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      B.O.M.Newsletter #410   2014年12月15日 
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INDEX
今月のサブさん特選作品  
    (ムーンシャイナー編集長一押しダイジェスト)
  新入荷リスト  
  ■ニュースレター#410 新入荷ダイジェスト 
    (ブルーグラス新入荷)
    (オールドタイム/フォーク新入荷)
    (カントリー新入荷)
    (映像モノ新入荷)
新入荷作品詳細解説   
   ■ブルーグラス新入荷
   ■インスト新入荷
   ■オールドタイム新入荷
   ■カントリー/ポップ新入荷
   ■映像モノ新入荷
最近作/お勧め作、再入荷   
   ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
   ■ブルーグラス最近作/お勧め作
   ■インスト最近作/お勧め作
   ■オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作
   ■カントリー最近作/お勧め作
   ■映像ものお勧め作
楽器関連作品   
   ■ギター
   ■バンジョー
   ■マンドリン
   ■フィドル
   ■ドブロ
   ■ベース
楽器、その他……   
輸入雑誌   
    ■フラットピッキン・ギター誌
    ■バンジョー・ニューズレター誌
    ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
    ■オールドタイム・ヘラルド誌
月刊『ムーンシャイナー』   
B.O.M.ご利用方法    


  すばらしく質の高いアルバムが次々と発表される最近の米国ブルーグラス界。ノーム・ピケルニーがIBMA基調演説(ムーンシャイナー誌5月〜7月号の3ヶ月連載で完訳)で述べたように、ブルーグラスほど「オーガニックで、ハンドメイドで、職人芸を味わえる音楽」がほかにあるでしょうか? 
 われわれの音楽は「切り貼りのきく」一過性の消耗品ではありません。前世から次世代につながっていく伝統音楽なんです。ネットの便利さは享受してもいいでしょうが、本質を忘れてはいけないと思います。われわれはそんな素晴らしい音楽を、全身全霊を込めて次々と送り出してくれるミュージシャンにキッチリと応えるべきだと思います。
...Buy studio releases and go to live shows!!
 なお、12月ということで巻末に、2014年のBOMベストセラーほか、IBMAアワード受賞作、そして2015年グラミー賞ノミネート作品などを紹介しています。今年1年のブルーグラス音楽界、すごい充実ぶりですよ。チェック、よろしく……!?

■月刊ブルーグラスジャーナル「ムーンシャイナー」
 先月から第32巻、32年目になりました! みなさんのサポートがあってこそです。ありがとー!!
 最新12月号は、「ビル・モンロー初来日から40年大特集!」と銘打って、1974年と75年のともに12月、当時のバンジョー奏者だったボブ・ブラックの思い出や、読者の皆さんから寄せられた(場所、日時を問わない)それぞれの邂逅「あなたはビル・モンローを見た……!」特集の第一弾(まだまだ続きますので、さらなるご寄稿を待ってます!)ほか、いとうせいこう氏が「めくるめくこの弦の嵐!」と賛辞を贈ったTARO&JORDANの2ndアルバム「初心」へのインタビュー、若手バンジョー小寺拓実クンの見たIBMAワールドオブブルーグラス2015リポート、小野田浩士のバンジョー巡礼の旅最終回は「チャーリー・クッシュマン家訪問」でプリウォーフラットヘッドのトーン比べ、徳島ブルーグラスライブの10年とバンジョーコンチェルトで知られるティム・レイク来日、夫婦デュオの元祖ルルベル&スコッティ物語、小林公恵のウィンディシティ便り「納屋を舞台のローカルフェス」、名古屋大学の洞山遥佳さんなどの特集ほか、ブルーグラスだけの月刊誌ですよ!

 月刊ムーンシャイナー定期購読は1年間(12冊)\6,300- 半年間(6冊)\3,450-。単冊\540-(+送料\78-)。定期購読は購読開始希望月をお知らせくだされば早速お送りします!! また情報提供、そしてご自由なテーマでのご寄稿など……、なにとぞムーンシャイナーにご協力を、よろしくお願いします!
 ムーンシャイナー1月号ではベラ・フレックのIBMA基調演説や「ビル・モンロー初来日から40年代特集〜アナタはビル・モンローを見た...!?そのA」(寄稿募集中!)ほかの特集です。お楽しみに……!

■全国イベント・カレンダー
 以下、ムーンシャイナー誌12月号に寄せられたイベントです。なお、ここに掲載するのは、個別バンドのライブでは来日および国内バンドの遠征ツアーのみ、ローカルではフェスやコンサートなど企画物イベントのみです。それ以外のライブなどはムーンシャイナー誌をご参照ください。

◆ラッシー
 ノスタルジックなギター/オートハープ夫婦デュオ
12月7日(日)西宮、壱服庵0798-51-0210
12月19日(金)京都、ビンセント075-441-3312
12月21日(日)石橋、アビリーン072-762-5353
1月4日(日)西宮、壱服庵0798-51-0210
1月10日(土)西宮、アミティーホール「TNKカントリーダンス新春パーティー」
1月11日(日)千日前、アナザードリーム06-6211-5759
(問)安田佳民 yoshitami-yasuda@purple.plala.or.jp
◆ザ・キャッシュ(TheCASH)
 井上太郎、琵奈子、瀬川信二のトリオ。
12月9日(火)福島、会津稽古堂生涯学習総合センター。(問)K.N.C 0242-22-4349
12月10日(水)新潟、ソクラテス 20時開演
12月13日(土)茨城、ひたちなか文化会館 Swing(029-274-2739)
◆やぎたこ
 ルーラルアメリカンな男女オールドタイム・デュオ
12月12日(金)関、Rock'n Roll Cafe'(090-3424-2760)
12月13日(土)美濃加茂、ワンダーランド0574-25-2281
12月18日(木)高円寺、稲生座03-3336-4480。withあおやぎとしひろ・くみこ
12月19日(金)大和市、菩南座090-7704-4871
12月20日(土)松本、マイシャトー0263-86-0959
12月21日(日)横浜、BG's(045-878-8310)
12月26日(金)横浜、across the Borderline
1月10日(土)土浦、すのっぶ029-824-0903
1月11日(日)越谷、おーるどタイム048-971-1812
1月14日(水)東中野、じみへん090-9242-6183
総合 (問)yanagi_yagitako@yahoo.co.jp
◆松山ブルーグラス会ライブ&ジャム
12月25日(木)松山、Y's Cafe(089-933-5075)。19時半
1月5日(月)松山、スタジオowl(089-941-0036) 19時
◆12月14日(日)愛知「名古屋大学ブルーグラス第7回定期演奏会」名古屋、愛知芸術文化センター小ホール。15時。(問)meidai_bluegrass@yahoo.co.jp
62-5353
◆ティム・レイク6年ぶり、徳島への里帰りツアー
12月21日(日)徳島、しらさぎ食堂2Fびっくりホール088-626-1903。「第20回徳島ブルーグラス・ライブ」10時、\1000-(問)thirtygrassboys@mail.goo.ne.jp
12月28日(日)香川、高松“An's Cafe”087-835-0198
12月29日(月)高知、“Cafe and Dining zero”088-803-7080。「サウスランド・ジャンボリーVol.2」18時
総合(問)070-5680-1175 lfsbgband@gmail.com
◆12月21日(日)徳島「第20回徳島ブルーグラス・ライブ」10時、\1000-。参加募集中。(問)島田090-1175-0019、thirtygrassboys@mail.goo.ne.jp
◆12月27日(土)東京「<BGサタデイ・ナイト>ハニー・クッキーズ/バーク・アット・ア・レイン(バカタレ)from北大」銀座、ロッキー・トップ03-3571-1955
◆12月28日(日)東京「ブルーグラス忘年ジャム会」銀座、ロッキートップ03-3571-1955。どなたも大歓迎!
955
◆1月10日(土)兵庫「冬フェス前哨戦:ニュー・イースト(from Tokyo)/千日前ブルーグラス・アルバム・バンド」西宮、ダートマスクラブ(0798-66-4911)
◆1月11日(日)大阪「冬フェス2015」難波千日前アナザードリーム(06-6211-5759)。10am〜、\2,500-(D別)。関西のみならず、中国、四国、関東から50バンド超
◆1月12日(祝)東京「2015 小平ブルーグラスコンサート」小平中央公民館ホール。12:30〜、\1,000-。関東地方の精鋭ブルーグラス集合。(問)ササキジン090-3917-3672
 【2015年 バンジョーカレンダー入荷!】
BJC-2015 BANJO CALENDAR Photo-Book(本体\2,750-)\2.970-

 今年も出ましたバンジョーカレンダー! 現在製作をつづけている大小バンジョーメーカー12社が自慢の逸品を提供、毎月LPサイズの見開きサイズ(拡げれば 30cm X 60cm)で迫力あるバンジョーを楽しみながら重要なバンジョー史にも触れられている。毎日の予定を書き込めるスペースもゆったり、バンジョーが大ブレイクした19世紀後半のビクトリア調の系譜を引くデザインやインレイも多い美しいバンジョーを眺めながら1年を楽しく過ごしませんか!? ……ギブソンはないよ。でも、バンジョーファン皆さんにお薦めできる楽しいカレンダーです!! 
 リビングルームピッカーに朗報!!
【B.O.M.サービス新製品!】
 
MFD-0206 ジミー赤澤『Bluegrass Fiddle Minus One』CD+Book(本体\3,000-)\3,240-
MFD-0207 ジミー赤澤『Bluegrass Banjo Minus One』CD+Book(本体\3,000-)\3,240-
MFD-0208 ジミー赤澤『Bluegrass Mandolin Minus One』CD+Book(本体\3,000-)\3,240-


(収録曲)Happy Sunny Side of Life/Foggy Mountain Breakdown/Footprints In The Snow/East Tennessee Blues/Salty Dog Blues/Ragtime Annie/I Wonder Where You're Tonight/Shenandoh Breakdown/Can't You Here Me Calling/Smith's Reel/Sitting on Top of the World/Big Mon/Blue Night

 関西ブルーグラスのマルチプレイヤー、ジミー赤澤こと赤澤孝次郎による各フィドル、バンジョー、マンドリン向けの最新「マイナスワン」教則作品。36頁ブックレットには全13曲のタブ譜(フィドルのみ楽譜併記)/歌詞、CDには全13曲と39トラックにフルバンドのデモ演奏/対象楽器のみのソロ演奏/対象楽器を抜いたカラオケ演奏が収められている。本人曰く、「至れり尽くせり!」でひとり楽器練習、バンド練習に励めるという作品。10歳でギターをはじめ、12歳でバンジョー、23歳でフィドルをはじめたという「じみぃ」、独学でレコードから努力を重はねて学んだノウハウをブルーグラスのスタンダード13曲、ビル・モンロー系曲を多く配した曲で中級者を想定したソロを学べるように創られた教則もの。
 今月のサブさん特選作品
 (ムーンシャイナー編集長一押しダイジェスト)
 〜今年CD発表した日本アーティスト〜
 借り物ではない、自分たちのブルーグラスを創り、次の世代に伝えたいと強く思う。
  JMD-002A TARO & JORDAN『初心(Shoshin)』CD(本体\2,000-)\2,160-

 いとうせいこう氏が「めくるめくこの弦の嵐!」と賛辞を贈った、マンドリン(井上太郎)とギター(ジョーダン・マコンネル)のインストデュオ第2作。2012年のデビューアルバム『Did I Laugh in Your Dream?』(\2,160-)も好評発売中。ムーンシャイナー12月号特集参照。
  OTCR-007 PIRATES CANOE『For the Pain In My Heart』CD(本体\2,000-)\2,160-

 京都を本拠に活躍するギター、マンドリン、フィドルの女性3人トリオとドブロ、ベース、ドラムスの6人組によるアメリカーナ風バンド最新作。英詩オリジナルにすばらしいバックバンド、これまでで最高の出来だろう。
  BSOL-002 BLUESIDE OF LONESOME『Take Me In Your Lifeboat』CD(本体\926-)\1,000-

 横浜を本拠に活動する笹部益生を中心に、ベテラン加藤保久、早川流吉、手島昭英に若者、手島宏夢で結成されたブルーグラスバンドの最新第2作は、坂本愛江の女性ボーカルをフィーチャーしたミニアルバム。第1作『Let Us Travel On』(\1,000-)も好評発売中。ムーンシャイナー2月号特集参照
  HCR-001 HONEY COOKIES『Where is My Honey?』CD(本体\1,388-)\1,500-

 関東をベースに活躍する若手ブルーグラストリオ、ハニークッキーズの初フルアルバム。フラットピッカーとして知られる手塚洋輔と妻の里美(bs)、手島宏夢(fd)のトリオにゲストとしてドブロ小島慎司が1曲参加。オリジナル6曲にトラッドとハートフォードカバーなど。ムーンシャイナー10月号特集参照
  JRLA-0007 バンジョーアイ『唄の島(Isle of Song)』CD(本体\953-)\1,029-

 沖縄のアイドル系シンガーソングライターがアール・スクラッグスに心酔、「唄の島」「沖縄ブレイクダウン」「佐敷Road」「てぃんさぐぬ花 -沖縄民謡-」の4曲入りデビューミニアルバム。沖縄TVの飲酒運転撲滅キャンペーンソングやJTA日本トランスオーシャン航空の機内放送に起用されるなど、ブルーグラスプロモーションに大貢献中! ムーンシャイナー3月号特集参照
  MR-1291 LEONA『Love and Peace,Leona』CD(本体\2,450-)\2,646-

 イーストテネシー在住のフィドリング・レオナこと、レオナ徳武マシスのセカンドアルバム。夫J.P.マシスのバンジョーとETSU仲間の協力で全曲オリジナル11曲。ムーンシャイナー5月号特集参照
  MSKY-14001 AKIO OKUSAWA & MARMALADE SKY (本体\2315-)\2,500-

テキーラ・サーキット、ミュール・プロジェクトでもお馴染み奥沢明雄を中心に長きに亘り日本の音楽シーンを支えてききた強者たちが結集、ウエストコーストの香りプンプンの日本語オリジナルによるママーレード・スカイの1stアルバム。ムーンシャイナー1月号(MS-3203)にてインタビュー予定。詳細次号にて。12月19日発売
 〜特選クリスマス(ホリデイ)集〜
 やっぱり今月も紹介しないとネ。大人になっても、なんだか嬉しいクリスマス……。
  THR-4121 CLAIRE LYNCH BAND『Holiday』CD(本体\2,450-)\2,646-

 マット・ウィンゲート(gt)とブライアン・マクドウェル(fd,md)という超ド級に凄い若手プレイヤーを擁するクレア・リンチ・バンド、ベース奏者のマーク・シャッツとともに究極のアコースティックアンサンブルに乗って、いつもでも可憐な舌ったらずなチョー可愛いボーカルを聴かせてくれるクリスマス作品(近年は非クリスチャンも考慮して「ホリデイ」作品と呼ぶ。本作にもユダヤ教のハヌカーも含んでいる)。クリスマススタンダードをスウィンギーに料理したアコースティッククリスマス秀作大推薦!! 心和む、素晴らしいホリデイ作品である。 
  RCH-2016 V.A.『Christmas The Mountain Way』CD+DVD(本体\2,750-)\2,970-

Joy to the World/Silent Night/In the Sweet By and By/Away in the Manger/Go Tell It on the Mountain/Amazing Grace/Jingle Bells 他全14曲

 ブルーグラスクリスマスのDVD映像とCD音源のお徳用セット! 昨年10月に来日したマイク・スコットをホストに、5度のIBMA最優秀女性ボーカルを獲得したデイル・アン・ブラッドリーや、ドイル・ローソンのクイックシルバーからマウンテンハート、グラスタウンなどを創ってきたスティーブ・ガリー、アーリーブルーグラスの名曲発掘でトラッドグラスの王道を主張するオウディ・ブレイロック、人気カントリーグループのシェナンドーから古巣のブルーグラスに戻ってきたマーティ・レイボンなどのボーカルを、ブルーハイウェイのジェイソン・バールソン(bj,g)ほか、クリント・ハード(m)、ブランドン・ゴッドマン(f)、ビック・グレイヴズ(d)、ブライアン・ターナー(bs)らが基本バンドで、ケンタッキー州パインビルのベルシアターでケーブルTV局「ブルーハイウェイTV」のために収録されたクリスマス特別番組を音と映像(コンサートとアーティスト・インタビューも含む)で収めた徳用盤である。デイルアンとスティーブによるタイトル曲につづいて"Joy to the World"から"Silent Night"ほか、次々とクリスマスやゴスペルのスタンダード14曲がブルーグラスで演じられる音と映像で楽しめる作品。
 新入荷リスト
 ■ニュースレター#410 新入荷ダイジェスト
 (ブルーグラス新入荷)
  WR-8336 MAC WISEMAN『Songs from My Mother's Hand』CD(本体\2,450-)\2,646-

 「心からの歌声(Voice with a Heart)」と称されるマック・ワイズマンが89歳にして、おそらく生涯最高傑作を発表した。しかも、23歳のシエラ・ハルとのデュエットをはじめ、シエラのもっとも信頼するひとり、若きマルチプレイヤーのジャスティン・モーゼズ、ナッシュビルの大ベテラン・プロデューサーとドイツ生まれの気鋭のプロデューサー、ジミー・キャップスとトム・ジャッツのデリケートなギターにマーク・フェィンのベース。そこにジェリー・ロール・ジョンソンのハーモニカとアリサ・ジョーンズのハンマーダルシマを加えつつ聴かせる、マックが母から学んだアメリカンフォークソング名曲集。“Blue Ridge Mountain Blues”からはじまり、“You're a Flower Blooming in the Wildwood”、「谷間のともしび」と知られる“When It's Lamp Lighting Time in the Vally”、あの名曲へのアンサーソング“Answer to Weeping Willow”、“Rosewood Casket”、そして“I Heard My Mother Call My Name in Prayer”や“Will There Be Any Stars in My Crown”ほか、感動的な全12曲、メチャクチャいいアルバムである。ブルーグラス新入荷にて
  MCR-1002 LARRY CORDLE & LONESOME STANDARD TIME『All Star Duets』CD(本体\2,450-)\2,646-

