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B.O.M.Newsletter #361web  2010年11月15日
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INDEX


今月の新入荷注目作品
ブルーグラス新入荷
ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷
ブルーグラスお勧め作品
インスト新入荷
各楽器別インストお勧め再入荷作品
オールドタイム&フォークお勧め作品
カントリー新入荷
カントリー発掘、編集モノ新入荷
カントリーお勧め作品
映像ものお勧め作品
教則ものお勧め作品
楽器、その他…
輸入雑誌
月刊『ムーンシャイナー』
B.O.M.ご利用方法

 今年の猛暑から一転、なんだか「秋」を感じないまま真冬になりそーな? そんな気分の今日この頃。世の中、あいも変わらず騒々しいですが、少なくとも音楽を愛するもの、「雑音」とは無縁に「真音」を求めていきたいものです。人が意図して出す音の真意を感じようとすること……、そんな姿勢はメディアに溢れるポピュリズムやグローバリゼーションが向かう方向とは無縁なもののはずで、広く知識を吸収して自身の感性を信じるしかないと思う。……われわれはそんな方々のお手伝いをしたいと思っています。ご遠慮なくご意見ご希望、ご質問などお寄せください。
◆28年目を迎えたブルーグラス月刊誌ムーンシャイナー最新11月号(\525-)は第21回IBMAアワード大特集。ライマン公会堂で行なわれたアワード・ショウの全貌を、現在の米国ブルーグラス事情とともに紹介するほか、日本ブルーグラス・レジェンド「島田耕」、学生バンドで滋賀フェス・バンド・コンテストの優勝バンド「カルブレイス」などの特集と、第30回を迎える「ビッグマウンテンオープリ」、「弦楽器メンテナンス入門」などと日米ニュース、レコードレビューなどブルーグラス情報満載。
 月刊ムーンシャイナー定期購読は1年間(12冊)
\6,000- 半年間(6冊)\3,300-。単冊は\525-ですが、ぜひとも年契をお願いします。購読開始希望月をお知らせください、早速お送りします!!
【2011年ブルーグラス・カレンダー!!】
CCBC-2011 Bluegrass Calendar 2011『Stanley Sound』30cm x 23cm見開き28頁\2,363-(本体\2,250-)

 今年の発行なかったものの、来年のブルーグラス・カレンダーが発表されました。カレンダーの特集は「スタンレー・サウンド」、カーターとラルフのスタンレー・ブラザーズ時代からジョージ・シャフラーやラリー・スパークス等々、スタンレー・サウンドには欠かせない役者たちの12ヶ月。毎日ごとにアーティストたちの誕生/死亡、またブルーグラス界の重要な出来事などが記されていて日々、何を聴こうか?と迷うこともない……!? ブルーグラス・ファン必携のカレンダーである。
今月の新入荷注目作品
RHY-1068 RODNEY DILLARD『I Wish Life was Like Mayberry』CD\2,573-(本体\2,450-)

 さすがロドニー・ディラード!! すばらしい最新作。ブルーグラス新入荷参照。
RUR-1073 V.A.『All-Star Jam: Live at Graves Mountain』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現在もっとも元気なレコード会社ルーラル・リズムの看板スターが今夏のフェスで特別企画。ブルーグラス新入荷参照。
RHY-1070 BLUE MOON RISING『Strange New World』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 アルバムとしてのテーマを掲げる東テネシーの真っ直ぐな新進ブルーグラス。ティム・クロウチ(f)のすごさも!!ブルーグラス新入荷参照。
VSR-003 CARPENTER & MAY CD\2,573-(本体\2,450-)

 フィドルのフレッド・カーペンターとギターのティム・メイ、ふたりが作り出すアンサンブルと楽しいアレンジの数々。ブルーグラス新入荷参照。
ACD-73 JERRY GARCIA, DAVID GRISMAN, TONY RICE『The Pizza Tapes; Extra Large Edition』CD3枚組\4,568-(本体\4,350-)

 デビッド・グリスマン、ジェリー・ガルシア、トニー・ライスの初セッションの舞台裏を収めた「特別バージョン」CD3枚組。歌モノですが内容は楽器モノなのでインスト新入荷参照。
B001453302 THE SECRET SISTERS CD\1,838-(本体\1,750-)

 アメリカンポップの錬金術師!? T.ボーン・バーネットらによるドリー/リンダ/エミルーのザ・トリオに似た発想の超美味しい女性デュオ集。カントリー新入荷参照。
ブルーグラス新入荷
RUR-1073 V.A.『All-Star Jam: Live at Graves Mountain』CD\2,573-(本体\2,450-)

More Pretty Girls Than One/Hold Whatcha Got/Lonesome River/Ground Speed/When I Stop Dreaming/Home Sweet Home/Roll In My Sweet Baby's Arms 他全12曲

 ワシントンDCの南、バージニア州グレイブス・マウンテンで毎年開かれるマーク・ニュートン主宰のフェスに、米国ブルーグラスの中堅どころ、ロンサム・リバー・ボーイズ、ルー・リード&カロライナ、オウディ・ブレイロック&レッドライン、クロウ・ブラザーズらに、特別ゲストとしてサード・タイム・アウトのラッセル・ムーアや、ソングライターとしてのカール・ジャクソン、マンドリンのウェイン・ベンソン、元気な女性ボーカルのキャリー・ハスラーらを招いて、全曲をスタンダード曲にして特別企画のジャムとして構成されたフェス・ライブ。ルーとラッセルのすごいハーモニーを得たオウディとか、ここで特別にそのすばらしい呼吸を持ったバンジョーを2曲披露するカールとか、ややもするとはみ出しそうになるウェインとか、立場上重鎮としてサウンドをキープしようとするサミー・シーラーとか……、ライブならではのスリルや意外性が楽しめる作品だ。
RHY-1066 STEVE GULLEY & TIM STAFFORD『Dogwood Winter』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

Why Ask Why?/Just Along for the Ride/Nebraska Sk/Just Another Setting Sun/Deep End Man 他全14曲

 ドイル・ローソンのクイックシルバーで全米デビューののち、マウンテン・ハートからグラスタウンでその力強いボーカルで高い評価を持つスティーブ・ガリー(bs,g)。東テネシー州立大学バンドからアダム・ステッフィとバリー・ベイルズとともにアリソン・クラウスのユニオン・ステーション(AKUS)に移動、今に至るAKUSサウンドの基礎を創ったといわれたのちブルー・ハイウェイを結成、その音作り/曲作りに高い評価を持つティム・スタッフォード(g)。そのふたりが書き上げたオリジナルを、今年IBMA最大の話題だったボックス・カーのメンバーたち、アダム・ステッフィ(m)、ロン・スチュワート(bj)、ジャスティン・モーゼズ(db,f)らに、デイル・アン・ブラッドリーのハーモニーと創った企画作品。全曲ふたりの共作のオリジナル新曲だが、どの曲も60余年を経たブルーグラス史をなぞる曲調に感じるのは、ロンのバンジョーがJ.D.クロウを意識しすぎるように、全員がブルーグラス美学を信奉する立場を持つからなのかも知れない。現在ブルーグラスのトップ・ミュージシャンたちによる企画作品である。
VSR-003 CARPENTER & MAY CD\2,573-(本体\2,450-)

We Can Work It Out/Cherokee Shuffle/Lady Be Good/What a Wonderful World/Blue and Lonesome/First Day in Town/Miss the Mississippi 他全12曲

 ナッシュビルのバイオリン・ショップのオーナーでトニー・ライス・ユニットのオリジナル・メンバー、フレッド・カーペンター(f,m)とジョン・コーワン・バンドで2007年に来日、その驚くべき適応力に舌を巻いたティム・メイ(g)がコンビを組んだ第1作。有名フィドル・チューンからガーシュイン、ルイ・アームストロングからビートルズ、ジミー・ロジャーズからビル・モンロー、そしてケニー・ベイカー等々、楽しみ一杯なレパートリーをベースのチャーリー・チャドウィックとのトリオで演じ切るすばらしいアルバムである。今秋のIBMAのWOBでフレッドとティムふたりだけのショウケースを見たが、ふたりというハンディを感じさせないショウ運びは見事だった。フレッド曰く、「初めて歌ってるんだけど、気持ちいいねぇ」。自分たちの好きな曲を気負いなく、やれる範囲で音楽を創っていく楽しさに溢れた作品だ。ギターの6弦を隅から隅まで理解すると、きっちりとしたアンサンブル音楽が出来るもんなんだ。すばらしい音楽アルバムだ。
RHY-1068 RODNEY DILLARD『I Wish Life was Like Mayberry』CD\2,573-(本体\2,450-)

Darlin' Boys/There Is A Time/Wicker Rocking Chair/Dooley/Doug's Tune/Salty Dog Blues 他全14曲

 すごい!! さすが第一世代最後、というか第二世代のトッパナというか……、ぜんぜんレベルの違う存在感と表現手法で耳に飛び込んでくるすばらしいロドニー・ディラードの最新作だ。そのうえ、1960年代の名曲"Dooley"、"There Is A Time"、"Evo Walker"などをリバイバル、なおそのうえダグのバンジョーで知られる"Doug's Tune"や"Banjo in the Hollow"をやっちゃう!! バンドの支えとなっているこのスティーブ・ブッシュというバンジョーほかのマルチピッカー(ミズーリのベテラン)が、よくディラーズを理解しているサウンド作り(もちろん、同じじゃない)、すばらしいアルバムに仕上げている(オーケストラとのバンジョー共演も秀逸)。ザ・ディラーズが全米で名を上げた大ヒットTVシリーズ『アンディ・グリフィス・ショウ(邦題『メイベリー110番』)』でのダーリン兄弟という立場に擬しながら、50年というキャリアロドニーの歌唱力、感性、創作能力、……エルトン・ジョンがほれ込んで、初の全米ツアーの前座に指名したというロドニーの才能は緩んでいないぞ!! 
 昨年IBMA名誉の殿堂入り(そのときにライマン公会堂が一体になって"Old Home Place"を歌った感動は忘れ得ない=ムーンシャイナー誌2009年10月〜11月号参照)、けれど今年、仲間のミッチ・ジェインを失うという経験もしたロドニー、今年のIBMAアワード・ショウではアリソン・クラウスとともに最高賞のアワード・プレゼンターとしても登場(ムーンシャイナー最新11月号参照)、偶然ホテル部屋がお向かいだったのだが、切れのいいジョークと身軽な身のこなしで元気だったことを報告しておこう。
RHY-1070 BLUE MOON RISING『Strange New World』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

Time To Be Movin' On/Never Happy Till I'm Full of Sorrow/Hard Luck Joe/Ain't No Way 他全13曲

 2005年に『On the Rise』(LDR-007 \2,573-)を発表。その出来の良さから2007年IBMA新人賞にもノミネートされ、2008年にはアパラチア南部のさまざまな「伝奇」をテーマに、ブルース・スプリングスティーンやタウンズ・バン・ザントらのカバーにオリジナルをバランスよく配してストーリー性のある味わい深い曲を丁寧に演じる秀作『One Lonely Shadow』(LDR-012 \2,573-)を発表した注目のブルー・ムーン・ライジング最新作。今回もアルバムを通してチョッと不思議な世界観を持ったメッセージを中心にした、東テネシーを本拠にするクリス・ウエスト(g)のまっすぐなブルーグラス・ソングを、シーリ以降のブランドン・ボスティック(m)、トゥーマッチではないタテノリのオウエン・ピアット(bj)、トニー・モウェル(bs)が、ティム・クロウチの超ウルトラ・フィドルやランディ・コーアズ(db)、ケニー・マローン(perc)らをゲストに、すばらしいアルバムにしている。しっかりした歌唱力/説得力のあるクリスのメッセージをきっちりと捉えて一級のブルーグラス・サウンドに仕上げたお勧め!!新進バンドだ。
RHYC-2006 LOU REID & CAROLINA『Sounds Like Heaven To Me』CD\2,573-(本体\2,450-)

God's Front Porch/Finally Made It Home/Carry Me/In the Sweet By and By/God's Plan 他全14曲

 ルー・リードとカロライナの最新作は典型的なブルーグラス・ゴスペル集。妻であるクリスティ(bs)のテナーを活かしたハーモニーと、トレバー・ワトソンのメリハリの効いたバンジョー、シャノン・スローターのリード・ギターといったベテラン、そしてロン・スチュワートをゲスト・フィドルにルー(m)が創り上げてきたタイトのアンサンブルが見事。ドイル・ローソンのクイックシルバーからリッキー・スキャッグス・バンド、そしてセルダム・シーンとブルーグラス・メインストリームを歩きつづけたルー・リード、この自身のバンドと並行して、ジョン・ダッフィ亡き後のセルダム・シーンのマンドリン/テナーとしても活躍をつづけている。昨年発表した世俗作品『My Own Set of Rules』(RHY-1051 \2,573-)もすばらしい。
MFS-10430 BUBBA CHANDLER『Somebody To Sing To』CD\2,573-(本体\2,450-)

Mattew/Great Bog Mama/I You Could Read My Mind/Last Lonely Eagle/Casey's Last Ride 他全13曲

 ロスト&ファウンドというバージニアのバンドは1970年代、急速に開けていくアパラチア南部=ブルーリッジのあたらしいブルーグラスの時代に、土地に伝わる本物のトラッド音楽の根っことセルダム・シーンやニューサウスらの、いわゆるハッピーミディアムなブルーグラスとを見事にあわせたサウンドで、地元ブルーリッジの若いブルーグラッサーに絶大の影響を与え、ロンサム・リバー・バンドなどを生むベースとなった。そんなロスト&ファウンドの全盛期を支えたブバ・チャンドラーがその出自を明かす作品。ジョン・デンバーからトム・パクストン、ゴードン・ライトフットといったフォーク系、サミー・シーラーのテレキャスターなども聴けるカントリー等々、ジョン・スターリングを透明感のあるマイルドなボーカルにしたようなブバの70年代を感じさせる作品。ムーンシャイナー誌9月号で、アパラチア山脈の全体像を紹介、ブルーリッジ系ブルーグラスと呼ぶべき一連の歴史をおさらいした中にも出てくる「ブルーリッジ系ブルーグラスの明るさ」の謂れが少し分かりそうなジャンル超越作品。
ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷
SD-292 JOHN HARTFORD『Goin' Back to Dixie』CD\2,573-(本体\2,450-)

