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    B.O.M.Newsletter #514

  2023年7月15日
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目   次

今月のハイライト   1  
上半期売上ベスト10  2  
新入荷ダイジェスト   3  
   4  (ブルーグラス新入荷)
   5  (インスト新入荷)
新入荷作品解説    6  
   7  ■ブルーグラス新入荷
  8  ■オールドタイム、フォーク、アメリカーナ新入荷
  9  ■インスト新入荷
  10  ■カントリー・ポップ新入荷
  11  ■発掘、編集新入荷
  12  ■映像新入荷
日本のアーティスト  13  
月刊ムーンシャイナー特集/関連作品  14  
  15  [アール・スクラッグスのバンジョー寄贈]
  16  [トランスパシフィックセッション]
  17  [NEW LOOK!NEW SOUND!]
  18  [ムーンシャイナー7月号レビュー紹介作品]
お勧め作  19  
   20  ■ブルーグラス最近作/お勧め作 
  21  [温故知新]
  22  *コンテンポラリー
  23  *トラッド
  24  ■オールドタイム/フォーク/アメリカーナ最近作 & お勧め作
  25  ■インスト最近作 & お勧め作
  26  ■カントリー・ポップ最近作 & お勧め作
  27  ■発掘、編集 最近作 & お勧め作
楽器関連作品  28  
  29  *バンジョー
  30  *マンドリン
  31  *フィドル
  32  *ギター
  33  ■書籍、教則おすすめ
 楽器、その他…… 34  
輸入雑誌  35  
  36  *ブルーグラス・アンリミテッド誌
月刊『ムーン・シャイナー』  37  
B.O.M.ご利用方法  38  



 今月のハイライト
  ●PC-1278 DALE ANN BRADLEY『Kentucky For Me』CD(\2,450-)\2,695-税込 

The Sun's Gonna Shine/Kentucky Gold/Kentucky for Me/Dogwood Winter/Appalachian Blue/One by One/I'm Just an Old Chunk of Coal/God Already Has/Love Train/Poor Man's Pride/Stop Dragging My Heart Around全11曲

 ケンタッキー音楽の殿堂入りを果たし、グラミー賞にも2度ノミネートされたデイル・アン・ブラッドリーの故郷への賛歌。ケンタッキー出身のシンガー、エグザイルのJPペニントンを迎えた"The Sun's Gonna Shine"を皮切りに、ジョン・コンリーとの"I'm Just an Old Chunk of Coal"(ビリー・ジョー・シェーバー作)、レベッカ・リン・ハワードとの"Love Train"とケンタッキー出身のカントリー・シンガーと共演。ニューグラス・リバイバルのサム・ブッシュ(m,v)はロニー・レノ作"Kentucky Gold"、ジョン・コーワンは"Appalachian Blue"で夫々フィーチャー。トム・T・ホール作のタイトル曲ではラリー・コーデル、キティ・ウェルズとレッド・フォーリー"One by One"ではダニー・ペイズリーと、夫々秀逸なハーモニーが聞き物。ハイロンサムなメロディを歌い上げるデイル・アンのボーカルの上手さが際立つ、故スティーブ・ガリー&ティム・スタッフォード作"Dogwood Winter"。ポーランブリン・ボーイズを従えた"Poor Man's Prid"他、ツアー・メンバーでもあるキム・フォックス(g)、マット・レッドベター(d)、マルチ・ミュージシャンのトニー・レイ(m,bj,f,g)、現在はカリフォルニアで活動するブランドン・ゴッドマン(f)、バインキャッスルのCEOを務めるイーサン・ブルクハルト(bs)、ジム・ハースト(g)、マイケル・クリーブランド(f)、スコット・ベスタル(bj)、アリソン・ブラウン(bj)、アーロン&アダム・バイブルハウザー(v)他、豪華なメンバーがサポート。
  ●PATUX-372 ALAN MUNDE『Excelsior』CD(\2,650-)\2,915-税込

Longfellow's Excelsior Hornpipe/Lloyd's of Lubbock/Lloyd's of Lubbock/Miss Kitty's Hornpipe/Hymn for Slim/Byron's Buddies/Holler Up a Possum/Stay with Me Waltz/Bo Knows/Five Fall Down/Birthday Waltz/The Ten Cent Breakfast/Rodrigo and Johnson/Rabbits in a Watermelon Patch/Untitled Waltz全15曲

 70年代にカントリー・ガゼットのバンジョー奏者として絶大な人気を誇ったアラン・マンデの最新スタジオ作品。テキサス・フィドルをバンジョーにアダプトしたメロディックなスタイルやウェスタン・スウィングにも通じるジャジーな感覚とジミー・マーチン&サニー・マウンテン・ボーイズ時代に培ったソリッドなピッキングが相まった独自のスタイルを確立、ガゼットの活動後はサウスプレイ大学の教師としても活躍した。2021年にスティーブ・マーチン賞で得たお金を制作につぎ込んだと言う本作は50年にも及ぶ音楽活動で出会った人たちや場所への強い思い思い出を披露した全15曲中13曲がアランのオリジナル、残り2曲がギターで参加しているエリオット・ロジャースの作品という構成。マンドリンにエンジニアも務め、共演アルバムもリリースしていたビリー・ブライト、キム・ワーナー、スティーブ・スミス、エモリー・レスター、ドン・スターンバーグ、ボール・グラス、ジェレミー・チャップマン、サム・ブッシュ、ノア・ジェフリーズ、ロン・ぺニントンと総勢10名、変化のある曲調に応じて起用しているのが特徴。ツイン・マンドリンに美しくバンジョーが絡む"Longfellow's Excelsior Hornpipe"を皮切りに、ロイド・メインズのスチール・ギターを迎えた"Lloyd's of Lubbock"、ノスタルジックな"Lloyd's of Lubbock"、スリム・リッチーに捧げられたソロによる"Hymn for Slim"、バイロン・バーラインに因んだ"Byron's Buddies"サム・ブッシュとのデュオで演じる。ジャズ・マンドリンの巨匠ドン・スターンバーグとの"Untitled Waltz"、アランのスタイリッシュなバンジョーと選りすぐりの共演者が奏でる音楽に耳を傾けて欲しい。
 上半期売上ベスト10
  @COMP-4788 ALISON BROWN『On Banjo』CD(\2,450-)\2,695-税込

 アリソン・ブラウンの新作はショーロ、弦楽四重奏、スウィング・ジャズ、ボサノバ等、多岐のジャンルにわたってバンジョーの可能性を広げた意欲作。お馴染みのステュアート・ダンカン、俳優のスティーブ・マーチンのクロウハンマーとのデュオやクロノス・クァルテット他。 
  ADIRT-0111 MIGHTY POPLAR CD(\2,650-)\2,915-税込

 今年度一番の話題作。パンチ・ブラザーズのノーム・ピケルニー(bj)とクリス・エルドリッジ(g)、レフトオーバー・サーモンのグレッグ・ギャリソン(bs)、ウォッチハウス(前マンドリン・オレンジ)のアンドリュー・マーリン(m)、ビリー・ストリングスのツアーに参加しているアレックス・ハーグリーブス(f)をフィーチャーした新しいオールスター・ブルーグラスのセルフタイトルの作品。
  BREB-1880 LARRY SPARKS『It's Just Me』CD(\2,450-)\2,695-税込

 ブルーグラス・シンガーの最高峰、ラリー・スパークスのレベル社から18枚目と成る新作は、バンドから離れて、ラリーのギターとボーカルに焦点を当てた音創りで、過去のセルフカバーに加えてジョージ・ジョーンズ、ハンク・ウィリアムス、新進気鋭のライターの作品も収録。
  CAMVB2023 THE INFAMOUS STRINGDUSTERS『A Tribute To Flatt & Scruggs』CD(\2,250-)\2,475-税込

 悪名高いとバンド名に掲げたインファマス・ストリングダスターズ、2021年発売の『A Tribute To Bill Monroe』に続く、フラット&スクラッグス作品を集めた6曲入りミニ・アルバム。メロディアスな曲に美しいコーラスと、ブルーグラスのドライブ感に大掛かりなアレンジを仕掛けたスケールの大きなプログレッシブ・ブルーグラスが持ち味の彼らが原点に帰って、ストレートにF & Sの名曲を演じる。
  DCOMP-4811 ROBBIE FULKS『Bluegrass Vacation』CD(\2,450-) \2,695-税込

 スペシャル・コンセンサスのギター&ボーカルとして活動、アメリカーナ、オルタナ・カントリーのシーンで着実にキャリアを重ねて来たロビー・フルクス、古巣のコンパスから発表した初のブルーグラス作品。斯界最高のオール・スター集めたキャストとの組み合わせによる、現在のブルーグラス・シーンで最も注目すべきアルバムの一つ。
  EREB-1878 KODY NORRIS SHOW『Rhinestone Revival』CD(\2,450-)\2,695-税込

