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      B.O.M.Newsletter #406web 2014年8月12日
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INDEX

今月の特選作品   
新入荷リスト   
  ■ニュースレター#406 新入荷ダイジェスト
ジャンル別新入荷   
  ■ブルーグラス新入荷 
  ■インスト新入荷
  ■カントリー/ポップ新入荷
  ■映像モノ新入荷
最近作/お勧め作、再入荷  
  ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
  【ムーンシャイナー8月号レビュー紹介作品】
ブルーグラス最近作/お勧め作  
インスト最近作/お勧め作  
オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作  
カントリー最近作/お勧め作  
お勧め発掘・編集最近作/お勧め作  
映像ものお勧め作  
楽器関連作品  
  ■ギター
  ■バンジョー
  ■マンドリン
  ■フィドル
  ■ドブロ
  ■スティールギター
楽器、その他……  
 教則もの/ソングブックお勧め  
 輸入雑誌  
  ■フラットピッキン・ギター誌
  ■バンジョー・ニューズレター誌
  ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
  ■オールドタイム・ヘラルド誌
 月刊『ムーンシャイナー』  
 B.O.M.ご利用方法  


  今年43年目の宝塚ブルーグラスフェス、8月第一週末を含む4日間、無事に終了しました。参加いただいた100+バンドの方、いつも同じところでジッと観てくれるリスナーの方、来れなかったけどチョッと思い出してくれた方……、ありがとうございました! 
 急に発生した台風11号のためにぐずついたお天気でしたが、ステージが止まることもなく、樹木に覆われた観客席ではほとんど傘の必要もなく、いつもながらに皆さんの真摯な質の高い音楽を楽しむことができました。とくに若者たちのアッという間のレベルアップには、驚きを越して感動すら覚えます。同時に連続43回目のステージを無事に務めたブルーグラスナッツをはじめとするベテランたちの音楽/人生との向き合い方にも圧倒されます。
 これまで長い間、土曜マスターワークショップのマンドリンを担当してくれた宮崎勝之くんはいませんが、ステージからは何度か、彼の歌っていた“The Right Melody”が聴こえてきました。われわれの周りではさまざまなことがありますが、“the show must go on...”、意志のつづく限り、人生の重要な友、音楽(ブルーグラス)とともに「フェス」を楽しみたいと思います。
 まだまだ10月まで全国で、ブルーグラスフェスが開かれます。ムーンシャイナー!でチェックして、ぜひお出かけください……。「第43回宝塚ブルーグラスフェス」、ありがとうございました。

◆月刊ブルーグラスジャーナル「ムーンシャイナー」
 創刊31年目、最新8月号(\540-)は10月に来日が決定したジェリー・ダグラス歓迎特集第一弾「ハワイアンギター誕生125年からドブロについて」、久永雅史「あっという間に60年、前編」、小野田浩士りバンジョー巡礼の旅U「アール・スクラッグス・センター訪問」、ジョージ・シャフラー追悼「クロスピッキンギター編」、オー!シスタージャンボリー2014リポート、40年目を迎える「札幌ブルーグラスフェス」、バックウッズマウンテニアーズ50周年記念ライブ、学生プロファイル#18 酪農学園大学「矢島佑記」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
 月刊ムーンシャイナー定期購読は1年間(12冊)\6,300- 半年間(6冊)\3,450-。単冊\540-(+送料\78-)。定期購読は購読開始希望月をお知らせくだされば早速お送りします!! また情報提供、そしてご自由なテーマでのご寄稿など……、なにとぞムーンシャイナーにご協力を、よろしくお願いします!

■全国イベント・カレンダー
 以下、ムーンシャイナー誌8月号に寄せられたイベントです(個別バンドのライブ=来日&国内ツアー/企画物以外=はムーンシャイナー誌上にて)。
◆やぎたこ
 ルーラルアメリカンな男女オールドタイム・デュオ
8月23日(土)千厩、角蔵ホール0191-56-2444
8月24日(日)石巻、トリコローレ音楽祭
9月4日(木)伊勢佐木町、John John(045-251-5382)
9月7日(日)静岡、自由茶屋054-296-1518
9月13〜14日(土日)滋賀、伊吹山音楽祭074-958-0105
◆8月22日(金)高知「ロンギングフォーザサウスランド vs ブルーナイツ」Cafe and Dining zero (088-803-7080)。19時半開演、\1,800-。地元のベテランバンドと、その娘さんが所属する神戸大学生バンドとの夢の競演!!
◆8月23〜24日(土、日)北海道「第40回札幌ブルーグラス・フェスティバル」札幌、豊平峡温泉特設会場。参加費\2500-(温泉、カレー・チケット付)。北海道大学生が主催するフェス(問)札フェスsatsufes@gmail.com
◆8月23日(土)大阪「久永雅史カンレッキー」千日前、アナザードリーム06-6211-5759。14時、\4500-。
◆8月23日(土)愛媛「Oyavin還暦おめでとう!」西条、ホテル・ユニバース0898-64-3100。18時半、\3500-。ゲスト:親分と極道(oyavinとごくちゃん)。(問)岩崎潤一 090-3187-7622
◆8月29〜31日(金〜日)神奈川「箱根夕日の滝ブルーグラス・フェスティバル」南足柄市地蔵堂、夕日の滝キャンプ場。参加費\3500-。バンド受付:8月15日まで。(問)森下幸治029-859−4356、中西孝仁047-323-2615、小森谷信冶03-3916-2027(いずれも20時〜22時)
◆8月29日(金)大阪「大阪ルーツ&フォーク・ナイト」千日前、アナザー・ドリーム06-6211-5759。19時半、\2000-。出演:ながいよう、RAKKAN、コンフントJ、アイランド、So What(秋元慎、村片和彦、大野普靖)ほか
◆ジミー赤澤
 3ヶ月毎の第1木曜日の東京でのワークショップとライブ
9月4日(木)フィドルワークショップ \2,000-
9月5日(金)東京ブルーグラスボーイズ \1,800-
9月8日(月)ブルーグラスライブ with 笹部益生、原さとし、加藤史高。\2500-
 いずれも7時半、原宿・こんとん館(03-3405-0740)
◆9月9日(火)東京「稲葉和裕&ブルーグラス・バディーズ」銀座、ロッキー・トップ03-3571-1955
◆9月10日(水)大阪「大阪ブルーグラス・ナイト/ビル・モンロー・トリビュート」千日前、アナザー・ドリーム06-6211-5759
◆9月13〜14日(土、日)茨城「第28回水戸ブルーグラス・フェスティバル」茨城町、ポケット・ファームどきどき。参加費\1000-
◆9月13〜14日(土、日)滋賀「伊吹山音楽祭2014」米原、伊吹薬草の里文化センター・グロウブステージ、ジョイホール。1日券\3000-2日券\5000-小学生以下\500-(問)オフィス・ケンhttp://www.officeken.net/imf/

 今月の特選作品  (ムーンシャイナー編集長一押しダイジェスト)
 〜特選女性ボーカル〜
  TMR-209 THE HADEN TRIPLETS『Tanya, Rachel & Petra Haden』CD(本体\2,450-)\2,646-

Slowly/Single Girl, Married Girl/Voice from On High/Memories of Mother and Dad/Raining Raining/Making Believe/When I Stop Dreaming/My Baby's Gone/Billy Bee/Tiny Broken Heart/Lonesome Night/Will You Miss Me When I'm Gone?/Oh Take Me Back.

 ブルーグラスやオールドタイム音楽ファンとして知られる高名なジャズベーシスト、惜しくも7月11日に76歳で亡くなったチャーリー・ヘイデンの1971年10月11日生まれの三つ子の娘たち。それぞれに音楽活動をつづけていた3人を、「ヘイデン・トリプレッツ」としてライ・クーダーがプロデュースしたデビュー作。おそらく父と、プロデューサーであるライ・クーダーがシビアに選んだ上記、カーター・ファミリーからウェッブ・ピアース、キティ・ウェルズからルービンズ、そしてモンローやスタンレーなど、美味しい美味しいカバー曲で、シンプルにして美しいオールドタイミーハーモニーの秀作。ローランド・ホワイト直伝のライ・クーダーのマンドリンとギターにドラムとベースだけという超シンプルなアコースティック(リッキー・スキャッグスのマンドリンが参加した3曲を除く)にギミックない素直なボーカル、ハーモニーが心地良い。クリス・シーリ&マイケル・デイヴズの凄いブラザーデュオCDアルバム『Sleep with One Eye Open』(本体\2,450-)にも協力したジャック・ホワイトのサードマンレコードからのリリース。シンプルな女性トリオハーモニーと洗練されたオールドタイミーなライ・クーダー・サウンドが秀逸なチョーお勧め作品。

  SMM-1008 ALICE GERRARD『Bittersweet』CD(本体\2,450-)\2,646-

 1960年代初頭、ビル・モンローの強力な後押しでヘイゼル&アリスとして、初の女性ハイロンサムサウンドを提示。1970年代以降、本作のプロデューサーでもあるローリー・ルイスをはじめアリソン・クラウスら、女性ブルーグラス隆盛の基礎を創ったコンビのひとり、アリス・ジェラードの2013年最近作。ブライアン・サットン(g)、ステュアート・ダンカン(f)、トッド・フィリップス(bs)、ロブ・アイクス(d)、トム・ロザム(m)をバックに、アパラチアンバラッドからブルース、軽いスウィング、そしてホンキートンクカントリーまで、「正味」の女性ボーカルを聴かせてくれるアリスのソロ第3作目。ジャンルに無関係なアパラチアのムード一杯の、アリスが人生の中で印象に残った言葉や光景を曲にしたという10曲の新曲と3曲の再録、ローリーが2013年に発表した、女性ブルーグラスのパイオニア、アリスのとても素敵なソロアルバムだ。

  MFR-140329 DETOUR『Going Nowhere Fast』CD(本体\2,450-)\2,646-

 紅一点のミッシー・アームストロングのキュートで美しいさわやかボーカルにバンド全員が一体となってバランスの良いコンテンポラリーなブルーグラスを聴かせる、1970年代ブルーグラスにハマったというベテラン揃いのディトゥアー最新第4作。
 ミシガン州の6人組。とくに3T「トーン/テイスト/タイミング」に優れたスコット・ジルスタのリードギターが光る。……音楽をつづけている事ですばらしいオリジナリティを身に付けたローカルミュージシャンたちがすばらしい。1972年のナンバーワンポップヒット "I Can See Clearly Now"、そしてスタンレーのスタンダードもしっかり歌いこなすミッシー"Traveling the Highway Home"、マンドリンインスト"Three, Two, One"、ギターインスト"$100"、そのほかキュートなタイトル曲や"Love Is What You Make It"、そしてアメリカ賛歌"America the Beautiful"などなど、ミッシーの魅力が一杯のディトゥアー最新作。

  SMM-1012 LAURIE LEWIS & KATHY KALLICK『Sing the Songs of Vern & Ray』CD(本体\2,450-)\2,646-

 おー!!なんと素晴らしい企画アルバムなんだ! 「バーンとレイ」というたったひとつのバンドの存在が、サンフランシスコのトラッドブルーグラス伝統を生んだのだろう。バーン・ウィリアムズの胸を掻き毟られる……あのテナー、その音楽のツボをよーく承知し、女声ながらその感情を見事に再現、聴かせてくれるローリー・ルイスとキャシー・キャリック共演の最新作。ヘイゼル&アリスが1960年代、モンローに捧げたようなハイロンサムアルバムを成したように、ローリーとキャシーは、バーンが愛したフォスターやカーターファミリーを中心に女性がトラッドグラスの真髄を演じる素晴らしさを聴かせる秀作。

 新入荷リスト
 ■ニュースレター#406 新入荷ダイジェスト
  MH-1565 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『Open Carefully, Message Inside』CD(本体\2,450-) \2,646-

 現在最高のブルーグラスバンド! ドイル・ローソン&クイックシルバーの最新作。もう、まったく文句なし、ブルーグラスの楽器とハーモニー、そしてそのアンサンブルのすべてがフル回転で楽しめるゴスペル作品。目一杯ボリュームを上げて、この完璧なブルーグラスアンサンブルをお楽しみください。ブルーグラス新入荷参照

  MH-1541 FLATT LONESOME『Too』CD(本体\2,450-) \2,646-

 大注目の若手ハードドライビングなブルーグラス、フラットロンサム最新作第2作。……ジョッシュ・グレイブズの趣味の良いドブロインスト曲名をバンド名にした、若いながら名は体を表す通り、ドブロとバンジョー、それにパワー全開の女性ボーカルが凄いバンド。元は姉妹ケルシ(md)とチャーリ(fd)とその間の男の子、バディ(gt)のロバートソン・ファミリーバンドとして両親とともにスタートするも、あまりにブルーグラスが好きになり過ぎて、2011年に同世代の友人マイケル・ストックトン(db)、ドミニク・イリングワース(bs)、そしてケルシと結婚したポール・ハーリギル(bj)のブルーグラスフル編成の6人組。姉妹の凄いボーカルを軸に、もうそれはそれは……昨秋にはIBMA最優秀新進バンドにノミネート、いまどきの凄いピッキングで完璧なハードドライブなブルーグラスを楽しませてくれる素晴らしい若手バンド。元気の欲しい人、お勧めです!

  RCSI-1116 JAKE LANDERS & HERSCHEL SIZEMORE『For Old Times Sake』CD(本体\2,450-) \2,646-

 今やブルーグラススタンダード“This Is the Girl I Love”やモンローの“Walk Softly On My Heart”など、1960年代のディキシージェントルメン(DG)、そのスムースなボーカルとソングライティングに定評のあるジェイク・ランダーズと現代マンドリンの端緒を開いたハーシャル・サイズモアーのふたり名義で発表された素晴らしいトラッドグラス名演。ジェイクの伸びのあるボーカルに、まとわりつく様なトリオハーモニー、そして実に美しい大人なハーシャルのブルーグラスマンドリン! ジェイクのオリジナルとスタンダードを上手く混ぜ合わせ、趣味のよいトラッドグラスを堪能させてくれる。マーティンギターのネックを握る年輪が刻まれた手……このすばらしいトラッドグラスアルバムに相応しいジャケットだ。ブルーグラス新入荷参照
  RW-0002 Roland White Band『Straight-Ahead Bluegrass』CD(本体\2,450-) \2,646-

 先月号で入荷だけをお知らせしたローランド・ホワイト・バンドの最新スタジオ録音アルバムです。妻のダイアン・ボウスカ(gt,v)、長年の朋友リチャード・ベイリー(bj)という最良の理解者でありローランド同様の穏やかなバンド創設メンバー三人に、ブルーグラス研究でも知られるジョン・ワイズバーガー(bs,v)、ナッシュビルで「フィドルハウス」を経営するブライアン・クリスチャンソン(fd,v)という5人、アルバムタイトル「真っ直ぐなブルーグラス」を体現するには相応しいメンバーだ。フラット&スクラッグス“I'd Rather Be Alone”ほか、ビル・モンロー“Cry Cry Darling”ほか、スタンレー“If I Loose”などの渋い名曲に、クラレンスと創ったマンドリンインスト“Powder Creek”やオラベル・リード“High On a Mountain”など……ローランド76歳のブルーグラスの魂を注ぎ込んだ秀作。詳細はブルーグラス新入荷にて。

  COMP-4633 FRANK SOLIVAN & DIRTY KITCHEN『Cold Spell』CD(本体\2,450-) \2,646-

 昨年のIBMAアワードでの最優秀バンジョーのマイク・マンフォードとIBMAモメンタム総合器楽部門受賞のクリス・ラクェットを擁し、すなわち数多い若手の中でも一歩先んじたフランク・ソリバンとダーティキッチン、昨年のコンパス移籍第一弾につづく早くも第2弾(バンドとしては2010年デビュー以来の第3作、フランク個人では2枚のソロがある)。フランクのマンドリンとフィドルはもちろん、凄いソロを聴かせるダニー・ブース(bs)も含めて、あらゆるサウンド志向に対応できる圧倒的なテクニックで、上質の現代版ニューグラスを聴かせる。ゲストには、そう、サム・ブッシュやジョン・カウワン! フランクの歌唱力を活かしたバラッドからホットなニューグラスまで、ブルーグラスの「Next Bog Thing」と評されるバンドが楽しませてくれる。

  LOR-590 KATHY KALLICK『Cut to the Chase』CD(本体\2,450-) \2,646-(歌詞付き)

 サンフランシスコに本拠を置くキャシー・キャリックのソロでは7作目になる最新作(キャシー・キャリックバンド名義で5作品だから合わせると12作目)。バンド名義のブルーグラス作品とは少し趣の異なるオリジナルな物語歌。1975年にローリー・ルイスらとのグッドオールパースンズでオールドタイムバンドとしてスタート、独自のクールなブルース感覚を持つ歌声が魅力的なキャシー。その本領が発揮される素晴らしいオリジナルソングと自身のバンドを核として、ジョン・ライシュマンやサリー・バン・メーターら昔の仲間をゲストた素晴らしいアコースティックサウンド(曲によってペダルスティールも入る)を楽しませてくれる秀作。詳細はブルーグラス新入荷。
  COMP-4634 MICHAEL CLEVELAND & FLAMEKEEPER『On Down the Line』CD(本体\2,450-) \2,646-