I Wonder Where You Are Tonight/M.I.S.I.P./Girl I Left Behind Me/Death of John Henry 他全10曲

 ジョン・ハートフォード(1937-2001)54歳、一連の自費制作として発表した作品群の中で、もっともブルーグラスっぽい私的な作品として高い評価を受ける1992年の隠れた名盤が、ジャケットの写真を差し替えて再発売である。シンガーとして、また世界ヒット"Gentle on my Mind"の作者として知られるソングライターとしての輝き/閃きはもちろん、ここではバンジョーとフィドルを自在に歌わせるサイドマンとしてのすばらしいセンスも存分に聴かせてくれる。故ロイ・ハスキー・Jr(bs)とマーク・ハワード(g,m)、ケニー・マローン(perc)の創るリズムにゆったり悠然として乗っかり、ほかのサイドマンを一切使わずに、自分が歌う曲のイメージ/メッセージを届けるための最上のバックアップをみずから演じる。ローバンジョーの特長を活かしつつ、スリーフィンガー・ロールの中に見事にメロディを取り入れていくセンスとテクニックのバランス……、オールドタイム・フィドルのノリを活かしながら独自の言葉を見事に注入するフィドル・チューンや歌モノの間奏……、ほんのチョッとしたコードの流れやメロディの揺らぎに見事に反応するハートフォードの偉大さに酔う。南北戦争時代のトラッドからオリジナルまで、どの曲も知らぬ間に身に染み付いていくようなアパラチアの深い情感に溢れている……ジョン・ハートフォードの隠れた名盤のひとつ、感激の再発売である。ムーンシャイナー誌最新11月号特集、IBMAアワード・ショウでのティム・オブライエンの授賞挨拶読んでもらえましたか?そしてフィナーレの"Gentle on my Mind"……、ほんと感動しました! そんなジョンの優しさ=私的な音楽がストレートに楽しめる秀作である。
ROU-0653 V.A.『Bluegrass Number One Hits』CD\2,079-(本体\1,980-)

 ラウンダー・レコードのブルーグラス・アーティストたちによる最近のヒット曲集。現在の米国ブルーグラスのメインストリームが良く分かる廉価版である。21世紀に入ってから、ムーンシャイナー誌にも掲載されているブルーグラス・チャートで高い評価を得た、デイリー&ビンセント、ザ・グラスカルズ、ダン・ティミンスキが各2曲、ブルー・ハイウェイ、ロンダ・ビンセント、J.D.クロウ&ニューサウス、ドイル・ローソン&クイックシルバー、チャーリー・サイズモア、クレア・リンチらによる全12曲。現在の米国のブルーグラス・トレンドが一目瞭然の廉価企画もの。
【クリスマス・アルバム】
KOCH-4754 CHARLIE DANIELS『Joy to the World: A Bluegrass Christmas』CD+DVD\2,888-(本体\2,750-)

Christmas Time's a Comin'/Christmas Time Down South/Blue Christmas/Christmas Song 他全12曲

 サザン・ロックのアイコン、チャーリー・ダニエルズの最新作(CD+DVD、同じ12曲がスタジオとライブで収められている)はブルーグラス・クリスマス。ブルーグラス出身で、60年代にはナッシュビルのセッションマンとしてフラット&スクラッグスやディランの録音に参加してきた彼。ザ・グラスカルズ、ダン・ティミンスキ・バンド、キャシー・マティア、エブリンとスザンヌのコックス姉妹のほか、ジュエルやアーロン・ティピンらも参加するクリスマス名曲集。
ROU-0616 BELA FLECK & FLECKTONES『Jingle All the Ways』CD\2,573-(本体\2,450-)

 2009年のグラミー賞最優秀ポップ・インスト・アルバムに輝いたベラ・フレックとフレクトーンズの2008年作クリスマス集。古巣ラウンダーからの発売ということもあってか、リラックスし放題の音遊び!! トゥバ共和国の喉唄(モンゴルのホーミー系)ではじまり、全編よく知るメロディがグチャグチャに遊ばれる音の至福。ブルーグラスからバッハまで、頭脳を刺激する楽しいジャンル無用バンジョー音楽の1時間。
RHYC-2007 MICHAEL MARTIN MURPHY『Acoustic Christmas Carols』CD\2,079-(本体\1.980-)

 2枚つづけてのブルーグラス作品『Buckaroo Bluegrass』の第1集と第2集(各\2,573-)が好評のマイケル・マーティン・マーフィー、1999年のクリスマス作品が再発売された。全編にNGDBのジョン・マキュエンのギターやバンジョーがフィーチャーされたシンプルで静かなクリスマス作品となっている。70年代に、"Carolina in the Pines"などでシンガーソングライターとして成功したのち、80年代以降は自然志向のカウボーイ・シンガーとして現代カウボーイの生き方をリードしてきた3M、そのハスキーながらも高音まで伸びやかなポップな声と抑制されたマキュエンのアコースティック・サウンドが落ち着いたクリスマスを演出する。
SEL-1966 STEVE WARINER『Guitar Christmas』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ギタリストとしても高い評価のあるカントリー・スター、スティーブ・ウォーリナーの2003年クリスマス作品。1曲ずつで異なった種類のギター(アコースティック、エレキ、クラシックほか、1曲ではアパラチアン・ダルシマー!!)を弾き分け、そのうえ全曲ソロ。ギター1本であるから派手さはないものの、その表現力の幅広いこと、すばらしいミュージシャンである。
KOCH-2021 JERRY DOUGLAS『Jerry Christmas』CD\2,573-(本体\2,450-)

First Noel/God Rest Ye Merry Gentlemen/Santa Claus Is Coming to Town/Maui Christmas 他全12曲

 ドブロというスライド・ギターを、まったく別次元の楽器にまで高めたジェリー・ダグラスの最新作はクリスマス集。自身のバンド・メンバー、ルーク・ブラ(f)、ガスリー・トラップ(g,m)、トッド・パークス(bs)を核に、モーラ・オコンネルのボーカルをゲストに迎え、クリスマスという神聖で心落ち着くテーマの中、ドブロという楽器の特性を生かして、メロディアスでロマンティックな響きに、ブルーグラス・ソウルのインパクトを秘めたトーンが見事だ。
【IBMAアワード・ショウ】
 第21回国際ブルーグラス音楽協会(IBMA)アワード・ショウは9月30日、ブルーグラス生誕の地=ライマン公会堂で開催。その詳細は28年目(第28巻第1号)のムーンシャイナー誌11月号(\525-)で20頁に渡ってリポート。……ぜひ年間契約を!!
RHY-1045 RUSSELL MOORE & IIIRD TYME OUT CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 新生サード・タイム・アウト、昨年発売の第一弾! 圧倒的な歌のうまさでIBMA最優秀男性ボーカルの常連、ラッセル・ムーアの名前をバンド名に冠しての再出発。スティーブ・ディリングのまっすぐなバンジョーに、ジョン・コーワン・バンドに参加していたウェイン・ベンソン(m)が戻り、抜群のテクニックと現代風な感性で縦横無尽なジャスティン・ヘインズ(f)、そして新加入のエドガー・ラダーミルク(bs)の5人組。ラッセルのボーカルが生き生きとするバーサタイルな選曲は、フォスター作の"Angeline Baker"に新しく詩をつけた"My Angeline"、ビル・モンローとハイロンサムをテーマにした自作の"Big City Blues"ほか、ブルーグラス仲間の新曲が見事にサード・タイム・アウト化する。かれらのラウンダー時代のベスト集『Footprints: A IIIrd Tyme Out Collection』(ROU-0602 \2,573-)と聴き比べると、ここ10年のトップバンドの変遷が興味深い。
PC-6514 KRISTIN SCOTT BENSON『Second Season』CD\2,573-(本体\2,450-)

 2008年から今年まで、3年連続IBMAアワードで、女性としてアリソン・ブラウン以来17年ぶり、最優秀バンジョー奏者受賞をつづける、現在ザ・グラスカルズのクリスティン・スコット・ベンソン、2008年ソロ第2作。2002年のデビュー作『Straight Path』(PC-6502 \2,573-)から6年、夫のウェイン・ベンソン(サード・タイム・アウトm)とともに子育てに励みながら創り上げたバンジョー集。オリジナルとトラッド・アレンジにボーカルもの4曲、ウッディで上品なバンジョーの響きを丁寧に表現する。ムーンシャイナー2009年1月号「闘魂バンジョー」特集参照。
ROU-0633 BLUE HIGHWAY『Some Day; 15th Anniversary Collection』CD\2,573-(本体\2,450-)

 セルダム・シーンの手法を現代に置き換えたようなブルー・ハイウェイ、バンド結成15周年を記念するベスト盤である。ブルーグラス・チャートでの話題曲や評価の高いインストなどに新曲2曲を含めたお薦め作品!! ギタリストとしても超一流で話題のトニー・ライス本『Still Inside』の著者でもあるティム・スタッフォード、マルチプレイヤーとして知られるショーン・レーン(m)、そしてウェイン・テイラー(bs)のリード・ボーカルが3人という贅沢な布陣に、IBMA最優秀ドブロの最多受賞者ロブ・アイクス、そしてジェイソン・バールソンのソリッドなバンジョー。ディープな伝統の土地、東テネシーを本拠に不動のメンバーで15年間、米国ブルーグラスのトップグループのひとつとして人気を保ちつづける彼らの真摯なブルーグラスをぜひ聴いてみてください。アワードでは毎年、ボーカルとインスト・グループに最終されるものの無冠。ノミネート新曲のうちダレル・スコットとのコラボ"Bleeding for a Little Peace of Mind"をアワード・ショウで演奏。
SH-4057 ADAM STEFFEY『One More for the Road』CD\2,573-(本体\2,450-)

 今年のIBMAでもふたたび最優秀マンドリン奏者と最優秀インスト録音の2冠を受賞、また今年4月〜7月までは全米ブルーグラス・アルバム・チャート1位、そしてムーンシャイナー誌2009年10月号のカバーストーリーにも登場したアダム・ステッフィ、現在マンドリンの最高峰として尊敬されるアダムのソロ第2作。ゲストにダン・ティミンスキやアリソン・クラウスら、昔の仲間を集め、超トラッドグラスから70年代ニューサウス等々、モダン・ブルーグラスのさわやかメロディを絵に描いたような選曲の歌物8曲インスト4曲で飽きることのない、現代ブルーグラスの「ハッピーミディアム」作品。
SH-4055 SAM BUSH『Circles Around Me』CD\2,573-(本体\2,450-)

 サム・ブッシュの最新2009年作、カントリー・ジェントルメンの隠れた名曲から、知られざるレッド・アレン曲、デルをテナーに迎えてビル・モンロー2曲、そして自身のニュー・グラス・リバイバルの中期とデビュー・アルバムからのカバー2曲等々、待ってました!!のブッシュ流ブルーグラス。本作の発表日が結婚25周年記念日の57歳、1曲目のオリジナルには「ここまで生き延びた俺たち」の感慨が込められている。2006年の前作『Laps in Seven』(SH-4013 \2,573-)までニューグラスの先頭を走りつづけ、70年代以降のブルーグラス全体をそのエネルギーで背負ってきたサム・ブッシュがチョッと立ち止まった。本作の曲目解説を含むムーンシャイナー誌2009年11月号(\525-)のカバーストーリーとともにお楽しみください。また2010年1月号には本作に収められているストリングビーン殺人事件に関するサムのオリジナル、"The Ballad of Stringbean and Estelle"の物語が特集。さすがサム、アワード・ショウではこの曲でショウのトリを務めた。
RC-125 JOHN HARTFORD STRINGBAND『Memories of John』CD\2,573-(本体\2,450-)

 今年のIBMAアワード・ショウのフィナーレを務めたハートフォード・ストリング・バンド。ジョン・ハートフォードのIBMA名誉の殿堂入りを記念して、ティム・オブライエン、サム・ブッシュ、ピーター・ローワンらを巻き込んでのフィナーレ"Gentle on MY Mind"は感動の嵐!! 本作は同曲は含んでいないものの、わがレッド・クレイ自信の快作「ジョンの思い出」。ジョンの最晩年をともに過ごしたメンバーたち、クリス・シャープ(g)、マイク・コンプトン(m)、ボブ・カーリン(bj)、マット・コムズ(f)、マーク・シャッツ(bs)が、ジョンが心を込めていつくしんだ名曲の数々を再演。ティム・オブライエン、アラン・オブライアン、そしてあのジョンのバンジョーを弾くベラ・フレック、アリソン・ブラウン、ジョージ・バックナーほか、ジョン自身をも特別ゲストに迎えた……、文句なしの感動作です。なお、本作の日本語解説/歌詞はB.O.M.ホームページにありますが、プリントアウトをご希望の方はお申し出ください。また、ムーンシャイナー誌4月号にて、ジョンとハートフォード・ストリングバンドのメンバー紹介しています。more info.
ブルーグラスお勧め作品
(すでに新入荷で紹介済みの作品です)
■2010年!! ブルーグラス最近作
 今、最も旬なブルーグラス・アルバムたち…
RHY-1060 AUDIE BLAYLOCK & REDLINE『Cryin' Heart Blues』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 現在トラッドグラスの最前線を突っ走るオウディ・ブレイロック&レッドラインの最新作第2作は、大評判となったデビュー作のアーリー・ブルーグラス名曲カバー集とも言える『Hard Driving Bluegrass』(RHY-1042 CD\2,573-)の流れを、レッド・アレン、ビル・モンロー、ジミー・マーティン、カーター・スタンレー、ピート・ゴーブルらの隠れた名曲で取り上げ、ともに20代前半のパトリック・マッカビニュー(f,m)とイバン・ウォード(bj)、そしてマット・ウォレス(bs)という若手のレッドラインとともに伝統的なストレート・ブルーグラスを聴かせる。ムーンシャイナー2009年2月号(MS-2604 \525-)でカバーストーリー「オウディ・ブレイロック〜甦るアーリー・ブルーグラス魂」でも紹介されている正統派ブルーグラス期待の新進バンドである。
SKFR-2021 CHERRYHOLMES『W; Common Threds』CD\2,573-(本体\2,450-)