 ラインストーンの施されたド派手な衣装で熱気溢れるストレートなブルーグラスで観衆を魅了するコディ・ノリス・ショー、『All Suited Up』(REB-1873 \2,695-)に続くレベルからの第二作。
  FCOMP-4802 SPECIAL CONSENSUS『Great Blue North』CD(\2,450-) \2,695-税込

 グレッグ・ケイヒル(bj)をリーダーとして1975年に結成、シカゴでを拠点として活躍するスペシャル・コンセンサスの最新作は、デイヴ・ファンシー、ゴードン・ライトフットなど、カナダのシンガー・ソングライターの有名曲から無名曲までを収録し、レイ・レジェ、パトリック・ソウバー、トリシャ・ギャニオン & ジョン・ライシュマン(ジェイバード・トリオ)、ファリス & ジェイソン・ロメロなど、カナダのブルーグラス & フォーク・ミュージシャンとのコラボレーションを収録。
  GMH-21302 BENSON 『Pick Your Poison』CD(\2,650-)\2,915-税込

 サードタイム・アウトのマンドリン・プレイヤーとして25年に亘って活動するウェイン(m)とグラスカルズのメンバーで、5度のIBMA年間最優秀バンジョー奏者に輝くクリスティン・スコット・ベンソン(bj)、ブルーグラス界で最も才能あるインストルメンタリストの夫婦がベンソン名義で初の共演アルバム。伝統的なブルーグラスに加え、ビートルズのカバーやカントリーのヒット曲など、さまざまなジャンルから収録、彼らが今に至るまで歩んできた道を要約し、さらなる探求のために多くの方向性を示している。
  HSCR-90 BILL CLIFTON, RED RECTOR & ART STAMPER『Live in Holland, 1987』CD(\2,750-)\3,025-税込

 フォーク・リバイバル時代から70年にわたってレコーディングとパフォーマンスのキャリアを持つビル・クリフトン、1987年にレッド・レクター(m)、アート・スタンパー(f)と共に行なったヨーロッパをツアーのライブ音源。彼の取り上げた局の多くが、現在もブルーグラスのスタンダードとして歌い継がれている。
  IMFR-230510 LOST & FOUND『Final Chapter』 CD(\2,650-)\2,915-税込

 1973年に結成、ブルーリッジ系ブルーグラスの大御所、ロスト&ファウンド、40年以上にわたってレコーディングやツアーを積極的に行い、史上最も優れたブルーグラス・バンドの1つと称されているロスト&ファウンドのラスト・アルバム。彼等と同じく同地区を本拠に活動するロンサム・リバー・バンドのサミー・シーラーが2013年にマウンテン・フィーバー・スタジオで録音、アレン・ミルズ(bs,v)、ダン・ウェルズ(g,v)、ロナルド・スミス(bj)、スコット・ネピア(m)、アレンの甥の故ジェイソン・ムーア(bs)という面々が参加。アルバム最後の"Put It Off Until Tomorrow"のみ、デンプシー・ヤング(m)、スコッティ・スパークス(g)、ロナルド・スミス(bj)、アレン・ミルズ(bs,v)による未発表音源を収録。
 新入荷ダイジェスト
 (ブルーグラス新入荷)
  ●PC-1278 DALE ANN BRADLEY『Kentucky For Me』CD(\2,450-)\2,695-税込

 ケンタッキー音楽の殿堂入りを果たし、グラミー賞にも2度ノミネートされたデイル・アン・ブラッドリーの故郷への賛歌。ケンタッキーにゆかりのある豪華なゲストを迎えて共演。
 (インスト新入荷)
  ●SGM-524 GARY BREWER『Gary Brewer's House Of Axes』CD(\2,750-)\3,025-税込

 ケンタッキー・ランブラーズを率いて活躍するゲイリー。ブリューワーのソロ・アコースティック・ギター・コンセプト・アルバム。ゲイリーの所有するヴィンテージ・アコースティック・ギターで録音、映像と共に収録されている。彼のコレクションはMartin 0-1898 Herringboneから、ゲイリーの40年以上にわたってメイン・ギターのMartin D28 1941 Herringbone他、7本のギターを使用、解説を加えながら演奏を繰り広げている。
 新入荷作品解説
 ■ブルーグラス新入荷
  ●TBR-118 GREG BLAKE 『People, Places, and Songs』CD(\3,100-)\3,410-税込

I'll Be Loving You/The Other Side Of The World/Not Far From Hope/A Miners Tale/On Down The Road/When Lonely Came To Town/Cold Wyoming Morning/From Me To We/The Christmas Cookies/People, Places, and Songs全10曲

 ウエスト目バージニア生まれ、カンサス州で聖職者としてのミッションを終えてミュージシャンとして身を立て、ジェフ・スクロギン&コロラドからスペシャル・コンセンサスのリード・ボーカルとして活躍中のグレッグ・ブレイク、コロナ禍前にフルタイム・ミュージシャンとして活動続ける決意を受けてクレア・リンチやマーク・シャッツといったミュージシャンが協力して創り上げた作品。クレアをフィーチャーしたタイトル曲は50歳を越えてソングライティングを始めたというグレッグのオリジナル。ルイビル在住のソングライター、アーロン・バイブルハウザーのキャッチーな"The Other Side Of The World"、オースチンからナッシュビルに来てメキメキと頭角を現したブレネン・リー作"When Lonely Came To Town"他。サポートはテネシー・ブルーグラス・バンドのアンスリー・ポーチャック(f)、ジェシー・ブロック(m)、ダン・ボナー(f,e.g,v)、マーク・シャッツ(bs)、アンディ・レフトウイッチ(g,m,f)、ジョッシュ・スイフト(d)、グレッグ・ケイヒル(bj)、ダン・ユーバンクス(bs)、クレア・リンチ(v)、ティム・オブライエン(v)他。 
  ●BBR-0169 CARSON PETERS & IRON MOUNTAIN『Gotta Lotta Lonesome』CD(\2,750-)\3,025-税込

Gotta Lotta Lonesome/Falling More And More In Love With You/That Lonesome Old River/Back To The Hills Of Home/How Blue/All I Ever Loved Was You/All The Gold In California/It's Too Late (When You're At The Gate)/Can't Go Back/Heaven Or Hell/Don't You Call My Name/Journey Home全12曲

 アパラチアの真ん中から登場したフィドラー & ボーカリストのカーソン・ピーターズはブルーグラス界の新星としてグランド・オール・オープリーなどの有名なステージで演奏。本作は彼等初のメジャーレーベルからのリリース。正統派ブルーグラス、際立つヴォーカルをセンス良くミックスした作品。
  ●COMP-4813 LEFTOVER SALMON『Grass Roots』CD(\2,450-)\2,695-税込

Country Blues/Blue Railroad Train/Riding on the L&N/Simple Twist of Fate/California Cottonfields/Fire and Brimstone/Black Peter/The New Lee Highway Blues/Nashville Skyline Rag/Fireline全10曲

 キング・オブ・テルライドと称されるサム・ブッシュ率いるニューグラスリバイバルやジョン・ハートフォードの人気が高いコロラドのブルーグラス・シーンから登場したレフトオーバー・サーモン、リトル・フィート、ザ・バンド、グレイトフル・デッドなどのバンドが去った後、ブルーグラス、ロックンロール、フォーク、ケイジャン、ソウル、ザイデコ、ジャズ&ブルースなど、さまざまな音楽的テイストを独自の方法で抽出し、ジャム・グラスなるジャンルを推し進めて、コロラド州の最も愛されるバンドの一つとなった彼等の最新作はボブ・ディラン、リンク・レイ、デヴィッド・ブロムバーグなど、音楽界で最も影響力のあるアーティストのカヴァー集。ビリー・ストリングス、オリバー・ウッド、ダロル・アンガーがゲスト参加。
  ●NNS698603 MOLLY TUTTLE & GOLDEN HIGHWAY『City of Gold』CD(\2,650-)\2,915-税込

