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   B.O.M.Newsletter #409   2014年11月12日 
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INDEX

 今月の特選作品  
  〜特選クリスマス(ホリデイ)集〜 
 新入荷リスト  
   ■ニュースレター#409 新入荷ダイジェスト
   (ブルーグラス新入荷)
   (インスト新入荷)
   (オールドタイム/アメリカーナ/フォーク新入荷)
   (カントリー新入荷
   (映像作品新入荷)
ジャンル別新入荷作品解説   
   ■ブルーグラス新入荷
   ■インスト新入荷
   ■オールドタイム/アメリカーナ/フォーク新入荷
   ■映像モノ新入荷
最近作/お勧め作、再入荷   
   ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
   ■IBMAアワード特集話題作
   ■11月号レビュー紹介作品
   ■ブルーグラス最近作/お勧め作
   ■インスト最近作/お勧め作
   ■オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作
   ■カントリー最近作/お勧め作
   ■映像ものお勧め作
楽器関連作品   
   ■ギター
   ■バンジョー
   ■マンドリン
   ■フィドル
   ■ドブロ
   ■スティールギター
   ■教則モノ新入荷
輸入雑誌   
   ■フラットピッキン・ギター誌
   ■バンジョー・ニューズレター誌
   ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
   ■オールドタイム・ヘラルド誌
月刊『ムーンシャイナー』   
B.O.M.ご利用方法    
   


 ◆ムーンシャイナー最新11月号は25年目を迎えたIBMAアワード、ちょうど日本の「失われた20年」と重なるIBMAの歩みを、もう一度その最初期から検証してみた。音楽ばかりに関わっておられない人生だけど……、音楽がない人生はアカン! また音楽が止まってしまってもアカン! 音楽で「自己完結」したら絶対アカン! 音楽に「ワクワク」しないと絶対アカン! ……だからこの25年、ちょっとキャッチアップしてみませんか!?
◆久々のブルーグラス大物、ジェリー・ググラス来日公演、物凄かった!! 東京X3と大阪X1、連続4日間、ほぼ4千人以上の日本人観客にブルーグラスミュージシャンの凄さ、大きさを見せつけたジェリー、ホンマ大きくなったね!!

■月刊ブルーグラスジャーナル「ムーンシャイナー」
 なんと!32年目、373冊目に突入です。毎月毎月、よく我ながらネタが続くもんだと思うけど、まだまだやりたいことが山ほどある。それほどブルーグラスには、音楽にはネタが尽きない。
 ムーンシャイナー最新11月号(\540-)は、第25回IBMAアワードショウと米国ブルーグラスの25年特集ほか、第1回岐阜フェスのこと「多治見フェスも遡れば40年」、祝・慶應義塾大学ブルーグラス研究部創部!、北村謙「来日したジョン・ショールに教わったこと」、小野田浩士「バンジョー巡礼の旅 W」、京都大学「金菱哲宏」、日本ブルーグラス年表「1981年」などの特集と連載コラムほか、日米のブルーグラス事情満載!
 月刊ムーンシャイナー定期購読は1年間(12冊)\6,300- 半年間(6冊)\3,450-。単冊\540-(+送料\78-)。定期購読は購読開始希望月をお知らせくだされば早速お送りします!! また情報提供、そしてご自由なテーマでのご寄稿など……、なにとぞムーンシャイナーにご協力を、よろしくお願いします!

■全国イベント・カレンダー
 以下、ムーンシャイナー誌11月号に寄せられたイベントです。なお、ここに掲載するのは、個別バンドのライブでは来日および国内バンドの遠征ツアーのみ、ローカルではフェスやコンサートなど企画物イベントのみです。それ以外のライブなどはムーンシャイナー誌をご参照ください。
◆やぎたこ
 ルーラル・アメリカンな男女オールドタイム・デュオ
11月14日(金)町田、万象房042-851-8875
11月15日(土)大阪、石橋、アビリーン072-762-5353
11月22日(土)京都、嵐山、音や075-862-1225
11月23日(日)大阪、パールヴァティ06-7501-9822
12月6日(土)旭川、GooD楽0166-22-5775
12月7日(日)札幌、Jack in the box(011-736-7736)
12月12日(金)関、Rock'n Roll Cafe'(090-3424-2760)
12月13日(土)美濃加茂、ワンダーランド0574-25-2281
12月20日(土)松本、マイシャトー0263-86-0959
総合 (問)yanagi_yagitako@yahoo.co.jp
◆11月15日(土)東京「<BGスペシャル・ナイト>秋元慎バンド」銀座、ロッキー・トップ03-3571-1955
◆11月16日(日)東京「第3回オールドタイム・ミニフェスat等々力」等々力、サルーン・ウェスターン・クラブ03-3701-5453。14時。(問)高作090-3907-7987
◆11月16日(日)神奈川「第38回ビッグ・マウンテン・オープリ―」伊勢原市民文化会館小ホール。11時45分、無料。出演:丹沢マウンテン・ボーイズ、小田原BG研究会、デイジー・チェインほか。(問)BMO実行委員会http://www2h.biglobe.ne.jp/~foj/BMO.htm
◆11月20日(木)大阪「きたむらいづみ&フレンズ」千日前、アナザードリーム06-6211-5759。いづみスゥィート・グラスの集大成特別ライブ
◆11月23日(日)東京「<BGサンデイ・ナイト>新潟ブルーグラス4バンド合同楽旅!」銀座、ロッキー・トップ03-3571-1955。出演:グラス・ピッカーズ、ディセンバー、アイランド・グラス、ウェスト・フラッシュ
◆11月23日(日)鳥取「関学アメ民OBピッキン・パーティ」米子、ハイハイピカドス0859-35-3377。関学OBピッカーズと地元/安来ピッカーズらとのピッキン・パーティ。一般参加歓迎
◆11月29日(土)aaa岡山「倉敷ブルーグラス忘年会2014」bbb倉敷、イオンモール倉敷東「五六八(ごろはち)」。18時、5〜6千円(飲み放題、食べ放題)。楽器持参で弾き放題、歌い放題。(予約・問)Linda Lou's池田基彦0866-93-9669、lindalou_bluegrass@mac.com
◆11月30日(日)大阪「ドブロ ミーティング」東淀川、オッピドム06-6151-8106。14時、\1000-。(問)ドブロ愛好会事務局asabro31co-39@ares.eonet.ne.jp
◆12月14日(日)名古屋「名古屋大学ブルーグラス第7回定期演奏会」愛知芸術文化センター小ホール。15時〜20時。(問)meidai_bluegrass@yahoo.co.jp
◆12月27日(土)東京「<BGサタデイ・ナイト>ハニークッキーズ/バーク・アット・ア・レイン(バカタレ)from北大」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
 今月の特選作品
 〜特選クリスマス(ホリデイ)集〜
  大人になっても、なんだか嬉しいクリスマス。キリストさまには申し訳ないけど、ご馳走や飲む機会が増えるからなのか……? 定かではないけれど、楽しいことはいいことだ。
  THR-4121 CLAIRE LYNCH BAND『Holiday』CD(本体\2,450-)\2,646-

 いつまでもキュートなクレア・リンチ・バンドの最新作はマット・ウィンゲート(gt)とブライアン・マクドウェル(fd,md)という超ド級に凄い若手プレイヤーを擁し、ベース奏者のマーク・シャッツとともに究極のアコースティックアンサンブルに乗って、いつもでも可憐で舌ったらずなチョー可愛いボーカルを聴かせてくれるクリスマス作品(近年は非クリスチャンも考慮して「ホリデイ」作品と呼ぶ。本作にもユダヤ教のハヌカーも含んでいる)。心和む、素晴らしいホリデイ作品である。サブさん、大推薦!!
 ちなみにド凄いマットは今秋バンドを去り、その後釜に入ったのは2008年にシエラ・ハルらと川口市の国際交流イベントに来日したジャロッド・ウォーカー(バンジョーのコリーの弟でマンドリンを弾いていた)! 
  RCH-2016 V.A.『Christmas The Mountain Way』CD+DVD(本体\2,750-)\2,970-

Joy to the World/Silent Night/In the Sweet By and By/Away in the Manger/Go Tell It on the Mountain/Amazing Grace/Jingle Bells 他全14曲

 ブルーグラスクリスマスのDVD映像とCD音源のお徳用セット! 昨年10月に来日したマイク・スコットをホストに、5度のIBMA最優秀女性ボーカルを獲得したデイル・アン・ブラッドリーや、ドイル・ローソンのクイックシルバーからマウンテンハート、グラスタウンなどを創ってきたスティーブ・ガリー、アーリーブルーグラスの名曲発掘でトラッドグラスの王道を主張するオウディ・ブレイロック、人気カントリーグループのシェナンドーから古巣のブルーグラスに戻ってきたマーティ・レイボンなどのボーカルを、ブルーハイウェイのジェイソン・バールソン(bj,g)ほか、クリント・ハード(m)、ブランドン・ゴッドマン(f)、ビック・グレイヴズ(d)、ブライアン・ターナー(bs)らが基本バンドで、ケンタッキー州パインビルのベルシアターでケーブルTV局「ブルーハイウェイTV」のために収録されたクリスマス特別番組を音と映像(コンサートとアーティスト・インタビューも含む)で収めた徳用盤である。デイルアンとスティーブによるタイトル曲につづいて"Joy to the World"から"Silent Night"ほか、次々とクリスマスやゴスペルのスタンダード14曲がブルーグラスで演じられる音と映像で楽しめる作品。
  SKFR-1012 RICKY SKAGGS『A Skaggs Family Christmas Vol. 2』CD+DVD(本体\2,450-)\2,646-

 2005年の第一弾につづくスキャッグス一族のクリスマス2011年作第2集CDにはなんと!25曲入りノーカット2時間、ナッシュビルのライマン公会堂でのクリスマス・ライブ映像のDVDがオマケ!! 高い評判を得たTVスペシャル以来、クリスマスシーズンにツアーをするスキャッグス家とパパ・バック率いるホワイト家一族郎党。リッキーとシャロン・スキャッグス夫妻、その娘と息子モリーとルーク、ザ・ホワイツのシェリルとその娘レイチェル(アンディ・レフトウィッチの妻)、彼らがみんな才能豊かに上手い!! ブルーグラスは1曲目のモンローソングくらいだが、すばらしいアカペラハーモニーや、息子ルークのオリジナル・インスト、モリーのすばらしいピアノ弾き語り、そしてナッシュビル・ストリングスのオーケストラなど、ファミリークリスマスというタイトル通りのクリスマス・エンターテイメントがすばらしい。コンサート映像DVDでは、ブルーグラスバンドのケンタッキーサンダーがトム・ローディのパーカッションとダーク・ジョンソンのピアノを加えて大活躍、ポピュラーなクリスマスソングを見事にこなしていくのも見ものだ。またバック・ホワイト、人差し指をペロッとしてピックをつかむ態度も、娘ふたりシャロンとシェリルとのザ・ホワイツも健在。音楽で成功し、いい一族に囲まれているようで良かったネ、リッキー。ほんま。ジャンルを越えて誰にでもお勧めできる、すばらしいファミリー・クリスマス作品!!
  ROU-9153 JAY UNGER & MOLLY MASON『A Fiddler's Holiday』CD(本体\2,250-)\2,430-

 オールドタイム・フィドラーとしてはもっとも成功したひとり、ジェイ・アンガー。今やスタンダードとも言えるワルツ名曲"Ashokan Farewell"(本作にも収録)を書いたことにより、クラシックとトラッドを組み合わせた交響曲などでも活躍している。。本作は、そんなジェイと妻のモリー、そしてニューヨークブルーグラスの現代版ウェイファーリング・ストレンジャーズでも活躍した娘ルーシー・アンガーとその夫マイク・メレンダ(ふたりはフォークロックのマムマルズのメンバー)の4人が中心になって、バージニア州フレデリックスバーグにあるメアリー・ワシントン大学シンフォニー・オーケストラ(ケビン・バートラム指揮)をバックにクリスマスを中心にした冬のホリデイシーズンをテーマにしたライブ作品。スコティッシュやフレンチのトラッド・フィドルや、ジェイとモリーのオリジナル("Ashokan..."を含む)ほか、インストとボーカルをバランスよく混ぜながら、最後のケイジャン/クリオール風"Silent Night Two Step"まで、ちょっと豊かな気分のオールドタイム・フィドルが楽しめるコンサートのライブに仕上がっている。
 新入荷リスト
 ■ニュースレター#409 新入荷ダイジェスト
 (ブルーグラス新入荷)
  THR-9001 HOT RIZE『When I'm Free』CD(本体\2,450-)\2,646-

 1980年代のネオトラッドグラスをリードしたホットライズが19年ぶりの新作にして24年ぶりのスタジオ制作に挑んだ話題作。1979年、ビル・モンローのカバー“Blue Night”を1曲目に、フラット&スクラッグスのスポンサー、マーサホワイト製粉社のふっくら膨らむキャッチフレーズをバンド名に、焼きたてのビスケットをジャケットにした『Hot Rize』でデビュー。ティム・オブライエンという、ハートフォード/ローワンに並ぶブルーグラス界が生んだ最高のシンガーソングライターでマンドリニストがストレートブルーグラスを演じるバンドだ。スーツとレトロなタイに身を包み、ニューヨークやコロラドの先進都会派ヤッピーの圧倒的支持を受け、1980年代のもっとも影響力のあったバンドとして21世紀にブルーグラスを持ち上げた功労者でもある。「端正なトラッドグラス」という表現がもともハマる、ティム(md,fd)にピート・ワーニック(bj)、ブライアン・サットン(gt)、ニック・フォスター(bs)とのカルテットのさすが!素晴らしい最新スタジオ作品。ブルーグラス新入荷参照
  MH-1502 CROWE, LAWSON & WILLIAMS『Standing Tall and Tough』CD(本体\2,450-)\2,646-

 さすが!素晴らしいブルーグラスをこともなげにやってしまうJ.D.クロウ(bj)、ドイル・ローソン(gt)、ポール・ウィリアムズ(md)のサニーマウンテンボーイズ卒業生たち、2010年のゴスペル作『Old Friends Get Together』につぐ最新世俗作品。ほんの軽くパーカッションが入っているものの、これぞトラッドグラスの核心といった完璧な楽器アンサンブルとトリオハーモニー。わたし大好きなジェイソン・バリー(fd、聴くべし!!)とジョッシュ・スウィフト(db,perc)、ティム・サレット(bs)を伴った御大3人の素晴らしく抑制の効いたアンサンブルの究極を提示する。当然だけど全身がトラッドグラスの3人、J.D.(77)、ドイル(70)、ポール(79)……、だからホットなフレーズや思い切りドライブをかけないが、“My Walking Shoes”も“Don't Laugh”もジミー・マーティンの臭みとドライブを抜いたいい具合、ポールの透明なテナーボイスによる“Hills of Roan County”、“Fraulien”、“Once A Day”なども、オールドファンの胸を掻き毟るだろう大秀作。
  MH-1563 LONESOME RIVER BAND『Turn on a Dime』CD(本体\2,450-)\2,646-

