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| 日本のアーティスト特集 (2007/05/22) | |
ブルーグラス カントリー フォーク ジャズ |
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| [ブルーグラス] | |
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RCSI-1009 マロ・カワバタ『Rippling Water』CD
\2,572-(本体\2,450-) Tennessee Smoky Mountain Home/Beautiful Bouquet/By the River/Storms Are on the Ocean/Love Please Come Home/Dixie Hoedown/Drifting with the Tide 他全12曲 米国ブルーグラス界で活躍をつづけるマロ・カワバ タの最新第2作である。前作『Carolina Blue』(CCCD-0186 \2,573-)から7年、3度におよぶ大手術を乗り越えてなお、ブルーグラスに夢をかけるマロの気持ち が見事に反映されたすばらしいトラッドグラス作品に仕上がっている。マイク・コンプトン(m)、ロン・スチュ ワート(f)、ロブ・アイクス(d)、ロバート・ゲートリー(bs)という申し分ないバックと、プロデューサーでも ありハーモニー・ボーカルも担当したキース・リトル…、さすがキース、見事に趣味の良いトラッドグラスに まとめ上げている。ローズ・マドックスの名曲や、クリフ・ウォルドロンの懐かしい"By the River"、日本人には馴染みの「寂しい草原に埋めないで」などに、 カーター・ファミリーやレスター・フラット名曲など、聴きやすい作品に仕上げている。前作同様、マロを応援 しよう!! |
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RMA-0704 マエドリン・カフェ『cafe "bluegrass』CD\1,500-(本体\1,429-) Splash/Lil' Tappin' Girl/Peach Picking Time in Georgia/Mairzy Doats/I Saw Your Face in the Moon/Cora Is Gone/Pass Me Not/Big Mon 以上全8曲オマケ付き 広島〜関西にかけて活躍する前田宏樹と秋山龍哉の 若手ブルーグラス・デュオ「maEdolin Cafe」。若者らしい覇気と指離れの良さから生まれるクリアーなマン ドリンとフラットピッキン・ギターで、ふたりのオリジナル・インスト2曲とジミー・ロジャーズやレスター・ フラット、そして吉津正司の18番などのボーカルもの、ジェリー・リビングストーンのジャズ小品、そしてスタ ンダードのスロー・ゴスペル・インストからビル・モンローでしめる全8曲、若者らしい向こう見ずな突込み がすばらしい!! 同時に若さに似合わぬ渋さも聴かせ、よほどブルーグラスにのめり込んださまが感じられる。 日本のブルーグラスも大丈夫だぞ!! 若者たちを激励しよう! |
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HAPPY-0616 ふたり乗り『パッチラバー』CD\2,000-(本体\1,905-) Dear My Sir/放課後/吾輩は猫なのか/林檎の森 他10曲 サラとツバサ、マンドリンとベースというユニーク な女性デュオの第2作は、はっぴぃえんどの鈴木茂プロデュース。ブッシュ・チョップを響かせながら、ソ ウルやドゥーワップが好きだという若い女の子ふたりが瑞々しい感覚で聴かせるワン&オンリーな世界。京 都の大谷大学アメ民で結成されたフォーリップス(ムーンシャイナー誌2004年7月号特集=MS-2109 \525-)から誕生したふたり乗りの特集はムーンシャイナー誌2006年1月号(MS-2303 \525-)。日本でも元気な若者ブルーグラス…!! |
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MW-001 G-ON!『Club Cat』CD\2,940-(本体\2,800-)