El Dorado/Where Did All the Wild Things Go?/San Joaquin/Yosemite/Next Rodeo/When My Race Is Run/Alice in the Bluegrass/Stranger Things/Down Home Dispensary/More Like a River/Goodbye Mary/Evergreen, OK/The First Time I Fell in Love全13曲 7/21発売
モリー・タトルが自身のゴールデン・ハイウェイを率いて2022年に発表したNonesuch移籍第一弾作品にしてグラミー賞受賞アルバム『CROOKED TREE』に続く最新作。現在のブルーグラス・シーンで最も注目のアーティストの一人、1993年にカリフォルニアで生まれ、マルチ・インストゥルメンタリストであり音楽教師でもあった父、ジャック・タトルやバンジョー奏者だった祖父の影響でファミリー・バンドで活動、バークリー音楽院を卒業後、ナッシュヴィルに移住、2019年にコンパスから『WHEN YOU'RE READY』でデビュー、2020年にはジャンルを超えたカヴァー集『...BUT I'D RATHER BE WITH YOU』を発表、その後、ノンサッチと契約、ルーツ・ミュージックを現代に蘇らせ、巧みなソングライティングによって伝統的ブルーグラスに新たな息吹きを与えた。前作に続きジェリー・ダグラスとの共同プロデュース、ナッシュヴィルのサウンド・エンポリウム・スタジオ録音。モリー・タトル(g,v)、ジェリー・ダグラス(d)、そしてブロンウィン・キース・ハインズ(f,v)とドミニク・レスリー(m)、シェルビー・ミーンズ(bs,v)、カイル・タトル(bj,v)というメンバーに加え、"Yosemite"でデイヴ・マシューズがスペシャル・ゲスト参加。
  ●EICK571930 DAN TYMINSKI『God Fearing Heathen』CD(\2,650-)\2,915-税込

Never Comin’ Home/Hey Brother/Keep Your Eye on Kentucky/Never Met a Stranger/Silence in the Brandy/God Fearing Heathen/G.O.A.T./No Song to Sing/Occam’s Razor/Ode to Jimmy Martin全10曲

 ダン・ティミンスキ、15年ぶりの本格的なブルーグラス・アルバム。自らプロデューサーを務め、全10曲中9曲のオリジナルを収録。孤独な兵士の葛藤を描いた"Silence In The Brandy"、去ってしまった愛を嘆く"Never Comin' Home"、まだ見ぬ友を受け入れる"Never Met a Stranger"、ブルーグラスの象徴ジミー・マーティンに敬意を表した"Ode to Jimmy Martin"等、ブルーグラスの時代を超えた伝統を探求しながらも、現代のテーマを掘り下げた歌詞で、自省、人間的な兄弟愛、そしてPTSDに捧げられた内容を取り上げている。
 ■オールドタイム、フォーク、アメリカーナ新入荷
  ●HS-2023 TIM O'BIEN『Cup Of Sugar 』CD(\2,450-)\2,695-税込

Bear/Let the Horses Run/Stuck in the Middle/Thinkin' Like a Fish/Cup of Sugar/The Pay's a Lot Better Too/Shout Lulu/The Anchor/She Can't, He Won't and They'll Never/Diddleye Day/Little Lamb Little Lamb/Goodbye Od Friend/Gila Headwaters全13曲

 パンチ・ブラザーズやサラ・ジャローズ等、現在のトップ・ブルーグラス・アーティストに多大な影響を与えたホットライズのメンバーとしてまた、シンガー&ソングライター、マルチ・インストルメンタリストとしてアメリカーナ・シーンの最重要アーティストの一人であるティム・オブライエン、2021年の『He Walked On』に続く強力な作品。熊、魚、子羊、馬、そして墓掘り人、隣人、さらには「アメリカの良心」と呼ばれたジャーナリスト、ウォルター・クロンカイトといった人々についてのオリジナル13曲。バックには、彼の信頼するバンド仲間、マイク・バブ(bs)、シャッド・コブ(f)と妻のヤン・ファブリシャス、ジェイミー・ディック(drums)、マイク・ロハス(keyboard)、ラス・パール(steel g)、コーリー・ウォーカー(bj)。"Let the Horses Run"にはデル・マッカリーがギターとテナーボーカルで参加。ティムとの共作者には、ロニー・ボウマン、ジョナサン・バード、ショーン・キャンプ、ヤン・ファブリシャス、トーム・ジュッツが参加。
  ●WSR-2012 REEB WILLMS & CALEB KLAUDER 『Oh Do You Remember』CD(\2,650-)\2,915-税込

You Didn't Have To Go/She Will Get Lonesome/Thy Burdens Are Greater Than Mine/Whispering Forest/Blue From Now On/Babes in The Woods/Sinking in The LonesomAlabama Waltze Sea/Gathering Flowers/Wiley Laws/Alabama Waltz/Can I Sleep in Your Barn Tonight Mister/Are You Teasing Me/She Didn't Even Notice I Was Gone/Sad Situation全14曲

 フォグホーン・ストリングバンドのカレブ・スルーダーとリーブ・ウィルムスの2012年リリースのマンドリン&ギターによるデュオ作品。カレブの力強いマンドリンとリーブのツボを押さえたギター・プレイに載せて抜群のハーモニーが魅力。ジミー・C.ニューマンの50年代の"You Didn't Have To Go"を皮切りにルービン"She Will Get Lonesome"、"Blue From Now On"、"Are You Teasing Me"、"She Didn't Even Notice I Was Gone"ピーウィー・キング& レッド・スチュワートでスタンレーも取り上げた"Thy Burdens Are Greater Than Mine"、ポーター・ワゴナーが"I Thought of God"として取り上げていた"Whispering Forest"、カーター・ファミリー"Sinking in The Lonesome Sea"、トラッドの"Babes in The Woods" 、リーブのアカペラによる"Gathering Flowers"、マンコ・スニードのフィドル曲をマンドリンにアダプとした"Wiley Laws"、リーブのソロによるハンク・ウィリアムス"Alabama Waltz"、チャーリー・プール"Can I Sleep in Your Barn Tonight Mister"、スキーター・デイビスの70年代の録音でブルーグラスではデリア・ベルが取り上げていた"Sad Situation"という全14曲。
  ●LIU270841 GORDON LIGHTFOOT『At Royal Albert Hall』2CD(\3,500-)\3,850-税込

The Watchmans Gone/Sea of Tranquility/Now and Then/All the Lovely Ladies/Drifters/A Painter Passing Through/Christian Island/Rainy Day People/Shadows/Beautiful/Carefree Highway/Did She Mention My Name/Ribbon of Darkness/Sundown/Sweet Guinevere/The Wreck of the Edmund Fitzgerald/Never Too Close/Don Quixote/Minstrel of the Dawn/I'd Rather Press on/Let It Ride/If You Could Read My Mind/Restless/Baby Step Back/Early Morning Rain/Waiting for You全26曲

 トニー・ライスが好んで取り上げたことで知られる故ゴードン・ライトフット(1938-2023)、50年にわたるキャリアで多くのヒット曲を生み、史上最高のシンガーソングライターの一人として称せられている彼の集大成ともいえる代表曲を集めた、2016年5月24日にロイヤル・アルバート・ホールに於けるライブ音源。2023年5月1日に亡くなる前の最後の数週間、この作品のリリースの為に心血を注いだ作品。
  ●ROU-0370 TONY RICE 『Sings Gordon Lightfoot』 CD(\2,450-)\2,695-税込

Go My Way/Whispers of the North/Early Morning Rain/Cold on the Shoulder/Walls/You are What I Am/Ten Degrees(Getting Colder)/Whisper My Name/Shadows 他全17曲

 トニー・ライスがこれまでに録音したゴードン・ライトフットの曲ばかりを集めた企画編集物である。全17曲の内、未発表の“Whispers of the North”(J.ダグラス、M.シャッツ、キャシー・キアボラ、ビル・ウルフ=piano、コール・バージェス=sax)の他、70年代大名盤“New South”(ROU-0044 日本では“Old Home Place”と呼ばれる大名作)、“Manzanita”(ROU-0092)、“Cold on the Shoulder”(ROU-0183)、“Me & My Guitar”(ROU-0201)、“Native American”(ROU-0248)、“Church Street Blues”(SH-3732)、そして兄弟達とのライス・ブラザース“Rice Brothers”(ROU-0256 第2作“Rice Brothers 2”=ROU-0286からは収録なし)、ノーマン・ブレイクとの“Blake & Rice”(ROU-0233 こちらも第2作“Blake & Rice 2”=ROU-0266からは収録なし)から集められた作品集(以上の個別作品はCD各\2,695-)である。トニー、そのキャリアで追いかけ続けたライトフットをアレンジしたブルーグラス作品集はボーカリストとしてのトニー・ライス、最良の部分であるだろう。じられる。40頁のブックレット付。
  ●MKCK5 THE MILK CARTON KIDS『I Only See The Moon』CD(\2,450-)\2,695-税込

All of the Time in the World to Kill/Star Shine/When You're Gone/Wheels and Levers/I Only See the Moon/Running on Sweet Smile/One True Love/Body & Soul/North Country Rider/Will You Remember Me全10曲

 何処か懐かしさを感じさせるアコースティック・デュオ、ケネスとジョーイのミルクカートン・キッズの最新作。新しい感性の心地よいフォークタッチの演奏が魅力。
 ■インスト新入荷
  ●SGM-524 GARY BREWER『Gary Brewer's House Of Axes』CD(\2,750-)\3,025-税込