 サミー・シーラー率いるロンサムリバーバンド、18作目の最新作。ブルーリッジ系ブルーグラスの明るさと爽快感に、今ではラジオでメジャーカントリーを相手に戦えるポップ性を載せて、ブランドン・リックマン(gt)という素晴らしいシンガーソングライターのキャッチーな1曲目“Her Love Won't Turn On A Dime”からモンローを髣髴させるツィンフィドルのイントロではじまる“Gone and Set Me Free”はランディ・ジョーンズ(md)ボーカル、そして幽玄なアパラチアを感じさせる“Lila Mae”……。そしてマール・ハガード作、オズボーンで知られる“Shelly's Winter Love”も見事に自分たち流にアレンジ、そして最後にはマイク・ハートグローブのフィドルを軸に、スムースで美しいマンドリン、そしてオールドタイムを感じさせるサミーのバンジョーとで、彼らのヒット“Angeline the Baker”につづくお得意のフィドルチューンアレンジ“Cumberland Gap”まで13曲、現在米国ブルーグラスのフロントランナーのひとつLRBの実力がいかんなく発揮されたコンポラグラス名作だ。ブルーグラス新入荷参照
  MFR-140812 SPINNEY BROTHERS『Tried & True』CD(本体\2,450-)\2,646-

 近年ムーンシャイナー誌掲載のブルーグラスアンリミテッド誌(BU)チャートでナンバーワンをヒットするスピニー・ブラザーズの通算11枚目の最新作。2012年にケンタッキーのマウンテンフィーバーから発表されはじめたアルバムがなぜ全米チャートで高い評価を受けるのか……それはBUチャートを構成する全米のブルーグラスDJたちが筋金入りのベテランたちで、トラッドグラスに対して特別の思い入れを持つからだ。スピニーブラザーズはまさにドンピシャ、古き良きブルーグラスを技術ではなく実に真摯に演じるのだ。ノバスコーシア出身の45歳から49歳の4人組が演じるのは、兄アラン・スピニーの飾り気のないストレートな歌と弟リック・スピーニーの朴訥なストレートバンジョーによるブラザーデュオ、そして20年以上一緒に演奏してきたベニー・マーティンとポール・ウォーレンのドローンとダブルストップが命というマンドリンも担当するゲイリー・ダーリンプル(md)、そしてダーリル・ヘッブ(bs)が創る、心落ち着くトラッドグラス作品。ブルーグラス新入荷参照
  MFR-141028 CROWE BROTHERS『Forty Years Old』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ジム&ジェシーを髣髴させる清涼なブラザーデュオで知られるジョッシュ(gt)とウェイン(bs)のクロウ兄弟の記念すべきコンビ40周年作品。1975年にバンジョー奏者レイモンド・フェアチャイルドと組んで以来、スモーキーマウンテン周辺の観光地などで一般客を相手にするエンターテイメント畑で活躍してきた彼らの面目躍如、ハンク・ウィリアムズの“Lost Highway”を1曲目に、バック・オウエンズ“Excuse me, I Think I've Got a Heartache”、ほかにハンク・ロックリン“Send Me The Pillow”など馴染み曲を随所に、またそのほかの曲も聴きやすいポップなアレンジで、ノースカロライナのベテラン、スティーブ・サットン(bj,gitjo)やブライアン・ブレイロック(md)のジェシ・マクレイノルズを意識したプレイも聴きモノだ。エンタメに徹した40年、肩を凝らせず楽しめるブラザーデュオ。ブルーグラス新入荷参照。
  THR-4121 CLAIRE LYNCH BAND『Holiday』CD(本体\2,450-)\2,646-

 マット・ウィンゲート(gt)とブライアン・マクドウェル(fd,md)という超ド級に凄い若手プレイヤーを擁するクレア・リンチ・バンド、ベース奏者のマーク・シャッツとともに究極のアコースティックアンサンブルに乗って、いつもでも可憐な舌ったらずなチョー可愛いボーカルを聴かせてくれるクリスマス作品(近年は非クリスチャンも考慮して「ホリデイ」作品と呼ぶ。本作にもユダヤ教のハヌカーも含んでいる)。大推薦!! 心和む、素晴らしいホリデイ作品である。
 (インスト新入荷)
  JLCE-2014 JULIAN LAGE & CHRIS ELDRIDGE『Avalon』CD(本体\2,450-)\2,646-

 若い世代のフラットピッキン天才革命児ふたり、ブルーグラス畑のクリス・エルドリッジとジャズ畑のジュリアン・レイジのスタジオライブ作。“Mean Mother Blues”や“Keep Me from Blowing Away”、そして“Open Up the Window, Noah”などのセルダムシーン曲やノーマン・ブレイク→サム・ブッシュ“Ginseng Sullivan”そして、ガーシュイン名曲スタンダード“Someone to Watch Over Me”に、なんとジミー・ロジャーズ“Any Old Time”などのクリスの歌モノにフィドルチューン“Whiskey Before Breakfast”ほか、レイジのオリジナル三曲“Wilson’s Waltz”、“Steady Proof”、“Stone Cross”など、1939年製マーティン000-18と1937年製マーティンD-18のトーンと目くるめく音世界に酔って下さい。インスト新入荷参照 
  JMD-002A TARO & JORDAN『初心(Shoshin)』CD(本体\2,000-)\2,160-

 マンドリンとギターの強烈インストデュオ、タロー&ジョーダン、2012年のデビュー作につづく最新第2作。いとうせいこう氏がジャケットに「このめくるめく弦の嵐!」と寄せているように、ブルーグラス超絶技巧のフラットマンドリン「井上太郎」と、ドロップ“D”の強力アイリッシュビートのアコースティックギター「ジョーダン・マコンネル(Jordan McConnell)」、2本の弦楽器のみで奏でられる素晴らしいオリジナルインスト集。日本発の環太平洋室内弦楽二重奏団「Taro & JOrdan」、ブルーグラスとアイリッシュ、日本と北米、マンドリンとギター……、まったくあたらしい21世紀のアコースティックアンサンブルを応援して下さい...!!詳細はインスト新入荷にて
  MB-22153BD JOE CARR『Bill Monroe Tunes & Songs for Mandolin: Play Like a Legend』CD+Book(本体\4,500-)\4,860-

 遂に出ましたネ!いわゆる「モンロースタイル」マンドリンの素晴らしい教則本。元カントリー・ガゼットのギタリストで、現在は米国でもっともはやくブルーグラスを教科に取り入れたテキサス州のサウスプレインズ大学で長年教鞭をとるジョー・カーが執筆。さすが学生たちを教えてきた実績を背景に、モンローの特徴的なタイミングを生む過程をなぞるような内容となっている良くできた教則本と音源です。詳細収録曲などは「教則モノ新入荷」にて。
 (オールドタイム/アメリカーナ/フォーク新入荷)
  OTCR-007 PIRATES CANOE『For the Pain In My Heart』CD(本体\2,000-)\2,160-

 パイレーツ・カヌーという京都の三人組女子と三人組男子の六人組によるアメリカーナ/ブルーグラスのフルバンドによる今夏発表の最新第六作である。マンドリン、フィドル、ギター、ドブロというブルーグラス系楽器にベースとドラムスでリズムを固めたかれら、アルバムごとに大きく音楽的に成長していき、伝えるメッセージが鮮明になってきた。チチ松村氏曰く、「誰が何と言おうと名盤です!聴きすすむうち7曲目のアルバムタイトル曲で、胸に熱いものが込み上げてきて、不覚にも涙してしまったのですから」。オールドタイム/フォーク新入荷
  BACM-454 WADE MAINER & ASSOCIATES CD(本体\2,450-) \2,646-

 ブルーグラスに限りなく近いオールドタイム・ストリングバンドの雄、ウェイド・メイナー。様々なユニットによる録音集。
 (カントリー新入荷)
SH-4107 LEE ANN WORMACK『WAY I'M LIVIN' (Walmart Exclusive) (Deluxe Edition)』CD(本体\3,100-) \3,348- 

RCSI-1124 LEE ANN WOMACK 『The Way I'm Livin' 』CD (本体\3,100)\3,348
Prelude: Fly/All His Saints/Chances Are/The Way I'm Livin'/Send It On Down/Don't Listen To The Wind/Out On The Weekend/Nightwind/Sleeping With The Devil /Not Forgotten You/Tomorrow Night In Baltimore/When I Come Around
 今年のIBMAアワードろショーでジェリー・ダグラスと共にホスト役を務めたリーアン・ウォマックが6年振り、ブルーグラス、アメリカーナ系インディーズから準メジャーに発展したシュガーヒルに移籍して発表した最新作の2曲のボーナス・トラックを含む限定デラックス盤。タミー・ワイネット、ジョージ・ジョーンズ、ロジャー・ミラー、ロレッタ・リン、エミルー・ハリス等々の影響色濃い正統派カントリーからニール・ヤングのカバーまで。現在はクラスター・プラッカーズのデイル&クリスの息子でミッシー・レインズ&ニューヒップで活躍するイーサン・バリンジャー(g,m)がツアーに参加している。
  BACM-284 JESSE RODGERS 『Songs Of The Hills And Plains』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ジミー・ロジャーズの従兄弟、ジェシー・ロジャーズのレアな音源。ジミーの強い影響を受けた初期の録音他。
  BACM-465 V.A.『Excelent Label Vol.1』CD(本体\2,450-) \2,646-

 オハイオのエクセレント・レーベルの28曲の音源。ジェシー・マクレイノルズのバージニア・トリオの一員だったディブ・ウーラムのバックでソニー・オズボーンやノア・クレイスらのバンジョーが聴ける。
 (映像作品新入荷)
  RCSI-1123 DAVE APOLLON『7 Short Films; 1933-1937』DVD(本体\4,400-)\4,752-

 超貴重映像! F5マンドリンの伝説的演奏者デイブ・アポロンの短編映画7本を収めた1時間26分のDVD作品。映画は1933〜37年製作の白黒、当然ながらそれほど画質は良くないが、その驚異的な演奏とあらゆるエンターテイメントが噴き出した時代の熱気がすごい。マンドリンファンはもちろん、戦前のアメリカ音楽ファンには超貴重な映像だろう。映像新入荷参照。
 ジャンル別新入荷作品解説
 ■ブルーグラス新入荷
  THR-9001 HOT RIZE『When I'm Free』CD(本体\2,450-)\2,646-

Western Skies/Blue is Fallin/Come Away/Sky Rider/You Were On My Mind/Doggone/A Cowboy's Life/I Never Met a One Like You/Burn It Down/Glory in The Meeting House/I Am The Road/Clary Mae.

 1978年5月1日、ティム・オブライエン(md,fd)にピート・ワーニック(bj)、チャールズ・ソウテル(gt)、ニック・フォスター(bs)でスタート、1979年にビル・モンローのカバー“Blue Night”を1曲目に、フラット&スクラッグスのスポンサー、マーサホワイト製粉社のふっくら膨らむビスケット『Hot Rize』をジャケットにデビュー。12年間つづいて1990年、第1回IBMAアワードの最優秀エンターテイナーを受賞して解散。そののちときおりのリユニオンで、1996年にはライブ『So Long of a Journey』を録音などするも1999年、チャールズ・ソウテルが白血病で死去(20年間同じメンバーで活動というブルーグラスバンドは類がないという)。しかし2001年、そのライブアルバムが発表されることになりツアーの期待が高まり、メンバーのチャールズの痛手から立ち直った2002年、ブライアン・サットン(gt)を招いてリユニオンを再編成、この12年間に何年かに一度という間隔で全米ツアーなどを行っているという。
 本作はスタジオ制作品としては24年ぶり、『Hot Rize』(1979)、『Radio Boogie』(1981)、『Traditional Ties』(1986)、『Untold Stories』(1987)、『Take It Home』(1990)につづく第6作に当たる。その間、「時代遅れのウエスタンバンド」という設定で素晴らしいクラシックカントリーを聴かせるレッド・ナックルズ&トレイルブレイザーズとしてのアルバム、『The French Way』(1984)、『Shades Of The Past』(1988)の2枚、そしてライブ盤が2枚、『Hot Rize/ Red Knuckles and the Trailblazers Live ? In Concert』(1982)と、解散してからの1996年録音作『So Long of a Journey』(2002)がある。(旧譜についてはお問い合わせください)
 ティムは言うまでもなく、ソロアーティストとしてまたシンガーソングライターとしてオールドタイムや自身のルーツであるアイリッシュも視野に入れた幅広い活躍で知られる。ピートは、自身のジャズ系インストバンドや社会学者としてのバランス感覚を生かした「バンジョー博士」としてワークショップなどを手広く開催している。ニックは1991年、「社会的な責任と環境的な持続性ある世界を創るために、音楽界を通じて多様な聴衆をインスパイアし教育することを目的とする非営利団体“eTown”」を1991年に立ち上げ、コロラド州ボールダーにホールを持ち、優良な音楽番組をNPR(全米公共ラジオ)などを通じて放送を続けている。そしてブライアンは、もっとも忙しいスタジオミュージシャンのひとりで今年も8度目のIBMA年間最優秀ギター奏者、世界一のホットライズファンだったという。
 1曲目、ニックとティムのオリジナルはバンドのコロラド州ボールダーという出自を高らかに歌い上げるモダンなブルーグラスにつづいて、デビッド・ブロムバーグの2011年アルバムでティムが曲を提供/共演した“Blue Is Fallin'”ほか、ティムのオリジナルを中心に12曲。カバー物は作者のマーク・ノップラー自身にティムが録音するように勧められたというアルバム中もっともブルーグラスな“I Never Met a One Like You”、そしてロス・ロボスの“Burn It Done”はグラスブギ/ロカビリー“Doggone”とともにニックのリードボーカル。“Cowboys Life”ほか2曲のトラッドにバンジョーインストという構成。
 ティム・オブライエンというブルーグラス界が生んだ稀有な才能を前面に、スーツとレトロなタイに身を包み、そのセンスと知性でニューヨークやコロラドの先進都会派ヤッピーの圧倒的支持を受け、1980年代のもっとも影響力のあったバンドとして21世紀にブルーグラスを持ち上げた功労者でもある。ティム(md,fd)にピート・ワーニック(bj)、ブライアン・サットン(gt)、ニック・フォスター(bs)とのカルテットのさすが!「端正なトラッドグラス」という表現がもっともハマる素晴らしい最新スタジオ作品。
  MH-1563 LONESOME RIVER BAND『Turn on a Dime』CD(本体\2,450-)\2,646-

Her Love Won't Turn On A Dime/Gone And Set Me Free/Lila Mae/Don't Shed No Tears/If The Moon Never Sees The Light Of Day/Teardrop Express/Bonnie Brown/Every Head Bowed/Shelly's Winter Love/Hurting With My Broken Heart/A Whole Lot Of Nothing/Holding To The Right Hand/Cumberland Gap.

 ブランドン・リックマンという強力なリードボーカリストを迎えたサミー・シーラー率いるロンサム・リバーバンド、マウンテンホーム再移籍となる最新作。1982年に結成され1985年の自費制作デビューアルバムから数えて18作目。ブルーグラスの持つビートを明るいタテノリのビートに載せた初期サウンドから、近年ではトラッドグラスを感じさせるウッドベース(バリー・リード)を活かしたツービートにメリハリを効かせるバランス感覚を取り戻し、しかしブランドンのバーサタイルなオリジナルに合わせた多彩なアレンジが楽しめるようになっている。この最新作でも、ブルーグラスでありながらよりポップな路線を目指し、曲によってはパーカッションを上手く使ったサウンドアレンジが楽しい。フィドルにはベテランのマイク・ハートグローヴ、マンドリンにランディ・ジョーンズ。ブルーリッジ系のさわやかにしてウキウキするようなビートとモダンなメロディがサミー・シーラーのバンジョーに乗って軽やかに楽しめる。
  MH-1502 CROWE, LAWSON & WILLIAMS『Standing Tall and Tough』CD(本体\2,450-)\2,646-

My Walking Shoes/Blue Memories/Do You Live What You Preach/The Hills of Roane County/Don't Laugh/Little Angel in Heaven/Standing Tall and Tough/Insured Beyond the Grave/Fraulein/Pretending I Don't Care/Once a Day/Those Gone and Left Me Blues.