 子供をひとり亡くしたことで窮地に追い込まれた家族を立て直すためにブルーグラスをはじめたシロート集団チェリーホームズ一家、バンド結成10年でこんなにものすごい作品を創る。現在の米国ブルーグラス・コミュニティのすごさが凝縮したような作品だ。マッチョな父ジェリー(bs)、張り切り母さんサンディ(m)、そして溢れかえる才能に恵まれた4人の子どもたち。長女シアはバンドの看板であるリード・ボーカルと超ソリッドなバンジョー、長男B.J.の超絶フィドル、次男スキップのハイテク・ギター/マンドリン、次女モリー・ケイトの見事な左利きフィドル……、それらどれもが機能的に組み合わさり、家族だけでここまで完成されたサウンドが創れるものかと、驚きを通り越してあきれ返る。しかも全曲オリジナル。アルバム最後の1曲、唯一のインスト"Tattoo of a Smudge"で驚くまでもない、ブルーグラスの楽器とそのノウハウだけで、ここまで豊かな表現力を創り上げる家族の絆、それをつなぐブルーグラスのすごさに改めて思いを致す。自費制作3枚につづくリッキー・スキャッグス・レーベルからの4枚目、前作『V: Don't Believe』(SKFR-2020 \2,573-)あたりから水を得たように、ものすごい完成度に達したチェリーホームズ、その圧倒的なライブ・ステージとともに今後どこまでいくのか、楽しみだ。
NONE524056 PUNCH BROTHERS『Antifogmatic』CD2枚組+DVDの合計3枚組\4,095-(本体\3,900-)

 クリス・シーリ(m)の率いるパンチ・ブラザーズとしての2枚目最新作(How To Grow Bandを含めると三枚目)の、CD2枚とDVDの3枚をボックスセットにした限定デラックス版。まったくあたらしい次世代のブルーグラス/アコースティック・アンサンブルを提示、その驚くべき繊細な音作りと組み立ては想像を絶するテクニックと感性のなせる業だろう。ムーンシャイナー9月号で特集「これがブルーグラスなのか?」(MS-2711 \525-)あり。
COMP-4543 PETER ROWAN BLUEGRASS BAND『Legacy』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ピーター・ローワン、20世紀のブルーグラス・ソングをビル・モンローの魂を受け継いで世界に広め、高めた最大の功労者。スーパーピッカーたちの創るホットなアンサンブルより、信頼する友人たちとの私的なブルーグラスがとてもよく似合う。アリソン・ブラウンのプロデュースのもと、バーン・ウィリアムズ・バンドで知られるメロディ感覚の鋭いキース・リトル(bj)、1960年代初期からニューヨーク・ブルーグラスで活躍したジョディ・ステッカー(m)、そしてポール・ナイト(bs)という4人組。13曲中、ピーターのオリジナルが10曲、キースの歌うカーター・スタンレーとジョディのトラッド歌とインストという構成。全編に重厚なメッセージを託しつつ、最後にはチベット密教の祖、パドマサンバヴァへの賛歌"Across the Rolling Hills"で終わるという、さすがのピーター・ローワン世界、心に刺さるブルーグラスを聴かせてくれる。……凄いピーターをIBMAで観たぞ!!彼はまだ最前線にいる。リポートはムーンシャイナー誌11月号!!
REB-1831 DON RIGSBY & MIDNIGHT CALL『The Voice of God』CD\2,573-(本体\2,450-)

 5月にマロ川端と来日、そのマウンテン・ソウルで観客を震えさせたドン・リグスビー、ソロとして5作目になる最新ゴスペル作。リッキー・スキャッグスの従兄弟であり、幼いときからスタンレーとキース・ウィットリーの音楽に囲まれて育ったブルーグラス・サラブレッド。ブルーグラス・カーディナルズやJ.D.クロウ&ニューサウスなどを経て、ロンサム・リバー・バンドでブレイク、1996年のジョン・ダッフィーの急逝時には、その代役を務めたほどのテナー。そのテナーボイスは、イースタン・ケンタッキーの伝統を背負い高い評価を受けている。
UM-01 RHONDA VINCENT『Taken』CD\2,573-(本体\2,450-)

 女性ブルーグラスのトップランナー、ロンダ・ビンセントの最新作はラウンダーから離れ、自身のアッパー・マネージメントからの発売。ドリー・パートンやロック界のリチャード・マークスをはじめ、ブライアン・サットン、そしてETSU在学中のふたりの娘のバンド、ネクスト・ベスト・シングらをゲストに、新メンバーのアーロン・マクダリス(bj)とベン・へルソン(g)に、バンド8年目のハンター・ベリー(f)とミッキー・ハリス(bs)らで、バラッドから快調ブルーグラスまで、手堅いロンダらしいブルーグラスを演じる。ウォール・ストリート・ジャーナルが「クィーン・オブ・ブルーグラス」と称した面目躍如の作品である。ちなみに初々しいロンダの初期レベル作品の廉価ベスト集『My Blue Tears』(REB-7506 \2,079-)も在庫中です。ベラ・フレックがバンジョーですよ!
HS2K-101 FAREWELL DRIFTERS『Yellow Tag Mondays』CD\2,573-(本体\2,450-)

 親たちが聴いていた60年代ウエストコーストのフォークやロック、つまりザ・バーズやビーチ・ボーイズからジョン・ハートフォードやグラム・パーソンズらに強い影響を受けた20代のさわやか青草系若者ブルーグラス。ビートルズのカバー1曲以外はすべてオリジナルだが、60〜70年代のウエストコーストを経験した人にはすぐに「ピン」と来るあのサウンド、懐かしさと彼らのさわやかさに、思わず引き込まれてしまいます。ムーンシャイナー6月号で紹介、今どきの若者がわれわれ世代が通った同じ道を再訪しながら、無理なく自分たちをアピールしている、さわやかな感動を覚えます。
RHY-1064 DARRELL WEBB BAND『Bloodline』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ロンサム・リバー・バンドで彗星のごとくデビュー、そのマンドリンとテナーで一挙に話題の人となったダレル・ウェッブ。その後、J.D.クロウ&ニューサウス、ロンダ・ビンセント&ザ・レイジ、そして最近までマイケル・クリーブランド&フレームキーパーのフロントマンを務めたダレルが自身のバンドを率いてのデビュー作。そのアメージングなマンドリン・タッチはアダム・ステッフィと並び称せられるスーパーピッカーにして、そのさわやかで軽やかに伸びるテナーボイスはドリー・パートンお気に入りのすばらしいシンガーでもある。ドブロを含む凄腕の若いピッカーたちに、ジム・バン・クリーブのフィドルを5曲にゲスト、イケイケの今風ブルーグラスからしっとりとしたカントリーバラードまで、活躍の本拠である東テネシーの風土が要求する今のブルーグラスである。
SH-4059 INFAMOUS STRINGDUSTERS『Things That Fly』CD\2,573-(本体\2,450-)

 若手ブルーグラスのトップランナー、インファマス・ストリングダスターズの最新第3作は、アリソン・クラウスをはじめ、数々の秀作をプロデュースしたゲイリー・パチョーザとの共同制作。U2のロックングラス"In God's Country"とジョディ・ステッカーのトラッドグラス"17 Cents"の2曲以外は、リード・ボーカルがアンディ・ホール(d)、ジェレミー・ギャレット(f)、アンディ・ファルコ(g)、トラビス・ブック(bs)と4人いる強みを生かして、さまざまな情景を描いた多彩なオリジナルで、若い感性が随所に感じられる力作。クリス・パンドルフィ(bj)とジェシー・コッブ(m)もインストを書きアルバムに幅を持たせている。ニューグラス路線をひた走るダスターズ、ゲストにはイーファ・オドノバンやサラ・シスカインド、カントリーで大成功したブルーグラスっ子ダークス・ベントリーらを迎え、独自のバンドカラーを創っている若いブルーグラス秀作。
BWCD-001 BACKWOODS MOUNTAINEERS『Home Sweet Home』CD\2,000-(本体\1,905-、歌詞対訳付)

 1964年に結成というから46年前、その後にロストシティを経営することになる野崎謙治と渡米する田渕章二が、本作に参加している芝田光雄と西条佳峰とともに結成した当時の関西スーパーバンド、バックウッズ・マウンテニアーズ。そのリーダーだった野崎からバンド名を受け継いだ芝田が、立命館大学OBの三橋秀樹(g)と桃山学院大学OBの大西一由(m)とスネーク水谷(f)とともに編成した新生バックウッズ・マウンテニアーズのデビューCD。ちなみに芝田と西条は1965年、TBS主催の大学対抗バンド合戦で優勝した桃山学院大学ブルーグラス・ランブラーズのオリジナル・メンバーである。ここに収められた14曲はいずれも、彼らが大学生としてブルーグラスに打ち込んでいた時代の名曲ばかり。……技術よりも勘と雰囲気で初期の日本ブルーグラスを切り開いていったパイオニアたち、気負いなく、自然体で演じている。アルバム制作記はムーンシャイナー9月号。
BBR-001 LEMON SLICE『Remember Me』CD\2,000-(本体\1,905-)

 大分の男女=ギター/ベース・デュオのレモン・スライスのデビュー作。大分のブルーグラス・バンド、レモン・パフィからフットワークの軽い上尾光邦(g)と渡辺優(bs)がデュオとして2005年に結成、以来各地のフェスやライブハウスで着実に実力と人気を得て、今年は箱根フェスの人気投票で3位に輝いている。渡辺のフォノジェニックなボーカルと上尾のフラットピッキン・ギターを軸にデュオで3曲、そのほかはハーベストムーンの植田雅也のプロデュースで京都風の味付けがなされたさわやかブルーグラスになっている。ふたりのほか、ゲストにはハーベストムーンの木下健太郎(m,f)、小野田浩士(bj)、宮守佳奈(f,v)、今井佐由子(v)、植田雅也(bs)に、ロジーンの星川太志(d)、デイジービルの久永洋子(v)、カインド・オブ・ブルーの今村日利(bJ9。アルバム制作記はムーンシャイナー10月号。
■初心者歓迎コーナー
 さまざまなジャンルでくくられる音楽アルバム、正解はないものの、多くの人が認めるであろう「入門」に最適の作品を紹介します。
●ブルーグラス入門
SKFR-1008 RICKY SKAGGS & KENTUCKY THUNDER『Honoring the Fathers of Bluegrass; Tribute to 1946 and 1947』CD\2,573-(本体\2,450-)

 2009年のグラミー賞ブルーグラス部門を受賞したリッキー・スキャッグス作品。ビル・モンローがフラット&スクラッグスらを従え、ブルーグラスが誕生したあのオリジナル・ブルーグラス・バンドの1946〜47年録音のほぼ完全コピー作品!! 1曲目の"I'm Going Back to Old Kentucky"には、その録音に参加していたアール・スクラッグスを迎え、誕生当初のブルーグラスが持つグルーヴが最新録音技術と現在最高のバンドによって再現される。
●オールドタイム入門
ACD-37 DAVID GRISMAN, JOHN HARTFORD & MIKE SEEGER『Retrograss』CD\2,573-(本体\2,450-)-

 デビッド・グリスマンとジョン・ハートフォード、マイク・シーガーの3人が1999年に創ったシビアな冗談音楽……!? ジミー・マーティンやエルビス・プレスリーをチャーリー・プール・スタイルでやれば?、ディラン曲をロスコー・ホルカムがやれば?、ビートルズをラグタイム・バンドがやれば?、チャック・ベリーをオールドタイム・ラップすれば?、"Blue Ridge Cabin Home"をカーター・ファミリーがやれば?等々の全17曲。
■トラッドグラス
MCM-0002 DEL MCCOURY BAND『The Company We Keep』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現在ブルーグラスの最高峰、デル・マッカーリー・バンドの2005年、マイク・バブ(bs)での最後の作品。1960年代からトラッド&ソリッドグラス一筋の頑固さが、息子2人を含む20代(今や30代だが)のバック・ミュージシャンを得たことで、すべてうまく作用したのだろう、ブルーグラス・スピリッツを強烈に漂わせながらも、無用な田舎くささを感じさせない完璧なアンサンブルは、まさしく彼らが目指した「現代のフラット&スクラッグス」の完成である。デルの可愛さ!?を吐露するような自伝的"Never Grow Up Boy"にはニンマリする人も多いかな。
SL-001 CHRIS SHARP & DAVID LONG『One Hand on the Radio』CD\2,573-(本体\2,450-)

 2008年4月に来日したクリス・シャープ、デビッド・ロング、ジョージ・バックナー、ケビン・カーバーグらが2005年に発表した作品は、トラッドグラスの王道を行く秀作。全体から漂う1950年代、アーリー・ブルーグラスの黄金時代を思わせるレイドバックしたリズムは、レスター・フラットを標榜するクリスならでは。スクラッグス/レノの伝統を見事に昇華する強いインパクトが快感のジョージ、マイク・コンプトンにつづくモンロー・スタイル・マンドリン奏者デビッドに、ゲストの天才シャド・コッブ(f)もすばらしい!! 古き良きブルーグラスが味わえる秀作である。廃盤につき売り切りゴメン!
■ニューグラス
DUAT-1203 GREENCARDS『Weather and Water』CD\2,573-(本体\2,450-)

 前年の自費制作盤『Movin' On』(GC-8108 CD\2,573-)で一斉に注目を浴びたニューグラス・バンド、グリーンカーズの2005年全米デビュー作。テキサス州サウスプレイン大学のブルーグラス科で知り合ったオーストラリアのキム・ワーナー(m)とキャロル・ヤング(bs)、そしてイギリス出身のイーモン・マクローリン(f)のトリオに、パット・フリンやブライアン・サットンらを迎えたバンジョーレス、ゲイリー・パチョーザのすばらしいアコースティック録音。インスト3曲をはさんで、キャロルの存在感のあるキャッチーな女性ボーカルをメインに、アコースティック・カントリーとブルーグラスをうまくミックスした作品に仕上げたお勧めニューグラス。
REB-1820 JOHN STARLING & CAROLINA STAR『Slidin' Home』CD\2,573-(本体\2,450-)

