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      B.O.M.Newsletter #418       2015年8月14日 
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今月のサブさん特選作品!   
    ■カール・ジャクソン!
 新入荷リスト  
   ■ニュースレター#418 新入荷ダイジェスト
   (ブルーグラス)
   (インスト)
   (オールドタイム/フォーク)
   (カントリー/ロック&ポップ)
   (映像モノ)
久々の再入荷、特選お薦めコーナー   
新入荷作品解説   
   ■ブルーグラス新入荷
   ■インスト新入荷
   ■オールドタイム/フォーク新入荷
   ■カントリー/ロック&ポップ新入荷
   ■映像モノ新入荷
最近作/お勧め作、再入荷   
   ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
   【ムーンシャイナー8月号レビュー紹介作品】
   ■ブルーグラス最近作/お勧め作
   ■インスト最近作/お勧め作
   ■オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作
   ■カントリー最近作/お勧め作
   ■お勧め発掘・編集最近作/お勧め作
   ■映像ものお勧め作
楽器関連作品   
   ■ギター
   ■バンジョー
   ■マンドリン
   ■フィドル
   ■ドブロ
   ■楽器、その他……
   ■教則もの/ソングブックお勧め
    フィドル
   バンジョー
   マンドリン
 輸入雑誌  
   ■フラットピッキン・ギター誌
   ■バンジョー・ニューズレター誌
   ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
   ■オールドタイム・ヘラルド誌
月刊『ムーンシャイナー』   
B.O.M.ご利用方法    


  宝塚ブルーグラスフェス、今年も無事に終了しました。44年間、出演をつづけているブルーグラスナッツや、参加をつづけているあの人、この人をはじめ、来ていただいた皆さん、そして参加できなくても、一瞬でも昔のことや仲間を思い出してくれた皆さん、またいつかは参加したいと思ってくれている皆さん……、バンドもリスナーの方々も、ありがとうございました!
 尋常じゃない暑さがつづいた8月第一週末、山の中、クリークサイドのステージとはいえ、それでも暑かった!! もっとも夜は、さすがにホッとして、金曜夜の「ブルームーン」(注)もさえ渡ってました。そんな中、神戸大学ブルーグラス出店の屋台の飲み物は飛ぶように!?売れ、熱中症などお呼びじゃない、ステージが終わってもジャムに突入、楽しい三晩を過ごしました。(注:ブルームーンとは、ひと月に巡って来る二度目の満月のことで今年7月31日のんがそれ。ただ、この説は1946年から流布された誤解だそうだが、楽しい間違いは生きつづけ、次回のブルームーンは2018年の1月と3月にあるという)
 参加バンドでは、学生たちのレベルはますます上がり(神大現役生のバンジョーに驚き!)、強烈なテクを聴かせると同時にちょっとトラッド回帰しているようにも感じました。また卒業後もつづけている若手バンドには、それぞれに明確なコンセプトがあり、聴き応えがありました。ベテラン勢も落ち着いた選曲で、あのバンドは「これ」、このバンドは「あれ」といったような、それぞれ「売り」のサウンドを大切にしているように感じました。みんな、本気のCDも創ればいいのに……、なんて思いました。
 来年は45年目、なんかキリのいい数字ですが8月の第一週末、8月4〜7日の予定です。また、今秋の秋フェスは10月24〜25日、来年の春フェスは5月14〜15日を予定しています。Mark your Calendar, NOW...!

■月刊ブルーグラスジャーナル「ムーンシャイナー」
 最新8月号は、ジェリー・ガルシアを表紙に、「グレイトフル デッドとブルーグラスの50年」特集ほか、ジミー渡辺「長崎ブルーグラス物語」、カール・ジャクソン制作『Orthophonic Joy』のナレーション完訳「アパラチアン ボイスの源流―1927年夏、ブリストルセッション物語A」、ネッシーエクスペディション「40年ぶりの最新アルバム」、「秋元慎のモンローミュージックの軌跡A 1949〜1951年」、ジャンボ奥谷「スリム・リッチ―追悼」、第3回「オーシスタージャンボリー」リポート、ブルーグラス誕生から70年記念シリーズ第5弾最終回「日本ブルーグラス史」、北海道大学「和田裕賀」ほか、創刊32年目のブルーグラスだけの月刊誌ですよ!

 月刊ムーンシャイナー定期購読は1年間(12冊)\6,300- 半年間(6冊)\3,450-。単冊\540-(+送料\78-)。定期購読は購読開始希望月をお知らせくだされば早速お送りします!! また情報提供、そしてご自由なテーマでのご寄稿など……、なにとぞムーンシャイナーにご協力を、よろしくお願いします!

■全国イベント・カレンダー
 以下、ムーンシャイナー誌7月号に寄せられたイベントです。なお、ここに掲載するのは、個別バンドのライブでは来日および国内バンドの遠征ライブやツアー、ローカルではフェスやコンサートなど企画物イベントのみです。それ以外のライブやコンサート、全国各地の定期イベントなどは月刊ムーンシャイナー誌をご参照ください。

◆やぎたこ
 9月1日に3rdアルバム『I'm Here』発売予定
8月15日(土)横浜、3丁目カフェ045-516-8037
8月29日(土)池袋、ポルカドッツ03-6666-2122
8月30日(日)京都、gallery VEGA(075-203-0109)。3rdアルバム発売記念ライブ
総合 (問)yanagi_yagitako@yahoo.co.jp
◆8月15日(土)兵庫「神戸大ブルーグラス創立50周年記念コンサート」明石アスピア、子午線ホール。出演:Josh大塚バンド、Lostcitycats、ゴローショー、ほか歴代のバンド多数。(問)oppidom@i.softbank.jp
◆井上太郎&中西秀樹「元祖!ぼくらの マンドリンの じかん」
 心が躍る、頭が冴える、マンドリン新時代!
8月20日(木)大阪、アナザードリーム(06-6211-5759)。7時半開場8時開演、\2,500+1d
8月21日(金)岡山、城下公会堂(086-234-5260)。7時半開場8時開演、\2,500+1d
(問)tickets@jahmando.com
◆8月22〜23日(土、日)北海道「第41回札幌ブルーグラス・フェスティバル」札幌、豊平峡温泉特設会場。参加費\3000-(温泉、カレー・チケット付)。北海道大学生が主催するフェス。バンド受付;8月16日まで。(問)札幌ブルーグラス・フェスティバル実行委員satsufes@gmail.com
◆8月22日(土)東京「<BG&ギャグ・スペシャル・ナイト>とも様キングス」銀座、ロッキー・トップ03-3571-1955ギンザ、ロッキー・トップ03-3571-1955
◆8月28日(金)東京「<結成30周年記念ライブ>サーティ・グラス・ボーイズfrom徳島」銀座、ロッキー03-3571-1955
◆8月28〜30日(金〜日)神奈川「箱根夕日の滝ブルーグラス・フェスティバル」南足柄市地蔵堂、夕日の滝キャンプ場。参加費\3000-。バンド受付:8月15日まで。(問)hakone.bg.fest@gmail.com、森下029-859-4356(20時〜22時)
◆9月5〜6日(土、日)茨城「第29回水戸ブルーグラスフェス」茨城町・ポケットファームどきどき(029-240-7777)。参加費\1,000-。(問)white_mtb@world.ocn.ne.jp(丸山)
◆9月12日(土)長崎「ブルーグラス・キャンプ@長崎」西海市立四本堂音楽広場(雨天屋内)。16時。(問)ジミーズグレイスランド(095-893-8607)fes@bluegrass-nagasaki.com
◆TARO & JORDAN 秋2015
9月15日(火) 金沢 もっきりや (076-231-0096)
開場 19:00 / 開演 19:30
前売 \3,500 / 当日 \4,000-
9月17日(木) 渋谷 7th Floor (03-3462-4466)
開場 19:00 / 開演 19:30
前売 \4,000 / 当日 \ 4,500-
http://www.ann-grassroots.com/
◆鎌倉/ナッシュヴィル パートナーシティ調印一周年記念イヴェント
9月19日(土)●鎌倉・浄智寺「鎌倉音縁日 part 1:グリーンモーニング」10時〜16時。出演:サバサンド、村田食堂、タマシロマーケット、Red Ginger、慶応大ブールグラス研究会ほか鎌倉名店の出店などの縁日、無料 ●鎌倉・浄智寺「鎌倉音縁日 part2:御堂ライブ」16時半〜19時、\3,000-。出演:suemarr、坂麗水(薩摩琵琶)、Taro&J
ordanほか
9月20日(日)●鎌倉生涯学習センター音楽室(2F)と第6集会室(4F)にて『Roots Music 2015 第1部』、10時〜12時「渡辺三郎ワークショップ、12時〜13時「松田武久ナッシュビル」、13〜15時「ブルーグラス・コンサート」出演:東北大学「Shake Sepia」、「the Briars」、「Nashville Freeway」。以上いずれも無料 ●鎌倉生涯学習センターきららホール『Roots Music 2015 第2部』19時開場19時半開演、\3,000-。原さとしとジャパニーズ・オリオ・ ミンストレルズ、トミ藤山、 坂本愛江、Taro&Jordanほか
 今月のサブさん特選作品!
 (ムーンシャイナー編集長一押しダイジェスト)
 ■カール・ジャクソン!
  SH-3929 CARL JACKSON『Songs of the South』CD(本体\2,450-)\2,646-

Earl's Breakdown/On My Mind/John Henry/Grey Eagle/You Are My Flower/Home Sweet Home/The Lonesome River/Careless Love/Keep On The Sunny Side/Little Darling Pal Of Mine/Jesse And Me/Reuben/Lay Down My Old Guitar/Ground Speed/Banjo Man/Foggy Mountain Breakdown (Refrain).

 現在、ムーンシャイナー7月号から連載特集中のブリストル セッションズ『Orthophonic Joy(オルソフォニック ジョイ)』(SONY510135 CD2枚組\2,970-)のプロデューサー、カール・ジャクソンが1980年と82年に発表した秀作LP『Banjo Man』と『Song of the South』からベストトラックを選んだ全16曲コンピレーション。ごらんの通り、アール・スクラッグス名演とカーターファミリー名曲を、バッサー・クレメンツやジェリー・ダグラス、マーティ・ステュアートやキース・ウィットリー、エミルー・ハリスらの助演を得て、カール自身の優しさに包み込んだ大秀作である。
 天才メロディック/クロマチック少年として14歳でジム&ジェシーのバンジョー奏者としてデビュー、17歳で録音したバンジョーインスト集『Bluegrass Festival』(1971)で注目を浴び、来日もしたグレン・キャンベルのバンドに在籍中にビル・モンローのフェスに参加、大名盤『Bean Blossom』(1973)で“Orange Blossom Special”を録音、その驚異的なテクニックで注目を浴びたのが20歳。そののち12年間、グレン・キャンベルのメンバーとして働きながらソングライターとしてのキャリアを積み、ガース・ブルックスやテリ・クラークらメジャーアーティストに曲を提供。その間、ニッティグリティダートバンドとリッキー・スキャッグスによるブルーグラス名曲“Little Mountain Church House”なども発表、1991年には元セルダムシーンのジョン・スターリングと組み、エミルー・ハリスのナッシュランブラーズをバックにしたアルバム『Spring Training』でグラミー賞を獲得している。また2003年には、プロデューサーとしてルービン・ブラザーズに捧げる企画アルバム『Livin', Lovin', Losin': Songs of the Louvin Brothers』でジェイムズ・テイラーとアリソン・クラウスのデュオなどを実現(自身はリンダ・ロンシュタットやマール・ハガードとデュオを組んでいる)、ふたたびグラミー賞を獲得している。2011年には、クリント・イーストウッドをマーク・トゥエインに、ジミー・バフェットをハックルベリー・フィンに配した『Mark Twain: Words & Music』という作品をプロデュースしている。
 今年6月、久しぶりに会い、しばらくともに時間を過ごした。もう44年も前、高校を卒業したばかりの1971年6月に初めてビーンブロッサムで会ったときと同じ、とても謙虚で親切な明るい田舎の少年といったイメージ、そのままに感じた。ブルーグラスのバンジョー、ギター奏者として飛び抜けた技術を持ちながら、インストルメンタリストとしてのキャリアを封印、より大きなマーケットでアコースティックカントリーの流れをリードしてきた超一級のミュージシャン、その本性!?が楽しめる、すばらしいブルーグラス名盤である。
 新入荷リスト
 ■ニュースレター#418 新入荷ダイジェスト
 (ブルーグラス)
  ROU-36378 DELLA MAE『Della Mae』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ボストンから登場した若い女性ブルーグラス期待の星、デラメイのメジャー最新第二作。ローリングストーン誌が「知っておくべき10のあたらしいバンド」とまで激賞、プロデューサーにトム・ウェイツやノーラ・ジョーンズなどを手掛けたジャクワイア・キングという大物を迎え、バンジョーレスだがアコースティックなブルーグラス編成を念頭に、メジャーな音づくりに挑んだ意欲作。基本にブルーグラスというスタンスを明確に持ちながらヒットも狙う若い女性バンド……、バンド名はオズボーンブラザーズの名曲“Big Spike Hammer”に登場する性悪!?女の名前から、……嬉しいね!! ムーンシャイナー2012年3月号(\540-)にカバーストーリー、CDとともにどーぞ!? ブルーグラス新入荷詳細解説参照
  ROC-3323 DON RENO & RED SMILEY『Live '57: New River Ranch, Rising Sun, MD』CD(本体\2,450-) \2,646-

 1957年7月17日、絶頂期にあったドン・レノとレッド・スマイリーのメリーランド州ライジングサンのカントリー音楽野外ステージ、ニューリバーランチでの素晴らしいライブ全25曲集。超スピードのアグレッシブな演奏で観客を次々と興奮の中に巻き込んでいく、と同時に泣かせる歌で聴衆の琴線に訴え、そして神への帰依で身を締める……時代がどう変わっても南部アメリカ田舎式エンタメの神髄をどーぞお楽しみください。ブルーグラス新入荷詳細解説参照
  ROU-9180 STEELDRIVERS『Muscle Shoals Recordings』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ブルーグラスとソウル&ブルースの融合をコンセプトにしたスティールドライバーズの最新第4作。クラスタープラッカーズのリチャード・ベイリー(bj)とブレント・トリット(md)にマイク・フレミング(bs)、タミー・ロジャーズ(fd)、そしてアラバマ州マスクルショールズ出身のゲイリー・ニコルズ(gt)の5人組。現在ニューヨークやボストンで更新される新しいブルーグラスサウンドに対して、南部であることをことさらに強調、伝統的なブルーグラスサウンドにまったく新しいコンセプトを搭載したブルーグラス。ブルーグラス新入荷詳細解説参照
  PC-1196 DALE ANN BRADLEY『Pocket Full of Keys』CD(本体\2,450-) \2,646-

 2007年の初受賞以来、5度のIBMA最優秀女性ボーカリストに輝く素晴らしいデイル・アン・ブラッドリー、ソロ名義として9枚目の最新作はコンパスを離れ、古巣のパインキャッスルから。マイケル・クリーブランドのアグレッシブな快感フィドル、マルチプレイヤーのスティーブ・トーマスのギターとマンドリン、ウィンフィールド全米バンジョーチャンプに2度輝くマイク・サムナー、そして現在のメンバーでもあるフィル・レッドベター(db)とティッシュ・ディスマン(bs)、ハーモニーにはロニー・ボウマンとティナ・アデアーという布陣でポップヒット曲やJ.D.クロウとドイル・ローソンのカバーほか、アリソン・クラウスをはじめ多くの女性シンガーの尊敬を集める聴きやすく軽やかな女性ブルーグラスのトップシンガーである。ブルーグラス新入荷詳細解説参照
  AWR-003 BLUE GRASS STOMP『Blue Grass StOmp』CD(本体\1,000-)\1,080-

