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B.O.M.Newsletter #366web  2011年4月8日

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INDEX

今月の新入荷注目作品
ブルーグラス新入荷
ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷
B.O.M.特選コーナー
ブルーグラスお勧め作品
各楽器別インストお勧め再入荷作品
オールドタイム&フォーク新入荷
オールドタイム&フォークお勧め作品
カントリー新入荷
カントリー発掘、編集モノ新入荷
映像新入荷
映像ものお勧め作品
教則もの新入荷
楽器、その他…
輸入雑誌
月刊『ムーンシャイナー』
B.O.M.ご利用方法


 東日本大震災から1ヶ月が過ぎようとしています。ブルーグラス関係者でも被災されたり、亡くなられた方もおられます。心からお見舞い、お悔やみ申し上げます。

 ムーンシャイナー4月号でも紹介しましたが、世界中のブルーグラッサーから心のこもったメッセージが届いています。また、4月7日にはブルーリッジとクリンチ・マウンテンに囲まれたブルーグラスの故郷アパラチアの中心で、ETSU(東テネシー州立大学)ブルーグラス科がチャリティ・コンサートを開いて東北大学ブルーグラス同好会にすべての収益を寄付します。日米の学生たちが最良の寄付金の使い道を考えるそうです。
 届いたメッセージの中にあったように、「音楽を鳴らしつづけること」に真摯に取り組むことこそが、われわれの追悼であり、復興にかかる力の源であると信じています。音楽は、いついかなるときでも、われわれの人生を支えるものだと、わたしは思います。阪神大震災の後、ブルーグラス45は復活しました。音楽を聴いて/演奏していると、いろんなものが湧いてくるんです。そしてすばらしいことが起きるんです、……きっと!!

◆創刊28年目のブルーグラス専門誌、ムーンシャイナー最新4月号(\515-)はスタンレー・ブラザーズのカバーストーリー、真保 孝のラルフ・スタンレー初来日から40年、ディラン/エリオット/ガスリー「フォークとは何か?」、宮崎勝之インタビュー、本間正敏のIBMA-WOBリポートD、丹沢ブルーグラス米国道中最終回、亀田浩史のウィンターグラス2011、アメリカ歴史「南北戦争の歌A」、東日本大震災について……ほか、日米ブルーグラスの話題満載。
 月刊ムーンシャイナー定期購読は1年間(12冊)\6,000- 半年間(6冊)\3,300-。単冊は\525-ですが、ぜひとも年契をお願いします。購読開始希望月をお知らせください、早速お送りします!!
今月の新入荷注目作品
 今回、紙版とウェブ版を同時発行のため、すでにウェブ版#364と#365で紹介した作品も新入荷として紹介します。次々と刺激的な新譜がつづきます。
MP-0510 LESTER FLATT & NASHVILLE GRASS『Vintage Video』DVD\2,573-(本体\2,450-)

 これは強烈!! 57歳の元気なレスター・フラットがローランド・ホワイトのいる最高のナッシュビル・グラスを率いるお宝映像!! 映像新入荷参照
ROU-0658 SIERRA HULL『Daybreak』CD\2,573-(本体\2,450-)

 来日ツアーから3年、19歳になったシエラ・ハルの3枚目最新作。ブルーグラスお勧め話題のブルーグラス最近作参照
RCSI-1030 THE GRASCALS & Friends『Country Classics with a Bluegrass Spin』CD\2,888-(本体\2,750-)

 グラスカルズ最新作は豪華ゲストとのカントリー名曲集、米国内のみの発売稀少品。ブルーグラスお勧め話題のブルーグラス最近作参照
MH-1309 THE BOXCARS CD\2,573-(本体\2,450-)

 現在もっとも話題のスーパーバンドのデビュー作。ブルーグラス新入荷参照
ROU-0660 STEVE MARTIN & STEEP CANYON RANGERS『Red Bird Alert』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ポール・マッカートニーがブルーグラスに初挑戦!という話題作です(ディキシー・チックスも揃ってゲスト!!)。ブルーグラス新入荷参照
REB-1839 JOE MULLINS & RADIO RAMBLERS『Hymns from the Hills』CD\2,573-(本体\2,450-)

 豪華ゲストと完璧なトラッドグラス・バンドですばらしいゴスペル作品。ブルーグラス新入荷参照
MP-0410 V.A.『Pioneers And Legends of Bluegrass』DVD\2,573-(本体\2,450-)

 これまた強烈DVD!! 19歳のサム・ブッシュと20歳のトニー・ライスのブルーグラス・アライアンス2曲!!や晩年のビル・モンローを含む超ド級お宝映像集!! 映像新入荷参照
ブルーグラス新入荷
MH-1309 THE BOXCARS CD\2,573-(本体\2,450-)

December 13th/Old Henry Hill/Log Cabin in the Lane/Never Played the Opry/I Could Change My Mind/Take Me on the Midnight Train 他全13曲

 昨秋のWOBでもっとも大きな話題だった新バンド、ザ・ボックスカーズのデビュー作。アダム・ステッフィ(m)とロン・スチュワート(bj,f)という現在のブルーグラス・アンサンブルを代表する2枚看板に、知る人ぞ知る大ベテランでクイックシルバーからアリソン・クラウスのユニオン・ステーション、そしてジ・アイザックスのメンバーだったジョン・ボウマン(f,bj)、注目を浴びるブルー・ムーン・ライジングの創設メンバーだったキース・ギャレット(g)、そしてJ.D.クロウ&ニューサウスなどで6年間活躍ののち、ブルー・ムーン・ライジングにいたハロルド・ニクソン(bs)の5人組。1990年代から現在まで、ブルーグラスのメインストリームを常にサイドマンとして影から支えてきたアダム、ロン、ジョンというベテランが、決してわれ先に(これ見よがし)ではないバンドサウンドを求めて結成したのであろうボックスカーズ。2曲の超スタンダートと新曲、キースという稀代のストーリーテラー/リードボーカリストを発掘して(アダムとジョンが2曲ずつ、そしてロンまでが1曲でリード・ボーカルを担当)、お手本のようなロンのスクラッグス→クロウ経由バンジョーとアダムのブッシュ→マーシャル経由マンドリンに見られる丁寧な音作りで現在ブルーグラス王道を聴かせてくれる。
ROU-0660 STEVE MARTIN & STEEP CANYON RANGERS『Red Bird Alert』CD\2,573-(本体\2,450-)

Yellow-Backed Fly/Best Love/Northern Island/Atheists Don't Have No Songs/King Tut. 他全13曲

 超セレブ、スティーブ・マーティンのラウンダー最新第2弾。これはもう、セレブのお遊びの域を超えた……ポール・マッカートニーとディキシー・チックスというセレブ仲間のゲストを迎えてはいるが、すばらしいアルバムになっている。前作『The Crow』(ROU-0647 CD\2,573-)ではアール・スクラッグスやベラ・フレック、ティム・オブライエンやビンス・ギルをはじめ、ブルーグラス有名人を動員してグラミー賞最優秀ブルーグラス・アルバムも獲得してしまったが、本作ではツアーを共にするバンド、スティープ・キャニオン・レンジャーズをフィーチャー、しかも全曲書下ろしの秀作曲揃い。見事なクロウハンマーとスリーフィンガーのバンジョー使い分けが見事なのは、プロデューサーのトニー・トリシュカならではだからかな? なにか一芸に、彼の場合は世界的コメディアンだが、秀でた人物というのは自分のやっていることの意味がクリアに観えるものなのだろう、これはすばらしい音楽、そしてブルーグラス・アルバムだ。ライナーノーツに書かれたものや、ここで歌われる歌詞の意味がもっと分かれば、さらにオモロイんだろうが、分からなくても十分に楽しませてもらえるエンターテイメント作品でもある。最後に2曲(かつての大ヒット「ツタンカーメン王」と「無神論者に音楽無用!?」)のライブがあるが、これまた凄い!!
MH-1295 BALSAM RANGE『Trains I Missed』CD\2,573-(本体\2,450-)

The Other Side/Callin' Caroline/East Virginia Blues/Gonna Be Movin'/Memory of You 他全12曲

 リッキー・スキャッグスのお気に入りバンジョー奏者として知る人には知られたマーク・プルエットほか、ノース・カロライナ産の強烈なローカル・ミュージシャンたちの凄いテク、凄いこと!! そしてバンド・サウンドを強く意識したアグレッシブなアレンジと、アルバム発表ごとにブルーグラス・アンリミテッド誌の全米チャートの上位に常連するバルサム・レンジの最新作。ブルーグラス楽器、リズム、メロディなどの特長をデフォルメ/美味しいところを強調して、ニューグラスとカントリーロックなどの経験に裏打ちされた節で快調な現代ブルーリッジ系ブルーグラスを聴かせる。プルエット以外の全員が歌えるという強味もすばらしい。ムーンシャイナー最新4月号ブルーグラス・アルバム・チャートで第3位快走中!!
ROU-0657 CHARLIE SIZEMORE『Heartache Looking for a Home』CD\2,573-(本体\2,450-)

Down in the Quarter/No Lawyers in Heaven/Walking the Floor Over Me/Going to Georgia 他全14曲

 1978年、17歳でクリンチ・マウンテン・ボーイズのリード・ボーカルを故キース・ウィットリーから引き継ぎ9年半、ラルフ・スタンレーの片腕として活躍したチャーリー・サイズモア。その後、大学に入り弁護士資格を取得、現在は弁護士として活躍すると同時にチャーリー・サイズモア・バンドを率いて2008年の秀作『Good News』につづく最新作。スタンレー・サウンドを支えてきたそのボーカルはさすが、強力な説得力で語りかけてくる。ポール・クラフト作オズボーンのヒットで知られるタイトル曲、あの女優"Ashley Judd"などポール作が5曲のほか、トム・T.ホール、アラン・ジャクソンなどとトラッド曲など、「詩」にこだわるというチャーリー。ラリー・スパークスに10年間在籍したジョッシュ・マクマーレイのJ.D.クロウ流バンジョー、コンティネンタル・ディバイドなどで活躍したダニー・バーンズ(m)、マット・ディスペイン(d)、アリソン・クラウス育ての親ジョン・ペネル(bs)のバンドメンバーにロン・スチュワートのフィドルが全編、そしてラルフ・スタンレーが1曲でゲスト。つねに現代と向き合うカーター・スタンレーの伝統=スタンレー・サウンドの継承者だ。
REB-1838 BIG COUNTRY BLUEGRASS『The Boys In Hats & Ties』CD\2,573-(本体\2,450-)

Black Mountain Special/Prodigal/Lonely Old Man/Foggy Old London/Wreck on the Highway 他全15曲

 トミー・セルズを中心に、デリケートなビッグ・バンジョーを聴かせるリンウッド・ランスフォードほか通常5人組、バリバリの正統派ブルーリッジ系ブルーグラス。タイトル曲(トム・T.ホールと2〜3月に来日したドン・リグスビー作曲)ではアーリー・ブルーグラス時代に小粋な「帽子とネクタイ」でアパラチア地方を席巻した第一世代ブルーグラスに敬意を表し、なんとムーンシャイナー誌最新4月号のブルーグラス・ソングチャート第1位!! アルバムも4位で上昇中という旬のバンド。……やっぱブルーグラス、アメリカでもこういうバタ臭いアパラチア物が受けるんだ!? カレン・ギャリーンやロイ・マクミランら、ブルーリッジ系の重鎮らの作品を並べた選曲も秀逸。近年のブルーグラス、中途半端じゃないバリバリのローカル、ホンモノを感じさせるアパラチアン・ソウルが受けるのだ。
MRM-006 JAMES REAMS『One Foot in the Honky Tonk』CD\2,573-(本体\2,450-)

Cotnbread, Molasses & Sassafras Tea/Almost Hear the Blues/Goin' Home/Florida Blues 他全15曲

 ニューヨークのブルックリンを本拠に活躍するジェイムズ・リームズとバーンスーマーズの最新作。ジェイムズは10代でケンタッキーから北部に移住、自身の出自を強く意識した、北部ミュージシャンに多いホンキートンク志向を持ってニューヨークでブルーグラスとオールドタイム啓蒙のさまざまな活動をしている。決してスーパーではないし滋味深くもないけれど、ローカルな仲間たちと自分たちが大好きな「古き良きブルーグラス」を追求、ニューヨークのど真ん中でド田舎の酒場歌に酔う4人組に、NYブルーグラス仲間のケニー・コセック(f)とバリー・ミターホフ(m)がお手伝い。
AMB-027 LOUIE SETZER & Appalachian Mountain Boys『Wish I Were There』CD\2,573-(本体\2,450-)

Take Me In Chain/You'll Find Her Name Written There/Hit Parade of Love/Mr. Engineer 他全16曲

 すばらしい!!トラッドグラスとブルーグラス楽器のインプロバイズが見事に融合、現代の北部ブルーグラスの大秀作ではないだろうか!? ルーイ・セッツァーについてはムーンシャイナー2007年2月号でも「模倣こそは追従のもっとも真摯なかたち」(MS-2404 \525-)という特集をしたほど、ジミー・マーティンの臭みを見事に昇華、「ハード・ドライビング・ホンキートンク・ブルーグラス」を目指すという彼と、ボブ・ハリスのリードギターとロブ・ヘットのフィドルのふたりが自在に繰り広げる強烈なインプロバイズがメチャクチャ面白い(ナッシュビルのお利巧さんたちはここまでやってくれないよ!)。もちろんバンジョーとマンドリンも調子に乗って反応していく面白さ。ほぼ全曲がデル・マッカーリーやマック・ワイズマン、カンジェンほかの隠れた名曲を中心にしたカバーだが、ルーイの力強い節とダイナミックな声量、強烈なバックのインタープレイが見事なオリジナリティを生んでいる。そうそう、ルーイは1970年代以降のマーティン・ギターの出荷責任者で、「ルーイがマーティンだというまで、マーティンじゃない」というCMで知られた1948年生まれ、団塊の世代ど真ん中の今年63歳!! きっとあなたのマーティンもルーイの証明付かもしれませんよ……!? 楽しさ一杯のお奨め作品!!
REB-1839 JOE MULLINS & RADIO RAMBLERS『Hymns from the Hills』CD\2,573-(本体\2,450-)

He Loves Me/Fallen Leaves/Rock of Ages Keep My Soul/Jesus Loves Me/I'll Never Go Back/That Little Old Country Church House/Sweet Hour of Prayer 他全14曲