 相変わらずのこぶしの利いたボーカルに哀愁を漂わせるジョン・スターリング、久々の2007年作品。実に渋い中年、というか初老というか……、マイク・オルドリッジ(d)とトム・グレイ(bs)というオリジナル・セルダム・シーンの仲間三人に囲まれ、エミルー・ハリスもゲスト。1曲目のジミー・ロジャーズ"Waitin' for a Train"からワシントンDC人脈の"Willin'"ほか、ジョン・ランドール(m,g)をメインサポートに、スターリング節を堪能させてくれるバンジョーレス・ブルーグラス。
KOCH-4766 JOHN COWAN『8,745 feet; Live at Telluride』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ニューグラス時代の名曲からロックカバー、そしてあのジョン・カウワンにしか歌えない名唱"Dark As a Dungeon"などを収めたテルライド・ブルーグラス・フェスのライブ、1998年以降に録音された最盛期のジョン・コウワン・バンド、タップリ1時間に渡ってこだます、「あの」ものすごい絶唱だ。これまで、自費制作で流通していたものの2009年盤。ドラムスとエレキを全面に押し出したロック調ながら、バンジョーにはゲストのベラ・フレックを含めスコット・ベスタルと伝説のレックス・マッギー(インスト"Road to Silverton"で凄い!!)、ギターにジェフ・オウトリー、マンドリンにダレル・スコット、フィドルにルーク・ブラとバーバラ・ラム、ドブロにランディ・コーアズらを配し唯一無二のボーカルを聴かせる。
SH-3930 V.A.『Cool Blue Rocks: Rock 'N' Roll In The Bluegrass Tradition』CD\2,079-(本体\1,980-)

 ジェリー・ダグラス、サム・ブッシュ、セルダム・シーン、ティム・オブライエンほか、シュガーヒル・レコードの精鋭たちが、それぞれの作品で発表してきたロック名曲を集めたコンピレーション。
■ブルーグラス・マスターズ
CMH-9454 JIM & JESSE『Jim & Jesse Story; Special Edition』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1980年にLP2枚組で発売されたジム&ジェシーの最高傑作といってもいい名品。本作はJ&Jを愛してやまないボビー・トンプソンのプロデュースで、カール・ジャクソン(7曲)、アレン・シェルトン(7曲)、ボビー・トンプソン(それ以外)という3大バンジョーの競演に、ジム・ブキャナン(7曲)以外には若きブレイン・スプラウスのフィドル、ドブロにロイド・グリーン、そして初期の重要なトリオ・コーラス要員ドン・マクハンという夢のメンバーでの24曲(別テイクの4曲がボーナスで全28曲)。50才を越えたばかりの彼ら、60年代の絶頂期に負けない質の高い音楽を創っていたJ&J美学が凝縮された名作の再CD化である。
GT7-0958 COUNTRY GENTLEMEN『High Lonesome; Complete Starday Recordings』CD2枚組\3,255-(本体\3,100-)

カントリー・ジェントルメン、そのもっとも初期からダッフィ/ウォーラー/アドコック/グレイのクラシック・カントリー・ジェントルメンまで、彼らが絶頂期に向かう爆発的エネルギーが収められた1960年代のスターデイ録音の全曲が収められた2001年発売の2枚組秀作(全51曲)である。"Two Little Boys"や"Sunrise"はもちろん、フォスター名曲を多く収録して日本だけで発売された幻のLP『Folk Hits Bluegrass Style』も収録、これで彼ら、謎のスターデイ録音の全貌が明かされることになった。ムーンシャイナー誌2001年6月号(MS-1808 \525-)「カントリー・ジェントルメン〜明かされたスタディ録音の謎」参照。
CMH-9011 OSBORNE BROTHERS『Bluegrass Collection』CD\2,573-(本体\2,450-)

1970年代後半のオズボーン・ブラザーズ絶頂期に発表したブルーグラス・スタンダード全24曲集。文句無しの正しいブルーグラス!?集である。当時、ギブソン・グラナダ・オリジナル・フラットヘッドを手に入れたばかりのソニーの気持ちだよ……。
■歴史的作品やお宝レコーディング
REB-2003 V.A.『Live Again!』CD2枚組\2,888-(本体\2,750-)

 初期超貴重なお宝ラジオ・ライブ録音、な・な・なんと!!結成間もないフラット&スクラッグスとフォギー・マウンテン・ボーイズのライブが3曲含まれている。50年代後半のかれらの録音は多いが、これほど初期のものはおそらくこの3曲だけだろう。そのほか、スタンレー・ブラザーズが21曲、ソースマン・ブラザーズ&グリーン・バレイ・ボーイズが5曲、カーリー・キング&テネシーヒルトッパーズが3曲、そしてマック・ワイズマン3曲。テネシー/バージニア州境の町ブリストルの有名なWCYB局のラジオ番組「ファーム&ファン・タイム」からの超貴重録音のCD2枚組である。
SXCD-6032 V.A.『Silver Meteor: A Progressive Country Anthology - Extended Edition』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1980年にLPで発表された幻の名盤『シルバーメティア』が初CD化である。1973年、クラレンス・ホワイトが初のソロアルバムのために録音した4曲、同年7月に他界した29歳の天才ギタリストが最後に遺したきわめて貴重な遺作を含むLP時代の12曲に14曲のオマケ・ボーナス・トラックが含まれた全26曲。ほかにエバリー・ブラザーズ(クラレンス・ギターとの共演)やタイトル曲のケーシー・ケリー、ビル・キースとジム・ルーニーにエリック・ワイズバーグ、リチャード・グリーンらが加わった伝説のブルー・ベルベット・バンドからの2曲など。ウエストコーストで「1969年から1975年」、イーグルズに至るまでにかけて盛んだった実験的な試みの現場を覗くことのできる秀作。
TSQ-2400 ROLAND WHITE『I Wasn't Born to Rock'n Roll』CD\2,363-(本体\2,250-)

 1976年に発表されたローランド・ホワイトのデビューソロ名盤が未発表を1曲加えて初CD化である。ロジャー・ブッシュのスラッピング・ベースが生み出したケンタッキー・カーネルズのリズムとケニー・ワーツを加えたトリオ・ハーモニー、そのふたつがローランドのトラッド感覚(でもフレキシブル!)と見事に生き生きしたサウンドを創り出してこのアルバムを色あせない名盤にしている。カーター・ファミリーからビル・モンロー、フラット&スクラッグスの名曲、そして"Love Please Come Home"から"Sittin' on Top Of the World"までメドレーでつづる超スタンダード等々……。お宝録音再発売!!
SF-40063 BILL MONROE『Live 1956-1969; Off the Record Vol.1』CD\2,573-(本体\2,450-)

 生誕99年を迎えた「ブルーグラスの父」ビル・モンローがもっともとがっていた1960年代の凄まじい75分ライブ全27曲集。ピーター・ローワン、デル・マッカーリー、ビル・キース時代や、超貴重な兄、チャーリー・モンローとの歴史的モンロー・ブラザーズ・リユニオン。この抑え難い衝動、そのエネルギーと内に秘めた寂寥感、ブルーグラスのある本質である。ただし、聴き心地ザラザラ!!
■ブラザー・デュオ
(最小のバンド・アンサンブルです、皆さんも、夫婦、親子、同僚、他人…、始めませんか?)
OFR-003 HUNGER MOUNTAIN BOYS『Blue Ribbon Waltz』CD\2,573-(本体\2,450-)

 北部マサチューセッツから登場したハンガー・マウンテン・ボーイズ、兄弟ヒルビリー・デュオを聴かせる2005年作品。日本初期ブルーグラスでヒットした懐かしい"Dreamin'"のほか、ブルー・スカイやルービンらのカバーとオリジナル曲。初期のビル・モンローを思わせるマンドリンとギター・ビートを中心に、デュオというコンセプトは変えずにフィドルやドブロを持ち出したりスウィング・ビートを聴かせたり、とても今どきのミュージシャンとは思えないヒルビリーなクローズ・ハーモニー秀作。
RHY-1041 CROWE BROTHERS『Brothers -N- Harmony』CD\2,573-(本体\2,450-)

 あの懐かしいジム&ジェシーの美しい抑揚を持ったメロディーとブラザー・デュオを彷彿させてくれるクロウ・ブラザーズ2008年作品。ザ・サイドメンの創設メンバーでザ・ホワイツにもいたスティーブ・トーマスのフィドラーらしい美学でのプロデュースの元、ルービンやドン・レノ(息子ドン・ウェインが参加、見事)らのスタンダードほか、ブルーグラスがカントリー市場で同じ土俵で勝負していた時代を想わせるメチャ美しい作品。
■ゴスペル
RHY-328 CODY SHULER & PINE MOUNTAIN RAILROAD『Pickin', Praisin' & Singin', Hymns from the Mountain』CD\2,079-(本体\1,980-)

 古くからのゴスペル名曲をバラエティに富んだアレンジで聴かせるコディ・シュラーとパイン・マウンテン・レイルロード、米国南部に大きく広がるゴスペル・マーケットで大活躍するノックスビル出身のバンド。数々の名バンドを渡り歩いたエルマー・バーチェット(bj)が新加入した標準編成5人組。たしかなテクニック持ちながら、ブルーグラス・スタンダードとして知られるゴスペル名曲の数々をスウィングやブラック・アカペラ調、スローバラードなど、意外なアレンジで楽しませてくれる。ブルーグラス・ファンよりも幅広いゴスペル市場を照準にするだけに、聴きやすくバランスの取れた東テネシーのバンドである。
インスト新入荷
ACD-73 JERRY GARCIA, DAVID GRISMAN, TONY RICE『The Pizza Tapes; Extra Large Edition』CD3枚組CD\4,568-(本体\4,350-)

Man of Constant Sorrow/Shady Grove/Summertime/Long Black Veil/Rosa Lee McFall/So What 他全12曲

 デビッド・グリスマンがドーグ音楽を完成させ、ジャズ界でも大きな存在となったのち、ジェリー・ガルシアと17年ぶりにセッションすることになった場所に招待された絶頂期のトニー・ライス。すでに『The Pizza Tapes』(ACD-41)として発表されているアルバムの舞台裏を収めた「特別バージョン」CD3枚組(歌モノですが内容は楽器モノ)。……ふたりの巨人にはさまれて、トニーが自身の感性を全開する様、そのセッション最初の曲"Man of Constant Sorrow"が、ほぼ30分に渡って(おそらく)カットなしで聴くことができるほか、3人の緊張したアコースティック・レコーディングの現場に居合わせることのできる超マニアック盤。ドロドロした原曲の確認から、アーティスト個々のエゴ、そして洗練へと昇華されていく(またはその逆)……、しかも20世紀アメリカン・ロックのアイコンとまで称されるガルシアと、彼を囲むグリスマンとライス、彼ら3人がスタジオ・マイクを前に、1993年2月4日と5日の2日間、1曲が完成形に至るジャム/リハーサル(真剣な音遊び)の現実を収めたCD3枚組。グリスマンが、「俺がこいつに会ったとき、ほんとに思ったぜ、クラレンスは死んでないって!!」、ガルシア「その通りだな」、ライス「そーかなぁ?俺には分からないよ」、グリスマン「俺には分かるさ」……などといった会話、その後もクラレンスとトニーの比較評するガルシア等々、ガルシアの中に強烈なクラレンス願望が見え隠れする。グリスマンのガルシアに対する立てかた、ライスの控え目ながらふたりの巨人に挑むような気合の入れ方……、何よりも曲に至る前にそれぞれが自分の音を確認するように、相手に送る音のメッセージ等々、楽器に真剣に取り組む人にはたまらない緊張感が楽しめる編集になっている。
各楽器別インストお勧め再入荷作品
(楽器につきましては、楽器本体やパーツから教則物まで、各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
■ギター
SRDVD-2005 CLARENCE WHITE『Guitar Workshop』DVD\3,098-(本体\2,950-)

 フラットピッキン/ブルーグラス・ギターのスタンダードを創ったクラレンス・ホワイトの奇跡的に残された24分のギター・ワークショップ映像を中心に写真やビデオ(1961年のTV番組『メイベリー110番』や1965年の映画『Farmer's Other Daughter』でのカントリー・バックアップなどの超貴重な映像)で構成された45分のDVD作品。1973年に29歳の若さで他界した天才ギタリスト、死の3ヶ月前に遺したそのたぐい稀なテイスト、タイミング、トーンの3T、ブルーグラス・ギターの繊細なタッチとリズムをとくと楽しむことのできるワークショップでの"Listen to the Mockingbird"、"Crawdad Song"、"I Am a Pilgrim"、"Soldier's Joy"、"Sally Goodin'"など、ちょっとC調な司会者ボブ・バクスターとのやり取りで垣間見せる性格、最後の3曲ではローランド・ホワイトやバイロン・バーライン、アラン・マンデらも参加してのジャム。ギタリストにとっての超お宝である。クラレンスのギター・タッチ、美しい運指と羽のような右手を間近で見ることによる喜びは何にも代えがたい。
AL-1004 LENNY BREAU & BRAD TERRY『Complete Living Room Tapes』CD2枚組\3,098-(本体\2,950-)

