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    B.O.M.Newsletter #411   2015年1月18日 


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INDEX

 今月のサブさん特選作品  
  新入荷リスト  
   ■ニュースレター#411 新入荷ダイジェスト 
   (ブルーグラス新入荷) 
   (インスト新入荷)
   (カントリー/ポップ/ロック新入荷)
   (映像モノ新入荷)
   (教則モノ新入荷)
新入荷作品解説   
   ■ブルーグラス新入荷
   ■インスト新入荷
   ■カントリー/ポップ/ロック新入荷
   ■映像モノ新入荷
   ■教則モノ新入荷
最近作/お勧め作、再入荷   
   ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
   ■ブルーグラス最近作/お勧め作
   ■インスト最近作/お勧め作
   ■オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作
   ■カントリー最近作/お勧め作
   ■お勧め発掘・編集最近作/お勧め作
   ■映像ものお勧め作
楽器関連作品   
   ■ギター
   ■バンジョー
   ■マンドリン
   ■フィドル
   ■ドブロ
    ■ベース
 楽器、その他……   
教則もの/ソングブックお勧め   
輸入雑誌   
   ■フラットピッキン・ギター誌
   ■バンジョー・ニューズレター誌
   ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
   ■オールドタイム・ヘラルド誌
月刊『ムーンシャイナー』   
2014 Year-End Best Sellers   
   【2014年 B.O.M. ベストセラーズ 20】
   【2014年 B.O.M. ベストセラーズ 次点】
   【2014年IBMAアワード受賞作品】
   【2015年 第57回グラミー賞ブルーグラスアルバム ノミネート作品】
   【第57回グラミー賞ブルーグラス関連作品】
B.O.M.ご利用方法  

  2015年、あたらしい年の幕が開けました。戦後70年の今年は、ブルーグラスが生まれてから70年の年でもあります。人の営みも音楽も、歴史を積み重ねて豊かになっていくものだと信じたいものです。われわれは音楽の歴史を踏まえながら、より豊かな音楽の感動に出会えるように、本年もいい音楽を紹介していきます。……今年も1年、精一杯楽しく、よろしくお願いします。

 今月の新入荷はクリスマス商戦後ということもあってあまり多くはありませんが、ビル・モンロー&ブルーグラスボーイズの1964年のライブCD、そしてクリス・シーリ&パンチブラザーズの豪華限定DVDセットがキョーレツ!です。ほぼ45年を隔てたブルーグラス、否、おそらく、アメリカ音楽史上に永遠に残るふたつのストリングバンド(弦楽団)の生々しい記録、ともに彼らがいかに音楽に命を注入してきたかが手に取るように分かる秀作です。
 そのほか、昨年発表の秀作がズラリ……、皆さんとの出会いを待っています。じっくりと腰を落ち着け、アルバムを通じて音楽の感動をより深く聴き取りませんか!? お手軽ネットサーフィンだけでは、真実には出会えないと思います……!?

■月刊ブルーグラスジャーナル「ムーンシャイナー」
 昨秋11月号から第32巻、1983年の創刊以来、20年前の震災にもめげずに毎月発行をつづけて32年目です! みなさんのサポートがあってこそ、発行をつづけられます。……ありがとー!! ちなみに唯一発行が遅れた1995年2月号のカバーストーリーは「クラスタープラッカーズ来日」でした。
 最新1月号はベラ・フレックとアビー・ウォッシュバーン夫妻の表紙で、ベラが率直に自身の音楽人生を語る「IBMA基調講演完訳」のパート1ほか、奥沢明雄大特集「マーマレードスカイ」、ビル・モンロー初来日から40年特集連載「あなたはモンローを見た!そのA」、IBMAアワードにみる注目アルバム、鈴木一彦「函館から、波乱バンジョー物語」、オッピー今冨「ブルーグラス三つの旅」、北海道大学「星川 慧」などの特集ほか、ブルーグラスだけの月刊誌ですよ!

 月刊ムーンシャイナー定期購読は1年間(12冊)\6,300- 半年間(6冊)\3,450-。単冊\540-(+送料\78-)。定期購読は購読開始希望月をお知らせくだされば早速お送りします!! また情報提供、そしてご自由なテーマでのご寄稿など……、なにとぞムーンシャイナーにご協力を、よろしくお願いします!
 ムーンシャイナー2月号では、すばらしい最新作『Songs from My Mother's Hand』を発表した89歳のマック・ワイズマン、アルバム『Sound of Strings: Ken Sakamoto』を発表した坂本 健の特集ほか、ベラ・フレックのIBMA基調演説の続編や「ビル・モンロー初来日から40年代特集〜アナタはビル・モンローを見た...!?そのB」(今も寄稿募集中!)ほかの特集です。お楽しみに……!

■全国イベント・カレンダー
 以下、ムーンシャイナー誌1月号に寄せられたイベントです。なお、ここに掲載するのは、個別バンドのライブでは来日および国内バンドの遠征ライブやツアーのみ、ローカルではフェスやコンサートなど企画物イベントのみです。それ以外のライブやコンサートなどはムーンシャイナー誌をご参照ください。
◆やぎたこ
 ルーラルアメリカンな男女オールドタイムデュオ
1月24日(土)大阪、オッピドム06-6151-8106
1月25日(日)大阪、Koko Plaza(06-6370-5421)
1月29日(木)横浜、John John(045-251-5382)
1月31日(土)池袋、ポルカドッツ03-6666-2122
2月6日(金)宮古、カントリーズcafe0193-64-3451
2月7日(土)花巻、せがわ京染店0198-24-4333
2月8日(日)陸前高田、ジョニー0192-54-4406
総合 (問)yanagi_yagitako@yahoo.co.jp
◆1月24日(土)埼玉「第8回所沢カントリー・ミーティング」所沢市並木公民館ホール04-2998-5911。11時20分開演、\1000-。(問)TCM代表ロイ田沢04-2942-0552
◆城田じゅんじ&内藤希花、西日本ツアー
 オッピーいまとみプロデュースのアイリッシュ
1月24日(土)橿原、Cafe Anges 0744-35-4018
1月25日(日)大阪、「Bluegrass Three Journeys」
1月26日(月)神戸、シルクロード 078-371-6747
1月27日(火)明石、Waikiki
1月28日(水)淡路島、タイヨー珈琲
1月29日(木)岡山、ブルーブルース086-227-5000
1月30日(金)大分、ブリック ブロック
1月31日(土)今治、朝倉公民館大ホール
(総合問)オッピーいまとみ090-4375-6932
◆1月25日(日)大阪「オッピドム開店10周年記念イベントII:Bluegrass Three Journeys」新大阪、大阪青少年センターKoKo-Plaza(06-6370-5421)。15時半、前\2500-当\3000-。出演:とも様キングス、城田じゅんじ&内藤希花、ブルーグラス有識者会議、ブルースビルAC、やぎたこ。(問)オッピドム今富090-4375-6932、oppidom@i.softbank.jp
◆1月31日(土)愛知「ブルーグラスミーティング2015冬Vol.18」北名古屋市総合福祉センターもえの丘。14時、無料。(問)オールザットグラスhttp://homepage1.nifty.com/allthatgrass/
 今月のサブさん特選作品
 (ムーンシャイナー編集長、イチオシです)
  昨年末に届いたアルバムで、心底感動した3枚です。ベラはムーンシャイナー1月号で自身の音楽歴を真摯に振り返る講演の全訳を紹介、そんなベラが妻アビーと心を込めて創ったふたりだけのアルバムが凄い。89歳のマックが母の手書きソングブックを心を込めて歌うアルバム、ムーンシャイナー2月号で紹介します。そして女性ブルーグラスがジェンダーを超えてあらゆる意味で自立した象徴と思えるベッキー、ムーンシャイナー3月号で特集する予定です。以上、最近のサブさん、大推薦作品3点です。
  ROU-3626 BELA FLECK & ABIGAIL WASHBURN CD(本体\2,450-)\2,646-(歌詞付き)

 ベラとアビゲイルのフレック夫妻、愛息ジュノのために愛情いっぱい込めて創られたフレック家の宝物のような作品。フォスターの「草競馬」を隠れテーマにした“(I've Been Workin' on the) Railroad”を1曲目に“Pretty Polly”や“What Are They Doing in Heaven Today?”などのトラッド。ベラが書いたバンダアチェと東日本大震災津波をテーマにした歌曲(ベラも歌う!)を含む凄いオリジナル3曲に、バルトーク「子供のために」のクラシック、そしてアビーのトラッドに沿った素晴らしいオリジナル4曲(ベラとの共作2曲を含む)。アビーのボーカル力に込められた子供世代への強いメッセージとあのRB-75はもちろん、バリトンバンジョーやチェロバンジョーほか、さまざまなバンジョーを駆使した刺激的な音の世界。ふたりの、世界的な才能を存分に楽しむことができる凄いアルバムだ。ボーカルものではあるが詳細解説は、そのあまりにも美しいトーンに敬意を表して、ニュースレター#410のインスト物新入荷にて
  WR-8336 MAC WISEMAN『Songs from My Mother's Hand』CD(本体\2,450-)\2,646-

 「心からの歌声(Voice with a Heart)」と称されるマック・ワイズマンが89歳にして、おそらく生涯最高傑作を発表した。しかも、23歳のシエラ・ハルとのデュエットをはじめ、シエラのもっとも信頼するひとり、若きマルチプレイヤーのジャスティン・モーゼズ、ナッシュビルの大ベテラン・プロデューサーとドイツ生まれの気鋭のプロデューサー、ジミー・キャップスとトム・ジャッツのデリケートなギターにマーク・フェィンのベース。そこにジェリー・ロール・ジョンソンのハーモニカとアリサ・ジョーンズのハンマーダルシマを加えつつ聴かせる、マックが母から学んだアメリカンフォークソング名曲集。“Blue Ridge Mountain Blues”からはじまり、“You're a Flower Blooming in the Wildwood”、「谷間のともしび」と知られる“When It's Lamp Lighting Time in the Vally”、あの名曲へのアンサーソング“Answer to Weeping Willow”、“Rosewood Casket”、そして“I Heard My Mother Call My Name in Prayer”や“Will There Be Any Stars in My Crown”ほか、感動的な全12曲、メチャクチャいいアルバムである。詳細解説はニュースレター#410のブルーグラス新入荷にて
  BB-2014 BECKY BULLER『'Tween Earth and Sky』CD(本体\2,450-)\2,646-

 女子大生バンドが飛びつきそうな可愛いキャッチーな1曲目(ほんでバックは、ロン・ブロックやケニー・スミスらによるハイテクブレイクの連続……)から、全編にブルーグラス出身女性シンガーソングライターらしいタッチと、素晴らしいフィドラーとしての資質から生まれるトラッドに根ざした現代ブル―グラス、ベッキー・ブラー最新第3作。全体にアパラチアの感情をまとって、そのまんまサム・ブッシュ・バンドやティム・オブライエン&ブライアン・サットンらも参加、中でも唯一のカバー、1988年に第1回グラミー賞ブルーグラス部門を獲得したビル・モンロー曲“Southern Flavor”では、オリジナル録音と同じバディ・スパイカーやブレイク・ウィリアムズにモンロー代役ローランド・ホワイト、そしてピーター・ローワンとのデュエットでボーカルパートを創作等々、……ベッキーの素晴らしいアパラチア/ブルーグラス愛に満ちた大秀作ブルーグラス。詳細解説はニュースレター#410のブルーグラス新入荷にて
 新入荷リスト
 ■ニュースレター#411 新入荷ダイジェスト
 (ブルーグラス新入荷)
  RCSI-1127D PUNCH BROTHERS『How To Grow A Band』特別限定シリアルナンバー付DVD2枚組(260分)(本体\5,200-)\5,616-

 おそらく歴史に残るであろう、ブルーグラスを超えて「史上最高のストリングバンド」と呼ばれるパンチ・ブラザーズ。彼らの初アルバム『Punch』発表の2008年2月26日前後のツアーの様子を中心に、前人未踏の音世界を創る様子を丹念に追った劇場向けドキュメンタリー映画『How To Grow a Band』(88分)と、その本編ではカットされた映像をほぼ3時間(173分)に渡って収めたボーナスDVD、ゲストコメントにはツェッぺリンのジョン・ポール・ジョーンズやクラシックのヨーヨー・マ、そしてジェリー・ダグラスほか。シリアルナンバー付きの本仕様化粧箱に納められたすごい特別DVD盤の2枚組。決して音楽エンタメ作品ではないが、音楽を創るという過程が見事に描かれたすばらしいドキュメント映像集であり、音楽を志す者には、とてもインスパイアーされるすばらしい作品である。詳細は映像新入荷参照。
 なお、完全にヒットを狙う態勢のパンチ最新作CD『The Phosphorescent Blues』(本体\2,450-)は今月末発売予定、詳細は次号にて。 
  COMP-4639 ROB ICKES & TREY HENSLEY『Before the Sun Goes Down』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ハンク・ウィリアムズを思わせる正統ホンキートンクから超スーパーピッキンブルーグラスまでトレイ・ヘンスリーの強烈ギターとボーカルとブルーグラスドブロ第一人者のひとりロブ・アイクス、ふたりのブルーグラスよりアコースティックカントリー系コラボ作品。アンディ・レフトウィッチ(md,fd)かオウブリー・ヘイニー(fd)、ロン・ブロック(bj)など適材適所で、カバー曲中心に南部田舎音楽の美味しいとこ取り作品。詳細はブルーグラス新入荷参照
  PATUX-180 ANGELICA GRIM『Look for Me』CD(本体\2,450-)\2,646-

 すごく素直な、可愛い声でキッチリとフラット&スクラッグス“He Took Your Place”やスタンレー“She's More to be Pitied”なとじの名曲中の名曲やヘイゼル・ディッケンズ“West Virginia My Home”などの2曲ほか、ジョニー・キャッシュ“I Still Miss Someone”やタウンズ・バンザント“If I Neeeded You”などの名曲カバー中心の女性ブルーグラス作品。詳細はブルーグラス新入荷参照
  DN-9633 DARREN NICHOLSON『Things Left Undone』CD(本体\2,450-) CD\2,646-

 話題のバルサムレンジ、そのマンドリン奏者ダーレン・ニコルソンの素晴らしいボーカル作品(モンロー“Bluegrass Stomp”と自作“Sugar Creek Gap”のインストを除く)。バリトンボイスの歌の上手さは、さすがIBMA最優秀エンターテイナーを獲得したバルサムレンジの一員! 日本ではまったく無名でもこれほどのハイレベルに仕上げてくる現在の米国ブルーグラスの凄さを再確認だ。詳細はブルーグラス新入荷参照
  BGOCD-1167 THE DILLARDS『Back Porch Bluegrass/ !!!Live!!! Almost/ Pickin' and Fiddlin'』CD2枚組(本体\3,300-)\3,564-

 初期ザ・ディラーズの決定盤! 1963年デビュー作『Back Porch Bluegrass』、1964年のライブ名盤『!!!Live!!! Almost!!!』、1965年の名盤『Pickin' and Fiddlin' with Byron Berline』のエレクトラレーベルのLP3枚のすべてがCD2枚組に収められている。詳細はブルーグラス新入荷参照
 (インスト新入荷)
  RCSI-1126 MARK STOFFEL『One-O-Five』CD(本体\2,650-)\2,862-

 1999年11月、ウィル・マリングとともに来日ツアーしたマーク・ストッフェルのチョー繊細な、美しいマンドリン、2008年制作アルバム。Fタイプマンドリンの響きを、きわめてデリケートなタッチで堪能させてくれるマンドリンインスト秀作である。スタンダードの「モスコーの夜はふけて“Midnight in Moscow”」や「エーデルワイス“Edelweiss”」を含む心休まる全編に静かな全11曲。詳細はインスト新入荷参照
  CGM-102 坂本 健『Sound of Strings: Ken Sakamoto』CD(本体\2.200-)\2,376-

 高知出身、東京でミュージシャンとして活躍する坂本 健、フィンガーピッキンギターと5弦バンジョーをメインにした13年ぶりになる最新第2作オリジナルインスト8曲とトラッドアイリッシュ2曲の全10曲集。ムーンシャイナー誌2月号に特集予定。詳細はインスト新入荷参照
  PATUX-254 DANIEL GREESON CD(本体\2,450-)\2,646-

 ノースカロライナ州グリーンズボロ出身の16歳、ダニエル・グリーソン。ベニー・マーティンからケニー・ベイカーへと続くブルーグラスフィドルの王道に則った端正なフィドラー。若者たちがブルーグラスの伝統に敬意を込め、選曲もモンロースタンダードを中心に、ブルーグラスの必須フィドル曲がズラーっ! ナッシュビルやブルーリッジ系のエスタブリッシュメントとは一味違った初々しさと自由闊達さが心地良い新DCグラスの面目躍如だ。詳細はインスト新入荷参照
 (カントリー/ポップ/ロック新入荷)
  MSKY-14001 奥沢明雄&マーマレードスカイ『Akio Okusawa & the Marmalade Sky』CD(本体\2,315-)\2,500-

 ムーンシャイナー誌1月号で大特集したように、1970年代半ばからブルーグラスバンドで活躍、そののちサイドマンとしてカルメンマキや故・宮前ユキほか、数多くのフォーク/ロック、カントリーのミュージシャンを支えてきた奥沢明雄、オリジナル7曲を含むマーマレードスカイとして初のアルバム。日本のポップ音楽界を支えてきた仲間たちと「歌詞のメッセージ性と日本語を上手く響かせること」をコンセプトに創られた「おさとが知れる」(本人談)ポップロック作品。
  SKFR-5005 RICKY SKAGGS & SHARON WHITES『Hearts Like Ours』CD(本体\2,450-)\2,646-

 リッキー・スキャッグスとシャロン・ホワイト、1981年に結婚したおしどり夫妻、初のデュエットアルバム。1980年代のネオトラッドカントリーサウンドを前面に出したルルベル&スコッティ以来の男女カントリーデュオ伝統に則した作品。1987年にヒットしたセルフカバー“Love Can't Ever Get Better Than This”ほか、エミルーで知られる“If I Needed You”やフラット&スクラッグス“No Doubt About It”など、カントリー男女デュオの王道サウンドを聴かせてくれる。詳細はカントリー新入荷参照
 (映像モノ新入荷)
  RCSI-1127D PUNCH BROTHERS『How To Grow A Band』特別限定シリアルナンバー付DVD2枚組(260分)(本体\5,200-)\5,616-

 おそらく歴史に残るであろう、ブルーグラスを超えて「史上最高のストリングバンド」と呼ばれるパンチ・ブラザーズ。彼らの初アルバム『Punch』発表の2008年2月26日前後のツアーの様子を中心に、前人未踏の音世界を創る様子を丹念に追った劇場向けドキュメンタリー映画『How To Grow a Band』(88分)と、その本編ではカットされた映像をほぼ3時間(173分)に渡って収めたボーナスDVD、ゲストコメントにはツェッぺリンのジョン・ポール・ジョーンズやクラシックのヨーヨー・マ、そしてジェリー・ダグラスほか。シリアルナンバー付きの本仕様化粧箱に納められたすごい特別DVD盤の2枚組。決して音楽エンタメ作品ではないが、音楽を創るという過程が見事に描かれたすばらしいドキュメント映像集であり、音楽を志す者には、とてもインスパイアーされるすばらしい作品である。詳細は映像新入荷参照
(教則モノ新入荷)
    ACB-7 DAVID GRISMAN『The Book of the Dawg Vol. 1: Dawg Roots』Book(本体\3,800-)\4,104-
ACB-6 DAVID GRISMAN『The Book of the Dawg Vol. 2: Dawg Grass』 (本体\3,800-)\4,104-


 ブルーグラスとジプシージャズのフュージョンから生まれたドーグ音楽の始祖で、1980年代のジャズ界とブルーグラス界に新風を吹き込んだマンドリン奏者、デビッド・グリスマン。自身の音楽ルーツをたどる第一集と、自作のブルーグラス系インストを集めた第二集の楽譜とマンドリンタブ譜集。採譜はドーグ音楽誕生の功労者であるギター奏者ジョン・カーリニ(本来はバンジョー奏者だった)。収録曲目などは教則モノ新入荷を参照ください。
 新入荷作品解説
 ■ブルーグラス新入荷
  PATUX-180 ANGELICA GRIM『Look for Me』CD(本体\2,450-)\2,646-

Look for Me/Runaway Ramp/If I Needed You/I Still Miss Someone/He Took Your Place/Old Calloused Hands/Hand in Hand With Jesus/West Virginia My Home/Rubber Dolly/She's More to Be Pitied/Roseville Fair/The Letter.

 すごく素直な、可愛い声でキッチリとフラット&スクラッグス“He Took Your Place”やスタンレー“She's More to be Pitied”なとじの名曲中の名曲やヘイゼル・ディッケンズ“West Virginia My Home”などの2曲、ジョニー・キャッシュ“I Still Miss Someone”やタウンズ・バンザント“If I Neeeded You”などの名曲にジンジャー・ボートライト曲など、オリジナルは1曲だけだが目の覚めるような現代ブルーグラスを聴かせるアンジェリカ・グリムのデビュー作。そしてバックが、今やIBMAアワードのインスト系寵児フランク・ソリバンとそのお仲間たち。その体躯からは想像できないセンシティブなマンドリンを聴かせるフランクに、いけいけフィドルのマイケル・クリーブランド、マイク・マンフォードをメインに2曲でビル・エマーソンのバンジョーと故マイク・オルドリッジのドブロ。
 全米最大のブルーグラスサークル、カリフォルニアブルーグラス協会の子供プログラムで育ち、IBMAの「キッズオンブルーグラス」でフィーチャーされていた彼女、ブルーグラスを武器にメジャーシーンを臨む5人兄弟のドーフェルズ(The Doerfels)のバンジョー奏者T.J.ドーフェルと結婚、息子ジェイコブを連れてハイパーブルーグラスなドーフェルズとは一線を画したストレートブルーグラスを楽しんでいる。IBMAのWoBでよく見た子供たち、こんなに大きく、それぞれに自由な道を進んでいる。
 おそらくスターを目指すわけではないだろう彼女、ロックバンドと見まがう夫のバンドを見守りながら、こうしてブルーグラスを愛する若者が育っている。カバー曲が多く、21世紀の若者と昭和のベテランともに楽しめる秀作である。
  BGOCD-1167 THE DILLARDS『Back Porch Bluegrass/ !!!Live!!! Almost/ Pickin' and Fiddlin'』CD2枚組(本体\3,300-)\3,564-

BACK PORCH BLUEGRASS:
Old Joseph/Somebody Touched Me/Polly Vaughn/Banjo In The Hollow/Dooley/Lonesome Indian/Ground Hog/Old Home Place/Hickory Hollow/Old Man At The Mill/Doug's Tune/Rainin' Here This Mornin'/Cold Trailin'/Reuben's Train/Deulin' Banjo.