 故ポール・マリンズの遺志を継いで息子ジョー・マリンズ(bj)がトラッドグラスの王道を極めて丁寧に、かつ極めて高度に演じる新バンド、レディオ・ランブラーズの第2弾はゴスペル作。知る人ぞ知る!!ジョー・マリンズの凄いスクラッギストぶり(バックアップで如実なビッグバンジョー!!)とその突き抜けるようなテナー・ボイス、メチャ趣味のいい歌うフィドルのイバン・マグレガー、申し分ないリードボーカルのアダム・マッキントッシュ(g)、バリトンのマイク・テリー(m)、ティム・キッド(bs)というすばらしいバンド・サウンドで、ラルフ・スタンレー、ドイル・ローソン、ラリー・スパークス、ロンダ・ビンセント、ポール・ウィリアムズら、錚々たるシンガーを迎える。この重量級ゲストを迎えてもビクともしないすばらしいバンド・サウンド、自費制作で出したデビュー作『Rambler's Call』(REB-1833 CD\2,573-)もレベル・レコードから正式に発売し直されている。ブルーグラス・アンサンブル(楽器とハーモニー)がいかに大切か、つくづく分かるすばらしいバンドなのです!!
ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷
REB-7524 LOST & FOUND『Down on Sawmill Road』CD\2,079-(本体\1,980-)

If Today was the Last Day/Sun's Goona Shine in My Back Door Someday/Peace in the Valley/Log Cabin in the Lane/Maple on the Hill 他全14曲

 ブルーリッジ系ブルーグラスというか、コンポラソリッドという……そんな1980年代以降のトレンドをセットアップした偉大な、しかし日本や全米では無名のロスト&ファウンド、1980年から2009年まで、ほぼ30年間の作品から選ばれた14曲の廉価版。初期のジーン・パーカーのバンジョー、故デンプシー・ヤングのマンドリン、ブバ・チャンドラー、アレン・ミルズから現在まで絶妙な選曲と……そして緻密に整理整頓され、全員が出す音がストンと聴こえる抜群のアンサンブル、……絶対のお勧めです!
GT-0615 CARL STORY『Complete Atteiram Collection』CD\1,575-(本体\1,500-)

Don't You Hear Jerusalem Moan?/Precious Memories/I'm A Pilgrim/What a Friend We Have In Jesus(banjo inst.)/Life's Railway to Heaven 他全18曲

 「ブルーグラス・ゴスペルの父」とも呼ばれたカール・ストーリー(1916-1995)がランブリング・マウンテニアーズを率いて1970年代、アテイラム・レコードに残した2枚のゴスペル・アルバムから、コンプリートという割には6曲少ないが、有名ゴスペル18曲集。アーリーブルーグラスのエネルギーを秘めたボーカル(トレードマークのテナーも!)と、おそらくレッド・レクターと思われるアグレッシブなマンドリンが聴き所!!(テイター・テイトや東テネシーの名門ブルースター一家もメンバーとして関係していたはずだがこの録音では不明)。日本ではほとんど知られることのなかったカール・ストーリーというブルーグラス史に残るパイオニアの貴重な録音集。LPの針音も残る中途半端な制作だが、かえってカールのゴスペルにかけた熱意がジカに伝わってくるような気分になってしまう。晩年までビル・モンローとともにビーンブロッサム・フェスを支えていた謙虚な姿が思い出される……。
CMG-0801 DEL McCOURY『The GrooveGrass Years』CD\2,362-(本体\2,250-)

Get Down on Your Knees and Pray/I Feel the Blues Movin' In/I've Endured/Speak to Me Lil Darlin'/I Wonder Where You Are Tonight 他全10曲

 バンドというものには、人智を超えた「時の勢い」というものがある。モンローやスクラッグスら、偉大なアーティストでさえ、そのタイミングにハマった時とそうでない時、……こればかりはどーしようもない。1998年のデル・マッカーリー・バンド(DMB)、この勢いはとんでもないものだ。向かうところ敵なしといったロビーのバンジョーの見事さとデルのボーカルの剛速球に、あなたは絶対にノックアウトされる!!はずだ。DMBによる演奏5曲にはボリューム全開でのけぞるべし。ただし、この「グルーブグラス・ボーイズ」というコンセプトがDMBにあのファンク・ベーシストのブーツィ・コリンズとジェリー・ダグラスを加えて1996年にヒットした「Macarena」のカントリーバージョンからの流れで98年にワーナーから発表されたもの。本作に収められた10曲の選曲も超スタンダードと超デルっぽいブルーグラス作品6曲のほかに、ちょっと息抜きのできるマック・ワイズマンとドック・ワトソンとの共演物3曲、そしてドック/マック/デルのトリオにブーツィ・コリンズを加えたダンス・ミックス"Can't You Hear Me Callin'?"という全10曲。とにかくDMBの充実振り+お楽しみ企画で、時の勢いに身を任せましょう。いまや貫禄の大御所サウンドを聴かせるDMBが、ギラギラに燃えていた時、ロニー、ロブ、ジェイソン、バブら、20代の驚くべきガキどもを引き連れた当時59歳のデルの凄いブルーグラスだ!!
GT7-2180 STANLEY BROTHERS『King Years 1961-1965』CD4枚組\4,750-(本体\4,500-)

 かつて縦長のボックスセットとして発売されたスタンレー・ブラザーズのキング録音全曲集の後編がプラスチックケース4枚組廉価版として再発売である。ロカビリー旋風で存亡の危機にあった50年代後半から、60年代初頭のフォークブームで、その生のままのマウンテン・ミュージックとして都会のインテリから高い評価を受けはじめたものの、アルコールが原因で1966年にはカーター・スタンレーが他界、そんな軌跡がCD4枚に収められた全111曲。(今月の特選コーナーでスタンレー特集あり!!)
B.O.M.特選コーナー
■ジョン・ハートフォード
 惜しくも受賞は逃したものの、わがレッド・クレイ制作『Memories of John』(RC-125 CD\2,573-)のグラミー賞ノミネートで一躍盛り上がったハートフォードの音楽遺産。2001年6月4日、63歳という若さで逝ってから10年、なおわれわれに素敵な夢を送り届けてくれるブルーグラスが生んだ最高のアーティストのひとり、ジョン・ハートフォード!! 今も日本の街角でBGMから聴こえる世界的な名曲"Gentle on My Mind"の作者として知られ、その印税でブルーグラスとオールドタイムの発展/研究に尽くしたジョンが遺した傑作品を紹介しよう。
RCSI-1029 JOHN HARTFORD『Aereo Plain/ Morning Bugle』CD\2,888-(本体\2,750-)

Turn Your Radio On/Steamboat Whistle Blues/Up on the Hill/With a Vamp in the Middle 他全26曲

 1971年、あたらしいブルーグラス音楽の到来を告げたジョン・ハートフォード究極の歴史的名盤がユーロから2on1。1967年に世界的ヒット曲"Gentle On My Mind"を書き、翌年にはザ・バーズ『Sweetheart of the Rodeo』に参加、そして1971年と72年に発表したこの2枚のアルバム……、サム・ブッシュが言うように、「この2枚がなければ、ニューグラスは生まれなかった」。バッサー・クレメンツ(f)、ノーマン・ブレイク(g)、タット・テイラー(db)、ランディ・スクラッグス(bs)を従え、デビッド・ブロムバーグが制作した本作、エリオ・プレイン・バンドとしてのちにカルト的な支持を集めるブルーグラス/オールドタイムの基盤にヒッピー/カウンター文化とインプロバイズとが織り成した創造物。1960〜70年代の自由な精神の時代を知る人には宝物となる必携のアルバムである。
FF-70020 JOHN HARTFORD『Mark Twang』CD\2,573-(本体\2,450-)

Skippin' in the Mississippi Dew/Don't Leave Your Records in the Sun/Tater Tate and Alan Munde/Little Cabin Home on the Hill Waugh 他全10曲

 アメリカ建国200年の1976年、ジョン・ハートフォードが初めてインディーズに録音、同年度のグラミー賞最優秀トラッドフォーク部門を獲得した文字通りのソロによるスタジオライブ。バンジョーとフィドルを持ち替え、体と足を総動員して創られたハートフォード脳みそ全開の凄い作品。レスター・フラットとビル・モンロー共作の1曲以外はオリジナル。ハートフォードの才能を認める人には必携の、しかしハートフォード初心者には理解不能の大名盤。ミュージシャンとして作詞作曲家として、また時代のリーダーとしてまさにブルーグラスの真髄を笑い飛ばす秀作だ。
FF-70028 JOHN HARTFORD『Nobody Knows What You Do』CD\2,573-(本体\2,450-)

You Don't Have to Do That/In Tall Building/Granny Woncha Smoke Some Marijuana/Down/Somewhere My Love-We'll Meet Again Sweetheart 他全12曲

 上記作品と同じ年、今度はナッシュビル最高のミュージシャンを集めて創られた楽しいアルバム。サム・ブッシュとベニー・マーティン&マック・ワイズマンというブルーグラス新旧カリズマ対決、バディ・エモンズとジム・コールバードというエレキ系天才、そしてケニー・マローンが南部的にドラムる凄い作品。サラリーマン生活を嘆く名作やドクトル・ジバゴがフラット&スクラッグスに変身などのほか、4曲のインストを含む楽器の面白さもギューギュー詰め。上記『Mark Twang』とともに、ハートフォードが残された25年をどう生きるか宣言したとも取れる大名作。
RC-125 JOHN HARTFORD STRINGBAND CD\2,573-(本体\2,450-)

 そしてもちろん、わがBOM作品、2010年IBMAアワード・ショウのフィナーレも務めたハートフォード・ストリング・バンド『ジョンの思い出』。ジョン自身も特別ゲストで出演の感動作です。
■ドック・ワトソン
 ムーンシャイナー3月号(MS-2805 \525-)で特集したように3月3日、ドック・ワトソンが88歳の米寿を元気に迎えた。ブルーグラスとオールドタイムの双方にとって大きな存在であるドック、数ある作品中「これぞ!」というものを選んで紹介したい。
VAN-79152 DOC WATSON CD\2,362-(本体\2,250-)

Nashville Blues/Sittin' on Top of the World/Born About 6,000 Years Ago/Black Mountain Rag/Doc's Guitar/Deep River Blues/Tom Dooley 他全13曲

 ドック・ワトソンの記念すべき1963年のソロ第1作。問答無用、「素」のドックが聴き取れる秀作。デビュー当時すでに40歳、フォーク・リバイバルによっていきなり時代の寵児となった「不惑」のドク、いま改めて彼のバイオを見ながら聴くと、「なるほど」と納得できる、一見矛盾するそのオリジナルなトラディショナル志向である。
SF-40064 BILL MONROE & DOC WATSON『Live Duet Recordings 1963-1980; Off the Record Vol.2』CD\2,573-(本体\2,450-)

 こんな録音が残っているって!!やっぱりレコード(記録)は偉大だ。生誕100年を迎えている「ブルーグラスの父」ビル・モンローがオールドタイム/フォークの大御所で88歳の米寿を祝うドック・ワトソンとモンロー・ブラザーズの再現をしてみせる!! ふたりがマンドリンvsギター・バトルを展開、そのラフな1音ずつに込められたスピリット、リズムに秘められた衝動、われわれが何故この音楽を愛し続けるのか、覇気に溢れたふたりの偉人が教えてくれる超貴重な全17曲。
SF-40012 DOC WATSON FAMILY CD\2,573-(本体\2,450-)

Ground Hog/House Carpenter/Your Long Journey/Train That Carried My Girl from Town/Lone Pilgrim/Darling Corey/Pretty Saro/Cuckoo Bird 他全26曲

 ノースカロライナのブルーリッジの山懐に暖められていたファミリー・ミュージック。1960年にラルフ・リンズラーが発見したドック・ワトソンの驚くべき音楽才能を中心にはしているが、同時にスコットランド移民であったワトソン家と、ドックの妻ローザ・リーの実家カールトン家に代々伝わってきたオールドタイム、いわゆるマウンテン・ミュージックのそのままが収められている。のちにブルーグラスに至るアパラチアン・トラッドの真実の形を知るには最良の入門作品でもある。1963年に同タイトルで発表されたLPの15曲にあたらしく11曲を加えたCD盤として1990年に発表されたアパラチアン・フォーク秀作である。
VES-13023D DOC WATSON『Rare Performances 1963-1981』DVD\3,308-(本体\3,150-)

 ドック・ワトソンのデビュー当時から20年間の映像を集めたDVD作品。クリント・ハワードとフレッド・プライスとのデビュー前の映像も含めた"Deep River Blues"から"Black Mountain Rag"まで21曲。 このほかドック・ワトソン映像作品には本作の続編『1982-1993』(VES-13024D \3,308-)、ドック&マール『In Concert』(VES-13030D \3,308-)、近年のマールフェスを中心にさまざまなジャムを収めたDOC WATSON『Doc's Guitar Jam』(VES-13055D \3,308-)、そしてデビッド・グリスマンとのデュオ・ライブ映像『In Concert』(VES-13082D \3,308-)がある。
■バリンジャー・ファミリー&マット・フリナー
 5月末、クラスタープラッカーズで知られるデールとクリスのバリンジャー夫妻に息子エイサン(m)、そしてムーンシャイナー3月号のカバーストーリーで紹介したマット・フリナー(bj)が来日、朝霧フェス、岐阜、大阪、栃木、東京をツアーする。エイサンとマットという若いスーパーピッカーを擁したさわやかなバンドサウンドが楽しめそうだ!!
COMP-4351 MATT FLINNER QUARTET『Walking on the Moon』CD\2,573-(本体\2,450-)

Men from Boise/Caravan/Exfoliator/Ice Queen/Stufflebeam/Walk the Plank/Humdinger/33 他全11曲

 トーンとタイミングが絶妙なマット・フリナーのマンドリンによる2003年作品は自身のカルテットで、スティングのタイトル曲やスタンダードの「キャラバン」のカバー他、自身のオリジナルなどを、エレキとエレベにドラムスを加えた抑制の効いたすばらしいファンク・ビートに乗って、見事にアコースティック・マンドリンが冴える。…そうそう、マーシャル系トーン美学にブッシュの不良性を加えて、出てきた音は上品なファンク・ジャズといった趣きの秀作である。
RCSI-1023 BALLINGER FAMILY BAND CD-R\2,573-(本体\2,450-)

