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B.O.M.Newsletter #365web    2011年3月11日
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今月の新入荷注目作品
ブルーグラス新入荷
ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷
ブルーグラスお勧め作品
お勧めインスト作品
オールドタイム&フォーク新入荷
カントリー新入荷
カントリー発掘、編集モノ新入荷
カントリーお勧め作品
映像新入荷
映像ものお勧め作品
楽器、その他…
輸入雑誌
月刊『ムーンシャイナー』
B.O.M.ご利用方法

 ニューズレター締切日の今、東北の大地震のニューズが入ってきました。阪神大震災で直撃されたあの日をまざまざと思い出し、胸が詰まって、言葉がありません。……被害にあわれた方、心からお見舞い申し上げます。
 又一部ですがお見舞いのメールが届いていますので紹介致します。(順不同)
Tut Tayler/John Delgatto-Sierra Records/Bill Keith/Peter Feldman/Billy Boon Smith/Chris Sharp/Roland White and Diane/Vanguard Records-Sugar Hill Records/Tony Williamson/Larry Perkins/Rick Fowler-Rural Rythm Records/mark Newton/Jane & Happy Trum/Mike Compton/David Long/Kathy Kallic/Laurie Lewis & Tom Rozum/Steve Gilchrist/Leroy Troy/Mike Armistead/Dick Bowden/Bob Mavien/robert Lillian Fraker/Butch Robins/Dick Kimmel/Steve Waller/Maro Kawabata/Barry Mitterhoff/jan Johnson/Don Rigsby/David Peterson/Ira Gitlin/Martino Coppo/Mark Daly/Marty Lanham/Cathy Fink & Marcy Maxer/Kris Ballinger/Stephanie P. Ledgi

◆いよいよ春がやって来ます。昨夏の猛暑が一転、大雪そして寒かった今年の冬も終りです。虫たちも新芽も、ムクムクと顔を出します。社会/経済システムに異変があろうと、自然は変わらず季節を運んできます。音楽も自然の営みと同じ、コツコツとムクムクとつづいていきます。
 われわれの音楽はシステムが運ぶ大量消費財ではありません。ヒトがコツコツと心を込めて創った、とても大切な自然の産物だと思います。一音一音、一曲一曲、そしてアルバムごとに、ミュージシャンとともに自然の歓喜に感動しましょう……!!

◆創刊28年目のブルーグラス専門月刊『ムーンシャイナー』誌、ご購読はもちろん、記事やニュースへのご協力など、サポートを是非……!!
 最新3月号は今月88歳の米寿を迎えたドック・ワトソン特集、5月に来日予定のスーパーピッカー、マット・フリナーのカバーストーリーほか、最適なブルーグラス・ギターの条件後編、2010年ブルーグラス総括、本間正敏のIBMA2010「WOBリポート④」、丹沢ブルーグラス「ビーンブロッサム・フェス」、アメリカ歴史概論XII「南北戦争の歌」、大分ブルーグラス・ナイト、奈良ブルーグラス・ナイトほか、日米ブルーグラスの話題満載です。
 月刊ムーンシャイナー定期購読は1年間(12冊)
\6,000- 半年間(6冊)\3,300-。単冊は\525-ですが、ぜひとも年契をお願いします。購読開始希望月をお知らせください、早速お送りします!!
今月の新入荷注目作品
ROU-0658 SIERRA HULL『Daybreak』CD\2,573-(本体\2,450-)

 来日ツアーから3年、19歳になったシエラ・ハルの3枚目最新作。ブルーグラス新入荷参照。
CMG-0801 DEL McCOURY『The GrooveGrass Years』CD\2,363-(本体\2,250-)

 デル・マッカーリー・バンド絶頂期、1998年の凄い録音が陽の目! ブルーグラス発掘新入荷参照。
COMP-4549 GIBSON BROTHERS『Help My Brother』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 現代ブラザー・デュオの最高峰ギブソン・ブラザーズ最新作。ブルーグラス新入荷参照。
SWM-2008 McCROMICK BROTHERS『Somewhere in Time』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 大ベテラン、マコーミック・ブラザーズ、強力お勧めの50年代の香りのするブルーグラスらしいブルーグラス。ブルーグラス新入荷参照。
5SP-8003 ALICE GERRARD & MIKE SEEGER『Bowling Green』CD\2,888-(本体\2,750-)

 1980年のLPに1970年日本ツアーのライブ7曲を加えたすばらしい作品。オールドタイム新入荷参照。
PATUX-215 TOM MINDTE & JEREMY STEPHENS『Radio Favorite & Sacred Songs』CD\2,573-(本体\2,450-)

 これぞ正しいアーリー・カントリー・デュオ!! カントリー・シンギングの本質を感じさせる秀作。オールドタイム新入荷参照。
RCSI-1030 THE GRASCALS & Friends『Country Classics with a Bluegrass Spin』CD\2,888-(本体\2,750-)

 カントリーの超有名曲を豪華ゲストとともにブルーグラスするグラスカルズ最新作。米国の外食チェーン店クラッカー・バレルの店頭のみで入手可な超レア盤。ブルーグラス新入荷参照。
NW-6188 BUDDY MILLER『Majestic Silver Strings』CD\2,573-(本体\2,450-)

 エミルー・ハリスのギタリストとして頭角をあらわし、いまやカントリー/アメリカーナ・ギタリストのトップランナー。カントリー新入荷参照。
SHA-621D ROSCO HOLCOMB『The Legacy of Roscoe Holcomb』DVD\3,308-(本体\3,150-)(100分)

 アパラチア最深部の1960年代初頭、ジョン・コーヘンがあたらしく編集した超貴重な音楽映像集である。映像新入荷参照。
ブルーグラス新入荷
ROU-0658 SIERRA HULL『Daybreak』CD\2,573-(本体\2,450-)

Easy Come Easy Go/Don't Pick Me Up/Bombshell/Best Buy/I've Always Be Waiting for You/What Do You Say?/Tell Me Tomorrow/Chasin Skies 他全12曲

 天才マンドリン奏者シエラ・ハルの最新第3作。来日ツアーしたのはもう3年前、ちょうど全米デビュー作『Secret』(ROU-0601 CD\2,573-)を発表した16歳のときだった。あれから3年、19歳になったシエラはブルーグラスからは初めてとなるボストンのバークリー音楽院の学長特選奨学金を得て今年5月には2年間の留学を終え、フルタイムでのミュージシャン活動に入るという。相変わらずの可憐な少女といった容姿とは似ても似つかぬ超ハイテク・マンドリンにはますます磨きがかかり、ボーカルには安定感が増しタイトル曲"Daybreak"ではしっとりと聴かせ、さらに12曲中7曲のオリジナルと、大きく成長したところを見せる。2年間の東部での大学生活から得た知識よりも、シエラが根っから持っている素直なブルーグラス感覚がストレートに出た、さわやか作品となっている。毎年IBMAで会うが、まだまだ子供にしか見えないシエラ、アリソン・クラウス&ユニオン・ステーションのバリー・ベイルズのプロデュースで、アリソンの後継路線に乗りかけている。ロン・ブロック(g)やロン・スチュワート(bj)、ブライアン・サットン(g)、ステュアート・ダンカン(f)らもサポートしているが、来日したクリスチャン・ウォード(f)やコリー・ウォーカー(bj)、ジェイコブ・イーラー(bs)、そしてクレイ・ヘス(g)らのハイウェイ111のメンバーも活躍するさわやかブルーグラスだ。
SWM-2008 McCROMICK BROTHERS『Somewhere in Time』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

Don't Call Me, I'll Call You/East Bound and Down/Haskel's Stomp/I Still Miss Someone/Salty Dog Blues/Nashville Grass Breakdown 他全18曲

 ブルーグラス第一世代に属するマコーミック・ブラザーズ、2009年に発表されたこの最新作は半世紀、50年以上も経った、いまや孫たちに囲まれたおじいちゃんらのブルーグラスとはとても、とても、とても思えないハツラツとした若々しさとエネルギーに満ちた大秀作である。1954年にヒッコリー・レコードからデビューした彼ら、有名にはならなかったけれど、そのオーセンティックでありながら進取の粋なサウンドは高い評価を得た。そうそう、バンジョーのハスケルは1970年代、レスター・フラットのナッシュビル・グラスですばらしいバンジョーを弾いていたことでも知られる。そのよく乾いた小気味よいバンジョー・トーンは近年聴くことの少なくなった1950~60年代の、あのウキウキとする当時のバンジョーらしいバンジョー(現在はどちらかといえば陰のあるウッディなトーンが好まれる傾向)、そして年齢を感じさせない驚くべき安定感とスピード感のあるが堪能できる。そしてリード・ボーカル、ジェラルドの伸びのあるテナーボイスと実にブルーグラスらしい選曲(中には『トランザム7000』のテーマや『じゃじゃ馬億万長者』などのお楽しみ付き!)にハスケルのすばらしいテナー、3人兄弟のもうひとりウィリアムはステディなベースで貢献。そして、あのマイケル・クリーブランドが全編、フィドルとマンドリンで耳をそばだててくれる(けれどもアーリー・ブルーグラスの雰囲気は決して壊さない)。50年代の香りのするブルーグラスらしいブルーグラス、お勧めの大秀作である。
COMP-4549 GIBSON BROTHERS『Help My Brother』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

Walking West to Memphis/Dixie/Frozen In Time/I'll Love Nobody But You/Just Lovin' You 他全12曲

 前作『Ring the Bell』(COMP-4506 CD\2,573-)でブルーグラス・チャートのナンバーワンやIBMAアワード最優秀ソングを獲得したギブソン・ブラザーズ、現代最高のブラザー・デュオの最新作である。前作同様、ゲストやスタジオ・ミュージシャンを使わず、自分たちのバンド・サウンドをストレートに表現した秀作である。兄エリック(bj)と弟レイ(g)に、ジョー・ウォルシュ、クレイトン・キャンベル(f)、そしてデビュー以来のマイク・バーバー(bs)という前作と同じメンバーで、12曲中、ティム・オブライエンやジョン・ワイズバーガーとの共作を含む7曲のオリジナルのほか、ジム&ジェシーのスタンダード"I'll Love Nobody But You"や、1980年代のすばらしいブラザー・デュオ、オーケインズのヒット曲"Just Lovin' You"、クリス・ヘンリーのモンロー・ブルース・スタイルのオリジナルや、マイク・コンプトンとデュオを組むジョー・ニューベリーのゴスペルなど、また"Talk To Me"ではクレア・リンチをゲストに、ギブソン・ブラザーズのギミックのないすばらしいバンド・サウンドが味わえる。
RCSI-1030 THE GRASCALS & Friends『Country Classics with a Bluegrass Spin』CD\2,888-(本体\2,750-)

Tiger By the Tail/Folsom Prison Blues/Pain of Lovin' of You/White Lightnin'/Devil Went Down to Georgia/Born to Boogie/Mr.Bojangles 他全12曲

 「ブルーグラス流カントリー超有名曲集」というタイトル通り、バック・オウエンズ、ジョニー・キャッシュ、ジョージ・ジョーンズほかのカントリー大ヒット曲を豪華ゲストとともにブルーグラスするグラスカルズ最新作。米国の外食チェーン店クラッカー・バレルの店頭のみで入手可な超レア盤。ゲストには、ブラッド・ペイズリー、ドリー・パートン、ダークス・ベントリー、トム・T.ホール、ダリル・ウォーリー、チャーリー・ダニエルズ、オークリッジ・ボーイズ、ジョー・ニコルズらと、スティーブ・ターナー(drums)、ケント・ウェルズ(eg)、スティーブ・ヒンソン(steel g)、ハーガス・ピッグ・ロビンズ(piano)がカントリー・テイストでサポート。……いいじゃないか、ブルーグラスでもどんどん売れてポップになっていけば!! もちろん、各楽器の確かさとアンサンブル、そしてハーモニーに関してはポピュリズムに流されることなく、きっちりと誇りを守ってやれば。ナッシュビルのいたる所、バス停のベンチにかれらが座っているという大々的な宣伝も効いたのか、いまやナッシュビル・セレブになりつつあるグラスカルズだ。
RUR-1074 JOSH SLONE & COALTOWN CD\2,573-(本体\2,450-)

Virginia Bound/Daddies Don't Cry/Destination Heartaches/A Lovin' Man/One Step Forward/Cold As Ice/Bluegrass and Me/Hillbilly Girl 他全13曲

 イースタン・ケンタッキーから、その名もコールタウン(炭鉱町)というバンドを率いてのデビュー作はジョッシュ・スローン。力強いバリトン・ボイスで粘っこいリズムをリードしていくジョッシュを軸に、オリー・ライズナーかクリス・ラズネイクのバンジョーに超ベテランのジェラルド・エバンズ(マリンズ親子のトラディショナル・グラスなどで活躍、昨年4月10日、50歳で他界)かロン・スチュワートのフィドル、マット・デイペインかキム・ガードナーのドブロ、ジョン・バンディバーのマンドリンを配したコールタウン。文字通り、オシャレな都会やグローバリゼーションから取り残されたアパラチアの田舎、炭鉱町の生活風景を歌う。
ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷
CMG-0801 DEL McCOURY『The GrooveGrass Years』CD\2,363-(本体\2,250-)

Get Down on Your Knees and Pray/I Feel the Blues Movin' In/I've Endured/Speak to Me Lil Darlin'/I Wonder Where You Are Tonight 他全10曲