!!!LIVE!!!ALMOST!!!:
Black-Eyed Susie/Never See My Home Again/There Is A Time/Old Blue/Sinkin' Creek/The Whole World Round/Liberty!/Dixie Breakdown/Walkin' Down The Line/Jody's Tune/Pretty Polly/Taters In Sandy Land- Gimme Chaw T’Baccer/Buckin' Mule.

PICKIN’ AND FIDDLIN’:
Hamilton County/Fisher's Hornpipe/Paddy On The Turnpike/Jazz Bow Rag/Apple Blossom/Tom And Jerry/Cotton Patch/Durang's Hornpipe/Wagoner/Sally Johnson/Crazy Creek/Drunken Billy Goat/Black Mountain Rag/Twinkle, Twinkle/Wild John/Soppin' The Gravy.

 初期ザ・ディラーズの決定盤! 名曲“Old Home Place”を生んだ1963年のデビュー作『Back Porch Bluegrass』、ディランのカバー“Walkin' Down the Line”が話題になり、ドン・レノのバンジョー名曲“Dixie Breakdown”にあたらしい命が注がれた1964年のライブ名盤『!!!Live!!! Almost!!!』、そしてバイロン・バーラインを迎えて、それまでのブルーグラスフィドルにテキサスフィドルのノウハウを持ち込んだメジャーレーベルには珍しいフィドルインスト集である1965年の名盤『Pickin' and Fiddlin' with Byron Berline』のザ・ディラーズ初期、エレクトラレーベルのLP3枚がCD2枚組に収められている。
 1937年組バンジョー奏者のひとり、兄ダグラス(1937-2012)とギターとリードボーカルの弟ロドニー(1942-)のディラード兄弟と、マンドリン奏者ディーン・ウェッブ(1937-)、そしてユーモア作家であり司会に定評のあるミッチ・ジェーン(1928-2010)の4人組のザ・ディラーズはミズーリ州セイラム出身。折からのフォークリバイバルに乗って故郷のオザークマウンテンから花の都のハリウッド(ロサンゼルス)に出てきて、人気TVシリーズ『Andy Griffith Show(邦題:メイベリー110番)』(1960-1968、そのうち1963-66の間に出演)で全米的人気を得ている。しかし1960年代後半、フォークからロックへとシフトしていく大衆音楽の中、ダグラスはザ・バーズのジーン・クラークと「ディラード&クラーク」を結成のため脱退、ディラーズはハーブ・ピーダセンを迎えて大名盤『Wheatstraw Suite』を発表、ダグの『Dillard & Clark』と、ザ・バーズの『Sweetheart of the Rodeo』はいずれも1968年に発表され、カントリーロックの時代の到来とされている。が、ハッキリ言って、その三枚ともブルーグラスロックであるのんよ、ネェ……!?
 いずれにせよ1960年代後半、南部カリフォルニアにケンタッキー・カーネルズとザ・ディラーズという、本物のブルーグラスバンドが存在したことが、いかに後のイーグルズに至るウエストコーストと呼ばれるロックに重要な要素を注入したかを知る重要なアルバム三枚がまとまった形で発表されるのはすばらしいことだ。
  COMP-4639 ROB ICKES & TREY HENSLEY『Before the Sun Goes Down』CD(本体\2,450-)\2,646-

Before the Sun Goes Down/Lightning/I'd Rather Be Gone/Georgia on a Fast Train/My Way is the Highway/Workin’ Man Can’t Get Nowhere Today/When My Last Song is Sung/Pride and Joy/More Than Roses/Raisin’ the Dickens/Misery/Little Cabin on the Hill/There Ain’t No Good Chain Gang.

 ハンク・ウィリアムズを思わせる正統ホンキートンクから超スーパーピッキンブルーグラスまでトレイ・ヘンスリーの強烈ギターとボーカルとブルーグラスドブロ第一人者のひとりロブ・アイクス、ふたりのコラボ作品。10歳で東テネシーのジョーンズボロでギターを弾きはじめたトレイを11歳のときにグランド・オール・オープリに呼んで演奏させた庇護者でもあるマーティ・ステュアートが、「変化を重ねるカントリー音楽界にあって、いまでも変わらぬ本物が存在することを知るのは勇気づけられる」と絶賛する。カントリーとブルーグラス双方で高く評価されるバリトンボイスの味わい深い歌とアコギとエレキ双方でのスーパーフラットピッキンが、ベテランのロブ・アイクスのフォローを伴いつつ、マイク・バブ(bs)とジョン・ガードナー(drums)という鉄壁リズムにアンディ・レフトウィッチ(md,fd)かオウブリー・ヘイニー(fd)、ロン・ブロック(bj)など適材適所でブルーグラスやカントリーという枠を飛び越えたレパートリーとアレンジ、南部田舎音楽の美味しいとこ取り。オリジナルは1曲に抑え、ジミー・マーティンやレスター・フラット/ビル・モンロー、そしてマール・ハガード(なんと3曲)やボブ・ウィルスなどのカバーに、スティーブ・レイ・ボーンのブルースやインストではロブがラップスティール、トレイがエレキに持ち替えてバディ・エモンズの“Raisin' the Dickens”など、ギター、ドブロはもちろんフィドルも聴きどころ満載、ボーカルも素晴らしく、商業主義に毒されないカントリーファンにも楽しめる作品となっている。
  DN-9633 DARREN NICHOLSON『Things Left Undone』CD(本体\2,450-) CD\2,646-

Things Left Undone/Durango/I'm Not Going There Today/Dancin' in the Kitchen/Bluegrass Stomp/Like My Dog/Give Mother My Crown/Sugar Creek Gap/In a Perfect World/Traveling Teardrop Blues/Way I've Always Been/Can't You See.

 話題のバルサムレンジのマンドリン奏者、ダーレン・ニコルソン、2013年発表の素晴らしいボーカル作品。ロンダ・ビンセントやカール・ジャクソンをハーモニーに迎え、ノースカロライナ人脈を中心にした凄いスーパーピッカーたちの協力とすばらしいアレンジで創られたボーカル秀作(モンロー“Bluegrass Stomp”と自作“Sugar Creek Gap”のインストを除く)。バリトンボイスの歌の上手さは、さすがIBMA最優秀エンターテイナーを獲得したバルサムレンジの一員! ボーナストラックの自身のダーレン・ニコルソン・バンド(クリス・シャープやジョージ・バックナーとのティプトンヒルボーイズで来日経験のあるケビン・スルーダー含む)を中心にした2曲を聴いても、日本ではまったく無名でもこれほどのハイレベルに仕上げてくる米国ブルーグラスの凄さを再確認だ。
 ■インスト新入荷
  RCSI-1126 MARK STOFFEL『One-O-Five』CD(本体\2,650-)\2,862-

Alto Roundhouse/Cozy Sunday/Winter's Come And Gone/Huddy's World/Love Lay Me down/Valentine's Reel/Hard Times/Summer Glow/Midnight In Moscow/Edelweiss/Journey To Zip.

 1999年11月、秋田、新潟、東京、長野、神戸、京都と6都市を、ウィル・マリングとともにツアーしたマーク・ストッフェルのチョー繊細な、美しいマンドリン、2008年制作アルバム。Fタイプマンドリンの響きを、きわめてデリケートなタッチで堪能させてくれるマンドリンインスト大秀作である(ミラ・マリングによるギリアン・ウェルチ“Winter's Come and Gone”とフォスター“Hard Times”のすばらしい女性ボーカル2曲と、相棒のギタリスト、ネイサン・ジョージのボーカル1曲を含む)。すばらしいオリジナルインスト6曲に、ケニー・ボール&ヒズジャズメンの1961年ヒット「モスコーの夜はふけて“Midnight in Moscow”」、そしてあの『サウンドオブミュージック』で流れる名曲「エーデルワイス」の全11曲。ロブ・アイクス(db)やネッド・ルベレッキ(bj)ら、ブルーグラス人脈が加わってもペースは崩されず、すばらしくデリケートなサウンドを維持、マンドリンの響きが究極に弾き出されている。
 1964年、ドイツのミュンヘン近くで生まれ、サンタクロースが届けてくれたマンドリン(ウクレレを頼んだつもりでガッカリした!)を弾くためにジャック・タトル著『Bluegrass Mandolin』を買い、ブルーグラスの虜になってしまったすばらしいマンドリニスト。そののち、日本の長野でブルーグラスに出会った女性シンガー、ウィル・マリングとパートナーを組み米国に渡りイリノイで活躍。そののちドイツに本拠を移すが現在はナッシュビルでクリス・ジョーンズのナイトドライバーズの一員として活躍している(最新作『Lonely Comes Easy』\2,646-ですばらしいマンドリンが聴ける)。
 おそらくギルクリストと思われるマンドリンを、実に繊細に美しく、究極のトーンを弾き出そうとしているのがとてもさわやかである。是非この美しいトーンと、それにふさわしい暖かいバンドサウンドをお楽しみください。
  PATUX-254 DANIEL GREESON CD(本体\2,450-)\2,646-

The Old Brown County Barn/Two O'Clock/Magic Melody Reel/Twinkle Little Star/Maiden's Prayer/Wheel Hoss/Cattle in the Cane/Martin Waltz/Jerusalem Ridge/Snowflake Reel/Roanoke/Sally Goodin/Big Sandy River/Panhandle Country/Dry and Dusty.

 ノースカロライナ州グリーンズボロ出身の16歳、ダニエル・グリーソン君。ベニー・マーティンからケニー・ベイカーへと続くブルーグラスフィドルの王道に則った非常に端正なフィドラーである。今どき、ファンシーなド級テクに走る若者が多い中、ブルーグラスフィドルのイロハをキッチリと体現する頼もしい若者である。選曲もモンロースタンダードを中心に、ブルーグラスの必須フィドル曲がズラーっ! それもそのはず、グリーソン君の先生は1970年代に天才少年として日本でも有名になったJ.B.プリンス、通う学校の目の前に彼の家があり、その最年少の生徒だったのだという。
 バックアップに、メロディックもこなすけどシングルストリング奏法でもキッチリと聴かせるレノスタイルのスリーフィンガーをベースに、カール・シフレットのビッグカントリーショウで鍛えられた!?アドリブが楽しい19歳のブレンネン・アースト、DC地区の大ベテランでオールドタイムにも造詣の深いダニー・ナイスリーのアイデア一杯の(そして洗練とは反対の感情過多が素晴らしい!)アドリブギター、そして兄ジェシーとともに小さいときから話題となり、今や24歳でフランク・ウェイクフィールドとすばらしいアルバム『Frank Wakefield & Taylor Baker with Friends』(PATUX-247 \2,646-)を発表したテイラー・ベイカーのマンドリン(若者らしくアダム・ステッフィの影響も濃い)、そしてマーシャル・ウィルボーンといった、無名だが芸達者な面々。……ナッシュビルやブルーリッジ系のエスタブリッシュメントとは一味違った自由闊達さが心地良い新DCグラスの面目躍如だ。
 次から次へと若者たちがブルーグラスの伝統に敬意を込めた作品を発表している。
  CGM-102 坂本 健『Sound of Strings: Ken Sakamoto』CD(本体\2.200-)\2,376-

Wing of Wind/Junk Boat/Blue Sky/Swallow/モンゴルの馬(banjo version)/Lunch Box/Mountain Funk/Pockets of Gold/Sunset City/South Wind.

 高知出身、東京でミュージシャンとして活躍する坂本 健、フィンガーピッキンギターと5弦バンジョーをメインにした13年ぶりになる最新第2作オリジナルインスト8曲とトラッドアイリッシュ2曲の全10曲集。ブルーグラス出身で、カントリーやアイリッシュなどの影響を受けながらアジアンテイスト溢れる独自の感性が持ち味だ。フィドルの茂泉次郎(5曲)、二胡の吉田悠樹(2曲)、ティンホイッスルの内野貴文(1曲)のリード楽器に、河合徹三(ebs)、山田智之(perc.)のほか、坂本がバンジョー(オープンバック含む)、ギター(エレキ含む)、マンドリン、フィドルなどをこなす。ムーンシャイナー誌2月号に特集予定。
 ■カントリー/ポップ/ロック新入荷
  MSKY-14001 奥沢明雄&マーマレードスカイ『Akio Okusawa & the Marmalade Sky』CD(本体\2,315-)\2,500-

うつむかないで/All Of Me/Free Bird/トム・ソーヤの日/Song For J./はこぶねの唄/ムーンビーチの砂の上/Dream Boat/永遠が届かない/Dancer in the City/The Ship/Rock'n'Roll.

 ムーンシャイナー誌1月号で大特集したように、1970年代半ばからニューオマンタリバイバルやタラリーマン、ミュールプロジェクトなどのブルーグラスバンドやウエストコーストロックのテキーラサーキット、またサイドマンとしてカルメンマキや故・宮前ユキほか、数多くのフォーク/ロック、カントリーのミュージシャンを支えてきた奥沢明雄、オリジナル7曲を含むマーマレードスカイとして初のアルバム。たしか今年、還暦を迎えるはずの彼、シンガーソングライター/ウエストコーストからブルーグラスにやって来た「おさとが知れる」(本人談)ポップロック作品である。もっとも、彼の友人が「懐かしい西海岸」と評したように、ブルーグラスらしさはさほど感じられない。MS誌で本人は、「歌詞のメッセージ性と日本語を上手く響かせること」がこのアルバムのコンセプトだという。
 奥沢のブルーグラスは、彼のボーカルデビューでもある宝塚フェスのライブアルバム『1979 Takarazuka Bluegrass Festival』(CDR本体\1,980-)、そしてブルーグラスとして高い評価を受けた関東系ニューグラスのスーパーバンド作品『Mule Project』(CD本体\2,500-)、またSHIMEと西海孝とのトリオ、テキーラサーキットの1970年代アメリカンミュージックのカバー集『Tequila Circuit』(CD本体\2,500-)の限定在庫がある。
 マーマレードのホームページに曰く、「長きにわたって日本の様々な音楽シーンを支えて来たベテラン・ミュージシャン達が、自らの出所を包み隠さずあからさまにしながらぶつかり合い紡ぎ上げる、カテゴリーを超えた21世紀の音と詩の世界。ロックとブルーグラス、プログレとトラッド、ファンクとフォーク、洋の東西…… 1970年代には当たり前だった様々な試行錯誤と心象風景が行き場所を見失った今の日本に燦然とよみがえる!」とある。
  SKFR-5005 RICKY SKAGGS & SHARON WHITES『Hearts Like Ours』CD(本体\2,450-)\2,646-

I Run To You/Love Can't Ever Get Better Than This/When I'm Good and Gone/Forever's Not Long Enough/If I Needed You/I Was Meant To Love You/It Takes Three/Reasons To Hang On/Hold On Tight (Let It Go)/No Doubt About It/Home Is Wherever You Are/Hearts Like Ours/Be Kind.

 リッキー・スキャッグスとシャロン・ホワイト、1981年に結婚したおしどり夫妻、初のデュエットアルバム。リッキーがカントリー界でブレークした1980年代のネオトラッドカントリーサウンドを前面に出したルルベル&スコッティ以来の男女カントリーデュオ伝統に則した作品は、ペダルスティールが大きくフィーチャーされた優しくソフトなカントリーサウンドと、リッキーの希有な美声にシャロンのカントリーガール然とした素朴なボーカルが絶妙に溶け合う、「よっ、ご両人!」作品。……そういえばシャロン、バック・ホワイトのダウンホームフォークスとジェリー・ダグラスとともに一緒に来日したのは1979年だったよね。あのときジェリーが買ったウォークマン、昨秋来日したジェリーが「失くしたので、壊れたものでも手に入れたい!」と探し回っていた。どなたか、持ってないかなぁ……!?
 マーティ・ステュアートとコニー・スミス夫妻の書いた“I Run To You”を1曲目に、1987年にリッキーとシャロンでTop10のシングルヒットした“Love Can't Ever Get Better Than This”(作者のひとりは昨年、すばらしいブルーグラス作品『Pennsylvania Coal』を発表したアイリーン・ケリー)とつづく。ほかにエミルーで知られるタウンズ・バンザント“If I Needed You”、そしてリッキーがカントリースターとなったのと同じフラット&スクラッグスをリッキーらしいカントリーサウンドでカバーした“No Doubt About It”ほか、カントリー男女デュオの王道サウンドを聴かせてくれる。
 ■映像モノ新入荷
  RCSI-1127D PUNCH BROTHERS『How To Grow A Band』特別限定シリアルナンバー付DVD2枚組(260分)(本体\5,200-)\5,616-

 ブルーグラスを超えて「史上最高のストリングバンド」と呼ばれるパンチ・ブラザーズ。彼らの初アルバム『Punch』発表の2008年2月26日前後の初の英国ツアーや米国ツアーの様子を中心に、前人未踏の音世界を創る様子を丹念に追ったドキュメンタリー映画『How To Grow a Band』(88分)と、その本編ではカットされた映像をほぼ3時間(173分)に渡って収めたボーナスDVD、シリアルナンバー付きの本仕様化粧箱に納められたすごい特別DVD盤の2枚組。
 歴史に残るバンドのドキュメント映画にゲストでコメントするのはレッドツェッぺリンのジョン・ポール・ジョーンズやクラシック界のヨーヨー・マ、そしてジェリー・ダグラスら。また10歳くらいのクリス・シーリが弾く強烈な“Huckleberry Hornpipe”ほか、貴重なアーカイブ映像など。クリスのほか、ノーム・ピケルニー、クリス・エルドリッジ(クリッター)、ゲイブ・ウィッチャー、グレッグ・ギャリソンとポール・コワート(2009年に交代したベーシスト)ら、彼らの最初の出会いは、いわゆる「一目惚れ」だったという凄いミュージシャンたち、彼らの素顔や音楽への感性など、さまざまな角度から知ることができる。ボーナスDVDにはライブでの演奏が収められているほか、とてもシビアな練習の様子、撮影期間中に手に入れたロイド・ロアー#75316の調整風景やメンバー全員のインタビューなど、興味深い映像が満載だ。
 天才クリス・シーリが実質上のリーダーではあるが、全員がイーブンにギャラを分け合い、自分たちの音楽を創るという抑えがたい衝動に突き進んで行く姿を捉えた痛烈な音への願望に溢れた希有な音楽ドキュメンタリーである。今どきの若者が、全身全霊をかけて音と対峙する……ライブ中心の映像ではないが、「なるほど、前人未到の音を創っていくとは、こういうことなのか!」と納得の作品。おそらく1946〜47年、ビル・モンローへのブルーグラスボーイズをドキュメントしていたら、アールを中心に同じような光景、というか魂/精神の発露が観られたのかも知れないと感じてしまう。
 現にジェリー・ダグラスは、「彼らは“Bluegrass Breakdown”を1948年(実際は1947年)のビル・モンローの演奏と寸分たがわず再現することができるんだぜ」と述べたあと、しばらくして当時のブルーグラスボーイズとまったく同じ楽器編成で演じられる「バッハ/ブランデンブルク協奏曲 第3番 G major」の完璧にブルーグラス楽器であるにもかかわらず感動的に芸術音楽なこと! また、クリス・エルドリッジが見せるトニー・ライスの完コピやノーム・ピケルニーのJ.D.クロウ、またクリス・シーリがバンジョー頭(ポリリズム)で紡ぎ出すメロディとビート、……等々、旧世代!?には不可解とも思えるパンチブラザーズの音創りが分解されていき、その音楽の構造、そして、わたしにはブルーグラスらしさがより強く感じられる。本編のはじまりが、彼らが口ずさむジミー・マーティンの“Ocean of Diamonds”であることが、すべての解でもあるのかもしれない。
 パンチブラザーズの音楽を、「ブルーグラスじゃない」とか、「理解不能」と耳を閉じるのは簡単だ。しかし1971年にニューグラスリバイバルが登場したときに、完全に耳をふさいだ人たちはそののち何十年も、ワクワクするチャンスを逃してきたこともあったように思う。もちろん無理する必要はないし、好き嫌いも自由だろうが、自己啓発の意味も込めて理解しようとすればできることもあるのではないだろか。この特別限定DVDは、パンチという21世紀のアコースティック音楽のリーダーたちを理解するにはとてもすばらしいチャンスを与えてくれると思う。決して音楽エンタメ映像ではないが、音楽を創るという過程が見事に描かれたすばらしい音楽ドキュメント映像であり、音楽を心底から志す者には、とてもインスパイアーされるすばらしい作品である。
 ■教則モノ新入荷
  ACB-7 DAVID GRISMAN『The Book of the Dawg Vol. 1: Dawg Roots』Book40頁(本体\3,800-)\4,104-

Shalom Aleichem/Mandolin King Rag/Stoney Point/The Handsome Cabin Boy/Katy Hill/I am a Pilgrim/Eight of January/Simple Gifts/Durham's Bull/Wildwood Flower/Blackberry Blossom/Barbara Allen/Boston Boy/Shady Grove/Soldier's Joy/Omie Wise/Paddy on the Turnpike/Two Soldiers/East Tennessee Blues/Wayfaring Stranger.

 デビッド・グリスマンの音楽ルーツを音符とマンドリンタブ譜、そして写真やコメントで追っていくという趣向の教則本。自身のユダヤ人としてのクレズマールーツからラグタイム、そしてオールドタイムフィドルチューンやフォークソングからブルーグラスとの出会い。その道筋で出会ったビル・モンローやクラレンス・ホワイトらとの逸話なども紹介されているすばらしいマンドリン教則タブ譜集。
  ACB-6 DAVID GRISMAN『The Book of the Dawg Vol. 2: Dawg Grass』Book75頁(本体\3,800-)\4,104-

Cedar Hill/Fanny Hill/Opus 57/Opus 38/Dawg Grass (Opus 12)/No, You Stand Back (Opus 46)/Sugar Hill Ramble/Dawggy Mt. Breakdown/Dawg's Bull/Bow Wow/Albuquerque Turkey/14 Miles To Barstow/Happy Birthday BillMonroe/Telluride/Pupville/Pigeon Roost/Twin Town/Hartford's Real/Dan'l Boone/Horn Pipe Dream.