Brown County Breakdown/Tall Pines/Pain in My Heart/It's Mighty Dirk to Travel/Rain Please Go Away/Panhandle Country/Can't You Hear Me Callin' 他全13曲 東京周辺の、いわゆる関東ブルーグラスを見事に集約した秀作『ジー・オン!』が遂に発表である。関西出身で横浜在住のフィドラー、祇園隆司が中心となり、岸本一遥(=勇人)と茂泉次郎とのトリプル・フィドルを軸に、ビル・モンローと彼のフィドラー達が完成させたブルーグラスの様式美のあるパターンを徹底的に追求した結果が、見事なサウンドに結実している。トリプル・フィドル(バイオリン3台によるハーモニー)は1950年代に完成されたものの、ここに表現されているのは1970年代、モンロー・サウンドが究極の完成を見た頃の手法だ。恐らく祇園のアイドルでもあろうケニー・ベイカーとバディー・スパイカーらの発想法やセンスを下敷きに、イントロや間奏はもちろん、フィドラーならではのバックアップ等々、あるスタイルにおけるブルーグラス・フィドルの美学が凝縮されている。バンジョーの増田 浩(2曲で有田純弘)とマンドリンの竹内信次(2曲でサンディー・ロスマン)らの意表を突くアイデアや、小島慎司のドブロとジョン藤村のベース、そしてベテラン・ボーカリスト達、笹部益生、柳沢光昭、奥沢明雄の3人3様の味わい深いボーカル。制作に10年がかかったという本作、かかわったミュージシャン達には様々な思いがあろうが、聴く者にとっては誠に見事な、関東ブルーグラスの90年代を的確に捉えた傑作である。関西ブルーグラスの『ロジーン』(RC-116 CD\2,750-)と合せて、東西ブルーグラスの「ある典型」が楽しめ、是非皆さんにはお勧めしたい素晴らしい作品だ。 |
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STCD-002 サザントレイン『ブルームーン』CD\2,888-(本体¥2,750-)
Bring It On Home To Me/Stand By Me/Teardrops Will Fall Tonight/Blues Land/Jealous Guy/Dock of the Bay 他全10曲. バンド結成17年、前作のデビューCDから7年の時を経て、満を持しての最新第2弾だ。大阪の南、泉南地方でコツコツとブルーグラスとブルースにどっぷりと首まで浸かったマンドリンの村上 透、フラット&スクラッグスからクラレンス・ホワイトを敬愛し、それでも70年代前後のポップなロック少年の感覚を持ち続ける神戸在住のギタリスト=中井 均、尼崎で片っ端から音楽を聴き漁り、バーサタイルなミュージシャンとして世界に誇れるドブロのアンドレこと佐藤宏之、そして京都の呉服デザイナーという優雅な職業とは裏腹にバンドのビートを支え、折りがあればバンジョーを引っ張り出してくるというベーシストの渥美博也。そんな4人が、全くのオリジナルなサウンド、称してブルースグラスを確立し、発表した最新CD第2作である。リズム&ブルースの名曲を中心に、ジョン・レノン作品やジェリー・リードのインスト、日本語のオリジナル曲やバンジョーを加えたオリジナル・インスト等々、バラエティーに富んだ素晴らしいブルースグラスを聴かせてくれる。CD制作や曲目に関するリポートはムーンシャイナー誌11月号に村上が寄稿している。自分の音楽を真摯に突き詰める素晴らしいミュージシャン達のオリジナルなアコースティック音楽を是非聴いて見てください。 |
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ISG-2002 きたむらいづみ『Izumi, Sweet Grass』CD\2,800-(本体\2,667- ) Sing a Song for You/ハイロンサムな彼/今日は楽しいフェスティバル/フェスの夜/Sweet Heart Breakdown/夕日のハイウェイ/夢路 他全12曲 60年代、中学生でバンジョーのに魅入られ、第1回の宝塚フェスに出演、70年代、追手門大学時代はブルーグラス「ブーフーウー」などを通じて広田みのりらを導き、その後、ロックやブルースにも傾倒し「ポプコン」関西地区準優勝他、メジャーアーティストとの録音や舞台を経験。再びアコースティックが恋しくなって、神大OBのユキちゃんやノブちゃんらとオールドタイムっぽい「ブルーグラス・スキャンダルズ」、結婚と子育てを経て、1997年以降「いづみ、スウィート・グラス」を始動、遂にCDアルバム発表にこぎつけた北村伊住。北村のボーカルとバンジョーに、宮崎勝之(m)と五十川清(drums,pedal steel g)がプロデュース兼任、そして坂庭省悟(g)、吉田悟士(bj)、川辺ぺっぺい(bs)を基本セットに、ゲストとして北村自身がファンだというクラスター・プラッカーズのリチャード・ベイリー(bj)、IBMA最優秀ドブロ奏者ロブ・アイクス(d)、注目の若手ケーシー・ドリーセン(f)、キャシー・キアボラ(v)らが手堅い音を創っている。「ブルーグラスを知らないフツーの人に、聴きやすいサウンドで、こんなに素晴らしい音楽と仲間」の存在を「知ってもらいたい」と言う彼女。ムーンシャイナー4月号(MS-1906 \500-)で本作に至る「気持ち」を寄稿している。暖かく優しいサウンドとは裏腹に、厳しいハイロンサムを直感的に知っている女性ブルーグラスのパイオニアの一人、「きたむらいづみ」。全曲オリジナルのデビュー・アルバムだ。 |