 盲目のフィドラー、33歳にしてIBMA最優秀フィドルを9度受賞というマイケル・クリーブランド最新第7作、本作もアグレッシブなマイケルのフィドルを軸にイケイケのホットなトラッドグラス路線を一直線。前作までの著名なサイドマンとは違い、マイケルと同じ南部インディアナとその圏内であるケンタッキー州ルイビル近郊のミュージシャンで固めたフレームキーパーが素晴らしい。とくに若いころのトニー・ライスとそっくりな声質でのボーカル、ジョシュア・リチャーズ(gt)が、なんかとてもいい。大向こう受けするよりも手堅くきっちりと自分のブルーグラスるマイケル、さすがの実力とパッションは、ここでも満開だ。ブルーグラス新入荷参照

  HESS-2014 CLAY HESS BAND『1』CD(本体\2,450-) \2,646-

 リッキー・スキャッグスのケンタッキーサンダーで超絶フラットピッカーとしてデビュー、そののちマウンテンハートやシエラ・ハル&ハイウェイ111などで活躍したクレイ・ヘス、自身のバンドデビュー作。カール・ジャクソンやバリー・ベイルズほか、現代のソングライターたちのブルーグラスソングに交じってテンション一杯のモンロー名曲“No One But My Darlin'”やハンクの“Six More Miles”など、ハイロンサムとブルースを見事にこなす。スクラッグス/オズボーンの正統グラナダ(かな?)トーンがいいザック・ギルマー、若いマンドリン弾きにはいつも驚かされるニック・キーン、ベースはアール・ヒース。活きのいい現代ブルーグラス。なお、マーティンギターがクレイ・ヘス・モデルD-18を製作している。
  PC-1188 GENTLEMEN OF BLUEGRASS『Carolina Memories』CD(本体\2,450-)\2,646-

 カロライナのブルーリッジ故郷から誰も知らない土地、ロッキーを越えてネバダに出向いた男を歌うタイトル曲ほか、自らのホームページで、「カントリージェントルメンとセルダムシーンの伝統を継ぐ」というその名も、ジェントルメン・オブ・ブルーグラス。ダニー・スタンリーのボーカルを中心に、カンジェンやシーンで知られた名曲のカバーを中心にした14曲集。ブルーグラス新入荷参照

  PATUX-250 V.A.『The Patuxent Banjo Project: The Best of Washington DC/ Baltimore, MD/Northern VA/ Southern PA』CD2枚組(本体\2,750-)\2,970-

 1950年代から70年代にかけて、米国の都会で初めてブルーグラスが受け入れられた地方は、いわゆる「DCグラス」という呼ばれ方をした米国首都地域である。カントリージェントルメンからセルダムシーン、そしてリッキー・スキャッグスやエミルー・ハリスを育んできた同地の、実に多彩!さまざまなバンジョー奏者――エディ・アドコック、ビル・エマーソンからポール・ブラウン、キャシー・フィンクからラス・カーソンまで40人のバンジョーミュージックが次から次へと楽しめるバンジョーインスト秀作。インスト新入荷参照。

  COMP-4630 JOHN COWAN『Sixty』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ジョン・カウワン、今月24日で62歳。何ともポップな明るい最新作は、ドゥービーブラザーズやサザンパシフィックで知られるジョン・マクフィーのプデュース! マーティ・ロビンスの“Devil Woman”のすんげぇー歌唱力!! そのほかブルーグラスやカントリーなどといった姑息な音楽観を超越したNGRのジョンにしか歌えない歌、そして世界に通用するポップな(耳触りのよい)サウンドで聴く、“Miss the Missippi (and You)”……なんて聴いてみたいと思いませんか? そして超豪華な客演陣、これはやはり、ジョンの60歳を記念して制作された「ジョンの声」のファンによる美しいアメリカン音楽集、大推薦...!! カントリー/ポップ新入荷参照
  RGM-0244 BOB WILLS & his TEXAS PLAYBOYS『Riding Your Way The Lost Transcriptions for Tiffany Music, 1946-1947』CD2枚組(本体\4,900-)\5,292-

 ウエスタン・スウィングの王様、ボブ・ウィルスの最高の、そして貴重な録音シリーズ、ラジオ放送のために録音されたティファニートランスクリプションの内、近年ワーナーミュージックの金庫室で発見された未発表の50曲(その内20曲はトランスクリプションとしてさえも未公開だった)。そして完全なティファニー録音のディスコグラフィーや解説書をDVDサイズのデラックスデジパックに収められたボブ・ウィルスとトミー・ダンカンほか豪華メンバー。1930年代からフィドル中心のストリングバンドとビッグバンドジャズが合体したオシャレでノスタルジックなアメリカンポピュラー音楽の金字塔である。カントリー新入荷参照

  FMR-0005 VASSAR CLEMENTS『1928-2005: Memories of Music City USA』CD(本体\2,450-)\2,646-

 実に偉大なアメリカンフィドラー、バッサー・クレメンツ(1928-2005)が1995年に発表した全曲がディキシージェントルメン以来の仲間、ジェイク・ランダーズ作曲によるカントリー/スウィング作品。ドラムとエレベ、スティールギターなどの音量に負けじとプラグインしたバッサーのフィドルは、ブルーグラス視線から言えばいい音ではないかもしれないが、1970年代以降、ロック、ジャズ、カントリーを自由に泳ぎまわった奔放なフィドルのハラハラドキドキは健在、バッサー命のフィドラーにはお勧め。カントリー新入荷参照

 ジャンル別新入荷
 ■ブルーグラス新入荷
  MH-1565 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『Open Carefully, Message Inside』CD(本体\2,450-) \2,646-

Coming Soon/It's Done/Thank You Dear God/Get On Board/He Made The Tree/Lead Me To That Fountain/He's In Control/Will You Go/O Far Country/Climbing Upward/I Sailed Back.

 ドイル・ローソン、ことし70歳、ジミー・マーティンからJ.D.クロウを経て、1971年にヒコーキ嫌いのジョン・ダッフィに代わってカントリージェントルメンに参加、1972年に初来日を果たしている。そののち、カントリージェントルメンのサウンドクリエーターとして実力を発揮しはじめ、1979年には独立してクイックシルバー結成、アカペラコーラスをはじめ、ブルーグラスゴスペルのあたらしいアンサンブルで人気バンドになり、そののちの素晴らしいメンバー達の働きと相まって現在最高のブルーグラスバンドとして認められている。
 驚くべき進化を遂げるドブロのジョッシュ・スウィフト、モンロー精神を体現しつつもフレキシブルなフィドルのジェイソン・バリー、若手バンジョートップランナーのジェシー・ベイカーに代わっても見劣りしないジョー・ディーン、新加入して一年三ヶ月のダスティン・パートル(gt,v)、そして加入一年のエリ・ジョンストン(bs)……、ほんとうにクイックシルバーを見ていると米国ブルーグラス界の底知れぬミュージシャン層の広さ深さに恐ろしささえ感じる。ブルーグラスって、そんなに簡単な音楽じゃないんだよ、実に!! なのに、このレベルをキープしつづけるドイル・ローソン、……あんたは偉大だ!!

  RW-0002 Roland White Band『Straight-Ahead Bluegrass』 CD(本体\2,450-) \2,646-

Saro Jane/I'd Rather Be Alone/Pike County Breakdown/If I Lose/Sally Ann/Cry, Cry Darling/Powder Creek/Loose Talk/Soldier's Joy/Blue Night/Hot Flash on the Highway/High on a Mountain/On My Way Back to the Old Home.

 今春76歳になったローランド・ホワイト、日本人のような細やかな感情と気遣い、おそらくその丁寧な英語にも見られる米国最東北端メーン州のフランス語圏で育ったゆえだろう?奥ゆかしさ……、その音楽性とともに日本人が大好きな、おそらくナンバーワンのブルーグラッサーではないだろうか? ローランドもそれに応えるように、日本人に対しては特別な情義を持ち、現にこの8月1日から3日、酪農学園大学ブルーグラスOBの山本容子さんが主宰するニューヨーク州北部ニューパルツで催された「盆踊り」にも平塚研太郎とともにニューケンタッキーカーネルズを名乗って出演している(ムーンシャイナー7月号特集「NYから、ご麺ください」参照)。

 ローランドの最新作は自身名義では、『I Wasn't Born to Rockn'Roll』(1977、大名盤!! CD\2,430-在庫あり!)、『Trying to Get To You』(1994)、『Jelly on My Tofu』(2002)につづく第4作目である(その間、素晴らしいCD付きマンドリン教則本『Approach to Bluegrass Mandolin』Book+CD\6,264-もある)。……ローランドのマンドリンは一聴するだけではチョッと詰まったような感じを持たれるかもしれないが、それはすべて子供のころからのアイドルだったビル・モンローの精神的引っ掛かりに追従し、かつ独自のコード分解とリリース(歌にも表れる放り投げ!?)感覚によるものだと(ここでも早速2曲目でその典型が聴けるヨ)わたしは思っている。

 1960年代の西海岸L.A.という世界中でもっともホットでポップな街で、ひたすらブルーグラスを極めようとした弟クラレンスとのホワイト兄弟、そのブルーグラスへの愛と真摯な取り組みは50年以上を経た現在もこの作品から同じ情熱が聴き取れる。彼らの努力をベースにライ・クーダーやニッティグリティー、そしてイーグルズが商業的成功を収めていく中、ケンタッキーカーネルズとしてアルバムデビューいらい活躍、アパラチアから遠い西海岸の若者ならではの真摯な音楽探求と希有なテクニックが生んだ凄い演奏を残したものの経済的に破たんしたのち、ビル・モンローのブルーグラスボーイズとレスター・フラットのナッシュビルグラスというブルーグラスの核心を渡り歩き、ふたたびザバーズでロックスターとなった弟とともに新しいブルーグラスバンドを夢見た矢先に弟クラレンスを亡くすという悲劇に見舞われ、そののちもカントリーガゼットで活躍するも最後はアラン・マンデとふたりだけになるというふたたびブルーグラスバンドの悲哀をなめ尽くしたローランド。

 1989年にナッシュビルブルーグラスバンドに加入、2000年からはパートナーのダイアン、バンジョーのリチャードとともにローランド・ホワイト・バンドで活躍をつづけるローランド。一貫して、ブルーグラス美学の真髄を表現する謙虚さと暖かい心を失わないローランドは、ナッシュビルのブルーグラス界のもっとも敬愛されるブルーグラッサーである。ダイアンとふたりで自費制作した最新作、ぜひお勧めしたい「ブルーグラス一直線」作品だ。

  MH-1541 FLATT LONESOME『Too』CD(本体\2,450-) \2,646-

So Far/Make It Through The Day/Dangerous Dan/Never Let Me Go/Slowly Getting You Out Of The Way/I Can't Be Bothered/He Still Hears/It's Probably Just Her Memory Again/Letters Have No Arms/I Thought You Were Someone I Knew/How Long.

 牧師のドルトンとリサのロバートソン夫妻の子供たち、姉妹ケルシ(md)とチャーリ(fd)とその間の男の子、バディ(gt)が組んだサンディ・クリーク・リバイバルから子供たちが独立、2011年1月に同世代の友人マイケル・ストックトン(db)、ドミニク・イリングワース(bs)、そしてケルシと結婚したポール・ハーリギル(bj)のブルーグラスフル編成の6人組、フラットロンサムの第二弾、最新作。

 バンド結成1ヶ月後の2011年2月にナッシュビルのSPBGMAのバンドコンテストに出演、初ステージながら3位入賞。翌2012年2月、ふたたびSPBGMAに出演、見事優勝、その8月には准メジャーのマウンテンホーム社と契約、9月にはケルシがバンジョーのポールと結婚、2013年1月にデビュー作を発表、同年秋にはIBMA最優秀新進バンドに最終ノミネート……というトントン拍子バンド、それだけの実力はお聴きの通り、楽器の確かさは今どきの若者の標準を軽くクリアだが、なによりもケルシとチャーリの女性ボーカルの思い切りの良さ、そしてハーモニーが圧倒的だ。

 そもそも、バンド名「フラットロンサム」(FlatではなくFlatt!!)というだけで、「うん!?」と注目させてしまうところがニクイ。そう、知る人ぞ知る、ブルーグラスドブロの創始者ジョッシュ・グレイブズが書いた素晴らしくブルージィで奇妙なインスト曲……この曲のテンションとハイロンサム感を理解すれば、ブルーグラスの真髄に届こうか...!?というもの? たしかにドブロのストックトンは尋常ではない上手さだ。近年のドブロの異様な技術向上は、ジェリー・ダグラスの活躍によるところが大きいが、この楽器自体の魅力、その存在感(音圧)に圧倒されるのは間違いない。ただのスライドギターじゃない、とんでもない可能性を秘めているのは、このバンドでお聴きの通りだ。女性ボーカルとドブロをメインにしたような新バンド「フラットロンサム」、夏バテ気味のあなたに、超お薦め!!

  RCSI-1116 JAKE LANDERS & HERSCHEL SIZEMORE『For Old Times Sake』CD(本体\2,450-) \2,646-

Shadows of My Heart/The Last Request/Cabin in Caroline/Don't Wake Me/I Have Changed/Blackberry Blossom/Put a Light in the Window/Blue Ridge Mountain Blues/Long, Long Way to the Top of the World/Before I Met You/There's a Railroad/Gold Rush.

 レッド・アレンとの共作、ビル・モンローとの知られざる共作などジェイク自身のオリジナル6曲のほか、ブルーグラススタンダードやハーシャルが引き立つインストを散りばめ、アラバマのローカルミュージシャンと作り上げた丁寧で味わい深いトラッドグラス集。

 ビル・モンローやレスター・フラットらのスターシンガーではないものの、ブルーグラス第一世代のときから各地方には傑出したシンガーソングライターがいる。中でもデトロイトのピート・ゴーブルとともに、1960年代に日本盤も発表されたディキシージェントルメン(1956年結成)のリードボーカリスト、1963年以来アラバマ州マッスルショールズに住むジェイク・ランダーズは“This Is the Girl I Love”やモンローの“Walk Softly On My Heart”(サザンロックのケンタッキーヘッドハンターズがカバーして250万枚のヒットを記録、のちにリッキー・スキャッグスとディキシーチックスのデュエット盤がグラミーノミネート)など、第一世代ブルーグラスソングライターとして多くの名曲を残し、歌い継がれる代表格だろう。今月14日で76歳のジェイク、そのモンローやフラットとは異質の優しさとソフトさが本作にもにじみ出ている。またおそらくマルチ録音だろうトリオハーモニーが、意外とバンドアンサンブルの基本を再確認させるようなクッキリさで爽快だ。

 一方のもうひとり、今月6日で79歳になったハーシャル・サイズモア。ブルーリッジ系マンドリンの元祖的存在――すなわちモンロースタイルではないスムースなスタイル――のブルーグラスマンドリンのツボを心得た基本を見事に表現、夫婦同時にガンが発見され救済コンサート(そのDVD作品『Mandolin in B』\2,970-がある)でも観られたハーシャル・サイズモアの、実に丁寧/流麗、かつブルーグラス的インパクトの強いマンドリンが健在なのが嬉しい。
 76歳と79歳の主役ふたりがすばらしい、フィドルレスながら正調!?トラッドグラスを丁寧に演じる、ホッコリ系トラッドファンにはお勧めのさわやかブルーグラス秀作である。

  HESS-2014 CLAY HESS BAND『1』CD(本体\2,450-) \2,646-

The Leaving Song/Empty Old Coal Town/Breakin' Down/I Saw the Light/No One But My Darlin'/Six More Miles/In His Hands/Flora, the Lily of the West/You've Found Another/Home Sick With the Blues.

 9歳でトニー・ライスの“Manzanita”を聴いてギターを弾きはじめたというクレイ・ヘス。超速フラットピッカーとしてリッキー・スキャッグスのケンタッキーサンダーからマウンテンハート、そしてシエラ・ハル&ハイウェイ111などで活躍したクレイ、前作CD『Rain』(Hess-2012 \2,646-)につづいて、自身のバンドとしてのデビュー作(BOMで紹介するのは第3作目)。チョッとハスキーで朴訥な感じのするボーカルと、現代フラットピッカーらしいコードの音色を繊細にまとめられたアンサンブルが、意外とあっさりとしたストレートブルーグラスで表現される。

 カール・ジャクソンやバリー・ベイルズほか、現代のソングライターたちのブルーグラスソングに交じってテンション一杯のモンロー名曲“No One But My Darlin'”やハンクの“Six More Miles”など(“I Saw the Light”は同名異曲)、ハイロンサムとブルースを見事にこなす。スクラッグス/オズボーンの正統グラナダトーンを思わせるみっち・バンジョーを使うザック・ギルマー、若いマンドリン弾きにはいつも驚かされるという期待にたがわぬニック・キーン(リック・ヘイズ・マンドリン)、ベースはロンダ・ビンセントやロンサム・リバーバンドなどを経てきたベテランのアール・ヒース。活きがいいけれど疲れない現代ブルーグラス。なお、マーティンギターがクレイ・ヘス・モデルD-18を製作しているが、現在はリック・ヘイズのギターをエンドースしている。

  COMP-4633 FRANK SOLIVAN & DIRTY KITCHEN『Cold Spell』CD(本体\2,450-) \2,646-

Say It Isn't So (with Megan McCormick & Rob Ickes)/No Life In This Town (with John Cowan)/She Said She Will (with Leon Alexander)/Cold Spell (with Rob Ickes)/Yeah Man (with Rob Ickes)/Better (Days Go By)/Country Song/Betrayal (with Rob Ickes)/Chief Taghkanic/Missing You (with Sam Bush, John Cowan & Rob Ickes).

