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   B.O.M.Newsletter #435
                    2017年1月15日
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目   次

 [今月の特選]  
  [マウンテン・フィーバー・レコード特集]  
   *ブルーグラス 
   *トラッド・ブルーグラス
   *コンテンポラリー・ブルーグラス
   *ブルーグラス・ギター
   *女性ブルーグラス
   *インスト
 [新入荷]   
 [映像新入荷]   
 [フォーク、オールドタイム]   
 [ムーンシャイナー誌1月号レビュー紹介作品より]   
 [ご長寿ブルーグラス]   
 [ブルーグラスお勧め]   
 [オールドタイム/フォークお勧め]   
 [ロック/ポップお勧め]   
 [インストお勧め]   
   *マンドリン
[教則お勧め]   
 [輸入雑誌]   
   ■バンジョー・ニューズレター誌
   ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
   ■オールドタイム・ヘラルド誌
 月刊『ムーンシャイナー』   
B.O.M.ご利用方法    
予約受付中   


  新しい年を迎えて、早くも2週間が過ぎようとしています。今月はブルーグラスで一旗上げようとナッシュビルを目指して、現在のシーンを牽引するミュージシャンを輩出したザ・サイドメン、ボストンをベースにブルーグラスに新風を巻き起こしたロンリー・ハートストリング・バンド他、バージニア州のフロイド・カウンティを本拠に上質のブルーグラス。オールドタイム、フォーク作品を提供しているマウンテン・フィーバー・レーベルを特集しています。ブルーリッジのど真ん中というアパラチアン・トラッドの本場という恵まれた環境でアクティブに活動する同レーベルを応援よろしくお願いします。
第一世代ブルーグラスの生き残りで現在も活躍するボビー・オズボーン、間も無く新譜も発表するマック・ワイズマン、現役は退いた今もSNS等で健在振りが伝えられるカーリー・セクラーの最近作も紹介しています。ブルーグラス、オールドタイムという軸からぶれる事無く、そこから広がっていく音楽を含めて、良い作品を紹介していく所存です。本年もよろしくお願いします。

■月刊ブルーグラスジャーナル「ムーンシャイナー」
 最新1月号はジョン・ダフィー没後20年に因んでリメンバリング「ジョン・ダッフィー」前編、大塚 章インタビュー「カントリージェントルメン時代のことなど」、ボストンの新進気鋭バンド=ロンリー・ハートストリング・バンド登場、「ベース物語り」後編ブルーグラスベースの確立、デニス・クラウチ・インタビュー後編、最新2016 / 2017 年版「ブルーグラスとは何か?」、ブルーグラスギター列伝C「ジョージ・シャフラー」、関西学院大学アメ民50 周年記念ライブ、ブルーグラス第一世代座談会F「ブルーグラスフェスのはじまり、カールトン・ヘイニー」、学生ブルーグラスプロファイル#43 京都大学「池田拓馬」他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!

 来月で通巻400号を迎える月刊「ムーンシャイナー」定期購読は1年間(12冊)\6,300- 半年間(6冊)\3,450-。単冊\540-(+送料\78-)。定期購読は購読開始希望月をお知らせくだされば早速お送りします!! また情報提供、そしてご自由なテーマでのご寄稿など……、なにとぞムーンシャイナーにご協力、よろしくお願いします!

■全国イベント・カレンダー
◆やぎたこ
 最近CDアルバム『I'm Here』が好評、ルーラルアメリカンなトラッドフォークを基調にしたオールドタイム男女デュオ
1月13日(金)板橋、Dream's Cafe(03-5375-5502)
1月15日(日)両国フォークロア・センター03-3631-8273
1月21日(土)新潟、Italian Restaurant LIFE(025-228-3756)
「新潟ジャズ・ストリート(出演者多数)」
1月22日(日)越谷、おーるどタイム048-971-1812
1月26日(木)東中野、cafeじみへん090-9242-6183
1月29日(日)横浜、陽のあたる道045-744-7017
総合(問)yanagi_yagitako@yahoo.co.jp
◆1月14日(土)群馬「オールドタイマーズ/カントリー・ラビッツ」前橋、夢スタジオ10スタジオ027-253-8608。「群馬県内で活動している数少ない熟年のブルーグラス2バンドが出演。スタジオでのライブなので 音響設備は良いです」。
◆1月14日(土)東京「<BG&ギャグ・スペシャル・ナイト>とも様キングス」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
◆1月21日(土)新潟「第29回新潟ジャズ・ストリート」新潟、カポタスト(025-250-0290)/12時〜18時、プレッツェル×プロッツェル(東北大OB)、ファイブ・ストリングス・バンド、ニュー・ラグーン・ランブラーズ、アイランド・グラス他。LIFE(025-228-3756)/18時〜21時半、やぎたこ、谷やん&もーやん(東京)、デイジー・ヒル、サザン・マウンテン・ボーイズ(大阪)
◆1月28日(土)埼玉「第10回所沢カントリーミーティング」所沢市並木公民館ホール04-2998-5911。11時、\1500-(当日のみ、収益金は熊本地震復興支援に)。特別ゲスト:シャギー・マウンテン・ボーイズ。他、小田原ブルーグラス研究会(小田原)、Jプロジェクト・バンド(藤沢)、カントリー・バンド、カントリー・ダンス・チームなど。(問)TCM代表(ロイ田沢)04-2942-0552、FAX04-2942-0524、http://roy-ocwf.cocolog-nifty.com/
◆1月29日(日)東京「グラス・カントリー三都物語」曙橋、バック・イン・タウン03-3353-4655。出演:シャギー・マウンテン・ボーイズ(神戸)、ローヴィン・ギャンブラーズ(大阪)、サギ―・マウンテニアーズ(東京)
◆1月29日(日)愛知「Bluegrass Meeting 2017 winter Vol.22」北名古屋市総合福祉センターもえの丘。10時半、無料。熱気あふれる名大BGサークルバンドや地元や他県からも多数出演します。(問)http://allthatgrass.music.coocan.jp/
◆われわれザ・ストリング・デュオ(秋元 慎&長谷川 光)
 1980年代に活躍したThe String Bandの残党2人が東西で超弩級マルチフィドラーをゲストに迎えての一夜限りスペシャル
2月10日(金)西宮、ダートマスクラブ0798-66-4911。19時半、\2000-。ゲスト;大矢貞男
2月17日(金)高円寺、グレイン03-6383-0440。19時半、\3000-。ゲスト:岸本一遙
◆2月11日(土)埼玉「井上太郎」さいたま、トキハナ048-825-6796。14時、\3500-
◆2月11日(土)東京「<BG&ギャグ・スペシャルナイト>とも様キングス」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
◆2月15日(水)東京「ブルーグラス・ポリス」銀座、ロッキートップ03-3571-1955
◆2月18日(土)東京「<BGスペシャルナイト>千日前ブルーグラス・アルバム・バンド」銀座、ロッキートップ03-3571-1955 
 [今月の特選]
  ●RC-112 THE SIDEMEN "Almost Live at the Station Inn" CD(本体\1,980-)\2,138-(価格改定)

Lost John/Why Did You Wander/Let Those Brown Eyes Smile at Me/Why Baby Why/Left in Dallas/That Old Book of Mine/Wandering Soul/Let Your Conscience Be Your Guide/Those Two Blue Eyes/Runnin' Late/Katy Dear/Sick, Sober & Sorry/Alabama Jubilee全13曲

 ビル・モンロー、ラルフ・スタンレー、オズボーン、ジム&ジェシーといった第一世代が健在で、毎週末、何処かのフェスに出掛けていけば何時でも生の演奏に触れることが出来た贅沢な時代に、ブルーグラスで一旗揚げようとナッシュビルを目指し、パイオニアたちのバンド・メンバーとして、直接の薫陶を受けながら切磋琢磨していた連中が週末のフェス・サーキットから戻った毎週火曜日にステーション・インのレギュラー・バンドを勤めていた、その名もザ・サイドメンがレッドクレイ・レコード、1994年リリースした唯一の作品。当時、デル・マッカリー・バンドに在籍、現在はフリーランスのセッションマンとして又、プロデューサーとしても多忙なマイク・バブ(bs)、デル・マッカリー・バンドとして又、デルを除いたメンバーとしてトラベリン・マッカリーズなるバンドでも活躍中のロニー・マッカリー(m)、オズボーン・ブラザーズを経てグラスカルズで不動の人気を得たテリー・エルドレッジ(g)という現在のブルーグラス・シーンのトップランナーとして走り続けている。一方では職人技のドブロ・プレイと人柄の良さで多くの仲間に愛されたシーン・ウートン(1953-2001)、正統派ブルーグラス・フィドルでケニー・ベイカーの後継者として期待されるも不慮の事故で急逝したジミー・キャンベル(1963-2003)、ナッシュビル・ジャグバンドを率いた稀代のエンターテイナー=エド・ダイ(1936-2009)は彼岸へと旅立ち、アール・スクラッグスと最晩年まで親交を持ち続けたラリー・パーキンス(bj)は半ば隠遁生活という状況である。ロニーのはち切れんばかりの唄とマンドリン、テリーのジョージ・ジョーズ等、正統派カントリーへのアプローチ、ジミー・キャンベルをフィーチャーした2曲のフィドル曲、ラリー・パーキンスのスクラッギスト振り、ジーン・ウートンのレスター節やアンクル・ジョッシュを彷彿させるプレイ、アンサンブルの端々にフラット&スクラッグスの大きな影響が見られる。ラリー以外の全員がリード・ボーカル果している彼らが若くて夢を追いかけていた時代の溌剌とした希望に満ちた瑞々しい演奏が新鮮に甦る超一級ブルーグラス。  
  ●ROU-39692 THE LONELY HEARTSTRING BAND『Deep Waters』CD(本体\2,450-)\2,646- 