Wildflowers/Wave the Ocean/Speed of the Sound of Lonliness/Love Song/Canned Music/Scotch and Soda/Spanish Pipe Dream(Blow Up Your TV) 他全9曲

 クリスとデール妻夫と息子イーサンのバリンジャー・ファミリーが創った暖かいファミリー・ミュージック。録音当時23歳、スーパーピッカーのイーサン(m,g)が、両親の音楽を見事にアレンジ、トラッド2曲にキングストン・トリオやエルトン・ジョン、トム・ペティやジョン・プライン、ダン・ヒックスらの名曲を優しくアコースティックに包んだホームメードCD。ジミー・マッティングリー(f)、マット・フリナー(bj)、マイク・ウィッチャー(d)、ランディ・コーアズ(lap steel)ら、スーパーピッカーたちを随所に配し、母クリスの暖かいボーカルと父デールのちょっとヒップなハスキーボイス、そしてイーサンのマンドリンとギターを軸にしたインスト2曲が、ホッコリとした家族の様子を伝えてくれる。
EB-0801 ETHAN BALLINGER『Wish Upon a Falling Star』CD\2,573-(本体\2,450-)

Sticks and Stones Will Break My Bones But Tanks Will Never Hurt Me/Waving/Goodbye 他全16曲

 新世代のスーパーピッカーとしてナッシュビルを本拠にミッシー・レインズ&ニューヒップやアリソン・ブラウン・カルテットをはじめ、さまざまなバンドに参加して活躍するイーサン・バリンジャーの2008年デビューインスト集。大学卒業記念でもあるのだろう、イーサンの大きな世界観をマンドリンとギターを中心に、タブラやカホーンなどパーカッション以外ほとんどの楽器を多重録音でこなした力作。ミッシー(bs)が2曲、マット・フリナーがマンドリンとバンジョーで各1曲にゲスト。
CP-9503 CLUSTER PLUCKERS『Un-Plucked』CD\2,888-(本体\2,750-)

Willow Garden/I Will/Mama Tried/Family Bible/Midnight on the Water/Keep On Lovin' You 他全12曲

 何故か日本人好みの女性ふたり、マーガレットとクリスを中心に爽やかな唄と、晩年のジョン・ハートフォードの音作りを担当したマーク・ハワード(g)にリチャード・ベイリー(bj)、ムーンシャイナー最新号でカムバックをお伝えしたブレイン・スプラウス(f)、そしてデール・バリンジャー(bs)のサウンド、そして馴染みの選曲でブルーグラス・ファンをハッピーにしてくれるクラスター・プラッカーズ、ちょうど来日した1995年作、彼らの第3作目。第1作、第2作ともに在庫あり。

■スタンレー・ブラザーズ&ラルフ・スタンレー
 今月、ラルフ・スタンレー初来日から40年です。元カントリー&ウェスタン誌の真保孝さんが寄稿してくれた思い出話とともに、ムーンシャイナー4月号カバーストーリーで紹介したカーター・スタンレー。41歳、アルコールが原因で逝ったカーター、どんな人だったのだろう?
B000053402 STANLEY BROTHERS『Complete Mercury Recordings』CD2枚組\3,675-(本体\3,500-)

 カーター&ラルフ・スタンレーが1953年から58年の間にマーキュリー・レコードに残した、兄弟のもっとも評価の高い全48曲集。カーターが28才、ラルフが26才、モンローやフラット&スクラッグスの後塵を拝しつつも、かくも独創的な録音を残したことに驚く。のちのキング時代の全集前編『King Years 1958-61』(KCD-7000 4枚組特価\4,725-)、全集後編『King Years 1961-65』(KCD-9504枚組特価\4,725-)と、そしてマーキュリー以前のコロムビア時代の全曲集『Complete Columbia Recordings, 1949-1953』(COL-53798 \2,079-)、そして最初期リッチ・R.トーンの貴重な全14曲集『Earliest Recordings: Complete Rich-R-Tone 78s, 1947-1952』(ROU-1110 \2,573-)で、重要なスタンレー・ブラザーズ録音はすべて揃う。
KCD-615 STANLEY BROTHERS『Clinch Mountain Boys』CD\2,363-(本体\2,250-)

 1959年3月発売、スタンレー・ブラザーズの最初のキング・レコードからのLP、つまりLPとして意図したスタンレーズ最初のアルバムといえる。録音は1958年9月30日と10月1日、カーター(g)とラルフ(bj)に、ビル・ネピア(m)、ラルフ・メイヨー(f)、アル・エリオット(bs)。選曲もスタンレー・スタンダートというべき有名曲"How Mountain Girls Can Love"、"Think of What You've Done"、"Love Me Darling Just Tonight"、"Keep a Memory"、"Memory of Your Smile"など8曲の歌物と"Clinch Mountain Backstep"、"Mastertone March"、"Train 45"などの有名インスト4曲の全12曲。1960年代のスタンレー・ブラザーズを決定付けた名盤である。
KCD-0951 RALPH STANLEY『Poor Rambler』CD3枚組\3,80-(本体\3,600-)

 1966年12月、兄カーターを失ったラルフ・スタンレーはラリー・スパークスという若者を雇いクリンチ・マウンテン・ボーイズをつづけ、スタンレー・サウンドを継承していく。本作はその最初期、キングとガストー・レコードに録音した全48曲を完全収録した3枚組。そののちのラルフ・スタンレーはムーンシャイナー誌5月号で特集の予定。
REB-1499 RALPH STANLEY『Cry from the Cross』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ラリー・スパークスに変わって1971年からリード・ボーカルで登場したのがロイ・リー・センターズ。カーターよりもカーター・スタンレーらしい!?とまで言われた逸材。1971年4月28日から5月5日まで、東京と大阪/神戸をツアーした、あの懐かしいメンバーと、クリンチに新人として入ったリッキー・スキャッグスとキース・ウィットリーの初々しさもまぶしい!! ラルフの数あるアルバムでも五指に入るといわれる大名盤とされるブルーグラス・ゴスペル・アルバムである。
REB-2002 RALPH STANLEY『Live in Japan!』CD2枚組\2,888-(本体\2,750-)

 "How Mountain Girl Can Love"の1曲目から、超ハイテンションな観客と、あくまでもクールなカーターを演じるロイ・リー・センターズのボーカル、そしてモンローチルドレン丸出しのジャック・クック、次第に熱を帯びてくるカーリー・レイとラルフのフィドル&バンジョー・リズム……。ぼくたちは40年前、とんでもなくすばらしいスタンレー・サウンドに出会ったんだ!! あの場にいた人もいなかった人も、是非聴いてほしいスタンレー・サウンド、その代表曲が網羅されたCD2枚組全29曲!!
SHA-605D STANLEY BROTHERS & DOC WATSON『Pete Seeger's Rainbow Quest』DVD\3,307-(本体\3,150-、約2時間)

 1960年代中頃のフォーク・ブームのさなか、ピート・シーガーがホストでさまざまなゲストを迎えたTVシリーズ『レインボー・クエスト』から、1966年12月に他界してしまうカーター・スタンレーの姿を収めた(おそらく3種類ほどしかない)極めて貴重な番組と、デビューしたばかりのドック・ワトソンを迎えた番組をカップリングしたもの。スタンレー・バージョンにはゲストでカズン・エミーが登場、ワトソンにはクリント・ハワードとフレッド・プライスが登場、それぞれにオールドタイムの真髄を聴かせてくれるお宝映像である。
■ビル・モンロー生誕100年、センテニアル!!
 1911年9月13日、ケンタッキー州ロジーンに生を享けたウィリアム・スミス・モンロー、「ブルーグラスの父」、今年はその生誕100年だ。ビル・モンローの音楽を伝える、さまざまなお奨め作品を、1年にわたって紹介している。
SKFR-1002 Ricky Skaggs & Friends『Big Mon; The Songs of Bill Monroe』CD\2,573-(本体\2,450-)

 メジャーシーンで功遂げ名を成したリッキー・スキャッグスが2000年に友人たち、ブルース・ホーンズビー、ドリー・パートン、ディキシー・チックス、スティーブ・ウォリナー、ジョン・フォガティー、ドワイト・ヨーカム、パティ・ラブレス、ジョーン・オズボーンほか各界セレブに、サム・ブッシュ、ベラ・フレック、ステュアート・ダンカンほか、手当たり次第のミュージシャンを集め、くんずほぐれつの大演奏会。演奏スタイルはブルーグラスからカントリー、ロック、ジャムバンドまで……、モンローソングを、さすがのヒトが歌うと、やっぱり凄い!! モンローとメジャーの両方を知るリッキー、さすがの選曲/人選に唸らされる。今回は再発盤(Ryric Street Records/Ricky Skaggs and Friends Sing the Songs of Bill Monroe)で入荷している。
B000442402 BILL MONROE『Definitive Collection』CD\2,079-(本体\1,980-)

Blue Moon of Kentucky/Jimmy Brown the Newsboy/I Saw the Light/Footprints in the Snow/Scotland/Walls of Time/Kentucky Waltz/Uncle Pen 他全22曲

 1954年夏、エルビス・プレスリーがデビュー盤に取り上げたことで急遽録音した"Blue Moon of Kentucky"を1曲目に、1981年にガンが発覚したときに録音された"My Last Days on Earth"まで、主に1950年代のいわゆる「ハイロンサム」を強く押し出したもっともモンローらしい、言い換えればもっとも厳しいビル・モンローの音楽が堪能できる、現在発売中の正式録音モノの中ではイチ押しの作品。
MVDV-4577 & BOOK-27 BILL MONROE『Father of Bluegrass Music』DVD +BOOKセット特価 \3,675-(本体\3,500-)

今年生誕100年を迎えるビル・モンロー(1911-1996)がすべてを語る必携名作DVD。 故ジョン・ハートフォードとのモンロー農場でのインタビューを軸に、レスター・フラット、エミルー・ハリス、ポール・マッカートニー、オズボーン・ブラザーズ、ドリー・パートン、リッキー・スキャッグス、マーティ・ステュアート、そしてデル・マッカーリー/ビル・キース/チャビー・ワイズのブルー・グラス・ボーイズ・リユニオンなどの超貴重な演奏、ジェリー・ガルシアやロイ・エイカフのインタビューなど、日本語/英語併記の完全対訳本とともに、20世紀の偉大なアメリカ音楽家の生涯を再訪しましょう。感動です!! 必見必携のDVD&対訳本セット!!!

ブルーグラスお勧め作品
(すでに新入荷で紹介済みの作品です)
■話題のブルーグラス
 今、最も旬なブルーグラス・アルバムたち…
RCSI-1026 LARRY PERKINS & FRIENDS『I Just Want to Pick Like Earl』CD\2,573-(本体\2,450-)

 誰しも「アールのように弾きたいんだ!!」って、思うよね。本作はそんなラリー・パーキンズが、ほぼ22年間にわたって録りためた22曲、アールとフラット&スクラッグス、そしてカーター・ファミリーに捧げたボーカル物とインスト物半々の大秀作である。今は故人となったベニー・マーティン、アンクル・ジョッシュ・グレイブス、ジャネット・カーターをはじめ、今も元気なドック・ワトソン、カーリー・セクラー、ボブ・ムーアら伝説のミュージシャンたち、そしてチャーリー・クッシュマン(g)やロブ・アイクス(d)、ローラ(f)とジョン・カーター・キャッシュ夫妻、ロニー・マッカーリー(m)、フート・へスター(f)、マーク・カイケンダル(g)らのお仲間ほか、どの曲にもそれぞれの思いがこもった演奏を聴かせ、ついには最後にアールも登場という、実にバラエティに富んだ楽しいアルバム。ラリーは一音ずつにアールの呼吸(バンジョー/ギターともに)を込めることができる稀有のアールオタクである。バンジョー奏者のみならず、この抜けがたい泥沼を楽しむブルーグラス・ファンに捧げる秀作。
COMP-4543 PETER ROWAN BLUEGRASS BAND『Legacy』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ピーター・ローワンの最新作がグラミー賞ブルーグラス部門!!ぜひ獲って欲しかったけれど、パティ・ラブレスはないよねぇ……!? 20世紀のブルーグラス・ソングをモンローの魂を受け継いで世界に広め、高めた最大の功労者。アリソン・ブラウンのプロデュースのもと、バーン・ウィリアムズ・バンドで知られるメロディ感覚の鋭いキース・リトル(bj)、1960年代初期からニューヨーク・ブルーグラスで活躍したジョディ・ステッカー(m)、そしてポール・ナイト(bs)という、スーパーピッカーたちのアンサンブルより、信頼する友人たちとの私的なブルーグラスがとてもよく似合う4人組。深い意味を持つピーター・ローワン世界、心に刺さるブルーグラスを聴かせてくれる。ところで、……凄いピーターをIBMAで観たぞ!!彼はまだ最前線にいる。リポートはムーンシャイナー誌11月号!!
ROU-0640 DAILEY & VINCENT『Sings the Statler Brothers』CD\2,888-(本体\2,750-)

 今年のグラミー賞カントリー分野のデュオまたはグループ部門に"Elizabeth"がノミネートしたデイリー&ビンセント。本作は1972年から8年連続で年間最優秀カントリー・ボーカル・グループを受賞したスタットラー・ブラザーズのヒット曲をカバーしたポップグラス作品である。セルダム・シーンで知られる"Hello Mary Lou"やポップカントリーとしてヒットした数々のキャッチーな曲を、現在ブルーグラスのトップミュージシャンたちの能力が存分に発揮されたアレンジとともに、現在最高のブラザーデュオを目指す彼らが、強力なバス・ボーカルを加えたカルテットで聴かせる。米国レストラン・チェーン、クラッカーバレルの店頭のみで発売の希少作品。
ROU-0658 SIERRA HULL『Daybreak』CD\2,573-(本体\2,450-)

Easy Come Easy Go/Don't Pick Me Up/Bombshell/Best Buy/I've Always Be Waiting for You/What Do You Say?/Tell Me Tomorrow/Chasin Skies 他全12曲

