテキサス・スタイル を完成させた偉大なフィドラーの足跡が刻まれている。なお、さすがカウンティー、本作にはオリジナルの 「703」の全14曲から10曲のほかに、未発表10曲とボイジャー・レコードからの4曲をここに収め、 「703」の残り3曲は既発のベニー・トーマソン『Legendary Texas Fiddler』(CO-2737\2,573-)に収められていて重複を避けている。

SEAL-035 中川イサト『Private Collection』CD\2,800-(本体\2,667-)

あいらんど/Rolling Menu/琵琶湖就航の歌/Going Home/何日君再来/Water Skipper/Clarence 他全17曲

 日本アコースティック・フィンガーピッキンの第一人者、中川イサトの1990年代録音から自身が選 んだオルタナ・テイクやライブ、コンピレーションやデモ・テープなど、ボーカルものも含んだコレク ション全17曲。さまざまなシチュエーションでの中川イサトの音楽、自身は「それはまるで昔の玩具箱を ひっくり返したようなとても楽しい時間…、(中略)これらの古い音源を聴いていて、自分が何だか心地良いと いうことに気付いた…」という彼、「過去は過去」として60年代から音楽一筋に歩んできたギタリストの独り 言だ。いいんじゃない…。

各楽器別インストお勧め再入荷作品
(楽器につきましては、楽器本体やパーツから教則物ま で、各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)

■ギター

FGM-121 MO CANADA『Grassoline』CD\2,888-(本体\2,750-)

 モー・カナダの最新第2作は、トニー・ライスとのギ ター・デュエット"Old Grey..."と、カントリー・ガゼットの2曲以外はモーのオリジナル。トラッドなブ ルーグラス・チューンからスペースグラス、そして意表をつくようなリズムや音運びなど、自由な発想で曲を 作っている。現在のブルーグラス・フラットピッキンが存分に聴ける。CD付き隔月刊誌『Flatpicking Magazine; Jan./Feb. 2007』(FGM-11.2 \2,625-)に特集とタブ譜がある。

ND-90603 DON ROSS『Robot Monster』CD\2,888-(本体\2,750-)

 カナダのギタリスト、ドン・ロスの2003年作品。1988 年と96年の2回、全米フィンガーピッキン・チャンピオンに輝いたテクニシャン。マイケル・ヘッジスのタッ ピング奏法をはじめ、さまざまなテクニックを駆使し、ニュー・エイジの王道を聴かせる。

ROU-0405 TONY RICE『Unit of Measure』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現代ブルーグラス・ギターの基を創ったトニー・ライス、2000年のギター・インスト最近作品。ア メリカン・スタンダードの"Shenandoah"、"Danny Boy"、"House of Rising Sun"、"High Noon"他、ブルーグラス・スタンダードの"Gold Rush"、"Jerusalem Ridge"、"Beaumont Rag"、"Sally Goodin'"、ラインハルトの"Swing '42"、そしてトニーの最高傑作"Manzanita"など、聴きやすい選曲 で、これが今のトニー・ライスだ。

■バンジョー
(ムーンシャイナー連載のチチ松村「バンジョー祭り」、今月は第4回横浜バンジョー祭りだよ!!)

ROU-0548 TONY TRISCHKA『Double Banjo Bluegrass Spectacular』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1曲目"Farewell Blues"に、全員で突っ込んでいくこのドライブ、83才を迎えたアール・スクラッグス の精神力にトニー・トリシュカはもちろん、バックアップのマイク・コンプトン、デビッド・グリア、ステュ アート・ダンカン、バリー・ベイルズが挑む、ツイン・バンジョーとブルーグラスをテーマにした秀作。どの 曲もバンジョーへの愛情と、それぞれのピッカー特有のアプローチの仕方(ツインのお相手は前述アールの ほか、ビル・エマーソン、アリソン・ブラウン、ケニー・ イングラム、ノーム・ピケルニー、トム・アダムズ、スコット・ベスタル、スティーブ・マーティン、ベラ・フ レック)、そしてバックアップ・ピッカーのブルーグラス・バンジョーへの理解、…どれもが一体になった、さ すがトリシュカ、あらたなバンジョー名作である。

CO-2718 V.A.『Clawhammer Banjo, Vol.3』CD\2,573-(本体\2,450-)

 名高いクロウハンマー・バンジョー3部作の第3集。 ウエイド・ワード、オスカー・ライト、グレン・スミス、 トミー・ジャレル他、すでに現在では望めない、つまりブルーグラス・スタイルの影響を受ける以前からのア パラチア奏法を伝承した人たちによるクロウハンマー・バンジョーの入門/決定版。

COMP-4400 ALISON BROWN『Stolen Moments』CD\2,573-(本体\2,450-)

 女性らしいメロディーと繊細さを持つバンジョー・ スーパーピッカー、アリソン・ブラウンの最新ソロ。今回はアイリッシュ風味も加えたオリジナル・インスト 中心の秀作。ポール・サイモンの"Homeward Bound"(絶品!!!)やジミヘンの"Angels"、キース&ルーニー の"One Morning in May"など、ボーカル物も随所に気持ち良い。美しいメロディーと華麗なテクニックに ただ敬服。ハードなブルーグラス中心の大ベストセラー前作『Fair Weather』(COMP-4292\2,573-)もお忘れなく!!

