収録曲:Boil Them Cabbage Down/Washington Lee Swing/KY Waltz/The Break Of The Day/Beaumont Rag/Hoe Down/Sally Goodin
日本を代表するブルーグラス・フィドラー、ジミー赤沢が長年の経験を活かして、持てるノウハウを惜しげもなく披露した懇切丁寧なDVD付フィドル教則集。
超初心者から中級、上級まで。ブルーグラスの唄のバッキングからテキサスのコンテスト・スタイルまでを網羅。日本語による解説が嬉しい。
I Like to Sing the Old Songs/Death's Black Train/Engineer's Last Ride/Poor Orphan Child 他全16曲
オリジナル・カーター・ファミリーの伝統をそのまま 受け継いだことで知られるフィップス・ファミリーのアルバムが初めてCD化された。1960年代初期のフォー ク・リバイバルの中、フォークウェイズやスターデイ、パインマウンテンなどにアルバム13枚を残した彼ら、 本作は1962年のスターデイ作品。カーター・ファミリーの出身地からクリンチ山脈の北、東部ケンタッキーの カンバーランド・ギャップを越えた所の出身であるフィップス一家は、代々伝わるアパラチアの民謡をギ ターとオートハープ、そして男声によるバス・ボーカルと女声にるデュオといったカーター・スタイルを踏襲 する。炭鉱事故や列車事故、リンカーンの死などの史実に基づくバラッドや、スピリチュアルなゴスペルなど で構成されており、アパラチア山岳地帯の特殊な文化を背景にした彼らは、A.P.カーターとの親交でも知ら れ、ともにレコーディングも残している。カーター・ファミリー・ファンには嬉しい、初CD化だ。
花嫁/ ぼくの古いギター ? Black Mountain Rag / ぼく/ 恋人よ/ 三つの火/ コマクサの花/ 長良川/ Tom & Jerry / さすらい/ おれたちの詩物語/ サシバよ渡れ/ これがすべての終わりとしても/一本の樹/ かみしばい/ Banjo Original #2 / 港/西瓜太郎/ Gold Rush / 夜桜爛漫/ Say Old Man ? February Reel / 野茨と鳩/ 近江の子守唄/ 松原第七中学校 校歌/ 物干台/ 少年よ/さらばジャマイカ/ あの娘の瞳/ Twin Mand Medley 2 / 本牧メルヘン/ 花嫁/ランブリン・ボーイ ? Auld Lang Syne / 浜木綿咲いて/ ユリカモメの飛ぶ街/Bretton Dance Tunes / Down By The Salley Gardens / 心の旅/ 別れのうた 全42トラック（2ボーナストラック含）
ブルーグラッサーにもシンパの多い坂庭省悟がこの世を去り、早くも6年の歳月が流れました。 今でも歌い継がれているヒット曲「花嫁」の作曲者であり「はしだのりひこ＆クライマックス」の一員でもあった彼。以降、「高石ともや＆ザ・ナターシャーセブン」「笠木透とフォークス」「SAM」と沢山の場面で歌い、楽器の演奏をして来た。そんな彼が残した足跡（ライブ）とスタジオや自宅でのデモなど数百本におよぶ膨大なテープ。その中から抜粋し3枚組のメモリアル・アルバムにした。たっぷりのトークも聞き所だ。
(Prelude)Shining Waters/Shining Waters/Faultline/Leaving New Hamshire/Queen Anne's Lace/Breakpoint/A Greater Love/An Angel Forever/Slaterville/Minor Swing/Shark Tooth/Melee on the Backstretch/Jesus Loves Me 全13曲
高校生にしてヴァレリー・スミスのリバティ・パイクでデビュー、現在はリッキー・スキャッグス＆ケンタッキー・サンダーの超重量級ハイパー・ブルーグラスの主軸のひとりとして、その超絶テクニックでファンの度肝を抜いている弱冠21歳、アンディ・レフトウィッチの初めてのソロ・アルバム。リチャード・ベイリー、ロブ・アイクスらとのオーソドックスなハイ・スピード・ブルーグラスはもちろんのこと、クラシカルなフィドル＆バンジョー・デュオからプログレッシヴ・ブルーグラスまで、さらには、ジェフ・テイラーのアコーディオンをフィーチュアしたケルト調にコンテンポラリーなニュー・エイジ風味、そして同じく21歳コディ・キルビーが凄まじいジプシー・スウィング等々、フィドル、マンドリン、ギターにこれでもかのブルーグラス・センスをぶち込んだ、見事なまでのポテンシャルを発揮している。ジャンゴとラストのトラッド・ゴスペル以外はすべてオリジナル、その恐るべき能力にただ感服。クリス・シーリーやコディ・キルビーらと並ぶ、新世代スーパー・ピッカーの代表格。
現在ブルーグラス界で最重量級のライブ・バンド、ケ ンタッキー・サンダーを率いてリッキー・スキャッグスが2001年１月、ナッシュビルのギブソン・カフェで アルバム『Soldier of the Cross』発売記念で聴かせるバリバリのブルーグラス・ライブ全11曲。ビル・ モンローの"Get Up John"や"Walls of Time"のほか、ゴスペルを中心に完璧なブルーグラスを堪能させ てくれる。
元バージニア・スクワイアーズのマーク・ニュートンが12/3からブルーグラス日米親善という目的で一週間ほど日本に滞在、東京、長野、高知、京都、神戸、大阪のブルーグラッサーと親交を深めたました。下記、彼の置土産です。
Sugar Coated Love/The Last Song/Monrosine/Midnite Rider/Amazing Grace 他全12曲
１曲目から、トニー・ライス(g)、サミー・シーラー(bj)、ジェリー・ダグラス(d)、リッキー＆ロニー・シンプキンス(f,bs)のアルバム基本セットのアグレッシヴなサウンドに乗って、マーク・ニュートン(m)とラルフ・スタンレー、ダドリー・コンネルの強烈トリオ・ハーモニーが飛び出し、これは凄いぞ、と思っている間もなく、２曲目には、ポール・ウィリアムスが、次はロニー・ボウマン、以降アラン・オブライアン、ジョン・スターリングらが、それぞれリード・ボーカルも交互に取るゲストで出演し、上記バックバンド（１曲でサード・タイム・アウトが、またビル・エマーソンとマイク・オルドリッジも参加）と新旧ブルーグラスを演じる。バージニア・スクワイアーズとして日本ツアーを含む７年間の活躍をしてきたマーク・ニュートン。しばらく第一線から遠ざかっていたが先月紹介した新旧ブルーグラスをバランスしたビル・エマーソンとのユニット『A Foot in the Past, a Foot in the Future』(PC-1074 CD\2,750-)を中心に活動を始めた。90年代のコンポラ・ソリッドというスタイルの基礎を作ったバランス感覚は健在だ。
We Can't Go Wrong/Used To Be/Candle of Love/High Lonesome/Pain of Loving You/On the Loneme Wind 他全13曲
元バージニア・スクワイアーズのマーク・ニュートン、最新作は話題の「Women in Bluegrass＝ブルーグラスの女性たち」に捧げられたもの。マークを軸に女性陣＝ロンダ・ビンセント、キャシー・キアボラ、デイル・アン・ブラッドリー、リン・モリス、キム＆バーブ・フォックス、ジーナ・ブリット、バレリー・スミス、クレア・リンチ、ザ・ホワイツらがテナー・ボーカルやリード・ボーカルを取り合っている。バックには基本セットとして人気のクリスティン・スコット(bj)、ミッシー・レインズ(bs)の女性２人と、トニー・ライス(g)とアラン・バイビー(m)、そしてロニー・ステュワート(f)といった鉄壁のメンバー（ちなみにクリスティンは近々にウェイン・ベンソンと結婚の噂あり!?）。選曲もビリー＆テリー・スミスの新曲が３曲の他、ビル・モンやジミマ、ドリパらのスタンダード等々、そして最後にはトム・T.とデキシーのホール夫妻の書いたマザー・メイベル・カーター賛歌に全員が集合して終る。1970年代以降、日米共に数多くの女性がブルーグラス界にやってきた。我々は男女間の壁を越える努力をしているだろうか？違いを認めた上で彼女達の能力を最大限に生かし、男女の新しいアンサンブルを生みたいものだ。ここでのマークの試みは見事に成功している。
Two Doors Down/Jolene/Backwoods Barbie/Coat of Many Colors/Only Dreamin'/Better Get to Livin'/Shinola/Little Sparrow/The Grass is Blue/Do I Ever Cross Your Mind/Here You Come Again/Islands in the Stream/9 to 5/I Will Always Love You/Jesus and Gravity 全15曲
カントリー・レジェンド、ドリー・パートンの新作は、自らのレーベル、ドリー・レコードからの2008年ロンドンでの最新ライヴをCDとDVDに収録した２枚組。"Coat of Many Colors"や"I Will Always Love You"などシグネチャー・ソングの数々から最新ヒット"Backwoods Barbie"まで、さらにはブルーグラス三部作からの"Little Sparrow""The Grass is Blue"と、ソングライターとしても超一流のドリーならではの多彩なレパートリーで楽しませてくれる。自家用ジェットで乗り込んでくるファースト・シーンから画面は一転、ドリーがステージに登場しただけで圧倒的な存在感に包まれる、そのスターぶりはなんと表現すればいいのだろうか？子供の頃の思い出話など、軽妙なMCをはさみながら進行していくあたりの進行も鮮やかに、これがスターのショウだと実感させられるゴージャスなライヴを堪能できる。ジミー・マッティングリー(f)やデイヴ・タルボット(殆どリズム・ギター、ちょっとだけバンジョー)など、なじみのミュージシャンもサポートに徹して主役を盛り立てている。同内容の15曲だが、DVDはMCやインタヴューも含めた80分、CDは音楽だけに編集した60分のヴァージョンとなっている。そして、DVDにはサウンド・チェックのパフォーマンスやコーラス・メンバー、サポート・スタッフのインタヴューなどを収録した50分のボーナス映像がついている。
I Can Hear Kentucky Calling Me/You Are My Flower/Dusty Miller/Each Season Changes You/Fourteen Carat Mind/Where Did The Sunshine Go/Cherokee Lady/Kentucky Waltz/Last Letter/Bluegrass Concerto/Fair and Tender Ladies/I Always Wanted To Sing in Renfro Valley/Jesse James/We Could/Some Old Day/Sure Fire/Paper Rosie/Take Me As I Am/Rutland's Reel/Midnight Flyer 全20曲
クラシック・ブルーグラスを完璧に蘇らせた『Bluegrass Collection』(CMH-9011\2,750)や、マック・ワイズマンとの共演作『The Essential Bluegrass Album』(CMH-9016\2,750)など、多くの名演を残した、オズボーン・ブラザーズCMH時代(74年から81年、91年)のベスト・コレクション。文句無しのクラシック・スタイルから、オズボーンズならではのプログレッシヴかつアグレッシヴなサウンドまで、複雑精緻なハーモニーと、完璧のインストゥルメンテーションはいま聴いても凄みを感じさせる、流石はオズボーンズ。名曲"I Can Hear Kentucky Calling Me"が収録されたあたりもミソ。
Kentucky Waltz/Blue Ridge Cabin Home/Some Old Day/Your Love Is Like a Flower/Little Cabin Home on the Hill/White Dove 他全24曲
1970年代後半、絶頂期にあったオズボーン・ブラザースが、それまでのヒット曲路線を変換、最愛のトラッド・ブルーグラス路線に戻るきっかけとなった２枚組LP秀作がCD１枚に。ご覧の通り、ブルーグラスの大スタンダード曲を、彼等らしくアッサリと、しかも非常にレベルの高い質で、演じられた名盤。ブレイン・スプラウスとケニー・ベイカーのツイン・フィドルが美しい。
70年代後半、ＣＭＨ時代のオズボーン・ブラザーズが立て続けに発表したクラシック三部作のラストを飾る本作は、マック・ワイズマンとボビー・オズボーン、その歌唱力と美声で並ぶ者なきふたりが、ドット以来久々にがっぷり四つに組んだ、圧倒的なヴォーカル・アルバム。円熟の極みというか、練達の頂点に達したふたりのヴォーカルが、「うた」のこころ、メロディーの大切さをしみじみと伝えてくれるスタンダード集。ここでも、バディー・スパイカーの歌心あふれるフィドルが鮮やかなサポートをみせている。