 天才マンドリン奏者シエラ・ハルの最新第3作。来日ツアーしたのはもう3年前、ちょうど全米デビュー作『Secret』(ROU-0601 CD\2,573-)を発表した16歳のときだった。あれから3年、19歳になったシエラはブルーグラスからは初めてとなるボストンのバークリー音楽院の学長特選奨学金を得て今年5月には2年間の留学を終え、フルタイムでのミュージシャン活動に入るという。相変わらずの可憐な少女といった容姿とは似ても似つかぬ超ハイテク・マンドリンにはますます磨きがかかり、ボーカルには安定感が増しタイトル曲"Daybreak"ではしっとりと聴かせ、さらに12曲中7曲のオリジナルと、大きく成長したところを見せる。2年間の東部での大学生活から得た知識よりも、シエラが根っから持っている素直なブルーグラス感覚がストレートに出た、さわやか作品となっている。毎年IBMAで会うが、まだまだ子供にしか見えないシエラ、アリソン・クラウス&ユニオン・ステーションのバリー・ベイルズのプロデュースで、アリソンの後継路線に乗りかけている。ロン・ブロック(g)やロン・スチュワート(bj)、ブライアン・サットン(g)、ステュアート・ダンカン(f)らもサポートしているが、来日したクリスチャン・ウォード(f)やコリー・ウォーカー(bj)、ジェイコブ・イーラー(bs)、そしてクレイ・ヘス(g)らのハイウェイ111のメンバーも活躍するさわやかブルーグラスだ。
COMP-4549 GIBSON BROTHERS『Help My Brother』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

Walking West to Memphis/Dixie/Frozen In Time/I'll Love Nobody But You/Just Lovin' You 他全12曲

 前作『Ring the Bell』(COMP-4506 \2,573-)でブルーグラス・チャートのナンバーワンやIBMAアワード最優秀ソングを獲得したギブソン・ブラザーズ、現代最高のブラザー・デュオの最新作である。前作同様、ゲストやスタジオ・ミュージシャンを使わず、自分たちのバンド・サウンドをストレートに表現した秀作である。兄エリック(bj)と弟レイ(g)に、ジョー・ウォルシュ、クレイトン・キャンベル(f)、そしてデビュー以来のマイク・バーバー(bs)という前作と同じメンバーで、12曲中、ティム・オブライエンやジョン・ワイズバーガーとの共作を含む7曲のオリジナルのほか、ジム&ジェシーのスタンダード"I'll Love Nobody But You"や、1980年代のすばらしいブラザー・デュオ、オーケインズのヒット曲"Just Lovin' You"、クリス・ヘンリーのモンロー・ブルース・スタイルのオリジナルや、マイク・コンプトンとデュオを組むジョー・ニューベリーのゴスペルなど、また"Talk To Me"ではクレア・リンチをゲストに、ギブソン・ブラザーズのギミックのないすばらしいバンド・サウンドが味わえる。
RUR-1072 BOBBY OSBORNE 『Memories』CD\2,573-(本体\2,450-)

Mountain Fever/Rocky Top/Pain in My Heart/Ruby/Memories/Man from Rosine/Memories of Yeasterday/Up This Hill and Down/Bobby Van Waltz 他全14曲

 ボビー・オズボーン、今年80歳を迎えるブルーグラス第一世代の偉大なマンドリン奏者/シンガーの最新作は、ラッセル・ムーアやパティ・ラブレス、サミー・シーラーやオウディ・ブレイロック、デビッド・グリスマンやロニー・マッカーリー、そしてなんと!!三味線の国本武春らをゲストに迎え、充実のオズボーン節炸裂である。1949年にロンサム・パイン・フィドラーズで発表した自作の"Pain in My Heart"ほか、出世曲"Rubeeeeee"、そしてテネシー州歌にもなった"Rocky Top"をはじめ、ボビーの美しくかつダイナミックなカントリーバラッド等々。いまやボビーのサウンドクリエーターでもあるグレン・ダンカンが縦横無尽のフィドル、曲調によってはスティール・ギターやドラムスも加えた大胆なアレンジで新バンド、ロッキー・トップ・エクスプレスを引っ張っていく。マンドリン奏者としてのすばらしいインスト2曲とともに、ボビーの音楽に対する抑えがたい衝動が堪能できる秀作である。 ちなみに、弟ソニーの引退を受けてあたらしく結成したロッキー・トップ・エクスプレスの作品として、2009年の前作『Bluegrass & Beyond』(ROU-0603 \2,573-)と2007年の前々作『Bluegrass Melodies』(ROU-0582 \2,573-)も、強力にお勧め。ボビーのすばらしいインパクトに涙する作品群である。
RHY-1067 THE BARTLEY BROTHERS『Hit the Road』CD\2,573-(本体\2,450-)

 とてもバランスのいいバンド・サウンドと聴きやすいメロディー、そして押し付けがましくないあっさりとしたボーカル、そのいずれもがストンと居心地のよいブルーグラスを創る。毒気を抜いたジミー・マーティンからJ.D.クロウ&ニューサウスにいたるソリッドグラスの王道を、控えめなリック・バートリーの性格のように、肩肘張らずにまとめ上げた秀作である。リックが定年退職した2009年、18歳のときからさまざまなバンドでプロ活動をしていた弟のシェインのふたりが組んだ新バンド、バートリー・ブラザーズのデビュー作。1970年代のハッピーミディアムなさわやかブルーグラスがお奨めである。 2005年のリック・バートリーのデビュー作『Rick Bartley』(LDR-002 \2,573-)も在庫あり。
RCSI-1030 THE GRASCALS & Friends『Country Classics with a Bluegrass Spin』CD\2,888-(本体\2,750-)

Tiger By the Tail/Folsom Prison Blues/Pain of Lovin' of You/White Lightnin'/Devil Went Down to Georgia/Born to Boogie/Mr.Bojangles 他全12曲

 「ブルーグラス流カントリー超有名曲集」というタイトル通り、バック・オウエンズ、ジョニー・キャッシュ、ジョージ・ジョーンズほかのカントリー大ヒット曲を豪華ゲストとともにブルーグラスするグラスカルズ最新作。米国の外食チェーン店クラッカー・バレルの店頭のみで入手可な超レア盤。ゲストには、ブラッド・ペイズリー、ドリー・パートン、ダークス・ベントリー、トム・T.ホール、ダリル・ウォーリー、チャーリー・ダニエルズ、オークリッジ・ボーイズ、ジョー・ニコルズらと、スティーブ・ターナー(drums)、ケント・ウェルズ(eg)、スティーブ・ヒンソン(steel g)、ハーガス・ピッグ・ロビンズ(piano)がカントリー・テイストでサポート。……いいじゃないか、ブルーグラスでもどんどん売れてポップになっていけば!! もちろん、各楽器の確かさとアンサンブル、そしてハーモニーに関してはポピュリズムに流されることなく、きっちりと誇りを守ってやれば。ナッシュビルのいたる所、バス停のベンチにかれらが座っているという大々的な宣伝も効いたのか、いまやナッシュビル・セレブになりつつあるグラスカルズだ。
REB-1837 JUNIOR SISK & RAMBLER'S CHOICE『Heartaches and Dreams』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ムーンシャイナー誌最新4月号のブルーグラス・アルバム・チャート1位快走中!! ダン・ペイズリーと現在、「トラッドグラスの星」として並び称せられるジュニア・シスク&ランブラーズ・チョイスの最新作。ロンサム・パイン・フィドラーズの名曲"You Broke Your Promise"をカバーするところに彼らの目指すサウンドがあるのだろう、あくまでもソリッドなブルー・リッジ系サウンドでいながらブルーグラス本来の臭さをプンプンと漂わせるジュニア・シスクのボーカルがグッと来る。ソングライターとしても知られるティム・メッシーのベースとテナー(リード2曲)に、バリトンのジェイソン・トムリン(m)、ダレル・ウィルカーソン(bj)、ビリー・ホークス(f)の鉄壁のソリッドグラスが快感。前作2008年の『Blue Side of the Blue Ridge』(REB-1825 \2,573-)とともにお薦めの現代版トラッドグラスである。
SKFR-2021 CHERRYHOLMES『W; Common Threds』CD\2,573-(本体\2,450-)

 バンド結成10年でブルーグラス界のトップグループとなったチェリーホームズ、昨夏発表の最新作。が!!5月解散という衝撃発表があった。たった10年でトップミュージシャンにまで成長した4人の子供たちとマッチョな父ジェリー(bs)、張り切り母さんサンディ(m)。長女シアはバンドの看板であるリード・ボーカルと超ソリッドなバンジョー、長男B.J.の超絶フィドル、次男スキップのハイテク・ギター/マンドリン、次女モリー・ケイトの見事な左利きフィドル……、それらが機能的に組み合わさり、家族だけでここまで完成されたサウンドが創れるものかと、驚きを通り越してあきれ返る。しかも全曲オリジナル、唯一のインスト"Tattoo of a Smudge"は今年のグラミー賞最優秀カントリーインストにもノミネート!! ブルーグラスで豊かな表現力を創り上げる家族の絆、そして音楽のすごさに改めて思いを致す。解散後、各人の自由な飛躍が楽しみだ。自費制作3枚につづくリッキー・スキャッグス・レーベルからの最新4枚目。前作『V: Don't Believe』(SKFR-2020 \2,573-)の在庫もある。聴くべし!
■初心者歓迎コーナー
各ジャンルのハズレなし、秀作とされるCDアルバムを、新旧取り混ぜて毎月紹介します。これらを聴き込んでいけば、あなたもこれらアパラチア系音楽のすばらしさに、きっとのめり込みます!
●ブルーグラス入門
COMP-4292 ALISON BROWN『Fair Weather』CD\2,573-(本体\2,450-)

 アリソン・ブラウン2000年発表の大ベストセラー作品。アリソンのバンジョー・インストを中心に、サム・ブッシュ、ビンス・ギル、ティム・オブライエン(「真夜中のカウボーイ」は絶品)、クレア・リンチらのソロ・ボーカルを配し、トニー・ライスやジェリー・ダグラス、ステュアート・ダンカンらがバックアップする問答無用の大秀作。ブルーグラスの楽器ノウハウがさまざまな音楽を昇華していくサマがメチャ楽しいブルーグラス名盤である。
SKFR-1008 RICKY SKAGGS & KENTUCKY THUNDER『Honoring the Fathers of Bluegrass; Tribute to 1946 and 1947』CD\2,573-(本体\2,450-)

 2009年のグラミー賞ブルーグラス部門を受賞したリッキー・スキャッグス作品。ビル・モンローがフラット&スクラッグスらを従え1946〜47年、ブルーグラスが誕生したあのオリジナル・ブルーグラス・バンド録音のほぼ完全コピー作品!! 1曲目の"I'm Going Back to Old Kentucky"には、その録音に参加していたアール・スクラッグスを迎え、誕生当初のブルーグラスが持つグルーヴがそのまま、最新録音技術と現在最高のバンドによって再現される。
●オールドタイム入門
PATUX-177 NATE LEATH + FRIENDS『Rockville Pike』CD\2,573-(本体\2,450-)

 天才フィドラー、ネイト・リースの最新作は、話題の「ニュー・オールドタイミー」を担う10〜20代前半の若いスーパーピッカーたち――ふだんは前衛グラスやジャズで遊ぶ彼ら――の本気オールドタイム。12歳の天才少女タティアナ・ハーグリーヴス(f)、18歳の「女ティム」サラ・ジャーロズ(bj)、バークリー音楽院でラップグラスするエリック・ロバートソン(m)ら若者たちにベテランのダニー・ナイセリー(g)、マーク・シャッツ(bs)らが基本セット。伝統ストリングバンド精神を咀嚼しつつ、ギリアン・ウェルチ作品や有名トラッド曲を並べ、アルバムとしての面白さも音楽の質と同時に満足させてくれるストリングバンド音楽大秀作。
●アパラチアン・フォーク入門
SF-40094 V.A.『Classic Mountain Songs from Smiyhonian Folkways』CD\2,317-(本体\2,250-)

 20世紀のアメリカ民俗音楽を丹念に記録したフォークウェイズ・レコードが、ノース・カロライナ、バージニア、ケンタッキー、テネシーの南部アパラチア地方で蒐集した貴重な音源を中心に24曲をセレクトしたお徳用アパラチア音楽集。ドック・ボッグスやA.P.カーターの右腕だったメランジオンのレスリー・リドル、ハイロンサムの本家本元、ロスコー・ホルカムやジーン・リッチー他、様々なコミュニティーに伝わる「生」のアパラチア土着音楽がタップリ楽しめるお勧め作品。ポップな耳には、やや刺激が強いが、これがホンモノだよ……!!