 バンドというものには、どーしようもない「時の勢い」というものが憑き物だ。モンローやスクラッグスら、偉大なアーティストでさえ、そのタイミングにハマった時とそうでない時、……こればかりはどーしようもない。1998年のデル・マッカーリー・バンド(DMB)、この勢いはとんでもないものだ。向かうところ敵なしといったロビーのバンジョーの見事さとデルのボーカルの剛速球に、あなたは絶対にノックアウトされる!!はずだ。DMBによる演奏5曲にはボリューム全開でのけぞるべし。ただし、そもそもこの「グルーブグラス・ボーイズ」というコンセプトがDMBにあのファンク・ベーシストのブーツィ・コリンズとジェリー・ダグラスを加えて1996年にヒットした「Macarena」のカントリーバージョンからの流れで98年にワーナーから発表されたブルーグラスとファンクのフュージョン、グルーヴグラス・ボーイズ『GrooveGrass 101』という意外な組み合わせでできているので、本作に収められた10曲の選曲も超スタンダードと超デルっぽいブルーグラス作品6曲のほかに、ちょっと息抜きのできるマック・ワイズマンとドック・ワトソンとの共演物3曲、そしてドック/マック/デルのトリオにブーツィ・コリンズを加えたダンス・ミックス"Can't You Hear Me Callin'?"という全10曲。とにかくDMBの充実振り+お楽しみ企画で、時の勢いに身を任せましょう。いまや貫禄の大御所サウンドを聴かせるDMBが、ギラギラに燃えていた時、ロニー、ロブ、ジェイソン、バブら、20代の驚くべきガキどもを引き連れた59歳のデルの凄いブルーグラスだ!!
☆☆☆祝・米寿!! ドック・ワトソン☆☆☆
 ムーンシャイナー最新3月号(MS-2805 \525-)でも特集したように3月3日、ドック・ワトソンが88歳の米寿を元気に迎えた。ブルーグラスとオールドタイムの双方にとって大きな存在であるドック、数ある作品から「これぞ!」というものを選んで紹介したい。ムーンシャイナーで紹介したドック・ワトソンの88年とともに楽しんでいただきたい。
VAN-79152 DOC WATSON CD\2,363-(本体\2,250-)

Nashville Blues/Sittin' on Top of the World/Born About 6,000 Years Ago/Black Mountain Rag/Doc's Guitar/Deep River Blues/Tom Dooley 他全13曲

 ドック・ワトソンの記念すべき1963年のソロ第1作。問答無用、「素」のドックが聴き取れる秀作。デビュー当時すでに40歳、フォーク・リバイバルによっていきなり時代の寵児となった「不惑」のドク、いま改めて彼のバイオを見ながら聴くと、「なるほど」と納得できる、一見矛盾するそのオリジナルなトラディショナル志向である。
SH-3752 DOC WATSON『Riding the Midnight Train』CD\2,573-(本体\2,450-)

I'm Going Back to the Old Home/Highway of Sorrow/We'll Meet Again Sweetheart/Ramshackle Shack/Midnight, Stormy Deep/Baby Blue Eyes 他全13曲

 ドック・ワトソン唯一のブルーグラス・アルバム。サム・ブッシュ、ベラ・フレック、マーク・オコナーがそれぞれお手本のような、しかも"key of E"や"F"のブルーグラス感想やバックアップをタップリ聴かせてくれる秀作。そして1986年度グラミー最優秀トラッドフォーク作品受賞。
SH-3916 DOC WATSON『Foundation: Guitar Instrumental Collection』CD\2,573-(本体\2,450-)

Black Mountain Rag/Windy & Warm/June Apple/Billy in the Lowground/Victory Rag/Nashville Pickin'/Dill Pickle Rag/Cannonball Rag 他全16曲

 ドック・ワトソンが1963年のデビュー作以降、さまざまなアルバム(初期バンガード時代の録音が多い)に残したインスト曲を集めた2000年作のベスト集。フラットピッキンとフィンガーピッキン、すでにデビュー当時から完成されていたシュアなピッキンがいつの時代もドックらしい正直さで貫かれている。こうしてじっくりと聴き直してみると、ドックの律儀な音楽性が、実は偉大だったことに改めて気付く。最後には自分の息子の名前にもしたアイドルのマール・トラビスとの貴重なライブ。
SF-40064 BILL MONROE & DOC WATSON『Live Duet Recordings 1963-1980; Off the Record Vol.2』CD\2,573-(本体\2,450-)

 こんな録音が残っているって!!やっぱりレコード(記録)は偉大だ。生誕100年を迎えている「ブルーグラスの父」ビル・モンローがオールドタイム/フォークの大御所で88歳の米寿を祝うドック・ワトソンとモンロー・ブラザーズの再現をしてみせる!! ふたりがマンドリンvsギター・バトルを展開、そのラフな1音ずつに込められたスピリット、リズムに秘められた衝動、われわれが何故この音楽を愛し続けるのか、覇気に溢れたふたりの偉人が教えてくれる超貴重な全17曲。
SF-40012 DOC WATSON FAMILY CD\2,573-(本体\2,450-)

Ground Hog/House Carpenter/Your Long Journey/Train That Carried My Girl from Town/Lone Pilgrim/Darling Corey/Pretty Saro/Cuckoo Bird 他全26曲

 ノース・カロライナのブルーリッジの山懐に暖められていたファミリー・ミュージック。1960年にラルフ・リンズラーが発見したドック・ワトソンの驚くべき音楽才能を中心にはしているが、同時にスコットランド移民であったワトソン家と、ドックが結婚したローザ・リーの実家カールトン家に代々伝わってきたオールドタイム、いわゆるマウンテン・ミュージックのそのままのスタイルも収められている。のちにブルーグラスに至るアパラチアン・トラッドの真実の形を知るには最良の入門作品でもある。アリソン・クラウス&ロバート・プラント、ニッケル・クリーク、ティム・オブライエン、ピーター・ローワン、ボブ・ディラン、フラット&スクラッグスほか、ドック・ワトソン・ファミリーが伝えた音楽はこの50年間、多くのアーティストによってカバーされ続けている。1963年に同タイトルで発表されたLPの15曲にあたらしく11曲を加えたCD盤として1990年に発表されたアパラチアン・フォーク秀作。
VES-13082D DOC WATSON & DAVID GRISMAN『In Concert』DVD\3,308-(本体\3,150-)(70分)

 名作CD『Doc & Dawg』(ACD-25 CD\2,573-)のツアーを収録した素晴らしいコンサート・ビデオ。米国弦楽器界の巨人2人、ドック・ワトソンとデビッド・グリスマンによる深ーいアメリカン・トラッドの真髄を、素晴らしいマンドリンとギターのトーンと共に、ジックリお楽しみ下さい。
VES-13023D DOC WATSON『Rare Performances 1963-1981』DVD\3,308-(本体\3,150-)

 今年3月、米寿を迎えるドック・ワトソンのデビュー当時から20年間の映像を集めたDVD作品。クリント・ハワードとフレッド・プライスとのデビュー前の映像も含めた"Deep River Blues"から"Black Mountain Rag"まで21曲。 このほかドック・ワトソンの映像作品には本作の続編『1982-1993』(VES-13024D \3,308-)、ドック&マール『In Concert』(VES-13030D \3,308-)、そしてマールフェスを中心にさまざまなジャムを収めた1/1DOC WATSON『Doc's Guitar Jam』(VES-13055D \3,308-)がある。
☆☆☆マット・フリナー、5月来日!☆☆☆
 ムーンシャイナー誌3月号(MS-2805 \525-)のカバーストーリーはマット・フリナー。マンドリン奏者として知られるが5月の来日は、バリンジャー・ファミリー(クラスター・プラッカーズのクリスでデール・バリンジャー夫妻と息子イーサンの強烈マンドリン)のバンジョー奏者としての来日。
COMP-4342 PHILLIPS, GRIER & FLINNER『Looking Back』CD\2,573-(本体\2,450-)

 その自由な発想とブルーグラスの深い理解が相まったスリルと感動をもたらしてくれるデビッド・グリアとトッド・フィリップス(bs)とのトリオで、ビル・モンロー"Tennessee Blues"や"Monroe's Hornpipe"からビートルズ"I Want You (She's So Heavy)"、ジミ・ヘンドリックス"Little Wing"からクラレンス・ホワイト"I Am a Pilgrim"まで、2002年に発表された楽しいアコースティック・カバー曲集。
COMP-4503 MATT FLINNER TRIO『music du jour』CD\2,573-(本体\2,450-)

 超マルチプレイヤー、マット・フリナーのマンドリンを中心に、ロス・マーティン(g)、エリック・ソーリン(bs)によるアコースティック・トリオのデビュー2009年作。マットのブルーグラス感覚とロスとエリックのフレキシブルな感性が出会い、3人が各4曲の全12曲。2006年夏からツアーで1日1曲のオリジナルというルールを課して準備したというスリリングでデリケート、ライヴリーなアンサンブルを聴かせてくれる。コリングス・ギターとギルクリスト・マンドリンの美しい響きもご堪能ください。
COMP-4351 MATT FLINNER QUARTET『Walking on the Moon』CD\2,573-(本体\2,450-)

 トーンとタイミングが絶妙なマット・フリナーの2003年作品は自身のカルテットで、スティングのタイトル曲や「キャラバン」のカバー他、自身のオリジナルなどを、エレキとエレベにドラムスを加えた抑制の効いたすばらしいファンク・ビートに乗って、見事にアコースティック・マンドリンが冴える。…そうそう、マーシャル系トーン美学にサム・ブッシュの不良性を加えて、出てきた音は上品なファンク・ジャズといった趣きの秀作である。
COMP-4301 MATT FLINNER『Latitude』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ブルーグラスらしさとニューグラスが絶妙にバランスされた2001年のソロ第2作は、99年から活動をはじめたデビッド・グリアとトッド・フィリップスとのトリオに、ジェリー・ダグラス(d)、ステュアート・ダンカン/ダロル・アンガー(f)を加え、サム・ブッシュに捧げた5分の大作"Sam I Am"ほか、色とりどりに彩色されたすばらしいマンドリン・アルバム。
COMP-4247 MATT FLINNER『A View from Home』CD\2,573-(本体\2,450-)

 マット・フリナー、1998年のデビューソロ・アルバム。ブルーグラスを芯に持ちながら、さわやかなドーグ!?といった一面をさりげなく散りばめて、聴きやすいアルバムに仕上げたのは朋友、トッド・フィリップス(bs)のプロデュース力か!? デビッド・グリア(g)、ジェリー・ダグラス(d)、ステュアート・ダンカン/ダロル・アンガー(f)に、マイク・マーシャル(bouzouki)とティム・オブライエン(f)も参加、質の高いマンドリン・アルバムになっている。
ブルーグラスお勧め作品
■話題のブルーグラス最近作
 いま旬な、話題のブルーグラッサーたち……
RCSI-1029 JOHN HARTFORD『Aereo Plain/ Morning Bugle』CD\2,888-(本体\2,750-)

Turn Your Radio On/Steamboat Whistle Blues/Up on the Hill/With a Vamp in the Middle/Symphony Hall Rag/Tear Down the Garnd Ole Opry/Nobody Eats at Linebough's Anymore 他全26曲

 1970年代、あたらしいブルーグラス音楽の到来を告げたジョン・ハートフォード究極の歴史的名盤がユーロから2on1。1967年に世界的ヒット曲"Gentle On My Mind"を書き、翌年にはザ・バーズ『Sweetheart of the Rodeo』に参加、そして1971年と72年に発表したこの2枚のアルバム……、サム・ブッシュが言うように、「この2枚がなければ、ニューグラスは生まれなかった」。バッサー・クレメンツ(f)、ノーマン・ブレイク(g)、タット・テイラー(db)、ランディ・スクラッグス(bs)を従え、デビッド・ブロムバーグが制作した本作、エリオ・プレイン・バンドとしてのちにカルト的な支持を集めるブルーグラス/オールドタイムの基盤にインプロバイズとヒッピー文化が織り成した創造的な作品である。ブルーグラスが商業カントリー音楽との決定的な違いを証明した作品でもある。1960~70年代の比類ない自由な精神の時代を知る人には宝物となる必携のアルバムである。
RHY-1067 THE BARTLEY BROTHERS『Hit the Road』CD\2,573-(本体\2,450-)

 とてもバランスのいいバンド・サウンドと聴きやすいメロディー、そして押し付けがましくないあっさりとしたボーカル、そのいずれもがストンと居心地のよいブルーグラスを創る。毒気を抜いたジミー・マーティンからJ.D.クロウ&ニューサウスにいたるソリッドグラスの王道を、控えめなリック・バートリーの性格のように、肩肘張らずにまとめ上げた秀作である。リックが定年退職した2009年、18歳のときからさまざまなバンドでプロ活動をしていた弟のシェインのふたりが組んだ新バンド、バートリー・ブラザーズのデビュー作。1970年代のハッピーミディアムなさわやかブルーグラスがお奨めである。 2005年のリック・バートリーのデビュー作『Rick Bartley』(LDR-002 CD\2,573-)も在庫あり。
SH-4054 JEREMY GARRETT『I Am A Stranger』CD\2,573-(本体\2,450-)

 今年のグラミーノミネートもされた若手のトップランナー、インファマス・ストリングダスターズのフィドル/ボーカルを担当するジェレミー・ギャレットがライブ会場でのみ発売する限定2009年作品。10代のスーパーフラットピッカーとして知られるジェイク・スタージェル(ラベル・シスターズ/グリーンカーズ)や、トップクラスの女性バンジョー奏者ジュリー・エルキンズ(ケーンズ・リバー)にベテランのショーン・レーン(m)、デニス・クロウチ(bs)を基本セットにした爽快なオリジナルや、ギターにクリス・シャープを配したフラット&スクラッグス・カバーにはアビゲイル・ウォッシュバーンがカーリー・セクラー役を務めマイク・コンプトンやネッド・ルベレッキ(bj)、マイク・バブ(bs)が重たいF&Sサウンドに挑戦ほか、自身のオリジナル・ソングを中心にバラエティに富んだ、若いモンもなかなかやるやんけといった作品。
RHY-1066 STEVE GULLEY & TIM STAFFORD『Dogwood Winter』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 東テネシー州立大学バンド同窓のアダム・ステッフィとバリー・ベイルズとともにアリソン・クラウスのユニオン・ステーション(AKUS)に参加、今に至るAKUSサウンドの基礎を創り、そののちブルー・ハイウェイを結成、音作り/曲作りとフラットピッキンに高い評価を持つティム・スタッフォード(g)。ドイル・ローソンのクイックシルバーで全米デビューののち、マウンテン・ハートからグラスタウンでその力強いボーカルで高い評価を持つスティーブ・ガリー(bs,g)。そのふたりが書いたオリジナルを、アダム・ステッフィ(m)、ロン・スチュワート(bj)、ジャスティン・モーゼズ(db,f)ら、ブルーグラス美学を信奉する現在のトップ・ミュージシャンたちによる企画作品である。
REB-1825 JUNIOR SISK & RAMBLERS CHOICE『Blue Side of the Blue Ridge』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現在ブルーグラス・アンリミテッド誌チャート(ムーンシャイナー誌提携掲載)でアルバム部門1位、ブルーリッジ系トラッドグラス権化として高い評価のジュニア・シスク&ランブラーズ・チョイス、2008年のデビュー作。本作も2009年5月に全米ブルーグラス・アルバム・チャートでナンバーワンをヒット、ロニー・ボウマンをプロデューサーに迎え、タイトル通り、トラッドに根ざした典型的なブルーリッジ系サウンドを聴かせてくれる。今のトラッドグラスとしてお勧め!!
SKFR-2021 CHERRYHOLMES『Ⅳ; Common Threds』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

