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入 荷 日 記
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2010/12/25

RTR-001 COUNTRY GENTLEMEN REUNION BAND『Adcock, Gaudreau, Waller & Gray』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

Widow of the Glade/I Hope You Have Learned/White Line Fever/Grave in the Valley/Sundown and Sorrow/Sweet Georgia Brown/Some Old Day 他全13曲

 昨年12月、初来日を果たしたエディ・アドコック、絶 頂期のスピードはなかったものの、その誰にもないアグレッシブで感情が一杯詰まったバンジョーは見事に 歌っていた。一緒に来日したトム・グレイとともに、いわゆる「クラシック・カントリー・ジェントルメン」で ブルーグラスの一時代を築いたふたりと、故ジョン・ダッフィの後釜として1969年にカンジェンを支えたジ ミー・グドロー、そして父チャーリー・ウォーラーの遺志を継いで現在カントリー・ジェントルメンを率い るランディ・ウォーラーが組んだリユニオン・バンドのデビュー作。昔から感情過多のバリトンが魅力のエ ディ、父チャーリーそっくりの深いボーカルを思わせるランディ(ギターがメチャうまい!!)、そこに無色無 臭のクリアなテナーボイスが身上のジミー、三人三様のリードボーカルが創る大人のハーモニー。ビル・モ ンローやフラット&スクラッグス、ジム&ジェシーらのスタンダードにハンク・ウィリアムズやマール・ハ ガード、ジャズ・スウィング名曲など、落ち着いた大人のアンサンブルを聴かせる。

ARH-9009 SAM McGEE 『Grand Dad of the Country Guitar Pickers』CD\2,363-(本体\2,250-)[新入荷]

Sam McGee Stomp/Fuller Blues/Burglar Bold/Dew Drop/Jesse James/Ching Chong/Blackberry Blossom/Wheels/How Great Thou Art/When the Wagon Was New/Franklin Blues/Penitentiary Blues/Pig Ankle Rag/Railroad Blues/Buck Dancer's Choice/Black Mountain Rag/Wayfaring Stranger 全17曲

 1969年及び70年にマイク・シーガーによって録音されたサム・マギー。1920年代からUncle Dave Maconのバンド the Fruit Jar Drinkers やFiddlein' Arthar SmithのDixie Linersで活躍した。40年代、Bill MonreのBluegrass Boysにも在籍(録音はない)、その後長年にわたり弟であるカーク・マギーとクルック・ブラザーズでオープリーの名物グループ゜であった。子供の頃地元Franklin, TNで黒人から低音でベースラインを、高音部をメロディとしてプレイするギターを習った。ミシシッピー・ジョン・ハートのギタースタイルとも共通性のあるスタイルである。チェト・アトキンすのようにスターにはならなかったがいわゆるカントリースタイルフィンガーピッキングである。第一世代の彼ら、ビル・モンロー、ハンク・ウィリアムスなども黒人ローカル・アーティストの影響が大変大きいのはどういう環境、状況であったのか想像するのも楽しい。ギター、6弦バンショー、ボーカル。
ARH-514 VERN WILLIAMS BAND『Traditional Bluegrass』CD\2,363-(本体\2,250-)[再入荷]

 バーン・ウィリアムズが大名作『Bluegrass from Gold Country』(ROU-0131 \2,573-)を録音した当時、1982年を中心に88年までのライブ16曲。独特のグルー ヴを持つキース・リトルのバンジョー、エド・ネフのフィドル、ケビン・トムプソンのベースに、息子デル・ ウィリアムズのギターという名盤と同じメンツ。
COMP-4506 GIBSON BROTHERS『Ring the Bell』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)[再入荷]

 今春ムーンシャイナーでのブルーグラス・チャート第1位獲得!! 現在ブラザー・デュオ最高峰、ギブソン・ブラザーズのコンパス移籍第一弾。ニューヨーク北部で育ったエリック(bj)とレイ(g)のギブソン兄弟は、ルービンを思わせる硬質ですっきりとしたデュオを身上に、レスター・フラット・ファンを自認するエリックとレイのオリジナルのほか、トム・ペティのカバーなどを、マイク・バーバー(bs)、ジョー・ウォルシュ(m)、クレイトン・キャンベル(f)のバンド・サウンドで、上品なソリッドグラスとして聴かせてくれる。
COMP-4482 ALISON BROWN『The Company You Keep』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

 バンジョーという御し難い楽器を透明感のあるポップな美しい楽器に昇華した才女、アリソン・ブラウン。ジョン・バー(piano)とジョー・クレイヴン(m,f,perc)という圧倒的な才能とともに、アイリッシュ・リズム・ギターの第一人者、ジョン・ドイルを迎えて、"Forked Deer"と"Midnite on the Water"のカリプソ・メドレー版と、アコーディオン奏者マーティン・オコナーのカバーほかは、めちゃくちゃ美しいオリジナル・メロディーとバンジョーの響を聴かせてくれる目からウロコの秀作。ベラ・フレックとともに、バンジョーを「美しいフツーの楽器」……!?として音楽界に提示できる数少ないバンジョー賢者である。グラミー賞カントリー・インスト部門にノミネート作品。
COMP-4543 PETER ROWAN BLUEGRASS BAND『Legacy』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

Jailer Jailer/The Family Demon/The Raven/So Good/Let Me Walk Lord By Your Side 他全13曲