 ブルーグラスという大きなジャンルの中に「ドーグ」というスタイルを生んだ偉大なマンドリン奏者、デビッド・グリスマンが作曲したブルーグラス系インストの楽譜とマンドリンタブ譜集。ごく初期の作品からミュールスキナーのお馴染曲やサム・ブッシュとのコラボCDアルバム『Sam & Dave: Hold on We're Strummin'』(\2,646-)から、また近年のグリスマン・セクステットの作品など、自作曲ながらブルーグラスを意識した作品ばかりを集めたすばらしいマンドリン教則タブ譜集。なお、ブルーグラスとジプシージャズのフュージョンと言われるドーグらしい曲のタブ譜集は現在製作中。
 最近作/お勧め作、再入荷
 (すでに新入荷で紹介済の作品たちです)
 ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
 (最新1月号、記事や特集などの話題作品です)
 【ベラ・フレック】
 1月新年号はベラ・フレックとアビー・ウォッシュバーン夫妻を表紙にベラの音楽人生が率直に語られる「IBMA基調講演完訳」。ベラ・フレック56歳、グラミー賞史上、もっとも多分野でノミネート受賞したアーティストといわれるバンジョー奏者。
  ●ROU-3626 BELA FLECK & ABIGAIL WASHBURN CD(本体\2,450-)\2,646-(歌詞付き)

 ベラとアビゲイルのフレック夫妻、愛息ジュノのために愛情いっぱい込めて創られたフレック家の宝物のような作品。フォスターの「草競馬」を隠れテーマにした“(I've Been Workin' on the) Railroad”を1曲目に“Pretty Polly”や“What Are They Doing in Heaven Today?”などのトラッド。ベラが書いたバンダアチェと東日本大震災津波をテーマにした歌曲(ベラも歌う!)を含む凄いオリジナル3曲に、バルトーク「子供のために」のクラシック、そしてアビーのトラッドに沿った素晴らしいオリジナル4曲(ベラとの共作2曲を含む)。アビーのボーカル力に込められた子供世代への強いメッセージとあのRB-75はもちろん、バリトンバンジョーやチェロバンジョーほか、さまざまなバンジョーを駆使した刺激的な音の世界。ふたりの、世界的な才能を存分に楽しむことができる凄いアルバムだ。ボーカルものではあるが詳細解説は、そのあまりにも美しいトーンに敬意を表して、ニュースレター#410のインスト新入荷にて
 そのほか以下、発表年順の在庫のベラ・フレック関連作品です。在庫以外にもお問い合わせ/ご注文をお待ちしています。
中には廃盤となっているものもあります。供給できる範囲内のご提供、また価格の変更もあり得ることをご了承ください。
  ●ROU-0146 『Natural Bridge』CD(本体\2,450-)\2,646-

 1982年発表のソロ第2作。スペクトラムからニューグラスリバイバルに移籍する頃、初の全曲オリジナル作品集である。
  ●ROU-0255 『Drive』CD(本体\2,450-)\2,646-

 1988年発表、若者たちの『Foggy Mountain Banjo』と呼ばれる新世代ブルーグラスバンジョーのバイブル。
  ●WB-45328 BELA FLECK & FLECKTONES『Three Flew Over the Cuckoo's Nest』CD(本体\1,980-)\2,138-

 1993年、フレックトーンズの第4作。ハーモニカのハワード・リービーが抜け、ジェフ・コフィンのサックス加入前、唯一の3人だけのスタジオ作品。
  ●WB-47301 BELA FLECK & FLECKTONES『Greatest Hits of the 20th Century』CD(本体\1,980-)\2,138-

 1999年発表、ソニー/コロムビア移籍前、デビューから10年のフレックトーンズ総決算ベストヒット曲集。ヒットしたんだよ、バンジョー曲が一杯!!
  ●WB-47332 『The Bluegrass Sessions, Tales From the Acoustic Planet, Vol 2』CD(本体\1,980-)\2,138-

 1999年発表、まぎれもない2010年、B.O.M.ベストセラーです。文句無し、ベラの楽しいブルーグラスバンジョー作品。
  ●COL-62178 BELA FLECK & FLECKTONES『Outbound』CD(本体\1,980-)\2,138-

 2000年発表、グラミー最優秀コンテンポラリージャズアルバム受賞、ソニー/コロムビア移籍第1作。コープランド“Hoedown”をカバー。
  ●COL-86355 BELA FLECK & FLECKTONES『Live At the Quick』CD(本体\1,980-)\2,138-

 2000年発表のライブ。21世紀、フレックトーンズの新時代を象徴する作品といわれる。
  ●UNI-723253 CHICK COREA & BELA FLECK『Enchantment』CD(本体\1,980-)\2,138-

 2007年発表、ピアノのチック・コリアとのデュオ作品。
  ●E1-2133 BELA FLECK & FLECKTONES『Rocket Science』CD(本体\1,980-)\2,138-

 2011年発表、バンド創設メンバーのハワード・リービーが戻った最初の作品。フレックトーンズとしては最近作となる。ビルボードのジャズチャート1位、“Life in Eleven”がグラミー賞最優秀インスト作曲賞獲得。
  ●UNI1871102 BELA FLECK『Impostor』CD(本体\2,650-)\2,862-

 2013年発表、初のシンフォニーオーケストラとの交響曲と弦楽四重奏との協奏曲。
 【奥沢明雄】

 1970年代ブルーグラスを浴び、さらにウエストコーストをはじめ、ロック全般にも造詣の深い奥沢、還暦を迎える今年、その集大成のオリジナル音楽を聴かせる。

●MSKY-14001 AKIO OKUSAWA & MARMALADE SKY (本体\2,315-)\2,500-

 日本の音楽シーンを支えるサイドメンとして様々なメジャー・アーティストのサポートを続けてきた奥沢明雄、日本語の響きを大切にしたオリジナルを聞かせるロック・テイストなポップ作品。ブルーグラス・フィールドから登場して音楽シーンの中枢で活躍、現在もブルーグラス・バンドの活動も続ける稀有なミュージシャン、渾身のデビューアルバム。
  ●GH-001 MULE PROJECT  CD(本体\2,500-)\2,700-

東京のスーパーピッカー達、奥沢明雄(g)、西海孝(bj)、茂泉次郎(f)、海宝弘之(m)、林孝明(bs)が、1970 年代ブルーグラスへの愛情を込めて創った秀作。7曲のモンロー・スタンダードを軸に、オリジナルも絡 めながら、トラッドとプログレを行き来しながら素晴らしいアレンジで聴かせる1998年作品。
  ●LDM-0201 TEQUILA CIRCUIT CD(本体\2,500-)\2,700-

 東京のブルーグラス界から生まれた3人のギタリスト、シメ、西海、奥沢が自分達のルーツにある70年代のアメリカン・ミュージックの有名曲をカバーする。
 【IBMAアワードに見る注目アルバム】
  ●MH-1533 BALSAM RANGE『Five』CD(本体\2,450-) \2,646-

 2014年IBMAアワード、年間最優秀エンターテイナー、年間最優秀ボーカル・グループ、年間最優秀男性ボーカル(バディ・メルトン)受賞の最新話題作!
  ●MH-1142 BALSAM RANGE『Marching Home』CD(本体\2,450-) \2,646-

 2014年のIBMAアワードでもっとも話題となったバルサム・レンジ、2007年のデビュー作。
  ●MH-12952 BALSAM RANGE『Trains I Missed』CD(本体\2,450-) \2,646-

 2010年発表、タイトル曲がヒット、一躍人気注目バンドに躍り出た作品。
  ●COMP-4602 FRANK SOLIVAN & DIRTY KITCHEN『On the Edge』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ワシントンDCグラスのあたらしい旗手、フランク・ソリバンとダーティキッチン、2013年コンパスから全米デビュー作。DCグラスのモダンさと超絶テクでIBMA最優秀インストグループを獲得し話題だ。
  ●COMP-4633 FRANK SOLIVAN & DIRTY KITCHEN『Cold Spell』CD(本体\2,450-) \2,646-

 2014年最新作にはサム・ブッシュとジョン・カウワンをゲストに新世代のニューグラスを標榜している。
 上記、フランク・ソリバンをトップバンドのひとつに押し上げたアリソン・ブラウン主宰のコンパスレコードはほかに、ピーター・ローワン『Old School』、ノーム・ピケルニー『Plays Kenny Baker Plays Bill Monroe』、スペシャル・コンセンサス『Tribute to John Denver』、クレア・リンチ『Dear Sister』などが受賞している(本体各\2,450-)。
  ●FBR-1003 KENNY & AMANDA SMITH『Catch Me If I Try』CD(本体\2,450-) \2,646-

 IBMAアワードでもっとも大きな驚きと暖かい拍手で迎えられた最優秀女性ボーカルを初受賞したアマンダ・スミス。夫ケニーのデリケートなギターとともに苦節12年、6枚目の2012年、すばらしい最近作である。
 【ムーンシャイナー1月号レビュー紹介作品】
  ●WR-8336 MAC WISEMAN『Songs from My Mother's Hand』CD(本体\2,450-)\2,646-

 「心からの歌声(Voice with a Heart)」と称されるマック・ワイズマンが89歳にして、おそらく生涯最高傑作を発表した。シエラ・ハルとのデュエットをはじめ、若きマルチプレイヤーのジャスティン・モーゼズ、ジミー・キャップスとトム・ジャッツのデリケートなギター他、マックが母から学んだアメリカンフォークソング、感動的な全12曲、メチャクチャいいアルバムである。
  ●THR-9001 HOT RIZE『When I'm Free』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ブライアン・サットンを加えて再結成、新曲ばかりのホットライズ最新スタジオ録音盤。
  ●REB-1859 JOE MULLINS & THE RADIO RAMBLERS『Another Day From Life』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ジョー・マリンズ&ラジオ・ランブラーズ、レベル社からの4枚目の最新作。オハイオ・ブルーグラスの良き伝統を残しながらも、絶妙のバランス感覚で新しいトラッドグラスをクリエイトしている。
  ●CTR-0044 SHAWN LANE『Mountain Songs』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーハイウェイのマンドリンとフィドル担当のショーン・レーン、ソロとしては第2作になる最新作。パット・ウェイジズまたはジョッシュ・ミラー(bj)、ロブ・アイクスまたはジミー・スチュワート(db)、バリー・ベイルズまたはマーカス・スミス(bj)という自身の地元中心の人選で「山」をテーマにストレートに自分の出自と音楽を聴かせる。スタンレー・ブラザーズを彷彿させる、厳しいアパラチア「山の生活」をテーマにした12曲中10曲がオリジナルといった作品、21世紀を迎えても南部アパラチア山岳地帯に連綿とつづく伝承音楽のパワーの一端を、基本的にはブルーハイウェイと同様のモダンなブルーグラスサウンドで聴かせる作品。
  ●JLCE-2014 JULIAN LAGE & CHRIS ELDRIDGE『Avalon』 CD(本体\2,450-) \2,646-

 ジャンゴ・ラインハルトからモダンジャズ、オールドタイム・フィドルチューンからブルーグラスまでを演じきる天才ジャズフラットピッカー、ジュリアン・レイジとパンチ・ブラザーズのクリス・エルドリッジよる究極のフラットピッキン・デュオ。セルダム・シーン、ノーマン・ブレイクからフィドル・チューン。オリジナルのニュー・アコースティックと自由な音世界に遊びながらもルーツに根ざした芯のあるパフォーマンスは驚嘆に値する。
  ●JMD-002A タロー&ジョーダン『初心』CD(本体\2,000-) \2,160-

 12月号のムーンシャイナー(MS-3202)で特集されているマンドリンとギターの強烈インストデュオ。いとうせいこう氏が「このめくるめく弦の嵐!」と評した井上太郎とジョーダン・マコンネル、2012年のデビュー作につづく最新第2作。
  ■ブルーグラス最近作/お勧め作
  DBFS-4427 DRY BRANCH FIRE SQUAD『Don't Forget This Song』CD\(本体\2,450-) \2,646-

 これ以上にないトラッドサウンドを標榜、本物のブルーグラス、その核心を哲学するロン・トーマソン率いるドライ・ブランチ・ファイアー・スクォッド最新作は、「忘れてはいけないこの曲」集……。久々に聴く“All the Good Times Are Past and Gone”や“Highway of Sorrow”。ハイロンサムの極めつけ“Dark As the Night”やドック・ワトソンに書いたインスト“Watson's Blues”などの趣味のいいモンローソング。“I've Always Been a Rambler”や“Black Jack Davey”など素晴らしいトラッド、ボビー・オズボーン作のフラット&スクラッグス名曲“Pain in My Heart”のほか、最後の2曲、ロンの味わい深いマンドリンインスト“Uno”とDBFSの由来をジョークる“Stranger In a Strange Land”(ただし、あまりの田舎弁の高級ジョークで理解不能!?)まで、40年になろうというベテランバンドの深いコクと味を楽しませてくれるトラッドグラス大秀作。
  REB-7534 LARRY RICE『The Best of Larry Rice: If You Only Knew...』CD(本体\1,980-) \2,139-

 2006年、57歳の若さで中皮腫のため亡くなったライス家の長男、ラリー・ライスが1986〜2005年の間に発表した5枚の素晴らしいアルバムからのベスト16曲集。ラリーは1970年当時、ブルーグラスのど真ん中ケンタッキーに西海岸カリフォルニアのウエストコーストの風を持ち込んだ最初のひとりだった。ラリーがJ.D.クロウのバンドに持ち込んだフライング・ブリトーズやディランなど、そのフォークタッチのセンスをベースにした聴きやすいブルーグラスは、そののち弟トニーを通じて大きく広がった。そして1980〜90年代、音楽界の第一線からは退いたものの、われわれと同世代のラリー(1949年生まれ)が世に問うたブルーグラスサウンドは多くの人に故郷に帰ったような気分にさせたのではないだろうか? トニーの面影も浮かぶ優しいバリトンボイスとハッピーミディアムなサウンド。弟のトニーやサミー・シーラーやジェフ・パーカー(現デイリー&ビンセント)、リッキー・シンプキンスほか、シャロン・ホワイトやさらにはバッサー・クレメンツ、スティールギターのポール・フランクリンまで出てくる……さすが元ロンサムL.A.カウボーイ...!? 詳細はNewsletter第408号ブルーグラス新入荷にて
  COMP-4624 MICHAEL BARNETT『One Song Romance』CD(本体\2,450-) \2,646-

 1曲目からノーム・ピケルニー(bj)、クリス・エルドリッジ(gt)、ポール・コワート(bs)、そしてイーファ・オドノバン(v)というパンチブラザーズ人脈に、主役マイケル・バーネットが参加するデドリージェントルメンからのドミニック・レスリー(md)というメンツでの物凄い!21世紀型ブルーグラス演奏。ほかにティム・オブライエン、デビッド・グリア、マイク・バブらベテランたちや天才ルシャッド・エグルストン、サラ・ジャローズらを適材適所に配して12曲中インスト5曲、最先端からオールドタイムやケルトを感じさせる全曲聴き応え凄い21世紀ブルーグラス。15歳でジェシー・マクレイノルズのバージニアボーイズに参加、そして東海岸ボストンに移りバークリー音楽院を中心に活躍、トニー・トリシュカ・バンドをはじめ現在はデビッド・グリスマン・セクステットとデドリージェントルメンのフィドラーとして活躍するマイケルの超強力最新ソロ作。詳細はニューズレター#407のブルーグラス新入荷参照
  CTR-0044 SHAWN LANE『Mountain Songs』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーハイウェイのマンドリンとフィドル担当のショーン・レーン、ソロとしては第2作になる最新作。パット・ウェイジズまたはジョッシュ・ミラー(bj)、ロブ・アイクスまたはジミー・スチュワート(d)、バリー・ベイルズまたはマーカス・スミス(bj)という自身の地元中心の人選で「山」をテーマにストレートに自分の音楽を聴かせる。
 バージニア州南西部、カーターファミリーやスタンレー兄弟の故郷にも近い南部アパラチア、クリンチマウンテンのど真ん中、フォートブラックモアに1971年生まれ。1990年にルー・リード、93年にはリッキー・スキャッグスのケンタッキーサンダーを経て、1995年にブルーハイウェイを創設、以来20年間、メンバーチェンジなしのバンドを全員プレイで、2012年のIBMA最優秀ボーカルグループ受賞など確たる人気を誇っている。2003年、レベルから『All for Today』を発表、今作が2枚目のソロだ。この10月、ネバダとカリフォルニアのアールズ・オブ・レスターのコンサートではティム・オブライエンの代理として参加、フラット&スクラッグスを嬉々として演じたと報じられている。
 ブルーハイウェイではコンテンポラリーなブルーグラスをあっさりとしたボーカルで聴かせるショーン。しかし、彼がここに収めたのは、自身の祖父から聞いた話などをもとに、兄弟や息子ふたりと娘も参加、厳しいアパラチア「山の生活」をテーマにした12曲中10曲がオリジナルといった作品、21世紀を迎えても南部アパラチア山岳地帯に連綿とつづく伝承音楽のパワー、これって、ほんま、何なんだろうね……。ここに収められているロニー・ボウマンとの共作“A Mother's Prayer”はラルフ・スタンレーの2011年作アルバムのタイトルトラックになっているように、ヒットや世の中の流れなどとは無縁に、また国や民族が違っても、何か普遍的な感覚が響き合う、山の魂ってあるのかもしれない。
 ラス前11曲目、“Texas on my Mind”は、唯一の他人の曲をオシャレなスウィング風味に演じてみせ、そして最後のトラッドゴスペル曲“Amazing Grace”は、自身のマンドリン1本に息子グレイソンのソロボーカルのみという……、最後の2曲だけはちょっと雰囲気が違うが、自分の出自に素直な、自然体のアルバムなのだろう。
  LDR-041 RICHARD BENNETT『In The Wind Somewhere』CD(本体\2,450-)\2,646-

 1973年、レッドクレイ・レコードからデビューしたトニー・ライス(1951-)は、そののちのブルーグラスギターに革命的な変化をもたらした。さらに1975年、J.D.クロウのニューサウス名義で発表したいわゆる『Old Home Place』(本当はタイトルなしアルバム)で、そののちのブルーグラスバンドのスタンダードを創ってしまった。……そのために超カリズマとなってしまった、そんなトニーのギターとボーカルに似せた数多のクローンの中、ひときわ光るリチャード・ベネットの最新ソロ第5作。
 ETSUのあるテネシー州ジョンソンシティ出身、11歳でマーサ・ホワイト製粉社のブルーグラスキャラバンにローズ・ブラザーズとして参加、15歳で伝説的フィドラー、ベニー・シムズ(フラット&スクラッグス)のバックアップを務め、自身のバンドで活躍、1990年から5年間はJ.D.クロウのニューサウス、そののち1996年から2年間ルー・リードのカロライナ、そして1998年にはジミー・グドローとマイク・オルドリッジとともにトリオを結成して4年間活動、その間、トニー・ライス・ユニットやブルーグラス・アルバムバンドでトニーの代役を何度も務めるという経歴の持ち主。
 そのボーカルは、トニーに似ているというより同じ呼吸で歌うといった感じなので、真似ているという感覚ではない。さらにそのギターも同様、だが、トニーのエキセントリックさを意識することによって、あまりにもその発想が似てしまう。でもトニーが歌えなく、また近年は弾くこともできなくなった今、リチャードにトニーを重ね合わすことも、きっとトニーの親友を自認する彼には許されるだろう。昨年来、ブルーグラス界のつらい話題となっているトニー・ライスの生活難――大きくなった(米国では)とはいえ、ブルーグラス界で生活する現実を知っておきたい話題の一方、こうして元気なトニーに接する喜びは何にも代えがたい。
 トニー・ライスをゲストに迎えたトム・パクストンの"The Last Thing On My Mind"と"Wayfaring Stranger"ではトニーとのダブル・フラットピッキン!ほか、ビートルズの"Yesterday"インスト、ほかにも、スティングの"Fields of Gold," マーシャル・タッカー・バンドの"Fire on the Mountain."、早世した西海岸のソングライター、ケイト・ウルフの"Across the Graet Divine"など(隠れボーナスに“Home Sweet Home”)、アダム・ステッフィ(md)、ロン・スチュワート(fd)、マーク・シャッツ(bs)、ショーン・レーン(tenor)がスタジオライブで録音した作品。とても楽しめる作品だ。
  MFR-140812 SPINNEY BROTHERS『Tried & True』CD(本体\2,450-)\2,646-

 近年ムーンシャイナー誌掲載のブルーグラスアンリミテッド誌(BU)チャートでたびたびナンバーワンをヒット曲を連発するスピニー・ブラザーズの最新作。2012年に初めて米国ケンタッキーのマウンテンフィーバーから発表されたCD『Memories』(MFR-120313 \2,646-)、そして2013年に外国人として初の全米ブルーグラスチャート(ムーンシャイナー掲載)1位を記録した『No Borders』(MFR-130423 \2,646-)で高い評価を受け、年間200以上のライブをこなす人気バンドである。古き良きブルーグラスを技術ではなく実に真摯に演じるカナダ、ノバスコーシア出身の45歳から49歳の4人組が演じるのは、兄アラン・スピニーの飾り気のないストレートな歌と弟リック・スピーニーの朴訥なストレートバンジョーによるブラザーデュオ、そして20年以上一緒に演奏してきたベニー・マーティンとポール・ウォーレンのドローンとダブルストップが命というマンドリンも担当するゲイリー・ダーリンプル(md)、そしてダーリル・ヘッブ(bs)が創る、お薦めの心落ち着くトラッドグラス作品。詳細はNewsletter第409号ブルーグラス新入荷にて
  MCR-1002 LARRY CORDLE & LONESOME STANDARD TIME『All Star Duets』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーグラス作品だが、ガース・ブルックス、アリソン・クラウス、リッキー・スキャッグス、ケニー・チェズニー、ダークス・ベントリー、トリーシャ・イヤーウッド、キャシー・マティア、デル・マッカーリーほか、カントリー界のスーパースターばかりがズラーっ!とラリー・コードルとブルーグラスでデュエットする。バックアップにはグラスカルズのクリスティン・スコット・ベンソン(bj)、ギターにブライアン・サットン、マンドリンにはアンディ・レフトウィッチ/クリス・デイビス、強力フィドルのジェネイ・フリーノア/ティム・クロウチ、ドブロにはキム・ガードナー/ランディ・コーアズ……。とにかく、ガースからアリソンまで、こんなメンツを一堂に集めることができるのは、さすが、総計5千5百万枚という売り上げを誇るソングライティングの力だろう。カントリースーパースターがブルーグラスするのも聴きモノだ。詳細はNewsletter第410号ブルーグラス新入荷にて
  MH-1563 LONESOME RIVER BAND『Turn on a Dime』CD(本体\2,450-)\2,646-