 ブルーグラスの新たな発信基地となりつつあるニューイングランド、ボストンのバークリー音楽学校の学生中心に結成、ビートルズの名盤『Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band』からバンド名を取ったロンリー・ハートストリング・バンドがラウンダーからナショナル・デビュー。ジョージ・クレメンツ(g)、ゲーブ・ハーシュフェルド(bj)、マット・ウィトラー(m)、パトリック・ムゴニグル(f)というバークリーの同窓生に、ジョージの双子の兄弟でクラシックの名門ニューイングランド音楽院出身のチャールス(bs)というメンバー。2013年に自主制作でビートルズのカバーをー集のミニ・アルバムで注目を集め、2015年にはIBMAの将来が嘱望されるアーティストに贈られるモメンタム・アワードを受賞、2016年のアワード・ショーではセサミ・ストリートの蛙のキャラクター、カーミットと共にトリを務めた。フォーキー・グラスとも呼ばれるようにディラン、ポール・サイモン、ピーター、ポール&マリーのカバー他、オリジナル。楽器編成や唄のテーマ等、古典的なブルーグラスのフォーマットを上手に活かして、現代的な視点によるメロディアスで美しいハーモニーと高度に洗練された心地よいアンサンブルで従来のブルーグラス・ファンも納得のサウンド。
 [マウンテン・フィーバー・レコード特集]
  ブルーリッジのど真ん中、カウンティ・セールスにも程近いバージニア州フロイド・カウンティを本拠に良質のアパラチアン・トラッド風味溢れるブルーグラス、オールドイム、ゴスペル、フォーク、アコースティック・カントリーを発表しているマウンテン・フィーバーの作品をご紹介します。
 *ブルーグラス
  ●MFR-161111 SIDELINE『Colors and Crossroads』CD(本体\2,450-)\2,646-

Uphill Climb/Colors and Crossroads/You Don't Know What You Got Till It's Gone/Beggar In Heaven/Are You Waiting Just For Me/Unwanted Love (Featuring Dudley Connell)/Darlin' Corey/Bittersweet Memories Of Home/The Blame/Lord Of All Men/This Kind Of Life/I Believe全12曲

 サード・タイム・アウトの全盛期を支えたスティーブ・ディリング(bj)とジェイソン・ムーア(bs)、コンスタント・チェンジングのブライアン・オルドリッジ(m)、いきなりIBMAの年間最優秀エンターテイナーに選ばれたチェリーホームズのスキップ・チェリーホームズ(g,bj)、ロリー・ジョーダン&キャロライナ・ロードのブラッド・ハドソン(d)、若干17歳でチャビー・ワイズやベニー・マーチンのスタイルを能くするネイサン・オルドリッジ(f)、マウンテン・ハートのアーロン・ラムジー(m,weissenborn g)という面々で、ナッシュビルのステーション・インで活躍したサイドメンと同様にフルタイムのツアー・バンドとは違って、好きな曲を気の置けない仲間と演じるという趣のストレートなブルーグラス。現役セルダム・シーンのダドリー・コンネル(v)を迎えて、彼のジョンソン・マウンテン・ボーイズ時代の当たり曲"Unwanted Love"、若き日のマイク・バブ、クリス・ジョーンズ、ロン・ブロック等が在籍したウェリーハーツの"Uphill Climb"、デル・マッカリーの"This Kind Of Life"の渋めの選曲、レッド・アレン他で知られる"Are You Waiting Just For Me"やスキップのクロウハンマーをフィーチャーした"Darlin' Corey"等のスタンダードも味わい深い。
  ●MFR-161007  NOTHIN' FANCY 'Where I Came From'CD(本体\2,450-)\2,646-

Where I Came From/Andersonville/Friends And Lovers/Bringing Mary Home/Legend Of Long Mountain/When I'M With You/Lord Hear My Plea/Bus Fare/Daddy Made Moonshine/To Lay My Weapon Down/Simon Crutchfield'S Grave/The Hobo Song

 1994年に結成されたバージニア州ブエナ・ビスタを本拠地に活躍するナッシング・ファンジー、11枚目の作品となるマウンテン・フィーバー移籍第2弾。IBMAと対照的な南部の保守的なブルーグラス・ファンによって構成されるSPBGMAのアワードの常連で、カントリー・ジェントルメンにも通じる判りやすいエンターテイナーぶりで人気が有ります。マンドリンのマイク・アンディスを中心にフイドルのクリス・セクストン、バンジョーのミッチェル・デイビスの創立メンバーに加えてギター&ドブロのカレブ・コックスが去年に新加入、トラッド、コンテンポラリーどちらのファンにも受け入れられるブルーグラスです。
  ●MFR-161202 HEIDI & RYAN CD(本体\2,450-)\2,646-

Grandma'S Knee/Come To Jesus/The Darkest Day/Money Won't/Will You Be Ready/Pictures/Sometimes Love Hurts/Sowing Seeds/Oh Atlanta/There'S Fire Down Yonder/Somebody'S Prayin'

 ブルーリッジのど真ん中カウンティ・セールスのあるフロイド・カウンティを本拠に良質のブルーグラスとアコースティック音楽を発表するマウンテン・フィーバーから素晴らしい夫婦デュオ、ハイジ&ライアン・グリアーがデビュー。互いが16歳の時にブルーグラス・フェスティバルで知り合って以来、アパラチアン・ゴスペル・バンド、ケンタッキー・トリオとして活動、今回、新たにシンプルにハイジ&ライアンとして新たなスタート。コックス・ファミリーやアイザックスに通じるハイジの美しくて力強いボーカルに絡むライアンのハーモニーは特筆すべき。サポートにアーロン・ラムジー(m)、ジェフ・パーティン(g,d)、ティム・クロウチ(f)、ロン・スチュアート(bj)、マシュー・クローマー(d)による上質のアコースティック・サウンド。3曲のオリジナル他、リトル・フィートのロウエル・ジョージ作でアリソン・クラウス&コックス・ファミリーのバージョンで馴染み深い"Oh Atlanta"、ロン・スチュアート(bj)参加のブルーグラス・ナンバー"The Darkest Day"、ドイル・ローソンのシュガーヒル録音から "There’s Fire Down Yonder"等々。
 *トラッド・ブルーグラス
  ●MFR-160527 JUNIOR SISK & RAMBLERS CHOICE『Poor Boy's Pleasure』CD(本体\2,450-)\2,646-

 現在の米国ブルーグラス界でもっともトラディショナルなブルーグラスが歌えるシンガーの一人、ジュニア・シスクの現在のところ最新作。「貧者の一灯」とでも訳そうか?マウンテンハートのスーパーピッカー、アーロン・ラムジーのプロデュース。2枚のソロアルバムが評判の良かったジェイソン・デイビスをバンジョーに、ジェイミー・ハーパー(fd)、ジョナサン・ディロン(md)、カメロン・ケラー(bs)……、なんでこんなに名前も知らない連中が強烈に上手いのだ!?J.D.クロウとトニー・ライスがセットしたニューサウス系ドライブを楽しむしかない。アーロンの抑えたプロデュースが素晴らしい!!
  ●MFR-130423 SPINNEY BROTHERS『No Borders』CD(本体\2,450-)\2,646-

 カナダのノバスコシアから登場して全米ブルーグラス・チャート(毎月ムーンシャイナー掲載)でトップの常連になっているスピニー・ブラザーズ、マウンテンホーム第二作。1960年代、日本の学生バンドもよく取り上げたケンタッキートラベラーズの"The Moon Saw Me Crying"や、カーター・スタンレーのブルーグラススタンダード"Think of What You've Done"などのカバーほか、現在のブルーグラスソングライターたちのストレートなブルーグラス曲を取り上げ、丁寧なトラッドグラスサウンドを聴かせる。
  ●MFR-160429 SPINNEY BROTHERS『Living the Dream』 CD(本体\2,450-)\2,646-

Living The Dream/When You And I Were Young/Bitter Wind/Letter To Myself/Home/Lonely Lonely Bed/The Children Are Crying/ Pocket Knife/Pick The Banjo/Digging In The Ground/Going Home To Tennessee/Walk In The Sunshine

 カナダのノバスコシアから登場したスピニー・ブラザーズ。ルービン・ブラザーズ、ジム&ジェシー、最近ではギブソン・ブラザーズへと繋がるピュアなブラザーデュオ・スタイル、ブルーグラス南部のバンドには無い素朴さが魅力。よく練られた選曲も素晴らしい。
 *コンテンポラリー・ブルーグラス
  ●MFR-150414 HAMMERTOWNE 『Highways and Heartaches』CD(本体\2,450-) \2,646-

Broken Heart Mended/Polly'S Revenge/Carolina Waits/Kayla Dear/Little Laura Mae/Sad Song Melody/Nothing Left But Time To Do/Detroit To Dallas/Heartaches And Pain/Hansel'S Barn Dance/Call Out His Name
ARTISTS:Brent Pack(bj),Scott Tackett(g),Doug Bartlett(f),Chaston Carroll(m),Dave Carroll(g),Bryan Russell(bs),SPECIAL GUEST: RON STEWART(f)

 イースタン・ケンタッキー出身のソリッドでオーセンティックでストレートな中にもきらりと光る新感覚、流石、J.D.クロウのお膝元、ニューサウスにも通じるすきっとしたブルーグラス・バンドです。
 *ブルーグラス・ギター
  ●MFR-160318 RICE & MENZONE ALLIANCE『Something Out of the Blue』CD(本体\2,450-)\2,646-

 トニー・ライスの弟で、兄ゆずりのシュアーなフラットピッキンとそのライス流派リズムに高い評価を持つワイアット・ライス、その最新作はバンジョー奏者ダン・メンゾーンとの共演で、インストと、ラッセル・ムーアやドン・リグズビーら豪華ゲストの歌ものが半々の楽しいブルーグラス作品。トニー・ライスが創り上げた緻密なギターワーク、究極のブルーグラス・ギターの世界が楽しめる。ドン・リグスビーを迎えた"I Know What It Means To Be Lonesome"、リチャード・ベネット&ドン・リグスビーのデュオによる"Another Town"等、ビル・キース・ファンには嬉しい"Beating Around the Bush"等々聞き所満載。
 *女性ブルーグラス
  ●MFR-160617 IRENE KELLEY『These Hills』CD(本体\2,450-)\2,646-