 ピーター・ローワン、20世紀のブルーグラス・ソングをビル・モンローの魂を受け継いで世界に広め、高めた最大の功労者。スーパーピッカーたちの創るホットなアンサンブルより、信頼する友人たちとの私的なブルーグラスがとてもよく似合う。バーン・ウィリアムズ・バンドで知られるメロディ感覚の鋭いキース・リトル(bj)、1960年代初期からニューヨーク・ブルーグラスで活躍したジョディ・ステッカー(m)、そしてポール・ナイト(bs)という4人組。13曲中、ピーターのオリジナルが10曲、キースの歌うカーター・スタンレーとジョディのトラッド歌とインストという構成。弟のクリスとの共作"Father, Mother"の情景は、モンローが母と父の思い出を書いた時代から半世紀を経た普遍的だが現代的な心情を、家庭崩壊という社会問題をモンロー・ブラザーズ風に、またデル・マッカーリーとリッキー・スキャッグスをゲストに迎えた"God's Own Child"はアルバム『Voice from On High』に入っていそうなエンシェント・トーンを再現して見せるなど、全編に重厚なメッセージを託しつつ、最後にはチベット密教の祖、パドマサンバヴァへの賛歌"Across the Rolling Hills"で終わるという、さすがのピーター・ローワン世界、心に刺さるブルーグラスを聴かせてくれる。……凄いピーターをIBMAで観たぞ!!彼はまだ最前線にいる。リポートはいずれムーンシャイナー誌で。
2010/12/22
TL-17039 HANK WILLIAMS『The Complete Mother's Best Recordings...Plus』CD15枚+DVD+120ページ本\29,800-(本体 \28,381-)予約受付中(12月末日締め切り)

 カントリー・ミュージック史上最大の遺産発掘のひとつとも目される、ハンク・ウィリアムズがそのピークを極めようとした時期に残した大量のラジオ録音、長年、既に失われたものと思われていた『Mother's Best Radio Show』の音源が奇跡的に発掘され、2008年からその一部がリリースされてきた。今回はその全貌がすべて明らかにされるという、これを至高のお宝発掘といわずしてなんとする、まさにすべてのカントリー・ファンへの最高のプレゼントだ。1951年、ナッシュヴィルのWSM局で毎朝7時15分からライヴで放送された15分番組『Mother's Best Radio Show』、ハンクがツアーで不在となったときのためにアセテート盤に収録された72本分がそのまま15枚のCDにパックされた文字通りの完全版、ハンクが唄う143曲に加えて妻オードリーなどのヴォーカルや、ジェリー・リヴァース、ドン・ヘルムズなどドリフティング・カウボーイズのインストなどが、ハンクの軽妙なMCによって進行する、当時のラジオ・ショウのフォーマットに沿った内容がたっぷりと楽しめる。ハンクが唄うマザーズ・ベストのCMソングもあり、サザン・ゴスペルや当時のはやり歌など、その半数が公式には録音していないという珍しいレパートリーをハンク節で楽しむことができる。オマケというにはあまりに貴重なDVDには、ドン・ヘルムズなどドリフティング・カウボーイズのメンバーへのインタヴューが収録され、ハンクの生の姿が語られる。CD15枚とDVD、そしてハンク研究の第一人者コリン・エスコットによる解説など120ページの本、それらをオールド・ファッションなラジオを模した豪華なボックスに収めた、これでもかの仕上げには涙する人もあるだろう。すべてのカントリー・ファンに聴いてほしい、最高のボックス・セットだ。特筆すべきは音の生々しさである。60年近く前の録音であるがそこにいるかのような錯覚を覚える。
 グラミー賞ベスト・ヒストリカル・アルバム部門ノミネートされてます。
来年の9月13日で生誕100年を迎えるブルーグラスの父、ビル・モンローへのトリビュート作品2タイトル

SH-2209 V.A.『True Life Blues』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

 ビル・モンロー曲カバー集の最高傑作は、奇しくも1996年9月に発表された。ブルーグラス界のトッ プ・ミュージシャンたちが一堂に会した問答無用、ファン必携のトリビュート作品。グラミー賞受賞作品 である。

SH-3749 PETER ROWAN『First Whippoorwill』CD\2,079-(本体\1,980-)[再入荷]
 1965年にシティー・ボーイのシンガーとしてブルー・グラス・ボーイズに参加、ビル・モンロー その後の人生や評価に多大な貢献をしたピーター・ローワンが、ビル・キース、リチャード・グリー ン&バディ・スパイカー、サム・ブッシュ、ロイ・ハスキーJrらと創った85年作品。
OB-705 KIRK SUTPHIN & RILEY BAUGUS『Long-Time Piedmont Pals』CD\2,573-(本体\2,450-)[オールドタイム新入荷]
RUR-1072 BOBBY OSBORNE & THE ROCKY TOP X-PRESS『Memories:Celebrating Bobby's 60th Anniversary As A Proffesional Entertainer』CD\2,573-(本体\2,450-)[ブルーグラス新入荷待ち]
SH-3711 RICKY SKAGGS & TONY RICE『Skaggs & Rice』CD\2,573-(本体\2,450-)[ブルーグラス再入荷]

 1980年に発表され、当時のポップ・カントリー全盛 の全米カントリー・ラジオ局でこの1930年代のマンドリン&ギター・デュオのカバー"Bury Me Beneath the Weeping Willow"がヒットという快挙を成し遂げ、その後のリッキー・スキャッグスを筆頭にするアコース ティック・カントリー時代の幕開けを告げた名作アルバム。世界最小にして最もシンプルなアンサンブル、ブラ ザー・デュオの美学が堪能できる歴史的名盤だ。
SH-4049 SARAH JAROSZ『Song Up in Her Head』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)[ブルーグラス再入荷]

Edge of a Dream/Tell Me True/Left Home/Can't Hide/Long Journey/Come on Up to the House 他全13曲