Old Brown Case (Intro)/Old Brown Case - (1941 Martin D-28 Herringbone)/Southern Flavor (Intro)/Southern Flavor (2007 Martin D-41 Porter Wagoner Custom Signature Model)/Sourwood Ridge (Intro)/Sourwood Ridge (1968 Martin D-28)/White Horse Breakdown (Intro)/White Horse Breakdown (1992 Mossman Texas Plains model)/Old Minor Joe Clark (Intro)/Old Minor Joe Clark (1948 Martin D-28)

 ケンタッキー・ランブラーズを率いて活躍するゲイリー。ブリューワーのソロ・アコースティック・ギター・コンセプト・アルバム。ゲイリーの所有するヴィンテージ・アコースティック・ギターで録音、映像と共に収録されている。彼のコレクションはMartin 0-1898 Herringboneから、ゲイリーの40年以上にわたってメイン・ギターのMartin D28 1941 Herringbone他、7本のギターを使用、解説を加えながら演奏を繰り広げている。
  ●PDDI011 NATALIE AND BRITTANY HAAS『HAAS』CD(\2,650-)\2,915-税込

Free Space/Reel for Dennis/The Volunteer/Kevin & Micheal/Wayne's Jig/Harvelandsvalsen/Potatis Valsen/Bob & Suzanne's Welcome to Inverness/Carolyn & Ginger/The Pond/The Hummingbird's Visit/Splice/The Rose Gardener/Strange Road to the Unknown/The Cowboy Druid/Eileen's Farewell/Lady Crysler of Collingwood/Alasdair's Right Arm/Finally全11曲

 ボストンの新世代ブルーグラス。クルッキド・スティルのフィドラーとして活躍したブリタニーとジュリアード音楽院出身のチェリストであるナタリーのハース姉妹による初のデュオ・アルバム。幼い頃からバッハの組曲やオールドタイムの曲で音楽人生を共に歩んで来た。ナッシュビルからノルウェー、ケルト諸島からカリフォルニアまで、様々な世界を吸収し、適応させ、創り上げてきた生まれた作品。
  ●BLFK582 BELA FLECK 『As We Speak』CD(\2,450-)\2,695-税込

Motion/The B Tune/Tradewinds Bengali/J Bhai/Rickety Karma/1980/Owl's Misfortune/Pashto/Hidden Lake/Beast in the Garden/Conundrum/As We Speak全12曲

 ベラ・フレックの最新作は盟友のベース名手エドガー・マイヤー、タブラの巨匠ザキール・フセイン、インドのバンブーフルートであるバンスリー奏者のラケシュ・チャウラシアを迎えて、インドの古典音楽と西洋のクラシック音楽をブルーグラスとジャズと融合させた野心的なアルバム。 "Beasts in the Garden"でスキャットによるボーカルが聞かれる以外、全曲インストルメンタル。インド音楽よりのワールド・ミュージックという趣で、全編でベラのバンジョー・ロールが聞かれる。「オステージで演奏しているとき、作曲モードや創作モードでは、基本的に会話をしているんだ」とフセインは言います。「だから、音楽は話すように生まれるんだ」。タブラの繰り出す複雑なリズムに乗ったバンブー・フルートにファンキーなベースとベラのバンジョーが絡み、あたかも会話しているような音世界が広がる。
 ■カントリー・ポップ新入荷
  ●SXCE684 LUKAS NELSON & PROMISE OF THE REAL『Sticks And Stones』CD(\2,450-)\2,695-税込

 ウィリー・ネルソンの息子、ルーカス・ネルソン (v,g)、アンソニー・ロガーフォ (ds,perc,v)、タト・メルガー (perc)、そしてオリジナル・ベーシスト、メルリン・ケリー(bS)で西海岸で結成、2年後にコーリー・マコーミック(bs,v)に代わり不動のメンバーで活動を続けるロック・バンド。バンド名はニール・ヤングの1973年の曲「ウォーク・オン」から引用されているという。バイオによるとニール・ヤング、クリス・クリストファーソン、ウェイロン・ジェニングス、そしてJ.Jケイル、ザ・バンド、デラニー・アンド・ボニーなどの古典的なロックンロールの血統を引き継ぐだけでなく彼らはアメリカ音楽の彼ら自身の独特のスタイルを開発し始めているという。
  ●RCA651022 ELLE KING『Come Get Your Wife』CD(\2,450-)\2,695-税込

 カントリー・シンガーによるローリング・ストーンズ・カバー集『Stoned Cold Country』やロッキン・カントリー、ワンダ・ジャクソンのラスト・アルバム『Encore』に登場、ダークス・ベントレーとのデュオ"Different for Girls"が2016年のCMAアワードのボーカル・イベント・オブ・ジ・イヤーに選ばれたエル・キング、バンジョーやマンドリンを全面にフィーチャー、ロック、ソウル、カントリー、ブルーグラス等、様々な要素を取り入れながらもダウン・トゥ・アースな泥臭いサウンドを聞かせる。映画俳優のロブ・シュナイダーを父に持ち、幼少期をオハイオ南部で過ごし、アール・スクラッグスの影響で自身もバンジョー弾くという、彼女の本格的カントリー・アルバム。ダークス・ベントレー、ミランダ・ランバートがデュオで参加。
  ●BFDR415 MELONIE CANNON『A Tribute To Vern Gosdin』CD(\2,450-)\2,695-税込

Is It Rainin' At Your House/Dim Lights, Thick Smoke (And Loud, Loud Music) (with Jim Lauderdale)/Right In The Wrong Direction/If You're Gonna Do Me Wrong (Do It Right) (with Vince Gill)/Way Down Deep (with Doyle Lawson & Jamey Johnson)/Do You Believe Me Now/Dream Of Me/Till The End (with Willie Nelson)他全13曲

 2004年にスキャッグス・ファミリー・レコードからデビューしたメロニー・キャノンの最新作はブルーグラスとも関係深いカントリー歌手、ヴァーン・ゴスディン・トリビュート。超大物プロデューサー、バディ・キャノンの娘でステーション・インで歌っている所をロニー・ボウマンにスカウトされたのがデビューのきっかけという。ヴァーン・ゴスディンは父親よりも先にメロニーの歌手としての才能を見出し、応援していたという。本作ではジム・ローダデイル、ヴィンス・ギル、ドイル・ローソン&ジェイミー・ジョンソン、ウィリー・ネルソン、アリソン・クラウス&シドニー・コックス等、豪華なゲストが参加している。
  ●FAN1965 TANYA TUCKER『Sweet Western Sound』CD(\2,650-)\2,915-税込

Tanya/Kindness/Breakfast in Birmingham/Waltz Across a Moment/Ready As I'll Never Be/The List/Letter to Linda/City of Gold/That Wasn't Me/When the Rodeo's Over (Where Does the Cowboy Go?)全10曲

 2019年のグラミー賞受賞作『While I'm Livin'』以来の新曲アルバムである。アコースティックに向いていた前作と打って変わって、プロデュースにブランディ・カーライルとシューター・ジェニングスを迎えて骨太な、時に70年代と80年代の西海岸のビンテージなカントリー・ロック作品を髣髴させる仕上がり。
 ■発掘、編集新入荷
  ●OMRE520 JORMA KAUKONEN『Live At The Bottom Line』2CD(\3,900-)\4,290- 税込

Disc 1:Blue Railroad Train/Waiting for a Train/Re-Enlistment Blues/Death Don't Have No Mercy/Do Not Go Gentle/I'm Free from the Chain Gang Now/Blues Stay Away from Me/I'll Let You Know Before I Leave/Red River Blues/Living in the Moment全10曲

Disc 2:Good Shepherd/Uncle Sam Blues/Prohibition Blues/I Am the Light of This World/Just Because/Hesitation Blues全6曲

 70年代初めに活躍したサンフランシスコのサイケデリック・ロック、ジェファーソン・エアプレインの創立メンバーのヨーマ・カウコネン、サイド・プロジェクのホット・ツナではアコースティックなブルースを演じていたヨーマの2002年のアルバム『ブルー・カントリー・ハート』は、グラミー賞のベスト・トラディショナル・フォーク・アルバムにノミネート、バリー・ミッターホフ(m)とシンディ・キャッシュダラー(Steel g)を従えたソロ・ツアーの、2003年、ニューヨークの伝説的「ボトムライン」に於けるライブ音源。
 ■映像新入荷
  ●TOPH01DVD WILLIE NELSON, MERLE HAGGARD, RAY PRICE『Last of the Breed:Live in Concert』DVD(\4,500-)\4,950-税込