■マンドリン

COMP-4414 JOE CRAVEN『Django Latino』CD\2,543-(本体\2,450-)

 ジョー・クレイブンがDGQを離れ、ソロ・パフォーマーとして創った本作は「ジャンゴをラテンで」、見事 なジャンゴ・ラインハルト音楽のラテン化だ。マンドリン/フィドルをメインにカバキーニョウクレレまで 登場、ジャンゴとグラッペリの創った名曲にラテン・アメリカ(スペインを含む)のさまざまな地方のリズム 特色を取り入れながら進む、弦楽器の面白さと可能性を聴かせるすばらしい作品。

CMH-8983 JIMMY GAUDREAU『In Good Company』CD\2,888-(本体\2,750-)

 1969年、ジョン・ダッフィの後釜としてカントリー・ ジェントルメンに鮮烈なデビューを飾った若者ジミー・グドローも今年60才、…なんと、新婚さんでも ある。故チャーリー・ウォーラーに捧げられた本作はソロ名義として3枚目、ボーカルものも含むすばらし い最新作。一世を風靡したマンドリンはもちろん、トニー・ライスとベラ・フレックとのソリッドグラス、ビ ル・エマーソンやビル・クリフトンなど、1989年から2005年の間に録音された全17曲。

■フィドル
(ムーンシャイナー誌2005年5月号から「アメリカン・ フィドル物語」連載中!!)

VSR-001 FRED CARPENTER『Cut Loose』CD\2,888-(本体\2,750-)

 ナッシュビルのフィドラーが頼りにするバイオリン 工房『バイオリン・ショップ』を経営するフレッド・カー ペンターが、マーク・オコナーのギターとロイ・ハスキーのベースのトリオで1980年に録音したテキサス・ フィドル&マンドリン集。現代テキサス・フィドルの基本集である。

ROU-0561 MICHAEL CLEVELAND『Let'er Go, Boys!』CD\2,573-(本体\2,450-)

 IBMA最優秀フィドルに輝く25才、マイケル・クリーブランドの最新作は昨年の最優秀インスト・ アルバムも獲得。ベニー・マーティンを基調としたアグレッシブな正統派ブルーグラス・フィドル で、これでもかとドライブする。ボーカルものも随所に、凄いテンション。ティム・オブライエンを ゲストの"Flower Blooming in the Wildwood"は絶品である!!

■ドブロ

RC-121 JOSH GRAVES『Just Joshin'』CD\2,888-(本体\2,750-)

 ムーンシャイナー2月号に心を込めて「ブルーグラ ス・ドブロの父」ジョッシュ・グレイブスの葬儀の模様を書きました。ぜひ読んでください!! 1963年に発表されたジョッシュ・グレイブスとジェイク・ターロッ ク(1922-1988)、フラット&スクラッグスを支えた2人のLPアルバムが3曲の未発表インスト録音を含めて 初CD化。カーティス・マクピーク(bj)やチャビー・ワイズ(f)、セドリック・レインウォーター(bs)ら、貴重 な全15曲。ドブロの創始者です!!

SH-4026 JERRY DOUGLAS『Best of the Sugar Hill Years』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ジェリー・ダグラス、ドブロをここまでの地位に引 き上げたのは彼の音だ。そんなジェリーの足跡は90年代のシュガーヒル4枚のアルバムにしっかりと収めら れている。その中から選ばれたベスト15曲集。ちなみに、2曲目の"Takarasaka"って…。現代ドブロ最良の ブルーグラス・セッションの数々が楽しめるお勧めベスト。なお、より音楽の幅を広げたグラミー・ノミネー トの最近作『Best Kept Secret』(KOCH-9847\2,888-)も超お勧め!!