 ムーンシャイナー最新7月号の表紙を飾った少女、 2003年当時12歳のシエラ・ハルやコリー・ウォーカーらと共にIBMAアワード・ショウでデビューしたサラ・ ジャローズ、満を持してのシュガーヒル・デビュー作。今春高校を卒業した18歳、マンドリンのスーパーピッ カーという一面を持ちながら、その圧倒的な音楽センスをベースにしたシンガーとして、ソングライターと して、ブルーグラス仲間から、またローリングストーンズ誌から「天才」の名を冠せられる、納得の秀作だ。 1曲目のクリス・シーリ+ジェリー・ダグラスとの超絶コラボから、ティム・オブライエンとのデュオによ るすばらしい現代版アパラチア・バラッドとクロウハンマー・バンジョー、そして超絶マンドリン・インスト ではマイク・マーシャルを従えて……。そのほか、サラが導師というふたりの凄い女性シンガー、アビゲイル・ ウォッシュバーンやイーファ・オドノバン、共にツアーをするふたりの天才少年アレックス・ハーグリーブス (f)とサムソン・グリスマン(bs、デビッドの息子)、クリス・エルドリッジ(g、ベンの息子)……、そして最後 の曲はクリス・シーリとふたりだけのデュオ。そのアパラチアン・トラッドシンガーにも伍するボーカル、 「女ティム」と賞賛される創作才能、そしてクリスと渡り合う楽器テク……。スリーフィンガー・バンジョー こそ入っていないが、まぎれなく21世紀のブルーグラスをリードする、またしても凄い才能のひとり、爽快 デビューである。ティムが「ニュー・オールドタイミー」 と称する彼女ほか、近年の、おもに女性がリードするアパラチアとオールドタイムそしてブルーグラスの状 況については、(ブルーグラスを化石にしたくない人は…!?)ムーンシャイナー7月号を参照ください。ブルー グラス世界はより深く、よりすばらしく変貌中!!
RHY-1066 STEVE GULLEY & TIM STAFFORD『Dogwood Winter』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)[ブルーグラス再入荷]

Why Ask Why?/Just Along for the Ride/Nebraska Sk/Just Another Setting Sun/Deep End Man 他全14曲

 ドイル・ローソンのクイックシルバーで全米デビューののち、マウンテン・ハートからグラスタウンでその力強いボーカルで高い評価を持つスティーブ・ガリー(bs,g)。東テネシー州立大学バンドからアダム・ステッフィとバリー・ベイルズとともにアリソン・クラウスのユニオン・ステーション(AKUS)に移動、今に至るAKUSサウンドの基礎を創ったといわれたのちブルー・ハイウェイを結成、その音作り/曲作りに高い評価を持つティム・スタッフォード(g)。そのふたりが書き上げたオリジナルを、今年IBMA最大の話題だったボックス・カーのメンバーたち、アダム・ステッフィ(m)、ロン・スチュワート(bj)、ジャスティン・モーゼズ(db,f)らに、デイル・アン・ブラッドリーのハーモニーと創った企画作品。全曲ふたりの共作のオリジナル新曲だが、どの曲も60余年を経たブルーグラス史をなぞる曲調に感じるのは、ロンのバンジョーがJ.D.クロウを意識しすぎるように、全員がブルーグラス美学を信奉する立場を持つからなのかも知れない。現在ブルーグラスのトップ・ミュージシャンたちによる企画作品である。
RHY-1056 MICHAEL MARTIN MURPHEY『Buckaroo Bluegrass II, Riding Song』CD\2,573-(本体\2,450-)[ブルーグラス再入荷]

Blue Sky Riding Song/Running Gun/Cosmic Cowboy/Medicine Man/Wildfire/Swans Against the Sun 他全12曲

 昨年、「夏一番の涼しいブルーグラス」(ムーンシャイナー誌8月号特集)を発表したマイケル・マーティン・マーフィー(3M)、早々と第2弾最新作。テキサス生まれだが、UCLA在学中にマイク・ネスミスとバンドを組んだ縁で、のちにモンキーズに書いた曲"What Am I Doing Hangin' Round"を含むアルバムが500万枚の大ヒット、この曲はのちにジョン・ダッフィの勧めでブルーグラス45が録音、セルダム・シーンのデビュー作にも取り上げられている。余談だが、昨年のIBMAで深夜、3Mとテーブルを囲む機会があり、この話で大いに盛り上がった。1975年のアルバムから、本作にも収められている"Wildfire"がヒット、また同アルバムからの"Carolina in the Pines"はドイル・ローソンや笹部益生をはじめ、多くのブルーグラス・バンドが取り上げている。また今回収められた"Cosmic Cowboy"はニッティ・グリティ・ダート・バンドやジェリー・ジェフ・ウォーカーらによってヒッピー/カウボーイ賛歌として有名だ。その優しいボーカルとメロディ、そしてライフワークとして取り組んでいるカウボーイと馬、その圧倒的な自然賛美の歌がすばらしい。元ニュー・グラス・リバイバルのパット・フリンをセッション・リーダーに、サム・ブッシュ風ロニー・マッカーリー(m)、チャーリー・クッシュマン(bj)、アンディ・レフトウィッチ(f,m)、アンディ・ホール(d)、クレイグ・ネルソン(bs)とプロデューサーでもある息子ライアン・マーフィー(g)が基本バンドで、サム・ブッシュ、ロブ・アイクス、キャリー・ハスラー、オウディ・ブレイロックらがゲスト。3Mのブルーグラス第一作『Buckaroo Bluegrass』(RHY-1048 \2,079-)ほどにはよく知られたヒット曲はないが、その出来栄えは同様、メチャクチャ涼やかなブルーグラスとなっている。第一作と共にこの夏、強力お薦めの「涼しいブルーグラス」!!
RHY-1065 LONESOME RIVER BAND『Still Learning』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)[ブルーグラス再入荷]