 クラシック、フラメンコ、そしてトラビス/アトキンス・スタイルのカントリーをベースに、バップ以後のジャズ・フィンガーピッキン・ギタリストとして伝説的なテクニックを誇ったレニー・ブルー。1984年に43才で早世した彼が、マール・トラビスやジェリー・リードを含め、ジャズ・スタンダードを中心にソロやクラリネットのブラッド・テリーとの2人で残した自宅録音全23曲の全容。
PATUX-176 JORDAN TICE『Long Story』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ジョーダン・タイス2009年作、20歳にして2枚目のフラットピッキン・ギター・アルバム。見事なフィドル・チューンから新世代のインストまで、その若いテクニックと感性でメロディーを肉付けしていくバンドは、ノーム・ピケルニー(bj)、ケーシー・ドリーセン(f)、アンディ・ホール(d)の若者スーパーピッカーと、マーク・シャッツ(bs)。バイオに曰く、「ブルーグラス家庭に育ちながらロック以外に興味をしめさなかった彼が15才の夏突然、87年のベラ・フレック『Drive』と89年のストレングス・イン・ナンバーズ『Telluride Sessions』の音楽にのめり込んだ……」とある。
■バンジョー
(ムーンシャイナー連載のチチ松村「バンジョー祭り」、世界のバンジョー音楽をお見逃しなく!!)
PATUX-200 CHRIS WARNER『Goin' to the Dance』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1967〜69年、ジミー・マーティンのもとで、強い右パンチを手に入れ、アルバム『Free Born Man』という名盤を残したクリス・ワーナー、1980年代にカムバックしてウェブコに3枚のアルバムを残して以来、久々の最新作はボーカル8曲、バンジョー・インスト6曲の全14曲。同じ「ジミー・マーティン学校」の卒業生、トム・アダムズをギターとリード・ボーカルに、マーク・サイツかディック・レアード(m)、マイケル・クリーブランドかパトリック・マッカビニュー(f)といった布陣で、ジミー・マーティン直系のソリッドグラスを聴かせてくれる。
SF-40037 V.A.『American Banjo; Scruggs and Three Finger Style』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1957年、世界最初のブルーグラスLPアルバムとして発表された作品で、その前年に若きマイク・シーガーがフィールド録音した15人のさまざまなバンジョー奏者(アールの兄、ジュニーを含む)によるスリー・フィンガー・スクラッグス・バンジョー・スタイルへの軌跡を記録した貴重な作品。オリジナルになななんと!!…16曲のオマケ付き全43曲集。
COMP-4482 ALISON BROWN『The Company You Keep』CD\2,573-(本体\2,450-)

 バンジョーという御し難い楽器を女手ひとつ!?で透明感のあるポップな美しい楽器に昇華したハーバード大卒の才女、アリソン・ブラウンのCD最近作。めちゃ美しいオリジナル・メロディーとバンジョーの響を聴かせてくれる目からウロコ秀作。ベラ・フレックとともに、バンジョーを「美しい楽器」……として一般音楽界に提示できる数少ないバンジョー賢者である。
■マンドリン
SKFR-1007 RICKY SKAGGS & KENTUCKY THUNDER『Instrumentals』CD\2,573-(本体\2,450-)

 2007年のグラミー最優秀ブルーグラス部門を獲得したリッキー・スキャッグス&ケンタッキー・サンダー初のインスト集。リッキーの音楽に大きな影響を与えた故バッサー・クレメンツやデビッド・グリスマンにささげた曲、ビル・モンローにも通じるアパラチアに入植したケルト系のスコッチ・アイリッシュを偲ぶようなケルト調の曲など、リッキーのマンドリンを軸にした意欲的なオリジナルを中心に、若いアンディ・レフトウィッチ(f)とコディ・キルビー(g)が火を噴き、ジム・ミルズ(bj)がロールで整える。ジェフ・テイラーのアコーディオンとアンディ・スタットマンのクラリネット、そしてストリングスまでもを登場させるリッキー、モンロー晩年の精神性を追い求めているような豪華なブルーグラス・インスト集。
ACD-54 SAM BUSH & DAVID GRISMAN『Hold On!』\2,573-(本体2,450-)

 ビル・モンロー以来のブルーグラス・マンドリンを根底から変革した2大偉人、サム・ブッシュとデビッド・グリスマン初の共演作。問答無用のブルーグラス・マンドリン天国です。
AMA-1039 MIKE MARSHALL & DAROL ANGER with VASEN CD\2,573-(本体\2,450-)

 圧倒的なマンドリン・テクニックのマイク・マーシャルとダロル・アンガー(f)のデュオの2007年作は、北欧スウェーデンのトップ・ストリングバンド、ヴェーセンとの共演作。スリル満点で刺激的な音とそのホットなオーケストレーションは、アメリカ南部由来のブルーグラス精神と北欧ケルト文化を中心に、そのほかさまざまな民族音楽なども取り込んだ、あたらしいインスト世界、そうマイク・マーシャルの言う「フォーケストラ」、すばらしく計算された民俗系アコースティック楽器究極のアンサンブルのビッグサウンド、お勧めである。
■フィドル
SH-3957 AUBREY HAYNIE『The Bluegrass Fiddle Album』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現在、ステュアート・ダンカンと並ぶナッシュビルのトップ・セッション・フィドラー、オウブリー・ヘイニー、録音当時32才の2003年作はケニー・ベイカー美学に敬意を込めたタイトルとおりの直球ブルーグラス・フィドル作品。バックは、サム・ブッシュ、トニー・ライス、デビッド・タルボット、バリー・ベイルズの4人。……文句あっか?
PATUX-166 CASEY DRISCOLL『Texas Style Fiddling』CD\2,573-(本体\2,450-)

 IBMAのジャムで見出された17歳、ケーシー・ドリスコールのフィドル集。ジョナサン・グリシャムのリズム・ギターのみをバックに、テキサス(コンテスト)・スタイルのフィドルをベースにして、ところどころに若者デビューの硬さは見えるものの、何でもやってみよう精神でジャズ・スタンダードからトラッド・フィドル、有名カントリーソングからワルツまで、フィドルの楽しさを凝縮して聴かせる。
RHY-1029 JIM VAN CLEVE『No Apologies』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 ベストセラー現代ブルーグラス・フィドル作品。現在もっともアグレッシヴなブルーグラス・フィドラー、マウンテン・ハートのジム・バンクリーヴのデビュー2006年作品。インスト6曲とボーカル5曲、アダム・ステッフィ(m)、クレイ・ジョーンズ(g)、ジェイソン・ムーア(bs)、ロン・スチュワート(bj)、ロブ・アイクス(d)の6人を基本に、ブライアン・サットン(g)を5曲で起用。なぜ?60年前に完成されたブルーグラスが半世紀を経た今も、執着と挑戦の対象であり続けるのか、つまりそれがブルーグラス……、五つの楽器が一瞬の隙も見せずに、ひたすら緊張し続ける音楽だから。……凄い!!
■ドブロ
KOCH-9847 JERRY DOUGLAS『The Best Kept Secret』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ブッシュ/フレックらとの強烈ブルーグラスのほか、アリソン・クラウスが歌うソウル、CCRのジョン・フォガティーやジャズ・ギターのビル・フリーゼルらとのジャンルを越えた先端音楽集。ラップスティールのソロ"You Are My Flower"も聴きモノ。ドブロをまったく別次元の楽器に引き上げた秀才ジェリー・ダグラスの2005年作品。
RC-121 JOSH GRAVES『Just Joshin'』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1963年に発表されたジョッシュ・グレイブス(1927-2006)とジェイク・ターロック(1922-1988)、フラット&スクラッグス時代の唯一のアルバムが3曲の未発表インスト録音を含めて初CD化(BOM企画制作)。バックにはカーティス・マクピーク(bj)、チャビー・ワイズ(f)、ハワード・ワッツ(bs)ら。ジョッシュのリードにジェイクのテナーのデュオ・ボーカル物と"Dobro Rhumba"や"Just Joshin'"など6曲のドブロ・インストで構成された、ブルーグラス・ドブロにとって超貴重な全15曲。
■オートハープ
SF-40115 V.A.『Masters of Old-Time Country Autoharp』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1960年代のフォークブームの時代から、その優しい響きに日本でも人気のオートハープ。本作は1960年代にマイク・シーガーが録音したマスター奏者、キルビー・スノウ、アーネスト・ストーンマン、ケネス&ナリア・ベンフィールドの有名スタンダード中心の全38曲。フィドル・チューンやトラッド・バラッド、カーター・ファミリーや折から人気のカントリー&ウエスタン・ソングなどが楽しめる71分、32頁のライナー付き。飾り気のない民衆の音楽とオートハープの基本を知る決定盤です。
 …いかがですかオートハープ、はじめませんか?奥さんやお子さんなど、楽器初心者にも最適です。オートハープ本体はアリア製の15バー(AH-15 \35,000-)、または21バー(AH-21 \39,000-、スプルース単板トップAH-21OS \55,000-)が、また、教則DVDにはジョン・セバスチャンのDVD『Learn To Play Autoharp』(\5,040-)がお勧めです。
オールドタイム&フォークお勧め作品
UNI7231321 CHIETAINS + RY COODER『San Patricio: Deluxe Edition』CD\2,573-(本体\2,450-)

 元ブルーグラス小僧のライ・クーダーとアイルランドの国宝バンド、チーフタンズのコラボレーションで描くのは米・メキシコ戦争(1846〜48年)における聖パトリック(サン・パトリシオ=スペイン語)大隊を描くコンセプト作品のCDとDVDの2枚組。ムーンシャイナー4月号特集「アメリカ歴史概論」でも紹介したように、複雑に入り組んだアメリカという国の生い立ち/人種構成などから埋もれた意外な歴史がある。本作は「アラモの砦」などで知られる同戦争中、米軍から亡命して、同じカトリック教徒であるメキシコに加勢したアイルランドやドイツ系カトリックのサン・パトリシオ大隊をイメージしたアイリッシュとメキシコ音楽のコラボ。アメリカからは「裏切り者」、メキシコ側からは「英雄」とされる彼らの歴史を、リンダ・ロンシュタットやバン・ダイク・パークスほか、メキシコ音楽のトップアーティストをゲストに繰り広げられる素晴らしいワールド・ミュージック作品である。
BACM-270 V.A.『Bluebird Label: Classic Country Music』CD\2,888-(本体\2,750-)

 RCAビクターの廉価レーベル、ブルーバードが誕生したのは1933年……、そう、あの世界経済恐慌の真っ只中、デフレの賜物!?だった。本作は無名のまま埋もれていったオールドタイム・ストリングバンドの1935〜1941年の貴重な録音を中心に集めたイギリスからのオムニバス24曲集。収録は"Orange Blossom Special"をチャビー・ワイズと共作したことで知られるアービンがいるロウズ・ブラザーズや、初期スリーフィンガー・バンジョーを聴かせるスナッフィ・ジェンキンスとフィドルのホーマー・シェリルを擁したバイロン・パーカーが知られているくらいだが、どのバンドもチャーリー・プールやカーター・ファミリー、ジミー・ロジャーズらの成功、ブラザーデュオの流行やボブ・ウィルスのウエスタン・スウィングの登場などの影響を受けたあたらしいサウンドを追っている様子が生き生きとしている。
CH-002 井上ともやす『平和の詩が聞こえる』CD\2,500-(本体\2,381-)

 銀座のブルーグラス・ライブハウス、ロッキートップのチーフとして、チーフ井上とフォークゲリラ・ボーイズ『100万回愛してる!』(CH-001 \2,500-)というブルーグラス作品もある井上ともやすが本業!?のフォークシンガー/ソングライターとして初のオリジナルによるソロアルバムである。川又トオルのエレキと編曲がバッチリと決まるポップなカントリーロックっぽいバックで「叫ぶ」。箱根コンベンションで鍛えられた!?見事な"Take It Easy"の沖縄風替え歌「てーげーeasy」のほかは、その確かな社会観から生まれる強いメッセージを持つすばらしい歌詞とメロディ。同時にボサノバやレゲェ、石野真子に提供した「サンキューソング」ではバンジョーが活躍など、エンターテイメント性も高い秀作。ムーンシャイナー誌9月号と10月号で連載特集あり。
SH-4006 TIM O'BRIEN『Fiddler's Green』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現在なお創作活動のピークを維持しつづけるティム・オブライエンの2006年グラミー最優秀フォーク・アルバム受賞作。美しいバラッド"Pretty Fair Maid In The Garden"から、IBMA最優秀男性ボーカルを獲得した"Look Down That Lonesome Road"、そしてスタンダードの"Long Black Veil"や"Early Morning Rain"など、ブルーグラス/ブルースとケルト/フォークが見事にブレンドされた大秀作。静かな一日に、とてもさわやかな気持ちになれる超お薦めアコースティック作品。
カントリー新入荷
B001453302 THE SECRET SISTERS CD\1,838-(本体\1,750-)

Tennessee Me/Why Baby Why/My Heart Skips a Beat/Why Don't You Love Me/House of Gold 他全11曲

 アパラチアに根ざした音楽伝統、そのもっとも美味しい部分を、アメリカ資本主義社会のツールを通してもっとも有効に錬金する名人、T.ボーン・バーネットがデイブ・コッブと組んだ最新創作品は、その名も「シークレット・シスターズ」。麻田浩が長年取り組んだ姉妹デュオ、ペティブーカのお株をゴッソリと持って行かれたような……、なんだか悔しいけど、とても美味しい作品。なんとすばらしいオリジナルにはじまり、ザ・サイドメンのカバーでも知られるジョージ・ジョーンズ"Why Baby Why"、ビル・モンロー"One I Love Is Gone"(モンロー自身の録音はなく、ヘイゼル&アリスほか、トム・ユーイングやカール・シフレットの録音で知られる)、バック・オウエンズ"My Heart Skips a Beat"とたて続けに4曲。もう出来上がっちゃったと思ったら、なんと気色のいい50年代風アメリカン・ポップ2曲、そしてわたしトラペゾイドで聴いて以来大好きなトラッド"Do You Love an Apple"、……そしてハンク・ウィリアムズ2曲。誰が文句言いますか!?この名曲たち、そして(よう知りませんが、たとえて言うなら)小野リサと竹内まりやをかけて割ったようなフォノジェニックなボーカルと、それをフワッと包むようなT.ボーン・サウンド(だるーいペダル・スチール/エレキとフィードバックしたリズム・セクション)ここまでやられれば、グダグダと恨めしがらずに、楽しめばいいじゃん。すばらしく、よく出来た、お勧めのアメリカン・エンターテイメント作品。
ARI-75878 BRAD PAISLEY『Hits Alive』CD2枚組\2,363-(本体\2,250-)

Mud on Tires/Ticks/Anything Like Me/The World/Little Moments/Celebrity/Alcohol 他全25曲