 やわらかなベルベットボイスを持つ、ふたりの娘の子育てを終えた女性がさわやかにアパラチアやブルーリッジの生活を歌う、アイリーン・ケリーのブルーグラス最新第2作(アコースティックカントリー作品含む4作目)。元ケンタッキーサンダーのマーク・フェイン(bs)のプロデュースで、ブライアン・サットン(g,clawhammer bj)、ステュアート・ダンカン(f)、アダム・ステッフィ(m)、スコット・べスタル(bj)、ランディ・コーアズ(db)がバックバンド、コーラス陣には同系の声主クレア・リンチやデイルアン・ブラッドリー……、とても落ち着いた素敵な女性ブルーグラス作品。
 *インスト
  ●MFR-160325 SECTION HOUSE『A Collection of Instrumentals』CD(本体\2,450-)\2,646-

 現在、ナッシュビル周辺にたむろする若手ブルーグラスのスーパーピッカーたち、高校生のときにシエラ・ハルと来日ツアーしたコリー・ウォーカー(bj)ほか、若者に絶大な人気を誇るマウンテンハートの核となるアーロン・ラムジー(md)と同バンドのドブロとベースを担当するジェフ・パーティン(bs,db)、同バンドにもいたジェイク・スタージェル(gt)、クレア・リンチ・バンドでマルチプレイヤーとして活躍をするブライアン・マクドウェル(fd)。シビアなオールドタイムフィドルチューンアレンジを立て続けに3曲ほか、オリジナルをはさんで「スーパーマリオ“Koopa's Road”」から“Foggy Mountain Breakdown”(key pf G-minor)まで、これほどまでに進化したブルーグラスのテクニックをお楽しみください。
 [新入荷]
  ●GCR-1602 TYLER GRANT『Earth and Wood』CD(本体\2,450-)\2,646-

Last Day On The Job/Pick It/Evening Turns to Ashes/Cattle In The Cane/West Texas Wind/Shove That Pig's Foot A Little Further Into The Fire/Believe (Nobody Knows)/The Old Time Country Guitar/Sweet Talking Angel/Tyler Trail/Huckleberry Hornpipe/One Town One Tune/Dill Pickle Rag/I'd Rather Live By The Side Of The Road

 ウィンフィールドのナショナル・フラットピッキン・チャンピオンをはじめとしてロッキー・グラス、ウェイン・ヘンダーソン・ギター・コンテスト等を総なめにして、アビゲール・ウォッシュバーンやエイドリアン・ヤング等、才気溢れる女性アーティストのサポートを務めた後、ドリュー・エミットやストリング・チーズ・インシデント、レフト・オーバーサーモン等、ジャムバンド系で活躍、カリフォルニア芸術大学でギター・パフォーマンスで学位を取り、シンガーソングライター、プロデューサーとしても才能を発揮するテイラー・グラント、2010年の『Up the Neck』以来のオール・アコースティックによる素晴らしいブルーグラス・アルバム。ウエスタン風味のマーティ・ロビンスとグラディ・マーチンのエルパソを髣髴させる"West Texas Wind"ではサリー・バン・ミーター(d)がゲスト参加、ダスティ・ライダー(bj)、ジョーダン・ラムジー(m)が何処と無くジョン・ダフィ、ベン・エルドリッジ在席時のセルダム・シーンを髣髴させるインスト曲"Pick It"、フィドルのパトリック・ホーパーのバッサー・クレメンツの影響色濃いプレイも聞き物。シーンも取上げていた"I'd Rather Live By The Side Of The Road"そういえばテイラーのボーカルも歌いまわしは別にしてジョン・スターリングに通じる洒脱さがある。"Cattle In The Cane"はトニー・ライスほどの押し出しは無いが非常に整理されて素直に響くプレイに好感が持てる。ブルース・モルスキーが取上げた"Shove That Pig's Foot A Little Further Into The Fire"やカントリー・ガゼットで知られる"Huckleberry Hornpipe"ではメロディに忠実に味わい深く聞かせる。クロスピッキングの妙技が堪能できる"Tyler Trail等々、卓越したトーンとタイミングで聞かせるソロ・パフォーマンスは流石にコンテストで鳴らしたキャリアを物語る。しっかりとしたテクニックに裏打ちされた、非常に聞きやすくて、どこか懐かしい日本人好みのあっさり系のサウンド。この爽やかさは癖になる。 
  ●RCSI-1148 MIKE COMPTON & NORMAN BLAKE『Gallop to Georgia:Play The Tunes of Narmour & Smith』CD(本体\2,450-)\2,646-

Avalon Blues/Charleston #2/Heel & Toe/Kiss Me Waltz/Texas Shuffle/Captain George,Has Your Money Came/Little Star/Gallop to Georgia/Mississippi Breakdown/Avalon Quickstep/Carroll County Blues/Charleston#1/Sweet Milk and Peaches/Sunny Waltz/Chareston #3/Who's Been Giving You Corn

 ナッシュビル・ブルーグラス・バンド、ジョン・ハートフォード・ストリングバンドやデビッド・グリアとのデュオを通じてモンロー・スタイルのマンドリンを突き詰めて、自らのスタイルを確立したマイク・コンプトンの最新作はノーマン・ブレイクの抜群のバックアップを得て、1930年代に活躍したミシシッピーのフィドル&ギター・デュオ、ナーモー&スミスのレパートリーを取り上げた全編マンドリン・ソロで聞かせる意欲作。ミシシッピー州キャロル・カウンティで活躍したナーモー&スミスはダンス曲、ワルツ、ラグタイム、ブルース等、幅広いレパートリーで知られ、あたり曲"Charleston #1"は大好評を得て、続編がいくつも発売されるという人気ぶりだったという。ここでのコンプトンの愛器ギルクリストを駆使したプレイはフィドルの弓の動きになるべく近づける様な手首の動きによるピッキングは特筆すべき。以前の印象で圧倒的な音圧の中低音の太い音色を活かしたプレイが印象的だったが、ここでは高音の柔らかな響きが耳に優しい。アンクル・ペンを通じてビル・モンローも親しんでいたであろうと思われる"Heel & Toe""Kiss Me Waltz""Carroll County Blues"、フィドルのボウイングのリズムをキープするのに並々ならぬ集中力を払ってるという印象の"Mississippi Breakdown"、古色蒼然とした懐かしいメロディが印象的なチャールストン・シリーズ。バックに徹して的確なベースランとメロディの行方を導くようなストロークで見事に補完するノーマン・ブレークの職人技は特筆すべき。ジョン・ハートフォードが晩年に目指した古くて新しいストリングバンド音楽を見事に引き継ぐコンプトンの新境地をお楽しみください。 
  ●ROU-0642 NORMAN BLAKE『Perfect 10 Series: Sleepy Eyed John』CD\(本体\980-)1,058-

 独自のアメリカン・トラッドを演じるノーマン・ブレイクの初期ラウンダー/フライング・フィッシュからの廉価ベスト10曲集。フラットピッカーとしてのバリバリ・インスト"OBS #3"から定評あるトラッド風オリジナル、ジェイムズ・ブライアン(f)との"Elzic's Farewell"や"Salty"などフィドル・チューン美学、そして"Fifty Miles of Elbow Room"カーター・ファミリー名曲など1970年代、ノーマン・ブレイクの多様性を凝縮した廉価ベスト・コレクション。
 [映像新入荷]
  ●HMBP-VM1 VERNON MCINTYRE'S APPLACHIAN GRASS『Live @ Willis WoodSongs Coffee House』2DVD set(本体\3,700-)\3,996-

Disc1:My Walking Shoes/You Don't Know Mind/Lost Indian/A Good Woman's Love/The World Is Waiting The Sunrize/Hold Whatcha Got/Ocean of Diamonds/Jenny-Lee〜Tommorow Never Comes/Out of The Skillet/Truckin In Birmingham/Tennesse/The Snake/Panhandle Country
Disc2:Marth Whitr/If I Should Wonder Back Tonight/Dear Old Dixie/Blue Moon of Kentucky/Kitty's Fiddle/The Roosrwr Song/Don't Worry/Thank You/This World Not My Home/Kitty's Trick /Sleepy Eyed John/Polka On The Banjo/I'll Fly Away/Will The Circle Be Unbroken

 ウッドソングス・コーヒーハウス・シリーズの中からバーノン・マッキンタイアズ・アパラチアン・グラスによる2013年4月20日のショーの模様を収めたもの。ローカルなフェスでは週末のゴールデン・タイムはメジャーなバンドが出てきますが、金曜の夕方前あたりに出てきて地元のファンに馬鹿受けするバンドに出会ったりすると、とっても得した気分になる。バーノン・マッキンタイアはバンジョー弾きとして10代の頃からアール・テイラー&ストーン・マウンテン・ボーイズやジミー・マーチン&サニー・マウンテン・ボーイズのメンバーとして活躍、1970年代からはリード・シンガー&リズム・ギターとジミー・マーチン時代に習得したMC役に転じてエンターテイナーぶりを発揮している。ここではジミー・マーチンをはじめとしてブルーグラスのスタンダードのオンパレード、フィドルはバーノンの妻、キティはクラシック出身で高校時代はオーケストラに所属、兄の勧めでブルーグラス・フィドラーに転じて、彼女のアクロバティックな曲弾きはステージても大人気、田舎のエンターテイナー振りは、現地に足を運ばないと見ることは出来ないのが値打ち。例によってニューグラス・リバイバルやデル・マッカリー&ビンス・ギル、マーテイ・3ロビンス、フラット&スクラッグス等々、彼らが取上げている曲の有名アーティストによる別バージョンによるお宝映像が挟まれているのも楽しみ。このシリーズ、田舎のエンターテインメントの宝庫です。受注生産の為、再入荷に少し時間掛かる事、ご了承ください。 
 ☆ 「WoodSong CoffeeHouse」シリーズとは?☆
 