Record Time Machine/Goodbye Wheeling/Jack Up the Jail/Any Ole Time/Don't Cry Blue/High Lonesome/Red Bandana/Pretty Little Girl 他全13曲

 ブランドン・リックマン(g)とアンディ・ボール(m)という2枚看板ボーカルを前面に、かつてのような意図的なタテノリから脱してストレートなドライブの上にメロディアスな曲を乗せて、ブルー・リッジ系ブルーグラスの今を演じるロンサム・リバー・バンドの最新作。サミー・シーラーの安定したバンジョーとマイク・ハートグローヴのフィドル、マイク・アングリンのベースのブルーグラス標準編成の5人組が、モダンでキャッチーなサウンドを創っていく。メル・ティリスやマール・ハガード、ジョナサン・エドワーズとセルダム・シーンらのカバーなどに、現在のブルーグラス・ソングライターやブランドンのオリジナル、そして最後のトラッド曲"Pretty Little Girl"はオールドタイム風味を強調したイケイケのインストで締めくくる。
RHY-1045 RUSSELL MOORE & IIIRD TYME OUT CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)[ブルーグラス再入荷]

Hard Rock Mountain Prison/Me and Dad/Corolina's Arms/Knee Deep in Blues/Last Greyhound 他全12曲

 新生サード・タイム・アウトの第一弾!! 圧倒的な歌のうまさでIBMA最優秀男性ボーカルの常連、 ラッセル・ムーアの名前をバンド名に冠しての再出発。スティーブ・ディリングのまっすぐなバン ジョーに、かねてからのニューグラス志向でジョン・コーワン・バンドに参加していたウェイン・ベ ンソン(m)が戻り、抜群のテクニックと現代風な感性で縦横無尽なジャスティン・ヘインズ(f)、そし て新加入のエドガー・ラダーミルク(bs)の5人組。近年の傾向であるトラッド回帰をしながらも、多 くの女性ファンを持つラッセルのボーカルが生き生きとするバーサタイルな選曲で軽快なブルーグ ラスを楽しませてくれる。フォスター作の"Angeline Baker"にベッキー・ビューラーが詩をつけた"My Angeline"、ビル・モンローとハイロンサムをテーマにした自作の"Big City Blues"ほか、ティム・スタッフォードやキム・フォックス/ロ ニー・ボウマンら、ブルーグラス仲間の新曲が見事にサード・タイム・アウト化する。かれらのラウン ダー時代のベスト集『Footprints: A IIIrd Tyme Out Collection』(ROU-0602 \2,573-)と聴き比べると、ここ10年のトップバンドの動向が興味深い。
VAN-187/9 V.A.『Newport Folk Festival; Best of Bluegrass』CD3枚組\3,360-(本体\3,200)-[ブルーグラス再入荷]

 1960年代のフォーク・ブームの熱気を伝えるニューポート・フォーク・フェス(1959-66)か ら、ビル・モンロー&ブルー・グラス・ボーイズ、フラット&スクラッグス、スタンレー・ ブラザーズの御三家の他、ジム&ジェシー、リリー・ブラザーズとドン・ストーバー、アー ル・スクラッグスwithハイロ・ブラウン、そしてヘイゼル&アリスまで、ブルーグラス第一世 代の超貴重なライブ全51曲が一望できる素晴らしいお徳用な3枚組である。
TAK-8914 MIKE AULDRIDGE『Dobro/Blues and Bluegrass』CD\2,573-(本体\2,450-)[マイク・オールドリッジ再入荷]

 1972年のドブロ・インスト大名作『Dobro』と、次の『Blues and Bluegrass』のツー・オン・ワンが、ようやく本家の米国タコマから再発売。デビッ ド・ブロムバーグとバッサー・クレメンツをゲストにセルダム・シーンとワシントンDC人脈が創り上げ た超オシャレなブルーグラス&アコースティック・インストの大名作。強力お勧め!
SH-3780 MIKE AULDRIDGE『Treasures Untold』CD\1,980-(価格改定)[マイク・オールドリッジ再入荷]

マイク・オルドリッジの1990年作品が廉価盤となった。トニー・ライス、ジョン・スターリング、ドッ ク・ワトソンらをゲストに、ジョッシュ、ジェリーと並ぶ3大ドブロ・パイオニアの一人、マイクのソ フトで暖かいタッチを堪能できる。
SH-4015 V.A.『Sail Away; Songs of Randy Newman』CD\2,573-(本体\2,450-)[フォーク再入荷]

 シンガー・ソングライター、ランディ・ニューマン作 品をティム・オブライエンの1曲目から、デル・マッカーリー・バンド、サム・ブッシュ、ベラ・フレック(バ ンジョーソロ)、ザ・ダックスらのブルーグラス系、ソニー・ランドレス、アリソン・モーラー、スティーブ・ アール、キム・リッチーらのアメリカーナ系ミュージシャンらが演じる秀作。
SH-3952 TIM O'BRIEN/DIRK POWELL/JOHN HERRMANN『Songs from the Mountain』CD\2,573-(本体\2,450-)[オールドタイム再入荷]

 最高のミュージシャンたちによるオールドタイム音 楽のさまざまな典型パターンを一望する大傑作。トラッド・フィドル・チューン、バラッドからフォスター、 そして"Angel Band"まで、つい最近、テレビ東京系列で放映されたアパラチアと南北戦争を描いた大ヒット 大河小説&映画『コールド・マウンテン』の物語に沿って組み上げられた「これがオールドタイム音楽です!!」 の決定版!!
SH-4023D SAM BUSH『On the Road』DVD\2,888-(本体\2,750-)(5.1dolby surround、2時間6分)[映像作品再入荷]

