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新入荷『ジューン・カーター・トリビュート・アルバム』とカーター・ファミリー関連作品  2007/06/06
DUAT-1242 V.A『Anchored In Love:A Tribute To June Carter Cash』CD\2,573-(本体\2,450-)(新入荷)

If I Were a Carpenter シェリル・クロウ & ウィリー・ネルソン/Jackson - カレン・カーター & ロニー・ダン/Wildwood Flower - ロレッタ・リン/Far Side Banks of Jordan - パティ・ラブレス & クリス・クリストファーソン/Keep on the Sunny Side - ブラッド・ペイズリー/Wings of Angels - ロザンヌ・キャッシュ/Ring of Fire - エルビス・コステロ/Road to Kaintuck - ビリー・ボブ・ソートン & ピーソウール・シスターズ/Big Yellow Peaches - グレイ・ド・ライル/Kneeling Drunkard's Plea - ビリー・ジョー・シェーバー/Will the Circle Be Unbroken - ラルフ・スタンレー/Song to John - エミルー・ハリス

 2003年に惜しくもこの世を去ったジューン・カーター、メイベル・カーターの次女として幼い頃から豊かなアパラチアン・トラッドの伝統の中で育ち、ナッシュビルのショー・ビジネスでもトップ・スターとして活躍、ジョニー・キャッシュと結婚後の鴛鴦夫婦ぶりは映画『ウォーク・ザ・ライン』で描かれたことは記憶に新しい。その彼女に捧げられたトリビュート作品。ウィリー・ネルソン&シェリル・クロウのデュオに始まってエミルー・ハリスの語りを交えた"Song To John"までカントリー、フォーク、ブルーグラスのクロスオーバー作品。クリンチ・マウンテン・ボーイズを従えたラルフ・スタンレーの"Will The Circle Be Unbroken"、ブラッド・ペイズリーのカーター・スタイル・ピッキングやランディ・スクラッグス(g)、ジェイミー・ハートフォード(g,m)等によるバックも魅力。
DUAT-1142 JUNE CARTER CASH『Wildwood Flower』CD\2,573-(本体\2,450-) (再入荷)

Keep On The Sunny Side/Road To Kaintuck/(Carter Girls Intro)Kneeling Drunkards Plea/Storms Are On The Ocean/(Little June Intro)Temptation/Big Yellow Peaches/Alcatraz/Sinking In The Lonesome Sea/Church In The Wildwood-Lonesome Valley/Cannonball Blues/Will You Miss Me?/Anchored In Love/Wildwood Flower 全13曲

 今年5月15日、73歳で亡くなったジューン・カーター・キャッシュの遺作となってしまった3枚目のソロ・アルバム。死の直前に完成したこの作品、息子ジョン・カーター・キャッシュがプロデュースにあたり、夫ジョニーはもちろん、娘カーリーンと孫娘ティファニー・アナスタシア・ロウ(カーリーンとニック・ロウのあいだに生まれた娘)、ジョンの妻ローラなどキャッシュ・ファミリーが全面的にサポート、さらにマーティ・スチュアート、ノーマン・ブレイクなどキャッシュ・ショウゆかりのミュージシャンが真摯なバックアップをみせている。聴くものの心をうってやまないアパラチアン・トラッドのエッセンスをすべて体現したカーター・ファミリー・トラディションを継承した名曲の数々に、マザー・メイベルと姉妹たちとのオリジナルや自作曲を配して、カーター・ファミリーの遺産を今そして次世代に伝えるということだけにとどまらず、ジューン自身の人生そのものともいえる音楽を、グラミー受賞の前作99年作品『Press On』(DUAT-1130 \2,750)にもまさる存在感溢れるヴォーカルで、静謐のなかに深い想いを込めて伝えている。ローザンヌ・キャッシュの心情溢れるライナー・ノーツがジューンの想いをよく表わしている。昨年秋のカーター・フォールドでのレコーディングの模様や、ジューンが語る家族の思い出などの映像を収録したエンハンスト仕様。
DUAT-1130 JUNE CARTER CASH『Press On』CD\2,573-(本体\2,450-) (再入荷)

