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B.O.M.Newsletter #349web    2009年11月8日
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INDEX

今月の新入荷注目作品
クリスマス特集
ブルーグラス新入荷
ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷
クリスマス新入荷
ブルーグラスお勧め作品
インスト新入荷
各楽器別インストお勧め再入荷作品
オールドタイム&フォーク新入荷
カントリー新入荷
カントリー発掘、編集モノ新入荷
映像ものお勧め作品
教則もの新入荷
楽器、その他…
輸入雑誌
月刊『ムーンシャイナー』
B.O.M.ご利用方法


◆ムーンシャイナー誌11月号でもリポートしましたが、今年も9月末からIBMA(国際ブルーグラス音楽協会)のカンファレンス「ワールド・オブ・ブルーグラス(WOB)」に参加しました。昨年来の金融危機もあって不景気なアメリカ、それでもブルーグラッサーは口々に、「えっ!? 俺たち景気の良かったことってあったっけ?」と、堂々!?としたもの。
 たしかにこの音楽、世の中の流行やトレンドとは一線を画して、地道に一歩ずつ深まり、進んでいる。世の動きとは無縁ではありえないけど、一度好きになったら離れられない、不思議な魅力(おそらく「民」の音楽という深さと、稀有な楽器の進歩=それも6種類もある!!)によって、深みにはまっていくのだろう。 ただ、そんな人たちが生まれ/育つためにはそれなりの環境が必要だ。利便性や経済効率だけではそんな環境を破壊してしまうこともある。ブルーグラス/オールドタイムの歴史が証明するように、われわれのような音楽が生き残るためには基本となるコミュニティの結束と互助が必要だと思う。今年もIBMAで、そんなことを強く感じた。
 ……もうすぐクリスマス、そしてお正月、月日は確実に流れる。あまり時間はないよね。

◆最新ムーンシャイナー誌11月号はサム・ブッシュのカバーストーリー、IBMAアワード・ショウのリポート、フラットピッカー=ケニー・スミス・インタビュー、中村まりインタビュー、三井徹のマイク・シーガー追悼B、マーク・ニュートン来日などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載。
 10月号はアダム・ステッフィのカバーストーリー、名誉の殿堂入りザ・ディラーズ、島田耕のマイク・シーガー追悼A、安川直樹vs内田昭弘「オールドタイム・フィドル」、箱根フェス人気投票#1「東北大学、雑貨屋フレイヴァー」、クラレンス・ホワイト物語G最終回などの特集ほか。
 月刊ムーンシャイナー定期購読は1年間(12冊)
\6,000- 半年間(6冊)\3,300-。単冊\525-ですが、ぜひとも年契をお願いします。購読開始希望月をお知らせください、早速お送りします...!!
今月の新入荷注目作品
SH-4055 SAM BUSH『Circles Around Me』CD\2,573-(本体\2,450-)

 待ってました!!サムの最新作は、ブッシュ流ブルーグラス・カバー集。ブルーグラス新入荷参照。

MUL-10687 JOE MULLINS & RADIO RAMBLERS『Rambler's Call』CD\2,573-(本体\2,450-)

トラッドグラスの旨みを凝縮した「これぞオハイオ・グラス伝統」の大秀作。ブルーグラス新入荷参。

SH-4057 ADAM STEFFEY『One More for the Road』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現在ブルーグラス・マンドリン最高峰、アダム・ステッフィ最新第2作。ブルーグラス新入荷参照。

MCM-0014 DEL McCOURY BAND『Family Circle』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 さすが現在ブルーグラス最高峰、かつてのイメージとはまったく違うメジャーなDMBサウンド。選曲/アレンジともに超一級。ブルーグラス新入荷参。

KOCH-4766 JOHN COWAN『8,745 feet; Live at Telluride』CD\2,888-(本体\2,750-)

 ジョン・コーワン、絶唱のテルライド・ライブ!! ブルーグラス新入荷参照。また最新作としてクリスマス集も発表。クリスマス新入荷参照。

ROU-0606 CLAIRE LYNCH『Whatcha Gonna Do』CD\2,573-(本体\2,450-)

 いつまでも衰えない可憐なボーカルを堪能させてくれる最新作。ブルーグラス新入荷参照。

SD-696 JOHN HARTFORD『No End of Love』CD\2,888-(本体\2,750-)(歌詞付)

 ハートフォードのブルーグラス編成、1996年作品が再プレス。ブルーグラス発掘新入荷参照。

SFR-105 HOWARD "HOWDY" FORRESTER『The MGM Recordings』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ついに出た!! 伝説のフィドラーによるフィドル大名盤のCD復刻。インスト新入荷参照。

PATUX-196 JESSIE BAKER『Yessir!』CD\2,573-(本体\2,450-)

 弱冠18歳、すごいバンジョー奏者登場!! 高校卒業を目前にして昨秋からマイケル・クリーブランド&フレームキーパーに参加。インスト新入荷参照。

SKFR-1009 RICKY SKAGGS『Solo; Songs My Dad Loved』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 いまや大御所の域、リッキー・スキャッグスのルーツ。オールドタイム&フォーク新入荷参照。

M-24976 PATTY LOVELESS『Mountain Soul U』CD\2,888-(本体\2,750-)

 東ケンタッキーの炭鉱出身のカントリースターが本気で取り組んだマウンテン・ソウルの第2弾。オールドタイム&フォーク新入荷参照。
クリスマス特集
 チャーリー・ダニエルズのCD+DVDや、ジェリー・ダグラスやジョン・コーワンが新作クリスマスを発表しています。クリスマス新入荷参照!
ブルーグラス新入荷
SH-4055 SAM BUSH『Circles Around Me』CD\2,573-(本体\2,450-)

Diamond Joe/You Left Me Alone/Roll on Buddy, Roll on/Souvenir Bottles/Whisper My Name 他全14曲

 サム・ブッシュの最新作は、カントリー・ジェントルメンの隠れた名曲から、知られざるレッド・アレン曲、デルをテナーに迎えてビル・モンロー2曲、そして自身のニュー・グラス・リバイバルの中期とデビュー・アルバムからのカバー2曲等々、待ってました!!のブッシュ流ブルーグラス、故コートニー・ジョンソンとの1976年の発掘フィドル&バンジョー録音も含んで、カバーとオリジナルが半々。これまで多くの人から「ブルーグラス・アルバムを……」という要望があったけど、さすがサム、単なる名曲カバーはせず、すべて現在のサム・ブッシュ・バンドに置き換えて消化した上で聴かせてくれる。57歳、本作の発表日が結婚25周年記念日、1曲目のオリジナルには「ここまで生き延びた俺たち」の感慨が込められている。70年代以降のブルーグラスをそのエネルギーで背負ってきたサム・ブッシュ。本作の曲目解説を含むムーンシャイナー誌11月号のカバーストーリーとともにお楽しみください。

MUL-10687 JOE MULLINS & RADIO RAMBLERS『Rambler's Call』CD\2,573-(本体\2,450-)

Another Day, Another Dollar/Smoke Along the Track/Charlotte Breakdown/Mountain Girl 他全12曲

 スクラッグス・タイミングを深く読んだビッグ・バンジョーを聴かせるジョー・マリンズの新バンドの第2作。オハイオの濃い土地柄にアーリーブルーグラスを支えてきたひとり、父親ポール・マリンズ(ムーンシャイナー誌2008年12月号に追悼特集)とともに、レベル・レコードにトラディショナル・グラスとして数々の名作を残したジョー。本作でも全編にトラディショナル・ブルーグラスの濃い、濃い魂をメンバー(ドブロ入り5人組)とともに守り、ボーカル/ハーモニー/楽器ソロ/アンサンブル……、コンテンポラリーな曲を取り上げていても、ブルーグラス本来の匂いがプンプンとする。おそらく、ナッシュビルやブルーリッジ系のバンドには失われたアーリー・ブルーグラスに対するある種の対抗心…か?もしくは深い愛情がなせる業なのかもしれない。とにかくジョーのバンジョーがものすごい牽引力の、すばらしい作品だ!!

MCM-0014 DEL McCOURY BAND『Family Circle』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

Sweet Appalachia/Barbaric Splendor/Hello Lonely/Delma Blue/I Remember You/Break Up 他全14曲

 現在ブルーグラス・バンドの最高峰、デル・マッカーリー・バンド(DMB)の最新作である。人間国宝といってもいい今年70歳のデルを中心に、ふたりの息子ロニー(m)とロブ(bj)、少年時代からバンドに参加したジェイソン・カーター(f)、そしてアラン・バートラム(bs)という望むべく最高のミュージシャンを擁して、鉄壁のバンドサウンドを聴かせる。"I've got that sweet mountain soul in bones,"と歌うアパラチア賛歌にはじまり、ジョー・ニューという作者のすばらしい2曲(要チェックだよ)ほか、ビリー&テリー・スミスやロニー・ボウマンらとの共作、マーク・ノップラーのカバーなどを含み、ハッとするようなポップな感覚を散りばめながら、そして今秋のIBMAアワード・ショウのトリで聴かせてくれた最後のチャーリー・リッチ曲"Break Up"のブギウギまで、全曲でソリッドなブルーグラスを守りながら随所にお洒落なアレンジ、また自然に出てくるのだろう抜群のグルーヴを捉まえる各楽器のインプロバイズ、そしてデルのリズム・ギターが快感だ。昔のデル・イメージとはぜんぜん違う、数々のビッグステージを経てきて、今やメジャーアーティストの一角にいるDMB、デルの強烈な説得力でアルバムを通して大満足のブルーグラスを聴くべし!