 サム・ブッシュの今を見事に伝えるDVD映像は2006年8月30日、シェラ・ネバダ醸造所でのライブ。1971 年のニュー・グラス・リバイバル(NGR)結成から今日まで、ブルーグラスの変革と発展の精神的支柱として、そ の明るさとエネルギー、そして何より音楽に対する真面目さと驚くべき柔軟性でミュージシャンたちに慕わ れ、リードしてきたことはまぎれもない事実だ。NGRのデビュー作からの"Whisper My Name"から、最近のヒット「ルイビルまで8マイル」、最新作『Laps in Seven』からの"Ridin' That Bluegrass Train"などの一連のブルーグラスやアメリカーナ作品でボーカ リストとしての存在感を見せ、トレードマークのマンドリンやフィドルで唯一無二のインストルメンタリス トとしての実力を見せ付けてくれる。スコット・ベスタル(bj)、スティーブン・モウジン(g)、バイロン・ハウ ス(bs)、クリス・ブラウン(drums)のメンバーが一丸となって「サム・ブッシュ・ショウ」として完成されたス テージを存分に楽しませてくれる。ライブ本編は1時間半、オマケにエミルー・ハリスとバディ・ミラーを迎 えたプロモ・ビデオ版"River's Gonna Run"や"On the Road"のスタジオ・セッション、そしてマンドリンに関するインタビュー等々。
[アール・スクラッグス・バンジョー・教則再入荷]

●TIM-1 EARL SCRUGGS『Mercury Sessions 1』Tab\1,050-(本体\1,000-)
●TIM-2 EARL SCRUGGS『Mercury Sessions 2』Tab\1,050-(本体\1,000-)
●TIM-3 EARL SCRUGGS『Foggy Mountain Jamboree』Tab\1,050-(本体\1,000-)
●TIM-4 EARL SCRUGGS『Kings of Bluegrass』Tab\1,050-(本体\1,000-)


アール・スクラッグスのフラット&スクラッグス時代の全録音の可聴部分をバックアップを含めてオ リジナルLP順にタブ譜化した小冊子。本作はマーキュリー録音の前半。この他、"TIM-2"はマーキュ リー録音後半、"TIM-3"はアルバム『Foggy Mountain Jamboree』、"TIM-4"は『Kings of Bluegrass』の計4冊(各\1,050-)がある。スクラッグス虎の 巻!
ES-BOOKCD EARL SCRUGGS『and his Five String, Revised and Enhanced Edition』Book+CD\6,563-(本体\6,250-)[再入荷]

 ブルーグラス・バンジョー奏法のバイブルが再編集、 新曲、新しい記事を加え、全面改訂版、しかもこれまでカセットテープのみだった尊師御自らのロール・サン プルやリック集がCD化である。ナニをかイワンや!!もう1部神棚に飾らなければならない…!!?? これまで の『Foggy Mountain Banjo』(CCM-2064 \2,573-)や『Foggy Mountain Jamboree』(COL-92801 \2.079-)からのタブ譜に加えて、新しく追加されたタブ譜はフ ラット&スクラッグス以降を中心に以下の通り、"American Made-Worls Played"、"Bleeker Street Rag"、"Broad River"、"Carolina Boogie"、"Carolina Traveler"、"Instrumental in D Minor"、"Loraderojpst III Breakdown"、"Pedal to the Medal"、"Pick Along"、"Roller Coaster"、"Silver Eagle"、"Station Break"、"String Bender"、"Train Number Forty-Five"、そしてオリジナル版からカットされたのは、"Down the Road""Maggie Blues""Nine Pound Hammer""Home Sweet Home/Silver Bells(Banjo Duet)"。また、自筆のセルフバイオグラフも加えられている。…やっぱ、2冊持っ ておかなくてはならない!!??
2010/12/14
TL-17039 HANK WILLIAMS『The Complete Mother's Best Recordings...Plus』CD15枚+DVD+120ページ本\29,800-(本体 \28,381-)予約受付中(12月末日締め切り)

 カントリー・ミュージック史上最大の遺産発掘のひとつとも目される、ハンク・ウィリアムズがそのピークを極めようとした時期に残した大量のラジオ録音、長年、既に失われたものと思われていた『Mother's Best Radio Show』の音源が奇跡的に発掘され、2008年からその一部がリリースされてきた。今回はその全貌がすべて明らかにされるという、これを至高のお宝発掘といわずしてなんとする、まさにすべてのカントリー・ファンへの最高のプレゼントだ。1951年、ナッシュヴィルのWSM局で毎朝7時15分からライヴで放送された15分番組『Mother's Best Radio Show』、ハンクがツアーで不在となったときのためにアセテート盤に収録された72本分がそのまま15枚のCDにパックされた文字通りの完全版、ハンクが唄う143曲に加えて妻オードリーなどのヴォーカルや、ジェリー・リヴァース、ドン・ヘルムズなどドリフティング・カウボーイズのインストなどが、ハンクの軽妙なMCによって進行する、当時のラジオ・ショウのフォーマットに沿った内容がたっぷりと楽しめる。ハンクが唄うマザーズ・ベストのCMソングもあり、サザン・ゴスペルや当時のはやり歌など、その半数が公式には録音していないという珍しいレパートリーをハンク節で楽しむことができる。オマケというにはあまりに貴重なDVDには、ドン・ヘルムズなどドリフティング・カウボーイズのメンバーへのインタヴューが収録され、ハンクの生の姿が語られる。CD15枚とDVD、そしてハンク研究の第一人者コリン・エスコットによる解説など120ページの本、それらをオールド・ファッションなラジオを模した豪華なボックスに収めた、これでもかの仕上げには涙する人もあるだろう。すべてのカントリー・ファンに聴いてほしい、最高のボックス・セットだ。特筆すべきは音の生々しさである。60年近く前の録音であるがそこにいるかのような錯覚を覚える。
 グラミー賞ベスト・ヒストリカル・アルバム部門ノミネートされてます。
クラスター・プラッカーズ・クリスマス・アルバム緊急再入荷
CP-9804 CLUSTER PLUCKERS『Christmas Album』CD\2,888(本体\2,750-)