 前作『On the Edge』(\2,646-)で、21世紀のニューグラスリバイバルといった勢いでぶっ飛ばしてくれたワシントンDCを本拠にする現代の「DCグラス」(2年連続でワシントン地区音楽協会の最優秀ブルーグラスバンド受賞)。昨秋IBMA最優秀バンジョー奏者を受賞したマイク・マンフォード、同じくIBMAモメンタム賞の最優秀器楽奏者に選ばれた若者クリス・ラクェットを擁した凄いバンドで、あたらしいブルーグラスのマーケットに飛びだそうという意欲作、コンパスからの第二作、バンドとしては第三作になる最新作。

 ロックっぽいフィーリングとエネルギーで、アラスカ時代の仲間メガン・マコーミックを迎えてフランクのボーカルが冴える“Say It Isn't So”を一曲目に、ハイロンサムでブルージ―な“No Life in this Town”(ジョン・カウワン参加)、素晴らしいギター間奏を聴かせるブルースロックっぽい“She Said She Will”、バンジョーインスト“Yeah Man”とマンドリンインスト“Chief Taghkanic”、ピュアプレイリーリーグのカバー“Country Song”では、かつてのNGRの“Lonesome Fiddle Blues”を思わせるジャムが楽しい、そして最後“Missing You”はサム・ブッシュを迎えたロカバラード……、あたらしいキャリアを築きつつあるフランク・ソリバン&ダーティキッチンの全力投球、意欲作である。

  LOR-590 KATHY KALLICK『Cut To the Chase』CD(本体\2,450-) \2,646-(歌詞付き)

Tryin' So Hard to Get to You/Feet On the Ground/Cut to the Chase/Once Upon/The Rustler's Girl/Time Traveler's Wife/Persephone's Dream/Franco's Spain/Not As Lonesome As Me/The Night the Boat Capsized/Same Ol' Song/When/Ellie.

 1975年にローリー・ルイスらとのグッドオールパースンズとしてキャリアをスタート、そのときから独特なグッとくるハスキーボイスに注目が集まったキャシー・キャリック(gt)も61歳。シュガーヒルやカパークリークから数々の素晴らしい子供向けアルバムやソロを発表してきた彼女が、さまざまなシチュエーションを想定して書いたオリジナルな物語り。見事なストーリーとメロディ、マンドリン、ドブロ、ギターなどを見事に使いこなして、その説得力あるボーカルに絡む秀作。

 タイトル曲では、かつてワイルドだったシアトルのバーでひつこい男に絡まれた様子をジョン・ライシュマンのマンドリンをゲストに、宝塚フェスにもよく来ていたアニー・スタニネック(fd)、ドブロが素晴らしいグレッグ・ブース(bj)という自身のバンドメンバーとともに物語る。ボビー・ブラックのペダルスティールをフィーチャーしたおとぎ話?やカウボーイ/ホーボー系物語り“Not As Lonesome As Me”、シンガーソングライターのクライブ・グレッグソンとのタイトル曲、“Time Traveler's Wife”やフランコ独裁政権時のスペインを物語る“Franco's Spain”、終盤にはジョンのマンドネーター(マンドドブロ!?)を伴ったハッピーソング“Same Old Song”、バンドメンバーのアニーとグレッグとケアリー・ブラック(bs)とのシンプルなセットで恋人との出会いと別れをシンプルに物語る“When”、そしてビル・エバンス(bj)を迎えて30年前に初めて書いたストーリーソングという“Ellie”、いい子でいるために母にウソをつく娘の物語を最後にした全13曲。……39年のキャリア、しかもブルーグラスを軸とした音楽生活の中で花開いたすごい才能、同封の歌詞を味わいながら、皆さんもキャシーと一緒に物語りに浸ってみませんか。

  COMP-4634 MICHAEL CLEVELAND & FLAMEKEEPER『On Down the Line』CD(本体\2,450-) \2,646-

Too Late For Goodbyes/Fiddlin' Joe/Just Call Me Crazy/Come Along Jody/Johnny Thompson/That Ol' Train/The Sunny Side of Town /Jack O' Diamonds/Over On the Other Side/When the Warden Turns the Key/Me and My Fiddle/She Ain't Sayin'/The Garden Wall/The Orange Blossom Special.

 12歳当時のクリス・シーリやジョッシュ・ウィリアムズ、コディ・キルビーとともに“Wheel Hoss”を弾き切ったマイケル・クリーブランド(1993 Bluegrass Youth Allstars で検索)。その場にいたわたしもお世辞抜きでぶったまげたものだ(もっとも今の12歳は数段、つまり時代とともにレベルアップしているのは言うまでもないが)。……あれからほぼ20年、彼ら全員現在33歳、それぞれに第一線で活躍をつづけていることはご承知のとおりだ。クラシック界にまで名を知られるようになったクリス、リッキー・スキャッグスの片腕コディ、自身のバンドを組むもののロンダ・ビンセントなどで生活を支えるジョッシュ……。なかでもマイケルはほかの三人と比るとトラッドグラス一直線。7枚目となる本作以外にも数知れないセッションで名を馳せている。

 そんなマイケルが、地元の気心の知れたミュージシャンと再編したフレームキーパーが素晴らしい。リードボーカリストで、若いころのトニー・ライスとそっくりな声質のジョシュア・リチャーズ(gt)は、ウエスタンケンタッキー大学でフェアウェルドリフターズのベーシストを務めたという若者、バンジョーとドブロにはデイルアン・ブラッドリーやカール・シフレットらにいたグレン・ギブソン、おじいちゃんのクロウハンマーとターンテーブルのビル・モンローを聴いて育ち、10歳でマンドリンを手にしたというネイサン・リバーズ、母親とおじさんがファミリーバンドを組んでいたという音楽一家出身のタイラー・グリフィスというメンバー。それぞれの持ち味をジェフ・ホワイト(ビンス・ギルやチーフタンズ)がトラッドグラスとして見事にまとめている。

 ジョンの息子ジュリアン・レノン作“Too Late for Goodbye”のソリッドグラスアレンジを一曲目に、テックス・ローガン作の“Come Along Jody”をマンドリンとのデュオ、やはりテックスの大好物だった“Jack O' Diamonds”ではオープン"A"チューニングのソロなど、病床にあるテックスへの心のこもったプレゼントだろうか!? また、おそらくマイケルが一番私淑しているのだろうベニー・マーティンの8弦!?フィドルの“Me and My Fiddle”、そして最後、ありそうでなかったマイケルの“Orange Blossom Special”など、「これでもか!」とぶっ飛ばす曲がズラーっと、イケイケマイケルの魅力が一杯。チョッと夏バテかな!?と、この頃元気のないあなたに、メチャくちゃアドレナリンをドォーパァーと注入!!

  PC-1188 GENTLEMEN OF BLUEGRASS『Carolina Memories』CD(本体\2,450-)\2,646-

Carolina Memories/Bluebirds Are Singing/Waltz of the Angels/Traveling Kind/Amazing Grace/This Morning At Nine/Keep Me From Blowing Away/God's Country/Fathers Table Grace/Will The Roses Bloom/Old Old House/Big Jim/Tribute To John Duffey/It's A Lonesome Day.

 自分たちで、「カントリージェントルメンとセルダムシーンの伝統を継ぐ」というその名も、ジェントルメン・オブ・ブルーグラス。「ホーボージム」というステージネームで物真似をするエンターテイナーとしても知られるダニー・スタンリー(gt,lv)のボーカルを中心に、J.C.ロウランド(md,tv)、トム・ラングドン(db)、グレッグ・ペニー(bs)、ランディ・スミス(bj)にフィドルのゲストを迎え、ジョン・ダッフィの急逝を聞いたときのショックからその思い出をつづった“Tribute To John Duffey”をはじめジェンツとシーンの有名曲のカバーを中心に、レスターフラットの2曲も加えた14曲。ジェンツやシーンのようにアグレッシブではないけれど、彼らのサウンドを愛するベテランたちによって「チャーリー・ウォーラーとジョン・ダッフィの伝統」を継ごうとするベテランたちに、拍手……。

 ■インスト新入荷
  PATUX-250 V.A.『The Patuxent Banjo Project: The Best of Washington DC/ Baltimore, MD/Northern VA/ Southern PA』CD2枚組(本体\2,750-)\2,970-

(CD 1)
Hot Burrito Breakdown - Mike Munford/Going Home - Roni Stoneman/Sugarfoot Rag - Tom Adams/The Ghost on Hippie Hill - Victor Furtado/Paddy on the Turnpike - Don Bryant/Things in Life - Randy Barrett/Hazel Creek - Murphy Henry/Bird Bath - Mark Delaney/Marching Through Glenville - Bill Runkle/Allegretto con Melanzane - Ira Gitlin/Farewell Blues - Kevin Church/Ninety Degrees - Mark Schatz/Lickity Split - Chris Warner/Dazed - Tim Kruzic/Cumberland Gap - Paul Brown/Goldfield - Bill Blackburn/Cedar City Blues - Eddie Adcock/Banjoland - Tom Neal/Scramble - John Brunschwyler & Brennen Ernst/Dear Old Dixie - Dick Smith.

(CD2)
Blue Grass Stomp - Fred Geiger/Man Gave Names to all the Animals - Cathy Fink & Marcy Marxer/Follow the Leader - Merl Johnson/Dying on the Field of Battle - David McLaughlin/Lori Ann - Scott Walker/Phoebe's Lullaby - Gina Clowes/Bolen's Bounce - Marc Bolen/Once I Had an Old Banjo, Billy in the Low Ground - Stephen Wade/My Little Home in West Virginia - Bill Emerson/Angelina Baker - Joe Zauner/Crossing the Blue Ridge - Billy Wheeler/The Drunken Fiddler - Reed Martin/Cripple Creek - John Farmer/Rocky the Wonder Dog - Keith Arneson/Sawmill Shuffle - Pete Kuykendall/Big Sciota - Doug McKelway/The Baltimore Fire - Joe Herrmann/Purple Creek - Casey Henry/Upper Elk Creek - Walter Hensley/My Old Home in Baltimore - Russ Carson.

 「DCグラス」と呼ばれる、米国でブルーグラス文化が最初に花開いた首都ワシントンDC地域のバンジョー奏者40名が思い思いのバンジョー愛をまき散らすすばらしい2枚組CDである。何が素晴らしいって、ナッシュビルやブルーリッジ系のような小賢しいスタジオノウハウ――いわゆる「完璧主義」――とは正反対の――実に「人間主義」とも言える――生身の音が次から次へと飛び出す嬉しいオーガニックサウンド!!

 一曲目に昨年IBMA最優秀バンジョー賞を受賞したマイク・マンフォードが「1972年、カントリーガゼットのアラン・マンデによるスクラッグススタイルとレッドホットなメロディックブルース奏法の見事なブレンド」と評する“Hot Burrito Breakdown”を持ってきて、2曲目には76歳のロニ・ストーンマンが兄スコッティ・ストーンマンとバズ・バズビーの書いた“Going Home”、そして3曲目にトム・アダムズとマイケル・クリーブランドのフィドル&バンジョー“Sugarfoot Rag”で幕を上げる、まさに「DCグラス」バンジョー万華鏡!! 出演は、エディ・アドコック、ビル・エマーソン、ケビン・チャーチ(ポーターの息子)、そして米国ブルーグラス界の大御所ピート・カイケンダル(ロバーツ)のカンジェン系列、ビル・ランクル、ディック・スミス、ディウィー・ファーマー、トム・ニールらのデル系列、ビクター・ファータド、マーク・シャッツ、ポール・ブラウン、キャシー・キャリックなどの著名なクロウハンマー奏者、そのほか、1955年に大事故に遭ったアール・スクラッグスのトラを務めたドン・ブライアン(マック・ワイズマン・バンド)、ビル・モンローのバンジョー奏者ながら独自のバンジョー音楽観を持つスティーヴン・ウエイド、ユニークなマーク・ディレイニーやフレッド・ゲイガーから若手のケイシー・ヘンリーやラス・カーソンまで総勢40ピッカーズ大集合。パーフェクトなスーパーピッキンとは対極の人間的なオーガニックサウンドがぎっしりと楽しめる。バックアップのフィドルとマンドリンのマイケル・クリーブランドさえ、生々しい音に終始するのは、プロデューサーのトム・ミンテとマーク・ディレイニー……おそらく「ナッシュビルなんかとは違うんじゃ!」という本物志向の気概で創ったに違いない傑作である。

 米国の首都ワシントンDC、その文化エリアは大本のワシントンDC地区と、そこから北東に40マイル、1時間ほどの大都会メリーランド州ボルティモアという2大都市を核に、そのもう少し先のさらに1時間ほどペンシルベニア州南部やその反対、バージニア州北部を含む……つまりDCから車で2時間圏内と考えればいいかな。ま、それくらいの距離なら、車さえあれば幸せなアメリカンには、「好きなことのために毎週末動ける」範囲、なのだろう。南部アパラチアからは少し離れているものの、20世紀初頭から多くのマウンテニアーたちが移住した地、典型的なのが1941年にバージニア州からメリーランド州に移ったストーンマン一家や同年、2歳のデルを抱えてノースカロライナ州からペンシルベニア州に移ったマッカーリー一家、1960年代にはドン・レノも同地のリッチな音楽マーケットに魅かれて移っている。カントリー業界の中で熾烈な競争にさらされた偉人たちとは違う生身の人間、週末に大好きな音楽のために2時間かけて車をぶっ飛ばしてあちこちに出没、商業主義とは違う観点からコミュニティーを築いてきた「DCグラス」の楽しさが集約したバンジョー作品だ。

 ■カントリー/ポップ新入荷
  COMP-4630 JOHN COWAN『Sixty』CD(本体\2,450-) \2,646-

The Things I Haven't Done/Why Are You Crying/Devil Woman/Miss The Mississippi (And You)/Helplessness Blues/Rising for the Ashes/Happiness/Fate Full of Shadow(CD only)/Ru for Your Life(CD only)/Who's Gonna Cry For You/Sugar Babe/Feel Like Going Home.

 ブルーグラスにフラット&スクラッグスが1960年代にやったことと同様のインパクトを1970年代に与えたとも評されるニューグラスリバイバルの「声」ジョン・カウワン。前作『8,745 Feet: Live at Telluride』(\2,646-、ジョン・カウワン・バンドの典型的なニューグラスライブでアルバムのみ“Dark As A Dungeon”収録)から5年、ファン待望の最新作は、ドゥービーブラザーズなどのジョン・マクフィーのプロデュースによるポップ作品。
 現在は自身のバンドと、ドービーブラザーズのツアーバンドで活躍するジョンの60歳を祝って集いに集った音楽仲間と友人たち、(abc順に)レイ・ベンソン、アリソン・ブラウン、ルーク・ブラ、サム・ブッシュ、ロドニー・クロウェル、クリス・ヒルマン、ジョン・ジョーゲンソン、アリソン・クラウス、ビクター・クラウス、バーニー・レドン、ヒューイ・ルイス、ハンク・リンダーマン、ケニー・マローン、J.D.メイネス、ジム・メッシーナ、レオン・ラッセル、フランク・ソリバン、ビクター・ウートン、ジョッシュ・ウィリアムズ、アンドレア・ゾンほか、さまざまなジャンルのをコントロールするドゥービーブラザーズやサザンパシフィックで知られるジョン・マクフィーの制作は「ポップ」だ。

 一曲目のギターストラムからブルーグラスとは対極のポップな広がりが聴き取れ、ブルーグラスセットらしきサウンドもブルーグラスで良しとされるトーンを封印、とてもハッピーなポップトーンに仕上がっている豪華アルバムである。半数ほどはジョンも活躍する現在のドービーブラザーズバンドがメインとなるセットだが、マーティ・ロビンスの“Devil Woman”のすんげぇー歌唱力!!そして世界に通用するポップな(耳触りのよい)サウンドで聴く、“Miss the Missippi (and You)”など、また“Sugar Babe”の間奏では次々と、ヒューイ、メイネス、ブッシュ、メッシーナ、ベンソン、リンダーマン、ジョーゲンソン、そしてジョッシュ・ウィリアムズのフラットトップで閉める豪華バトンタッチも聴きモノ!!

  RCSI-1109 JONI HARMS『From Oregon to Ireland』CD2枚組(本体\2,750-) \2,970-

 オレゴン出身の女性ウェスタン・スウィング/ホンキースタイルのカントリー歌手として安定した人気を誇るジョニ・ハームスの最新自費制作盤はアイルランドでのライブ。米国では1990年にメジャーデビュー、アルバムからシングルヒットを2曲出したが、2000年からはメジャーを離れ、独立した活躍でウエスタン音楽協会からも高い評価を受け、ヨーロッパとオーストラリアで根強い人気を持つカウガールシンガーという。この最新作は、そんな彼女がアイルランドの素晴らしいシーリン・ファミリーカントリーバンドをバックにとても「カントリー」らしいスカッとした気風のいい彼女の18番を中心に全22曲を聴かせるライブ。アイルランドバンドのレベル、高いです。

  RGM-0244 BOB WILLS & his TEXAS PLAYBOYS『Riding Your Way The Lost Transcriptions for Tiffany Music, 1946-1947』CD2枚組(本体\4,900-)\5,292-

(Disc 1)
Put Another Chair At The Table/Make Room In Your Heart For A Friend/I Can’t Begin To Tell You/No Letter Today/The Covered Wagon Rolled Right Along/Brushy Fork (Instrumental)/Yellow Rose Of Texas/Columbus Stockade Blues (Version 1)/Paradise Isle (Instrumental)/I Wonder If You Feel The Way I Do/A Year Ago Tonight/Brown Skin Gal (Instrumental)/Ride On! (My Prairie Pinto)/Travelin’ Blues/Dear Old Southern Home/Liberty (Instrumental)/We Might As Well Forget It/Goodnight Little Sweetheart/On The Alamo (Instrumental)/Too Late/Sixteen Days In Georgia (Instrumental)/El Rancho Grande/Under The Double Eagle (Instrumental)/It makes No Difference Now/Ragtime Annie (Instrumental)

(Disc 2)
Sally Johnson (Instrumental)/Silver Dew On The Blue Grass Tonight/No Wonder (That I Love You)/I Knew The Moment I Lost You/I’m Thinking Tonight Of My Blue Eyes/Love Letters In The Sand/River Stay ’way From My Door/Soldier’s Joy (Instrumental) (Version 2)/Have i Stayed Away Too Long/Margie/My Wild Irish Rose/Take Me Back To MY Boots And Saddle/You Are My Sunshine/She’s Killing Me/Detour/Bubbles In My Beer/Don’t Be Ashamed Of Your Age/Be Honest With me/Don’t Fence Me In (Take 2)/I’m An Old Cowhand (Take 2)/Don’t You Hear Jerusalm Moan (Take 2)/My Little Buckaroo (Take 3)/Each Minute Seems Like A Million Years/She’s Gone/Still Water Runs The Deepest.