 サミー・シーラー率いるロンサムリバーバンド、18作目の最新作。ブルーリッジ系ブルーグラスの明るさと爽快感に、今ではラジオでメジャーカントリーを相手に戦えるポップ性を載せて、ブランドン・リックマン(gt)という素晴らしいシンガーソングライターのキャッチーな1曲目“Her Love Won't Turn On A Dime”からモンローを髣髴させるツィンフィドルのイントロではじまる“Gone and Set Me Free”はランディ・ジョーンズ(md)のボーカル、幽玄なアパラチアを感じさせる“Lila Mae”……。そしてマール・ハガード作、オズボーンで知られる“Shelly's Winter Love”も見事に自分たち流にアレンジ、そして最後にはマイク・ハートグローブのフィドルを軸に、スムースで美しいマンドリン、そしてオールドタイムを感じさせるサミーのバンジョーとで、彼らのインストヒット“Angeline the Baker”につづくお得意のフィドルチューンアレンジ“Cumberland Gap”まで13曲、現在米国ブルーグラスのフロントランナーのひとつLRBの実力がいかんなく発揮されたコンポラグラス名作だ。
  REB-1853 JIMMY GAUDREAU & MOONDI KLEIN『If I Had a Boat』CD(本体\2,450-) \2,646-

ジミー・グドローとムーンディ・クラインの最新第3作。マンドリン(+オクターブマンドリンとマンドラ)とギター、そして素晴らしいボーカルハーモニーでの1970年代のブラザーデュオというコンセプトがバッチリと決まった12曲集。1曲目に1978年のマール・ハガード“I'm Always On a Mountain When I Fall”を持ってきて、タイトルのライル・ラベット作品のほか、カーターファミリーがデビュー録音に選んだ"Bury Me Beneath the Willow"、ジミー・ロジャーズがマイク・オルドリッジの叔父エルスワース・コズンズと書いたという"Treasures Untold"でトラッドに敬意を評し、ディランの"One More Night"、ライトフットの"Did She Mention My Name"、ジェイムズ・テイラーの"Bartender's Blues"、ジョナサン・エドワーズ"Surrounded" ……。1970年代に花開いた、いわゆるシンガーソングライターの時代の素晴らしい素材をブルーグラスのベースのひとつ、ブラザーデュオという究極の最小アンサンブルで表現するセンスとさすがの技量に感服だ。詳細はNewsletter第408号ブルーグラス新入荷にて
  PC-1192 PHIL LEADBETTER『The Next Move』CD(本体\2,450-)\2,646-

 昨秋、2度目のIBMAアワード最優秀ドブロを獲得したフィル・レッドベター(52)の3枚目のソロ最新作は超豪華なドリカム作品。2011年、ホジキンリンパ腫と診断され入院したときに共演したいリストを作成、1年半後に復帰したときから録音をはじめたという本作、ジョン・カウワンのボーカルにサム・ブッシュのチョップが煽る、まさにニューグラスリバイバル!の1曲目から次々と大物ゲストとの共演。インストではドブロ曲“Just Joshin'”でジェリー・ダグラスとロブ・アイクスとのトリプルドブロ! またスウィング定番“Sweet Georgia Brown”ではベラ・フレックとバック・ホワイトといった「えっ!」と驚きの嬉しい共演など、押し出しの強いカントリー系ボーカル(マーティ・レイボン&ジョー・ディフィ、スティーブ・ウォーリナー、ケン・メロンズ、コン・ハンリーら新旧のカントリースターたちやスティーブ・ガリー&デイル・アン・ブラッドリーやショーン・キャンプ)に囲まれながら、楽しい作品に仕上がっている。詳細はNewsletter第410号ブルーグラス新入荷にて
  HESS-2014 CLAY HESS BAND『1』CD(本体\2,450-) \2,646-

 9歳でトニー・ライスの“Manzanita”を聴いてギターを弾きはじめたというクレイ・ヘス。超速フラットピッカーとしてリッキー・スキャッグスのケンタッキーサンダーからマウンテンハート、そしてシエラ・ハル&ハイウェイ111などで活躍したクレイ、前作CD『Rain』(Hess-2012 \2,646-)につづいて、自身のバンドとしてのデビュー作(BOMで紹介するのは第3作目)。チョッとハスキーで朴訥な感じのするボーカルと、現代フラットピッカーらしいコードの音色を繊細にまとめられたアンサンブルが、意外とあっさりとしたストレートブルーグラスで表現される、活きがいいけれど疲れない現代ブルーグラス。なお、マーティンギターがクレイ・ヘス・モデルD-18を製作しているが、ここではリック・ヘイズのギターをエンドース、使用しているという。
  REB-1846 LARRY SPARKS『A Classic 50th Celebration: Lonesome and Then Some...』CD(本体\2,450-) \2,646-

 アリソン・クラウスとジュディー・マーシャルというふたりの最高の歌姫を伴った“Green Pastures”、このすばらしいトリオハーモニーと乙女たちvsラリー三様のソロだけでも満足しそうなラリー・スパークス最新作は、さらにボビー・オズボーン、カーリー・セクラー、ジェシー・マクレイノルズ、そしてビル・モンローという第一世代との共演も収めたデビュー50周年記念の素晴らしい内容のトラッドグラス作品。1964年、スタンレーブラザーズに参加してから50年、1947年9月25日生まれというから67歳、まだまだ脂の乗り切ったラリー、素晴らしい最新作だ。川口市国際交流プログラムに来たときは高校生だったタイラー・マリンズ君の素晴らしいバンジョーイントロで始まるジミー・スキナー作のスタンダード名曲“Will You Be Satisfied That Way"の一曲目から、デビッド・ハービーのマンドリンとロン・スチュワートのフィドルという申し分ないバックアップで、スタンレーの“Loving You Too Well"、モンローの“Letter from My Darling"、フラット&スクラッグスの“Dim Lights Thick Smoke"など、御三家ものを揃え、さらにハンク・ウィリアムズの“Sing, Sing, Sing"からビル・モンローとのデュオ“In the Pines"で終える全18曲。全ブルーグラスファンにとって、デル・マッカーリーとともにかけがえのないブルーグラスの真髄を伝えるアーティストとして尊敬を受ける。その50年の音楽は、一地方音楽だったブルーグラスの素晴らしいお宝だ! 深く味わい聴くべし!
  MFR-141028 CROWE BROTHERS『Forty Years Old』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ハンク・ウィリアムズの“Lost Highway”を1曲目に、子守唄のような自分の息子が40歳という節目を迎えたことを歌う“You Turned Forty Years Old”、バック・オウエンズ“Excuse me, I Think I've Got a Heartache”とつづく。ほかにハンク・ロックリン“Send Me The Pillow”、ジョニー・キャッシュやエミルー・ハリス“Someday My Ship Will Sail”、シンディ・ウォーカーの“Angel Mother”などあまり知られない曲などのカバーほか、トム・T.ホールやタッカー・スミス、スティーブ・ワッツらお仲間の新曲など。観光地のエンタメショウで磨いてきた選曲のバランスが嬉しい。
 ジョッシュとウェインのクロウ兄弟はジム&ジェシーを髣髴させる清涼なブラザーデュオで評判を呼び、1975年にバンジョー奏者レイモンド・フェアチャイルドと組んで15年間全米をツアーののち1990年頃、ジョッシュがジョンソン・マウンテンボーイズが解散したデビッド・マクローリン(m)とデュオ(ラウンダーからアルバム発表)を組んで一時コンビ解消。しかしふたたび兄弟デュオに戻り、ノースカロライナのスモーキーマウンテン国立公園周辺の観光ショウやマギーバレイオープリを本拠に活躍してきたジョッシュとウェインのクロウ兄弟の記念すべき40周年作品。
 バックには1974年にジミー・マーティンに雇われ近年ではロンダ・ビンセントのバンドにも参加したベテラン、スティーブ・サットンはバンジョーとギッジョーで盛り立て、カントリーのお決まりお約束フレーズもバッチリのフィドルにトラビス・ウェツェル、そして『Worried Man Blues』(RCSI-1015 \2,646-)というソロアルバムもあるブライアン・ブレイロック(md)のジェシ・マクレイノルズを意識したプレイも聴きモノだ。
 ■インスト最近作/お勧め作
  JLCE-2014 JULIAN LAGE & CHRIS ELDRIDGE『Avalon』CD(本体\2,450-)\2,646-

 若きフラットピッキン天才革命児ふたり、ブルーグラス畑のクリス・エルドリッジとジャズ畑のジュリアン・レイジ。1939年製マーティン000-18と1937年製マーティンD-18を駆使して、ありがちな早弾き大会ではなく、互いの音とルーツを尊重するインプロバイズによるトーンと目くるめく音世界に酔いましょうぞ!! 父ベンのセルダムシーンから“Mean Mother Blues”、“Keep Me from Blowing Away”、そして“Open Up the Window, Noah”など3曲ほか、ニューグラスリバイバルの“Ginseng Sullivan”、ガーシュイン名曲スタンダード“Someone to Watch Over Me”に、なんとジミー・ロジャーズ“Any Old Time”などのクリスの歌モノにフィドルチューン“Whiskey Before Breakfast”ほか、レイジのオリジナル3曲など、ビンテージマーティンの目くるめく音世界に酔って下さい。たとえば、1920年代録音のジミー・ロジャーズのタイミングをそのまま、きっとニタニタしながら決めているふたりとか、父が生涯を楽しんでいるセルダムシーンの名曲を飾り気なく歌うクリスに寄り添うジュリアンとか……、リードのみならず気遣いのリズムギターにも注目して欲しい。ジャンルや奏法に関わらず、アコースティックギターファンにはぜひお薦めの、ギター小僧ふたりによる極楽ジャムである。
  MCM-0018 ROB McCOURY『The 5 String Flame Thrower』CD(本体\2,450-) \2,646-

 遂に!ロブ・マッカーリー初ソロアルバムがデル・マッカーリー・バンドをバックに発表だ。その名も「5弦火炎放射器!」、なんちゅうタイトルや!?という感想もほどほどに……全15曲、スクラッグス3曲(Foggy Mountain Chimes, I've Lost You, John Henry)、リノ4曲(Banjo Riff, Limehouse Blues, Charlotte Breakdown, Feuding Banjos)、オズボーン3曲(未発表“Jericho”ほか、Siempre, We Could)、クロウ1曲(Blackjack)の大名曲カバーのほかは、1曲目のトラッド“Kansas City Railroad Blues”、ウォルター・ヘンズレーの“Sugar Creek”、ラリー・パーキンス“Northwest Passage”、そして父デル・マッカーリーの“Caracas”のみという徹底したカバーぶりで、クリエイター志向よりもバンジョーチューンが大好きでたまらず、「録音した全曲をアルバムに入れました」というバンジョー小僧の面目躍如(通常は多めに録音してできのいいモノをアルバムに選ぶ)。
 IBMA最優秀フィドル奏者を昨秋、2年連続5回目の受賞をしたジェイソン・カーター。来日した頃のヤンチャは影をひそめた紳士に変身!? ベニー・マーティンを髣髴させるその弓圧で弦を這うようにブルージィ―/ロンサムに歌う快感はスバ抜けてひつこい!!……のが大好きだ。“Foggy Mountain Chimes”ではベニーの完コピを聴かせてくれる。ロニー・マッカリーのマンドリンも絶好調、そして現代ブルーグラスリズムの基本でもある父デルとアラン・バートラム(bs)の創るドライブは完璧だ。そのほかゲストに、アールが書いた歌モノ“I've Lost You”でのボビー・オズボーンのホンモノさには恐れ入るし、“Siempre”でのマンドリンにはたまげる。そしてなんとボビーが歌う“We Could”では引退したソニー・オズボーンが久々に弾くバンジョーがイントロで聴かれるそのトーンのやわらかいこと……。最後の曲に、兄ロニーのテナーバンジョーとの“Dueling Banjos”というのも楽しく気が利いたエンディングだ。詳細はNewsletter第408号インスト新入荷参照
  AMA-1090 MIKE MARSHALL & CHORO FAMASO『Segunda Vez』CD(本体\2,450-) \2,646-

 「1870年頃にリオデジャネイロ(ブラジル)の地元ミュージシャンたちがヨーロッパのワルツやポルカ、ショティッーシュ(ボヘミア由来のスローなポルカに合わせた円舞=Schottische)、そしてModinhas(英語では検索できなかった)といった当時の流行音楽をベースに、アフリカ系ブラジル人の審美眼を通して生まれたショーロの歴史を俯瞰する作品である」という素晴らしいライナーノーツの書き出しではじまるマイク・マーシャルとショーロ・ファモーソの第二作、2004年以来の最新コラボ作品。
 第3世代ショーロの代表格といわれるジャコー・ド・バンドリン(1918-1969)の2曲(アメリカンなコード進行とドライブの感じられるアグレッシブなマンドリンが美しい)からスタート。3曲目には現代のショーロギタリスト、マウリシオ・カヒーリョの2002年録音というチャレンジングなスピードと音数の作品“Alumiando”ではマイクのアドリブが冴える。そのほか、1913年に創られたという“Tenebroso”から、この2002年作品まで、各世代のショーロ音楽を網羅、140年に及ぶショーロ音楽の歴史を演じつつ、「博物館に収める音楽ではない」という4人のショーロ・ファモーソ。その姿勢はブルーグラスと同様、つねに未来志向の音楽のようだ。
 もともとクラリネット/サックスフォンとピアノなど、クラシック畑の人たちからはじまったショーロの挑戦的な音数と感情表現は、もとよりアパラチアの農夫フィドラーや黒人バンジョー奏者の想像を絶する世界ではあるが、マイクの自由奔放な、ときおりはお茶目なアメリカンなフレーズと感情が、とても親しみを感じさせてくれる。今やアメリカンマンドリンの巨匠とも言える地位を築いたマイク・マーシャル、最新の刺激的な音楽世界をどーぞ。
  MH-1523 DANNY ROBERTS 『Nighthawk』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ザ・グラスカルズのマンドリン奏者ダニー・ロバーツの素晴らしい最新ソロ第2作。1曲目からモンロー風ストンプで度肝を抜くを次々と聴かせ、2曲目のタイトルトラックはカンジェンの“Nightwalk”を思わせる“Nighthawk”はサム・ブッシュのフィドルとマンドリンがカッコイイぞ! サム以外に、マイク・コンプトンとロニー・マッカーリーのマンド仲間、そのほかクリスティン・スコット・ベンソン女史、オウブリー・ヘイニーやジミー・マッティングリーらのフィドルを配して、現在ナッシュビル最良のアコースティック/ブルーグラスのトーンとアンサンブルを聴かせてくれるマンドリン作品。
  AMA-1086 DAROL ANGER『e-and'a』CD(本体\2,450-) \2,646-

 フィドルチューンの広大な世界はブルーグラスにとってのもっとも大切な技術的なバックボーンである。ムーンシャイナー誌でさまざまに検証しているように、ヨーロッパからのフィドルとアフリカからのバンジョーが出会ったことで生まれたリズムとコードに乗ってアメリカ南部で疾走しはじめたのがオールドタイムであり、より複雑にアンサンブルをはじめたのがブルーグラスである。そんな出会いのさまざまなパターンを現在の若手トップミュージシャンを中心にダロル・アンガーが音頭を取って楽しくアレンジして聴かせる。
 現在、奨学金を受けながらバークリー音楽院に通う、繊細なタッチの上品なフラットピッキンを聴かせるデラメイのコートニー・ハートマン嬢(本作に収められた“Farewell to Trion”のタブ譜が、彼女をカバーストーリーにしたフラットピッキンマガジン誌18巻6号「2014年9〜10月号」(\2,700-にある)、クロウハンマーチャンピオンでもありブルーグラスのスリーフィンガーでも素晴らしい才能を聴かせる2012年に奨学金でバークリー音楽院を卒業したルーカス・プール、そしてバークリー音楽院最初のマンドリン専攻生として2011年に卒業したのちトップバンドに上り詰めたギブソンブラザーズを支え自費制作ソロアルバム『Sweet Loam』(RSCI-1082 \2,646-)も好評だったしたジョー・ウォルシュ……なんと若手3人が、ともにバークリー音楽院で准教授でもあるダロルの薫陶を受けて来た新世代の楽器小僧ブルーグラッサー達とのアルバムというわけだ。
 1076年春、デビッド・グリスマン・クインテットのフィドラーとして初来日したときから、まったく変わらないフィドルオタク、永遠のフィドル小僧ダロル・アンガーももう60歳の還暦だ。バイロン・バーラインに憧れてフィドルを弾きはじめ、ジャズやニューエイジなどでも活躍、1985年にはチョッとヒットもしたジャズ系弦楽四重奏のパイオニア、タートルアイランド・ストリングカルテットを結成したが、ベースはいつもフィドルチューン。
 フィドルチューンの楽しさ、あたらしさを目一杯、楽しみませんか、楽器小僧たちと一緒に...!!?
  HDR-01 TIM STAFFORD『Just to Hear the Whistle Blow』CD(本体\2,450-) \2,646-

 1994年にブルーハイウェイを結成、今年の結成20周年には最新作『Game』(ROU-9170 \2,646-)という10枚目のアルバムを発表、東テネシー本拠ながらDCグラスのセルダムシーン伝統を受け継ぐような同バンドの実質的リーダー、ティム・スタッフォードの最新ソロ第2作である。1990年にはETSU(東テネシー州立大学)のアダム・ステッフィ(md)とバリー・ベイルズ(bs)とともにアリソン・クラウス&ユニオンステーションに参加、グラミー受賞作品『Every Time You Say Goodbye』でその後のアリソンのサウンド基盤を創ったと言われるティム、そのギターの腕前と見事なソングライティングをいかんなく発揮した最新作である。
 このティム最新作はギターインスト6曲と歌モノ8曲をほぼ交互に全14曲、インスト“Red Wing”を除いてすべてオリジナル。そのギターは開放弦を巧みにフラットピッキンに取り込みかつ、C9thチューニングやDADGAD、さらにはドロップDなども駆使したデリケートなスタイル、そして歌はブルーハイウェイを聴けば分かるセルダムシーン系発想でウエストコーストロックや70年代のシンガーソングライター系列の1960年生まれの54歳。アダムとバリーのほか、ロン・スチュワート(bj)とステュアート・ダンカン(fd)という絶品コアバンドによる秀作。
 1960年生まれというから54歳、アリソン・クラウスのユニオンステーションに参加して名が知られるようになったのは30歳という遅咲き。というのもETSU以外、あちこちの大学で勉学に励みアメリカ史の博士号も取得したという。そんな視点から2010年、トニー・ライスの伝記『Still Inside: The Tony Rice Story』(\4,104-)をキャロライン・ライトと共同執筆している。ちなみにティムにはブルーハイウェイのほか、スティーブ・ガリーとの2010年の素晴らしいコラボCD作品『Steve Gulley & Tim Stafford: Dogwood』(RHY-1066 \2,646-)がある。
 また、ティムの定評あるギターテクをタブ譜にしたリードギター教則本『Tim Stafford: Acutab Transcriptions Vol.1』(TS-TAB 本体\3,800-)は、アリソン・クラウス&ユニオン・ステーション時代の名作『Everytime You Say Goodbye』(ROU-0285 CD\2,646-)からのリード・ギター5曲をはしめ、ブルーグラス・ハイウェイ結成後の『It's a Long, Long Road』(REB-1719 CD\2,646-)からギター・インストを含む5曲、『Wind to the West』(REB-1731 CD\2,646-)から4曲、そして『Midnight Storm』(REB-1746 CD\2,646-)から4曲、他に"Reuben"や"Rebecca"のスタンダード等全23曲、トニー・ライスを基にした現在フラットピッキンのデリケートなセンスが学べる優れモノだ。
  PATUX-256 RUSS CARSON『Avenue of the Giants』CD(本体\2,450-) \2,646-

 1978年製ゴールドスター「GF-100W」を宝物のように弾くラス・カ−ソン、現在リッキー・スキャッグス&ケンタッキーサンダーのバンジョー奏者、最新第2作である。本作はケンタッキーサンダー加入前のバンド、オウディ・ブレイロック&レッドライン在籍時代、ツアーをともにしたバンド全員(オウディgt、ジェシー・ブロックmd、パットリック・マカビニューfd、ジェイソン・ムーアbs)とゲストボーカル(エディ・ローズ、ダレル・ウェッブ)にリードギターゲストのケニー・スミスらと創ったという気合いのこもったトラッドグラス集。J.D.クロウ→→トム・アダムズとつづくゴールドスター神話の若き継承者、クロウハンマーも良くするオールドタイミーな環境で育った第3世代のトラディショナリストのブルーグラスの本質を演じる真面目なバンジョーアルバムだよ。詳細はレター#407のインスト新入荷参照
 ■オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作
  JASMD-3540 V.A.『Country Brothers - The Brother Bands of Country Music』CD(本体\1,980-)\2,138-