 なんだこれは! ガース・ブルックス、アリソン・クラウス、リッキー・スキャッグス、ケニー・チェズニー、ダークス・ベントリー、トリーシャ・イヤーウッド、キャシー・マティア、デル・マッカーリーほか、カントリー界のスーパースターばかりがズラーっ!とラリー・コードルとデュエットする。こんなメンツを一堂に集めることができるのは、さすが、総計5千5百万枚という売り上げを誇るソングライティングの力だろう。バックにはグラスカルズのクリスティン・スコット・ベンソン、ギターにブライアン・サットン、マンドリンにはアンディ・レフトウィッチ/クリス・デイビス、強力フィドルのジェネイ・フリーノア/ティム・クロウチ、ドブロにはキム・ガードナー/ランディ・コーアズ……。超豪華カントリースーパースターによるブルーグラス作品。ブルーグラス新入荷参照
  ROU-3626 BELA FLECK & ABIGAIL WASHBURN CD(歌詞付き(本体\2,450-)\2,646-

 ベラとアビゲイルのフレック夫妻、愛息ジュノのために愛情いっぱい込めて創られたフレック家の宝物のような作品。フォスターの「草競馬」を隠れテーマにした“(I've Been Workin' on the) Railroad”を1曲目に“Pretty Polly”や“What Are They Doing in Heaven Today?”などのトラッド。ベラが書いたバンダアチェと東日本大震災津波をテーマにした歌曲(ベラも歌う!)を含む凄いオリジナル3曲に、バルトーク「子供のために」のクラシック、そしてアビーのトラッドに沿った素晴らしいオリジナル4曲(ベラとの共作2曲を含む)。アビーのボーカル力に込められた子供世代への強いメッセージとあのRB-75はもちろん、バリトンバンジョーやチェロバンジョーほか、さまざまなバンジョーを駆使した刺激的な音の世界。ふたりの、世界的な才能を存分に楽しむことができる凄いアルバムだ。ボーカルものではあるが詳細解説は、そのあまりにも美しいトーンに敬意を表してインスト物新入荷にて
  RGMCD-119 FLATT & SCRUGGS『7 Classic Albums plus Bonus Singles』CD4枚組(本体\2,750-)\2,970-

 現在入手不能のあのバンジョー経典『Foggy Mountain Banjo』を含むフラット&スクラッグスのLPアルバム7枚を発売順に収め、さらにシングル発売された13曲をプラスした4枚組CD超廉価盤全92曲集。すでに音源を持ってる人にもぜひともお薦めしたい、ブルーグラスをなんとかポップにしようとしたフラット&スクラッグスの前半期。詳細はブルーグラス新入荷にて。
  RDR-03 DONNA HUGHES『From the Heart』CD(本体\2,450-)\2,646-

 アリソン・クラウスの“My Poor Old Heart”やセルダムシーン“Sad Old Train”などの作者でもあるドナ・ヒューズの最新ソロ第5作。そのシンプルな曲名からも知れるようにかなりストレートな社会的メッセージを届けているようで、ウェブサイトにも「Changing the World with a Song」とある通り、メチャクチャ聴き応えのある詩と曲に感服だ。スコット・ベスタル(bj)、ティム・スタッフォード(gt)、ロブ・アイクス(db)、コリー・ピアット(md)、めちゃ凄い女性ジェネイ・フリーノア(fd, harmony)ら申し分ないエース達のバックアップで21曲中19曲(トム・ぺティ“Lucky”とゴスペル“I'll Fly Away”以外)がオリジナル。2006年にはトニー・ライスのプロデュースでラウンダーから全米デビューもした優れたシンガーソングライター。ブルーグラス新入荷にて
  PC-1192 PHIL LEADBETTER『The Next Move』CD(本体\2,450-)\2,646-

 今年、2度目のIBMAアワード最優秀ドブロを獲得したフィル・レッドベター(52)の3枚目のソロ最新作は超豪華なドリカム作品。2011年、ホジキンリンパ腫と診断され入院したときに共演したいリストを作成、1年半後に復帰したときから録音をはじめたという本作、ジョン・カウワンのボーカルにサム・ブッシュのチョップが煽る、まさにニューグラスリバイバル!の1曲目から次々と大物ゲストとの共演。インストではドブロ曲“Just Joshin'”でジェリー・ダグラスとロブ・アイクスとのトリプルドブロ! またスウィング定番“Sweet Georgia Brown”ではベラ・フレックとバック・ホワイトといった「えっ!」と驚きの嬉しい共演など、押し出しの強いカントリー系ボーカル(マーティ・レイボン&ジョー・ディフィ、スティーブ・ウォーリナー、ケン・メロンズ、コン・ハンリーら新旧のカントリースターたちやスティーブ・ガリー&デイル・アン・ブラッドリーやショーン・キャンプ)に囲まれながら、楽しい作品に仕上がっている。ブルーグラス新入荷にて
  CTR-0044 SHAWN LANE『Mountain Songs』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーハイウェイのマンドリンとフィドル担当のショーン・レーン、ソロとしては第2作になる最新作。パット・ウェイジズまたはジョッシュ・ミラー(bj)、ロブ・アイクスまたはジミー・スチュワート(d)、バリー・ベイルズまたはマーカス・スミス(bj)という自身の地元中心の人選で「山」をテーマにストレートに自分の出自と音楽を聴かせる。厳しいアパラチア「山の生活」をテーマにした12曲中10曲がオリジナルといった作品、21世紀を迎えても南部アパラチア山岳地帯に連綿とつづく伝承音楽のパワーの一端を、基本的にはブルーハイウェイと同様のモダンなブルーグラスサウンドで聴かせる作品。ブルーグラス新入荷参照
  BB-2014 BECKY BULLER『'Tween Earth and Sky』CD(本体\2,450-)\2,646-

 女子大生が飛びつきそうな可愛いキャッチーな1曲目(ほんでバックは、ロン・ブロックやケニー・スミスらによるハイテクブレイクの連続……)から、全編にブルーグラス出身女性シンガーソングライターらしいタッチと、素晴らしいフィドラーとしての資質から生まれるトラッドに根ざした現代ブル―グラス、ベッキー・ブラー最新第3作。全体にアパラチアの感情をまとって、そのまんまのサム・ブッシュ・バンドやティム・オブライエン&ブライアン・サットンらも参加、中でも唯一のカバー、1988年に第1回グラミー賞ブルーグラス部門を獲得したビル・モンロー曲“Southern Flavor”では、オリジナル録音と同じバディ・スパイカーやブレイク・ウィリアムズにモンロー代役ローランド・ホワイト、そしてあたらしくピーター・ローワンとのデュエットでボーカルパートを創作。ベッキーの素晴らしいアパラチア/ブルーグラス愛に満ちた大秀作、今月の一押しブルーグラスである。詳細次号
 (オールドタイム/フォーク新入荷)
  TIKI-9900 RAFE & CLELIA STEFANINI『Old-Time Tiki Parlour』DVD(本体\3,300-)\3,564-

 これは素晴らしい!超おススメのオールドタイム映像です。映像モノ新入荷参照
 カントリー新入荷)
  RCSI-1124 LEE ANN WOMACK『The Way I'm Livin'』CD(本体\3,100-)\3,348-

 来年のグラミー賞カントリーアルバム部門ノミネート作品!! キュートな愛らしい声ながらソウルフルで骨太な社会的メッセージを発するすばらしい女性シンガー、今年のIBMAアワードショウの司会をジェリー・ダグラスとともに努めたリーアン・ウォーマック(48)の第7作になるシュガーヒル最新作。である。この米国ウォルマート店頭のみの限定仕様による特別盤には本編13曲のほか、なんとギター1本だけででシンプルに歌う1955年にポーター・ワゴナーでヒット、そののちエラ・フィッツジェラルドからバーズやディランまでがカバーした「足るを知る人生」を歌った“Satisfied Mind”やジョージ・ジョーンズの“Cup of Loneliness”がボーナスとしても収められている。リーアン・ウォーマック、IBMAアワードの司会に抜擢されたことによって久々に骨のある女性に出会った。お薦めの女性シンガーである。カントリー新入荷参照
  WCRS-614 NATHAN STANLEY『Every Mile』CD(本体\2,450-)\2,646-

 2歳の頃から祖父ラルフ・スタンレーについて回り、10歳からはクリンチマウンテンボーイズの正式!?メンバーとしてステージで紹介されていたから、きっと多くの人が彼を見てきたろうネイサン・スタンレー。最新作は今年の第45回ゴスペル音楽協会(GMA)アワードのダヴ賞を受賞したサザンゴスペル作品。ゲストにカントリー界からビンス・ギルやT.グレアム・ブラウン、ゴスペル界からジェフ&シェリ・イースター、ソニヤ・アイザック、ジュディー・マーシャルほかを迎え、メインストリームのカントリーサウンドをバックに祖父ラルフ・スタンレーのテナーも参加した作品。カントリー新入荷参照
  MCR-1002 LARRY CORDLE & LONESOME STANDARD TIME『All Star Duets』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーグラス作品だが、ガース・ブルックス、アリソン・クラウス、リッキー・スキャッグス、ケニー・チェズニー、ダークス・ベントリー、トリーシャ・イヤーウッド、キャシー・マティア、デル・マッカーリーほか、カントリー界のスーパースターばかりがズラーっ!とラリー・コードルとブルーグラスでデュエットする。こんなメンツを一堂に集めることができるのは、さすが、総計5千5百万枚という売り上げを誇るソングライティングの力だろう。ブルーグラス新入荷参照!
 (映像モノ新入荷)
  TIKI-9900 RAFE & CLELIA STEFANINI『Old-Time Tiki Parlour』DVD(本体\3,300-)\3,564-

 これは素晴らしい!超おススメのオールドタイム映像です。先入観なしで、ただただこのステファニーニ父娘のすばらしいフィドルやツーフィンガーやクロウハンマーバンジョー、そしてバラッドのデュオなどを観て欲しい。長い間アパラチアの山深くに伝わって来た音楽を、さらに父レイフから娘クレリアに、そのまま受け継ぎながら発展させている様子が見事に活写されている。ブルーグラスの基本であることはもちろん、ディランやスプリングスティーンからマンフォード&サンズまで、米英系フォークの基本となる本物の民衆音楽! 真剣にアメリカンフィドルを学ぼうとする人は必見! 21世紀を迎えた現在なお、若者たちに受け継がれている「オールドタイムの今」の姿を感じ、垣間見ることができる楽しくも、大秀作のDVD映像集である。映像モノ新入荷参照
 新入荷作品詳細解説
 ■ブルーグラス新入荷
  WR-8336 MAC WISEMAN『Songs from My Mother's Hand』CD(本体\2,450-)\2,646-

Blue Ridge Mountain Blues/The Wreck of the Number Nine/You're A Flower Blooming In The Wildwood (with Sierra Hull)/Old Rattler/When It's Lamp Lighting Time in the Valley/Answer to Weeping Willow/The Eastbound Train/Put My Little Shoes Away/Answer to Great Speckled Bird/Little Rosewood Casket/I Heard My Mother Call My Name In Prayer/Will There Be Any Stars In My Crown.

 フラット&スクラッグスの記念すべき1948年の初録音に参加し“We'll Meet Again Sweetheart”を残し、1950年にはビル・モンローのブルーグラスボーイズにレスター・フラットの次に録音“Cant' You Hear Me Callin'”を残すという、ブルーグラス史に大きな足跡を残した「心からの歌声(Voice with a Heart)」と称されるマック・ワイズマン、89歳にして、おそらく生涯最高の作品のひとつである。
 その感動的な語るような歌と美声はまったく衰えず、独特のメッセージを発するイントネーションがバックアップの23歳のシエラ・ハルとのデュエットをはじめ、シエラのもっとも信頼するひとり、若きマルチプレイヤーのジャスティン・モーゼズのドブロやフィドル、ナッシュビルの大ベテラン・プロデューサーとドイツ生まれの気鋭のプロデューサー、ジミー・キャップスとトム・ジャッツのデリケートなギターにマーク・フェィンのベース。そこにジェリー・ロール・ジョンソンのハーモニカとアリサ・ジョーンズのハンマーダルシマを加えつつ聴かせる、バンジョーレスの暖かい音に囲まれたマックが母から学んだ美しいアメリカンフォークソング集。
 “Blue Ridge Mountain Blues”からはじまり、“You're a Flower Blooming in the Wildwood”、“When It's Lamp Lighting Time in the Vally”、“Answer to Weeping Willow”、“Rosewood Casket”、そして“I Heard My Mother Call My Name in Prayer”や“Will There Be Any Stars in My Crown”ほか、その美しくも感動的な全12曲、メチャクチャいいアルバムである。この素敵なアイデアのプロデューサーは、ワシントンDCグラスからナッシュビルのジャーナリストとなったピーター・クーパー(ムーンシャイナー誌でお世話になってます!!)と、ドイツでブルーグラス大好きながらロックやクラシックギターで生計を立てていたものの2003年に夢を実現するためにナッシュビルに移ったというトム・ジャッツ、ふたりの非ナッシュビル人が創るディープで、かつ聴きやすい本物のトラッド……といった、知的なコンセプト。
 ブルーグラスとは、バンド全体のアンサンブルから醸し出されるサウンド全体を捉えて評価する、というのが一般的、というか、とくに日本においての価値基準になっている。なぜなら、メインである歌手の歌う意味がすぐには分からないから、全体をトータルなイメージとして音楽を判断することになる。もちろん、そのことに善悪などあろうはずはなく、音楽の楽しみ方のひとつとして、米国のミュージシャンからも高い評価を受けてきたことは言うまでもない。そんな中、バンドアンサンブルなどには構わず、どこにでもギター1本を担いで現れ、ローカルなバンドをバックにその「心からの声」を聴かせてきたマック・ワイズマンの評価は、日本では当然ながら、低い。しかし米国で、あれほどの人気を保ちつづけ、ときおり、驚くほどの名盤をものにするマック・ワイズマンが89歳にして、おそらく生涯最高傑作を発表した。暖かいボーカルと絶妙なアコースティックにくるまりたい方へ、大大大!推薦アルバムである。 
  RDR-03 DONNA HUGHES『From the Heart』CD(本体\2,450-)\2,646-

Hard Hearted/Lucky/There’s No Place Like Home/I Love To Be With You/The Red Oak Tree/Walmart Checkout Line/I Wanna Grow Old With You/Easy To Love/Gone/Walk By Faith, Not By Sight/Daffodils/Facebook/Love/Dog On A 10 Foot Chain/In The Past/Make Me Or Break Me/Where The Good Daddies Go/Nothing Left To Say/The Way I Am/Waiting/I’ll Fly Away.

 アリソン・クラウスの“My Poor Old Heart”やセルダムシーン“Sad Old Train”などの作者でもあるドナ・ヒューズ、最新ソロ第5作。スコット・ベスタル(bj)、ティム・スタッフォード(gt)、ロブ・アイクス(db)、コリー・ピアット(md)、めちゃ凄い女性ジェネイ・フリーノア(fd, harmony)ら申し分ないエース達のバックアップで21曲中19曲(トム・ぺティ“Lucky”とゴスペル“I'll Fly Away”以外)がオリジナル。2006年にはトニー・ライスのプロデュースでラウンダーから全米デビューもした優れたシンガーソングライター。そのシンプルな曲名から知れるようにかなりストレートな社会的メッセージを届けているようで、ウェブサイトにも「Changing the World with a Song」とある。
 ノースカロライナのピードモント地方出身、バプティスト教会で鍛え上げたらしい伸びと張りのあるカントリーボイスがアコースティックでソリッドなブルーグラスのサウンドを上手く乗りこなしているといった、たとえばベッキー・ブラーのようなブルーグラス育ちではない彼女の感性が、ベッキーとは違った生き生きとした曲にうまく乗っている。
 たとえば、老夫人との交流と死“Gone”や、鎖に繋がれた犬の目から見た“Dog on a 10 Foot Chain”という悲しい曲、ワンちゃんは言う「What did I do wrong, what did I do? I just want someone to love me, because I love you. Whatever I did wrong, maybe I can change, No one knows how hard it is, how hard it is to be………. a dog on a 10 foot chain. The world is big and beautiful, But I’ll never see it all, Maybe when I go to Heaven, Someone will throw me a red ball.」。―――そんな涙を催すような犬好きにはたまらない物語から一転して“Facebook”は、「facebook was made by the devil, Facebook was made in hell, Facebook is nothing but tramps & cheatin', Causin relationships to fail.」と歌い、ウォルマートに列を作る悲しい人たちの歌などと、様々な米社会のシチュエーションを歌いあげる。ただ者ではない才能、というか生き方を感じるブルーグラスシンガーである(彼女のサイト“Albums & Lyrics”に歌詞がある)。
 山の生活を背負っていたブルーグラスが近年、様々な人の生活を描くようになっている。そんなブルーグラスに、女性の視線であたらしい世界観を与えるような素晴らしい作品だと思う。最後の曲は自身のピアノとジェネイのフィドルとハーモニーにチェロ(ジョン・キャッチングス)を加えて聴かせる“I'll Fly Away”。ちなみにドナ、本作と同時にピアノとフィドル、チェロ、ベース(マーク・フェイン)によるアルバム『Fly』を発表している。サイトの歌詞とともに味わってほしい。21曲、おなか一杯になりますよ……!?
  MCR-1002 LARRY CORDLE & LONESOME STANDARD TIME『All Star Duets』CD(本体\2,450-)\2,646-

Against The Grain (feat Garth Brooks)/Mama Don’t Forget to Pray For Me (Diamond Rio)/Highway 40 Blues (Ricky Skaggs)/Lonesome Dove (Trisha Yearwood)/The Bigger The Fool - The Harder The Fall (Del McCoury)/The Fields of Home (Kenny Chesney)/Lonesome Standard Time (Kathy Mattea)/Murder on Music Row (Daryle Singletary/Kevin Denney)/You Can’t Take It With You When You Go (Dierks Bentley)/Cure For The Common Heartache (Terri Clark)/Rough Around The Edges (Travis Tritt)/Two Highways (Alison Krauss).