SH-4057 ADAM STEFFEY『One More for the Road』CD\2,573-(本体\2,450-)

Deep Rough/Don't Lie to Me/Let Me Fall/Warm Kentucky Sunshine/Half Past Four 他全12曲

 ムーンシャイナー誌10月号のカバーストーリーにも登場したアダム・ステッフィ、現在マンドリンの最高峰として尊敬されるアダムの最新ソロ第2作。見事に、完全にコントロールされたマンドリンに、クレイ・ヘスのフラットピッキン・ギター、ロン・ブロックの安定したスリーフィンガーロール、そしてやっぱステュアート・ダンカン(f)に高校以来の仲間バリー・ベイルズ(bs)の1曲目。2曲目ではアダムのバリトン・ボイスが独自の世界を創りつつ、ロン・ブロックが独特のスリーフィンガー・グルーヴを創る。そして3曲目と4曲目でレッド・アレンと故ラリー・リチャードソンのアーリー・ブルーグラスに対する愛情一杯のリスペクト!! ダン・ティミンスキをゲストにした"Let Me Fall"では、全員のブルーグラス早弾き!!に対する真摯なブチ切れがお見事!! 妻のクロウハンマーをフィーチャーしたオールドタイムなインストをはさんで、6曲目にはアリソン・クラウスが登場、モダン・ブルーグラスのさわやかメロディを絵に描いたような選曲等々、歌物8曲インスト4曲で飽きることのない、まさに現代ブルーグラスのおいしい所取り作品である。アリソン・クラウス&ユニオン・ステーションからマウンテン・ハート、そして現在、ダン・ティミンスキ・バンドで活躍すると同時に、東テネシー州立大学で講師を務めるアダム、まぎれなくブルーグラス・マンドリンの第一人者のひとりである。

REB-1834 STEEP CANYON RANGERS『Deep in the Shade』CD\2,573-(本体\2,450-)

Have Mercy/Mountain's Gonna Sing/Sylvie/I Must Be Somebody Else You've Known 他全12曲

 ノース・カロライナ大学チャペルヒル校のキャンパスで生まれたスティープ・キャニオン・レンジャーズ。2006年IBMA最優秀新進バンドを受賞、今年はスティーブ・マーティン(来年のアカデミー授賞式の司会が決定!!)とのツアーで全米のあらゆるメディアで取り上げられてノリノリの通常編成5人組。レッドベリー作のアカペラとマール・ハガード作のホンキートンク曲以外はオリジナル。その現代的な歌詞と、ストレート・ブルーグラスはもちろん、ブギウギやマウンテン調、ブルーグラス・ワルツなどユニークなサウンド・アレンジ、そして全員の楽器レベルも当然高く、フィドル・インストの"Mourning Dove"も出色だ。

PATUX-200 CHRIS WARNER『Goin' to the Dance』CD\2,573-(本体\2,450-)

Lickity Split/Heartbreak/Banjo Blues/Bonaparte's Retreat/Turkey Buzzard/Leavin' Town 他全14曲

 1967〜69年、ジミー・マーティンのもとで、強い右パンチを手に入れ、アルバム『Free Born Man』という名盤を残したクリス・ワーナー、1980年代にカムバックしてウェブコに3枚のアルバムを残して以来、久々の最新作はボーカル8曲、バンジョー・インスト6曲の全14曲。定評のトーンとタイミングを生み出す右手を支えるバンジョーは、2曲をゴールド・スターGF-100で、残りをステリング・クルセーダー・デラックスで弾いている。同じ「ジミー・マーティンのブルーグラス学校」の卒業生、トム・アダムズをギターとリード・ボーカルに、マーク・サイツかディック・レアード(m)、マイケル・クリーブランドかパトリック・マッカビニュー(f)といった布陣で、ジミー・マーティン直系のソリッドグラスを聴かせてくれる。

PC-1170 GRASSTOWNE『Other Side of Towne』CD\2,573-(本体\2,450-)

Hard Workin' Man/Heartbreak Express/God Bless Mommy/Big, Big Heartaches/The Door 他全14曲

 ドイル・ローソン&クイックシルバーからマウンテン・ハートで圧倒的な「歌の上手さ」で知られるスティーブ・ガリー(g)を中心にしたグラスタウンの最新第2作。ブルーリッジ系マンドリン・スーパーピッカーのアラン・バイビーに話題の若手バンジョー奏者ジェイソン・デイビス(ムーンシャイナー誌7月号「闘魂バンジョー」参照)、IBMA最優秀ドブロの受賞経験者フィル・レッドベター、そしてトラビス・グリアー(bs)のメンバーに、なんと!!全編にステュアート・ダンカンのフィドルがゲスト出演。ジェイソンの正確無比なバンジョー・グルーヴが支配するミディアム・テンポの1曲目での満を持して突っ込んでくるマンドリンとフィドルのスリル……、そしてロンサム・スローな2曲目……、コンテンポラリーな素材とリズムグルーヴを持ちながら、トラッドな雰囲気をプンプンと漂わせる。安易なカントリー志向よりも伝統的なブルーグラスの中に居場所を求めた姿勢がうかがえる、話題の新バンドだ。

KOCH-4766 JOHN COWAN『8,745 feet; Live at Telluride』CD\2,888-(本体\2,750-)

Mississippi Delta Time/High Above Powerlines/Four Days of Rain/Let's Make a Baby King 他全12曲

 ニューグラス時代の名曲からロック、そしてあのジョン・カウワンにしか歌えない名唱"Dark As a Dungeon"などを収めたテルライド・ブルーグラス・フェスのライブ、1998年以降に録音された最盛期のジョン・コウワン・バンド、タップリ1時間に渡ってこだます、「あの」ものすごい絶唱だ。これまで、自費制作で流通していたものが正式に準メジャーから発表だ。ドラムスとエレキを全面に押し出したロック調ながら、バンジョーにはゲストのベラ・フレックを含めスコット・ベスタルと伝説のレックス・マッギー(インスト"Road to Silverton"で凄い!!)、ギターにジェフ・オウトリー、マンドリンにダレル・スコット、フィドルにルーク・ブラとバーバラ・ラム、ドブロにランディ・コーアズらを配し唯一無二のボーカルを聴かせる。サム・ブッシュと同様、ジョンにとってもホームグラウンドと呼べるテルライド・フェスでの絶頂期、信じられないあの「声」が響き渡る。

CLG-83008 PAM GADD『Benefit of Doubt』CD\2,573-(本体\2,450-)

Hold Whatcha Got/Just Love Me/After the Fire Is Gone/Apple Jack/Tennessee Hound Dog/Farewell Wagon Master 他全14曲

 アリソン・クラウス登場以前、苦難の道を歩んできた女性ブルーグラスのあたらしい幕開けとなった1979年結成のニュー・クーン・クリーク・ガールズにバンジョー奏者として参加、その後、熊本カントリーゴールドにもやって来た5人組スーパー女性カントリーバンド、ワイルド・ローズ(1988-1991)に参加して名を上げたパム・ガッドの最新作。自身のソリッド・バンジョーでのキツメのジミー・マーティン名曲を一曲目に、亡くなった恩人ポーター・ワゴナーに捧げる曲まで、彼女の長いキャリアを表す幅広いサウンドで耳に馴染みいい作品だ。ワイルド・ローズの後、しばらく活動を休止したようだが、1997年にソロ・アーティストとしてバンガードから『The Long Road』でデビュー、その後2001年に『Time of Our Lives』発表、ドリー・パートンやポーター・ワゴナーといったブルーグラスに理解のあるカントリースターたちに支えられながら活躍、自身の音楽をより幅広いものにしていき、久々の最新作である。ブライアン・サットン(g)、オーブリー・ヘイニー(f,m)、アンディ・レフトウィッチ(f,m)ら超一級ピーカーを統べるのはワイルド・ローズ時代のバンマス、ワンダ・ビック(d,g)。ゲスト・ボーカルには、ドリーのほか、現在はブルーグラスに転向した元シェナンドーのマーティ・レイボン、グラスタウンのスティーブ・ガリーと、元クーン・クリーク仲間のデール・アン・ブラッドリー。

ROU-0606
CLAIRE LYNCH『Whatcha Gonna Do』CD\2,573-(本体\2,450-)

Great Day in the Morning/Highway/Mockingbird's Voice/That's What Makes You Strong/Crazy Train/A Canary's Song/My Florida Sunshine 他全12曲

 70年代、フロント・ポーチ・ストリング・バンドとして女性ブルーグラスのあたらしい潮流を切り拓いたクレア・リンチ、当時とまったく変わらない、可愛く可憐なボーカルで、ものすごく気持ちいいアコースティック音楽を聴かせてくれる最新作。ギターの魔術師ジム・ハーストの絶妙なギタータッチに誘われるジェイソン・トーマス(f,m)とマーク・シャッツ(bs)のバンド・メンバー、ほぼ全曲その4人(ケニー・マローンのパーカッションとジェシ・ウィンチェスターのゲスト・デュオ・ボーカルを除いて)だけで創られたホッコリ、フンワカ作品。そうそう、ジェイソンは長らく東京ディズニーランドやシェラトン・ホテルで活躍したハンドピックドのメンバー。クレアのボーカルにぴったりのキュートな選曲に、ガース・ブルックスやビル・モンロー・ソングも忍び込ませた楽しいアコースティック作品だ。30年のキャリアでありながら、いつまでも若々しく新鮮なサウンドを楽しませてくれるクレアに脱帽。

RHY-1047 GOLD HEART『My Sister and Me』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付き)


Grin and Bear It/Sing a Little Louder/Chasing Lightning Bugs/You Know How/Sister 他全12曲

 いやはや、近年のブルーグラス子供たちの台頭には驚かされッぱなしです。ゴールド家の3人姉妹、長姉アナリーズ(m)、ほとんどの曲を創る次姉ジョセリン(g)、そしてシェルビー(f)、おそらくアナリズが20歳になったばかりと思われる三姉妹、現在はロンダ・ビンセントのザ・レイジに移ったグラスカルズのアーロン・マクダリス(bj)とデル・マッカーリー・バンドのアラン・バートラム(bs)、そして曲によってインファマス・ストリングダスターズのアンディ・ホール(d)を加えただけで(1曲でブランドン・リックマンのバリトン・ボーカル)、自分たちの楽器とボーカル/ハーモニーだけで、ここまでやる。1曲目のチョッと背伸びしたハイロンサムのほか、もちろん歌詞やメロディーはティーンエイジャーの等身大なのだろうが、そのサウンドは全米デビューに値する。おそらくシエラ・ハルやサラ・ジャローズと同年と思われるジョスリン・ゴールドに注目しよう。

ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷
SD-696 JOHN HARTFORD『No End of Love』CD\2,888-(本体\2,750-)(歌詞付)

Gentle on My Mind/Railroad Cap/My Tears Don't Show/Medicine Chest/Goodbye Waltz 他全10曲

 1996年発表の故ジョン・ハートフォード自費制作アルバムが、息子ジェイミーによって限定再プレスだ。バンジョーとフィドルのジョンに、マイク・コンプトン(m)、ロニー・マッカーリー(g)、ロイ・ハスキーJr.(bs)のブルーグラス編成5楽器によるジョンのストレート!?ブルーグラス集。今なお、日本のBGMでもしばしば流れる世界的名曲"Gentle on My Mind"がツーコードのブルーグラスとなる妙に、つくづく感心させられる。クリス・シャープも好んでレパートリーにするカール・バトラー作の1曲を除いてジョンのオリジナル。歌詞付きなのでジョンの大好きな物語やメッセージ/ユーモアが心に響く。2001年に63歳の若さで逝った天才ジョン・ハートフォードのブルーグラスをゆったりと楽しみたい。

GT7-0639 DON RENO, RED SMILEY, BILL HARRELL & THE CUT-UPs『Live! at Lone Star Festival, 1971』CD\1,260-(本体\1,200-)

Trail of Sorrow/Bringin' Mary Home/Charlotte Breakdown/Cheap Love Affair/Help Make It Thru the Night/Tally Ho/Green Mountain Hop 他全11曲

 ムーンシャイナー誌9月号では「ビル・ハレル追悼(1934-2009)」を特集。いまやレッド・スマイリー(1925-1972)、ドン・レノ(1924-1984)、とともに誰もいなくなったテネシー・カッタップスの看板たち。本作は1971年、死を半年後に控えたスマイリーがレノとの思い出を大切にするかのように、ハレルとともにすばらしくテンションの効いた約35分のショウを収めたもの。3人のほか、バック・ライアンのフィドルとジェリー・マッカーリーのベースの5人組。ジェリー歌うモンロー曲のきつめのハイロンサム・ハーモニーに送られる観客の盛大な拍手などから、かなり濃い目のブルーグラス・ファンが集まったと思われるフェスでの活き活きとしたライブだ。レノの音楽性の凄さ、スマイリーとハレルの美声、ライアンの思いっきりフィドルなど、勢いにまかせた荒っぽい演奏と録音だがブルーグラスのナマの熱気を直に感じることのできる大秀作、1977年にアテイラム・レコードからLP発売されたもののCD化である。偉大な第一世代ブルーグラッサーの、凄い熱気だよ。

ROU-0644 JOHN HARTFORD『Perfect 10 Series: Good'le Days』CD\1,838-(本体\1,750-)

Skippin' in the Mississoppi Dew/Gum Tree Canoe/Gentle on My Mind/Lorena/In Tall Buildings/Vamp from Back in the Goodle Days/Wrong Road Again/Good Old Electric Washing Machine/Take Me Back to My Mississippi River Home/Old Time River Man.

 ラウンダーの「パーフェクト10シリーズ」、ジョン・ハートフォードの「これぞ10曲」を集めた作品。70年代のフライング・フィッシュ録音を中心に、ハートフォード入門曲集。ベニー・マーティン、サム・ブッシュ、バディ・エモンズを従えたこの世界的名曲"Gentle on My Mind"を聴くがいい。そしてハートフォード頭になったあなたは、彼が生涯に残したすべての録音を聴くことによって、彼とのシアワセな、そして至福の時間を共有すべきだ。ハートフォードこそは20世紀後半のアメリカ・ルーツ音楽が生んだもっとも偉大なスピリットである。ハートフォードの入手可能作品については、お問い合わせください!!

RHYC-2001 LARRY SPARKS『I Just Want to Thank You Lord』CD\2,573-(本体\2,450-)

What Kind of Man/Little White Frame Church/His Name Was Judas/Going Home/Soul Train 他全12曲

 現在ブルーグラス界で、デル・マッカーリーと並んで人間国宝級の、つまり第一線のステージで活躍する現役ミュージシャンのなかで正真正銘のホンモノ・ブルーグラスとされるラリー・スパークス。デルのビル・モンローの精神的厳しさとレスター・フラットのポップな甘さを体現したボーカル・スタイルに対して、ラリーはあくまでもカーター・スタンレーの土着の田舎人しか持ち得ない俗っぽさを見事に継承した稀有なボーカリストであり、同時にその魂のこもったリード・ギターは唯一無二のインパクトを聴かせてくれる。1970年代にマーシャル・ファミリーのジュディ・マーシャルが書いた名曲をタイトルに、近年最先端のブルーグラス・レーベルとして注目されるルーラル・リズム社のあたらしいゴスペル・ラインアップの第一弾として選ばれた作品だが、オリジナルは2001年にクロスカット・レコードから発表された『I Want to be Like Jesus』。当時10代のスクラッギストとして話題になったジョッシュ・マクマーリー(bj)、現在ロスト&ファウンドで活躍、ラリーとの来日メンバーでもあったスコット・ネピアー(m)にベースの4人組。初回プレスのみの限定リリースだという。
クリスマス新入荷
KOCH-4754 CHARLIE DANIELS『Joy to the World: A Bluegrass Christmas』CD+DVD\2,888-(本体\2,750-)

Christmas Time's a Comin'/Christmas Time Down South/Blue Christmas/Christmas Song 他全12曲

 サザン・ロックのアイコン、チャーリー・ダニエルズの最新作(CD+DVD、同じ12曲がスタジオとライブで収められている)はブルーグラス・クリスマス。ブルーグラス出身で、60年代にはナッシュビルのセッションマンとしてフラット&スクラッグスやディランの録音に参加してきた彼。ザ・グラスカルズ、ダン・ティミンスキ・バンド、キャシー・マティア、エブリンとスザンヌのコックス姉妹のほか、ジュエルやアーロン・ティピンらも参加するクリスマス名曲集。

KOCH-2021 JERRY DOUGLAS『Jerry Christmas』CD\2,888-(本体\2,750-)

First Noel/God Rest Ye Merry Gentlemen/Santa Claus Is Coming to Town/Maui Christmas 他全12曲

 ドブロというスライド・ギターを、まったく別次元の楽器にまで高めたジェリー・ダグラスの最新作はクリスマス集。自身のバンド・メンバー、ルーク・ブラ(f)、ガスリー・トラップ(g,m)、トッド・パークス(bs)を核に、モーラ・オコンネルのボーカルをゲストに迎え、クリスマスという神聖で心落ち着くテーマの中、ドブロという楽器の特性を生かして、メロディアスでロマンティックな響きに、ブルーグラス・ソウルのインパクトを秘めたトーンが見事だ。

KOCH-4759
JOHN COWAN『Comfort and Joy』CD\2,888-(本体\2,750-)

Christmas Everyday/What Child Is This/Silent Night/I'll Be Home for Christmas/Ave Maria 他全12曲

 ジョン・コーワンの最新作もクリスマスだ。ニュー・グラス・リバイバル以来、その圧倒的な歌唱力で唯一無二の世界を築くことができる稀有なボーカリストだ。スモーキー・ロビンソンのポップな曲を1曲目に、良く知られたスタンダードをジャズ/スウィングやクラシック、ブルーグラスなどそれぞれのアレンジで、そのボーカルを存分に楽しませてくれる。養女とのオリジナルのブラザー・デュオ風のシンプルな響きや、デラニー&ボニーのボニー・ブラムレットをゲストに迎えたNGR時代の"Let's Make a Baby King"、そして「アべ・マリア」の熱唱はさすがだ。ジョン・コーワン・バンドのシャド・コッブ(f)、ジェフ・オートリー(g)、ジョン・フレーザー/マット・フリン(m)ら、アコースティック達人らもきっちり脇を固めている。
■特選クリスマス・アルバム
CP-9804 CLUSTER PLUCKERS『Christmas Album』CD\2,888-(本体\2,750-)

Christmas Time's a Comin'/Winter Wonderland/Silent Night/Jingle Bells/Santa Claus is Coming to Town/White Christmas/Silver Bells/Joy to the World/We Wish You A Merry Christmas 他全13曲

 女性ふたり(クリスとマーガレット)を前面に、歌うこととブルーグラスが大好きだという一点のみで、楽しく演奏することだけを目標にするベテラン・ブルーグラッサーの彼ら、来日したのは1995年、もう14年も前だ。それはそーとムーンシャイナー11月号、今年のIBMAアワード・リポート、なんと!スティールドライバーとして新人賞!を取ったリチャード・ベイリー(bj)の格好、見た!? あのドレスアップした会場に、なんともあの気取らぬフツーさが実にいい。あれなんですよ、昔のIBMAではいつも非常階段でヘタリながら歌ってたあのシンプルさ、あの暖かさがこのバンドの特徴。ほかにブレイン・スプラウス(f)やマーク・ハワード(g)ら、じつは曲者たちが、あのさわやかなハーモニーと極上のアコースティック・サウンドで聴かせるクリスマス超スタンダード名曲13曲集。悪い分けないじゃない…。

ROU-0616 BELA FLECK & FLECKTONES『Jingle All the Ways』CD\2,573-(本体\2,450-)

 なななんと!!今年2月、グラミー賞最優秀ポップ・インスト・アルバムに輝いたベラ・フレックとフレクトーンズの2008年作クリスマス集。久々の古巣ラウンダーからの発売ということもあってか、リラックスし放題の音遊び!! トゥバ共和国の喉唄(モンゴルのホーミー系)ではじまり、全編よく知るメロディがグチャグチャに遊ばれる音の至福。ブルーグラスからバッハまで、頭脳を刺激する楽しいジャンル無用バンジョー音楽の1時間。

SH-3855 V.A.『Tinsel Tunes』CD\2,079-(本体\1,980-)

 サム・ ブッシュの"Sleigh Ride"だけでもお値打ちの超快感!!…その他、ヒルマン/ペダーソンやロンサム・リバー・バンドのカントリー、クリス・シーリやサイコグラスのハイパーインスト、チェサピークのスウィング、ブラザー・ボーイズのお洒落なブラザーデュオ、ナッシュビル・ブルーグラス・バンドらのブルーグラス等々、ジャンルを越えた楽しい1996年作アメリカン・クリスマス集。