 J.D.クロウ(bj)、ドイル・ローソン(gt)、ポール・ウィリアムズ(md)のサニーマウンテンボーイズ卒業生たち、2010年のゴスペル作『Old Friends Get Together』につぐ最新世俗作品。J.D.(77)とポール(79)は1950〜60年代はじめにかけて、ジミー・マーティンがラジオ番組『ルイジアナヘイライド』でエルビス・プレスリーと人気を二分していたときのサニーマウンテンボーイズ。
 一番若いドイル(70)は1963年、東テネシーの高校を卒業して18歳でサニーマウンテンボーイズにバンジョー奏者として参加、そののち1965年にJ.D.クロウのケンタッキーマウンテンボーイズ(のちのニューサウス)に参加、レッド・アレンをリードボーカルにアルバム『Bluegrass Holiday』を発表、1969年にはふたたびマンドリン奏者として6ヶ月間サニーに戻り、またJ.D.のもとにギタリストとして戻りラリー・ライスとともに1971年アルバム2枚『Ramblin' Boy(のちに『Blackjack』)』、『Model Church』を残している(三枚ともに大名盤)。1971年には人気絶頂だったカントリージェントルメンに参加、サウンドクリエーターとしての実績を重ね、1979年にクイックシルバーを結成、現在に至っている。1980年代、ブルーグラスにとって新しいマーケット「サザンゴスペル」に参入、2005年にはIBMA互助基金の理事長となり困窮したブルーグラッサーを陰から支え、2012年にはIBMA名誉の殿堂入りをしている。
 アール・スクラッグスが絶好調の1950年代初期に15歳という多感な年齢だった、いわゆる1937年組のひとりJ.D.クロウ、19歳だった1956年12月1日から1960年8月27日まで、ジミー・マーティン&サニー・マウンテンボーイズのバンジョー奏者バリトンハーモニーとして33曲の録音に参加、ジミーとともに「ソリッドグラス」という概念を生んだサウンドを創った人だと考えている。1966年、故郷のケンタッキー州レキシントンで自身のバンドを結成、1990年に一度リタイアして郵便配達をするが1992年にカムバック、しかし2012年にバンドを解散して引退。その後は本作やブルーグラスマスターズなどの企画イベントで活躍している。
 本名ポール・ハンフリー、1935年ゲイラックス近くのバージニア州ウィズ郡出身。15歳でロンサム・パイン・フィドラーズに参加、そのときのオーディションで兄ジミーとウィリアムズ兄弟を名乗ったため、そののちステージネームとなる。しばらく空軍に在籍後1957年、21歳でジミー・マーティン&サニー・マウンテンボーイズのテナーボーカルとマンドリン奏者として参加、ジミーの義理の兄弟でもある。1963年、ジミーのもとを去り、テネシー州モリスタウンの郵便局員となるも、教会の聖歌隊を率い、1996年に定年退職している。1995年、ゴスペルグループ、ビクトリートリオを結成、以降素晴らしいアルバムを次々と発表、ギブソンのサム・ブッシュ・モデルを手にその衰えないテナーボイスで聴く人の胸を締め付けている。今年、ツアーからの引退を宣言している。
 そんな偉大な3人と、わたし大好きなジェイソン・バリー(fd、ソロアルバム有り聴くべし!!)とジョッシュ・スウィフト(db,perc)のふたりのクイックシルバー、そしてバルサム・レンジのティム・サレット(bs)を伴った素晴らしく抑制の効いたアンサンブルの究極を提示する秀作。当然だけど全身がトラッドグラスの3人ともに70代……、だからホットなフレーズや思い切りのドライブもかけないが、“My Walking Shoes”(ポールとジミーの共作だよ)もルービンの“Don't Laugh”もジミー・マーティンの臭みとドライブを抜いたいい具合、ポールの透明なテナーボイスによる“Hills of Roan County”、“Fraulien”、“Once A Day”などのクラシックカントリーも、オールドファンの胸を掻き毟るだろう大秀作。
  MFR-140812 SPINNEY BROTHERS『Tried & True』CD(本体\2,450-)\2,646-

Thank God For the Highways/Sweet Hazel Moore/Gonna Catch a Train/My Music Comes From Bill/She Doesn't Mourn Anymore/The Mirror/Regena/Proud To Be Your Dad/I Wanna Walk With Jesus/The Whole World Must Be Knowin'/Choices/Freightyard Down the Street.

 カナダ東南端、米国東北端メイン州と接するスピニー・ブラザーズの出身州ノバスコーシア(New Scotlandの意)は、同じケルト系でも伝統文化を守ったアイルランドとは違い、スコットランド本土以上にスコッツ文化(スコティッシュフィドルなど)が色濃く残るという。スコティッシュフィドルのルーツは「イギリスよりカナダに行け」と言われるゆえんだという。
 そんなノバスコーシアの美しい田園地帯、アナポリスバレーで育ったアラン(49)とリック(48)のスピニー兄弟が高らかに謳う4曲目、“My Music Comes From Bill”のイントロはモンローの“Scotland”からのインスピレーションに違いない。そこで歌われるように、「ビルのハイテナーボイスはまるでブルーバードスカイのよう、アールが5弦ネックで指が舞うように仕事をはじめる、レスターの“G-Run”はモンローのサウンドを現実のものにする、そうわたしの音楽はビルから来たんだ……」と。つまりビルのスコットランドルーツは、カナダ人でありながら米南部以上にトラッドグラスを演じるのだと……、BUチャートで初めて外国人バンドがナンバーワン・アルバムを記録したふたりは、誇りを込めて歌う。20年以上バンドで一緒に演奏してきたフィドラーでマンドリンも担当するゲイリー・ダーリンプル(45)、ベニー・マーティンとポール・ウォーレンの「ドローンとダブルストップがすべて」という切れ味のフィドルも楽しみたい。
 もうずっと昔から、少なくとも1970年以降、トラッドグラスの本当にいいものを評価できるのはは米国南部やアパラチアにはなくて、「カリフォルニアやボストン、ニューヨーク、そしてカナダや日本に」なんちゃって......!! 
 ちかみに現在年間200日以上のツアーをこなす人気バンドとなった彼らが、外国人初のBUチャート1位を記録した2013年の前作『No Borders』(\2,646-)、そして全米デビューの2012年第1作『Memories』(\2,646-)は、ともに在庫がある。
  MFR-141028 CROWE BROTHERS『Forty Years Old』CD(本体\2,450-)\2,646-

Lost Highway/You Turned Forty Years Old/Excuse Me I Think I've Got A Heartache/Green Fields of Erin/I've Got The Moon On My Side/Someday My Ship Will Sail/Don't Let Our Love Die/Living In A Mobile Home/Send Me The Pillow/Where Will You Be/Angel Mother/Two Feet On The Floor.

 ジョッシュとウェインのクロウ兄弟はジム&ジェシーを髣髴させる清涼なブラザーデュオで評判を呼び、1975年にバンジョー奏者レイモンド・フェアチャイルドと組んで15年間全米をツアーののち1990年頃、ジョッシュがジョンソン・マウンテンボーイズが解散したデビッド・マクローリン(m)とデュオ(ラウンダーからアルバム発表)を組んで一時コンビ解消。しかしふたたび兄弟デュオに戻り、ノースカロライナのスモーキーマウンテン国立公園周辺の観光ショウやマギーバレイオープリを本拠に活躍してきたジョッシュとウェインのクロウ兄弟の記念すべき40周年作品。
 ハンク・ウィリアムズの“Lost Highway”を1曲目に、子守唄のような自分の息子が40歳という節目を迎えたことを歌う“You Turned Forty Years Old”、バック・オウエンズ“Excuse me, I Think I've Got a Heartache”とつづく。ほかにハンク・ロックリン“Send Me The Pillow”などと、ジョニー・キャッシュやエミルー・ハリス“Someday My Ship Will Sail”、シンディ・ウォーカーの“Angel Mother”など、あまり知られない曲などのカバーなど、トム・T.ホールやタッカー・スミス、スティーブ・ワッツらお仲間の新曲など。ノースカロライナの凄腕、1974年にジミー・マーティンに雇われ、近年ではロンダ・ビンセントのバンドにも参加したスティーブ・サットンはバンジョーとギッジョーで盛り立て、カントリーのお決まりお約束フレーズもバッチリのフィドル、そして『Worried Man Blues』(以下参照)というソロアルバムもあるブライアン・ブレイロック(md)のジェシ・マクレイノルズを意識したプレイも聴きモノだ。
  RCSI-1015 BRIAN BLAYLOCK『Worried Man Blues』CD(本体\2,450-)\2,646-

 上記紹介のブライアン・ブレイロック、2008年の自費制作盤。デル・マッカーリーとラリー・スパークスの当たり曲を1曲目と2曲目に、"Love Me Darlin' Just Tonite"や"Nobody's Love Is Like Mine"などのスタンレー、"Mama Tried"や"Love Please Come Home"などスタンダードに、御大ボビー・オズボーンをボーカルに迎えた2曲(すごいインパクトの"One Kiss Away from Loneliness"と"What a Friend We Have in Jesus")など、先人のブルーグラス手法を生かし、今風スッキリ型トラッドグラス。
 ■インスト新入荷
  JMD-002A TARO & JORDAN『初心(Shoshin)』CD(本体\2,000-)\2,160-

Tenka Ippin(天下一品)/Ramie & Hemp(からむしと麻)/Rem - Break Down/Rattle My Cage/Flexible Helix/Thumbs Up/Shoshin(初心)/Reprise.
 マンドリンとギターのインストデュオ、タロー&ジョーダン、2012年のデビュー作につづく最新第2作。チチ松村氏が、「マンドリンとギターだけでこのグルーヴと高揚感を醸し出すとは恐れ入った。アクースティックミュージックの究極の形に、身も心もスカッとする 二人の若きツボ師に乾杯!」と、絶妙なコメントを寄せている通り、一触即発の緊張感で弦をハジくスリルがたまらない最少人数による室内弦楽二重奏。ブルーグラス超絶技巧ながら、どこかに引っかかりのある生々しさがあるフラットマンドリン「井上太郎」と、ドロップ“D”の強力アイリッシュビートのギターでオクターバーを駆使してベース効果も生み出す「ジョーダン・マコンネル(Jordan McConnell)」のふたりが見事な呼吸で音を紡いでいく。
 歌モノにジョーダンの友人であるオールドタイムケイジャンバンド、レッドスティック ランブラーズのチャズ・ジャスタス作“Rattle My Cage”と、ふたりを結びつけたフィドラー、ケイシー・ドリーセン作“Flexible Helix”以外、2012〜13年のツアーセッションで生まれたオリジナル曲。1曲目の“天下一品”はジョーダンお気に入りのラーメンから、またジョーダンが日本語辞書から見つけた言葉「初心」とは、「物事がどうあるべきかという、ある種の先入観を持たない心。このようにすると、全ての物事を完全に心が開けた状態で、初めての事のように経験できる」と解釈しているという。
 日本発の環太平洋室内弦楽二重奏団「Taro & JOrdan」、来年は北米ツアーを計画しているという。フルーグラスとアイリッシュ、日本と北米、マンドリンとギター、まったくあたらしい21世紀のアコースティック音楽を応援して下さい...!!
  JLCE-2014 JULIAN LAGE & CHRIS ELDRIDGE『Avalon』CD(本体\2,450-)\2,646-

Stone Cross/Mean Mother Blues/Keep Me From Blowing Away/Whiskey Before Breakfast/Open Up The Window Noah/Wilson's waltz/Someone To Watch Over Me/Ginseng Sullivan/Steady Proof/Any Old Time/Butter And Eggs.

 若きフラットピッキン天才革命児ふたり、ブルーグラス畑のクリス・エルドリッジとジャズ畑のジュリアン・レイジ。1939年製マーティン000-18と1937年製マーティンD-18を駆使して、ありがちな早弾き大会ではなく、互いの音とルーツを尊重するインプロバイズによるトーンと目くるめく音世界に酔いましょうぞ!!
 クリス・エルドリッジ、父ベンはセルダムシーンのオリジナルメンバーで、最初はエレキギターをはじめるも、しばらくしてアコースティックに持ち替え、南北戦争の終った1865年に開校した名門オーバリン音楽院(桜美林大学は姉妹校)在学中にはトニー・ライスにギターを師事するという恵まれた環境で腕を磨き、卒業後には父に誘われてセルダムシーンのメンバーになっている。2005年にナッシュビルに向かいインファマス・ストリングダスターズを創設、大きな話題でIBMA新人賞やデビューアルバム『Fork in the Road』(2007)が年間最優秀アルバムとソングをダブル受賞、しかしクリス・シーリのパンチ・ブラザーズに誘われて移籍、現在ニューヨークのブルックリンを拠点にさまざまなユニットでも活躍している。
 カリフォルニア州サンタ・ローザ出身のジュリアン・レイジはクリスよりもずっと若い1988年生まれというから26歳。5歳よりギターをはじめ、1997年に天才児として短編映画『Jules At Eight』で紹介され、1999年にはデビッド・グリスマンの『Dawg Duo』で初めての公式録音を残し、ブルーグラス界のちょっとした話題にもなり、2000年には12歳でヴィブラフォン奏者ゲイリー・バートンに見出され、全国放映のグラミー賞授賞式のステージで共演、2003年と2005年にはバートンのアルバムに参加。20歳でのデビューアルバム『Sounding Point』(2009)がグラミーノミネート、使用ギターはリンダ・マンザー作エレキのアーチトップとアコギはマーティンD-18GEというジャズギタリストにしては変わっているし、3曲でベラ・フレックとクリス・シーリが参加している。ジャズタイムズ誌の批評家による人気投票ギター部門ではパット・メセニーやビル・フリーゼルを押さえて受賞という輝かしい経歴の持ち主だ。
 今年2月、ふたりのセットをシアトル郊外のインドアフェス「ウィンターグラス」で聴いたミルクカートンキッズのケネス・パットンゲールが感激、スタジオにマイクをセットし、「あのときステージでやったように弾いて!」と生まれた作品。ちなみに、その「ウィンターグラス」の様子はムーンシャイナー4月号で「北大トリオのウィンターグラス報告」で、レイジ&エルドリッジやミルクカートンキッズらも写真で紹介されている。
 たとえば、1920年代録音のジミー・ロジャーズの抜群タイミングをそのまま、きっとニタニタしながら決めているふたり。父が生涯を楽しんでいるセルダムシーンの名曲を飾り気なく歌うクリスに寄り添うジュリアン、リードのみならず気遣いのリズムギターにも注目して欲しい……。ジャンルや奏法に関わらず、アコースティックギターファンにはぜひお薦めの、ギター小僧ふたりによる極楽ジャムである。
 ■オールドタイム/アメリカーナ/フォーク新入荷
  OTCR-007 PIRATES CANOE『For the Pain In My Heart』CD(本体\2,000-)\2,160-

On Being Unknown/Guitar Blue/Matty Maloy/Rainmaker/Love Shack/Goodbye Jacqueline/Gull Flying North/Blind Is Love/Wild Flowers/Junebug Break/Leaving Places.