 1930年代半ば、アメリカから世界を席巻しはじめたスウィング音楽のひとつ、フィドル中心のストリングバンドとビッグバンドジャズのノウハウを組み合わせたウエスタン・スウィングの王様と呼ばれたボブ・ウィルス(1905-1975)、その最高のライブ演奏とされるサンフランシスコのフェアモントホテルでの貴重な録音集の未発表音源50曲集である。

 ボブ・ウィルスとボーカルのトミー・ダンカンというバンドの顔とは別に、3分というレコードの限界を気にせずにのびのびと演奏するギタリストのエルドン・シャンブリンやジュニア・バーナード、フィドルのジョー・ホリーやルイス・ティエナリー、マンドリンとフィドルのタイニー・ムーア、そしてスティールギターのハーブ・レミントンらを擁したテキサスプレイボーイズが素晴らしい。フィドルチューンやハワイアン、またジミー・ロジャーズやカーター・ファミリーをはじめ、そののちに花開いた当時のヒット曲など、いきいきとしたバンド演奏とともに楽しめる秀作。第二次世界大戦前後、アメリカの若者が熱狂して踊り狂ったスウィング、そしてウエスタンスウィングとは?……これである。

  FMR-0005 VASSAR CLEMENTS『1928-2005: Memories of Music City USA』CD(本体\2,450-)\2,646-

Music City U.S.A/I Played While You Danced/Take Me Back to Dixie/Lonesome/Back On the Right Track/She's Gone Too Far/I Can't Be Bothered With the Blues/I'm Losing Again/Gotta Move On/Burning Memories/Fairweather Friends/Everybody Knew the Truth but Me/Fiddlin' Bill.

 チャビー・ワイズとジム・シューメイトによってセットされ、ベニー・マーティンによってハジケた正調ブルーグラスフィドルの世界、それを根底から揺さぶり、現在のような多彩なブルーグラスフィドルの世界を現出するベースになったのがスコッティ・ストーンマンとバッサー・クレメンツだったと考えている。リチャード・グリーンやバイロン・バーラインはもちろん偉大なティドラー達だが、その経験と知識の流れの中にいる、つまり現在のトップフィドラー達と同じ文脈にいると、わたしは考えている。ただし、バディ・スパイカーとケニー・ベイカーはまた別モノだと考えるが……。

 それほど偉大だと考えるバッサー、そのフレージングは実に彼独自のセンスから生まれた、まったくオリジナルな発想だとしか言いようがない。

 1950年のビル・モンローからジム&ジェシー、そしてディキシージェントルメンなどのブルーグラスから1970年代にはニッティグリティの『永遠の絆』でブレーク。その後、1973年にラウンダーから初ソロアルバムを発表、同時にオールド&インザウェイほか数々のセッションで強烈なフィドルを残している。その驚愕のフレーズは、1978年に発表されたバークリー音楽院のマット・グレイザーによる教則本『Vassar Clements Fiddle』(OK-10031 本体\2,850-)に収められている。

 本作は1995年に発表された、全曲ディキシージェントルメン以来の仲間、ジェイク・ランダーズ作曲によるカントリー/スウィングのボーカル作品。ドラムとエレベ、マイク・カスのスティールギター、ボブ・ホーバンのピアノなどの大音量とバッサーのエレキフィドル。音的にはお勧めできないが、それでもバッサーのイケイケフィドルには学ぶことも多いバッサー命のフィドラーにはお勧めの作品。

 ■映像モノ新入荷
  CCD-PW24 V.A.『The Porter Wagoner Show Volume 24』DVD(本体\2,450-)\2,646-

Chapter 1 Guest - Wendy Holcombe (Filmed at Opryland - Acuff Theater)
Porter Wagoner: Rolling in My Sweet Baby’s Arms/Wendy Holcombe: Applejack/Bluegrass: Old Joe Clark/Porter Wagoner: Blue Moon of Kentucky/Speck Rhodes: Shindig in the Barn (comedy)/Porter Wagoner: Where the Roses Never Fade (gospel)/Wendy Holcombe: Gone at Last/Porter Wagoner: John Henry.

Chapter 2 Guests - Brenda Kaye Perry, J’Anna Jacoby, Linda Nail (Filmed at Opryland - Showboat)
Porter Wagoner: Another Day, Another Dollar/Brenda Kaye Perry: Back in Love By Monday/J’Anna Jacoby: Patty on the Turnpike/Porter Wagoner: Faded Love/Speck Rhodes: Tickling Me (comedy)/Porter Wagoner: Satan’s River (gospel)/Linda Nail: Me Touching You/Porter Wagoner: Sugarfoot Rag.

Chapter 3 Guests - Tommy Cash (Filmed at Opryland - Flipside)
Porter Wagoner: Tennessee Saturday Night/Tommy Cash: Don’t Give up on Me/Porter Wagoner: Ya’ll Come/Bluegrass: Wabash Cannonball/Porter Wagoner: Childhood Playground/Speck Rhodes: (comedy)/Porter Wagoner: I Thought of God (gospel)/Tommy Cash: When the Lovin’ Starts/Porter Wagoner: Eli Stubbs and Funky Grass Band.

Chapter 4 Guests - Ernest Ray & Diane Willians (Filmed at Opryland - Folk)
Porter Wagoner: Crawdad Song/Ernest Ray: Momma’s Sugar/Bluegrass: Rolling in My Sweet Baby’s Arms/Porter Wagoner: Katy Did/Speck Rhodes: (comedy)/Porter Wagoner: Trouble in Amen Corner (gospel)/Diane Williams: Silver Threads and Golden Needles.

Chapter 5 Guest - Joe Sun (Filmed at Opryland - Gaslight)
Porter Wagoner: Gonna Act Right/Joe Sun: Blue Ribbon Blues/Bluegrass: Devil’s Dream/Porter Wagoner: I’ve Enjoyed as Much/Speck Rhodes: Don’t Never Take No For An Answer (comedy)/Porter Wagoner: City on the Hill (gospel)/Joe Sun: Old Flames.

Chapter 6 Guest - Don King & Brad Dicker (Filmed at Opryland - Folk)
Porter Wagoner: Wake up Jacob/Don King: I’ve Got Country Music/Bluegrass: Fishers Hornpipe/Porter Wagoner: I’ll Go Down Swinging/Speck Rhodes: Runnin’ Bear (comedy)/Porter Wagoner: Rank Strangers (gospel)/Brad Dicker: I’ll Be There/Porter Wagner: Louisiana Man.

 先月紹介の「Vol.23」につづき、1960年から1981年まで、なんと686本の番組を残した「ポーター・ワゴナー・ショウ」(各30分)、すでに紹介した第24巻が新発売である。ショウ(正味約22分)はポーターのウェルカムソングからゲストの歌、ポーターのバンド、ワゴンマスターズのインスト(マック・メゲーヘのフィドル、ブルース・オズボーンのエレキら、1970年代の中頃からは人気の出てきた「ブルーグラス」という紹介をしている)、そしてレギュラー女性シンガーの歌(1974年までのドリー・パートン、それから何人かが入れ替わり、1976年以降のリンダ・ムーア)、ポーターの歌、コメディ、ポーターのゴスペル歌、そしてゲストの歌で終わるルティーンが繰り返される。ノスタルジックで、1970年代はじめのアメリカの田舎エンタメが詰め込まれた映像集。お宝があちこちで見つかる(!?)旧譜全24巻もお問い合わせください。現在の発売はここ第24巻まで。

 最近作/お勧め作、再入荷 (すでに新入荷で紹介済の作品たちです)
 ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品 (最新8月号、記事や特集などの話題作品です)
  RC-101 IT'S A CRYING TIME CDR(本体\1,980-)\2,138-

 6月29日、大阪で開かれたコンサートに久々に登場した伝説のバンド、「イッツ・ア・クライング・タイム」のライブリポートが写真とともに掲載されている。、1972年6月に渡米するために結成され、日本での演奏活動はほとんどなかったという彼ら、米国で売るために制作され'72年に発売されたレッド・クレイ・レコードの記念すべき第一弾LPがオリジナル・ジャケットのCDRで復刻。山口さとしの絶妙なバランス感覚と清水英一の強烈な個性による斬新なバンジョー、大西一由の天性のテナーボーカルと勝見明のリズム。選曲、アレンジ、表現……、おそらく今なお、日本のトラッドグラスの最高峰ではないだろうか……と、我田引水!? 彼らの珍道中記が40年後、ムーンシャイナー誌の2012年6月号から9月まで連載されている。

  RC-121 JOSH GRAVES『Just Joshin'』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ジェリー・ダグラス来日記念特集第一弾は「ドブロについて……」。ドブロといえば、何がなくとも「アンクルジョッシュ」こと、ジョッシュ・グレイヴズ。ハッキリ言って、ドブロ奏者必携の神棚!?アルバム。1963年に発表されたブルーグラス・ドブロの創始者ジョッシュ・グレイブス(1927-2006)とジェイク・ターロック(1922-1988)、フラット&スクラッグス時代の唯一のデュオ・アルバムが3曲の未発表インスト録音を含めて初CD化。バックにはカーティス・マクピーク(bj)に、オリジナル・ブルーグラス・バンドのチャビー・ワイズ(f)、ハワード・ワッツ(bs)ら。ジョッシュのリードにジェイクのテナーのデュオ・ボーカル物と"Dobro Rhumba"や"Just Joshin'"などブルーグラス・ドブロ必須の6曲のドブロ・インストで構成された、ブルーグラス・ドブロ史にとってきわめて貴重な全15曲の録音が奇跡的に発掘。ブルーグラスドブロ奏者は必携の1枚!

  EOM-2128 JERRY DOUGLAS『Traveler』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ドブロというスライドギターを、とんでもないレベルに持ち上げたジェリー・ダグラス、脂の乗り切った当時56歳の2012年作。僚友サム・ブッシュやアリソン・クラウスらはもちろん、エリック・クラプトン、ケブ・モー、マーク・コーン、さらにはポール・サイモンが話題のマムフォード&サンズ(イギリス出身のジャムグラス)と"The Boxer"でゲストボーカルなど、メジャーアーティストの貫禄。インストものでは、サムとふたりでストレングス・イン・ナンバーズの"Duke and Cookie"再演、ソロでサイモンの"American Tune"とチック・コリアの"Spain"をメドレーしたり、ビクター・クラウスとオマー・ハキムとのトリオで大フュージョンを聴かせたり(同メンバーでベラ・フレックを迎えてもいる)、そしてラストチューン"King Silkie"(モンローの愛馬は"King Wilkie"...!?)はチャーリー・クッシュマン(bj)とルーク・ブラ(f)を招いて、サムやダン・ティミンスキとのブルーグラス!! ドブロとラップスティールを半々に弾き分け、全体にジャンルを越えたロックポップ系作品ながら、要所で自身のルーツや音楽を強烈にアピールする秀作だ。左手には鉄のバー1本だけだよ、これが!!

 なお、ジェリー・ダグラスの最新作、フラット&スクラッグスのカバー曲集「アールズ・オブ・レスター」と、マイク・オルドリッジ、ロブ・アイクスとのドブロトリオ作品「スリーベルズ」は、9月中旬発売予定!!です。乞うご期待ください!

  SR-1963 JAMES ALAN SHELTON『Road to Coeburn / Guitar Tracks』CD(本体\2,450-) \2,646-

Tom's Creek/Sunny Side of the Mountain/Angeline the Baker/East Virginia Blues/I Saw the Light/Sugarfoot Rag/Old Spining Wheel/Cannonball Blues/Snow Deer/Sweet Bye and Bye/Shenandoah 他全26曲

 4月7日に亡くなったジョージ・シャフラー追悼「クロスピッキンギター特集」だが、ジョージの伝統を守るジェームス・アラン・シェルトンも6月3日、癌のためテネシー州キングスポートで、家族に見守られる中、亡くなった。享年53歳。本CD作品は彼の『Road to Coeburn』('97)と『Guitar Tracks』('99)の2枚のカパークリーク作品を1枚にまとめた全26曲のお徳用作品。カーターピッキンとジョージ・シャフラーの開発したクロスピッキン、そして決して派手ではない基本に忠実なフラットピッキンもきっちりとこなす、リードギターのお手本のような作品である。バックアップにはアダム・ステッフィ、ジョン・リグスビー(m)、ジェイムズ・プライス(f)、スティーブ・スパークマン(bj)、ラルフ・スタンレー2世(g)、ベン・アイザックス、バリー・ベイルズ(bs)という申し分ないもの。ブルーグラス・リードギターの基本、第一歩がここにある。
  BWCD-001 BACKWOODS MOUNTAINEERS『Home Sweet Home』CD(本体\1,905-、歌詞対訳付)\2,058-

 今年9月13日、ビル・モンローの生誕103年目の日に大阪府池田市のアゼリアホールで「結成50周年記念コンサート」に臨むバックウッズマウンテニアーズの特集。1964年、その後にロストシティを経営することになる野崎謙治と渡米する田渕章二が、本作に参加している芝田光雄と西条佳峰とともに結成した当時の関西スーパーバンド、バックウッズ・マウンテニアーズ。そのリーダーだった野崎からバンド名を受け継いだ芝田が、立命館大学OBの三橋秀樹(g)と桃山学院大学OBの大西一由(m)とスネーク水谷(f)とともに編成した新生バックウッズ・マウンテニアーズのデビューCD。

 ちなみに芝田と西条は1965年、TBS主催の大学対抗バンド合戦で優勝した桃山学院大学ブルーグラス・ランブラーズのオリジナル・メンバーである。ここに収められた14曲はいずれも、彼らが大学生としてブルーグラスに打ち込んでいた時代の名曲ばかり。……技術よりも「勘と雰囲気」で初期の日本ブルーグラスを切り開いていったパイオニアたち、気負いなく、自然体で演じている。アルバム制作記はムーンシャイナー2010年9月号。

 【ムーンシャイナー8月号レビュー紹介作品】
  ●RW-0002 The Roland White Band: 『Straight-Ahead Bluegrass』 CD(本体\2,450-)\2,646-

Saro Jane/I'd Rather Be Alone/Pike County Breakdown/If I Lose/Sally Ann/Cry, Cry Darling/Powder Creek/Loose Talk/Soldier's Joy/Blue Night/Hot Flash on the Highway/High on a Mountain/On My Way Back to the Old Home

 ローランド・ホワイト・バンドの最新スタジオ録音アルバム。

  ●TMR-209 THE HADEN TRIPLETS『Tanya, Rachel & Petra Haden』CD(本体\2,450-)\2,646-

 7月11日に亡くなったチャーリー・ヘイデン(76)の三つ子の娘たちのデビュー作。シンプルな女性トリオハーモニーと洗練されたオールドタイミーなライ・クーダー・サウンドが秀逸なお勧め作品。

  ●DBFS-4427 DRY BRANCH FIRE SQUAD 『Don't Forget This Song』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ロン・トマソン率いるドライ・ブランチ・フィアー・スクワッドがシングル・マイク、一発録音でトラッド・グラスの名曲の数々を一音入魂で聞かせる大秀作。

  ●RCSI-1114 THE PRICE FAMILY 『Bluegrass Backroads:Roads Less Traveled』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ビル・モンロー・スタイルのマンドリンを可憐な女性がさらりと弾いて見せて話題となったローレンとリアナ(フィドル)のプライス姉妹のデビュー作。ゲストにM.コンプトン、B.バーライン。

  ●PR-1503 NEWTOWN 『Time Machine』CD(本体\2,450-)\2,646-

 レキシントンをベースに活躍するニュー・バンド。しっかりとしたテクニックに裏づけされた溌剌としたブルーグラスが楽しめる。

  ●PETIMAR-2 HARLEY & SHERA BRAY WITH PETE MARTIN 『Cedar Grove』CD(本体\2,450-) \2,646-

 あのブルーグラス・ジェントルメン、ブレイ・ブラザーズのフランシス(bj)と妻のシーラ(g)、ピート・マーチンによる素朴で暖かい手作り感満載のブルーグラス・スタイルのインスト・アルバム。

 ブルーグラス最近作/お勧め作
  LDR-041 RICHARD BENNETT『In The Wind Somewhere』CD(本体\2,450-)\2,646-

 世界中にゴマンといるだろうトニー・ライス・クローンの中、もっとも多くの人が納得してしまうであろうトニーの友人でもあるリチャード・ベネット(gt,lv)。アダム・ステッフィ(md)、ロン・スチュワート(fd)、マーク・シャッツ(bs)とともに、「ヘッドフォンも付けずにスタジオで向き合い録音した」という最新ソロ第5作。"The Last Thing On My Mind"と"Wayfaring Stranger"ではトニーをゲストにダブル・フラットピッキン!ほか、ビートルズの"Yesterday"など。 

  PC-1184 OSBORNE BROTHERS『Nashville』CD本体\2,250-)\2,430-

 ボビーとソニーのオズボーンブラザーズの1975年、絶好調のバッサー・クレメンツを迎えたメジャー録音(ちょうど“Fastest Grass Alive”の頃)の未発表7曲と1995年の未発表との合計8曲。アグレッシブなソニーの6弦バンジョーが唸り、艶のあるボビーのボーカルと完璧のトリオハーモニーで聴くナッシュビル時代……これぞオズボーンズのモダンブルーグラス。これでオズボーン兄弟の経歴を、その活動本拠ごとに一望する4部作の完結である。

  RCSI-1120 BROOKE & GEORGE BUCKNER『So Far from Forgetting: Mountain Ballads, Gospel and Banjo Tunes from North Carolina』CD(本体\2,450-)\2,646-

 アール・スクラッグス本人に「君の右手が欲しい」と云われたというジョージ・バックナー、限りなくアール・スクラッグスに私淑する無名の超一級ミュージシャンにしてアパラチアの民。2007年にクリス・シャープとティプトンヒル・ボーイズとして来日、スクラッグスフリークを恐怖に陥れたそのトーンはここでも健在。そのジョージが、グリーングラス・クロッガーズの一員として来日もした愛妻ブルックとともに、限りなく手作りの、肩の凝らない暖かい家庭の味がする……それでいてアールの音がするノースカロライナのブルーリッジマウンテン音楽デビュー秀作。本作中、ジョージのスクラッギストたるサンプルはアルバム最後のトラック“Bugle Call Rag”。このメロディのないアドリブだらけのスクラッグスチューンに自らのスクラッグスぶりを加えるこのスリル!……スクラッグスの完コピなどしてる内はまだまだ、真のスクラギストには程遠いのだゾ……!?