 ウェストバージニア出身の天才ギター少年、ブラッド・ペイズリー(1972-)がナッシュビルのベルモント大学でソングライティングを学び、1999年にデビューののち次々とヒットを量産、2004年にはアリソン・クラウスとのデュエットで"Whiskey Lullaby"(ビル・アンダーソンとジョン・ランドール作)、今年も"Water"でナンバーワンヒットを飛ばしている。ギタリストとしても(本作には含まれていないが)2007年に"Throttleneck"、2008年に"Cluster Pluck"で2度、最優秀カントリー・インストを受賞している。そんなペイズリー、初のヒット曲集は14曲のスタジオ録音と11曲のライブ、2枚組CD全25曲集。
UNI7232726 ELVIS COSTELLO『National Ransom』CD\2,573-(本体\2,450-)

 全曲ステュアート・ダンカン、ジェリー・ダグラス、マイク・コンプトン、デニス・クロウチらによるバンドサウンドで仕上げた2009年前作『Secret, Profane & Sugarcane』(UNI7231280 \2,573-)と同様、今回もT.ボーン・バーネットのプロデュースでアメリカン・ルーツ音楽を意図しているものの、バディ・ミラーやレオン・ラッセル、ビンス・ギルやマーク・リボットをゲストに大幅にロック寄りサウンドになっている。ムーンシャイナー最新11月号でも写真が紹介されているように、10月のハードリー・ストリクトリー・ブルーグラス・フェスでデル・マッカーリー・バンドをバックに"Blue Moon of Kentucky"を歌ったというコステロの最新作である。
COL-775879 V.A『Coal Miner's Daughter:Tribute to Loretta Lynn 』CD\2,079-(本体\1,980-)

Don't Come Home a Drinkin'/I'm a Honky Tonk Girl/Rated X/You're Lookin' at Country/ Louisiana Woman, Mississippi Man/Coal Miner's Daughter 全12曲

 テレビでも度々放映されるアカデミー受賞映画『歌えロレッタ、愛のため』(シシー・スペイセク、トミー・リー・ジョーンズ)で知られるケンタッキーの炭鉱夫の娘、ロレッタ・リン(1934-)のデビュー50周年記念作品。50年前の最初のヒット曲"I'm A Honky Tonk Girl"を含む全12曲を、キャリー・アンダーウッド、アラン・ジャクソン&マルティナ・マクブライド、フェイス・ヒル、リバ・マッキンタイア&タイム・ジャンパーズらのカントリースターほか、ルシンダ・ウィリアムズ、スティーブ・アール&アリソン・モーラー、ロック界からホワイト・ストライプスやキッド・ロック、パラモアなどが参加してカバー、前述の名作映画から30年を記念した最後の曲"Coal Miner's Daughter"ではロレッタ自身が参加、シェリル・クロウとミランダ・ランバートの3人で歌っている。ちなみにロック・デュオ、ザ・ホワイト・ストライプスは2000年代のロックを語る上でもっとも重要なグループともいわれ、そのジャック・ホワイトは映画『コールド・マウンテン』で重要な役割を果たし、ロレッタの2004年復帰アルバムのプロデュースや、今年デビューしたシークレット・シスターズ(フォーク/オールドタイム新入荷参照)のシングルをプロデュースしているなど、オールドタイムやクラシック・カントリーに近付いている。1970年代、「アメリカ最高の母」といったレッテルで親しまれたロレッタ、そのカントリー界でのヒット曲や作られた良妻賢母イメージとは裏腹に、東ケンタッキーのアパラチア山中の貧しい生活からにじみ出る社会の不条理に対する反抗心……、彼女の音楽や人生からはそんな強いメッセージが見え隠れする。すばらしい20世紀のカントリー・スーパースターへの内容の濃いトリビュート作品である。
カントリー発掘、編集モノ新入荷
SXCD-6031 SKIP BATTIN『Topanga Skyline』CD\2,573-(本体\2,450-)

Salty Dog Blues/Bolts of Blue/Willow in the Wind/Foggy Mountain Top/Wintergreen 他全11曲

 元ザ・バーズからフライング・ブリトーズ、ニューライダーズ・オブ・パープル・セイジのベーシスト、スキップ・バッティン、1973年の幻アルバム。自身のオリジナル7曲(初期ウエストコースト・ロック調!?)とローランド・ホワイトとハーブ・ピーダソンを含むカントリー・ガゼットをバックにしたブルーグラス・スタンダードなどのアレンジ4曲の全11曲。1973年秋、一蓮托生のウエストコースト・ミュージシャンのツアーが企画されており、そのツアーにあわせて5枚のアルバムが用意されるはずだったという。その5枚は、ジーン・パーソンズ『Kindling』、カントリー・ガゼット『Don' Give Up Your Day Job』、グラム・パーソンズ『Sleepless Night(のちに『Grievous Angel』)』、そして未完となったクラレンス・ホワイトのソロ(内4曲のみコンピレーション作『Silver Meteor』アルバムにて発表済み)、と、このアルバムだったのだという。もちろん、そのツアーはグラム・パーソンズとクラレンス・ホワイトの事故死によって中止となっている。
BACM-298 『BENNY MARTIN/JUST ME & MY FIDDLE』CD\2,888(本体\2,750)

 ビル・モンロー、フラット&スクラッグス、ドン・レノなどで活躍した名フィドラー、ベニー・マーティンは、エルビス・プレスリーを世に出したトム・パーカー大佐に見出されたカントリー・シンガーとしても知られる。ロカビリー・ブームを迎える寸前の黄金時代のカントリー・サウンドに乗せてフィドルも随所に聞かれる英国盤。
カントリーお勧め作品
BR-9600 ASLEEP AT THE WHEEL & LEON RAUSCH『It's a Good Day!』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現代ウェスタン・スウィングの最高峰アスリープ・アット・ザ・ウィールの最新作は元テキサス・プレイボーイズの大ベテラン、レオン・ローシュを迎えての古き良きスウィング・アルバム。50年代末から60年代、ボブ・ウィルスのもとでリード・ボーカリストを務めたレオン、82歳のいまも現役バリバリ、ここでもウィルス・クラシックでの快調なウェスタン・スウィングはもとより、ウィリー・ネルソンとの絶妙のデュエットやエリザベス・マックイーンとの軽妙な掛け合いをまじえながら、洒脱なジャズ小唄や枯れた味わいのブルーズ・ナンバーなど、古きよき時代のアメリカを映し出したはやり唄の数々をしみじみと聴かせてくれる。レイ・ベンソンのギターとジェイソン・ロバーツのフィドルを軸に、特別参加フロイド・ドミノの小粋なピアノやラップ・スティールに管楽器も加わったバンド・サウンドも文句なし、ラストをテキサス・プレイボーイズのもっとも有名なインスト・ナンバーのひとつ"Osage Stomp"でしめるあたりの構成も鮮やか。
BACM-275 THE BROWNS『Bonnie, Jim Ed, Maxine』CD\2,888-(本体\2,750-)

 のちに「谷間に三つの鐘が鳴る(The Three Bells)」('59)で大ヒットを飛ばすことになるザ・ブラウンズ、本作は1954年のデビューから9曲、そして1956年にRCAレコードと契約後の19曲の初期全28曲集。男性ジム・エド・ブラウンと姉のマキシーン、妹のボニーのトリオが、いわゆるポップなナッシュビル・サウンドがはじまる初期段階、クラシックなホンキートンク・サウンドでのキャッチーな詞とメロディーからカリプソやロカビリー的な手法を取り入れていく過程が手に取るように楽しめるノスタルジックなアメリカン・ポップ。定評のあるトリオ・コーラスが完成していく過程も興味深い。カントリーというジャンルが柔軟にポップ(大衆)に迎合するエネルギー、伝統音楽とは一線を画するその貪欲なバイタリティーが見事である。
A-739692 RICKY SKAGGS『Waitin' for the Sun To Shine』CD+DVD\2,573-(本体\2,450-)

If That's the Way You Feel/Don't Get Above Your Raising/Your Old Love Letters/Crying My Heart Out Over You/Lost to a Stranger 他全10曲

 1981年、リッキー・スキャッグスのメジャー・ブレイク作品がリッキー本人の回顧DVD映像とともに再発売。1950年代以来、つねに新しい音楽と産業を追い求めたナッシュビル=カントリー音楽業界が、初めて自らの伝統を振り返ることになる「ネオ・トラディション」ムーブメントのきっかけになり、同時期にデビューしたジョージ・ストレイトとともに、後のランディ・トラビスやドワイト・ヨーカム、ガース・ブルックスやアラン・ジャクソンらの登場を生んだカントリーの歴史的作品の一枚である。ブルーグラス出身という背景とノウハウをフルに活用、つまり、1950年代の歌詞とハーモニー、アコースティック楽器のエッセンスを抽出し、スタンレーやフラット&スクラッグスらのレパートリーをアコースティック風味のさわやかシンプル・カントリー・サウンドに仕上げ、立て続けにナンバーワン・ヒットを飛ばした当時の初々しく、さわやかなリッキーである。
映像ものお勧め作品
MH-1063D DOYLE LAWSON『Through the Years』DVD\3,990-(本体\3,800-)

 2004年春、ドイル・ローソン&クイックシルバーが結成25周年を祝った豪華な記念コンサートから、全32曲2時間に及ぶ素晴らしいライブ映像(ムーンシャイナー誌2004年9月号に詳細)。別名「School of Bluegrass」とも呼ばれるクイックシルバー、本作では歴代のメンバーが一堂に会し、1980年代以降のブルーグラス・メインストリームをリードしたスマートなソリッドグラスが、つぎつぎと迎えるゲストとともに堪能できる秀作映像。
ARH-204D NEW LOST CITY RAMBLERS『Always Been a Rambler』DVD\3,255-(本体\3,100-、58分+30分、カラー+白黒、stereo, widescreen 16:9)

 DVDの冒頭でボブ・ディランが、「彼らの功績のひとつは、誰かの納屋の中だけに眠っていたカバーされない偉大な古い音楽を探し出したこと。彼らはそれらの曲にあたらしい命を吹き込み、オリジナルと同様にその音楽は時代の試練に耐えたのだ」と語る。昨夏8月7日、75歳で亡くなったマイク・シーガーが率いたニュー・ロスト・シティ・ランブラーズのドキュメント作品。ブルーグラスやカントリー、アメリカン・フォークなどに興味を持つ人、全員に見て欲しい、われわれの好きな音楽がどこから生まれたのかを知ることができる秀作DVDである。
SRDVD-2001 MULESKINNER『Muleskinner Live DVD』DVD\3,098-(本体\2,950-)

New Camptown Races/Dark Hollow/Blackberry Blossom/Land of Navajo/Knockin' on Your Door/Opus 57 in G Minor/Red Rocking Chair/Going to the Races/Eighth of January/I am a Pilgrim/The Dead March/Sitting Alone in the Moonlight/Orange Blossom Special.
 ビル・モンローが出演予定だった番組にバスの故障で行けなくなり、1973年、急遽リチャード・グリーンによって集められた故クラレンス・ホワイト、ピーター・ローワン、デビッド・グリスマン、ビル・キースらによる奇跡的なライブを収録したビデオのDVD。当時ロック界で活躍していた彼らがブルーグラス・スタンダードのジャムに興じる……、あの70年代名盤『ミュールスキナー』制作に至る重要なセッションとなったお宝映像。
 なおこの映像の全楽器を完全採譜、バンドスコアーにした155頁に及ぶ楽譜&タブ譜『Muleskinner Live: Band Score』(BOOK-25 \4,725-)も在庫中。
FGM-1015D ROBIN KESSINGER, ROBERT SHAFER, MARK COSGROVE『Pickin' at Peaceful Bend』DVD\3,990-(本体\3,800-、カラー55分)

 3人のウィンフィールド全米フラットピッキン・ギター・チャンピオン、ロビン・キッシンジャー、ロバート・シェーファー、マーク・コスグローブが3様のギターを聴かせる楽しい2008年5月のライブ映像集。これまでのFGMシリーズ4作でのブルーグラス大会とは少し趣を変えて、ドック・ワトソン系列の正統!?フラットピッキン世界をスタンダード曲中心に見せ聴かせる1時間。3人ともボブ・トンプソン製ドレッドノートを快奏する。
REB-9004D PAUL WILLIAMS & VICTORY TRIO『The Alpha Video』DVD\4,148-(本体\3,950-)(カラー61分)

 1951年にロンサム・パイン・フィドラーズ(2009年IBMA名誉の殿堂入り)に参加、その後、ジミー・マーティンのサニー・マウンテン・ボーイズの絶頂期をJ.D.クロウとともに支えた伝説的テナー・シンガー、ポール・ウィリアムズ(m)。1997年にカムバック、ワン・マイク・セッティングで、おじいちゃんたちの手にはサム・ブッシュ・モデルやトニー・ライス・モデル……、ただただ誠実なトラッド・ブルーグラス・ゴスペル・ライブが、なんかホノボノ、とってもいい。2004年1月10日テネシー州モリスタウンのアルファ・バプティスト教会で収録した16曲。日常、フツーのブルーグラスがいい!
SKFR-1005 RICKY SKAGGS & KENTUCKY THUNDER『Soldier of the Cross, the Concert』DVD\3,098-(本体2,950-)

 ブルーグラス界最重量級ライブ・バンド、ケンタッキー・サンダーを率いてリッキー・スキャッグスが2001年1月、ナッシュビルのギブソン・カフェで収録したバリバリのブルーグラス・ライブ全11曲。ビル・モンローの"Get Up John"や"Walls of Time"のほか、ゴスペルを中心に鉄壁のブルーグラス・アンサンブルを堪能させてくれる。ギターにはクレイ・ヘス、フィドルにはボビー・ヒックスとルーク・ブラ他、ジム・ミルズ、ポール・ブルースター、ダーリン・ビンセント、マーク・フェイン(2曲で登場するパーカッションはケニー・マローン)。
VSR-9095 V.A.『The Violin Shop; Fiddle Masters Concert Series Vol.V』DVD\3,990-(本体\3,800-、85分)