 パイレーツ・カヌーという京都の三人組女子と三人組男子の六人組によるアメリカーナ/ブルーグラスのフルバンドによる今夏発表の最新第六作である。エリザベス・エタ(gt、ハント鈴加 改め)の英語詞と河野沙羅(md)の作曲によるオリジナルを中心に、谷口 潤(ebs)と吉岡 孝(dr)の焦点定かでない心地良いリズムに乗って欅夏那子(fd)と岩城一彦(db)がインプロバイズしていく。
 2009年に活動開始、2011年デビューミニアルバム作『Pirates Canoe』(\1,080-)、2012年セカンドミニアルバム『Pirates Canoe, Too』(\1,080-)、2012年女子組だけでフルアルバム『Sailing Home』(\2,160-)、2013年『Live in San Francisco』、2013年ミニアルバム第三弾『Pirates Conoe Three』(\1,080-)を発表、確実にアルバムごとに成長してきた彼ら六人組による最新作は、これまでの活動のすべてを凝縮したようなレベルの高い作品に仕上げている。ボーカルのエリザベスが米国に帰国!?今後のあたらしい展開が期待されるすばらしい出来栄えである。
 ムーンシャイナー2012年8月号、また2013年3月号(各\525-)に、女子三人組のみで制作したアルバム『Sailing Home』(OTCR-003 \2,000-)の特集などでの紹介がある。
 ■映像モノ新入荷
  RCSI-1123 DAVE APOLLON『7 Short Films; 1933-1939』DVD(本体\4,400-)\4,752-

 F5マンドリンの伝道師にして伝説的演奏者デイブ・アポロンの超貴重映像!短編映画7本を収めた1時間26分のDVD作品。戦前にロシア経由で日本にも足跡を残したというウクライナのキエフ出身のデイブ・アポロン(1898-1972)。1919年にニューヨークへ移り、ボードビル(劇場でのバラエティショウ)で活躍をはじめたという。本作は1933〜37年製作の白黒短編映画を集めたもの。当然ながらそれほど画質は良くないが、その驚異的な演奏とあらゆるエンターテイメントが噴き出した時代の熱気がすごい。マンドリンファンはもちろん、戦前のアメリカ音楽ファンには超貴重な映像だろう。
 これまで音源でしか聴くことがなかったが、スマイリー小原とジェスロ・バーンズが同居するといった印象のアポロンがブルースからスウィング、ハワイアンからルンバ、メキシカンからジプシー……、ありとあらゆる1920〜30年代、ビング・クロスビーやプレスリーが全米を席巻する以前の玉石混交のエンタメが溢れかえっていた時代の音楽、フィリピンやハワイのミュージシャンが活躍、東欧やロシアをイメージする背景で世界を巡るようなバンドや映画の現場を舞台にエンタメビジネスの裏側をのぞかせながら歌と踊り、そして驚異的なマンドリンソロを含む楽しいショウを見せる。
 ギブソンのF5ロイド・ロアーマンドリンの可能性を、当時の音楽の中で最大限に活かした超絶技巧と幅広い音楽性にはただただ感服する。マンドリンのみならず、登場するさまざまな弦楽器とともに、すばらしい音楽を目一杯楽しめる、楽器ファンにはお勧めのすばらしいDVD作品である。
 最近作/お勧め作、再入荷
 (すでに新入荷で紹介済の作品たちです)
 ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
 (最新11月号、記事や特集などの話題作品です)
 ■IBMAアワード特集話題作
  MH-1533 BALSAM RANGE『Five』CD(本体\2,450-)\2,646-

 IBMAアワードの最高賞である最優秀エンターテイナーと最優秀男性ボーカルを受賞したバルサム・レンジの最新作。昨年は前作『Papertown』がIBMA最優秀アルバムを受賞、ノースカロライナの風光明媚なブルーリッジがスモーキーマウンテンを臨むアッシュビル都市圏のヘイウッド郡周辺を本拠に彼ら、男性ボーカルを受賞したバディ・メルトン(fd)のテナーボイスを中心に、良く書かれたオリジナルを軸に、完璧なサウンドとともにアパラチアを背景にしたメッセージを発している。バンドのリーダー格ベース奏者のティム・サレットは、近年高い評価を受けるドイル・ローソンやグラスカルズ、ボックスカーズら、現在ブルーグラスのトップグループを抱えるマウンテンホーム社の中心的存在でもある。 
  MH-1541 FLATT LONESOME『Too』CD(本体\2,450-) \2,646-

 最優秀新進バンドを受賞、大注目の若手ハードドライビングなブルーグラス、フラットロンサム最新作第2作。……ジョッシュ・グレイブズの趣味の良いドブロインスト曲名をバンド名にした、若いながら名は体を表す通り、ドブロとバンジョー、それにパワー全開の女性ボーカルが凄いバンド。元は姉妹ケルシ(md)とチャーリ(fd)とその間の男の子、バディ(gt)のロバートソン・ファミリーバンドとして両親とともにスタートするも、あまりにブルーグラスが好きになり過ぎて、2011年に同世代の友人マイケル・ストックトン(db)、ドミニク・イリングワース(bs)、そしてケルシと結婚したポール・ハーリギル(bj)のブルーグラスフル編成の6人組。姉妹の凄いボーカルを軸に、もうそれはそれは……昨秋にはIBMA最優秀新進バンドにノミネート、いまどきの凄いピッキングで完璧なハードドライブなブルーグラスを楽しませてくれる素晴らしい若手バンド。元気の欲しい人、お勧めです!
 【2014年IBMAアワード受賞作品】
 ●セルダム・シーン
SF-40199 SELDOM SCENE『Long Time... Seldom Scene』CD(本体\2,450-)\2,646-
ブルーグラス・ホール・オブ・フェイム、名誉の殿堂入り。
●バルサム・レンジ
MH-1533 BALSAM RANGE 『Five』CD(本体\2,450-) \2,646-
 年間最優秀エンターテイナー、年間最優秀ボーカル・グループ、年間最優秀男性ボーカル(バディ・メルトン) 
 ●ノーム・ピケルニー 
COMP-4616 NOAM PIKELNY『Plays Kenny Baker Plays Bill Monroe』CD(本体\2,450-)\2,646-
年間最優秀アルバム、年間最優秀バンジョー・プレイヤー。
 ●フランク・ソリバン&ダーティ・キッチン
COMP-4633 FRANK SOLIVAN & DIRTY KITCHEN『Cold Spell』CD(本体\2,450-)\2,646-
年間最優秀インストルメンタル・グループ。
 ●フラット・ロンサム
MH-1541  FLATT LONESOME『Flatt Lonesome,Too』CD(本体\2,450-)\2,646-
年間最優秀新人アーティスト。
  ●スペシャル・コンセンサス 
COMP-4627 SPECIAL CONSENSUS『Country Boy: a Bluegrass Tribute to John Denver』CD(本体\2,450-)\2,646-
年間最優秀レコード・イベント"Wild Montana Skies"。年間最優秀インストルメンタル録音"Thanks God I'm A Country Boy"。
●クレア・リンチ
COMP-4610  CLAIRE LYNCH『Dear Sister』CD\2,646-(本体\2,450-)
年間最優秀ソング"Dear Sister"。
  ●アダム・ステフィー
OR-1469 ADAM STEFFEY『New Primitive』CD\2,646-(本体\2,450-)
●アダム・ステフィ
MH-1462 BOXCARS 『It's Just A Road』CD(本体\2,450-) \2,646-
年間最優秀マンドリン・プレイヤー。
  ●フィル・レッドベター
PC-1143 PHIL LEADBETTER『Slide Effects』 CD(本体\2,450-)\2,646-
年間最優秀ドブロ・プレイヤー。
 ●バリー・ベイルズ
ROU-35772 EARLS OF LEICESTER CD(本体\2,450-) \2,646-
,年間最優秀ベース・プレイヤー。
  ●ジェイソン・カーター
MCM-0016 THE DEL McCOURY BAND『Old Memories:The Songs of Bill Monroe』(本体\2,450-)\2,646-
年間最優秀フィドル・プレイヤー。
 
 ●ブライアン・サットン 
SH-4105 BRYAN SUTTON『Into My Own』CD(本体\2,450-)\2,646-
年間最優秀ギター・プレイヤー。
 ●デイリー&ビンセント
ROU-9141 DAILEY & VINCENT『Brothers Of The Highway』CD(本体\2,450-)\2,646-
年間最優秀ゴスペル録音。"Won't It Be Wonderful There"
●アマンダ・スミス 
REB-1821 KENNY & AMANDA SMITH『Tell Someone』CD(本体\2,450-)\2,646-
年間最優秀女性ボーカル。
●ドミニク・レスリー 
ROU-9174 DEADLY GENTLEMEN『Roll Me, Tumble Me』CD(本体\2,450-)\2,646-
モメンタム・アワード年間最優秀マンドリン・プレイヤー。
●コリー・ウォーカー
BM-4192 CORY & JARROD WALKER『New Branches』CD (本体\2,450-)\2,646-
モメンタム・アワード年間最優秀バンジョー・プレイヤー。
 
 ■ムーンシャイナー11月号レビュー紹介作品
●ROU-35772 EARLS OF LEICESTER CD(本体\2,450-) \2,646-

 究極! ? 中期フラット&スクラッグスカバー集
●MCM-0018 ROB MCCOURY 『The 5 StringFlame Thrower』CD(本体\2,450-) \2,646-

 デルの息子ロブ・マッカリーの初ソロ作品。
●REB-1857 JUNIOR SISK & RAMBLERSCHOICE 『Trouble Follows Me』CD(本体\2,450-) \2,646-

 現在トラッドグラス最高峰の一角、最新作
●RCSI-1120 BROOKE & GEORGE BUCKNER『So Far From Forgetting』C D (本体\2,450-) \2,646-

 アパラチアの心温まるバックポーチ音楽集
●COMP-4624 MICHAEL BARNETT『One Song Romance』CD(本体\2,450-) \2,646-

 若手世代のスリル満点の2 1 世紀ブルーグラス
●HCR-001 HONEY COOKIES『Where is My Honey?』CD(本体\1,388-)\1,500-

 関東中心で活躍する若手ほんわかトリオ
 ■ブルーグラス最近作/お勧め作
  ROU-9170 BLUE HIGHWAY『Game』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ムーンシャイナー8月号以来11月号まで、連続4ヶ月ブルーグラスアルバムチャート1位をつづけるブルーハイウェイの最新作。バンド結成20周年!以来なんと!結成時と同じメンバー!!で、セルダムシーンに通じる聴きやすさが高い評価を得ている。変幻自在なフラットピッキンとソングライティングのティム・スタッフォード、透き通ったテナーボイスと趣味良く飛ぶマンドリンとフィドルのショーン・レーン、今やブルーグラスドブロの第一人者となったロブ・アイクス、几帳面なジェイソン・バールソンのバンジョー、そしてティムとショーンと並ぶもうひとりのリードシンガー、ウェイン・テイラーのベース。すべての楽器が繊細に織りなすアンサンブルに囲まれて、東テネシー的アパラチア風トラッドグラスと、セルダムシーンのDCグラス的モダンさを兼ね備えた、スバ抜けたカリスマ的スーパーピッカー/シンガーがいるわけではないにも関わらずトップクラスのブルーグラスバンドとして20年間、着実な活動を続けるすばらしいバンドだ。
  REB-1846 LARRY SPARKS『A Classic 50th Celebration: Lonesome and Then Some...』CD(本体\2,450-) \2,646-

 アリソン・クラウスとジュディー・マーシャルというふたりの最高の歌姫を伴った“Green Pastures”、このすばらしいトリオハーモニーと乙女たちvsラリー三様のソロだけでも満足しそうなラリー・スパークス最新作は、さらにボビー・オズボーン、カーリー・セクラー、ジェシー・マクレイノルズ、そしてビル・モンローという第一世代との共演も収めたデビュー50周年記念の素晴らしい内容のトラッドグラス作品。1964年、スタンレーブラザーズに参加してから50年、1947年9月25日生まれというから67歳、まだまだ脂の乗り切ったラリー、素晴らしい最新作だ。
 川口市国際交流プログラムに来たときは高校生だったタイラー・マリンズ君の素晴らしいバンジョーイントロで始まるジミー・スキナー作のスタンダード名曲“Will You Be Satisfied That Way"の一曲目から、デビッド・ハービーのマンドリンとロン・スチュワートのフィドルという申し分ないバックアップで、スタンレーの“Loving You Too Well"、モンローの“Letter from My Darling"、フラット&スクラッグスの“Dim Lights Thick Smoke"など、御三家ものを揃え、さらにハンク・ウィリアムズの“Sing, Sing, Sing"からビル・モンローとのデュオ“In the Pines"で終える全18曲。全ブルーグラスファンにとって、デル・マッカーリーとともにかけがえのないブルーグラスの真髄を伝えるアーティストとして尊敬を受ける。その50年の音楽は、一地方音楽だったブルーグラスの素晴らしいお宝だ! 深く味わい聴くべし!
  MFR-140415 STEVENS FAMILY『Down on the Farm』CD(本体\2,450-)\2,646-

 古いブルーグラスソングそのままの典型的な田舎生活、家族を中心にきつい農場仕事に従事し、息抜きに音楽を楽しむ……といったステレオタイプをそのまんま演じるスティーブンズ・ファミリー。それが「作りモノ」ではないウエストバージニアの最北部、ワシントンDCに達するポトマック川の上流で罠を仕掛けて猟をする父J.W.のバンジョー、ニワトリを育てる母ナンシー(v)、卵やオーガニック野菜やフルーツ・スタンドを切り盛りする姉シシー(bs,v)、そして弟たちルーク(g,v)、ベン(m,v)、サム(f,v)、アイザック(v)の4人兄弟の7人組(ほかに5人の計10人の子沢山!!)家族。どー?まさに米国のリアリティー番組の主役にもなれる、いわゆる「ホンマもん」のマウンテニアーズ、地域のブルーグラスジャムも引き受けているという一家、1969年に結婚した信心深い父と母に育てられ、自然にブルーグラスを呼吸してきた子供たち、2007年以来プロバンドとしても活躍している。アパラチアの伝統的な生活をつづける希有なブルーグラスバンドとして紹介されている。女性と男性ボーカルを交互に、サウンド、仕上がりはきっちりと今風ブルーグラス。
  REB-1859 JOE MULLINS & RADIO RAMBLERS『Another Day from Life』CD(本体\2,450-) \2,646-