Diamonds in the Rough/Ring of Fire/L & N Don't Stop Here Anymore/Meeting in the Air/Meeting in the Air/Will the Circle be Unbroken 他全13曲

人間、年輪を重ねるという事の素晴らしさを教えてくれるジューン・カーター・キャッシュの最新ソロ・アルバム。1929年6月23日、バージニアでメイベル・カーターの娘として生まれ、1968年にジョニー・キャッシュを3人目の夫として選んだ彼女。40年代に母メイベルとカーター・シスターズとして、50〜60年代にはカーター・ファミリーとしてカントリー界で活躍したが、70年代以降は偉大なアーティスト、ジョニーの良き妻として母として、また大きなナッシュビル音楽界の母親的立場を努めた後に創られたアルバムがこれ。ノーマン・ブレイク(g)、マーティー・ステュアート(m)、ロドニー・クロウェル(g)、ジェイソン・カーター(f)、そして元NGRの故コートニーの妻、ヘイゼル・ジョンソンらをバックに、決して巧くはないが、生身の素晴らしい年輪を感じさせるボーカルを自身のオートハープに乗せて聴かせてくれる。オリジナル・カーター・ファミリー・ソングや自作を中心にした選曲も、生活感の漂う女性の視点と感動が素晴らしく、一人の女性の半生を十分に語ってくれる秀作だ。
DUAT-1186 JANETTE & JOE CARTER『Last of Their Kind』DUAT-1186 CD \2,573-(本体\2,450-) (再入荷)

A Few More Years/Stern Old Bachelor/Close of a Day/Through the Eyes of an Eagle/The Poor Orphan Child/If Only I Were a Child Again/Little Darling Pal of Mine/Pole It Reba/Kitty Waltz/Morning Sunlight/Right at Home/Living with Memories 全12曲

 A.P.とサラ・カーターの娘ジャネット81歳と息子ジョー77歳、ヴァージニア州ヒルトンズのカーター・フォールドを舞台に、いまも生きつづけるカーター・ファミリー・トラディションを継承するふたりの新録音が聴けるという、これを喜びといわずしてなんとする。メイベルの孫ジョン・カーター・キャッシュがプロデュース、ラリー・パーキンス(g,bj)とローラ・ウェーバー・キャッシュ(g)、デニス・クロウチ(bs)らカーター・トラディションを敬愛するサード・ジェネレーションをバックに、ジャネットのオートハープとジョーのギター、そしてなにものにも替えがたい、人生そのものといってもいいふたりのヴォーカルのパワー(決して物理的なものではない)に圧倒されるのみである。自らのルーツを淡々と、しかし真摯に唄うふたり、伝承のカーター・ファミリー・ソングと、その伝統にのっとったふたりのオリジナルに、すべてを超越した「ホンモノ」の音楽が息づいている。
DUAT-1162 V.A.『The Unbroken Circle:The Musical Heritage Of The Carter Family』CD\2,573-(本体\2,450-)(再入荷)

Worried Man Blues(George Jones)/No Depression In Heaven(Sheryl Crow)/On The Sea Of Galilee(Emmylou Harris With The Peasall Sisters)/Engine One-Forty-Three(Johnny Cash)/Never Let The Devil Get The Upper Hand Of You(Marty Stuart And His Fabulous Superlatives)/Little Moses(Janette And Joe Carter)/Black Jack David(Norman And Nancy Blake With Tim O'brien)/Bear Creek Blues(John Prine)/You Are My Flower(Willie Nelson)/Single Girl, Married Girl(Shawn Colvin With Earl Randy Scruggs)/Will My Mother Know Me There?(The Whites With Ricky Skaggs)/The Winding Stream(Rosanne Cash)/Rambling Boy(The Del McCoury Band)/Hold Fast To The Right(June Carter Cash)/Gold Watch And Chain(The Nitty Gritty Dirt Band With Kris Kristofferson) 全15曲