 東京・高円寺の「ムーンストンプ」の金曜定例ジャムから生まれたというトラッドグラスバンド、ブルーグラスストンプのデビュー作。ビル・クリフトン“You Don't Think About Me”を一曲目に、ジンジャー・ボートライトの“Somebody's Missing You”やハーリー・アレン&マイク・リリーの“Suzanne”など、マニアックな選曲とモンロー、フラット、スタンレーらのスタンダードを聴かせる岩本 健、小杉春海、二宮嘉世(北大)、岡部 昇(法大)、佐藤省蔵(明大)の5人組。ムーンシャイナー7月号(\540-)で特集ふり。詳細解説はブルーグラス新入荷にて
  JRLA-0008 バンジョーアイ『Love My Love』CD(本体\1,388-)\1,500-

 沖縄出身のバンジョー奏者にしてシンガーソングライター、そしてアイドルとして活躍をつづけるバンジョーアイちゃん、2014年のシングル『唄の島』につづいて6曲入りの最新ミニアルバム。驚くべき“Foggy Mountain Special”の完璧なアール・スクラッグスとグレン・ミラーの“In the Mood”をパロディした「谷茶前の夜」ほか、全編にバンジョーを上手に使ったJ-ポップ作品。バンジョーとブルーグラスがこんな風に、若い子に愛されている……それだけで「応援すべし」! 詳細はカントリー/ロック&ポップ新入荷参照
  VHR-12003 ANTIQUE PERSUASION『Don't Forget Me Little Darling: Remembering the Carter Family』CD(本体\2,450-)\2,646-

 1927年の真夏、テネシーとバージニア州境の街ブリストルの仮設スタジオで最初に録音された“Bury Me Under The Weeping Willow”以来、その最後の録音“You're Gonna Be Sorry Cause You Let Me Down”まで、アメリカ大衆音楽に大きな足跡を残したカーターファミリー。その2曲を含む名曲を掘り起こし、すばらしく現代的なタッチでアレンジして聴かせる女性二人と男性のトリオ、アンティーク パスウェイジョンのデビュー作。オリジナルの雰囲気を残しながら聴きやすい作品に仕上げている。カーターファミリー名曲の新解釈に大喝采! オールドタイム/フォーク新入荷参照
 (インスト)
  GT-0545 JESSE McREYNOLDS『Me and My Fiddles』CD(本体\1,600-)\1,728-

 1973年にアテイラムからLP発表、話題になったジェシー・マクレイノルズのフィドル集がCD化。自身の多重録音によるマンドリンとツインフィドルのほか、ビック・ジョーダン(bj)、チャーリー・コリンズ(gt)、そしてブッチ・ロビンス(bs)を擁したとても聴きやすい廉価版のスタンダードフィドル集。マンドリン奏法イノベーターとしての非常に高い知識とセンスがいかんなく発揮され、聴いていて楽しいスリルに満ちた作品になっている。1970年代、ブルーグラス第一世代が第二世代に重要なことを伝えていた、その1枚でもある。インスト新入荷解説参照
  GT-2341 JOE MAPHIS『Golden Gospel Guitar』CD本体(\2,250-)\2,430-

 ギターの早弾きで知られるジョー・メイフィス(1921-1986)のゴスペルインスト集。モズライトのダブルネックのエレキをトレードマークに、TV映画『ボナンザ』のテーマ“Ballad of Thunder Road”でも知られるジョー、ケンタッキーカーネルズの初期キャリアにかかわり、そのフラットピッキンはクラレンス・ホワイトにも大きな影響を与えている。本作はそんな1964〜65年にかけてスターデイに残した3枚のLPアルバムから超有名ゴスペル14曲をアコースティックを含むギターインストで聴かせるチョッとアグレッシブ!?なBGMギターインスト作品。インスト新入荷に詳細解説
  CR-022 NICK HORNBUCKLE『12X2 (+/-1)』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ジョン・ライシュマンのジェイバードのバンジョー奏者、ニック・ホーンバックルの素晴らしくオリジナリティに溢れたツーフィンガーバンジョー集。アールがセットしたブルーグラスでも、ベラが提唱するジャズ/クラシックでも、アダム・ハートの新世代クロウハンマーでもない、非常にリリカルなアパラチアのケルト系DNAに基づくトラッドな発想で5弦バンジョーの新しいバンジョー世界を聴かせてくれる2本指の秀作である。インスト新入荷詳細解説参照
  MAGG-431 AL PETTEWAY『Mountain Guitar』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ブルーグラス45の大塚章とともに、ワシントンDCエリアでグラズマタッズ(Grazz Matazz)というブルーグラスバンドで活躍したアル・ペタウェイ、1990年代からソロのフィンガーピッキンギタリストとしてのキャリアをはじめ、2005年にはグラミーも受賞している。DADGADチューニングを多用したケルト/アパラチア系のオリジナルインストとその源流のトラッドをメドレーにした“Down By the Salley Gardens - Down in the Willow Garden”や“Red Haired Boy - Cold, Frosty Morn”など、ドック・ワトソンとエッタ・ベイカーの伝統にインスパイア―されたという幽玄なオリジナルのギター世界である。インスト新入荷解説参照
  STONY-1381 VARIOUS ARTISTS『Guitar Heroes: Making History』CD(本体\2,450-)\2,646-

 2013年、バンクーバーアイランドフェスで収録された4人のブルーズ/ロカビリー系初期ロックンロールギタースタイリスト(つまりカントリー系テレキャスター奏者たち)の歴史的セッションを収めたライブ盤。ジェイムズ・バートン(75)、エイモス・ギャレット(73)、アルバート・リー(71)、デビッド・ウィルコックス(66)というテレキャスのマスターピッカーたちが集ったチキンピッキン大会。収録曲などはインスト新入荷参照
 (オールドタイム/フォーク)
  VHR-12003 ANTIQUE PERSUASION『Don't Forget Me Little Darling: Remembering the Carter Family』CD(本体\2,450-)\2,646-

 1927年の真夏、テネシーとバージニア州境の街ブリストルの仮設スタジオで最初に録音された“Bury Me Under The Weeping Willow”以来、その最後の録音“You're Gonna Be Sorry Cause You Let Me Down”まで、アメリカ大衆音楽に大きな足跡を残したカーターファミリー。その2曲を含む名曲を掘り起こし、すばらしく現代的なタッチでアレンジして聴かせる女性二人と男性のトリオ、アンティーク パスウェイジョンのデビュー作。オリジナルの雰囲気を残しながら聴きやすい作品に仕上げている。カーターファミリー名曲の新解釈に大喝采! オールドタイム/フォーク新入荷参照
  HAM-014 MIKE + RUTHY BAND『Bright As You Can』CD(本体\2,450-) \2,646-

 “Ashokan Farewell”の作者として知られるフィドラー、ジェイ・アンガーを父に持つルース・アンガー(fd)が、夫のマイク・メレンダ(gt,bj)やピート・シーガーの孫タオ・シーガーらとのオルタナフォークロックバンド、マモルズ(Mammals=哺乳類)を経て、本作はさらにグレイドアップ、ルースのオールドタイムをルーツにしつつ、マイクの幅広い感覚でエミルー・ハリスのベーシスト、ジェイコブ・シルバーやエレファントリバイバルのペダルスティール奏者チャーリー・ローズらを迎えたマイク+ルーシーバンドのデビュー作。フォーキーでカントリーロックなオールドタイムポップ……!?! とてもいいぞ。オールドタイム/フォーク新入荷詳細解説参照
  RAINS41923 SPENCER & RAINS『The Old Texas Fiddle Vol.2: Weird Tunes of Old Texas』CD(本体\2,450-)\2,646-

 カンザス出身のトリシア・スペンサーとテキサス出身のハワード・レインズが紹介するオールドタイミーなテキサスフィドル全22曲集。アパラチアのオールドタイムとは趣を異にするオザークからテキサスのメロディアスでユニークなフィドルチューンの数々が、ふたりのフィドルを軸に、ブレンダン・ドイルのクロウハンマーバンジョー、ナンシー・ハートネスのギター、チャーリー・ハートネスのウクレレ、バージニア・ミューザーのベースによる素晴らしいストリングバンドで演じられるフィドル秀作。収録曲はインスト新入荷参照
 (カントリー/ロック&ポップ)
  U-4723504 ALAN JACKSON『Angels and Alcohol』CD(本体\2,250-)\2,430-

 2年前の前作『Bluegrass Album』から一転、最新作はアラン・ジャクソン(56)本来の正調ホンキートンクカントリー作品は、発売同時に定位置であるビルボードトップカントリーアルバムのチャート1位を確保(前ブルーグラス作品は3位)、さすがジョージ・ストレイトと並ぶ、現代カントリーのトップランナー。悠々自適の正統派ホンキートンクCDの発表である。収録曲などはカントリー新入荷参照
  REDH-287 DALE WATSON『Call Me Insane』CD(本体\2,750-)\2,970-

 テキサス州オースティン在のテキサスカントリーシンガー、デイル・ワトソン(53)の最新作。20世紀最高のカントリーシンガーのひとり、ジョージ・ジョーンズ(1931-2013)に捧げられた“Jonesin' for Jones”をはじめ、正統派ホンキートンクサウンドと力強いバリトンボイスでカントリー世界を作っている。さすがロイド・メインズのプロデュース、テキサスホンキートンクカントリーの直球である。収録曲名はカントリー新入荷参照
  JRLA-0008 バンジョーアイ『Love My Love』CD(本体\1,389-)\1,500-

 沖縄出身のバンジョー奏者にしてシンガーソングライター、そしてアイドルとして活躍をつづけるバンジョーアイちゃん、2014年のシングル『唄の島』(完売)につづいて6曲入りの最新ミニアルバム。驚くべき“Foggy Mountain Special”の完璧なアール・スクラッグスとグレン・ミラーの“In the Mood”をパロディした「谷茶前の夜」ほか、全編にバンジョーを上手に使ったJ-ポップ作品。バンジョーとブルーグラスがこんな風に、若い子に愛されている……それだけで「応援すべし」! ムーンシャイナー2014年3月号特集(\540-)あり。詳細はカントリー/ロック&ポップ新入荷参照
 (映像モノ)
  SHA-623D KITTY WELLS AND JOHNNIE & JACK DVD(本体\3,150-)\3,402-

 クラシックカントリーファンにはお勧めのキティ・ウェルズと彼女の夫、ジョニー・ライトのデュオ、ジョニー&ジャックの貴重な1950年代カラーフィルムをまとめたもの。キティの“Making Believe”やジョニー&ジャックの“Poison Love”をはじめ、カントリー音楽がまだシンプルで誠実な様子が観てとれる貴重なライブは、ショット・ジャクソンのフェンダー社スティールギターとドブロ、レイ・クリスプまたはベニー・マーティンのフィドルを擁したバックバンドで、歌に比重が大きいヒット曲狙いのカントリーながら、ブルーグラスに近い、いわゆるマウンテンな雰囲気を漂わせている。1950年代後半の貴重なカントリー音楽のカラー映像集である。映像モノ詳細解説参照
  RCSI-1135 V.A.『This Ain't No Mouse Music! The Story of Chris Strachwitz and Arhoolie Records』DVD(本体\4,500-)\4,860-

 1960年創業のルーツ音楽系インディーズの老舗、アーフリーレコードの主宰者、クリス・ストラックウィッツのドキュメンタリー映画のDVD化。ポーランド生まれの彼が、ポツダム宣言後にイギリスが占領していたドイツで初めて聴いたジャズに感化され、米国移住後もジャズからブルース、オールドタイムからブルーグラス(デル・マッカーリーのデビュー作)、そののちケイジャンやザディコ、そして1970年代以降はテックスメックスの大家となっていく彼の物語と、素晴らしいアメリカンルーツミュージックのサンプル映像集。詳細解説は次号にて。
 .久々の再入荷、特選お薦めコーナー
  SH-3957 AUBREY HAYNIE『The Bluegrass Fiddle Album』CD(本体\2,450-)\2,646-

Buckner's Breakdown/Hamilton Special/McHattie's Waltz/Ducks On The Millpond/Smith's Rag/Bluegrass In The Backwoods/April's Reel/Make A Little Boat/Ook Pik Waltz/Long Cold Winter/First Day In Town/Bill Cheatham.

 現在もっとも多忙なセッションフィドラーのひとりオウブリー・ヘイニー(41)、シュガーヒルから発表したソロ3枚のアルバムの中、2003年の最終作品。IBMA年間最優秀インストアルバム受賞作品でタイトル通り、自身のアイドルであるケニー・ベイカーにほぼ捧げられたような、ストレートなブルーグラスフィドル集。
 トニー・ライス(gt)とサム・ブッシュ(md)、デビッド・タルボット(bj)、バリー・ベイルズ(bs)という完璧なバックアップを得て、ダイナミックなボウイングとコード使い、そして自在なアドリブでオリジナルが2曲のほか、ケニー・ベイカー作の3曲とベイカーが取り上げたことで知られるトラッドチューンのレパートリーが6曲など、12曲中ベイカー由来が9曲という作品。偉大なるケニー・ベイカーを踏襲しつつ、21世紀のブルーグラスフィドルの在り方も示唆する素晴らしいフィドル作品。フィドラーは必聴、必携のシビアな1枚。
  SH-3975 BRYAN SUTTON『Bluegrass Guitar』CD(本体\2,450-)\2,646-

Hangman's Reel/Daley's Reel/The High Road/Big Sandy River/Back Up And Push/Margaret's Waltz/High Heel Shoe Intro/High Heel Shoe/Nelia's Dance/Whippersnapper/Roanoke/Beaumont rag/The Storms Are On The Ocean

 現在もっとも多忙なフラットピッカー、ブライアン・サットン(42)、シュガーヒルから発表したソロ5枚のアルバム中、2003年の第2作。ティム・クロウチ(fd)、ティム・オブライエン(md)、デビッド・タルボット(bj)、デニス・クロウチ(bs)という申し分ないバックアップを得てトラッドフィドルチューンからカーターファミリー、ビル・モンローからベラ・フレックまで、ブルーグラスのスタンダードを見事なブルーグラススタイルで聞かせる。
 ノースカロライナ州アッシュビル出身、1995年にリッキー・スキャッグスのケンタッキーサンダーに参加して注目を浴びたのち1999年、スタジオセッションマンとなりテイラー・スウィフトからドリー・パートンをはじめさまざまなセッションで活躍を続けている。一方、ホットライズやベラ・フレックとケイシー・ドリーセンとのトリオ、クリス・シーリのパンチブラザーズの前身バンドなどに参加、そのシュアーなリズムと過激なリードギターで存在感を示している。昨年を含め、IBMA最優秀ギター奏者に8回選出されている。
 新入荷作品解説
 ■ブルーグラス新入荷
  PC-1196 DALE ANN BRADLEY『Pocket Full of Keys』CD(本体\2,450-) \2,646-

The Stranger/Till I Hear it from You/Pocket Full of Keys/Ain't it Funny/Rachel Pack Your Sunday Clothes/Hard Lesson Road/Talking to the Moon/Sweet Hour of Prayer/Soldiers, Lovers, and Dreamers/Sweetheart of the Pines/I'm So Afraid of Losing You Again/I'll Live on Somewhere.