 父の代からブルーグラスDJを生業に、今やローカルラジオ局のオーナーになったジョー・マリンズの素晴らしいバンジョーとテナーを中心に、デュエイン・スパークス(gt)とマイク・テリー(md)のふたりのリードボーカルに、イバン・マグレガー(fd)、ランディ・バ―ンズ(bs)の5人編成、ジョー・マリンズ&レディオランブラーズの最新第5作だ。趣味のよいフィドル&バンジョーをイントロにはじまる気分のいいブルーグラス“Now the Summer's Gone”を1曲目に、ダレル・スコット作“Every Road Leads Back To You”のモダンなアレンジがつづき、3曲目の美しいバラッド“The Last Parade”では最後のバースでオーケストラが参加……。4曲目からはブルーグラスの伝統をキッチリと踏まえた素晴らしい新作、6曲目にはオズボーンブラーザーズとレッド・アレンのMGM時代をトリオハーモニーを髣髴させるハンク・ウィリアムズ“May You Never Be Alone”! そしてチョッとジャズスタンダード“Miss Molly”をキーオブ「Bナチュラル」のブルーグラスにしちゃうお茶目など……その後も次から次へとブルーグラスファンをくすぐりつつ、一般リスナーにも楽しみが一杯。とてもバランスの取れた大人のブルーグラスがお薦め!! 詳細解説はレター#408のブルーグラス新入荷にて
  RCSI-1120 BROOKE & GEORGE BUCKNER『So Far from Forgetting: Mountain Ballads, Gospel and Banjo Tunes from North Carolina』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ムーンシャイナー10月号の小野田浩士バンジョー巡礼の旅V「ジョージ・バックナー訪問」で紹介されていた、アール・スクラッグス本人に「君の右手が欲しい」と云われたというジョージ・バックナー。限りなくアールに私淑する無名の超一級ミュージシャンにして、根っからのアパラチアンである。2007年にクリス・シャープとティプトンヒル・ボーイズとして来日、スクラッグスフリークを恐怖に陥れたそのトーンはここでも健在。そのジョージが、グリーングラス・クロッガーズの一員として来日もした愛妻ブルックとともに、限りなく手作りの、肩の凝らない暖かい家庭の味がする……それでいてアールの音がするノースカロライナのブルーリッジマウンテン音楽秀作。本作中、ジョージのスクラッギストたるサンプルはアルバム最後のトラック“Bugle Call Rag”。このメロディのないアドリブだらけの曲に自らのスクラッグスぶりを加えるこのスリル!……スクラッグスの完コピなどしてる内はまだまだ、真のスクラギストには程遠いのだゾ……!?
 ちなみにティプトンヒルボーイズのアルバムが二枚、『Lucky』(RC-120 \2,646-)と『Songs We Like』(RC-124 \2,646-)在庫しています。なおジョージの天然な音楽背景などについてはムーンシャイナー2007年5月号(MS-2407 \540-)に詳しい(2009年来日時のティプトンヒル・ボーイズ紹介は2009年3月号)。
  REB-1857 JUNIOR SISK & RAMBLERS CHOICE『Trouble Follows Me』CD(本体\2,450-) \2,646-

 現在、ダン・ベイズリーと並ぶ中堅トラッドグラス最高の歌い手と言われ、2013年のIBMA最優秀男性ボーカルを受賞したジュニア・シスク、ランブラーズ・チョイスを率いての最新第五作。典型的ヒルビリーな自虐マンガをジャケットに、1曲目“Honky Tonked to Death”から12曲目の自作タイトル曲まで、ヒルビリー(田舎もん)の悲哀をテーマにしたような快調な作品。カーター・スタンレー“Our Darling's Gone”、マイケル・マーティン・マーフィー作でモンキーズやブルーグラス45のカバーした“What Am I Doing Hanging Around”、1969年のチャーリー・プライド“All I Have to Offer Is You”ほか、ロニー・ボウマンやディキシー&トム・T.ホールなどの新曲が快調なブルーグラスで気持ち良く演じられる。まだ25歳の「ワナビーアール」ジェイソン・デイビスの抑制とアイデアを効かしたバンジョー、19歳のマルチプレイヤー、ジョナサン・ディロンの強力マンドリン、5弦フィドルを趣味良く使うベテランのビリー・ホークス、そしてベースのジェイソン・トムリンがしっかりとサイドを固める。ツービートを強調する若者ブルーリッジ系とは一線を画す落ち着いたブルーリッジ系サウンドが心地良く響く中、ブルーグラスの伝統を踏まえたボーカルとバンジョーがとてもいい作品だ。
 ちなみに、2012年IBMAアワードで最優秀アルバムと収録曲の"A Far Cry from Lester & Earl"が最優秀ソングのダブル受賞したアルバム『The Heart of a Song』(REB-1845 \2,646-)のほか、2013年にIBMA最優秀男性ボーカルを獲得した『The Story of the Day That I Died』(REB-1851 \2,646-)など、若いジェイソン・デイビスを擁したアルバムがお薦めだ。
  RC-105 THE NEW TRADITION『Live: Keith Whitley, Jimmy Gaudreau, Jimmy Arnold, Bill Rawlings』CD(本体\2,000-)\2,160-

 1970年代の「もっともセンセーショナルなライブレコーディング!」のひとつだと、プロデューサーのわたしは信じて疑わない!?……秀作。若いけれど歌心溢れるキース・ウィットリー(gt)、ブルーグラスバンジョーに1970年代以降のグルーヴを初めて与えたジミー・アーノルド(bj)、そしてカントリージェントルメンとセカンドジェネレーションでマンドリン職人という立場を確立したジミー・グドロー(md)、そして8月9日に72歳で亡くなったビル・ロウリングス(bs)、そしてそして7月20日に55歳の若さで亡くなったわが友ロニー・フリーランドの録音、わたしが1978年にプロデュースした1973年のニュー・トラディション唯一の公式録音ライブです。この4人が創る、ブルーグラスバンドとしてのグルーヴと、何よりもあまりに凄いキース・ウィットリーのボーカル(その後、伝説的なカントリーシンガーとなる)によって組みあげられるアンサンブルを堪能下さい。詳細はレター#407のブルーグラス新入荷参照
  ROU-35772 EARLS OF LEICESTER CD(本体\2,450-) \2,646-

 ジョッシュ・グレイブズの完全コピーを試みるジェリー・ダグラス(db)が中心になって、アールにはチャーリー・クッシュマン(bj)、父ポール以上に切り込みの鋭いジョニー・ウォーレン(fd)、贅沢にもカーリー・セクラーにはティム・オブライエン(md, tenor v)、そしてジェイクよりは落ち着いているバリー・ベイルズ(bs)、そしてレスター・フラットに抜擢されたのがブルーグラスのマルチプレイヤーだが、カントリーのソングライターとして大成したショーン・キャンプ(gt)という面々。そんな彼らがアールズオブレスター(実在する英国の爵位をパロディ)、フラット&スクラッグスの中期サウンドを完全コピーする。詳細はニューズレター#408のブルーグラス新入荷参照
 ジェリー・ダグラス来日に伴うムーンシャイナー特集は8月号「ドブロについて」、9月号「アールズ オブ レスター」、10月号「ジェリー・ダグラス」で各\540-です。よろしくネ!!
  COMP-4624 MICHAEL BARNETT『One Song Romance』CD(本体\2,450-) \2,646-

 1曲目からノーム・ピケルニー(bj)、クリス・エルドリッジ(gt)、ポール・コワート(bs)、そしてイーファ・オドノバン(v)というパンチブラザーズ人脈に、主役マイケル・バーネットが参加するデドリージェントルメンからのドミニック・レスリー(md)というメンツでの物凄い!演奏。ほかにティム・オブライエン、デビッド・グリア、マイク・バブらベテランたちや天才ルシャッド・エグルストン、サラ・ジャローズらを適材適所に配して12曲中インスト5曲、最先端からオールドタイムやケルトを感じさせる全曲聴き応え凄い21世紀ブルーグラス。15歳でジェシー・マクレイノルズのバージニアボーイズに参加、そして東海岸ボストンに移りバークリー音楽院を中心に活躍、トニー・トリシュカ・バンドをはじめ現在はデビッド・グリスマン・セクステットとデドリージェントルメンのフィドラーとして活躍するマイケルの超強力最新ソロ作。詳細はニューズレター#407のブルーグラス新入荷参照
 ■インスト最近作/お勧め作
  MCR-004 ALAN MUNDE & BILLY BRIGHT『Bright Munde』CD(本体\2,450-) \2,646-

 アラン・マンデの最新作は、マンドリニスト、ビリー・ブライトとの共演作。バンジョーとマンドリンだけの録音で、10曲のオリジナルと2曲のトラッド、そしてビルモンチューンの全13曲集。まったく衰えないマンデの創作能力と独自のクリアなメロディ構成がマンドリンとのデュオという変則的な組み合わせを、素晴らしくユニークな音世界にしている。1946年11月生まれというから今年、68歳にしてこの正確さと創作意欲には瞠目!詳細はニューズレター#408のインスト新入荷参照
  AMA-1086 DAROL ANGER『e-and'a』CD(本体\2,450-) \2,646-

 永遠のフィドル小僧、ダロル・アンガーがやってくれました!楽しい楽しい若手を集めたブルーグラスフィドル集!! デラ・メイのコートニー・ハートマン(g)、ギブソンブラザーズのジョー・ウォルシュ(m)、アンクル・アールやピーター・ローワン&トニー・ライス・カルテットで知られるシャロン・ギルクリスト(bs)、そしてブルーグラスとクロウハンマー双方を見事にこなすバークリー音楽院2012年卒、注目のルーカス・プール(bj)というメンバーで、ケニー・ベイカーやジョン・ハートフォード作をはじめ、さまざまなタイプのフィドルチューンを縦横無尽なアレンジで聴かせる、楽器好きな人にはたまらない楽しい音遊び! ニュースレター$407のインスト新入荷参照
  PATUX-256 RUSS CARSON『Avenue of the Giants』CD(本体\2,450-) \2,646-

 1978年製ゴールドスター「GF-100W」を宝物のように弾くラス・カ−ソン、現在リッキー・スキャッグス&ケンタッキーサンダーのバンジョー奏者、最新第2作である。本作はケンタッキーサンダー加入前のバンド、オウディ・ブレイロック&レッドライン在籍時代、ツアーをともにしたバンド全員(オウディgt、ジェシー・ブロックmd、パットリック・マカビニューfd、ジェイソン・ムーアbs)とゲストボーカル(エディ・ローズ、ダレル・ウェッブ)にリードギターゲストのケニー・スミスらと創ったという気合いのこもったトラッドグラス集。J.D.クロウ→→トム・アダムズとつづくゴールドスター神話の若き継承者、クロウハンマーも良くするオールドタイミーな環境で育った第3世代のトラディショナリストのブルーグラスの本質を演じる真面目なバンジョーアルバムだよ。詳細はレター#407のインスト新入荷参照
  SH-4105 BRYAN SUTTON『Into My Own』CD(本体\2,450-)\2,646-

 至福のときが過ごせるトップミュージシャンによる現代ブルーグラスインストの一典型、ブライアン・サットン最新第5作。たとえば一曲目トラッドフィドル曲、ブライアン・サットンのシュアなフラットピッキンにつづいて、クリアなステュアート・ダンカンのフィドルとノーム・ピケルニーの超絶バンジョーが会話をはじめると、つづいてサム・ブッシュがまだ若いモンには負けんぞ!とばかりおしゃべりに加わり、ベースのデニス・クロウチも巻き込んでの特級ブルーグラスジャム。そして2曲目、最近歌いはじめたブライアンが、ロニー・マッカーリーのテナーを迎えてさらりと聴かせるブルーグラスソング。3曲目にはブライアンが尊敬するノーマン・ブレイクに捧げたオリジナル……など。いわゆる「緊張と緩和」というんでしょうか、中にはクロウハンマーソロでのオールドタイミーなボーカルもの、伝説的ジャズギタリストのビル・フリーゼルとのデュオバトルにデニス・クロウチを加えたトリオによる前衛ラグ、ロニー・マッカーリーとのモンロー/ワトソンの再現などなども加え、うまく曲を並べて、ただテクニックの応酬のみではない自身の音楽観に正直な作品だ。ブライアン曰く、「われわれの音楽はとても伝統的なものだ。わたしはドックのスタイルが大好きだしそれから離れたくないと思う一方、フラット&スクラッグス命で何も変えたくないというミュージシャンにもなりたくない。そのちょうど、中間がわたしのいたい場所」。歌も含めて「自分にしかできない音楽」を探してみたという。21世紀版ハッピーミディアムな楽しいブルーグラス作品である。ムーンシャイナー誌ブライアン・サットンのカバーストーリー、2009年8月号「最速のフラットピッキン……!?」(\540-)で特集あり。
  MH-1523 DANNY ROBERTS 『Nighthawk』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ザ・グラスカルズのマンドリン奏者ダニー・ロバーツの素晴らしい最新ソロ第2作。1曲目からモンロー風ストンプで度肝を抜くギターソロを聴かせ、2曲目のタイトルトラックはカンジェンの“Nightwalk”を思わせる“Nighthawk”はサム・ブッシュのフィドルとマンドリンがカッコイイ! サム以外に、マイク・コンプトンとロニー・マッカーリーのマンド仲間、そのほかクリスティン・スコット・ベンソン女史、オウブリー・ヘイニー、ジミー・マッティングリーらを配して現在ナッシュビル最良のアコースティック/ブルーグラスのトーンとアンサンブルを聴かせてくれるマンドリン作品。
  DNP-1326 DAVID NAIDITCH『Bluegrass in the Backwoods』CD(本体\2,450-) \2,646-

 2005年のデビューソロ以来5枚目となるデビッド・ナイディッチ、ブルーグラスを中心にスウィングやケルティックな雰囲気も楽しませるクロマティックハーモニカ インスト作品。今作はクリスチャン・ウォードとシエラ・ハルという2008年に来日ツアーした若者ふたりをはじめ、ロブ・アイクス(db)、ステュアート・ダンカン(fd)とロン・ブロック(bj)らエースピッカーに加え、ジェイク・ワークマン(gt)という強烈な若いフラットピッカー(バンジョー奏者でもある)や大ベテランのデニス・キャプリンガー(bj)らを脇に、ブルーグラススタンダードの中でも美味しい曲の数々に刺激的な音世界を創っている。
 クロマティックハーモニカがキッチリと曲のアウトラインを示した後、たとえばシエラの“New Camptown Races”や“Old Dangerfield”、“Little Rock Getaway”、またロンのバンジョーでの“Jerusalem Ridge”や“Road to Columbus”、ステュアートの“New Camptown Races”や“Lonesome Moonlight Waltz”などなど、そして何よりも、来日時にすでに正統派ブルーグラスフィドルの次代を担うと噂された若いクリスチャンの成長ぶりやジェイクの火の出るようなブレークにウキウキする。ほかにもウエスタンスウィング定番“Gardenia Waltz”や“Faded Love”など、ハーモニカ作品だけど、ブルーグラスインスト集として秀逸な聴き応えだ。
 ■オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作
  CO-2738 TROUBLESOME CREEK STRING BAND『Fast As Time Can Take Me』CD(本体\2,450-)\2,646-

Yell in the Shoats/River of Jordan/Midnite on the Stormy Deep/Lonesome Pine Special 他全23曲