オールドタイム&フォーク新入荷

ROU-0577 UNCLE EARL『Waterloo, Tenessee』CD\2,573-(本体\2,450-)

Black-Eyed Susie/Wish I Had My Time Again/My Little Carpenter/Birds Were Singin' of You 他全16曲

 レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーン ズがプロデュースするという大きな話題もさることながら、この全米からアパラチア音楽を慕って集まった 4人の凄い女性たち、なにせ只者ではない。ブルーグラスやカントリー/フォークなど、あらゆるアメリカ音 楽の起源であるアパラチアの伝統音楽、オールドタイムがこれほど聴きやすく、すんなりと胸に入り込む、そ れは彼女たちひとりひとりの才能が尋常ではないからだ。コロラドを本拠にする実質リーダーのK.C.グロー ヴス(m)はアーリー/カントリーやブルーグラス/フォークなど幅広い許容範囲を持ち、アメリカン・ソウ ルと東洋的な幽玄を兼ね備えた西北部出身のアビゲイル・ウォッシュバーン(bj)、ソングライターとしても クロッグダンサーとしても超一級の北東部出身のクリスティン・アンドリーセン(g)、そして祖父からのノー ス・カロライナ生粋のオールドタイム・フィドラーで素朴なボーカルがすばらしいレイナ・ゲラート(f)が、エ リン・ヤングバーク(bs)を加えた女の子たちを見事にバンドに束ねつつ、それぞれの持ち味を楽しませる秀 作だ。フィドル・チューンというストリングバンドの本質を守りながら、ボブ・ディラン"Wallflower"から A.P.カーター、そして偉大なオラ・ベル・リードのほか、オリジナルとトラッドを適度に加えた、女性ストリ ングバンドとして大センセーションを巻き起こすかもしれないアンクル・アールの最新作!!

 ちなみに、前作『She Waits for Night』(ROU-0565\2,573-)も大推薦。また、ムーンシャイナー誌最 新号のほか、2005年8月号(MS-2210 \525-)でも大特集、2006年1月号(MS-2303 \525-)ではアビゲイルだけの大特集を組んでいる。今年秋の来日濃厚…!?

HAPPY-0616 ふたり乗り『パッチラバー』CD\2,000-(本体\1,905-)

Dear My Sir/放課後/吾輩は猫なのか/リンゴの森/カバン/Beauchiful/赤いくつ/10月のライト 他全10曲

 サラとツバサ、マンドリンとベースというユニーク な女性デュオ、昨年発表したミニアルバムを完売、今春10曲入りのフル・アルバムを発表した。サラのオリジ ナルを、サム・ブッシュ・チョップを響かせながら、ソウルやドゥーワップとブルーグラスを好きだという若 い女の子ふたりが瑞々しい感覚で、意味深長な詞と凝ったメロディーラインとリズムを聴かせるワン&オ ンリーな世界は、ちょっとシュールで見事だ。京都の大谷大学アメ民で結成されたフォーリップス(ムーン シャイナー誌2004年7月号特集=MS-2109 \525-)から誕生したふたり乗り、彼女らの特集はムーンシャイ ナー誌2006年1月号(MS-2303 \525-)。最近、日本でも元気な若者ブルーグラス、大きく羽ばたくようにサ ポートしようぜ…!!

XNHL-12001 チチ松村『半音生活』CD\2,700-(本体\2,571-)

僕は見た/せんちめんたるちゃりじゃあにぃ/眉毛を描かれた犬/電気うなぎ/うそつき留吉 他全12曲

 ムーンシャイナー誌連載「バンジョー祭り」で毎月 ケッタイなバンジョー音楽を紹介してくれるチチ松村、ギター・デュオのゴンチチとして知られる彼が14年ぶ りに発表したソロ・アルバムは全編オリジナル歌モノ。独自の視点で日常生活を切り取る彼らしいタイトルか ら、ミュージシャンならではの「カーユイ」ところに手が届く繊細さと孤独が見事に表出した不思議な音楽。 ジャンルにこだわらない彼の雑食性!?が生む幅広い音楽性には、肩の凝りを取ってくれる癒し効果抜群、実に 見事な詞の「半音=チュート半端!?」さが快適だ。もちろん、バンジョーの音に憧れる!?チチ松村、自身で のバンジョー・ギター、バンジョー・ウクレレに青木研の4弦バンジョーもゲスト参加している。

オールドタイム&フォークお勧め

FLR-0403 DARRELL SCOTT/ DANNY THOMPSON/ KENNY MALONE『Live in NC』CD\2,888-(本体\2,750-)

 ナッシュビルの超売れっ子シンガー・ソングライターにしてマルチ・インストルメンタリストのダレル・ スコットの最新作は、ウッドベースとパーカッションとのトリオ・ライブ。サム・ブッシュ・バンドやティム・ オブライエントのデュオを経て、ガース・ブルックスやディキシー・チックス("Long Time Gone")などに曲を提供、数々の大ヒット曲を持つダレル。ここでは、 自身のブルース感覚を中心にしたオリジナルや、アパラチアの陰影を表現した秀作から、ジョニー・キャッ シュやタウンズ・バン・ザントなど、自身のヒーローたちへのトリビュート。