■トラッドグラス
RME-0700 LESTER & MIKE『Jump, Shout and Stomp』CD\2,573-(本体\2,450-)

 デイブ・タルボットのゴールデントーン・バンジョーと才人シャッド・コッブのアメージング・フィドルを軸に、マーティ・ステュアートのマンドリンやヒルビリーギターの名手ケニー・ボーン、そしてスラップベースのケント・ブラントンら、ナッシュビルの曲者たちがバックを務め、カントリー・ジェントルメンで知られる"This Morning at Nine"を1曲目に、ロイ・エイカフなどに代表される忘れ去られたヒルビリー・スタイルのシャウト・ボーカルでぶっ飛ばしてくれるレスターとマイクのアーミステッド親子の大秀作。カーター・ファミリー、エディ・アーノルド、ドン・ギブソン、ルービンズ、クロード・ブーン、ジミー・デイビスら、カントリーやブルーグラスというジャンルが分離する前、マウンテンとか、ヒルビリーと呼ばれた1930年代の唱法が極上のアコースティック・サウンドと共に蘇える。
RHY-1042 AUDIE BLAYLOCK & REDLINE『Hard Driving Bluegrass』CD\2,573-(本体\2,450-)

 「ハード・ドライヴ」と米国では形容されるエネルギーを前面に、1950〜60年代のブルーグラス名曲を現代によみがえらせるオウディ・ブレイロックの2009年作は、ジミー・マーティンとボブ・オズボーンの"You'll Never Be the Same"やレッド・アレンの"Send Me Your Address from Heaven"、"My Blue Eyed Darling"をはじめ、これでもか!と言わんばかりの渋いトラッドグラス名曲揃い。絶え間なくロールするバンジョー(エバン・ウォード)とアグレッシヴなフィドル(パトリック・マカビニュー)はともに10代、ソリッドなリズムをキープする20代前半のジェイソン・ジョンソン(m)とマット・ウォーレス(bs)の若者たちとともにバンドサウンドで勝負する快作である。ムーンシャイナー2009年2月号特集。
■ニューグラス
SH-4055 SAM BUSH『Circles Around Me』CD\2,573-(本体\2,450-)

 「ブルーグラスの父」ビル・モンローと並ぶブルーグラス・セレブ、「キング・オブ・ニューグラス」と称されるサム・ブッシュ。今年のグラミー賞にも最終ノミネートされた最新作はカントリー・ジェントルメン名曲から、知られざるレッド・アレン曲、デル・マッカーリーをテナーに迎えたモンロー2曲、そしてニュー・グラス・リバイバル中期とデビュー・アルバムからのカバー2曲等々、待ってました!!のブッシュ流ブルーグラス。2006年の前作『Laps in Seven』(SH-4013 \2,573-)までニューグラスの先頭を走りつづけ、70年代以降のブルーグラスをそのエネルギーで背負ってきたサム・ブッシュ、ちょっと立ち止まってブルーグラスを振り返った秀作。なおサムの昨秋、IBMAでの基調講演「ビル・モンロー生誕100年に……」をムーンシャイナー誌1月号と2月号で完全収録(各\525-)しています。初のDVD作品『On the Road』(SH-4023D \2,888-)もカッコいいぞ!!
■ライブ
 アコースティック音楽の究極アンサンブル=ブルーグラスの醍醐味はライブだ!!
VAN-187/9 V.A.『Newport Folk Festival; Best of Bluegrass』CD3枚組\3,360-(本体\3,200-)

 1960年代の熱気を伝えるニューポート・フォーク・フェス(1959-66)から、都会の若者にバンジョー・センセーションを巻き起こした1959年、本作まで未発表だったアール・スクラッグス単独参加の熱狂(ハイロ・ブラウンのバックアップをする5曲!!)にはじまり、カーターが健在なスタンレー・ブラザーズ、そして翌1960年にはフラット&スクラッグス、ビル・モンロー&ブルー・グラス・ボーイズは1965年にピーター・ローワンを擁して参加したときの様子、1963年と66年のジム&ジェシー、未発表だった1965年のリリー・ブラザーズとドン・ストーバー、そして1966年のヘイゼル&アリスと再びフラット&スクラッグスまで、ブルーグラス第一世代が一望できる超貴重なニューポートでのブルーグラス・ライブ全51曲を収めた素晴らしい作品。
■ブルーグラス・マスターズ
 そのキャリアで地位の確立した巨匠たち。
RTR-001 COUNTRY GENTLEMEN REUNION BAND『Adcock, Gaudreau, Waller & Gray』CD\2,573-(本体\2,450-)

 エディ・アドコックとトム・グレイの、いわゆる「クラシック・カントリー・ジェントルメン」でブルーグラスの一時代を築いたふたりと、故ジョン・ダッフィの後釜として1969年に新生カンジェンを支えたジミー・グドロー、そして父チャーリー・ウォーラーの遺志とギターを継いで現在カントリー・ジェントルメンを率いるランディ・ウォーラーが組んだリユニオン・バンドの2008年デビュー作。エディ、トム、ジミーが認めただけあって、チャーリーの息子のランディがなかなかよくて、懐かしさいっぱいのいい演奏を聴かせてくれるんですよ。
TV-0594 MAC WISEMAN『24 Greatest Hits』CD\2,363-(本体\2,250-)

Jimmy Brown, the Newsboy/Prisoner's Song/I Still Write Your Name in the Sand/Love Letters in the Sand/I Saw Your Face in the Moon 他全24曲

 わたしの大好きなアルバム……、といってもその完成度ではなく、すばらしいミュージシャンの至芸という観点から。とくにバディ・スパイカーの心を震わせるフィドル、そしてボビー・トンプソンの抑えたバンジョー、マーティ・スチュワートの若いローランド&クラレンス・ホワイト兄弟信奉。もちろんマックの一言/一節をかみ締める「The Voice with a Heart」、そして安定した突っ込みかげんの一流セッション・ベーシストの至芸……それらが、安易なベストヒット物録音の中でときおり見事な有機化合物を生み出すのだ。30年以上を経てなお色あせないミュージシャン・オタク向け大名作……だと、わたしは思っている。
各楽器別インストお勧め再入荷作品
(楽器につきましては、楽器本体やパーツから教則物まで、各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
■ギター
REB-1582 TONY RICE『Guitar』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現代ブルーグラス・ギターのカリズマとなったトニー・ライス。……1972年、彼を口説いてこのデビュー・ギター・インスト集を創ったのはわがレッド・クレイ・レコーズです。トニーのすごさを見抜いたのはレスター・フラットとクラレンス・ホワイトの共通点を探り当てていたからだと思う。このアルバムからブルーグラス・ギターの歴史が大きく変わったといってもいい名盤です、……よね!? ムーンシャイナー誌2010年6月号(MS-2708 \525-)でのトニー・ライス特集は、染村哲也氏の「D-28の1955年説」。
ROU-0642 NORMAN BLAKE『Perfect 10 Series: Sleepy Eyed John』CD\1,802-(本体\1,750-)

 独自のアメリカン・トラッドを演じるノーマン・ブレイクの初期ラウンダー/フライング・フィッシュからの廉価ベスト10曲集。フラットピッカーとしてのバリバリ・インストから定評あるトラッド風オリジナル、ジェイムズ・ブライアン(f)との"Elzic's Farewell"や"Salty"などフィドル・チューン美学、そして"Fifty Miles of Elbow Room"カーター・ファミリー名曲など1970年代、ノーマン・ブレイクの多様性を凝縮した廉価ベスト・コレクション。
■バンジョー
(ムーンシャイナー連載のチチ松村「バンジョー祭り」、世界のバンジョー音楽をお見逃しなく!!)
SH-4004 JIM MILLS『Hide Head Blues』CD\2,573-(本体\2,450-)

 究極の「トーンとタイミング」を求めるジム・ミルズの、戦前フラットヘッド・マスタートーン・バンジョー弾き比べアルバム2005年作。トーンに深みを与えるDチューニングの使い方にも注目(Gオープンよりいいんだぞ!!)。ムーンシャイナー誌2005年9月号(MS-2211 \525-)で本作のライナーノーツ訳を含む特集あり。また、ため息しか出ない、でもバンジョーに魂を売った人は必見の2009年ジム・ミルズ著、ものスゴーい170頁全頁カラー写真集『Gibson Mastertone Flathead 5-string Banjos of the 1930's and 1940's』(HL-0001241 \6,930-)もある。
PATUX-175 MARK DELANEY『Sidecar』\2,573-(本体\2,450-)

 現在ランディ・ウォーラー&カントリー・ジェントルメン在籍のマーク・ディレイニーのデビュー作。同郷のエディ・アドコックをはじめ、これまで60余年のブルーグラス・バンジョー・テクニックをバランス良く取り入れつつ、何よりも「音」に対する感情を爆発させる弦へのアタックと意表をつくタイミングの取り方が、わたしには堪らない。ムーンシャイナー誌2009年4月号「連載、吉岡正の闘魂バンジョー」にて特集あり。
■マンドリン
DGR-001 JUSTIN MOSES『Dusty Roads』CD\2,573-(本体\2,450-)

 驚くべきマルチプレイヤーぶりで、現在もっともホットなミュージシャンとして話題のジャスティン・モーゼズが20代前半の2006年に発表した唯一のソロ作品。マンドリンがメインだが、全12曲中7曲はボーカルやハーモニーも含んですべて自分ひとりの録音というスーパーマルチプレイヤー。2000年、ブルー・ムーン・ライジングに参加、2005年にシエラ・ハルのハイウェイ111の創立メンバーとして活躍、ニューファウンド・ロードなどを経て2009年のダン・ティミンスキ・バンドに参加。現在はリッキー・スキャッグスのケンタッキー・サンダーのバンジョー奏者として活躍中。今後の要注意人物です!
ACD-66 DAVID GRISMAN QUINTET『Dawg's Groove』CD\2,573-(本体\2,450-)

 06年に結成30周年を迎えたデビッド・グリスマン・クインテットの記念すべき10作目最近作は、衰えないグリスマン魂のトーンと比類ないオリジナル・サウンドを紡ぎつづける。新メンバー、ジョージ・マーシュ(drums)ほか、ジム・カーウィン(bs)、エンリケ・コリア(g)、マット・イークル(flute)のクインテット。ブルーグラスとジャズとラテンを融合したドーグ音楽でアコースティック音楽界の頂点に君臨するDGQ、その類まれなメロディーと見事なアンサンブル、そしてマンドリンを堪能できる。
VMP-0100 V.A.『Mandolin Artistry』CD\2,573-(本体\2,450-)

 現代マンドリン!?にとって、きわめて重要なエポックとなった大名作。1995年、ベテラン・ピッカーのジミー・グドローが押し寄せる若手マンドリニストとその感性に注目して自費制作したマンドリン・ショウケース作品。ロニー・マッカーリーを1曲目に、つづくアダム・ステッフィ、ダン・ティミンスキ、ウェイン・ベンソン、アラン・バイビー、レイ・レジェやエモリー・レスター、そして天才ラディム・ズィンクルの計8人。ほぼ15年前、若かった彼ら、早い早い!!熱い熱い!!
■フィドル
COMP-4275 DAROL ANGER『Diary of a Fiddler』CD\2,573-(本体\2,450-)

 フィドルの求道者ダロル・アンガーの1999年大名盤。ブルーグラス、ブルース、ジャズ、ケープブレトン(ケルト)など、さまざまな北米フィドルの第一人者をゲストに迎え、まさしく収録曲"With a Little Help from My Friends"そのままの楽しい作品。ゲストは故バッサー・クレメンツ、ステュアート・ダンカン、サム・ブッシュ、ナタリー・マクマスター、マット・グレイザー、リチャード・グリーン、ブルース・モルスキー、ティム・オブライエン他、フィドルの多様な楽しさが詰まった超豪華作品。
■ドブロ
KOCH-9847 JERRY DOUGLAS『The Best Kept Secret』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ブッシュ/フレックらとの強烈ブルーグラスのほか、アリソン・クラウスが歌うソウル、CCRのジョン・フォガティーやジャズ・ギターのビル・フリーゼルらとのジャンルを越えた先端音楽集。ラップスティールのソロ"You Are My Flower"も聴きモノ。ドブロをまったく別次元の楽器に引き上げた秀才ジェリー・ダグラスの2005年作品。
RHY-1030 RANDY KOHRS『Old Photograph』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 歌とドブロの才能を授かったランディー・コーアズ、1曲目から今風ブルーグラス特有のスリルを目一杯に楽しませてくれ、今の若いブルーグラッサーのレベルの高いミュージシャンシップが堪能できる秀作。ドブロ・インスト作品ではないが、ドブロの音選びとトーンはもちろん、楽器ひとつずつが何を弾いているか、完璧にコントロールされた見事なアンサンブルにもランディの非凡さを強く感じる秀作だ。ランディに関してはムーンシャイナー07年7月号(MS-2409 \525-)特集参照。
■オートハープ
SF-40115 V.A.『Masters of Old-Time Country Autoharp』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1960年代のフォークブームの時代から、その優しい響きに日本でも人気のオートハープ。本作は1960年代にマイク・シーガーが録音したマスター奏者、キルビー・スノウ、アーネスト・ストーンマン、ケネス&ナリア・ベンフィールドの超有名スタンダード中心の全38曲。フィドル・チューンやトラッド・バラッド、カーター・ファミリーや折から人気のカントリー&ウエスタン・ソングなどが楽しめる71分、32頁のライナー付き。飾り気のない民衆の音楽とオートハープの基本を知る決定盤です。 …いかがですかオートハープ、はじめませんか?楽器初心者にも最適です。オートハープ本体はアリア製の21バー(AH-21 \39,000-、スプルース単板トップAH-21OS \55,000-)がお勧めです。また、教則DVDにはジョン・セバスチャンの『Learn To Play Autoharp』(DVDSEBAU21 \5,040-)がお勧めです。
■ハーモニカ
GT7-0670 TERRY McMILLAN『Nashville Harmonicas with Special Guest Terry McMillan』CD\1,260-(本体\1,200-)

Today I Started Loving You Again/Shenandoah/Orange Blossom Special/Amazing Grace 他全12曲

 1877年にドイツ人、M.ホーナーによって開発されたといわれるハーモニカ(=マウス・ハープ)は、アメリカに渡ってそのコンパクトなサイズのために農業労働者やカウボーイに愛された楽器。テリー・マクミラン(1953-2007)はブルースから出発、1970年代にチェット・アトキンスに認められ、メロディーを大切にするナッシュビル・ハーモニカの伝統を教えられ、1975年以来、チャーリー・マッコイに継ぐカントリー・ハーモニカの第一人者として活躍した。本作は一般向けのBGM用に企画されたナッシュビル・シリーズとして録音されたもの。
オールドタイム&フォーク新入荷
SF-40141 HOBART SMITH『In Sacred Trust: The 1963 Fleming Brown Tapes』CD\2,573-(本体\2,450-)

 バージニア南西部出身のマルチプレイヤー、ホバート・スミス(1897-1965)が1963年に遺したすばらしい全36曲。父や黒人から学んだ独特のバンジョー奏法はときおりメロディックな響きさえ感じさせるほか、ギター、ピアノ、フィドル等々、そしてバラッドやゴスペル、クロッグダンスまで、さまざまな発見をさせてくれる豊かな南西バージニアの音楽文化と、才能に恵まれたオールドタイマー、ホバート・スミスの音楽性が秀逸だ。プロデューサーでもあるスティーブン・ウェイドの80頁に及ぶ解説/歌詞など小冊子付き。
PATUX-215 TOM MINDTE & JEREMY STEPHENS『Radio Favorite & Sacred Songs』CD\2,573-(本体\2,450-)

Columbus Stockade Blues/On the Jericho Road/Sparkling Brown Eyes/Tragic Love/What Is Home Without Love/There's ab Open Door Waiting 他全12曲

 近年、若者作品や超ドロドロ本格作品など、次々とアルバム発表するパタクサント社のオーナー、トム・ミンテと、ドン・レノ・スタイルのバンジョーで知られるジェレミー・スティーブンスによるブラザー・デュオ、というか……、どちらかと言うとアーリー・カントリーというくくり方をしたほうがぴったりする……、たとえばここで2曲も取り上げたチャーリー・モンロー的(ほかにもここで取り上げているジミー・デイビスやドン・レノなどにも通じる様式否定型アーティスト)な、そんなアーリー・アメリカン・ルーラル・シンギングの本質を感じさせてくれる12曲。どれもこれも、心の奥に届くメロディを淡々と飄々と、しかし実は情念を宿した美しい曲を歌うふたり、アーリー・アメリカンなカントリー風味を味わいたい方にお勧め秀作!!
5SP-8003 ALICE GERRARD & MIKE SEEGER『Bowling Green』CD\2,573-(本体\2,450-)