 1983年、一躍カントリー音楽界の寵児となったリッキー・スキャッグスに“Highway 40 Blues”という曲を提供しナンバーワンヒット! リッキーをスーパースターに押し上げたラリー・コードル(65)、リッキーの5歳年上の幼なじみだ。ガース・ブルックス、アリソン・クラウス、リッキー・スキャッグス、ケニー・チェズニー、ダークス・ベントリー、トリーシャ・イヤーウッド、キャシー・マティア、デル・マッカーリーほか、カントリー界のスーパースターばかりがズラーっ!とラリー・コードルとデュエットする。超豪華ブルーグラスとカントリー共演アルバム。
 お爺ちゃんがクロウハンマーとフィドルを弾き、何もすることのない田舎でジャムが最大の楽しみだったという子供時代にご近所さんのリッキーとはともに遊んでいたのだろう。高校を卒業後、4年間海軍で過ごしたのちモアヘッド州立大学で資格を取り、卒業後は監査会社に就職、昼は仕事で夜は音楽の生活開始するが1983年、リッキーのナンバーワンヒットが人生を変えた。1985年、リッキーの勧めでナッシュビルに移り、リッキーが立ち上げたあたらしい出版社で、週給200ドルのソングライターとなる。しかし、そこで出会ったジム・ラッシングやカール・ジャクソンらとともに幸運が訪れ、1980年代のネオカントリーと呼ばれる復古ブームに乗ってソングライターとして成功していく。ブルーグラスにも「歌」の説得力が殊更に求められるようになったのもこの頃からである。本作に登場する前述アーティスト以外にも、ロレッタ・リン、ジョージ・ストレイト、リーバ・マッキンタイアーをはじめ、現在までにラリーは総計5千5百万枚以上の印税を稼いでいるという。
 1990年にフィドラーのグレン・ダンカンと立ち上げた自身のバンド、ロンサムスタンダードタイムはラリー・パーキンスのスクラッグスもどきのトーンとともに1992年、センセーショナルなデビューを飾りグラミーに最終ノミネートされている。以来、ソングライティングの超売れっ子となりながら、ブルーグラスミュージシャンとしてバンドを維持、アルバム8枚を発表している。2007年作『Took Down and Put Up』(\2,646-)の在庫あり。
 本最新作のバックにはグラスカルズのクリスティン・スコット・ベンソン、ギターにブライアン・サットン、マンドリンにはアンディ・レフトウィッチ/クリス・デイビス、強力フィドルのジェネイ・フリーノア/ティム・クロウチ、ドブロにはキム・ガードナー/ランディ・コーアズ……。とにかく、ガースからアリソンまで、こんなメンツを一堂に集めることができるのは、さすが、総計5千5百万枚という売り上げを誇るソングライティングの力だろう。カントリースーパースターがブルーグラスするのも聴きモノだ。
  PC-1192 PHIL LEADBETTER『The Next Move』CD(本体\2,450-)\2,646-

Ramblin' Rolling Stone/I've Never Seen a Love that Wasn't Blind/Baptism/Just Joshin'/Jesus, My Old Dog and Me/Hole in the Earth/Georgia on My Mind/Leadbelly/Pull the Trigger/I'm a Modern Day Interstate Gypsy/Sweet Georgia Brown/When the Roll is Called up Yonder.

 ジョン・カウワンのボーカルにサム・ブッシュのチョップが煽る、まさにニューグラスリバイバル!の1曲目、“Just Joshin'”ではジェリー・ダグラスとロブ・アイクスとのトリプルドブロ! またスウィング定番“Sweet Georgia Brown”にベラ・フレックとバック・ホワイトという70年代からのファンにはたまらないコラボなど、今年、2度目のIBMAアワード最優秀ドブロを獲得したフィル・レッドベター(52)の3枚目のソロ最新作は超豪華なドリーム作品。
 1962年、東テネシーのノックスビルで生まれ、ブルーグラスが新時代に突入した1974年にドブロを弾きはじめたフィル、1975年以来、若い友人らとバンドを結成、1982年にはノックスビルの万国博覧会ではほとんど毎日演奏したという。8年間の看護師の職を捨て、グランパ・ジョーンズやバーン・ゴズディンらカントリーシンガーのバックを務めたのち1990年から11年間、J.D.クロウ&ニューサウスに参加、『Flash Back』(1994)と『Come On Down To My World』(1999)を残しその間、デビューソロ『Philbuster』(1997)を発表している。2001年にニューサウスを離れてダレル・ウェッブらとワイルドファイア―結成、2003年にはギブソン社が持つドブロ・ブランドからフィル・レッドベター・シグネチャーモデルを発表、2005年にソロ第2作『Slide Effects』を発表、同年のIBMA年間最優秀インストアルバムとドブロ奏者をダブル受賞。2006年にはスティーブ・ガリーとグラスタウン結成、2010年にはバック・ホワイトのザ・ホワイツに参加するが、2011年、がんの一種といわれるホジキンリンパ腫と診断され、2年間治療に専念、2012年12月には回復してデール・アン・ブラッドリー・バンドに参加、2013年から取りかかったのが入院中に創った共演したい夢のリストの実現、つまり、本作である。
 その夢の共演リストは前述のブッシュ/カウワン、ダグラス/アイクス、そしてフレック/ホワイトのほか、マーティ・レイボン&ジョー・ディフィ、スティーブ・ウォーリナー、ケン・メロンズ、コン・ハンリーら新旧のカントリースターたちやスティーブ・ガリー&デイル・アン・ブラッドリー、ショーン・キャンプらのブルーグラスシンガーら。そしてバックアップには、高校時代の来日組シエラ・ハルとコーリー&ジャロッド・ウォーカー兄弟のほか、ジェイク・スタージェル、息子マット・レッドベリーら若手スーパーピッカーらにベテラン勢のスティーブ・トーマス、マイク・バブ、ケニー・スミス、ティム・クロウチ、チャーリー・クッシュマン、カール・ジャクソン、ドン・リグスビー、アラン・バイビー、マーク・ニュートンなどといった豪華メンバーだ。
  CTR-0044 SHAWN LANE『Mountain Songs』CD(本体\2,450-)\2,646-

Mountain Songs Of Yesterday/Charlestown/Top Of The Mountain/A Mother's Prayer/It's Time To Roll/Hidden Valley/Just Not Today/We Must Be In Heaven/A Little While/Journey of a Soldier/Texas On My Mind/Amazing Grace.

 ブルーハイウェイのマンドリンとフィドル担当のショーン・レーン、ソロとしては第2作になる最新作。パット・ウェイジズまたはジョッシュ・ミラー(bj)、ロブ・アイクスまたはジミー・スチュワート(d)、バリー・ベイルズまたはマーカス・スミス(bj)という自身の地元中心の人選で「山」をテーマにストレートに自分の音楽を聴かせる。
 バージニア州南西部、カーターファミリーやスタンレー兄弟の故郷にも近い南部アパラチア、クリンチマウンテンのど真ん中、フォートブラックモアに1971年生まれ。1990年にルー・リード、93年にはリッキー・スキャッグスのケンタッキーサンダーを経て、1995年にブルーハイウェイを創設、以来20年間、メンバーチェンジなしのバンドを全員プレイで、2012年のIBMA最優秀ボーカルグループ受賞など確たる人気を誇っている。2003年、レベルから『All for Today』を発表、今作が2枚目のソロだ。この10月、ネバダとカリフォルニアのアールズ・オブ・レスターのコンサートではティム・オブライエンの代理として参加、フラット&スクラッグスを嬉々として演じたと報じられている。
 ブルーハイウェイではコンテンポラリーなブルーグラスをあっさりとしたボーカルで聴かせるショーン。しかし、彼がここに収めたのは、自身の祖父から聞いた話などをもとに、兄弟や息子ふたりと娘も参加、厳しいアパラチア「山の生活」をテーマにした12曲中10曲がオリジナルといった作品、21世紀を迎えても南部アパラチア山岳地帯に連綿とつづく伝承音楽のパワー、これって、ほんま、何なんだろうね……。ここに収められているロニー・ボウマンとの共作“A Mother's Prayer”はラルフ・スタンレーの2011年作アルバムのタイトルトラックになっているように、ヒットや世の中の流れなどとは無縁に、また国や民族が違っても、何か普遍的な感覚が響き合う、山の魂ってあるのかもしれない。
 ラス前11曲目、“Texas on my Mind”は、唯一の他人の曲をオシャレなスウィング風味に演じてみせ、そして最後のトラッドゴスペル曲“Amazing Grace”は、自身のマンドリン1本に息子グレイソンのソロボーカルのみという……、最後の2曲だけはちょっと雰囲気が違うが、自分の出自に素直な、自然体のアルバムなのだろう。
  RGMCD-119 FLATT & SCRUGGS『7 Classic Albums plus Bonus Singles』CD4枚組(本体\2,750-)\2,970-

 これは凄い!! 現在入手不能のあの『Foggy Mountain Banjo』を含むフラット&スクラッグスのアルバム7枚とシングル13曲の全92曲集。1957年から1962年まで、フラット&スクラッグス最初期のアルバム7枚を発売順に並べたCD4枚組アルバム、しかもこの価格!である。とにかく『Foggy Mountain Banjo』(1961)が入っているだけで十分モトは取れる!!
 ほかに極めつけブルーグラス界最大名盤『Foggy Mountain Jamboree』(1957)、そしてマザーメイベルをゲストに迎えたカーターファミリー曲集『Sounds of the Famous Carter Family』(1961)、ゴスペルアルバム『Songs of Glory』(1960)、わたし大好きな「とろけるレスター」と有名アメリカンフォークソングが楽しめる『Folk Songs of Our Land』(1962)のコロムビアのアルバム5枚と、マーキュリー時代(1948〜1950)の録音集『Country Music』(1958)と『with the Foggy Mountain Boys』(1960)の2枚の、合計アルバム7枚が収められている。
 シングル13曲には“Big Black Train”、“Don't Let Your Feal Go Down”、“I'll Go Stepping Too”、“I Don't Care Anymore”、“Dim Lights Thick Smoke”など、なぜかアールズ・オブ・レスターと符丁を合わせたような選曲ほか、わたしが最初に惚れた“The Old Home Town”や、クリス・シーリ&マイケル・デイブズのタイトル曲で当時放送禁止となった“I'm Gonna Sleep with One Eye Open”、そしてレスターが娘プレンダを歌った“Mama's and Daddy's Little Girl”など17曲。
 フラット&スクラッグスの前半を極めるには有益な、たとえ皆さんのお手持ちとダブりがあったとしても、順に聴いていくだけでも、とにかく持って置いて損はない、……というか、初期ブルーグラス音楽最大の功労者による「ブルーグラス音楽」がもつその核心/音楽性と大衆/ポップ性を知る、重要な4枚組がこの値段!である、と言える。
 ■インスト新入荷
  ROU-3626 BELA FLECK & ABIGAIL WASHBURN CD歌詞付き)(本体\2,450-)\2,646-

(Railroad/Ride To U/What'cha Gonna Do/Little Birdie/New South Africa/Pretty Polly/Shotgun Blues/For Children: No 3 Quasi adagio, No 10 Allegro molto - Children's Dance/And Am I Born To Die/Banjo Banjo/What Are They Doing In Heaven Today?/Bye Bye Baby Blues.

 ベラとアビゲイルのフレック夫妻、初めての子供、ジュノのために愛情いっぱい込めて創られたフレック家の宝物のような作品。フォスターの「草競馬」を隠れテーマにしたアビーの祖母の代から歌い継がれるトラッド“(I've Been Workin' on the) Railroad”を1曲目に“Pretty Polly”や“What Are They Doing in Heaven Today?”(感動的な曲に凄いベラ間奏!)などのトラッド。ベラが書いたバンダアチェと東日本大震災津波をテーマに地球温暖化への警鐘“What'cha Gonna Do”(ベラも歌う!)や、マンデラが大統領になった翌1995年に西アフリカツアーをする前夜に書いたという“New South Africa”や“Banjo Banjo”、そしてバルトーク「子供のために」から第3番と10番のインスト、そしてアビーのトラッドに沿った素晴らしいオリジナル4曲(ベラとの共作2曲を含む)。
 ちなみにベラ、そのフルネームはベーラ・アントン・レオシュ・フレック。その名前は、ハンガリー生まれでニューヨークで没した民俗音楽研究家でもあったクラシック作曲家バルトーク・ベーラ(Bartok Bela, 1881-1945)、ウィーンの前衛音楽家アントン・ヴェーベルン(Anton Webern, 1883-1945)、チェコ東部の作曲家で出身地方の民族音楽の旋律からオペラをはじめ多くの作品を残したというレオシュ・ヤナーチェク(Leo? Jana?ek, 1854-1928)の3人から名前をもらっている。両親は確信犯!?
 どの曲も明確なメッセージが心に届く強さと同時に、あのRB-75はもちろん、バリトンバンジョーやチェロバンジョーほか、さまざまなバンジョーを駆使した刺激的な音の世界。ふたりだけで、アビーのボーカルとベラのバンジョーという世界的な才能を存分に楽しむことができる凄いアルバムだ。ビルボードブルーグラスチャート初登場1位は当然だが、ナント総合チャートで118位という、さすがの知名度。バンジョーとアメリカントラッド音楽を愛するすべての方にお薦めできる、凄い、究極のファミリーミュージックとも言えようか……次世代に伝わる音楽である。
(ウィキペディアより)
 ウォッシュバーンが初めてフレックと出会ったのはナッシュビルのスクエアダンスパーティ、彼女は踊り、彼は弾いていた。2007年8月、彼女と彼がつき合いはじめたと報じられた。2009年5月、ゴシップサイトのブルーグラス・インテリジェンシーが、「ふたりは男子を設け、神聖バンジョー皇帝を継承する」と約束しているというケイシー・ドリーセンのジョークを紹介、ふたりの結びつきを風刺している。2010年2月、アスペンタイムズ紙はふたりが夫婦であることを報じた。2013年5月19日の日曜日、ウォッシュバーンは男児を出産、子供はジュノ・フレックと名付けられた。(プクプクとしたジュノの可愛い写真がインナージャケットを飾っている) 
 ■オールドタイム新入荷
  BACM-454 WADE MAINER & ASSOCIATES CD(本体\2,450-) \2,646-

Come Back To Your Dobie Shack/Riding On That Train 45/Memory Lane/Johnson’s Old Grey Mule/I Met her At A Ball One Night/Wild Bill Jones/Goin’ To Georgia/Pale Moonlight/Hop Along Peter/John Henry Was A Little Boy/Mother Came To Get Her Boy From Jail/Cowboy’s Pony In Heaven/ Maple On The Hill/Little Pal/Watermelon On The Vine/ Take Me In The Lifeboat/Down In The Willow Garden/Short Life Of Trouble/Always Been A Rambler/ Been Foolin’ Me Baby/Free Again/Gathering Flowers From The Hillside Train Carry My Girl Back Home/Ramshackle Shack.

 ブルーグラスに限りなく近いプリブルーグラスの代表格、ノースカロライナ州アッシュビル周辺、ジョージ・バックナーと同じウィバービル出身のメイナー兄弟の弟、ツーフィンガー奏法を確立したともいわれるバンジョー奏者として高名なウエイド・メイナー。1907年生まれで2011年、104歳までの長寿をまっとうした彼のレパートリーは、そのままフラット&スクラッグスらに受け継がれているように、ブルーリッジの伝統の中で20世紀に入って整えられたブルーグラス以前のストリングバンドの典型でもあった。当時25歳、ブラザーデュオで人気の出はじめたビル・モンローや12歳のアール・スクラッグスがいかにブルーグラスをイメージしていったのか? 1936〜1937年に録音されたこれら24曲から想像するのも楽しい。ブルーグラスをより深く知るためには必ず知っておきたい貴重な音源である。
 ■カントリー/ポップ新入荷
  RCSI-1124 LEE ANN WOMACK『The Way I'm Livin'』CD(本体\3,100-)\3,348-

 Prelude: Fly/All His Saints/Chances Are/The Way I'm Livin'/Send It On Down/Don't Listen To The Wind/Same Kind Of Different/Out On The Weekend/Nightwind/Sleeping With The Devil/Not Forgotten You/Tomorrow Night In Baltimore/When I Come Around. plus bonus: Satisfied Mind/Cup of Loneliness.

 なんと!来年のグラミー賞カントリーアルバム部門ノミネート作品!! 米国ウォルマート店頭のみの限定仕様による特別盤、今年のIBMAアワードショウの司会をジェリー・ダグラスとともに努めたリーアン・ウォーマック(48)の第7作になるシュガーヒル最新作。タイトル曲のプロモ映像(名前とタイトルで検索)では、ヘビーな内容のカントリーロック調の曲ながらイーサン・バリンジャーとサム・グリスマンのブルーグラス2世たちが出演。そもそも1984年に、マイク・バブやロン・ブロックを輩出したサウスプレインズ大学(米国でいち早くブルーグラスやカントリーを正式学科に導入した単科大学)に通いはじめて音楽に目覚めたというリーアン。
 もっともヒットしたのは彼女の音楽志向とは真逆のポップ要素を多く取り入れた2000年の作品『I Hope You Dance』だが、デビュー当初からリッキー・スキャッグスやザ・ホワイツらとのコラボで名を上げていったトラッド派。2005年にはアルバム、『There's More Where That Came From』でアルコールと裏切り/不倫というテーマにペダルスティールとストリングスといった、ロレッタ・リンやバーバラ・マンドレルらに通じる60〜70年代の正統派カントリーに戻り大きな評価を得たという。そののちもカントリー王道テーマでクロート筋の評価を得ながら、サウスプレインズ大学以来のブルーグラスファンとしても知られているという。たとえば、ステュアート・ダンカンやブライアン・サットンと組んで南北戦争をテーマにしたカントリー音楽博物館でのワークショップ(Lee Ann Womack, The Legend of a Rebel Soldierで検索)などで、テキサス生まれながらケルトの愁いを含んだアパラチア系のすばらしく感動的な歌声が堪能できる。基本、キュートな可愛い声の持ち主ながらソウルフルで骨太なメッセージを発する女性シンガーである。
 この最新作でも、ニール・ヤングの "Out On The Weekend," をはじめディキシー・チックスの“Traveling Soldier”の作者ブルース・ロビンソンや幽玄なトラッドシンガー、ミンディ・スミスらの作品を取り上げながら、現代的なアルコール中毒や物質/実利至上主義などに対する社会メッセージを込めたゴスペル的なスピリチュアルソングを軸にしたすばらしい作品となっている。バックアップにはCMAアワードで5年連続最優秀ミュージシャンに選ばれているマック・マカナリー(gt,piano,key,mandocello)、デューク・ルバイン(gt)、ポール・フランクリン(pedal steel gt)、オウブリー・ヘイニー/ハンク・シンガー(f)、プロデュースも担当するグレン・ウォーフ(bs)ほか、夫であるフランク・リッドルの総合プロデュースのもと、現在のトップナッシュビルミュージシャンたちがぺダルスティールをフィーチャーしたカントリーらしいサウンド作り。シュガーヒルというレーベルに移ったことでより個人的なメッセージが強くなり、それだけ濃い内容がグラミー会員らに評価されたのだろう。
 この米国のウォルマート店頭のみでしか入手できない特別盤にはギター1本でシンプルに歌う1955年にポーター・ワゴナーでヒット、そののちエラ・フィッツジェラルドからバーズやディランまでがカバーした「足るを知る人生」を歌った“Satisfied Mind”やジョージ・ジョーンズの“Cup of Loneliness”ながボーナスとしても収められている。リーアン・ウォーマック、IBMAアワードの司会に抜擢されたことによって久々に骨のある女性シンガーに出会った。
 2013年6月号と7月号(各\540-)にてジョージ・ジョーンズ追悼特集「カントリーソングとは何か?」を連載しています。米国でなぜカントリー音楽が人気を持ち続けるのか?興味のある方は読んでみてください。
  WCRS-614 NATHAN STANLEY『Every Mile』CD(本体\2,450-)\2,646-

Where Will You Go/Every Mile/Lord You're The Best Thing/Piece Of Clay!/Let Me In Your Heart/I Know Jesus Will See Me Through/Heart That Will Never Break Again!/Where No One Stands Alone/Baptism Of Jesse Taylor/Green Pastures/Would You Be Ready!/Hand In Hand With Jesus/You Can't Make Old Friends.