 「この女性こそシンガーの中のシンガー、彼女が口を開くたびに訴えかけてきます。わたしがいつもするように、この素晴らしいシンガーをお楽しみください」と、ビンス・ギルに言わしめるデイル・アン・ブラッドリー。2007年の初受賞以来、5度のIBMA最優秀女性ボーカリストに輝く素晴らしいシンガー、ソロ名義として9枚目の最新作はコンパスを離れ、古巣のパインキャッスルから。ジンブロッサムのヒット曲“Til I Hear It From You”やチャーリー・プライドのヒットをカバーしたJ.D.クロウとドイル・ローソンのケンタッキーマウンテンボーイズ時代の名曲“I'm So Afraid of Losing You Again”ほか、アリソン・クラウスをはじめ多くの女性シンガーの尊敬を集める女性ブルーグラスのトップシンガーである。
 ケンタッキーの東南部、バプティストの宣教師でもあった炭鉱夫の父のもと、高校の上級生までは水道も電気もなかったという南部アパラチアの極貧地域で厳格なキリスト教徒として育ったというデイルアン。14歳で手に入れたギター(ピックはミルク瓶から自分で作ったという)を弾きはじめ、高校に入ったときの音楽の先生が母親の幼友達、彼女に誘われて夏休みにバンドに参加、それ以来、音楽が彼女の人生になったという。
 そんな人生から紡ぎだす歌はしかし、とても軽快で明るいアリソン・クラウスなどにも通じるモダンな軽さが身上だ。これまでもフリートウッドマックやトム・ベティ、U2などのヒット曲を軽快なブルーグラスにアレンジして高い評価を受けている。おそらく1991年、レンフロバレーバーンダンスのレギュラーで、最初の女性ストリングバンドとしても人気のあったリリー・メイ・レッドフォードの“Banjo Pickin' Girl”で知られる1930年代以来の伝統を受け継ぐニュークーンクリークガールズ(NCCG)に参加したことがエンターテイメントに力を入れる彼女のスタンスを形成していると思われる。1994年の作品『L & N Don't Stop Here Anymore』以来、NCCGのリードボーカリストとして活躍、1998年にNCCGが事実上活動を休止した後、デイルアン&クーンクリークというバンド名を継承している。
 本作でも、マイケル・クリーブランドのアグレッシブな快感フィドル、マルチプレイヤーのスティーブ・トーマスのギターとマンドリン、ウィンフィールド全米バンジョーチャンプに2度輝くマイク・サムナー、そして現在のメンバーでもあるフィル・レッドベター(db)とティッシュ・ディスマン(bs)、ハーモニーにはロニー・ボウマンとティナ・アデアーという布陣で、ジンブロッサムズの1996年ポップ/ロックヒットのカバーほか、聴きやすく軽やかな女性ブルーグラス作品に仕上げている。女性ブルーグラスファンにはお勧めの気持ちのいい作品である。
  ROC-3323 DON RENO & RED SMILEY『Live '57: New River Ranch, Rising Sun, MD』CD(本体\2,450-) \2,646-

Soldiers Joy(ほんまはKaty Hill)/Sweethearts In Heaven/Cumberland Gap/Orange Blossom Special/I'm The Talk Of The Town/Gone Home/Jesus Is Waiting/My Mother's Bible/He Will Set Your Fields On Fire/I Walk The Line/Down Yonder(ほんまはDear Old Dixie)/Sawing On The Strings/Sally Goodin(ほんまはGrey Eagle)/I'm The Biggest Liar In Town/When You And I Were Young Maggie/Intro Instrumental(ほんまは前曲を早くしただけ)/Bonaparte's Retreat/Double Banjo Blues/Let's Live For Tonight/That's Alright Mama/Limehouse Blues/The Old Country Church/Drifting In With The Tide/BIlly In The Low Ground/Springtime In Glory/Lonesome And Blue(カーターファミリーはLonesome For Youというタイトル、そのほか多くはI Know What It Means To Be Lonesomeとして知られる曲のこと).

 1957年7月17日というから、絶頂期にあったドン・レノとレッド・スマイリーのメリーランド州ライジングサンのカントリー音楽野外ステージ、ニューリバーランチでの素晴らしいライブ全25曲集。超スピードのアグレッシブな演奏で観客を次々と興奮の中に巻き込んでいく、と同時に泣かせる歌で聴衆の琴線に訴え、そして神への帰依で身を締める……時代がどう変わっても南部アメリカ式エンタメの常套だ。
 1950年代にブームとなりはじめたバンジョーをとことんエンタメとして楽しませてくれるドン・レノ、“When You And I Were Young Maggie(若き日のマギー)”や“Double Banjo Blues”などはアール・スクラッグスとは違うドンらしさ炸裂、アールとの共通レパートリー“Dear Old Dixie”などで違いを楽しむのも一興だ。バンジョーはもちろん、ドック・ワトソン以前に確立されていたドンの素晴らしいフラットピッキンギターも楽しめるぞ! スムースなボーカルで知られるレッド・スマイリー、の良く鳴るマーティンギターのGラン、またプレスリーの物真似“That's Allright Mama”も秀逸だ。ベニー・マーティンのダブルストップに私淑していたのだろう「踊るフィドラー」という異名を持つマック・メゲェヘが腰をフリフリ弾いている姿も思い浮かぶ。ちなみにマック、朝鮮戦争(1950-1953)のとき大阪の病院にいたという話を聞いたことがある。
 1950年、トミー・マグネスのバンド、テネシーバディーズで出会ったドン・レノ(1927-1984)とレッド・スマイリー(1925-1972)、意気投合して1952年、レノ&スマイリーとテネシーカッタップスとしてキングレコードに初録音、そのセッションからの“I'm Using My Bible for a Roadmap”(1950年にドンが書いた)が大ヒット、倒産の危機にあったキングレコードを救ったと言われている。そののち、レコーディングは続けるものの、ライブをはじめたのは1950年代後半からという。1964年、レッドが健康上の理由から引退するまで数多くの名演を残している。
 孤高のアパラチアンハイロンサムを追求しつつブルーグラススタイルをケニー・ベイカーとともに芸術的完成にまで仕上げたビル・モンロー、そしてブルーグラスを時代に応じたポップとして音楽的に完成させたフラット&スクラッグスという3人のブルーグラス創造主と同時代に活躍、カントリー(田舎)エンターテイメントとしてあらゆるものを取り入れたレノ&スマイリーのショウをお楽しみください。
  ROU-36378 DELLA MAE『Della Mae』CD(本体\2,450-) \2,646-

Boston Town/Rude Awakening/Can't Go Back/For the Sake of my Heart/Good Blood/To Ohio/Shambles/Take One Day/Long Shadow/No Expectations/High Away Gone.

 ボストンから登場した女性ブルーグラス、期待の星、デラメイの最新第二作。
 自費制作のミニアルバム『Acoustic E.P.』(2010)、と『I Built This Heart』(2011)と続いたあと、前作の全米デビューアルバム『This World Oft Can Be』(2013)がグラミーノミネートされ、ローリングストーン誌が「知っておくべき10のあたらしいバンド」とまで激賞した女性ブルーグラスバンド、デラ・メイの最新作。プロデューサーにトム・ウェイツやノーラ・ジョーンズ、キングスオブリーオンズやパンチブラザーズなどを手掛け、3度のグラミーを獲得しているジャクワイア・キングという大物を迎え、バンジョーレスだがアコースティックなブルーグラス編成を念頭に、メジャーな音づくりに挑んだ意欲作だ。
 実質上のリーダー、父親も母親も弟も、みんなフィドラーだというウィザーのフィドルチャンピオンのキンバリー・ルディカーを中心に、セリア・ウッドスミスのハスキーな迫力あるリードボーカル、フラットピッカーとして高い評価を受けるコートニー・ハートマン、ますます冴えるマンドリンのジェニー・リン・ガードナー……コートニーとジェニーリンはボーカルも披露してくれる。セリアのオリジナルを中心にしながらも、ローリングストーンズの“No Expectation”やロウ・アンセムの“To Ohio”などをカバー、現代ブルーグラスバンドの表現力の幅広さを証明してみせる。素晴らしいフィドル、マンドリン、フラットピッキンギターで創られる一級のアコースティックに現代女性の感性を込めたボーカルとハーモニー(女性ゴスペルアカペラ……コートニーのクロウハンマーも参加するが)など、伝統的なブルーグラス力も確かなものだ。
 2009年にボストンで結成された、基本にブルーグラスというスタンスを明確に持つ若い女性バンド、現在はナッシュビルを本拠にアクティブな活躍をするデラ・メイ……、バンド名はオズボーンブラザーズの名曲“Big Spike Hammer”に登場する性悪!?女の名前から、……嬉しいね!! ムーンシャイナー2012年3月号(\540-)にカバーストーリー、CDとともにどーぞ!?
  ROU-9180 STEELDRIVERS『Muscle Shoals Recordings』CD(本体\2,450-) \2,646-

Long Way Down/Drinkin' Alone/Ashes of Yesterday/Day Before Temptation/Here She Goes/California Chainshaw/Hangin' Around/Brother John/Six Feet Away/Too Much/River Runs Red.

 バンドコンセプトとしてブルーグラスとリズム&ブルースを融合させたスティールドライバーズの最新第4作。クラスターブラカーズのリチャード・ベイリー(bj)とブレント・トリット(md)にマイク・フレミング(bs)、アダム・ステッフィの元妻でティム・スタッフォードやバリー・ベイルズとともにのちのアリソン・クラウスのユニオンステーションの前身となるダスティ・ミラーを皮切りにパティ・ラブレスやトリーシャ・イヤーウッドらメジャーバンドを渡り歩き3枚のソロもあるタミー・ロジャーズ(fd)、そしてアラバマ州マスクルショールズ出身で2006年にメジャーデビュー、シングルチャート39位をヒット、2010年に前任者クリス・ステイプルトンに代わってスティールドライバーズに参加、「苦痛と怒りを内包する魂の叫び」を聴かせるというゲイリー・ニコルズ(gt)の5人組。
 ナッシュビルと並んで南部音楽の重要な発信地であるアラバマ州「マスクルショールズ録音」ということをタイトルに冠したスティールドライバーズの最新作は、ニューヨークやボストンで更新される新しいブルーグラスサウンドに対して、南部であることをことさらに強調することによってあたらしいマーケットを開拓している。今年6月、ナッシュビル滞在中に久しぶりにリチャードと会ったが、多忙なツアーを縫ってその日はグランドオールオープリの出演、そして翌日はこの最新作のプロモーションインタビューという、着実にマーケットを開拓しているようだ。ブルーグラスのベテランたちがあたらしいマーケットにチャンスを創っている……とても嬉しいことだ。
  AWR-003 BLUE GRASS STOMP『Blue Grass StOmp』CD(本体\1,000-)\1,080-

You Don't Think About Me/Sitting Alone in the Moonlight/Somebody's Missing You/Think of What You've Done/Homestead on the Farm/Are You Missing Me/New River Train/Long Journey Home/Suzanne/Sabishii Kimochide.

 東京・高円寺の「ムーンストンプ」の金曜定例ジャムから生まれたトラッドグラスバンド、ブルーグラスストンプのデビュー作。ビル・クリフトンの懐かしい“You Don't Think About Me”を一曲目に、ジンジャー・ボートライトの“Somebody's Missing You”やハーリー・アレン&マイク・リリーの“Suzanne”など、マニアックな選曲とモンロー、フラット、スタンレーらのスタンダード、そして最後に“Lonesome Road Blues”の日本語オリジナルを聴かせる岩本 健、小杉春海、二宮嘉世(北大)、岡部 昇(法大)、佐藤省蔵(明大)の5人組。
 日本初のブルーグラスフェスを開催、日本初のFタイプマンドリンを製作などの歴史的功績を残す岩本 健、ただでさえ大きな音のバンジョーを爆音で弾くことを良しとする小杉春海、ニューヨークのジャムでブルーグラスに目覚めフィドルを弾きだした二宮嘉世、関東方面のフェスでは“ステージの備品”と言われているマルチプレイヤーの岡部 昇、そして和製フォークの全盛期にモダンフォークに心惹かれた高校生そのまま、実は“血を吐くように”説得力のあるブルーグラスソングを歌いたいと言う半面、意外にメロウな選曲とボーカル/ギターの佐藤省蔵……。
 決してスーパーピッカーたちのバンドではないし、ある程度のミストーンも聴こえるが、そんなことは大した問題ではないというコンセプトだろう。ときおり味わい深いトーンを聴かせる小杉のバンジョーや丁寧な佐藤のボーカルなど、バランスの取れた等身大のトラッドグラスサウンド。自分たちが懸命に楽しんでいる姿を真摯な姿勢で残せばいい。もっとももっと一杯、いろんなバンドのCDが出ればいいのにと思う。ムーンシャイナー7月号(\540-)で特集。
 ■インスト新入荷
  GT-0545 JESSE McREYNOLDS『Me and My Fiddles』CD(本体\1,600-)\1,728-

Dixie Hoedown/Texas Quickstep/Orange Blossom Special/Carroll County Blues/Spanish Eyes/Down Yonder/Me and My Fiddle/Cotton Patch Rag/Say Old Man/Black Mountain Rag.

 1973年、アテイラムからLP発表、話題になったジェシー・マクレイノルズのフィドル集がCD化だ。自身の多重録音によるマンドリンとツインフィドルのほか、ビック・ジョーダン(bj)、チャーリー・コリンズ(gt)、そしてブッチ・ロビンス(bs)を擁したとても聴きやすい廉価版のスタンダードフィドル集。マンドリン奏法イノベーターとしての非常に高い知識とセンスがいかんなく発揮され、聴いていて楽しいスリルに満ちた作品になっている。
 ビル・モンローをはじめ、ボビー・オズボーンやジェシー・マクレイノルズら初期ブルーグラスマンドリン奏者は、ほぼ例外なくフィドルに憧れ、フィドル奏者のノウハウ、つまり指を見ながらマンドリンをマスターしていった(日本のマンドリン奏者が遅れを取った理由のひとつでもある!?)。中でも、モンロー(ブルーグラス)スタイルのイノベーターとして知られるふたり、ボビーとジェシーはフィドル奏者としてもアルバムを発表するなど、その高い技術で知られている。
 本作は、クロスピッキンという信じられないマンドリン奏法を編み出したジェシー・マクレイノルズが、美しいロールと整理されたスリーフィンガー/メロディックの組み合わせで70年代を代表するビック・ジョーダン、ロイ・エイカフのギタリストとしてフィドルのバックアップには欠かせないチャーリー・コリンズ、そして前年にビック・ジョーダンのアルバム『Pick Away』(1972)でビックの誘いでベーシストデビューしたブッチ・ロビンスというメンツ。スタンダードの“Spanish Eyes(ナポリの月)”を取り上げたり、“Cotton Patch Rag”でのユニークなアレンジなど、ジェシーのミュージシャンとしての矜持も十分に楽しめる。1970年代、ブルーグラス第一世代が第二世代に重要なことを伝えていた、そのひとつでもある。
  CR-022 NICK HORNBUCKLE『12X2 (+/-1)』CD(本体\2,450-)\2,646-

Cumberland Gap (feat. John Reischman)/Virginia Reel (feat. Miriam Sonstenes)/Bell's March (feat. Miriam Sonstenes)/Ninety Degrees (feat. John Reischman)/Yell in the Shoats (feat. John Reischman)/Sail Away Ladies (feat. Miriam Sonstenes & Emma Beaton)/Too Young to Marry (feat. Miriam Sonstenes)/Geese Honking (feat. Miriam Sonstenes & Emma Beaton)/Julianne Johnson (feat. Shanti Bremer)/Lost Girl (feat. Marisha Devoin)/Sal's Got Mud Between Her Toes/Cold Frosty Morning.