カントリー新入荷

ROU-3241 JAMES HAND『The Truth Will Set You Free』CD\2,573-(本体\2,450-)

Banks of the Brazos/Baby, Baby, Don't Tell Me ThatJust an Old Man with an Old Song 他全12曲

 いわゆるホンキートンク・カントリーの本物!?の発 掘である。ハンク・ウィリアムズらに代表されるハウンティング・ボーカル(感情過多とでも訳そうか…)を書 き続け、唄い続けて40年近く、まったく知られることのなかったジェイムズ・ハンドが54才にしてラウン ダーから全米デビューだ。しかも、レイ・ベンソンとロイド・メインズの共同プロデュースにロイド自身のペダ ルにレッド・ボルカートのギター、ジェイソン・ロバーツのフィドルなど、最高のホンキートンク配役で、決し ていまどきのメジャー・カントリーでは聴くことのできない、昔からの本物のカントリー・ボーカルが堪能でき るホンキートンク大秀作である。ウィリー・ネルソン曰く、「ジェイムズ・ハンドは本物だ」、レイ・ベンソン曰 く、「ハートから生まれる真実で正直なダウン・トゥ・アース・カントリーを探している人がいれば、彼はあな たのものだ」…とライナーに記している。

B000853002 WILLIE NELSON, MERLE HAGGARD, RAY PRICE『Last of the Breed』CD2枚組\3,465-(本体\3,300-)

My Life's Been a Pleasure/Heartaches by the Number(with Vince Gill)/Mom and Dad's Waltz/Lost Highway/I Love You a Thousand Ways/I Love You Because/That Silver Haired Daddy of Mine 他全22曲

 ウィリー・ネルソン、マール・ハガード、レイ・プラ イス、それぞれがカントリーの歴史に偉大な足跡を残し、いまも頂点に立ち続けるリヴィング・レジェンド、 その3人が初めて共演した話題の2枚組大作。ウィリーとマールはナンバー・ワン・ヒット"Pancho and Lefty"を残し、ウィリーとレイは近年アルバム『Run That by Me One More Time』(B000061602\2,573)で共演しているが、マールとレイは初共演。レイが半世紀 以上も前に確立したフィドル&スティールが主役を務めるホンキー・トンクの王道スタイルを柱に、正統カント リー・バラード、ボブ・ウィルスの伝統を継承したウェスタン・スウィングそしてウィリーが得意とするジャズ 小唄ふうの小粋なナンバーなどなどを、ウィリーを軸にしたデュエットあるいはトリオで聴かせる3人の余裕 綽々のヴォーカルと、それをサポートするバディ・エモンズとジョニー・ギンブルのゴールデン・コンビに、 チャーリー・マッコイやオーブリー・ヘイニーほか、新旧ナッシュヴィルのトップ・キャッツによる鉄壁のサウ ンドで、古きよきカントリー黄金時代を鮮やかに甦ら せ、クラシック・カントリーの醍醐味を満喫させてくれる。マールとウィリーは当然のこととして、おん年81 歳レイ・プライスの、正統カントリー・クルーナーとしての存在感たっぷりの節回しはいまも健在。ゲスト参 加、ヴィンス・ギルとレイのデュエット、クリス・クリストファーソンとウィリー、レイのトリオも楽しい。ま た、要所に聴かれるジョーダネアーズのコーラスもムードを高めている。(宇野誠之)

B000589402 ALAN JACKSON, GEORGE STRAIT, JIMMY BUFFETT『Live at Texas Stadium』CD\2,753-(本体\2,650)

Murder on Music Row/Milk Cow Blues/All My Ex's Live in Texas/Hey Good Lookin'/Sea of Heartbreak/Boats to Build/Seven Bridges Road 他全15曲

 エース・イン・ザ・ホール・バンドを従えたジョー ジ・ストレイトが、地元テキサス州ダラスにアラン・ジャクソンとジミー・バフェット、当代を代表 するスーパー・スターふたりを迎え、トリプル・ヘッドライナーとして登場した2004年5月29日、 ダラス・カウボーイズのホーム・フィールド、テキサス・スタジアムでの熱狂のライヴを収録した待 望のアルバム。ストレイトとジャクソンの"Murder on Music Row"(ラリー・コードル作)やジャクソンとバフェットの"Five O'Clock Somewhere"など、デュエットでナンバー・ワンを記録した曲を含め 3人それぞれが自らのヒット曲、当たりナンバー5曲ずつをフィーチュアするという構成に、この ライヴでしか聴くことのできない組み合わせのデュエット、トリオもたっぷりとフィーチュアし て、これでもかとファンを煽り立てている。それぞれがスタジアム・ツアーなどビッグ・イヴェントを 数知れず経験しており、ひとりでも何万という観客を熱狂させてきた、そんな3人が一緒のステー ジに立つという夢のような顔合わせが初めて実現した奇跡のライヴだ。(宇野誠之)