 ラルフ・スタンレーの孫、ネイサン・スタンレーの通算7枚目となる最新作。ナッシュビルのメインストリームカントリーサウンドをバックにしながらもラルフのテナーや“Green Pastures”などというトラッドも取り入れつつ、ビンス・ギルを意識したような甘いボーカルでサザンゴスペル市場に打って出た作品。その狙いは成功、今年の第45回ゴスペル音楽協会(GMA)アワードのダヴ賞を最優秀ブルーグラス作品として受賞している(どこがブルーグラスやネンという声はさておき、プロダクションと狙いは当たったのだから……)。
 つまり、「サザンゴスペル」というマーケットはムーンシャイナー11月号から12月号にかけて「ブルーグラス史観によるアメリカ歴史概論」で特集しているように、音楽スタイルではなく、南部白人の教会やリバイバル集会で歌われる福音の歌を対象に存在するもの。「プリンスオブブルーグラス」を名乗るネイサンだから、スティールギターやエレキなどのカントリーサウンドをバックにスタンレー家伝来の唱法を使ってサザンゴスペルマーケットに切り込んでもいいのだ。ブルーグラスという音楽と言葉が、21世紀を迎えてようやく一般的になったとはいえ、一般リスナー(大衆)がそれがブルーグラスかどーかなんて、まったく関係ないわけで、要は心に響く音楽を届けてくれればいいのだ。
 ゲストにカントリー界からビンス・ギルやT.グレアム・ブラウン、ゴスペル界から(もとはブルーグラス出身の)ジェフ&シェリ・イースター、ソニヤ・アイザック、ジュディー・マーシャルほかを迎え、メインストリームのカントリーサウンドをバックに祖父ラルフ・スタンレーのテナーも参加したカントリーとしてよくできたサザンゴスペル作品だ。
 ■映像モノ新入荷
  TIKI-9900 RAFE & CLELIA STEFANINI『Old-Time Tiki Parlour』DVD(本体\3,300-)\3,564-

Ladies Fancy/Lady Hamilton/Walking Boss/Fire on the Mountain/Fort Smith Breakdown/Wild Rose of the Mountain/Give the Fiddler a Dram/Cripple Creek/Jack Wilson/Let Me Fall/Dusty Miller/Ma Ferguson/Old-Time Train 45/Sales Tax Toddle/Throw the Soapsuds in the Corner of the Fence/Hog-Eyed Man/Davy, Come Back Home and Act Like You Ought To.

 オールドタイムフィドルの伝統を見事に受け継ぐ姿を観せてくれるオールドタイムの傑作DVD! レイフとクレリアのステファニーニ父娘。オールドタイムというとスクラッチノイズと調子っぱずれの聴き苦しい音楽と思っている人は、おそらく戦前のレコードを無理やり聴いたトラウマかもしれない。これはオシャレなL.A.のデビッド・ブラガー邸のパーラー(リビングルーム)で開かれるハウスコンサートをイメージして収録されたA級映像作品。伝統、つまり彼らが学んだオリジンの手法に則りながらも彼らふたりのオールドタイムグルーヴを創っていく姿が微笑ましく美しい!
 ふたりのフィドルのみならず、レイフの見事なクロウハンマーと、あまり見ることのないツーフィンガースタイルのバンジョーとフィドル、またクレリアのギターなどでのボーカルとデュオなども聴かせる。また、オールドタイムではあまり聴かれないツインフィドルのハーモニーを見事に組みあげたり、ふたりそれぞれのフィドルソロもまた聴かせる。ビル・モンローがこんなところからイメージを得たのだなとか、アールのフィドルに対する感情のバリエーションなど、想像が膨らむ。
 父のレイフは北イタリアのボローニャ出身。多くの我々と同様、フォークリバイバルでブルーグラスやブルースを発見、レイフの場合はドック・ワトソンからニューロストシティランブラーズを経由してオールドタイムストリングバンドの本丸、ハイウッズストリングバンドにはまり米国詣でを繰り返し、ついには1983年に移住してしまったという。
 クレリアはそんな家庭に1990年生まれ、両親に連れられてフェスやフィドラーズコンベンションを回っていたが14歳のとき突然、ノースカロライナ州マウントエアリーのフィドラーズコンベンションでローンマウンテンヒルトッパーズのジョー・バーチフィールドが弾く"Old-Time Train 45"(本作にも収められている)のジャムに出会い、「フィドルを弾きたい!」と言い出したという。そののち、父からすべてを吸収、ついにはクリフトップというオールドタイム界でもっとも知られるコンテストで2013年のチャンピオンになり、オールドタイムフィドルのナンバーワンの位置を得たという。
 レイフとクレリアが創るグルーヴ、そのボウイング込められたオールドタイムフィドル特有のグルーヴをジックリと観て欲しい。ブルーグラスやトラッドフォークを志す者なら、きっと何か大切なものをふたりからもらえそうな気がする。伝統に則りながらも彼ら自身のフィドル音楽を創っていく様子がすばらしい!
 ちなみにふたりが使うフィドルはレイフの弟で、ともにオールドタイムバンドを組んでいたブルーノ・ステファニーニがイタリアのボローニャにある自身のバイオリン工房で製作したものという。
 最近作/お勧め作、再入荷
 (すでに新入荷で紹介済の作品たちです)
 ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
 (最新12月号、記事や特集などの話題作品です)
  JMD-002A タロー&ジョーダン『初心』CD(本体\2,000-) \2,160-

 12月号ので特集されているマンドリンとギターの強烈インストデュオ、タロー&ジョーダン、2012年のデビュー作『Did I Laugh in Your DReam?』(\2,160-)につづく最新第2作。いとうせいこう氏がジャケットに「このめくるめく弦の嵐!」と寄せているように、ブルーグラス超絶技巧のフラットマンドリン「井上太郎」と、ドロップ“D”の強力アイリッシュビートのアコースティックギター「ジョーダン・マコンネル(Jordan McConnell)」、2本の弦楽器のみで奏でられる素晴らしいオリジナルインスト集。日本発の環太平洋室内弦楽、ブルーグラスとアイリッシュ、日本と北米、マンドリンとギター……、まったくあたらしい21世紀のアコースティックアンサンブルを応援して下さい...!! 
  BACM-330 LULU BELLE & SCOTTY『The Sweethearts of Country Music』CD(本体\2,450-) \2,646-

 「カントリー音楽界の恋人たち」と呼ばれ、戦前に絶大な人気を博したたルル・ベル&スコッティ夫妻の物語りが特集。"Remember Me"と"Have I Told You Lately That I Love You?"、2曲の大ヒット曲を含む決定盤。
  【ムーンシャイナー12月号レビュー紹介作品】
  ●THR-4121 CLAIRE LYNCH BAND『Holiday!』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ブルーグラス歌姫クレア・リンチが若手強力ピッカーを従えて初のクリスマス集。デリケートでキュートなクレアの歌声がスウィンギーに12月を包み込みます。 
  ●MH-1533 BALSAM RANGE『Five』CD(本体\2,450-) \2,646-

 2014年IBMAアワード、年間最優秀エンターテイナー、年間最優秀ボーカル・グループ、年間最優秀男性ボーカル(バディ・メルトン)受賞の話題作!
  ●REB-1853 JIMMY GAUDREAU & MOONDI KLEIN『If I Had A Boat』CD(本体\2,450-) \2,646-

 70年代SSWの名曲などを美しいブラザーデュオに仕上げるDCグラスの継承者ジミー・グドローと ムーンディ・ライン最新第3作。
  ●PATUX-256 RUSS CARSON『Avenue of the Giants』CD(本体\2,450-) \2,646-

 1978年製ゴールドスター「GF-100W」を宝物のように弾くラス・カ−ソン、現在リッキー・スキャッ グス&ケンタッキーサンダーのバンジョー奏者、最新第2作である。
  ●BSOL-002 BLUESIDE OF LONESOME『Take Me In Your Lifeboat』CD(本体\926-)\1,000-

 ブルーサイドオブロンサムの2枚目の7曲入り最新ミニアルバム。今回は坂本愛江の女性ボーカルをフィーチャー。
  ●DNP-1326 DAVID NAIDITCH『Bluegrass in the Backwoods』CD(本体\2,450-) \2,646-

 高校時代に来日したクリスチャン・ウォード(fd)とシエラ・ハル(md)ほか、ダンカン/ブロック/アイクスらトッププレイヤーががBGインスト有名スタンダードの美味しい曲集に刺激的な音世界を創る。
 ■ブルーグラス最近作/お勧め作
  REB-1846 LARRY SPARKS『A Classic 50th Celebration: Lonesome and Then Some...』CD(本体\2,450-) \2,646-

 アリソン・クラウスとジュディー・マーシャルというふたりの最高の歌姫を伴った“Green Pastures”、このすばらしいトリオハーモニーと乙女たちvsラリー三様のソロだけでも満足しそうなラリー・スパークス最新作は、さらにボビー・オズボーン、カーリー・セクラー、ジェシー・マクレイノルズ、そしてビル・モンローという第一世代との共演も収めたデビュー50周年記念の素晴らしい内容のトラッドグラス作品。1964年、スタンレーブラザーズに参加してから50年、1947年9月25日生まれというから67歳、まだまだ脂の乗り切ったラリー、素晴らしい最新作だ。川口市国際交流プログラムに来たときは高校生だったタイラー・マリンズ君の素晴らしいバンジョーイントロで始まるジミー・スキナー作のスタンダード名曲“Will You Be Satisfied That Way"の一曲目から、デビッド・ハービーのマンドリンとロン・スチュワートのフィドルという申し分ないバックアップで、スタンレーの“Loving You Too Well"、モンローの“Letter from My Darling"、フラット&スクラッグスの“Dim Lights Thick Smoke"など、御三家ものを揃え、さらにハンク・ウィリアムズの“Sing, Sing, Sing"からビル・モンローとのデュオ“In the Pines"で終える全18曲。全ブルーグラスファンにとって、デル・マッカーリーとともにかけがえのないブルーグラスの真髄を伝えるアーティストとして尊敬を受ける。その50年の音楽は、一地方音楽だったブルーグラスの素晴らしいお宝だ! 深く味わい聴くべし!
  PC-1157 JACK COOKE『Sittin' on Top of the World』CD(本体\2,450-)\2,646-

Gotta Travel On/I'm Walking the Dog/North to Alaska/Dark Hollow/Long Black Veil/My Little Georgia Rose/On and On/Sugar Coated Love 他全15曲

 2006年作品、久々の再入荷紹介! 何がホンモノか……、人によって違うことを承知で「これッ、ジャック・クックは本物」です! わたしにとって、これがホンモノのブルー・グラス・ボーイの歌い方なんです。そう、エド・メイフィールドも若きデル・マッカーリーやピーター・ローワンも、そしてカーティス・ブラックウェルやジム・マッコールら、これがビル・モンローの子供たちの歌い方なんです。レスター・フラットやマック・ワイズマンではないしジョージ・ジョーンズでもない、つまり、色気や艶を意識しない中から生まれる無垢なマウンテンソウルとでも申しましょうか……、なんですよ、とにかく。きわめてあっさりと歌いつつ、ヒットするべき音に自然に気持ちが意識せずに持ち上がっているという唄い方(聴かせ方、ややカーター・スタンレーには少し近いかも知れんけど)。……ん、何言ってるか分からん?ですよね。ま、聴いてみてください。選曲抜群、バック抜群(ロニー・マッカーリー、ジェイソン・カーター、ラルフクローンのスティーブ・スパークスマンetc、こんな唄い方、選曲にはこれしかない弾き方)、ハーモニー(モンロー在籍時に同期のこともあったデル・マッカーリーほか)、とにかくジャック・クック、ラルフ・スタンレーのベーシストとして長年勤める彼、わたしも70年代に彼のアルバムを本気で創りそうになった思い出がある。70才にしてこのはりのある声、そして気持ちの持って行きよう…、正しいテンポの"My Little Georgia Rose"からデルとのデュエット"On and On"そしてジャックのトレードマークのタイトル曲への流れは圧巻である。1963年の、もう1曲のトレードマーク"Let Me Rest at the End of My Journey"を含むライブ録音2曲がボーナス(このときのGランも正しいブルー・グラス・ボーイ・スタイル)。完全脱帽の正統トラッドグラス。
  THR-9001 HOT RIZE『When I'm Free』CD(本体\2,450-)\2,646-

 1980年代のネオトラッドグラスをリードしたホットライズが19年ぶりの新作にして24年ぶりのスタジオ制作に挑んだ話題作。1979年、ビル・モンローのカバー“Blue Night”を1曲目に、フラット&スクラッグスのスポンサー、マーサホワイト製粉社のふっくら膨らむキャッチフレーズをバンド名に、焼きたてのビスケットをジャケットにした『Hot Rize』でデビュー。ティム・オブライエンという、ハートフォード/ローワンに並ぶブルーグラス界が生んだ最高のシンガーソングライターでマンドリニストがストレートブルーグラスを演じるバンドだ。スーツとレトロなタイに身を包み、ニューヨークやコロラドの先進都会派ヤッピーの圧倒的支持を受け、1980年代のもっとも影響力のあったバンドとして21世紀にブルーグラスを持ち上げた功労者でもある。「端正なトラッドグラス」という表現がもともハマる、ティム(md,fd)にピート・ワーニック(bj)、ブライアン・サットン(gt)、ニック・フォスター(bs)とのカルテットのさすが!素晴らしい最新スタジオ作品。ファンの胸を掻き毟るだろう大秀作。
  REB-1857 JUNIOR SISK & RAMBLERS CHOICE『Trouble Follows Me』CD(本体\2,450-) \2,646-

 現在、ダン・ベイズリーと並ぶ中堅トラッドグラス最高の歌い手と言われ、2013年のIBMA最優秀男性ボーカルを受賞したジュニア・シスク、ランブラーズ・チョイスを率いての最新第五作。典型的ヒルビリーな自虐マンガをジャケットに、1曲目“Honky Tonked to Death”から12曲目の自作タイトル曲まで、ヒルビリー(田舎もん)の悲哀をテーマにした快調な作品。カーター・スタンレー“Our Darling's Gone”、マイケル・マーティン・マーフィー作でモンキーズやセルダムシーン、ブルーグラス45!!までがカバーした“What Am I Doing Hanging Around”、1969年のチャーリー・プライド“All I Have to Offer Is You”ほか、ロニー・ボウマンやディキシー&トム・T.ホールなどの新曲が快調なブルーグラスで気持ち良く演じられる。まだ25歳の「ワナビーアール」ジェイソン・デイビスの抑制とアイデアを効かしたバンジョーほか、ツービートを強調するタテノリ系とは一線を画す落ち着いたブルーリッジ系サウンドが心地良く響く中、ブルーグラスの伝統を踏まえたボーカルとバンジョーがとてもいい作品だ。
 ちなみに、2012年IBMAアワードで最優秀アルバムと収録曲の"A Far Cry from Lester & Earl"が最優秀ソングのダブル受賞したアルバム『The Heart of a Song』(REB-1845 \2,646-)のほか、2013年にIBMA最優秀男性ボーカルを獲得した『The Story of the Day That I Died』(REB-1851 \2,646-)など、若いジェイソン・デイビスを擁したアルバムがお薦めだ。
  MH-1563 LONESOME RIVER BAND『Turn on a Dime』CD(本体\2,450-)\2,646-

 サミー・シーラー率いるロンサムリバーバンド、18作目の最新作。ブルーリッジ系ブルーグラスの明るさと爽快感に、今ではラジオでメジャーカントリーを相手に戦えるポップ性を載せて、ブランドン・リックマン(gt)という素晴らしいシンガーソングライターのキャッチーな1曲目“Her Love Won't Turn On A Dime”からモンローを髣髴させるツィンフィドルのイントロではじまる“Gone and Set Me Free”はランディ・ジョーンズ(md)のボーカル、幽玄なアパラチアを感じさせる“Lila Mae”……。そしてマール・ハガード作、オズボーンで知られる“Shelly's Winter Love”も見事に自分たち流にアレンジ、そして最後にはマイク・ハートグローブのフィドルを軸に、スムースで美しいマンドリン、そしてオールドタイムを感じさせるサミーのバンジョーとで、彼らのインストヒット“Angeline the Baker”につづくお得意のフィドルチューンアレンジ“Cumberland Gap”まで13曲、現在米国ブルーグラスのフロントランナーのひとつLRBの実力がいかんなく発揮されたコンポラグラス名作だ。
  MFR-140812 SPINNEY BROTHERS『Tried & True』CD(本体\2,450-)\2,646-