COMP-4412 NEW GRANGE『a Christmas Heritage』CD\2,573- (本体\2,450-)

ティム・オブライエン(v,m)、ダロル・アンガー(f)、マイク・マーシャル(g,m)、アリソン・ブラウン(bj,g)、トッド・フィリップス(bs)、フィリップ・アーバーグ(piano)による研ぎ澄まされたアコースティック・ユニット、ニュー・グレンジのアコースティック・クリスマス。ミュージシャンのタッチが生み出す各楽器の知的な美しさをお楽しみください。
 そのほか、クリスマス作品には、●ラルフ・スタンレー1993年作品『Christmas Time with Ralph Stanley』(CD\2,888-)、●マイケル・マーティン・マーフィー&スージー・ボーガス、マーティー・ロビンス&ライダーズ・イン・ザ・スカイ、ドン・エドワーズ他の1996年作品『Christmas in the West』(CD\2,573-)などがある。
■マーク・ニュートン来日
 12月に1990年に来日したバージニア・スクワイアーズのマーク・ニュートンが来日、全国各地でライブや交流会などが企画されています(ムーンシャイナー誌参照)。現在、プロモーター/ブッキング・エージェントなどで成功、IBMAファンフェスのプロデューサーとしても米国ブルーグラスの先頭に立ちながら自身のバンドでも活躍中の、以下マークが主役の在庫アルバムたちです。

RCSI-1021 MARK NEWTON & LARRY STEPHENSON『Live at Mr. B's』CDR\2,573-(本体\2,450-)

Rose of Old Kentucky/Love Please Come Home/Flint Hill Special/Will You Be Loving Another Man?/Dark Hollow/Roll in My Sweet Baby's... 他全20曲

 1988年3月6日にライブ録音、2枚組LPで発表され、当時日本でも話題になったワシントンDC周辺の若手とベテランによる全曲が超有名スタンダード・ブルーグラスのライブが初CD化である。あのビル・エマーソンが全編でバンジョーを響かせ、リッキー・シンプキンズ(f)、ラリー・スティーブンス(m)、ロニー・シンプキンズ(bs)、そしてマーク(g)が基本バンド。マークとラリーのほか、ゲストボーカルにはジョン・スターリング博士、ルー・リード、デビッド・パームリーらが複数曲を披露する。こののち、1990年代に訪れるブルーグラス大変革を目前に、1970年代の「DCグラス」のハッピーミディアム・サウンドを超スタンダードで楽しませてくれる。

REB-1125 VIRGINIA SQUIRES『Best of Virginia Squires』CDR\2,573-(本体\2,450-)

 1990年代の先駆けとなったバージニア・スクワイアーズのレベルに残したベスト16曲集。

REB-1795 MARK NEWTON BAND『No Boundaries』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ワシントンDC周辺のトッププレイヤーたち、マイク・マンフォード(bj)、トロイ・イングル(m,f)らをバックにした2003年作品。

REB-1819 MARK NEWTON BAND『Hillbilly Hemingway』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ジャケットにハンク・ウィリアムズのブーツを配し、「ヒルビリーのヘミングウェイ」ことハンクを称えるタイトル曲ほか、カール・ジャクソンの制作で、ナッシュビル録音された意欲作。現在のところマーク・ニュートンの最近作である。
ブルーグラスお勧め作品
(すでに新入荷で紹介済みの作品です)
■ムーンシャイナーIBMAアワード・リポート
 11月号に掲載したアワード・ショウ・リポートに関連した、今年の話題バンドや人を紹介しよう。

FF-70107 HOT RIZE & RED KNUCKLES' TRAILBLAZERS『2 Complete Live Albums!』\2,573-(本体\2,450-)

 今年のホストはホット・ライズとキャシー・マティア。もちろん調子の狂った時代錯誤のカントリーウエスタン・バンド、トレイルブレーザーズも登場、笑いを振りまいた。本作は80年代のネオ・トラッドグラスをリードしたかれらが、カントリーとブルーグラスの双方のファンを満腹にさせてくれる楽しいライブ作品。1982年と84年のライブLP2枚分全30曲のお徳用版だ。 ホット・ライズとキャシーのインテリ系ホストは嫌味のない、好感の持てるものだった。

REB-1825 JUNIOR SISK & RAMBLERS CHOICE『Blue Side of the Blue Ridge』CD\2,573-(本体\2,450-)

 今年のIBMAアワード・ショウでダニー・ペイズリーと共に登場、トラッド権化としてもっとも大きな拍手を受けたジュニア・シスク。ムーンシャイナー誌5月号掲載の全米ブルーグラス・アルバム・チャートでナンバーワンをヒット!! ロニー・ボウマンをプロデューサーに迎え、タイトル通り、トラッドに根ざした典型的なブルーリッジ系サウンドを聴かせてくれる。なお、ダニー・ペイズリーのノミネート作品は『Room Over Mine』(ROU-0589 \2,573-)。トラッドグラス健在を証明したIBMAパフォーマンスだった!!

COMP-4511 DALE ANN BRADLEY『Don't Turn Your Back』CD\2,573-(本体\2,450-)

 やったネ!今年もIBMA最優秀女性ボーカル受賞。これで3年連続受賞の苦労人ベテラン女性ブルーグラッサー、デール・アン・ブラッドリーの06年前作『Catch Tomorrow』(COMP-4445 \2,573-)につづく最新作。制作のアリソン・ブラウンみずからのブルーグラス・バンジョーとステュアート・ダンカンのふたりがバッチリと脇を固め、マイク・バブ(bs)とティム・ロウリン(m)、そしてデール・アン自身の見事なリズムとリード・ギターという基本セットにスティーブ・ガリーやデイリー&ビンセント、クレア・リンチらのゲスト・ボーカル。ニュー・クーン・クリーク・ガールズ以来、ブルーグラスに夢を託してきた苦労人デール・アン、バラエティに富んだ選曲とサウンドでデリケートな女性らしいボーカルを楽しませてくれる。

REB-1754 PAUL WILLIAMS『Old Ways & Old Paths』CD\2,573-(本体\2,450-)

 今年のIBMA名誉の殿堂入りを果たしたロンサム・パイン・フィドラーズ、生き残りメンバーによる"Pain in My Heart"に感動!! そのひとり、初期ジミー・マーティンを支えた名テナー、ポール・ウィリアムズ("Stepping Stone"を覚えてますか?)のカムバック後の2000年、自身のゴスペル・バンドを率いてのデビュー作品。ポール・ウィリアムズのそのほかCD在庫は、2004年作品『I'll Be No Stranger There』(REB-1804 \2,573-) 。そしてブルーグラス・ゴスペルの様子が分かるすばらしいDVD作品『Alpha Video』(REB-9004D \4,148-)も在庫している。

ROU-0596 MICHAEL CLEVELAND & FLAMEKEEPER『Leavin' Town』CD\2,573-(本体\2,450-)

 今年も最優秀インスト・グループをはじめ個々人も最優秀奏者獲得、そのアグレッシヴなエナジー全開のソリッドグラスは聴く者を圧倒、50年代のベニー・マーティンがいるホットなブルーグラスを思い起こさせる。2008年作。

ROU-0617 DAILEY & VINCENT『Brothers from Different Mothers』CD\2,573-(本体\2,450-)

 今年も最優秀エンターテイナー受賞を含む3部門制覇(昨年は新人賞含む6部門受賞)。現在もっとも乗っている超ストレート・ブルーグラス・バンド、(ジェイミー)デイリー&(ダーリン)ビンセントの早くも第2弾。ブラザー・デュオというハーモニー・スタイルを基本に、そこから溢れてくるパワーを楽器と、トリオも含めたボーカル・アレンジに凝縮したサウンドは、わが好みは別に凄い!!

ROU-0603 BOBBY OSBORNE & ROCKY TOP X-PRESS『Bluegrass & Beyond』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ロンサム・パインの生き残りのもうひとり、ボビー・オズボーン、77歳にしてこのすごいエネルギーはどうだ!! 1曲目のウキウキするジェリー・リード曲から一転、モンロー・ブラザーズの"What Would You Give"をマーティ・ステュアートとコニー・スミス夫妻をゲストに2曲目に配し、そのいずれもで意表をつくアレンジを施したオズボーン節。ほかに、イーグルス曲やロンダとダーリンのビンセント姉弟を迎えてのロレッタ・リン曲など、ボビーの艶のあるボーカルとハーモニーと凄いマンドリン。オズボーン・ブラザーズを解消してすでに3作目、そのいずれもが力に溢れている。前作『Bluegrass Melodies』(ROU-0582 \2,573-)も必聴!!
 IBMAのフィナーレで自作の"Pain in My Heart"を歌ったとき、わたしゃもう、ジーン!!……!!
■ムーンシャイナー11、10月号特集関連作品
(ブルーグラス専門月刊誌のムーンシャイナーは各\525-。以下は特集記事の関連作品)
SH-4055 SAM BUSH『Circles Around Me』CD\2,573-(本体\2,450-)

 最新11月号のカバーストーリー。待ってました!!サム・ブッシュの最新作。57歳になったサムが自身の越し方を振り返るブッシュ流ブルーグラス・カバー集。ブルーグラス新入荷参照。

SH-4057 ADAM STEFFEY『One More for the Road』CD\2,573-(本体\2,450-)

 10月号のカバーストーリーは現在、マンドリンの最高峰とされるアダム・ステッフィ。J.D.クロウ&ニューサウスを思わせるハッピーミディアムなブルーグラスと、ラリー・リチャードソンやレッド・アレンなどの先人に敬意を払うトラッドグラス。詳細はブルーグラス新入荷参照。

REB-1828 KENNY & AMANDA SMITH BAND『Live and Learn』CD\2,573-(本体\2,450-)