 「ファースト・ファミリー・オヴ・アメリカン・ミュージック」、カントリー・ミュージックの歴史はここから始まった、といっても過言ではない偉大なグループ、カーター・ファミリーへの真摯なトリビュート・アルバムが遂に完成した。サード・ジェネレーションにあたるジョン・カーター・キャッシュ入魂のプロデュースのもと、セカンド・ジェネレーションの、ジャネット&ジョー・カーターと故ジューン・カーターキャッシュのこれまた魂からのヴォーカルがファミリー・トラディションの重みをひしひしと伝えてくれる。そして、故ジョニー・キャッシュの影響力の大きさをまざまざと示した強烈な顔ぶれが、オリジナル・ヴァージョンをおもいおこさせるシンプルなスタイルから、自分自身のサウンド、スタイルに仕上げたものまで、それぞれにカーター・ファミリーへの想いをしっかりと唄に込めている。エミルー・ハリスと可憐なコーラスが素晴らしいピーソール・シスターズ(映画『オー・ブラザー!』や『Down From The Mountain』ツアーで印象的なデビューを果たした3人姉妹)、アール・スクラッグスの絶妙のギターをバックに唄うショーン・コルヴィン、ニッティ・グリッティ・ダート・バンドとクリス・クリストファーソンのヴェテランの味を十二分に発揮したコラボレーションなど、組み合わせの妙も堪能させてくれる。サム・ブッシュ(m)、ローラ・キャッシュ(f)、ランディ・スクラッグス(g)、パット・マクラフリン(m)
BACM-176 CARTER SISTERS & MOTHER MAYBELLE『The Complete Original Recordings 1949-1952』 CD\2,888-(本体\2,750-)(新入荷)

My Darling's Home at Last/The Kneeling Drunkard's Plea/Weep, Dear Willow?/(This Is)Someone's Last Day/Walk a Little Closer/A Picture a Ring and a Curl/The Day of Wrath/I've Got a Home up in Glory/Blue Skies and Sunshine/The Day They Laid Mary Away/Don't Wait/Down on My Knees/Little Orphan Girl/God Sent My Little Girl/Willow, Will You Weep for Me/Gotta Find Me Somebody to Love/A Trinket of Shiny Gold/I've Got My Share of Trouble/Columbus, GA/Foggy Mountain Top/Fair and Tender Ladies/Sun's Gonna Shine in My Back Door/I Never Will Marry/Wildwood Flower/He's Solid Gone/You Are My Flower/I Ain't Gonna Work Tomorrow 全27曲

 1943年、ボーダー・ラジオでの演奏を最後にオリジナル・カーター・ファミリーが解散したのち、メイベル・カーターは娘たち、ヘレン、ジューン、アニタと、マザー・メイベル&カーター・シスターズとして再出発、48年頃からは、ソロ・アクトとしてのスタートが不発に終わったチェット・アトキンズをサポート・メンバーとして迎えており、49年2月、アトランタでのRCAヴィクター・セッションで"The Kneeling Drunkard's Plea"など6曲を録音、レコーディング・アーティストとしても新たなスタートを切った。アニタのクリアなソプラノを柱としたハーモニーと、メイベルのギター、ヘレンのアコーディオン、ジューンのウクレレやオートハープにチェットの軽妙なエレキ・ギターをフィーチュアし、レコーディングではアニタ・カーのオルガンなども加えて、オリジナル・カーター・ファミリーとは一線を画したスタイルで、セイクレッド・ソングをメインにトラジック・ソングやセンチメンタルなメロディを唄っている。ホーマー&ジェスロと組んだりしたジューンのソロ・アクト、コメディエンヌとしての人気や、ライヴでの評判にもかかわらずレコード・セールスは芳しくなかった。52年にコロムビアに移籍、一転してメイベルのギター、オートハープを前面に押し立てた、アニタとメイベルのソロ・ヴォーカルも見事なカーター・ファミリー・クラシックスの再演(本作終盤の8曲)は、カーター・ファミリー・トラディションの本流を改めて印象づける見事なものとなっている。伝統を尊びながらも新たな方向性を求めた時期のRCAヴィクター録音全19曲(49年と50年)と、コロムビアでの最初の8曲、マザー・メイベルとカーター・シスターズの貴重な音源の発掘である。
COL-90908 JUNE CARTER CASH『Keep on the Sunny Side; Her Life in Music』CD2枚組\3,990-(本体\3,800-)(再入荷)