Home Sweet Home(Benny Martin)/Brother Green(Leroy Troy)/Soldier's Joy(Buddy Spicher)/Cumberland Gap(Leroy Troy)/When Johnny Comes Marching Home(Simon & Verity Grace)/Give The Fiddler A Dram(Merle Travis, Red Herron)/Two Little Boys(Simon & Verity Grace)/Grandfather's Clock(Grandpa Jones)/Devil's Dream(Joe Maphis & Red Herron)/Aura Lee(Simon & Verity Grace)/Dixie(Arthur Smith & Benny Martin)/Goober Peas(Arthur Smith)/Darling Nellie Gray(Johnny Gimble)/Go Down Yonder Moses(Eddie Adcock Band)/Marching Through Georgia(Hoot Hester & Sam Levine)/The Girl I Left Behind(Jim & Jesse)/Write A Letter To My Mother(Leroy Troy)/Faded Coat Of Blue(Laura Weber)/My Pretty Quadroon(Grandpa Jones)/Yellow Rose Of Texas(Tommy Faile)/Maryland, My Maryland(Dick & Jacquie Schuyler)/Listen To The Mockingbird(Paul Warren)/Lorena(Don Ange)/Battle Hymn Of The Republic(Rhonda Rhenee)/Angel Band(Carl Story) 全25曲
映画『Cold Mountain』に便乗したCMHお得意の企画作品。過去のカタログから、南北戦争当時に唄われていたであろう曲を集めたもの。スタンダード・ナンバーとしていまも唄い演奏されつづけている曲を中心に、あまり知られていない曲も多少まじえて、ベニー・マーティンやバディ・スパイカー、ジョニー・ギンブルといったトップ・フィドラーから、グランパ・ジョーンズやリロイ・トロイなど新旧のオールドタイマー、ジム＆ジェシーやカール・ストーリーなどのブルーグラス組と、色とりどりの顔ぶれを総動員しての見本市的作品。
Keep On The Sunny Side(Mac Wiseman & The Osborne Brothers)/I'm Thinking Tonight Of My Blue Eyes(The Stonemans)/I'll Pawn You My Gold Watch & Chain(Eddie & Martha Adcock with Missy Raines)/Wildwood Flower(Joe Maphis And Merle Travis)/I Wonder How The Old Folks Are At Home(Mac Wiseman & The Osborne Brothers)/Wabash Cannonball(Benny Martin)/Cannonball Blues(Grandpa Jones)/Sailor On The Deep Blue Sea(Mac Wiseman)/Will The Circle Be Unbroken(Lester Flatt & The Nashville Grass)/You Are My Flower(The Osborne Brothers)/I'll Be All Smiles Tonight(Mac Wiseman)/Jimmie Brown The Newsboy(Arthur Smith)/The Last Letter(The Osborne Brothers)/Maple On The Hill(Joe & Rose Lee Maphis)/Angel Band(Carl Story & His Rambling Mountaineers)/What Would You Give In Exchange For Your Soul?(Lester Flatt & The Nashville Grass)/Wildflower Guitar(Arthur Smith & Benny Martin)/Memories Of Maybelle(Joe Maphis)/Mother Maybelle(Curly Seckler & The Nashville Grass featuring Marty Stuart & Johnny Cash) 全19曲
ブルーグラスには必要不可欠のレパートリーとなっているカーター・ファミリーの名曲を、CMHのカタログからセレクトした企画作品。この顔ぶれでこの曲目、いいんじゃないですか？ラスト、ジョニー・キャッシュを迎えたレスター亡きあとのナッシュヴィル・グラスの"Mother Maybelle"に涙したことも、、、。
元CCRのリーダーで先頃、ブルーリッジ・レンジャーズ・ライズ・アゲインというブルーグラス、カントリー寄りの素晴らしい作品を発表したジョン・フォガティ、イギリスのロイヤル・アルバート・ホールに於ける最新ライブ映像作品。
カントリー・ロードの大ヒットで一世を風靡したジョン・デンバー、'81年の来日公演の模様を収めた映像作品。
Hard Rock Mountain Prison/Me and Dad/Corolina's Arms/Knee Deep in Blues/Last Greyhound 他全12曲
新生サード・タイム・アウトの第一弾!! 圧倒的な歌のうまさでIBMA最優秀男性ボーカルの常連、 ラッセル・ムーアの名前をバンド名に冠しての再出発。スティーブ・ディリングのまっすぐなバン ジョーに、かねてからのニューグラス志向でジョン・コーワン・バンドに参加していたウェイン・ベ ンソン(m)が戻り、抜群のテクニックと現代風な感性で縦横無尽なジャスティン・ヘインズ(f)、そし て新加入のエドガー・ラダーミルク(bs)の５人組。近年の傾向であるトラッド回帰をしながらも、多 くの女性ファンを持つラッセルのボーカルが生き生きとするバーサタイルな選曲で軽快なブルーグ ラスを楽しませてくれる。フォスター作の"Angeline Baker"にベッキー・ビューラーが詩をつけた"My Angeline"、ビル・モンローとハイロンサムをテーマにした自作の"Big City Blues"ほか、ティム・スタッフォードやキム・フォックス／ロ ニー・ボウマンら、ブルーグラス仲間の新曲が見事にサード・タイム・アウト化する。かれらのラウン ダー時代のベスト集『Footprints: A IIIrd Tyme Out Collection』(ROU-0602 \2,573-)と聴き比べると、ここ10年のトップバンドの動向が興味深い。
Whispering Waters/Two Lonely Hearts/My Darling's Last Goodbye/Lonesome Weary Heart/You'll Never Be the Same/Send Me Your Address from Heaven/My Blue Eyed Darling/Lonely River/Goodbye/Roll on Blues/Who'll Sing for Me/Mountain Laurel in Bloom 全12曲
ジミー・マーティン＆サニー・マウンテン・ボーイズ、ロンダ・ヴィンセント＆レイジそしてマイケル・クリーヴランド・バンドと、ハード・ドライヴィング＆ソリッド・ブルーグラス一直線でキャリアを重ねてきたオーディ・ブレイロックが満を持して放つ会心作。エヴァン・ウォードのバンジョーとパトリック・マカヴィニューのフィドルを軸に畳み掛ける、これ以上はないオーソドックスなサウンドにブルーグラス・フィーリング満載のハーモニー、そして、ボビー・オズボーン＆ラリー・リチャードソン、レスター・フラット＆アール・スクラッグス、レッド・アレン＆デヴィッド・グリスマン、ブレイ・ブラザーズ、コニー＆ベイブさらには師匠ジミー・マーティンと、クラシック・ブルーグラスのエッセンスを見事に抽出した選曲の妙は、オールド・ファンのハートを鷲掴みすること間違いなし。再び三たび盛りあがりつつあるトラッド・ブルーグラス復権の一方の旗頭として名乗りをあげたオーディ・ブレイロック、2009年度最初の話題作登場だ。
Amanda Lynn/Picture Me There/She's More To Be Pitied/It's So Hard To Stumble(When You're Down On Yoiur Knees)/In Despair/Beat The Train/Daddy Tried/John In The Jordan/Left Handed dreamer/Mama/Over In The Promised land/Blue Ridge Girl/A Tall Cornstalk
初代のドイル・ローソン&クィックシルバーのメンバーとしてコンポラ・ソリッドの礎を築きサード・タイム・アウトの立ち上げにも参画、現在、セルダム・シーン、ロングビューでも活躍中のルー・リードが自らリーダーを務めるキャロライナの最新作。ルーのマンドリンと奥さんのクリスティーがベース&ボーカル、シャノン・スローター(g)、トレバー・ワトソン(bj)というメンバーにロン・スチュアートがホットなフィドルでゲスト参加。溌剌とした小気味良いブルーグラス。
良質のオールド仕様のバイオリン、ガダニーニのレプリカ。メイド・イン・チャイナの工房物で同価格帯のバイオリンと比べるとかなりお値打ち品です。ラベルもオールド仕様です。ブルーグラス向きのダークでスイートな音色です。初心者の方には、このクラス位からのものをお薦めしたいと思います。期間数量限定ですのでこの機会をお見逃しなきよう。 拡大写真
Judy Lou/Bluegrass Time/Traded the Bottle for a Bible/Days of Grey and Black/Foot Hill Hop/Show Me the Way to Go Home/Blue Ridge Mountains/Carry It Back to the Cross/Will You Ever Love Me/Home with the Blues/Bluegrass Banjo Blues/Loving You/Hunting Man/Don't Leave Me Alone/Midnight Ramble(1965) 全15曲
メインストリーム・シーンでは殆ど知られてはいないが、ゲイラックス／ブルー・リッジ・ブルーグラスの精神的支柱ともいうべき存在として50年代から今日まで、トラッド・ブルーグラス一筋に歩んできたバンジョー・プレイヤー／ソングライター、カレン・ガリアンの70歳を記念する企画作品。50年代マウンテン・ランブラーズに始まって、60～70年代のフット・ヒル・ボーイズそして70～80年代のヴァージニア・マウンテン・ボーイズと、知る人ぞ知る名門バンドで多くの作品を残し、後進に絶大なる影響を及ぼしてきた。その後もゲイラックス・エリアでローカルな活動を続け、近年注目のブルー・リッジ系ブルーグラスの源流とその伝統を守りつづけている。ここでは、彼の影響を大いに受けたジュニア・シスクやテリー・バウカム、ジミー・エドモンズ、リック・オールレッドらのトップ・ミュージシャンと、カレン本人と息子ミッキー以下ゲイラックス・ミュージシャンが集まって、カレンのオリジナル曲をとりあげている。ブルー・リッジのふるさと賛歌やなんということもないラヴ・ソングそしてゴスペルなど、きわめて普遍的な歌詞と、なんのてらいもないフツーのブルーグラス・メロディを、ケレンもハッタリもないシンプル＆ストレートなサウンドに仕上げ、ゲイラックス・ブルーグラスの伝統の重みをしっかりと感じさせてくれる、これ以上はないくらいにオーソドックスな、そして、実に上質のブルーグラス・アルバム。ラストに、65年のフィンキャッスル・フェスのバンジョー・コンテストで優勝したカレンの、そのときの荒荒しくも生々しいバンジョー・プレイが収録されている。
ビリー&テリー・スミスとしてレッド・クレイから2枚のアルバムをリリース、ブルーグラス系のトップ・ソングライターとしてロンサム・リバー・バンドを初めとして有名バンドに楽曲を提供してきたビリーがここにビリー・ブーン・スミスとして自らのバントを率いてマディ・サンシャインからデビュー。年齢を重ねて説得力の増したボーカルをナッシュビルの名うてのメンバーがサポート。現在、グラスカルズのメンバーとして活躍中のテリー・スミス(bs)、ジョン・コーワン・バンドで来日を果たしたシャッド・コッブ(f)、元グラスカルズでドリー・パートンのツアー・バンドを離れたデイブ・タルボット(bj)、若手のモンロー・スタイルではピカイチでアグレッシブなプレイもお得意のクリス・ヘンリー(m)、ビリーの奥さんのマリリン・スミスが参加。ジェフ・ホワイト、ジョン・ペネルとの共作でダン・ティミンスキーに提供した"Carry Me Across The Mountain"やダグ・ディラード・バンドでジンジャー・ボートライトの名唱が記憶に残る"Lonesome for You"(本作では"Lost and Lonesome")等々のセルフ・カバーを初めとして、これから多くのアーティストに取上げられるであろう名曲の宝庫。
ティム・オブライエンの言葉を借りて、「ニューオールドタイミーがトレンドだ!」なんて言ってたら、とてつもない怪物のような天才オールドタイム・フィドラーが登場だ。タティアナ・ハーグリーブス、そう、バイオリン・ショップのDVDシリーズ『Fiddle Masters Concert Series Vol.3』にも登場する12歳の少女だ。年齢なんて感じさせないトミー・ジャレル直系の激しいエネルギーを弓に秘めたオールドタイム・フィドルと自信に満ちたすばらしい伝承ボーカルを聴かせてくれる。プロデュースにブルース・モルスキー(g,bj)、兄のスーパーフィドラー、アレックスのほか、サラ・ジャローズ(m)やエマ・ビートン(cello)らにマーク・シャッツ(bs)とダニー・ナイスリー(g)。この自信に満ちた分厚いリズムのフィドルとボーカル、アパラチアの山奥に閉じ込められていたこのすばらしい音楽を21世紀の若者たちが見事に伝承している。凄い女の子です!!