When It's Not with Me Everyday/It's Your Love/Standing/Weaver of Lies/Just You 他全13曲

 子供をひとり亡くしたことで窮地に追い込まれた家族を立て直すためにブルーグラスをはじめたシロート集団、チェリーホームズ一家、バンド結成10年でこんなにものすごい作品を創る。現在の米国ブルーグラス・コミュニティのすごさが凝縮したような作品だ。マッチョな父ジェリー(bs)、張り切り母さんサンディ(m)、そして溢れかえる才能に恵まれた4人の子どもたち。長女シアはバンドの看板であるリード・ボーカルと超ソリッドなバンジョー、長男B.J.の超絶フィドル、次男スキップのハイテク・ギター/マンドリン、次女モリー・ケイトの見事な左利きフィドル……、それらどれもが機能的に組み合わさり、家族だけでここまで完成されたサウンドが創れるものかと、驚きを通り越してあきれ返る。しかも全曲オリジナル。アルバム最後の1曲、唯一のインスト"Tattoo of a Smudge"で驚くまでもない、ブルーグラスの楽器とそのノウハウだけで、ここまで豊かな表現力を創り上げる家族の絆、それをつなぐブルーグラスのすごさに改めて思いを致す。自費制作3枚につづくリッキー・スキャッグス・レーベルからの4枚目、前作『Ⅲ: Don't Believe』(SKFR-2020 \2,573-)あたりから水を得たように、ものすごい完成度に達したチェリーホームズ、その圧倒的なライブ・ステージとともに今後どこまでいくのか、楽しみだ。
RHY-1056 MICHAEL MARTIN MURPHEY『Buckaroo Bluegrass II, Riding Song』CD\2,573-(本体\2,450-)

 テキサス生まれだが、UCLA在学中にマイク・ネスミスとバンドを組んだ縁で、モンキーズに書いた曲"What Am I Doing Hangin' Round"を含むアルバムが500万枚の大ヒット、以来数々のヒット曲を世に送り出したマイケル・マーティン・マーフィーのブルーグラス第2弾。その優しいボーカルとメロディ、そしてライフワークとして取り組んでいるカウボーイと馬、そんな自然賛美の歌がすばらしい。パット・フリンをセッション・リーダーに、ブッシュ風ロニー・マッカーリー(m)、チャーリー・クッシュマン(bj)、アンディ・レフトウィッチ(f,m)、アンディ・ホール(d)、クレイグ・ネルソン(bs)とプロデューサーでもある息子ライアン・マーフィー(g)が基本バンド。3Mのブルーグラス第一作『Buckaroo Bluegrass』(RHY-1044 \2,573-)ほどにはよく知られたヒット曲はないが、その出来栄えは同様、メチャクチャ涼やかなブルーグラスとなっている。第一作と共に強力お薦めの「涼しいブルーグラス」!!
PATUX-212 TRAVERS CHANDLER & AVERY COUNTY『State of Depression』CD\2,573-(本体\2,450-)

 無名だけど、まだこんな人がいるんだ!!という驚きと喜びを届けてくれるすばらしいトラッドグラス、トラバーズ・チャンドラー&エイブリー・カウンティ。アメリカの底辺に生きる人/負け犬たちへの感情を込めた、ホンキートンク・カントリーとアーリー・ブルーグラスが同じ舞台で聴かれていた時代の雰囲気をそのまま再現する彼ら。アダム・ポインデクスター(g)とブレイク・ジョンソン(bs)の良く練られたハーモニーに、トラバーズ自身のマンドリンがアーリー・ブルーグラスのバンド・エネルギーを支え、オールドタイムからジャズ/ニューグラスまでをこなす若いパンクな才人ネイト・リースのフィドルが見事に感情過多のすばらしいブルーグラス魂を表出ながら、マーク・ディレイニーの超ユニークなバンジョーがトラッドグラスの型を整えていく。ダニー・ペイズリーがライナーノーツで書いているように、「このアルバムは純粋なボルティモアの安酒場(ホンキートンク)だ!」という通り、アパラチアの山奥から都会に出てきた労働者たちが、故郷の響きと苦しい生活への共感を生む詞に、一時の癒しを求めて集う場所。そんな所も20世紀中にほとんど姿を消したけれど、トラバーズのような人がまだいる。ブルーグラスが持つ本来のエネルギーは決してなくならないだろう。
RHY-1064 DARRELL WEBB BAND『Bloodline』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ロンサム・リバー・バンドで彗星のごとくデビュー、そのマンドリンとテナーで一挙に話題の人となったダレル・ウェッブ。その後、J.D.クロウ&ニューサウス、ロンダ・ビンセント&ザ・レイジ、そして最近までマイケル・クリーブランド&フレームキーパーのフロントマンを務めたダレルが自身のバンドを率いてのデビュー作。そのアメージングなマンドリン・タッチはアダム・ステッフィと並び称せられるスーパーピッカーにして、そのさわやかで軽やかに伸びるテナーボイスはドリー・パートンお気に入りのすばらしいシンガーでもある。ドブロを含む凄腕の若いピッカーたちに、ジム・バン・クリーブのフィドルを5曲にゲスト、イケイケの今風ブルーグラスからしっとりとしたカントリーバラードまで、活躍の本拠である東テネシーの風土が要求する今のブルーグラスである。
■初心者歓迎コーナー
 各ジャンルのハズレなし、秀作CDアルバムを、新旧取り混ぜて紹介します。これらを聴き込んでいけば、あなたもこれらアパラチア系アコースティック音楽のすばらしさに、きっとのめり込みます!
●ブルーグラス入門
SH-4055 SAM BUSH『Circles Around Me』CD\2,573-(本体\2,450-)

 「ブルーグラスの父」ビル・モンローと並ぶブルーグラス・セレブ、「キング・オブ・ニューグラス」と称されるサム・ブッシュ。今年のグラミー賞にも最終ノミネートされた最新作はカントリー・ジェントルメン名曲から、知られざるレッド・アレン曲、デル・マッカーリーをテナーに迎えたモンロー2曲、そしてニュー・グラス・リバイバル中期とデビュー・アルバムからのカバー2曲等々、待ってました!!のブッシュ流ブルーグラス。2006年の前作『Laps in Seven』(SH-4013 \2,573-)までニューグラスの先頭を走りつづけ、70年代以降のブルーグラスをそのエネルギーで背負ってきたサム・ブッシュ、ちょっと立ち止まってブルーグラスを振り返った秀作。なおサムの昨秋、IBMAでの基調講演「ビル・モンロー生誕100年に……」をムーンシャイナー誌1月号と2月号で完全収録(各\525-)しています。初のDVD作品『On the Road』(SH-4023D \2,888-)もカッコいいぞ!!
●オールドタイム入門
PATUX-177 NATE LEATH + FRIENDS『Rockville Pike』CD\2,573-(本体\2,450-)

 少年時代から注目されていた天才フィドラー、ネイト・リースの最新作は、話題の「ニュー・オールドタイミー」を担う10代から20代前半の若いスーパーピッカーたち――ふだんは前衛グラスやジャズで遊ぶ彼ら――の本気オールドタイム。12歳の天才少女タティアナ・ハーグリーヴス(f)、18歳の「女ティム」サラ・ジャーロズ(bj)、バークリー音楽院でラップグラス!?するエリック・ロバートソン(m)ら若者たちにベテランのダニー・ナイセリー(g)、マーク・シャッツ(bs)らが基本セット。伝統オールドタイム・ストリングバンド精神を咀嚼しつつ、ギリアン・ウェルチ作品や有名曲を並べ、アルバムとしての面白さも音楽の質と同時に満足させてくれるストリングバンド音楽大秀作。本物の魂に近づきたいブルーグラッサーにぜひ勧めたい名品だ。
●アパラチアン・フォーク入門
SF-40094 V.A.『Classic Mountain Songs from Smiyhonian Folkways』CD\2,363-(本体\2,250-)

 20世紀のアメリカ民俗音楽を丹念に記録したフォークウェイズ・レコードが、ノース・カロライナ、バージニア、ケンタッキー、テネシーの南部アパラチア地方で蒐集した貴重な音源を中心に24曲をセレクトしたお徳用アパラチア音楽集。ドック・ボッグスやレスリー・リドル、ハイロンサムの本家本元、ロスコー・ホルカムやジーン・リッチー他、様々なコミュニティーに伝わる「生」のアパラチア土着音楽がタップリと楽しめるお勧め作品。ポップな耳には、やや刺激が強いが、これがホンモノだからしょうがない……!!
■ライブ
 アコースティック音楽の究極アンサンブル=ブルーグラスの醍醐味はライブだ!!
OH-4159 JIMMY MARTIN with PAUL WILLIAMS & J.D.CROWE『Big Jam Session』CD-R\2,888-(本体\2,750-)

Roll In My Sweet Baby's Arms/Molly & Tenbrooks/Angel Band/Put My Little Shoes Away/Gotta Travel On/Dog Bite Your Hide/Home Sweet Home 他全34曲

 いわゆるハード・ドライブな「ソリッドグラス」の典型を創ったジミー・マーティン(1927-2005)、ビル・モンローの元を離れ、オズボーン兄弟とサニー・マウンテン・ボーイズを結成、そして1956年以降は自身のバンドとして独自サウンドを創ってきた偉大なミュージシャンである。その彼が初期最高のメンバー、J.D.クロウ(bj)とポール・ウィリアムズ(m)を伴って友人のリビングルームでジャムをしているところを収めた貴重なテープから、1984年にLP発表した10曲に、詳細不詳のライブ(少なくとも1曲でフランク・ウェイクフィールド参加と思われるが調査中!)など、22曲の未発表をプラスした超貴重録音。もちろん、テープの状態(音質など)は良くないが、初期ブルーグラスのグルーヴやアンサンブルのイロハも学べる強烈なジャム&ライブだ。J.D.クロウのリズムの出所が、当時20歳前後の彼のバンジョーから溢れているのが面白い。ブルーグラス第一世代のマスターたちからさまざまなことが学べ、何よりも50年代という時代と彼らの若さがぶつかったエネルギーには何者もかなわないだろう。
RLV-2001 V.A.『All-Star Bluegrass Celebration』CD\2,888-(本体\2,750-)

 すでに廃盤となっている2004年のDVD作品と同時発売されたCD盤。2002年に全米公共テレビ網PBS-TV特別番組として、リッキー・スキャッグスをホストにアール・スクラッグス、アリソン・クラウス、ラルフ・スタンレー、デル・マッカーリー、ビンス・ギル、パティ・ラブレス、トラビス・トリット、ブルース・ホーンズビー、そしてニッケル・クリークまで、ブルーグラスのフロントランナーを集めた聴き応え十分、強烈なライブ秀作CDである。DVD同様、廃盤CDにつき、売り切れゴメン!!
SKFR-9001 V.A.『Celebration of Life:Musicians Against Childhood Cancer』CD2枚組\3,360-(本体\3,200-)

 ブルーグラスの醍醐味、ライブの良さを堪能できる2006年度IBMA最優秀アルバム受賞のオールスター小児がん基金チャリティー作品。今のブルーグラス界を一覧することが出来るホットなライブ全37曲。セルダムシーン、ニューサウスからグラスカルズ、ロンダ・ビンセント、チェリーホームズ、そして大ラスのトニー・ライス"Shenandoah"まで、70年代以降のアクティブなバンドやアーティスト総勢136人参加の現代ブルーグラス究極ライブ。
■ブルーグラス・マスターズ
 そのキャリアで地位の確立した巨匠たち。
TV-0594 MAC WISEMAN『24 Greatest Hits』CD\2,363-(本体\2,250-)

Jimmy Brown, the Newsboy/Prisoner's Song/I Still Write Your Name in the Sand/Love Letters in the Sand/I Saw Your Face in the Moon 他全24曲

 わたしの大好きなアルバム……、といってもその完成度ではなく、すばらしいミュージシャンの至芸という観点から。とくにバディ・スパイカーの心を震わせるフィドル、そしてボビー・トンプソンの抑えたバンジョー、マーティ・スチュワートの若さに任せたローランド&クラレンス・ホワイト狂い(マンドリンが主だがアコギとエレキのリードも楽しめるよ!!)、もちろんマック・ワイズマンの一言/一節をかみ締める「The Voice with a Heart」、そして安定した突っ込みかげんの一流セッション・ベーシストたちの至芸……それらが、安易なベストヒット物録音の中でときおり見事な有機化合物を生み出すのだ。30年以上を経てなお色あせないジャム/セッションの魅力が詰まったミュージシャン・オタク向け大名作……だと、わたしは思っている。
RHY-1068 RODNEY DILLARD『I Wish Life was Like Mayberry』CD\2,573-(本体\2,450-)

 すごい!! さすが第一世代最後、というか第二世代のトッパナというか……、ぜんぜんレベルの違う存在感と表現手法で耳に飛び込んでくるすばらしい巨匠ロドニー・ディラードの最新作。1960年代の名曲"Dooley"、"There Is A Time"、"Evo Walker"などをリバイバル、ダグのバンジョーで知られる"Doug's Tune"や"Banjo in the Hollow"までもやっちゃう!! ザ・ディラーズが全米で名を上げた大ヒットTVシリーズ『アンディ・グリフィス・ショウ(邦題『メイベリー110番』)』でのダーリン兄弟という立場に擬しながら、50年というキャリアのロドニーの歌唱力、感性、創作能力、……エルトン・ジョンがほれ込んで、初の全米ツアーの前座に指名したというロドニーの才能は緩んでいないぞ!! 
■日本製オールドタイムとジャグバンドだ!!
RC-118 三津谷組『Y'all come back an' see us, y'hear! まいど、おおきに』CD\2,573-(本体\2,450-)