 Keep on the Sunny Side/Baby, It's Cold Outside(w/ Homer & Jethro)/Fair and Tender Ladies/Jackson/If I Were a Carpenter/Ring of Fire 他全40曲

 2003年5月15日、73才で他界したジューン・カーター・キャッシュ、マザー・メイベルの娘にしてジョ ニー・キャッシュの妻、彼女のすばらしいボーカルが50年にわたるナッシュビル音楽の変遷とともに一望で きる全40曲の大秀作である。幼少期から母とともにオリジナル・カーター・ファミリーでラジオ出演をはじ め、その後、カーター・シスターズとマザー・メイベル(ギターにはチェット・アトキンス)、そしてソロ・シン ガーやコメディエンヌ(アクターズ・スタジオで女優修業もしている)としても活躍、その半生を1枚目のCD に、そしてジョニー・キャッシュとの出会いから晩年のカーター・ファミリー=クリンチ・マウンテンへの帰結 までを2枚目に収めている。半世紀にわたるナッシュビル音楽=カントリー音楽がアパラチアの山懐から生 まれ、そこに帰っていく様子が2枚のCDの中に凝縮されている。ムーンシャイナー2003年6月号で追悼特集、 同年9月にはジューンを追うようにジョニーが他界(2003年10月号追悼特集)している。ナッシュビルの母 として慕われた人柄、夫ジョニーとともに慈善/博愛家としても知られた彼女の生涯、それぞれの時代のナッ シュビル音楽とともに一望できる、とてもすばらしい2枚組アルバムだ。
WB-24499 CARLENE CARTER "Little Love Letters" CD\2,573-(本体\2,450-)(再入荷)

 カーター・ファミリーの孫に当たるカーリーン・カーターの素晴らしい第2弾だ。前作"I Fell in Love"(WB-26139 CD\2,573-)も素晴らしかった(Dixie Darlingが嬉しかったネ)が、今回はもっとパワー・アップしたロック/ポップ/カントリー作品に仕上げている。全曲オリジナルで彼女(g,m,autoharp)とハーウィ・エプスタイン(g,bs,bj)、ジョン・ジョーゲンソン(g,slide g,m他)、その他の基本メンバーにアルバート・リー(ag,m)、デビッド・リンドレイ(ag,bj,f,m)、バディー・エモンズ、ジェイ・ディ・メイネス(steel g)、ロイ・ハスキー(abs)等々を贅沢に配し(但し個々のプレイを期待してはダメだよ)、キャッチーなマンドリン・インスト〜ブルーグラスが1曲、その他メインはメジャーな音作りだ。しかし唄も素晴らしく、最近のメジャーとしては非常に良質な、スタジオ現場重視の楽しいアルバム作りをしている様子が見える。
HL-690261 CARTER FAMILY『Carter Family Collection』Book\4,725(本体\4,500-) (再入荷)

オリジナル・カーター・ファミリーの有名32曲の歌詞とギター楽譜&コピー・タブ譜集。フレッド・ソコロウによるカーター・ファミリー・ピッキンについての解説など、教則付きソングブックである。
BCD-15865 THE ORIGINAL CARTER FAMILY 『In The Shadow Of Clinch Mountain』 12CD+220-Page Book\40,425-(本体\38,500-)(再入荷)

アメリカン・ミュージックの歴史に不滅の名を残すオリジナル・カーター・ファミリーが、1927 年から41年の間にヴィクター、ARC、デッカ、APS、コロムビア、ブルーバードに録音した全 287曲と、レアなインタヴュー(サラ&メイベル)を12枚のCDに収めた問答無用の大全集。ブルーグラス、フォーク、カントリーを問わず、多くのミュージシャンに有形無形の影響を与え、今なお心に残るメロディーは永遠に生き続けていくだろう。

DVDSEG-CF21 MIKE SEEGER『Guitar Styles of the Carter Family』 DVD\5,040-(本体\4,800-)(85分)(再入荷)

 ジャンルを越えてアメリカのギター・スタイルを決 定付けたマザー・メイベル・カーターのギター奏法をマイク・シーガーが教授。カーター・スクラッチ とさえ呼ばれるだけに、強いダウンビートが目からウロコだ。ジャネット・カーターがゲスト出演するの も嬉しい。

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