 「カントリー音楽における兄弟バンド」と名づけられた1920年代から50年代まで、アメリカンハーモニーのベースとなったさまざまなブラザーデュオを軸にした絶妙なコンピレーション23曲集。モンローブラザーズからベイルズ・ブラザーズ、1927年にバンジョーとカズーでヒット"Salty Dog Blues"を出したアレン・ブラザーズ(同曲は本作ではフラット&スクラッグスが手本としたモリスブラザーズ版を収録)や多分にテキサス的に洗練されたローンスターカウボーイズなどのラグタイムやジャグバンド系列サウンド、ユニークなドブロを伴ったディクソン兄弟の「ラリッたネズミ」からメイナーズ兄弟のストリングバンド音楽ほか、ラウズ兄弟のオリジナルとされる"Orange Blossom Special"やドック・ワトソンで知られるデルモアの"Nashville Blues"ほか、スタンレーからルービンまで登場の楽しい兄弟物コンピレーションである。デュエットハーモニーのときの声の同質性はもとより、20世紀はじめの移動距離の必然から生まれた家族音楽、さらには当時の女性エンタメビジネス参入への難しさなどから「ブラザーデュオ」のみならず、20世紀前半に「ブラザーバンド」が圧倒的に多かったことを証明する数々のバンドたちが一望できるとともに、20世紀後半にはポップ/ロックという名のもとに拡散していったアメリカンルーツ音楽のベースである「家族音楽」の最初のメガヒットを一望する秀作だ。
 ■カントリー最近作/お勧め作
  BCR-040 FELLER & HILL 『Here Come Feller & Hill Again』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーグラスとクラシックカントリー(1940〜1960年代のホンキートンク系カントリー)の双方には明らかな使用楽器とサウンドの違いこそあれ、底辺に流れる生活感覚や文化には大きな差はない。フェラー&ヒルはそんなギャップを見事に埋める素晴らしいブルーグラスのバンド。ファロン・ヤングの“Forget The Past”やディレイニー&ボニー“Never Ending Song of Love”、ベンチャーズの“10番街の殺人”などや、バック・オウエンズとバッカルーズに愛を込めた“Ballad of Buck and Don”などの楽しいアレンジなど全13曲。
  LDR-1007 SUZY BOGGUSS『Lucky』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ベテラン女性カントリーシンガー、スージー・ボーガスの最新作はマール・ハガード曲集。都会的なインテリジェンスを感じさせるタイプのボーカルで歌われる濃いーいマール・ハガード(1937-)の世界観がとても新鮮である。保守的に見られがちなマール・ハガードだが、リベラルの代表であるジョーン・バエズやグレイトフルデッドらもカバーするように、その歌にはフツーの人々の本当の生活が見事に歌い込まれ、しかもここにも収められている“Today I Started Loving You Again”や“Silver Wings”、“The Bottle Let Me Down”や“Sing Me Back Home”など全12曲のメロディも特別に美しい。スージーが歌うマール・ハガードのカントリーソング。泣きの入らないチョッとポップな彼女のスタンスがいい……。
  HOTR-7331 V.A.『A Tribute to Ernest Tubb: Thanks A Lot Texas Troubadour』CD(本体\2,450-) \2,646-

 レスター・フラットと同じ、今年生誕100年を迎えたアーネスト・タブへの、新旧カントリーシンガー14名によるトリビュート作品。ジミー・ロジャーズに憧れ、ロジャーズ未亡人の紹介でレコードデビュー、1941年に“Walking the Floor Over You”でブレークしたシンガーソングライターのアーネスト・タブ(1914-1984)。そののち1943年にナッシュビルのグランドオールオープリに迎えられ、「テキサス・トルバドゥール(Troubadour、中世ヨーロッパの吟遊詩人たち)」という自身のニックネームを冠したバンドを結成、シングルストリングのギター奏法でタブサウンドを形作ったというジミー・ショートやスティールギターの普及に貢献したジェリー・バードら優秀なナッシュビルミュージシャンを配し、そのサウンドがカントリーの王道といわれる典型的なホンキートンクサウンドを創っていったとされる。
 ■お勧め発掘・編集最近作/お勧め作
  PC-1184 OSBORNE BROTHERS 『Nashville』CD(本体\2,250-)\2,430-

Gonna Be Raining When I Die/Muddy Waters/The Oak Tree/My Baby's Gone/Going Back to the Mountains/When I Stop Dreaming/The Hard Times/Half a Mind. 全8曲

 第一世代ブルーグラスの偉大なバンドの中、もっともアグレッシブで革新的な音楽姿勢をつねに保ち続けていたオズボーン・ブラザーズ。ボビー(1931-)とソニー(1937-)の兄弟でバンドを組んだのが1954年だから丁度60年前、2005年に弟ソニーが肩の回旋腱板手術の後バンジョーを弾けなくなったために解散するまで、その51年間の凄いキャリアでモダンブルーグラスをリードしてきたふたり。彼らがそのキャリアを活躍場所ごとに新録音で振り返るというシリーズ企画で、1998年に第1作『Hyden』を発表、2000年に『Dayton to Knoxville, 1949-1954』、2003年にCD2枚組『Detroit to Wheeling』(1961年のレスター・フラットとの初共演録音が収められている)を発表したが、この最終作『Nashville』を録音する前にソニーが引退、4部作が未完ののまま終わるかと思われたところ、今回発掘されたメジャーMCAでの1975年録音を収めた昨年発表の本作で、実に16年に及んだ企画シリーズ完結となる。
 おそらく、オズボーンズとしてデッカ/MCA時代の最後のアルバム『Pickin' Grass & Singin' Country』(1975)と同時期、次のアルバムとしてレコーディングに臨んだものだろう。ボビーとソニーの絶好調のマンドリンと6弦バンジョーにデール・スレッドのギターとハーモニーというトリオに、当時絶好調のバッサー・クレメンツのフィドルを加え、ソニーの息子ロビーのドラムスとデニス・ディグビーのエレベのリズム隊、そして“Rocky Top”(1967)の大ヒットとともに当時オズボーンズのモダンサウンドを味付けたナッシュビルセッションマンたち、ハル・ラグのドブロとペダルスティール、リオン・ローズのエレキギター、ピッグ・ロビンスのピアノ、レイ・エデントンのリズムギター。ボビーのヒット狙いのオリジナルを1曲目に、セルダム・シーンの“Muddy Waters”、バッサーがかつて在籍したディキシージェントルメンのジェイク・ランダーズが書いた趣味の良いブルーグラス名作3曲とルービンブラザーズの有名2曲の計7曲が1975年録音。そこに1995年、テリー・エルドレッジをトリオに迎えたロジャー・ミラーの作品がボーナスとして加えられている。
 こののち1976年、MCA/デッカのカントリースター大整理リストラでCMHに移り1978年、アール・スクラッグス(#9584-3)とは1番違いの1934年製ギブソン・グラナダ・バンジョー(#9584-2)を5000ドルで入手してから(当時はあまりの高額に悩んだと言うが今ではチョッとした家が買える!!)一挙にトラッドグラスに方向転換の先祖返り!?その直前のソニーらしさの溢れたバンジョーを満喫できる7曲。そして明らかに地獄の朝鮮戦争を経験したからだろう、ボビーの激しい感情を秘めたボーカルと、ビル・モンローのシンコペーションをベースにハンク・ガーランドらのエレキギター奏法をアダプトした天才的なマンドリン。当時のポップカントリーなナッシュビルの最先端の市場に果敢に挑むメジャーバンドの迫力のオズボーンズ、最後のメジャー録音として貴重な音源発掘である。
  PATUX-258 RED ALLEN & FRANK WAKEFIELD『WDON 1963』CD(本体\2,450-) \2,646-

 フラック・ウェイクフィールドというモンローマンドリンを抱えて生まれてきた男と、レッド・アレンというロンサムテナーが泣き声代わりだったという男ふたりが組んだ録音は、それだけで「本物」のブルーグラスを感じさせる。この荒っぽい、ラジオトランスクリプションの「ブルーグラス」から聴き手が何を得るか……そのリズムとグルーヴに圧されて表現されるハーモニーとフランクのマンドリンにまとわりつくテクニックを越えた魂のようなものを通じて、これはいわゆる「カントリー」ではない、本物の「田舎精神」を持つ抑えがたい衝動の発露である、と思う。詳細はNewsletter第408号ブルーグラス新入荷にて
  ACD-82 DOC WATSON & DAVID GRISMAN『Doc & Dawg』CDR2枚組(本体\2,750-)\2,970-

 1998年3月22日、カリフォルニア州ワトソンビルのヘンリーメローセンターで収録されたドック・ワトソンとデビッド・グリスマン、そしてジャック・ローレンスの素晴らしいライブ24曲。これまでCDとDVDで発売されたものとは別の会場のライブ全容が初めて2枚組CD-Rとして発売だ。業務用の段ボールにカラーコピーのジャケットが貼られただけの製品だが、その音楽の中身にはいささかの手抜きもない素晴らしいもの。当時75歳、悠々自適の境地にあったドック・ワトソンと、53歳になってなおギラギラした音への執着の凄いデビッド・グリスマン……といった風に、わたしには感じられるのだが、その絶妙なアンバランスが秀逸なのだ。偉大なふたりのアメリカンルーツの巨人のブラザーデュオやブルース、ジミー・ロジャーズやジャズ・スタンダード、ブルーグラスのフラット&スクラッグスやビル・モンロー、そしてDGQの“EMD”まで全24曲、2ステージ108分に及ぶ当夜のライブがすべて、タップリと楽しめる。Newsletter第408号web版のブルーグラス新入荷にて、全曲紹介と詳細解説あり。
 ■映像ものお勧め作
  RADIO-2013 JOE MULLINS & RADIO RAMBLERS DVD\(本体\2,750-) \2,970-(カラー72分)

Smoke Along the Track/Our Old Kentucky Home/Katy Daley/Fallen Leaves/Worth It All/Listen, They're Playing My Song/Steel Guitar Rag/Lily/Bottom of A Mountain/A Blue Million Tears/I Want To Be Loved But Only By You/Rock of Ages Keep My Soul/Be Jesus To Someone Today/I'm No Longer An Orphan/(with Centerville Alternative) Cruisin' Timber/Some Kind of War. 全16曲

 ラルフ・スタンレーが取り上げスタンダードとなったトラッドグラス名曲“Katy Daley”の作者、1958年からスタンレー・ブラザーズに参加、1967年にはビル・モンローの第1回ビーンブロッサムフェスの司会などブルーグラス界の裏方として活躍したラジオDJ、ポール・マリンズ(1936-2008)を父に、自らもDJを職業にしたジョー・マリンズ。誇りを持ってブルーグラスDJといい続けた父の夢を引き継ぎ、1995年にはオハイオのラジオ局を取得、現在は3局を経営するジョー。
 18歳でフィドラーでもある父ポールとともに組んだトラディショナルグラス(レベルからの4枚は名作揃い)やラウンダーのスーパーグループ、ロングビューなどに参加したベテラン、スクラッグスをベースにしつつ、リノやシェルトン的なアイデアを散りばめた趣味の良い上品なバンジョーと素晴らしいテナーボイスが持ち味のジョー・マリンズ、昔からのショウ進行で田舎エンタメ手法を守る心意気(そのまんま本性!?)が素晴らしい。
 そつなく無難にボーカルとギターパートをこなすデュエン・スパークス(g)、とても繊細なことなど弾けそうにない左手で不思議なブルーグラスがニョロニョロと湧き出すエバン・マクレガー(f)、優しい甘い声の持ち主で完璧なチョップリズムと思わずモダナイズされたフレーズを聴かせニカッとさせてれるマイク・テリー(m)、仏頂面ながら縁の下に徹するティム・キッド(bs)……。無指向性のワンマイクによく使われるコンデンサーマイクでソロ、コーラス、そして(ミキシングバランスを崩しやすい)バンジョーをカバー、ギター、マンドリン、フィドルには指向性マイクをセット、バランス良く音を拾っている。すばらしい現在のトラッドグラスが楽しめる14曲。
 そして最後、レディオ・ランブラーズとオハイオ州デイトン郊外のセンタービル高校のオーケストラが2曲、マンドリンインスト“Cruisin' Timber”とボーカル曲“Some Kind of War”で共演する。子供たちがバイオリンやビオラ、チェロなどをチョップする姿は感動的だ! シアトル郊外のフェス、ウィンターグラスでもそうだが、全米各地でブルーグラスバンドと交響楽団が共演をつづけ、ブルーグラスの認知を上げ、そんな中から多くのブルーグラスミュージシャンを生んでいる。オハイオのローカルなバンドでさえ、こうして交響楽団との共演プログラムがフツーに組まれ、しかも違和感なく演じてしまう時代。“Some Kind of War”はレディオランブラーズの2013年アルバム『They're Playing My Songs』に収められていたビル・アンダーソン作、誰しも厳しい闘いを生き抜くんだという感動曲を聴いた交響楽団の指揮者ダグ・アインスから共演を招かれたのだという。
 メインストリームの大掛かりなエンタメとはまったく対照的な……、でも、もーちょっとビジュアルも考えて欲しいと思いつつ、いや、これでいいんだ正味のトラッドグラスは!と思い切ると楽しめる。音もいいし、4台ほどのカメラワークもOKだし、とにかく2012年のIBMA最優秀新進バンド受賞のジョー・マリンズ&レディオランブラーズ、正味でとてもいい21世紀現代ストレートブルーグラスのライブ映像をお楽しみください。 
  VES-13131 V.A.『Music from the South』DVD(本体\3,150-)\3,402-

(CLARK KESSINGER) Sally Ann Johnson/Poca River Blues/Wednesday Night Waltz/Billy In The Lowgrounds/Leather Britches/Chicken Reel. (KILBY SNOW) Shady Grove/Please Don't Take Advantage of Me/Wildwood Flower/Close By. (JIMMY DRIFTWOOD) Old Joe Clark/Galloping Horse. (FIDDLE GROUP) Turkey In The Straw. (COON CREEK GIRLS) East Virginia Blues/Sight Of a Pretty Girl. (CANRAY FONTENOT & ALPHONSOS"BOIS SEC" ARDOIN) Eunice Two Step/Bon Soir Moreau/Lacassine Special/Jeune Gens de la Campagne/Les Barres de la Prison. (ED AND LONNIE YOUNG and THE FIFE & DRUM BAND) Oree/Snake Dance. (JESSIE MAE HEMPHILL & GROUP) Get Right Church. (COMPTON JONES) Working On The Railroad. (NAPOLEAN STRICKLAND) Roll and Tumble Blues/Bottle Up and Go. (GLEN ROY FAULKNER) Bo-Diddley Blues/When I Lay My Burden Down. (MOSE VINSON) Blues Jumped The Rabbit (Version One)/Blues Jumped The Rabbit (Version Two)/Roll and Tumble Blues. JOHN (PIANO RED) WILLIAMS Roll and Tumble Blues. (BOOKER T. LOW) Roll and Tumble Blues. 全37曲

 1960年代のフォークリバイバルで再発見した20世紀初頭のミュージシャンたちを収録したきわめて重要な映像を編集した16アーティストによる全36曲集。1966年のニューポートフォークフェスで収録された白黒映像や1979年に映像作家デビッド・エバンスが撮影したカラー映像で、さまざまな原初的な南部音楽が、古代のマウスボウやブルースの発祥に寄与したと言われる原始的な単弦楽器ディドリーボウをはじめオートハープ、フィドル、バンジョーなどの民俗楽器にピアノやギターなどを通じて演奏されてきたことをじっくりと堪能できる。いずれもすでに発表された映像だが、ブルーグラスやオールドタイム、クリオールや黒人ブルースなど、アメリカ南部の実に豊潤な音楽伝統が感動的である。
 ケニー・ベイカーにも大きな影響を与えた伝説のフィドラー、クラーク・キッシンジャー(ジーン・メドウズのギター奏法とそのリズム感に大注目)をトップに、オートハープのキルビー・スノウは“Wildwood Flower”からビル・モンローの“Close By”ほか、ジミー・ドリフトウッドや女性ブルーグラスバンドのパイオニアとされるクーンクリークガールズ、またクリオールとケイジャン文化が溶け合ったキャンレイ・フォンテノ&アルフォンゾ・アードインや南部黒人ブルースなどの発展経緯を知ることもできるきわめて貴重で重要な映像を編集した16アーティストによる全36曲集。アメリカ音楽の源である。
  BYGF-9122 V.A.『Herschel Sizemore: Mandolin in B, A Tribute to a Bluegrass Legend』DVD(本体\2,750-)\2,970-(カラー、55分)

 1979年、デル・マッカーリー初来日時のメンバー(デルとジェリー兄弟とディック・スミスと主役のハーシャル)での演奏とインタビューではじまるDVD映像。ハーシャル・サイズモアという、ブルーリッジ地方のマンドリン界で圧倒的な影響力と支持を受けるミュージシャンズ・ミュージシャンで、近年は「Key of B」のマンドリン名曲にしてジャムスタンダード“Rebecca”の作者として知られるブルーグラスレジェンドの彼が、夫婦揃ってガン宣告を受けたため2012年2月19日、仲間や彼を慕う若者たちが集まって開かれたベネフィットコンサートの模様と、彼の経歴や人となり、すなわちそのスムースさとトーンを紹介するビデオ。デル・マッカーリーやセルダム・シーン、ブッチ・ロビンスとジョン・ロウレス、サミー・シーラーと旧ジョンソン・マウンテン・ボーイズなど、9セッションによる演奏9曲と、パンチブラザーズとしてコンサートに出演していたクリス・シーリーをはじめ、デビッド・グリスマン、J.D.クロウやドイル・ローソンらのインタビュー(字幕なし)で構成された感動DVD。DVDの売り上げはハーシャル・サイズモア名義でブルーグラス・トラストファンド(IBMAが創設した互助基金)に寄付される。
  VES-13059D NORMAN & NANCY BLAKE『Video Collection 1980-1995』DVD(本体\3,150-)\3,402-

 古いモンコレクターで伝統音楽に限りない愛着を持つノーマン&ナンシ・ブレイクのライブ映像集は、アパラチア幻想を感じさせる深さだ。
  SHA-212D DAVID GREISMAN QUARTET『Classic Dawg』DVD(本体\3,150-)\3,402-(カラー、58分)

 衝撃的な来日と共に世界中の新しい価値観と可能性を持ち込んだデビッド・グリスマン・クァルテットの貴重なライブ映像。
  SHA-604DVD V.A.『High Lonesome: The Story of Bluegrass Music』DVD(本体\3,150-)\3,402-(カラー95分)
 ビル・モンローの語りで“Back in the days of my childhood, in the evening when everything was still...”とはじまる感動的な「ブルーグラス音楽の物語り」。「ブルーグラスとは何か……」、ブルーグラス第一世代の人たちが証言するブルーグラス紹介のもっとも優れた作品とされる1991年、若き女性監督レイチェル・リーブリング脚本・監督のドキュメンタリー劇場映画のDVD版だ。
 楽器関連作品
 (楽器奏法や教則など、さまざまなご相談に関してはミュージシャン歴豊富なスタッフがアドバイス、また楽器につきましても、本体やパーツ/アクセサリーなど、ビンテージを含めて各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
 ■ギター
  ST-2008 STEVE WARINER c.g.p.『My Tribute to Chet Atkins』CD(本体\2,450-)\2,646-

 メチャクチャすばらしいトーンで演じられるアトキンズ・スタイルのエレキギターの美しいこと!! スティーブ・ウォーリナー、1976年にチェットに見出されてカントリースターになった彼が、これ以上なくチェットを畏敬するそのギターテクの見事なこと。ジェフ・ガーンジー(2000年5月、ジェフ・ホワイトとともに来日)のすばらしいフィドル/マンドリンの“Back Home Again Indiana”、ジミー・マッティングリー(f)は“6120”をスティーブと共作、そのほかはシンプルで控え目なデビッド・ハンゲイトのベースとドラムスを基本に、ランディ・ハート(piano)ら、極力抑えたバックで聴かせる愛と尊敬に満ちた極上のギター音楽をご賞味あれ。ちなみに「c.g.p.」とはチェットの造語で「保障付ギター奏者(Certified Guitar Player)」のこと。
  TSQ-2851 V.A.『Imagination Anthem Volume 6 - Origins of American Primitive Guitar』CD\2,573-(本体\2,450-)

 米国南部のギターの原点、少なくとも録音がはじまった20世紀の初期に残された素晴らしい録音14曲集。タイトルにある「アメリカン・プリミティブ・ギター(アメリカ原点ギター)」とは、フィンガーギタリスト、ジョン・フェーイ(1939-2001)が提唱したアバンギャルドなギタースタイル(ちなみにフェーイの自伝的著書のタイトルは『How bluegrass music destroyed my life』だって!)。ここに収められた14曲は、カントリーブルーズとヒルビリーストリングバンドのギタリストたちで、アメリカン・プリミティブ・ギタースタイルの由来(オリジン)ということ。つまり、アメリカンギターの源泉、より深くギターを学びたい方にはおあつらえ向きのコンビレーションである。本作に収められているケンタッキー州ルイビルの黒人ギタリスト、シルベスター・ウィーバーの1923年録音の“Guitar Rag”と“Guitar Blues”はカントリーブルースの最初の録音と目され、知られる限りにおいて初めてスライドギターが使われた録音だという。前者はギッジョー(ギターバンジョー)が使われ、のちにボブ・ウィルスのバンドがカバーして“Steel Guitar Rag”として発表している。そのほか、白人のライリー・パケットやサム・マッギー“Buck Dancer's Choice”など、アメリカンギター史のパイオニアたちがズラーっと揃った秀作。
 ■バンジョー
 (ムーンシャイナー連載のチチ松村「バンジョー祭り」、世界のバンジョー音楽をお見逃しなく!!)
  PC-6514 KRISTIN SCOTT BENSON『Second Season』CD(本体\2,450-)\2,646-

 2008年から2011年まで、4年連続IBMAアワードで、女性としてアリソン・ブラウン以来17年ぶりに、最優秀バンジョー奏者受賞をつづけた、現在ザ・グラスカルズのクリスティン・スコット・ベンソン、2008年ソロ第2作。2002年のデビュー作『Straight Path』(PC-6502 \2,573-)から6年、夫のウェイン・ベンソン(サード・タイム・アウトm)とともに子育てに励みながら創り上げたバンジョー集。オリジナルとトラッド・アレンジにボーカルもの4曲、ウッディで上品なバンジョーの響きを丁寧に表現する。ムーンシャイナー2009年1月号吉岡正の「闘魂バンジョー」特集参照。
  PATUX-245 TOM NEAL『Banjoland』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ウォルター・ヘンズリーのチューナー名曲"Walt's Breakdown"やケニー・ベイカーのフィドルで有名になりジミー・アーノルドのアレンジで知られる"Charmaine"、マンドリン定番"New Camptown Races"や"Shenandoah Vally BRD"ほか、スタンダードインストを含む14曲、ベテランバンジョー奏者トミー・ニールの味わい深い秀作。マイケル・クリーブランド(f)、フランク・ソリバン(m)、マーク・コスグローブ(g)らの若手スーパーピッキンなトラッドグラスを楽しめる6曲に、自身を含むジョン・グリック(f)、ラス・フーパー(d)、ディック・レアード(m)らベテランたちとのバンド、「ブルーストーン」にジェフ・プレズリーのリードボーカル4曲を迎えたセットでのこなれたトラッドグラスのドライブなど、スクラッグスはもちろんだが、それだけではない都会ワシントンDCの気風を受け継いだフレキシブルなバンジョーがすばらしい。近年、ワシントンDc地区に本拠を置くパタクサント・レコード、知られざる才能を世に引き出すすばらしい仕事をしている。
 ■マンドリン
  OR-1469 ADAM STEFFEY『New Primitive』CD\2,573-(本体\2,450-)