カントリー発掘、編集モノ新入荷

BCD-16848 WANDA JACKSON『The Ballads of Wanda Jackson』CD\3,465-(本体\3,300-)

Tip of My Fingers/The Last Letter/Making Believe/I Cried Again/May You Never Be Alone 他全30曲

 ハンク・トンプソンに見出され1954年16歳でデッカと契約、カントリー・シンガーとしてデ ビューしたワンダ・ジャクソン、"フジヤマ・ママ"をはじめとする多くのヒット曲で「クイーン・オヴ・ ロカビリー」の名をほしいままにしながら、正統カントリー・シンガーとしても稀有の才能を発揮しつづけ たにもかかわらず、そのカントリー・バラード・シンギンの素晴らしさは一般には現在に至るまで過小評価さ れてきた。「もしワンダがロカビリーを唄っていなかったなら、パッツィ・クラインやロレッタ・リンと並ぶ偉 大なカントリー・シンガーとして評価されたであろう」とまでいわれた素晴らしいヴォーカルがこのバラード 集に見事に表現されている。60年代初頭、ポップ・フィールドでもヒットした自作の"Right or Wrong"や"In the Middle of a Heartache"などのオリジナルに、ハンク・ウィリアムズやキティ・ウェルズ、エ ディ・アーノルドほかのクラシック、同時代のヒット曲をカヴァーした名唱を配した全30曲、1957年から62 年、キャピトルに録音した情感溢れるバラードを集めたナイス・コンピレーション。ハリウッド・セッション にはバック・オウエンズ、バディ・エモンズ、ゴードン・テリー、ナッシュヴィル・セッションにはハロル ド・ブラッドレー、ボブ・ムーアなどが参加、カントリー黄金時代の薫り高い完璧のサウンドを生み出して いる。詳細な解説、セッション・データ収録の26ページブックレット付きデジパック仕様。(宇野誠之)

カントリーお勧め作品

DUAT-1187 COWBOY JACK CLEMENT『Guess Things Happen That Way』CD\2,543-(本体\2,450-)(歌詞付)

 メンフィスのサン・レコードからナッシュビルへ、カ ントリー音楽を常に革新してきた伝説的プロデューサー、カウボーイ・ジャック・クレメント唯一の2004 年発表アルバム。ロイ・オービソン、ジョニー・キャッシュ、シェブ・ウーリー、チャーリー・プライド、ジョ ン・ハートフォード、ドック・ワトソンほか、半世紀あまりに渡ってカントリー界の良心としてアーティス ティックな作品を送り出しつづけた彼が、自身の新旧オリジナルを中心に、ナッシュビル・カントリー・サウ ンドの幅広い音楽性の「美味しいとこ取り」(若いときはブルーグラスとハワイアンのバンドを体験したとい うセンスは見事)。悠然としたボーカルで癒しのアコースティック・カントリー・パラダイスに、ぜひ「いらっ しゃい!!」。

映像ものお勧め作品
■DVD

SHA-611D FLATT & SCRUGGS『The Best of Flatt & Scruggs TV Show, Vol.1』DVD \3,308-(本体\3,150-)

SHA-612D FLATT & SCRUGGS『The Best of Flatt & Scruggs TV Show, Vol.2』DVD \3,308-(本体\3,150-)

 第1巻は1961年8月と1962年1月の各30分、第2巻は1961年7月と8月の各30分のフラット&ス クラッグスのテレビ・ショウである。絶頂期のレスター・フラット、アール・スクラッグス、 ジョッシュ・グレイブス等々、遂に、ブルーグラス最上の アンサンブルと崇拝される瞬間を体験できる。

BSF-001 『BLUEGRASS JOURNEY, a Documentary』DVD\3,675-(本体\3,500-)(86分)

 ニューヨークで開かれるグレイ・フォックス(旧ウィ ンターホーク)ブルーグラス・フェスでのトニー・ライスやジェリー・ダグラス&クリス・シーリの恐るべき楽 器集中力、デル・マッカーリーやボブ・ペイズリーのトラッドグラスなどを中心に、IBMAワールド・オブ・ブ ルーグラスでのロンダ・ビンセントやロンサム・リバー・バンド、またティム・オブライエンがアイリッ シュとアパラチアのコネクションをテーマにしたクロッシング・ツアーの模様などを中心に、現在の米国ブルー グラスの事情を見事に捉えた2003年劇場映画のDVD版である。ブルーグラス・フェス映像の決定版!!ムーン シャイナー誌04年6月号と7月号(各\525-)で完全翻訳あり。