アメリカ旅行をしたとしても、本当のアメリカ生活の中まではとても簡単には行けるものではない。音楽も同様、それが地元に密着したものであればあるほど、旅行者、ましてや顔つきの違う外国人にとっては敷居の高いものだ。日本人を含め、世界中からブルーグラスファンの集まるナッシュビルのステーションインにしても、実は日本からの観光客が気軽に行けるような敷居でないことは知っておくべきだろう。ブルーグラスツアーの参加者はとても貴重な体験をしているのだ。そんなローカルのライブ現場を垣間見ることのできる貴重な映像DVD-R集がシリーズ発売だ。
 ケンタッキー州レキシントンを本拠にするラジオ番組『WoodSongs Old-Time Radio Hour』(番組名で検索、「tunein.com」にて番組アーカイブが聴ける)。本レターでもJ.D.クロウをゲストにしたアルバム『WoodSongs』(1995)を紹介したフォークシンガーのマイケル・ジョンソンがホストとなり、さまざまなグラスルーツ系アーティストをゲストに、1998年に20席の会場ではじまった非営利ボランティアで運営されるライブショウ。2013年には150席から300席を経て540席の会場に移り、KET(ケンタッキー教育TV)で放映され、全米、カナダ、イギリスなど500局以上、そして米海軍ので放映されている人気番組。ちなみにマイケル、初期アルバム紹介に恩義を感じてか、なぜか日本には親切にしてくれる。
 そんな「ウッドソングズ」のアウトリーチプログラムとしてリスナーに呼びかけ、その結果として生まれた全米各地90ヶ所に及ぶボランティアらによって運営されるローカルライブシリーズ「ウッドソング コーヒーハウス」。本作はその一つ、ケンタッキー州フローレンスでのライブを収めたもの。ただし、そのプロダクションはメジャーメディア作品のように「カッコ良く」作り込まれたものでないことはご承知いただきたい。
 日常に開かれるジャンルを超えたサロンコンサートで、普通の音楽ファンを楽しませるローカルミュージシャンたち、製作レベル同様にトップバンドのように洗練されたものではないが、これが日常的にアメリカの人々が楽しんでいるショウである。
  ●UNI720-911 V.A.『The Life & Songs Of Emmylou Harris: An All-Star Concert Celebration』CD+DVD(本体\3,700-)\3,996-(限定生産盤)

One of These Days(Buddy Miller)/Will the Circle Be Unbroken(Mavis Staples)/Wheels(Chris Hillman/Herb Pedersen)/Orphan Girl(Holly Williams/Chris Coleman)/Sin City(Steve Earle)/Hickory Wind(Lucinda Williams)/You're Still on My Mind(Rodney Crowell)/Born to Run(Lee Ann Womack)/When We're Gone, Long Gone(Emmylou Harris/John Starling)/Blackhawk(Daniel Lanois/Emmylou Harris)/All the Roadrunning(Mary Chapin Carpenter/Vince Gill)/Pearl, The(Patty Griffin/Shawn Colvin/Conor Oberst)/When I Stop Dreaming(Martina McBride)/Prayer in Open D(Patty Griffin)/Together Again(Vince Gill)/Two More Bottles of Wine (Vince Gill/Sheryl Crow)/Loving Her Was Easier (Than Anything I'll Ever Do Again)(Kris Kristofferson)/Till I Gain Control Again(Alison Krauss)/Boulder to Birmingham(Chris Hillman/Daniel Lanois/Emmylou Harris/Herb Pedersen/Holly Williams/Iron and Wine/John Starling/Kris Kristofferson/The Milk Carton Kids/Lee Ann Womack/Sara Watkins/Shovels & Rope/Lucinda Williams/Alison Krauss/Martina McBride)全19曲
DVD:One of These Days(Buddy Miller)/Will the Circle Be Unbroken(Mavis Staples)/Red Dirt Girl(Shawn Colvin)/Michelangelo (The Milk Carton Kids)/Wheels(Chris Hillman & Herb Pedersen)/Orphan Girl(Holly Williams & Chris Coleman)/Bluebird Wine( Trampled By Turtles)/Hickory Wind(Lucinda Williams)/You’re Still on My Mind(Rodney Crowell)/Born to Run(Lee Ann Womack)/When We’re Gone, Long Gone(John Starling & Emmylou Harris)/Blackhawk(Daniel Lanois & Emmylou Harris)/Wrecking Ball(Iron & Wine, Daniel Lanois)/Leaving Louisiana in the Broad Daylight(Shovels & Rope)/All the Roadrunning(Mary Chapin Carpenter & Vince Gill)/The Pearl(Conor Oberst, Shawn Colvin & Patty Griffin)/When I Stop Dreaming(Martina McBride)/Prayer in Open D(Patty Griffin)/Pancho and Lefty(Steve Earle, Lee Ann Womack & Herb Pedersen)/Together Again(Vince Gill)/Two More Bottles of Wine(Sheryl Crow, Vince Gill)/Loving Her Was Easier (Than Anything I’ll Ever Do Again)(Kris Kristofferson)/Till I Gain Control Again(Alison Krauss)/Cash on the Barrelhead(Alison Krauss)/Boulder to Birmingham(Emmylou Harris with Full Ensemble)[Bonus Performances] Sin City(Steve Earle)/Darkest Hour Is Just Before Dawn(Sara Watkins)

 元バーズのグラム・パーソンズと出会って、カントリー・ロックの誕生に立ち会って以来、絶えず既存のカントリー音楽に新風を吹き込み続けてきた偉大な女性シンガー=エミルー・ハリスの音楽活動とグラミー13回受賞等々を祝って、2015年1月10日にワシントンDCのDAR Constitution Hallに同世代のベテランから若いミュージシャンまでジャンルや世代を超えた幅広い豪華なゲストが駆けつけたコンサートの模様を収めたCDに加えてCD未収録の映像を加えたDVDとのセット。今回の共同プロデューサー役を務めたバディ・ミラー(g)、ドン・ウォズ(bs)にサム・ブッシュ(m,bj,f)、オードリー・フリード(g)、フレッド・エルトリンガム(dr)、マット・ローリングス(keyboards)、グレッグ・リース(pedal steel, lap steel)、サラ・ワトキンス(f,v)という精鋭がハウス・バンドを務める。70年代からの盟友、クリス・ヒルマン&ハーブ・ピーダーセン、ロドニー・クロゥエル、シンガーソングライターの草分け的存在のクリス・クリストファーソン、ビンス・ギル、エミル―が敬愛するルービン・ブラザーズの"Cash on the Barrelhead"を取上げたアリソン・クラウス、ジョン・スターリング、カントリーからはマルチナ・マクブライド、リー・アン・ウォーマック、シェリル・クロウ、アウトロー感を醸し出すスティーブ・アールや"Hickory Wind"で圧倒的な存在感を示すルシンダ・ウィリアムス等、映像で見ると余計に印象が強い。ラストにオールスター・キャストで演じる"Boulder to Birmingham"は圧巻。
  ●UNI720-910 V.A.『The Life & Songs Of Emmylou Harris: An All-Star Concert Celebration』CD(本体\2,450-)\2,646-通常盤

上記のCDのみの通常盤も取り扱い中。
  [フォーク、オールドタイム]
  ●LH-2016 TATSUO KAMENO 『Rockin' Chair』(本体\2,315-)\2,500-

Country blues/Wall ofTime/Banks of The Ohio/Any Old Time/Crazy/I’m Coming Back But I Don’tKnow When/I’ll See You in My Dreams/Put Me On The Trail to Carolina/No9 Train/Warp your Troubles In Dreams/Lullaby In Ragtime/Rockin’ Chair/When I’m Gone

 日本のオールドタイム・ストリングバンドの草分け的存在のマウンテン・ランブラーズ、70年代にアメリカ・ツアーを敢行したブルーグラス・バンド、アップルシードのバンジョー・ブレイヤーとして活躍した伝説のミュージシャンで旭川在住の亀野達夫氏のハートウォーミングでお洒落なデビュー・ソロ作。ドック・ボッグス"Country Blues"を皮切りにフォーク・リバイバルの名曲やジミー・ロジャース、ホギー・カーマイケル等の小粋なグッド・タイム・ミュージック、モンローの60年代のエポックメイキングな"Walls of Time"等々、旭川の地元の様々なスタイルのミュージシャンのサポートを得て、自身の唄とバンジョー、ギター、ウクレレを駆使して、キャリアに裏打ちされた余裕綽々の演奏を悠々自適に演じる佳盤。ラストには佐々木仁(g)、近江謙二(autoharp)とのマウンテン・ランブラーズの1969年の音源も収録。ムーンシィナー誌でも特集予定。 
  ●RC-118 THE MITSUYA CLAN 三津谷組『Y'all come an' see us, y'hear! まいど、おおきに』(本体\1,980-) CD \2,138-(価格改定)

Cotton Eyed Joe/Bicycle Built for Two/Cluck Old Hen/Julie's Waltz/When the Train Comes Along/Keep My Skillet Good'n Greasy/The Big Scioty/Stories the Crow Told Me/Kitten on the Keys/Little Rabbit Where's Your Mammy?/Midnight on the Water/Go Long Mule.

  1970年代前半に関西地区を中心に大活躍した名バンド、ロッコー・マウンテン・ボーイズのバンジョー奏者として知られる三津谷昌嘉(ドン・レノに影響され、洗練されたジャズやポップも熟すスリーフィンガー・バンジョー奏者として高い評価を持つ)。ジョン・ハートフォード、ティム・オブライエン、マーク・シャッツ等々、ヒップなミュージシャンがブルーグラスとオールドタイムの垣根を越えた活動を活発に始めていた時代にいち早く反応、彼のミュージシャンとしての幅広い感性が見事に結実した2000年発表の作品。、彼(マサ)の家族=チーコ夫人、タッキー、リノ=を中心に、子供たちの友人である渡辺ヒサシと親たちの友人、故細谷ヒロシを加えた6人組によるオールドタイム・ストリングバンド。もちろんイキなバンド名は、三津谷家のある全国的に知られる大阪ミナミを意識したものだ。あれから17年、マサの見事なクロウハンマー・バンジョー(中に彼らしいラグタイムを編曲したフィンガースタイルも聞き物!)と、今も変わらず大阪ブルーグラス・ナイトで聞けるチーコの元気ボーカルを軸に、現在はアイリッシュ・フィドラーとして活躍中のリノの見事なオールドタイム・フィドル・グルーヴ、現在はストリート・パフォーマーとして世界各地を放浪するタッキーのギターとヒサシのマンドリンが的確なビートを刻むんて、この音楽の最も重要な意義でもある、あくまでも「家族」の「手作り」の「親から子へ」と伝えられる音楽を「楽しく」、そして「明るく」演じてくれる。ムーンシャイナー誌99年5月号にチーコが激白しているように(悩みを抱えている人は読むべし!?)、日本でもブルーグラス人の多くが迎えつつある「家族」と「音楽」を結びつけた素晴らしい例だろう。素晴らしい音楽ゆえに結びついた家族と友人たちの作品を、ぜひ聞いてみてください!
  [ムーンシャイナー誌1月号レビュー紹介作品より]
  ●COMP-4674 MICHAEL CLEVELAND 『Fiddlers Dream』CD(本体\2,450-)\2,646-