 リードはもちろん、その絶妙なコード作りがすばらしいフラットピッカー、ケニー・スミスのインタビューをマロ川端が紹介。見事なアンサンブルを構築し、その中にさまざまな仕掛けをちりばめ、それを五つの楽器が実に繊細にキメていく、IBMA最優秀ギタリストを2度受賞したケニー・スミスの実力が遺憾なく発揮された見事なアルバムである。自身のマーティンD-18系の響き(コードとリズム)を基本に、すみずみにまで気配りされた究極のブルーグラス・アンサンブルを聴かせてくれるケニーとアマンダ・スミス・バンド、実に気持ちがいい2008年作品。スティーブ・ヒューバーをバンジョーに据えたデビュー作『Kenny and Amanda Smith』(REB-1811 \2,573-)もある。

ANTX-1017 中村まり『Beneath the Buttermilk Sky』CD\2,500-(本体\2,381-)

 11月号と12月号に渡って特集するアメリカーナ直系のシンガーソングライター最新作。近年のブルーグラス/アパラチアへの興味を素直に語る女性、今年夏フジロックにも招かれている。岸本一遥と原さとし参加のブルーグラスもある。詳細は次号にて。

ARH-204D NEW LOST CITY RAMBLERS『Always Been a Rambler』DVD\3,255-(本体\3,100-、58分+30分、カラー+白黒、stereo, widescreen 16:9)

 8月7日、75歳で亡くなったマイク・シーガーの追悼特集を9月号以来組んでいる。ブルーグラス/オールドタイムに関わらず、アメリカン・ルーツの真髄を見る、マイクの率いたニュー・ロスト・シティ・ランブラーズのすばらしいDVD作品。
■インファマス・ストリングダスターズ特集!!
 台頭する若いブルーグラッサーのトップランナー、ダスターズ!! ライブ会場のみで手に入るメンバーの作品を主に、その全作品を紹介します。

SH-4056 CHRIS PANDOLPHI『Looking Glass』CD\2,573-(本体\2,450-)

Winnipeg/Mr.Manys/Machines/Big Bend/Wichita Stomp/Open C/Close Encounter/Melancholy 他全11曲

 若者ブルーグラスのトップランナーのひとつ、インファマス・ストリングダスターズのバンジョー奏者クリス・パンドルフィの最新ソロ・アルバム。ジャズで有名なボストンのバークリー音楽院が若いブルーグラッサーたちのために開設したバンジョー専攻の最初の卒業生であるクリス。クリス・エルドリッジ(g)、ステュアート・ダンカン(f)、ジェシ・コッブ(m)、アンディ・ホール(d)、バイロン・ハウス(bs)を核に、マット・フリナー・トリオをファンキーな曲調に配して、あたらしいバンジョーの世界を目指す意欲作。

SH-4054 JEREMY GARRETT『I Am A Stranger』CD\2,573-(本体\2,450-)

 インファマス・ストリングダスターズのフィドル/ボーカルを担当するジェレミー・ギャレットのライブ会場でのみ発売されている特別CD盤。10代のスーパーフラットピッカーとして知られるジェイク・スタージェル(ラベル・シスターズ/グリーンカーズ)や、トップクラスの女性バンジョー奏者ジュリー・エルキンズ(ケーンズ・リバー)にショーン・レーン(m)、デニス・クロウチ(bs)を基本セットにした爽快なオリジナルや、ギターにクリス・シャープを配したフラット&スクラッグス・カバーには驚きのアビゲイル・ウォッシュバーンがカーリー・セクラー役を務めマイク・コンプトンやネッド・ルベレッキ(bj)、マイク・バブ(bs)が重たいF&Sサウンドに挑戦ほか、自身のオリジナル・ソングを中心にバラエティに富んだ作品。

SH-4041 ANDY HALL『Sound of the Slide Guitar』CD\2,573-(本体\2,450-)

 2008年IBMA最優秀インスト・アルバム受賞作。デビッド・グリア(g)、ロブ・アイクス(d)、ティム・スタッフォード(g)、ジェシ・コッブ(m)との各デュオ4曲、ストリングダスターズとの5曲(内1曲はボーカル)、そしてノーム・ピケルニー(bj)を加えた1曲、ノーマン・ブレイクのメドレーをソロで演じる1曲の計11曲。ムーンシャイナー誌5月号の表紙を飾ったアンディ・ホール、同月号にはブルーグラス・ドブロ誕生秘話、また6月号にもドブロ/ナショナル/リーガルの謎などを解説した特集あり。

SH-4043 INFAMOUS STRINGDUSTERS CD\2,573-(本体\2,450-)

 ティム・オブライエンのプロデュースで早々と発表した第二弾。全員が20代ながらブルーグラスのツボを心得たスーパーピッカーたちがスリリングなサウンドを創り、そしてリード・ボーカルが3人三様のソリッドグラスからバラッド、ニューグラスと味わいの異なるボーカルとインスト3曲、バランスの取れた構成。

SH-4021 INFAMOUS STRINGDUSTERS『Fork in the Road』CD\2,573-(本体\2,450-)

 2007年春のデビュー作で、IBMA新人賞と最優秀アルバム賞、最優秀ソングの三冠に輝いた彼らのデビュー作品。ブルーグラス・アルバム・チャートで一躍ナンバーワン(ムーンシャイナー誌2007年7月号)となったダスターズ、圧倒的な楽器テクと新鮮なオリジナルソングの21世紀アンサンブルは、ニューグラスより新しくて同時にブルーグラスっぽい……。ムーンシャイナー誌2007年3月号(MS-2405 \525-)にカバーストーリー。
インスト新入荷
PATUX-196 JESSIE BAKER『Yessir!』CD\2,573-(本体\2,450-)

Follow the Leader/San Antonio Rose/9 Pound Hammer/Boston Boy/Banjo Riff/Farewell Blues 他全13曲

 ドン・レノの音のツカミ(5弦を含めたすべての弦から出る音にロールの責任を持つこと)と、絶頂期のアール・スクラッグスを思わせるロールの安定感(要所を締める独特のリズム/タイミングとビッグサウンド)を兼ね備えた1991年生まれの18歳。この年で、ナンデこんなに落ち着いたことが弾けるのか……、じつに腹立たしい(還暦男のヤキモチよ!)。そう今年春、弟テイラーとのベイカー・ボーイズ『Lonesome Weary Hearts』(Patux-165)として紹介、チャーリー・モンローらの渋い曲ばかりを取り上げていたジェシー・ベイカー、そのアルバムでバンジョーはギブソンRB-250だったけど、今回はフランク・ニート作の逸品と思われます。それにこの選曲、レノ、スクラッグス、そしてモンローのブルーグラスおいしいところ取りで、近年のトレンドのようにインスト作品にボーカル物なんて入れない硬骨漢……。基本バックはマイケル・クリーブランド(f)、デビッド・マクラフリン(m)、ダドリー・コンネル(g)、マーシャル・ウィルボーン(bs)。昨今の若者ブルーグラス、一方にクラシック界まで足を伸ばすかと思えば、こうしてわれわれおじさん達以上にディープに先人の偉業を尊敬し掘り下げる者がいる。ブルーグラスは不滅だぁーッ!!

SFR-105 HOWARD "HOWDY" FORRESTER『The MGM Recordings』CD\2,573-(本体\2,450-)

Rutland's Reel/Fiddler's Waltz/Leather Britches/Brilliancy/Sally Goodin'/Grey Eagle 他全12曲

 20世紀はじめから現在につづくナッシュビル・フィドル伝統の中で大きな位置を占める、が、しかし作品としての録音がきわめて少ない伝説のフィドラー、ハウディ・フォレスターの有名な、そして希少な1958年のMGM録音が復刻である。すでに16歳でフィドリン・アーサー・スミスに認められ、20歳の1942年にはビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズ(すぐに兵役につき録音は残っていない=奥さんのサリー・アン・フォレスターがアコーディオンで参加している)、そして海軍除隊後の1945年12月にはブルー・グラス・ボーイズに復帰、アール・スクラッグスが新加入したときのフィドラーであった。その後、オクラホマ/テキサスで活躍、テキサス・フィドル美学の詰まった名曲"Rutland's Reel"を書いている。1950年にはフラット&スクラッグスで"Earl's Breakdown"ほかの名演を残し、1951年からはロイ・エイカフのバンドと出版社で活動、ナッシュビル・フィドラーの核として尊敬を集めた。ジミー・リドル(piano,harmonica)、ピート・カービー=ブラザー・オズワルド(g)、レイ・エデントン(archtop g)、ジュニア・ハスキー(bs)をバックにすばらしいオリジナルとトラッドを配した、おそらく初のカントリー系フィドルLPであろうと言われる名盤でもある。ハウディとその周辺のフィドル事情に関してはムーンシャイナー9月号「ブルーグラス・フィドルの原点、ワイズ/フォレスター/マーティン/シューメイト」参照。

KOCH-2024 BELA FLECK, ZAKIR HUSSAIN, EDGAR MEYER『The Melody of Rhythm; Triple Concerto & Music for Trio』CD\2,888-(本体\2,750-)

Babar/Out of the Blue/Bubbles/Melody of Rhythm, Movement 1-3/Cadence/In Coclusion/Then Again.

 1983年にコロラド州アスペンのハーゲンダッツの店先でジャムをして以来、ブルーグラス楽器を別次 元にセットしたベラ・フレック(bj)とエドガー・マイヤー(bs)のふたり組が、またも世界的な音楽家と共演、とんでもない音楽を創り上げた。インドの人間国宝と言われる世界最強のパーカショニスト、タブラ奏者ザキール・フセイン(昨年来日している)を迎えて、バンジョー/ベース/タブラのあたらしいトリオ音楽を聴かせてくれる。ボビー・トンプソンがケニー・マローンとバンジョーとパーカッションのデュオ曲"Devil's Dance"を発表して以来、バンジョーとパーカッションの相性の良さは周知の通り。3本指ではじけるバンジョーをタブラが勢いつけ、ベースが重厚な輪郭を規定していくトリオで繊細なアンサンブルを味わったあと、途中からデトロイト・シンフォニー・オーケストラが加わり壮大な協奏曲に発展していく。われわれの愛すべきバンジョーが、ブルーグラス奏法でクラシック音楽の協奏曲として地位を築いている……実に爽快、5弦バンジョーは不滅だぁーッ!!!!