San Antonio Rose/Crazy Arms/Heartaches by the Number/Release Me and Let Me Love Again/Help Me Make It Through the Night/I Won't Mention It Again/Make the World Go Away/For the Good Times/Route 66/Miles and Miles of Texas/Take Me Back to Tulsa/I Had a Little Girl/That's the Way Love Goes/Silver Wings/I Think I'll Just Stay Here and Drink/Are the Good Times Really Over (I Wish a Buck Was Still Silver)/Big City/Sing Me Back Home/Okie from Muskogee/Pancho and Lefty/Reasons to Quit/Ramblin' Fever/Back to Earth/I'm Gonna Sit Right Down and Write Myself a Letter/I Gotta Have My Baby Back/I'll Keep on Loving You/Still Water Runs the Deepest/Night Life/Crazy/On the Road Again/Always on My Mind/Mama Tried/Superman/You Don't Think I'm Funny Anymore/Whiskey River/Bonus Materials全35曲

 ウィリー・ネルソン、マール・ハガード、レイ・プライスというカントリー界のレジェンド達のコラボレーション「ザ・ラスト・オブ・ザ・ブリード」、2007年3月の最終公演の様子を高画質で撮影、究極のコンサート体験となる5.1デジタルサラウンドで録音された映像作品。グラミー受賞のレイ・ベンソンとアスリープ・アット・ザ・ホイール、レイ・プライスのチェロキー・カウボーイをバックに、ホンキートンクとウェスタン・スウィングの名曲を演じた全35曲
 日本のアーティスト
  ●TIKI-028 BOSCO(\2,273-)\2,500-税込

Drunken Hiccups/Old Sledge/Falls of Richmond/Walking in the Parlor/Drunk Man's Blues/Old Christmas Morning/Pretty Little Girl/Cherry River Line/John Robert's tune/Indian War Dance Piece/Yew Piney Mountain/Sourwood Mountain/Walking in the Parlor/Shakin' Down the Acorns/Nancy Rollin'/As Time Draws Near/Train 45/Sherman's Untitled A tune (Cripple Creek)/Yew Piney Mountain全19曲

 京都在住のオールドタイム・フィドラー、バスコ(高木光介)、ロサンゼルスを拠点にオールドタイム音楽作品をリリースしているTIKIパーラーからのセルフ・タイトルによるソロ・アルバム。ミュージック・マガジン他、様々なメディアで取り上げられ注目を集めている。「1970年代の終わり頃からトミー・ジャレル、バール・ハモンズ、メルヴィン・ワインといった巨匠や若いミュージシャンたちを訪ね歩き、ウィートランドやマウント・エアリーやゲイラックといったフェスに参加、昔のオールドタイマーの音に耳を傾け、その中から自分のフィドルスタイルを身に着け、本物のアパラチアの音を出す。そしてその右手で弓を操り生み出される複雑なリズムに心魅せられる。(ジョン・ハーマン)」 
 月刊ムーンシャイナー特集/関連作品
 [アール・スクラッグスのバンジョー寄贈]
  ●COL-77627 LESTER FLATT & EARL SCRUGGS『Foggy Mountain Jamboree』CD(\2,250-)\2,475-税込

 おそらくブルーグラス史上、もっとも重要なアルバム。アール・スクラッグスの超有名バンジョー6曲とレス ター・フラットの"Blue Ridge Cabin Home"や「新聞売りのジミー少年」、「愛ちゃんは花のよう」など6曲 のオリジナルに、オマケが3曲、"Dear Old Dixie"、"On My Mind"、"Pray for the Boys"を加えた全15曲。
  ●BGOCD-1420 EARL SCRUGGS『Nashville's Rock / Dueling Banjos / TheStoryteller & The Banjo Man /Top Of The World』2CD(\2,450-)\2,695-税込

Disc One:(NASHVILLE'S ROCK)Honky Tonk Women/Hey Jude/Bridge Over Troubled Water/(DUELING BANJOS)String Bender/Flint Hill Special/Randy Lynn Rag/Fireball Mail

Disc Two:(THE STORYTELLER AND THE BANJO MAN)Song Of The South/Shackles And Chains/The Engineers Don't Wave From The Trains Anymore/Don't This Road Look Rough And Rocky(TOP OF THE WORLD)Sittin' On Top Of The World/We'll Meet Again Sweetheart/Could You Love Me (One More Time)/Love Gone Cold他42曲

 47歳のアール個人名義で1971年に発表された幻のバンジョーインスト集。続いて73年アール・スクラッグス名義のバンジョー・インスト集、そのゴールデン・トーンと音を創ろうとする指先に込められた衝動は学ぶべきだろう。ランディ・スクラッグス(g)他、絶頂期のバッサー・クレメンツ(f)とジョッシュ・グレイブス(d)の3人が目一杯フィーチャーされているのも嬉しい。初CD化となる82年作のトム・T・ホールと共演の『TheStoryteller & The Banjo Man』、83年作『TOP OF THE WORLD』ではロドニー・ディラード、リッキー・スキャッグス、レイシー・ダルトン等が参加、印象的なバンジョーインスト"Roller Coaster"も聞き物。
  ●UNI-170189 EARL SCRUGGS 『Earl Scruggs & Friends』CD(\2,450-)\2,695-税込

Country Comfort/Borrowed Love/Ring Of Fire/True Love Never Dies/The Angels/Fill Her Up/Foggy Mountain Breakdown/I Found Love/Blue Ridge Mountain Blues/Passin' Thru/Foggy Mountain Rock-Foggy Mountain Special全12曲 

 晩年はファミリー&フレンズでのライヴ・アピアランスや、多くのセッションに招かれての録音等、その健在ぶりが示した御大アール・スクラッグスの、実に17年のブランクの後のアルバム・リリース。アメリカン・ミュージックの巨人の久々のアルバムを祝して、ロック/ポップ/カントリーのスーパー・スターが一堂に会しての、文字どおりのスーパー・セッションを息子ランディがプロデュース、ファンにはまたとない贈り物となった。当時77歳、日本流にいうなら喜寿を迎えたアールの、微塵も老いを感じさせないハイ・スピリット・バンジョー・プレイを、何も言わずにしっかりと聴いていたい作品。オリジナル・ブルーグラス・サウンドを伝える偉人の境地がここに表出されている。ゲイリー(2021年没)とランディ(2018年没)の二人の息子も参加。
 [トランスパシフィックセッション]
  ●RCSI-1187 JOE K.WALSH『If Not Now, Who?』CD(\2,750-)\3,025-税込 

 ミスター・サンのマンドリン・プレイヤーとして又、母校のバークリー音大で教鞭を執るジョー・Kウォルシュの最新アルバム。
  ●COMP-4784 MR. SUN『Extrovert』CD(\2,450-)\2,695-税込 

 デヴィッド・グリスマン・クインテットのオリジナル・メンバーで、約半世紀に渡ってブルーグラス&アコースティック・ミュージックのクリエイティブなシーンを牽引して来たダロル・アンガーと、彼のユニークな音楽ビジョンを心技体で共有するジョー・ウオルシュとグラント・ゴーディという若き仲間達と一緒に、ブルーグラス表現の新境地に挑むMr.Sunの2ndアルバム。
 [NEW LOOK!NEW SOUND!]
  ●REB-1876 STARLETT & BIG JOHN『Living In The South』CD(\2,450-)\2,695-税込

 17歳でグランド・オール・プリーに出演したというビッグ・ジョン・タリーとボスウェル・ファミリーのベース & ボーカルとして活動していたスターレット・ボスウェル・オースチンのレベル社からのデビュー作。プロデュースにはセルダム・シーンのメンバーとして活動するロン・スチュアート。様々な表情を魅せるオリジナル曲、ハンク・ウィリアムスの"Settin' the Woods on Fire"という選曲の妙、非常に良くプロデュースされた上質のサウンドによる耳に優しい作品。コンテンポラリー・トラディショナル・スタイルとでも呼ぶべき、新しいソリッド・ブルーグラスと評価されている。 
 [ムーンシャイナー7月号レビュー紹介作品]
  ●REB-1878 KODY NORRIS SHOW『Rhinestone Revival』CD(\2,450-)\2,695-税込

 ラインストーンの施されたド派手な衣装で熱気溢れるストレートなブルーグラスで観衆を魅了するコディ・ノリス・ショー、『All Suited Up』(REB-1873 \2,695-)に続くレベルからの第二作。
  ●COMP-4811 ROBBIE FULKS『Bluegrass Vacation』CD(\2,450-) \2,695-税込

 スペシャル・コンセンサスのギター&ボーカルとして活動、アメリカーナ、オルタナ・カントリーのシーンで着実にキャリアを重ねて来たロビー・フルクス、古巣のコンパスから発表した初のブルーグラス作品。斯界最高のオール・スター集めたキャストとの組み合わせによる、現在のブルーグラス・シーンで最も注目すべきアルバムの一つ。
  ●COMP-4788 ALISON BROWN『On Banjo』CD(\2,450-)\2,695-税込