 ジョン・ライシュマンのジェイバードのバンジョー奏者、ニック・ホーンバックルの素晴らしくオリジナリティに溢れたツーフィンガーバンジョー集。アールがセットしたブルーグラスでも、ベラが提唱したジャズフュージョンでも、アダムの新世代クロウハンマーでもない、非常にリリカルなアパラチアのケルト系DNAに基づくトラッドな発想で5弦バンジョーの新しいバンジョー世界を聴かせてくれる秀作である。
 多くのバンジョーピッカーが気付いているだろう変則チューニングの効果も素晴らしく作用して幻想的な音世界を創出する。もとはバリバリのロッカーというニック、ツーフィンガーという、ほぼ廃れていたバンジョー奏法と、チェロを含む現代オールドタイマーたちの素晴らしいバックアップを得た5弦バンジョー秀作である。チョーおススメ!!
  MAGG-431 AL PETTEWAY『Mountain Guitar』CD(本体\2,450-) \2,646-

Craggy Pinnacle/Sheep At The Door/Baby Bear Rag/Worried Blues - One Dime Blues/Guitar Rag/Shady Grove/Sifel's Creek/Down By the Salley Gardens - Down in the Willow Garden/Deep River Blues - I Am a Pilgrim/Sligo Creek/Elk Mountain Rag/Dogue Creek/Spindrift/Dry Ridge/Red Haired Boy - Cold, Frosty Morn/Broken Mist/Lonesome Road Blues - John Henry - Sittin' On Top of the World/The Parting Glass.

 ブルーグラス45の大塚章とともに、ワシントンDCエリアでグラズマタッズ(Grazz Matazz)というブルーグラスバンドで活躍したアル・ペタウェイ、1990年代からソロのフィンガーピッキンギタリストとしてのキャリアをはじめ、DADGADチューニングを多用したケルト/アパラチア系のミュージシャンとして知られ、2005年にはヘンリー・マンシーニの曲をギタリストたちカバーするコンピレーション『Henry Mancini: Pink Guitar』に参加してグラミー最優秀ポップインストアルバムを受賞している。
 本作では、現在本拠地にするノースカロライナ州アッシュビルをイメージ、サブタイトルに「A Musical Portrait of the Appalachian Mountains」と銘うっている。ケルトとアパラチアのトラッドをメドレーにした“Down By the Salley Gardens - Down in the Willow Garden”や“Red Haired Boy - Cold, Frosty Morn”などのほかのトラッドカバーにアパラチアのブルーリッジからピードモントに至る地域のドック・ワトソンとメランジオンであるエッタ・ベイカーの伝統にインスパイア―されたという幽玄なオリジナルのギター世界である。
  GT-2341 JOE MAPHIS『Golden Gospel Guitar』CD本体(\2,250-)\2,430-

When They Ring Those Golden Bells/Will The Circle Be Unbroken/Jesus Loves Me/Rock Of Ages/Old Time Religion/Time To Pray/In The Garden/In The Sweet Bye And Bye/A Satisfied Mind/When The Saints Go Marching In/The Lonesome Valley/When The Roll Is Called Up Yonder/I'll Be Somewhere Listening/Bury Me Beneath The Willow.

 ギターの早弾きで知られるジョー・メイフィス(1921-1986)のゴスペルインスト集。モズライトのダブルネックのエレキをトレードマークに、TV映画『ボナンザ』のテーマ“Ballad of Thunder Road”でも知られるジョー、ケンタッキーカーネルズの初期キャリアにかかわり、そのフラットピッキンはクラレンス・ホワイトにも大きな影響を与えている。本作はそんな1964〜65年にかけてスターデイに残した3枚のLPアルバムから超有名ゴスペル14曲をアコースティックを含むギターインストで聴かせるチョッとアグレッシブ!?なBGMギターインスト作品。
 バージニア生まれ育ちだが1951年、マール・トラビスに誘われてカリフォルニアに移り(フラットピックで中指と薬指でフィンガー効果を生んだパイオニアかも)、「タウンホールパーティ」のレギュラーとなり、そののちベイカーズフィールドに至るウエストコーストカントリーの重要な役割を果たしている。ワンダ・ジャクソンやローズ・マドックスからリッキー・ネルソンらのギターなども務めている。なおフラット&スクラッグスが1952年末に初めて録音した“Dim Lights, Thick Smoke”はカリフォルニアに来たばかりのジョー・メイフィスの作曲(この曲を書いたときバンドのメンバーにはバック・オウエンズがいたという。ジョーと妻のローズ・リーの録音は1953年)、また息子のジョディ・メイフィスはアール・スクラッグス・レビューのオリジナルメンバーである。ジョーはエレキギターのエンターテイナーとして知られているが、彼がもっとも尊敬したのはマザーメイベル・カーター。そのことをよく知るメイベルの娘ジューンと夫ジョニー・キャッシュはジョーをメイベルと夫エズラが眠る隣に埋葬したという。
  STONY-1381 VARIOUS ARTISTS『Guitar Heroes: Making History』CD(本体\2,450-)\2,646-

That's All Right (Mama)/Suzie Q/Sleep Walk/Leave My Woman Alone/You Are the One/Comin' Home Baby/Flip, Flop and Fly/Only the Young/Polk Salad Annie/Bads Apple/Country Boy.

 2013年、バンクーバーアイランドフェスで収録された4人のブルーズ/ロカビリー系初期ロックンロールギタースタイリスト(つまりカントリー系テレキャスター奏者たち)の歴史的セッションを収めたライブ盤。プレスリーからリッキー・ネルソン、グラム・パーソンズらを支えてきたジェイムズ・バートン(75)、マリア・マルダーの“Midnight at the Oasis”やアン・マレーの“Snowbird”などで知られるエイモス・ギャレット(73)、リッキー・スキャッグスが取り上げた“Country Boy”で知られるアルバート・リー(71)、イアンとシルビアのグレイトスぺクルドバードのデビッド・ウィルコックス(66)というテレキャスのマスターピッカーたちが集ったチキンピッキン大会。
  RAINS41923 SPENCER & RAINS『The Old Texas Fiddle Vol.2: Weird Tunes of Old Texas』CD(本体\2,450-)\2,646-

Lady in the Center Three Hands Round/Blue-Eyed Susie/Sally Johnson/Rabbit Hash/Porter's Reel/Fire On the Mountain/Old Joe Clark/Chicken Reel/Duck Creek/The Scolding Wife/Wolves in the Wood/Unfortunate Puppy/Long Summer Day/Copper Springs Blues/Skeedaddle/Stumptown Stomp/Waterloo/Kitty Crankie/The Lost Girl/Black Jack Grove/Johnny Walk Along With Your Paper Collar On/Old Paint.

 カンザス出身のトリシア・スペンサーとテキサス出身のハワード・レインズが紹介するコンテストフィドル以前の知られざるテキサスフィドル全22曲集。アパラチアのオールドタイムとは趣を異にするオザークからテキサスのメロディアスでユニークなフィドルチューンの数々が、ふたりのフィドルを軸に、ブレンダン・ドイルのクロウハンマーバンジョー、ナンシー・ハートネスのギター、チャーリー・ハートネスのウクレレ、バージニア・ミューザーのベースによる素晴らしいストリングバンドで演じられるフィドル秀作。ここからあたらしいフィドルレパートリーがたくさん創れそーだよ!!
 ■オールドタイム/フォーク新入荷
  VHR-12003 ANTIQUE PERSUASION『Don't Forget Me Little Darling: Remembering the Carter Family』CD(本体\2,450-)\2,646-

Bury Me Under The Weeping Willow/Broken Hearted Lover/Lonesome For You(I Know What It Means To Be Lonesome)/Lover's Lane/I'm Thinking Of My Blue Eyes/On The Sea Of Galilee/Lover's Return/Hello Stranger/When Silver Threads Are Gold/You're Gonna Be Sorry Cause You Let Me Down/Don't Forget Me Little Darling/Dark And Stormy Weather.

 1927年の真夏、テネシーとバージニア州境の街ブリストルの仮設スタジオで最初に録音された“Bury Me Under The Weeping Willow”以来、最後の録音“You're Gonna Be Sorry Cause You Let Me Down”まで、アメリカ大衆音楽に大きな足跡を残したカーターファミリー。その隠された名曲を掘り起こし、すばらしく現代的なタッチでアレンジして聴かせる女性二人と男性のトリオ、アンティーク パスウェイジョンのデビュー作。
 メンバーは、ロンサム・リバー・バンドのリードボーカル/ギターのブランドン・リックマン、ラリー・コードルのロンサム・スタンダードタイムで超一級のフィドルを聴かせつつ数々のメジャーカントリーバンドでも活躍するジェニー・フリーナー(fd,md)、そしてもうひとりの女性にテキサスで活躍するブレネン・リー(gt,md)を配してオリジナルカーターファミリーのサウンドを念頭に、自由な現代風のアレンジを施し、3人がそれぞれ4曲ずつリードを担当、オリジナルの雰囲気を残しながら聴きやすい作品に仕上げている。カーターファミリー名曲の新解釈に大喝采!
  HAM-014 MIKE + RUTHY BAND『Bright As You Can』CD(本体\2,450-) \2,646-

Bright as You Can/Word on the Street/Rock on Little Jane/What Are We Waiting For/Chasin' Gold/Freckled Ocean/The Ghost of Richard Manuel/Legends Only Appear in Black & White/Simple & Sober/Golden Eye/The Farmer/Goin' Out/Cigarette/When the Sun Comes Around.

 “Ashokan Farewell”の作者として知られるフィドラー、ジェイ・アンガーを父に持つルース・アンガー(fd)。イーファ・オドノバンとともにマット・グレイザーやトニー・トリシュカが主導したウェイファーリングストレンジャーズでの活躍や、アンクルアールのクリスティン・アンドリーセンとイーファとのトリオ、サムタイムズ・ホワイで知られるが、夫のマイク・メレンダ(gt,bj)やピート・シーガーの孫タオ・シーガーらとのオルタナフォークロックバンド、マモルズ(Mammals=哺乳類)でミニアルバム含む7枚の作品をリリースしている。本作はマモルズをさらにグレイドアップ、ルースのオールドタイムをルーツにしつつ、マイクの幅広い感覚でエミルー・ハリスのベーシスト、ジェイコブ・シルバーやエレファントリバイバルのペダルスティール奏者チャーリー・ローズらを迎えたマイク+ルーシーバンドのデビュー作。フォーキーでカントリーロックなオールドタイムポップ……!?!?!?とてもいいぞ。
 ■カントリー/ロック&ポップ新入荷
  U-4723504 ALAN JACKSON『Angels and Alcohol』CD(本体\2,250-)\2,430-

You Can Always Come Home/You Never Know/Angels and Alcohol/Gone Before You Met Me/The One You're Waiting On/Jim and Jack and Hank/I Leave a Light On/Flaws/When God Paints/Mexico, Tequila and Me.

 2年前の前作『Bluegrass Album』から一転、最新作はアラン・ジャクソン(56)本来の正調ホンキートンクカントリー作品は、発売同時に定位置であるビルボードトップカントリーアルバムのチャート1位を確保(前作は3位)、さすがジョージ・ストレイトと並ぶ、現代カントリーのトップランナーだ。
 高校卒業後に地元ジョージア州ニューナンでバンドを結成、妻デニスとともに故郷を出てナッシュビルに向かったのが27歳、デニスがグレン・キャンベルの知己を得てアランにチャンスが回ってきたのが1989年後半、新興レーベルのアリスタと契約、1990年1月に発表した“Here in the Real World”がヒット、31歳にしてスター街道を歩み始めたという。それから25年、ほぼすべてのアルバムをプロデュース(1枚の例外はアリソン・クラウスによる『Like Red on a Rose』)してきたキース・スティーガルと創った24枚目の作品だという。「25th Anniversary KEEPIN IT COUNTRY TOUR」(提供:クボタ)と題したツアーの成功とともに、悠々自適の正統派ホンキートンクCDの発表である。 
  REDH-287 DALE WATSON『Call Me Insane』CD(本体\2,750-)\2,970-

A Day at a Time/Bug Ya for Love/Burden of the Cross/Everybody's Somebody in Luchenbach, Texas/Crocodile Tears/Jonesin' For Jones/I'm Through Hurtin'/Call Me Insane/Heaven's Gonna Have a Honky Tonk/Tienes Cabeza de Palo/I Owe It All to You/Forever Valentine/Hot Dang/Mama's Don't Let Your Cowboys Grow Up to Be Babies.

 テキサス州オースティン在のテキサスカントリーシンガー、デイル・ワトソン(53)の最新作。20世紀最高のカントリーシンガーのひとり、ジョージ・ジョーンズ(1931-2013)に捧げられた“Jonesin' for Jones”をはじめ、正統派ホンキートンクサウンドと力強いバリトンボイスでカントリー世界を作っている。さすがロイド・メインズのプロデュース、テキサスホンキートンクカントリーの直球である。
  JRLA-0008 バンジョーアイ『Love My Love』CD(本体\1,389-)\1,500-

何て素敵な日なんだろう/谷茶前の夜(Foggy Mountain Special/In the Mood)/私を月に連れてって/Blue September/Run Away/どうか目を閉じて.

 今年の宝塚フェスに参加、“Foggy Mountain Special”(FMS)の完璧なアール・スクラッグスを聴かせてくれた沖縄民謡をベースにした「谷茶前(たんちゃめぇ)の夜」で驚かせてくれたバンジョーアイ、2014年のシングル『唄の島』(完売)につづいて同曲を含む6曲入り、全編にバンジョーを上手に使ったJ-ポップ志向の最新ミニアルバム。……FMSがどれほど難しい曲か、バンジョーを弾く人は分かるよね!?
 テレビで偶然耳にしたバンジョーに感動、それまで弾いていた三線からバンジョーに転向、好きな音楽は、アール・スクラッグス、マライア・キャリー、セリーヌ・ディオン、マイケル・ジャクソン、ブレンダ・リー、エルヴィス・プレスリー、そして沖縄民謡という、沖縄でバンジョー奏者/シンガーソングライター、そしてアイドルとして活躍をつづけるバンジョーアイ。OTV沖縄テレビ「飲酒運転根絶キャンペーンCMソング」に起用され現在も放映されているのをはじめ、JTA日本トランスオーシャン航空の機内チャンネル「はいむるぶし」(沖縄出身のアーティストをピックアップして紹介するチャンネル)」に3曲が選出、昨年8月にはハワイのワイキキにて開催された「ハワイ沖縄フェスティバル」にゲスト出演(2日間)、今年7月には米本土、ロサンゼルスで在米沖縄県人会の招きで公演するなど、バンジョー片手に幅広い活躍をつづけるアイちゃん。応援しなくて何とする……!!
 ムーンシャイナー2014年3月号(\540-)でバンジョーアイの特集記事がある。また2015年7月号(\540-)では、彼女の出現で突如!?、活況を呈している沖縄ブルーグラス事情と琉球大学ブルーグラス同好会発足などをアイちゃんがリポートしてくれている。
 ■映像モノ新入荷
  SHA-623D KITTY WELLS AND JOHNNIE & JACK DVD(本体\3,150-)\3,402-

Making Believe - Kitty Wells/I'm a Tom Cat's Kitten - Johnnie & Jack/There's a Poison in Your Heart - Kitty Wells/S.O.S. - Johnnie & Jack/You and Me - Kitty Wells (with Ray Crisp)/I Want to Be Loved - Johnnie & Jack/On the Lonely Side of Town - Kitty Wells/Feet of Clay - Johnnie & Jack (with Ruby Wright)/I'm Gonna Love You One More Time - Johnnie & Jack/I've Kissed You One Last Time - Kitty Wells/Down South in New Orleans - Johnnie & Jack/One by One - Kitty Wells (with Jim Anglin)/No One Dear But You - Johnnie & Jack/Thou Shalt Not Steal - Kitty Wells/Ashes of Love - Johnnie & Jack/After Dark - Kitty Wells/Poison Love - Johnnie & Jack/I Don't Claim to Be an Angel - Kitty Wells/Baby I Need You - Johnnie & Jack/As Long as I Live - Kitty Wells/I Get So Lonely - Johnnie & Jack/Crawdad Song - Kitty Wells, Johnnie & Jack, Ernest Tubb and Others.