PATUX-166 CASEY DRISCOLL『Texas Style Fiddling』CD\2,573-(本体\2,450-)

After You've Gone/Old Joe Clark/Tennessee Waltz/Sally Goodin/Entertainer/Tom & Jerry 他全14曲

 ブルーグラスを核にして、つぎつぎと若い才能を発掘しているワシントンDCエリアのパタクサント・レコードの新人、IBMAのジャムで見出されたケーシー・ドリスコールのフィドル集。2007年度のジョン・レノン教育ツアーバスで優勝したジョナサン・グリシャムのリズム・ギターのみをバックに、テキサス(コンテスト)・スタイルのフィドルをベースに、17歳当時の録音でところどころに硬さは見えるものの、何でもやってみよう精神でジャズ・スタンダードからトラッド、有名カントリーソングから美しいワルツまで、フィドルの楽しさを凝縮して聴かせる。若い才能を逡巡することなくすぐにスタジオに連れてくるパタクサントのトム・ミンデ、彼の心意気をサポートしたい。

KKM-001 大西アンサンブル『マンドリン&ギターのデュオ Vol.1』CD \3,000(本体\2,857)

 関西で最もブルーグラスの盛んな神戸大学出身で学生時代よりクラシック・マンドリン奏者として活動を始めた大西巧造と加治川岳によるマンドリン&ギターのクラシック作品。映画音楽でおなじみの「第三の男」「太陽がいっぱい」「虹の彼方へ」他、「帰れソレントへ」「サンタル地ア幻想曲」等々、耳に馴染みのあるナンバーを含めて全18曲。ブルーグラスのマンドリン/ギターとは異なるマンド&ギターの世界を覗いてみませんか? きっとあたらしい発想が生まれることでしょう。

GT7-0670 TERRY McMILLAN『Nashville Harmonicas with Special Guest Terry McMillan』CD\1,260-(本体\1,200-)

Today I Started Loving You Again/Shenandoah/Orange Blossom Special/When the Saints GoMarching In/Swing Low Sweet Chariot/Amazing Grace 他全12曲

 1877年にドイツ人、M.ホーナーによって開発されたといわれるハーモニカ(=マウス・ハープ)は、アメリカに渡ってそのコンパクトなサイズのために農業労働者やカウボーイに愛された楽器。初期カントリーやブルースで使われたが商業音楽の発展とともに一時は下火になったものの、1960年代に登場したチャーリー・マッコイによってふたたびカントリー界で注目を浴びることになった。テリー・マクミラン(1953-2007)はブルースから出発、1970年代にチェット・アトキンスに認められ、メロディーを大切にするナッシュビル・ハーモニカの伝統を教えられ、1975年以来、チャーリーに継ぐカントリー・ハーモニカの第一人者として活躍した。本作は元来、一般向けのBGM用に企画されたさまざまな楽器をフィーチャーするナッシュビル・シリーズとして録音されたもの。テリーがシリーズのゲストとしてその繊細なカントリー・メロディーを、そして後半ではブルース調ゴスペルを、一流のナッシュビル・セッションで聴かせる。53歳で他界したテリーは、92年に自宅の火災で家族を失って以来、晩年はクリスチャンとしてゴスペル市場で活躍したという。
各楽器別インストお勧め再入荷作品
(楽器につきましては、楽器本体やパーツから教則物まで、各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
■ギター
SH-4040 BRYAN SUTTON & Friends『Almost Live』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ムーンシャイナー誌8月号のカバーストーリーに登場、現在ブルーグラス・フラットピッキン・ギターの最高峰とされるブライアン・サットン、4枚目最新作。1995年のデビュー以来、ブルーグラスの最先端で積んできたキャリアの総集編的作品。サムやベラたちとの通称ブルーグラス・オールスターズを1曲目に、パンチ・ブラザーズらとの2曲目のほか、ホット・ライズ・リユニオン、ジプシー・スウィングからクロウハンマー・バンジョーを弾いてのオールドタイム、そしてクリス・シーリとの目くるめくデュオで終わる、ギター弾きまくり快作。ちなみに、彼の前3作は、ちょっとぎこちないデビュー作『Ready to Go』('00 SH-3906 \2,573-)、これがフラットピッキンの醍醐味とばかりの有名フィドル・チューン集『Bluegrass Guitar』('03 SH-3975 |2,573-)、そして父親を含めた自身のヒーローたちとのデュオ集でグラミー受賞作『Not Too Far from the Tree』('06 SH-4001 \2,573-)、いずれも在庫あり。
■バンジョー
(ムーンシャイナー連載のチチ松村「バンジョー祭り」、お見逃しなく!!)
ROU-0634 BELA FLECK『Throw Down Your Heart: Tales from the Acoustic Planet, Vol. 3 - Africa Sessions』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ベラ・フレックのアコースティック・プラネット・シリーズ第3弾、テーマはバンジョーのルーツ(起源)であるアフリカとの出会い。ブルーグラス・バンジョー奏法のあらゆる手法を駆使して、アフリカのさまざまな楽器や歌とのコラボレーションで、すばらしいバンジョー音楽に仕上げているのだ。全バンジョーファンに強力にお勧めしたい!愛すべき「バンジョー」の起源、そして楽器としての本質を提示してくれる大秀作。ムーンシャイナー6月号に特集!! バンジョーにとって、間違いなく歴史的な作品として……。
■マンドリン
VMP-0100 V.A.『Mandolin Artistry』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現代マンドリン!?にとって、きわめて重要なエポックとなった大名作。1995年、ベテラン・ピッカーのジミー・グドローが押し寄せる若手マンドリニストとその感性に注目して自費制作したマンドリン・ショウケース作品。ロニー・マッカーリーをトップに、つづくアダム・ステッフィ、ダン・ティミンスキ、ウェイン・ベンソン、アラン・バイビー、レイ・レジェやエモリー・レスター、そして天才ラディム・ズィンクルの計8人。ほぼ15年前、若かった彼ら、早い早い!!熱い熱い!!!
■フィドル
RSR-20901 CASEY DRIESSEN『Oog』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ブルーグラス・フィドル界の台風の目!?ケーシー・ドリーセンの最新作。シュガーヒルからのデビュー作『3D』(SH-4016 \2,573-)で目からウロコのスタンダードのアレンジでアッと驚かせたケーシー、今回はその前作を激しく上回る世界観を覗かせる。ダレル・スコットのエレキとペダル・スティール、アリソンの弟ビクター・クラウスのベース、マット・チェンバーレインのドラムスとともに、フィドルというイメージを前衛的なロックフュージョンの中、自然体で主張する変幻自在の音楽。今回もスタンレーの"O Death"ほか、モンロー・インストや歌物で古いカントリーソングのカバーなどの超ぶっ飛びアレンジが収められているスペーシーな無国籍オリジナル。しかし、そのフィドル・センスはブルーグラス以外の何ものでもない。
■ドブロ
RCD-05335 ROB ICKES『Road Song』CD\2,573-(本体\2,450-)

Caravan/You Win Again/If I Had You/West Coast Blues/Nearness of You/Take the A Train 他全10曲
 ロブ・アイクス、今年発表の大秀作!! マイケル・アルビーのピアノとのデュオで贈るジャズ・スタンダード10曲。ハンク・ウィリアムズ"You Win Again"を含む3曲ではロビネラのすばらしい女性ボーカルが聴く者をさらに癒してくれる。どー言えばいいか、ピアノの広がりのある響きの中で、ドブロしか持ち得ない独特の呟きや呻きが見事に混ぜ合わさって、めちゃくちゃ気色いい音を創っている。左手に持った鉄のバー、これ一本だけから創られる信じられない豊かな音を、目を閉じてゆったりと聴きたい。超お勧めの一級作品!!
オールドタイム&フォーク新入荷
SKFR-1009 RICKY SKAGGS『Solo; Songs My Dad Loved』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

Foggy River/What Is a Home without Love/Little Maggie/Green Pastures in the Sky/This World Is Not My Home/Branded Whereever I Go 他全13曲

 1970年高校3年生のときにラルフ・スタンレーに認められ、その後カントリー・ジェントルメン、そして来日もしたJ.D.クロウ&ニューサウスでその後のブルーグラスの道標となる作品『J.D.Crowe & New South』(Rou-0044 \2,573-)をトニー・ライスとともに残し、ブーン・クリーク結成。しかし80年代、エミルー・ハリスに見初められカントリーに転向、あっという間にトップスターに上り詰め、ネオトラッド・カントリーの旗手となった。その後、97年に『Bluegrass Rules』を発表してブルーグラス界に戻ってきたリッキー・スキッグス。彼の音楽の基礎にあるもの、それは子供時代に耳にした「父の好きだった音楽」、モンロー・ブラザーズやフィドル&バンジョー・チューン、そして古くから伝わるバラッドなど。本作はそれら懐かしい曲を、文字通りソロ(シンプルなオーバーダブ技術で全楽器/ボーカルをひとりで演じる)で丁寧に演じてくれる。得意のフィドル、マンドリン、ギターはもちろん、クロウハンマー・バンジョーもいけてる!!さすがのマルチプレイヤー、真摯なボーカルとともに、リッキーなりのオールドタイム/ルーツ音楽を聴かせる。

SH-4018 MAURA O'CONELL『Naked with Friends』CD\2,573-(本体\2,450-)

Bright Blue Rose/Mo Sheamuseen/Arrow/Some People's Lives/The Blacksmith/Anach Cuain他全13曲

 伝説のアイリッシュ・バンド、ディ・ダナンのリード・ボーカリストからニュー・グラス・リバイバルに衝撃を受けてナッシュビル在住となったアイルランドの歌姫、モーラ・オコンネルの最新作は、タイトル「裸」がしめす通り、それぞれの曲に友人を招いてのアカペラ集。なんとジェリー・ダグラスまでもがデュエット・パートナー!!、ほかにドリー・パートン、アリソン・クラウス、ティム・オブライエン、メアリー・ブラック、イーファ・オドノバンほか。アイルランドの歴史を感じさせるような重厚なモーラのボーカルが、さまざまなパートナーの声と交じり合って不思議な感動を呼ぶ。