 アリソン・ブラウンの新作はショーロ、弦楽四重奏、スウィング・ジャズ、ボサノバ等、多岐のジャンルにわたってバンジョーの可能性を広げた意欲作。お馴染みのステュアート・ダンカン、俳優のスティーブ・マーチンのクロウハンマーとのデュオやクロノス・クァルテット他。
  ●MFR-230510 LOST & FOUND『Final Chapter』 CD(\2,650-)\2,915-税込

 1973年に結成、ブルーリッジ系ブルーグラスの大御所、ロスト&ファウンド、40年以上にわたってレコーディングやツアーを積極的に行い、史上最も優れたブルーグラス・バンドの1つと称されているロスト&ファウンドのラスト・アルバム。彼等と同じく同地区を本拠に活動するロンサム・リバー・バンドのサミー・シーラーが2013年にマウンテン・フィーバー・スタジオで録音、アレン・ミルズ(bs,v)、ダン・ウェルズ(g,v)、ロナルド・スミス(bj)、スコット・ネピア(m)、アレンの甥の故ジェイソン・ムーア(bs)という面々が参加。アルバム最後の"Put It Off Until Tomorrow"のみ、デンプシー・ヤング(m)、スコッティ・スパークス(g)、ロナルド・スミス(bj)、アレン・ミルズ(bs,v)による未発表音源を収録。
  ●MH-21302 BENSON 『Pick Your Poison』CD(\2,650-)\2,915-税込

 サードタイム・アウトのマンドリン・プレイヤーとして25年に亘って活動するウェイン(m)とグラスカルズのメンバーで、5度のIBMA年間最優秀バンジョー奏者に輝くクリスティン・スコット・ベンソン(bj)、ブルーグラス界で最も才能あるインストルメンタリストの夫婦がベンソン名義で初の共演アルバム。伝統的なブルーグラスに加え、ビートルズのカバーやカントリーのヒット曲など、さまざまなジャンルから収録、彼らが今に至るまで歩んできた道を要約し、さらなる探求のために多くの方向性を示している。
  ●EMG-10930 EDDIE SANDERS『Walking in Those Shoes』CD(\2,450-) \2,695-税込

 優れたブルーグラスのシンガー&ソングライター、エディ・サンタースの最新ゴスペル・アルバム。グレン・ダンカンとアダム・エンゲルハートのプロデュースの下、デニス・クロウチ(bs)、コディ・キルビー(g)、パット・マグラス(g)、ケイシー・キャンベル(m)、ティム・クロウチ(f)、スコット・ベスタル(bj)、グレン・ダンカン(g,m)というEMGレコードではお馴染みのメンバーがバックアップ。
  ●JR-008 FATBOY WILSON & OLD VIEJO BONES CD(\2,450-)\2,695-税込

 ブルックリンを本拠に置くルーツ系レーベル、ジャロピー・レコードのジャパン・ツアーで各地で旋風を巻き起こしたファットボーイ・ウィルソンことサモア・ウィルソン(ukulele,v)とオールド・ビエホ・ホーンズことエルネスト・ゴメス(g,harmonica,v)のデュオ。
  ●OMRE515 STEPHEN STILLS『Live at Berkeley 1971』CD(\2,650-)\2,915-税込

 クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングで一世を風靡、日本のアコースティック・ギター少年達に多大な影響を与えたスティーブン・スティルの初のツアーから、1971年にバークレー・コミュニティ・シアターで行われたライブの未発表音源14曲を収録。前半のアコースティックセットから10曲、メンフィス・ホーンズをフィーチャーしたエレキセットから4曲という構成。デヴィッド・クロスビーがボーカルとギターで"You Don't Have To Cry"と"The Lee Shore"でゲスト参加。
  ●NEDY2575 MALPAS BROTERS『Lonely Street』CD(\2,650-)\2,915-税込

 レトロなカントリー・サウンドを引っさげてノース・カロライナから登場したクリストファーとテイラーのマルパス兄弟、ハンク・ウィリアムスのスチール・ギタリストである故ドン・ヘルムスとツアー、マール・ハガードのオープニング・アクト、レイ・プライス、ウィーリー・ネルソン、マーティ・スチュアート等と共演、キャリアを積んできた彼等の最新作。
 お勧め作
 ■ブルーグラス最近作/お勧め作
 [温故知新]
  ●TSQ-2400 ROLAND WHITE『I Wasn't Born to Rock'n Roll』CD(\2,750-)\3,025-税込

Kansas City Railroad Blues/The Storms Are On The Ocean/Head Over Heels In Love With You/Doorstep Of Trouble/ If I Should Wander Back Tonight/Texas Gales/I Saw Your Face In The Moon/The Prisoner's Song/Marathon/Same Old Blues Again/Powder Creek/Can't You Hear Me Calling/She Is Her Own Special Baby

 1976年に発表されたローランド・ホワイトのデビューソロ・アルバムが未発表を1曲、オマケに加えて初CD化。骨の髄までトラッドグラスを知り尽くした男のソロアルバムをウエストコースト乗りのカントリーガゼットがバックアップ。アラン・マンデの完璧なまでのバンジョースタイルがとても目立つのだが、いやいや、このアルバムの味噌は、ロジャー・ブッシュのスラッピング・ベースが生み出したリズムとケニー・ワーツを加えたビーチ・ボーイズ風トリオ・ハーモニー、そのふたつがローランドのトラッド感覚(でもフレキシブルなんだ!)と見事に生き生きしたサウンドを創り出してこのアルバムを色あせない名盤にしている。今聴いても古さを感じさせないカーター・ファミリー“Storms Are on thee Ocean”からビル・モンロー、フラット&スクラッグス“If I Should Wander Back Tonight”や“Head Over Heels”の名曲中の名曲、自身のアイドル、マック・ワイズマン“I Saw Your Face in the Moon”、そして"Love Please Come Home"から"Sittin' on Top of the World"までメドレーでつづる超スタンダード……全13曲。ビル・モンローとレスター・フラット、ふたりの巨人の女房役を務めたまれな幸せ者(金銭的な成功からは遠かったが)、ブルーグラスファンをおなか一杯に楽しませてくれるローランド、ほんとうに優しく温かい人だ。 
  ●REB-1504 KEITH WHITLEY & RICKY SKAGGS『Second Generation Bluegrass』CD(\2,450-)\2,695-税込

 リッキー・スキャッグスとキース・ウィットリーが1971年に発表したトラッドグラス作品。高校生を卒業したばかりの頃に時にラルフ・スタンレーとクリンチ・マウンテン・ボーイズをバックに録音したオリジナル・テープからデジタル・リマスター、12頁のブックレット付。80年代に大スターとしてブレイクする2人の、10代の初々しい、絶妙なボーカル。 ドワイト・ヨーカムやパティ・ラブレスらにも影響を与えた、イースタン・ケン タッキーの伝統音楽を全身に浴びて育ったシンガーのルーツをお楽しみください。
 *コンテンポラリー
  ●RMM-4002 THE GIBSON BROTHERS『Darkest Hour』CD(\3,100-)\3,410-税込

 国境に近いニューヨーク州北部から登場して、2年連続(2012,2013)でIBMAアワードの年間最優秀エンターティナーに選ばれる等、トップ・バンドに登り詰めたレイ(g)とエリック(g,bj)のギブソン・ブラザーズの新作は、ジェリー・ダグラスのプロデュース。前作のカントリー作品からブルーグラスに戻り、二人のソングライティングの才能を発揮したオリジナル12曲が収められている。
  ●EMG-10890 TINA ADAIR『Here Within My Heart』CD(\2,450-)\2,695-税込

 シスター・セイディのメンバーとして4度のIBMAアワードを受賞、現在はソロ活動しているティナ・アデアのEMGからの2作目。スコット・ベスタル(bj)、コディ・キルビー(g)、ジェシー・ブロック(m)、ティム・クロウチ(f)、デニス・クロウチ(bs)がサポート。
  ●COMP-4802 SPECIAL CONSENSUS『Great Blue North』CD(\2,450-) \2,695-税込

 グレッグ・ケイヒル(bj)をリーダーとして1975年に結成、シカゴでを拠点として活躍するスペシャル・コンセンサスの最新作は、デイヴ・ファンシー、ゴードン・ライトフットなど、カナダのシンガー・ソングライターの有名曲から無名曲までを収録し、レイ・レジェ、パトリック・ソウバー、トリシャ・ギャニオン & ジョン・ライシュマン(ジェイバード・トリオ)、ファリス & ジェイソン・ロメロなど、カナダのブルーグラス & フォーク・ミュージシャンとのコラボレーションを収録。
 *トラッド
  ●BBR-0125 JOE MULLINS & THE RADIO RAMBLERS 『Let Time Ride』CD(\2,650-)\2,915-税込