ROU-0526D EARL SCRUGGS, DOC WATSON & RICKY SKAGGS『The Three Pickers』DVD\3,308-(本体\3,150-)

 アール、ドックとリッキーという夢の共演は全米公共 TVネットPBS局『Great Performances』シリーズの一つとして2002年12月、ノース・カロライナで収録さ れた超豪華ライブ映像。3人の他にリッキーのケンタッキー・サンダーとスクラッグスのファミリー&フレン ズ・バンド、そしてゲストにアリソン・クラウスが登場する。1時間以上のコンサートと、22分に及ぶドキュ メントがボーナス。

RCSI-1008D CLASSIC HOT RIZE with RED KNUCKLES & TRAILBLAZERS『Recorded Live! July 28, 1987』DVD57分\3,465-(本体\3,300-)

 ブルーグラスとカントリー、両方のファンにお勧め の強力ライブ。1980年代に一時代を築き、その後のブルーグラス・アンサンブルに多大な影響を与えワンマ イク時代も招来、イントロを聴いただけであの曲が分かる全盛期のホット・ライズと、クラシック・カント リー&ウエスタンのレッド・ナックル&トレイルブレーザーズがメチャ楽しいホンキー・トンク・ライブ を見せてくれる。1987年、IBMAアワード会場で知られたケンタッキー芸術センターでのTV番組『Lonesome Pine Special』から、画像/制作ともに第一級良品。

ROU-3243D V.A.『Telluride Bluegrass Festival: 30 Years』DVD\3,308-(本体\3,150-)(107分、5.1surround, 2.0stereo)

 問答無用、1970年代以降のニューグラスをリードし てきたテルライド・ブルーグラス・フェス30周年の模様を収めた素晴らしいフェス・ライブ・ビデオ。サム・ ブッシュのニューグラスを核に、オールドタイムのホースフライズ、アコースティック・カントリーのエ ミルー・ハリス、ジャムグラスのSCIやレフトオーバー、 そしてホット・ライズからニッケル・クリーク、ベラ・フレックの"Imagine"まで、大満腹。ブルーグラスを キーワードに、ここまで大きく広がった周辺音楽、思い切り楽しめばいい…。ニューグラス・フェスの決定 版。

D-0566 BASCOM LAMAR LUNSFORD『Bluegrass Roots; Music Makers of Blue Ridge』DVD\1,837-(本体\1,750-、60分、白黒)

 1882年生まれのバスコム・ラマー・ランスフォード が、ノース・カロライナのブルー・リッジを案内してくれるすばらしいドキュメント映像だ。1965年のある 夏の1日、撮影クルーがランスフォード夫妻を車に乗せて彼の友人であるミュージシャンを訪ねる。"Moun tain Dew"の作者としても知られる当時83才のバスコム、大学を卒業し弁護士や政治家も経験、同時にアパ ラチアの音楽やダンスのコレクションをはじめ、1928年には世界初のフォーク・フェスを主宰するほか、コ ロンビア大学と米国会図書館などに膨大の記録を残し、「ヒルビリー音楽」というステレオタイプなイメージを 芸術としても紹介した彼が訪ねる、国宝級のミュージシャンたち、その音楽には現在に至るリズムや奏法の 基本が読み取れる。不思議なほど、現在と変わらないブルー・リッジの風景と家々だが、まだ、19世紀の閉 ざされたアパラチアの文化を直接伝える世代が残っていたとき、そこに生活している人たちの魂が見え るような凄い映像だ。貧しくとも音楽やダンスとともにつつましく生活する人たちの自然な音楽、 その情景とともに感動である。ホンモノは凄い!! 必見!!!

教則もの新入荷

FGM-11.3 Flatpicking Guitar Magazine『Mar./Apr. 2007』CD+Book\2,625-(本体\2,500-)

 CD付きの隔月刊誌の最新号はブル・ハーマンのカバーストーリーに、ジョー・カー「わたしは45分間、ク ラレンス・ホワイトになった!」、サーカ・ギター工房インタビュー、ラルフ・シャット特集のほかタブ譜は、 ノーマン・ブレイク"Old Brown Case"、キーDとEでのブルーグラス・リズム、初心者"Eight More Miles to Louisville"、スティーヴ・カウフマン"Cherokee Shuffle"、クロスピッキン"Storms Are on the Ocean"、オリン・スター"Nine Pound Hammer"、ジョン・ミゲーン"Kentucky Waltz"後編ほか、CD付きタブ譜満載の正味80頁。