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LC-1 LOST CITY CATS『キャッツだドカーン』CD\2,100-(本体\2,000-)
Turkey in the Straw/I Wonder Where You Are Tonight/Foggy Mountain Breakdown/Alberta Bound/We'll Meet Again Sweetheart/Washington County 他全12曲 30年前の1973年、神戸のロスト・シティーから米国に飛び立ったロスト・シティー・キャッツ、今 年の宝塚フェスで30年ぶりのリユニオンを実現、渡米費用を稼ぐために1972年に自費制作した本作がCD 化された。1973年に他界したスコット・ストーンマンの後釜としてストーンマン・ファミリーに参加して 米国にとどまった森繁昇(f)、現在も関東を中心に活躍を続ける今富秀樹(g)の他、稲井田豊(bj)、井沢雄二 (m)、伊藤方彦(bs)の個性的な5人組が、若さをぶつけた日本ブルーグラス史に残る作品だ。ちなみに、 ムーンシャイナー誌7月号(MS-2009\500-)で彼らの特集がある。 |
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CH-001 チーフ井上とフォークゲリラボーイズ『100万回愛してる!!』CD\2,500-(本体\2,380-)
心の宇宙/Can't You Hear Me Callin'?/セイクレット・ソング/High Lonesome Talking Beat/Blue Moon of Kentucky/White House Blues/Yeah!マスター/みんな地下鉄みたいだ 他全10曲 昨夏の箱根フェスでチーフ井上が唄った「どこへ行くブルーグラス」(本作には未収録)は多くのベテラン・ブルーグラッサーを唸らせた。それは日本語ながら、彼の歌唱力はもちろん、ブルーグラスへの愛情と同時にそのスタンスを見事に語り切ったその構成力に、「マイッタ」のであろう。ムーンシャイナー誌1月号(\500-)で彼が語っている様に、ブルーグラスとは無縁でフォーク、しかも日本のフォークを標榜していた彼が、バイト先の銀座ロッキートップで出会ったブルーグラス。その解釈と融合の過程が語られていたインタビューで明らかな様に、チーフ井上はナターシャ・セブンを通らずに「日本語のブルーグラス」を平気で創りはじめている。日本のブルーグラスにとって長年に渡る課題でもある「日本語とブルーグラス」は、単に音楽的な課題である。誰がいい曲を創り、うまく演じるのかが問題であり、もちろん、それがいいブルーグラスか否かは、彼らにとっても、我々にとっても重要ではない。ここにはモンロー曲の新解釈と同時にオリジナルが、チーフ井上の解釈によるハイロンサム・フィーリングで収められている。実際はライブでこそ本領が発揮できるのであろう「イキのいい若手」ピッカー達、越田久崇(bj)、南 三朗(g)、石埜裕幸(bs)、そして山崎規夫(f)がチーフをサポートする。ちなみに2月、関西ツアーを予定している。関東方面で話題の新しいタイプの日本語ブルーグラス・バンドの登場である。 |
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PET-001プッチ・MON『Many Happy Returns』CD\2,000-(本体CD\1,905-)
岡山を本拠に活躍を続けるプッチ・モンのデビューCDである。大学時代に知り合った磯山隆史(bj,d,g)&好美(g)夫婦に娘さん、ヒロミを中心に、関ともみのハーモニー・ボーカルと城幸輔のベースという5人組。録音を含めて技術的には、まだまだ不満な点もあるだろうが、ア・カペラの"Angel Band"から、娘さんのノビノビとしたボーカルにリードされるように、自分たちの好きな曲を英語ながら丁寧に、心を込めて演奏している様子が伝わり、全国でブルーグラスを生活の一部にしている人たちに、勇気を与えてくれる作品だ。1枚目から音楽的にも完璧なものを作ることの難しさは、やってみた者でないと分からない。ぜひ、2枚目、3枚目…と継続して活動してもらいたい。ファミリーでブルーグラスをやる…、なんて素晴らしいことだろう。 |