PSW-2008 LARRY PERKINS, CHRIS SHARP &
TONY WILLIAMSON『The Boys from North Carolina』CD\2,573-(本体\2,450-)\1,733-(本体\1,650-)価格改定
2008年「さくらツアー」と銘打って今春日本全国をツアーし たクリス・シャープ(g)、ラリー・パーキンス(bj,g)、トニー・ウィリアムソン(m)にナッシュビル・ブルーグ ラス・バンドのアンディ・トッド(bs)が加わった有名曲インスト集。それぞれの楽器において、プロたちか ら「名人」と認められる彼ら、ディープなスクラッギストのラリー、「マンドリンに関して、彼の知らないこ とは、ほかの誰も知らない」と言わしめるトニー、そしてノース・カロライナ伝統の中心アッシュビル出身 でジョン・ハートフォードの片腕として活躍したクリス、この３人が、リラックスしたセッションで聴かせ る名人芸が楽しい。
Ground Speed/Home Sweet Home/Sally Ann/Little Darlin', Pal Of Mine/Reuben/Cripple Creek/Lonesome Road Blues/John Henry/Fire Ball Mail/Sally Goodwin/Bugle Call rag/Cumberland Gap
'60年8月と9月にインストルメンタル・アルバムとしての企画、録音されたスクラッグスバンジョーのバイブル。50年近く経った現在でもまったく色あせない。問答無用の名作である。
Wild Flowers/Wave the Ocean/Speed of the Sound of Lonliness/Touche'/Love Song/Canned Music/Gog Shitt a Rye Straw/Scotch and Soda/Spanish Pipe Dream(Blow Up Your TV)
爽やかな女性ボーカルと卓越したセンスによるアコースティック・サウンドで聞かせて、日本でも人気の高いクラスター・プラッカーズのデイル(bs,v)&クリス(g,v)・バリンジャーと息子のイーサン(m,bouzouki,acoustic,electric,12 strings & arch-top guitar etc.)によるバリンジャー・ファミリー・バンドの自主制作アルバム。イーサンは現在、ミッシー・レインズ&ニュー・ヒップのメンバーとして活躍中の新進気鋭のミュージシャンで彼のプロデュースの下、ランディ・コーアズ(lap steel)をエンジニアに迎えて、マット・フリナー(ここではbj)、ジミー・マッティグリー(f)、マイク・ウィッチャー(d)他がサポート。トム・ペティ作"Wildflowers"、ナンシ・グリフィスも取上げていた"Speed of The Sound of Lonliness"(J.プライン作)。デイルのハスキー・ボイスによる"Wave The Ocean"(トラッド)、ダン・ヒックスの"Canned Music"、キングストン・トリオ"Scotch and Soda"等々。(ムーンシャイナー誌レビューより)なおジャケットは彼女のデザインによる自作のゴム印である。
なおクラスター・プラッカーズ関連の下記在庫があります。
●CP-9804 CLUSTER PLUCKERS『Christmas Album』\2,888-(本体\2,750-)
●CAP-25337 CLUSTER PLUCKERS『GospelFavoritesFavorites』\2,888-(本体\2,750-)
花嫁/ ぼくの古いギター ? Black Mountain Rag / ぼく/ 恋人よ/ 三つの火/ コマクサの花/ 長良川/ Tom & Jerry / さすらい/ おれたちの詩物語/ サシバよ渡れ/ これがすべての終わりとしても/一本の樹/ かみしばい/ Banjo Original #2 / 港/西瓜太郎/ Gold Rush / 夜桜爛漫/ Say Old Man ? February Reel / 野茨と鳩/ 近江の子守唄/ 松原第七中学校 校歌/ 物干台/ 少年よ/さらばジャマイカ/ あの娘の瞳/ Twin Mand Medley 2 / 本牧メルヘン/ 花嫁/ランブリン・ボーイ ? Auld Lang Syne / 浜木綿咲いて/ ユリカモメの飛ぶ街/Bretton Dance Tunes / Down By The Salley Gardens / 心の旅/ 別れのうた 全42トラック（2ボーナストラック含）
ブルーグラッサーにもシンパの多い坂庭省悟がこの世を去り、早くも6年の歳月が流れました。 今でも歌い継がれているヒット曲「花嫁」の作曲者であり「はしだのりひこ＆クライマックス」の一員でもあった彼。以降、「高石ともや＆ザ・ナターシャーセブン」「笠木透とフォークス」「SAM」と沢山の場面で歌い、楽器の演奏をして来た。そんな彼が残した足跡（ライブ）とスタジオや自宅でのデモなど数百本
におよぶ膨大なテープ。その中から抜粋し3枚組のメモリアル・アルバムにした。たっぷりのトークも聞き所だ。
Leavin' Luttrell/John Henry/(Back Home Again in)Indiana/Leona/Blue Angel/Reeding Out Loud/Producer's Medley/Tuned in/6120/Chet's Guitar/Silent Strings 全11曲
今は亡きギター・レジェンド、チェット・アトキンズを師と仰ぐスティーヴ・ウォリナーが全霊をこめてつくりあげた、師チェットへのトリビュート・アルバム。下積みのギター・プレイヤーだった1976年、チェットに認められシンガーとしてデビューして以来、ミュージシャンとしてもソングライターとしても確固たる地位を築いたスティーヴが、ボス、プロデューサー、音楽の師そして友人として慕いつづけるチェットへの真情を思いの丈をこめて綴った作品集。ブラッド・ペイズリーと共演した"More Than Just This Song"(ブラッドの『Play』に収録)でもその思いを唄っていたスティーヴが、チェットのスタイルに即した自作オリジナル曲とチェットのシグネチャー・チューンの数々に、ただ単にチェットのスタイルを踏襲するのみならず、そのスピリットをも深く掘り下げた、これ以上はない真摯な演奏で心を揺さぶってくる。チェットの娘メレルの言葉どおり、チェットと本当に親しく、その音楽を心の底から学んだミュージシャンにしかできない、チェットの音楽の真髄を鮮やかに描き出したアルバムだ。
[Disc 1:The Hits...Like Never Before]
Cold, Cold Heart/Move It on Over/Lonesome Whistle/Long Gone Lonesome Blues/Hey, Good Lookin'/I Can't Help It(If I'm Still in Love with You)/Why Don't You Love Me/A Mansion on the Hill/Moanin' the Blues/I Just Don't Like This Kind of Livin'/They'll Never Take Her Love from Me/Mind Your Own Business/<Complete Mother's Best Show>Lovesick Blues/Nobody's Lonesome for Me/Twin Guitar Polka(Don Helms and Sammy Pruett and the Drifting Cowboys)/Gathering Flowers for the Master's Bouquet/Eighth of January(Jerry Rivers and the Drifting Cowboys)/Closing Theme
{Disc 2:Southern Harmony]
That Beautiful Home/How Can You Refuse Him Now/Lord, Build Me a Cabin in Glory/Farther Along/Calling You/I Am Bound for the Promised Land/Dear Brother/Jesus Died for Me/At the Cross/Thirty Pieces of Silver/Something Got Hold of Me(Hank & Audrey)/<Complete Mother's Best Show>Lovesick Blues/My Sweet Love Ain't Around/Fire on the Mountain(Jerry Rivers and the Drifting Cowboys)/I Saw the Light/Closing Theme
[Disc 3:Luke the Drifter]
Everything's Okay/I've Just Told Mama Goodbye/Where the Old Red River Flows/Alabama Waltz/Faded Love and Winter Roses/Deck of Cards/Just Waitin'/I Hang My Head and Cry/Orange Blossom Special(Jerry Rivers and the Drifting Cowboys)/I've Been Down That Road Before/Steal Away-The Funeral/<Complete Mother's Best Show>Lovesick Blues/I Dreamed about Mom
Last Night/Black Mountain Rag(Jerry Rivers and the Drifting Cowboys)/I Heard My Savior Calling Me/Closing Theme 全50曲
廃棄寸前に救出された貴重極まりない音源をリリースするハンク・ウィリアムズの『Mother's Best』シリーズ第３弾は、再びCD３枚にピークを迎えた時期のハンクの絶唱を収めたボックス・セット。今回は各ディスクにサブ・タイトルをつけて、ヒット曲集、サザン・ゴスペルそしてリューク・ザ・ドリフターというテーマの元に集めたもの、そこに、各巻にそれぞれコンプリートなかたちで残された『Mother's Best』のプログラムを収録するという、贅沢な構成をとっている。最初のボックス・セット同様、ハンクのヒット曲の数々はもちろんだが、オフィシャルにはレコーディングしていない、ここでしか聴けない曲も多く含まれている。そしてコンプリート・ショウでは、ヒット曲やゴスペル、バンド・メンバーをフィーチュアしたインストなどをハンクの語りで進行していくという、当時のラジオ・ショウのティピカルなフォーマットにのったスムーズな運びが興味深い。全部で143曲発掘されたという『Mother's Best』、まさにお宝の名にふさわしい貴重なものである。
JUSTIN TREVINO-Two Empty Glasses/DAVE SIMON-Waltz Across Texas/LEONA WILLIAMS-Yes Mam/Nobody's Darlin' But Mine/FERLIN HUSKY-Gone/Wings of a Dove/KIM MURRAY-Your Good Girls Gonna Go Bad/RANCE NORTON-Wine Me Up/BOBBY MARQUEZ-Thats Life/HEATHER MILES-Nashville's Gone Hollywood/One Man Woman Again/JAMES HAND-It's Just My Heart/ROBERT MIZZELL-Race Is on/Today I Started Loving You Again/Thanks a Lot/FRANKIE MILLER-Family Man/Waltz Across Texas/Blackland Farmer/MONA McCALL-Keeper of My Heart/Sweet Lips/French Song/BIG BILL LISTER-Take Me Back/DARRELL McCALL-Home in San Antone/I'll Break out Again/The Other Woman/AMBER DIGBY-Here Come the Teardrops/Take Me Back Again/JUSTIN TREVINO & AMBER DIGBY-Hows the World Treating You 全28曲
1947年に始まったWSMラジオのオープリに次ぐ長寿人気番組『アーネスト・タブ・ミッドナイト・ジャンボリー』、3200回以上の放送を続けている毎週土曜深夜のライヴ・ショウ、普段はアーネスト・タブ・レコード・ショップに隣接するテキサス・トゥルバドゥール・シアターでのライヴが、今年３月、ハート・オヴ・テキサス・カントリー・ミュージック・アソシエーションの創立20周年を記念して、テキサス州ブレイディに出張してスペシャル番組がオンエアされた、これはそのときの模様を捉えたライヴ映像。ファーリン・ハスキーやレオナ・ウィリアムズ、ダレル・マッコールなど、功なり名を遂げたいまテキサスに安住の地を求めたヴェテランから、ジャスティン・トレヴィノやアンバー・ディグビーなどハート・オヴ・テキサス・レコードを背負って立つ気鋭のホンキー・トンカーに無名の若手まで、テキサス・ホンキー・トンクの真髄を継承するアーティストたちに、ゲスト格のへザー・マイルズ、ジェイムズ・ハンドを加えて、いまどき貴重な、生々しい正統カントリーがぎっしりと詰まっている。ヴォーカルがちょっとオフ気味だとか、音声と映像がシンクロしていないとか、プロダクションには問題があるし、フィドル不在も寂しいが、ディッキー・オーヴァーベイのペダル・スティールを軸としたバック・バンドも大健闘といっておこう。ナッシュヴィルのトップ・スターのライヴとはわけが違う、チープなローカル・カントリーといってしまえばそれまでだが、最近では珍しくなったオーソドックスなカントリーを楽しめる映像だ。
CW-TTJ1D THE TIME JUMPERS『Jumpin' Time』DVD\3.308-(本体\3,150-)（２時間）[再々入荷]
Honeysuckle Rose/Along the Navajo Trail/Blues for Dixie/Route 66/South of the Border/Cherokee Maiden/All of Me/Caravan/My Window Faces the South 他全28曲