 ジョー・マリンズ&ラジオ・ランブラーズ、ビリー・ブルーから『For the record』『Somewhere beyond the blue』に続く3作目となる最新作。ジョーのストロング・スタイルのバンジョーに導かれたハード・ドライビング・ナンバー"Let Time Ride"で否が応にも期待が高まる。
  ●GFR-12022 MICKEY GALYEAN AND CULLEN'S BRIDGE『10』CD(\2,950-)\3,245-税込

 ゲイラックス・スタイルのブルーグラスを演じたカレン・ギャリアンを父に持つミッキー・ギャリアン&カレンズ・ブリッジ、バンド結成10年目にして4作目のアルバム。非常にバランスの取れた素晴らしいトラッド・ブルーグラス。
  ●MCM-0022 THE DEL MCCOURY BAND『Almost Proud』 CD(\2,750-)\3,025-税込

 1939年2月1日生まれ、今年83歳を迎えたデル・マッカリーの最新スタジオ録音盤。ビル・モンローから学び取ったハイロンサムを武器にオーセンティックなブルーグラス・スタイルでファン層の幅を広げた功績は大きい。
  ●REB-1880 LARRY SPARKS『It's Just Me』CD(\2,450-)\2,695-税込

 ブルーグラス・シンガーの最高峰、ラリー・スパークスのレベル社から18枚目と成る新作は、バンドから離れて、ラリーのギターとボーカルに焦点を当てた音創りで、過去のセルフカバーに加えてジョージ・ジョーンズ、ハンク・ウィリアムス、新進気鋭のライターの作品も収録。
  ●ARH-514 THE VERN WILLIAMS BAND『Traditional Bluegrass』CD(\2,450-)\2,695-税込

 ウェストコースト・トラッド・ブルーグラスの導師、ヴァ―ン・ウィリアムズ・バンド絶頂期のライヴ音源。82年のグラス・ヴァレー・フェスのライヴを核に88年の音源も含めての全16曲。モンロー・クラシックはもちろんのこと、あのケンタッキー・カーネルズの昔からウェストコーストに継承されてきたスタンレー・トラディションもきっちりとふまえての、抜群のトラッド・スタイルが堪能できる。独特のタッチ、グル―ヴが印象的なキース・リトル(bj)、ヴァ―ンのこれ以上はないくらいにテンションとエモーション漲るヴォーカルが、ホンモノのブルーグラスの快感を伝えてくれる。
 ■オールドタイム/フォーク/アメリカーナ最近作 & お勧め作
  ●JR-005 DOWN HILL STRUGGLERS『Lone Prairie』CD(\2,450-)\2,695-税込

Last Shot Got Him/Casey Jones/Lone Prairie/John Henry/Texas Quickstep/St James Infirmary/Seneca Square Dance他全13曲

 ケンタッキー州とニューヨークを同時に拠点とするオールドタイム・ストリングス・バンド、ダウンヒル・ストラグラーズ、2017年リリース作品。ミシシッピ・ポッサム・ハンターズ、スキレット・リッカーズ、ビル・シェパードとドック・ボッグス、キャロライナ・ター・ヒールズ、フランク・ブレヴィンス、ジョージ・ペグラム、ウィルマー・ワッツ等の古い音源を発掘、再現している。
 ■インスト最近作 & お勧め作
  ●MO27235582 DAVID GRISMAN『Dawg Jazz / Dawg Grass』CD(\3,100-)\3,410-税込

 ブルーグラス、フォーク、ジャズを融合させたドウグ・ミュージックと呼ばれるジャンルを確立させたデヴィッド・グリスマン、ジャズ・バイオリンの巨匠、ステファン・グラッペリとブルーグラス・バンジョーのオリジネーター、アール・スクラッグスを迎えて、1983年にワーナーからリリースされたアルバムの初CD化。 
 ■カントリー・ポップ最近作 & お勧め作
  ●WSR-2016 CALEB KLAUDER & REEB WILLMS『Innocent Road』CD(\2,650-)\2,915-税込

 オレゴン州ポートランドをベースに活動するフォグホーン・ストリングバンドのカレブ・クラウダーとリーブ・ウィルムスの2作目となるホンキートンク・カントリー・アルバム。カレブのモンローに通じるマンドリンと二人の味わい深いボーカルで50年代ゴールデン・エイジの雰囲気を湛えたコンテンポラリー・クラシック・カントリーと称されるサウンドが聞ける。 
  ●BKBW867480 V.A.『Stoned Cold Country』CD(\2,650-)\2,915-税込

 ローリング・ストーンズの結成60周年を記念して、カントリー界の大スターたちが結集したトリビュート・アルバム『ストーン・コールド・カントリー』。本作はストーンズのレパートリーから純粋なカントリー・アルバムを作るのではなく、ロック志向の強いカントリー・アーティストを集めて、スチール・ギターやフィドル等を加えただけで、なるべく原曲に近い形で演奏させると意図されたという。
  ●SNYL880036 WILLIE NELSON『I Don't Know A Thing About Love: The Songs of Harlan Howard』CD(\2,450-)\2,695-税込

 『A Beautiful Time』で第65回グラミー・ベスト・カントリー・アルバムを受賞したウィリー・ネルソンの最新作はナッシュビルの伝説のソングライター、ハーラン・ハワードの作品集。
 ■発掘、編集 最近作 & お勧め作
  ●RW-0003 THE NEW KENTUCKY COLONELS『Live In Sweden』CD(\2,950-)\3,245-税込

 伝説のニュー・ケンタッキー・カーネルズの1973年5月、スェーデンのストックホルムに於けるライブ音源全26曲のCD化。1976年にラウンダー社からホワイト・ブラザーズ『The New Kentucky Colonels Live In Sweden, 1973』(rou-0073)としてアナログ盤で発売された14曲に加えて、今回は12曲もの未発表音源が追加されて、クラレンス・ホワイトがブルーグラス復帰後、ニュー・ケンタッキー・カーネルズとして始動、僅か二ヵ月後の7月14日に不慮の事故で亡くなる直前の貴重な演奏が収められている。
  ●RW-0001 NEW KENTUCKY COLONELS『Live in Holland 1973』CD(\2,450-)\2,695-税込

 1973年夏、クラレンス・ホワイトが事故で亡くなる2ヶ月前、兄のエリックとローランド、そしてハーブ・ピーダセンとともにオランダをツアー。本作は、そのときに彼らのブルーグラス魂を爆発させた、2013年夏にローランド・ホワイトが初めて発表した未発表ライブである。クラレンスの生ギターが縦横に駆け巡り、そのリズム/ビートに引っ張られるようにローランドのマンドリンとハーブのバンジョー、そしてエリックのすばらしいスラップベース。全員がブルーグラスをすることに集中していくさまが手に取るように感じられる貴重な録音である。
 楽器関連作品
 *バンジョー
  ●CO-2716 V.A.『Clawhammer Banjo, Vol.1』CD(\2,450-)\2,695-税込
●CO-2717 V.A.『Clawhammer Banjo, Vol.2』CD(\2,450-)\2,695-税込
●CO-2718 V.A.『Clawhammer Banjo, Vol.3』CD(\2,450-)\2,695-税込


 バンジョー奏法の原点、クロウハンマー・スタイルを網羅したカウンティー・レコードの歴史的名盤3枚が、未発表音源も加えて再発売。おそらく19世紀から伝えられたであろうバンジョーのもっとも基本的な奏 法、クロウハンマー・スタイルをその直系の継承者から聴く、もっともピュアな録音群だろう。オリジ ナルの録音を手がけたチャールズ・ファウロットによる解説と写真がすばらしい。
 *マンドリン
  ●MO27235582 DAVID GRISMAN『Dawg Jazz / Dawg Grass』CD(\3,100-)\3,410-税込

 ブルーグラス、フォーク、ジャズを融合させたドウグ・ミュージックと呼ばれるジャンルを確立させたデヴィッド・グリスマン、ジャズ・バイオリンの巨匠、ステファン・グラッペリとブルーグラス・バンジョーのオリジネーター、アール・スクラッグスを迎えて、1983年にワーナーからリリースされたアルバムの初CD化。
  ●RCSI-1186 GREG GARRISON, GRANT GORDY, ALEX HARGREAVES, JOE K. WALSH『Bluegrass and the Abstract Truth』CD(\2,750-)\3,025-税込

 元パンチ・ブラザーズのグレッグ・ギャリソン、ミスター・サンのジョー・K.ウォルシュ(m)、グラント・ゴーディ(g)、アレックス・ハーグリーブスという面々によるプロジェクト。
 *フィドル
  ●COMP-4809 MICHAEL CLEVELAND『Lovin' Of The Game』CD(\2,450-)\2,695-税込