 ちなみにティプトンヒルボーイズのアルバムが二枚、『Lucky』(RC-120 \2,646-)と『Songs We Like』(RC-124 \2,646-)在庫しています。なおジョージの天然な音楽背景などについてはムーンシャイナー2007年5月号(MS-2407 \540-)に詳しい(2009年来日時のティプトンヒル・ボーイズ紹介は2009年3月号)。

  REB-1845 JUNIOR SISK & RAMBLER'S CHOICE『The Heart of a Song』CD(本体\2,450-)\2,646-

 2012年IBMAアワードで最優秀アルバムと収録曲の"A Far Cry from Lester & Earl"が最優秀ソングのダブル受賞! 感激のあまり、人目もはばからずライマン公会堂のステージで男泣きしたジュニア・シスク。デル・マッカーリーとラリー・スパークスを継ぐ次世代の「本物」とささやかれるダニー・ペイズリーと並んで現在トラッドグラスの両巨頭といわれるジュニア・シスク&ランブラーズ・チョイスの2011年作品。その田舎(ヒルビリー)っぽいボーカルが胸をかきむしる中、趣味の良いロールとトーンを聴かせるのは若手ジェイソン・デイビスほか、ビリー・ホウクス(f)とクリス・デイビス(m)、ジェイソン・トムリン(bs)が、さすがに現代風の切れのいいプレイでジュニア・シスクを盛り上げる。件の最優秀ソング "A Far Cry from Lester & Earl"は……。

It's hard to tell which way the music's going,
And sometimes I wonder how long it will last,
I still listen to all the words and the music,
But it ain't nothing like it was in the past

 (Chorus)
 We got too far away from Carter and Ralph,
 And the love of a sweet mountain girl,
 We're way down below that high lonesome sound,
 And a far cry from Lester and Earl

In the Shenandoah valley of Virginia,
In our little cabin home on the hill,
Stay down to earth, don't get above your raisin',
And it's alright if that's the way you feel...

  RUR-1108 AMERICAN DRIVE CD(本体\2,450-)\2,646-

 J.D.クロウが2012年一杯でツアーサーキットからの引退を発表、残されたニューサウスに若手バンジョーのジャスティン・ジェンキンズを加えた新バンド、アメリカン・ドライブのデビュー作。14年間、J.D.の右腕としてニューサウスを支えたリッキー・ワッソン(g)の深いバリトン・ボイスとシュアなリードギターは、トニー・ライスを思わせる落ち着きを聴かせる。ドワイト・マッコール(m)のスカッとしたテナーボイスに、マット・デスペイン(d)とカイル・パーキンス(bs)がニューサウス・サウンドを継承。1959年にモンローにとっては珍しいチャートヒットなったポール・クレイトン作の"Gotta Travel On"やドン・ウィリアムズの1977年ヒット"Some Broken Hearts Never Mend"のカバーなど、トニー・ライス/リッキー・スキャッグス在籍時以来のハッピーミディアムなサウンドが快調だ。

  RBST-008 MIPSO『Dark Holler Pop』CD\(本体\2,450-) \2,646-

 昨年夏、来日してさわやかな若いブルーグラスを聴かせたノースカロライナ州立大学チャペルヒル校出身のお坊ちゃん3人トリオのミプソ(MIPSO)。バンジョーやフィドルのゲストを迎え、卒業して初アルバムがビルボード誌ブルーグラスチャートに初登場5位という快挙だ。アパラチアの自然を背景にしたウエストコースト系ロックのノリの現代的な爽やかさが若者たちに受けるのだろう、数百人規模のライブハウスを満員にしながら快進撃をつづけている。

 一昨年、そして昨年と2年つづけて来日したテナーとマンドリンのジェイコブ・シャープ君、一昨年に調査したデータをもとに「日本ブルーグラス」をさまざまな角度から論じた卒論で無事卒業。叔父がバンジョー奏者ヒュー・ムーアというジョセフ・ターレル君のギターとボーカル。そしてベース奏者のウッド・ロビンソン君。全曲がオリジナルだが、おじさん達には“Rocking Chair Blues”や“When I'm Gone”のようなトラッド曲や“Carolina Calling”などのように70年代シンガーソングライターにインスパイアされたようなオリジナルバラッドがとても楽しい。また、大きな字で歌詞がプリントされており、しかもどの曲もわりと平易なイメージで、彼らが何を伝えようとしているのか、そしてノースカロライナの若者たちが何を求めているのかが、分かるような気がする。日本のブルーグラスバンドもこんな爽やかなフォークロックっぽいウエストコースト風ノリでやると、わんさかとライブハウスに女の子が詰めかけるかもしれないぞ。頑張れ! 優しいブルーグラスを聴きたい人に、お勧め!!

  DSI-0001 DANIEL BONER『The Gospel Way: Recorded Live』CD(本体\2,450-) \2,646-

 6月に仙台から広島まで、ドブロを含む6人組で、現在最先端のブルーグラスアンサンブルを聴かせながら全国各地をツアーしたETSU(東テネシー州立大学)ブルーグラス・プライド・バンド。ドブロ奏者はザ・ボックスカーズに就職という、そんな驚くべき子供たちを指導、率いてきた学部長ダニエル・ボナ―は各地で何曲かずつゲスト出演、その凄いギターに唖然とした人もいるだろう。教育者ではなくミュージシャンのキャリアを歩めば、トップミュージシャンは間違いないダニエルの素晴らしいライブアルバム。本作には、今年も5月から妻レオナとともに日本ツアーしたJ.P.マシス(bj)をゲストに迎えるほか、ベッキー・ビューラー(f)とウィル・パーソンズ(bj)という腕利きなど、東テネシーのブルーグラス層の厚さにつくづく感心する超お勧めのライブ秀作。上質な演奏とライブならではの臨場感が素晴らしい! 詳細は Newsletter #404 にて

  MFR-140415 STEVENS FAMILY『Down on the Farm』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーグラスソングそのままの典型的な田舎生活、家族を中心にきつい農場仕事に従事し、息抜きに音楽を楽しむ……といったステレオタイプをそのまんま演じるスティーブンズ・ファミリー。それが「作りモノ」ではないウエストバージニアの最北部、ワシントンDCに達するポトマック川の上流で罠を仕掛けて猟をする父J.W.のバンジョー、ニワトリを育てる母ナンシー(v)、卵やオーガニック野菜やフルーツ・スタンドを切り盛りする姉シシー(bs,v)、そして弟たちルーク(g,v)、ベン(m,v)、サム(f,v)、アイザック(v)の4人兄弟の7人組(ほかに5人の計10人の子沢山!!)家族。どー?まさに米国のリアリティー番組の主役にもなれる、いわゆる「ホンマもん」のマウンテニアー一家。地域のブルーグラスジャムも引き受けているという一家、1969年に結婚した信心深い父と母に育てられ、自然にブルーグラスを呼吸してきた子供たち、2007年以来プロバンドとして活躍している。アパラチアの伝統的な生活をつづける希有なブルーグラスバンドとして紹介されている。女性と男性ボーカルを交互に、サウンド、仕上がりはきっちりと今風ブルーグラス。

  SGM-2014 GARY BREWER & KENTUCKY RAMBLERS『Homestretch』CD(本体\2,450-)\2,646-

 1965年ケンタッキー生まれだが6世代に渡る東テネシーのローンマウンテン出身、爺様がパップ・ブルーワーという伝説のバンジョー奏者というから、いわゆる「筋金入りのヒルビリー!?」を自認、田舎人の生きざまをチョッとシャレた小粋なトラッドとホンキートンクなブルーグラス、そしてインスト4曲の合計16曲にぶつけるゲイリー・ブルーワー、12年ぶりの最新作。

  MH-1533 BALSAM RANGE『Five』CD(本体\2,450-)\2,646-

 昨年のIBMA最優秀アルバムを受賞、ノースカロライナの風光明媚なビールの町アッシュビル周辺を本拠に近年、高い評価を受けるバルサム・レンジの最新作。ドイル・ローソンやグラスカルズ、ボックスカーズら、現在、ブルーグラスのトップグループを抱えるマウンテンホーム社から、今回も良く書かれたオリジナルを軸に、完璧なサウンドとともにアパラチアを背景にしたメッセージを発している。

  JBB-2014 RENO & HARRELL『Reno Bound』CD(本体\2,250-)\2,430-

 なんと嬉しい!ドン・レノの息子ふたりとビル・ハレルの息子があたらしく組んだ懐かしい名前、親父たちの名義そのまま40年ぶりの復活「リノ&ハレル」のデビュー作である。父親譲りの音センスにますます磨きがかかったドン・ウェイン・レノのバンジョーが冴えわたり、サム・ブッシュの影響濃く、かつサム並みのエネルギーと耳をそばだてる音をぶつけてくるデイル・レノ……、父ビル同様フレキシブルでしかし現代的なミッチ・ハレルによる、チョーお勧め!素晴らしいブルーグラス作品!! 詳細は Newsletter #404にて

  NONE541944 NICKEL CREEK『Dotted Line』CD(本体\2,450-)\2,646-

 1998年に日本に来たときはまだ17歳、子供だった3人、すでに30歳を越えた彼らがバンドの一時休止から7年、最後のアルバムから9年ぶり、そしてバンド結成から25周年というニッケル・クリークが驚きの再結成(一時的とは思われるが)最新アルバムを発表、現在全米ツアー中だ。21世紀の最先端アコースティックトリオは20歳代に経験したさまざまなことを踏まえた深い感情の波を乗り越えつつ、ブルーグラスというルーツィーな音楽をベースにしているがゆえに彼らの創るポップサウンドは1960年代のフォーク/ロックを髣髴させる面も持っている。10代のときに創りそうなブルーグラスの典型的なマンドリンイントロをモチーフにしたようなクリス・シーリのマンドインスト“Elsie”、ホットライズが創りそうなすっきりしたトラッドベースの美しいブルーグラスバラッド“21st of May”ほか、現代的なポップサウンドで、「これがブルーグラスか!?」という人もいるかもしれないが、このソリッドなリズム/ビートと楽器の乗せ方はまぎれもなくブルーグラッサーにしかできない……ブルーグラスだ。ビルボード総合チャートの7位、もちろんブルーグラス部門とフォーク部門では堂々の1位! その美しいアコースティックアンサンブルは世代を越えて、しかし現在の最先端で輝く。

 インスト最近作/お勧め作
  SH-4105 BRYAN SUTTON『Into My Own』CD(本体\2,450-)\2,646-

 これはこれは!至福のときが過ごせるトップミュージシャンによる現代ブルーグラスインストの一典型、ブライアン・サットン最新第5作。たとえば一曲目トラッドフィドル曲、ブライアン・サットンのシュアなフラットピッキンにつづいて、クリアなステュアート・ダンカンのフィドルとノーム・ピケルニーの超絶バンジョーが会話をはじめると、つづいてサム・ブッシュがまだ若いモンには負けんぞ!とばかりおしゃべりに加わり、ベースのデニス・クロウチも巻き込んでの特級ブルーグラスジャム。そして2曲目、最近歌いはじめたブライアンが、ロニー・マッカーリーのテナーを迎えてさらりと聴かせるブルーグラスソング。3曲目にはブライアンが尊敬するノーマン・ブレイクに捧げたオリジナル……など。 いわゆる「緊張と緩和」というんでしょうか、中にはクロウハンマーソロでのオールドタイミーなボーカルもの、伝説的ジャズギタリストのビル・フリーゼルとのデュオバトルにデニス・クロウチを加えたトリオによる前衛ラグ、ロニー・マッカーリーとのモンロー/ワトソンの再現などなども加え、うまく曲を並べて、ただテクニックの応酬のみではない自身の音楽観に正直な作品だ。

 ブライアン曰く、「われわれの音楽はとても伝統的なものだ。わたしはドックのスタイルが大好きだしそれから離れたくないと思う一方、フラット&スクラッグス命で何も変えたくないというミュージシャンにもなりたくない。そのちょうど、中間がわたしのいたい場所」。 歌も含めて「自分にしかできない音楽」を探してみたという。「誰もここまで、偶然にやって来たんじゃない。あなたは自分自身を証明しなければなりません。そしてそれを証明し続けなければならないのです。わたしはそうやって吸収してきました」と結論づけるブライアン。21世紀版ハッピーミディアムな楽しいブルーグラス作品である。ムーンシャイナー誌ブライアン・サットンのカバーストーリー、2009年8月号「最速のフラットピッキン……!?」(\540-)で特集あり。

  OR-1469 ADAM STEFFEY『New Primitive』(本体\2,450-)\2,646-

 当代随一マンドリン奏者アダム・ステッフィ(47)最近ソロ第3作。全13曲がトラッドという、思い切ったオールドタイム・フィドルチューンをベースにした意欲作で、アパラチアに伝わったさまざまなメロディから現在最高峰のマンドリンテクニックがいかなるブルーグラスメロディをつむぎ出すのか、非常に興味深い作品である。ブルーグラスで演じられる多くのフィドルチューンは、すでに第一世代と第二世代によって形式化されている中、本作で取り上げられたフィドルチューンはアダムの妻ティナ(1曲目のアダムとふたりでのデュオをはじめ、随所でクロウハンマーバンジョーを聴かせる)も心酔する現代オールドタイマーたちのレパートリーが多く、スナイダーファミリーで活躍する10代のゼブ・スナイダーの強烈フラットピッキンとともにあたらしい解釈で演じている。ゼブの妹、サマンサ・スナイダーが1曲、ララバイを歌い、ジョン・ハートフォードで知られる“Squirrell Hunters”ではフィドルを聴かせるほか、オールドタイムフィドラーのエディ・ボンドが参加、ベースには同じETSU(東テネシー州立大学)以来、アリソン・クラウス&ユニオンステーションでも同僚だったバリー・ベイルズ。サム・ブッシュ系列の次世代に当たり、第二世代から第三世代の橋渡しに位置するアダムがオールドタイムを志向するのは、妻ティナの影響もさることながら、母方の曾祖父トム・カーターはA.P.カーターのいとこで、自身も最初にこの音楽を聴いた記憶はカーターファミリー・フォールド(現在も土曜日夜につづけられるバーンダンス)、そしてオフのときはETSUのブルーグラス科でマンドリンを教えるという、南西バージニア/東テネシー音楽のヌシでもあるような、そして敬虔なクリスチャンで超謙虚なアダムならではの着想だろうか……。アダムと対照的なモンロースタイルをリードするマイク・コンプトンも最近、ジョー・ニューベリーというクロウハンマーバンジョー達人のオールドタイマーとコンビを組んでおり、ブルーグラスを極める道中でのアパラチアン・トラッドの深淵を覗きはじめているのも興味深い。ジャズからクラシックへと発展するマンドリンに、オールドタイムという原点を新しく認識させる作品だろう。なおムーンシャイナー誌2009年10月号(\540-)にアダム・ステッフィのカバーストーリーがある。
  ROU-0638 V.A.『Foggy Mountain Special: A Bluegrass Tribute to Earl Scruggs』CD(本体\2,450-)\2,646-

Flint Hill Special/Reuben/Foggy Mountain Special/Randy Lynn Rag/Sally Goodin/Pike County Breakdown/Foggy Mountain Rock/Nashville Skyline Rag/Earl's Breakdown/Steel Guitar Rag/Ground Speed/Foggy Mountain Breakdown.