 クラシックカントリーファンにはお勧めのキティ・ウェルズと彼女の夫、ジョニー・ライトのデュオ、ジョニー&ジャックの貴重な1950年代カラーフィルムをまとめたもの。1950年代、ショット・ジャクソンのフェンダーのスティールギターとドブロ、レイ・クリスプまたはベニー・マーティンを擁したバックバンドで、キティの“Making Believe”やジョニー&ジャックの“Poison Love”をはじめ、カントリー音楽がまだシンプルで誠実な様子が観てとれる貴重な映像集。
 キティ・ウェルズ(1919-2012)は1952年の“It Wasn't God Who Made Honky Tonk Angels”で女性シンガーとして初めてのチャートナンバーワンヒットを記録、それまでカントリー音楽の男社会という壁を破り、1960年代以降に続々と生まれる女性カントリーのひな形となった。また1991年、全米レコード協会は、カントリーから3人目(ロイ・エイカフとハンク・ウィリアムズに次ぐ。また93年にはビル・モンローとチェット・アトキンスがつづく)、全ジャンル含の女性としては8人目のグラミー生涯功労賞を贈り(同年の受賞者にはボブ・ディランとジョン・レノン)、その功績をたたえ、「カントリーの女王」の異名を持つ。さらに2005年に出版されたビルボードチャートのカントリートップ40の集計によると、彼女はドリー・バートン、ロレッタ・リン、リーバ・マッキンタイアー、タミー・ワイネット、タニヤ・タッカーに次ぐ6番目のヒットメーカーであったことが証明されている。なお彼女、とても数少ないナッシュビル生まれのカントリースターであるという。「カントリー女王」と呼ぶにはあまりに清楚なシンプルライフが伝わってくる映像、毎回、カラーで見る彼女の(カワイイ)ファッションが秀逸である……と妻が申しております。
 ジョニー&ジャック(1938-1963)は、キティの夫であるジョニー・ライト(1914-2011)と、ジョニーの妹ルイーズと結婚するジャック・アングリン(1916-1963)のデュオでテネシーマウンテンボーイズを率いた。1938年のバンド結成時からポール・ウォーレンがフィドラーとして参加、1954年にフラット&スクラッグスにベニー・マーティンの後釜として参加するまで在籍していた。ヒット曲狙いのカントリーながら、ブルーグラスに近い、いわゆるマウンテンな雰囲気を漂わせている。
 本作では、ショット・ジャクソンのドブロとフェンダーのスティールギター、レイ・クリスプやベニー・マーティンのフィドルをフィーチャー、残念ながら歌主体のカントリーのため、ブルーグラスほど楽器はフィーチャーされないが、それでも“Baby I Need You”などでのベニー・マーティンのフィドルは秀逸! 1951年に“Poison Love”がヒット、ルンバビートがカントリー界のトレンドになっている。ベーシストのアーニー・ニュートンは当時、カントリー界で禁止されていたドラムスの代わりにベースを弾きながらスネアドラムを弾くという技を開発している。1950年代後半の貴重なカントリー音楽のカラー映像集である。
 最近作/お勧め作、再入荷
 (すでに新入荷で紹介済の作品たちです)
 ■月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
 (最新8月号、記事や特集などの話題作品です)
  SONY510135 V.A.『Orthophonic Joy: The 1927 Bristol Sessions Revisited』2CD(本体\2,750-)\2,970-

I’m Redeemed-Doyle Lawson & Quicksilver/Bury Me Beneath the Willow-Emmylou Harris/Black Eyed Susie-Marty Stuart/When They Ring Those Golden Bells-Dolly Parton/The Storms Are On the Ocean-Ashley Monroe/Sweet Heaven When I Die-Steve Martin and the Steep Canyon Rangers/Where We’ll Never Grow Old-The Church Sisters/In the Pines-Brad Paisley & Carl Jackson/The Wandering Boy-Sheryl Crow/Train on the Island-Larry Cordle & The Virginia Luthiers/Johnny Goodwin〜The Girl I Left Behind-Jesse McReynolds & Carl Jackson/Shall We Gather at the River-The Chuck Wagon Gang & The Orthophonic Choir他全37tracks

カーター・ファミリー、ジミー・ロジャースを輩出した『ブリストル・セッションズ』(1927年)をカントリーやポップ・シーンの有名スターが再演するという超話題盤。2014年にバージニアとテネシーの州境の町ブリストルに、スミソニアン財団の下” Birthplace of CountryMusic Museum”がオープンしたことを記念して企画されたコンピレーション。ブリストルが“カントリー・ミュージック生誕の地”として知られるきっかけとなった歴史的レコーディング『ブリストル・セッションズ』(1927年)を、現役で活躍するヴィンス・ギル、ドリー・パートン、マーティ・スチュワート、シェリル・クロウ、アシュリー・モンロー(ピストル・アニーズ)、ブラッド・ペイズリー等、錚々たるアーティストが再録音したコンピレーション。
  BCD-15423 BILL MONROE "1950-1958" CD4枚組(本体\11,000-)\11,880-(受注後2−3週で入荷)

 ビル・モンロー(m)がジミー・マーチン(g)、バッサー・クレメンツ(f)、ルディ・ライル(bj)等と作り上げたデッカ移籍、最初の録音から1958年までのコンプリート。後にハイロンサム・サウンドと呼ばれる究極のブルーグラス。
  FB-1002 NESSIE EXPEDITION『Hear the First Whippoorwill』CD(本体\2,000-)\2,160-

 1973年、大学を出たばかりの若者たち、本間正敏(法政大)、松本康男(千葉大)、窪田光紀(青学大)らが結成、1976年にLP『Hello City Limits』を発表し、渡米ツアーを行ったネッシーエクスペディション。仕事も家庭も一段落し、2012年に再び渡米ツアー、37年ぶりの興奮に、ついつい(!?)2014年1月に山田重夫(関学大)と佐藤美和(法政大)を加えバンド再編、最新CDアルバムを制作。ビル・モンローのカバーを中心にネッシー流のソリッドグラスとハイロンサムを聴かせる。
  K-TEL-3452 BILLY & TERRY SMITH "Long Live the Dead"CD(本体\1,980-)\2,138-

Friends of the Devil/U.S.Blues/Uncle John's Band/Sugar Magnolia/Touch of Grey/Casey Jones/Ripple/Truckin'/Sugaree/Alabama Getaway.

レッドクレイより2枚のアルバムを発表しているビリー(g,v)&テリー(bs)・スミス兄弟のグレイトフル・デッドに捧げるアルバム。全編にデビッド・グリアとロバート・ボウリン(最後のブルー・グラス・ボーイ)をリード・ギターにデッドの有名曲をカバーするバンジョーレス・アコースティック・グラス。アルバム・コンセプトが先行した廉価企画作品ではあるが、デッドの名曲をうまくアコースティック・サウンドにアレンジし、楽しく聴ける10曲に仕上げている。ロンサム・リバー・バンドやデル・マッカーリーをはじめ、多くのトップ・アーティストの代表曲を書いているブルーグラス・ソングライターとして超一級のビリーと、現在、グラスカルズでステディーなベースを鳴らし続ける職人、テリーの本来の音楽は、我がレーベルの“Grass Section”(RC-111 CD\2,646-)を是非聴いて頂きたい。…この作品はナッシュビル音楽産業が生み出したユニークなコレクターズ・アイテムである。
 【ムーンシャイナー8月号レビュー紹介作品】
  MFR-150602 SIDELINE 『Session 2』CD(本体\2,450-) \2,646-

Mountain Girl/I Won'T Go Away/Flora, The Lily Of The West/I'D Rather Die Young/Kentucky Country Home/Don'T Come Running/Mountain Song/Going Across The Sea/Lord Don'T Leave Me Here/Rose In Paradise/Handsome Molly全11曲

BRIAN ALDRIDGE(m),STEVE DILLING(bj),JASON MOORE(bs),SKIP CHERRYHOLMES(g),GUEST:RON STEWART(f),AARON RAMSEY(m)
サードタイムのスティーブ・ディリング(bj)を中心のスーパーセッション・バンドの第2作。デキシー・ジェントルメン、ブルーグラス・カージナルス等の渋い選曲とトラッドを巧くちりばめて、気持ちよいストレートなブルーグラスを演じる。
  RUR-1130 RONNIE RENO『Lessons Learned』CD(本体\2,450-) \2,646-

Lower Than Lonesome/Lessons Learned/I Think Of You/Sweet Rosa Lee/Deep Part Of Your Heart/Reno'S Mando Magic (Instrumental)/Trail Of Sorrow/All That'S Worth Remembering/Our Last Goodbye/Bad News At Home/Always Late (Bonus Song With Special Guest David Frizzell)全11曲

RONNIE RENO,MIKE SCOTT, JOHN MABERRY, HEATH VAN WINKLE, STEVE DAY, HARRY STINSON, ROBIN SMITH, JACKIE MILLER, SONYA ISAACS, DAVID FRIZZELL

ベテラン、ロニー・レノのソロプロジェクト。レノ&スマイリー、オズボーン・ブラザーズ、マール・ハガード&ストレンジャーズ、レノ・ブラザーズとして又、人気テレビ番組のホスト役としても活躍してきた彼の集大成的作品。上質のアコースティック・サウンドをバックに優しいボーカルを聞かせるロニーの最高傑作。
  AWR-003 BLUEGRASS STOMP『Bluegrass St0mp』(本体\1,000-)\1,080-

東京高円寺のライブバー、ムーンストンプのセッション・ディから生まれたブルーグラス・ストンプのデビュー作。小杉の小気味良いバンジョーとビル・クリフトンやジンジャー・ボートライト等の洒脱な選曲でケレン味の無いストレートなブルーグラスを聞かせる。
PATUX-268 SPRINGFIELD EXIT『That Was Then』CD(本体\2,450-)\2,646-
 なんと!1980年代を席巻したジョンソンマウンテンボーイズのメンバーが3人、トム・アダムズ(bj)、デビッド・マクローリン(md)、マーシャル・ウィルボーン(bs)!! その3人にリンダとデビッドのレイ夫妻のボーカルとギター。“Some Old Day”“I've Endured”“Till the Rivers All Run Dry”ほか、フィドルレスの4人の楽器が見事にリンダの、実に素直な、メチャ上手ボーカルをキッチリと支える。リン・モリスを髣髴させる上質のブルーグラス。
  COMP-4647 MR.SUN『The People Need Light』CD(本体\2,450-) \2,646- 7/31発売

The Likes of You/The Fiddler’s Boot/A Little Heart’s Ease/Hunter’s Permit/A Stranger Come to Town/Ben’s House/If I Were a Bell/The People Need Light/Key Signator/After You’ve Gone/Dry & Dusty全11曲

 ダロル・アンガー(f)、ジョー・ウォルシュ(m)、グラント・ゴディー(g)、イーサン・ヨジェビッツ(bs)というアコースティック音楽界の優れたプレイヤーによる新ユニット。ブルーグラスをベースにより広いアコースティック・ストリング・バンド音楽を聞かせる。
  PC-1197 LORRAINE JORDAN & CAROLINA ROAD『Country Grass』CD(本体\2,450-) \2,646-

Runnin' Water(ケンタッキー・ヘッドハンターズ)/I Got Mexico (エディ・レイバン)/Darned If I Don't, Danged if I Do (マーティ・レイボン)/Common Man (ジョン・コンリー)/Ready for the Times to Get Better (クリスタル・ゲイル)/ Dixie Road (リー・グリーンウッド)/You Can Have Her (ジム・エド・ブラウン)/Boogie Grass Band/Digging Up Bones/Do You Want To Go To Heaven ( T. G. シェパード)/Don't Close Your Eyes (feat. ジェシー・キース・ホィトリー)/Rose Garden (リン・アンダーソン)/ Last Date/Seminole Wind (ジョン・アンダーソン)全14曲

 ドーター・オブ・ブルーグラスの創立メンバーの一人、ロレイン・ジョーダン率いるキャロライナ・ロードとカントリーのスーパースターとの共演アルバム。ジョッシュ・ゴーフォース(f,g,m)、ベン・グリーン(bj)、トミー・ロング(g)という名うてのメンバーがバックを務め、故キース・ホイットリーの息子ジェシーを含む、カントリー・スターを迎えて彼らのヒット曲をブルーグラス・スタイルで演じる意欲作。8/24(月)11:00からラジオ関西「谷五郎の心に聞くラジオ」の「ブルーグラスなう」で特集されます。
 ■ブルーグラス最近作/お勧め作
  RUHK-8006 THE BAND OF RUHKS CD(本体\2,450-)\2,646-(歌詞付き)

1990年代ブルーグラスをリードしたロンサムリバーバンド(LRB)のOB、ロニー・ボウマン、ケニー・スミス、ドン・リグスビーのトリオよる超話題の新バンド、「バンド・オブ・ルックス」のデビュー作。カントリーのソングライターとしてブルックス&ダンやケニー・チェズニーのナンバーワンヒットをはじめアラン・ジャクソンのブルーグラスバンドでも大活躍、大成功を収めたロニー、妻アマンダとともにその素晴らしいギターコード感覚と繊細なリードギターであたらしいアンサンブルを創り、昨年アマンダが初のIBMA最優秀女性ボーカルに輝き、自身もIBMA最優秀ギター奏者を2度受賞しているケニー、幼少時からラルフ・スタンレーに可愛がられたという生粋のブルーグラスっ子にして現在ブルーグラス界最高のテナーシンガーのひとりであるドン、それぞれの成長を如実に物語るすばらしいアルバム。ステュアート・ダンカン、ジム・バンクリーヴ(f)、スコット・ベスタル、ロブ・マッカーリー、ロン・スチュワート(bj)、ジャスティン・モーゼズ(bj,db)、ロブ・アイクス、ジミー・スチュワート(db)、バリー・ベイルズ、アラン・バートラム(bs)、クリス・ブラウン(drums)など、説明不要のトップミュージシャンがサポート。
  BB-2014 BECKY BULLER『'Tween Earth and Sky』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ムーンシャイナーに連載で大特集を組んだ新進気鋭の女性ブルーグラス。女子大生バンドが飛びつきそうな可愛いキャッチーな1曲目(ほんでバックは、ロン・ブロックやケニー・スミスらによるハイテクブレイクの連続……)から、全編にブルーグラス出身女性シンガーソングライターらしいタッチと、素晴らしいフィドラーとしての資質から生まれるトラッドに根ざした現代ブル―グラス、ベッキー・ブラー最新第3作。唯一のカバー、1988年に第1回グラミー賞ブルーグラス部門を獲得したビル・モンロー曲“Southern Flavor”では、オリジナル録音と同じバディ・スパイカーやブレイク・ウィリアムズにモンロー代役ローランド・ホワイト、そしてピーター・ローワンとのデュエットでボーカルパートを創作等々、……ベッキーの素晴らしいアパラチア/ブルーグラス愛に満ちた大秀作ブルーグラス。
  ROU-9168 STEEP CANYON RANGERS『Tell the Ones I Love』CD(本体\2,450-)\2,646-

 間もなく最新作がリリースされるスティーブ・キャニオン・レンジャーズ、前作『Nobody Knows You』(ROU-0648 \2,573-)がグラミー賞を受賞、またIBMAアワードショウのホストを務め、またスティーブ・マーティンとエディ・ブリッケルとのコラボ等の幅広い活躍で、現在もっとも知られるブルーグラスバンドとなった彼等の現在の時点で最新作。ウッドストックにある故リボン・ヘルムのスタジオでラリー・キャンベルが制作、さりげないリフの使い方に只ならぬセンスを感じさせるインテリ系ブルーグラス!?というあたらしい志向を目指す風のオリジナル作品集。2013年秋発表と同時にビルボード・ブルーグラスチャート第1位となっている。
  SMM-1012 LAURIE & KATHY『Sing the Songs of Vern & Ray』CD(本体\2,450-)\2,646-