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TM-001 TODAY CD\2,500-(本体\2,380-) There's Your Trouble/Carolina Star/Open Up Your Heart/I Will Always Love You/From A Distance/Kentucky Blues/Water Is Wide 他全11曲 神戸を本拠にするコンテンポラリー・ブルーグラス・バンド、トゥデイの最新アルバム(前作は91年 作のカセット・アルバム)。古里尚美(g)の高音域のボーカルを見事にアレンジした辻隆史(bj)、橋岡重尚 (d)、橋岡貴美(bs)のトゥデイ。ベースには小学6年の貴美ちゃんが4曲(凄い4ビート)、前任の浅見信 一が7曲、ゲスト・マンドリンには平井秀道が1曲、太田正文が3曲、井上太郎が6曲を担当。宝塚をは じめ、各地のブルーグラス・フェスで、女性ながらバンジョーがGフォームで弾けるという、どこにいて もすぐに分かる特徴的な古里の歌を橋岡のドブロが見事にフォローし、辻のハーモニーが支える。ディキ シー・チックスからキャシー・キャリック、ドリー・パートンからデイル・アン・ブラッドリー、シャナ イア・トゥエインからジョン・スターリング等々、好きな曲を好きなように料理して聴かせる。日本のブ ルーグラスを元気にしてくれるトゥデイの16年と、自宅録音とは思えない完成度(もちろん限界はある が)に至った本アルバム制作記はムーンシャイナー誌5月号(MS-2007 \500-)にある。 |
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GVAB-001 GREEN VALLEY ACOUSTIC BAND『Ripe
in Bluegrass』CD\2,000-(本体\1,905-、歌詞付) Little Mountain Church House/I'm Using My Bible for a Roadmap/Old Home Place/Little Cabin Home on the Hill/Bury Me Beneath the Willow 他全10曲 1960年代の中頃に関西で活躍した、ボーカル&ギターの浜田昇(元大阪市大グリーン・マウンテン・トッ プス)と、フィドルの平地澄彦(元ロッコー・マウンテン・ボーイズ)を中心に、1970年代以降にそれぞれ学 生ブルーグラスで活躍した3人、ハーモニーとマンドリンに平地千鶴子、バンジョーの西村和志(追手門学院 大ブルーグラス)、ハーモニーとベースに日高真吾(元大阪市大)で結成されたグリーン・バレイ・アコース ティック・バンドのデビュー作。帯コピーに曰く、「これが大人のブルーグラスだ」とあるように、選曲、アレ ンジともに丁寧に作られており、各人の安定した力量がバランスよく聴ける。60年代から活躍するベテラン らしい落ち着いた癒し系ブルーグラスである。…1960年代、日本ブルーグラスの第一世代からの、嬉しいブ ルーグラス・アルバムだ。 |
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NRM-001 高橋義郎& New Road Map『to the Foggy
Mpuntain』CD\2,000-(本体\1,905-) Polka on a Banjo/Red River Valley/Love Letter in the Sand/I Wonder Where You Are Tonight/Jimmy Brown, the Newsboy/Salty Dog Blues 他全16曲 大ベテラン・ブルーグラス・シンガー、高橋義郎がニュー・ロード・マップ(渡辺治m、川井善之bj、 阪野克幸f、渡辺真人d、関口紀行bs)を率いてのフラット&スクラッグス三昧。自ら、「フラット& スクラッグスのコピーバンド」と称する痛快集団。個性やオリジナリティーというお手軽なものを求 めず、憧れの音楽に手を伸ばそうとする一途な想いは何物にも変えがたい。技術的には、たしかにブ ルーグラスを生業とする人たちほどに音楽する時間が作れるはずもなく、この非常に高度なテク ニックとアンサンブルのコピーは容易ではない。しかし、コピーとはすなわち学ぶこと、その心意気 であり、学んだ先には必ず得るものがある。胸のすくような疾走感(ドライブ)となんとなく哀愁(ハ イロンサム)、そして一度はまれば抜け難い泥沼のような努力(テクニック)と献身(ムーンシャイ ナーの定期購読…)を求めてくるブルーグラスという音楽の魅力、何故だろう? それは徹底的に 学ばなければ分からないはずだ。ムーンシャイナー2月号で元ピッキン誌のドン・キシルが言う、 「模倣こそは追従のもっとも真摯なかたち」というものだ。 |
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JBB-004 JAPANESE BLUEGRASS BAND『Blue Moon(蒼き月)』CD\2,500-(本体\2,380-) Blue Moon in Your Eyes/Someone Took My Place with You/Waltz You Saved for Me/I Never/Cherokee Shuffle/I Wonder Where You Are Tonite 他全13曲 宮崎勝之(m)、笹部益生(g)、ジミ赤澤(f)、吉田悟士 (bj)、今井達也(bs)といった日本のトッププレイヤーがオクラホマ・インターナショナル・ブルーグラス・ フェス出演のために結成されたバンド、請われて毎年渡米、すでにアルバムはこれで4枚目になる。笹部の ボーカルと宮崎、赤澤、吉田のすばらしい間奏を聴くスタンダード曲はもちろん、赤澤がオリジナルを3曲提 供、新しい境地を拓こうとしている。ムーンシャイナー誌9月号で、赤澤がバンドの歴史やオリジナル曲作り の難しさなどを寄稿、特集しているのでそちらとともにお楽しみください。 |