M-24976 PATTY LOVELESS『Mountain Soul U』CD\2,888-(本体\2,750-)

Busted/Fool's Thin Air/Prisoner's Tears/Working on a Building/Blue Memories/Bramble and the Rose/Feelings of Love/Diamond in My Crown 他全15曲

 デル(g)&ロニー・マッカーリー(m)、ブライアン・サットン(bj)、ロブ・アイクス(d)を従え、ヘイゼル・ディッケンズもカバーしたハーラン・ハワードの名曲をトップに、アパラチアの厳しい生活を歌い込んだ2001年の『Mountain Soul』につづく最新第2弾。演奏スタイルにこだわらず、夫エモリー・ゴーディーJr.のプロデュースで、ブルーグラス人脈をフルに動員。ステュアート・ダンカン/ジェイソン・カーター/ディーニー・リチャードソンのフィドル組のほか、マイク・オルドリッジやカール・ジャクソンをそのトーンで適所に配したり、ビンス・ギルやジョン・ランドールのコーラス隊、最後の曲には作者エミルー・ハリスとパイプ・オルガンで終わるなど、細かい気配りもさすがメジャープロダクション。モンローの"Working on a Building"にはじまるゴスペル三連発の凄さ、さすがの歌唱力はメジャーアーティストならでは、その上、彼女自身の出自、ケンタッキー州パイクビル出身で父親は炭坑夫(黒肺塵症)、遠い従兄弟にロレッタ・リンとクリスタル・ゲイルがいるというホンマもん。
カントリー新入荷
EMI-96576 ROSANNE CASH『The List』CD\2,783-(本体\2,650-)

Miss the Mississippi and You/Take These Chains from My Heart/I'm Movin' on/Silver Wings/Bury Me Under the Weeping Willow 他全12曲

 ポップ・シンガーとして確固たる地位を築いたロザンヌ・キャッシュが心のふるさと、カントリーの世界に帰ってきた話題作。彼女が18歳のときに今は亡き父ジョニー・キャッシュから手渡されたリスト、シンガーとして心に刻んでおくべき"100 Essential Country Songs"、そこから厳選した12曲。ジミー・ロジャーズとカーター・ファミリーを前後に配し、アコースティック・スタイルをベースとした抑制されたカントリー・サウンドで、ハンク・ウィリアムズからボブ・ディランまで、アメリカン・ミュージックのアイコンたちの名曲に、オリジナルに敬意を表しながら独自の解釈で新たな命を吹き込んでいる。ブルース・スプリングスティーンとのドン・ギブソン・クラシックや、エルヴィス・コステロとのレイ・プライス・シャッフルなど、聴きどころ満載。ロザンヌのハートフェルト・ヴォーカルが胸に迫る。

B001298902 JOE NICHOLS『Old Things New』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ランディ・トラヴィスに始まるネオ・トラディショナリストの系譜に連なる若手の第一人者、ジョー・ニコルズの最新作。トゥワンギーなギターとペダル・スティール、フィドルが織り成す正統カントリーの王道サウンドと、マール・ハガードをも思い起こさせるディープなバリトン・ヴォイスで綴るバラードを軸に、随所にコンテンポラリーなテイストをも加味した素材を期待にたがわぬ見事なサウンドに料理した、近年のナッシュヴィルでは出色の、ホンモノのカントリー・アルバム。

NTDP-1946 DAVID PETERSON『Comin' on Strong』CD\2,573-(本体\2,450-)

Blue Memories/Rainbow in the Valley/Crazy Blues/Come Walk with Me/Remembering/Come Back to Me/Family Bible/Waltz You Saved for Me 他全18曲

 メチャ渋いカントリーソングばかり、ブレンダ・リー、ホークショウ・ホーキンズ、ジミー・ニューマン、マック・ワイズマン、ドン・ギブソン、クロード・ブーン、ジミー・ディッケンズ、ムーン・マリカンほかのあまり知られていない名曲を、ポール・フランクリンやバディ・エモンズのスティール、リチャード・ベネットやブライアン・サットンのエレキ、ティム・クロウチやシャド・コッブのフィドルなど、超贅沢なバックで演じてしまうデビッド・ピーターソン。その名も「1946」というブルーグラス・バンドを率い、初期ブルーグラスの再現に取り組んできたデビッドならでは、1940〜50年代の時代の空気とミュージシャン/シンガーたちの気持ちを適確につかんだ空気を見事に再現する。IBMAのショウケースで、この錚々たるメンバーを引き連れて演奏したデビッド、ブルーグラス/カントリーの垣根を越えて満場の喝采を浴びていた。
カントリー発掘、編集モノ新入荷
TL-24922 HANK WILLIAMS『Revealed:The Unreleased Recordings』CD3枚組\5,040-(本体\4,800-)

 ハンク・ウィリアムズ絶頂期のラジオ・ショウ『Mothers Best』の音源発掘シリーズ第3弾は、CD3枚に50曲をパックしたボックス・セット。詳細は次号。

A-739709 RICKY SKAGGS『Don't Cheat in Our Hometown』CD+DVD\2,573-(本体\2,450-)

Honey/Uncle Pen/A Vision of Mother/Head Over Heels in Love/Keep a Memory/Children Go 他全10曲

 本作は1981年のカントリー・デビュー作『Waitin' for the Sun to Shine』で一躍カントリーのトップ・スターとなったリッキーが1983年に発表したカントリー第3作。本来はシュガー・ヒル・レコードのために録音がはじまった物で、スタンレー名曲をタイトルに収められている半数はブルーグラス曲。アルバート・リーやハンク・ディ・ビトらエミルーのホット・バンド人脈やボビー・ヒックス(f)、ドリー・パートンら抜群のバックでの正統カントリー・サウンドにも注目。また、マーシャル・ファミリーを模したゴスペルやマーク・プルエット(bj)とジェリー・ダグラス(d)を迎えたブルーグラスもある。この中から、タイトル曲と"Honey"、そしてモンローの"Uncle Pen"がともにナンバーワン・ヒット、カントリースタートしてのリッキーがもっとも輝いていた時代の大名作である。再発売に当たって、このアルバムのことをインタビューで語る25分のDVDがオマケ付き。……なお、リッキーのカントリーヒット第1作と第2作の2on1『Waitin' for the Sun To Shine/ Highways & Heartaches』(GOTT-025 \2,888-)が限定枚数在庫しているので、早い者勝ち!!
映像ものお勧め作品
TUT-1D AEREO PLAIN BAND REUNION『Troy, New York; Nov.18, 2000』DVD\2,888-(本体\2,750-、111分)

 2000年11月、ニューヨーク州トロイで開かれた1972年以来の唯一無二の「エアロプレイン・バンド」リユニオン・ライブの超お宝映像である。サム・ブッシュに導かれて故ジョン・ハートフォード(1937-2001)が登場、つづいて続々とオリジナル・メンバーの故バッサー・クレメンツ(1928-2005)、ノーマン・ブレイク、タット・テイラーが、クリス・シャープ、マイク・コンプトン、ボブ・カーリン、ラリー・パーキンスのジョン・ハートフォード・バンドとともに9人全員がステージに。リビングルーム・ジャムで遊んでいるようなリラックスした雰囲気の中、半年後には他界するジョンをはじめメンバーたちのキャラクターが生々しく、自由なジャムの中で、各人が即興的に音楽を創っていく過程がスリリングだ。ただし!!タット・テイラーが自費製作した本作、一台だけの据え付け家庭ビデオによる編集なしの画像と音質は(一部に画像飛びや音切れなどもあり)、はっきり言って商品としての価値は高くない。また、あくまでもジャムである演奏の荒さをご理解いただきたい。そのうえで、別次元でこのミュージシャンたちとその音楽の価値を知る多くの人にとっては鳥肌ものの、かけがえのない宝物だ。ジョンからのみんなへの最期の挨拶とステップが胸を打つ。

GL-2985 LYNN ANDERSON『Live from the Rose Garden』CD+DVD\3,098-(本体\2,950-)

Listen to a Country Song/Even Cowgirls Gets the Blues/Someday Soon/Top of the World 他全16曲

 リン・アンダーソンの2005年発売のCD+DVDが再発売だ。彼女らしい70年代ポップ・カントリーのライブ。あの懐かしい"Rose Garden"も収録されたライブ、同じステージのDVD映像の全編がオマケ!?で付いている。バックは超ベテランのバディ・スキッパー(piano)やフレッド・ニューウェル(g)、ワイルド・ローズで来日もした女性マルチピッカーのワンダ・ビック(f,m)ら。初めてのビデオでもあるというリンの楽しそーなこと、そしてあの懐かしい声。
■DVD超ベストセラー・シリーズ
 ……上達の一番のコツは「見ること」、そう楽器は「目で弾く」のです!!
●フラット&スクラッグスDVDシリーズ SHA-611D〜SHA-618D 各DVD\3,308-(本体\3,150-、白黒約1時間)
SHA-611D
SHA-612D
SHA-613D
SHA-614D
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SHA-617D
SHA-618D


 1960年代初頭のテレビ番組『Grand Ole Opry Show』各30分が、それぞれに2本ずつ収められたDVDシリーズ、現在第8巻まで発表、すべて在庫しています。まさか、残っているとは思われなかったフラット&スクラッグス絶頂期の貴重な白黒映像が、カントリー音楽財団の研究所で復元され、すばらしい画像と音で楽しませてくれます。廃盤にならないうちに、お揃えください! もちろん、どれもはずれ無し!!第1巻から8巻まで、巻数でご注文ください。また、リッキー・スキャッグス坊や、マザー・メイベル・カーターがゲスト出演したものや、特別な曲目指定のものなどは、お知らせください。

●バイオリン・ショップ・コンサート・シリーズ 各DVD\3,990-(本体\3,800-、カラー)