Christmas Time's A Coming/Winter Wonderland/Silent Night/Jingle Bells/Santa Claus Is Coming to Town/White Christmas 他全13有名曲

 ブルーグラスを絶妙のアコースティック・アンサンブルとして聴かせるクラスター・プラッカーズ。マーガレットとクリスの女性二人の柔らかで暖かいボーカルと、無骨で暖かい男性ハスキー・ボイスのデイル・バリンジャー(bs)、それにリチャード・ベイリー(bj)、ブレント・トリット (m)、ブレイン・スプラウス(f)らの楽器を見事に整理するマーク・ハワード(g)。ナッシュビルのミュージシャン仲間内で絶大な人気のクラスター・プラッカーズの楽しく明るい、そして優しく暖かい、肩肘の張らない手作りの、耳に心地好い有名曲中心の、ジャンルを越えてお勧めの 1998年作アコースティック・クリスマス集。
その他、クラスタープラッカーズ全種在庫中
CP-8901 CLUSTER PLUCKERS CD\2,888-(本体\2,750-)

I Wonder Where You Are Tonight/Woman In Love/Life’s Railway to Heaven/I Still Miss Someone/Will You Miss Me/Darlin’ Cory/Farther Along 他全10曲
CP-9202 CLUSTER PLUCKERS "Just Pluck It" CD\2,750-

 Nagasaki/Peach Pickin' Time in Georgia/You'll Remember Me/Roly Poly/Ding Dong/Wayfarin'  Stranger/I Can't Help It If I'm Still in Love With You他全14曲
CP-9503 CLUSTER PLUCKERS『Un-Plucked』CD\2,888-(本体\2,750-)

Willow Garden/I Will/Mama Tried/Family Bible/Midnight on the Water/Keep On Lovin' You 他全12曲
CAP-25337 CLUSTER PLUCKERS『Gospel Favorites』CD\2,888-(本体\2,750-)

What a Friend We Have in Jesus/Pass Me Not/Angel Band/In the Sweet By and By/ Keep on the Sunnyside/When They Ring Those Golden Bells/Never Grow Old他全12曲
2010/12/01 2011年 ブルーグラスカレンダー
CCBC-2011 Bluegrass Calendar 2011『Stanley Sound』30cm x 23cm見開き28頁\2,363-(本体\2,250-)

 今年の発行なかったものの、来年のブルーグラス・カレンダーが発表されました。カレンダーの特集は「スタンレー・サウンド」、カーターとラルフのスタンレー・ブラザーズ時代からジョージ・シャフラーやラリー・スパークス等々、スタンレー・サウンドには欠かせない役者たちの12ヶ月。毎日ごとにアーティストたちの誕生日など、またブルーグラス界の重要な出来事などが記されていて日々、何を聴こうか?と迷うこともない……!? ブルーグラス・ファン必携のカレンダーである。
[CD新入荷]
WR-033 JESSE MCREYNOLDS & FRIENDS『SONGS OF THE GRATEFUL DEAD』 CD\2,573-(本体\2,450-)

Black Muddy River/Ripple/The Wheel/Bird Song/Franklin's Tower/Standing on the Moon/Loser/Fire on the Mountain/Stella Blue/Deep Elem Blues/Deal/Alabama Getaway/Day by Day全13曲

 ブラザー・デュオの伝統を引継ぐ正統派ブルーグラスを演じながらもグランド・オール・オープリーのメンバーとしてより広いマーケットを求めて絶え間ざるチャレンジを続けてきたジム&ジェシー、兄のジムを亡くしてからもバンドを率いて老いて益々盛んなジェシー・マクレイノルズの新プロジェクトは、ブルーグラス、オールドタイム、フォーク、ジャグ・バンドから発展したアメリカン・ロックのスーパー・バンド、ヒッピーの権化、故ジェリー・ガルシア率いたグレイトフル・デッドの作品集。ジェリー・ガルシア&ロバート・ハンターのペンによる12曲の代表作に加えてジェシーとロバート・ハンターによる新たなオリジナル1曲という構成。デッドの弟分的存在のニュー・ライダース・オブ・パープル・セイジやジェリー・ガルシア・アコースティック・バンドでも活躍、ブルーグラス・ファンにはフランク・ウェイクフィールド、ドン・レノ、チャビー・ワイズとのピストル・パッキン・ママで知られるブルーグラス・シンパのデビッド・ネルソン他のサポートの元、アグレッシブなジェシー流ブルーグラスに仕上げている様に驚嘆する。
JASCD-566 KINGSTON TRIO『LEGENDS OF ' 60S FOLKolk REVOLUTION』2CD SET \2,888-(本体\2,750-)