 10度のIBMA年間最優秀フィドラー獲得という、ブルーグラス界で最も活躍するフィドラーの一人マイケル・クリーブランドの自主制作を合わせて通作8作目となる、コンパスからの第二作。サム・ブッシュ、ジェイソン・カーター、共同プロデュースのジェフ・ホワイト(g,v)、ジェリー・ダグラス(d)、ジェフ・ガーンズィ(g)、バリー・ベイルズ(bs)、ロイド・ダグラス(bj)、アンディ・スタットマン(m)、ポール・フランクリン(steel guitar)、ビンス・ギル(v)という素晴らしいミュージシャンのサポートを得て、クリーブランドの火を吹くフィドルが存分に楽しめる。 
  ●PATUX-279 KARL SHIFLETT & BIG COUNTRY SHOW『Sho Nuff Country』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーグラスやカントリーの黄金期のサウンドを再現して人気のカール・シフレット&ビッグ・カントリー・ショーのパタクセント移籍第一弾。ハーラン・ハワードの名曲でチャーリー・ウォーカーでヒット、ブルーグラスではデル・マッカリーの印象が強い"Pick Me Up on Your Way Down"他、良くぞ集めた有名曲のカバーをカール・シフレット流ブルーグラスに仕上げている。
  ●REB-1856 MICKEY GALYEAN & CULLEN'S BRIDGE『My Daddy's Grass』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーリッジ系ブルーグラスの原点、カレン・ギャリアンの息子、ミッキー・ギャリアンが、父カレン(1939-2010)の死後、リッチ・イン・トラディションを離れて結成した、その名も「カレンズブリッジ」の第2作最新作。ブルーグラスのソウルフルな部分に踏み込んでいくトラッドグラスの王道である。
  ●ROU-01034 BLUE HIGHWAY『Original Traditional』CD(本体\2,450-)\2,646-

 ブルーハイウェイの通算11作目のスタジオ録音で、創立メンバーのロブ・アイクス脱退後、初の最新作。ティム・スタッフォード(g)、ショーン・レーン(f,m)、ウェイン・テイラー(bs)という強力なリードボーカリストが揃い、ジェイソン・バールソン(bj)というオリジナル・メンバーに加えて新加入のゲーベン・ラージェント(d)で、結成20年以上の貫禄十分の安定した高度なアンサンブルによる今のブルーグラスを活き活きと演じている。
  ●RCSI-1149 JOE K. WALSH『borderland』CD(本体\2,450-)\2,646-

 長年、活動を共にしたギブソン・ブラザーズを離れ、ダロル・アンガー率いるミスター・サンのメンバーとして又、バークリー音楽院の講師として活躍するジョー・ウォルシュ(m)、自主制作による3作目のソロ・アルバム。クレバーなマンドリン・プレイとフォークタッチのボーカルも魅力。ブルース・モルスキーをプロデュースに迎え、活況を呈するボストンのブルーグラス・シーンの精鋭を集めた上質のアコースティック・サウンド。
  [ご長寿ブルーグラス]
  ●ROU-0582 BOBBY OSBORNE & Rocky Top X-Press『Bluegrass Melodies』CD(本体\2,450-)\2,573-

What Kind of Fool/Music Makin' Man/Color Me Lonely/I'll Take a Chance/Lonesome River 他全12曲

 昨年の12月7日に85歳の誕生日を迎えて、グランド・オール・オープリー在籍52年、今尚、現役で活躍するボビー・オズボーン&ロッキートップ・エクスプレス、弟ソニーがバンジョーを弾けなくなり、オズボーン・ ブラザーズを解消した兄ボビー、その声を聴くだけで涙腺が緩む、中でも 極めつけのタイトル曲を冠した2007年の作品。。どこにそれほどのパワーとインパクトを秘めているのか…、朝鮮戦争に従軍した経験は彼の音楽人生にも大きな影響を与えたのかもしれない。ボ ビーの声とマンドリンの突き刺さるような厳しさはモンローとある種同質の激しさで聴くものを圧倒する。一見ポップでモダンそうな選曲ながら、どの曲にもすさまじいインパクトが感じられるボビーの すごく高い精神力が、弾きまくるグレン・ダンカンのフィドルやソニーのクローンを目指すダナ・カップら を蹴散らして圧倒的な存在感を聴かせる(ジョン・デンバーの明るく楽しいはずの"Thank God I'm a Country Boy"のマンドリン間奏を聴くがいい!!)。最後のビンス・ギル曲"Go Rest High on the Mountain"はロンダ・ビンセントとのデュオ。ライナーでマーティ・ ステュアート曰く、「ボビーの新ユニットの一枚目をはじめて聴いたとき"West Virginia, My Home"を5度も聴き直したほどだ。…彼は今燃えているのだ」と断 じている。ロンサム・パイン・フィドラーズ時代に書いた名曲"Pain in My Heart"を初期フラット&スクラッグスに名曲を提供、スタンレー・ブラザーズにも在籍したという、ブルーグラス第一世代随一の経歴にふさわしい素晴らしい作品。 
  ●CMH-9016 OSBORNE BROTHERS and MAC WISEMAN『The Essential Bluegrass Album』CD(本体\2,450-)\2,646-

Midnight Flyer/Shackles And Chains/Four Walls Around Us/I'm A Stranger Here/You're The Girl Of My Dreams/Family Bible/Mother Maybelle/Poison Love/Take Me Back To Renfro Valley/Mountain Fever/'Tis Sweet To Be Remembered/Keep On The Sunny Side/It's Goodbye And So Long To You/Shenandoah Waltz/I'll Still Write Your Name In The Sand/Pins And Needles (In My Heart)/Are You Coming Back To Me/The Bluebirds Are Singing For Me/Old Brush Arbor/Don't Let Your Sweet Love Die/Travelin' This Lonesome Road/I Wonder How The Old Folks Are At Home/I've Always Wanted To Sing In Renfro Valley/Little White Church.

 現在91歳で新作も発表しているマック・ワイズマン(当時54)が絶頂期のボビー(48)とソニー(42)のオズボーンブラザーズと組んだブルーグラスのアンサンブルとボーカル、そしてハーモニーの粋を楽しめる1979年、2枚組LPとして発表、1987年にCD化された大名盤である。滑らかなマック・ワイズマンと角のあるボビーのボーカルがそれぞれの味わいを醸し、ソニーとベニー・バーチフィールドのハーモニーが個性をオズボーン色に包み込む、今やほとんどがブルーグラススタンダードとなっている名曲たちだ。ブルーグラス第一世代の抑えがたい衝動を秘めながら聴かせる、実に落ち着いた大人のブルーグラスアンサンブルの極致である。
  ●CCCD-0243 CURLY SECKLER『Bluegrass Don't You Know』CD(本体\2,450-)\2,646-

Katy Hill/Why Did You Wander(with Dudley Connell)/A Purple Heart/Bluegrass, Don't You Know(with Larry Cordle)/Bouquet in Heaven(with Russell Moore)/Some Old Day/What's the Matter with You Darlin'/The Way It Was/Brother I'm Getting Ready to Go(with Larry Sparks)/God Sent My Little Girl/That Old Book of Mine/I Love You Until I Am Dizzy/We Can't Be Darlings Anymore(with Dudley Connell)/The Old Man Has Retired 全14曲

 昨年のクリスマスに97歳の誕生日を迎えたカーリー・セクラーの『Down in Carolina』(CCCD-0236\2,646-)に続く最新作は、40曲近くを録音したという前作と同じセッションからの第2弾。ブルーグラスにおけるテナー・ハーモニーのスタンダードを確立したフラット&スクラッグス時代のクラシックや、カーリー自作のブルーグラス・クラシックをメインに、感性が素晴らしいオリジナルまで、端々に艶を感じさせる枯淡のヴォーカルを聴かせてくれる。ダドリー・コンネル、ラリー・コードル、ラッセル・ムーア、ラリー・スパークスと、豪華なヴォーカル・ゲストを迎える基本セットは、クリス・シャープ(g)とジョージ・バックナー(bj)にケヴィン・スルーダー(bs)というアッシュヴィル・コネクションに、カーリーとはシェナンドー・カッタップス時代からの旧友ハーシェル・サイズモア(m)とテイター・テイト(f)という編成。そして数曲で、プロデューサーでもあるラリー・パーキンズの絶妙なリード・ギターにブレント・トルイット(m)が美しいアンサンブルもフィーチュアされる。ほかに、ロブ・アイクス(d)、ローラ・ウェーバー・キャッシュ(f&vo)、ボブ・ムーア(bs)なども参加している。前作同様、ノスタルジックな雰囲気に包まれた郷愁を誘うトラッド・ブルーグラスの醍醐味が味わえる。
  ●MFR-170120 MAC WISEMAN 『I Sang The Song』CD(本体\2,450-)\2,646-近日入荷予約受付中

The Guitar/Somewhere Bound/The Wheat Crop/Barefoot Till After The Frost/Manganese Mine/Three Cows and Two Horses/Simple Math/Crimore Church Of The Brethren/Going Back To Bristol/I Sang The Song/Tis Sweet To Be Remembered

 現在91歳、今尚、歌い続けるマック・ワイズマンの最新作。彼の語るストーリーをベースにした新曲他、アリソン・クラウス、シエラ・ハル、ジョン・プライン、ジム・ローダーデイル他、詳細次号にて。
  [ブルーグラスお勧め]
  ●RME-0700 LESTER & MIKE『Jump Shout And Stomp』 CD(本体\2,450-) \2,646-