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KONCDR-006 ストーヴ『The Bluegrass Band of
Hokkaido, Japan』CD-R\1,000-(本体\952-) 俺はくわがた虫だ/山川草木/通り過ぎる街/花/森のワルツ/ウィスキー・ソング/墓に盆花 他全13曲 ムーンシャイナー7月号で特集された北海道のブルーグラス・バンド、デビュー作。全員がブルーグラ ス・ノウハウをマスターしたベテラン・ピッカーたちが、ギター&ボーカルの中原直彦の書いた日本語のオ リジナル(ハンク・ウィリアムズ「We Live in Two Different Worlds」、喜納昌吉「花」、トム・パクストン「Ramblin' Boy」を除く)をストレート・ブルーグラスする。ハード・トゥ・ファインドのハンマーダルシ マ奏者としても知られる小松崎健(bj,bv)、金一 健(m,tv)、広吉直樹(f)、大沼 元(bs)。ふるさとの自 然や日々の思いがストレートに伝わる自然な詩作とカーター・ファミリー(アパラチア)伝統をベースにし たメロディーにときおりブルーヨーデルを加えるなど、ブルーグラスへの知識と愛情にベテランらしい工夫を 加えた中原のアイデアは見事だ。ブルーグラス・ワルツ曲などは特にいい。完全にブルーグラス・スタイルをマ スターしたミュージシャンシップが日本語詩をいかに料理するか、そんな難題に自然体で向かっている。 |
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PDR-394 馬場章介『Free Grass 57』CD\1,000-(本体\953-) Who?/枯葉/Swing 51/走馬灯/Take Five/Sunny/歯痛/Foggy Mountain Special/Blue Evening/When You Kneel at Mother's Grave. 新潟の三条市を本拠に、フラットマンドリンでオリ ジナルやジャズを演じつづける馬場章介、57才を機に発表したデビュー・アルバム。ムーンシャイナー10月 号に詳しいが、青学ブルー・マウンテン・ボーイズでブルーグラスに出会い、その後、トニー・ライスをアイド ルとしてマンドリンやギターを弾き続けてきたという馬場さん。「アマチュアだから」と謙遜されるが、音楽 にはプロもアマもなく(極端にはリスナーとプレイヤーの別もなく)、音楽との向き合い方が何よりも大切 だと思うわたしは、見事なミュージシャン人生を歩んでおられると思う。岡田隆のドラムスと、小泉浩のバン ジョー以外のピアノやギターなど楽器すべてを担当、ジャズ・スタンダードを中心に、トニー・ライスやアー ル・スクラッグスに、ファンク・ジャズ風のオリジナル3曲、そして相田敬子と橋本啓子によるビル・クリ フトン名曲で終わる。純然に「音」の魅力を、徹底的に求められたのだろう。きっと、情報も、刺激を与え てくれる仲間も、満足にはいなかった地方の状況の中、自己主張を持ったソロ・アルバムを完成されたことに 敬意を表したい。…聴かれた方はその感想などを馬場さんにフィードバックして欲しい。 |
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ADR-1707 グリーン・マウンテン・ボーイズ『春来れば』CD\1,999-(本体\1,904-) 君を待っている/帰ろう、ふるさとへ/小さな教会堂/バラの花の下で/悲しい別れ/愛しい人 他全10曲 兵庫県の真ん中あたり、かつては鉱山で知られた生 野町を本拠に35年間、高石ともやとナターシャセブンの伝統を継承し、活躍をつづけているブルーグラス・バ ンド、グリーン・マウンテン・ボーイズ初のCDアルバム。タイトル曲は"Little Annie"ほか、"Life's Like a Mountain Railroad"、"Little Mountain Church"、"Will the Roses Bloom"、"Little Darling Pal of Mine"など、カーター・ファミリーやブルーグラス曲、またジョッシュ大塚の"Bring Me Back to My Home"などの日本語訳詞、そしてオリジナルの「悲しい別れ」、全曲を橋本隆司(g,autoharp)の詩(1 曲のみ高石ともや補作詞)で、松本博(m,g)、小島公明(bs)、奥野康弘(bj,g)、橋本ひとみ(v)のメンバーに、 足立安弘(harmonica)、橋本久男(autoharp)、高石とし子(v)らがゲスト参加。ブルーグラス編成ながら日本 語詩のメッセージに力点を置いた丁寧な音作りで、35年にわたる生活を歌い込んでいる。ムーンシャイナー 誌11月号で特集。 |