 2012年3月28日、88歳で亡くなったアール・スクラッグスに捧げられた、現在トップバンジョイストたちによる新録音企画2011年作品。
 言うまでもなく、現在あるブルーグラスという音楽スタイルの基をビル・モンローとともに創り上げたもっとも重要な偉人アール。ブルーグラスとは何か?……それは、音楽的には例えば「完璧にコントロールされたスリーフィンガーから編み出される一音一音をすべて認識し、その三本指(三拍子)が早いツービート(2/4拍子)と出会ったアフリカ由来のポリリズム(複数の異なるリズムが同居することで西洋音楽にはない概念)から発生するシンコペーションを、すべての演奏者/リスナーが感得すること」である、とすれば、それはアールでなければ産み出せなかったものであり、ビルとアールが出会わなければあり得なかったものだろう。

 そんな偉大なアールを尊敬する12人、デビッド・タルボット、ジム・ミルズ、ロン・ブロック、チャーリー・クッシュマン、ラリー・パーキンズ、ロン・スチュワート、トム・アダムズ、J.D.クロウ、ジョー・マリンズ、トニー・トリシュカ、ケニー・イングラム、クレイグ・スミスの12曲、あえて言えば、アールの時代(1950〜60年代)よりも社会的に煮詰まっている21世紀、それぞれのアールへの思いを込めた素敵な12曲。バックにはロン・スチュワートのフィドル(そのバックで何を弾くか?も大きなポイントだよ)、マンドリンはアダム・ステッフィまたはダン・ティミンスキ、ランディ・コーアズのドブロ、そしてレスターの偉大さがつくづく分かるコディ・キルビー、ダン・ティミンスキ、クレイ・ヘス、ワイアット・ライスらのギターにデニス・クロウチまたはバリー・ベイルズのベース。アールが創造したバンジョー世界にさまざまな表現者が挑む、チョー楽しい、お勧めのバンジョーアルバム。

  BWCD-226 ROGER HOWELL『Hills & Heroes』CD(本体\2,450-)\2,646-

 さまざまな友人たちから学んだ伝統フィドルチューンを「弾くことが楽しくて仕方ない……」といった様子が伝わるロジャー・ハウェルの2003年のフィドル秀作の再発である。カポで有名なスクラッグススタイルのトム・マッキーニー(ソニー・オズボーンのグラナダを世話した男)とのフィドル&バンジョーから、ハンマーダルシマやアパラチアンダルシマ、クロウハンマーバンジョーやツーフィンガーバンジョーなど、さまざまな伝統楽器をバックに、ときには自身のクロウハンマーや、友人だったという故ジョン・ハートフォードの“Presbyterian Guitar”などではフィンガーピッキンギター。たっぷりと一時間以上、ブルーグラスとオールドタイム双方から楽しめる素晴らしいアパラチアンジャムをお楽しみください!

  MH-1523 DANNY ROBERTS 『Nighthawk』CD(本体\2,450-)\2,646-

 1曲目からモンロー風ストンプで度肝を抜くギターソロ、2曲目のタイトルトラックはカンジェンの“Nightwalk”を思わせる“Nighthawk”はサム・ブッシュのフィドルとマンドリンがカッコイイ! ザ・グラスカルズのマンドリン奏者ダニー・ロバーツの素晴らしい最新ソロ第2作。サム以外に、マイク・コンプトンとロニー・マッカーリー、そのほかクリスティン・スコット・ベンソン女史、オウブリー・ヘイニー、ジミー・マッティングリーらを配して現在ナッシュビル最良のアコースティック/ブルーグラスのトーンとアンサンブルを聴かせてくれる。

 オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作
  RAINS39866 SPENCER & RAINS『The Old Man and the Old Woman』CD(本体\2,450-)\2,646-

Roustabout/Gettin' Upstairs/Say Darlin' Say/Dandy Lusk/Green Rocky Road/Broaddus/Cotton-Eyed Joe/Isabella Journey/Down the Road/Darby's Ram/Red Rocking Chair/Chadwell's Station/Hop High/Belladonna Waltz/Pretty Polly/The Old Man and the Old Woman/Wedding Dress.

 アパラチアより西進、横長のケンタッキー/テネシーを横断、ミシシッピ河を越えた先、オザーク高原地方のフィドル音楽を継承するトリシア・スペンサーと、コンテストフィドル以前のテキサスフィドルを研究した画家でもあるハワード・レインズのコンビがレアなフィドルチューンと有名オールドタイムボーカルデュオを交互に収めたアーリーアメリカンなオールドタイム男女デュオ秀作。

 もっともシンプルなアンサンブル音楽としての男女デュオで歌われる古くから伝わるフォークソングのしっかりとしたメッセージ。そしてリズムとブルースの影響が強く感じられるアパラチアと、どちらかといえば淡白なメロディラインが魅力のオザークと感じられるフィドルチューンの違いを楽しんでいただくも一興。マウンテンミュージックのイメージを分かりやすく伝えてくれる趣味の良いオールドタイム秀作である。

  COMP-4632 THE DUHKS『Beyond the Blue』CD(本体\2,450-)\2,646-

 2002年、アパラチアンクロウハンマーの達人、レオナード・ポドラックのバンジョーを核に、オリエンタルな雰囲気の女性ジェシー・ハービーの素晴らしいボーカルを軸に結成されたザ・ダックス。2003年のデビュー作『Your Daughters & Your Sons』(SH-3991 本体\2,646-)で自分たちのルーツをしっかりと表現、2005年のベラ・フレック制作の全米デビュー作『The Duhks』(SH-3997 本体\2,646-)でブレイクと、高い評価を受けた。本作は井上太郎とのインストデュオを結成したジョーダン・マコンネルが2013年に、今年に入ってフィドルのタニヤ・エリザベス・スタックのふたりのオリジナルメンバーが抜け、新しくフィドルのロージー・ニュートンとパーカッションのケビン・ガルシアが加入。本作はタニヤとロージーのふたりが参加、トラディショナルの筋をしっかり通した上でクロウハンマーバンジョー由来のパーカッシブなサウンドとジェシーのボーカルが見事な素晴らしい作品に仕上がっている。インターナショナルな刺激に溢れたオールドタイムグルーヴの新世代フォークをお楽しみください!

 カントリー最近作/お勧め作
  RCSI-1053 LAURA CASH『Awake But Dreaming』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ロイド・グリーン、ピート・ウェイド、ピッグ・ロビンズほか、超豪華な(ローラ曰く)トラディショナル・カントリースウィング・バンドをバックに、カントリーの中でもスタンダード並みの音楽性で一世を風靡した60年代ナッシュビル・サウンドのノウハウを使った、いまどき非常に珍しいカントリーサウンドを聴かせてくれるローラ・ウェーバー・キャッシュ。90年代中ごろ、香川県坂出のアパートに住み、今でも「最高の思い出」という瀬戸大橋の京阪フィッシャーマンズワーフに連日出演を続けたブルーグラス・バンド、テキサス・レンジャーズのメンバーとして来日、宝塚フェスにも参加したローラのクラシック・カントリー作品だ。映画『ウォーク・ザ・ライン、君につづく道』のモデルとなったジョニー・キャッシュとジューン・カーターのひとり息子、ジョン・カーター・キャッシュと2000年に結婚、カーター・ファミリーやジョニー・キャッシュ関連のアルバムにも参加している。
 しかし本作では、その人脈で大物ゲストを集めたりせず、自身が尊敬するスタジオ・ミュージシャンとのセッションを大切にする音作りと、ゲストには唯一、デル・マッカーリー・バンドのジェイソン・カーターがすばらしいバリトンボイスでローラとカントリーデュオという彼女らしい控え目さがいい。ちなみにフィドル・コンテストで育ってきたローラ、ナッシュビルでのIBMA大会と同時に開かれるグランドマスター・フィドラー・チャンピオンシップで、これまでフィドル界への貢献を賞する2009年に創設されたチャーリー・ブッシュ賞(サムの父親)の第1回受賞者に選ばれ、涙涙のとてもいい授賞式だった。また丹沢ブルーグラス・サークルがバージニアを訪ねたときも、わざわざメイベル・カーターの家の解体修理を延期して見学させてくれたりするなど、いつも日本人を気にかけてくれるローラのクラシック・カントリー作品である。

  RCSI-1115 JOSH TURNER『Live Across America』CD(本体\2,750-)\2,970-

 ナッシュビルでもっとも古いミュージックビジネス学科をもつベルモント大学出身のジョッシュ・ターナー。サウスカロライナでの子ども時代から聖歌隊で自身のバス・ボーカルに気付き、高校卒業と同時にナッシュビルに移住。2003年にアルバム『Long Black Train』でデビュー(タイトル曲が初ヒット)、同時に大学時代のガールフレンドと結婚(キーボード奏者としてツアーをともにする)、3児の父という堅実派。2005年、シングル“Your Man”と“Would You Go with Me”で初めての第1位となり、2010年には“All Over Me”と“Why Don't We Just Dance”がナンバーワン、後者は彼の最大のヒット曲という。その低音が魅力の以上のヒット曲は、すべて2012年、全米各地で収録された本ライブに収められている。米国レストランチェーンの店頭のみの販売という希少盤。

 お勧め発掘・編集最近作/お勧め作
  RW-0001 NEW KENTUCKY COLONELS『Live in Holland 1973』CD(本体\2,450-)\2,646-

 1973年夏、クラレンス・ホワイトが事故で亡くなる2ヶ月前、兄のエリックとローランド、そしてハーブ・ピーダセンとともにオランダをツアー。本作は、そのときに彼らのブルーグラス魂を爆発させた、2013年夏にローランド・ホワイトが初めて発表した未発表ライブである。クラレンスの生ギターが縦横に駆け巡り、そのリズム/ビートに引っ張られるようにローランドのマンドリンとハーブのバンジョー、そしてエリックのすばらしいスラップベース。全員がブルーグラスをすることに集中していくさまが手に取るように感じられる貴重な録音である。

  ACD-81 OLD & IN THE WAY『Live at the Bording House: Complete Shows』CD4枚組(本体\5,500-)\5,940-

 強烈お宝アルバム最終セット40年目に発売! バッサー・クレメンツ(f)、ジェリー・ガルシア(bj)、デビッド・グリスマン(m)、ジョン・カーン(bs)、ピーター・ローワン(g)によるオールド&イン・ザ・ウェイの1973年10月1日と8日の2日間、サンフランシスコのヒッピーのたまり場、ボーディングハウスでのライブ全55曲(未発表14テイクを含む)が完全に収録された決定盤。1975年、最初のLP発売時には全米総合アルバムチャート99位をヒット、そののちも2001年に700万枚を売った『オーブラザー』のサントラに抜かれるまで、デッドヘッズ(ヒッピーやヤッピー)たちを中心に売れつづけ、ブルーグラス/ニューグラスのもっとも売れたアルバム(現在廃盤)といわれた10月8日の10曲も、当然すべて含まれている。演奏もさることながら、その時代と存在自体がブルーグラス史上に大きな意味持つ、今や本質的なトラッドグラスバンドである。おっと、われらが小森谷巨匠のジャケット写真が素晴らしい!!

 映像ものお勧め作
  BYGF-9122 V.A.『Herschel Sizemore: Mandolin in B, A Tribute to a Bluegrass Legend』DVD(本体\2,750- 55分)\2,970-

 1979年のデル・マッカーリー初来日時のメンバーでの演奏とインタビューではじまるブルーリッジ系マンドリン界の長老ハーシャル・サイズモア夫婦が揃ってガン宣告を受けたため2012年2月19日に催されたベネフィットコンサートの記録。セルダム・シーン、ブッチ・ロビンス、サミー・シーラーと旧ジョンソン・マウンテン・ボーイズなど、9セッションによる演奏9曲と感動インタビュー。 

  CCD-DP1 DOLLY PARTON『Dolly! Porter Wagoner & Pop Goes the Country Appearances, solos & duets』DVD(本体\2,450-)\2,646-

 1967年、21歳でポーター・ワゴナー・ショウのレギュラー女性シンガーに抜擢されたことで大スターへの階段を上りはじめたドリー・パートン。そのショウの初期映像から、シンガーそしてソングライターとしても成功を収めた1977年の10年間に録画されたソロ26曲と、ポーター・ワゴナーとのデュエット15曲、全41曲集。言うまでもなく、20世紀のアメリカンアイコンのひとりである。

  VES-13044 DOC & MERLE『An Intimate Documentary』DVD(本体\3,150-)\3,402-

 アールと同様、今年3回忌を迎えるドック・ワトソン。その人柄のにじみ出たクリアなギターピッキンと慈愛に満ちたボーカルが世界中にアパラチア音楽の素晴らしさを広めた。ドック・ワトソンというミュージシャン/人間を活写したファン必見の「Intimate(親密な)ドキュメント」映像。ドックの音楽とその背景を知る決定版!

  SHA-622D V.A.『You Are There - Classic Early Films of Legendary Performers 1952-1954』DVD(本体\3,150-)\3,308-

 超貴重な1950年代ビル・モンローのカラー映像6曲とハンク・ウィリアムスで現存するたった4曲の白黒フィルムを収め「アナタはそこにいた!」感覚を味わってもらおうと編集されたDVD作品! ほかに、ベニー・マーティン、ルービン・ブラザーズが2曲、グランパ・ジョーンズが5曲ほか、意図的に当時流行のカントリー人気シンガーを加えずにオールドタイムの伝統に則したアーティストばかりを集めた超貴重なお宝必見ビデオ。

 SHA-611D〜SHA-620D Best of the FLATT & SCRUGGS TV Showシリーズ全10巻 DVD各(本体\3,150-)\3,308-

 2007年から2010年にかけて発表された1960年代初期、その絶頂期にあったフラット&スクラッグスのテレビショウ各30分番組を2本ずつ収め、全10巻として発売されたDVDが現在、全巻揃っています。いつ製造中止になるか分かりません。ブルーグラス史上もっとも重要なDVDシリーズ、この機会にお揃え下さい!
 楽器関連作品
 (楽器奏法や教則など、さまざまなご相談に関してはミュージシャン歴豊富なスタッフがアドバイス、また楽器につきましても、本体やパーツ/アクセサリーなど、ビンテージを含めて各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
■ギター
  GAT3-0608 KENNY SMITH『Return』CD(本体\2,450-)\2,646-

 フラットピッキン・ギターのあたらしい世界を、デビッド・グリアとともに開拓していくフロントランナーのひとりケニー・スミス、『Studebaker』(SH-3869 CD\2,573-)以来14年ぶり、2枚目の2011年作ギターアルバム。アダム・ステッフィ(m)、バリー・ベイルズ(bs)、オウブリー・ヘイニー(f)、ジム・デンマン(bj)の基本セットと、自身の1935年製マーティンD-18、同年製の珍しいギブソン・ジャンボのプロトタイプ、そして伝説的なノーマン・ブレイクの1933年製マーティン・シェイデッドトップD-28という名器3本を使い分け、さらにトラッド・フィドルチューン有名曲"Black Mountain Rag"や"Billy in the Lowground"、"Arkansas Traveler"、"Cumberland Gap"、"Leather Britches"などを軸にオリジナルを配した楽しい作品。フラットピッキン・ファンにお勧めの秀作。 

 ■バンジョー
 (ムーンシャイナー連載のチチ松村「バンジョー祭り」、世界のバンジョー音楽をお見逃しなく!!)
  COMP-4616 NOAM PIKELNY『Plays Kenny Baker Plays Bill Monroe』CD(本体\2,450-)\2,646-

  ブルーグラスフィドルの一典型を創ったケニー・ベイカーがビル・モンローの有名インストをカバーした1976年のブルーグラス史上に残る名盤『Kenny Baker Plays Bill Monroe』(CO-2708 \2,646-)を、現在バンジョーの最高峰であるノーム・ピケルニーのほか、ステュアート・ダンカン(f)、ロニー・マッカーリー(m)、ブライアン・サットン(g)、マイク・バブ(bs)がそのまんまカバー。テーマの完全コピーからあらゆる種類の先入観を飛び越えて、自らの心の動きを音に載せていくその自由な発想とテクニックには完全脱帽、そこまでに至る努力と愛情にただただ感動で、1970年代おじさん達ニヤニヤ・ウキウキの大秀作!!
 なおムーンシャイナー誌2014年5月号から7月号まで、3ヶ月連載でノームがIBMA基調演説として語った現在の米国ブルーグラス事情は、ぜひ知っておきたいブルーグラスの素晴らしい現状分析である。

 ■マンドリン
  REB-1778 DOYLE LAWSON『Tennessee Dream』CD(本体\2,450-)\2,646-

 2012年、ブルーグラス界最高の名誉であるIBMA名誉の殿堂入りしたドイル・ローソン、その名が初めて冠せられた記念すべきソロデビュー盤で1977年のマンドリン・インスト名盤(2002年にCD化)。40数年前、1972年1月に初来日したカントリー・ジェントルメン。そこで日本のブルーグラス・ファンは初めて、16部音符で連なるスリリングなマンドリン奏法に接して目を丸くした! そう、1968年のフラット&スクラッグスも1971年のラルフ・スタンレーも連れて来なかった、アメリカ第一線の初めてのマンドリン奏者がドイル・ローソンだったのだ。その衝撃たるや(当時日本のマンドリン奏者の数は少なかったものの)、ともに1976年来日のサム・ブッシュやデビッド・グリスマンどころではなかったろう。最近ではバンドリーダーとして有名になり、マンドリン奏者として語られることは少なくなったが、37年前の本作、今聴いても全然古臭くない。ケニー・ベイカー(f)とJ.D.クロウ(bj)という超人たちに若気のジェリー・ダグラス(d)、ボビー・スローン(bs)が9曲のドイル作品ほか、「ビル・モンロー・メドレー」、「ラバーズ・コンチェルト」や「サニー」などのポップも楽しませてくれる。ケニーがいいなぁ!!