 極めて珍しい2000年作、三津谷ファミリーによる大阪ミナミ産オールドタイム全12曲集。怖くないよ、楽しいよ。とにかく聴かなくっちゃ……、こんなんも、ありよ!! イケイケ!! Red Clayのプロデュース作品。
RPJB-2010 ラグパパス・ジャグバンド『RagPapas' Jugband』CD\1,575-(本体\1,500-)

 ラグパパス・ジャグバンドの8曲入りデビューミニアルバム。開けっぴろげな南部エンターテイメント音楽が神戸で開花!! ムーンシャイナー誌2月号にバンド紹介とジャグバンド音楽紹介の特集を組んでいる。その発祥動機からして「楽しければいい」のだ! 超ベテラン揃いのラグパパ、文句なく楽しいのだ。人生に笑いと活力を……どーぞ!!
■女性ブルーグラス&オールドタイム
ROU-0443 DICKENS, JONES & HAWKER『Heart of a Singer』CD\2,573-(本体\2,450-)

 近年の女性ブルーグラスやオールドタイム隆盛の精神的支柱として「女性ブルーグラスの母」とも言えるヘイゼル・ディッケンズを囲んだ、キャロル・エリザベス・ジョーンズとギニー・ホウカーの女性トリオ。ロン・スチュワート(f)、バリー・ミターホフ(m)、ピート・ケネディ(g)にブルース・モルスキー、リン・モリスらをバックに、タイトルも示す通り、アパラチアの濃いバラッドを歌わせれば絶品の三世代三様の「シンガーの心」、何を選んでどう自分の言葉として口から出す(表現する)か、飾り気のないアパラチアン・ボイスをお楽しみあれ。
UM-01 RHONDA VINCENT『Taken』CD\2,573-(本体\2,450-)

 女性ブルーグラスのトップランナー、ロンダ・ビンセントの2010年最新作。ドリー・パートンやロック界のリチャード・マークスをはじめ、ブライアン・サットン、そしてETSU在学中のふたりの娘のバンド、ネクスト・ベスト・シングらをゲストに、新メンバーのアーロン・マクダリス(bj)とベン・へルソン(g)に、バンド8年目のハンター・ベリー(f)とミッキー・ハリス(bs)らで、バラッドから快調ブルーグラスまで、手堅いロンダらしいブルーグラスを演じる。ウォール・ストリート・ジャーナルが「クィーン・オブ・ブルーグラス」と称した面目躍如の作品である。ちなみに初々しいロンダの初期作品の廉価ベスト集『My Blue Tears』(REB-7506 \2,079-)も在庫中です。こちらはちょっとバック・ホワイトを思わせる自身のマンドリンに、ベラ・フレックがバンジョーですよ!
■ビル・モンロー生誕100年
今年9月13日、ビル・モンロー生誕100年を迎える。「ブルーグラスの父」への敬意を込めて、彼が遺した音源やトリビュート作品を紹介しています。
SF-40063 BILL MONROE『Live 1956-1969; Off the Record Vol.1』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ビル・モンローの、不遇時代からフォークリバイバルとともに若者たちからブルーグラスの父と尊敬されはじめる頃、もっともとがっていた1960年代の凄まじい75分ライブ全27曲集。ピーター・ローワン、デル・マッカーリー、ビル・キース時代や、超貴重な兄、チャーリー・モンローとの歴史的モンロー・ブラザーズ・リユニオン。この抑え難い衝動、そのエネルギーと内に秘めた寂寥感、ブルーグラスのある本質である。ただし、聴き心地ザラザラ!!
SF-40064 BILL MONROE & DOC WATSON『Live Duet Recordings 1963-1980; Off the Record Vol.2』CD\2,573-(本体\2,450-)

 こんな録音が残っているって!!やっぱりレコード(記録)は偉大だ。ビル・モンローがオールドタイム/フォークの大御所で今月88歳の米寿を祝うドック・ワトソンとモンロー・ブラザーズの再現をしてみせる!! ふたりがマンドリンvsギター・バトルを展開、そのラフな1音ずつに込められたスピリット、リズムに秘められた衝動、われわれが何故この音楽を愛し続けるのか、覇気に溢れたふたりの偉人が教えてくれる超貴重な全17曲。
お勧めインスト作品
SD-191 JOHN HARTFORD & MARK HOWARD『Cadillac Rag』CD\2,363-(本体\2,250-)価格改定

All American Rodeo Reel/Time to Get Together/Stones River/Alaskan Hornpipe/Fritz Waltz 他全10曲

 世界的なシンガー・ソングライター、稀有なバンジョースタイリストという顔のほか、古今のフィドル・チューンの大家として知られたジョン・ハートフォードが、1980年代後半以降のあのさわやかなアコースティック・サウンドを創り上げたマーク・ハワード(クラスター・プラッカーズでも知られる)との共作1991年インスト作品。……なんて美しいインストの数々なんだろう!! マーク・ハワード(g,m)とロイ・ハスキーJr(bs)、ケニー・マローン(perc)が創る天下一品のリズムに乗ってジョン・ユドキンのフィドルを中心に、ハートフォードのマカ見事なバンジョーやバディー・エモンズのドブロ、そしてマークの軽やかなギター/マンドリンが心地好く泳ぐ。フィドル・チューンを知り過ぎた果てに行き着いたアコースティック・アンサンブルの、まさに桃源郷である。この優雅でリッチで幸福な現代版フィドル・ミュージックに感動しないあなた……ムムム、修行が足りんぞ!!
VSR-003 CARPENTER & MAY CD\2,573-(本体\2,450-)

We Can Work It Out/Cherokee Shuffle/Lady Be Good/What a Wonderful World/Blue and Lonesome/First Day in Town/Miss the Mississippi 他全12曲

 ナッシュビルのバイオリン・ショップのオーナーでトニー・ライス・ユニットのオリジナル・メンバー、フレッド・カーペンター(f,m)とジョン・コーワン・バンドで2007年に来日、その驚くべき適応力に舌を巻いたティム・メイ(g)がコンビを組んだデビュー作。有名フィドル・チューンからガーシュイン、ルイ・アームストロングからビートルズ、ジミー・ロジャーズからビル・モンロー、そしてケニー・ベイカー等々、楽しみ一杯なレパートリーをベースのチャーリー・チャドウィックとのトリオで演じ切る、フィドル/マンドリンの4弦とギターの6弦を隅から隅まで理解すると、きっちりとしたアンサンブル音楽が出来る!! すばらしい音楽アルバムだ。
GCM-8296 JIMMY GAUDREAU『Pieces and Bits』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1969年、ジョン・ダッフィの後任としてカントリー・ジェントルメンで鮮烈なデビューを飾ったジミー・グドロー。あれから40年、セカンド・ジェネレーション、J.D.クロウ&ニューサウス、スペクトラム、トニー・ライス・ユニット、チェサピーク、そして近年はロビン&リンダ・ウィリアムズに在籍しながら、スカイライターズ、ジョン・スターリング&カロライナ・スター、カントリー・ジェントルメン・リユニオン・バンド等々、活発な活動をつづけるジミー、1978年の『The Gaudreau Mandolin Album』以来、久々のマンドリン・インスト・アルバムである。デビュー当時、ボビー・オズボーンがフィドルチューンを通してモノにした16部音符の羅列とダッフィ以来のモダンなアドリブを合体、アグレッシブなアタックで、その後のサム・ブッシュやドイル・ローソンらとともに1970年代以降のブルーグラス・マンドリンの基礎を創った彼の新旧オリジナル・インストを中心にした最新作。ジプシー・ジャズ・ギターのフランク・ビニョーラ(g)やクルーガー・ブラザーズのイェン・クルーガー(bj)らスーパーピッカーほか、マイク・オルドリッジ(d)やビル・エマーソン(bj)、ムーンディ・クライン、オリン・スター(g)らがサポート、40年に亘るマンドリン人生の集約ともいえる作品。
TRMF-1101 宮崎勝之&古橋一晃『Woody Talkin'』CD\2,500-(本体\2,381-)

North Island/Beaumont Rag/Jitterbug Waltz/Nozori Kisuge/East Tennessee Blues/さすらいのマンドラー/My Blue Heaven/Alabama Jubilee 他全10曲

 マンドリンの宮崎が、カントリーギター(エレキ)出身の古橋と組んだマンドリン/ギターの最新アコースティック・インスト・デュオ・アルバム。宮崎のクリアなマンドリンとオリジナル4曲を含むスタンダードを中心に古橋のホワイト/グリア・スタイルのギターととも、スタジオ・ジャムといったリラックスしたセッションを聴かせる。ブルーグラス/フォーク畑で活躍する宮崎の端正なマンドリンと、カントリー/ロック畑で活躍する古橋のフレキシブルなアコギが、デュオ時代に培われた呼吸を再現する。
 なお、宮崎のソロアルバムはほかに、1996年にロニー・マッカーリーが制作したデビュー作『Man-O-Mandolin』(RC-114 \2,573-、マンドリンTab譜RC-114T \2,150-もある)、2003年にスコット・ベスタル(bj)、オウブリー・ヘイニー(f)、ビクター・クラウス(bs)を迎えたデビッド・グリア(g)制作『Mandoscape』(R-119 \2,573-)、そして2007年作のラテン/カリプソ系ポップな5曲入りオリジナル・インスト集『Mondo Novo』(RHR-0003 \2,000-)の在庫がある。 また、古橋のインタビュー記事がムーンシャイナー誌1月号(MS-2803 \525-)で特集されている。
■ギター
SF-40157 MIKE SEEGER『Early Southern Guitar Sounds』CD\2,573-(本体\2,450-)

Wildwood Flower/Spanish Fandango/Guitar Rag/Fishin' Blues/Johnny Doyle/John Henry他全28曲

 1930年代にマーティン社がドレッドノート・スタイルのギターを発表、多くの南部ミュージシャンに行き渡るまで、南部にはさまざまな種類のギターが存在し、また奏法自体もパーラー奏法の流れを汲むラグ、マウンテン・モダルやブルース、ハワイアン・ブームの影響から生まれたスライド奏法など、さまざまな奏法が生まれた。それら初期のギター写真と南部ギタリストのスタイルを35頁に及ぶライナーノーツ、そしてインストを中心にボーカルのリズムも含めて再現するマイク・シーガー遺書のような2007年作。あまりにも有名なマザー・メイベルのカーター・スクラッチを1曲目に74分、1850年から1930年までの奏法全28曲、オリジナルに忠実に紹介したマイクの本領発揮!!ギター必携の秀作である。ムーンシャイナー2008年8月号(\525-)にこのライナーノーツを翻訳掲載しています。
COMP-4459 RUSS BARENBERG『When at Last』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ラス・バレンバーグ2007年夏発表の最近作、ソロとしては88年『Moving Picture』(ROU-0249 \2,573-)以来、ほぼ20年ぶり。ここでもカリプソ調からアパラチアン、ニューイングランド、ブルース、ケージャン、さまざまな音楽の要素を昇華、見事なメロディーを紡ぎだしつつ、気色いいルーズなリズムに乗って、アコースティック・ファンを癒してくれる。50代半ばらしい大人のアコースティックだ。マーティンが登場せず、ギブソンJ-45を愛しつづける姿勢もいいねぇ。…いい顔になってるねぇ。
ROU-0642 NORMAN BLAKE『Perfect 10 Series: Sleepy Eyed John』CD\1,838-(本体\1,750-)

 独自のアメリカン・トラッドを演じるノーマン・ブレイクの初期ラウンダー/フライング・フィッシュからの廉価ベスト10曲集。フラットピッカーとしてのバリバリ・インストから定評あるトラッド風オリジナル、ジェイムズ・ブライアン(f)との"Elzic's Farewell"や"Salty"などフィドル・チューン美学、そして"Fifty Miles of Elbow Room"カーター・ファミリー名曲など1970年代、ノーマン・ブレイクの多様性を凝縮した廉価ベスト・コレクション。
■バンジョー
(ムーンシャイナー連載のチチ松村「バンジョー祭り」、世界のバンジョー音楽をお見逃しなく!!)
MSM-1330 MIKE SCOTT『Smoky Mountain Bluegrass』CD\2,573-(本体\2,450-)

Goodbye Liza Jane/Lonesome Road Blues/Home Sweet Home/Bully of the Town/Turkey in the Straw/Tennessee Waltz/Alabama Jubilee/Red Wing/Roll in My Sweet Baby’s Arms/Careless Love/When You’re Smiling/Dear Old Dixie.