 これぞ典型的なオールドタイム・ストリングバンドという演奏で、トラッド、カーター・ファミリーからビル・モンローまで、すばらしくまとまったストリングバンド演奏を堪能させてくれる2005年作品。ケンタッキー東南部、バージニア州境に近いペリー郡のトラブルサム・クリークで生まれ育ったフィドルとボーカルのリック・マーティンを中心に、ニューヨークのワシントン広場で音楽をはじめたバンジョーのスティーブ・アーキン、北西部出身のディック・ハリントン(g)、そして紅一点のロリー・リッチェンウォルナー(bs)の4人組。ダーク・パウェルやブラッド・レフトウィッチら、現在オールドタイム界のエースたちから学んだ伝統曲を見事にタイトなバンドサウンドに仕上げて、ブルーグラスファンにも聴きやすいオールドタイム・ストリングバンドに仕上げている。
 ■カントリー最近作/お勧め作
  LDR-1007 SUZY BOGGUSS『Lucky』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ベテラン女性カントリーシンガー、スージー・ボーガスの最新作はマール・ハガード曲集。都会的なインテリジェンスを感じさせるタイプのボーカルで歌われる濃いーいマール・ハガード(1937-)の世界観がとても新鮮である。保守的に見られがちなマール・ハガードだが、リベラルの代表であるジョーン・バエズやグレイトフルデッドらもカバーするように、その歌にはフツーの人々の本当の生活が見事に歌い込まれ、しかもここにも収められている“Today I Started Loving You Again”や“Silver Wings”、“The Bottle Let Me Down”や“Sing Me Back Home”など全12曲のメロディも特別に美しい。スージーが歌うマール・ハガードのカントリーソング。泣きの入らないチョッとポップな彼女のスタンスがいい……。
 ■映像ものお勧め作
  MH-1063D DOYLE LAWSON『Through the Years』DVD(本体\3,800-)\4,104-

On the Sea of Life/Sweetheart You Done Me Wrong/Back Up and Push/Knee Deep in Bluegrass 他全32曲
 もう10年前になる2004年春、ドイル・ローソン&クイックシルバーが結成25周年を祝ったチョー豪華な記念コンサートから、全32曲2時間に及ぶ素晴らしいライブ映像(ムーンシャイナー誌2004年9月号に詳細)の大ベストセラー。別名「School of Bluegrass」とも呼ばれるドイルの率いるクイックシルバー、本作では歴代のメンバーが一堂に会し、1980年代以降のブルーグラス主流派をリードしたスマートなソリッドグラスが、2004年当時の現役メンバー(ジェイミー・デイリー、バリー・スコット)のほか、つぎつぎと迎えるラッセル・ムーア、ジム・ミルズ、テリー・バウコム、スティーブ・ガリー、ジョン・ボウマンなどの歴代メンバーゲストとともに、現在最高峰のブルーグラスライブが堪能できる秀作ライブ映像集。 ギブソンF-5マンドリンを有名にしたデイブ・アポロンの貴重な映像集。
  VES-13059D NORMAN & NANCY BLAKE『Video Collection 1980-1995』DVD(本体\3,150-)\3,402-
 古いモンコレクターで伝統音楽に限りない愛着を持つノーマン&ナンシ・ブレイクのライブ映像集は、アパラチア幻想を感じさせる深さだ。
  VES-13091D CHET ATKINS『Rare Performances 1976-1995』DVD(本体\3,150-)\3,402-
 ジャンルを越えてギターをあやつったアメリカンギターの巨匠の絶頂期、マールフェスでのライブ映像含む71分、めくるめく有名曲ギター世界
  SHA-212D DAVID GREISMAN QUARTET『Classic Dawg』DVD(カラー、58分)(本体\3,150-)\3,402-

 衝撃的な来日と共に世界中の新しい価値観と可能性を持ち込んだデビッド・グリスマン・クァルテットの貴重なライブ映像。
  SHA-604DVD V.A.『High Lonesome: The Story of Bluegrass Music』DVD(カラー95分)(本体\3,150-)\3,402-

 ビル・モンローの語りで“Back in the days of my childhood, in the evening when everything was still...”とはじまる感動的な「ブルーグラス音楽の物語り」。「ブルーグラスとは何か……」、それを創ったブルーグラス第一世代の本人たちが証言するブルーグラス紹介のもっとも優れた作品とされる1991年、若き女性監督レイチェル・リーブリング脚本・監督の劇場公開ドキュメンタリー映画のDVD版だ。ブルーグラスの生まれた風景が、そして世界に広まる様子が、貴重な映像(1971年のモンロー&フラットの再会/仲直りシーンは感動だぞ)やサム・ブッシュ、ジミー・マーティン、アリソン・クラウス、故ジョン・ダッフィらへのインタビューと共に見事に描かれている。素晴らしいナレーションはマック・ワイズマン。字幕なしの英語版だが、ブルーグラス・ファンなら、必ず持っておきたい映画である。
 楽器関連作品
 (楽器奏法や教則など、さまざまなご相談に関してはミュージシャン歴豊富なスタッフがアドバイス、また楽器につきましても、本体やパーツ/アクセサリーなど、ビンテージを含めて各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
 ■ギター
  GAT3-0608 KENNY SMITH『Return』CD(本体\2,450-)\2,646-

 フラットピッキン・ギターのあたらしい世界を、デビッド・グリアとともに開拓していくフロントランナーのひとりケニー・スミス、『Studebaker』(SH-3869 CD\2,646-)以来14年ぶり、2枚目の2011年作ギターアルバム。アダム・ステッフィ(m)、バリー・ベイルズ(bs)、オウブリー・ヘイニー(f)、ジム・デンマン(bj)の基本セットと、自身の1935年製マーティンD-18、同年製の珍しいギブソン・ジャンボのプロトタイプ、そして伝説的なノーマン・ブレイクの1933年製マーティン・シェイデッドトップD-28という名器3本を使い分け、さらにトラッド・フィドルチューン有名曲"Black Mountain Rag"や"Billy in the Lowground"、"Arkansas Traveler"、"Cumberland Gap"、"Leather Britches"などを軸にオリジナルを配した楽しい作品。フラットピッキン・ファンにお勧めの秀作。 
 ■バンジョー
 (ムーンシャイナー連載のチチ松村「バンジョー祭り」、世界のバンジョー音楽をお見逃しなく!!)
  PATUX-245 TOM NEAL『Banjoland』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ウォルター・ヘンズリーのチューナー名曲"Walt's Breakdown"やケニー・ベイカーのフィドルで有名になりジミー・アーノルドのアレンジで知られる"Charmaine"、マンドリン定番"New Camptown Races"や"Shenandoah Vally BRD"ほか、スタンダードインストを含む14曲、ベテランバンジョー奏者トミー・ニールの味わい深い秀作。マイケル・クリーブランド(f)、フランク・ソリバン(m)、マーク・コスグローブ(g)らのスーパーピッキンなトラッドグラスを楽しめる6曲に、自身を含むジョン・グリック(f)、ラス・フーパー(d)、ディック・レアード(m)らとのバンド、「ブルーストーン」にジェフ・プレズリーのリードボーカル4曲を迎えたセットでのこなれたトラッドグラスのドライブなど、スクラッグスはもちろんだが、それだけではない都会ワシントンDCの気風を受け継いだフレキシブルなバンジョーがすばらしい。近年、ワシントンDc地区に本拠を置くパタクサント・レコード、知られざる才能を世に引き出すすばらしい仕事をしている。
 ■マンドリン
  PATUX-234 CORY PIATT『Daydreams』CD(本体\2,450-)\2,646-

 7歳でマンドリンを弾きはじめたというコリー・ピアットの2012年デビュー作。そのすごいマンドリンを、いまや若者のスタンダード・ジャム曲となりつつあるダロル・アンガーの"Ride the Wild Turkey"ほか、ボーカル曲を4曲に自身のオリジナルインスト曲を配した、バラエティに富んだマンドリンインスト集。バックアップには今もっとも旬の若手スーパーピッカーたち、クレア・リンチ・バンドのブライアン・マクドウェル(ギターもすごい!)のフィドルとジェイク・スタージェル(g)のふたりに、スコット・ベスタル(bj)とランディ・コーアズ(d)、マーク・シャッツ(bs)というベテランが脇を固める。
 ■フィドル
  PATUX-177 NATE LEATH + FRIENDS『Rockville Pike』CD(本体\2,450-)\2,646-

 天才フィドラー、ネイト・リースの2009年作は、話題の「ニュー・オールドタイミー」を担う10〜20代前半の若いスーパーピッカーたち――ふだんは前衛グラスやジャズで遊ぶ彼ら――の本気オールドタイム。伝統ストリングバンド精神を咀嚼しつつ、ギリアン・ウェルチ作品や有名トラッド曲を並べ、アルバムとしての面白さも音楽の質と同時に満足させてくれるストリングバンド音楽大秀作。あらゆる「アメリカンフィドル」はオールドタイムのフィドルグルーヴが基本なのだ。そんなフィドルの「イロハ」も知ることができる秀作だ。
 ■ドブロ
  RC-121 JOSH GRAVES『Just Joshin'』CD(本体\2,450-) \2,646-

 1963年に発表されたジョッシュ・グレイブス(1927-2006)とジェイク・ターロック(1922-1988)、フラット&スクラッグス時代のふたりの唯一のデュオ・アルバムが3曲の未発表インスト録音を含めて、わがレッド・クレイ・レコードから初CD化。ドブロインスト定番のタイトル曲“Just Joshin'”、“Dobro Rumba”、“Bucks Stumble”、“Oswald's Chime”ほか、チャビー・ワイズのフィドルとカーティス・マクピークのバンジョーを従えて、ジョッシュとジェイクの素晴らしいブルーグラスが楽しめる。
 ■スティールギター
  FF-70007 BUDDY EMMONS『Steel Guitar』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ペダル・スティール・ギターの神様、バディ・エモンズが1975年にブルーグラス系のプロデューサー、マイケル・メルフォードのもと、ジョニー・ギンブルやレオン・ローズ、デイル・セラーズ、ケニー・マローンらと創った作品。"Orange Blossom Special"や"Steel Guitar Rag"ほかの定番と、フィドル・チューンやクラシックなど、天才38歳当時の録音。
 ■教則モノ新入荷
  MB-22153BD JOE CARR『Bill Monroe Tunes & Songs for Mandolin: Play Like a Legend』CD+Book(本体\4,500-)\4,860-

Boston Boy/Salt Creek/Cotton Eyed Joe/Dusty Miller/East Tennessee Blues/Soldier's Joy/Chiken Reel/Katy Hill/Cripple Creek/Fire on the Mountain/Paddy on the Turnpike/Sally Goodin/Panhandle Country/Back Up and Push/Roanoke/Turkey in the Straw/Gold Rush/Monroe Blues/White House Blues/Roll On Buddy, Roll On/Wheel Hoss/Roll In My Sweetbaby's Arms/Kentucky Mandolin/Methodist Preacher/Nine Pound Hammer/Walk Softly On This Heart/Black Berry Blossom/Brakeman's Blues/No One But My Darling/I Saw the Light/Happy on My Way/Close By/Little Joe/Sugar Coated Love/The First Whippoorwill/Can't You Hear Me Callin'/I'm on My Way Back to the Old Home/On and On.
 遂に出ましたネ!いわゆる「モンロースタイル」マンドリンの素晴らしい教則本。元カントリー・ガゼットのギタリストで、現在は米国でもっともはやくブルーグラスを教科に取り入れたテキサス州のサウスプレインズ大学で長年教鞭をとるジョー・カーが執筆。さすが学生たちを教えてきた実績から、モンローの特徴的なタイミングを生む過程をなぞるような良くできた教則本と音源です。さまざまな未発表写真が32枚というが、もうちょっと印刷に気を使ってくれればいいのに……、とは思うけど、なにぶんにもアメリカですから。いずれにせよモンロー独特の呼吸、タイミングこそブルーグラスを「音」的にも精神性の高いものにしたマンドリンという楽器への、少年期に得たフィドルチューンから1950年代にチャック・ベリーのロックギターに大きな影響を与えたとも言われるまったくあたらしい挑戦の過程が刻まれた80頁38曲、それぞれの特徴的な奏法パターンを解説しながら進む秀作である。
 輸入雑誌
  ■フラットピッキン・ギター誌
  米国産、隔月刊の掲載全タブ譜対応CD付きフラットピッキン・ギター誌。ブルーグラスからスウィング/アーリージャズまで。一冊でさまざまなフラットピッキン奏法が学べる人気雑誌。
  FGM-18.6 最新「2014年9〜10月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 デラ・メイの女性フラットピッカー、コートニー・ハートマンをカバーストーリーに、タブ譜はダロル・アンガーらとの新ユニットのアルバム『e-and'a』から“Farewell to Trion”、そしてもうひとりの女性ピッカー、ダニエル・ヨーザ―“Oh Lady Be Good”、ハイライトにはビリー・ストリングス“Beaumont Rag”。そのほかコラムには、ジョー・カーのリズムギター「ヴァンプの意味」、ダン・ハッカビーの初心者“Uncle Pen”、スティーブ・カウフマン“Woodchopper's Reel”、ジョン・カーリニのネクストレベル“Kool Kitsch”、ブラッド・デイビスのナッシュビルフラットトップは“Sitting on Top of the World”、キャシー・バーウィック“Calliope House”、オリン・スター“Winder Slide”、ソロの創り方“More Pretty Girls Than One”、ディックス・ブルース“Molly and Tenbrooks”、インプロビゼーション“Full Contact”、フィドルチューン“What to Do When”、スティーブ・ポティア“Rocky Road Blues”など、音源つきタブ譜満載の70頁。
  FGM-18.5 「2014年7〜8月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Home From The Forest/Stony Point/Kool Kitsch/The Push by Brad Davis/Over The Waterfall/More Pretty Girls Than One/Beautiful Brown Eyes Part II/Back To Georgia/Say Old Man/Lucy Campbell/True Life Blues.

 ホームスパン教則の総帥ハッピー・トラウムをカバーに、上記初心者から上級者までのタブと音源、ジョー・カーによる「G」でのリズムギター、ブラッド・デイビスのナッシュビルギターテク、インプロバイズからダン・クレアリーのコラムまで、フラットピッキンギター上達に関するあらゆる情報満載の70頁。
  FGM-18.4 「2014年5〜6月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Cheat Mountain, Ebeneezer & Johnny Don't Get Drunk/Chinquipin Hunting/Cottage Hill/Durang's Hornpipe/Elzic’s Farewell/Falls of Richmond/Indian Corn/Jaybird /Little Billy Wilson/Mississippi Sawyer/New Five Cents/Kentucky Lake/Old Grey Mare/Rock The Cradle Joe/Sail Away Ladies/Sally In The Garden/Sally Johnson/Shove The Pig's Foot/Squirrel Hunters/Ways of the World.

 以上20曲、ありきたりのフィドルチューンではなく、チョッとシビアでクロートっぽいオールドタイムチューンの数々をレパートリーにしてみませんか? 最新号はまるごと一冊、「オールドタイムチューン」号です。挑戦のし甲斐がありますよ!
  FGM-18.3 「2014年3〜4月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Dooley/Bitter Creek/Pupville/Constitution March/Golden Slippers/Beautiful Brown Eyes/Neenah/Neal Gow’s Lamentation/Toy Heart.

 ザ・ディラーズのロドニー・ディラードをカバーストーリーに、ビッグ・スミスのギタリストやデビッド・マラビラら、ダダリオの「NSアーティストカポ」紹介などの特集に上記、各コラム(初心者から上級者までさまざまな切り口で)で取り上げた曲のタブ譜とCD音源。
  FGM-18.2 「2014年1〜2月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Pretty Bird/Little Girl of Mine in Tennessee/San Antonio Rose/Pupville/John Hardy/Little Annie/Stetson’s #2/Long Journey Home/Sand Coulee Reel/Soppin’ The Gravy/Cotton Patch Rag/We Live In Two Different Worlds.