This Morning At Nine/I Couldn't Believe It Was True/Crying Games/Childish Love/Just A Girl From The Past/So Many Times/Don't Laugh/Plant Some Flowers By My Graveside/Ain't Gonna Work Tomorrow/Have You Come To Say Goodbye/Farther Along 全11曲

 ナッシュヴィル・ブルーグラス・シーンを側面からサポートし続けていた故レスター・アーミステッドと息子のマイクが、あのお騒がせバンド、テネシー・マフィア・ジャグ・バンドの『Barnyard Frolic』(RME-0600\2,646)に続いて発表した作品。今回は、TMJBのアルバムでも何曲か聴かれたクラシック・テイストのストレート・ブルーグラスを、パーフェクトに演じきっている。ルーヴィン・ブラザーズの2曲やエディ・アーノルド、ジミー・デイヴィスのカントリー・クラシックなど、レスター&マイクのヒルビリー色濃厚なヴォーカルにぴったりとはまった選曲、スクラッグス/クロウ・スタイルでいまいちばんのソリッド・バンジョーを聴かせるデイヴ・タルボットと、凄腕フィドラー=シャド・コッブを軸とする抜群のサウンド、クラシック・ブルーグラスの雰囲気いっぱいの見事な作品に仕上がっている。TMJBにも参加しているマーティ・スチュアート、パーカッシヴなスラップ・リズム・ギターが印象的なケニー・ヴォーンなどがゲスト参加。故ジーン・ウートンの想い出に捧げられた"Farther Along"などでのマイク・ウェッブのヒルビリー・ドブロも効果的。立ち位置は違えどザ・サイドメンと同質のナッシュビルが産んだ素晴らしいブルーグラス。
  [オールドタイム/フォークお勧め]
  ●RCSI-1136 TELLICO『Relics and Roses』(本体\1,980-)\2,070-

 アパラチアン・ボイスを体現、昨年はパイレーツ・カヌーとのツアーや関西のオールドタイム・ユニット=カメムシ楽団との共演等、日本のブルーグラス・コミュニティとも馴染み深いアーニャ・ヒンクルが参加、若者と地ビールの街ノースカロライナ州アッシュビルで人気のバンド=テリコの2015年の作品。バージニア州フロイド・カウンティ出身というアーニャのルーツィーなハスキー系の魅力的なボーカルとオリジナルを中心に、モダンなブルーグラスの曲調とディープな暖かいトーンのオールドタイミーなアパラチアの陰影に乗ったビートがとても新鮮。デリアロウ時代のドブロ奏者、アーロン・バランスとベース奏者スティッグ・スティグレッツ(もう一人のソングライター)のふたりと、そしてタウンマウンテンの創立メンバーだったジェド・ウィリス(マンドリンとクロウハンマーバンジョー)の4人組が2013年に結成。ニール・ヤングの2曲メドレー“White Line - River of Pride”以外はアーニャとスティッグのオリジナル。ハリケーンカトリーナと東日本の津波をテーマにした作品も収めている。 初めて参加して宝塚フェスで愛娘のサチをおんぶしてのパフォーマンスがとても印象的。
  [ロック/ポップお勧め]
  ●SH-4015 V.A.『Sail Away; Songs of Randy Newman』CD\2,646-(本体\2,450-)

Louisiana/Birmingham/Rednecks/Memo to My Son/Burn on/Mr.President/Political Science 他全12曲

 1970年代以降、ベトナム戦争の評価が決まりかけるあたらしいアメリカ南部の情景をリリカルに 描いたシンガー・ソングライター、ランディ・ニューマンの作品を、ティム・オブライエンの1曲目から、デル・マッカーリー・バンド、サム・ブッシュ、ベラ・フレック(バンジョーソロ)、ザ・ダッ クスらのブルーグラス人脈、ソニー・ランドレス、アリソン・モーラー、スティーブ・アール、キム・リッチーほかのアメリカーナ系ミュージシャンらが演じる、スティーブ・フィッシェルのプロデュー スによる秀作。1970〜80年代を生き抜いてきた世代の人たちに、ニューミュージックに堕したどこ かの国の「歌」とは違う、ほんとうの「歌」のもつ意味の深さや大きさを教えてくれるだろう。
  NONE966351 SARA WATKINS『Young in All the Wrong Ways』(本体\2,250-)\2,430-

Young in All the Wrong Ways/Love That Got Away, The/One Last Time/Move Me/Like New Year's Day/Say So/Without a Word/Truth Won't Set Us Free, The/Invisible/Tenderhearted全10曲

 クリス・シーリーと兄ショーンと共にニッケル・クリークで活躍したサラ・ワトキンス、4年ぶりの三作目のソロ・アルバム。兄とのカントリー・ロック・バンド、ワトキンス・ファミリー・アワー、イーファ・オドノバンとサラ・ジャローズとのアイム・ウィズ・ハーでの活躍ぶりは目を見張る。一昨年のエミルー・ハリスや昨年のリンダ・ロンシュタットへのトリビュート・コンサートでも重要な役割を果していた。パンチ・ブラザーズのゲイブ・ウィッチヤーがプロデュース。どこか70年代の香りのする骨太なサウンドに乗ってサラのキュートなボーカルが冴えるルーツ・ロック作品。
  [インストお勧め]
  ●COMP-4647 MR. SUN『The People Need Light』CD(本体\2,450-)\2,646-

The Likes of You/The Fiddler's Boot/A Little Heart’s Ease/Hunter's Permit/A Stranger Come to Town/Ben's House/If I Were a Bell/The People Need Light/Key Signator/After You’ve Gone/Dry & Dusty.

 永遠のフィドル小僧ダロル・アンガーが、若い才能を集めて自分のブルーグラスを見事に演じるユニット、ミスターサンの登場である。デビッド・グリスマン・クインテットのグラント・ゴーディ(gt、ムーンシャイナー誌2011年12月号カバーストーリー)、バークリー音楽院のブルーグラス専攻初卒業生でギブソン・ブラザーズでの活躍で知られるジョー・ウォルシュ(md、現在はダロルとともにバークリーの講師も務めている)、そして天才ベーシストとして注目、シエラ・ハルとのデュオでも活躍するイーサン・ジョズィウィック(bs)といった21世紀のスーパーピッカーたちを自由に、しかしブルーグラス系のストリングバンドというコンセプトを失わずに素晴らしいアンサンブルを聴かせる。
 ブルーグラスソングライターのランドル・ヒルトン作でジョー・ウォルシュのボーカル曲“The Like of You”を1曲目に、7曲のオリジナルインスト、そしてジョーのボーカルをフィーチャーしたスタンダード“After You've Gone”、そしてケニー・ベイカーで知られるフィドルチューン“Dry & Dusty”をまったくあたらしいテンポで広がりのあるロマンチックなメロディーに仕上げて締めくくる。全編に硬質なアコースティックなげんの音で高揚感を持ち続ける素晴らしいアンサンブルを聴かせる。ダロルはバリー・ダドリーの5弦フィドルをメインに、ジョーのマンドリンはギルクリストのAスタイル、グラントは1944年製マーティン000-18……。 
 *マンドリン
  ●PATUX-247 FRANK WAKEFIELD & TAYLOR BAKER『& Friends』CD\2,573-(本体\2,450-)

Echo Blues/Beautiful Dreamer/Ghost Riders in The Sky/Home Sweet Home/Beer Barrel Polka/Under the Double Eagle/Red River Valley/The Girl I Left Behind Me/The Last Thing on My Mind/Red Wing/Bonaparte's Retreat/Golden Slippers/Jesus Loves His Mandolin Player No. 1/Arkansas Traveler/My Old Kentucky Home/When You and I Were Young Maggie/Rockwood. 全16曲

 ビル・モンローの初期の時代からのフォロワーでアグレッシブさにおいては最もモンローに近づいた偉大なるマンドリン奏者フランク・ウェイクフィールドと、まるで孫のようなテイラー・ベイカーとの心温まる上質な……つまり、優しくシンプルな音の会話するようなマンドリン好き=楽器好きにはたまらない秀作。そのゴツゴツとしたフランクの音楽魂が、フォスター“Beautiful Dreamer”や“My Old Kentucky Home”、フォーク“Red River Valley”や“Home Sweet Home”、フィドルチューン“Golden Slipper”や“Arkansas Traveler”ほか、「双頭の鷲」、「若き日のマギー」、「ビア樽ポルカ」、「赤い翼」ほか、超スタンダードなアメリカンメロディで、「音の本質」をさとすように聴かせてくれる秀作。
  [教則お勧め]
  ●NF5-02 SCOTT NAPIER『Mandolin Originals 』DVD60分(本体\3,500-)\3,780-

Around the carousel/Parkway blues/Roadside waltz/Travelers rest/Young one/Shanksmare

 フラットマンドリンの良い音を出す為には先ず、楽器の特性を良く知るところから始まるということを教えてくれるマンドリン教則ビデオの優れもの。ラリー・スパークス&ロンサム・ランブラーズのメンバーとして来日、ロスト&ファウンドでも活躍、現在はケンタッキー・スクール・オブ・ブルーグラス・アンド・トラディショナル・ミュージックでマンドリン教師を務めるスコット・ネピアーの教則DVD。ロスト&ファウンドのデンプシー・ヤングやバック・ホワイトにも通じる、ブルーグラス、オールドタイム、ジャズをミックスしたようなユニークなスタイルによるバラエティに富んだオリジナル曲を教材にフィドル・チューン、スウィング・スタイル等、初心者向きの教則物に飽き足らずにスタイリッシュなプレイヤーを目指している方にとても良いヒントになる内容。 
  [輸入雑誌]
 ■バンジョー・ニューズレター誌
  世界唯一の米国産バンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。
  BNL-17/01 2017年1月号 \950-

 表紙はニュータウンのジュニア・ウィリアムとTAB"Feast of the Gryhorn"、トム・アダムスによるスペシャル・コンセンサス『Long I Ride』レビューとTAB"Fireball"、今月のタブはアール・スクラッグス"My Little Honeysuckle Rose"、インプロビゼーションのコーナーはスクラッグス・スタイルで"Old Joe Clark"を題材に、初心者コーナーはTAB"Peaches and Cream"、オールドタイム・バンジョーはティム・オブライエン、ダーク・パウエル、ジョン・ハーマンの"Backstep Cindy"他バンジョー情報満載の40頁。
  BNL-16/12 2016年12月号 \950-