以上、超有名スタンダード12曲を、元ジム&ジェシーの正統派スリーフィンガー・スタイリストのマイク・スコットを中心に、ブライアン・サットン(g)、アダム・ステッフィ(m)、オーブリー・ヘイニー(f)、ロブ・アイクス(d)、ベン・アイザックス(bs)が、観光地のお土産用アルバムとして制作、自由に楽しくスタジオ・ジャムを繰り広げるといった企画モノ。どーよ!?……アルバムとしての芸術的価値はさておき、これほど楽しいジャムを眺めない手はないぞ!! リスナーにはとっても美味しい、そしてプレイヤーにはとても参考になる企画作品。
ROU-0559 MARK SCHATZ & FRIENDS『Steppin' in the Boiler House』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ベラ・フレックの共同プロデュースのもと、マーク・シャッツのクロウハンマー・バンジョーとケーシー・ドリーセン(f)、ジム・ハースト(g)、ミッシー・レインズ(bs)を基本セットに、ティム・オブライエンとジェリー・ダグラス、ステュアート・ダンカンを2曲ずつでゲストに迎え、ニューグラス・ムーブメントの屋台骨を支えてきたベーシストならでは絶妙なバランス感でアパラチアの持つ独特のリズム・グルーヴと空気を教えてくれ、聴くものを癒してくれる2006年のオールドタイム秀作である。クロウハンマー入門に是非!!
PATUX-175 MARK DELANEY『Sidecar』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現在ランディ・ウォーラー&カントリー・ジェントルメン在籍のマーク・ディレイニーのデビュー作。同郷のエディ・アドコックをはじめ、これまで60余年のブルーグラス・バンジョー・テクニックをバランス良く取り入れつつ、何よりも「音」に対する感情を爆発させる弦へのアタックと意表をつくタイミングの取り方が、わたしには堪らない。ムーンシャイナー誌2009年4月号「連載、吉岡正の闘魂バンジョー」にて特集あり。
REB-1815 V.A.『Stelling Banjo Anthology』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1974年、新しいブルーグラスの隆盛とともに衝撃的なデビューを飾ったステリング・バンジョー。以来35年間、その立ち上がりのいいビッグ・サウンドと独特のトーンを保ちつづけるステリング・バンジョーをアラン・マンデ、ビル・エマーソン、クリス・ワーナー、マーフィー&ケーシー・ヘンリー母娘、ネッド・ルベレッキ、アルビン・ブリーデン、キース・アーネソン、そしてステリング社長ジェフ・ステイリングが2、3曲ずつ、さまざまなスタイルで紹介する。とっても楽しい全21曲集。
■マンドリン
DGR-001 JUSTIN MOSES『Dusty Roads』CD\2,573-(本体\2,450-)

 驚くべきマルチプレイヤーぶりでとともに、現在もっともホットなミュージシャンとして大きな話題の28歳、ジャスティン・モーゼズが2006年に発表した唯一のソロ作品。1曲目は「B ナチュラル」のマンドリン曲、そして全12曲中7曲はベースとドブロ、ボーカルやハーモニーも含んですべて自分ひとりの録音というスーパーマルチプレイヤー。最初に習ったというメイン楽器のマンドリンにはステッフィ/シーリ、バンジョーにはロン・ブロック、ギターにはライス/サットン、フィドルにはジム・バン・クリーブなどの影響が見て取れる。2000年、ブルー・ムーン・ライジングに参加、2005年にシエラ・ハルのハイウェイ111の創立メンバーとして活躍、ニューファウンド・ロードなどを経てダン・ティミンスキ・バンドに参加。現在はリッキー・スキャッグスのケンタッキー・サンダーのバンジョー奏者として活躍中。今後、メインストリームのブルーグラス界で確実に地歩を築いていくであろうスーパーピッカーの初々しいデビュー作品。要注意人物です!
ACD-66 DAVID GRISMAN QUINTET『Dawg's Groove』CD\2,573-(本体\2,450-)

 06年に結成30周年を迎えたデビッド・グリスマン・クインテットの記念すべき10作目最近作は、衰えないグリスマン魂のトーンと比類ないオリジナル・サウンドを紡ぎつづける。新メンバー、ジョージ・マーシュ(drums)ほか、ジム・カーウィン(bs)、エンリケ・コリア(g)、マット・イークル(flute)のクインテット。ブルーグラスとジャズとラテンを融合したドーグ音楽でアコースティック音楽界の頂点に君臨するDGQ、その類まれなメロディーと見事なアンサンブル、そしてマンドリンを堪能できる。
SH-4057 ADAM STEFFEY『One More for the Road』CD\2,573-(本体\2,450-)

 昨秋IBMAで、ふたたび最優秀マンドリン奏者と最優秀インスト録音の2冠を受賞、また4月~7月までは全米ブルーグラス・アルバム・チャート1位、そしてムーンシャイナー誌2009年10月号のカバーストーリーにも登場したアダム・ステッフィの最近作のソロ第2弾。現在マンドリンの最高峰として尊敬されるアダム、ゲストにダン・ティミンスキやアリソン・クラウスら、昔の仲間を集め、超トラッドグラスから70年代ニューサウス等々、モダン・ブルーグラスのさわやかメロディを絵に描いたような選曲の歌物8曲インスト4曲で飽きることのない、現代ブルーグラスの「ハッピーミディアム」作品。
■フィドル
LOC-50004 BABARA LAMB『Bootsy Met a Bank Robber』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ナッシュビル・アンダーグランドの姉御的な立場の女性フィドラー、バーバラ・ラムの2006年作品。ボーカルが7曲、オリジナルのフィドル・チューン5曲と、エイプリル・バーチをゲストに迎えたジャム"Whiskey Before Breakfast/Arkansas Traveler"の全13曲。スコット・ベスタル、ジェフ・オートリー、ブッチ・バルダサリ、マイク・バブという強力なバンドをバックにしたオリジナル・フィドル・チューンが楽しい。西海岸のワシントン州を本拠に活躍したファンキーなバンド、ランチ・ロマンス出身で、マーク・オコナーの最初のフィドル教師でもあったというバーバラ、その都会女性らしさが炸裂した自作オリジナル、キャシー・キアボラやジョン・カウワンらとの共作も面白い。
ROU-0494 MICHAEL CLEVELAND『Flame Keeper』CD\2,573-(本体\2,450-)

 いまやブルーグラス・フィドルのトップランナーとなった盲目の天才フィドラー、マイケル・クリーブランド、20歳になった2001年、IBMA最優秀フィドラーに初めて選ばれた勢いで発表された2002年発表の全米デビュー作。現在のソリッドグラスの守護神たちトム・アダムズ(bj)、オウディ・ブレイロック(g)、ジェシ・ブロック(m)、ジェイソン・ムーア(bs)のバックで、ベニー・マーティンやスコット・ストーンマンの流れを汲むストレイトなブルーグラス・フィドルが快感だ。ムーンシャイナー誌2002年1月号(MS-1903 \525-)で彼の特集アリ。
■ドブロ
SH-3780 MIKE AULDRIDGE『Treasure Untold』CD\2,079-(本体\1,980-)

 マイク・オルドリッジの1989年作品。ドック・ワトソン、トニー・ライス、ジョン・スターリングらがノスタルジックなカントリー&ウェスタンの名曲の数々を歌い、ロマンチスト!?のマイクがドブロと8弦ドブロを駆使してフォローするおしゃれなボーカル作品。
■オートハープ
SF-40115 V.A.『Masters of Old-Time Country Autoharp』CD\2,573-(本体\2,450-)

John Henry/She'll Be Coming Around the Mountain/Bile 'em Cabbage Down/Little Annie/Weepin' Willow/Wildwood Flower/Red River Valley 他全38曲

 1960年代のフォークブームの時代から、その優しい響きに日本でも人気のオートハープ。本作は1960年代にマイク・シーガーが録音したマスター奏者、キルビー・スノウ、アーネスト・ストーンマン、ケネス&ナリア・ベンフィールドの有名スタンダード中心の全38曲。フィドル・チューンやトラッド・バラッド、カーター・ファミリーや折から人気のカントリー&ウエスタン・ソングなどが楽しめる71分、32頁のライナー付き。飾り気のない民衆の音楽とオートハープの基本を知る決定盤です。
 …いかがですかオートハープ、はじめませんか?楽器初心者にも最適です。オートハープ本体はアリア製の15バー(AH-15 \35,000-)、または21バー(AH-21 \39,000-、スプルース単板トップAH-21OS \55,000-)がお勧めです。また、教則DVDにはジョン・セバスチャンの『Learn To Play Autoharp』(DVDSEBAU21 \5,040-)がお勧めです。
オールドタイム&フォーク新入荷
5SP-8003 ALICE GERRARD & MIKE SEEGER『Bowling Green』CD\2,888-(本体\2,750-)

St.Louis Blues/Sugar Baby/Dear Companion/In My Dear Old Southern Home/Coal Miner's Blues/Victory Rag/Sunny Side of Life/Flatwoods 他全26曲

 純然たる伝承音楽であるオールドタイムが現在も健在である最大な功労者であるマイク・シーガーが、同志でもあるアリス・ジェラードと遺した1980年のLPアルバム全14曲と、1970年の日本ツアーで遺した7曲、そして1979年のトミー・ジャレルとのトリオが2曲ほか全26曲、アリスとマイクのふたりが創り上げた録音をまとめた唯一のアルバムとして2008年に発表されたもの。2009年8月、75歳で他界したマイク・シーガーが、おそらく自身の足跡の中でも、ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズと同様に重要なパートナーであったろうアリス・ジェラードとの貴重な記録を形に遺したかったのか……? 日本ツアーのライブ(函館から2曲と東京5曲)では、司会の麻田浩さんの紹介と、まだふたりだけでの演奏は経験がほとんどなかったというものの息のあった夫婦(ブラザー)デュオやカーター・ファミリーからロジャー・ミラーまで、カリフォルニア出身のアリスの音楽センスが光る。ムーンシャイナー誌2009年9月号から12月号までマイク・シーガー追悼特集(12月号では麻田浩さんの「1970年11月15日~12月15日」日本ツアーの思い出あり)があります。われわれは40年前、とんでもなくすばらしいライブを見たんだ!!
PATUX-215 TOM MINDTE & JEREMY STEPHENS『Radio Favorite & Sacred Songs』CD\2,573-(本体\2,450-)

Columbus Stockade Blues/On the Jericho Road/Sparkling Brown Eyes/Tragic Love/What Is Home Without Love/There's ab Open Door Waiting 他全12曲

 近年、次々と目覚ましいアルバム発売で驚かせてくれるパタクサント・レコードが、なぜ趣味のいい(ときどき慌てるほどの超ドロドロ本格作品)アルバムを出すのか? 答えはこのトム・ミンテ、このアルバムでマンドリンを弾くおじさん、かれがパタクサント社のオーナーなんです。本作に収められた12曲を聴くと分かるでしょ!?なぜパタクサントが一筋縄ではない幾重にもひねられた秀作を出すのか!? この12曲、どれもこれもブラザー・デュオ、というか……、どちらかと言うとアーリー・カントリーというくくり方をしたほうがぴったりと来る、オールドタイムとかブルーグラスとかそんなくくりを超越した……、たとえばここで2曲も取り上げたチャーリー・モンロー的(ほかにもここで取り上げているジミー・デイビスやドン・レノなどにも通じる様式否定型アーティスト)な、そんなアーリー・アメリカン・ルーラル・シンギングの本質を感じさせる秀作。ジェレミー・スティーブンス(g)とふたりで12曲、どれもこれも、心の奥に届くメロディを淡々と飄々と、しかし実は情念を宿した美しい曲を歌うふたり、2007年前作『Old Time Duets』(PATUX-152 \2,573-)に次ぐ第2作。アーリー・アメリカンなカントリー風味を味わいたい方にお勧め秀作!!
CD-071 V.A.『Music of Coal Mining Songs from the Appalachian Coalfields 』CD2枚+Book\4,725-(本体\4,500-)

 すばらしい!!アパラチアの炭坑をテーマにしたCD2枚と74頁に及ぶ全48曲CDブック。1908年に録音されたエジソン・レコードのボードビル音楽を皮切りに、白人/黒人の双方に残された炭坑節!?やカーター・ファミリー、ドック・ボッグス、アント・モーリー・ジャクソン、ジーン・リッチー、マール・トラビスらの歴史的録音のほか、カーター・スタンレーの"Dream of a Miner's Child"では娘ジニー・スタンレーとのデュエットなどをはさんで、近年のものではヘイゼル・ディッケンズ、ブルー・ハイウェイ、バレリー・スミス、デール・ジェット、ラルフ・スタンレー2世、ダレル・スコット、ラルフ・スタンレー&ドワイト・ヨーカムなど、さまざまな炭坑関連音源を集め、全48曲を通してその歌詞と背景を紹介しながら、炭坑と労働問題、環境問題、そしてアパラチアの生活を浮き彫りにしていこうという企画作品。
 ちなみに、炭坑モノ秀作にはキャシー・マティアの2008年作品『Coal』(CPR-765326 \2,573-)がある。マーティ・ステュアートの見事なプロデュースで、奥深いアパラチアの炭鉱街の苦しみを、胸に響くバリトン・ボイスで歌い切る。ヘイゼル&アリスの名曲、カントリー・ジェントルメン、ビル・ハレル、パティ・ラヴレスらの名曲カバーが、ステュアート・ダンカンのクロウハンマー・バンジョーとフィドル他のディープなトーンで胸を締めつける。歌姫キャシー、久々のアコースティック名品。
SF-40141 HOBART SMITH『In Sacred Trust: The 1963 Fleming Brown Tapes』CD\2,573-(本体\2,450-)

 バージニア南西部出身のマルチプレイヤー、ホバート・スミス(1897-1965)が1963年に遺したすばらしい全36曲。父や黒人から学んだ独特のバンジョー奏法はときおりメロディックな響きさえ感じさせるほか、ギター、ピアノ、フィドル等々、そしてバラッドやゴスペル、クロッグダンスまで、さまざまな発見をさせてくれる豊かな南西バージニアの音楽文化と、才能に恵まれたオールドタイマー、ホバート・スミスの音楽性が秀逸だ。プロデューサーでもあるスティーブン・ウェイドの80頁に及ぶ解説/歌詞など小冊子付き。
カントリー新入荷
NW-6188 BUDDY MILLER『Majestic Silver Strings』CD+DVD \2,888-(本体\2,750-)

 サム・ブッシュらのナッシュ・ランブラーズののち、エミルー・ハリスのギタリストとして頭角をあらわし、いまやカントリー/アメリカーナ・ギタリストのトップランナーとして極めて高い評価を持つバディ・ミラーの最新作。ビル・フレーゼル、マーク・リボット、グレッグ・リースとバディの4人の超個性的ギタリストがユニット「マジェスティック・シルバー・ストリングス」として、カントリー・クラシック曲を独自の解釈で演じるオルタナ・カントリー大秀作である。
RCSI-1030 THE GRASCALS & Friends『Country Classics with a Bluegrass Spin』CD\2,888-(本体\2,750-)

Tiger By the Tail/Folsom Prison Blues/Pain of Lovin' of You/White Lightnin'/Devil Went Down to Georgia/Born to Boogie/Mr.Bojangles 他全12曲
 カントリーの超有名曲を豪華ゲスト、ブラッド・ペイズリー、ドリー・パートン、ダークス・ベントリー、トム・T.ホール、ダリル・ウォーリー、チャーリー・ダニエルズ、オークリッジ・ボーイズ、ジョー・ニコルズらとともにブルーグラスするグラスカルズ最新作。米国の外食チェーン店クラッカー・バレルの店頭のみで入手可な超レア盤。ブルーグラス新入荷参照
カントリー発掘、編集モノ新入荷
GT7-2169 BAILES BROTHERS『20 Songs』CD\1,575-(本体\1,500-)

Dust on the Bible/Avenue of Prayer/An Empty Mansion/Sweeter Than the Flowers/I Wanna Be Loved/Bull Frog Boogie/Remember Me 他全20曲