ローリー・ルイスとキャシー・キャリック、トラッドグラスとバーン&レイへの愛情が溢れた秀作。「バーンとレイ」というたったひとつのバンドの存在が、サンフランシスコのブルーグラス伝統を生んだのだろう。バーン・ウィリアムズの胸を掻き毟られる……あのテナー、その音楽のツボをよーく承知し、女声ながらその感情を見事に再現、聴かせてくれるローリー・ルイスとキャシー・キャリック共演の最新作。ヘイゼル&アリスが1960年代、モンローに捧げたようなハイロンサムアルバムを成したように、ローリーとキャシーは、バーンが愛したフォスターやカーターファミリーを中心に女性がトラッドグラスの真髄を演じる素晴らしさを聴かせる秀作。
  ROU-9122 STEELDRIVERS『Hammer Down』CD(本体\2,450-)\2,646-

Shallow Grave/How Long Have I Been Your Fool/When You Don't Come Home/Burnin' the Woodshed Down/Cry No Mississippi/When I'm Gone 他全10曲

 ハイロンサムとトワンギーなリフをミックス、「ビル・モンローとロバート・ジョンソンの出会い」などというキャッチで知られるスティールドライバーズ、前作。クラスタープラッカーズで知られるリチャード・ベイリー(bj)、マイク・フレミング(bs)、のちにアリソン・クラウスのユニオンステーションに移行したアダム・ステッフィやティム・スタッフォードとのダスティミラー出身のタミー・ロジャーズ(f)といった、ナッシュビルの酸いも甘いも知るベテランたちオリジナルメンバーに、本作からアラバマ州マスクル・ショールズのシンガー/ソングライターで30歳のゲイリー・ニコルズ(g)とクラスタープラッカーズやディキシーチックスのブレント・トリット(m)が新加入。スティールドライバーズの曲をカバーするビッグなポップスター、アデルが「彼らは、ブルース、カントリー、ブルーグラス、そして粋なバンドですごい」という、スワンプ風(泥臭い)サザンロック調ハイロンサム!?を構築している。ムーンシャイナー誌2008年2月号(\525-)にカバーストーリーあり。
 ■インスト最近作/お勧め作
  RGMCD-018 CHET ATKINS『8 Classic Albums』CD4枚組(本体\2,450-)\2,646-

 20世紀のギターの神様とまで言われた「ミスターギター」、つまりギターの化身!?チェット・アトキンス(1924-2001)。NHKラジオのお昼になると必ず流れていた「カントリージェントルマン」とか、ヤンキードゥードルとディキシーの同時弾きとか……。マール・トラビスのケンタッキーサムスタイルにはじまり、ジャンゴ・ラインハルト、ジョージ・バーンズとレス・ポール、そして後年にはジェリー・リードに影響を受けたと言い切るチェット。これは1952年のファーストLPアルバム『Chet Atkins' Gallopin' Guitar』から順に、『Stringin' Along with Chet Atkins』(1953)、『A Session with Chet Atkins』(1954)、『Chet Atkins in Three Dimensions』(1955)、『Finger Style Guitar』(1956)、『Chet Atkins at Home』(1957)、『Hi-Fi in Focus』(1957)、『Chet Atkins in Hollywood』の8枚を完全収録した全90曲。
 ■オールドタイム/フォーク最近作/お勧め作
  CO-2719 CAMP CREEK BOYS『Old Time String Band』CD(本体\2,450-) \2,646-

Fortune/Let Me Fall/Old Joe Clark/Fall On My Knees/Honeysuckle/Suzanna Gal/June Apple/Cider Mill/Fire In The Mountain/Soldier'S Joy/Lonesome Road Blues/Cotton Eyed Joe/Breaking Up Christmas/Pretty Little Girl全14曲

 1930年に結成されながらもフォークリバイバルで発見されるまではひっそりと伝統的なスタイルを守り続けたキャンプ・クリーク・ボーイズ、長らく廃盤だった1967年の録音が再発売。カイル・クリード(bj)、フレッド・コッカラム(f)、アーネスト・イースト(f)、ポール・サトフィン(g)、ロスコウ・ラッセル(g)、バーレン・クリフトン(m)を擁した最も重要なサザン・マウンテン・オールドタイム・ストリング・バンド。
 ■カントリー最近作/お勧め作
  CSRINC-003 LYNN ANDERSON『Bridges』CD(本体\2,650-) \2,862-

 追悼、1970年、世界ヒット「ローズガーデン」を飛ばしたリン・アンダーソン(1947年9月26日- 2015年7月30日)の遺作となった最新カントリーゴスペル集。2005年、彼女にとって30年ぶりのグラミーノミネーションを勝ち取った『The Bluegrass Sessions』のビル・ボーンディックがプロデュースを担当。衰えないボーカルにオーク・リッジ・ボーイズやマーティン一家などをゲストに溌剌としたゴスペルを聴かせる。
  NOT2CD-541 GEORGE JONES『Sings Hank & Bob』2CD(本体\1,750-)\1,890-

DISC1[Salutes Hank Williams]Cold Cold Heart/Nobody's Lonesome For Me/Hey Good Lookin'/Howlin' At The Moon/There'll Be No Teardrops Tonight/Half As Much/Jambalaya (On The Bayou)/Why Don't You Love Me (Like You Used To Do)/Honky Tonkin'/I Can't Help It (If I'm Still In Love with You)/Settin' The Woods On Fire/Window Shopping[Sings Bob Wills]Bubbles In My Beer/Faded Love/Roly Poly/Trouble In Mind/Take Me Back To Tulsa/The Warm Red Wine

DISC2[My Favourites Of Hank Williams]Wedding Bells/I Heard You Crying In Your Sleep/I Just Don't Like This Kind Of Living/You Win Again/I Could Never Be Ashamed Of You/You're Gonna Change/Lonesome Whistle/A House Without Love/Your Cheating Heart/They'll Never Take Her Love From Me/Mansion On The Hill/Take These Chains From My Heart[Sings Bob Wills]Time Changes Everything/Worried Mind/Silver Dew On The Bluegrass Tonight/San Antonio Rose/Steel Guitar Rag/Big Beaver全36曲

 最も優れたカントリー歌手の一人ジョージ・ジョーンズ(1931-2013)による『Salutes Hank Williams』(1960)と『My Favorites of Hank Williams』(1962)2枚のハンク・ウィリアムス・カバー集と『Sings Bob Wills』(1962)ボブ・ウィルスのカバー・アルバムを集めた廉価盤コンピレーション。
RCSI-1129 RALPH STANLEY & FRIENDS『A Man of Constant Sorrow』CD(本体\2,950-)\3,186-
 レッド・ツェッペリンのロバート・プラントやエルビス・コステロほかとの共演で超話題のラルフ・スタンレー最新作。そのほか、ギリアン・ウェルチ&デビッド・ロウリングス、カントリー界からはジョッシュ・ターナー、ダークス・ベントリー、リーアン・ウォーマック、超人気オールドタイムストリングバンドのオールド・クロウ・メディスン・ショー、そしてブルーグラスからはデル・マッカリー、リッキー・スキャッグス、ビンス・ギルらがラルフとコラボ。ジム・ローダデイルとバディ・ミラー(エミルー・ハリスで知られる)共同プロデュース。米国でも国内のレストランチェーン「クラッカーバレル」の店頭のみの限定発売という希少盤!お買い逃しのなきように……!!
  DDCD-00721 V.A.『Constant Sorrow:A Tribute To Ralph Stanley』CD(本体\2,450-) \2,646-

 ラルフ・スタンレーの孫、ネイサンとグラミー・ノミニーのエンジニア、エリック・ポールの共同プロデュースによる、非常に興味深いラルフ・スタンレー・トリビュート作。ビンス・ギル&レベッカ・リン・ハワード"Pretty Polly"、マーティ・レイボン&ソニア・アイザックス"Constant Sorrow"、ジェフ・ベイツ"I Think I'll Go Away"、エリアコード615のアレンジを髣髴させるチャーリー・マッコイ"Little Maggie"他、ラストのロンダ・ビンセント"The Darkest Hour"、女帝の貫禄に相応しい唄いっぷりが素晴らしい。
 ■お勧め発掘・編集最近作/お勧め作
  RGMCD-119 FLATT & SCRUGGS『Seven Classic Albums Plus Bonus Singles』4CD (本体\2,450-)\2,646-

フラット&スクラッグスの『Foggy mountain jamboree』『Country music』『Songs of glory』『With foggy mountain boys』『Foggy mountain banjo』『Songs of the famous Carter family』『Folk songs of our Land』7枚のアルバムに加えて13曲のシングル全92曲が収録された廉価盤4枚組。
  PATUX-136 THE MAYFIELD BROTHERS『Vintage Recordings 1948-1956』CD(本体\2,450-) \2,646-

I'm Knockin' on Your Door/Arizona Moon/Midnight Ramble/When You Go, Don't Write to Me/Poison Love/Cotton Eyed Joe/The Old Hometown/Mother Was Called Away/Lonely Heart Blues/My One and Own/High Plains Breakdown/On and On/Rocky Mountain Goat/Just a Little Talk With Jesus/Pardon My Whiskers/Sawing on the Strings/Bill Cheatham/Holiday for Love/Black Mountain Rag/Where Could I Go But to the Lord/I Have Found the Way 全21曲

 1951年から52年、54年、58年と3度にわたってビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズに在籍し、それぞれ短い期間ながらも"Christmas Time's A-Coming""The First Whippoorwill"や、"I Saw the Light""Precious Memories"などのゴスペル名曲を録音し、レスター・フラット、ジミー・マーティンと並び称せられるリード・ヴォーカリストとして、ブルーグラスの歴史に名を残した夭折のシンガー/ギタリスト、エド・メイフィールド。ピーター・ローワンやデヴィッド・グリスマンなど次世代の大物たちにも絶大な影響を及ぼした彼が兄弟ふたり、ハーブ(m)とスモーキー(f)とのメイフィールド・ブラザーズとして48年から56年の間に録音したプライヴェート音源15曲と、55年から56年にかけてニュー・メキシコでスタジオ録音した6曲("Poison Love""The Old Hometown"など)を収録した、アーリー・ブルーグラスの貴重な音源集。
  BACM-418 BILL CLIFTON & HAMILTON COUNTY BLUEGRASS BAND『Two Shades of Bluegrass』CD(本体\2,450-) \2,646-

 1970年、ビル・クリフトンが平和部隊に在籍していたとき、ニュージーランドのハミルトン・カウンティ・ブルーグラス・バンドと録音したすばらしいトラッドグラス作品。全28曲、ビル・クリフトンのブルーグラスとトラッドソング/フィドルチューンなどの弾き語りの両方が楽しめる、若いビルの貴重なCD化である。
 ■映像ものお勧め作
  MASON-2015 BRENT MASON & RANDY MASON『Two Brothers Two Guitars』DVD(本体\2,650-)\2,862-

 ナッシュビルのセッションギタリストとして圧倒的な信頼を受けるブレント・メイソン、バックは兄弟ランディのリズムギターのみで素晴らしい音楽とギターテクニックを堪能するDVD映像集。ただしカメラワークはシロートレベルの、撮っただけだが、そんなことより、テレキャスターを多彩に弾きこなすアメージングなフィンガーワークとサムピックと自在なフィンガーピッキンに目を奪われてください。
  TIKI-9901 DAN GELLERT DVD+CD(本体\3,300-)\3,564-

 オールドタイム「チキ」パーラーからの第2作、ダン・ゲラートのバンジョーとフィドル、そしてすごいボーカルのソロパフォーマンスがたっぷり。すごいオールドタイムミージシャンの全容がDVDとCDで堪能できる素晴らしい作品。ちなみに2012年、ダンを発見したライ・クーダーは彼との初デュオライブにオハイオまで出向いたという。また、アンクルアールのレイナ・ゲラートは娘である。
  MP-0510 LESTER FLATT AND THE NASHVILLE GRASS 'First Generation Bluegrass'(本体\2150-)DVD\3,402-[映像再入荷]

フラット&スクラッグス解散後レスター・フラットが'69年に新たに結成したナッシュビル・グラスの貴重な映像、ローランド・ホワイト、ハスケル・マコーミック、ジョッシュ・グレイブス(d)、ポール・ウォーレン(f)、ジョニー・ジョンソン(g)よるサウンドが楽しめる。ビル・エマーソン(bj)、ジミー・グッドロウ(m)、ウェイン・イエイツのカントリー・ジェントルメンによるも"Matterhorn"も収録。これで最後の入荷かも?お早めに。
  MP-0410 VARIOUS ARTISTS 'Pioneers And Legends' DVD (本体\3,150-)\3,402-

Mule Skinner Blues/Rawhide(Bill Monroe And The Bluegrass Boys)/Folsom Prison Blues/Shucking The Corn(Lester Flatt And The Nashville Grass)/All I Have To Offer You Is Me/The Silver Haired Daddy Of Mine/Tis Swet To BeRemembered(Mac Wiseman)/New Jerusalem Way/Are You Washed In The Blood/How Can You Refuse Hime Now(Lewis Family)/Hard Hearted/Paradise/Cotton Mill Man(Jim And Jesse Mcreynolds And The Virgina Boys)/Five Hundred Miles/I Just Think I'Ll Stay Around(Sam Bush & Tony Rice)

これまた貴重なお宝映像集。'93年のトム・ユーイング、ロバート・ボウリン等在籍時のビル・モンロー、'71年のレスター・フラット、'75年のルイス・ファミリーのテレビ・ショー、'01年のマック・ワイズマンの弾き語り、'77年のジョー・メドウズ(f)、ガーランド・シュピング(bj)参加のジム&ジェシー'71年、サム・ブッシュとトニー・ライス在籍時ののブルーグラス・アライアンス等々。
これが最後の入荷かも?お早めに。
  RC-127D BLUEGRASS 45『That's the Time: 1996 Reunion』DVD-R(カラー43分) \2,646-(本体\2,450-)

 1967年、NYのフォーククラブを模した神戸元町のコーヒーショップ「ロストシティ」で結成された 6人組のブルーグラス45。1971年6月から9月まで、米国東部/南部とカナダをツアー。米レベル社からLP2枚を発売して帰国後解散した45が1996年春、前年の阪神大震災を機に解散25年を記念してリユニオンツアーしたとき、カメラマンの吉田恒星が制作監督したライブ・ドキュメント映像作品。
SHA-611D〜SHD-620D Best of the FLATT & SCRUGGS TV Showシリーズ10巻 DVD各(本体\3,150-)\3,308-

 2007年から2010年にかけて発表された1960年代初期、その絶頂期にあったフラット&スクラッグスのテレビショウ各30分番組を2本ずつ収め、全10巻として発売されたDVDが現在、全巻揃っています。いつ製造中止になるか分かりません。ブルーグラス史上もっとも重要なDVDシリーズ、この機会にお揃え下さい!
 