  RCSI-1098 HOMER & JETHRO『Playing It Straight/It Ain't Necessarily Square』CD本体\2,750-)\2,970-

 米国では圧倒的にコメディーデュオとして知られるホーマーとジェスロがRCAに残した2枚のジャズ・インストアルバムのCD化。ジェスロのマンドリニストとしての資質は、後にデビッド・グリスマンやサム・ブッシュによって再評価されたように、圧倒的な存在感で迫ってくる。ジャズマンドリン、はじまりの大名盤。

 ■フィドル
  CO-2732 KENNY BAKER『A Baker's Dozen』CD本体\2,450-)\2,646-

Johnny the Blacksmith/Sam's Tune/Ragtime Annie/Doc Harris, the Fisherman/Sail Away Ladies/Cross-Eyed Fiddler/Black Mountain Rag 他全12曲
 1970年に発表されたケニー・ベイカーのソロ第2作。比較的有名なオールドタイムフィドルチューンが収められているため、ベイカー式の音のつながり/アレンジを勉強できる秀作。バックは当時無名の10代の若者たち、ブッチ・ロビンス(bj)、サム・ブッシュ(m)、ジョン・カパラキス(g)、イーボ・ウォーカー(bs)。若い彼らがのちにニューグラスを背負っていくことになる、なーんて、なーるほど人脈を感じさせる名作(ただしフィドル以外の間奏はほとんどない)。

 ■ドブロ
  最近作/お勧め作、再入荷の「月刊ムーンシャイナー特集/関連作品」参照

 ■スティールギター
  BCD-17335 SPEEDY WEST & JIMMY BRYANT『Bustin' Thru - Flippin' The Lid』CD(本体\3,100-)\3,348-(39頁冊子付)

 スティールギターのスピーディ・ウエストとエレキギターのジミー・ブライアントがやりたい放題のホットなインストを聴かせる1949-1954年録音のメチャ刺激的なアルバム。発展途上にあったペダル・スティールと、ジャンゴ・ラインハルトを聴いてギターを弾きはじめテレキャスターの最初の使い手のふたりがとにかく弾き捲る。すべての弦楽器ファンに(アコ/エレ関係なく)大推薦、1950年までのアメリカンルーツ音楽が積み上げてきたあらゆるホットな音を詰め込んだような(つまりスウィングしドライブする)アーリーアメリカンな音の楽しさがギュっギュっと詰め込まれた、ジャズでもなく、カントリーでもない、のちのベンチャーズなどに通じる……、しかしはるかにホットで自由なエレキインストの世界へ、ドーぞ! 大推薦作である。

 楽器、その他……
 (スタッフは全員、バリバリピッカーです。どんなことでもお気軽にお問い合わせください)
 ゴールドトーン社のバンジョーミュート、2種取扱いを始めました。
  BM-ULTIMATE The Ultimate Banjo Mute (本体\3,000)\3.240-

ベストセラーのバンジョー・ミュート、スポンジの付いたU字型の本体をブリッジにワンタッチで挟み込んで一定の消音効果が得られます。

  BM-IUCCI Iucci Banjo Mute(本体\3,500-) \3,780-
 
バンジョー・ブリッジの両サイドを挟んでからネジで締めて調整可能ですので、望み通りの消音に調整できます。

  DRY-400 『弦楽器用除湿剤:ドライフォルテ』(本体\400-)\432-

夏の宝塚フェスも終わって、楽器のメンテナンスが必要なこの季節の必需品、楽器用除湿剤です。「ケースの中など密閉された空間 の中の余分な湿気をとことん!!吸い取ります。夏の酷暑から秋の長雨シーズン、過酷な条件から愛器を護るアイテムです。

  HSC-60 ヒーロー・シャイン・クロス (本体\600-)\648-

バンジョーの金属部部の手入れに便利!!この新しく、革新的なポリッシングクロスは、汚れ、手 垢、曇りを取り除くだけでなく、 ギター、バンショー、マンドリンで使われるメタルパーツの磨きに最適です。 特にクローム、ニッケルやアルミなどのハードウエアの艶や輝きを取り戻すのに効果的です。このクロスは、 糸巻き、フレットワイヤ、ピックアップカバー、ブリッジ、トレモロやテールピース、ストラップボタンなどを きれいにし、磨くための処理をおこなっています。クロスにしみ込ませた特別な成分はメタルの表面を復活させ、保護膜を作ります。これにより、曇りを防ぎ艶を長持ちさせます。

 教則もの/ソングブックお勧め
  下記のほか、教則モノに関しては演奏レベル/ニーズに応じて、ご相談ください。また、スタッフは全員、バリバリ!?ピッカーです。どんなことでもお気軽にお問い合わせください
  MB-20145BD 『American Mandolin Method Vol. 1』Book+CD(本体\3,900-)\4,212-
MB-20146BD 『American Mandolin Method Vol. 2』Book+CD(本体\3,900-)\4,212-


 高校時代を日本で過ごしたブライアン・ウィックランドが、大ヒット教則本『American Fiddle Method』(MB-99471BD 本体\3,900-)につづいて発表した初心者向けマンドリン教本とCD。仲間である中西部のマンドリンのスーパーピッカー、ペン・ウィンシップをパートナーに、「最初にマンドリンを手にした」との想定で分かりやすくガイドする。ブライアンが曰く、「バイオリンと同じだけど、車のバックシートでも、ベッドに寝転がっても弾けるのが魅力!」というように、さしづめ日本では「コタツで弾ける」可愛い楽器マンドリン……ちょっとお気軽に、あなたもはじめて見ませんか?
 第1部では“Boil 'em Cabbage Down”(いわゆる「キャベツ」)から“Turkey in the Straw”(「わらの中の七面鳥」)まで、初心者に正しいマンドリンの弾き方を1から教える。
第2部では“Liberty”から“Beaumont Rag”まで、正しく中級の曲に挑む。 

  HL-306304 HANK WILLIAMS『Complete』Book(本体\3,800-)\4,104-

 偉大なシンガー/ソングライター、ハンク・ウィリアムズが生涯に発表した全128曲の作品をピアノ譜とギターコードを付けた304頁の歌集。

  HL-690260 JIMMIE RODGERS『Collection: Guitar Recorded Version』Book(本体\3,800-)\4,104-

Any Old Time/Blue Yodel No. 1 (T for Texas)/Blue Yodel No. 3 (Evening Sun Yodel)/Blue Yodel No. 8 (Mule Skinner Blues)/The Brakeman's Blues (Yodeling the Blues Away)/Dreaming with Tears in My Eyes/Frankie and Johnny/High Powered Mama/Mississippi Moon/My Old Pal/Pistol Packin' Papa/In the Jailhouse Now 他全26曲

 ジミー・ロジャーズの代表的な26曲のソングブック+ギタータブ譜集。

  HL-307116 DAILEY & VINCENT『Songbook』book\3,570-(本体\3,400-)

Cumberland River/By the Mark/Girl in the Valley/Head Hung Down/I Believe/More Than a Name On a Wall/My Savior Walks with Me Today/On the Other Side/Poor Boy Workin' Blues/When I Reach That Home Up There/Winter's Come and Gone/Tears Ago.

 現在、サイコーのハーモニーを誇るデイリー&ビンセント、ギリアン・ウェルチとデビッド・ロウリングス作で彼ら最初のヒット曲"By the Mark"ほか、上記12曲のソングブック。ピアノ譜、ギターコード、そしてボーカル/ハーモニー譜のA4版72頁。

 輸入雑誌
  ■フラットピッキン・ギター誌
  FGM-18.5 最新「2014年7〜8月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Home From The Forest/Stony Point/Kool Kitsch/The Push by Brad Davis/Over The Waterfall/More Pretty Girls Than One/Beautiful Brown Eyes Part II/Back To Georgia/Say Old Man/Lucy Campbell/True Life Blues.

 ホームスパン教則の総帥ハッピー・トラウムをカバーに、上記初心者から上級者までのタブと音源、ジョー・カーによる「G」でのリズムギター、ブラッド・デイビスのナッシュビルギターテク、インプロバイズからダン・クレアリーのコラムまで、フラットピッキンギター上達に関するあらゆる情報満載の70頁。

  FGM-18.4 「2014年5〜6月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Cheat Mountain, Ebeneezer & Johnny Don't Get Drunk/Chinquipin Hunting/Cottage Hill/Durang's Hornpipe/Elzic’s Farewell/Falls of Richmond/Indian Corn/Jaybird /Little Billy Wilson/Mississippi Sawyer/New Five Cents/Kentucky Lake/Old Grey Mare/Rock The Cradle Joe/Sail Away Ladies/Sally In The Garden/Sally Johnson/Shove The Pig's Foot/Squirrel Hunters/Ways of the World.

 以上20曲、ありきたりのフィドルチューンではなく、チョッとシビアでクロートっぽいオールドタイムチューンの数々をレパートリーにしてみませんか? 最新号はまるごと一冊、「オールドタイムチューン」号です。挑戦のし甲斐がありますよ!

  FGM-18.3 「2014年3〜4月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Dooley/Bitter Creek/Pupville/Constitution March/Golden Slippers/Beautiful Brown Eyes/Neenah/Neal Gow’s Lamentation/Toy Heart.

 ザ・ディラーズのロドニー・ディラードをカバーストーリーに、ビッグ・スミスのギタリストやデビッド・マラビラら、ダダリオの「NSアーティストカポ」紹介などの特集に上記、各コラム(初心者から上級者までさまざまな切り口で)で取り上げた曲のタブ譜とCD音源。

  FGM-18.2 「2014年1〜2月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Pretty Bird/Little Girl of Mine in Tennessee/San Antonio Rose/Pupville/John Hardy/Little Annie/Stetson’s #2/Long Journey Home/Sand Coulee Reel/Soppin’ The Gravy/Cotton Patch Rag/We Live In Two Different Worlds.

 ギリアン・ウェルチの相方で、アグレッシブなダウンピッキンで知られるデビッド・ロウリングスのカバーストーリーほか、マウンテンハートのセス・テイラー、アラン・ジャクソン・バンドのスコット・コニー、そして楽器ルシアーのケン・フーパーらの特集。それに上記、それぞれに初心者やコード分解、ナッシュビルスタイルなど各コラムに応じたタブ譜集。

  FGM-18.1 「2013年11〜12月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 スウィング集。品切れ、取り寄せ可。

 以上のほか、現在の在庫は2013年1-2月号、2012年11-12月号、2012年5-6月号、2011年7-8月号、2011年5-6月号、2010年3-4月号、2010年1-2月号、2009年11-12月号、2009年7-8月号、2008年3-4月号、2007年1-2月号、2006年7-8月号のみです。(品切れ号、取り寄せ可)

 ■バンジョー・ニューズレター誌
 世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。

  BNL-14/07 最新2014年7月号 \648-

 バンジョー界の鬼才、クロウハンマーとスリーフィンガー奏法でパンクから前衛ジャズまでをこなすダニー・バーンズ(53)をカバーストーリーに、そのタブ譜は“Falling Hard”、そのほかトム・アダムズ“Nine Pound Hammer”、トニー・トリシュカ“Purple Trees of Colorado”、ビル・エマーソン“The State Line”、アール・スクラッグス“Landslide”ほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。

  BNL-14/06 2014年6月号 \648-

 マーティーカ・レイク16歳、弟ウィリアム12歳とともにフラット&スクラッグスの完コピを目指す女子高生がカバー。ハッキリ言って、その完璧なエコーのかけ方とともに、メチャ上手い(Martteka Lake で検索)。弟はもちろん、サムとフィンガーピック、声変わり前なのにレスターしているゾ!? ほかに「アフリカからアパラチアへ」というプロジェクトのジェイミ・ストーン特集とタブ“Soundiata”、ナッシュビルのブログレ奏者チャールズ・バトラーのインタビューとタブ“Joy”、ほかタブ譜は、トム・アダムズ“East Virginia Blues”のハイポジション、マーティ・カトラー“Gold Rush”、アール・スクラッグス“Buck Creek Gal”ほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。

  BNL-14/05 2014年5月号 \648-

 イェン・クルーガーのカバーストーリーとタブ譜は“Night Sky”と“The Three Laughing Monks”の2曲ほか、トム・アダムズはヘンリー・マンシーニの“Moon River”、アール・スクラッグスはブラザーオズワルドとのジャムにおける“Crazy Blues”(“Dear OLd Dixie”と同じコード進行をどう始末するか!?)、バックアップはノーム・ピケルニー“Lonesome Moon Light Waltz”、初心者は“Beautiful Brown Eys”ほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の40頁。

  BNL-14/04 2014年4月号 \648-

 ブルーグラス史家、ニール・ローゼンバーグ博士のカバーストーリー。タブ譜は、トム・アダムズのアレンジするTVドラマシリーズ『フレンズ』のテーマ曲“I'll Be There for You”、フレッド・ゲイガーはダロル・アンガー『Fiddlistics』から“Dysentery Stomp”、ジャネット・デイビスによるビル・モンローの“Lonesome Moonlight Waltz”のリードとバックアップ、イアン・ペリーのフィンガーボード探検には“Alabama Jubilee”などのほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。

  BNL-14/03 2014年3月号 \648-

 今年1月27日、94歳で亡くなったピート・シーガー追悼特集号。タブ譜はトム・アダムズ「オペラ座の怪人」より“Music of the Night”、アール・スクラッグスは極めて珍しい“Bill Cheatham”のリード!(1992年、ジョン・ハートフォードが録音に成功した貴重な一瞬だったという!!)、ケルト系有名曲“Drowsy Maggie”、先月号からつづくベラ・フレック・インタビューAとオリジナルのクラシック“Movement 2: Hunter's Moon”、トニー・トリシュカ採譜のピート・シーガー“Quite Early Morning”などのほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の40頁。

  BNL-14/02 2014年2月号 \648-

 ベラ・フレックのカバーストーリーは、初のクラシック作品『The Impostor』(本体\2,650-)への取り組みとノウハウなどインタビューのPart 1と、タブ譜は同アルバムからナッシュビル・シンフォニーとの第一楽章“Infiltration”ほか、タブ譜はビル・エマーソンのカントリージェントルメン時代の名演“Teach Your Children”、トム・アダムズ“Wagon Wheel”、アール・スクラッグスは珍しいレイ・プライスとのセッションから“I Can't Go Home Like This”、フィンガーボード探検“Man of Constant Sorrow”、初心者“Red River Valley”ほかクロウハンマーのタブ譜も充実、バンジョー情報満載の40頁。

  BNL-14/01 2014年1月号 \648-

 1960年代から活躍する大ベテラン、トム・ニールのカバーストーリー(トム・アダムズの愛情たっぷりインタビュー)と“Tyler's Tune”(昨年発表のアルバム『Banjoland』\2,573-より)ほか、アール・スクラッグスは“Four Walls Around Me”、ピーター・ワーニック"Nellie Kane"など、バンジョーに関するさまざまな情報が満載。

 ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
  米国最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
  BU-14/08 最新2014年8月号 \1,080-

 ローリー・ルイスをカバーストーリーに、ジェイムズ・アラン・シェルトン追悼、ミッチ・ジェインの思い出、レイモンド・マクレイン、グレイフォックスフェスの主催者メアリー・ダブほか、米国ブルーグラス情報満載の64頁。 

  BU-14/07 2014年7月号 \1,080-

 バルサム・レンジのカバーストーリーほか、アダム・ステッフィ、ジャック・タトルのハワイとブルーグラス、ジム&バレリー・ゲブハートほかの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の72頁。

  BU-14/06 2014年6月号 \1,080-

 ロンダ・ビンセントのカバーストーリーほか、ジョージ・シャフラー追悼、ドン・リグスビー、アリス・ジェラードらの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の76頁。

  BU-14/05 2014年5月号 \1,080-

 デビッド・グリスマンのカバーストーリーほか、ブライアン・サットン、ジョン・マキュエン、アイリーン・ケリーの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の76頁。

  BU-14/04 2014年4月号 \1,080-

 デル・マッカーリーのカバーストーリーほか、ロスト&ファウンドの故デンプシー・ヤング、ミシェル・ニクソン&ドライブ、マーク・シャッツ、昨秋IBMA特別功労賞を受けたマクレイン・ファミリー・バンドなどの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の68頁。

  BU-14/03 2014年3月号 \1,080-

 毎年恒例の3月号楽器特集は1841-1842年、C.F.マーティン・シニア作のマーティン&ク―パ・ギターを表紙に、マーティン「アメリカギター改革」ほか、ブライアン・サットンとコートニー・ハートマンのエンドースで知られるボージョワーギターズ、クラブトンのオーダーで有名になったウェイン・ヘンダーソン、バンジョーリム製作家ジム・レイ(Rae)、マンドリン製作のマイク・アンデス(ナッシングファンシーのマンド奏者)の特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の72頁。

  BU-14/02 2014年2月号 \1,080-

 カントリー業界ともつながりを持った兄妹ザ・ロイズと、マーク・ニュートンとスティーブ・トーマスの新コンビをカバーストーリーに、トニー・ライスの叔父にあたるドブロ奏者フランク・ポインデクスターほかの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の54頁。

  BU-14/01 2014年1月号 \1,080-

 マールフェス特集(表紙写真はムーンシャイナー6月号表2と一緒だったぞ!!)のほか、毎週一度のナッシュビル郊外ラブレスカフェからのライブ公開放送「ミュージックシティルーツ」、バージニアのインドアフェス「キャビンフィーバーピッキンパーティ」、ペンシルベニアの「ブルーグラス・オンザ・グラス」主宰者デイビス・トレーシーらの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の100頁。

 ■オールドタイム・ヘラルド誌
 内容の濃いアメリカンルーツ/オールドタイム音楽専門誌。アメリカ伝統音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。
  OTH-1309 最新第13巻9号 \1,296-