 1945年、戦時統制からレコーディングが解禁になってコロムビアに録音した"Dust on the Bible"が大ヒットしたウエストバージニア出身の4人兄弟のブラザー・デュオ、ベイルズ・ブラザーズ。本作は1953年にジョニーとウォルターのベイルズ兄弟でキングに残したクラシック・カントリー録音や、1973年にジョニーとホーマーのベイルズ兄弟でスターデイに録音した全20曲集。変わらぬブラザー・デュオの表現と20年間のナッシュビル録音テクノロジーの変化が興味深い。名曲"Dust on the Bible"ほか、レスター・フラットも好んで取り上げた"I Wanna Be Loved"、スコット・ワイズマンの名曲"Remember Me"まで。
MCA-15228 LORETTA LYNN『Icon』CD\1,575-(本体\1,500-)

Blue Kentucky Girl/You Ain't Woman Enough/Coal Miner's Daughter/You're Looking at Country/Rated X/Louisiana Woman, Mississippi Man 他全12曲

 イースタン・ケンタッキーの貧しい炭鉱夫の娘から、アメリカの母とまで呼ばれる国民的シンガーとなったロレッタ・リンの代表曲12曲集。アパラチア独特の唱法で、60~70年代を生きた南部女性の真摯な視点から紡ぎだした自作のオリジナルに乗せて歌うすばらしい、アメリカン・カントリーシンガーのアイコンである。
B0014529 VINCE GILL『Icon』CD\1,575-(本体\1,500-)

When I Call Your Name/I Still Believe In You/If You Ever Have Forever in Mind 他全12曲

 1957年生まれのビンス・ギル、高校卒業後にトニー・ライス/ジャック・ローレンスの後釜としてブルーグラス・アライアンスに参加して70年代ブルーグラスの洗礼を浴びたのち80年代、メインストリーム・カントリーに転身、1989年アルバム『When I Call Your Name』でブレイク、数々のヒット曲を放っている。しかしヒットの数よりもビンスの評価は、もっとも多くのグラミー賞を獲得した男性カントリー・シンガーであるように、業界での高い評価が物語るように、曲作りや音作りの確かさや人望などにある。本作はそんなビンスの90年代、ラブバラッドを中心に、稀有なテナーボイスにブルーグラスで培ったハイロンサムなツイストを加えた、一語一語をかみ締めるような表現力が堪能できるベスト版。
カントリーお勧め作品
ARI-75878 BRAD PAISLEY『Hits Alive』CD2枚組\2,363-(本体\2,250-)

 1999年のデビューから10年あまり、17曲のナンバー・ワン・ヒットを放ちいまやナッシュヴィルを代表するスーパースターの座に上り詰めたブラッド・ペイズリーのヒット曲をぎっしりとパックした初のグレイテスト・ヒッツ・アルバムは14曲のスタジオ録音と11曲のライブ、徳用2枚組全25曲集。メインストリーム・カントリーの「いま」を体現するサウンドとエモーショナルなヴォーカル、そして完璧なギタリストぶり。シンガー、ソングライターそしてギタリストとして頂点に立ったブラッド・ペイズリー、今のカントリーの一典型を聴かせてくれる。
SH-4063 MARTY STUART『Ghost Train; The Studio B Sessions』CD\2,573-(本体\2,450-)

 エレキ・パリパリのインスト、"Hummingbyrd"が今年のグラミー最優秀カントリーインスト受賞!! 2曲目の"Country Boy Rock & Roll"(ドン・レノ作)のイントロでバレバレのクラレンス・ホワイト・フリーク、マーティ・ステュアートの最新作は、伝説のスティールギダー奏者ラルフ・ムーニーを迎えた彼の名曲"Crazy Arms"のインスト・バージョンほか、伝説のRCAスタジオBで録音されたナッシュビルビル・カントリーの王道サウンドを再現したカントリー秀作。レスター・フラットのナッシュビル・グラスの後、バッサー・クレメンツ、ドック・ワトソン、そしてジョニー・キャッシュのパートナーを務め、1990年「ヒルビリー・ロック」のヒットで一躍カントリースターとなり、カントリー音楽財団会長もつとめたカントリー音楽史やコレクション、またそのすばらしい写真集などでも知られるマーティ、カントリー音楽全般への大きな愛情のほどは、本作品を聴けばお分かりだろう。
OH-122 THE ANGLIN BROTHERS『The South's Favorite Trio』CD-R\2,888-(本体\2,750-)

 のちにジョニー&ジャックとして有名になるジャック・アングリンが兄のレッドとジムとともに組んだトリオの貴重な1938年録音の14曲。同郷の幼友達だったデルモア・ブラザーズや、一足先に録音していたブルー・スカイ・ボーイズなどの影響の濃いブラザー・デュオ作品。ジャックとレッドが最初ブラザー・デュオとして演奏をはじめ、そこにジムがバリトンとベース奏者として加わりユニークにブラザー・トリオが出来たのだという。本作はモダンになりかけのギターをバックにデュオやトリオで、クローズ・ハーモニーの原初的なかたちを聴かせてくれる。のちに"Poison Love"のヒット(1951年)や"Ashes of Love"などのルンバで一世を風靡するジョニー&ジャックのアーリー・ロカビリーからは想像しがたいオールドタイムミーな雰囲気がたまらなくいい。ちなみにブラザー・デュオに関してはムーンシャイナー誌2010年12月号(\525-)で特集している。
ROU-0649 JOE DIFFIE『Homecoming』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1980年代に中西部のブルーグラス・バンドとしてビリー・ジョー・フォスターらとのスペシャル・エディションで活躍ののち、1990年代にカントリー市場で大成功を収めたジョー・ディフィーの最新ブルーグラス・アルバム。ブライアン・サットン(g)、チャーリー・クッシュマン(bj)、マイク・コンプトン(m)、ロブ・アイクス(d)、マーク・フェイン(bs)という超一級スタジオバンドをバックに、1990~2004年の間に35曲のカントリーヒット(内5曲のナンバーワン)を放った圧倒的な歌唱力が、ロンダ・ビンセント、ソニヤ・アイザックス、アリシア・ニュージェントらの女性ボーカル陣、ハーリー・アレン、カール・ジャクソン、ブラッドリー・ウォーカー、マイケル・ロジャーズ(テナーがすばらしい!!)ほかの男性ボーカル陣らと強力なハーモニーを創る。フラット&スクラッグスとオーティス・レディングのカバーを1曲目と最後の12曲目に配したほか、ハーリー・アレンやショーン・キャンプらの書き下ろし曲や自身のオリジナルなどを演じる。クッシュマンのスクラッグスとコンプトンのモンロー・スタイルがメインストリーム・カントリーを席巻したボーカルやキャッチーな新曲に見事にハマル!のが、実に楽しい作品である。
WB-48237 BLAKE SHELTON『The Dreamer』CD\2,575-(本体\2,450-)

 昨年もナンバーワン・ヒットを飛ばしたメインストリーム・カントリーの若手ブレイク・シェルトンの2003年の第2作。本作に含まれる"The Baby"の大ヒットでトップ・スターの仲間入りをしている。アップビートのロッキン・カントリーから、真摯なバラードまで、ソングライターとしても才能を発揮。ブレント・ローワン、ポール・フランクリン、ロブ・ハジャコス他、ナッシュビル職人サウンド。
映像新入荷
SHA-621D ROSCO HOLCOMB『The Legacy of Roscoe Holcomb』DVD\3,308-(本体\3,150-)(100分)

 イースタン・ケンタッキーの伝説的シンガー/バンジョー奏者ロスコー・ホルコム(1911-1981)をドキュメントした、ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズのジョン・コーヘンが、1962年作品『High Lonesome Sound』(本DVD盤にも収録)と1974年『Musical Holdouts』の2作品で未使用だったフィルムを編集した2009年製作の30分作品のほか、ロスコーの演奏10曲集など、1960年代、アパラチア深部に伝わってきた伝承音楽のさまざまな有様が土地の生活とともにさりげなく紹介される貴重な映像記録だ。オールドタイム、ブルーグラス、そしてカントリーの一部……、われわれが日本で楽しんでいる音楽がどこから来たのか、知らなくてもいいが、知ったほうが面白い。まだ洗練される前のアパラチア深部のファミリーやコミュニティ音楽がここに記録されている。「ハイ・ロンサム」という言葉の生みの親、ジョン・コーヘンはロスコー・ホーカムのレギュラー・バプティスト唱法を称したのだという。本編にも登場するビル・モンローと同年生まれというロスコー、その生活を通じて1960年代初頭のアパラチア最深部の空気に、是非触れてみてください。
SHA-602D MARTY ROBBINS & ERNEST TUBBS DVD\3,308-(本体\3,150-)(60分)

1954年から56年に撮影された貴重な35mmフィルムから抽出されたマーティ・ロビンスとアーネスト・タブのライブ映像。詳細は来月・・・。
映像ものお勧め作品
AMB-004D LOUIE SETZER & APPALACHIAN MOUNTAIN BOYS『Homegrown Music Concert』DVD-R \2,888-(本体\2.750-)

Big Country/Please Play the Jukebox/Little Old Log Cabin in the Lane/I Bowed My Head and Cried Again/Will You Be Lovin' Another Man/Think of What You've Done/Back Up & Push/She Thinks I Still Care/Honey, You Don't Know My Mind/Help Me Make It Through the Night/Give My Love to Rose/Dear Old Pal/I'll Break Out Again Tonight/Long Black Vail/Sunny Side of the Mountain 全15曲

 ペンシルヴァニアのローカル・ヴェテラン、ルーイ・セッツァーとアパラチアン・マウンテン・ボーイズのライヴDVD。さきに紹介したCD (AMB-001\2,573) やムーンシャイナー誌2007年2月号の特集記事で知られるようになったルーイ、ジミー・マーティンやジョージ・ジョーンズらの田舎魂を強烈に内に秘め、そのはじけんばかりの志でジミー・マーティンを演じきっている。有名ミュージシャンもスーパーピッカーもいない荒っぽいローカル・バンドのライブといってしまうと身もふたもないが、その分、彼のトラッド・ブルーグラスにかけた想い、情熱が、故ジミー・マーティンやジミーも敬愛したジョージ・ジョーンズらに影響された泥臭い節まわしを介してびんびんと伝わってくる。デル・マカーリーがいう「ほんものの音楽を紡ぎ出す強烈な声」で、誰よりもジミー・マーティンに似たサウンドで唄うルーイ・セッツァー、今は亡きジミーの思い出を伝え続けようとする姿勢がここでも印象的である。
SHA-608D NEW LOST CITY RAMBLERS/GREEN BRIAR BOYS 『Pete Seeger’s Rainbow Quest』DVD\3,308-(本体\3,150-)

Man of Constant Sorrow/Cuckoo Bird/Hawkins Rag/Danville Girl/Blues(My Naughty Sweetie...)/Nine Pound Hammer/Little Birdie/Stewball 他全20曲

 全米の若者たちにアメリカの伝統音楽の存在を知らせ た1960年代フォーク・リバイバルの最中、ピート・シーガーのホストでテレビ放映された『レインボウ・クエス ト』シリーズの第3弾は、ニュー・ロスト・シティー・ラ ンブラーズとグリーンブライアー・ボーイズをゲストにした2番組のDVD化である。ブルーグラスとしての目玉 は第2部のフランク・ウェイクフィールドを擁したグリーンブライアー。ジョン・ヘラルド、ボブ・イエリン にジム・ブキャナンとフランクを加えた最強メンバーでアルバム『Better Than Late Never』を残した彼ら、ジョンとボブの都会的なセンスと、東テネシーのフランクと ノース・カロライナのジムが見事に融合している。写真家でもあるボブのバンジョーの凄さは、その後のトリ シュカをはじめ、ニューヨークのバンジョーに多大な影響を与えたに違いない。ニューヨーカーであるボブ(ユ ダヤ人である彼はこの後イスラエルに移住する)がアール・スクラッグスを訊ねたとき、アールが聴かせてくれ たテープは日本から送られてきた"Rollin' My Sweet Baby's Arms"だったという話など、日本のブルーグラス熱から語られるインタビューなど、いかにブルーグラス が1960年代に若者に支持されて人種を超えていったか、感動的でもある。絶頂期のグリーンブライアーの映像が 残っていることに感謝したい。 1部のNLCRはマイク・シーガー、ジョン・コーエン、 トレーシー・シュワルツで、ピートとマイクが兄弟ということもあってリラックスした中、さまざまな楽器の紹 介と、それぞれの特徴を生かしたオールドタイムの演奏。 NLCRの忠実なオールドタイム音楽に対する敬意と彼らのずば抜けたミュージシャンシップが、現在にいたるオー ルドタイム界の隆盛を招いたことはまぎれもない。オマケ的ではあるが、第1部の前半のピート・シーガーの パート(17分)では彼流のフォークとともにオールドタイマー、アンクル・デイブ・メイコンの紹介とその曲の 特集も含まれる。ピートのバンジョーの使い方は、ブルーグラスやオールドタイムのそれとは異なるものの、 楽器としてのバンジョーにとっては示唆に富んでいる。また、本番組の2年前に福岡でピート自身が撮影したと いう日本のワゴン・エースの"Orange Blossom Special"が収められているのにも驚いた。
VES-13058D TONY RICE『Video Collection』DVD\3,308-(本体\3,150-)(62分)

 1970年代以降のブルーグラス・ギターを根底から変えたトニー・ライスのフラットピッキン・ギターのスリルと興奮を1992年、トニーが歌えなくなる前のマールフェスのライブ映像から。3種類のセットで構成されており、1つはブッシュ+フレック+ダグラス+オコナー+シャッツを従えたあの強烈なオールスター・ジャムの4曲(おそらく、ブルーグラスの歴史60年の中でも最高の部類に入れられる歴史的ジャムである!!)、2つ目はグリスマンやスキャッグス他とのジャムが2曲、そして3つ目にジミー・グドロー、リッキー&ロニー・シンブキンズらとのトニー・ライス・ユニットでの9曲の全15曲。1970年代ブルーグラス・ファン狂喜の必須アイテム!  ちなみに最近のムーンシャイナー誌では、昨年に発表されたトニー・ライスの自叙伝『Still Inside』(Book-46 \3,990-)特集としてムーンシャイナー2010年6月号(MS-2708 \525-)でトニーの1955年マーティンに関する特集がある。
SH-4023D SAM BUSH『On the Road』DVD\2,888-(本体\2,750-)(5.1dolby surround、2時間6分)