St.Louis Blues/Sugar Baby/Dear Companion/In My Dear Old Southern Home/Coal Miner's Blues/Victory Rag/Sunny Side of Life/Flatwoods 他全26曲

 オールドタイムが現在も健在である最大の功労者であるマイク・シーガーが、同志でもあるアリス・ジェラードと遺した1980年のLPアルバム全14曲と、1970年の日本ツアーで遺した7曲、そして1979年のトミー・ジャレルとのトリオが2曲ほかの全26曲、アリスとマイクのふたりが創り上げた録音をまとめた唯一のアルバムとして2008年に発表されたもの。2009年8月、75歳で他界したマイク・シーガーが、おそらく自身の足跡の中でも、ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズとならび重要なパートナーであったろうアリス・ジェラードとの貴重な記録を形に遺したかったのか……? 日本ツアーのライブ(函館から2曲と東京5曲)では、司会の麻田浩の紹介も聞ける。ムーンシャイナー誌2009年9月号から12月号までマイク・シーガー追悼特集(12月号では麻田浩さんの「1970年11月15日〜12月15日」日本ツアーの思い出あり)があります。われわれは40年前、とんでもなくすばらしいアパラチアを見たんだ!!
オールドタイム&フォークお勧め作品
RC-118 三津谷組『Y'all come back an' see us, y'hear! まいど、おおきに!』CD\2,573-(本体\2,450-)

 2000年作、70年代にはロッコー・マウンテン・ボーイズとして活躍した三津谷まさよしとチーコ夫妻のファミリーバンドによる大阪ミナミ産オールドタイム全12曲集、楽しいよ。とにかく聴かなくっちゃ……、こんなブルーグラス・ライフも、ありよ!! イケイケ!! Red Clayプロデュース作品。
RPJB-2010 ラグパパス・ジャグバンド『RagPapas' Jugband』CD\1,575-(本体\1,500-)

 2010年作、日本語8曲入りデビューミニアルバム。開けっぴろげな南部エンターテイメント音楽が神戸で開花!! ムーンシャイナー誌2月号にバンドとジャグバンド音楽紹介の特集あり。ジャグバンドの発祥動機からして「楽しければいい」のだ! ブルーグラス45のジョッシュ大塚や秋元慎らブルーグラッサーも含む、超ベテラン揃いのラグパパ、文句なく楽しいのだ。人生に笑いと活力を……どーぞ!!
カントリー新入荷
NW-6188 BUDDY MILLER『Majestic Silver Strings』CD\2,573-(本体\2,450-)

 サム・ブッシュらのナッシュ・ランブラーズののち、エミルー・ハリスのギタリストとして頭角をあらわし、いまやカントリー/アメリカーナ・ギタリストのトップランナーとして極めて高い評価を持つバディ・ミラーの最新作。ビル・フレーゼル、マーク・リボット、グレッグ・リースとバディの4人の超個性的ギタリストがユニット「マジェスティック・シルバー・ストリングス」として、カントリー・クラシック曲を独自の解釈で演じるオルタナ・カントリー大秀作である。
カントリー発掘、編集モノ新入荷
B0015228 LORETTA LYNN『Icon』CD\1,575-(本体\1,500-)

Blue Kentucky Girl/You Ain't Woman Enough/Coal Miner's Daughter/You're Looking at Country/Rated X/Louisiana Woman, Mississippi Man 他全12曲

 イースタン・ケンタッキーの貧しい炭鉱夫の娘から、アメリカの母とまで呼ばれる国民的シンガーとなったロレッタ・リンの代表曲12曲集。アパラチア独特の唱法で、60〜70年代を生きた南部女性の真摯な視点から紡ぎだした自作のオリジナルに乗せて歌うすばらしい、アメリカン・カントリーシンガーのアイコンである。
B0014529 VINCE GILL『Icon』CD\1,575-(本体\1,500-)

When I Call Your Name/I Still Believe In You/If You Ever Have Forever in Mind 他全12曲

 1957年生まれのビンス・ギル、高校卒業後にトニー・ライス/ジャック・ローレンスの後釜としてブルーグラス・アライアンスに参加して70年代ブルーグラスの洗礼を浴びたのち80年代、メインストリーム・カントリーに転身、1989年アルバム『When I Call Your Name』でブレイク、数々のヒット曲を放っている。しかしヒットの数よりもビンスの評価は、もっとも多くのグラミー賞を獲得した男性カントリー・シンガーであるように、業界での高い評価が物語るように、曲作りや音作りの確かさや人望などにある。本作はそんなビンスの90年代、ラブバラッドを中心に、稀有なテナーボイスにブルーグラスで培ったハイロンサムなツイストを加えた、一語一語をかみ締めるような表現力が堪能できるベスト版。
映像新入荷
MP-0510 LESTER FLATT & NASHVILLE GRASS『Vintage Video』DVD\2,573-(本体\2,450-)

Durham's Bull/Will Yo Be Loving Another Man/Footprints in the Snow/Six White Horses/Little Cabin Home on the Hill/Used to Be 他全21曲

 1968年にフラット&スクラッグスとして来日したときは体調が悪かったというレスター・フラット、3年後のここでは元気ハツラツ、ボーカルはもちろんそのギター/MC/身のこなし……レスター・ファンのお宝映像だ。この1971年6月、ビル・モンローと歴史的な仲直りをしたことで23年ぶりに歌うモンローとの共作の名曲など、69年にアール・スクラッグスとコンビ解消して以来、アンクル・ジョッシュ(d)とポール・ウォーレン(f)、ジョニー・ジョンソン(bs)というフォギー・マウンテン・ボーイズにハスケル・マコーミック(bj)とローランド・ホワイト(m)が加わったナッシュビル・グラスを悠々と率いて、その類まれなステージ・パフォーマンスを見せてくれる71年夏の野外ライブ。信じられないスピードとドライブのかかった曲に、強烈にレイドバックするレスターのボーカルの妙がたまらないぞ!! バックは絶対にミスしないジョッシュの凄さ、何でそんな指使いをするねん!?ポール、近年ではめったに聴けないパリパリに乾いたハスケル快調バンジョー、そしてローランド・チーチー・ホワイトのケンタッキーカーネルズ流ブルーグラスが炸裂!!! 何故か途中、1曲のみカントリー・ジェントルメン(チャーリー・ウォーラー/ビル・エマーソン/ジミー・グドロー/ビル・イェーツの"Matterhorn")と会場であるレンフロバレーのコメディアン、オールド・ジョー・クラークの2曲(ギターにはフレッド・バーテンスタイン)が挿入されているが、文句なしにレスター・フラット三昧ができる、フラット&スクラッグス・シリーズDVD10巻につづくファン必携の感動映像!である。
MP-0410 V.A.『Pioneers And Legends of Bluegrass』DVD\2,573-(本体\2,450-)

Mule Skinner Blues/Rawhide(Bill Monroe)/Folsom Prison Blues/Shuckin' the Corn(Lester Flatt)/That Silver Haired Daddy of Mine/Tis Sweet To Be Remembered 他(Mac Wiseman)/Are You Washed in the Blood 他(Lewis Family)/Hard Hearted/Paradise/Cotton Mill Man(Jim & Jesse)/500 Miles/I'll Stay Around(Bluegrass Alliance) 他全15曲

 さまざまな事件のあった1971年夏(ムーンシャイナー誌1月号と2月号のサム・ブッシュ演説参照)、19歳のサム・ブッシュと20歳のトニー・ライスのブルーグラス・アライアンス2曲をはじめ、まだ元気で、少しお茶目な表情を見せていた晩年のビル・モンローとブルー・グラス・ボーイズ、レスター・フラットは同時に発売されたDVD『Vintage Video』(MP-0510 \2,573-)と同じ1971年、ガーランド・シュッピング(bj)やジョー・メドウズ(f)をともなったジム&ジェシーらがそれぞれ2、3曲ずつ収められたお宝映像集!! 
RCSI-1028D RIDERS IN THE SKY『Live in Concert: 30 Years "The Cowboy Way"』DVD-R\2,888-(本体\2,750-、カラー1時間10分)

Back in the Saddle Again/Cool Water/Rawhide/Clarinet Polka/Toy Story Medley/Honeysuckle Rose/Orange Blossom Special/Cattle Call 他全20曲

 1977年11月11日というから、このDVD映像コンサートが収録された2007年11月から丁度30年前、元ビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズにもいたカントリー音楽研究家ダグラス・グリーンが、当時は完全に姿を消していた「カウボーイ・ソング」を歌うエンターテイメント・グループというアイデアで創設したライダーズ・イン・ザ・スカイ。その後30年間、全米CBSネットのテレビ番組や、トイ・ストーリーの"Woody's Roundup"、そして2度のグラミー受賞など、数々の高い評価を受ける彼ら、レンジャー・ダグ(g)のほか、原子物理博士号を持つフィドラー、ウッディ・ポール(ポール・クリスマン)と、ベーシストのトゥー・スリム(フレッド・ラボア)、そして1989年から加わったジョーイ・ミスクリンのアコーディオンの4人組。スウィングギーなリズムやヨーデル、トリオやカルテット・ハーモニー等々をバランスよく聴かせる彼ら、30年間メンバー交代なしのチームワークは伊達じゃない。それぞれにキャリアを持ったインテリらしく、そのコメディ・ルティーンも実に洒落ている。通算5449回目というこの日のコンサートも全編、品のいいエンターテイメントでノスタルジックで美しいウエスタン音楽を楽しませてくれる秀作。
SHA-602D MARTY ROBBINS & ERNEST TUBB DVD\3,308-(本体\3,150-)(60分)

 1954〜1956年、"Singin' the Blues"ほかのマーティ・ロビンズ12曲と、"Walking the Floor Over You"ほかのアーネスト・タブ14曲の合計26曲、カントリー音楽が最もカントリーらしかったといわれる時代、現在ではクラシック・カントリーと称される最高の一瞬が収められた貴重な35mmフィルム『Country Classics』からの作品。かつてVHSでは紹介したがDVD化されている。シリーズとしてほかに、『Webb Pierce & Chet Atkins』(SHA-601D \3,308-)、『Jim Reeves & Ray Price』(SHA-603D \3,308-)がある。
SHA-621D ROSCO HOLCOMB『The Legacy of Roscoe Holcomb』DVD\3,308-(本体\3,150-)(100分)

 イースタン・ケンタッキーの伝説的シンガー/バンジョー奏者ロスコー・ホルコム(1911-1981)をドキュメントした、ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズのジョン・コーヘンが、1962年作品『High Lonesome Sound』(本DVD盤にも収録)と1974年『Musical Holdouts』の2作品で未使用だったフィルムを編集した2009年製作の30分作品のほか、ロスコーの演奏10曲集など、1960年代、アパラチア深部に伝わってきた伝承音楽のさまざまな有様が土地の生活とともにさりげなく紹介される貴重な映像記録だ。オールドタイム、ブルーグラス、そしてカントリーの一部……、われわれが日本で楽しんでいる音楽がどこから来たのか、知らなくてもいいが、知ったほうが面白い。まだ洗練される前のアパラチア深部のファミリーやコミュニティ音楽がここに記録されている。「ハイ・ロンサム」という言葉の生みの親、ジョン・コーヘンはロスコー・ホーカムのレギュラー・バプティスト唱法を称したのだという。本編にも登場するビル・モンローと同年生まれというロスコー、その生活を通じて1960年代初頭のアパラチア最深部の空気に、是非触れてみてください。
映像ものお勧め作品
 AMB-004D LOUIE SETZER & APPALACHIAN MOUNTAIN『Homegrown Music Concert』DVD-R\2,888-(本体\2,750-)

 今月のブルーグラス新入荷にて最新CDも紹介しているルーイ・セッツァー、正真正銘のローカル・トラッドグラス!! 自分が一番やりたかったことに全力投球する「伝統的なホンキートンク・ブルーグラス・スタイル」と自称するそのパワーは圧倒的で、小手先の器用さやアンサンブルとは無縁のエネルギーを生み出す。荒っぽいし、メンバーもスーパーピッカーじゃないが、自分の好きな音楽に一生懸命。地元公共テレビ局が製作した55分番組のDVD。
 SHA-212D DAVID GREISMAN QUARTET『Classic Dawg』DVD\3,675-(カラー、58分)

Cedar Hill/Dawg Funk/Minor Swing/Janice/Opus 38/Solo Base/Gator's Dream/Dawg Grass/Blue Midnight/Dawgology/Gypsy Medley/Dawg Jazz. 全12曲

 1976年、衝撃的な来日と共に世界中のブルーグラス/アコースティック界にまったく新しい価値観と可能性を持ち込んだデビッド・グリスマン。ジャズ界で高い評価を受けていた1983年、モントリオール・ジャズ・フェスでのデビッド・グリスマン・カルテットの貴重なライブ映像。2回目の来日メンバーと同じ、ダロル・アンガー(f)、マイク・マーシャル(g)、ロブ・ワッサーマン(bs)を率いて次々と初期ドーグの名曲を聴かせる。
 SHA-620D FLATT & SCRUGGS『Best of Flatt & Scruggs TV Show Vol.10』DVD(白黒約1時間)\3,308-(本体\3,150-)

Shady Grove/White House Blues/Groundhog/I'm Head Over Heels in Love/Little Maggie/You Are My Flower/Cripple Creek/Legend of the Johnson Boys/Footprints in the Snow/New River Train 他全22曲