ナッシュビルのステーション・インで欠かさず毎週
月曜日に繰り広げられるウェスタンからカウボーイ＆ヒルビリー・ジャズの大セッション、タイム・ジャン
パーズのライブ映像。ナッシュビルの超一流セッションマンが、ただ楽しみのためにブルーグラス・ライブ
で知られるステーション・イン（カントリーのライブハウスと違って聴く耳を持つ客が多い…）に「テキト
ウに集まって」創る音楽には、たっぷりと愛情がこもっている。オウブリー・ヘイニー、ケニー・シアーズ、
ジョー・スピービーのトリプル・フィドルを軸に、レンジャー・ダグ・グリーンのサイド・リズム・ギター
とカウボーイ・ソング、パパ・ジョン・ヒューイの洒
落たペダル・スティール・ギター、ジェフ・テイラーのアコーディオン、アンディ・リースのリード・ジャ
ズ・フルアコ・ギター、リック・バノウのドラムス、デニス・クロウチのベース、そしてキャロライン・マー
ティンとドーン・シアーズの見事な女性ボーカルとハーモニー、とにかく楽しく、ベテランたちが、音を
遊んでいる。決して無理することなく、音をよく聴いて、音の出るそれぞれの瞬間を、観客と一緒にそのす
べてを楽しんでいる、望むべきセッションの姿と観客である。ジャンルを越えた音楽ファンと、何よりも
ミュージシャンにお勧めしたい「アメリカン・ミュージック・セッション」とでも呼べる秀作DVD。ステーショ
ン・インのステージ２セット、各一時間の正味２時間28曲、「音」を楽しめるライブだ。毎週、彼らのポケッ
トには$20から$30…、それでも彼らがライブをつづける理由は見れば、聴けば分かる。
Trail Of Sorrow/Lee Hi-Way Blues/Bringing Mary Home/Charlotte Breakdown/Cheap Love Affair/Help Me Make It Through The Night/Where Did The Tears Go/He'll Set Your Fields On Fire/Encore - Set Your Fields On Fire/Tally Ho/Green Mountain Hop全11曲
レノ&スマイリー、ビル・ハレル、すさまじいばかりの白熱のライブ、廉価盤で登場。'64年にレッド・スマイリーの健康上の理由でレノ&スマイリー解散、'69年にコンビ復活後の'71年の7月、テキサス州マッキーニーで開催されたローン・スター・フェスティバルに於けるレッド・スマイリー、最晩年のライブ・パフォーマンス。ビル・ハレル(g)、バック・ライアン(f)、ジェリー・マッカリー(bs)、はちきれるエネルギーに唖然とする。
Foggy River/What Is A Home Without Love/Colonel Prentiss/City That Lies Foursquare/Little Maggie/Sinner You'd Better Get Ready/Pickin' In Caroline/I Had But 50 Cents/Green Pastures In The Sky/Calloway/This World Is Not My Home/Branded Wherever I Go/God Holds The Future In His Hands全13曲
リッキー・スキャッグスの新作はモンロー・ブラザーズ、ロイ・エイカフ等々、オールドタイムからクラシック・カントリーまで、アコースティック・ギター、リゾネーター・ギター、ラウンド・ホール&Fホール・マンドリン、マンドチェロ、オクターブ・マンドリン、スチール&ガット弦バンジョー、フィドル、ピアノ、アーニー・ボール・ベース、ダンエレクトロ・エレクトリック・バリトン・ギター、パーカッションを駆使してリッキーひとりで演ずる「父親の愛した音楽」集。
Today I Started Loving You Again/Name This Song/Shenandoah/Orange Blossom Special/How Can I Tell My Dreams Not To Sleep With You/Tonight My Lady Learns To Love/When The Saints Go Marching In/Swing Low Sweet Chariot/Just As I Am/Amazing Grace/I've Got A Feeling/This Train
ナッシュビルのトップ・スタジオ・ミュージシャンで'07年に53歳の若さで亡くなったテリー・マクミランがナッシュビルのガスト・レーベルに残した録音を集めたハーモニカ・インスト集。エリア・コード615にも通じるアレンジと女性コーラスをゴージャスに使ったゴスペル曲等々、イージー・リスニング音楽に仕上げられた御馴染みのメロディ、超一級ミュージシャンとしての矜持がフレーズの端々に滲み出ている。
Dialog/No End of Love/Dialog/When the Guiding Star Came to Tell City/Dialog/Gentle on My Mind/Railroad Cap/Down on the Levee/My Tears Don't Show/Dialog/Burning of the Grand Republic, The/Dialog/Uncle Dink/Dialog/Medicine Chest/Goodbye Waltz
ジョン・ハートフォードが自身のレーベルから'96年に発表した名作が復活。最大のヒット曲、ジェントル・オン・マイ・マインドやタイトル曲のセルフ・カバーをはじめ、ロイ・エイカフの隠れた名曲"My Tears Don't Show"のハートフォード流解釈、ひたすら美しい"Goodbye Waltz"等々、マイク・コンプトン(m)、ジェリー・マッカリー(bs)他をバックに聞かせる。
Winnipeg/Looking Glass/Mr. Manys/Machines/Big Bend/Rolling Blackout/Wichita Stomp/The Flashing Lantern/Close Encounters/Open C/Melancholy
バークリー音楽院初のバンジョー学科卒業、新世代のブルーグラスとして認知度を高めているインファマス・ストリングダスターズの創立メンバーのクリス・パンドルフィの'03年の自主制作盤に続くソロ2作目、ライブ会場等のみで入手可能な限定発売によるシュガー・ヒルからのデビュー作。'04年にボストンを離れた頃にこのプロジェクトの製作を思い立ち、ナッシュビルに到着したら他にやるべきことが見つかったというクリス、音楽産業のメッカで多くの才能と出会って、自らの才能を開花させたという印象。クリス・エルドリッジ、アンディ・ファルコ、ロス・マーチンがキター、ジェシー・コッブ(m)、マット・フリナーがマンドリン、バイロン・ハウス、エリック・ソーリン、トラビス・ブックがベース、ステュアート・ダンカン、ジェレミー・ギャレットがフィドルというダスターズ人脈とナッシュビルのベテランを適所に配している。最近、話題のロビン・スミスのハートランド・バンジョーとヒューバー(どちらもマホガニー仕様、深みのある中にもエッジの効いたトーンが魅力)を駆使して、一曲のみジェシー・コッブとの共作の他、全曲自らのペンによる、非常に上品でメロディアス、構成力に長けたオリジナル・バンジョー音楽を演じている
Comin' on Strong/Blue Memories/Rainbow in the Valley/You're Too Easy to Remember/Rattlesnakin' Daddy/The Crazy Blues/Come Walk With Me/Remembering/Come Back to Me/You're the Only One for Me/Thirteen Nights/Family Bible/You Can't Judge a Book by Its Cover/The Waltz You Saved for Me/Lovin' Lies/My Tears Will Pour Just Like Rain/Wild Party Nights/Neckties 全18曲
クラシック・ブルーグラスへの偏愛を売り物にするナッシュヴィル・ブルーグラス・シーンの名物男デヴィッド・ピーターソンがもうひとつ愛してやまない、オールド・ファッションなカントリー・ソングへの情熱を思い切り吐露した、クラシック・カントリー・ファンにはたまらないプレゼント。バディ・エモンズ、ポール・フランクリンからブライアン・サットン、シャド・コッブまで、ナッシュヴィルのスタジオ・エースが織り成す、オーソドックスなカントリー・スタイルからスウィング、ロカビリー・テイスト、ナッシュヴィル・サウンドに至るこれ以上はない完璧のサウンドと、デヴィッドのカントリー大好きオーラ全開のエモーショナルなヴォーカルが合体した見事な１枚。ありきたりなカントリー・スタンダードに頼ることなく、歴史に埋もれていた50年代の知られざる佳曲を発掘しながら、敬愛するマック・ワイズマンへのオマージュもぬかりなく、というひと癖もふた癖もある選曲に彼の面目を見る思いがする。
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Big Country/Bill Cheatham/St.Anne's Reel-Ned Kendall's Hornpipe-Whiskey BeforeBreakfast-Maid Behind the Bar/Kansas City Railroad Blues/Texas Cropshooter 他全13曲
IBMAアワード"最優秀インストアルバム"にもノミネートされた神戸出身のマンドリン・ピッカー、宮崎勝之がロニー・マッカーリーのプロデュースでナッシュビル録音された思い入れと華麗なテクニックが一杯の作品。ロニーのギターとジーン・リベアのベースを基本リズムに、デビッド・グリアのリード・ギター、リチャード・ベイリーのバンジョー、リッキー・シンプキンスのフィドル、ロブ・アイクスのドブロ、それにケニー・マローンのパーカッションとアラン・オブライアンのボーカルという超豪華メンバーで、日本人ここにあり、の嬉しい1996年作品。
Morning Top/Bi g Island Hornpipe/Rye Straw Suite/Church Street Blues/Dark Island/Kitchen Girl/Gonna Lay Down My Old Guitar 他全10曲
ムーンシャイナー誌８月号のカバーストーリーに登場した現在、ブルーグラス・フラットピッキン・ギターの最高峰と言われるブライアン・サットン、４枚目最新作。ちょっとぎこちないデビュー作『Ready to Go』('00 SH-3906 \2,573-)、これがフラットピッキンの醍醐味とばかりの有名フィドル・チューン集『Bluegrass Guitar』('03 SH-3975 |2,573-)、そして父親を含めた自身のヒーローたちとのデュオ集でグラミー受賞作『Not Too Far from the Tree』('06 SH-4001 \2,573-)につづく最新作は、リッキー・スキャッグスのケンタッキー・サンダーでデビューした1995年以来、ブルーグラスの最先端で積んできたキャリアの総集編的作品。サム・ブッシュ／ベラ・フレック／ジェリー・ダグラス／ステュアート・ダンカン／マーク・シャッツとの通称ブルーグラス・オールスターズを１曲目に、パンチ・ブラザーズのクリス・エルドリッジのトラとして活躍した時期のクリス・シーリ／ノーム・ピケルニー／ゲイブ・ウッチャーらとの２曲目のほか、ホット・ライズ・リユニオンやラス・バレンバーグとのギター・デュオ、ベラ・フレックとのデュオ、大の仲良しオープリー・ヘイニーとセルマー・スタイル・ギターを手にしたジプシー・スウィング、ティム・オブライエンとは自身のクロウハンマー・バンジョーをメインにオールドタイム、そしてクリス・シーリとの目くるめくデュオで終わる、自身のオリジナルをメインにしたギター弾きまくり快作。
ムーンシャイナー最新７月号の表紙を飾った少女、サラ・ジャローズのシュガーヒル・デビュー作。今春高校を卒業した18歳、マンドリンのスーパーピッカーという一面を持ちながら、その圧倒的な音楽センスをベースにしたシンガー／ソングライターとして「女ティム」と賞賛されるサラ、１曲目のクリス・シーリ＋ジェリー・ダグラスとの超絶コラボから、ティム・オブライエンとのデュオによるすばらしい現代版アパラチア・バラッドとクロウハンマー・バンジョー、そしてマンドリン・インストではマイク・マーシャルを従えて……。そのほか、アビゲイル・ウォッシュバーンやイーファ・オドノバン、共にツアーをするふたりの天才少年アレックス・ハーグリーブス(f)とサムソン・グリスマン(bs、デビッドの息子)……、そして最後の曲はクリス・シーリとふたりだけのデュオ。スリーフィンガー・バンジョーこそ入っていないが、21世紀のブルーグラスをリードする、またしても凄い才能のひとり、爽快デビューである。
Back in Her Arms/I Want to Be Wanted/Don't Let Your Sweet Love Die/Trail of Sorrow 他全13曲
このアンサンブルと楽器の気色良さ……、知らない と損をする!ブルーリッジ系ブルーグラスのパイオニア／大御所、ロスト＆ファウンドの最新作。1980年代が はじまると同時に、４人組フィドルレスの典型的なブルーグラス・バンドを、見事な音の整理／統合で、各 楽器が響くスペースをそれぞれ絶妙に配分し、そこからあたらしいサウンド・スタイル（のちにコンポラソ リッドとかブルーリッジ系と称した）を提示した彼ら、とくに本作でも7曲が収められている故デンプシー・ヤ ングが参加している曲のすばらしさは筆舌に尽くしがたい（"Tenn. Waltz"と"Ky. Waltz"のメドレーの心憎いコントロール!!）。2006年12月、52歳で他界し たデンプシー（ムーンシャイナー誌07年12月号にて追悼特集）、絶頂期のバック・ホワイトに磨きをかけて高 次元に昇華したような独自のマンドリン（そのデリケートさは現メンバーのスコット・ネイピアに上手く 受け継がれている）が凄い。もうひとりのオリジナルメンバー、アレン・ミルズ(bs)のすばらしいボーカル、 そして代々のバンジョー奏者が守ってきたユニークさをキープするロナルド・スミス(bj)、そしてちょっと こぶしを利かせるスッティー・スパークス(g)が、どの曲もどこか馴染みやすい古き良きメロディーを思わせ る選曲等々。ロスト＆ファウンドのアンサンブルを知っているか？知らないか？……あなたのバンド（ま たはお耳）の音整理が進みますよ。絶対お勧めのバンドサウンド!!