 近年ムーンシャイナー誌掲載のブルーグラスアンリミテッド誌(BU)チャートでナンバーワンをヒットするスピニー・ブラザーズの通算11枚目の最新作。カナダのノバスコーシア出身の45歳から49歳の4人組の2012年にケンタッキーのマウンテンフィーバーから発表されはじめたアルバムが、なぜ全米チャートで高い評価を受けるのか……それはBUチャートを構成する全米ブルーグラスDJたちが筋金入りのトラッドグラスに対して特別の思い入れを持つ人たちだからだ。スピニーブラザーズはまさにドンピシャ、古き良きブルーグラスを技術ではなく実に真摯に演じる。兄アラン・スピニーの飾り気のないストレートな歌と弟リック・スピーニーの朴訥なストレートバンジョーによるブラザーデュオ、そして20年以上一緒に演奏してきた「ベニー・マーティンとポール・ウォーレンのドローンとダブルストップが命」というマンドリンも担当するゲイリー・ダーリンプル(md)、そしてダーリル・ヘッブ(bs)が創る、心落ち着くトラッドグラス作品。ちなみに現在年間200日以上の主に米国ツアーをこなす人気バンドとなった彼らが、外国人初のBUチャート1位を記録した2013年の前作『No Borders』(\2,646-)、そして全米デビューの2012年第1作『Memories』(\2,646-)は、ともに在庫がある。
  ROU-9170 BLUE HIGHWAY『Game』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ムーンシャイナー8月号以来11月号まで、連続4ヶ月ブルーグラスアルバムチャート1位をつづけるブルーハイウェイの最新作。バンド結成20周年!以来なんと!結成時と同じメンバー!!で、セルダムシーンに通じる聴きやすさが高い評価を得ている。変幻自在なフラットピッキンとソングライティングのティム・スタッフォード、透き通ったテナーボイスと趣味良く飛ぶマンドリンとフィドルのショーン・レーン、今やブルーグラスドブロの第一人者となったロブ・アイクス、几帳面なジェイソン・バールソンのバンジョー、そしてティムとショーンと並ぶもうひとりのリードシンガー、ウェイン・テイラーのベース。すべての楽器が繊細に織りなすアンサンブルに囲まれて、東テネシー的アパラチア風トラッドグラスと、セルダムシーンのDCグラス的モダンさを兼ね備えた、スバ抜けたカリスマ的スーパーピッカー/シンガーがいるわけではないにも関わらずトップクラスのブルーグラスバンドとして20年間、着実な活動を続けるすばらしいバンドだ。
  MFR-141028 CROWE BROTHERS『Forty Years Old』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ジム&ジェシーを髣髴させる清涼なブラザーデュオで知られるジョッシュ(gt)とウェイン(bs)のクロウ兄弟の記念すべきコンビ40周年作品。1975年にバンジョー奏者レイモンド・フェアチャイルドと組んで以来、スモーキーマウンテン周辺の観光地などで一般客を相手にするエンターテイメント畑で活躍してきた彼らの面目躍如、ハンク・ウィリアムズの“Lost Highway”を1曲目に、バック・オウエンズ“Excuse me, I Think I've Got a Heartache”、ほかにハンク・ロックリン“Send Me The Pillow”など一般の馴染み曲を随所に、またそのほかの曲も聴きやすいアレンジで、ノースカロライナのベテラン、スティーブ・サットン(bj,gitjo)やブライアン・ブレイロック(md)のジェシ・マクレイノルズを意識したプレイも聴きモノだ。エンタメに徹した40年、肩を凝らせず楽しめるブラザーデュオスタイルのブルーグラス。
  COMP-4624 MICHAEL BARNETT『One Song Romance』CD(本体\2,450-) \2,646-

 1曲目からノーム・ピケルニー(bj)、クリス・エルドリッジ(gt)、ポール・コワート(bs)、そしてイーファ・オドノバン(v)というパンチブラザーズ人脈に、主役マイケル・バーネットが参加するデドリージェントルメンからのドミニック・レスリー(md)というメンツでの物凄い!演奏。ほかにティム・オブライエン、デビッド・グリア、マイク・バブらベテランたちや天才ルシャッド・エグルストン、サラ・ジャローズらを適材適所に配して12曲中インスト5曲、最先端からオールドタイムやケルトを感じさせる全曲聴き応え凄い21世紀ブルーグラス。15歳でジェシー・マクレイノルズのバージニアボーイズに参加、そして東海岸ボストンに移りバークリー音楽院を中心に活躍、トニー・トリシュカ・バンドをはじめ現在はデビッド・グリスマン・セクステットとデドリージェントルメンのフィドラーとして活躍するマイケルの超強力最新ソロ作。詳細はニューズレター#407のブルーグラス新入荷参照
 ■インスト最近作/お勧め作
  JLCE-2014 JULIAN LAGE & CHRIS ELDRIDGE『Avalon』CD(本体\2,450-)\2,646-

 若きフラットピッキン天才革命児ふたり、ブルーグラス畑のクリス・エルドリッジとジャズ畑のジュリアン・レイジ。1939年製マーティン000-18と1937年製マーティンD-18を駆使して、ありがちな早弾き大会ではなく、互いの音とルーツを尊重するインプロバイズによるトーンと目くるめく音世界に酔いましょうぞ!! 父ベンのセルダムシーンから“Mean Mother Blues”、“Keep Me from Blowing Away”、そして“Open Up the Window, Noah”など3曲ほか、ニューグラスリバイバルの“Ginseng Sullivan”、ガーシュイン名曲スタンダード“Someone to Watch Over Me”に、なんとジミー・ロジャーズ“Any Old Time”などのクリスの歌モノにフィドルチューン“Whiskey Before Breakfast”ほか、レイジのオリジナル3曲など、ビンテージマーティンの目くるめく音世界に酔って下さい。たとえば、1920年代録音のジミー・ロジャーズのタイミングをそのまま、きっとニタニタしながら決めているふたりとか、父が生涯を楽しんでいるセルダムシーンの名曲を飾り気なく歌うクリスに寄り添うジュリアンとか……、リードのみならず気遣いのリズムギターにも注目して欲しい。ジャンルや奏法に関わらず、アコースティックギターファンにはぜひお薦めの、ギター小僧ふたりによる極楽ジャムである。
  MCR-004 ALAN MUNDE & BILLY BRIGHT『Bright Munde』CD(本体\2,450-) \2,646-

 アラン・マンデの最新作は、マンドリニスト、ビリー・ブライトとの共演作。バンジョーとマンドリンだけの録音で、10曲のオリジナルと2曲のトラッド、そしてビルモンチューンの全13曲集。まったく衰えないマンデの創作能力と独自のクリアなメロディ構成がマンドリンとのデュオという変則的な組み合わせを、素晴らしくユニークな音世界にしている。1946年11月生まれというから今年、68歳にしてこの正確さと創作意欲には瞠目!詳細はニューズレター#408のインスト新入荷参照
  AMA-1086 DAROL ANGER『e-and'a』CD(本体\2,450-) \2,646-

 永遠のフィドル小僧、ダロル・アンガーがやってくれました!楽しい楽しい若手を集めたブルーグラスフィドル集!! デラ・メイの女性フラットピッカー、コートニー・ハートマン(g)、ギブソンブラザーズのジョー・ウォルシュ(m)、アンクル・アールやピーター・ローワン&トニー・ライス・カルテットで知られるシャロン・ギルクリスト(bs)、そしてブルーグラスとクロウハンマー双方を見事にこなすバークリー音楽院2012年卒、注目のルーカス・プール(bj)というメンバーで、ケニー・ベイカーやジョン・ハートフォード作をはじめ、さまざまなタイプのフィドルチューンを縦横無尽なアレンジで聴かせる、楽器好きな人にはたまらない楽しい音遊び! ニュースレター$407のインスト新入荷参照
  MH-1523 DANNY ROBERTS 『Nighthawk』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ザ・グラスカルズのマンドリン奏者ダニー・ロバーツの素晴らしい最新ソロ第2作。1曲目からモンロー風ストンプで度肝を抜くギターソロを聴かせ、2曲目のタイトルトラックはカンジェンの“Nightwalk”を思わせる“Nighthawk”はサム・ブッシュのフィドルとマンドリンがカッコイイぞ! サム以外に、マイク・コンプトンとロニー・マッカーリーのマンド仲間、そのほかクリスティン・スコット・ベンソン女史、オウブリー・ヘイニー、ジミー・マッティングリーらを配して現在ナッシュビル最良のアコースティック/ブルーグラスのトーンとアンサンブルを聴かせてくれるマンドリン作品。
  DNP-1326 DAVID NAIDITCH『Bluegrass in the Backwoods』CD(本体\2,450-) \2,646-

 2005年のデビューソロ以来5枚目となるデビッド・ナイディッチ、ブルーグラスを中心にスウィングやケルティックな雰囲気も楽しませるクロマティックハーモニカのインスト作品。今作はクリスチャン・ウォード(fd)とシエラ・ハル(md)という若者ふたりをはじめ、ロブ・アイクス(db)、ステュアート・ダンカン(fd)とロン・ブロック(bj)らエースピッカーに加え、ジェイク・ワークマン(gt)という強烈な若いフラットピッカー(バンジョー奏者でもある)や大ベテランのデニス・キャプリンガー(bj)らを脇に、ブルーグラススタンダードの中でも美味しい曲の数々に刺激的な音世界を創っている。クロマティックハーモニカがキッチリと曲のアウトラインを示した後、たとえばシエラの“New Camptown Races”や“Old Dangerfield”、“Little Rock Getaway”、またロンのバンジョーでの“Jerusalem Ridge”や“Road to Columbus”、ステュアートの“New Camptown Races”や“Lonesome Moonlight Waltz”などなど、そして何よりも、来日時にすでに正統派ブルーグラスフィドルの次代を担うと噂された若いクリスチャンの成長ぶりやジェイクの火の出るようなブレークにウキウキする。ほかにもウエスタンスウィング定番“Gardenia Waltz”や“Faded Love”など、ハーモニカ作品だけどブルーグラスインスト集として秀逸な聴き応えだ。
 ■オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作
  COMP-4631 V.A.『Dear Jean: Artists Celebrate Jean Ritchie』CD2枚組(本体\2,750-)\2,970-

 現在91歳のジーン・リッチー、アパラチアの炭鉱地帯ケンタッキー州ペリー郡バイパー生まれの偉大なトラッドフォークシンガーに捧げられた全37曲。ティム・オブライエン、ジョン・マカッチェオン、スージー・ボーガス、キャシー・マティア、サム・アミドン、ステュアート・ダンカン、ブリン・ブライトによって録音された驚くほどトラッドな1曲目“Black Waters”(アパラチア開発で汚染される水の歌)からジーン自身の“The Peace Round”まで、マウンテンダルシマーやオートハープなどとともに、ピート・シーガー、ジュディ・コリンズ、ジャニス・イアン、ペギー・シーガー、キャシー・フィンク&マーシー・マークサー、デイルアン・ブラッドリー&アリソン・ブラウンほか、明確なアパラチアからのメッセージを持った素晴らしいアメリカントラッドフォーク企画作品。詳細はレター#407のオールドタイム/フォーク新入荷参照
  JASMD-3540 V.A.『Country Brothers - The Brother Bands of Country Music』CD(本体\1,980-)\2,138-

 「カントリー音楽における兄弟バンド」と名づけられた1920年代から50年代まで、アメリカンハーモニーのベースとなったさまざまなブラザーデュオを軸にした絶妙なコンピレーション23曲集。モンローブラザーズからベイルズ・ブラザーズ、1927年にバンジョーとカズーでヒット"Salty Dog Blues"を出したアレン・ブラザーズ(同曲は本作ではフラット&スクラッグスが手本としたモリスブラザーズ版を収録)や多分にテキサス的に洗練されたローンスターカウボーイズなどのラグタイムやジャグバンド系列サウンド、ユニークなドブロを伴ったディクソン兄弟の「ラリッたネズミ」からメイナーズ兄弟のストリングバンド音楽ほか、ラウズ兄弟のオリジナルとされる"Orange Blossom Special"やドック・ワトソンで知られるデルモアの"Nashville Blues"ほか、スタンレーからルービンまで登場の楽しい兄弟物コンピレーションである。デュエットハーモニーのときの声の同質性はもとより、20世紀はじめの移動距離の必然から生まれた家族音楽、さらには当時の女性エンタメビジネス参入への難しさなどから「ブラザーデュオ」のみならず、20世紀前半に「ブラザーバンド」が圧倒的に多かったことを証明する数々のバンドたちが一望できるとともに、20世紀後半にはポップ/ロックという名のもとに拡散していったアメリカンルーツ音楽のベースである「家族音楽」の最初のメガヒットを一望する秀作だ。
 ■カントリー最近作/お勧め作
  BCR-040 FELLER & HILL 『Here Come Feller & Hill Again』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーグラスとクラシックカントリー(1940〜1960年代のホンキートンク系カントリー)の双方には明らかな使用楽器とサウンドの違いこそあれ、底辺に流れる生活感覚や文化には大きな差はない。フェラー&ヒルはそんなギャップを見事に埋める素晴らしいブルーグラスのバンド。ファロン・ヤングの“Forget The Past”やディレイニー&ボニー“Never Ending Song of Love”、ベンチャーズの“10番街の殺人”などや、バック・オウエンズとバッカルーズに愛を込めた“Ballad of Buck and Don”などの楽しいアレンジなど全13曲。 
  LDR-1007 SUZY BOGGUSS『Lucky』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ベテラン女性カントリーシンガー、スージー・ボーガスの最新作はマール・ハガード曲集。都会的なインテリジェンスを感じさせるタイプのボーカルで歌われる濃いーいマール・ハガード(1937-)の世界観がとても新鮮である。保守的に見られがちなマール・ハガードだが、リベラルの代表であるジョーン・バエズやグレイトフルデッドらもカバーするように、その歌にはフツーの人々の本当の生活が見事に歌い込まれ、しかもここにも収められている“Today I Started Loving You Again”や“Silver Wings”、“The Bottle Let Me Down”や“Sing Me Back Home”など全12曲のメロディも特別に美しい。スージーが歌うマール・ハガードのカントリーソング。泣きの入らないチョッとポップな彼女のスタンスがいい……。
  HOTR-7331 V.A.『A Tribute to Ernest Tubb: Thanks A Lot Texas Troubadour』CD(本体\2,450-) \2,646-

 レスター・フラットと同じ、今年生誕100年を迎えたアーネスト・タブへの、新旧カントリーシンガー14名によるトリビュート作品。ジミー・ロジャーズに憧れ、ロジャーズ未亡人の紹介でレコードデビュー、1941年に“Walking the Floor Over You”でブレークしたシンガーソングライターのアーネスト・タブ(1914-1984)。そののち1943年にナッシュビルのグランドオールオープリに迎えられ、「テキサス・トルバドゥール(Troubadour、中世ヨーロッパの吟遊詩人たち)」という自身のニックネームを冠したバンドを結成、シングルストリングのギター奏法でタブサウンドを形作ったというジミー・ショートやスティールギターの普及に貢献したジェリー・バードら優秀なナッシュビルミュージシャンを配し、そのサウンドがカントリーの王道といわれる典型的なホンキートンクサウンドを創っていったとされる。
■映像ものお勧め作
  BYGF-9122 V.A.『Herschel Sizemore: Mandolin in B, A Tribute to a Bluegrass Legend』DVD(カラー、55分)(本体\2,750-)\2,970-

 1979年、デル・マッカーリー初来日時のメンバーでの演奏とインタビューではじまる本編、ハーシャル・サイズモアという、ブルーリッジ地方のマンドリン界で圧倒的な影響力と支持を受けるミュージシャンズ・ミュージシャン。近年は「Key of B」のマンドリン名曲にしてジャムスタンダード“Rebecca”の作者として知られる彼が、夫婦揃ってガン宣告を受けたため2012年2月19日、仲間や彼を慕う若者たちが集まって開かれたベネフィットコンサートの模様と、彼の経歴や人となり、すなわちそのスムースさとトーンを紹介するビデオ。デル・マッカーリーやセルダム・シーン、ブッチ・ロビンスとジョン・ロウレス、サミー・シーラーと旧ジョンソン・マウンテン・ボーイズなど、9セッションによる演奏9曲と、パンチブラザーズとしてコンサートに出演していたクリス・シーリーをはじめ、デビッド・グリスマン、J.D.クロウやドイル・ローソンらのインタビュー(字幕なし)で構成された感動DVD。DVDの売り上げはハーシャル・サイズモア名義でブルーグラス・トラストファンド(IBMAが創設した互助基金)に寄付される。
  CCD-PW23 V.A.『The Porter Wagoner Show Volume 23』DVD(本体\2,450-)\2,646-

 1960年から1981年まで、なんと686本の30分番組を残した「ポーター・ワゴナー・ショウ」、30分のTV番組6本をDVDにまとめた第23巻が今年新発売された。オープリランドのさまざまな施設で収録されたショウ(正味約22分)はポーターのウェルカムソングからゲストの歌、ポーターのバンド、ワゴンマスターズのインスト(マック・メゲーヘのフィドル、ブルース・オズボーンのエレキら)、レギュラー女性シンガーの歌(今作は1976年以降の作品で、ドリー・パートンに代わってレギュラーになったリンダ・ムーア)、ポーターの歌、コメディ、ポーターのゴスペル歌、そしてゲストの歌で終わる。ノスタルジックな古き良きカントリー、1970年代はじめのアメリカの田舎エンタメが詰め込まれた映像集。お宝があちこちで見つかる(!?)、現在24巻まで発表されているお宝映像、それぞれの出演者などは、お問い合わせください。本作、第23巻6エピソードのゲスト出演者はマックス・フェイガン、シェリル&テリル、マット・ダベンポート、サウンド70シンガーズ、ブレンダ・ケイ、マック・メゲーヘ・グループ。
  MH-1063D DOYLE LAWSON『Through the Years』DVD(本体\3,800-)\4,104-