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GORO-005 谷 五郎と東京ゴローショー『笑って下さい40分Vol.5、ひ・み・つ』CD\2,800-(本体\2,667-) 立たんか!スペシャル/ひ・み・つ/消えゆく尋常小学唱歌/レゲゲのおじさん/ゴスペル・タイム/ロシア・ルンバ/クラクション・ブルース/暗ーい・暗ーい・ダーリン/フランス・ルンバ/トゥルー・ライフ・ブルーグラス/父さん(ザ・グレート・パパ)+放送禁止ルンバ 遂に、22年目にして、ようやく、やっと、とうとう、アルバムを完成させた谷 五郎。1993年に結成した東京ゴローショー=坂本 健(bj)、海宝弘之(g)、海宝ゆり子(bs)=をバックに、本家ゴローショーから畠田ヤスヒサ(f)を助っ人にして「ひとり突っ込み、ひとりボケ」という芸を存分に聴かせてくれる。何よりも、ブルーグラス・ファンだからこそ通じるギャグの数々が、たとえビル・モンローをネタにしようとも、谷の弾く1923年製のギブソン・ロイド・ロアーに免じて、許せてしまう。1970〜80年代の宝塚ブルーグラス・フェスはもちろん、全国各地のフェスにはなくてはならないキャラクターだった谷 五郎。プロに転向した後、なかなかスケジュールが合わないようだが、今年は久々に宝塚にも来てくれそうだ…何せプロだもん、生活がかかってる、CDの売り上げにも力が入る、ネ。ギャグ・グラス!?という独自のブルーグラス・スタイルを突っ走る谷 五郎、クイズの解答者やリポーター、ラジオ・パーソナリティ等々よりも、やはりブルーグラス・ミュージシャンしている姿が一番イキイキしている。体調を調えてから聴くべし!(アルバム制作記はムーンシャイナー誌6月号!) |
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GORO-006 ゴローショー『好きなんだけど…ブルーグラス』CD\2,625-(本体\2,500-)
Don't Let Your Tuning Go Down/Fastest Grass Alive/Cabin on a Mountain/Klaxon Blues/Devil's Dream/True Life Blues/Marjung/My Old Kentucky & You/Tsuruya 他全19曲!? 70年代から80年代にかけて、日本ブルーグラスをリードした!?ゴローショー、結成25年にして初のアルバムである。90年代以降はリーダーの谷五郎がタレント活動を開始、ブルーグラス界での活動は少なくなったが、どっこい、ゴローショーは各種営業?でパワーをキープしていた。1曲目からキッチリと笑わせてくれます。が、基本は彼らが愛して止まないモンロー・スタイルのストレート・グラス。谷のロイド・ロアー・マンドリンに、久永(g)、福嶋(bj)、畠田(f)、田川(bs)が70年代以来保ち続けているホットなパワーでトラッドな雰囲気を漂わせつつ(勢いあまってスベってしまう所もゴローショーらしい!?)、彼ららしく随所のチャチャで笑わせてくれる。ゴローショーの25年の変遷と歩み、そしてアルバム制作記はムーンシャイナー3月号(MS-1905 \500-)に詳しい。結成25年を迎え、全国のブルーグラス・サークル・ツアーも望んでいるという彼ら、再びブルーグラス・ネタでファンを笑殺して欲しいものだ。 |
| [カントリー] | |
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BPCB-0054 COSMOPOLITAN COWBOYS『世界で一度も咲かない花』CD\2,625-(本体\2,500-) I Saw the Light(奇跡のヒト)/泣きたいほどの淋しさだ/South of the Boder(国境の南)/ケンタッキー帰り/Hey Good Lookin'(いかしたクッキー)/Zangiri Rock/思い出のグリーングラス 他全13曲 発想とサウンドが衝撃的におもろいコスモポリタン・カウボーイズのデビュー・アルバム。自称し て曰く、「極東=場末のヒルビリーたちが奏でるカントリー&ナポリタン、J-カントリーの誕生か!?」 というコピーが見事な、グラム・パーソンズ没後33年を記念して??創られた日本語カントリー・ロッ クだ。ハンク・ウィリアムズにチャック・ベリーと同様の衝撃を受けたというハル宮沢の、賛否は分 かれるだろうインパクトある詩とボーカル(わたしはめちゃセンスがいいと思う)、パパ藤原のバン ジョーとフィドルが縦横に活躍(彼は高校時代から宝塚フェスを支えたスタッフ)、津軽三味線が本 職というグラシャス坂井のギターとマンドリンがラテン系の雰囲気を醸し出し、ジェフ蔵方のウッ ドベース、そして紅一点の東野りえのドラムスが場末のホンキートンクを思わせるビートを叩く。 カウパンクの乗りを60〜70年代のカントリーロックに載せ、まったく新しい若者の音楽を創ってい る。ハンクとチャックといえば元祖はビル・モンロー…、なかなかいい勘を持った若者たち、応援し たい。 |