Old Lonesome Times/Honey Get Me on Your Mind/Don't Sweetheart Me/When the Golden Leaves Begin to Fall/Helen/I'll Drink No More Wine 他全14曲
アメリカのトラッドグラスの牙城（意外でしょうが ……）、サンフランシスコで1990年結成のテンブルックス。ウィルバーン・ブラザーズやカール・スミスらの古 いカントリーや、ビル・モンロー、ジミー・マーティンなどのブルーグラス・スタンダードとオリジナル全14 曲。キャシー・キャリック・バンドなどで知られるトム・ベックニー(m)を中心に、デビッド・プットナム(g)、 ロビー・マクドナルド(bj)、ジェリー・ローガン(bs)に、グレッグ・スパッツ／ケビン・ウィマー(f)が真っ 正直なストレート・ブルーグラスを聴かせる。
Caravan/You Win Again/If I Had You/West Coast Blues/Nearness of You/Take the "A" Train 他全10曲
IBMA最優秀ドブロを10回受賞しているロブ・アイク スが、マイケル・アルビーのピアノとのデュオで贈るジャズ・スタンダード10曲。ハンク・ウィリアムズ"You Win Again"を含む３曲ではロビネラのすばらしい女性ボーカルが聴く者をさらに癒してくれる。どー言えば いいか、ピアノの広がりのある響きの中で、ドブロしか持ち得ない独特の呟きや呻きが見事に混ぜ合わさっ て、めちゃくちゃ気色いい音を創っている。左手に持った鉄のバー、これ一本だけから創られる信じられない 豊かな音を、目を閉じてゆったりと聴きたい。
VSR-9095 V.A.『The Violin Shop; Fiddle Masters Concert Series Vol.Ⅲ』DVD\3,990-（本体\3,800-、85分）再入荷
Old Dangerfield/Black & White Rag/Wheel Hoss/Pallet on Your Floor/Sitting on Top of the World/Cherokee/Sugartree Stomp/Fiddle Patch 他全24曲
フィドルを中心に、現在最高のブルーグラス・セッ ションを見聞できるフィドル・マスター・コンサート・シリーズの第３集。上手いというテク次元を通り越し て、その感性に、自分にはない、おそらく若者だけが持つ新しい時代の感性。出演 者の中でももっとも知られているだろうゲイブ・ウィッチャー、パンチ・ブラザーズの仲間ノーム・ピケルニー とグレッグ・ギャリソンにデビッド・グリアとマイク・コンプトンを率いての演奏の質の高いこと!!そのフィド ルは今風のやり過ぎフィドルとは違う、ブルーグラス真髄の品格を保ちつつ新しい!!のだ。15歳にしてすでに ムーンシャイナー誌に何度も登場するアレックス・ハーグリーヴ、このジャズアドリブってガキのレベルじゃな い!!かと思うとトミー・ジャレル狂の妹タチアナ＝12歳と一緒にオールドタイム・グルーヴに身をゆだねるなん て、どーなってる!?…アレックスをサポートする若者たちがこれまた強烈に凄いなんてもんじゃないほどごっつい。ケーシー・ドリーセンはフィドルと唄でトラッド曲をぶっ飛ばし、ダニエル・カーワイルはテキサス（コン テスト）フィドルの王道を完璧に演じ、ブリタニーとナタリーのハース姉妹はオールドタイム、そのナタリーの チェロとハネカ・カッセルはスコティッシュを……。いやはや、楽器なんか関係なく、ものすごい上質な音楽が 堪能できるすごいコンサート・ライブです。ナッシュビルのフィドラー御用達のバイオリン・ショップのせまーい部屋で開かれたライブを収録した85分。オールドタイム／ブルーグラス／テキサス／スコティッシュ／ジャズ／ スウィングどれも楽しめる、皆さんに、絶対のお勧めです。
VSR-8283 V.A.『The Violin Shop; Fiddle Masters Concert Series Vol.II』DVD\3,990-（本体\3,800-、75分）再入荷
ナッシュビル・フィドラー御用達のバイオリン・ショップ。50人も入れば一杯の小さなスペースで、 普段着のミュージシャンが最先端のアコースティック音楽を聴かせる。第２集出演はステュ アート・ダンカン／ティム・オブライエン／ブライアン・サットン／デニ ス・クロウチ組のバンジョー レス・ブルーグラス、ダロル・アンガー／デビッド・グリア／マット・フリナー ほか組のグラシカルジャズ、リ ズ・キャロル／ジョン・ドイル組のアイリッシュ、サラ＆ショーン・ワトキンス 妹兄／ルーク・ブラ／バイロ ン・ハウスの若者組。フィドル、マンドリン、ギター、ベースの響きと妙技を堪能 ください!!
VSR-7375 V.A.『Andy Leftwich/ Bruce Molsky/ Aubrey Haynie/ Jim VanCleve; The Violin Shop Concert Series Vol.1』DVD\3,990-（本体\3,800-、77分）再入荷
ナッシュビルの『バイオリン・ショップ』、そのホー ルで開かれる凄いフィドル・コンサート・ライブ!! 今もっとも旬なフィドラーたち、オウブリー・ヘイニー、 ジム・バン・クリーブ、アンディ・レフトウィッチ、ブルース・モルスキーがそれぞれ最高のバックアップと ともに繰り広げる壮絶ブルーグラス／オールドタイム・インスト・ライブ全20曲。スリリングなブルーグラス の迫力満点のお勧め作品。
Prisoner's Waltz/Grandfather's Clock/Mountain Dew/Dawg After Dark/Swing '42/I Am A Pilgrim/Wildwood Flower/Banks of the Ohio/Watson Blues/Sam-Bino他全17曲
デビッド・グリスマンとトニー・ライスの最新作は２人だけのマンドリン＆ギター・デュエット・インスト集。グリスマンのオリジナルと上記の有名曲等が半々に収められ、しかも全曲でいわゆるビンテージ楽器を弾き分けて、その上、40頁に及ぶ総天然色の全楽器の写真と解説の冊子を入れている。マンドリン＆ギター・ファンには堪らない企画だろう。
Swanee/Blue Moon/Over the Rainbow/Anything Goes/Unforgettable/Mood Indigo/It Had To Be You/My Romance/Crystal Silence/Out of Nowhere他全19曲
ギター＆マンドリンの究極デュオ『トーン・ポエム』シリーズ第２弾は、２人の巨匠がジャズ・ スタンダードを美しくシンプルに聴かせる。使用楽器のカラー解説書も素晴らしい。
Hartford's Real/Swamp Thing/Intimo/Jamgrass
741/Sea Breeze/Old Time Medley/Weeping Mandolin
Waltz/Arachnid Stomp/Crusher And Hoss/The
Old South/Mando Space/Ralph's Banjo Special/'Cept
Old Bill/Rhythm Twins/Dan'l Boone/Hold On,
I'm Comin' 全16曲
70年代から今日まで、ブルーグラス・マンドリンの世界に革新の嵐を呼び起こしつづけてきたカリスマふたり、サム・ブッシュとデヴィッド・グリスマンがはじめて真っ向から四つに組んだ究極のマンドリン・アルバム。なかほどに挿入された、サムのフィドルとデヴィッドのクロウハンマー・バンジョーでの"Old
Time Medley"をはさんで、ブルーグラスは云うに及ばず、ラテン、ファンク、カリプソなどなど、オール・ジャンルの音楽をふたりのマンドリンで聴かせる。ふたりそれぞれのトーン、タッチ、タイミング、フレージング、お互いを十二分に理解した上に組みたてられたふたりの入魂の演奏に、ただただ呆れながらも圧倒されるしかない70分。
A Life Of Sorrow(with The Nashville Bluegrass Band)/Doin' My Time(with John Hartford)/We Can't Be Darlings Anymore(with The Del McCoury Band)/When You And I Were Young Maggie(with Mac Wiseman)/All The Good Times Are Past And Gone(with Ralph Stanley & The Clinch Mountain Boys)/Tragic Romance(with Alan O'Bryant)/Seven Year Blues(with Herb Pedersen)/You're The Girl Of My Dreams(with Mac Wiseman)/Unwanted Love(with The Del McCoury Band)/Man Of Constant Sorrow(with Ralph Stanley)/Tennessee Waltz(with Del McCoury)/Bury Me Beneath The Willow(with Ralph Rinzler)/Pretty Saro(with John Nagy)/Cabin Of Love(with The Del McCoury Band)/Farther Along(with Bryan Bowers) 全15曲
ＤＧＱ、オールド＆イン・ザ・グレイとバンド・アルバムが続いたデヴィッド・グリスマン、ソロ名義での新作は長年の間に録り貯めてきたさまざまなパートナーとのコラボレーションを集大成した、ブルーグラス・プラス・アルファのセッション集。ナッシュヴィル・ブルーグラス・バンドとのストレート・ブルーグラスに始まるこのアルバム、故ジョン・ハートフォード、ラルフ・スタンレー、デル・マカーリー、マック・ワイズマン、いずれ劣らぬ強烈な個性を発揮するカリスマたちとの真剣勝負が、何ともスリリングな緊迫した演奏で惹きつけられる。導師故ラルフ・リンズラーやボストンでのサイケデリック・ロック時代、アース・オペラの仲間だったジョン・ネイギーといった珍しい名前もみられるが、それぞれに一音入魂グリスマンならではの研ぎ澄まされた音楽に強烈なブルーグラス・ソウルが目一杯詰め込まれた、面目躍如の１枚。マック・ワイズマンとの"Keep on the Sunnyside"が隠しトラックとして収録されている。
Willow Garden/I Will/Mama Tried/Family Bible/Wild Rose of the Mountain/Where the Soul Never Dies/Midnight on the Water/Keep On Lovin' You 他全12曲
昨年の今頃来日し、日本中を爽やかな唄とサウンドでブルーグラス・ファンをハッピーにしてくれたクラスター・プラッカーズ、最新３枚目だ。ライナーノーツには彼等から日本のブルーグラス・ファンへの感謝の言葉が書かれているのも彼等、彼女達らしい。マーガレットとクリスのとても気持ちの良い唄に、抜群のセンスのマーク・ハワードがブルーグラスの最も聴きやすい部分をとても気持ちの良いサウンドにして届けてくれる。選曲も申し分なく気持ちよいメロディーばかりだ。キツメのブルーグラスで疲れた時、ホッとさせてくれるのがプラッカーズ。ゲスト・ボーカルにジョニー・キャッシュを迎え、２人の女性ボーカルを軸にマークの渋いノド、デイルのハスキーな声、ブレント・トゥリット(m)、リチャード・ベイリー(bj)、そしてマーク(g)によって完璧にコントロールされたサウンドが素晴らしい。
マーガレットとクリス、２人の女性ボーカルが癒し系ブルーグラスを演じるクラスター・プラッカー ズの1989年作デビュー盤。"I Wonder Where You Are Tonight"（ライブでは最後に"I Wear Your Underwear Tonite" と歌って爆笑を誘う）や"Woman in Love"、"Life's Railway to Heaven"や"I Still Miss Someone"など、選曲も秀逸。ホッ…と、どうぞ。
Christmas Time's A Coming/Winter Wonderland/Silent Night/Jingle Bells/Santa Claus Is Coming to Town/White Christmas 他全13有名曲
ブルーグラスを絶妙のアコースティック・アンサンブルとして聴かせるクラスター・プラッカーズ。マーガレットとクリスの女性二人の柔らかで暖かいボーカルと、無骨で暖かい男性ハスキー・ボイスのデイル・バリンジャー(bs)、それにリチャード・ベイリー(bj)、ブレント・トリット (m)、ブレイン・スプラウス(f)らの楽器を見事に整理するマーク・ハワード(g)。ナッシュビルのミュージシャン仲間内で絶大な人気のクラスター・プラッカーズの楽しく明るい、そして優しく暖かい、肩肘の張らない手作りの、耳に心地好い有名曲中心の、ジャンルを越えてお勧めの 1998年作アコースティック・クリスマス集。
ALWAYS HAVE, ALWAYS WILL/RAIN & SNOW/HERE COMES THAT FEELING AGAIN/I BOUGHT HER A DOG/WHAT I KNOW NOW/WIDE SPOT IN THE ROAD/LET ME WALK LORD/SO LONG 20'S/REST FOR HIS WORKERS/I TAKE THE BACKROADS/DIME STORE RINGS/WEARIN' HER KNEES OUT OVER ME
最新作『No Turning Bback』(RHY-1040)が好調、ロンサム・リバー・バンドのボーカル&ギターを担うブランドン・リックマンのソロ・プロジェクト。タイトル通りブルーグラスのハートを持ちながら、メイン・ストリームのコンテンポラリーなアコースティック・カントリーのマーケットも視野に入れた音作り。斯界トップクラスのソングライター達との共作を含む自身のオリジナル9曲を中心にピーター・ローワン、デル・マッカリーで知られるトラッド曲"Rain & Snow"、カーター・スタンレー"Let Me Walk Load" 他。グラスカルズからアーロン・マクダリス(bj)、テリー・エルドリッジ、ジェイミー・ジョンソン、ラリー・コーデル&ロンサム・スタンダード・タイムで素晴らしいフィドルを披露したジェニー・フリーナー、キム・ガードナー(d)、ロンサム・リバー・バンドからアンディ・ボール(m,v)、マイク・アングリン(bs)等がサポート。
AMANDA LYNN/PICTURE ME THERE/SHE'S MORE TO BE PITIED/IT'S SO HARD TO STUMBLE(WHEN YOU'RE DOWN ON YOUR KNEES)/IN DESPAIR/BEAT THE TRAIN/DADDY TRIED/JOHN IN THE JORDAN/LEFT HANDED DREAMER/MAMA/OVER IN THE PROMISED LAND/BLUE RIDGE GIRL/A TALL CORNSTALK
初代のドイル・ローソン&クィックシルバーのメンバーとしてコンポラ・ソリッドの礎を築きサード・タイム・アウトの立ち上げにも参画、現在、セルダム・シーン、ロングビューでも活躍中のルー・リードが自らリーダーを務めるキャロライナの最新作。ルーのマンドリンと奥さんのクリスティーがベース&ボーカル、シャノン・スローター(g)、トレバー・ワトソン(bj)というメンバーにロン・スチュアートがホットなフィドルでゲスト参加。溌剌とした小気味良いブルーグラス。
ナッシュビルのステーション・インの火曜日のレギュラー・バンドだったサイドメン解散後、新たに登場した若手ブルーグラッサーによる新ユニット=マッシュビル・ブリゲードの実質デビュー作がルーラル・リズム社の企画アルバム「ブルーグラス・スマッシュ・ヒッツ第一集」としてリリースされた。マウンテン・ハート、インファマス・ストリングダスターズ、ワイルドファイアー、グラスカルズ、マーティ・レイボーンとフル・サークルというトップクラスのブルーグラス・バンドのメンバーとして活躍する彼らが夜な夜なステーション・インに集い、古今東西のブルーグラスの名曲の数々を目一杯、力の限りに演じる様は爽快である。当代随一のマウンテン・ハートのフィドラー=ジミー・バン・クリープ(f)、マーティ・レイボーンのバンドで愛用のランディ・ウッドを駆使して個性的なプレイを披露しているアッシュビー・フランク(m)、ラリー・スティーブンソン・バンドで活躍、グラスカルズのデイブ・タルボットの後釜としてグラスカルズに大抜擢されたアーロン・マクダリス(bj)、J.D.クロウ&ニュー・サウスからワイルドファイア等で活躍するダレル・ウェッブ(g)、ランディ・バーンズ(bs)という面子ではちきれんばかりのブルーグラスが楽しめる。(MoonShiner誌レコード・レビューより)