 サム・ブッシュ初のDVD作品は2006年8月30日、シェラ・ネバダ醸造所でのライブ。NGRのデビュー作からの"Whisper My Name"から、最近のヒット「ルイビルまで8マイル」、2006年作品『Laps in Seven』(SH-4013 CD\2,573-)からの"Ridin' That Bluegrass Train"、ブルーグラス・スタンダードの"Bringing That Georgia Mail"など、いつも元気なサム・パワー全開。2009年作最近CD『Circles Around Me』(SH-4055 CD\2,573-)はブルーグラスを回顧した秀作。
SHA-212D DAVID GREISMAN QUARTET『Classic Dawg』DVD\3,308-(本体\3,150-)(カラー、58分)

Cedar Hill/Dawg Funk/Minor Swing/Janice/Opus 38/Solo Base/Gator's Dream/Dawg Grass/Blue Midnight/Dawgology/Gypsy Medley/Dawg Jazz. 全12曲

 1976年、衝撃的な来日と共に世界中のブルーグラス/アコースティック界にまったく新しい価値観と可能性を持ち込んだデビッド・グリスマン。ジャズ界で高い評価を受けていた1983年、モントリオール・ジャズ・フェスでのデビッド・グリスマン・カルテットの貴重なライブ映像。2回目の来日メンバーと同じ、ダロル・アンガー(f)、マイク・マーシャル(g)、ロブ・ワッサーマン(bs)を率いて次々と初期ドーグ音楽を聴かせる。なお、ドーグ誕生30年を記念したムーンシャイナー特集号2006年5月号(MS-2307 \525-)でグリスマンとトニー・ライス特集。
MP-0208 MAC WISEMAN『Bluegrass 1971 with Lester Flatt & Chubby Wise』DVD\2,573-(本体\2,450-、カラー47分)

 第一世代ブルーグラス・ファン必見必殺映像集!! チャビー・ワイズ、テイター・テイト、ジョー・グリーンの強力トリプル・フィドルでキックオフされる"Wabash Cannonball"にはじまるマック・ワイズマン数々の当たり曲。シェナンドー・カッタップス(故ビリー・エドワーズ、ハーシャル・サイズモア、ジョン・パーマー、テイター・テイト、ゲストにハービー・ガバード)のパリパリに乾いたソリッドグラスに、マック絶頂期のすばらしい声を聴かせる。中ほどでは元気な頃のレスター・フラットがナッシュビル・グラス(ローランド・ホワイト、ジョッシュ・グレイヴス、ハスケル・マコーミック、ポール・ウォーレンにゲストのなんと!ハウディ・フォレスター!!ほか)を率いて登場……、もう堪りません!! その上、カールトン・ヘイニーがレスターとチャビーを呼び出し、オリジナル・ブルーグラス・バンド時代についてインタビューという、すごいオマケまでついた、ブルーグラス界のお宝映像集!!  また同時期の貴重な野外ライブ・シリーズとして、本物のカントリー(田舎)日常の一部である日曜日のゴスペル・ショーを収めたすばらしいDVD映像『Sunday Morning in the Valley: featuring Mac Wiseman』(MP-2107 \2,573-)もある。
楽器、その他…
SC-1 『ピーターソン クリップ式ストロボチューナー “ストロボクリップ”』定価¥13,440-(本体\12,800-)→\12,000-(本体\11,428-)

 品質と信頼性の高さで定評のある高級チューナーメーカー「ピーターソン」から、クリップ式ストロボチューナー発売。今まで10万円以上していたストロボがお求め安い価格にて。1/10セントの精度を誇り、独自のバーチャルストロボテクノロジーで素早く、正確なチューニングが行えます。一般的なチューナーの様に針や目盛で表示するのではなく、音程(周波数)のずれを扇状の液晶表示の流れる速度で表示します。チューニングのストレスから開放されます。但し、あまりに精度が高すぎて、特にバンジョー・プレイヤーは神経衰弱になる恐れ有りです。
RK-ELITE-75『レコーディング・キング・ケニー・イングラム・モデル・バンジョー』定価\210,000-(本体\200,000-)→\\ASK\\詳細

 ソニー・オズボーンSCOUTに続く、シグネチャー・モデル第2弾。ケニー・イングラムのアイデア、スペックで作られたケニー・イングラムモデル。輪郭のはっきりしたパワートーンを生み出すためにステリングやボールドウィンのようなロング・スケールバージョンに設計されているため、低い弦高セッティングでもアクションはしっかりと立ち上がります。次世代スタイルのバンジョーの登場です。
MISC-SBP 『秋元慎シグネチャー・ピック』 \263-(本体\250-) 拡大

 フラットピッカー、特にマンドリン・プレイヤー向けのアセチレート素材によるラウンド・トライアングル、1.5mm厚のピック。長年の経験から手に馴染む大きさ、ラウンドの取り方、フィニッシュにこだわりました。弦にあたるときの親和性が通常のセルロイドのピックより格段に良く、ハイポジションで弾いても音がつぶれ難いのが特徴。特にモンロー・スタイルのマンドリン・プレイヤーにお勧めします。
輸入雑誌
(以下の4誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に取り揃えています。気になるアーティスト等の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる&知るの面白さをいかがですか)
■フラットピッキン・ギター誌
 隔月刊の掲載全タブ譜対応CD付きフラットピッキン・ギター誌。ブルーグラスからスウィング/ジャズまで。一冊でさまざまな奏法が学べる。
FGM-15.2 最新「2011年1~2月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 ワシントンDC地区の若手フラットピッカー、ジョーダン・タイスのカバーストーリーとタブ譜は彼の2枚目『Long Story』(PATUX-176 \2,573-)からの"Coming to Life"ほか、ジョー・カー"Otter Nonsense"のリズム、スティーブ・カウフマン"Indian Killed the Woodcock"、ジョー・カーリニのコード/メロディ練習、ジェフ・トロクセルの"Arkansas Traveler"コード弾き、スティーブ・ポティア"Blue Ridge Cabin Home"、カーター・ファミリー"You've Been a Friend To Me"、バッハ"Minuet in G Major"、リック・ウィリアムズ"Blackberry Blossom"のバリエーション、ジョン・ミゲーン"Limehouse Blues"、テリー・バウカム"Knee Deep in Bluegrass"のギターアレンジ、初心者はモンローソング"Sugar Coated Love"ほか。
FGM-14.5 「2010年7~8月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 ストリング・チーズ・インシデントのビル・ナーシをカバーストーリーとタブ譜"Surfing the Red Sea"と"Road of Destruction"に、トニー・ライス本『Still Inside』に関するクロスレビューほか、"Six White Horses"、"I'll Take the Blame"、"Big Sciota"、"Scarborough Fair"におけるモード練習、G-Runサンプルと"Lonesome Road Blues"、"In the Pines"、クロスピッキン"Will the Circle Be Unbroken"、"Morrison's Jig"、"Your Love Is Like a Flower"ほか、ギターを弾く上で有益なさまざまな教則と情報が、タブ譜と付属のCDでフォローできる80頁。
FGM-14.3 「2010年3~4月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 最新号は、昨年のウィンフィールドで話題になった3人のカバーストーリーと三人三様の"St. Anne's Reel"ほか、タブ譜満載の80頁。
FGM-14.2 「2010年1~2月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 「ギター・ジャム特集」はツインギターのハーモニーなど、さまざまなジャムにおけるツイン・ギター技を紹介ほか、タブ譜満載の80頁。
FGM-14.1 「2009年11~12月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 サム・ブッシュ・バンドのスティーブン・モウジンのカバーストーリーと"My Home Across the Blue Ridge Mountains"ほか、また12月号らしく"Joy to the World"、"Silent Night"、"Christmas Song"などのクリスマス曲など、タブ譜満載の80頁。
■バンジョー・ニューズレター誌
 世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
BNL-11/02 最新2011年2月号 \635-

 キース・リトルのカバーストーリーとタブ譜は"Turn the Other Cheek"(ピーター・ローワン『Legacy』より)と"Black Eyed Susie"(バーン・ウィリアムズ名盤『Bluegrass from the Gold Country』より)、そのほか、トニー・ライス"Mar West"、ドン・レノが"We'll Meet Again Sweetheart"を弾けば?、アール・スクラッグスDVD『Vol.9』より"Pike County Breakdown"、ビル・エバンズのバックアップ"Blue Ridge Cabin Home"第2弾、トム・アダムズ"Some Day"、ジミー・アーノルド"Sail Away Ladies"、そしてさまざまなクロウハンマーとバンジョーに関するさまざまな話題満載。
BNL-11/01 2011年1月号 \635-

 ビッグ・カントリー・ブルーグラスのリンウッド・ランスフォードのカバーストーリーとタブ譜は"Top Hat Ramble"と"Rendezvous"ほか、トム・アダムズ"Home Sweet Home"、フレッド・ガイガー"On the Sunny Side of the Street"、ピーター・ワーニック"Wichita Lineman、ビル・エバンズのバックアップ"Blue Ridge Cabin Home"ほかの44頁。
BNL-10/12 2010年12月号 \525-

 パット・クラウドのカバーストーリーとインタビューにタブ譜"Kansas City Reel"とジャズ練習曲"Autumn Leaves"、そのほかタブ譜は、トム・アダムズ"Indecision"と"One Way Ticket to the Blues"、ジャネット・デイビス"I'll Be Home for Christmas"、バッハ"Jesu, Joy of Man's Desiring"ほかの44頁。
BNL-10/11 2010年11月号 \525-

 シエラ・ハルのハイウェイ111のバンジョー奏者、2008年に来日もしたコリー・ウォーカーのカバーストーリーとタブ譜は"Hullarious"と"Absence Makes the Heart Grow Founder"(ともにシエラ・ハル『Secret』より)のほか、アール・スクラッグスはDVDシリーズ第10巻からの"Flop Eared Mule"のバックアップ、トム・アダムズ"Love Me Darling Just Tonight"のキックオフとブレイク、フレッド・ゲイガーはスタンダードの"I'm Getting Sentimental Over You"、バックアップ"Salt Creek"、J.D.クロウ"Honey You Don't Know My Mind"ほか、各種クロウハンマー・タブ譜、オーム(オード)バンジョーの50年インタビューやIBMAリポート。
BNL-10/10 2010年10月号 \525-
 モンロー有名曲のインストで知られるマイク・スコットのカバーストーリーと"Watuaga Miner"のタブ譜ほか、アール・スクラッグスのDVDシリーズVol.10からの"Somebody Touched Me"、key of Dでの"Whiskey Before Breakfast"、初心者は"You Are My Sunshine"のダブルストップ奏法、ジム・ミルズ"Connmara"、トム・アダムズ"Mama's Hand"などのタブ譜ほか、クロウハンマー各種とバンジョーに関するさまざまな話題満載の44頁。
BNL-10/05 2010年5月号 \525-

 カバーストーリーはスティーブ・マーティンでタブ譜は"Pretty Flowers"と"Saga of the Old West"。そのほかタブ譜はスタンダードの"Dinah"(ディック・ミネだっけ?)をフレッド・ガイガー、テレビ主題歌「ホーガンズ・ヒーローのマーチ」、クリス・ワーナーの"Lickity Split"の第一及び第二ブレークなどのタブ譜、そしてクロウハンマー・タブ譜。
BNL-10/04 最新2010年4月号 \525-

 リチャード・ベイリー(クラスター・プラッカーズやスティール・ドライバーズ)のカバーストーリーと"Heaven Sent"、"Midnight Train to Memphis"、"Drinkin' Dark Whiskey"のタブ譜ほか、アール・スクラッグス"Mountain Dew"、ドン・レノ"Little Rock Getaway"、トム・アダムズ"Walkin' the Dog"などのタブ譜ほか。
BNL-09/12 2009年12月号 \525-

 トム・アダムズによるティム・カーターのインタビューなどの特集ほか、タブ譜はアール・スクラッグス"When the Angels Carry Me Home"、ベラ・フレック"Melody of Rhythm, Movement 1"、ドン・ストーバー"Black Diamond"、トム・アダムズ"The Chipmunk Song"か、12月らしく"We Three Kings"や"Auld Lang Syne"、ボブ・カーリンのビートルズをクロウハンマーで"Things We Said Today"や「バッハのガボット」などの48頁。
BNL-09/10 2009年10月号 \525-

 DCエリアの凄腕マーク・ディレイニーのカバーストーリー(ムーンシャイナーの闘魂バンジョーでは4月号特集)とタブ譜は"Black Diamond"、フレッド・ゲイガー"Cherokee"、トム・アダムズ"Herat of Scotland"、イアン・ペリー"Whiskey Before Breakfast"、マイク・シーガー"Last Night When Willie Came Home"ほか。
■ブルーグラス・アンリミテッド誌
 米国の最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
BU-11/03 最新2011年3月号 \840-

 3月号恒例の楽器特集号は、コリングス、ヒューバー・バンジョー、ギルクリスト・マンドリン、レイ・ティアーストーン・マンドリン、アキュタブ教則の特集記事のほか、、米国ブルーグラス情報満載の74頁。
BU-11/02 2011年2月号 \840-

 カーリー・セクラーとウェイン・テイラーのカバーストーリーのほか、ザ・ディラーズのミッチ・ジェインの思い出などの特集記事ほかの60頁。
BU-11/01 2011年1月号 \840-

 毎年1月号恒例の全米ブルーグラス・フェス一覧表とフェスティバル特集号。第75回ゲイラックス・フィドラーズ・コンベンション写真集、アパラチアン・アップスプリング・フェス、マーク・オコナー・ストリング・キャンプ@ETSUの特集記事ほか、米国ブルーグラス情報満載の92頁。
BU-10/12 2010年12月号 \840-

 タークス・ベントリーのカバーストーリーほか、IBMA2010 WOB写真リポート、ビル・モンローの失われた写真、ダレル・ウェッブ・バンド、カスタム・インレイのエキスパート、デイブ・ニコルズの特集記事ほかの60頁。
BU-10/11 2010年11月号 \840-