 もう10年前になる2004年春、ドイル・ローソン&クイックシルバーが結成25周年を祝ったチョー豪華な記念コンサートから、全32曲2時間に及ぶ素晴らしいライブ映像(ムーンシャイナー誌2004年9月号に詳細)の大ベストセラー。別名「School of Bluegrass」とも呼ばれるドイルの率いるクイックシルバー、本作では歴代のメンバーが一堂に会し、1980年代以降のブルーグラス主流派をリードしたスマートなソリッドグラスが、2004年当時の現役メンバー(ジェイミー・デイリー、バリー・スコット)のほか、つぎつぎと迎えるラッセル・ムーア、ジム・ミルズ、テリー・バウコム、スティーブ・ガリー、ジョン・ボウマンなどの歴代メンバーゲストとともに、現在最高峰のブルーグラスライブが堪能できる秀作ライブ映像集。
  SHA-622D V.A.『You Are There - Classic Early Films of Legendary Performers 1952-1954』DVD(本体\3,150-)\3,402-

 そしてシャナーキ・歴史シリーズDVDの最新作は、1950年代中頃、なんと35mmカラーフィルムに収められたビル・モンローとブルー・グラス・ボーイズ!(ジャッキー・フェルプスg、チャーリー・クラインbj、アーニー・ニュートンbs、そしてトリプルフィドルにレッド・テイラーとゴードン・テリーとボビー・ヒックス)。このDVD作品は明らかに、この貴重なビル・モンローの映像6曲(ニコリともしない強面モンロー)、そしてハンク・ウィリアムスで現存するたった4曲の白黒フィルムを収めることを目的に作られたと思しき作品!(映像自体はすでにDVD化されたもの)。ほかに、スマートで溌剌としたベニー・マーティンの素晴らしい切れのフィドルが堪能できる“Me and My Fiddle”、そしてアイラとチャーリーのルービン・ブラザーズが2曲“I Don't Believe You've Met My Baby”、“Love Thy Neighnor”、グランパ・ジョーンズが奥さんのラモナと登場して5曲、あと、サム&カーク・マギー、ストリングビーン、ロンゾ&オスカーなど、意図的に当時流行のホンキートンク人気シンガーを加えずにオールドタイムの伝統に則したアーティストばかりを集めている。「アナタはそこにいた!」……60年前、ブルーグラスもカントリーも、ロックという世界規模の商業主義に見舞われる直前、まだ音楽がかろうじてラフなまま生きていた時代の超貴重なお宝必見ビデオ。
  VES-13044 DOC & MERLE『An Intimate Documentary』DVD(カラー、85分)(本体\3,150-)\3,402-

 アパラチアの伝承音楽を世界中に知らしめた最大の功労者、ドック・ワトソン。一歳年下の親友、アール・スクラッグスを追うように亡くなったのは2012年5月29日、享年89。その人柄のにじみ出たクリアなギターピッキンと、何より慈愛に満ちたボーカルが世界中にアパラチアン・トラッドの素晴らしさを広めたのだ。そんなドックの絶頂期、コンサートやアットホームなジャムセッション、盲目であることを感じさせない日曜大工をしながらのインタビュー、古い写真や映像などを集めドックの音楽(16曲収録)と素顔に迫ったドキュメント秀作。1970年に収録されたTV番組がボーナス映像(Shady Grove/Peach Pickin' Time in Georgia/Black Mountain Rag/Tom Dooleyほか全8曲)として収められている。1985年10月23日、自宅農場のトラクター事故で亡くなった息子マール・ワトソンの思い出に捧げられた秀作映像ドキュメントは、「まるで近所に住む古くからの友人のように感じられる」と、地元紙が評したドック・ワトソンというミュージシャン/人間を活写した「Intimate(親密な)」映像の決定版!
  VES-13059D NORMAN & NANCY BLAKE『Video Collection 1980-1995』DVD(本体\3,150-)\3,402-

 古いモンコレクターで伝統音楽に限りない愛着を持つノーマン&ナンシ・ブレイクのライブ映像集は、アパラチア幻想を感じさせる深さだ。
  SHA-212D DAVID GREISMAN QUARTET『Classic Dawg』DVD(カラー、58分)(本体\3,150-)\3,402-

 衝撃的な来日と共に世界中の新しい価値観と可能性を持ち込んだデビッド・グリスマン・クァルテットの貴重なライブ映像。
  SHA-604DVD V.A.『High Lonesome: The Story of Bluegrass Music』DVD(カラー95分)(本体\3,150-)\3,402-

 ビル・モンローの語りで“Back in the days of my childhood, in the evening when everything was still...”とはじまる感動的な「ブルーグラス音楽の物語り」。「ブルーグラスとは何か……」、それを創ったブルーグラス第一世代の本人たちが証言するブルーグラス紹介のもっとも優れた作品とされる1991年、若き女性監督レイチェル・リーブリング脚本・監督の劇場公開ドキュメンタリー映画のDVD版だ。ブルーグラスの生まれた風景が、そして世界に広まる様子が、貴重な映像(1971年のモンロー&フラットの再会/仲直りシーンは感動だぞ)やサム・ブッシュ、ジミー・マーティン、アリソン・クラウス、故ジョン・ダッフィらへのインタビューと共に見事に描かれている。素晴らしいナレーションはマック・ワイズマン。字幕なしの英語版だが、ブルーグラス・ファンなら、必ず持っておきたい映画である。
 楽器関連作品
 (楽器奏法や教則など、さまざまなご相談に関してはミュージシャン歴豊富なスタッフがアドバイス、また楽器につきましても、本体やパーツ/アクセサリーなど、ビンテージを含めて各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
■ギター
  ST-2008 STEVE WARINER c.g.p.『My Tribute to Chet Atkins』CD(本体\2,450-)\2,646-

 メチャクチャすばらしいトーンで演じられるアトキンズ・スタイルのエレキギターの美しいこと!! スティーブ・ウォーリナー、1976年にチェットに見出されてカントリースターになった彼が、これ以上なくチェットを畏敬するそのギターテクの見事なこと。ジェフ・ガーンジー(2000年5月、ジェフ・ホワイトとともに来日)のすばらしいフィドル/マンドリンの“Back Home Again Indiana”、ジミー・マッティングリー(f)は“6120”をスティーブと共作、そのほかはシンプルで控え目なデビッド・ハンゲイトのベースとドラムスを基本に、ランディ・ハート(piano)ら、極力抑えたバックで聴かせる愛と尊敬に満ちた極上のギター音楽をご賞味あれ。ちなみに「c.g.p.」とはチェットの造語で「保障付ギター奏者(Certified Guitar Player)」のこと。
  TSQ-2851 V.A.『Imagination Anthem Volume 6 - Origins of American Primitive Guitar』CD(本体\2,450-)\2,646-

 米国南部のギターの原点、少なくとも録音がはじまった20世紀の初期に残された素晴らしい録音14曲集。タイトルにある「アメリカン・プリミティブ・ギター(アメリカ原点ギター)」とは、フィンガーギタリスト、ジョン・フェーイ(1939-2001)が提唱したアバンギャルドなギタースタイル(ちなみにフェーイの自伝的著書のタイトルは『How bluegrass music destroyed my life』だって!)。ここに収められた14曲は、カントリーブルーズとヒルビリーストリングバンドのギタリストたちで、アメリカン・プリミティブ・ギタースタイルの由来(オリジン)ということ。つまり、アメリカンギターの源泉、より深くギターを学びたい方にはおあつらえ向きのコンビレーションである。本作に収められているケンタッキー州ルイビルの黒人ギタリスト、シルベスター・ウィーバーの1923年録音の“Guitar Rag”と“Guitar Blues”はカントリーブルースの最初の録音と目され、知られる限りにおいて初めてスライドギターが使われた録音だという。前者はギッジョー(ギターバンジョー)が使われ、のちにボブ・ウィルスのバンドがカバーして“Steel Guitar Rag”として発表している。そのほか、白人のライリー・パケットやサム・マッギー“Buck Dancer's Choice”など、アメリカンギター史のパイオニアたちがズラーっと揃った秀作。
 ■バンジョー
 (ムーンシャイナー連載のチチ松村「バンジョー祭り」、世界のバンジョー音楽をお見逃しなく!!)
  PC-6514 KRISTIN SCOTT BENSON『Second Season』CD(本体\2,450-)\2,646-

 2008年から2011年まで、4年連続IBMAアワードで、女性としてアリソン・ブラウン以来17年ぶりに、最優秀バンジョー奏者受賞をつづけた、現在ザ・グラスカルズのクリスティン・スコット・ベンソン、2008年ソロ第2作。2002年のデビュー作『Straight Path』(PC-6502 \2,646-)から6年、夫のウェイン・ベンソン(サード・タイム・アウトm)とともに子育てに励みながら創り上げたバンジョー集。オリジナルとトラッド・アレンジにボーカルもの4曲、ウッディで上品なバンジョーの響きを丁寧に表現する。ムーンシャイナー2009年1月号吉岡正の「闘魂バンジョー」特集参照。 
  PATUX-245 TOM NEAL『Banjoland』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ウォルター・ヘンズリーのチューナー名曲"Walt's Breakdown"やケニー・ベイカーのフィドルで有名になりジミー・アーノルドのアレンジで知られる"Charmaine"、マンドリン定番"New Camptown Races"や"Shenandoah Vally BRD"ほか、スタンダードインストを含む14曲、ベテランバンジョー奏者トミー・ニールの味わい深い秀作。マイケル・クリーブランド(f)、フランク・ソリバン(m)、マーク・コスグローブ(g)らのスーパーピッキンなトラッドグラスを楽しめる6曲に、自身を含むジョン・グリック(f)、ラス・フーパー(d)、ディック・レアード(m)らとのバンド、「ブルーストーン」にジェフ・プレズリーのリードボーカル4曲を迎えたセットでのこなれたトラッドグラスのドライブなど、スクラッグスはもちろんだが、それだけではない都会ワシントンDCの気風を受け継いだフレキシブルなバンジョーがすばらしい。近年、ワシントンDc地区に本拠を置くパタクサント・レコード、知られざる才能を世に引き出すすばらしい仕事をしている。
 ■マンドリン
  PC-6501 JESSE BROCK『Kickin' Grass』CD(本体\2,450-)\2,646-

 リン・モリス・バンドで名を上げたジェシー・ブロック、2002年発表のデビュー、現在唯一のソロ作品。ワシントンDCグラスの系譜を引くハッキリくっきりマンドリンが信条のとても気分スッキリのマンドリン集。マイケル・クリーブランドのバンドに在籍していた2009年にIBMA最優秀マンドリン奏者を受賞している。ロン・スチュワート、ジェイソン・カーター、トム・アダムズ、ロブ・アイクスらとの“Red Rooster (She'll Coming 'Round the Mountain)”、“Home Sweet Home”(key of D)、“New Camptown Races”、歌モノでは“She's No Angel”、“The Girl in the Blue Velbet Band”などのスタンダードなど、聴きやすい選曲。現在はトラッドグラスのオウディ・プレイロックのレッドラインに所属しながら地元メイン州でマンドリンを教えているという。性格が伺えるとても几帳面で生真面目なすばらしいマンドリン作品。
  PATUX-234 CORY PIATT『Daydreams』CD(本体\2,450-)\2,646-

 7歳でマンドリンを弾きはじめたというコリー・ピアットの2012年デビュー作。そのすごいマンドリンを、いまや若者のスタンダード・ジャム曲となりつつあるダロル・アンガーの"Ride the Wild Turkey"ほか、ボーカル曲を4曲に自身のオリジナルインスト曲を配した、バラエティに富んだマンドリンインスト集。バックアップには今もっとも旬の若手スーパーピッカーたち、クレア・リンチ・バンドのブライアン・マクドウェル(ギターもすごい!)のフィドルとジェイク・スタージェル(g)のふたりに、スコット・ベスタル(bj)とランディ・コーアズ(d)、マーク・シャッツ(bs)というベテランが脇を固める。今月紹介のドナ・ヒューズ最新作でも活躍のコリー、若手のマンドリンアルバムを楽しもう。
 ■フィドル
  RC-113 JIMMY CAMPBELL『Pieces of Time』CD(本体\2,450-)\2,646-

 2003年、事故で他界したザ・サイドメンのフィドラー、ジミー・キャンベルが97年に、わがレッドクレイレコードから発表した最高作。マイク・コンプトン(m)、ロニー・マッカーリー(g)、ダナ・カップ(bj)、マイク・バブ(bs)らのバックに、ビル・モンローが参加、ビルの最後の録音でもある(モンロー最後の録音のひとつが日本のレッドクレイにあるって、ちょっと凄くない……!?)。"Down Yonder"、"Jenny Lynn"、"Soldier's Joy"他、すばらしいケニー・ベイカー系の正統派ブルーグラス・フィドル集。
  CO-2733 KENNY BAKER & BOBBY HICKS『Darkness on the Delta』CD(本体\2,450-)\2,646-

 1980年発表、ボビー・ヒックスとのツイン・フィドル集。ケニーがブルーグラス・フィドルに目覚めたのがビル・モンロー一連のツイン/トリプル・フィドルのインスト。そのボビーがビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズで1950年代に録音した"Roanoke"や"Panhandle..."などを含む、ちょっとスウィンギーでオシャレなツイン・フィドル集。バックアップはアレン・シェルトン(bj)、バック・ホワイト/ラリー・スレッジ(m)、ベニー・ウィリアムズ(g)、ロイ・ハスキーJr.(bs)というメンツ……。
 ■ドブロ
  RC-121 JOSH GRAVES『Just Joshin'』CD(本体\2,450-) \2,646-

 1963年に発表されたジョッシュ・グレイブス(1927-2006)とジェイク・ターロック(1922-1988)、フラット&スクラッグス時代の唯一のデュオ・アルバムが3曲の未発表インスト録音を含めて、わがレッド・クレイ・レコードから初CD化。バックにはカーティス・マクピーク(bj)、チャビー・ワイズ(f)、ハワード・ワッツ(bs)ら。ジョッシュのリードにジェイクのテナーのデュオ・ボーカル物と"Dobro Rhumba"や"Just Joshin'"など6曲のドブロ・インストで構成された超貴重な全15曲。ブルーグラス・ドブロ奏者必携/必聴/必写の1枚!
  ROU-35773 MIKE AULDRIDGE, JERRY DOUGLAS, ROB ICKES『Three Bells』CD(本体\2,450-) \2,646-

 これは現在のドブロ界をリードするジェリー・ダグラスがロブ・アイクスを誘って、すべてをマイク・オルドリッジのために捧げた素晴らしいアルバム。その名も「谷間の三つの鐘(Three Bells)」、まさに3人の偉大な弦楽器のトーン追求者が現出した究極のドブロ集。これほどに美しい弦楽器トーンが味わえるレコードは、そうはない! そしてたった一本のバーが弦の上で織りなす見事なボイシング(和声)に瞠目する、楽器の種類を越えて弦楽器を愛するすべての方に、心からお勧めしたい秀作である。
 ■ベース
  K2B2-3569 BUELLGRASS『All Strung Out. Adventures in Buellgrass』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ジャズ・ベーシストのビュエル・ネイドリンガーが率いるビュエルグラスの1982年から2005年までの未発表曲集。ビル・モンローとセロニアス・モンクらの作品を演じた1曲目から4曲目は96年録音のダロル・アンガーとリチャード・グリーンらとの弦楽四重奏。99年録音の5曲目から7曲目はトラッドグラスやブラザー・デュオで、天才ダニー・バーンズ(bj)やロバート・ボウリン(f,m,g)との録音。2005年録音は、ルーシー・ドーンフェルドらとオールドタイムのクルーヴを弦楽五重奏にアレンジ。そして最後、11曲目から13曲は1982年の、アンディ・スタットマン、リチャード・グリーンらとのライブでの「ダニー・ボーイ」など。どこを切ってもスリリングでユニークな楽しい演奏が楽しめる。
 楽器、その他……
 (スタッフは全員、バリバリピッカーです。どんなことでもお気軽にお問い合わせください)
  ● BM-100N BLANTON ARMY NAVY SPECIALS (本体\23,000-)\24,840-

これからの季節、こたつで手軽に楽しめる日本製廉価マンドリン。原型は第一次世界大戦の頃、戦闘の中、兵士が塹壕の中でデザインしたということからアーミー・ネイビーの名前が付けられたとされています。
楕円形のフラット・トップのボディにラウンド・ホール、350mmと若干、短めで軽量ながら、しっかりした音質です。ウクレレ並みの手軽さでメロディ・プレイもコードストロークによる伴奏もばっちりです。
  ●BM-IUCCI Iucci Banjo Mute (本体\3,500-)\3,780-

究極のバンジョーミュート。バンジョー・ブリッジの両サイドを挟んでからネジで締めて調整可能ですので、望み通りの消音に調整できます。
  ●HSC-60 ヒーロー・シャイン・クロス (本体\600-)\648-