 楽器関連作品
 (楽器奏法や教則など、さまざまなご相談に関してはミュージシャン歴豊富なスタッフがアドバイス、また楽器につきましても、本体やパーツ/アクセサリーなど、ビンテージを含めて各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
 ■ギター
  FBR-1003 KENNY & AMANDA SMITH 『Catch Me If I Try』CD(本体\2,450-)\2,646-

IBMA最優秀ギタリストの超絶フラットピッキンもさることながら、その選び抜かれたリズムギターの凄さ!! たったスリーコードでもこの広がりを創るデリケートさに驚かされるケニー・スミスと妻のアマンダのボーカルに若手注目のコリー・プラット(m)、ベースには川口市に高校生ブルーグラス親善国際交流の一員として来日したオースティン・ウォード(フィドルのクリスチャンの兄)、そしてバンジョーにゲストとしてロン・スチュワートを迎えたケニー&アマンダ・スミス、2012年の作品。知的でデリケートなギターにますます磨きのかかったケニーを中心に「バンド・アンサンブル」を楽しませてくれる優しいアルバムだ。ちなみにケニー、須田ギター(B.O.M.でも取り扱ってますよ!)のアドバイザーで愛用者でもある。 
  FGM-1433 BRAD DAVIS『Not Gonna Let My Blues Bring Me Down』CD(本体\2,450-)\2,646-

Old Number Nine/Dawg Diddy/Big Timber/Rank Stranger/I Love My Guitar/California 他全14曲

マーティー・ステュアート・バンドからアー ル・スクラッグス・ファミリー&フレンズ・バンドなどで知られてきたブラッド・デイビスの2003年リリースのソロ作品。各曲ごとに1人のゲスト、サム・ブッシュ、アール・スクラッグス、デビッド・グリア、 ジョン・ジョーゲンソン、グレン・ダンカン、グレッグ・デイビス、ロブ・アイクス、映画俳優の ビリー・ボブ・ソーントンとスティックスのトミー・ショウらを迎え、自身のベースとドラムスを加えた見 事なニューグラス作品に仕上げている。
 ■バンジョー
  WOU-1007 EARL SCRUGGS『Nashville's Rock』CD(本体\2,450-)\2,646-

Honky Tonk Women/Hey Jude/Something/Train #45/In the Gloryland/Nashville Skyline Rag 他全11曲

 1969年にフラット&スクラッグスを解散、アール・スクラッグス・レビューがデビューするまでの間、47歳のアール個人名義で1971年に発表された幻のバンジョーインスト集のCD化。当時、このポップなロッキンサウンドには散々な評価だったが、わたしはこのアルバムでバンジョーのトーン、そしてアール独特のメロディの取り方(スリーフィンガーとの折り合い)を学んだつもりだ。当時17歳の息子ランディのほか、ナッシュビルのスタジオ・ミュージシャンと女性ソウルボーカリストたちに囲まれたアールが、当時のロックヒット曲を次々と演じる。見事なスリーフィンガーでの"hey Jude"、トラッドゴスペルが美しい大地を感じさせる"In the Gloryland"、そして最後にオーケストラとの生指単音弾き"Bridge Trouble Water"など、アールのバンジョー天国だ。アール信奉者、必聴/必携の一枚だぞッ!!
  ROU-3626 BELA FLECK & ABIGAIL WASHBURN CD(本体\2,450-)\2,646-(歌詞付き)

 ムーンシャイナー2015年の1月号と2月号の連載「IBMA基調演説全訳」で吐露されたベラ・フレックのブルーグラス愛、そしてバンジョー愛に、ベラを見直された方も多いのではないでしょうか? 彼が妻のアビー・ウォッシュバーンと、「3.11」を念頭に創られ曲を含む全編バンジョーのみで、愛息ジュノのために愛情いっぱい込めて創られたフレック家の宝物のような、あらゆるジャンルを超えて音楽好きな人すべてに贈る素晴らしく嬉しい絶対のお勧め最新作品。
 ■マンドリン
  PATUX-234 CORY PIATT『Daydreams』CD\2,573-(本体\2,450-)

 全米NBCネットのオーディション番組「America's Got talent」で勝ち抜いて話題となっているマウンテン・フェイスバンドのメンバー、コリー・ピアット(m)2012年リリース、若者のスタンダード・ジャム曲となりつつあるダロル・アンガーの"Ride the Wild Turkey"ほか、ボーカル曲を4曲(話題のボックスカーズのキース・ギャレットが2曲とロニー・ボウマン1曲、ブルームーン・ライジングのブランドン・ボスティック1曲)に自身のオリジナル・インスト曲を配した、バラエティに富んだ楽しめるマンドリンインスト集。元クレア・リンチ・バンドやトニー・ライス・ユニットのブライアン・マクドウェル(f,g)、元シエラ・ハル・バンドのジェイク・スタージェル(g)、スコット・ベスタル(bj)とランディ・コーアズ(d)、マーク・シャッツ(bs)というベテランが脇を固める。 
  MH-1523 DANNY ROBERTS 『Nighthawk』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ザ・グラスカルズのマンドリン奏者ダニー・ロバーツの素晴らしい最新ソロ第2作。1曲目からモンロー風ストンプで度肝を抜くギターソロを聴かせ、2曲目のタイトルトラックはカンジェンの“Nightwalk”を思わせる“Nighthawk”はサム・ブッシュのフィドルとマンドリンがカッコイイ! サム以外に、マイク・コンプトンとロニー・マッカーリーのマンド仲間、そのほかクリスティン・スコット・ベンソン女史、オウブリー・ヘイニー、ジミー・マッティングリーらを配して現在ナッシュビル最良のアコースティック/ブルーグラスのトーンとアンサンブルを聴かせてくれるマンドリン作品。
  OR-1469 ADAM STEFFEY『New Primitive』CD(本体\2,450-)\2,646-

IBMA最優秀マンドリンを最近の3年連続を含めて合計9回受賞、当代随一と言っていいマンドリン奏者アダム・ステッフィ第3作。妻ティナのクロウハンマーバンジョーとのデュオではじまり、ゼブとサマンサというスナイダーファミリーで活躍する10代の兄妹をフィーチャー、全曲がトラッドという、思い切ったオールドタイム・フィドル・チューンをベースにした「新しい根源」といった対義語的なタイトルの意欲作である。
 ■フィドル
  ROU-0351 J.P. & ANNADEENE FRALEY "Maysville" CD(本体\2,750-)\2,970-

Steptown/Black Hawk Waltz/Lorena/Wild Horse/Hunky Dory/Sally Ann/South他全26曲

なんと優しく美しいオジイチャンのフィドルとオバアチャンのギター。ベースだけをバックに決して華麗とは言えないが、心の篭ったフィドル・チューンの数々を聴かせる。バージニアやノース・カロライナのフィドルとは違い、同郷の伝説的なエド・ヘイリーから、隣のウェスト・バージニアのクラーク・キッシンジャーを経て、ケニー・ベイカーが華麗に仕上げた単音を多用する奏法だ。ゆったりと腰を掛け、しみじみと伝承民俗音楽の優しさと暖かさを聴いて頂きたい。
  VSR-002 FRED CARPENTER "In the Stillness" CD CD(本体\2,750-)\2,970-
 
ナッシュビルで「バイオリン・ショップ」を経営しながら、悠々とした人生観が心地好いフレッド・カーペンターの1996年の作品は、ラス・バレンバーグ(lg)とロイ・ハスキー・ジュニア(bs)、デビッド・ロメオ(g)、ジム・ダント(drums)、トム・ローディー(perc)で美しい透明感のあるジャズ、ラテン、ニュー・エイジ調アコースティック作品。ラスのリード・ギターが彼らしくてとても気持ちいい。
 ■ドブロ
  ROU-35772 EARLS OF LEICESTER CD(本体\2,450-) \2,646- 

 ジェリー・ダグラスの音頭取りで集まったナッシュビルのトップ・ミュージシャンによるフラット&スクラッグス・カバー作品。
アンクル・ジョッシュに大いに敬意を表しながらもキラリと光るセンスはジェリーならでは。
  SH-3938 JERRY DOUGLAS『Lookout for Hope』CD(本体\2,450-)\2,646-

Little Martha/Patrick Meets the Brisbats/Footsteps Fall/Monkey Let the Hogs Out/Cave Bop/Wild Rumpus/In the Sweet By & By/The Suit 他全11曲

 メロディアスなソロ、サム・ブッシュらとのハイパーグラス、そして最後のジェイムズ・テイラーの ボーカルに至るまで、隙のない完璧な最先端アコースティック音楽の粋を聴かせるジェリー・ダグラス、2002年の作品。モーラ・オコンネル とジェイムズのボーカルの他、ブライアン・サットンのギターも、ステュアート・ダンカンのフィドル も、ジェフ・コフィンのサックスも、みんな歌っている。ブルーグラス楽器とそのノウハウが、超一級 のアーティストの手にかかった時、とんでもないレベルの新しい音楽が生まれる。アリソン・クラウスの ユニオン・ステーションのメンバーとして活動を続けながら、自身のジェリー・ ダグラス・バンド、プロデューサーとしても数々の実績を重ねるジェリーならではのバランス感覚で、とても楽しいアルバム。
 ■楽器、その他……
 (スタッフは全員、バリバリピッカーです。どんなことでもお気軽にお問い合わせください)
  [スタイリッシュで機能性も高いマウンテン・トレイル・ギグバッグ!!]
 軽くてしかもヘビーデューティなAAAバッグMountain Trail シリーズ登場。#1680デニールナイロン生地、10mm幅の大型ジッパーを採用しています。またポジション移動可能のネックホールドクッションを装備し、愛器のネックをしっかりと支えます、バッグ内部全面は20mm厚クッションを施しています。また、バッグの外ボトム部にはラバーパットを取り付け接地面からの衝撃を和らげます。
これからのシーズン、フェスやアウトドア、ライブ移動にとうれしいバッグが出来上がりました。
AC-100 Mountain Trail Guitar Bag ドレッドノートギタータイプ用 \8,640-(税込み)約1.7Kg
AC-200 Moutain Trail Banjo Bag リゾネーターバンジョー用 \8,640‐(税込み)約1.4kg
AC-300 Moutain Trail Mandolin Bag フラットマンドリン用(Aモデル、Fモデル、LH対応) \7,560-(税込抜)約1.0Kg

カラー 各モデルに3色とも在庫ありです。
ネイビー(NV)、バーガンディ(RD)、ベージュ(BE)
 
  LG-24N Gary Levinson Greenbriar Guitar(本体\110,000-)\118,800-

 スイス人ギター・製作家ゲイリー・レベンソンのデザイン&監修による小ぶり(マーチン000サイズに近い)のアコースティック・ギター。スブルース・トップ、サペリマホガニーのサイド&バック、ローズウッド指板。音の輪郭がはっきりしたクリスプなサウンド、フイドルチューンのバッキングやカッティングプレイに威力を発揮しそうな感じ。低音から高音までバランスよく鳴るのでフィンガー・ピッキングや弾き語りなんかにも向いてそうです。上品な仕上がりで、いつでも手元に置いておきたい気にさせる一台。ドレッドノウトも在ります。お問い合わせください。
 ■教則もの/ソングブックお勧め
  また、教則モノに関しては演奏レベル/ニーズに応じて、ご相談ください。また、スタッフは全員、バリバリ!?ピッカーです。どんなことでもお気軽にお問い合わせください
(残部些少、次回入荷分から価格が変更となります。お早めにご注文ください)
 フィドル
  OK-10031 MATT GLASER『Bluegrass Masters: Vassar Clements(Fiddle)Bluegrass Masters: Vassar Clements (Fiddle)』book (本体\2,850-)\3,078-

 天才超人フィドラー、バッサー・クレメンツの超絶 テクニックの秘密にバークリー音楽院の弦楽部門主任、マット・グレイザーが迫る全17曲のコピー楽譜である。 フィドル・バイブルの1冊です。
  BOOK-RG RICHARD GREENE『Bill Monroe w. Richard Greene Book』BOOK+CD (本体\5,800-)\6,264-

リチャード・グリーンが革新的で創造的なスタイルでブルーグラス・フィドルに大きな変革をもたらしたブルーグラス・ボーイズ時代(1966-1967)、デッカMCAの公式録音14曲とグランドオールオープリーのライブのフィドル・ソロのスコアと音源(ビル・モンローやその他の楽器も含む)集。付属のCDはリチャード在籍時のビル・モンロー&ブルーグラス・ボーイズのベスト盤としても価値がある。
 バンジョー
  MFD-0204 ジミー赤澤『Enjoy Bluegrass Banjo』教則本+DVD(本体\4.571-)\4,936-

Will the Circle Be Unbroken/Turkey in the Straw/Banks of the Ohio/Red Wing/Final Round.

ブルーグラス・バンジョーの上達法として、タブに慣れてしまうとフレキシブルな対応/発想がおろそかになる。そんな悩みを理解したうえで、ブルーグラス・バンジョーに習熟する方法を、マルチプレイヤーであるジミィ赤澤が提案するDVD教則。ムーンシャイナー誌12月号特集「バンジョー教則DVDを作った訳……」でも彼が述べているように、「基本構造」を知り、「ずっこい弾き方」ができるようになるか……、少なくともジミィは、サンプル曲"Will the Circle Be Unbroken"をベースに、初心者から上級者まで、さまざまな奏法を網羅し、最後にはオリジナル曲でしめる、腹一杯な教則である。
 マンドリン
  CDZ-SM01 SAM BUSH『Teaches Mondolin Repertoire & Technique』BOOK+CD(本体\3,250-)\3,510-

Cotton Patch Rag, Tom & Jerry, Leather Britches, Lime Rock, Banjalin, Diadem, Norman and Nancy, and Russian Rag.

 1970年代以降のブルーグラスマンドリンの歴史を作ったサム・ブッシュ本人が教えるブルーグラスマンドリンのレパートリーとテクニックの極意...!? サムの上記有名9曲を楽譜、タブ譜、コードなど40頁の教本と、59トラックにわたるCDで分解して紹介するシビアな実践向き教則。
  RW-TAB ROLAND WHITE『Approach to Bluegrass Mandolin』CD2枚組+Book(本体\5,800-)\6,264-

モンロー・スタイルを熟知した上で、自らのスタイルを組み上げ、その独特のタッチと情感でファンの多 いローランド・ホワイト。彼の自費制作マンドリン教則はタイトル通り、ブルーグラス・センスへのア プローチの仕方を理解する道筋を言外に示してくれる。31曲の課題曲も楽しい。
 輸入雑誌
  ■フラットピッキン・ギター誌
  米国産、隔月刊の掲載全タブ譜対応CD付きフラットピッキン・ギター誌。ブルーグラスからスウィング/アーリージャズまで。一冊でさまざまなフラットピッキン奏法が学べる人気雑誌。
  FGM-19.3 最新「2015年3〜4月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 ゴスペル・ギター特集、年間300日位は演奏とフルタイムで活躍するハーバー・ファミリー・ゴスペルバンドの若きフラットピッカー、ダルトン・ハーバーによる"In His Will There Is A Way"、将来が嘱望されるブルーグラス・マーチンズのデイル・マーチン"Whispering Hope"、バレリ・スミス&リバティ・パイクで超絶テクニックを披露していたトラビス・オールトラップ"Let The Lower Lights Be Burning"、ダン・ハッカビーによる初心者コーナーではピーター・ローワン作、ニューグラス・リバイバルでお馴染みの"Dancing With The Angels"、スティーブ・カウフマンによる"Amazing Grace"、コード弾きのソロと三連符を駆使した単音弾きで。オープン・チューニングを使ったオリジナル・ゴスペル曲"Hell Fire"を紹介するのはブラッド・デイビス。スティーブ・ポッテイアのクラシック・ブルーグラスのコーナーではクラレンス・ホワイトで知られる"I Am A Pilgrim"、ダン・ミラーに寄る故ジョー・カー追悼記事等々、タブ譜満載CD付きの60頁。
  FGM-19.2 「2015年1〜2月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 今年のグラミー最優秀ブルーグラスアルバム受賞で話題のアールズ・オブ・レスターのギター/ボーカリスト、ショーン・キャンプのカバーストーリーとタブ譜は“Grandpa That I Know”、フラットピッキンチャンピオンのジェイク・ワークマン“Ragtime Annie”のフルバージョン、ベン・コックマン“Born To Shine”の特集3本ほか、連載コラムは、ダン・ハッカビーの初心者“Choctaw”、スティーブ・カウフマン“June Apple”、ジョン・カーリニ「バッハを学べばすべて分かる」シリーズ“Bach Invenstion #7”、ブラッド・デイビスのナッシュビルフラットトップは“タイミングとシンコペーション”、ダン・ミラーのソロの組み立ては“More Pretty Girls Than One”ほか、"Turkey Knob”、“The Sweet Sunny South”、フィドルチューンは“The Farmer’s Jamboree”、“Father Kelley’s”と“Father Flynn”、スティーブ・ポティア―のブルーグラスは“Maury River Blues”、ペンタトニックスケールの使用方法ほか、タブ譜満載CD付きの70頁。
  FGM-19.1 「2014年11〜12月号」CD付き70頁Tab-Book(本体\2,500-)\2,700-