MCM-0012DEL McCOURY『By Request』 CD \2,573-(本体\2,450-)再入荷
今年の2月に70歳を迎えたデル・マッカリーのデビュー50周年を記念して50曲CD5枚組セットと、その中から14曲をセレクトした『By Request』の2タイトルが同時にリリースされた。デル(g)、ロニー(m)&ロブ(bj)、ジェイソン・カーター(f)、アラン・バートラム(bs)という現在のメンバーによるセルフ・カバー新録音32曲(1曲のみベースにマイク・バブ)、自身のレーベルを立ち上げてから以降のアルバムから旧録音18曲という構成。アーフリーのデビュー盤の印象が強烈な"I Wonder Where You Are Tonight"を皮切りにブルーグラス・ボーイズの持ち歌"Dark Hollow"等々、スタンダードを数多く含む、リファインされた往年のヒット曲のオンパレードがファンには嬉しい。衰えを知らないデルのボーカルと、最近、入手したロニーのロイド・ロア、ロビーのオリジナル・マスタートーンを駆使した落着いたサウンド、特筆すべきジェイソンのバンド全体を引張るボウイングが冴え渡る。デル&ボーイズがナッシュビルに移住以来、前向きにスターダムに駆け上がる様子を、あまりに間近で見て来たので、振り返るという感覚が希薄だったが、改めてその業績の素晴らしさを実感した。(MoonShiner誌レコード・レビューより)
[Disc 1: 1958-1962]
Colored Aristocracy/Hopalong Peter/Don't Let Your Deal Go Down/When First Unto This Country/Sales Tax on the Women/Rabbit Chase/Leaving Home/How Can a Poor Man Stand Such Times and Live?/Franklin D.Roosevelt's Back Again/I Truly Understand You Love Another Man/The Old Fish Song/The Battleship of Maine/No Depression in Heaven/Dallas Rag/Bill Morgan and His Gal/Fly Around My Pretty Little Miss/The Lady of Carlisle/Brown's Ferry Blues/My Long Journey Home/Talking Hard Luck/The Teetotals/Sal Got a Meatskin/Railroad Blues/On Some Foggy Mountain Top/My Sweet Farm Girl/Crow Black Chicken
[Disc 2: 1963-1973]
John Brown's Dream/Riding on That Train/The Titanic/Don't Get Trouble in Your Mind/Cowboy Waltz/Shut Up in the Mines of Coal Creek/Private John Q/Old Johnny Bucker Wouldn't Do/I've Always Been a Rambler/Automobile Trip through Alabama/Who Killed Poor Robin?/My Wife Died on Saturday Night/Little Satchel/Black Bottom Strut/The Cat's Got the Measles, the Dog's Got the Whooping Cough/Dear Okie/Smoketown Strut/The Little Girl and the Dreadful Snake/Fishing Creek Blues/'31 Depression Blues/Black Jack Daisy/Victory Rag/The Little Carpenter/On Our Turpentine Farm/Parlez-nous a Boire/Valse du Bambocheur/Old Joe Bone
[Disc 3]
Colored Aristocracy(The Rich Family)/Cluck Old Hen(Wade Crockett/Fields Ward)/Young Emily(Dellie Norton)/Going Down the River/Billy Grimes the Rover/Pretty Little Miss/Dark and Stormy Weather/Sioux Indians/Moonshiner/Long Lonesome Road/Cotton Eyed Joe/New White House Blues/Milwaukee Blues/Poor Old Dirt Farmer/Cady Hill(Sam & Kirk McGee/Arthur Smith)/I Belong to the Band(Rev. Gary Davis)/Freight Train(Elizabeth Cotten)/I'm Leaving You(Maybelle Carter/Sara Carter Bayes)/Walking Boss(Clarence Ashley)/Mother's Advice(Dock Boggs)/Hills of Mexico(Roscoe Holcomb)/Galax Rag(Kilby Snow)/Say Old Man, Can You Play a Fiddle?(Eck Robertson)/Awake, Awake(Dillard Chandler)/Bowling Green(Cousin Emmy)/Madeleine(Dewey Balfa/Allie Young/Rodney Balfa)/Fishing Creek Blues(Holly Tannen/Mack Benford/Eric Thompson/Hank Bradley/Jody Stecher)/Sally in the Garden(New Tranquility String Band & Friends)
はからずもマイク・シーガーへの追悼盤となってしまった、ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズの足跡を集大成した３枚組大作。50年の歴史に終止符を打ったNLCRの残した膨大な音源から選びぬかれた作品と、彼らが範とした先人たち、偉大なオールドタイマーの、未発表音源を含む貴重なフィールド・レコーディングを３枚に集めた全81曲。ディスク１は91年発売の『The Early Years』、ディスク２は93年の『The Early Years, Vol.2:Out Standing in Their Field』を収録、そしてディスク３には新編集でNLCRの作品と先人たちの音源が収められている。
Green Flash/Uncontinental Breakfast/Hummingbirds Vs Yellowjackets/Conversation With Death/The Day Before Halloween/Rose Tea Waltz/Ashland Breakdown/Hunt For The Quail Egg/Lunar Cages/I'm Sastisfied With You/Flexible Helix/Tao Three/Silence/Regarding Life Thus Far全14曲
ティム・オブライエン、ベラ・フレックとアビゲイル・ワッシュバーンのスパロウ・クァルテット等々、現在、最もヒップで才気あふれるフィドラー=ケイシー・ドリーセンが自らのトレイドマークのレッドシューズを冠した自身のレーベルからのソロ・プロジェクト。前作D-3にも通じるパーカッシブなフィドルのカッティングが冴え渡り、オリエンタルなメロディも垣間見られる。ラルフ・スタンレーが映画『オー・ブラザー』で取り上げて話題となった"OH DEATH"をエレキ・ギター(マンドリン?)のリフを効かせたハードなナンバーに仕立て上げたり、モンローの"Ashland Breakdown"はエフェクターを多用してグループ感たっぷりのナンバーにアレンジ、フィドラー魂、ブルーグラッサーとしての矜持が見え隠れするジャンル分けが不可能な幅の広い音楽性のイマジネーション溢れる音世界を創り上げている。
第三の男/4つのアメリカのダンス (ビギン タンゴ ブルース バーンダンス)/夢うつつ/タランテラ/ヴェニスの謝肉祭/太陽がいっぱい/サンタルチア幻想曲/帰れソレントへ/虹の彼方へ/詩人の瞑想/ブエノスアイレス組曲(ポンペヤ パレルモ サンテルモ)/カロランのコンチェルト/スリー・シー・キャプテンズ
関西で最もブルーグラスの盛んな神戸大学出身で学生時代よりクラシック・マンドリン奏者として活動を始めた大西巧造と加治川岳によるマンドリン&ギターのクラシック作品。映画音楽でおなじみの「第三の男」「太陽がいっぱい」「虹の彼方へ」他、「帰れソレントへ」「サンタル地ア幻想曲」等々、耳に馴染みのあるナンバーを含めて全18曲、しっかりとした編曲と卓越した技術に裏打ちされたミュージシャンシップ溢れるプレイで心地よく聞かせてくれる。レッドクレイ・スタジオ録音作品。
今年のIBMAの年間最優秀男性ボーカルにもノミネートされているジュニア・シスクのボーカルに惚れこんだワイアット・ライスを中心に「トラディショナルなマインドを持ったモダンなバンド」という紹介で登場したワイアット・ライス&サンタクルーズから発展、ラウンダーからのデビューに当たりバンド名を公募、鳴り物入りで登場したランブラーズ・チョイス、長い活動休止期間を経て再編、ロニー・ボウマンをプロデュースに迎えた、通算2枚目のレベル・デビュー作。ジュニア・シスク(g)、盟友=ティム・マッセィ(bs)、正しいブルーリッジ・スタイルのマンドリン=クリス・ハリス、サミー・シーラーを彷彿させるタメの効いたロールはダレル・ウィルカーソン(bj)、小気味良い切り込みが魅力のビリー・ホークス(f)という新生メンバー。シスクやマッセイのロンサム・リパー・バンドに見出されたブルーグラス・フィーリング満載のオリジナル他、初期のレベルに録音を残すベニー&バリー・ケインの"The Wolf Is At The Door"、デック・ステイバーの"How Could I Explain"、リック・バートレーのタイトル曲、ロニー・ボウマン、御大トム・T・ホール等々の作品をソウルフルなボーカルと分厚いコーラスで聞かせる、正しいブルーリッジ産ブルーグラス。
アパラチアン・オールドタイム、アイリッシュ、ケイジャン、フレンチ・カナディアン・フィドル音楽といったルーツ音楽の要素を取り入れて、ソウルフルな女性ボーカルをフィーチャーしてIBMAファン・フェストで一躍、脚光を浴びたカナダのダークスのシュガーヒルからの3作目で通算4枚目のアルバム。アリソン・クラウス他、斯界きってのエンジニアとして知られるゲイリー・パチョーザと前作ではティム・オブライエン、前々作ではべラ・フレックというブルーグラス界が産んだ偉大な才能を共同プロデュースに迎えてきたが、今回はジェイ・ジョイスを起用、新加入のサラ・デュガス(v)の提供するオリジナルを中心にカラフルでポップな音創りに成功。リフで司令塔的な役割を果たすレオナルド・ポドラック(bj)、エモーショナルなタニア・エリザベス(f)、アイリッシュ・スタイル基本に抜群のギターワークを聞かせるジョーダン・マッコンネル(g)、鉄壁のコンビネーションに新加入のサラ(v)&クリスチャン(drumus)・デュガス。(ムーンシャイナー誌レコード・レビューより)
カナダの女性ブルーグラス・シンガーで、テキサス・レンジャーズのメンバーとして瀬戸大橋京阪フィッシャーマンズ・ワーフに滞在経験の有るタミー・ファサートの新しいバンド、シーアウォーターのデビュー作。タミー(bs)のアップライト・ベースと抜群のボーカルを、カナダのトップ・フラットピッカー達、デイブ・クラーク(g)とジェームス・ウィッタール(m)に、同じくカナダのユニークなストリング・バンド=ビルズのエイドリアン・ディロン(f)が支える。船乗り唄の伝統を引継ぐ"Arglye Street"。不倫を扱った"Green-Eyed Lover"。カナダの偉大なソングライター=L.コーエン"Nightingale"。反戦メッセージを込めた"Letter"。今回、新婚旅行で来日していたタミー、夫のアーニーへのラブ・ソングと見受けられる"When The Moon Comes Out Tonight"。マンドリンとギターのフラットピッキング、ベース・ソロもフィーチャーしたインスト曲"Shearwater"。カナダ人の視点で捉えたオリジナル、音創り等、見習うべき点が多い。
クーラー・ザン・カントリー社から出ていたローカル・ブルーグラス・フェスのライブ映像の初々しいパフォーマンスが印象に残るイースト・テネシーのファミリー・バンドからスタート、スティーブンス・シスターズとしてラウンダーに2枚アルバムを残した後に自身のバンドを率いてのソロ・デビューというキャリアを重ねるべス・スティーブンス&エッジのパインキャッスルからのデビュー作。初っ端と最後はロンダ・ビンセントが先鞭をつけたソリッドな女性ブルーグラス。半分は自身のペンによるオリジナル。新しいソングライターを取上げたコンテンポラリーな作品も魅力。父親のダグラス・スティーブンス(g)、ゲイリー・ウェイン・ルイス(bs)、ロンサム・リバー・バンドから移ってきたマット・レッドベター(d)の父親譲りのホットなプレイが光る。ゲストにベテラン、スティーブ・トーマス(f,m,g)、インファマス・ストリングダスターズのジェシー・コブ(m)、プロデュースのスコット・ベスタル(bj)も2曲で参加。ダイアモンド・リオの"Demons & Angels"はスティーブ・ガリーとのデュオで。デイル・アン・ブラッドレーを迎えたゴスペル・クァルテット"Sweet Peace"。ライブ受けしそうなキム・リッチーの"Echo of Love"等。(ムーンシャイナー誌レコード・レビューより)
Twang/Where Have I Been All My Life/Gotta Get to You/Easy As You Go/Living for The Night/Same Kind Of Crazy/Out of Sight Out of Mind/Arkansas Dave/The Breath You Take/He's Got That Something Special/Hot Grease and Zydeco/Beautiful Day for Goodbye/El Rey 全13曲
モダン・デイ正統カントリーの王座に君臨し続けるジョージ・ストレイト、初めてのグラミー受賞となった『Troubadour』 (B001082602 \2,573-)に続く新作早くも登場。今回は、息子ブッバとの共作も含め、ソングライターとしての側面をも強くアピールした意欲作。勢いを感じさせるアップテンポのオープニング・トラックや、ザディコさらにはテックス・メックス風味を取り入れた曲をまじえながら、常に変わることのない「これぞジョージ・ストレイト」、のバラードの数々を、微妙に味わいに変化を持たせながら完璧なヴォーカルで聴かせてくれる。57曲のナンバー・ワン・ヒットという誰にもなし得なかった記録を更新中、そしてビートルズとキング・エルヴィスに続く33枚のプラチナ・アルバムの実績は、このサウンド、このヴォーカルから生み出された、その自信がここでも聴くものを圧倒せずにはおかない。
Fisher's Hornpipe/Steam Powered Aereo Plane/Love Grown Cold/Good Ol' Boys/Beef Steak When I'm Hungry Whisckey When I'm Dry(Norman Blake)/Up on the Hill Where They Do Boogie/Steamboat Whistle Blues/Asheville Junction(Chris Sharp)/Tear Down the Grand Ole Opry(incomplete)/Symphony Rag(incomplete)/Goin' Down Slow(Mike Compton)/Untitled G Jam(Tut Taylor)/Rain(Bob Carlin)/Lonesome Fiddle Blues(Vassar Clements)/Keep on the Sunnyside of Life(Larry Perkins) /Boogie(incomplete)/Foggy Mountain Landscape(partially no sound)/(Encore)Turn Your Radio On/Gentle On My Mind.