 フラット&スクラッグスお宝映像シリーズ全10巻最後の完結作です。この最終作は第7作以降同様、いくつかのショウをつなぎ合わせたものだが、全曲初出。アールが新品と思われるボータイ・インレイのギブソンRB-250を弾いたり(それでもアールのゴールデン・トーンに変わりなし!)、スリーフィンガーから一瞬クロウハンマーを聴かせ、信じられないアドリブでメンバーをからかったりする……毎回のことながらの天才ぶり。そしてレスターの軽妙にして洒落たMCと言いようのないボーカルの妙とギターリズム!! カーリー・セクラーの爆裂テナー、アンクル・ジョッシュのドブロ、ポール・ウォーレンのフィドル、ジェイク・ターロックのベースが完璧なチームワークを見せる。ちょうど「じゃじゃ馬億万長者のテーマ」がナンバーワンヒットし、あの有名な1962年12月8日のカーネギーホールのライブ録音に臨む直前、フラット&スクラッグスが絶頂期にあった当時の、正真正銘のお宝映像!! 全10巻揃えて家宝にすべき、現存するブルーグラス映像の中もっとも貴重な映像集は、在庫中でーす!!
   SHA-608D NEW LOST CITY RAMBLERS/GREENBRIAR BOYS『Pete Seeger's Rainbow Quest』DVD\3,308-(本体\3,150-)

Man of Constant Sorrow/Cuckoo Bird/Hawkins Rag/Danville Girl/Blues(My Naughty Sweetie...)/Nine Pound Hammer/Little Birdie/Stewball 他全20曲

 全米の若者たちにアメリカ伝統音楽の存在を知らせた1960年代フォーク・リバイバルの最中、ピート・シーガーのホストでテレビ放映された『レインボウ・クエスト』シリーズの第3弾は、ニュー・ロスト・シティー・ランブラーズとグリーンブライアー・ボーイズをゲストにした2番組。第2部ではジョン・ヘラルド、ボブ・イエリンにフランク・ウェイクフィールドとジム・ブキャナンを加えた最強メンバーでアルバム『Better Than Late Never』を残した彼ら、ジョンとボブの都会的なセンスと、アパラチア出身のフランクとジムが見事に融合している。写真家でもあるボブのバンジョーの凄さは、その後のトリシュカをはじめ、ニューヨークのバンジョーに多大な影響を与えたに違いない。ニューヨーカーであるボブ(ユダヤ人である彼はこの後イスラエルに移住する)がアール・スクラッグスを訊ねたとき、アールが聴かせてくれたテープは日本から送られてきた"Rollin' My Sweet Baby's Arms"だったという話など、日本のブルーグラス熱も語られるインタビューなど、いかにブルーグラスが1960年代に若者に支持されて人種を超えていったか、感動的でもある。絶頂期のグリーンブライアーの映像が 残っていることに感謝したい。1部のNLCRはマイク・シーガー、ジョン・コーエン、トレーシー・シュワルツで、ピートとマイクが異母兄弟ということもあってリラックスした中、楽器の紹介とそれぞれの特徴を生かしたオールドタイムの演奏。NLCRの忠実なオールドタイム音楽に対する敬意と彼らのずば抜けたミュージシャンシップが、現在にいたるオールドタイム界の隆盛を招いたことはまぎれもない。ボブ・ディランのデビューに関わったグリーンブライアーとジョン・コーエン、ムーンシャイナー誌4月号のストーリーが現実味を持ってるよね……!?
教則もの新入荷
 HL-311484 V.A.『Big Book of Bluegrass Songs』Book\3,990-(本体\3,800-)

 224頁、22cmX30cmのブルーグラス・ソングブック(歌詞集)。有名ブルーグラス・ソング(インストを含む)を網羅した曲目は全72曲、ピアノ、ボーカルの譜面とギターコードという一般向けの体裁を持つ。なぜか"Foggy Mountain Breakdown"など、キーが"C"で不思議なコード展開となっているというのも興味深い。いずれにせよ、「ブルーグラス」が一般的な音楽として世に出る喜ぶべき兆しというべきだろうか、いい曲が一杯あるんだもんね……!?
楽器、その他…
  GIBSON MANDOLIN F-5V(1997) 価格はお問合せください。詳細写真

'97年のギブソンのバーニッシュ仕上げF-5マンドリン。'70年代のF-5からデザインを一新してロイド・ロアのスペックを尊重して開発されたF-5Lの上位機種で、現在のF-5マスターが登場する前のモデル。バーニッシュとラッカーのフィニッシュによる音の違いは様々な意見があるようだが、圧倒的に手間暇かかるバーニッシュ特有の風格ある仕上げ、音色の深み、音の抜けの良さ等、バーニッシュに軍配を上げるプレイヤーが多いようだ。リズムチョップやBのポジションでの音の立ち上がり、ブルーグラス・マンドリンに必要充分な条件を兼ね備えている。トップ:スプルース、サイド&バック:メイプル、フィンガーボード:エボニー、ヘッドストック・インレイ:フラワーポット、サンバースト・フィニッシュ、シルバー
・テイルピース、シャーラー・シルバー・ペグ、オリジナル・バーニッシュ・フィニッシュ、トップに小さなピックの傷有りですが美品、調整済みです。
  輸入雑誌
 (以下の4誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に取り揃えています。気になるアーティスト等の特集等についてはお問い合せ下さい。…調べる&知るの面白さをいかがですか)
 ■フラットピッキン・ギター誌
  隔月刊の掲載全タブ譜対応CD付きフラットピッキン・ギター誌。ブルーグラスからスウィング/ジャズまで。一冊でさまざまな奏法が学べる。
 FGM-15.2 最新「2011年1〜2月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 ワシントンDC地区の若手フラットピッカー、ジョーダン・タイスのカバーストーリーとタブ譜は彼の2枚目『Long Story』(PATUX-176 CD\2,573-)からの"Coming to Life"ほか、ジョー・カー"Otter Nonsense"のリズム、スティーブ・カウフマン"Indian Killed the Woodcock"、ジョー・カーリニのコード/メロディ練習、ジェフ・トロクセルの"Arkansas Traveler"コード弾き、スティーブ・ポティア"Blue Ridge Cabin Home"、カーター・ファミリー"You've Been a Friend To Me"、バッハ"Minuet in G Major"、リック・ウィリアムズ"Blackberry Blossom"のバリエーション、ジョン・ミゲーン"Limehouse Blues"、テリー・バウカム"Knee Deep in Bluegrass"のギターアレンジ、初心者はモンローソング"Sugar Coated Love"ほか。
 FGM-14.5 「2010年7〜8月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 ストリング・チーズ・インシデントのビル・ナーシをカバーストーリーとタブ譜"Surfing the Red Sea"と"Road of Destruction"に、トニー・ライス本『Still Inside』に関するクロスレビューほか、"Six White Horses"、"I'll Take the Blame"、"Big Sciota"、"Scarborough Fair"におけるモード練習、G-Runサンプルと"Lonesome Road Blues"、"In the Pines"、クロスピッキン"Will the Circle Be Unbroken"、"Morrison's Jig"、"Your Love Is Like a Flower"ほか、ギターを弾く上で有益なさまざまな教則と情報が、タブ譜と付属のCDでフォローできる80頁。
 FGM-14.3 「2010年3〜4月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 最新号は、昨年のウィンフィールドで話題になった3人のカバーストーリーと三人三様の"St. Anne's Reel"ほか、タブ譜満載の80頁。
 FGM-14.2 「2010年1〜2月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 「ギター・ジャム特集」はツインギターのハーモニーなど、さまざまなジャムにおけるツイン・ギター技を紹介ほか、タブ譜満載の80頁。
 FGM-14.1 「2009年11〜12月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 サム・ブッシュ・バンドのスティーブン・モウジンのカバーストーリーと"My Home Across the Blue Ridge Mountains"ほか、また12月号らしく"Joy to the World"、"Silent Night"、"Christmas Song"などのクリスマス曲など、タブ譜満載の80頁。
 ■バンジョー・ニューズレター誌
  世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
 BNL-11/02 最新2011年2月号 \525-

 キース・リトルのカバーストーリーとタブ譜は"Turn the Other Cheek"(ピーター・ローワン『Legacy』より)と"Black Eyed Susie"(バーン・ウィリアムズ名盤『Bluegrass from the Gold Country』より)、そのほか、トニー・ライス"Mar West"、ドン・レノが"We'll Meet Again Sweetheart"を弾けば?、アール・スクラッグスDVD『Vol.9』より"Pike County Breakdown"、ビル・エバンズのバックアップ"Blue Ridge Cabin Home"第2弾、トム・アダムズ"Some Day"、ジミー・アーノルド"Sail Away Ladies"、そしてさまざまなクロウハンマーとバンジョーに関するさまざまな話題満載。
 BNL-11/01 2011年1月号 \525-

 ビッグ・カントリー・ブルーグラスのリンウッド・ランスフォードのカバーストーリーとタブ譜は"Top Hat Ramble"と"Rendezvous"ほか、トム・アダムズ"Home Sweet Home"、フレッド・ガイガー"On the Sunny Side of the Street"、ピーター・ワーニック"Wichita Lineman、ビル・エバンズのバックアップ"Blue Ridge Cabin Home"ほかの44頁。
 BNL-10/12 2010年12月号 \525-

 パット・クラウドのカバーストーリーとインタビューにタブ譜"Kansas City Reel"とジャズ練習曲"Autumn Leaves"、そのほかタブ譜は、トム・アダムズ"Indecision"と"One Way Ticket to the Blues"、ジャネット・デイビス"I'll Be Home for Christmas"、バッハ"Jesu, Joy of Man's Desiring"ほかの44頁。
 BNL-10/11 2010年11月号 \525-

 シエラ・ハルのハイウェイ111のバンジョー奏者、2008年に来日もしたコリー・ウォーカーのカバーストーリーとタブ譜は"Hullarious"と"Absence Makes the Heart Grow Founder"(ともにシエラ・ハル『Secret』より)のほか、アール・スクラッグスはDVDシリーズ第10巻からの"Flop Eared Mule"のバックアップ、トム・アダムズ"Love Me Darling Just Tonight"のキックオフとブレイク、フレッド・ゲイガーはスタンダードの"I'm Getting Sentimental Over You"、バックアップ"Salt Creek"、J.D.クロウ"Honey You Don't Know My Mind"ほか、各種クロウハンマー・タブ譜、オーム(オード)バンジョーの50年インタビューやIBMAリポート。
  BNL-10/10 2010年10月号 \525-

 モンロー有名曲のインストで知られるマイク・スコットのカバーストーリーと"Watuaga Miner"のタブ譜ほか、アール・スクラッグスのDVDシリーズVol.10からの"Somebody Touched Me"、key of Dでの"Whiskey Before Breakfast"、初心者は"You Are My Sunshine"のダブルストップ奏法、ジム・ミルズ"Connmara"、トム・アダムズ"Mama's Hand"などのタブ譜ほか、クロウハンマー各種とバンジョーに関するさまざまな話題満載の44頁
 BNL-10/05 2010年5月号 \525-

 カバーストーリーはスティーブ・マーティンでタブ譜は"Pretty Flowers"と"Saga of the Old West"。そのほかタブ譜はスタンダードの"Dinah"(ディック・ミネだっけ?)をフレッド・ガイガー、テレビ主題歌「ホーガンズ・ヒーローのマーチ」、クリス・ワーナーの"Lickity Split"の第一及び第二ブレークなどのタブ譜、そしてクロウハンマー・タブ譜。
 BNL-10/04 最新2010年4月号 \525-

 リチャード・ベイリー(クラスター・プラッカーズやスティール・ドライバーズ)のカバーストーリーと"Heaven Sent"、"Midnight Train to Memphis"、"Drinkin' Dark Whiskey"のタブ譜ほか、アール・スクラッグス"Mountain Dew"、ドン・レノ"Little Rock Getaway"、トム・アダムズ"Walkin' the Dog"などのタブ譜ほか。
 BNL-09/12 2009年12月号 \525-

 トム・アダムズによるティム・カーターのインタビューなどの特集ほか、タブ譜はアール・スクラッグス"When the Angels Carry Me Home"、ベラ・フレック"Melody of Rhythm, Movement 1"、ドン・ストーバー"Black Diamond"、トム・アダムズ"The Chipmunk Song"か、12月らしく"We Three Kings"や"Auld Lang Syne"、ボブ・カーリンのビートルズをクロウハンマーで"Things We Said Today"や「バッハのガボット」などの48頁。
 BNL-09/10 2009年10月号 \525-

 DCエリアの凄腕マーク・ディレイニーのカバーストーリー(ムーンシャイナーの闘魂バンジョーでは4月号特集)とタブ譜は"Black Diamond"、フレッド・ゲイガー"Cherokee"、トム・アダムズ"Herat of Scotland"、イアン・ペリー"Whiskey Before Breakfast"、マイク・シーガー"Last Night When Willie Came Home"ほか。
 ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
  米国の最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
BU-11/04 最新2011年4月号 \840-

 グラス・キャッツのカバーストーリーほか、顔つきバイオリン・ヘッド考察、1960年代から中西部にブルーグラスを広めたオリン・フリーセンのビル・モンローの思い出などの特集のほか、、米国ブルーグラス情報満載の90頁。広告の情報量は圧倒的!!
 