Disc 1:'The Kingston Trio'
Three Jolly Coachmen/Bay Of Mexico/Banua/Tom Dooley/Fast Freight/Hard Ain'T It Hard/Saro Jane/Sloop John B/Santo Anno/Scotch And Soda/Coplas/Little Maggie/'From The Hungry I' Tic Tic Tic/Gue Gue/Dorie/South Coast/Zombie Jamboree/Wimoweh/New York Girls/They Call The Wind Maria/The Merry Minuet/Shady Grove/Lonesome Traveller/When The Saints Go Marching In
Disc 2:'The Kingston Trio At Large'
M.T.A./All My Sorrows/Blow Ye Winds/Corey, Corey/The Seine/I Bawled/Good News/Getaway John/The Long Black Rifle/Early In The Morning/Scarlet Ribbons/12. Remember The Alamo 'Here We Go Again' Molly Dee/Across The Wide Missouri/Haul Away/The Wanderer/‘Round About The Mountain/Oleanna/The Unfortunate Miss Bailey/San Miguel/E Inu Tatou E/A Rollin' Stone/Goober Peas/A Worried Man

 '58年にデビュー、トム・ドゥーリーの全米No.1大ヒットで'60年代のフォーク・ブームの火付け役となったキングストン・トリオのキャピトルから発売された初期の4枚を網羅したお徳用廉価盤。当時、忘れ去られていたアメリカン・トラッドのみならずカリプソや世界各国の民謡を掘り起こし、新しい感性で都会の若者に紹介して、ブルーグラスやカントリー・ブルース等、オリジネーターが注目されるきっかけを作りました。縦縞のボタンダウンのシャツ等、当時の最先端を行くアイビー・カジュアルなファッション・センスで、日本でも多くのフォロワーを生み、ブラザーズ・フォア、ピーター・ポール&マリーと並んでモダン・フォークの代表バンドとしてキャンパス・フォークなる言葉を産み出して人気を博した。ここに収録された曲はデイヴ・ガード、ボブ・シェイン、ニック・レイノルズという結成当時からのメンバーによる珠玉の57曲。
JASMD-3598 ROSALIE ALLEN『THE VERSATILE』 2CD SET\2,888-(本体\2,750-)

Disc 1:I Want To Be A Cowboy'S Sweetheart/Tennessee Waltz/Guitar Polka (Old Monterey)/Better Late Than Never/Tears On My Pillow/I'd Rather Be A Cowgirl/Have I Told You Lately That I Love You?/On Silver Wings To San Antone/Your Cheatin' Heart/I'Ll Never Grieve (Oh No, Oh No)/Choc'late Ice Cream Cone/When My Blue Moon Turns To Gold Again/He Taught Me How To Yodel/Along The Lonely Trail/Tennessee Yodel Polka/Hitler Lives/Have You Ever Been Lonely?/I Can'T Tell That Lie To My Heart/Po' Folks (All The Time)/Dream Train/Yodel Your Troubles Away/Take It Back And Change It For A Boy/Jealous Heart/When A Cowgirl Is Happy/It Makes No Difference Now/Spanish Polka/Me Go Where You Go Amigo/My Dolly Has A Broken Heart/Columbus Stockade Blues/The Honey Song
Disc 2:Castaway/Wide Rollin' Plains/You Ain'T Where You Come From Now/My Old Familiar Heartaches/If You Don't Believe I'm Leavin' Just Count The Days I'M Gone/Tomboy/Yodel Boogie/Hills Of Pride/Just Wait ‘Til I Get You Alone/(Honey, Baby, Hurry) Bring Your Sweet Self Back To Me/Believe Me I'Ll Be Leaving You/Mountain Polka/Mama What'll I Do/It Wasn't God Who Made Honky Tonk Angels/It'd Surprise You/Green As Grass/I Wanna Sit/Playhouse Of Love/Yodeling Bird/I Gotta Have You/I'Ve Paid For My Mistake/I Laughed At Love/Hard Hearted Woman/Let Me Share Your Name/Somebody/Just A Sailor's Sweetheart/My Adobe Hacienda/Guitar Polka (Old Monterey)/Then I'll Keep On Loving You/Rose Of The Alamo/Chime Bells

ヨーデルの女王と称せられるロザリー・アレンの'40-'50年代の録音。パッツィ・モンタナで有名な"I Want Be A Cowboy's Sweetheart"やテネシー・ワルツ、チェット・アトキンスをフィーチャーしたギター・ポルカ等々。ヨーデルのみならずカントリー・バラッド、ウェスタン・スゥイング、ブギウギ等、幅広い歌唱力が堪能出来る。
JASMD-3597 ELTON BRITT & ROSALIE ALLEN \2,079(本体\1,980)

Mockingbird Hill/On And On With You/Tomorrow You'll Be Married/Swiss Lullaby/The Game Of Broken Hearts/I May Hate Myself In The Morning/It Is No Secret/Fooling Around/A Little Bit Blue/The Fiddlin' Fool/Give Me Some Sugar, Sugar Baby/Cotton Candy And A Toy Balloon/Ashes Of Roses/Tennessee Yodel Polka/Written Guarantee/Close Your Eyesand Dream/The Yodel Blues/Soft Lips/The Wallflower Waltz/Let'S Sail Away To Heaven/Tell Her You Love Her/You Missed Your Chance Last Night/Acres Of Diamonds (Mountains Of Gold)/Prairieland Polka/Quicksilver/Home Came A Sailor/Beyond The Sunset/Side By Side

ジミー・ロジャースの強い影響でシンガーを目指し、ジミー自身の強い推しでRCAと契約、スターダムに登りつめたというエルトン・ブリットと、パッツィ・モンタナの「カウボーイの恋人になりたいの」でデビュー、エルトンとのコンビで「ビヨンド・ザ・サンセット」がヒットしたロザリー・アレン、ヨーデルのキングとクィーンの共演。カントリー、ゴスペル、ノベルティ、ヨーデル等々、奇跡のハーモニーが堪能出来る。モッキンバード・ヒル、テネシー・ヨーデル・ポルカ、サイド・バイ・サイド他、全28曲。