 当代随一マンドリン奏者アダム・ステッフィ(47)最近ソロ第3作。全13曲がトラッドという、思い切ったオールドタイム・フィドルチューンをベースにした意欲作で、アパラチアに伝わったさまざまなメロディから現在最高峰のマンドリンテクニックがいかなるブルーグラスメロディをつむぎ出すのか、非常に興味深い作品である。サム・ブッシュ系列のモダンなマンドリニストの第二世代から第三世代の橋渡しに位置するアダムがオールドタイムを志向するのは、妻ティナの影響もさることながら、母方の曾祖父トム・カーターはA.P.カーターのいとこで、自身も最初にこの音楽を聴いた記憶はカーターファミリー・フォールド(現在も土曜日夜につづけられるバーンダンス)、そしてオフのときはETSUのブルーグラス科でマンドリンを教えるという、南西バージニア/東テネシー音楽のヌシでもある超謙虚なアダムならではの着想だろうか……。アダムと対照的なモンロースタイルをリードするマイク・コンプトンも最近、ジョー・ニューベリーというクロウハンマーバンジョー達人のオールドタイマーとコンビを組んでおり、ブルーグラスを極める道中アパラチアントラッドの深淵を覗きはじめているのも興味深い。ジャズ/ショーロからクラシックへと発展するマンドリンに、オールドタイムという原点を新しく認識させる作品だろう。なおムーンシャイナー誌2009年10月号(\525-)にアダム・ステッフィのカバーストーリーがある。 
  PC-6501 JESSE BROCK『Kickin' Grass』CD(本体\2,450-)\2,646-

 リン・モリス・バンドで名を上げたジェシー・ブロック、2002年発表のデビュー、現在唯一のソロ作品。ワシントンDCグラスの系譜を引くハッキリくっきりマンドリンが信条のとても気分スッキリのマンドリン集。マイケル・クリーブランドのバンドに在籍していた2009年にIBMA最優秀マンドリン奏者を受賞している。ロン・スチュワート、ジェイソン・カーター、トム・アダムズ、ロブ・アイクスらとの“Red Rooster (She'll Coming 'Round the Mountain)”、“Home Sweet Home”(key of D)、“New Camptown Races”、歌モノでは“She's No Angel”、“The Girl in the Blue Velbet Band”などのスタンダードなど、聴きやすい選曲。現在はトラッドグラスのオウディ・プレイロックのレッドラインに所属しながら地元メイン州でマンドリンを教えているという。性格が伺えるとても几帳面で生真面目なすばらしいマンドリン作品。
  PATUX-234 CORY PIATT『Daydreams』CD(本体\2,450-)\2,646-

 7歳でマンドリンを弾きはじめたというコリー・ピアットの2012年デビュー作。そのすごいマンドリンを、いまや若者のスタンダード・ジャム曲となりつつあるダロル・アンガーの"Ride the Wild Turkey"ほか、ボーカル曲を4曲に自身のオリジナルインスト曲を配した、バラエティに富んだマンドリンインスト集。バックアップには今もっとも旬の若手スーパーピッカーたち、クレア・リンチ・バンドのブライアン・マクドウェル(ギターもすごい!)のフィドルとジェイク・スタージェル(g)のふたりに、スコット・ベスタル(bj)とランディ・コーアズ(d)、マーク・シャッツ(bs)というベテランが脇を固める。今月紹介のドナ・ヒューズ最新作でも活躍のコリー、若手のマンドリンアルバムを楽しもう。
 ■フィドル
  RC-113 JIMMY CAMPBELL『Pieces of Time』CD(本体\2,450-)\2,646-

 2003年、事故で他界したザ・サイドメンのフィドラー、ジミー・キャンベルが97年に、わがレッドクレイレコードから発表した最高作。マイク・コンプトン(m)、ロニー・マッカーリー(g)、ダナ・カップ(bj)、マイク・バブ(bs)らのバックに、ビル・モンローが参加、ビルの最後の録音でもある(モンロー最後の録音のひとつが日本のレッドクレイにあるって、ちょっと凄くない……!?)。"Down Yonder"、"Jenny Lynn"、"Soldier's Joy"他、すばらしいケニー・ベイカー系の正統派ブルーグラス・フィドル集。
  CO-2733 KENNY BAKER & BOBBY HICKS『Darkness on the Delta』CD(本体\2,450-)\2,646-

 1980年発表、ボビー・ヒックスとのツイン・フィドル集。ケニーがブルーグラス・フィドルに目覚めたのがビル・モンロー一連のツイン/トリプル・フィドルのインスト。そのボビーがビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズで1950年代に録音した"Roanoke"や"Panhandle..."などを含む、ちょっとスウィンギーでオシャレなツイン・フィドル集。バックアップはアレン・シェルトン(bj)、バック・ホワイト/ラリー・スレッジ(m)、ベニー・ウィリアムズ(g)、ロイ・ハスキーJr.(bs)というメンツ……。
 ■ドブロ
  RC-121 JOSH GRAVES『Just Joshin'』CD(本体\2,450-) \2,646-

 1963年に発表されたジョッシュ・グレイブス(1927-2006)とジェイク・ターロック(1922-1988)、フラット&スクラッグス時代の唯一のデュオ・アルバムが3曲の未発表インスト録音を含めて、わがレッド・クレイ・レコードから初CD化。バックにはカーティス・マクピーク(bj)、チャビー・ワイズ(f)、ハワード・ワッツ(bs)ら。ジョッシュのリードにジェイクのテナーのデュオ・ボーカル物と"Dobro Rhumba"や"Just Joshin'"など6曲のドブロ・インストで構成された超貴重な全15曲。ブルーグラス・ドブロ奏者必携/必聴/必写の1枚!
  ROU-5773 MIKE AULDRIDGE, JERRY DOUGLAS, ROB ICKES『Three Bells』CD(本体\2,450-) \2,646-

 これは現在のドブロ界をリードするジェリー・ダグラスがロブ・アイクスを誘って、すべてをマイク・オルドリッジのために捧げた素晴らしいアルバム。その名も「谷間の三つの鐘(Three Bells)」、まさに3人の偉大な弦楽器のトーン追求者が現出した究極のドブロ集。これほどに美しい弦楽器トーンが味わえるレコードは、そうはない! そしてたった一本のバーが弦の上で織りなす見事なボイシング(和声)に瞠目する、楽器の種類を越えて弦楽器を愛するすべての方に、心からお勧めしたい秀作である。
 ■ベース
  K2B2-3569 BUELLGRASS『All Strung Out. Adventures in Buellgrass』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ジャズ・ベーシストのビュエル・ネイドリンガーが率いるビュエルグラスの1982年から2005年までの未発表曲集。ビル・モンローとセロニアス・モンクらの作品を演じた1曲目から4曲目は96年録音のダロル・アンガーとリチャード・グリーンらとの弦楽四重奏。99年録音の5曲目から7曲目はトラッドグラスやブラザー・デュオで、天才ダニー・バーンズ(bj)やロバート・ボウリン(f,m,g)との録音。2005年録音は、ルーシー・ドーンフェルドらとオールドタイムのクルーヴを弦楽五重奏にアレンジ。そして最後、11曲目から13曲は1982年の、アンディ・スタットマン、リチャード・グリーンらとのライブでの「ダニー・ボーイ」など。どこを切ってもスリリングでユニークな楽しい演奏が楽しめる。
 楽器、その他……
 (スタッフは全員、バリバリピッカーです。どんなことでもお気軽にお問い合わせください)
Martin 2-30S 1938 マンドリン(価格等お問合せ下さい)
詳細写真

 1937-1942の短期間のみ生産されたマーチン社のマンドリンの中でもハイエンドのモデル。削りだしの表板、左右対称形の2ポイントのボディにFホール、柾目を贅沢に使ったサイド&バック。バインディング、スロッテド・ダイアモンド・インレイとマーチン社の技術の粋が活かされた、とても魅力的な楽器です。
デビッド・グリスマン&トニー・ライスによるトーン・ポエムでは1936年製の同モデルが使用され"Wildwood Flower"で愛らしい音色を聞かせてくれた。93台しか生産されていない、ある意味、ロイド・ロアよりも少ない超レア・モデル。
Martin S-20 1929 マンドリン(価格等お問合せ下さい)
詳細写真

 マーチン社の丸穴のフラット・マンドリンの中でブルースカイ・ボーイズのビル・ボリックが使っていたことによって有名になったモデル。マーチン社では19世紀の終わりから所謂、ナポリタン・スタイルのボウル・パックのマンドリンを製作していましたが、当時のマンドリン・オーケストラ・ブームの影響でギブソン社が優位に立ってたカーブド・トップの所謂、フラット・マンドリンの製造に乗り出しました。このモデルは左右対称形で2ポイントのスブルース・トップ、丸穴のサウンドホール。カーリー・メイプルのサイド&バックとネック、ブリッジと指板は黒檀。ドットのパールによるインレイ。ニッケル製オープンギアの糸巻き。生産開始初年度の超美品です。ギブソンに比べてボリュームでは劣りますが、愛らしい独特の音色と、丁寧な作りで楽器としての質は高いです。
 教則もの/ソングブックお勧め
  また、教則モノに関しては演奏レベル/ニーズに応じて、ご相談ください。また、スタッフは全員、バリバリ!?ピッカーです。どんなことでもお気軽にお問い合わせください。

 ジミー赤沢監修&演奏、マイナスワン教則BOOK+CD

●BLUEGRASS FIDDLE MINUS ONE(MFD-0206) フィドル用TAB BOOK+CD (本体\3,000-)\3,240-
●BLUEGRASS BANJO MINUS ONE(MFD-0207) バンジョー用TAB BOOK+CD 本体\3,000-)\3,240-
●BLUEGRASS MANDOLIN MINUS ONE(MFD-0208) マンドリン用TAB BOOK+CD (本体\3,000-)\3,240-


フェスやジャムで最もよく取り上げられる有名曲を吟味。デモ演奏、ソロパートのみの演奏、マイナ スワン(カラオケ)演奏、TAB譜(Bluegrass Fiddle Minus One,MFD-0206は譜面と連段)を収録。譜面通りに弾くもよし、自分なりにアレンジして弾く もよし、一人自宅でバンド練習ができます。
   
 
 輸入雑誌
 ■フラットピッキン・ギター誌
  米国産、隔月刊の掲載全タブ譜対応CD付きフラットピッキン・ギター誌。ブルーグラスからスウィング/アーリージャズまで。一冊でさまざまなフラットピッキン奏法が学べる人気雑誌。


  FGM-19.1 最新「2014年11〜12月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 ハーブ・ピーダセン(かつてペダーセンと表記)のカバーストーリーほか、6月にETSUバンドを率いて来日したダン・ボナ―特集とタブ譜“Where Grass Won't Grow”、タブ譜は、スティーブ・カウフマン“Cattle in the Cane”、ブラッド・デイビス“John Henry”、オリン・スター“Kiss Me Waltz”、ディックス・ブルース“Whiskey Before Breakfast”、アダム・グレンジャー“Durango's Hornpipe”、スティーブ・ポティア―“Blue Moon of Kentucky”ほか、タブ譜満載CD付きの66頁。
  FGM-18.6 「2014年9〜10月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 デラ・メイの女性フラットピッカー、コートニー・ハートマンをカバーストーリーに、タブ譜はダロル・アンガーらとの新ユニットのアルバム『e-and'a』から“Farewell to Trion”、そしてもうひとりの女性ピッカー、ダニエル・ヨーザ―“Oh Lady Be Good”、ハイライトにはビリー・ストリングス“Beaumont Rag”。そのほかコラムには、ジョー・カーのリズムギター「ヴァンプの意味」、ダン・ハッカビーの初心者“Uncle Pen”、スティーブ・カウフマン“Woodchopper's Reel”、ジョン・カーリニのネクストレベル“Kool Kitsch”、ブラッド・デイビスのナッシュビルフラットトップは“Sitting on Top of the World”、キャシー・バーウィック“Calliope House”、オリン・スター“Winder Slide”、ソロの創り方“More Pretty Girls Than One”、ディックス・ブルース“Molly and Tenbrooks”、インプロビゼーション“Full Contact”、フィドルチューン“What to Do When”、スティーブ・ポティア“Rocky Road Blues”など、音源つきタブ譜満載の70頁。
  FGM-18.5 「2014年7〜8月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Home From The Forest/Stony Point/Kool Kitsch/The Push by Brad Davis/Over The Waterfall/More Pretty Girls Than One/Beautiful Brown Eyes Part II/Back To Georgia/Say Old Man/Lucy Campbell/True Life Blues.
 ホームスパン教則の総帥ハッピー・トラウムをカバーに、上記初心者から上級者までのタブと音源、ジョー・カーによる「G」でのリズムギター、ブラッド・デイビスのナッシュビルギターテク、インプロバイズからダン・クレアリーのコラムまで、フラットピッキンギター上達に関するあらゆる情報満載の70頁。
  FGM-18.4 「2014年5〜6月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Cheat Mountain, Ebeneezer & Johnny Don't Get Drunk/Chinquipin Hunting/Cottage Hill/Durang's Hornpipe/Elzic’s Farewell/Falls of Richmond/Indian Corn/Jaybird /Little Billy Wilson/Mississippi Sawyer/New Five Cents/Kentucky Lake/Old Grey Mare/Rock The Cradle Joe/Sail Away Ladies/Sally In The Garden/Sally Johnson/Shove The Pig's Foot/Squirrel Hunters/Ways of the World.
 以上20曲、ありきたりのフィドルチューンではなく、チョッとシビアでクロートっぽいオールドタイムチューンの数々をレパートリーにしてみませんか? 最新号はまるごと一冊、「オールドタイムチューン」号です。挑戦のし甲斐がありますよ!
  FGM-18.3 「2014年3〜4月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Dooley/Bitter Creek/Pupville/Constitution March/Golden Slippers/Beautiful Brown Eyes/Neenah/Neal Gow’s Lamentation/Toy Heart.
 ザ・ディラーズのロドニー・ディラードをカバーストーリーに、ビッグ・スミスのギタリストやデビッド・マラビラら、ダダリオの「NSアーティストカポ」紹介などの特集に上記、各コラム(初心者から上級者までさまざまな切り口で)で取り上げた曲のタブ譜とCD音源。
  FGM-18.2 「2014年1〜2月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

Pretty Bird/Little Girl of Mine in Tennessee/San Antonio Rose/Pupville/John Hardy/Little Annie/Stetson’s #2/Long Journey Home/Sand Coulee Reel/Soppin’ The Gravy/Cotton Patch Rag/We Live In Two Different Worlds.
 ギリアン・ウェルチの相方で、アグレッシブなダウンピッキンで知られるデビッド・ロウリングスのカバーストーリーほか、マウンテンハートのセス・テイラー、アラン・ジャクソン・バンドのスコット・コニー、そして楽器ルシアーのケン・フーパーらの特集。それに上記、それぞれに初心者やコード分解、ナッシュビルスタイルなど各コラムに応じたタブ譜集。
  FGM-18.1 「2013年11〜12月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 スウィング集。品切れ、取り寄せ可。
 以上のほか、現在の在庫は2013年1-2月号、2012年11-12月号、2012年5-6月号、2011年7-8月号、2011年5-6月号、2010年3-4月号、2010年1-2月号、2009年11-12月号、2009年7-8月号、2008年3-4月号、2007年1-2月号、2006年7-8月号のみです。(品切れ号、取り寄せ可)
■バンジョー・ニューズレター誌
  世界唯一の米国産バンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
  BNL-14/12 最新2014年12月号 \648-

 スロバキアの首都ブラチスラバ生まれで、現在その郊外ペジノク在住のブログレバンジョー奏者リチャード・シファースキのカバーストーリーと“Blue Nashville”と“Night in the Tent”のタブ譜ほか、フレッド・ゲイガー「コード世界」はガブリエル・フォーレの楽曲「パヴァーヌ(Pavane)作品50」、メロディッククロウハンマーでの“Take Five”、トム・アダムズ“Pennsylvania Polka”ほか、バンジョー情報満載の32頁。 
  BNL-14/11 2014年11月号 \648-

 19世紀の初期のバンジョーを再現、製作するグレッグ・アダムズをカバーストーリーにスティーブン・ウェイドがインタビューするほか、初期バンジョー奏法の“Briggs Jig”と“Grapevine Twist”ほか、タブ譜はアラン・マンデの最新アルバム『Bright Munde』より“Like Sonny”、アール・スクラッグスはジャム録音の“Traveling Highway Home”、トム・アダムズ“Unchained Melody”、初心者は“Little Maggie”ほか、ファーストクォリティ社の「焼き入れ」ブリッジについてなどの記事とバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/10 2014年10月号 \648-

 今、絶好調のジョー・マリンズをカバーストーリーにタブ譜は“Wild Mountain Honey”と“They Can't Love Jesus More Than Me”(ともにジュニア・シスクとのアルバム『Hall of Fame Bluegrass!』より)のほか、ホットライズ『When I'm Free』から“Glory in the Meetinghouse”、DC地区のバンジョー奏者オムニバス『Patuzent Banjo Project』より、マーク・ボレン“Bolen's Bounce”、アラン・マンデとビリー・ブライトの『Bright Munde』より“Everybode Say Wow”、トム・アダムズは1982年のクロスビー、スティルス&ナッシュの“Southern Cross”ほか、オールドタイムや、ロジャー・シミノフの弦のテンション研究などのほか、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/09 2014年9月号 \648-

 フランスのバンジョー奏者、ズィーラ(Gilles)・レザード(Rezard ラストネームの発音は不明)のカバーストーリーとタブ譜は、“Transatlantic Breakdown”、“Broce'liande”、“Blue Musette”。そのほか、アール・スクラッグス“Are You Washed in the Blood?”(1999年ジャムテープより)、トム・アダムズはスクラッグススタイルで弾く“Whiskey Before Breakfast”。また、ケン・パールマンのメロディッククロウハンマーは“Jerusalem Ridge”ほか、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/08 2014年8月号 \648-

 J.D.クロウが引退を決めたとき、残されたニューサウスがJ.D.の後釜として指名した若手ジャスティン・ジェンキンズ(現グラスタウン)をカバーストーリーに、彼の“Messin' with Sasquatch”とグラスタウンでの“Grass Stain”のタブ譜ほか、カポで有名なトム・マッキーニーのカポ話、アール・スクラッグスは1982年5月20日のジャムから、なんと!“Amazing Grace”、トム・アダムズはレスター・フラット名曲“Love Gone Cold”のローポジとハイポジ、初心者は“Wild Bill Jones”ほか、充実のクロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/07 2014年7月号 \648-

 バンジョー界の鬼才、クロウハンマーとスリーフィンガー奏法でパンクから前衛ジャズまでをこなすダニー・バーンズ(53)をカバーストーリーに、そのタブ譜は“Falling Hard”、そのほかトム・アダムズ“Nine Pound Hammer”、トニー・トリシュカ“Purple Trees of Colorado”、ビル・エマーソン“The State Line”、アール・スクラッグス“Landslide”ほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/06 2014年6月号 \648-

 マーティーカ・レイク16歳、弟ウィリアム12歳とともにフラット&スクラッグスの完コピを目指す女子高生がカバー。ハッキリ言って、その完璧なエコーのかけ方とともに、メチャ上手い(Martteka Lake で検索)。弟はもちろん、サムとフィンガーピック、声変わり前なのにレスターしているゾ!? ほかに「アフリカからアパラチアへ」というプロジェクトのジェイミ・ストーン特集とタブ“Soundiata”、ナッシュビルのブログレ奏者チャールズ・バトラーのインタビューとタブ“Joy”、ほかタブ譜は、トム・アダムズ“East Virginia Blues”のハイポジション、マーティ・カトラー“Gold Rush”、アール・スクラッグス“Buck Creek Gal”ほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/05 2014年5月号 \648-

 イェン・クルーガーのカバーストーリーとタブ譜は“Night Sky”と“The Three Laughing Monks”の2曲ほか、トム・アダムズはヘンリー・マンシーニの“Moon River”、アール・スクラッグスはブラザーオズワルドとのジャムにおける“Crazy Blues”(“Dear OLd Dixie”と同じコード進行をどう始末するか!?)、バックアップはノーム・ピケルニー“Lonesome Moon Light Waltz”、初心者は“Beautiful Brown Eys”ほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の40頁。
  BNL-14/04 2014年4月号 \648-

 ブルーグラス史家、ニール・ローゼンバーグ博士のカバーストーリー。タブ譜は、トム・アダムズのアレンジするTVドラマシリーズ『フレンズ』のテーマ曲“I'll Be There for You”、フレッド・ゲイガーはダロル・アンガー『Fiddlistics』から“Dysentery Stomp”、ジャネット・デイビスによるビル・モンローの“Lonesome Moonlight Waltz”のリードとバックアップ、イアン・ペリーのフィンガーボード探検には“Alabama Jubilee”などのほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の32頁。
  BNL-14/03 2014年3月号 \648-

 今年1月27日、94歳で亡くなったピート・シーガー追悼特集号。タブ譜はトム・アダムズ「オペラ座の怪人」より“Music of the Night”、アール・スクラッグスは極めて珍しい“Bill Cheatham”のリード!(1992年、ジョン・ハートフォードが録音に成功した貴重な一瞬だったという!!)、ケルト系有名曲“Drowsy Maggie”、先月号からつづくベラ・フレック・インタビューAとオリジナルのクラシック“Movement 2: Hunter's Moon”、トニー・トリシュカ採譜のピート・シーガー“Quite Early Morning”などのほか、クロウハンマーのタブ譜を含むバンジョー情報満載の40頁。
  BNL-14/02 2014年2月号 \648-

 ベラ・フレックのカバーストーリーは、初のクラシック作品『The Impostor』(本体\2,650-)への取り組みとノウハウなどインタビューのPart 1と、タブ譜は同アルバムからナッシュビル・シンフォニーとの第一楽章“Infiltration”ほか、タブ譜はビル・エマーソンのカントリージェントルメン時代の名演“Teach Your Children”、トム・アダムズ“Wagon Wheel”、アール・スクラッグスは珍しいレイ・プライスとのセッションから“I Can't Go Home Like This”、フィンガーボード探検“Man of Constant Sorrow”、初心者“Red River Valley”ほかクロウハンマーのタブ譜も充実、バンジョー情報満載の40頁。
  BNL-14/01 2014年1月号 \648-

 1960年代から活躍する大ベテラン、トム・ニールのカバーストーリー(トム・アダムズの愛情たっぷりインタビュー)と“Tyler's Tune”(昨年発表のアルバム『Banjoland』\2,573-より)ほか、アール・スクラッグスは“Four Walls Around Me”、ピーター・ワーニック"Nellie Kane"など、バンジョーに関するさまざまな情報が満載。
 ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
  米国最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
  BU-15/01 最新2015年1月号 \1,080-