 フィドル・マスター・コンサート・シリーズの第3集は若手中心の意欲作。2007年製作当時にはほとんど知られていない若者たち、上手いというテク次元を通り越してその感性、若者だけが持つ新しい時代の感性に、見ていると体が硬直してしまうほどの衝撃を受ける。ゲイブ・ウィッチャーのブルーグラス、アレックス・ハーグリーヴのジャズ、その妹タチアナ・ハーグリーヴのオールドタイム、ケーシー・ドリーセンの自在感性トラッド、ダニエル・カーワイルのテキサス・フィドル、ブリタニーとナタリーのハース姉妹はオールドタイム、ハネカ・カッセルはスコティッシュ……。いやはや、ものすごい音楽が堪能できるすごいコンサートです。2007年のIBMAコンベンションと並行して開かれたライブを収録した85分。皆さんに、アメリカン・フィドルの楽しさを感じてもらえる絶対のお勧めです。
 なお、ブルーグラス・メインの第一部、クロスオーバーする第二部とともに、フィドル・ファン必見極上映像作品!! いずれも在庫あり!!
RCSI-1025D JIM & JESSE『Bluegrass Express featuring Bill Monroe & Bluegrass Boys and Lester Flatt & Nashville Grass』DVD\3,308-(本体\3,150-)

 1972年、ブルーグラスがフェスの隆盛とともに注目を集めはじめたときに制作されたすばらしい30分TV番組。ホストのジム&ジェシーにはビック・ジョーダン(bj)、ジム・ブロック(f)、キース・マクレイノルズ(bs)で、ジェシーの凄いクロスピッキン・インストを含む3曲。レスター・フラット&ナッシュビル・グラスはローランド・ホワイト(m)、ポール・ウォーレン、ハスケル・マコーミック、ジャック・マーティン、ジョニー・ジョンソンでの3曲。そしてビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズにはケニー・ベイカー(f)とジャック・ヒックス(bj)に大ベテラン、ジョー・ステュアートとモンロー・フィールズ、ゲストにジェイムズ・モンローで4曲。そしてレスター、ビルともにジム&ジェシー1曲ずつの夢の共演。どーよ? あのLP2枚組名作フェスライブ『Bean Blossom』が録音されたのとほぼ同時期、第一世代ブルーグラスが絶頂期をキープしていたときの超貴重ライブ、とても大切な30分が楽しめる。
COMP-4519D ALISON BROWN QUARTET『Live at Blair with Joe Craven』DVD\2,573-(本体\2,450-、62分)

 今年のグラミー賞カントリーインスト部門候補になった"Under the Five Wire"を含むアリソン・ブラウン・カルテット(ABQ)のライブDVD映像。あらゆるバンジョー・テクニックの上に独自の感性をプラスしたポピュラー音楽としての風格を持つABQ。ジョー・クレイベンの絶妙のフィドルとマンドリン(3弦と4弦はオクターブ高い弦を使用)、アコースティック弦楽器に溶け込むピアノのジョン・バー、そしてリズムにはラリー・アタマヌイックとアリソンのパートナー、ゲアリー・ウエストの5人。すべての曲が落ち着いた大人の雰囲気をかもし出すアコースティック・フュージョン、それでいて琴線を刺激するブルーグラスらしい音の興奮を秘めている。なお本作は当初、前作CD『Company You Keep』の初回限定のボーナスとして付随していたものなので、ご注意ください。
教則ものお勧め作品
 下記のほか、教則に関しては演奏レベル/ニーズに応じて、ご相談ください。
RW-CTAB CLARENCE WHITE『The Essential Clarence White Bluegrass Guitar Leads』102頁Book+CD2枚組\6,930-(本体\6,600-)

 不世出の天才ギタリスト、クラレンス・ホワイトの教則本が兄、ローランド・ホワイトとその妻ダイアン・ボウスカの手によって完成された。クラレンスの奏法の基礎となったクロスピッキンを14曲、みっちり学べる秀作。14曲のオリジナル録音CDと、ローランドやミッシー・レインズ(bs)によるリズム・トラックのカラオケCDの2枚組、そして各曲ごとにスティーブ・ポティアとマット・フリナーによる詳細な技術解説と楽譜とタブ譜。なお、ローランドが書いたクラレンスや家族、そしてその音楽軌跡は、ムーンシャイナー誌3月号から10月号まで、8回の連載で翻訳されている。
TIM-1 EARL SCRUGGS『Three Finger Classics』Tab\1,050-(本体\1,000-)

 アール・スクラッグスのフラット&スクラッグス時代の全録音の可聴部分をバックアップを含めてオリジナルLP順にタブ譜化した小冊子。本作はマーキュリー録音の前半。この他、"TIM-2"はマーキュリー録音後半、"TIM-3"はアルバム『Foggy Mountain Jamboree』、"TIM-4"は『Kings of Bluegrass』の4冊(各\1,050-)がある。スクラッグス虎の巻!
FGM-14.1 「2009年11〜12月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 隔月刊誌だが、これは昨年の11〜12月号でクリスマス曲、"Joy to the World"、"Silent Night"、"Christmas Song"などの練習にはお勧め!! サム・ブッシュ・バンドのスティーブン・モウジンのカバーストーリーと"My Home Across the Blue Ridge Mountains"ほか、タブ譜満載の80頁。
楽器、その他…
ASABURO #35 Spruce Top/Maple Side and neck/Birch-Plywood Back \294,000-(本体\280,000-) 拡大写真


◆Spruce Top◆Maple Side and neck◆Birch-Plywood Back◆ハードケース

 ドブロプレィヤーである朝倉氏の作品である。ドブロへの愛情が35本目になった。音色、音量共にハイレベルな仕上がりになっている。興味のある方はぜひ試弾をお勧めする。ムーン・シャイナー2003年9月号に特集記事がある。
LM-700-VS ロア・マンドリン 税込定価\157,500-→\126,000-(本体\120,000-)  拡大写真

◆Solid Hand-Carved,Hand-Graduated AAA Spruce ◆Solid Hnad-Carved,Hand-Graduated AAA Flamed Mepke Back ◆Soli Flamed Maple Side ◆One-Piece Maple Neck ◆Bound Ebony Fingerboard ◆Abalone/M.O.P. Custom Fern Inlay ◆Hand-buffed Nitrocellilose/Vintage Sunburst ◆GOTOH Gold-Plated Peg 専用セミハードケース付

 ビル・モンローが生涯愛した銘器F-5ロイド・ロアーの名を冠した普及版フラット・マンドリンの上級モデル入荷。トップグレイドの材を使った単板削り出し。今からブルーグラス・マンドリンを始めようという方に、上質なセカンド・マンドリンをお求めの方に最適な1本です!エントリー・モデルもお勧め LM-600-VS 税込定価\105,000-→\84,000-(本体\80,000-)
RK-R37-SN "レコーディング・キング・バンジョーThe Madison"税込定価\115,500-→\92,400-(本体\88,000-) 拡大写真

◆メイプルリゾネーター◆1ピース・メイプルネック◆ブラウンサンバーストフィニッシュ◆Mastertoneスタイルフランジ&トーンリング◆3プライ・メイプルリム◆ローズウッドフィンガーボード◆デュアルコーディネーターロッド◆Style 1 M.O.P.インレイ◆ヴィンテージRB-7スタイルヘッドストック◆ニッケルハードウェア◆REMO 11インチ・バンジョーヘッド◆セミハードケース付

 アール・スクラッグスによってブルーグラス・バンジョーのスタンダードとなったGibson Mastertoneのスペックを全て兼ね備えた普及版バンジョー。約10mmのメイプル3枚を巻き込んで作り上げる3プライリムにより、トーンリングの金属的な響きは太く、暖かいバンジョーのサウンドへと生まれ変わり、Mastertoneを思わせる響きを感じさせます。リゾネーターとのフィッティングを確実なものにする1ピースフランジを搭載。ネック、リゾネーターにはブルーグラス・バンジョーをこれから本格的に始めるピッカーにとって、より使いやすいシャープなサウンドを作り出すメイプルをチョイス。シンプルな中にもたくさんのこだわり、ブルーグラスの歴史、ブルーグラスとプレイヤーに対する愛情とリスペクトが詰まった楽器です。
AMT-530『AROMAクリップオン・チューナー/メトロノーム』\2,520-(本体\2,400-)

コンパクトで多機能なクリップ式チューナー&メトロノーム。楽器のヘッドに取付るクリップオン・チューナー。クロマチック、ギター、ベースに加え、バイオリン、ウクレレの5つのモードを搭載、さらにメトロノーム機能まで付いた優れも。又、クリップのアームが長く、大きく開くのでバイオリンのボディを挟み込むことができます。これならバイオリンのチューニング時にヘッドを握りこんでも邪魔になりません。チューニングが合うとバックライトが赤から緑に変化する2カラー・バックライト、コンパクトなボディに似合わない多機能チューナーです!
HSC-60 ヒーロー・シャイン・クロス \630-(本体\600-)

バンジョーの金属部部の手入れに便利!!この革新的なポリッシングクロスは、汚れ、手 垢、曇りを取り除くだけでなく、 ギター、バンショー、マンドリンで使われるメタルパーツの磨きに最適で す。 特にクローム、ニッケルやアルミなどのハードウエアの艶や輝きを取り戻すのに効果的です。 このクロスは、 糸巻き、フレットワイヤ、ピックアップカバー、ブリッジ、トレモロやテールピー ス、ストラップボタンなどを きれいにし、磨くための処理をおこなっています。クロスにしみ込ま せた特別な成分はメタルの表面を復活さ せ、保護膜を作ります。これにより、曇りを防ぎ艶を長持ち させます。ただしゴールドプレートに使ってはならない。
DRY-400 『弦楽器用除湿剤:ドライフォルテ』\420-(本体\400-)

 楽器用除湿剤です。「ケースの中など密閉された空間 の中の余分な湿気をとことん!!吸い取ります。しかも楽器にとって1番適性とされる約50%に保ちます。又、 消臭、防カビ、防錆等、あなたの愛器を湿気から護ります」と。 フェス・シーズン真っ最中、過酷な条件から愛器を護るアイテムです。
BU-ST 『ブルーグラス・アンリミテッド社のバンパー・ステッカー』各\315-(本 体\300-)

 30年以上に渡り、ベストセラーを続けていますブルーグラス・アンリミテッド社のバンパー・ステッ カー全6種類が揃いました。紺地に白字で鮮やかなブルーグラス・スローガンが書かれたシンプルなも の。29cmx7cmの横長。スローガンは以下の通り。ブルーグラスファンであることを主張しよう!

●I LOVE BLUEGRASS●BLUEGRASS MUSIC FINGER PICKING GOOD●BLUEGRASS MUSIC HEARIT, PLAY IT, LOVE IT!●MY GRASS IS BLUE●HAVE YOU HUGGED YOUR BANJO TODAY?●CLEAN UP AIR PORLUTION PLAY BLUEGRASS MUSIC
BOOK-46 TONY RICE『Still Inside』Book315頁\3,990-(本体\3,800-)

 ブルーグラス・ギターの世界を変えてしまった偉大なトニー・ライス。彼のすべてが本人の口述と、家族や友人たちの証言によってつづられる究極の伝記本。その生い立ちから、ブルーグラスそしてドーグ、さまざまな出来事が、じつにストレートに語られる。それぞれの証言が行き違いも含めて面白く、トニーの人柄がよく伝わるすばらしい本になっている。また個人的な車の趣味やカメラ、あの服装から髪の毛、食べ物から健康、ペットまで、そして、あのギターについて……。もちろん英語だが、アチコチ飛ばし読みしても、金太郎飴のように面白い話が出てくる構成になっていて、飽きない。ギタリストのティム・スタッフォードとハワイ・ブルーグラス主宰者のキャロライン・ライト女史のすばらしい編集で、トニー・ライス・ファン必携のすごい一冊!!
輸入雑誌
(以下の4誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に取り揃えています。気になるアーティスト等の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる&知るの面白さをいかがですか)
■フラットピッキン・ギター誌
 隔月刊の掲載全タブ譜対応CD付きフラットピッキン・ギター誌。ブルーグラスからスウィング/ジャズまで。一冊でさまざまな奏法が学べる。
FGM-14.3 「2010年3〜4月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 最新号は、昨年のウィンフィールドで話題になった3人のカバーストーリーと三人三様の"St. Anne's Reel"ほか、タブ譜満載の80頁。
FGM-14.2 「2010年1〜2月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 「ギター・ジャム特集」はツインギターのハーモニーなど、さまざまなジャムにおけるツイン・ギター技を紹介ほか、タブ譜満載の80頁。
FGM-14.1 「2009年11〜12月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 サム・ブッシュ・バンドのスティーブン・モウジンのカバーストーリーと"My Home Across the Blue Ridge Mountains"ほか、また12月号らしく"Joy to the World"、"Silent Night"、"Christmas Song"などのクリスマス曲など、タブ譜満載の80頁。
■バンジョー・ニューズレター誌
 世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
BNL-10/10 最新2010年10月号 \525-

 モンロー有名曲のインストで知られるマイク・スコットのカバーストーリーと"Watuaga Miner"のタブ譜ほか、アール・スクラッグスのDVDシリーズVol.10からの"Somebody Touched Me"、key of Dでの"Whiskey Before Breakfast"、初心者は"You Are My Sunshine"のダブルストップ奏法、ジム・ミルズ"Connmara"、トム・アダムズ"Mama's Hand"などのタブ譜ほか、クロウハンマー各種とバンジョーに関するさまざまな話題満載の44頁。
BNL-10/08 2010年8月号 \525-

 グレッグ・ケイヒル(スペシャル・コンセンサス)のカバーストーリーと"Carolina in the Pines"と"Danny's Dance"のタブ譜ほか、J.D.クロウのバックアップ"We Can'T Be Darlings Anymore"、クラシックはバッハ"Bourree No.2, Part 1"、ドン・レノ"Bluegrass Stomp"、フレッド・ゲイガーのジャズ"Don't Get Around Much Anymore"、デイリー&ビンセントのジョー・ディーン"Cumberland River"、トム・アダムズはブレッドの"Everything I Own"、そしてフラット&スクラッグスDVDシリーズ第10巻における話題のアール・スクラッグスのクロウハンマー奏法"Grey Eagle"、そう薬指と小指でブラッシュするんだ!!ほか、クロウハンマー各種の48頁。
BNL-10/05 2010年5月号 \525-