 ギリアン・ウェルチの相方で、アグレッシブなダウンピッキンで知られるデビッド・ロウリングスのカバーストーリーほか、マウンテンハートのセス・テイラー、アラン・ジャクソン・バンドのスコット・コニー、そして楽器ルシアーのケン・フーパーらの特集。それに上記、それぞれに初心者やコード分解、ナッシュビルスタイルなど各コラムに応じたタブ譜集。
  FGM-18.1 「2013年11〜12月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 スウィング集。品切れ、取り寄せ可。
  以上のほか、現在の在庫は2013年1-2月号、2012年11-12月号、2012年5-6月号、2011年7-8月号、2011年5-6月号、2010年3-4月号、2010年1-2月号、2009年11-12月号、2009年7-8月号、2008年3-4月号、2007年1-2月号、2006年7-8月号のみです。(品切れ号、取り寄せ可)
 ■バンジョー・ニューズレター誌
  世界唯一の米国産バンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
  BNL-14/10 最新2014年10月号 \648-

 今、絶好調のジョー・マリンズをカバーストーリーにタブ譜は“Wild Mountain Honey”と“They Can't Love Jesus More Than Me”(ともにジュニア・シスクとのアルバム『Hall of Fame Bluegrass!』より)のほか、ホットライズ『When I'm Free』から“Glory in the Meetinghouse”、DC地区のバンジョー奏者オムニバス『Patuzent Banjo Project』より、マーク・ボレン“Bolen's Bounce”、アラン・マンデとビリー・ブライトの『Bright Munde』より“Everybode Say Wow”、トム・アダムズは1982年のクロスビー、スティルス&ナッシュの“Southern Cross”ほか、オールドタイムや、ロジャー・シミノフの弦のテンション研究などのほか、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/09 2014年9月号 \648-

 フランスのバンジョー奏者、ズィーラ(Gilles)・レザード(Rezard ラストネームの発音は不明)のカバーストーリーとタブ譜は、“Transatlantic Breakdown”、“Broce'liande”、“Blue Musette”。そのほか、アール・スクラッグス“Are You Washed in the Blood?”(1999年ジャムテープより)、トム・アダムズはスクラッグススタイルで弾く“Whiskey Before Breakfast”。また、ケン・パールマンのメロディッククロウハンマーは“Jerusalem Ridge”ほか、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/08 2014年8月号 \648-

 J.D.クロウが引退を決めたとき、残されたニューサウスがJ.D.の後釜として指名した若手ジャスティン・ジェンキンズ(現グラスタウン)をカバーストーリーに、彼の“Messin' with Sasquatch”とグラスタウンでの“Grass Stain”のタブ譜ほか、カポで有名なトム・マッキーニーのカポ話、アール・スクラッグスは1982年5月20日のジャムから、なんと!“Amazing Grace”、トム・アダムズはレスター・フラット名曲“Love Gone Cold”のローポジとハイポジ、初心者は“Wild Bill Jones”ほか、充実のクロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/07 2014年7月号 \648-

 バンジョー界の鬼才、クロウハンマーとスリーフィンガー奏法でパンクから前衛ジャズまでをこなすダニー・バーンズ(53)をカバーストーリーに、そのタブ譜は“Falling Hard”、そのほかトム・アダムズ“Nine Pound Hammer”、トニー・トリシュカ“Purple Trees of Colorado”、ビル・エマーソン“The State Line”、アール・スクラッグス“Landslide”ほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/06 2014年6月号 \648-

 マーティーカ・レイク16歳、弟ウィリアム12歳とともにフラット&スクラッグスの完コピを目指す女子高生がカバー。ハッキリ言って、その完璧なエコーのかけ方とともに、メチャ上手い(Martteka Lake で検索)。弟はもちろん、サムとフィンガーピック、声変わり前なのにレスターしているゾ!? ほかに「アフリカからアパラチアへ」というプロジェクトのジェイミ・ストーン特集とタブ“Soundiata”、ナッシュビルのブログレ奏者チャールズ・バトラーのインタビューとタブ“Joy”、ほかタブ譜は、トム・アダムズ“East Virginia Blues”のハイポジション、マーティ・カトラー“Gold Rush”、アール・スクラッグス“Buck Creek Gal”ほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/05 2014年5月号 \648-

 イェン・クルーガーのカバーストーリーとタブ譜は“Night Sky”と“The Three Laughing Monks”の2曲ほか、トム・アダムズはヘンリー・マンシーニの“Moon River”、アール・スクラッグスはブラザーオズワルドとのジャムにおける“Crazy Blues”(“Dear OLd Dixie”と同じコード進行をどう始末するか!?)、バックアップはノーム・ピケルニー“Lonesome Moon Light Waltz”、初心者は“Beautiful Brown Eys”ほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の40頁。
  BNL-14/04 2014年4月号 \648-

 ブルーグラス史家、ニール・ローゼンバーグ博士のカバーストーリー。タブ譜は、トム・アダムズのアレンジするTVドラマシリーズ『フレンズ』のテーマ曲“I'll Be There for You”、フレッド・ゲイガーはダロル・アンガー『Fiddlistics』から“Dysentery Stomp”、ジャネット・デイビスによるビル・モンローの“Lonesome Moonlight Waltz”のリードとバックアップ、イアン・ペリーのフィンガーボード探検には“Alabama Jubilee”などのほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/03 2014年3月号 \648-

 今年1月27日、94歳で亡くなったピート・シーガー追悼特集号。タブ譜はトム・アダムズ「オペラ座の怪人」より“Music of the Night”、アール・スクラッグスは極めて珍しい“Bill Cheatham”のリード!(1992年、ジョン・ハートフォードが録音に成功した貴重な一瞬だったという!!)、ケルト系有名曲“Drowsy Maggie”、先月号からつづくベラ・フレック・インタビューAとオリジナルのクラシック“Movement 2: Hunter's Moon”、トニー・トリシュカ採譜のピート・シーガー“Quite Early Morning”などのほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の40頁。
  BNL-14/02 2014年2月号 \648-

 ベラ・フレックのカバーストーリーは、初のクラシック作品『The Impostor』(本体\2,650-)への取り組みとノウハウなどインタビューのPart 1と、タブ譜は同アルバムからナッシュビル・シンフォニーとの第一楽章“Infiltration”ほか、タブ譜はビル・エマーソンのカントリージェントルメン時代の名演“Teach Your Children”、トム・アダムズ“Wagon Wheel”、アール・スクラッグスは珍しいレイ・プライスとのセッションから“I Can't Go Home Like This”、フィンガーボード探検“Man of Constant Sorrow”、初心者“Red River Valley”ほかクロウハンマーのタブ譜も充実、バンジョー情報満載の40頁。
  BNL-14/01 2014年1月号 \648-

 1960年代から活躍する大ベテラン、トム・ニールのカバーストーリー(トム・アダムズの愛情たっぷりインタビュー)と“Tyler's Tune”(昨年発表のアルバム『Banjoland』\2,646-より)ほか、アール・スクラッグスは“Four Walls Around Me”、ピーター・ワーニック"Nellie Kane"など、バンジョーに関するさまざまな情報が満載。
 ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
  米国最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
  BU-14/11 最新2014年11月号 \1,080-

 ボビー・オズボーンのカバーストーリー「オープリに50年」ほか、ワイアット・ライス、楽器ギア(小物)について、46年の歴史を刻むウエストバージニアのローカルバンド、ブラックマウンテンブルーグラスボーイズ、ラルフ・スタンレー2世などの特集ほか、、米国ブルーグラス情報満載の56頁。
  BU-14/10 2014年10月号 \1,080-

 ムーンシャイナー9月号と同じ!アールズ・オブ・レスターのカバーストーリーほか、ノーム・ピケルニー(ムーンシャイナー5月号と同じ!?)、レベッカ・フレージャー、リチャード・スミス「ミュージシャンと象、象牙取引について」などの特集ほか、米国ブルーグラス情報満載の64頁。
  BU-14/09 2014年9月号 \1,080-

 カバーストーリーはブルーグラス第一世代の中でも、もっともオリジナルブルーグラスバンドに近いマック・ワイズマン、今年5月に89歳を迎えた今も、1950年代と同じキーで歌っているとの事、素晴らしい! そのほか、セルダムシーンのダドリー・コンネル、昨年10月10日に永眠したジム・シューメイト追悼、楽器やCDなどの通販会社、エルダリーインストゥルメンツなどの特集ほか、米国ブルーグラス情報満載の64頁。
  BU-14/08 2014年8月号 \1,080-

 ローリー・ルイスをカバーストーリーに、ジェイムズ・アラン・シェルトン追悼、ミッチ・ジェインの思い出、レイモンド・マクレイン、グレイフォックスフェスの主催者メアリー・ダブほか、米国ブルーグラス情報満載の64頁。
  BU-14/07 2014年7月号 \1,080-

 バルサム・レンジのカバーストーリーほか、アダム・ステッフィ、ジャック・タトルのハワイとブルーグラス、ジム&バレリー・ゲブハートほかの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の72頁。
  BU-14/06 2014年6月号 \1,080-

 ロンダ・ビンセントのカバーストーリーほか、ジョージ・シャフラー追悼、ドン・リグスビー、アリス・ジェラードらの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の76頁。
  BU-14/05 2014年5月号 \1,080-

 デビッド・グリスマンのカバーストーリーほか、ブライアン・サットン、ジョン・マキュエン、アイリーン・ケリーの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の76頁。
  BU-14/04 2014年4月号 \1,080-

 デル・マッカーリーのカバーストーリーほか、ロスト&ファウンドの故デンプシー・ヤング、ミシェル・ニクソン&ドライブ、マーク・シャッツ、昨秋IBMA特別功労賞を受けたマクレイン・ファミリー・バンドなどの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の68頁。
  BU-14/03 2014年3月号 \1,080-

 毎年恒例の3月号楽器特集は1841-1842年、C.F.マーティン・シニア作のマーティン&ク―パ・ギターを表紙に、マーティン「アメリカギター改革」ほか、ブライアン・サットンとコートニー・ハートマンのエンドースで知られるボージョワーギターズ、クラブトンのオーダーで有名になったウェイン・ヘンダーソン、バンジョーリム製作家ジム・レイ(Rae)、マンドリン製作のマイク・アンデス(ナッシングファンシーのマンド奏者)の特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の72頁。
  BU-14/02 2014年2月号 \1,080-

 カントリー業界ともつながりを持った兄妹ザ・ロイズと、マーク・ニュートンとスティーブ・トーマスの新コンビをカバーストーリーに、トニー・ライスの叔父にあたるドブロ奏者フランク・ポインデクスターほかの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の54頁。
  BU-14/01 2014年1月号 \1,080-

 マールフェス特集(表紙写真はムーンシャイナー6月号表2と一緒だったぞ!!)のほか、毎週一度のナッシュビル郊外ラブレスカフェからのライブ公開放送「ミュージックシティルーツ」、バージニアのインドアフェス「キャビンフィーバーピッキンパーティ」、ペンシルベニアの「ブルーグラス・オンザ・グラス」主宰者デイビス・トレーシーらの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の100頁。
 ■オールドタイム・ヘラルド誌
  米国産アメリカンルーツ/オールドタイム音楽専門誌。アメリカ伝統音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。
  OTH-1310 最新第13巻10号 \1,296-

 ジョン・コーヘンが1956年にはじめて旅したアンデス地方ペルーの「オールドタイム音楽」のほか、ビル・キース以前にメロディック的なバンジョー奏法を編み出していたといわれるキャロル・ベスト、フィドル奏者フレッド・マクブライド、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.9」、19〜20世紀初期写真集など、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1309 第13巻9号 \1,296-

 ウエストバージニア州エルキンズのオーガスタヘリテージのコーディネーター、「伝統は過去から生ずるものだが、それは現在に起こっているものなのだ」というゲアリー・ミルネスのインタビューは、ウエストバージニアの音楽伝統とアパラチアにおけるドイツの影響についての2冊の著作が知られているという彼のこれまでのさまざまなリサーチをまとめたメイン特集。そのほか、オスカーシュミット社との訴訟で「オートハープ」を一般名称と勝ち取ったジョージ・オーゼイ(Orthey、オージーかな!?)と彼のオートハープ、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.8」、女性ギタリスト写真集など、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1308 第13巻8号 \1,296-

 ブルーグラス女王と呼ばれる「ロンダ・ビンセント:ミズーリのオールドタイムとブルーグラスのクロスロード」をメイン特集に、若いストリングバンド(ベースの代わりにチューバ)のドランケン・キャットフィッシュ・ランブラーズや今年のフェスやキャンプ一覧ガイドなど、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1307 第13巻7号 \1,296-

 19世紀初頭以来のモンタナのフィドル伝統特集のほか、ノースカロライナのフィドラー、ハワード・ジョインズ(1908-1981)、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.6」はニューヨーク州の学生街イサカにて、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクションは「ハウのバイオリン教室」など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1306 第13巻6号 \1,296-

 1927年のビクターレコード主宰のブリストル・セッションの翌1928年、ブリストルからわずか25マイルのジョンソンシティでコロムビアが行ったセッションの特集ほか、1970年代にホットマッドファミリーで活躍したバンジョー奏者リック・グッド、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.6」はトミー・ジャレル訪問、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクション古いフィドラーの写真から見るフィドルの持ち方考察など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1305 第13巻5号 \1,296-

 インディアナ州セイラム出身で1930年に8曲、フィドルとバンジョー、ハーモニカ、ジョーズハープ、ジャグなどの楽器を使って録音を残したニコルソンズ・プレイヤーズ。これまで謎だった彼らのことを調べたトニー・ラッセルの力作ほか、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.5」はノースカロライナ州チャペルヒルでのファジーマウンテントの出会い、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクションは「フィドルとフルート」バンド集、など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1304 第13巻4号 \1,296-

 ビル・モンローの"Footprints In The Snow"の原曲を辿っていく興味深い物語のほか、ケンタッキーの伝承音楽やフィドル音楽を蒐集する中心的な役割を担った1946年生まれのジョン・ハーロッドのすばらしいインタビュー、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.4」は首都ワシントンDCのスミソニアンフェス、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクションは「チェロ」など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1303 第13巻3号 \1,296-

 アルバート・ハッシュ・メモリアル・フェスのリポート、ミズーリ・フィドラーのR.P.クリステンソン、ウォルト・コーケンの連載「Tales from the Woods Vol.3」など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1302 第13巻2号 \1,296-

 全米フェス&キャンプガイド特集のほか、西アフリカ・ガンビア共和国ジョラ族のアコンティング奏者ラエモウアヒュマ・ジャッタのインタビュー、ウォルト・コーケンの「ハイウッド・ストリングバンドからの逸話A」は「ショッティーシュ(ボヘミア起源のダンス)」など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1301 第13巻1号 \1,296-

 ダン・マーゴリーズ「ハンドメイド弦〜猫と馬の尻尾から生まれる音楽」をメイン特集に、アート・ローゼンバウム「北部ジョージアでの1日」、ウォルト・コーケン「ハイウッド・ストリングバンドからの逸話」シリーズ第1回など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
 月刊『ムーンシャイナー』
  1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス専門誌。日米ブルーグラスのホットな話題から、その真髄を探求する月刊誌。
■定期購読:1年¥6,300-半年¥3,450-
 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。
■バックナンバー:各¥540-。
 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。
  MS-3201 最新2014年11月号(通巻373号)\540-