2000年11月、ニューヨーク州トロイで開かれた1972年以来の歴史的な「エアロプレイン・バンド」リユニオンの超お宝映像である。サム・ブッシュに導かれて故ジョン・ハートフォード(1937-2001)が登場、つづいて続々とオリジナル・メンバーの故バッサー・クレメンツ(1928-2005)、ノーマン・ブレイク、タット・テイラーが、クリス・シャープ、マイク・コンプトン、ボブ・カーリン、ラリー・パーキンスのジョン・ハートフォード・ストリングバンドとともに９人全員がステージに。リビングルーム・ジャムで遊んでいるようなリラックスした雰囲気の中、ジョンをはじめメンバーたちのキャラクターが生々しく、自由なジャムの中で、各人の歌い方で即興的に音楽を創っていく過程がスリリングだ。ジョンのサムいじめや、サムのベースなど、ニタッとさせられるシーンも楽しい。翌年の６月４日に亡くなるジョンの最晩年、体力的には辛かったろうが、仲間たちと音楽することによって、会話し心を通じ、あたらしい刺激と発想を生み出そうとする様子が手に取るように楽しめる本物のジャムライブだ。タット・テイラーが自費製作した本作は、一台だけの据え付け家庭ビデオによる編集なしの画像と音質は（一部に画像飛びや音切れなどあり）、はっきり言って商品としての価値は高くないが、またあくまでもジャムである荒さとは別に、このミュージシャンたちとその音楽の価値を知るライブに参加することのできなかった多くの人にとっては鳥肌ものの、かけがえのない宝物になるだろう。ジョンからのみんなへの最期の挨拶とステップが胸を打つ。
THE STANLEY BROTHERS & THE CLINCH MOUNTAIN BOYS with COUSIN EMMY:Pete Seeger Opening Medley/The Stanley Brothers:It Takes a Worried Man/Clinch Mountain Backstep/Chicken Reel/Jacob's Vision/Cousin Emmy:Goin' Down the Road Feelin' Bad/Novelty Medley/Ten brook/All:I'm Thinkung Tonight of My Blue Eyes/Pete Seeger/I Will Never Marry/The Stanley Brothers:Single Girl/Cousin Emmy:Knick Knack Song/All:Down in the Valley
DOC WATSON with CLINT HOWARD and FRED PRICE:Pete Seeger Opening Medley/Doc,Clint and Fred:Late Last Niight When Willie Came Home/Rude and Rambling Man/Daniel Pray/Lee Highway Blues/Sweet Heaven When I Die/St.James Infirmary/Cackling Hen/Fly Around/Careless Love 全23曲120分
60年代半ば、フォーク・ブーム華やかなりし頃にピート・シーガーが案内役となってオール・ジャンルのフォーク・ミュージックを紹介した音楽番組『Pete Seeger's Rainbow Quest』のアーカイヴから、DVD化がスタート、まず、スタンレー・ブラザーズとドク・ワトソンをフィーチュアした２本(各50分強)のリリース。ジョージ・シャフラー、ドン・ミラー、チック・ストリップリングという編成のスタンレーズ、カーターが亡くなる少し前の映像、トラッド曲主体に、力みを感じさせない落ち着いた演奏、そこにカーターにしか出せないあの独特の節回し、フィーリングをしっかりと聴かせている。とにかく、カーターが目の前で唄ってくれている、それだけでも感動モノではないか。スタンレーズと共演するカズン・エミーの芸達者ぶりも見事、ヒルビリー・エンターテイナーの面目躍如といったところだ。一方、ドク・ワトソン。これが初めてのTV出演ということらしいが、故郷ノース・キャロライナで一緒にやってきた仲間、フレッド・プライス(f)とクリント・ハワード(g)を伴ってのオールドタイム・シンガーぶりが初々しい。フォーク・ブームがピークを極めた60年代半ばという時代を感じさせるモノクロ映像が新鮮に映る。
メトロノーム付クリップチューナーがお求め易い価格で発売。バイオリンなど従来のヘッド取り付け式ではなく、ボディーに挟んで取り付け可能なため、ヘッドを握ってのチューニングが出来るようになりました。又、スケール練習の時にポジションの音程を確認しながら弾けるので音感訓練にも役立ちます。チューナーモードでは2色のバック・ライト、メトロノームモードでは音と光でリズム表示、対応モードはギター、ベース、バイオリン(マンドリン)、ウクレレ、クロマチック(バンジョーに対応)、マイクは内臓していません。又、ピッチを一音まで下げて設定出来るのでローチューニングの時も便利です。良いプレイは正確なチューニングとリズムから!
I Am A Stranger/Echoes of Goodbye/What’s Good For You/Give It Up/Y2K/Today/The Fields of My Mind/End of the Line/I KNewYou Would Love Me/Peace King/North and South of the River
インファマス・ストリングダスターズのフィドラー、ジェレミー・ギャレットのソロ・アルバム入荷。
1. Simple Love/2. Sister Rosetta Goes Before Us/3. Let Me Touch You For Awhile/4. The Lucky One/5. So Long, So Wrong/6. Empty Hearts/7. Every Time You Say Goodbye/8. Wish I Still Had You/9. Broadway/10. Baby Now That I've Found You/1. Sawing On The Strings/12. Restless/13. When You Say Nothing At All/14. A Living Prayer
今や押しも押されもせぬ大スター、アリソン・クラウスのベスト・アルバム。
RB-036 The Ne Plus Ultra 定価\165,000（税別)→フェス応援特別値段\105,000-(税込み)
メイプルネック、Tree of lifeインレイホワイト・レイディトーンリング、レザー調バッグ付
数に限りがあります。売切れの切はご容赦ください。
Wine Me Up/Lovesick Blues/Love's Gonna Live Here/(featuring Jim Lauderdale)/Crazy Arms/After the Fire Is Gone(featuring The Grascals)/Is Anybody Goin' to San Antone(featuring Flaco Jimenez)/I Love You a Thousand Ways/Big, Big Love(featuring Jo-El Sonnier)/Walk Through This World With Me/Oh, Lonesome Me/You Don't Know Me/(featuring Rhonda Vincent)/Ramblin' Fever 全12曲
ロック／ポップ・テイストで一世を風靡したタニア・タッカー、７年ぶりのスタジオ・アルバムは自らのルーツに立ちかえった正統カントリー・サウンドが見事な１枚。レーベル・メイト、パティ・ラヴレスのカヴァー・アルバムの逸品『Sleepless Nights』(M-19660\2,888-)に刺激されたか、と思わせるクラシック・カントリーへのオマージュは、亡き父のフェイヴァリット・ソングを真摯なヴォーカルで綴ったもの、今度はわたしの番よ、と宣言するタイトルからもその想いが伝わってくる。ドワイト・ヨーカムを送り出した名プロデューサー、ピート・アンダーソン入魂の作、彼の乾いたテレキャスターにペダル・スティール、フィドルが絶妙に織り成す完璧のサウンドに、水を得た魚の如く溌剌としたタニアのヴォーカルが冴え渡る。ハンク、レフティ、ジョージ・ジョーンズ、バック・オウエンズと、男性シンガーの名曲を女性の視点から唄った、というアイディアも盛りこまれている。
各巻15曲全120曲
タイムライフ社から発売されて大絶賛されたグランド・オール・オープリの貴重な映像集『Opry Video Classics』(TL-21996\15,960-)に続く第２集が、同じくDVD８枚組という大ヴォリュームでのリリース。前作同様、各巻ごとにチャート・トッパー、キング、クイーン、パイオニア等々のテーマを設けてそれぞれ15曲を収録している。登場するのは、前作に続いてのロイ・エイカフやビル・モンロー、アーネス・タブなど第２次大戦前からオープリで主役を張ってきたヴェテランたちやフラット＆スクラッグス、そしてレイ・プライス、ジョージ・ジョーンズ、ファロン・ヤングなど50年代黄金期を作り上げたホンキー・トンク・スターから、60年代をリードしたチャーリー・プライドやロレッタ・リンにコニー・スミス、さらには70年代のニュー・ウェイヴ・カントリーまで多士済済、文字通り「Who's Who of Country Music」とでもいうべき、オープリのステージで輝きを放った綺羅星のごときスターたちのオン・パレード。50年代のセピア・トーンのモノクロ映像から70年代の派手派手しいカラー作品まで、時代の変遷も楽しみながらの120曲、オープリの歴史を彩ったスターたちの絶頂期のパフォーマンスを軸に、じっくりと楽しみたい。
Jukebox Memories
- Filipino Baby - Cowboy Copas
- Gotta Travel On - Billy Grammer
- Auctioneer - Leroy Van Dyke
- Don’t Go Near the Indians - Rex Allen
- San Antonio Rose - Ray Price
- Let’s Think About Living - Bob Luman
- Ahab the Arab - Ray Stevens
- Cross the Brazos at Waco - Billy Walker
- The Streets of Baltimore - Bobby Bare
- Guitar Man - Jerry Reed
- Rocky Top - The Osborne Brothers
- Looking at the World Through a Windshield - Del Reeves
- Borrowed Angel - Mel Street
- Wine Me Up - Faron Young
- Truck Drivin’ Son-of-a-Gun - Dave Dudley
Kings of Country
- Sweet Dreams - Faron Young
- My Isle of Golden Dreams - Marty Robbins
- You Don’t Know Me - Eddy Arnold
- My Lips Are Sealed - Jim Reeves
- Drivin’ Nails in My Coffin - Ernest Tubb
- I Wish I Could Fall in Love Today - Ray Price
- I’ll Keep Holding On (Just to Your Love) - Sonny James
- Bright Lights and Country Music - Bill Anderson
- Five Feet High and Rising - Johnny Cash
- Green River - Waylon Jennings
- Stateside - Mel Tillis
- Does My Ring Hurt Your Finger - Charley Pride
- Carroll County Accident - Porter Wagoner
- She’s All I Got - Johnny Paycheck
- Old Dogs, Children and Watermelon Wine - Tom T. Hall
Hall Of Fame 2
- So Doggone Lonesome - Johnny Cash
- Blackboard of My Heart - Hank Thompson
- Roll in My Sweet Baby’s Arms - Flatt & Scruggs
- I Can’t Keep You in Love with Me - The Louvin Brothers
- In a Mansion Stands My Love/Billy Bayou - Jim Reeves
- Goin’ Steady - Faron Young
- Heart Over Mind - Ray Price
- Lonesome Number One - Don Gibson
- Five Little Fingers - Bill Anderson
- Blue Kentucky Girl - Loretta Lynn
- Just Between You and Me - Charley Pride
- The Chokin’ Kind - Waylon Jennings
- The Last Thing on My Mind - Porter Wagoner and Dolly Parton
- Baby’s Gone - Conway Twitty
- When the Grass Grows Over Me - George Jones
Legends 2
- I’ll Go On Alone - Marty Robbins
- Under Your Spell Again - Ray Price
- El Manisero (The Peanut Vendor) - Chet Atkins
- Home - Jim Reeves
- Thanks a Lot - Ernest Tubb
- Your Squaw Is on the Warpath - Loretta Lynn
- Chattanoogie Shoe Shine Boy - Red Foley
- I Walk the Line / Guess Things Happen That Way / Ballad of a Teenage Queen / I Still Miss Someone / Ring of Fire - Johnny Cash with the Statler Brothers and the Carter Family