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TF-0001 福原照晃『Peace of Mind』CD\2,500-(本体\2,381-)
True/For the Good Time/Lovesick Blues/South of the Border/Right or Wrong 他全12曲 1960年代はじめ、同志社大学のマジカル・プレイボーイズのリード・ボーカリストとして圧倒的な人気を持ちながら、卒業後はプロの道を選ばず、神戸を中心に地道な活動を続ける福原テルアキ、最新第2作である。ペダル・スティール・ギター奏者の尾崎 孝をプロデューサーに迎え、岸本一遥(f,m)、荻野信彦(eg)、奥沢明雄(g,v)、西海 孝(eg,bj)、松本 亮(drums)、マイク・ダン(ebs)といった布陣でストレートなカントリーを聴かせてくれる。カウボーイ・ソングからウェスタン・スゥイング、ハンク・ウィリアムスから現在のカントリーまで、彼自身のスタンスを守り続けて、派手な全国的な活動こそないが、学生時代から定評のあるその歌の巧さにはますます磨きがかかり、貫禄を増している。私は日本のカントリー事情をあまり知らない門外漢だが、恐らく、日本カントリー界でもトップクラスのボーカリストだろう。願わくば、歌詞カードや収録曲に対する彼のコメントなどがあれば、日本のカントリー・ファンに音楽のイメージや深みを知る一助になったかもしれないと思うが…。いずれにせよ、日本のカントリー界がファッションやダンスといった表面的な現象から一歩踏み込んで、我々の音楽として新しい世界を広げられん事を期待したい。こんなに素晴らしいボーカリストやミュージシャンがいるんだから…。1曲、尾崎のオリジナル・インストが収められている。 |
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WRR-0311081 オリーヴ『Favorite』CD\2,300-(本体\2,191-)
Old Fashioned Girl/There's a New Moon Over My Shoulder/Once a Day/I Wonder Where You Are Tonight/Broken Heart for Sale/Cotton Fields 他全13曲 岡山の女性カントリー・シンガー、オリーヴのソロ・デビュー(?)・アルバム。タイトル通り、自分の好きな新旧のカントリー・ソングを取り上げ、東京でヒアーズ・フォー・ゼアーズの中沼(bj,g,steel g)や坂野(f)の他、小野塚範夫(g,d)らをバックに録音。ジョニ・ハームズやヒザー・マイルスらの新世代の女性カントリーやカントリー・スタンダードを、ノビノビと張りのあるボーカルで歌う。 |
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MSY-0100 HIROKO with the TROUBADOURS『Rough'n
Round』CD\2,548-(本体\2,427-) Crazy/South of the Border/Help Make It Thru the Nite/Sweet Dreams/Rt.66/Jambalaya/I Still Miss Someone/Someday Soon/City of New Orleans 他全13曲 アーネスト・タブのバンド名から拝借したという、 悠々自適のおじ様おば様バンド「ヒロコ&トルバドールズ」の自費制作アルバム。「カントリー!!」という より、50年代から60年代の「アメリカン・ミュージックを楽しむ」といった風である。パッツィー・ク ラインをアイドルにしつつもハスキーなブルース感があるヒロコのボーカルを軸にテレキャスター、べダル・ スティール、ピアノが楽しそうに音楽を創っている。 |
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AK-0004 FOUR BEAT PARADISE『A Tribute to
the Cherokee Cowboys』CD\2,500-(本体\2,381-)