 第25回IBMAアワードショウと米国ブルーグラスの25年特集ほか、第1回岐阜フェスのこと「多治見フェスも遡れば40年」、祝・慶應義塾大学ブルーグラス研究部創部!、北村謙「来日したジョン・ショールに教わったこと」、小野田浩士「バンジョー巡礼の旅 W」、京都大学「金菱哲宏」、日本ブルーグラス年表「1981年」などの特集と連載コラムほか、日米のブルーグラス事情満載!
  MS-3112 2014年10月号(通巻372号)\540-

 ジェリー・ダグラス来日記念特集の最終版第三弾として「ジェリー・ダグラスとは?」でその人となりや音楽歴、北大OGのドブロ奏者、兼平愛弓「わたしがドブロに恋したワケ」でドブロの魅力を熱く語るほか、ハニークッキーズの最新作『Where is My Honey?』、新潟県庁のブルーグラスバンド「グラスピッカーズ」、高知のロンギングフォーザサウスランドvs神大ブルーナイツの父娘競演!「父と娘のイエローリバー」、小野田浩士バンジョー巡礼の旅V「ジョージ・バックナー訪問」、追悼・名古 悟、明治学院大学「荒川裕史」、日本ブルーグラス年表「1981年」へなどの特集と連載コラムほか、日米のブルーグラス事情満載!
  MS-3111 2014年9月号(通巻371号)\540-

 ジェリー・ダグラス来日記念特集第二弾「ブルーグラスドブロの誕生〜ジョッシュ、マイク、そしてジェリーへ」、ジェリー・ダグラスのフラット&スクラッグス完全コピーバンド「アールズ・オブ・レスター」、福島いわき「鬼ヶ城フェス」へ行こう、久永雅史「あっという間に60年、後編」、ブルーサイド オブ ロンサム「フジロック登場」、水戸レストラン「ホワイト」さよなら、ウィンディシティーからブルーグラス便り@、大谷大学「森本晃行」、丹沢ブルーグラス「ケンタッキー制覇旅行H」最終回ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3110 2014年8月号(通巻370号)\540-

 10月に来日が決定したジェリー・ダグラス歓迎特集第一弾「ハワイアンギター誕生125年からドブロについて」、久永雅史「あっという間に60年、前編」、小野田浩士りバンジョー巡礼の旅U「アール・スクラッグス・センター訪問」、ジョージ・シャフラー追悼「クロスピッキンギター編」、オー!シスタージャンボリー2014リポート、40年目を迎える「札幌ブルーグラスフェス」、バックウッズマウンテニアーズ50周年記念ライブ、学生プロファイル#18 酪農学園大学「矢島佑記」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3109 2014年7月号(通巻369号)\540-

 ジム・ミルズのプリウォーギブソン・バンジョー訪問記「小野田浩士りバンジョー巡礼の旅T」ほか、ノーム・ピケルニーの「IBMA演説」第3回は現在米国ブルーグラス事情の最終回、続・レスター・フラット生誕100年特集、追悼ジョージ・シャフラー「ウォーキングベース編」、2014年度新入生歓迎特集号C「ブルーグラスとロックの深淵」、美星ブルーグラス ミーティングの25年、フォギーマウンテン・フィドル列伝「アート・ウーテン」、山本容子「N.Y.から、ご麺ください」、神戸大学「矢野晃輔」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3108 2014年6月号(通巻368号)\540-

 レスター・フラット生誕100年特集ほか、ノーム・ピケルニーの「IBMA演説」第2回目は驚きの現在米国ブルーグラス事情、来日するETSUブルーグラスプライドバンド紹介、追悼・宮崎勝之、2014年度新入生歓迎特集号B「カントリーミュージック入門」、ネッシー・エクスペディション米国ツアー最終回「ビル・モンローの故郷でフェス」、東北大学「野崎 廉」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3107 2014年5月号(通巻367号)\540-

 ノーム・ピケルニーのブルーグラスコミュニティーへの愛と21世紀のブルーグラスについて語る「IBMA演説」前編をカバーストーリーに、ハンバートハンバート「佐藤良成インタビュー」、レオナ2ndCD「Love and Peace」、アーニャ・ヒンクル日本ブルーグラス紀行「関西編」、2014年度新入生歓迎特集号A「フォークミュージック入門」、フォギーマウンテンフィドル列伝C“We'll Meet Again Sweetheart”、草の根ブルーグラス広島しまなみ「追悼・続木敬修」、北海道大学「川口浩平」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3106 2014年4月号(通巻366号)\540-

 北大トリオのアメリカ冬フェス体験記「ウィンターグラス」のほか、2014年度新入生歓迎特集号「ブルーグラス入門」、J.P.マティス「日本ブルーグラスと人生最良の一週間」、大野真「大学4年どっぷりブルーグラス」、名古屋大学「小杉大智」など若者特集ほか、新岡雅巳「音の暴力復活!」、西宮フォートワースジャンボリーへのお誘い、乙女バンジョー「続アビゲイル・ウォッシュバーン」、丹沢サークル・ケンタッキー制覇ツアーリポートCなど、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3105 2014年3月号(通巻365号)\540-

 アール・スクラッグス・センターを表紙にセンター開館リポート、アールの育った家訪問記、ブルーグラス映画3月22日封切り!『オーバー・ザ・ブルースカイ』のブルーグラス関連セリフ紹介とインタビューなど特集、2013年発売レコード総括、J-ポップシンガー、バンジョーアイ(Banjo Ai)デビューと沖縄ブルーグラス、ジム・シューメイトとビル・モンローとアール・スクラッグスの出会い証言からフォギーマウンテンボーイズ結成へ、札幌ブルーグラス物語り#6「最終回」、丹沢サークル・ケンタッキー制覇ツアーリポートB、「KFC発祥の地とメランジオンの里」、洗足学園音楽大学「山田拓斗」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3104 2014年2月号(通巻364号)\540-

 関東の重鎮バンド、ブルーサイド・オブ・ロンサム「in Oklahoma」のカバーストーリーほか、ノースカロライナってどんなとこ?「アール・スクラッグス生家訪問」、ジム・シューメイトとビル・モンローとアール・スクラッグスの出会い証言集、浪花米国南部系ルーツ音楽祭リポート、札幌ブルーグラス物語り#5「ニューグラスリバイバル来日」、ジュニア・シスクとジョー・マリンズの元ネタ集、丹沢サークル「ケンタッキー制覇ツアーリポート」A、日本ブルーグラス年表#72「1978-1979年」、大谷大学「名取綺更」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3103 2014年1月号(通巻363号)\540-

 ジム・シューメイトとポール・ウォーレンに捧ぐ「フォギーマウンテンフィドル列伝」前編、アーニャ・ヒンクル日本紀行「ブルーグラスアクシデント北海道編」、佐藤コウスケ「ゴローショーとエンタメ」、丹沢サークル「ケンタッキー制覇ツアー@」、知っておきたい#6「ブルーグラス・スウィング」、馬渡 浩の札幌ブルーグラス物語りB、「ノースカロライナってどんなとこ?A」、ブルーグラス史観米国史#44「セシル・シャープとオリーブ・キャンベル」、洗足学園音楽大学「岩本歓喜」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3102 2013年12月号(通巻362号)\540-

IBMA(WoB)2013リポート「ノースカロライナってどんなとこ?」、女子大生の見た「ワイドオープン・ブルーグラス」、タヒチクラブ「新春★浪花 米国南部系ルーツ音楽祭」、愛媛・朝倉ブルーグラスの25年、馬渡 浩の札幌ブルーグラス物語りA、知っておきたい...#5 「フラットピッカー達」、日本ブルーグラス年表#70「1978年」、3大学対抗!年忘れライブ酪農学園大学「花村彩音」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3101 2013年11月号(通巻361号)\540-

 31年目の第1号、IBMA名誉の殿堂入りのセレモニーで「奇跡」を起こしたトニー・ライスのスピーチほか、第24回IBMAアワードショウ・リポート、マイク・コンプトン「ビル・モンローの魂」12月来日、ブルーグラス☆ポリスのデビューCD『BG★PC』、馬渡浩の札幌ブルーグラス物語り@、やぎたこ『I'll be home someday』、きたむらいづみ「彦根にアメリカーナ」、ハゥトゥプレイブルーグラス!その伍ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3012 2013年10月号(通巻360号)\540-

 やりました!通巻360号、購読してくれる皆さん、ボランティアで情報や記事、写真を提供してくれる皆さん、そんなダイハードなブルーグラスファンの皆さんのお陰で30年間、何とか持ちこたえました。これからいつまで頑張れるか、体力と根気の勝負ですかね、こうなると? ひきつづき皆さんのお引き立てを、何卒よろしくお願い致します。本当に、ありがとうございます!!
 記念すべき360号は、日本でデビューして、最年少でIBMA名誉の殿堂入りをしたトニー・ライス秘話のほか、1958年に結成されたイースト・マウンテン・ボーイズがIBMA特別功労賞を受賞するにあたって彼らの年表と紹介、そして日本の戦前・戦後における「洋楽」の受容についての特集記事、中学生ソフィア美玲キャタリナの「ウィザー・フィドル・コンテスト」参戦記、ハゥトゥプレイ・ブルーグラス#4「続アールの日」、最新トラッドグラス事情「レベル・レコード編」、コンサートリポート「mareka & Junji vs 三津谷組」、カーター・ファミリーとボブ・ディラン、東北大「荒川善行」、ネッシーエクスペディション37年目の渡米顛末記Dほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3011 2013年9月号(通巻359号)\540-

フラットピッキンギターに魅せられた女性レベッカ・フレージャー、その初々しい半生を紹介したカバーストーリーのほか、クレイグ・ダンカン、ビリー・スミス、マイク・スコットらが女性陣ふたりを加え10月はじめに来日。同じ10月、ハンマーダルシマを初めて日本に紹介したカレン・アッシュブルックが来日するのを機に、「ハンマーダルシマ」の歴史と今特集。9月28日に「第4回六甲ブルーグラス・タイムズ」を主催する神戸大学の木村周平。「ハゥトゥープレイブルーグラス」シリーズ3回目になる最新号では、「シラブルで弾く」こととは? CD+DVDを発表した原さとし(bj)と竹内信次(m)のトイメンシャオ。ネッシーエクスペディション37年目の渡米顛末記Dほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3010 2013年8月号(通巻358号)\540-

 「ハウトゥープレイ・ブルーグラス」特集として、ブルーグラス楽器奏法のつかみ方を「岸本一遥のケニー・ベイカーから学んだこと」や「アールの日」のリポートを軸に特集。そのほか、奥 和宏「アメリカン・ルーツミュージック、ディスクでたどるアメリカ音楽史」、全国サイマル放送一覧表とFMはしもと「しもちゃんの“Bluegrass”でナイト」、学生プロファイル#7は首都大学東京「山本南希」、人口16人の瀬戸内海での「斎島ブルーグラス」、ブルーリッジに本拠を置くマウンテン・フィーバー・レコード社、埼玉・狭山市の美食ブルーグラスレストラン「SOFT」、ネッシーエクスペディション37年目の渡米顛末記Cほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3009 2013年7月号(通巻357号)\540-

 第26回マールフェスリポート」ほか、ジョージ・ジョーンズ追悼「カントリーソング」後編、ジェイコブ・シャープ「ミプソ」来日!、菅沼工房5弦フィドル製作記E最終回、井上 高とホームタウナーズ「50年前に活躍したプロのブルーグラスバンド」後編、学生ブルーグラス・プロファイル#6 北海道大学「兼平愛弓」、日本ブルーグラス年表#65「1977年」ほか、ネッシーエクスペディション37年目の渡米顛末記B、1911年ビル・モンローの生まれた日ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3008 2013年6月号(通巻356号)\540-

 北海道の八雲フェス特集のほか、ジョージ・ジョーンズ追悼「カントリーソング」前編、ブルーサイド・オブ・ロンサムと坂本愛江、「Tri Barrel(トライバレル)」尾崎博志、古橋一晃、河合徹三、知っておきたい#2「新進気鋭のマンドリニストたち」、菅沼工房5弦フィドル製作記D、井上 高とホームタウナーズ「50年前に活躍したプロのブルーグラスバンド」前編、学生ブルーグラス・プロファイル#5 名古屋大学「山田遼一」、日本ブルーグラス年表#64「1976-77年」ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3007 2013年5月号(通巻355号)\540-

「フェスティバル・シーズン到来号」として、ブルーグラスフェスの歴史とウィンターグラス2013リポート後編のほか、ブルーグラス・リズムギター上達の近道、サードタイムアウト「ブルーグラスる!?(Bluegrassed)」、知っておきたいブラザーデュオ一覧、ケンタッキーのモアヘッド州立大学ブルーグラス科を訪ねた川合くんのすばらしいリポート、ネッシーエクスペディション米国ツアー顛末記A、学生ブルーグラスプロファイル#4「米澤 望(酪農学園大)」、菅沼工房5弦フィドル製作記Cなど特集ほか。
  MS-3006 2013年4月号(通巻354号)\540-

 今月久々に来日、東海道をバンジョー行脚するビル・キースの大特集後編、ジェリー・ガルシアやライ・クーダーらとの逸話など、1963年のビル・モンローとブルー・グラス・ボーイズの重厚な写真をカバーに、ウィンターグラス2013リポート前編、ネッシー・エクスペディション米国ツアー記@、ブルーグラス・アルバム・バンド・リユニオン、マイク伊藤「留学のススメ」、ロストシティキャッツ・リユニオン、菅沼工房5弦フィドル製作記B、学生ブルーグラスプロファイル#3「森山亮治(大谷大)」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3005 2013年3月号(通巻353号)\540-

 4月に久々の来日、大阪、京都、名古屋、浜松、横須賀、東京でワークショップやコンサートをするビル・キースをカバーストーリーに、フルアルバム『Sailing Home』を発表し今月には全米ツアーをする女性トリオ、パイレーツ・カヌー、ハンク・ウィリアムズのセイクレッドソング解説、2012年年発表レコード総括、菅沼工房5弦フィドル製作記A、学生ブルーグラス断簡その壱「松本捺美(神大)と小形奈緒子(東北大)」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3004 2013年2月号(通巻352号)\540-

 ドブロのマイク・オルドリッジのカバーで追悼特集「ブルーグラスを変えたドブロ奏者」ほか、ブラザーデュオ秀作を発表した渡辺敏雄、かつてジューンアップル誌のスタッフだった菅沼利夫「5弦フィドルへの道@」、ラジオ関西「カントリーミュージック・トラベル」が今年20年、950回目を迎えているDJ阿部和則のリポート、1946年のブルーグラス誕生の年にオープリで出会った?ハンク・ウィリアムズとビル・モンローなどの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3003 2013年1月号(通巻351号)\540-

 アール・スクラッグスの右手の表紙写真にメイン特集は、村片和彦のアール・スクラッグス奏法解析「俺、アールやもん」と、先月号の50年前のフラット&スクラッグス『カーネギーホール』で「マーサ・ホワイト!」を叫んだ本人の当時のリポート「アール・スクラッグス異聞」ほか、市川慎一郎のボジョアギター“Slope D”「バンジョーキラー」修理リポート、若手ドブロ宣言「ドブロだって主役!」、60年前の1953年1月1日にアパラチア山中で息を引き取ったハンク・ウィリアムズの最後の1年ドキュメント、フットヒル・ドライブ「アメリカツアー記」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
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