 BU-11/03 2011年3月号 \840-

 3月号恒例の楽器特集号は、コリングス、ヒューバー・バンジョー、ギルクリスト・マンドリン、レイ・ティアーストーン・マンドリン、アキュタブ教則の特集記事など74頁
 BU-11/02 2011年2月号 \840-

 カーリー・セクラーとウェイン・テイラーのカバーストーリーのほか、ザ・ディラーズのミッチ・ジェインの思い出などの特集記事ほかの60頁。
  BU-11/01 2011年1月号 \840-

 毎年1月号恒例の全米ブルーグラス・フェス一覧表とフェスティバル特集号。第75回ゲイラックス・フィドラーズ・コンベンション写真集、アパラチアン・アップスプリング・フェス、マーク・オコナー・ストリング・キャンプ@ETSUの特集記事ほか、米国ブルーグラス情報満載の92頁。
 BU-10/12 2010年12月号 \840-

 タークス・ベントリーのカバーストーリーほか、IBMA2010 WOB写真リポート、ビル・モンローの失われた写真、ダレル・ウェッブ・バンド、カスタム・インレイのエキスパート、デイブ・ニコルズの特集記事ほかの60頁。
 BU-10/11 2010年11月号 \840-

 35周年を迎えたスペシャル・コンセンサスのカバーストーリーでIBMA理事長を退任したグレッグ・ケイヒル特集ほか、ブルーグラスに戻ったジョー・ディフィ、パム・ガッド、ドブロ奏者ジョニー・ベラーらの特集のほか64頁。
BU-10/10 2010年10月号 \840-

 ザ・グラスカルズのカバーストーリーほか、ロン・ブロック、ドナ・ユリッシー、アール・ブラザーズ、2011年版タレント名鑑などの特集ほか63頁。
BU-10/09 2010年9月号 \840-

 ホット・ライズ・リユニオンとエディ・アドコックのカバーストーリーほか、ニューファウンド・ロード、1930〜40年代の戦争とブルーグラス(オールドタイム)についての新刊本『If Trouble Don't Kill Me』、ノース・カロライナ州シェルビー近郊のライブハウスなどの特集の72頁。
BU-10/08 最新2010年8月号 \840-

 マーティ・ステュアートのカバーストーリーほか、ベース第一人者デニス・クロウチ、ロックとブルーグラスを結ぶラリー・キール、カロライナ・サンシャインなどの特集のほか、さまざまなコラムで米国ブルーグラス情報満載の72頁。
 BU-10/07 2010年7月号 \840-

 今月10日に81歳の誕生日を祝ったジェシー・マクレイノルズのカバーストーリーに、マイケル・マーティン・マーフィー、モンロー・クロッシング、ノース・カロライナのブルーグラス・パイオニア=ドン・ウォーカーらの特集の74頁。
BU-10/06 2010年6月号 \840-

 デル抜きのデル・マッカーリー・バンド、トラベリング・マッカーリーズのカバーストーリーほか、アンディ・レフトウィッチ、ダリン&ブルック・アルドリッジ、1969年ルイジアナ・ブルーグラス・ウィークエンドの思い出の特集ほかの80頁。
BU-10/05 2010年5月号 \840-

 ジョッシュ・ウィリアムズとラリー・スティーブンソンをカバーストーリーに、女性ブルーグラスのパイオニアのひとりケーティ・ローアー、オールドタイム・ラジオらの特集。
BU-10/04 2010年4月号 \840-

 ブルーグラス・チャート1位をヒットしたばかりのギブソン・ブラザーズのカバーストーリーのほか、アダム・ステッフィ、ディック・キメル、ポール・ウォーレンらの特集の80頁。
BU-10/03 2010年3月号 \840-

 3月号恒例楽器メーカー特集。Ode & Omeバンジョー、ハス&ダルトン・ギター、クラーク・マンドリン、オールドスタンダード・ウッド、ブルーチップ・ピックの特集ほかの68頁
BU-10/02 2010年2月号 \840-

 ロンサム・リバー・バンドのカバーストーリーほか、キャリー・ハスラー&ハード・レイン、モンロー・スタイル・マンドリンのバディ・メリアム。
BU-10/01 2010年1月号 \840-

 1月号恒例のフェス特集号は、アパラチア・ミュージアム主催「テネシー・フォール・ホームカミング」の特集カバーストーリーほか、オールド・ドミニオン・バーン・ダンスの初期フラット&スクラッグスやスタンレーズらの超レア・フォト・アルバム。そして2010年フェス・スケジュール・リスト。
 ■オールドタイム・ヘラルド誌
  内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。
OTH-1209 最新2011年2月/2011年3月号 \1,260-

 全米のフィドラーズ・コンベンションやフェス、各種ミュージック・キャンプなど2011年フェスティバル・ガイドのほか、東テネシーの初期カントリー・シーンを物語るブルースター・ブラザーズ(リッキー・スキャッグス&ケンタッキーサンダーのポール・ブルースターの父ウィリーとレイ)、1950年代にオザーク・オープリでのボードビル・ショウや活躍したショウ・フィドラー、リロイ・ハスラグの特集ほか、伝承音楽の情報満載の52頁
OTH-1208 2010年12月/2011年1月号 \1,260-

 ベーコン・バンジョー構造図をカバーにフレッド・ベーコンと初期のベーコン・バンジョー物語のほか、ボブ・ウォルターズとドワイト・ラムに捧げるミズーリ・バレイのフィドル・スタイル特集のほか、初代編集長アリス・ジェラードの「オールドタイム・ヘラルドの20年とマールフェス」などの特集記事ほか。
OTH-1207 2010年10月/11月号 \1,260-

 ブルースのミシシッピ・ジョン・ハートのカバーストーリーほか、ギニー・ホーカー、あたらしいブルー・リッジの音楽名所フロイド・カントリー・ストア、サイ・カーン"Aragon Mill"がトラッド曲に!?などの特集記事ほか。
OTH-1206 2010年8月/9月号 \1,260-

 カーソン・ロビンソンのカバーストーリーほか、レラ・クリストファー・トッド、ヒュービー・キングのオールドタイム・ジャム、78回転からCDへ……などの特集ほか。
OTH-1205 2010年6月/7月号 \1,260-

 バール・ハモンズのカバーストーリー「ハモンズ家の思い出C」のほか、昨年他界したレイ・アルデンの夢「フィールド・レコーディング」、ベラ・フレックのアフリカについてのインタビュー、そして1902年ケンタッキー東部のアパラチア山中に生まれた主婦であり女性ミュージシャンであったエフィー・スミス・ピアーソンの生涯などの特集ほか。
OTH-1204 2010年4月/5月号 \1,260-

 ゴード(瓜)バンジョー製作家のジェフ・メンジーズ、戦前のパイオニアたちと数多く共演した94歳のフィドラー、スリーピー・マーリン物語、「ハモンズ家の思い出第3回」などの特集ほか。
OTH-1203 2010年2月/3月号 \1,260-

 2010年フェス&ミュージック・キャンプ・ガイド、「ハモンズ家の思い出第2回」、故レイ・アルデンの究極の遺作「オールドタイム・バンジョー奏法のトレンドD」、オレゴン州ポートランドのレコード店「ミシシッピ・レコーズ」探訪記、元ダブル・デッカー・ストリング・バンドのクレイグ・ジョンソン追悼などの特集ほか。
OTH-1202 2009年12月/2010年1月号 \1,260-

 リー・ハモンズのカバーストーリー「ハモンズ家の思い出第1回」ほか、昨夏亡くなったレイ・アルデン追悼特集、そのレイによる究極の力作「オールドタイム・バンジョー奏法のトレンドC」、カイル・クリード1966年インタビューなどの特集ほか。
OTH-1201 2009年10月/11月号 \1,260-

 マイク・シーガー追悼、オールドタイム・バンジョー奏法のトレンドB、アラスカのオールドタイム今昔、マーク・キャンベル・インタビュー特集他。
 月刊『ムーンシャイナー』
  1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌、26年目です。
 ■定期購読:1年¥6,000-半年¥3,300-

 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。

■ムーンシャイナー・ファイル:\840-

ムーンシャイナーの一年分12冊を傷をつけずにファイルできるコクヨ製ロゴ入り特製フォルダー。

■バックナンバー:各¥525-

 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。
MS-2806 最新2011年4月号(通巻330号)\525-

 スタンレー・ブラザーズのカバーストーリーで「スタンレー・サウンド前編=カーター・スタンレー」、真保 孝のラルフ・スタンレー初来日から40年、ディラン/エリオット/ガスリー「フォークとは何か?」、宮崎勝之インタビュー、本間正敏のIBMA-WOBリポートD、丹沢ブルーグラス米国道中最終回、亀田浩史のウィンターグラス2011、アメリカ歴史「南北戦争の歌A」、東日本大震災について……ほか、チチ松村のバンジョー祭り、成田勝浩のロンサム・エアポートなど連載コラムとニュース、レコードレビュー、最新ブルーグラス・チャートなど日米ブルーグラス情報満載の44頁。
 
MS-2805 2011年3月号(通巻329号)\525-

 今月88歳の米寿を迎えたドック・ワトソン特集、5月に来日予定のスーパーピッカー、マット・フリナーのカバーストーリーほか、最適なブルーグラス・ギターの条件後編、2010年ブルーグラス総括、本間正敏のIBMA2010「WOBリポートC」、丹沢ブルーグラス「ビーンブロッサム・フェス」、アメリカ歴史概論XII「南北戦争の歌」、大分ブルーグラス・ナイト、奈良ブルーグラス・ナイトほか、日米ブルーグラスの話題満載です。
MS-2804 2011年2月号(通巻328号)\525-

 女性シンガー・クロウハンマー奏者アビゲイル・ウォッシュバーンのカバーストーリーほか、サム・ブッシュの「IBMA基調講演、ビル・モンローを語る後編」、グラミー賞の実態、ブルーグラス・ギターの条件前編、ラグパパス・ジャグバンド、本間正敏のIBMA2010「WOBリポートB」、丹沢ブルーグラス「ビーンブロッサム訪問」、アメリカ歴史概論XI「南北戦争」ほか。
MS-2803 2011年1月号(通巻327号)\525-

 最新1月号はサム・ブッシュのカバーストーリー「IBMA基調講演、ビル・モンローを語る前編」ほか、新春ブルーグラス大学生サーベイ第一章、宮崎勝之&古橋一晃『Woody Talkin'』、バンジョー・プロジェクトを救え!!、本間正敏のIBMA2010「WOBリポートA」、丹沢ブルーグラス「IBMM訪問」、アメリカ歴史概論]「南北戦争」ほか、日米ブルーグラスの話題満載です。
MS-2802 2010年12月号(通巻326号)\525-

 パンチ・ブラザーズのカバーストーリー「パンチ・フェスライブ体験記」ほか、ブラザー・デュオのお勧め、本間正敏のIBMA2010「WOBリポート@」、ドブロ・キャンプ「リゾサミット2010」、丹沢ブルーグラス「ビル・モンロー生家訪問」、アリソン・ブラウンvs津軽三味線などの特集記事、ブルーグラス歴史概論\「Wildwood Flower」、日本ブルーグラス年表「1973年」ほか、日米ブルーグラス情報満載。
MS-2801 2010年11月号(通巻325号)\525-

 第21回IBMAアワード大特集。ライマン公会堂で行なわれたアワード・ショウの全貌を、現在の米国ブルーグラス事情とともに紹介するほか、日本ブルーグラス・レジェンド「島田耕」、学生バンドで滋賀フェス・バンド・コンテストの優勝バンド「カルブレイス」、第30回を迎える「ビッグマウンテンオープリ」、「弦楽器メンテナンス入門」などの特集とブルーグラス歴史概論[「Wildwood Flowerほか」、日本ブルーグラス年表「1973年」など連載。
MS-2712 2010年10月号(通巻324号)\525-

 バンジョー大博覧会リポート、ジョン・ハートフォードとルイーズ・スクラッグス、ミッチ・ジェイン追悼ふたつのダルシマー、レモンスライスCD発表、半熟りんごあめ、、井上ともやす、丹沢ブルーグラス・アメリカ道中記Bなどの特集ほか。
MS-2711 2010年9月号(通巻323号)\525-

 「ブルー・リッジってどこだ?」から「ブルー・リッジ系ブルーグラス」のブルーリッジ大特集ほか、最新ブルーグラス・バンジョー事情後編:パーツ編、パンチ・ブラザーズはブルーグラスなのか?、バックウッズ・マウンテニアーズCD発表、チーフ井上「ロッキートップ30周年に」、「ビル・モンロー生誕99年へのメッセージ集」ほか
MS-2710 2010年8月号(通巻322号)\525-

 「バンジョーの歴史」と「現在ブルーグラス・バンジョー・メーカー列伝」などバンジョー大特集のほか、ダークス・ベントリー、宇佐美勝彦、新潟ジャズストリート・リポート、カーリー・セクラー・フォト・リポート、丹沢ブルーグラス・アメリカ道中記A、ブルーグラス史観「ゴスペルの源流セイクレッド・ハープ」特集。
MS-2709 2010年7月号(通巻321号)\525-

 天才少年アレックス・ハーグリーヴスをカバーストーリー、ブルーグラスにおける天才ミュージシャン列伝、マック・ワイズマン「シンガーvsプレイヤー」、スコット・ベスタル、ブルーグラス史観「アメリカ歴史概論V、C.F.マーティンとフォスター」、尾崎ブラザーズ、ノース・ヒルほかの特集。
MS-2708 2010年6月号(通巻320号)\525-

 ムーンシャイナー6月号はトニー・ライスのカバーストーリーほか、有田純弘インタビュー、フェアウェル・ドリフターズ、鎌倉ブルーグラス・サローネ・リポート、ドン・レノ"Dill Pickle Rag"、ブルーグラス史観「アメリカ歴史概論V、ミンストレルとバンジョー」ほかの特集。

MS-2707 2010年5月号(通巻319号)\525-

 クルックド・スティルのカバーストーリー他、アメリカ合衆国独立からフロンティア、そしてテキサスの成立までをまとめたブルーグラス史観による「アメリカ歴史概論U」、追悼:大森康弘などの特集のほか、日米ブルーグラス情報満載。
MS-2706 2010年4月号(通巻318号)\525-

 ジョン・ハートフォードとハートフォード・ストリングバンド特集、アメリカ大陸発見からアメリカ合衆国独立までのブルーグラス史観による「アメリカ歴史概論T」、ジミイ赤澤『Bluegrass Fiddle Jam』、斉藤ジョニー「IBMA2009 WOBリポート後編」などの特集ほか。
MS-2705 2010年3月号(通巻317号)\525-

 「ブルーグラスはジェンダーフリーか?」という問に、アリソン・ブラウン、ミッシー・レインズ、クリスティン・スコット・ベンソン、3人の女性IBMA受賞者が答えてくれます。そのほか、3月号恒例の2009年発売レコード総括、30年前のデル・マッカーリー初来日リポート、東 理夫『アメリカは歌う』、宮崎勝之&マンドスケイプ登場ほか。
MS-2704 2010年2月号(通巻316号)\525-

 ビル・モンロー「1950年、ハイロンサムの誕生と背景」、ティム・オブライエン「グラミー授賞式インサイド・リポート」、アレン・シェルトン追悼、佐々木仁の日本初オールドタイムLP「マウンテン・ランブラーズ」物語後編、斉藤ジョニー「IBMA2009 WOBリポート前編」ほか。
MS-2703 2010年1月号(通巻315号)\525-

 アール・スクラッグス「テクニック分析」、「ブルーグラス三世代考察、あたらしいブルーグラス世代へ」、サム・ブッシュ"The Ballad of Stringbean and Estelle"の物語、クリスティーズお宝狂想曲、佐々木仁の日本初オールドタイムLP「マウンテン・ランブラーズ」物語、ウィンターグラス・リポート、「オザーク・マウンテニアーズ、ウェイファーリング・ストレンジャーズ、ブルー・マウンテン・ボーイズU」、ジェシー・ベイカー特集ほか。
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