 フレッド・カーペンターが経営するナッシュビルの『バイオリン・ショップ』、その小さなホールで開かれる凄いフィドル・コンサート・ライブ。フィドラーのちょっとした体の動きで「センス」を、そして指板を動く指や弓の動きで「音」を知る。
  第1集VSR-7375は、オウブリー・ヘイニー、ジム・バン・クリーブ、アンディ・レフトウィッチ、ブルース・モルスキーがそれぞれ最高のバックアップとともに繰り広げる壮絶ブルーグラス/オールドタイム・インスト・ライブ全20曲。
 第2集VSR-8283は、ステュアート・ダンカンがT.オブライエンやD.グリアらとセッション、ダロル・アンガー、サラ・ワトキンス、ルーク・ブラほか、アイリッシュからジャズを含めた新フィドル感覚。
 そして最新第3集VSR-9095 は、テキサス・フィドルからゲイブ・ウィッチャーのブルーグラス、まだ10代のアレックスのジャズ・アドリブとタティアナのオールドタイムでハーグリーブス兄妹の天才ぶり、アイリッシュやケーシー・ドリーセンのロックフュージョン等々、最先端のアメリカン・フィドラーたち。
教則もの新入荷
HL-0001305 CHARLIE MONROE『Country Guitar Style』Book\3,990-(本体\3,800-)

 弟ビル・モンローとともに1936年から38年、マンドリン/ギターのブラザー・デュオ、モンロー・ブラザーズとして活躍、のちのレスター・フラットG-ランの基礎をなした独特のアグレッシブなギター・スタイルを確立したチャーリー・モンロー。彼の奏法を、Gコードのほか、F/D/C/E/Aのそれぞれのグループと3/4ワルツの7パターンで52曲、それぞれの「ラン」を楽譜で解説(英語のみ)している。A4版より一回り大きな横幅のあるサイズの64頁。
■フラットピッキン・ギター・マガジン誌
 隔月刊の掲載全タブ譜対応CD付きフラットピッキン・ギター誌。ブルーグラスからスウィング/ジャズまで。一冊でさまざまな奏法が学べる。バックナンバーはお問い合わせください

FGM-13.6 Flatpicking Guitar Magazine「2009年9〜10月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 最新号9/10月号は、カーティス・ジョーンズ"John Hardy"ほか、初心者"Little Cabin Home on the Hill"、テキサス・リズム"Sally Goodin"、ジョン・カーリニ"Lady Be Good"、ブラッド・デイビス"9 Pound Hommaer"、スティーブ・カウフマン"Cuckoo's Nest"、ジョージ・シャフラー"Stone Wall & Steel Bars"、ジョン・ミゲーン"I Found a New Baby"ほか、さまざまなフラットピッキン・タブ+音源満載。

FGM-13.5 Flatpicking Guitar Magazine「2009年7〜8月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 7/8月号は、ゲーリー・クックの"Grandfather's Clock"ほか、"Faded Love"のD6/9をキーにしたウエスタン・スウィングのコードアレンジ、E7-A7へのテレキャスター・リック、若手アダム・ヘーガー紹介と"Whistling Rufus"、ソフィア・ジョンソンと"East Raging River"ほか、タブ譜はスティーブ・カウフマン"Soldier's Sorrow"、ビル・エバンスの"Midnight in Rosine"、ジョージ・シャフラーの"Stone Walls and Steel Bars"リードとバック、"St. Anne's Reel"のバリエーション、ジョン・ミゲーンの"I Found a New Baby"、初心者向け"I'll Fly Away"等々。
■バンジョー・ニューズレター誌
 世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。

BNL-09/10 最新2009年10月号 \525-

 DCエリアの凄腕マーク・ディレイニーのカバーストーリー(ムーンシャイナーの闘魂バンジョーでは4月号特集)とタブ譜は"Black Diamond"、フレッド・ゲイガー"Cherokee"、トム・アダムズ"Herat of Scotland"、イアン・ペリー"Whiskey Before Breakfast"、マイク・シーガー"Last Night When Willie Came Home"ほか、米国先端バンジョー情報とクロウハンマーを含む5弦バンジョー奏法満載。

BNL-09/09 2009年9月号 \525-

 ビル・エマーソン表紙とインタビューとタブ譜"Sweet Dixie"他、マイク・シーガー追悼、ロジャー・シミノフ「ブリッジと弦についての科学的考察」、バンジョー製作家のウォーレン・イェーツとプルカ・バンジョーなど特集とタブ譜は、フレッド・ゲイガー"Persian Rag"、トム・アダムズ"Let Me Rest at the End of My Journey"、ベラ・フレック"Dear Old Dixie"、初心者Dチューニング"John Henry"、ジャック・ベイカー"Wildwood Flower"、カイル・クリード"Sugar Hill"ほか。
楽器、その他…
MISC-VPICKS 『V-PICKS』\630-(本体\600-)

速弾きに対応、リッチなトーン、より音量をかせぐキャストアクリル製Vピックが登場。エッジの丁寧な処理で弦とのノイズも軽減、手に吸い付くようなグリップ感も魅力。ノーマルで2.75mmという極厚、ライトで1.5mmという通常のエキストラ・ヘビー、ブルーグラス向きには一般的なトライアングル・シェイプで先端がラウンドの物とポイントの物がお薦め。
■ギター・ケース各一点のみの在庫処分
ヘッドウエイLIGHT HARD CASE HD/HJ-type ¥18,500-->\9,000-(税込) SOLD

J-45, D styleなどのラウンドショルダーボディー、通常のドレットノートに対応

ヘッドウエイLIGHT HARD CASE HD/HF-type ¥18,500--->\9,000-(税込) SOLD

OOO,OMサイズのギターに対応 SOLD

ヘッドウエイLIGHT HARD CASE HD/HN-type ¥18,500--->\9,000-(税込)

OO,ニューヨーカースタイルのモデルに対応します。

上記2点はハードケースの耐久性・保護性能はそのままに、軽量化による快適性と利便性を併せ持つ、ニューコンセプト・ギターケース。

ウルトラライトケースAC-0703 \15,750-->\8,000-(税込) SOLD
おなじみウルトラライトケース、OOO/フォークギター用

ウルトラライトケースAC-0702 \15,750-->\8,000-(税込)
おなじみウルトラライトケース、OO/クラシックギター用
輸入雑誌
(以下の2誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に取り揃えています。気になるアーティスト等の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる&知るの面白さをいかがですか)
■ブルーグラス・アンリミテッド誌
 米国の最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。

BU-09/11 最新2009年11月号 \840-

 スティープ・キャニオン・レンジャーズのカバーストーリー、初のIBMA最優秀マンドリン奏者となったジェシー・ブロック、ビル・モンローのマンドリン・ヘッドストックの行方は?、そのほかさまざまなコラムで米国ブルーグラス情報満載。

BU-09/10 2009年10月号 \840-

 スティーブ・マーティンのカバーストーリーほか、20年目を迎えるIBMAアワード・ショウを振り返る、スウェーデンの若手バンド「G2」、1963年開設のナッシュビルの名門ヒルトップ・スタジオ、2010年ブルーグラス・タレント名簿ほかの100頁。
■オールドタイム・ヘラルド誌
 内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。

OTH-1112 最新2009年8月/9月号 \1,260-

 オールドタイム・バンジョー奏法のトレンドA、クレイトン・マクミッチャンとも録音したキャスパー・マローン(1909-2005)、トロントのオールドタイムなどの特集に、米国伝承音楽の情報満載。

OTH-1111 2009年6月/7月号 \1,260-


 リリー・メイ・レッドフォードとクーン・クリーク・ガールズのカバーストーリー、レイ・アルデンによる最新オールドタイム・バンジョー・トレンド、フィドラーのカーシー・シスコなどの特集。
月刊『ムーンシャイナー』
 1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌、26年目です。

■定期購読:1年¥6,000-半年¥3,300-

 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。

■ムーンシャイナー・ファイル:\840-

ムーンシャイナーの一年分12冊を傷をつけずにファイルできるコクヨ製ロゴ入り特製フォルダー。

■バックナンバー:各¥525-。

 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。

MS-2701 2009年11月号(通巻313号)\525-

 最新ムーンシャイナー誌11月号はサム・ブッシュのカバーストーリー、IBMAアワード・ショウのリポート、フラットピッカー=ケニー・スミス・インタビュー、中村まりインタビュー、三井徹のマイク・シーガー追悼B、マーク・ニュートン来日などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載。

MS-2612 2009年10月号(通巻312号)\525-

 10月号はアダム・ステッフィのカバーストーリー、名誉の殿堂入りザ・ディラーズ、島田耕のマイク・シーガー追悼A、安川直樹vs内田昭弘「オールドタイム・フィドル」、箱根フェス人気投票#1「東北大学、雑貨屋フレイヴァー」、クラレンス・ホワイト物語G最終回などの特集ほか。

MS-2611 2009年9月号(通巻311号)\525-

 マイク・シーガー追悼、ブルーグラス・フィドルの原点「チャビー・ワイズ/ベニー・マーティン/ハウディ・フォレスター」ほか。
B.O.M.ご利用方法
 ビー・オー・エムのニューズレターは会員制ではなく、商品の定期購買者に無料でお届けしています。一定期間、 弊社からの商品のお買上げがない場合、勝手ながらレターの発送をストップさせて頂きますので、ご了承下さい。

1). このニューズレターで紹介する商品は、ニューズレター発行時点で、すべて在庫しています。
2). ハガキやお電話、ファックス、Eメイル等で、封筒のお名前の下の6桁お客様コード番号とお名前と共に、ご希望の商品コードをお知らせ下さい。
3). 通常ご注文から1週間以内にはお届けします。ただ、レター掲載時には充分な在庫を心掛けていますが品切れになった場合、再入荷を期して発送が遅れる場合もありますのでご了承ください。
4). 基本送料は下記の通りです。
500g(CD3枚程度)まで、全国均一\390。
1Kg(CD7枚程度)まで、全国均一\700。
 ただし、特定地域、特定商品などについては、別途加算の場合があります。お問い合せ下さい。
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●池田銀行・宝塚支店=普通2330116
    潟rー・オー・エム・サービス 宛て
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 普通預 金 店番号-口座番号 001-1340424
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●〒665-0842 兵庫県宝塚市川面 6-5-18
●tel.0797-87-0561
(営業時間:月〜金の午前10時〜午後5時。なお祝日は休みをいただきます)
●fax.0797-86-5184(24時間)
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●E-mail:info@bomserv.com
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