One More Time/Faded Love/Heartaches by the Number/Lily Dale/Crazy Arms/City Lights/A Mansion on the Hill/Release Me/I Love you Because 他全14曲 関西を中心に活躍するフォー・ビート・パラダイス。 バンド名が語るとおり、1930年代のウェスタン・スウィングの流れを汲んでアーネスト・タブやウェッブ・ピ アースらによってホンキー・トンク・スタイルが生まれ、1950年代後半にレイ・プライスのチェロキー・カ ウボーイズによって確立されたカントリーの典型的な音楽スタイルで、フォー・ビートのベースとドラムスの シャッフル・リズムに乗ってスティール・ギターとフィドル、そしてギターが織り成すフレージングの美学が 堪能できる、というもの。スティール・ギターの小林章を中心に、70年代にはロッコー・マウンテン・ボー イズで活躍したフィドルの平地澄彦、エレキにグラディ・マーティン追悼特集をムーンシャイナー誌に寄 稿してくれた荻野信彦らを配し、女性ボーカルの小林敦子をフィーチャーして、チェロキー・カウボーイズ に捧げる正統派のビッグ・スウィンギン・カントリーを聴かせてくれる。 |
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LG-2003 森山美果&ホンキートンク・デビルズ『My
Country Song Book』CD\\2,625-(本体2,500-) Crazy/Somewhere Between/Seven Lonely Days/Silver Wings/Faded Love/Kentucky Waltz 他全14曲 大阪の北新地、「ライト・ゲージ」をホームとして西宮のフォートワースや伊丹のハンクスなど、阪神 間で活躍する女性カントリー・シンガー、森山美果と由上万基(steel g)、小林由夫(f)、岡田幸夫(g)他、ベテラン・ミュージシャンらによるバンド、ホンキートン ク・デビルズを率いてのカントリー・デビュー作。 |
| [フォーク] | |
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RS-7788 赤木一孝『からっぽの部屋』CD\3,000-(本体\2,887-) 坂道の町/雨の夜はひとりで/月の庭(Down by the Sally Garden)/お父さんの朝ごはん/風が痛い/秋の海へ(There Ain't No Ash Will Burn) 他全10曲 「あかべえ」こと、赤木一孝のデビュー・ソロ・アルバムである。デル・マッカーリーをアイドルと するベテラン・ブルーグラッサーであるが、ここではシンガー/ソングライターとして10曲中8曲の 作曲(作詞は伴侶である佐々木由紀)を手がけ、ポップなアレンジで、軽やかなテナー・ボイスとブ ルーグラス/ジャズを極めたギターが、瀬戸内海を望む神戸の陽光を感じさせるといった感じのさ わやかなアコースティック作品に仕上げている。ボサノバ調の洒落たサウンドにもブルーグラス出 身らしい突っ込みリードギターが楽しいし、ゲストのアンドレ佐藤のドブロはさすがの出来、ファ ンキーなエイトビートからケージャンを思わせるサウンドなど、音楽の幅広さはさすがルーツ音楽 マニアだ。佐々木由紀の詩は日常の風景から、みずみずしい感性で言葉を切り取り、ユーモアとロマ ンが絶妙に配されている。2曲、アイリッシュ名曲とジョー・ミラー(ランチ・ロマンス)で知られる ウォルト・オルドリッジ曲の詩も見事である。1970年代からブルーグラスとジャズを武器に、音楽で 生活してきた赤木(ムーンシャイナー2月号で特集を予定)、待望のデビュー作だ。 |
| [ジャズ] | |
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MAN-CM-01 カフェ・マヌーシュ『Nouvelle Edition』CD\2,500-(本体\2,380-) I Can't Give You Anything But Love/Summertime/Tears/Indifference/Artillerie Lourde/Undecided 他全12曲 ジプシー・スウィングを得意とするアコースティッ ク・ギタリスト、川瀬眞司と山本佳史の2台のマカフェリ・ギターに、関西のジャズシーンを中心に精力的に 活動する女性ベーシスト中村尚美を加えたアコースティック・トリオ。ジャンゴ・ラインハルトのジプシー・ スウィングを基本に、スタンダードやミュゼット、シャンソンやラテン系の音楽まで含めた幅広いレパート リーでホットなスウィングを聴かせてくれる。以前紹介したファースト・アルバム『Cafe Manouche』から7曲をリマスターして5曲の新曲をプラスした全12 曲、足立安隆のフィドルが5曲でゲスト参加している。ちなみに、川瀬は元ブルーグラス・バンジョー奏者、足 立もブルーグラス界では知られたマルチプレイヤーである。 |
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