バンジョーの金属部部の手入れに便利!!この新しく、革新的なポリッシングクロスは、汚れ、手 垢、曇りを取り除くだけでなく、 ギター、バンショー、マンドリンで使われるメタルパーツの磨きに最適です。 特にクローム、ニッケルやアルミなどのハードウエアの艶や輝きを取り戻すのに効果的です。このクロスは、 糸巻き、フレットワイヤ、ピックアップカバー、ブリッジ、トレモロやテールピース、ストラップボタンなどを きれいにし、磨くための処理をおこなっています。クロスにしみ込ませた特別な成分はメタルの表面を復活させ、保護膜を作ります。これにより、曇りを防ぎ艶を長持ちさせます。
  [ブルーグラス・アンリミテッド誌 バンパーステッカー入荷]
●BU-ST 『ブルーグラス・アンリミテッド社のバンパー・ステッカー』各(本 体\300-) \324-
 30年以上に渡り、ベストセラーを続けていますブルーグラス・アンリミテッド社のバンパー・ステッ カー全6種類が揃いました。
I LOVE BLUEGRASS/BLUEGRASS MUSIC FINGER PICKING GOOD/BLUEGRASS MUSIC HEARIT, PLAY IT, LOVE IT!/MY GRASS IS BLUE/HAVE YOU HUGGED YOUR BANJO TODAY?/CLEAN UP AIR PORLUTION PLAY BLUEGRASS MUSIC
 輸入雑誌
  ■フラットピッキン・ギター誌
 米国産、隔月刊の掲載全タブ譜対応CD付きフラットピッキン・ギター誌。ブルーグラスからスウィング/アーリージャズまで。一冊でさまざまなフラットピッキン奏法が学べる人気雑誌。
  FGM-19.1 最新「2014年11〜12月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 ハーブ・ピーダセン(かつてペダーセンと表記)のカバーストーリーほか、6月にETSUバンドを率いて来日したダン・ボナ―特集とタブ譜“Where Grass Won't Grow”、タブ譜は、スティーブ・カウフマン“Cattle in the Cane”、ブラッド・デイビス“John Henry”、オリン・スター“Kiss Me Waltz”、ディックス・ブルース“Whiskey Before Breakfast”、アダム・グレンジャー“Durango's Hornpipe”、スティーブ・ポティア―“Blue Moon of Kentucky”ほか、タブ譜満載CD付きの66頁。
  FGM-18.6 「2014年9〜10月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 デラ・メイの女性フラットピッカー、コートニー・ハートマンをカバーストーリーに、タブ譜はダロル・アンガーらとの新ユニットのアルバム『e-and'a』から“Farewell to Trion”、そしてもうひとりの女性ピッカー、ダニエル・ヨーザ―“Oh Lady Be Good”、ハイライトにはビリー・ストリングス“Beaumont Rag”。そのほかコラムには、ジョー・カーのリズムギター「ヴァンプの意味」、ダン・ハッカビーの初心者“Uncle Pen”、スティーブ・カウフマン“Woodchopper's Reel”、ジョン・カーリニのネクストレベル“Kool Kitsch”、ブラッド・デイビスのナッシュビルフラットトップは“Sitting on Top of the World”、キャシー・バーウィック“Calliope House”、オリン・スター“Winder Slide”、ソロの創り方“More Pretty Girls Than One”、ディックス・ブルース“Molly and Tenbrooks”、インプロビゼーション“Full Contact”、フィドルチューン“What to Do When”、スティーブ・ポティア“Rocky Road Blues”など、音源つきタブ譜満載の70頁。
  FGM-18.5 「2014年7〜8月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Home From The Forest/Stony Point/Kool Kitsch/The Push by Brad Davis/Over The Waterfall/More Pretty Girls Than One/Beautiful Brown Eyes Part II/Back To Georgia/Say Old Man/Lucy Campbell/True Life Blues.
 ホームスパン教則の総帥ハッピー・トラウムをカバーに、上記初心者から上級者までのタブと音源、ジョー・カーによる「G」でのリズムギター、ブラッド・デイビスのナッシュビルギターテク、インプロバイズからダン・クレアリーのコラムまで、フラットピッキンギター上達に関するあらゆる情報満載の70頁。
  FGM-18.4 「2014年5〜6月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Cheat Mountain, Ebeneezer & Johnny Don't Get Drunk/Chinquipin Hunting/Cottage Hill/Durang's Hornpipe/Elzic’s Farewell/Falls of Richmond/Indian Corn/Jaybird /Little Billy Wilson/Mississippi Sawyer/New Five Cents/Kentucky Lake/Old Grey Mare/Rock The Cradle Joe/Sail Away Ladies/Sally In The Garden/Sally Johnson/Shove The Pig's Foot/Squirrel Hunters/Ways of the World.
 以上20曲、ありきたりのフィドルチューンではなく、チョッとシビアでクロートっぽいオールドタイムチューンの数々をレパートリーにしてみませんか? 最新号はまるごと一冊、「オールドタイムチューン」号です。挑戦のし甲斐がありますよ!
  FGM-18.3 「2014年3〜4月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Dooley/Bitter Creek/Pupville/Constitution March/Golden Slippers/Beautiful Brown Eyes/Neenah/Neal Gow’s Lamentation/Toy Heart.
 ザ・ディラーズのロドニー・ディラードをカバーストーリーに、ビッグ・スミスのギタリストやデビッド・マラビラら、ダダリオの「NSアーティストカポ」紹介などの特集に上記、各コラム(初心者から上級者までさまざまな切り口で)で取り上げた曲のタブ譜とCD音源。
  FGM-18.2 「2014年1〜2月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Pretty Bird/Little Girl of Mine in Tennessee/San Antonio Rose/Pupville/John Hardy/Little Annie/Stetson’s #2/Long Journey Home/Sand Coulee Reel/Soppin’ The Gravy/Cotton Patch Rag/We Live In Two Different Worlds.
 ギリアン・ウェルチの相方で、アグレッシブなダウンピッキンで知られるデビッド・ロウリングスのカバーストーリーほか、マウンテンハートのセス・テイラー、アラン・ジャクソン・バンドのスコット・コニー、そして楽器ルシアーのケン・フーパーらの特集。それに上記、それぞれに初心者やコード分解、ナッシュビルスタイルなど各コラムに応じたタブ譜集。
  FGM-18.1 「2013年11〜12月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 スウィング集。品切れ、取り寄せ可。
  以上のほか、現在の在庫は2013年1-2月号、2012年11-12月号、2012年5-6月号、2011年7-8月号、2011年5-6月号、2010年3-4月号、2010年1-2月号、2009年11-12月号、2009年7-8月号、2008年3-4月号、2007年1-2月号、2006年7-8月号のみです。(品切れ号、取り寄せ可)
  ■バンジョー・ニューズレター誌
 世界唯一の米国産バンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
  BNL-14/11 最新2014年11月号 \648-

 19世紀の初期のバンジョーを再現、製作するグレッグ・アダムズをカバーストーリーにスティーブン・ウェイドがインタビューするほか、初期バンジョー奏法の“Briggs Jig”と“Grapevine Twist”ほか、タブ譜はアラン・マンデの最新アルバム『Bright Munde』より“Like Sonny”、アール・スクラッグスはジャム録音の“Traveling Highway Home”、トム・アダムズ“Unchained Melody”、初心者は“Little Maggie”ほか、ファーストクォリティ社の「焼き入れ」ブリッジについてなどの記事とバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/10 2014年10月号 \648-

 今、絶好調のジョー・マリンズをカバーストーリーにタブ譜は“Wild Mountain Honey”と“They Can't Love Jesus More Than Me”(ともにジュニア・シスクとのアルバム『Hall of Fame Bluegrass!』より)のほか、ホットライズ『When I'm Free』から“Glory in the Meetinghouse”、DC地区のバンジョー奏者オムニバス『Patuzent Banjo Project』より、マーク・ボレン“Bolen's Bounce”、アラン・マンデとビリー・ブライトの『Bright Munde』より“Everybode Say Wow”、トム・アダムズは1982年のクロスビー、スティルス&ナッシュの“Southern Cross”ほか、オールドタイムや、ロジャー・シミノフの弦のテンション研究などのほか、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/09 2014年9月号 \648-

 フランスのバンジョー奏者、ズィーラ(Gilles)・レザード(Rezard ラストネームの発音は不明)のカバーストーリーとタブ譜は、“Transatlantic Breakdown”、“Broce'liande”、“Blue Musette”。そのほか、アール・スクラッグス“Are You Washed in the Blood?”(1999年ジャムテープより)、トム・アダムズはスクラッグススタイルで弾く“Whiskey Before Breakfast”。また、ケン・パールマンのメロディッククロウハンマーは“Jerusalem Ridge”ほか、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/08 2014年8月号 \648-

 J.D.クロウが引退を決めたとき、残されたニューサウスがJ.D.の後釜として指名した若手ジャスティン・ジェンキンズ(現グラスタウン)をカバーストーリーに、彼の“Messin' with Sasquatch”とグラスタウンでの“Grass Stain”のタブ譜ほか、カポで有名なトム・マッキーニーのカポ話、アール・スクラッグスは1982年5月20日のジャムから、なんと!“Amazing Grace”、トム・アダムズはレスター・フラット名曲“Love Gone Cold”のローポジとハイポジ、初心者は“Wild Bill Jones”ほか、充実のクロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/07 2014年7月号 \648-

 バンジョー界の鬼才、クロウハンマーとスリーフィンガー奏法でパンクから前衛ジャズまでをこなすダニー・バーンズ(53)をカバーストーリーに、そのタブ譜は“Falling Hard”、そのほかトム・アダムズ“Nine Pound Hammer”、トニー・トリシュカ“Purple Trees of Colorado”、ビル・エマーソン“The State Line”、アール・スクラッグス“Landslide”ほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/06 2014年6月号 \648-

 マーティーカ・レイク16歳、弟ウィリアム12歳とともにフラット&スクラッグスの完コピを目指す女子高生がカバー。ハッキリ言って、その完璧なエコーのかけ方とともに、メチャ上手い(Martteka Lake で検索)。弟はもちろん、サムとフィンガーピック、声変わり前なのにレスターしているゾ!? ほかに「アフリカからアパラチアへ」というプロジェクトのジェイミ・ストーン特集とタブ“Soundiata”、ナッシュビルのブログレ奏者チャールズ・バトラーのインタビューとタブ“Joy”、ほかタブ譜は、トム・アダムズ“East Virginia Blues”のハイポジション、マーティ・カトラー“Gold Rush”、アール・スクラッグス“Buck Creek Gal”ほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/05 2014年5月号 \648-

 イェン・クルーガーのカバーストーリーとタブ譜は“Night Sky”と“The Three Laughing Monks”の2曲ほか、トム・アダムズはヘンリー・マンシーニの“Moon River”、アール・スクラッグスはブラザーオズワルドとのジャムにおける“Crazy Blues”(“Dear OLd Dixie”と同じコード進行をどう始末するか!?)、バックアップはノーム・ピケルニー“Lonesome Moon Light Waltz”、初心者は“Beautiful Brown Eys”ほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の40頁。
  BNL-14/04 2014年4月号 \648-

 ブルーグラス史家、ニール・ローゼンバーグ博士のカバーストーリー。タブ譜は、トム・アダムズのアレンジするTVドラマシリーズ『フレンズ』のテーマ曲“I'll Be There for You”、フレッド・ゲイガーはダロル・アンガー『Fiddlistics』から“Dysentery Stomp”、ジャネット・デイビスによるビル・モンローの“Lonesome Moonlight Waltz”のリードとバックアップ、イアン・ペリーのフィンガーボード探検には“Alabama Jubilee”などのほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/03 2014年3月号 \648-

 今年1月27日、94歳で亡くなったピート・シーガー追悼特集号。タブ譜はトム・アダムズ「オペラ座の怪人」より“Music of the Night”、アール・スクラッグスは極めて珍しい“Bill Cheatham”のリード!(1992年、ジョン・ハートフォードが録音に成功した貴重な一瞬だったという!!)、ケルト系有名曲“Drowsy Maggie”、先月号からつづくベラ・フレック・インタビューAとオリジナルのクラシック“Movement 2: Hunter's Moon”、トニー・トリシュカ採譜のピート・シーガー“Quite Early Morning”などのほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の40頁。
  BNL-14/02 2014年2月号 \648-

 ベラ・フレックのカバーストーリーは、初のクラシック作品『The Impostor』(本体\2,650-)への取り組みとノウハウなどインタビューのPart 1と、タブ譜は同アルバムからナッシュビル・シンフォニーとの第一楽章“Infiltration”ほか、タブ譜はビル・エマーソンのカントリージェントルメン時代の名演“Teach Your Children”、トム・アダムズ“Wagon Wheel”、アール・スクラッグスは珍しいレイ・プライスとのセッションから“I Can't Go Home Like This”、フィンガーボード探検“Man of Constant Sorrow”、初心者“Red River Valley”ほかクロウハンマーのタブ譜も充実、バンジョー情報満載の40頁。
  BNL-14/01 2014年1月号 \648-

 1960年代から活躍する大ベテラン、トム・ニールのカバーストーリー(トム・アダムズの愛情たっぷりインタビュー)と“Tyler's Tune”(昨年発表のアルバム『Banjoland』\2,646-より)ほか、アール・スクラッグスは“Four Walls Around Me”、ピーター・ワーニック"Nellie Kane"など、バンジョーに関するさまざまな情報が満載。
  ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
 米国最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
  BU-14/12 最新2014年12月号 \1,080-

 マイケル・クリーブランドのカバーストーリーほか、IBMA「World of Bluegrass」写真集、アグレッシヴな若手モンローマンドリン奏者クリス・ヘンリー、トニー・ライス・クローンともいわれるリチャード・ベネット、ジョージア南部のフィドラー、マックス・ティルマンの特集ほか、米国ブルーグラス情報満載の56頁。
  BU-14/11 2014年11月号 \1,080-

 ボビー・オズボーンのカバーストーリー「オープリに50年」ほか、ワイアット・ライス、楽器ギア(小物)について、46年の歴史を刻むウエストバージニアのローカルバンド、ブラックマウンテンブルーグラスボーイズ、ラルフ・スタンレー2世などの特集ほか、米国ブルーグラス情報満載の56頁。
  BU-14/10 2014年10月号 \1,080-

 ムーンシャイナー9月号と同じ!アールズ・オブ・レスターのカバーストーリーほか、ノーム・ピケルニー(ムーンシャイナー5月号と同じ!?)、レベッカ・フレージャー、リチャード・スミス「ミュージシャンと象、象牙取引について」などの特集ほか、米国ブルーグラス情報満載の64頁。
  BU-14/09 2014年9月号 \1,080-

 カバーストーリーはブルーグラス第一世代の中でも、もっともオリジナルブルーグラスバンドに近いマック・ワイズマン、今年5月に89歳を迎えた今も、1950年代と同じキーで歌っているとの事、素晴らしい! そのほか、セルダムシーンのダドリー・コンネル、昨年10月10日に永眠したジム・シューメイト追悼、楽器やCDなどの通販会社、エルダリーインストゥルメンツなどの特集ほか、米国ブルーグラス情報満載の64頁。
  BU-14/08 2014年8月号 \1,080-

 ローリー・ルイスをカバーストーリーに、ジェイムズ・アラン・シェルトン追悼、ミッチ・ジェインの思い出、レイモンド・マクレイン、グレイフォックスフェスの主催者メアリー・ダブほか、米国ブルーグラス情報満載の64頁。
  BU-14/07 2014年7月号 \1,080-

 バルサム・レンジのカバーストーリーほか、アダム・ステッフィ、ジャック・タトルのハワイとブルーグラス、ジム&バレリー・ゲブハートほかの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の72頁。
  BU-14/06 2014年6月号 \1,080-

 ロンダ・ビンセントのカバーストーリーほか、ジョージ・シャフラー追悼、ドン・リグスビー、アリス・ジェラードらの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の76頁。
  BU-14/05 2014年5月号 \1,080-

 デビッド・グリスマンのカバーストーリーほか、ブライアン・サットン、ジョン・マキュエン、アイリーン・ケリーの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の76頁。
  BU-14/04 2014年4月号 \1,080-

 デル・マッカーリーのカバーストーリーほか、ロスト&ファウンドの故デンプシー・ヤング、ミシェル・ニクソン&ドライブ、マーク・シャッツ、昨秋IBMA特別功労賞を受けたマクレイン・ファミリー・バンドなどの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の68頁。
  BU-14/03 2014年3月号 \1,080-

 毎年恒例の3月号楽器特集は1841-1842年、C.F.マーティン・シニア作のマーティン&ク―パ・ギターを表紙に、マーティン「アメリカギター改革」ほか、ブライアン・サットンとコートニー・ハートマンのエンドースで知られるボージョワーギターズ、クラブトンのオーダーで有名になったウェイン・ヘンダーソン、バンジョーリム製作家ジム・レイ(Rae)、マンドリン製作のマイク・アンデス(ナッシングファンシーのマンド奏者)の特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の72頁。
  BU-14/02 2014年2月号 \1,080-

 カントリー業界ともつながりを持った兄妹ザ・ロイズと、マーク・ニュートンとスティーブ・トーマスの新コンビをカバーストーリーに、トニー・ライスの叔父にあたるドブロ奏者フランク・ポインデクスターほかの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の54頁。
  BU-14/01 2014年1月号 \1,080-

 マールフェス特集(表紙写真はムーンシャイナー6月号表2と一緒だったぞ!!)のほか、毎週一度のナッシュビル郊外ラブレスカフェからのライブ公開放送「ミュージックシティルーツ」、バージニアのインドアフェス「キャビンフィーバーピッキンパーティ」、ペンシルベニアの「ブルーグラス・オンザ・グラス」主宰者デイビス・トレーシーらの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の100頁。
  ■オールドタイム・ヘラルド誌
 米国産アメリカンルーツ/オールドタイム音楽専門誌。アメリカ伝統音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。
  OTH-1310 最新第13巻10号 \1,296-

 ジョン・コーヘンが1956年にはじめて旅したアンデス地方ペルーの「オールドタイム音楽」のほか、ビル・キース以前にメロディック的なバンジョー奏法を編み出していたといわれるキャロル・ベスト、フィドル奏者フレッド・マクブライド、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.9」、19〜20世紀初期写真集など、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1309 第13巻9号 \1,296-

 ウエストバージニア州エルキンズのオーガスタヘリテージのコーディネーター、「伝統は過去から生ずるものだが、それは現在に起こっているものなのだ」というゲアリー・ミルネスのインタビューは、ウエストバージニアの音楽伝統とアパラチアにおけるドイツの影響についての2冊の著作が知られているという彼のこれまでのさまざまなリサーチをまとめたメイン特集。そのほか、オスカーシュミット社との訴訟で「オートハープ」を一般名称と勝ち取ったジョージ・オーゼイ(Orthey、オージーかな!?)と彼のオートハープ、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.8」、女性ギタリスト写真集など、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1308 第13巻8号 \1,296-

 ブルーグラス女王と呼ばれる「ロンダ・ビンセント:ミズーリのオールドタイムとブルーグラスのクロスロード」をメイン特集に、若いストリングバンド(ベースの代わりにチューバ)のドランケン・キャットフィッシュ・ランブラーズや今年のフェスやキャンプ一覧ガイドなど、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1307 第13巻7号 \1,296-

 19世紀初頭以来のモンタナのフィドル伝統特集のほか、ノースカロライナのフィドラー、ハワード・ジョインズ(1908-1981)、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.6」はニューヨーク州の学生街イサカにて、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクションは「ハウのバイオリン教室」など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1306 第13巻6号 \1,296-

 1927年のビクターレコード主宰のブリストル・セッションの翌1928年、ブリストルからわずか25マイルのジョンソンシティでコロムビアが行ったセッションの特集ほか、1970年代にホットマッドファミリーで活躍したバンジョー奏者リック・グッド、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.6」はトミー・ジャレル訪問、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクション古いフィドラーの写真から見るフィドルの持ち方考察など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1305 第13巻5号 \1,296-