 毎年1月恒例のフェス特集号は、ノースカロライナのブルーリッジど真ん中、オールドタイムの聖地とも呼ばれる土地、マウントエアリーフィドラーズコンベンションがカバーストーリーのほか、ニューヨークのウィンタービレッジBGフェス、ペンシルバニアのレミントンライドBGフェスの特集と今年の全米ブルーグラスフェスリスト(写真には大塚アキラ所有のジョン・ダッフィのマンドリン)、そとてマンドリン奏法パイオニアのひとりアーネスト・ファーガソン追悼(1918-2014)ほか、、米国ブルーグラス情報満載の96頁。
  BU-14/12 2014年12月号 \1,080-

 マイケル・クリーブランドのカバーストーリーほか、IBMA「World of Bluegrass」写真集、アグレッシヴな若手モンローマンドリン奏者クリス・ヘンリー、トニー・ライス・クローンともいわれるリチャード・ベネット、ジョージア南部のフィドラー、マックス・ティルマンの特集ほか、米国ブルーグラス情報満載の56頁。
  BU-14/11 2014年11月号 \1,080-

 ボビー・オズボーンのカバーストーリー「オープリに50年」ほか、ワイアット・ライス、楽器ギア(小物)について、46年の歴史を刻むウエストバージニアのローカルバンド、ブラックマウンテンブルーグラスボーイズ、ラルフ・スタンレー2世などの特集ほか、米国ブルーグラス情報満載の56頁。
  BU-14/10 2014年10月号 \1,080-

 ムーンシャイナー9月号と同じ!アールズ・オブ・レスターのカバーストーリーほか、ノーム・ピケルニー(ムーンシャイナー5月号と同じ!?)、レベッカ・フレージャー、リチャード・スミス「ミュージシャンと象、象牙取引について」などの特集ほか、米国ブルーグラス情報満載の64頁。
  BU-14/09 2014年9月号 \1,080-

 カバーストーリーはブルーグラス第一世代の中でも、もっともオリジナルブルーグラスバンドに近いマック・ワイズマン、今年5月に89歳を迎えた今も、1950年代と同じキーで歌っているとの事、素晴らしい! そのほか、セルダムシーンのダドリー・コンネル、昨年10月10日に永眠したジム・シューメイト追悼、楽器やCDなどの通販会社、エルダリーインストゥルメンツなどの特集ほか、米国ブルーグラス情報満載の64頁。
  BU-14/08 2014年8月号 \1,080-

 ローリー・ルイスをカバーストーリーに、ジェイムズ・アラン・シェルトン追悼、ミッチ・ジェインの思い出、レイモンド・マクレイン、グレイフォックスフェスの主催者メアリー・ダブほか、米国ブルーグラス情報満載の64頁。
  BU-14/07 2014年7月号 \1,080-

 バルサム・レンジのカバーストーリーほか、アダム・ステッフィ、ジャック・タトルのハワイとブルーグラス、ジム&バレリー・ゲブハートほかの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の72頁。
  BU-14/06 2014年6月号 \1,080-

 ロンダ・ビンセントのカバーストーリーほか、ジョージ・シャフラー追悼、ドン・リグスビー、アリス・ジェラードらの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の76頁。
  BU-14/05 2014年5月号 \1,080-

 デビッド・グリスマンのカバーストーリーほか、ブライアン・サットン、ジョン・マキュエン、アイリーン・ケリーの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の76頁。
  BU-14/04 2014年4月号 \1,080-

 デル・マッカーリーのカバーストーリーほか、ロスト&ファウンドの故デンプシー・ヤング、ミシェル・ニクソン&ドライブ、マーク・シャッツ、昨秋IBMA特別功労賞を受けたマクレイン・ファミリー・バンドなどの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の68頁。
  BU-14/03 2014年3月号 \1,080-

 毎年恒例の3月号楽器特集は1841-1842年、C.F.マーティン・シニア作のマーティン&ク―パ・ギターを表紙に、マーティン「アメリカギター改革」ほか、ブライアン・サットンとコートニー・ハートマンのエンドースで知られるボージョワーギターズ、クラブトンのオーダーで有名になったウェイン・ヘンダーソン、バンジョーリム製作家ジム・レイ(Rae)、マンドリン製作のマイク・アンデス(ナッシングファンシーのマンド奏者)の特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の72頁。
  BU-14/02 2014年2月号 \1,080-

 カントリー業界ともつながりを持った兄妹ザ・ロイズと、マーク・ニュートンとスティーブ・トーマスの新コンビをカバーストーリーに、トニー・ライスの叔父にあたるドブロ奏者フランク・ポインデクスターほかの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の54頁。
  BU-14/01 2014年1月号 \1,080-

 マールフェス特集(表紙写真はムーンシャイナー6月号表2と一緒だったぞ!!)のほか、毎週一度のナッシュビル郊外ラブレスカフェからのライブ公開放送「ミュージックシティルーツ」、バージニアのインドアフェス「キャビンフィーバーピッキンパーティ」、ペンシルベニアの「ブルーグラス・オンザ・グラス」主宰者デイビス・トレーシーらの特集記事と各種コラムのほか、米国ブルーグラス情報満載の100頁。
 ■オールドタイム・ヘラルド誌
  米国産アメリカンルーツ/オールドタイム音楽専門誌。アメリカ伝統音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。
  OTH-1310 最新第13巻10号 \1,296-

 ジョン・コーヘンが1956年にはじめて旅したアンデス地方ペルーの「オールドタイム音楽」のほか、ビル・キース以前にメロディック的なバンジョー奏法を編み出していたといわれるキャロル・ベスト、フィドル奏者フレッド・マクブライド、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.9」、19〜20世紀初期写真集など、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1309 第13巻9号 \1,296-

 ウエストバージニア州エルキンズのオーガスタヘリテージのコーディネーター、「伝統は過去から生ずるものだが、それは現在に起こっているものなのだ」というゲアリー・ミルネスのインタビューは、ウエストバージニアの音楽伝統とアパラチアにおけるドイツの影響についての2冊の著作が知られているという彼のこれまでのさまざまなリサーチをまとめたメイン特集。そのほか、オスカーシュミット社との訴訟で「オートハープ」を一般名称と勝ち取ったジョージ・オーゼイ(Orthey、オージーかな!?)と彼のオートハープ、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.8」、女性ギタリスト写真集など、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1308 第13巻8号 \1,296-

 ブルーグラス女王と呼ばれる「ロンダ・ビンセント:ミズーリのオールドタイムとブルーグラスのクロスロード」をメイン特集に、若いストリングバンド(ベースの代わりにチューバ)のドランケン・キャットフィッシュ・ランブラーズや今年のフェスやキャンプ一覧ガイドなど、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1307 第13巻7号 \1,296-

 19世紀初頭以来のモンタナのフィドル伝統特集のほか、ノースカロライナのフィドラー、ハワード・ジョインズ(1908-1981)、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.6」はニューヨーク州の学生街イサカにて、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクションは「ハウのバイオリン教室」など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1306 第13巻6号 \1,296-

 1927年のビクターレコード主宰のブリストル・セッションの翌1928年、ブリストルからわずか25マイルのジョンソンシティでコロムビアが行ったセッションの特集ほか、1970年代にホットマッドファミリーで活躍したバンジョー奏者リック・グッド、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.6」はトミー・ジャレル訪問、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクション古いフィドラーの写真から見るフィドルの持ち方考察など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1305 第13巻5号 \1,296-

 インディアナ州セイラム出身で1930年に8曲、フィドルとバンジョー、ハーモニカ、ジョーズハープ、ジャグなどの楽器を使って録音を残したニコルソンズ・プレイヤーズ。これまで謎だった彼らのことを調べたトニー・ラッセルの力作ほか、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.5」はノースカロライナ州チャペルヒルでのファジーマウンテントの出会い、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクションは「フィドルとフルート」バンド集、など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1304 第13巻4号 \1,296-

 ビル・モンローの"Footprints In The Snow"の原曲を辿っていく興味深い物語のほか、ケンタッキーの伝承音楽やフィドル音楽を蒐集する中心的な役割を担った1946年生まれのジョン・ハーロッドのすばらしいインタビュー、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.4」は首都ワシントンDCのスミソニアンフェス、ポール・ウェルズの屋根裏写真コレクションは「チェロ」など、アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1303 第13巻3号 \1,296-

 アルバート・ハッシュ・メモリアル・フェスのリポート、ミズーリ・フィドラーのR.P.クリステンソン、ウォルト・コーケンの連載「Tales from the Woods Vol.3」など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1302 第13巻2号 \1,296-

 全米フェス&キャンプガイド特集のほか、西アフリカ・ガンビア共和国ジョラ族のアコンティング奏者ラエモウアヒュマ・ジャッタのインタビュー、ウォルト・コーケンの「ハイウッド・ストリングバンドからの逸話A」は「ショッティーシュ(ボヘミア起源のダンス)」など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
  OTH-1301 第13巻1号 \1,296-

 ダン・マーゴリーズ「ハンドメイド弦〜猫と馬の尻尾から生まれる音楽」をメイン特集に、アート・ローゼンバウム「北部ジョージアでの1日」、ウォルト・コーケン「ハイウッド・ストリングバンドからの逸話」シリーズ第1回など、オールドタイム/アメリカンルーツ音楽情報満載の52頁。
 月刊『ムーンシャイナー』
  1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス専門誌。日米ブルーグラスのホットな話題から、その真髄を探求する月刊誌。
■定期購読:1年¥6,300-半年¥3,450-
 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。
■バックナンバー:各¥540-。
 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。
  MS-3203 最新2015年1月号(通巻375号)\540-

 最新1月号はベラ・フレックとアビー・ウォッシュバーン夫妻の表紙で、ベラが率直に自身の音楽人生を語る「IBMA基調講演完訳」のパート1ほか、奥沢明雄大特集「マーマレードスカイ」、ビル・モンロー初来日から40年特集連載「あなたはモンローを見た!そのA」、IBMAアワードにみる注目アルバム、鈴木一彦「函館から、波乱バンジョー物語」、オッピー今冨「ブルーグラス三つの旅」、北海道大学「星川 慧」などの特集ほか、ブルーグラスだけの月刊誌には日米のブルーグラス事情満載!!
  MS-3202 2014年12月号(通巻374号)\540-

 ビル・モンロー初来日から40年大特集!として「ボブ・ブラックの見たモンローとの日本」と、「あなたはモンローを見た……!」第一弾ほか、TARO&JORDANの2ndアルバム「初心」への井上太郎インタビュー、若手バンジョー小寺拓実クンの見たIBMA2015リポート、小野田浩士のバンジョー巡礼の旅最終回は「チャーリー・クッシュマン家訪問」でプリウォーフラットヘッドのトーン比べ、徳島ブルーグラスライブの10年とティム・レイク来日、夫婦デュオの元祖ルルベル&スコッティ物語、小林公恵のウィンディシティ便り「納屋を舞台のローカルフェス」、名古屋大学「洞山遥佳」などの特集ほか、日米のブルーグラス事情満載!
  MS-3201 2014年11月号(通巻373号)\540-

 第25回IBMAアワードショウと米国ブルーグラスの25年特集ほか、第1回岐阜フェスのこと「多治見フェスも遡れば40年」、祝・慶應義塾大学ブルーグラス研究部創部!、北村謙「来日したジョン・ショールに教わったこと」、小野田浩士「バンジョー巡礼の旅 W」、京都大学「金菱哲宏」、日本ブルーグラス年表「1981年」などの特集と連載コラムほか、日米のブルーグラス事情満載!
  MS-3112 2014年10月号(通巻372号)\540-

 ジェリー・ダグラス来日記念特集の最終版第三弾として「ジェリー・ダグラスとは?」でその人となりや音楽歴、北大OGのドブロ奏者、兼平愛弓「わたしがドブロに恋したワケ」でドブロの魅力を熱く語るほか、ハニークッキーズの最新作『Where is My Honey?』、新潟県庁のブルーグラスバンド「グラスピッカーズ」、高知のロンギングフォーザサウスランドvs神大ブルーナイツの父娘競演!「父と娘のイエローリバー」、小野田浩士バンジョー巡礼の旅V「ジョージ・バックナー訪問」、追悼・名古 悟、明治学院大学「荒川裕史」、日本ブルーグラス年表「1981年」へなどの特集と連載コラムほか、日米のブルーグラス事情満載!
  MS-3111 2014年9月号(通巻371号)\540-

 ジェリー・ダグラス来日記念特集第二弾「ブルーグラスドブロの誕生〜ジョッシュ、マイク、そしてジェリーへ」、ジェリー・ダグラスのフラット&スクラッグス完全コピーバンド「アールズ・オブ・レスター」、福島いわき「鬼ヶ城フェス」へ行こう、久永雅史「あっという間に60年、後編」、ブルーサイド オブ ロンサム「フジロック登場」、水戸レストラン「ホワイト」さよなら、ウィンディシティーからブルーグラス便り@、大谷大学「森本晃行」、丹沢ブルーグラス「ケンタッキー制覇旅行H」最終回ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3110 最新2014年8月号(通巻370号)\540-

 10月に来日が決定したジェリー・ダグラス歓迎特集第一弾「ハワイアンギター誕生125年からドブロについて」、久永雅史「あっという間に60年、前編」、小野田浩士りバンジョー巡礼の旅U「アール・スクラッグス・センター訪問」、ジョージ・シャフラー追悼「クロスピッキンギター編」、オー!シスタージャンボリー2014リポート、40年目を迎える「札幌ブルーグラスフェス」、バックウッズマウンテニアーズ50周年記念ライブ、学生プロファイル#18 酪農学園大学「矢島佑記」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3109 2014年7月号(通巻369号)\540-

 ジム・ミルズのプリウォーギブソン・バンジョー訪問記「小野田浩士りバンジョー巡礼の旅T」ほか、ノーム・ピケルニーの「IBMA演説」第3回は現在米国ブルーグラス事情の最終回、続・レスター・フラット生誕100年特集、追悼ジョージ・シャフラー「ウォーキングベース編」、2014年度新入生歓迎特集号C「ブルーグラスとロックの深淵」、美星ブルーグラス ミーティングの25年、フォギーマウンテン・フィドル列伝「アート・ウーテン」、山本容子「N.Y.から、ご麺ください」、神戸大学「矢野晃輔」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3108 2014年6月号(通巻368号)\540-

 レスター・フラット生誕100年特集ほか、ノーム・ピケルニーの「IBMA演説」第2回目は驚きの現在米国ブルーグラス事情、来日するETSUブルーグラスプライドバンド紹介、追悼・宮崎勝之、2014年度新入生歓迎特集号B「カントリーミュージック入門」、ネッシー・エクスペディション米国ツアー最終回「ビル・モンローの故郷でフェス」、東北大学「野崎 廉」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3107 2014年5月号(通巻367号)\540-

 ノーム・ピケルニーのブルーグラスコミュニティーへの愛と21世紀のブルーグラスについて語る「IBMA演説」前編をカバーストーリーに、ハンバートハンバート「佐藤良成インタビュー」、レオナ2ndCD「Love and Peace」、アーニャ・ヒンクル日本ブルーグラス紀行「関西編」、2014年度新入生歓迎特集号A「フォークミュージック入門」、フォギーマウンテンフィドル列伝C“We'll Meet Again Sweetheart”、草の根ブルーグラス広島しまなみ「追悼・続木敬修」、北海道大学「川口浩平」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3106 2014年4月号(通巻366号)\540-

 北大トリオのアメリカ冬フェス体験記「ウィンターグラス」のほか、2014年度新入生歓迎特集号「ブルーグラス入門」、J.P.マティス「日本ブルーグラスと人生最良の一週間」、大野真「大学4年どっぷりブルーグラス」、名古屋大学「小杉大智」など若者特集ほか、新岡雅巳「音の暴力復活!」、西宮フォートワースジャンボリーへのお誘い、乙女バンジョー「続アビゲイル・ウォッシュバーン」、丹沢サークル・ケンタッキー制覇ツアーリポートCなど、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3105 2014年3月号(通巻365号)\540-

 アール・スクラッグス・センターを表紙にセンター開館リポート、アールの育った家訪問記、ブルーグラス映画3月22日封切り!『オーバー・ザ・ブルースカイ』のブルーグラス関連セリフ紹介とインタビューなど特集、2013年発売レコード総括、J-ポップシンガー、バンジョーアイ(Banjo Ai)デビューと沖縄ブルーグラス、ジム・シューメイトとビル・モンローとアール・スクラッグスの出会い証言からフォギーマウンテンボーイズ結成へ、札幌ブルーグラス物語り#6「最終回」、丹沢サークル・ケンタッキー制覇ツアーリポートB、「KFC発祥の地とメランジオンの里」、洗足学園音楽大学「山田拓斗」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3104 2014年2月号(通巻364号)\540-

 関東の重鎮バンド、ブルーサイド・オブ・ロンサム「in Oklahoma」のカバーストーリーほか、ノースカロライナってどんなとこ?「アール・スクラッグス生家訪問」、ジム・シューメイトとビル・モンローとアール・スクラッグスの出会い証言集、浪花米国南部系ルーツ音楽祭リポート、札幌ブルーグラス物語り#5「ニューグラスリバイバル来日」、ジュニア・シスクとジョー・マリンズの元ネタ集、丹沢サークル「ケンタッキー制覇ツアーリポート」A、日本ブルーグラス年表#72「1978-1979年」、大谷大学「名取綺更」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3103 2014年1月号(通巻363号)\540-

 ジム・シューメイトとポール・ウォーレンに捧ぐ「フォギーマウンテンフィドル列伝」前編、アーニャ・ヒンクル日本紀行「ブルーグラスアクシデント北海道編」、佐藤コウスケ「ゴローショーとエンタメ」、丹沢サークル「ケンタッキー制覇ツアー@」、知っておきたい#6「ブルーグラス・スウィング」、馬渡 浩の札幌ブルーグラス物語りB、「ノースカロライナってどんなとこ?A」、ブルーグラス史観米国史#44「セシル・シャープとオリーブ・キャンベル」、洗足学園音楽大学「岩本歓喜」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3102 2013年12月号(通巻362号)\540-

IBMA(WoB)2013リポート「ノースカロライナってどんなとこ?」、女子大生の見た「ワイドオープン・ブルーグラス」、タヒチクラブ「新春★浪花 米国南部系ルーツ音楽祭」、愛媛・朝倉ブルーグラスの25年、馬渡 浩の札幌ブルーグラス物語りA、知っておきたい...#5 「フラットピッカー達」、日本ブルーグラス年表#70「1978年」、3大学対抗!年忘れライブ酪農学園大学「花村彩音」ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3101 2013年11月号(通巻361号)\540-

 31年目の第1号、IBMA名誉の殿堂入りのセレモニーで「奇跡」を起こしたトニー・ライスのスピーチほか、第24回IBMAアワードショウ・リポート、マイク・コンプトン「ビル・モンローの魂」12月来日、ブルーグラス☆ポリスのデビューCD『BG★PC』、馬渡浩の札幌ブルーグラス物語り@、やぎたこ『I'll be home someday』、きたむらいづみ「彦根にアメリカーナ」、ハゥトゥプレイブルーグラス!その伍ほか、日米ブルーグラス情報満載の40頁!!
  MS-3012 2013年10月号(通巻360号)\540-

 やりました!通巻360号、購読してくれる皆さん、ボランティアで情報や記事、写真を提供してくれる皆さん、そんなダイハードなブルーグラスファンの皆さんのお陰で30年間、何とか持ちこたえました。これからいつまで頑張れるか、体力と根気の勝負ですかね、こうなると? ひきつづき皆さんのお引き立てを、何卒よろしくお願い致します。本当に、ありがとうございます!!
 記念すべき360号は、日本でデビューして、最年少でIBMA名誉の殿堂入りをしたトニー・ライス秘話のほか、1958年に結成されたイースト・マウンテン・ボーイズがIBMA特別功労賞を受賞するにあたって彼らの年表と紹介、そして日本の戦前・戦後における「洋楽」の受容についての特集記事、中学生ソフィア美玲キャタリナの「ウィザー・フィドル・コンテスト」参戦記、ハゥトゥプレイ・ブルーグラス#4「続アールの日」、最新トラッドグラス事情「レベル・レコード編」、コンサートリポート「mareka & Junji vs 三津谷組」、カーター・ファミリーとボブ・ディラン、東北大「荒川善行」、ネッシーエクスペディション37年目の渡米顛末記Dほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3011 2013年9月号(通巻359号)\540-

フラットピッキンギターに魅せられた女性レベッカ・フレージャー、その初々しい半生を紹介したカバーストーリーのほか、クレイグ・ダンカン、ビリー・スミス、マイク・スコットらが女性陣ふたりを加え10月はじめに来日。同じ10月、ハンマーダルシマを初めて日本に紹介したカレン・アッシュブルックが来日するのを機に、「ハンマーダルシマ」の歴史と今特集。9月28日に「第4回六甲ブルーグラス・タイムズ」を主催する神戸大学の木村周平。「ハゥトゥープレイブルーグラス」シリーズ3回目になる最新号では、「シラブルで弾く」こととは? CD+DVDを発表した原さとし(bj)と竹内信次(m)のトイメンシャオ。ネッシーエクスペディション37年目の渡米顛末記Dほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3010 最新2013年8月号(通巻358号)\540-

 「ハウトゥープレイ・ブルーグラス」特集として、ブルーグラス楽器奏法のつかみ方を「岸本一遥のケニー・ベイカーから学んだこと」や「アールの日」のリポートを軸に特集。そのほか、奥 和宏「アメリカン・ルーツミュージック、ディスクでたどるアメリカ音楽史」、全国サイマル放送一覧表とFMはしもと「しもちゃんの“Bluegrass”でナイト」、学生プロファイル#7は首都大学東京「山本南希」、人口16人の瀬戸内海での「斎島ブルーグラス」、ブルーリッジに本拠を置くマウンテン・フィーバー・レコード社、埼玉・狭山市の美食ブルーグラスレストラン「SOFT」、ネッシーエクスペディション37年目の渡米顛末記Cほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3009 2013年7月号(通巻357号)\540-