 ウエストバージニア州エルキンズのオーガスタヘリテージのコーディネーター、「伝統は過去から生ずるものだが、それは現在に起こっているものなのだ」というゲアリー・ミルネスのインタビューは、ウエストバージニアの音楽伝統とアパラチアにおけるドイツの影響についての2冊の著作が知られているという彼のこれまでのさまざまなリサーチをまとめたメイン特集。そのほか、オスカーシュミット社との訴訟で「オートハープ」を一般名称と勝ち取ったジョージ・オーゼイ(Orthey、オージーかな!?)と彼のオートハープ、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.8」、女性ギタリスト写真集など、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。 

  OTH-1308 第13巻8号 \1,296-

 ブルーグラス女王と呼ばれる「ロンダ・ビンセント:ミズーリのオールドタイムとブルーグラスのクロスロード」をメイン特集に、若いストリングバンド(ベースの代わりにチューバ)のドランケン・キャットフィッシュ・ランブラーズや今年のフェスやキャンプ一覧ガイドなど、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。

  OTH-1307 第13巻7号 \1,296-

 19世紀初頭以来のモンタナのフィドル伝統特集のほか、ノースカロライナのフィドラー、ハワード・ジョインズ(1908-1981)、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.6」はニューヨーク州の学生街イサカにて、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクションは「ハウのバイオリン教室」など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。

  OTH-1306 第13巻6号 \1,296-

 1927年のビクターレコード主宰のブリストル・セッションの翌1928年、ブリストルからわずか25マイルのジョンソンシティでコロムビアが行ったセッションの特集ほか、1970年代にホットマッドファミリーで活躍したバンジョー奏者リック・グッド、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.6」はトミー・ジャレル訪問、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクション古いフィドラーの写真から見るフィドルの持ち方考察など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。

  OTH-1305 第13巻5号 \1,296-

 インディアナ州セイラム出身で1930年に8曲、フィドルとバンジョー、ハーモニカ、ジョーズハープ、ジャグなどの楽器を使って録音を残したニコルソンズ・プレイヤーズ。これまで謎だった彼らのことを調べたトニー・ラッセルの力作ほか、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.5」はノースカロライナ州チャペルヒルでのファジーマウンテントの出会い、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクションは「フィドルとフルート」バンド集、など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。

  OTH-1304 第13巻4号 \1,296-

 ビル・モンローの"Footprints In The Snow"の原曲を辿っていく興味深い物語のほか、ケンタッキーの伝承音楽やフィドル音楽を蒐集する中心的な役割を担った1946年生まれのジョン・ハーロッドのすばらしいインタビュー、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.4」は首都ワシントンDCのスミソニアンフェス、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクションは「チェロ」など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。

  OTH-1303 第13巻3号 \1,296-

 アルバート・ハッシュ・メモリアル・フェスのリポート、ミズーリ・フィドラーのR.P.クリステンソン、ウォルト・コーケンの連載「Tales from the Woods Vol.3」など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。

  OTH-1302 第13巻2号 \1,296-

 全米フェス&キャンプガイド特集のほか、西アフリカ・ガンビア共和国ジョラ族のアコンティング奏者ラエモウアヒュマ・ジャッタのインタビュー、ウォルト・コーケンの「ハイウッド・ストリングバンドからの逸話A」は「ショッティーシュ(ボヘミア起源のダンス)」など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。

  OTH-1301 第13巻1号 \1,296-

 ダン・マーゴリーズ「ハンドメイド弦〜猫と馬の尻尾から生まれる音楽」をメイン特集に、アート・ローゼンバウム「北部ジョージアでの1日」、ウォルト・コーケン「ハイウッド・ストリングバンドからの逸話」シリーズ第1回など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。

 月刊『ムーンシャイナー』
 1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌、28年目です。

■定期購読:1年¥6,300-半年¥3,450-
 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。

■バックナンバー:各¥540-。
 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。

  MS-3110 最新2014年8月号(通巻370号)\540-

 10月に来日が決定したジェリー・ダグラス歓迎特集第一弾「ハワイアンギター誕生125年からドブロについて」、久永雅史「あっという間に60年、前編」、小野田浩士りバンジョー巡礼の旅U「アール・スクラッグス・センター訪問」、ジョージ・シャフラー追悼「クロスピッキンギター編」、オー!シスタージャンボリー2014リポート、40年目を迎える「札幌ブルーグラスフェス」、バックウッズマウンテニアーズ50周年記念ライブ、学生プロファイル#18 酪農学園大学「矢島佑記」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!

  MS-3109 2014年7月号(通巻369号)\540-

 ジム・ミルズのプリウォーギブソン・バンジョー訪問記「小野田浩士りバンジョー巡礼の旅T」ほか、ノーム・ピケルニーの「IBMA演説」第3回は現在米国ブルーグラス事情の最終回、続・レスター・フラット生誕100年特集、追悼ジョージ・シャフラー「ウォーキングベース編」、2014年度新入生歓迎特集号C「ブルーグラスとロックの深淵」、美星ブルーグラス ミーティングの25年、フォギーマウンテン・フィドル列伝「アート・ウーテン」、山本容子「N.Y.から、ご麺ください」、神戸大学「矢野晃輔」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!

  MS-3108 2014年6月号(通巻368号)\540-

 レスター・フラット生誕100年特集ほか、ノーム・ピケルニーの「IBMA演説」第2回目は驚きの現在米国ブルーグラス事情、来日するETSUブルーグラスプライドバンド紹介、追悼・宮崎勝之、2014年度新入生歓迎特集号B「カントリーミュージック入門」、ネッシー・エクスペディション米国ツアー最終回「ビル・モンローの故郷でフェス」、東北大学「野崎 廉」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!

  MS-3107 2014年5月号(通巻367号)\540-

 ノーム・ピケルニーのブルーグラスコミュニティーへの愛と21世紀のブルーグラスについて語る「IBMA演説」前編をカバーストーリーに、ハンバートハンバート「佐藤良成インタビュー」、レオナ2ndCD「Love and Peace」、アーニャ・ヒンクル日本ブルーグラス紀行「関西編」、2014年度新入生歓迎特集号A「フォークミュージック入門」、フォギーマウンテンフィドル列伝C“We'll Meet Again Sweetheart”、草の根ブルーグラス広島しまなみ「追悼・続木敬修」、北海道大学「川口浩平」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!

  MS-3106 2014年4月号(通巻366号)\540-

 北大トリオのアメリカ冬フェス体験記「ウィンターグラス」のほか、2014年度新入生歓迎特集号「ブルーグラス入門」、J.P.マティス「日本ブルーグラスと人生最良の一週間」、大野真「大学4年どっぷりブルーグラス」、名古屋大学「小杉大智」など若者特集ほか、新岡雅巳「音の暴力復活!」、西宮フォートワースジャンボリーへのお誘い、乙女バンジョー「続アビゲイル・ウォッシュバーン」、丹沢サークル・ケンタッキー制覇ツアーリポートCなど、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!

  MS-3105 2014年3月号(通巻365号)\540-

 アール・スクラッグス・センターを表紙にセンター開館リポート、アールの育った家訪問記、ブルーグラス映画3月22日封切り!『オーバー・ザ・ブルースカイ』のブルーグラス関連セリフ紹介とインタビューなど特集、2013年発売レコード総括、J-ポップシンガー、バンジョーアイ(Banjo Ai)デビューと沖縄ブルーグラス、ジム・シューメイトとビル・モンローとアール・スクラッグスの出会い証言からフォギーマウンテンボーイズ結成へ、札幌ブルーグラス物語り#6「最終回」、丹沢サークル・ケンタッキー制覇ツアーリポートB、「KFC発祥の地とメランジオンの里」、洗足学園音楽大学「山田拓斗」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!

  MS-3104 2014年2月号(通巻364号)\540-

 関東の重鎮バンド、ブルーサイド・オブ・ロンサム「in Oklahoma」のカバーストーリーほか、ノースカロライナってどんなとこ?「アール・スクラッグス生家訪問」、ジム・シューメイトとビル・モンローとアール・スクラッグスの出会い証言集、浪花米国南部系ルーツ音楽祭リポート、札幌ブルーグラス物語り#5「ニューグラスリバイバル来日」、ジュニア・シスクとジョー・マリンズの元ネタ集、丹沢サークル「ケンタッキー制覇ツアーリポート」A、日本ブルーグラス年表#72「1978-1979年」、大谷大学「名取綺更」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!

  MS-3103 2014年1月号(通巻363号)\540-

 ジム・シューメイトとポール・ウォーレンに捧ぐ「フォギーマウンテンフィドル列伝」前編、アーニャ・ヒンクル日本紀行「ブルーグラスアクシデント北海道編」、佐藤コウスケ「ゴローショーとエンタメ」、丹沢サークル「ケンタッキー制覇ツアー@」、知っておきたい#6「ブルーグラス・スウィング」、馬渡 浩の札幌ブルーグラス物語りB、「ノースカロライナってどんなとこ?A」、ブルーグラス史観米国史#44「セシル・シャープとオリーブ・キャンベル」、洗足学園音楽大学「岩本歓喜」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!

  MS-3102 2013年12月号(通巻362号)\540-

IBMA(WoB)2013リポート「ノースカロライナってどんなとこ?」、女子大生の見た「ワイドオープン・ブルーグラス」、タヒチクラブ「新春★浪花 米国南部系ルーツ音楽祭」、愛媛・朝倉ブルーグラスの25年、馬渡 浩の札幌ブルーグラス物語りA、知っておきたい...#5 「フラットピッカー達」、日本ブルーグラス年表#70「1978年」、3大学対抗!年忘れライブ酪農学園大学「花村彩音」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!

  MS-3101 2013年11月号(通巻361号)\540-

 31年目の第1号、IBMA名誉の殿堂入りのセレモニーで「奇跡」を起こしたトニー・ライスのスピーチほか、第24回IBMAアワードショウ・リポート、マイク・コンプトン「ビル・モンローの魂」12月来日、ブルーグラス☆ポリスのデビューCD『BG★PC』、馬渡浩の札幌ブルーグラス物語り@、やぎたこ『I'll be home someday』、きたむらいづみ「彦根にアメリカーナ」、ハゥトゥプレイブルーグラス!その伍ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!

  MS-3012 2013年10月号(通巻360号)\540-

 やりました!通巻360号、購読してくれる皆さん、ボランティアで情報や記事、写真を提供してくれる皆さん、そんなダイハードなブルーグラスファンの皆さんのお陰で30年間、何とか持ちこたえました。これからいつまで頑張れるか、体力と根気の勝負ですかね、こうなると? ひきつづき皆さんのお引き立てを、何卒よろしくお願い致します。本当に、ありがとうございます!!
 記念すべき360号は、日本でデビューして、最年少でIBMA名誉の殿堂入りをしたトニー・ライス秘話のほか、1958年に結成されたイースト・マウンテン・ボーイズがIBMA特別功労賞を受賞するにあたって彼らの年表と紹介、そして日本の戦前・戦後における「洋楽」の受容についての特集記事、中学生ソフィア美玲キャタリナの「ウィザー・フィドル・コンテスト」参戦記、ハゥトゥプレイ・ブルーグラス#4「続アールの日」、最新トラッドグラス事情「レベル・レコード編」、コンサートリポート「mareka & Junji vs 三津谷組」、カーター・ファミリーとボブ・ディラン、東北大「荒川善行」、ネッシーエクスペディション37年目の渡米顛末記Dほか、日米ブルーグラス情報満載!!

  MS-3011 2013年9月号(通巻359号)\540-

フラットピッキンギターに魅せられた女性レベッカ・フレージャー、その初々しい半生を紹介したカバーストーリーのほか、クレイグ・ダンカン、ビリー・スミス、マイク・スコットらが女性陣ふたりを加え10月はじめに来日。同じ10月、ハンマーダルシマを初めて日本に紹介したカレン・アッシュブルックが来日するのを機に、「ハンマーダルシマ」の歴史と今特集。9月28日に「第4回六甲ブルーグラス・タイムズ」を主催する神戸大学の木村周平。「ハゥトゥープレイブルーグラス」シリーズ3回目になる最新号では、「シラブルで弾く」こととは? CD+DVDを発表した原さとし(bj)と竹内信次(m)のトイメンシャオ。ネッシーエクスペディション37年目の渡米顛末記Dほか、日米ブルーグラス情報満載!!

  MS-3010 2013年8月号(通巻358号)\540-

 「ハウトゥープレイ・ブルーグラス」特集として、ブルーグラス楽器奏法のつかみ方を「岸本一遥のケニー・ベイカーから学んだこと」や「アールの日」のリポートを軸に特集。そのほか、奥 和宏「アメリカン・ルーツミュージック、ディスクでたどるアメリカ音楽史」、全国サイマル放送一覧表とFMはしもと「しもちゃんの“Bluegrass”でナイト」、学生プロファイル#7は首都大学東京「山本南希」、人口16人の瀬戸内海での「斎島ブルーグラス」、ブルーリッジに本拠を置くマウンテン・フィーバー・レコード社、埼玉・狭山市の美食ブルーグラスレストラン「SOFT」、ネッシーエクスペディション37年目の渡米顛末記Cほか、日米ブルーグラス情報満載!!

  MS-3009 2013年7月号(通巻357号)\540-

 第26回マールフェスリポート」ほか、ジョージ・ジョーンズ追悼「カントリーソング」後編、ジェイコブ・シャープ「ミプソ」来日!、菅沼工房5弦フィドル製作記E最終回、井上 高とホームタウナーズ「50年前に活躍したプロのブルーグラスバンド」後編、学生ブルーグラス・プロファイル#6 北海道大学「兼平愛弓」、日本ブルーグラス年表#65「1977年」ほか、ネッシーエクスペディション37年目の渡米顛末記B、1911年ビル・モンローの生まれた日ほか、日米ブルーグラス情報満載!!

  MS-3008 2013年6月号(通巻356号)\540-

 北海道の八雲フェス特集のほか、ジョージ・ジョーンズ追悼「カントリーソング」前編、ブルーサイド・オブ・ロンサムと坂本愛江、「Tri Barrel(トライバレル)」尾崎博志、古橋一晃、河合徹三、知っておきたい#2「新進気鋭のマンドリニストたち」、菅沼工房5弦フィドル製作記D、井上 高とホームタウナーズ「50年前に活躍したプロのブルーグラスバンド」前編、学生ブルーグラス・プロファイル#5 名古屋大学「山田遼一」、日本ブルーグラス年表#64「1976-77年」ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3007 2013年5月号(通巻355号)\540-

「フェスティバル・シーズン到来号」として、ブルーグラスフェスの歴史とウィンターグラス2013リポート後編のほか、ブルーグラス・リズムギター上達の近道、サードタイムアウト「ブルーグラスる!?(Bluegrassed)」、知っておきたいブラザーデュオ一覧、ケンタッキーのモアヘッド州立大学ブルーグラス科を訪ねた川合くんのすばらしいリポート、ネッシーエクスペディション米国ツアー顛末記A、学生ブルーグラスプロファイル#4「米澤 望(酪農学園大)」、菅沼工房5弦フィドル製作記Cなど特集ほか。

  MS-3006 2013年4月号(通巻354号)\540-

 今月久々に来日、東海道をバンジョー行脚するビル・キースの大特集後編、ジェリー・ガルシアやライ・クーダーらとの逸話など、1963年のビル・モンローとブルー・グラス・ボーイズの重厚な写真をカバーに、ウィンターグラス2013リポート前編、ネッシー・エクスペディション米国ツアー記@、ブルーグラス・アルバム・バンド・リユニオン、マイク伊藤「留学のススメ」、ロストシティキャッツ・リユニオン、菅沼工房5弦フィドル製作記B、学生ブルーグラスプロファイル#3「森山亮治(大谷大)」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3005 2013年3月号(通巻353号)\540-

 4月に久々の来日、大阪、京都、名古屋、浜松、横須賀、東京でワークショップやコンサートをするビル・キースをカバーストーリーに、フルアルバム『Sailing Home』を発表し今月には全米ツアーをする女性トリオ、パイレーツ・カヌー、ハンク・ウィリアムズのセイクレッドソング解説、2012年年発表レコード総括、菅沼工房5弦フィドル製作記A、学生ブルーグラス断簡その壱「松本捺美(神大)と小形奈緒子(東北大)」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!

  MS-3004 2013年2月号(通巻352号)\540-

 ドブロのマイク・オルドリッジのカバーで追悼特集「ブルーグラスを変えたドブロ奏者」ほか、ブラザーデュオ秀作を発表した渡辺敏雄、かつてジューンアップル誌のスタッフだった菅沼利夫「5弦フィドルへの道@」、ラジオ関西「カントリーミュージック・トラベル」が今年20年、950回目を迎えているDJ阿部和則のリポート、1946年のブルーグラス誕生の年にオープリで出会った?ハンク・ウィリアムズとビル・モンローなどの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!

  MS-3003 2013年1月号(通巻351号)\540-

 アール・スクラッグスの右手の表紙写真にメイン特集は、村片和彦のアール・スクラッグス奏法解析「俺、アールやもん」と、先月号の50年前のフラット&スクラッグス『カーネギーホール』で「マーサ・ホワイト!」を叫んだ本人の当時のリポート「アール・スクラッグス異聞」ほか、市川慎一郎のボジョアギター“Slope D”「バンジョーキラー」修理リポート、若手ドブロ宣言「ドブロだって主役!」、60年前の1953年1月1日にアパラチア山中で息を引き取ったハンク・ウィリアムズの最後の1年ドキュメント、フットヒル・ドライブ「アメリカツアー記」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!

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