 ビル・エバンスによるメロディク・スタイルTAB"Deck The Halls"、トム・アダムスTAB"Winter Wonderland"、初心者コーナーはジョン・レノンTAB"Happy Christmas"、ジャネット・デイビスは「クリスマス・キャロルとリズム」と題してTAB"Jolly Old Saint Nicholas"、ケン・パールマンのメロディック・バンジョーTAB"Jenny Lind Polka"、『ブルーグラスとオールドタイムをつなぐ架け橋を見つけに』題してTAB"Arkansas Teaveler""The Eight of January"他バンジョー情報満載の40頁。
  BNL-16/11 2016年11月号 \950-

 表紙はアラン・マンデ、ジャネット・デイビスのバックアップのコラムはアラン・マンデのTAB"Darling Pal of Mine"、トム・アダムスのハイ・ファイブはTAB"In Despair"、グレッグ・ケイヒルによるピック・ジョーダンのインタビュー・パート2とTAB"Snowflake Reel"、レビュ『Bob Dylan For Clawhammer Banjo』TAB"If You See her,Say Hello""Buckets of Rain"、アラン・マンデへの誕生日メッセージとTAB"Marching Through Georgia"他バンジョー情報満載の40頁。
 ■ブルーグラス・アンリミテッド誌
  米国最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
  BU-17/01 2017年1月号 \1,080-

 ノース・キャロライナ州ロアノーク島で開催されるアウター・バンクス・ブルーグラス・フェスティバルとオール・スター・トニー・ライス・トリビュート・コンサートのレポート。ピーター・ワーニックによるジャム・キャンプのノウハウ。戦前のギブソン・バンジョーが一堂に会するイベント、バンジョーソン。恒例2017年フェスティバル・ガイド。 
  BU-16/12 2016年12月号 \1,080-

 カバー・ストーリーは女性ブルーグラスのスーパーバンド、シスターセイディ、IBMAのエグゼクティブ・ディレクター、ポール・シュミンジャー、マーク・カイケンダール、ボビー・ヒックス&アッシュビル・ブルーグラス、ブルーグラス・ベース他。
  BU-16/11 2016年11月号 \1,080-

 カバー・ストーリーは2度のIBMA年間最優秀ギターに選ばれたケニー・スミスとその伴侶で2014年IBMA年間最優秀女性ボーカルに選ばれたアマンダ。レスター・フラットやジミー・マーチン、ロンダ・ビンセント、現在は ラリー・スティーブンソン・バンドのメンバーとして活躍するベテラン=ケニー・イングラム。リリー・ブラザーズが本拠としていたボストンのヒルビリー・ランチ。オハイオ州シンシナティのローカル女性バンド=マ・クロウ&レディ・スリッパーズ、ノース・キャロライナのローカルで結成45年を迎えるブルーグラス・エクスペリアンスほか。
 ■オールドタイム・ヘラルド誌
  米国産アメリカンルーツ/オールドタイム音楽専門誌。アメリカ伝統音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。
  OTH-1405 OLD-TIME HERALDVOL.14 NO.5 \1,425-

 カバーストーリーはヴァージニア州フロイド生まれの盲目のアパラチアン・ブラッド・シンガー、ブラインド・アルフレッド・リード、ウェスト・バージニアのフィドラー、ボビー・テイラー他。
  月刊『ムーンシャイナー』
  1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス専門誌。日米ブルーグラスのホットな話題から、音楽の真髄を探求する月刊誌。

★定期購読:1年¥6,300-半年¥3,450-

 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。
  MS-3403 2017年1月号(通巻399号)\540-

 リメンバリング「ジョン・ダッフィー」前編、大塚 章インタビュー「カントリージェントルメン時代のことなど」、ロンリー・ハートストリング・バンド登場、「ベース物語り」後編ブルーグラスベースの確立、デニス・クラウチ・インタビュー後編、最新2016 / 2017 年版「ブルーグラスとは何か?」、ブルーグラスギター列伝C「ジョージ・シャフラー」、関西学院大学アメ民50 周年記念ライブ、ブルーグラス第一世代座談会F「ブルーグラスフェスのはじまり、カールトン・ヘイニー」、学生ブルーグラスプロファイル#43 京都大学「池田拓馬」他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!  
  MS-3402 2016年12月号(通巻398号)\540-

 WOB(World of Bluegrass)2016 写真リポートとIBMA3 年の歩み、日本一のバンジョーマン追悼・吉岡 正、ブルーグラスベース物語り前編「ナッシュビルへ」、デニス・クラウチ・インタビュー前編、祝ボブ・ディラン「ノーベル受賞!」、ブルーグラスギター列伝B「ドン・レノ」、最新2016 年版「ブルーグラスとは何か?」Aブルーグラス音楽概念、学生ブルーグラスプロファイル#42 東北大学「森 健」他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!
  MS-3401 2016年11月号(通巻397号)\540-

 第27 回 IBMA アワードショウ受賞者発表!、関西学院大学アメリカ民謡同好会50周年と清水英一、福冨正俊インタビュー、20 年目を迎えた阪神ブルーグラスクラブ、山梨・清里「ポールラッシュ祭」、新潟の異色バンジョー教室!?、米大統領選挙とブルーグラス後編「反知性主義」、ブルーグラスギター列伝Aアール・スクラッグス、最新2016 年版「ブルーグラスとは何か?」、ハンマーダルシマーとフィドルミュージック、学生ブルーグラスプロファイル#41 、日本ブルーグラス年表#105「1986 年D」、ブルーグラス史観アメリカ音楽史概論#77、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!。
  MS-3312 2016年10月号(通巻396号)\540-

 稲葉和弘&ブルーグラスバディーズ、「マイク・コンプトン、キース・リトル、ブレイン・スプラウス来日!」、ピート・デナヒー「オージーグラス御一行様来日歓迎!!」、米大統領選挙とブルーグラス前編、1946年9月16日〜17日『70年前、ブルーグラスが生まれた日」、祝!クラレンス・ホワイトIBMA名誉の殿堂入り、ブルーグラスドライブを支える「ドレッドノート誕生100年、ブルーグラスギター列伝@、関西学院大学アメリカ民謡研究会50周年、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他。
  MS-3311 2016年9月号(通巻395号)\540-

 パンチブラザーズ来日の衝撃!、ノーム・ピケルニー「宝塚フェスと“Road To Columbus”」、ラルフ・スタンレー追悼特集「クリンチ マウンテン バックステップ」後編、ハッチャリーズ、37 年目のデビューCD『BUDDY』、20 年目の鬼ヶ城ブルーグラスフェス、エストニアの国民的バンド「カーリーストリングス」来日、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!。
  MS-3310 2016年8月号(通巻394号)\540-

 ラルフ・スタンレー追悼特集「クリンチ マウンテン バックステップ」前編、ジュニア・シスク&ランブラーズチョイス「究極のブルーリッジ ブルーグラス」、高田耕治物語「饗宴:夢弦の風」フィドルからウクレレへ、モンローズ ミュージックの軌跡M“Precious Memories” 最終回、ラルフ・スタンレー追悼特集A「ラルフ追悼投稿集」、第4 回 オーシスタージャンボリー リポート、第一世代ブルーグラス夢の座談会他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!
  MS-3309 2016年7月号(通巻393号)\540-

 「パンチ・ブラザーズ奇跡の来日」特集のほか、追悼・島田 耕、2016年度全国9大学ブルーグラス新入生リポート、第45回記念宝塚ブルーグラスフェス投稿集、BANJO AI 最新アルバム『Love Always...』、ブルーグラスナッツ「祝・宝塚フェス45回連続出演!」、モンローズミュージックの軌跡L「最後のセッション」、オープンストリング デパートメント来日リポートほか、、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスだけの月刊誌です!
  MS-3308 2016年6月号(通巻392号)\540-

 デビッド・グリスマン・クインテット「1976 年来日の衝撃!」後編、「1976 年、ドウグとアップル、アメリカ文化革命……!?」、北大カルテットの「Wintergrass 2016 体験記」後編、モンローズ ミュージックの軌跡K確執と災難、ふたたびブルーグラスとカントリー「マール・ハガード追悼に寄せて」、第45 回記念 宝塚ブルーグラスフェスに向けて、第一世代ブルーグラス夢の座談会「Grassroots to Bluegrass」D「ソニー・オズボーン」、酪農学園大学「早川 柚」、日本ブルーグラス年表#100「1985 年」、ブルーグラス史観アメリカ音楽史概論#73「1926 年B、ビング・クロスビー」、成田勝浩のロンサム・エアポート百三十四話「通勤電車」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
  MS-3307 2016年5月号(通巻391号)\540-

 5月号は、ちょうど40年前に初来日ツアーをした「デビッド・グリスマン・クインテット+ビル・キース&リチャード・グリーンの衝撃!」前編、5月末から6月にかけて全国ツアーする「フィドリン・レオナ&ゼム」、ハワイで活躍する早川治とスモウニンジャーズ来日と「アム・インフォーク」、北大トリオの「Wintergrass 2016」体験記前編、ザ・ストリング・バンド(ジミィ赤澤/秋元慎/長谷川光)ロストテープス発掘、国際カントリー音楽会議のススメ、モンローズミュージックの軌跡K、琉球大学「伊藤友弥」、成田勝浩のロンサム・エアポート百三十話「中途半端」、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ。
 ★バックナンバー:各¥540-

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●ACD-12522 BILL MONROE 『Castle Studio 1950-1951 - Complete Sessions』5CD+BOOKLET 2月下旬発売予定(本体\14,600-)\15,768-予価