 第26回マールフェスリポート」ほか、ジョージ・ジョーンズ追悼「カントリーソング」後編、ジェイコブ・シャープ「ミプソ」来日!、菅沼工房5弦フィドル製作記E最終回、井上 高とホームタウナーズ「50年前に活躍したプロのブルーグラスバンド」後編、学生ブルーグラス・プロファイル#6 北海道大学「兼平愛弓」、日本ブルーグラス年表#65「1977年」ほか、ネッシーエクスペディション37年目の渡米顛末記B、1911年ビル・モンローの生まれた日ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3008 2013年6月号(通巻356号)\540-

 北海道の八雲フェス特集のほか、ジョージ・ジョーンズ追悼「カントリーソング」前編、ブルーサイド・オブ・ロンサムと坂本愛江、「Tri Barrel(トライバレル)」尾崎博志、古橋一晃、河合徹三、知っておきたい#2「新進気鋭のマンドリニストたち」、菅沼工房5弦フィドル製作記D、井上 高とホームタウナーズ「50年前に活躍したプロのブルーグラスバンド」前編、学生ブルーグラス・プロファイル#5 名古屋大学「山田遼一」、日本ブルーグラス年表#64「1976-77年」ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3007 2013年5月号(通巻355号)\540-

「フェスティバル・シーズン到来号」として、ブルーグラスフェスの歴史とウィンターグラス2013リポート後編のほか、ブルーグラス・リズムギター上達の近道、サードタイムアウト「ブルーグラスる!?(Bluegrassed)」、知っておきたいブラザーデュオ一覧、ケンタッキーのモアヘッド州立大学ブルーグラス科を訪ねた川合くんのすばらしいリポート、ネッシーエクスペディション米国ツアー顛末記A、学生ブルーグラスプロファイル#4「米澤 望(酪農学園大)」、菅沼工房5弦フィドル製作記Cなど特集ほか。
  MS-3006 2013年4月号(通巻354号)\540-

 今月久々に来日、東海道をバンジョー行脚するビル・キースの大特集後編、ジェリー・ガルシアやライ・クーダーらとの逸話など、1963年のビル・モンローとブルー・グラス・ボーイズの重厚な写真をカバーに、ウィンターグラス2013リポート前編、ネッシー・エクスペディション米国ツアー記@、ブルーグラス・アルバム・バンド・リユニオン、マイク伊藤「留学のススメ」、ロストシティキャッツ・リユニオン、菅沼工房5弦フィドル製作記B、学生ブルーグラスプロファイル#3「森山亮治(大谷大)」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3005 2013年3月号(通巻353号)\540-

 4月に久々の来日、大阪、京都、名古屋、浜松、横須賀、東京でワークショップやコンサートをするビル・キースをカバーストーリーに、フルアルバム『Sailing Home』を発表し今月には全米ツアーをする女性トリオ、パイレーツ・カヌー、ハンク・ウィリアムズのセイクレッドソング解説、2012年年発表レコード総括、菅沼工房5弦フィドル製作記A、学生ブルーグラス断簡その壱「松本捺美(神大)と小形奈緒子(東北大)」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3004 2013年2月号(通巻352号)\540-

 ドブロのマイク・オルドリッジのカバーで追悼特集「ブルーグラスを変えたドブロ奏者」ほか、ブラザーデュオ秀作を発表した渡辺敏雄、かつてジューンアップル誌のスタッフだった菅沼利夫「5弦フィドルへの道@」、ラジオ関西「カントリーミュージック・トラベル」が今年20年、950回目を迎えているDJ阿部和則のリポート、1946年のブルーグラス誕生の年にオープリで出会った?ハンク・ウィリアムズとビル・モンローなどの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
  MS-3003 2013年1月号(通巻351号)\540-

 アール・スクラッグスの右手の表紙写真にメイン特集は、村片和彦のアール・スクラッグス奏法解析「俺、アールやもん」と、先月号の50年前のフラット&スクラッグス『カーネギーホール』で「マーサ・ホワイト!」を叫んだ本人の当時のリポート「アール・スクラッグス異聞」ほか、市川慎一郎のボジョアギター“Slope D”「バンジョーキラー」修理リポート、若手ドブロ宣言「ドブロだって主役!」、60年前の1953年1月1日にアパラチア山中で息を引き取ったハンク・ウィリアムズの最後の1年ドキュメント、フットヒル・ドライブ「アメリカツアー記」などの特集ほか、日米ブルーグラス情報満載!!
 2014 Year-End Best Sellers
 【2014年 B.O.M. ベストセラーズ 20】
  ●SMM-1012 LAURIE & KATHY『Sing the Songs of Vern & Ray』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ローリー・ルイスとキャシー・キャリック共演、トラッドグラスとバーン&レイへの愛情が溢れた秀作。
  ●RW-0002 The Roland White Band『Straight-Ahead Bluegrass』 CD(本体\2,450-)\2,646-

 レジェンド、ローランド・ホワイト(m)の最新スタジオ録音アルバム。彼が長年、愛するストレート・ブルーグラスを妻のダイアン(g)、R.ベイリー(bj)他、気心知れた仲間と演じる。
  ●SF-40199 SELDOM SCENE『Long Time... Seldom Scene』CD(本体\2,450-)\2,646-

 あのセルダムシーンの名曲の数々が戻って来た!! しかも、エミルー・ハリスとオリジナルメンバーのジョン・スターリングとトム・グレイ、そしてパンチブラザーズのクリス・エルドリッジをゲストに迎えて……! 7年ぶり、素晴らしいシーン最新作。
  SH-4105 BRYAN SUTTON『Into My Own』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーグラスインストアルバム! 強烈ドライブに乗っての自由自在なアドリブに唖然。メンバーが弾くフレーズに次々と反応していく珠玉の時間……、サム・ブッシュ、ノーム・ピケルニー、ステュアート・ダンカン、グレッグ・ギャリソンという基本バンドにトラベリング・マッカーリーズやビル・フリーゼルを迎えての至福のブル―グラス音曲集。
  ●ROU-35772 EARLS OF LEICESTER CD(本体\2,450-) \2,646-

 10月に来日したジェリー・ダグラスの音頭取りで集まったチャーリー・クシュマン(bj)他、ナッシュビルのトップミュージシャンによるフラット&スクラッグス・カバー作品。2015年グラミー賞ノミネート!
  ●JRLA-0007 バンジョーアイ『唄の島』CD(本体\925-)\1,000-

 沖縄の女性J-ポップ・シンガー&バンジョー奏者CDデビュー作。沖縄ブレイクダウン他4曲。
  ●COMP-4627 SPECIAL CONSENSUS『Country Boy: a Bluegrass Tribute to John Denver』CD(本体\2,450-)\2,646-

 これは楽しい!ジョン・デンバーのブルーグラスカバー集。グレッグ・ケイヒルが多彩なゲストを迎え、アリソン・ブラウンの制作した素晴らしいお勧めブルーグラス作品。
  ●ROU-8846 STEVE MARTIN & the STEEP CANYON RANGERS, featuring EDIE BRICKELL『Live』CD+DVD2枚組(本体\3,500-)\3,780-

 2013年秋、IBMA週間最終日の大トリ、ノースカロライナ州都ローリーの野外劇場に集まった5000人の観客を熱狂させたスティーブ・マーティン&スティープキャニオン・ランブラーズとイーディ・ブリッケル(ポール・サイモンの妻)。昨夏の大ヒットCD『Love Has Come for You』(ROU-9150 \2,646-)につづくツアーを収録した画像と音源である。
  ●RCSI-1120 BROOKE & GEORGE BUCKNER『So Far from Forgetting』CD(本体\2,450-) \2,646-

 アール・スクラッグス本人に「君の右手が欲しい」と云われた、最も安定したロールでスクラッグス・スタイル・バンジョーの第一人者、ジャージ・バックナーとアパラチア・ネイティブでクロッグダンサーとして来日経験もある奥さんのブルックと仲間たちによるフロント・ポーチ・ピッキングをそのままパッケージした心温まる作品集。
  ●PATUX-250 V.A.『The Patuxent Banjo Project』 2CD(本体\2,450-)\2,646-

 超お勧めバンジョー作品。マーク・ディレイニーのプロデュースでDC地区、ボルチモア、ノーザン・バージニア、サザン・ペンシルバニアという地域限定でバンジョー弾きを集めたコンピレーション。T.アダムス、M.マンフォード、I.ギトリン等、現役バリバリに加えてE.アドコック、B.エマーソン、R.ストーンマン、B.ランクル、T.ニール、F.ゲイガー、W.ヘンズリー、D.スミス等のベテラン勢、M.シャッツ、J.ハーマン、P.ブラウン等クロウハンマーまで全40曲。
  ●RC-105 THE NEW TRADITION『Live: Keith Whitley, Jimmy Gaudreau, Jimmy Arnold, Bill Rawlings』CD(本体\2,000-)\2,160-

 若き日のキース・ホィットリー、天才バンジョー奏者ジミー・アーノルド参加の70年代でもっともセンセーショナルなバンドのライブ。
  ●RCSI-1110 ASHLEY LEWIS『Captivated』CD(本体\2,450-) \2,646-

 トニー・ライスが後押しする、唄もマンドリンも達者な美形女性ブルーグラッサー。
  ●PATUX-258 RED ALLEN & FRANK WAKEFIELD『The WDON Recordings-1963』 CD(本体\2,450-) \2,646-

 レッド・アレン&フランク・ウェイクフィールド、1963年のブルーグラス魂の塊的ラジオ音源。
  ●PATUX-249 AL JONES 『Hard Core Bluegrass』CD(本体\2,450-)\2,646-

 すでに公然の秘密だから書いてしまうが、ビル・モンローの生物学上の息子アル・ジョーンズ、……ジャケ写を見れば一目瞭然!? 全身全霊で歌う80歳の素晴らしいトラッドグラス極致。
  ●REB-1846 LARRY SPARKS『Lonesome and Then Some....A Classic 50th Celebration』CD (本体\2,450-) \2,646-

 ラリー・スパークス、デビュー50周年記念アルバム。ラルフ・スタンレー、カーリー・セクラー、ボビー・オズボーン、ジェシー・マクレイノルズ、それぞれと新録音でデュオを聞かせる他、アリソン・クラウス&ジュディ・マーシャルとのセイクレットも抜群。ビル・モンローとの秘蔵デュオも収録。
  ●ROU-35773 JERRY DOUGLAS,MIKE AULDRIDGE & ROB IKES『Three Bells』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ドブロの三巨頭によるコラボレーション。ドブロ・ファン必聴!!はもとより、アコースティック楽器ファン/奏者にいろんなモチベーションを与えてくれる素晴らしい作品!
  ●COMP-4616 NOAM PIKELNY『Plays Kenny Baker Plays Bill Monroe』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーグラスフィドルの一典型を創ったケニー・ベイカーがビル・モンローの有名インストをカバーした1976年のブルーグラス史上に残る名盤『Kenny Baker Plays Bill Monroe』(CO-2708 \2,646-)を、現在バンジョーの最高峰であるノーム・ピケルニーがステュアート・ダンカン(f)、ロニー・マッカーリー(m)、ブライアン・サットン(g)、マイク・バブ(bs)らとそのまんまカバーする現在究極のブルーグラスインスト集。
  ●TMR-209 THE HADEN TRIPLETS『Tanya, Rachel & Petra Haden』CD(本体\2,450-)\2,646-

 高名なジャズベーシスト、チャーリー・ヘイデンの三つ子の娘たちのデビュー作。カーターファミリーをお手本に、シンプルな女性トリオハーモニーと洗練されたオールドタイミーなライ・クーダー・サウンドが秀逸なお勧め作品。
  ●RC-126 渡辺敏雄『The Fiction Twins』CD\2,573-(本体\2,450-)歌詞付き

 ブルーグラス45ではベース、シャギーマウンテンボーイズではバンジョー、そして現在はマンドリンを担当する渡辺敏雄、B.O.M.社長が1930年代に大ブームを巻き起こしたブラザーデュオ、とくにビルとチャーリーのモンロー・ブラザーズのサウンドをひとりで忠実に再現した力作。
  ●MH-1502 CROWE, LAWSON & WILLIAMS『Standing Tall and Tough』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ドイル・ローソン、ポール・ウィリアムス、J.D.クロウというジミー・マーティン門下生による最新リユニオン第二弾。
 【2014年 B.O.M. ベストセラーズ 次点】
  ●COMP-4630 JOHN COWAN『Sixty』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ジョン・カウワン、62歳。ブルーグラスやロック/カントリーといった音楽観を超越したNGRのジョンにしか歌えない歌、そして世界に通用するポップな(耳触りのよい)サウンドで聴く、“Miss the Missippi (and You)”ほか……そして現在参加するドゥービーブラザーズをはじめ超豪華な客演陣、ジョンの60歳を記念して制作された美しいアメリカン音楽集、大推薦!!
  ●FIDDLE-103 QUEBE SISTERS BAND『Every Which-a-Way』CD(本体\2,450-) \2,646-

 テキサス州フォートワース出身の美人三姉妹のトリプルフィドルとトリオハーモニーがウキウキ楽しいウエスタンスウィング!のクエビー・シスターズ最新第三作。
  ●LDR-1007 SUZY BOGGUSS『Lucky』CD(本体\2,450-)\2,646-

 最近作『American Folksong Book』が、歌詞集も含めて大好評だったベテラン女性カントリーシンガー、スージー・ボーガスの最新作はマール・ハガード曲集。
  ●BCR-040 FELLER & HILL 『Here Come Feller & Hill Again』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーグラスとクラシックカントリー(1940〜1960年代のホンキートンク系カントリー)の双方には明らかな使用楽器とサウンドの違いこそあれ、底辺に流れる生活感覚や文化には大きな差はない。フェラー&ヒルはそんなギャップを見事に埋める素晴らしいバンド。ファロン・ヤングの“Forget The Past”やディレイニー&ボニー“Never Ending Song of Love”、ベンチャーズの“10番街の殺人”などや、バック・オウエンズとバッカルーズに愛を込めた“Ballad of Buck and Don”などの楽しいアレンジなど全13曲。
  ●RC-114 宮崎勝之『Man-O-Mandolin』 (本体\2,450-)\2,646-

 日本を代表するマンドリン奏者でレッドクレイから2枚のアルバムを残した宮崎勝之が4月28日に肝臓がんの為、逝去、謹んで彼の冥福をお祈りします。本作は、ロニー・マッカーリーのプロデュースでナッシュビル録音された宮崎ならではの華麗なテクニックが一杯のデビュー作品。
  ●RCSI-1114 THE PRICE FAMILY『Bluegrass Backroads: Roads Less Traveled』CD(本体\2,450-) \2,646-

 双子、ローレンとリアンナのプライス姉妹。驚きのモンローのハイロンサム曲カバーが10曲(ほかはカントリー・ジェントルメンとギリアン・ウェルチ、そしてボブ・ウィルスが各1曲)。
  ●PSR-121501 坂庭省悟 & 宮崎勝之『Battle One/Battle Two』CD2枚組(本体\3,810-)\4,115-

 坂庭省悟が亡くなって早10年、宮崎勝之とのデュオで'99年と'03年にリリース、廃盤となっていたバトル・シリーズに未発表曲「グッバイ・ヒーロー」を加えて2枚組でリリース。
  ●MH-1565 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER『Open Carefully: Message Inside 』CD(本体\2,450-)\2,646-

 現在ブルーグラスの最高峰のひとつ、ドイル・ローソンとクイックシルバー、最新ゴスペル作品。
 【2014年IBMAアワード受賞作品】
  ●セルダム・シーン
SF-40199 SELDOM SCENE『Long Time... Seldom Scene』CD(本体\2,450-)\2,646-


 ブルーグラス・ホール・オブ・フェイム、名誉の殿堂入り。
  ●バルサム・レンジ
MH-1533 BALSAM RANGE 『Five』CD(本体\2,450-) \2,646-


 年間最優秀エンターテイナー、年間最優秀ボーカル・グループ、年間最優秀男性ボーカル(バディ・メルトン)。今年最大の話題バンド。
  ●ノーム・ピケルニー 
COMP-4616 NOAM PIKELNY『Plays Kenny Baker Plays Bill Monroe』CD(本体\2,450-)\2,646-


 年間最優秀アルバム、年間最優秀バンジョー・プレイヤー。2015年グラミー賞にもノミネート!
  ●フランク・ソリバン&ダーティ・キッチン
COMP-4633 FRANK SOLIVAN & DIRTY KITCHEN『Cold Spell』CD(本体\2,450-)\2,646-


年間最優秀インストルメンタル・グループ。
  ●フラット・ロンサム
MH-1541  FLATT LONESOME『Flatt Lonesome,Too』CD(本体\2,450-)\2,646-


年間最優秀新人アーティスト。
  ●スペシャル・コンセンサス 
COMP-4627 SPECIAL CONSENSUS『Country Boy: a Bluegrass Tribute to John Denver』CD(本体\2,450-)\2,646-


年間最優秀レコード・イベント"Wild Montana Skies"。年間最優秀インストルメンタル録音"Thanks God I'm A Country Boy"。
  ●クレア・リンチ
COMP-4610  CLAIRE LYNCH『Dear Sister』CD(本体\2,450-)\2,646-


年間最優秀ソング"Dear Sister"。
  ●アダム・ステフィー
OR-1469 ADAM STEFFEY『New Primitive』CD(本体\2,450-)\2,646-
MH-1462 BOXCARS 『It's Just A Road』CD(本体\2,450-)\2,646-


年間最優秀マンドリン・プレイヤー。
 
  ●フィル・レッドベター
PC-1143 PHIL LEADBETTER『Slide Effects』 CD(本体\2,450-)\2,646-


年間最優秀ドブロ・プレイヤー。
  ●バリー・ベイルズ
ROU-35772 EARLS OF LEICESTER CD(本体\2,450-) \2,646-


,年間最優秀ベース・プレイヤー。2015年グラミー賞にもノミネート!
  ●ジェイソン・カーター
MCM-0016 THE DEL McCOURY BAND『Old Memories: The Songs of Bill Monroe』(本体\2,450-)\2,646-


年間最優秀フィドル・プレイヤー。
  ●ブライアン・サットン 
SH-4105 BRYAN SUTTON『Into My Own』CD(本体\2,450-)\2,646-


年間最優秀ギター・プレイヤー。
  ●デイリー&ビンセント
ROU-9141 DAILEY & VINCENT『Brothers Of The Highway』CD(本体\2,450-)\2,,646-


年間最優秀ゴスペル録音。"Won't It Be Wonderful There"
  ●アマンダ・スミス 
REB-1821 KENNY & AMANDA SMITH『Tell Someone』CD(本体\2,450-)\2,646-


年間最優秀女性ボーカル。
  ●ドミニク・レスリー 
ROU-9174 DEADLY GENTLEMEN『Roll Me, Tumble Me』CD\(本体\2,450-)\2,646-


モメンタム・アワード年間最優秀マンドリン・プレイヤー。
  ●コリー・ウォーカー
BM-4192 CORY & JARROD WALKER『New Branches』CD CD(本体\2,450-)\2,646-


モメンタム・アワード年間最優秀バンジョー・プレイヤー。
 【2015年 第57回グラミー賞ブルーグラスアルバム ノミネート作品】
  ●ROU-35772 EARLS OF LEICESTER CD(本体\2,450-) \2,646-

ジェリー・ダグラスの音頭取りで集まったチャーリー・クシュマン(bj)他、ナッシュビルのトップ・ミュージシャンによるフラット&スクラッグス・カバー作品。 
  ●COMP-4616 NORM PILKELNY『Plays Kenny Baker Plays Bill Monroe』CD(本体\2,450-)\2,646-

パンチ・ブラザーズのノーム・ピケルニー(bj)が、ステュアート・ダンカン(f)、ロニー・マッカリー(f)、ブライアン・サットン(g)、マイク・バブ(bs)という最強の面々を従えてケニー・ベイカーの名作をフル・カバーという話題作。IBMA最優秀アルバム受賞作
  ●SH-4105 BRYAN SUTTON『Into My Own』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ものすごいブルーグラスインストアルバム! 強烈ドライブに乗っての自由自在なアドリブに唖然。メンバーが弾くフレーズに次々と反応していく珠玉の時間……、サム・ブッシュ、ノーム・ピケルニー、ステュアート・ダンカン、グレッグ・ギャリソンという基本にトラベリング・マッカーリーズやビル・フリーゼルを迎えての至福のブル―グラス音曲集。
  ●COMP-4633 FRANK SOLIVAN & DIRTY KITCHEN『Cold Spell』CD(本体\2,450-)\2,646-

 フランク・ソリバンの最新作はサム・ブッシュ、ジョン・コーワン他をゲストに益々、パワフルにスケールアップしたニューグラス作品。
  ●UM-07 RHONDA VINCENT『Only Me』CD2枚組本体\2,750-)\2,970-

 ブルーグラス・クィーンという称号にたがわぬ完璧なブルーグラスを聴かせる1枚目と、カントリーの2枚目の2枚組、各6曲全12曲ながら、くっきりと音楽意図を分けたロンダ・ビンセントの最新作。
 【第57回グラミー賞ブルーグラス関連作品】
 ■ベストフォークより
  ●ROU-35773 JERRY DOUGLAS,MIKE AULDRIDGE & ROB IKES『THREE BELLS』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ドブロの三巨頭によるコラボレーション。ドブロ・ファン必聴!!のみならず、すべてのアコースティック楽器ファンにお薦めしたい、バー1本が生む不思議な音コネクションと深いトーン……!!
  ●NONE544735 CHRIS THILE & EDGAR MEYER『Bass & Mandolin』CD(本体\2,450-) \2,646-

 グラミー三部門同時ノミネートは21世紀希有の天才マンドリン奏者クリス・シーリとブルーグラス界にあたらしいコンセプトを持ち込んだベース奏者エドガー・マイヤーのデュオ最新第2作。
 ■ベストアメリカーナアルバム
  ●NONE541944 NICKEL CREEK『Dotted Line』CD(本体\2,450-)\2,646-

 グループ結成25周年を記念して7年ぶりにリユニオン、最新作を発表した天才クリス・シーリとショーン&サラ・ワトキンス。
 ■ベスト・カントリーアルバム
  ●RCSI-1124 LEE ANN WOMACK 『The Way I'm Livin' (Walmart Exclusive) (Deluxe Edition)』CD (本体\3,100-)\3,348-

 今年のIBMAアワードショーでジェリー・ダグラスと共にホスト役を務めたリーアン・ウォマックが6年振り、ブルーグラス、アメリカーナ系インディーズから準メジャーに発展したシュガーヒルに移籍して発表した最新作の2曲のボーナストラックを含む限定デラックス盤。
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