 先月号(FGM-11.2 『Jan./Feb. 2007』CD+Book\2,625-)は、ロバート・シェーファー、モー・ カナダ、ブランドン・デイビス、レオ・ポッシュの工房リポートの特集ほか。その他、バックナンバーは在庫、 お取り寄せ含めてお問い合わせください。

MB-93657BD MEG PETERSON『Complete Method for Autoharp or Chromaharp』Book+CD\3,990-(本体\3,800-)

 CD付きオートハープ、またはクロマハープ教本。さ まざまな奏法解説と実践で、カーターファミリーやブルーグラスはもちろん、あらゆる音楽ジャンルもカ バーする174頁。

MB-96660BD BRAD LEFTWICH『Round Peak Style Clawhammer Banjo』Book+CD\\3,885-(本体\3,700-)

 オールドタイムの本場!?ノース・カロライナのラウ ンド・ピーク地方に伝わるクロウハンマー奏法を70曲ほどのサンプルとともに伝えてくれるCD付き本格的ク ロウハンマー・バンジョー教則本104頁。

教則ものお勧め

AB-TAB ALAN BIBEY『AcuTab Transcriptions, Vol. I』Tab-Book\3,990-(本体\3,800-)

 ハーシャル・サイズモアや故デンプシー・ヤングらによって道が創られた、バージニアやノース・ カロライナ地方の「からり」と晴れたようなサウンドが身上のブルーリッジ系マンドリンの第一人者、アラ ン・バイビーがサード・タイム・アウト時代を中心に残した録音から19曲の間奏をタブ譜にしたもの。Key of BやBb、Eなどの典型的な処理の仕方が学べる実戦向きタブ譜集。

ES-BOOKCD EARL SCRUGGS『and his Five String, Revised and Enhanced Edition』Book+CD\6,563-(本体\6,250-)

 ブルーグラス・バンジョー奏法のバイブルが再編集、 新曲、新しい記事を加え、全面改訂版、しかもこれまでカセットテープのみだった尊師御自らのロール・サ ンプルやリック集がCD化である(CDなしの教本のみは、ES-BOOK \3,675-)。オリジナル版とともにもう1部、神棚に飾らなければなるまい…!!?? これまでの 『Foggy Mountain Banjo』(CCS-100 CD\2,573-)や『Foggy Mountain Jamboree』(COL-92801 CD\2.079-)からの名曲タブ譜に加えて、新しく追加されたのはフ ラット&スクラッグス後を中心に以下の通り、"American Made-Worls Played"、"Bleeker Street Rag"、"Broad River"、"Carolina Boogie"、"Carolina Traveler"、"Instrumental in D Minor"、"Loraderojpst III Breakdown"、"Pedal to the Medal"、"Pick Along"、"Roller Coaster"、"Silver Eagle"、"Station Break"、"String Bender"、"Train Number Forty-Five"、ちなみにオリジナル版からカットされたのは、"Down the Road"、"Maggie Blues"、"Nine Pound Hammer"、"Home Sweet Home/Silver Bells(Banjo Duet)"。また、自筆のセルフバイオグラフも加えられている。…やっぱ、2冊持っ ておかなくてはならない!!

RRR-WB1 BLUEGRASS WORD BOOK #1 book\1,575-(本体\1,500-)

RRR-WB2 BLUEGRASS WORD BOOK #2 book\1,575-(本体\1,500-)

 懐かしや!!…あの黄色と青色の薄っぺらいソングブック第1集と第2集、各300曲が刷り込まれた2冊 で約600曲のブルーグラス・ワード・ブック、多くのブルーグラッサーが若い頃にお世話になったソング ブックが再発行されている。

楽器、その他…

MISC-SV925 『スターリングシルバー925フィンガーピック』1個\4,200(本体 4,000)

 ピックの好みは千差万別です。しかし、フィンガー ピックはバンジョー・ピッカーの魂ともいえる重要な要素で、ビンテージのナショナル・ピックは$100以上する こともあります。関東一帯でスタンレー・トーンで知られる小杉春海氏が、30有余年にわたるバンジョー・ピッ カーとしての経験を生かし、その本職の技術で一個ずつ丹精込めて仕上げた純銀ピックです。ピックを落とした ときの音にも腰があり、弦へのタッチもスムースです。あなたのお気に入りピックとしていかがですか? デリ ケートなバンジョー・タッチで知られるレイモンド・マクレーンも氏のピックを愛用しているという。フィン ガーピックとしては高価だが、それだけの価値のある「持ち物」ではある。