CD 1: 1. Blue Grass Ramble (instrumental) (take 1) 2. Blue Grass Ramble (instrumental) (take 2) 3. Blue Grass Ramble (instrumental) (take 3) OP 1950 4. New Mule Skinner Blues (take 1) 5. New Mule Skinner Blues (take 2, false start) 6. New Mule Skinner Blues (take 3) OP 1950 7. New Mule Skinner Blues (take 4) 8. My Little Georgia Rose (take 1) 9. My Little Georgia Rose (take 2, false start) 10. My Little Georgia Rose (take 3) 11. My Little Georgia Rose (take 4, fasle start) 12. My Little Georgia Rose (take 5) OP 1950 13. Memories Of You (take 1) 14. Memories Of You (take 2) 15. Memories Of You (take 3, false start) 16. Memories Of You (take 4) OP 1950 17. I'm On My Way To The Old Home (take 1) 18. I'm On My Way To The Old Home (take 2) OP 1952 19. Alabama Waltz (take 1) 20. Alabama Waltz (take 2, false start) 21. Alabama Waltz (take 3, false start) 22. Alabama Waltz (take 4) 23. Alabama Waltz (take 5) 24. Alabama Waltz (take 6, false start) 25. Alabama Waltz (take 7, false start) 26. Alabama Waltz (take 8) OP 1950 27. I'm Blue, I'm Lonesome (take 1) 28. I'm Blue, I'm Lonesome (take 2) 29. I'm Blue, I'm Lonesome (take 3) 30. I'm Blue, I'm Lonesome (take 4) 31. I'm Blue, I'm Lonesome (take 5) 32. I'm Blue, I'm Lonesome (take 6) OP 1950 33. I'll Meet You In Church Sunday Morning (take 1, false start) 34. I'll Meet You In Church Sunday Morning (take 2) 35. I'll Meet You In Church Sunday Morning (take 3) OP 1951 36. I'll Meet You In Church Sunday Morning (take 4) 37. Boat Of Love (take 1) 38. Boat Of Love (take 2, false start) 39. Boat Of Love (take 3) 40. Boat Of Love (take 4) OP 1950
CD 2: 1. The Old Fiddler (take 1, breakdown) 2. The Old Fiddler (take 2, breakdown) 3. The Old Fiddler (take 3, breakdown) 4. The Old Fiddler (take 4) 5. The Old Fiddler (take 5, false start) 6. The Old Fiddler (take 6) 7. The Old Fiddler (take 7) 8. The Old Fiddler (take 8) OP 1950 9. Uncle Pen (false start) 10. Uncle Pen (take 2) OP 1951 11. When The Golden Leaves Begin To Fall (take 1) 12. When The Golden Leaves Begin To Fall (take 2) 13. When The Golden Leaves Begin To Fall (take 3, breakdown) 14. When The Golden Leaves Begin To Fall (take 4) OP 1951 15. Lord Protect My Soul (take 1, false start) 16. Lord Protect My Soul (take 2) 17. Lord Protect My Soul (take 3, false start) 18. Lord Protect My Soul (take 4) 19. Lord Protect My Soul (take 5) 20. Lord Protect My Soul (take 6) OP 1951 21. River Of Death (take 1/2, breakdown) 22. River Of Death (take 3, false start) 23. River Of Death (take 4, breakdown) 24. River Of Death (take 5) OP 1951 25. Letter From My Darlin' (take 1) OP 1952 26. On The Old Kentucky Shore (take 1) 27. On The Old Kentucky Shore (take 2/3, breakdown) 28. On The Old Kentucky Shore (take 4) 29. On The Old Kentucky Shore (take 5) OP 1951 30. Raw Hide (instrumental) (take 1, breakdown) 31. Raw Hide (instrumental) (take 2) 32. Raw Hide (instrumental) (take 3, false start) 33. Raw Hide (instrumental) (take 4) 34. Raw Hide (instrumental) (take 5) 35. Raw Hide (instrumental) (take 6) OP 1952
CD 3: 1. Poison Love (take 1, breakdown) 2. Poison Love (take 2, breakdown) 3. Poison Love (take 3, breakdown) 4. Poison Love (take 4, breakdown) 5. Poison Love (take 5, breakdown) 6. Poison Love (take 6, breakdown) 7. Poison Love (take 7, false start) 8. Poison Love (take 8) 9. Poison Love (take 9, breakdown) 10. Poison Love (take 10, breakdown) 11. Poison Love (take 11 false start, 2 breakdowns) 12. Poison Love (take 12 false start, breakdown) 13. Poison Love (take 13, false start) OP 1951 14. Kentucky Waltz (take 1) 15. Kentucky Waltz (take 2) 16. Kentucky Waltz (take 3) OP 1951 17. Prisoner's Song (take 1, false start) 18. Prisoner's Song (take 2) OP 1951 19. Swing Low, Sweet Chariot (take 1) 20. Swing Low, Sweet Chariot (take 2) 21. Swing Low, Sweet Chariot (take 3, breakdown) 22. Swing Low, Sweet Chariot (take 4) OP 1951 23. Angels Rock Me To Sleep (take 1) 24. Angels Rock Me To Sleep (take 2, false start) 25. Angels Rock Me To Sleep (take 3, false start) 26. Angels Rock Me To Sleep (take 4) 27. Angels Rock Me To Sleep (take 5, breakdown) 28. Angels Rock Me To Sleep (take 6) OP 1951 29. Brakeman's Blues (take 1, breakdown) 30. Brakeman's Blues (take 2, false start) 31. Brakeman's Blues (take 3) OP 1951 32. Travelin' Blues (take 1) 33. Travelin' Blues (take 2 false start, breakdown) 34. Travelin' Blues (take 3) 35. Travelin' Blues (take 4, breakdown) 36. Travelin' Blues (take 5) OP 1951
CD 4: 1. When The Cactus Is In Bloom (take 1, breakdown) 2. When The Cactus Is In Bloom (take 2) 3. Sailor's Plea (take 1) 4. Sailor's Plea (take 2) 5. Sailor's Plea (take 3, breakdown) 6. Sailor's Plea (take 4) OP 1952 7. Sailor's Plea (take 5, breakdown) 8. Sailor's Plea (take 6) 9. My Carolina Sunshine Girl (take 1, breakdown) 10. My Carolina Sunshine Girl (take 2, breakdown) 11. My Carolina Sunshine Girl (take 3) 12. My Carolina Sunshine Girl (take 4, breakdown) 13. My Carolina Sunshine Girl (take 5) OP 1989 14. Ben Dewberry's Final Run (take 1) 15. Ben Dewberry's Final Run (take 2, breakdown) 16. Ben Dewberry's Final Run (take 3) OP 1989 17. Peach Pickin' Time In Georgia (take 1, 2 false starts) 18. Peach Pickin' Time In Georgia (take 2, false start, breakdown) 19. Peach Pickin' Time In Georgia (take 3,false start) OP 1964 20. Those Gambler's Blues (take 1, breakdown) 21. Those Gambler's Blues (take 2, false start, breakdown) 22. Those Gambler's Blues (take 3, false start) OP 1989 23. Highway Of Sorrow (take 1, false start, breakdown) 24. Highway Of Sorrow (take 2) 25. Highway Of Sorrow (take 3) OP 1951 26. Rotation Blues (take 1) 27. Rotation Blues (take 2) 28. Rotation Blues (take 3, breakdown) 29. Rotation Blues (take 4, breakdown) 30. Rotation Blues (take 5) 31. Rotation Blues (take 6, breakdown) 32. Rotation Blues (take 7, breakdown) 33. Rotation Blues (take 8, breakdown) 34. Rotation Blues (take 9) OP 1951
CD 5: 1. Lonesome Truck Driver's Blues (take 1, breakdown) 2. Lonesome Truck Driver's Blues (take 2) 3. Lonesome Truck Driver's Blues (take 3, breakdown) 4. Lonesome Truck Driver's Blues (take 4) OP 1951 5. Sugar Coated Love (take 1) 6. Sugar Coated Love (take 2, breakdown) 7. Sugar Coated Love (take 3) 8. Sugar Coated Love (take 4) 9. Sugar Coated Love (take 5) OP 1951 10. Cabin Of Love (take 1) 11. Cabin Of Love (take 2) 12. Cabin Of Love (take 3) 13. Cabin Of Love (take 4) OP 1953 14. You're Drifting Away (take 1) 15. You're Drifting Away (take 2) 16. You're Drifting Away (take 3) OP 1953 17. Get Down On Your Knees And Pray (take 1) 18. Get Down On Your Knees And Pray (take 2, breakdown) 19. Get Down On Your Knees And Pray (take 3) 20. Get Down On Your Knees And Pray (take E1) 21. Get Down On Your Knees And Pray (take E2) 22. Get Down On Your Knees And Pray (take E3) 23. Get Down On Your Knees And Pray (take 3, master) OP 1951 24. Christmas Time's A-Coming (take 1, false start & breakdown) 25. Christmas Time's A-Coming (take 2, breakdown) 26. Christmas Time's A-Coming (take 3, breakdown) 27. Christmas Time's A-Coming (take 4) 28. Christmas Time's A-Coming (take 5, breakdown) 29. Christmas Time's A-Coming (take 6) OP 1951 30. The First Whippoorwill (take 1) 31. The First Whippoorwill (take 2, false start) 32. The First Whippoorwill (take 3, breakdown) 33. The First Whippoorwill (take 4, breakdown) 34. The First Whippoorwill (take 5, breakdown) 35. The First Whippoorwill (take 6) 36. The First Whippoorwill (take 7) OP 1951 OP 2017, except where noted

 ビル・モンローがデッカ初期、ジミー・マーチン、カーター・スタンレー、エド・メイフィールドという名ボーカルを擁した1951年と1952年ににシンデレラ・スタジオで残した未発表音源を多数含む全181曲(366分)が1989年よりビル・モンローの年代順にボックスセットを発表してきたベア・ファミリーからリリースされる。モンローインストのマスターピース、"Rawhide"だけでも6テイク、"Poison Love"に至っては13テイクも残している。これまで公式に出た録音ではテープの回転が途中乱れていた"The First Whippoorwill"もオリジナル・マスターが出てきたという。CDサイズのハードカバーによるブックレットにはニール・ローゼンバーグによるディスコグラフィとデック・スポッツデイルと元ブルーグラス・ボーイズのフィドラー=チャーリー・スミスによるライナー。ビル・モンローがレスター・フラット、アール・スクラッグス、マック・ワイズマン等と袂を分かって、孤高のハイロンサム・サウンドを築き上げるプロセスの全貌が明らかにされたミュージシャンと熱心なリスナー垂涎の録音集。
 


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