 ハーブ・ピーダセン(かつてペダーセンと表記)のカバーストーリーほか、6月にETSUバンドを率いて来日したダン・ボナ―特集とタブ譜“Where Grass Won't Grow”、タブ譜は、スティーブ・カウフマン“Cattle in the Cane”、ブラッド・デイビス“John Henry”、オリン・スター“Kiss Me Waltz”、ディックス・ブルース“Whiskey Before Breakfast”、アダム・グレンジャー“Durango's Hornpipe”、スティーブ・ポティア―“Blue Moon of Kentucky”ほか、タブ譜満載CD付きの66頁。
 ■バンジョー・ニューズレター誌
  世界唯一の米国産バンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
  BNL-15/08 2015年8月号\950-

 フィドル・スタイル・バンジョーのマスターとして知られるキャロル・ベストのトニー・トリシュカによるインタビューとタブ"Cripple Creek""Fire On TheMountain""Arkansas Traveler""Staten Island Hornpipe"、ケン・パールマンのメロディック・クロウハンマーではメロティを弾くときに5弦の使い方を教示、タブは"Molly Hare"、ジョン・デンバーの作品をブルーグラスでアレンジした作品をリリースしたスペシャル・コンセンサスのグレッグ・ケーヒルは同アルバムから"Eagles and Heroes"、アンドリュー・グリーンによるブギウギ5ストリング、トム・アダムスのコーナーはタブ"Scotland The Brave"他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/07 2015年7月号 \864-

ミッシングリンクと題して進化の中で取り残された楽器、ゴールドトーン社べラ・フレック・モデルのバリトン・バンジョーの紹介とインタビューと"Railroad"のタブ譜、トム・アダムスのコーナー"Careless Love"、バック・アップ。バンジョーは『Patuxent Banjo Prolect』(patux-250)からマイク・マンフォードによる"Hot Burrito Breakdown"、初心者コーナーはコード・チェンジの時に有効なフレーズ集、オールドタイム"Johnny Walk Along With Your Paper Collar On"他、アメリカ独立記念日に因んで"The Star Spangled Banner"
  BNL-15/06 2015年6月号 \864-

ソロ・デビュー作が好評なロビー・マッカリー、グレッグ・ケーヒルによるインタビュー、tabはラリー・パーキンス作でロビーのソロにも収められている"Northwest Passage""Sugar Creek"。アール・スクラッグス・コーナーではアールがブルーグラスボーイズ在籍時のビル・モンローのスポンサー、ウォーライトのテーマとして使われていた"Camptown Races"、トム・アダムスによるTAB"Down Yonder"、人気タレント・オーディション番組「アメリカン・アイドル」に登場した女性バンジョー奏者エレン・ピーターセン、メロディク・クロウハンマー、インプロビゼーション他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/05 2015年5月号 \864-

トム・アダムスのコーナーでは通常は他の楽器でキックオフされる曲のバンジョー・イントロTABで"Back To The Cross""I Still Miss Someone""Dim Light,Thick Smoke"、イースタン・ケンタッキーのジム・リード"Devil's Dream"Maple Blossom"他、メロディクを上手く取り入れたスリー・フィンガー・スタイル、ケン・パールマンによるメロディック・クロウハンマー、「バンジョー製作の新技術」と題してチェコのプルカを紹介。左利きのクロウハンマー奏者ニール・ジェームス他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/04 2015年4月号 \864-

ニューイングラントのベテラン、ノーザンライツのメンバーとして又、バンジョー・キャンプ・ノースのディレクターとしても活躍するマイク・クロップ、マーク・ホロウイッツによるインタビューでTABは古いフィドル・チューン"Cricket On The Hearth"他、アールズ・ウェイのTABはカーネギーホールの"I Wonder Where You Are Tonight"、初心者コーナー"Solder's Joy"、オールドタイム・ウェイではデビッド・ウィンストンのインタビューとTAB、バンジョー製作家ティム・ガードナーによるシダーマウンテンバンジョー、トム・アダムス"Faded Love"他、バンジョー情報満載の32頁。
  BNL-15/03 2015年3月号 \864-

 ブルーグラスからジプシー・ジャズ、新旧の様々なアコーステイツク音楽のエッセンスを取り入れたプレイで知られるスペイン人のバンジョー奏者、ルイ・ゴメス、トニー・トリシュカに寄るインタビューでタブは"Blue Drag"、モンロー"Evwning Prayer Blues"とオリジナル"Dowling Groove Blues"、初心者コーナーは「大きな古時計」、プルカ・バンジョーが戦前のスペックでワンピース・フランジを発売他、ケン・パールマンによるメロディッククロウハンマー、トム・アダムスは新バンド、スプリングフィールド・エグジットのにアルバムから"I've Endured"他、バンジョー情報満載の32頁。
 ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
  米国最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
  BU-15/08 2015年最新8月号 \1,080-

 最新作『Pocket Full of Keys』(PC-1196)をリリースしたばかりのデイル・アン・ブラッドレィがカバーストーリー、初のリーダーバンドを率いて活動するスティーブ・ガリー、全米ネットのTV番組レイト・ショーのホスト役を勇退、ブルーグラスの理解者として又、スティーブ・マーチンとの親交で知られるデビッド・レターマン、ボブ・ペイズリー&サザングラスのフィドラーとして知られるリロイ・ムンマ、米国ブルーグラス情報満載の56頁。
  BU-15/07 2015年7月号 \1,080-

 最後に立つ男として伝統を継承し続けるノーマン・ブレイクがカバーストーリー、ムーンシャイナー誌でも大特集を組んだベッキー・ブラー、ジェームス・キングのサイドメンとして活躍したケビン・プレーター(m)の新バンド、フォギー・マウンテン・ボーイズのベーシスト=ジェイク・ターロックの古い写真満載の特集、"Rutland Reel"で知られるジョージア・スリム・ラトランドのスタイルを伝承するヘンリー・ラトランド、米国ブルーグラス情報満載の60頁。
  BU-15/06 2015年6月号 \1,080-

 カバー・ストーリーはブラザーデュオとアーリー・ブルーグラスの名曲満載の最新作「Brotherhood」が好評のギブソン・ブラザーズ、フラットピックで弾くドブロ・プレイヤーとして又、楽器製作家として知られるタット・テイラー追悼、新進気鋭のブルーマフィア。共に90歳を迎えたマック・ワイズマンとマック・マーチン、女性フィドラー&インストラクターとしても知られるメーガン・リンチ、米国ブルーグラス情報満載の60頁。
  BU-15/05 2015年5月号 \1,080-

 シンガー&ソングライター、ギター・プレイヤーとして又、ラジオのブルーグラス・プログラムのDJとしても活躍中クリス・ジョーンズとナイト・ドライバーズ、「面白い人、ブルーグラスに関しては真面目」と題してカバーストーリー。メリッサ・アームストロングという素晴らしい女性ボーカルを擁するデトゥア、ソングライターとしても才能を発揮するドナ・ユリシー、元クリンチ・マウンテン・ボーイズのサミー・アドキンス、 米国ブルーグラス情報満載の60頁。
  BU-15/04 2015年4月号 \1,080-

 「ホーム・スィート・ホーム、バンジョー・パワー・カップルが一緒に美しい音楽を作った」と題してベラ・フレック&アビゲール・ワッシュバーンのカバーストーリー、サム・ブッシュ・バンドのメンバーでベッキー・ブラーのプロデュースも務めたステェファン・モージン、全編ストレート・ブルーグラスのカバー・アルバムが好評のロブ・マッカリー、第三世代のマンドリン・クラフトマン=スペンサー・ストリックランドの特集他、米国ブルーグラス情報満載の60頁。
 ■オールドタイム・ヘラルド誌
  米国産アメリカンルーツ/オールドタイム音楽専門誌。アメリカ伝統音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。
  OTH-1401 最新第14巻1号 \1,296-

 フォーク・リバイバルの時代にエレクトラ社から1964年にリリースされた4枚組LPによるコンピレーション『The Folk Box』の紹介、ジーン・リッチー(1922年12月8日−2015年6月1日)の追悼記事、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.12」、ファジー・マウンテン・ストリング・バンドやレッドクレイ・ランブラーズのメンバーとして活動してきたビル・ヒックスのインタビュー他、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1312 第13巻12号 \1,296-

 マイク・シーガーによるコンピレーション『Close To Home』で紹介されていたバージニア州スコット・カウンティのオールドタイム・ミュージシャン、スコット・ボートライトがカバー・ストーリー。2015年フェスティバル・キャンプ・ガイド、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.11」などの特集のほか、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1311 第13巻11号 \1,296-

 ブラッド・レフトウィッチによるインディアン居留地のフィドラー、トム・フラーの時代と人生物語り、カナダ・トロントのオールドタイムシーンを支えるバンジョー奏者クリス・コールのインタビュー、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.10」などの特集のほか、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
  OTH-1310 第13巻10号 \1,296-

 ジョン・コーヘンが1956年にはじめて旅したアンデス地方ペルーの「オールドタイム音楽」のほか、ビル・キース以前にメロディック的なバンジョー奏法を編み出していたといわれるキャロル・ベスト、フィドル奏者フレッド・マクブライド、ウォルト・コーケンのハイウッズ・ストリングバンド物語連載「Tales from the Woods Vol.9」、19〜20世紀初期写真集など、アメリカンルーツ音楽情報満載の54頁。
 月刊『ムーンシャイナー』
  1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス専門誌。日米ブルーグラスのホットな話題から、音楽の真髄を探求する月刊誌。
■定期購読:1年¥6,300-半年¥3,450-
 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。
■バックナンバー:各¥540-。
 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。
  MS-3210 2015年8月号 (通巻382号)\540-

アパラチアン ボイスの源流「1927 年夏 ブリストル セッション再訪」A、ジェリー・ガルシアのグレイトフル デッドとブルーグラスの50 年、ネッシーエクスペディションCD『Hear the First Whippoorwill』、モンローズミュージックの軌跡A「1949-1951 年」、ジミー渡辺の「長崎ブルーグラス物語」セラードアからグレースランドへ、追悼:スリム・リッチー「リッジランナー」、第3回オーシスタージャンボリー リポート、ブルーグラス誕生から70 年 part 5 最終回「日本ブルーグラス史、後篇」、日本ブルーグラス年表#90「1983 年」、学生ブルーグラスプロファイル#29 北海道大学「和田裕賀」、アメリカ音楽史概論#63、「バーノン・ダルハート“The Prisoner's Song”」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十四話「趣味」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3209 2015年7月号 (通巻381号)\540-

アパラチアン ボイスの源流「1927 年夏 ブリストル セッション再訪」@、モンローズミュージックの軌跡「1936 〜1948 年」、高円寺界隈の「ブルーグラス ストンプ」、沖縄の若者ブルーグラス事情、名古屋大学「ブルーリッジ ツアー前編」、暁照雄追悼!ゴローショーの“ 夢舞台”、東京のブルーグラス パイオニアたち:ウェイファーリングストレンジャーズ/ブルーマウンテンボーイズU/ケンタッキームーンシャイナーズ、ブルーグラス誕生から70 年 part 4「日本ブルーグラス史、前篇」、日本ブルーグラス年表#89「1983 年」、学生ブルーグラスプロファイル#28 大谷大学「内林 茉莉花」、アメリカ音楽史概論#62「バーノン・ダルハート“The Wreck of the Old 97”」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十三話「催眠術師」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3208 2015年6月号 (通巻380号)\540-

ビル・モンロー初来日から40 年「あなたはビル・モンローを見た!最終回、三井 徹の1966 年10 月30 日ビーンブロッサム」、ラッシーCD デビュー「懐かしき思ひで」、ブルーグラス誕生から70 年 part 3「モンロー亡きあと、そして21 世紀……」、 1966年のブルーグラスボーイズ 「リチャード・グリーンのフィドルを中心に」、ブルースビルAC vs グラスアバウツ、ロバート・アール・キーンのブルーグラスがとてもいい!「シンガーソングライター/カントリーシンガー達のブルーグラス」、日本ブルーグラス年表#88「1983 年」、学生ブルーグラスプロファイル #27 酪農学園大学「堀 槙之介」、アメリカ音楽史概論#61「ガーシュイン、ジャズとブルーグラスの芸術性」、成田勝浩のロンサム・エアポート第百二十二話「SEEING IS BELIEVING」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3207 2015年5月号 (通巻379号)\540-

2015 年全国9大学ブルーグラス新入生勧誘リポート、ベッキー・ブラー、インタビュー、女性ブルーグラス小史 後編「女性ピッカー史」、ブルーグラス誕生から70 年 part 2「ストレングスインナンバーズの衝撃」、ドイル・ローソン「世紀を跨いだ正統ブルーグラス!」、ベッキー・ブラー『'Tween Earth and Sky』レコーディング日記後編 最終回、ビル・モンロー初来日から40 年「あなたはモンローを見た......!?」E、クロサワ楽器 お茶の水駅前店 ブルーグラス訪問、日本ブルーグラス年表#87「1983 年」/津田敏之、アメリカ音楽史概論#60「ロイド・ロアー#73987」、成田勝浩のロンサム・エアポート、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3206 2015年4月号 (通巻378号)\540-

ブルーグラス誕生から70 年「モンローからパンチへ」、川本容生「グラスホッパーズと40 年」、チチ松村インタビュー「バンジョー、あとの祭り」後編、バンジョーの起源と発展、ベッキー・ブラー『'Tween Earth and Sky』レコーディング日記 中編、女性ブルーグラス小史、ジミー赤澤「カラオケCD、作っちゃいました!」、ビル・モンロー初来日から40 年「あなたはモンローを見た......!?」D、日本ブルーグラス年表#86「1982 年」、学生プロファイル#26「塚田慎太郎、アメリカ音楽史概論#59「1923 年、ラルフ・ピア」、成田勝浩のロンサム・エアポート、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3205 2015年3月号(通巻377号)\540-

 3月号は、今が旬な女性ブルーグラス、シンガーソングライターのベッキー・ブラー最新アルバム『'Tween Earth and Sky』の女性らしく楽しい制作記前編をカバーストーリーに、チチ松村インタビュー「バンジョー、あとの祭り」前編、3月号恒例2014年発売ブルーグラスレコード総括、ニューイースト「謎の大復活!」、ビル・モンロー初来日から40年「あなたはモンローを見た……C」、アコーディオンとバンジョー『Hush Music』、慶応義塾大学「佐々木元康」などの特集ほか、創刊32年目のブルーグラスだけの月刊誌には日米のブルーグラス事情満載!
  MS-3204 2015年2月号(通巻365号)\540-

 マック・ワイズマンと母自筆のオールドタイムソングブックから選んだ有名フォークソング集についての特集、ベラ・フレックとアビー・ウォッシュバーン夫妻が送ってくれた最新の家族写真とともにベラが率直に自身の音楽人生を語る「IBMA基調講演完訳」後編ほか、バンジョーアルバムを発表した坂本 健、ビル・モンロー初来日から40年投稿特集連載「あなたはモンローを見た!そのB」、東 理夫「鎌倉市とナッシュビル市のパートナーシティ締結」、秋元 慎「オールドタイム音楽入門」、追悼・田頭啓介、東北大「上田 大」などの特集ほか、ブルーグラスだけの月刊誌には日米のブルーグラス事情満載!! 全編日本語だよーー!
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