- For Lovin’ Me - Waylon Jennings
- The Cold Heart Facts of Life - Porter Wagoner
- The Easy Part’s Over - Charley Pride
- Bed of Roses - The Statler Brothers
- (We’re Not) The Jet Set - George Jones and Tammy Wynette
- The Right Combination - Porter Wagoner and Dolly Parton
- Easy Lovin’ - Conway Twitty and Loretta Lynn
Love Songs 2
- Send Me the Pillow You Dream On - Hank Locklin
- Funny How Time Slips Away - Billy Walker
- Losing Your Love - Jim Reeves
- A Fallen Star - Jimmy C. Newman
- Behind the Tear - Sonny James
- Then and Only Then - Connie Smith
- A Fool Such As I - Hank Snow
- Another - Roy Drusky with Bob Luman
- (Lost Her Love) On Our Last Date - Conway Twitty
- It’s Four in the Morning - Faron Young
- Loving You Could Never Be Better - George Jones
- My Man - Tammy Wynette
- Pure Love - Ronnie Milsap
- I’ll Go to My Grave Lovin’ You - The Statler Brothers
- That’s the Way Love Goes - Johnny Rodriguez
Pioneers 2
- A-Sleepin’ at the Foot of the Bed - Little Jimmy Dickens
- You Are the One - Carl Smith
- Conscience I’m Guilty - Hank Snow
- Alabama Jubilee - Chet Atkins
- Your Heart Is Still Mine - The Louvin Brothers
- Are You From Dixie - Grandpa Jones
- Flat Top - Cowboy Copas
- Wildwood Flower - The Carter Family
- Polka on a Banjo - Flatt & Scruggs
- Let’s Say Goodbye Like We Said Hello - Ernest Tubb
- Country Music Time - Lonzo & Oscar
- Blue Grass Breakdown - Bill Monroe
- Too Old to Cut the Mustard - Bill Carlisle and Boots Randolph
- Rye Whiskey - Tex Ritter
- I Saw the Light - Roy Acuff
Queens of Country 2
- Searching (For Someone Like You) - Kitty Wells
- The One You Slip Around With - Jan Howard
- (I Can’t Help You) I’m Falling Too - Skeeter Davis
- Happy Birthday - Loretta Lynn
- Ain’t Had No Lovin’ - Connie Smith
- It’s Only Love - Jeannie Seely
- Misty Blue - Wilma Burgess
- The Game of Triangles - Norma Jean with George McCormick and Mac Magaha
- Dumb Blonde - Dolly Parton
- Tears Will Be the Chaser For Your Wine - Wanda Jackson
- If I Kiss You (Will You Go Away) - Lynn Anderson
- I’ve Cried (The Blue Right Out of My Eyes) - Crystal Gayle
- Mr. Walker, It’s All Over - Billie Jo Spears
- Reach Out Your Hand - Tammy Wynette
- No Charge - Melba Montgomery
Songs That Topped The Charts 2
- Don’t Just Stand There - Carl Smith
- I Don’t Hurt Anymore - Hank Snow
- Alone with You - Faron Young
- Don’t Let Me Cross Over - Carl Butler
- Once a Day - Connie Smith
- Rhumba Boogie - Hank Snow
- I Get the Fever - Bill Anderson
- The Bridge Washed Out - Warner Mack
- All the Time - Jack Greene
- Good Lovin’ (Makes It Right) - Tammy Wynette
- Woman (Sensuous Woman) - Don Gibson
- I Love - Tom T. Hall
- If You Leave Me Tonight I’ll Cry - Jerry Wallace
- Keep Me in Mind - Lynn Anderson
- Country Bumpkin - Cal Smith
TL-21996 V.A.『Opry Video Classics』DVD８枚組\15,960-(本体\15,200-)再入荷
グランド・オール・オープリというタイトルでライ マン公会堂やスタジオで収録された超貴重な映像集の八巻ボックスセット。1960年代のカウボーイ・コーパ ス、ファーリン・ハスキー、ザ・ブラウンズ、スキーター・デイビスほかのナンバーワン・ヒット集「Songs That Topped the Charts」の第一巻に続いて、ドン・ギブソン＆ジューン・カーター、ボビー・ロード＆パッ ツィー・クライン、ポーター・ワゴナー＆ドリー・パートン、70年代のジョージ・ジョーンズ＆タミー・ワイ ネットまでの「Duets」の第二巻、第三巻にはカントリー 名誉の殿堂入りをしているパッツィー・クライン、ハンク・スノウ（チャビー・ワイズ在籍）、チェット・アト キンス、ロレッタ・リン他のカントリー・アイコンたちによる「Hall of Fame」、第四巻はアーネスト・タブ（バディ・エモンズとレオン・ローズ在籍）、レイ・プ ライス、ウェッブ・ピアースらの「Honky-Tonk Heroes」、第五巻はマーティ・ロビンス、ジム・リーブス、ファロン・ヤングらの「Legends」、第六巻にはソ ニー・ジェイムズ、ハンク・ロックリンらの「Love Songs」、そして第七巻はロイ・エイカフ、ビル・モンロー（ピーター・ローワン在籍）、グランパ・ジョーン ズ、カーター・ファミリー（マザー・メイベルにアニタとヘレン）、エディ・アーノルド、サンズ・オブ・パイ オニアーズ、ルービン・ブラザーズ、テックス・リッター、フラット＆スクラッグスらのメチャ貴重な 「Pioneers」、最後の第八巻は「Queens of Country」とタイトルされたジーン・シェパードからキティ・ウェ ルズ、コニー・スミス、リン・アンダーソン他の女性シンガー特集。各巻ともに貴重な白黒と1967年以降のカ ラー映像の15曲ずつを収めた約45分と、ボーナスにベテラン達のインタビューがオマケのクラシック・カン トリー・ファン必見の貴重なライブ映像。下記の「映像ものお勧め作品」の『Country Style U.S.A.』シリーズ四巻と並んでカントリー黄金時代のキワメツケ映像集。
1. Hot Tonight/2. East Of Eden/3. River Song/4. Too Many Memories/5. What I Know/6. All A Man Can Do/7. Fall Into The Night /8. Casey Jones/9. You're Not Here With Me/10. What An Old Lover Knows/11. Silly Little Diddle/12. Lonely/13. No One Else But You/14. One Good Man/15. Drift Away
フォーク・リバイバル・ブームの後に登場したシンガー・ソングライター系の先駆け的存在でバフィ・セントメリーでヒットしたサークル・ゲームの作者として知られるトム・ラッシュの35年ぶりのスタジオ録音盤。ボストン時代からの友人である名プロデューサー、ジム・ルーニーを迎えてフォークの素朴さとカントリーの職人仕事の良い部分が混ざり合ったという印象。エミルー・ハリス、ナンシ・グリフィス、ボニー・ブラムレット(デラニー&ボニー)を迎えたデュエット作品も聞き物。
フォーク・リバイバルの火付け役、リバイバル・オールドタイム・ストリングバンドの創始者、ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズ結成50周年を祝して製作された映像作品。最近のライブの模様や歴史的価値のある古い映像、彼らの影響を受けたアメリカン・ロックの巨人、ボブ・ディラン、ジェリー・ガルシアから若い世代の黒人のストリング・バンド、キャロライナ・チョコレート・ドロップストウ等の演奏も交えて充実した内容で功績を振り返る。ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズの他、サラ&メイベル・カーター、デビッド・グリスマン、ピート・シーガー、リッキー・スキャッグス、ドック・ワトソン等々も登場する。また'69年の珍しいNLCRのパフォーマンスと'59年のトム・ペリーとのボーナス映像付。
1.band intro/2.20 Second Rag/3.How Many Times/4.Muleskinner Blues (Blue Yodel no. 8)/5.Sweet Fern/6.intro/7.The Leather Britches/8.I Wonder Where You Are Tonight/9.Little Georgia Rose/10.The Buckin' Mule/11.The Bottle Let Me Down/12.Ode To The Little Brown Shack/13.Poor Ellen Smith/14.Hard Times/15.The Touch of God's Hand/16.On My Mind/17.Orange Blossom Special
スターディ・レーベルに4曲だけ残して消えていったカリフォルニア・ブルーグラスの先駆者バーン&レイの'68年のライブ音源のCD化。ハーブ・ペダーセンの初々しいボーカルとバンジョーも聞き物。
1. When I Can Read My Titles Clear/2. In The Pines/3. Sunny Side Of Life/4. Poor Old Dirty Love/5. Sally Anne/6. I Truly Understand That You Love Another Man/7. Old Black Choo Choo/8. Today Has Been A Lonesome Day/9. No Never No/10. New River Train/11. Get Acquanted Waltz/12. Will The Circle Be Unbroken/13. Black Lung/14. Difficult Run Part 2
ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズのマイク・シーガーがヘイゼル・ディケンズ、アリス・ジェラルド、トレイシー・シュワルツ、ラマー・グリアと'69年に発表したストレンジ・クリーク・シンガーズ唯一の作品。
1. Hey Hey, Bartender/2. Willie Roy/3. Prisoner's Song/4. I'm Coming Back But I Don't Know When - (previously unreleased)/5. I Wonder Where You Are Tonight/6. Fire On The Mountain/7. You're A Flower In The Wildwood/8. Used To Be/9. Dreams/
10. Whose Shoulder Will You Cry On/11. Sweetheart You Done Me Wrong - (previously unreleased)/12. Roll In My Sweet Baby's Arms/13. Blue Yodel/14. Beautiful Life, A
今年でデビュー50周年を迎えたデル・マッカリーの'67年に発表されたデビュー盤。ビリー・ベイカー(f)、ビル・エマーソン(bj)、ウェイン・イエイツ(m)、トミー・ニール(bs)等とトラッド・ブルーグラスの真髄を聞かせる。
1.We Are Climbing Jacob's Ladder/2.Life's Evening Sun/3.Church In The Wildwood/4.When God Dips His Love In My Heart/5.I Can't Feel At Home/6.Farther Along/7.I'll Fly Away/8.In The Sweet By And By/9.Kneel At The Cross/10.Turn Your Radio On
11.Beautiful Bouquet/12.Take Me In The Lifeboat/13.If We Never Meet Again/14.Swing Low Sweet Chariot
ヒルビリーからロカビリーの過渡期にマドックス・ブラザーズ&ローズとして登場、ウエスト・コーストのカントリー・シーンで人気を誇ったローズ・マドックスがカリフォルニアの雄=バーン・ウィリアムス・バンドと残した上質のトラッド・グラス作品。