 カバーストーリーはスティーブ・マーティンでタブ譜は"Pretty Flowers"と"Saga of the Old West"。そのほかタブ譜はスタンダードの"Dinah"(ディック・ミネだっけ?)をフレッド・ガイガー、テレビ主題歌「ホーガンズ・ヒーローのマーチ」、クリス・ワーナーの"Lickity Split"の第一及び第二ブレークなどのタブ譜、そしてクロウハンマー・タブ譜。
BNL-10/04 最新2010年4月号 \525-

 リチャード・ベイリー(クラスター・プラッカーズやスティール・ドライバーズ)のカバーストーリーと"Heaven Sent"、"Midnight Train to Memphis"、"Drinkin' Dark Whiskey"のタブ譜ほか、アール・スクラッグス"Mountain Dew"、ドン・レノ"Little Rock Getaway"、トム・アダムズ"Walkin' the Dog"などのタブ譜ほか。
■ブルーグラス・アンリミテッド誌
米国の最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
BU-10/11 最新2010年11月号 \840-

 35周年を迎えたスペシャル・コンセンサスのカバーストーリーでIBMA理事長を退任したグレッグ・ケイヒル特集ほか、ブルーグラスに戻ったジョー・ディフィ、パム・ガッド、ドブロ奏者ジョニー・ベラーらの特集のほか、さまざまなコラムで米国ブルーグラス情報満載の62頁。
BU-10/10 2010年10月号 \840-

 ザ・グラスカルズのカバーストーリーほか、ロン・ブロック、ドナ・ユリッシー、アール・ブラザーズ、2011年版タレント名鑑などの特集ほか63頁。
BU-10/09 2010年9月号 \840-

 ホット・ライズ・リユニオンとエディ・アドコックのカバーストーリーほか、ニューファウンド・ロード、1930〜40年代の戦争とブルーグラス(オールドタイム)についての新刊本『If Trouble Don't Kill Me』、ノース・カロライナ州シェルビー近郊のライブハウスなどの特集の72頁。
BU-10/08 最新2010年8月号 \840-

 マーティ・ステュアートのカバーストーリーほか、ベース第一人者デニス・クロウチ、ロックとブルーグラスを結ぶラリー・キール、カロライナ・サンシャインなどの特集のほか、さまざまなコラムで米国ブルーグラス情報満載の72頁。
BU-10/07 2010年7月号 \840-

 今月10日に81歳の誕生日を祝ったジェシー・マクレイノルズのカバーストーリーに、マイケル・マーティン・マーフィー、モンロー・クロッシング、ノース・カロライナのブルーグラス・パイオニア=ドン・ウォーカーらの特集の74頁。
BU-10/06 2010年6月号 \840-

 デル抜きのデル・マッカーリー・バンド、トラベリング・マッカーリーズのカバーストーリーほか、アンディ・レフトウィッチ、ダリン&ブルック・アルドリッジ、1969年ルイジアナ・ブルーグラス・ウィークエンドの思い出の特集ほかの80頁。
BU-10/05 2010年5月号 \840-

 ジョッシュ・ウィリアムズとラリー・スティーブンソンをカバーストーリーに、女性ブルーグラスのパイオニアのひとりケーティ・ローアー、オールドタイム・ラジオらの特集。
BU-10/04 2010年4月号 \840-

 ブルーグラス・チャート1位をヒットしたばかりのギブソン・ブラザーズのカバーストーリーのほか、アダム・ステッフィ、ディック・キメル、ポール・ウォーレンらの特集の80頁。
BU-10/03 2010年3月号 \840-

 3月号恒例楽器メーカー特集。Ode & Omeバンジョー、ハス&ダルトン・ギター、クラーク・マンドリン、オールドスタンダード・ウッド、ブルーチップ・ピックの特集ほかの68頁。
BU-10/02 2010年2月号 \840-

 ロンサム・リバー・バンドのカバーストーリーほか、キャリー・ハスラー&ハード・レイン、モンロー・スタイル・マンドリンのバディ・メリアム。
BU-10/01 2010年1月号 \840-

 1月号恒例のフェス特集号は、アパラチア・ミュージアム主催「テネシー・フォール・ホームカミング」の特集カバーストーリーほか、オールド・ドミニオン・バーン・ダンスの初期フラット&スクラッグスやスタンレーズらの超レア・フォト・アルバム。そして2010年フェス・スケジュール・リスト。
■オールドタイム・ヘラルド誌
内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。
OTH-1207 最新2010年10月/11月号 \1,260-

 ブルースのミシシッピ・ジョン・ハートのカバーストーリーほか、ギニー・ホーカー、あたらしいブルー・リッジの音楽名所フロイド・カントリー・ストア、サイ・カーン"Aragon Mill"がトラッド曲に!?などの特集記事ほか、伝承音楽の情報満載の52頁。
OTH-1206 2010年8月/9月号 \1,260-

 カーソン・ロビンソンのカバーストーリーほか、レラ・クリストファー・トッド、ヒュービー・キングのオールドタイム・ジャム、78回転からCDへ……などの特集ほか。
OTH-1205 2010年6月/7月号 \1,260-

 バール・ハモンズのカバーストーリー「ハモンズ家の思い出C」のほか、昨年他界したレイ・アルデンの夢「フィールド・レコーディング」、ベラ・フレックのアフリカについてのインタビュー、そして1902年ケンタッキー東部のアパラチア山中に生まれた主婦であり女性ミュージシャンであったエフィー・スミス・ピアーソンの生涯などの特集ほか。
OTH-1204 2010年4月/5月号 \1,260-

 ゴード(瓜)バンジョー製作家のジェフ・メンジーズ、戦前のパイオニアたちと数多く共演した94歳のフィドラー、スリーピー・マーリン物語、「ハモンズ家の思い出第3回」などの特集ほか。
OTH-1203 2010年2月/3月号 \1,260-

 2010年フェス&ミュージック・キャンプ・ガイド、「ハモンズ家の思い出第2回」、故レイ・アルデンの究極の遺作「オールドタイム・バンジョー奏法のトレンドD」、オレゴン州ポートランドのレコード店「ミシシッピ・レコーズ」探訪記、元ダブル・デッカー・ストリング・バンドのクレイグ・ジョンソン追悼などの特集ほか。
OTH-1202 2009年12月/2010年1月号 \1 260-

 リー・ハモンズのカバーストーリー「ハモンズ家の思い出第1回」ほか、昨夏亡くなったレイ・アルデン追悼特集、そのレイによる究極の力作「オールドタイム・バンジョー奏法のトレンドC」、カイル・クリード1966年インタビューなどの特集ほか。
OTH-1201 2009年10月/11月号 \1,260-

 マイク・シーガー追悼、オールドタイム・バンジョー奏法のトレンドB、アラスカのオールドタイム今昔、マーク・キャンベル・インタビュー特集他。
月刊『ムーンシャイナー』
 1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌、26年目です。

■定期購読:1年¥6,000-半年¥3,300-


 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。

■ムーンシャイナー・ファイル:\840-


ムーンシャイナーの一年分12冊を傷をつけずにファイルできるコクヨ製ロゴ入り特製フォルダー。

■バックナンバー:各¥525-。

 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。
MS-2801 最新11月号(通巻325号)\525-

 第21回IBMAアワード大特集。ライマン公会堂で行なわれたアワード・ショウの全貌を、現在の米国ブルーグラス事情とともに紹介するほか、日本ブルーグラス・レジェンド「島田耕」、学生バンドで滋賀フェス・バンド・コンテストの優勝バンド「カルブレイス」、第30回を迎える「ビッグマウンテンオープリ」、「弦楽器メンテナンス入門」などの特集とブルーグラス歴史概論\「Wildwood Flowerほか」、日本ブルーグラス年表「1973年」など連載コラムとニュース、レコードレビュー、最新ブルーグラス・チャートなど日米ブルーグラス情報満載。
MS-2712 10月号(通巻324号)\525-

 バンジョー大博覧会リポート、ジョン・ハートフォードとルイーズ・スクラッグス、ミッチ・ジェイン追悼ふたつのダルシマー、レモンスライスCD発表、半熟りんごあめ、、井上ともやす、丹沢ブルーグラス・アメリカ道中記Bなどの特集ほか。
MS-2711 9月号(通巻323号)\525-

 「ブルー・リッジってどこだ?」から「ブルー・リッジ系ブルーグラス」のブルーリッジ大特集ほか、最新ブルーグラス・バンジョー事情後編:パーツ編、パンチ・ブラザーズはブルーグラスなのか?、バックウッズ・マウンテニアーズCD発表、チーフ井上「ロッキートップ30周年に」、「ビル・モンロー生誕99年へのメッセージ集」ほか。
MS-2710 8月号(通巻322号)\525-

 「バンジョーの歴史」と「現在ブルーグラス・バンジョー・メーカー列伝」などバンジョー大特集のほか、ダークス・ベントリー、宇佐美勝彦、新潟ジャズストリート・リポート、カーリー・セクラー・フォト・リポート、丹沢ブルーグラス・アメリカ道中記A、ブルーグラス史観「ゴスペルの源流セイクレッド・ハープ」特集。
MS-2709 7月号(通巻321号)\525-

 天才少年アレックス・ハーグリーヴスをカバーストーリー、ブルーグラスにおける天才ミュージシャン列伝、マック・ワイズマン「シンガーvsプレイヤー」、スコット・ベスタル、ブルーグラス史観「アメリカ歴史概論V、C.F.マーティンとフォスター」、尾崎ブラザーズ、ノース・ヒルほかの特集。
MS-2708 6月号(通巻320号)\525-

 ムーンシャイナー最新6月号はトニー・ライスのカバーストーリーほか、有田純弘インタビュー、フェアウェル・ドリフターズ、鎌倉ブルーグラス・サローネ・リポート、ドン・レノ"Dill Pickle Rag"、ブルーグラス史観「アメリカ歴史概論V、ミンストレルとバンジョー」ほかの特集。
MS-2707 5月号(通巻319号)\525-

 クルックド・スティルのカバーストーリー他、アメリカ合衆国独立からフロンティア、そしてテキサスの成立までをまとめたブルーグラス史観による「アメリカ歴史概論U」、追悼:大森康弘などの特集のほか、日米ブルーグラス情報満載。
MS-2706 4月号(通巻318号)\525-

 ジョン・ハートフォードとハートフォード・ストリングバンド特集、アメリカ大陸発見からアメリカ合衆国独立までのブルーグラス史観による「アメリカ歴史概論T」、ジミイ赤澤『Bluegrass Fiddle Jam』、斉藤ジョニー「IBMA2009 WOBリポート後編」などの特集ほか。
MS-2705 3月号(通巻317号)\525-

 「ブルーグラスはジェンダーフリーか?」という問に、アリソン・ブラウン、ミッシー・レインズ、クリスティン・スコット・ベンソン、3人の女性IBMA受賞者が答えてくれます。そのほか、3月号恒例の2009年発売レコード総括、30年前のデル・マッカーリー初来日リポート、東 理夫『アメリカは歌う』、宮崎勝之&マンドスケイプ登場ほか。
MS-2704 2010年2月号(通巻316号)\525-

 ビル・モンロー「1950年、ハイロンサムの誕生と背景」、ティム・オブライエン「グラミー授賞式インサイド・リポート」、アレン・シェルトン追悼、佐々木仁の日本初オールドタイムLP「マウンテン・ランブラーズ」物語後編、斉藤ジョニー「IBMA2009 WOBリポート前編」ほか。
MS-2703 2010年1月号(通巻315号)\525-

 アール・スクラッグス「テクニック分析」、「ブルーグラス三世代考察、あたらしいブルーグラス世代へ」、サム・ブッシュ"The Ballad of Stringbean and Estelle"の物語、クリスティーズお宝狂想曲、佐々木仁の日本初オールドタイムLP「マウンテン・ランブラーズ」物語、ウィンターグラス・リポート、「オザーク・マウンテニアーズ、ウェイファーリング・ストレンジャーズ、ブルー・マウンテン・ボーイズU」、ジェシー・ベイカー特集ほか。
B.O.M.ご利用方法
 ビー・オー・エムのニューズレターは会員制ではなく、商品の定期購買者に無料でお届けしています。一定期間、 弊社からの商品のお買上げがない場合、勝手ながらレターの発送をストップさせて頂きますので、ご了承下さい。

1). このニューズレターで紹介する商品は、ニューズレター発行時点で、すべて在庫しています。

2). ハガキやお電話、ファックス、Eメイル等で、封筒のお名前の下の6桁お客様コード番号とお名前と共に、ご希望の商品コードをお知らせ下さい。

3). 通常ご注文から1週間以内にはお届けします。ただ、レター掲載時には充分な在庫を心掛けていますが品切れになった場合、再入荷を期して発送が遅れる場合もありますのでご了承ください。

4). 基本送料は下記の通りです。
 CD/DVD 全国均一、1枚\180-、2枚\210-、3枚以上、もしくは\8,000-以上お買い上げの場合、送料全国無料!! (ただし、特定地域、特定商品などについては、別途加算の場合があります。お問い合せ下さい)

5). お支払は、品物を受け取られてから1週間以内に同封請求書(代金+送料+消費税)をご確認の上、郵便振替や銀行振込でお願いします。
●郵便振替=01160-8-74352
●三井住友銀行・宝塚支店=普通1229492
●池田泉州銀行・宝塚支店=普通2330116
    潟rー・オー・エム・サービス
●ジャパンネット銀行 本店営業部(ホンテン)
 普通預 金 店番号-口座番号 001-1340424
     カ)ビーオーエムサービス
(株)ビー・オー・エム・サービス
●〒665-0842 兵庫県宝塚市川面 6-5-18
●tel.0797-87-0561
(営業時間:月〜金の午前10時〜午後5時。なお祝日は休みをいただきます)
●fax.0797-86-5184(24時間)
●http://www.bomserv.com/
●E-mail:info@bomserv.com
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