輸入雑誌
(以下の3誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に取 り揃えています。気になるアーティスト等の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる&知るの面白さをい かがですか)

■バンジョー・ニューズレター誌 各\525-

 世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載 (ウェブサイトから『MP3』で音の入手可!!)、バックナ ンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探しま す。

BNL-07/01 最新1月号 \525-

 トニー・トリシュカをカバーストーリーに最新作『Double Banjo Bluegrass Spectacular』インタビューと"Bon Aqua"と"Doggy Salt"、トム・アダムズ"What a Wonderful World"(あのサッチモ曲)、ライリー・ボウガス"Long Steel Rails"、J.D.クロウ"God's Own Singer"、初心者"500 Miles"や"Red Wing"ほか、タブ譜とバンジョー情報満載の48頁。

■ブルーグラス・アンリミテッド誌 各\525-

 米国の最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事 などバックナンバーもお問い合わせください。

BU-07/02 最新2月号 \525-

 デイル・アン・ブラッドリーをカバーストーリーに、アグレッシブな若者ユニットのクルック ド・スティル、クラプトンからのギター注文で一躍メジャー!?となったウェイン・ヘンダーソン他 の特集に、米国ブルーグラス事情を知る84頁の月刊誌。

■オールドタイム・ヘラルド誌 各\945-

 内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバー が揃っています。お問い合わせください。

月刊『ムーンシャイナー』
 1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌、24年目です。

■定期購読:1年\6,000-半年\3,300-

 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご 希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。

■ムーンシャイナー・ファイル:\525-

ムーンシャイナーの一年分12冊を傷をつけずにファイルできるコクヨ製ロゴ入り特製フォルダー。

■バックナンバー:各\525-。

 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知ら せ下さい。掲載号を探してお送りします。

MS-2405 最新3月号(通巻281号)\525-

 アンクル・アールをカバーストーリーに、ジャック・ クック「正しいブルー・グラス・ボーイの歌い方」、ジョー・ロス「ブルーグラスと紙芝居」、稲葉和裕「100 回目を迎えるブルーグラス・ランブル」、伊集院博「囲む会」、ビル・モンローのブルーグラス・ゴスペル・カ ルテットにおけるオリジナリティとスタイル前編、マロ・カワバタ&サミー・シーラー来日ほか、ブルーグ ラス情報満載4の月刊誌。

B.O.M.ご利用方法

1). このニューズレターで紹介する商品はすべて在庫しています。レターでの表示価格は消費税抜きですの で、送料と共に請求時に加算されます。

2). ハガキやお電話、ファックス、Eメイル等で、封筒のお名前の下の6桁お客様コード番号とお名前と共 に、ご希望の商品コードをお知らせ下さい(留守番電話もご利用ください!)。

3). 通常ご注文から1週間以内にはお届けします。ただ、レター掲載時には充分な在庫を心掛けていますが 品切れになった場合、再入荷を期して発送が遅れる場合もありますのでご了承ください。

4). 基本送料は下記の通りです。

500g(CD3枚程度)まで、全国均一\390。

1Kg(CD7枚程度)まで、全国均一\700。

 ただし、特定地域、特定商品などについては、別途加算の場合があります。お問い合せ下さい。

5). お支払は、品物を受け取られてから1週間以内に同封請求書(代金+送料+消費税)をご確認の 上、郵便振替や銀行振込でお願いします。

●郵便振替=01160-8-74352

●三井住友銀行・宝塚支店=普通1229492

●池田銀行・宝塚支店=普通2330116

▼ビー・オー・エムのニューズレターは会員制ではなく、商品の定期購買者に無料でお届けしていま す。一定期間、ビー・オー・エムからお買上げない場合、勝手ながらレターの発送をストップさせて 頂きますので、ご了承下さい。

▼次回の『B.O.M.オープンハウス』は、4月29日(日) です。1時から5時まで、B.O.M.サービスに皆さんをお迎えします。音源は勿論、演奏法や楽器についてのご 相談などにも応じます。また、来訪いただいた方への特別廉価CDも用意しています。道順などはお問い合わせ 下さい。…Y'all Come!!

●輸入CD、DVD、VHSを3点以上購入の方送料サービス!!
輸入CDとビデオ(DVD)など、合わせて3点以上ご購入の方の送料をサービス、ご好評を頂き、しばらく継続 させて頂きます。ただ、品切れに備え、第2希望以下2、3枚程度の予備をお知らせ下さい。

(株)ビー・オー・エム・サービス

●〒665-0842 兵庫県宝塚市川面 6-5-18

●tel.0797-87-0561

●fax.0797-86-5184(24時間)

(営業時間:月〜金の午前10時〜午後5時。)

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