 IBMA年間最優秀フィドルやグラミー賞を受賞しているクリーブランドのスタジオ録音盤としては6作目となる最新作。ジェフ・ホワイト、クリーブランド、ショーン・サリバンによるプロデュース。現在のフレイムキーパー(FK)に加えてベラ・フレック、ビリー・ストリングス、チャーリー・スター、ジェフ・ホワイト、トラベリン・マッカリー、ヴィンス・ギルなどの豪華なゲストが参加昨今の作り込まれたブルーグラスと違った魅力を感じる。
  ●GGJ2 GEORGE JACKSON『Hair & Hide』CD(\2,450-)\2,695-税込

 本誌2021年11月号で取上げたニュージーランド生まれで現在、ナッシュビル在住のフィドラー、ジョージ・ジャクソンの2枚目となるフィドル&バンジョー集。トラディショナルとオリジナル全14曲を7人のバンジョーの弾き(ブラッド・コロドナー、ジェイク・ブラント、フランク・エバンス、BBボウネス、ジョー・オーバートン、ウェス・コーベット、ウマ・ピーターズなど)と演じている。
 *ギター
  ●RCSI-1190 GRANT GORDY『Peripheral Visions』CD(\2,750-)\3,025-税込

 ミスター・サンのギタリスト、グラント・ゴーディ、ブルーグラスとジャズの融合で一時代を築いたデヴィッド・グリスマン・クィンテットのギタリストを出発点に、2010年に発表されたセルフタイトルのデビュー作に続く、素晴らしい彼のカルテット・アルバム。グラントの非常に幅が広い音楽性を反映して様々な表情の音世界を繰り広げている。 
 ■書籍、教則おすすめ
  ●RW-TAB ROLAND WHITE『Approach to Bluegrass Mandolin』Book+CD2枚組(本体\5,800-)\6,380-税込

 自身のバンドと共に、フリーランスのセッションや楽器教師として活躍するローランド・ホワイト、初心者から 中級者への60頁の教則本とCD2枚組のセットで学ぶ31曲。一流を聴きながらの練習が1番!
  ●RW-CTAB CLARENCE WHITE 『The Essential Clarence White Bluegrass Guitar Leaads』102頁Book + CD 2枚組 (本体\6,600-)\7,260-税込

 不世出の天才ギタリスト、クラレンス・ホワイトの教則本。。クラレンスがそのスタイルの確立に向け、1962年にホーム・レコーディングした『33Acoustic Guitar Instrumentals 』から、さまざまなパターンが学べる14曲を厳選、クラレンス・ホワイトという偉大なギタリストの呼吸、すなわちブルーグラス・フラットピッキンの真髄を感じ取ることのできる素晴らしい教則本となっている。
  ●ES-BOOKAO EARL SCRUGGS『and his Five String, Revised and Enhanced Edition』Book+ONLINE AUDIO(\6,250-)\6,875-税込

 バンジョー教則本のバイブル改訂版が再入荷。これまで の『Foggy Mountain Banjo』や『Foggy Mountain Jamboree』からのタブに加えて、新しく追加されたタブ譜はフ ラット&スクラッグス以降を中心に以下の通り、"American Made-Worls Played"、"Bleeker Street Rag"、"Broad River"、"Carolina Boogie"、"Carolina Traveler"、"Instrumental in D Minor"、"Loraderojpst III Breakdown"、"Pedal to the Medal"、"Pick Along"、"Roller Coaster"、"Silver Eagle"、"Station Break"、"String Bender"、"Train Number Forty-Five"、そしてオリジナル版からカットされたのは、"Down the Road""Maggie Blues""Nine Pound Hammer""Home Sweet Home/Silver Bells(Banjo Duet)"。また、自筆のセルフバイオグラフも加えられている。 Earl自らの説明とサウンとがダウンロードできる。
  ●TIM-1 EARL SCRUGGS『Mercury Sessions 1』Tab\(1,000-)1,100-税込
●TIM-2 EARL SCRUGGS『Mercury Sessions 2』Tab\(1,000-)1,100-税込
●TIM-3 EARL SCRUGGS『Foggy Mountain Jamboree』Tab\(1,000-)1,100-税込
●TIM-4 EARL SCRUGGS『Kings of Bluegrass』Tab\(1,000-)1,100-税込


 日本のアール・スクラッグス研究家の故津田敏之氏が私家版で出していた完全コピー集のリプリント判。アール・スクラッグスのフラット&スクラッグス時代の全録音の可聴部分をバックアップを含めてオリジナルLP順にタブ譜化した小冊子。TIM-1はマーキュリー録音の前半。TIM-2はマーキュ リー録音後半、TIM-3はアルバム『Foggy Mountain Jamboree』、"TIM-4"は『Kings of Bluegrass』の計4冊)がある。スクラッグス虎の巻!
  楽器、その他……
  ●FESSIGN フェスティバル案内表示プリント(\350-/枚)\385-税込(A3サイズ 297mm x 420mm 超厚口0.24mm)

 フェス道順案内カードです。必要に迫られて作りましたがご希望の主催者がいらっしゃればお分けします。 ご希望の「左」「前」「右」と枚数を明記の上ご注文ください。なお郵送料を別途加算させていただきます。
 ●BU-ST 『ブルーグラス・アンリミテッド社のバンパー・ステッカー』各(\ 300-)\330-税込

 旧デザインのステッカーは在庫限り。現在、CLEAN UP AIR PORLUTION PLAYBLUEGRASS MUSIC/ビル・モンローの口癖"THAT AIN'T NO PART OF NOTHIN' THERE"(そんなの関係ネー) 29.3cm x 7.5cm、楕円形のFBP FINGER PICKIN' GOOD のみ在庫。
 ●MISC-SBMP 『秋元慎シグネチャー・マルチカラーピック』(\250-) \275-税込

 何故か一部のミュージシャンの間で人気のマルチカラー・グリスマン・シェイプのピック。
 ●MISC-SBPML 『秋元慎シグネチャー・ピック1.3mm厚』(\250-) \275-税込

 フラットピッカー、特にマンドリン向けのアセチレート素材によるラウンド・トライアングル、1.3mm厚のピック。ティアドロップも有り。
 輸入雑誌
 *ブルーグラス・アンリミテッド誌
  ●BU-23/7 2023年7月号 \1,650-税込

 マイケル・クリーブランド『Lovin' Of The Game』レビューとインタビュー、キャシー・キャリック『Walkin' In My Shoes』、ブルーグラス・ゴーズ・トゥ・カレッジ、ディラーズ、アリソン・ブラウン、松本もんつ、フロイド・カントリー・ストア他。
  ●BU-23/6 2023年6月号 \1,650-税込

 ジョー・マリンズ&ラジオ・ランブラーズ、ドック・ワトソン生誕100年、サンフランシスコののポールズ・サルーンの思い出、ミュールスキナーとクラレンス・ホワイト、ジョン・ハートフォードの展示品、ピーターソンズ、松本もんつ他。
 月刊『ムーン・シャイナー』
  ●2023年7月号 MS-4009 (通巻477号)\605-(税込)

 アール・スクラッグスのバンジョーがカントリー・ミュージック殿堂博物館の永久コレクションへ、トランスパシフィック・セッション、ライブ・レポート、第1回トニー・ライス・メモリアルデイ・ミュージック・フェスティバル、50過ぎてからのfiddleの学び直しは大変、「バンジョー・ラボ #2 」開催報告、続全国フェス・レポート、中島ファミリー近況報告、1920年のF-2をロアースペックのF-5にコンバート、New Look New Sound No.12 スターレット & ビッグ・ジョン、私のバンジョー遍歴、Fiddlers in Japan 列伝D 川上桜さん、ドン・キシル 故人略伝と回想、成田勝浩のロンサム・エアポート、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスの月刊誌です。
  ●2023年6月号 MS-4008 (通巻476号)\605-(税込)

 アリソン・ブラウン、新作『On Banjo』発表に寄せて、Keiko Walker活動40周年〜和製エミルー・ハリスが満を持しての ブルーグラス・スタイル初ライブ!、ジャロピー・レコード・ジャパン・ツアー顛末記、マイケル・ネスミス『Pretty Much Your Standard Ranch Stash』(1973)と
 Countryside Label始末、春の全国フェス・レポート、タスマニア州に住むバンジョー弾き、松本もんつです、あの名曲だけを聴き比べて 番外編 Carroll County Blues(後編)、Fiddlers in Japan 列伝C タフィ水谷さん、成田勝浩のロンサム・エアポート、レコード・レビュー、コンサーツ&フェスティバルズ他、日米ブルーグラス情報満載のブルーグラスの月刊誌です。
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