 35周年を迎えたスペシャル・コンセンサスのカバーストーリーでIBMA理事長を退任したグレッグ・ケイヒル特集ほか、ブルーグラスに戻ったジョー・ディフィ、パム・ガッド、ドブロ奏者ジョニー・ベラーらの特集のほか64頁。
BU-10/10 2010年10月号 \840-

 ザ・グラスカルズのカバーストーリーほか、ロン・ブロック、ドナ・ユリッシー、アール・ブラザーズ、2011年版タレント名鑑などの特集ほか63頁。
BU-10/09 2010年9月号 \840-

 ホット・ライズ・リユニオンとエディ・アドコックのカバーストーリーほか、ニューファウンド・ロード、1930~40年代の戦争とブルーグラス(オールドタイム)についての新刊本『If Trouble Don't Kill Me』、ノース・カロライナ州シェルビー近郊のライブハウスなどの特集の72頁。
BU-10/08 最新2010年8月号 \840-

 マーティ・ステュアートのカバーストーリーほか、ベース第一人者デニス・クロウチ、ロックとブルーグラスを結ぶラリー・キール、カロライナ・サンシャインなどの特集のほか、さまざまなコラムで米国ブルーグラス情報満載の72頁。
BU-10/07 2010年7月号 \840-

 今月10日に81歳の誕生日を祝ったジェシー・マクレイノルズのカバーストーリーに、マイケル・マーティン・マーフィー、モンロー・クロッシング、ノース・カロライナのブルーグラス・パイオニア=ドン・ウォーカーらの特集の74頁。
BU-10/06 2010年6月号 \840-

 デル抜きのデル・マッカーリー・バンド、トラベリング・マッカーリーズのカバーストーリーほか、アンディ・レフトウィッチ、ダリン&ブルック・アルドリッジ、1969年ルイジアナ・ブルーグラス・ウィークエンドの思い出の特集ほかの80頁。
BU-10/05 2010年5月号 \840-

 ジョッシュ・ウィリアムズとラリー・スティーブンソンをカバーストーリーに、女性ブルーグラスのパイオニアのひとりケーティ・ローアー、オールドタイム・ラジオらの特集。
BU-10/04 2010年4月号 \840-

 ブルーグラス・チャート1位をヒットしたばかりのギブソン・ブラザーズのカバーストーリーのほか、アダム・ステッフィ、ディック・キメル、ポール・ウォーレンらの特集の80頁。
BU-10/03 2010年3月号 \840-

 3月号恒例楽器メーカー特集。Ode & Omeバンジョー、ハス&ダルトン・ギター、クラーク・マンドリン、オールドスタンダード・ウッド、ブルーチップ・ピックの特集ほかの68頁。
BU-10/02 2010年2月号 \840-

 ロンサム・リバー・バンドのカバーストーリーほか、キャリー・ハスラー&ハード・レイン、モンロー・スタイル・マンドリンのバディ・メリアム。
BU-10/01 2010年1月号 \840-

 1月号恒例のフェス特集号は、アパラチア・ミュージアム主催「テネシー・フォール・ホームカミング」の特集カバーストーリーほか、オールド・ドミニオン・バーン・ダンスの初期フラット&スクラッグスやスタンレーズらの超レア・フォト・アルバム。そして2010年フェス・スケジュール・リスト。
■オールドタイム・ヘラルド誌
 内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。
OTH-1209 最新2011年2月/年3月号 \1,260-

 全米のフィドラーズ・コンベンションやフェス、各種ミュージック・キャンプなど2011年フェスティバル・ガイドのほか、東テネシーの初期カントリー・シーンを物語るブルースター・ブラザーズ(リッキー・スキャッグス&ケンタッキーサンダーのポール・ブルースターの父ウィリーとレイ)、1950年代にオザーク・オープリでのボードビル・ショウや活躍したショウ・フィドラー、リロイ・ハスラグの特集ほか、伝承音楽の情報満載の52頁
OTH-1208 2010年12月/2011年1月号 \1,260-

 ベーコン・バンジョー構造図をカバーにフレッド・ベーコンと初期のベーコン・バンジョー物語のほか、ボブ・ウォルターズとドワイト・ラムに捧げるミズーリ・バレイのフィドル・スタイル特集のほか、初代編集長アリス・ジェラードの「オールドタイム・ヘラルドの20年とマールフェス」などの特集記事ほか。
OTH-1207 2010年10月/11月号 \1,260-

 ブルースのミシシッピ・ジョン・ハートのカバーストーリーほか、ギニー・ホーカー、あたらしいブルー・リッジの音楽名所フロイド・カントリー・ストア、サイ・カーン"Aragon Mill"がトラッド曲に!?などの特集記事ほか。
OTH-1206 2010年8月/9月号 \1,260-

 カーソン・ロビンソンのカバーストーリーほか、レラ・クリストファー・トッド、ヒュービー・キングのオールドタイム・ジャム、78回転からCDへ……などの特集ほか。
OTH-1205 2010年6月/7月号 \1,260-

 バール・ハモンズのカバーストーリー「ハモンズ家の思い出④」のほか、昨年他界したレイ・アルデンの夢「フィールド・レコーディング」、ベラ・フレックのアフリカについてのインタビュー、そして1902年ケンタッキー東部のアパラチア山中に生まれた主婦であり女性ミュージシャンであったエフィー・スミス・ピアーソンの生涯などの特集ほか。
OTH-1204 2010年4月/5月号 \1,260-

 ゴード(瓜)バンジョー製作家のジェフ・メンジーズ、戦前のパイオニアたちと数多く共演した94歳のフィドラー、スリーピー・マーリン物語、「ハモンズ家の思い出第3回」などの特集ほか。
OTH-1203 最新2010年2月/3月号 \1,260-

 2010年フェス&ミュージック・キャンプ・ガイド、「ハモンズ家の思い出第2回」、故レイ・アルデンの究極の遺作「オールドタイム・バンジョー奏法のトレンド⑤」、オレゴン州ポートランドのレコード店「ミシシッピ・レコーズ」探訪記、元ダブル・デッカー・ストリング・バンドのクレイグ・ジョンソン追悼などの特集ほか。
OTH-1202 2009年12月/2010年1月号 \1,260-

 リー・ハモンズのカバーストーリー「ハモンズ家の思い出第1回」ほか、昨夏亡くなったレイ・アルデン追悼特集、そのレイによる究極の力作「オールドタイム・バンジョー奏法のトレンド④」、カイル・クリード1966年インタビューなどの特集ほか。
OTH-1201 2009年10月/11月号 \1,260-

 マイク・シーガー追悼、オールドタイム・バンジョー奏法のトレンド③、アラスカのオールドタイム今昔、マーク・キャンベル・インタビュー特集他。
月刊『ムーンシャイナー』
 1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌、26年目です。
■定期購読:1年¥6,000-半年¥3,300-
 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。

■ムーンシャイナー・ファイル:\840-
ムーンシャイナーの一年分12冊を傷をつけずにファイルできるコクヨ製ロゴ入り特製フォルダー。

■バックナンバー:各¥525-。
 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。
MS-2805 最新2011年3月号(通巻329号)\525-

 今月88歳の米寿を迎えたドック・ワトソン特集、5月に来日予定のスーパーピッカー、マット・フリナーのカバーストーリーほか、最適なブルーグラス・ギターの条件後編、2010年ブルーグラス総括、本間正敏のIBMA2010「WOBリポート④」、丹沢ブルーグラス「ビーンブロッサム・フェス」、アメリカ歴史概論XII「南北戦争の歌」、大分ブルーグラス・ナイト、奈良ブルーグラス・ナイトほか、日米ブルーグラスの話題満載です。
MS-2804 2011年2月号(通巻328号)\525-

 女性シンガー・クロウハンマー奏者アビゲイル・ウォッシュバーンのカバーストーリーほか、サム・ブッシュの「IBMA基調講演、ビル・モンローを語る後編」、グラミー賞の実態、ブルーグラス・ギターの条件前編、ラグパパス・ジャグバンド、本間正敏のIBMA2010「WOBリポート③」、丹沢ブルーグラス「ビーンブロッサム訪問」、アメリカ歴史概論XI「南北戦争」ほか、チチ松村のバンジョー祭り、成田勝浩のロンサム・エアポートなど連載コラムとニュース、レコードレビュー、最新ブルーグラス・チャートなど日米ブルーグラス情報満載の44頁。
MS-2803 2011年1月号(通巻327号)\525-

 最新1月号はサム・ブッシュのカバーストーリー「IBMA基調講演、ビル・モンローを語る前編」ほか、新春ブルーグラス大学生サーベイ第一章、宮崎勝之&古橋一晃『Woody Talkin'』、バンジョー・プロジェクトを救え!!、本間正敏のIBMA2010「WOBリポート②」、丹沢ブルーグラス「IBMM訪問」、アメリカ歴史概論Ⅹ「南北戦争」ほか、日米ブルーグラスの話題満載です。
MS-2802 2010年12月号(通巻326号)\525-

 パンチ・ブラザーズのカバーストーリー「パンチ・フェスライブ体験記」ほか、ブラザー・デュオのお勧め、本間正敏のIBMA2010「WOBリポート①」、ドブロ・キャンプ「リゾサミット2010」、丹沢ブルーグラス「ビル・モンロー生家訪問」、アリソン・ブラウンvs津軽三味線などの特集記事、ブルーグラス歴史概論Ⅸ「Wildwood Flower」、日本ブルーグラス年表「1973年」ほか、日米ブルーグラス情報満載。
MS-2801 2010年11月号(通巻325号)\525-

 第21回IBMAアワード大特集。ライマン公会堂で行なわれたアワード・ショウの全貌を、現在の米国ブルーグラス事情とともに紹介するほか、日本ブルーグラス・レジェンド「島田耕」、学生バンドで滋賀フェス・バンド・コンテストの優勝バンド「カルブレイス」、第30回を迎える「ビッグマウンテンオープリ」、「弦楽器メンテナンス入門」などの特集とブルーグラス歴史概論Ⅷ「Wildwood Flowerほか」、日本ブルーグラス年表「1973年」など連載。
MS-2712 2010年10月号(通巻324号)\525-

 バンジョー大博覧会リポート、ジョン・ハートフォードとルイーズ・スクラッグス、ミッチ・ジェイン追悼ふたつのダルシマー、レモンスライスCD発表、半熟りんごあめ、、井上ともやす、丹沢ブルーグラス・アメリカ道中記③などの特集ほか。
MS-2711 2010年9月号(通巻323号)\525-

 「ブルー・リッジってどこだ?」から「ブルー・リッジ系ブルーグラス」のブルーリッジ大特集ほか、最新ブルーグラス・バンジョー事情後編:パーツ編、パンチ・ブラザーズはブルーグラスなのか?、バックウッズ・マウンテニアーズCD発表、チーフ井上「ロッキートップ30周年に」、「ビル・モンロー生誕99年へのメッセージ集」ほか。
MS-2710 2010年8月号(通巻322号)\525-

 「バンジョーの歴史」と「現在ブルーグラス・バンジョー・メーカー列伝」などバンジョー大特集のほか、ダークス・ベントリー、宇佐美勝彦、新潟ジャズストリート・リポート、カーリー・セクラー・フォト・リポート、丹沢ブルーグラス・アメリカ道中記②、ブルーグラス史観「ゴスペルの源流セイクレッド・ハープ」特集。
MS-2709 2010年7月号(通巻321号)\525-

 天才少年アレックス・ハーグリーヴスをカバーストーリー、ブルーグラスにおける天才ミュージシャン列伝、マック・ワイズマン「シンガーvsプレイヤー」、スコット・ベスタル、ブルーグラス史観「アメリカ歴史概論Ⅲ、C.F.マーティンとフォスター」、尾崎ブラザーズ、ノース・ヒルほかの特集。
MS-2708 2010年6月号(通巻320号)\525-

 ムーンシャイナー最新6月号はトニー・ライスのカバーストーリーほか、有田純弘インタビュー、フェアウェル・ドリフターズ、鎌倉ブルーグラス・サローネ・リポート、ドン・レノ"Dill Pickle Rag"、ブルーグラス史観「アメリカ歴史概論Ⅲ、ミンストレルとバンジョー」ほかの特集。
MS-2707 2010年5月号(通巻319号)\525-

 クルックド・スティルのカバーストーリー他、アメリカ合衆国独立からフロンティア、そしてテキサスの成立までをまとめたブルーグラス史観による「アメリカ歴史概論Ⅱ」、追悼:大森康弘などの特集のほか、日米ブルーグラス情報満載。
MS-2706 2010年4月号(通巻318号)\525-

 ジョン・ハートフォードとハートフォード・ストリングバンド特集、アメリカ大陸発見からアメリカ合衆国独立までのブルーグラス史観による「アメリカ歴史概論Ⅰ」、ジミイ赤澤『Bluegrass Fiddle Jam』、斉藤ジョニー「IBMA2009 WOBリポート後編」などの特集ほか。
MS-2705 2010年3月号(通巻317号)\525-

 「ブルーグラスはジェンダーフリーか?」という問に、アリソン・ブラウン、ミッシー・レインズ、クリスティン・スコット・ベンソン、3人の女性IBMA受賞者が答えてくれます。そのほか、3月号恒例の2009年発売レコード総括、30年前のデル・マッカーリー初来日リポート、東 理夫『アメリカは歌う』、宮崎勝之&マンドスケイプ登場ほか。
MS-2704 2010年2月号(通巻316号)\525-

 ビル・モンロー「1950年、ハイロンサムの誕生と背景」、ティム・オブライエン「グラミー授賞式インサイド・リポート」、アレン・シェルトン追悼、佐々木仁の日本初オールドタイムLP「マウンテン・ランブラーズ」物語後編、斉藤ジョニー「IBMA2009 WOBリポート前編」ほか。
MS-2703 2010年1月号(通巻315号)\525-

 アール・スクラッグス「テクニック分析」、「ブルーグラス三世代考察、あたらしいブルーグラス世代へ」、サム・ブッシュ"The Ballad of Stringbean and Estelle"の物語、クリスティーズお宝狂想曲、佐々木仁の日本初オールドタイムLP「マウンテン・ランブラーズ」物語、ウィンターグラス・リポート、「オザーク・マウンテニアーズ、ウェイファーリング・ストレンジャーズ、ブルー・マウンテン・ボーイズⅡ」、ジェシー・ベイカー特集ほか。
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