 インディアナ州セイラム出身で1930年に8曲、フィドルとバンジョー、ハーモニカ、ジョーズハープ、ジャグなどの楽器を使って録音を残したニコルソンズ・プレイヤーズ。これまで謎だった彼らのことを調べたトニー・ラッセルの力作ほか、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.5」はノースカロライナ州チャペルヒルでのファジーマウンテントの出会い、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクションは「フィドルとフルート」バンド集、など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1304 第13巻4号 \1,296-

 ビル・モンローの"Footprints In The Snow"の原曲を辿っていく興味深い物語のほか、ケンタッキーの伝承音楽やフィドル音楽を蒐集する中心的な役割を担った1946年生まれのジョン・ハーロッドのすばらしいインタビュー、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.4」は首都ワシントンDCのスミソニアンフェス、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクションは「チェロ」など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1303 第13巻3号 \1,296-

 アルバート・ハッシュ・メモリアル・フェスのリポート、ミズーリ・フィドラーのR.P.クリステンソン、ウォルト・コーケンの連載「Tales from the Woods Vol.3」など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1302 第13巻2号 \1,296-

 全米フェス&キャンプガイド特集のほか、西アフリカ・ガンビア共和国ジョラ族のアコンティング奏者ラエモウアヒュマ・ジャッタのインタビュー、ウォルト・コーケンの「ハイウッド・ストリングバンドからの逸話A」は「ショッティーシュ(ボヘミア起源のダンス)」など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1301 第13巻1号 \1,296-

 ダン・マーゴリーズ「ハンドメイド弦〜猫と馬の尻尾から生まれる音楽」をメイン特集に、アート・ローゼンバウム「北部ジョージアでの1日」、ウォルト・コーケン「ハイウッド・ストリングバンドからの逸話」シリーズ第1回など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
 月刊『ムーンシャイナー』
  1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス専門誌。日米ブルーグラスのホットな話題から、その真髄を探求する月刊誌。
 ■定期購読:1年¥6,300-半年¥3,450-
 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。
■バックナンバー:各¥540-。
 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。
  MS-3202 最新2014年12月号(通巻374号)\540-

 ビル・モンロー初来日から40年大特集!として「ボブ・ブラックの見たモンローとの日本」と、「あなたはモンローを見た……!」第一弾ほか、TARO&JORDANの2ndアルバム「初心」への井上太郎インタビュー、若手バンジョー小寺拓実クンの見たIBMA2015リポート、小野田浩士のバンジョー巡礼の旅最終回は「チャーリー・クッシュマン家訪問」でプリウォーフラットヘッドのトーン比べ、徳島ブルーグラスライブの10年とティム・レイク来日、夫婦デュオの元祖ルルベル&スコッティ物語、小林公恵のウィンディシティ便り「納屋を舞台のローカルフェス」、名古屋大学「洞山遥佳」などの特集ほか、日米のブルーグラス事情満載!
  MS-3201 2014年11月号(通巻373号)\540-

 第25回IBMAアワードショウと米国ブルーグラスの25年特集ほか、第1回岐阜フェスのこと「多治見フェスも遡れば40年」、祝・慶應義塾大学ブルーグラス研究部創部!、北村謙「来日したジョン・ショールに教わったこと」、小野田浩士「バンジョー巡礼の旅 W」、京都大学「金菱哲宏」、日本ブルーグラス年表「1981年」などの特集と連載コラムほか、日米のブルーグラス事情満載!
  MS-3112 2014年10月号(通巻372号)\540-

 ジェリー・ダグラス来日記念特集の最終版第三弾として「ジェリー・ダグラスとは?」でその人となりや音楽歴、北大OGのドブロ奏者、兼平愛弓「わたしがドブロに恋したワケ」でドブロの魅力を熱く語るほか、ハニークッキーズの最新作『Where is My Honey?』、新潟県庁のブルーグラスバンド「グラスピッカーズ」、高知のロンギングフォーザサウスランドvs神大ブルーナイツの父娘競演!「父と娘のイエローリバー」、小野田浩士バンジョー巡礼の旅V「ジョージ・バックナー訪問」、追悼・名古 悟、明治学院大学「荒川裕史」、日本ブルーグラス年表「1981年」へなどの特集と連載コラムほか、日米のブルーグラス事情満載!
  MS-3111 2014年9月号(通巻371号)\540-

 ジェリー・ダグラス来日記念特集第二弾「ブルーグラスドブロの誕生〜ジョッシュ、マイク、そしてジェリーへ」、ジェリー・ダグラスのフラット&スクラッグス完全コピーバンド「アールズ・オブ・レスター」、福島いわき「鬼ヶ城フェス」へ行こう、久永雅史「あっという間に60年、後編」、ブルーサイド オブ ロンサム「フジロック登場」、水戸レストラン「ホワイト」さよなら、ウィンディシティーからブルーグラス便り@、大谷大学「森本晃行」、丹沢ブルーグラス「ケンタッキー制覇旅行H」最終回ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3110 最新2014年8月号(通巻370号)\540-

 10月に来日が決定したジェリー・ダグラス歓迎特集第一弾「ハワイアンギター誕生125年からドブロについて」、久永雅史「あっという間に60年、前編」、小野田浩士りバンジョー巡礼の旅U「アール・スクラッグス・センター訪問」、ジョージ・シャフラー追悼「クロスピッキンギター編」、オー!シスタージャンボリー2014リポート、40年目を迎える「札幌ブルーグラスフェス」、バックウッズマウンテニアーズ50周年記念ライブ、学生プロファイル#18 酪農学園大学「矢島佑記」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3109 2014年7月号(通巻369号)\540-

 ジム・ミルズのプリウォーギブソン・バンジョー訪問記「小野田浩士りバンジョー巡礼の旅T」ほか、ノーム・ピケルニーの「IBMA演説」第3回は現在米国ブルーグラス事情の最終回、続・レスター・フラット生誕100年特集、追悼ジョージ・シャフラー「ウォーキングベース編」、2014年度新入生歓迎特集号C「ブルーグラスとロックの深淵」、美星ブルーグラス ミーティングの25年、フォギーマウンテン・フィドル列伝「アート・ウーテン」、山本容子「N.Y.から、ご麺ください」、神戸大学「矢野晃輔」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3108 2014年6月号(通巻368号)\540-

 レスター・フラット生誕100年特集ほか、ノーム・ピケルニーの「IBMA演説」第2回目は驚きの現在米国ブルーグラス事情、来日するETSUブルーグラスプライドバンド紹介、追悼・宮崎勝之、2014年度新入生歓迎特集号B「カントリーミュージック入門」、ネッシー・エクスペディション米国ツアー最終回「ビル・モンローの故郷でフェス」、東北大学「野崎 廉」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3107 2014年5月号(通巻367号)\540-

 ノーム・ピケルニーのブルーグラスコミュニティーへの愛と21世紀のブルーグラスについて語る「IBMA演説」前編をカバーストーリーに、ハンバートハンバート「佐藤良成インタビュー」、レオナ2ndCD「Love and Peace」、アーニャ・ヒンクル日本ブルーグラス紀行「関西編」、2014年度新入生歓迎特集号A「フォークミュージック入門」、フォギーマウンテンフィドル列伝C“We'll Meet Again Sweetheart”、草の根ブルーグラス広島しまなみ「追悼・続木敬修」、北海道大学「川口浩平」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3106 2014年4月号(通巻366号)\540-

 北大トリオのアメリカ冬フェス体験記「ウィンターグラス」のほか、2014年度新入生歓迎特集号「ブルーグラス入門」、J.P.マティス「日本ブルーグラスと人生最良の一週間」、大野真「大学4年どっぷりブルーグラス」、名古屋大学「小杉大智」など若者特集ほか、新岡雅巳「音の暴力復活!」、西宮フォートワースジャンボリーへのお誘い、乙女バンジョー「続アビゲイル・ウォッシュバーン」、丹沢サークル・ケンタッキー制覇ツアーリポートCなど、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3105 2014年3月号(通巻365号)\540-

 アール・スクラッグス・センターを表紙にセンター開館リポート、アールの育った家訪問記、ブルーグラス映画3月22日封切り!『オーバー・ザ・ブルースカイ』のブルーグラス関連セリフ紹介とインタビューなど特集、2013年発売レコード総括、J-ポップシンガー、バンジョーアイ(Banjo Ai)デビューと沖縄ブルーグラス、ジム・シューメイトとビル・モンローとアール・スクラッグスの出会い証言からフォギーマウンテンボーイズ結成へ、札幌ブルーグラス物語り#6「最終回」、丹沢サークル・ケンタッキー制覇ツアーリポートB、「KFC発祥の地とメランジオンの里」、洗足学園音楽大学「山田拓斗」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3104 2014年2月号(通巻364号)\540-

 関東の重鎮バンド、ブルーサイド・オブ・ロンサム「in Oklahoma」のカバーストーリーほか、ノースカロライナってどんなとこ?「アール・スクラッグス生家訪問」、ジム・シューメイトとビル・モンローとアール・スクラッグスの出会い証言集、浪花米国南部系ルーツ音楽祭リポート、札幌ブルーグラス物語り#5「ニューグラスリバイバル来日」、ジュニア・シスクとジョー・マリンズの元ネタ集、丹沢サークル「ケンタッキー制覇ツアーリポート」A、日本ブルーグラス年表#72「1978-1979年」、大谷大学「名取綺更」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3103 2014年1月号(通巻363号)\540-

 ジム・シューメイトとポール・ウォーレンに捧ぐ「フォギーマウンテンフィドル列伝」前編、アーニャ・ヒンクル日本紀行「ブルーグラスアクシデント北海道編」、佐藤コウスケ「ゴローショーとエンタメ」、丹沢サークル「ケンタッキー制覇ツアー@」、知っておきたい#6「ブルーグラス・スウィング」、馬渡 浩の札幌ブルーグラス物語りB、「ノースカロライナってどんなとこ?A」、ブルーグラス史観米国史#44「セシル・シャープとオリーブ・キャンベル」、洗足学園音楽大学「岩本歓喜」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3102 2013年12月号(通巻362号)\540-

IBMA(WoB)2013リポート「ノースカロライナってどんなとこ?」、女子大生の見た「ワイドオープン・ブルーグラス」、タヒチクラブ「新春★浪花 米国南部系ルーツ音楽祭」、愛媛・朝倉ブルーグラスの25年、馬渡 浩の札幌ブルーグラス物語りA、知っておきたい...#5 「フラットピッカー達」、日本ブルーグラス年表#70「1978年」、3大学対抗!年忘れライブ酪農学園大学「花村彩音」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3101 2013年11月号(通巻361号)\540-

 31年目の第1号、IBMA名誉の殿堂入りのセレモニーで「奇跡」を起こしたトニー・ライスのスピーチほか、第24回IBMAアワードショウ・リポート、マイク・コンプトン「ビル・モンローの魂」12月来日、ブルーグラス☆ポリスのデビューCD『BG★PC』、馬渡浩の札幌ブルーグラス物語り@、やぎたこ『I'll be home someday』、きたむらいづみ「彦根にアメリカーナ」、ハゥトゥプレイブルーグラス!その伍ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3012 2013年10月号(通巻360号)\540-

 やりました!通巻360号、購読してくれる皆さん、ボランティアで情報や記事、写真を提供してくれる皆さん、そんなダイハードなブルーグラスファンの皆さんのお陰で30年間、何とか持ちこたえました。これからいつまで頑張れるか、体力と根気の勝負ですかね、こうなると? ひきつづき皆さんのお引き立てを、何卒よろしくお願い致します。本当に、ありがとうございます!!
 記念すべき360号は、日本でデビューして、最年少でIBMA名誉の殿堂入りをしたトニー・ライス秘話のほか、1958年に結成されたイースト・マウンテン・ボーイズがIBMA特別功労賞を受賞するにあたって彼らの年表と紹介、そして日本の戦前・戦後における「洋楽」の受容についての特集記事、中学生ソフィア美玲キャタリナの「ウィザー・フィドル・コンテスト」参戦記、ハゥトゥプレイ・ブルーグラス#4「続アールの日」、最新トラッドグラス事情「レベル・レコード編」、コンサートリポート「mareka & Junji vs 三津谷組」、カーター・ファミリーとボブ・ディラン、東北大「荒川善行」、ネッシーエクスペディション37年目の渡米顛末記Dほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3011 2013年9月号(通巻359号)\540-

フラットピッキンギターに魅せられた女性レベッカ・フレージャー、その初々しい半生を紹介したカバーストーリーのほか、クレイグ・ダンカン、ビリー・スミス、マイク・スコットらが女性陣ふたりを加え10月はじめに来日。同じ10月、ハンマーダルシマを初めて日本に紹介したカレン・アッシュブルックが来日するのを機に、「ハンマーダルシマ」の歴史と今特集。9月28日に「第4回六甲ブルーグラス・タイムズ」を主催する神戸大学の木村周平。「ハゥトゥープレイブルーグラス」シリーズ3回目になる最新号では、「シラブルで弾く」こととは? CD+DVDを発表した原さとし(bj)と竹内信次(m)のトイメンシャオ。ネッシーエクスペディション37年目の渡米顛末記Dほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3010 最新2013年8月号(通巻358号)\540-

 「ハウトゥープレイ・ブルーグラス」特集として、ブルーグラス楽器奏法のつかみ方を「岸本一遥のケニー・ベイカーから学んだこと」や「アールの日」のリポートを軸に特集。そのほか、奥 和宏「アメリカン・ルーツミュージック、ディスクでたどるアメリカ音楽史」、全国サイマル放送一覧表とFMはしもと「しもちゃんの“Bluegrass”でナイト」、学生プロファイル#7は首都大学東京「山本南希」、人口16人の瀬戸内海での「斎島ブルーグラス」、ブルーリッジに本拠を置くマウンテン・フィーバー・レコード社、埼玉・狭山市の美食ブルーグラスレストラン「SOFT」、ネッシーエクスペディション37年目の渡米顛末記Cほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3009 2013年7月号(通巻357号)\540-

 第26回マールフェスリポート」ほか、ジョージ・ジョーンズ追悼「カントリーソング」後編、ジェイコブ・シャープ「ミプソ」来日!、菅沼工房5弦フィドル製作記E最終回、井上 高とホームタウナーズ「50年前に活躍したプロのブルーグラスバンド」後編、学生ブルーグラス・プロファイル#6 北海道大学「兼平愛弓」、日本ブルーグラス年表#65「1977年」ほか、ネッシーエクスペディション37年目の渡米顛末記B、1911年ビル・モンローの生まれた日ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3008 2013年6月号(通巻356号)\540-

 北海道の八雲フェス特集のほか、ジョージ・ジョーンズ追悼「カントリーソング」前編、ブルーサイド・オブ・ロンサムと坂本愛江、「Tri Barrel(トライバレル)」尾崎博志、古橋一晃、河合徹三、知っておきたい#2「新進気鋭のマンドリニストたち」、菅沼工房5弦フィドル製作記D、井上 高とホームタウナーズ「50年前に活躍したプロのブルーグラスバンド」前編、学生ブルーグラス・プロファイル#5 名古屋大学「山田遼一」、日本ブルーグラス年表#64「1976-77年」ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3007 2013年5月号(通巻355号)\540-

「フェスティバル・シーズン到来号」として、ブルーグラスフェスの歴史とウィンターグラス2013リポート後編のほか、ブルーグラス・リズムギター上達の近道、サードタイムアウト「ブルーグラスる!?(Bluegrassed)」、知っておきたいブラザーデュオ一覧、ケンタッキーのモアヘッド州立大学ブルーグラス科を訪ねた川合くんのすばらしいリポート、ネッシーエクスペディション米国ツアー顛末記A、学生ブルーグラスプロファイル#4「米澤 望(酪農学園大)」、菅沼工房5弦フィドル製作記Cなど特集ほか。
  MS-3006 2013年4月号(通巻354号)\540-

 今月久々に来日、東海道をバンジョー行脚するビル・キースの大特集後編、ジェリー・ガルシアやライ・クーダーらとの逸話など、1963年のビル・モンローとブルー・グラス・ボーイズの重厚な写真をカバーに、ウィンターグラス2013リポート前編、ネッシー・エクスペディション米国ツアー記@、ブルーグラス・アルバム・バンド・リユニオン、マイク伊藤「留学のススメ」、ロストシティキャッツ・リユニオン、菅沼工房5弦フィドル製作記B、学生ブルーグラスプロファイル#3「森山亮治(大谷大)」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3005 2013年3月号(通巻353号)\540-

 4月に久々の来日、大阪、京都、名古屋、浜松、横須賀、東京でワークショップやコンサートをするビル・キースをカバーストーリーに、フルアルバム『Sailing Home』を発表し今月には全米ツアーをする女性トリオ、パイレーツ・カヌー、ハンク・ウィリアムズのセイクレッドソング解説、2012年年発表レコード総括、菅沼工房5弦フィドル製作記A、学生ブルーグラス断簡その壱「松本捺美(神大)と小形奈緒子(東北大)」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3004 2013年2月号(通巻352号)\540-

 ドブロのマイク・オルドリッジのカバーで追悼特集「ブルーグラスを変えたドブロ奏者」ほか、ブラザーデュオ秀作を発表した渡辺敏雄、かつてジューンアップル誌のスタッフだった菅沼利夫「5弦フィドルへの道@」、ラジオ関西「カントリーミュージック・トラベル」が今年20年、950回目を迎えているDJ阿部和則のリポート、1946年のブルーグラス誕生の年にオープリで出会った?ハンク・ウィリアムズとビル・モンローなどの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3003 2013年1月号(通巻351号)\540-

 アール・スクラッグスの右手の表紙写真にメイン特集は、村片和彦のアール・スクラッグス奏法解析「俺、アールやもん」と、先月号の50年前のフラット&スクラッグス『カーネギーホール』で「マーサ・ホワイト!」を叫んだ本人の当時のリポート「アール・スクラッグス異聞」ほか、市川慎一郎のボジョアギター“Slope D”「バンジョーキラー」修理リポート、若手ドブロ宣言「ドブロだって主役!」、60年前の1953年1月1日にアパラチア山中で息を引き取ったハンク・ウィリアムズの最後の1年ドキュメント、フットヒル・ドライブ「アメリカツアー記」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
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