JM-2010 JUSTIN MOSES『Dusty Roads』CD\2,573-(本体\2,450-)

Old Federal/Comin' Up A Cloud/One More Hill/Dusty Roads/Heart of Alabama/Rounding the Bases/Dig A Hole/Dawn Brings Sunlight/He'll Be With You/Impact/In The Sweet By & By/Turning Point
Keith Garrett (lead vocals, guitar)Steve Gulley (tenor vocals)Andy Leftwich (fiddle)Byron House (acoustic bass)Chris West (harmony vocals, guitar)Randy Jones (harmony vocals, guitar)Lou Wamp (resonator guitar)Tim Tipton (acoustic bass)
ARI-78681 ALAN JACKSON『34 Number Ones』CD2枚組\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]

Ring of Fire/Here in the Real World/Wanted/Chasin' That Neon Rainbow/I'd Love You All Over Again/Don't Rock the Jukebox/Someday/Dallas/Midnight in Montgomery/Love's Got a Hold on You/She's Got the Rhythm(And I Got the Blues)/Tonight I Climbed the Wall/Chattahoochee/(Who Says)You Can't Have It All/Summertime Blues/Livin' on Love/Gone Country/I Don't Even Know Your Name/Tall, Tall Trees/As She's Walking Away/Look at Me/I'll Try/Home/Little Bitty/Who's Cheatin' Who/There Goes/Between the Devil and Me/Right on the Money/It Must Be Love/Where I Come From/Where Were You(When the World Stopped Turning)/Drive(For Daddy Gene)/It's Five O'Clock Somewhere/Remember When/Small Town Southern Man/Good Time/Country Boy 全37曲

 キング・ジョージ・ストレイトを追って1990年、初めてのトップ・テン・ヒットとファースト・アルバム『Here in the Real World』で第一線に躍り出て20年を記念しての決定版ベスト・アルバム。この20年間に記録した25曲のナンバー・ワン・ソングに加えて、"Here in the Real World"や"Chasin' That Neon Rainbow"などナンバー・ワンとはならなかったけれどアラン・ジャクソンのキャリアで忘れることのできない作品群と、ザック・ブラウン・バンドとの"As She's Walking Away"を含む新曲3曲の2枚組全37曲のコンプリート・コレクション。
2001年のあの悲劇をテーマとして全米を感動の渦に巻き込んだ"Where Were You(When the World Stopped Turning)"などアランの代表作をとおして、この20年のナッシュヴィル・メインストリーム・カントリーの歩みが一望できるコレクションともなっている。ジョージ・ストレイトとのデュエットでやはりナンバー・ワンとなった"Murder on Music Row"が契約の関係もあってか、ここに収録されなかったのは残念だが、ナッシュヴィルをリードしてきたトップ・スターの足跡をしっかりと味わうことのできる大作だ。
[CD再入荷]
ROU-0640 DAILEY & VINCENT『Sings the Statler Brothers』CD\2,888-(本体\2,750-)

Flowers on the Wall/Class of 57/Hello Mary Lou/Do You Know You Are My Sunshine 他全12曲

現在、米国ブルーグラス界でもっとも人気のあるデイリー&ビンセントが、彼らの子供時代からのアイドルで1972年から8年連続で年間最優秀カントリー・ボーカル・グループを受賞したスタットラー・ブラザーズのヒット曲をカバーしたポップなブルーグラス作品。セルダム・シーンで知られる"Hello Mary Lou"やポップカントリーとしてヒットした数々のキャッチーな曲を、現在ブルーグラスのトップミュージシャンたちの能力が存分に発揮されたアレンジとともに、現在最高のブラザーデュオを目指す彼らが、強力なバス・ボーカルを加えたカルテットで聴かせる楽しい作品。ジョー・ディーン/スコット・ベスタル(bj)、アダム・ヘインズ/アンディ・レフトウィッチ/ステュアート・ダンカン(f)、ジェイミー・デイリー/ブライアン・サットン(g)、ジェフ・パーカー/アンディ・レフトウィッチ(m)、アンディ・ホール/ランディ・コーアズ(d)、ダーリン・ビンセント(bs)、ジョン・ガードナー(perc)、そしてピッグ・ロビンスのピアノやピート・ウェイドのガットギターなどがゲスト。米国レストラン・チェーン、クラッカーバレルの店頭のみで入手できる超貴重アルバム。2年連続IBMA最優秀エンターテイナー、デイリー&ビンセントの最新作である。
RHY-1068 RODNEY DILLARD & THE DILLARD BAND『I Wish Life was Like Mayberry』CD\2,573-(本体\2,450-)

 60年代に人気を集めたTVシリーズ、アンディ・グリフィス・ショーに登場するダーリン・ボーイズ役でブレイク、カリフォルニア・ブルーグラスの草分けとして又、カントリー・ロックの先駆者として又、サム・ブッシュ等、ニュー・グラス世代に多大な影響を与え、昨年、兄のダグ・デイラード、ディーン・ウエッブ、ミッチ・ジェインと共にIBMAのブルーグラス名誉の殿堂入りしたディラーズのロドニー・デイラード、新しいメンバーによるディラード・バンド名義の最新作。"The Darlin' Boy""There Is A Time""Dooley""Ebo Walker"等、ディラーズ時代のセルフ・カバーは全盛期を髣髴させる溌剌とした唄に、ホットなピッキングが加味されて素晴らしい仕上がり。八面六臂の活躍ぶりはマルチ・プレーヤーのステーブ・ブッシュ、"Doug's Tune""Banjo In The Hollow"のバンジョー・インストでもダグ・ディラードの特徴的なフレーズを随所に効かしたプレイやティム・クロウチのフィドル・プレイも秀逸。(ムーンシャイナー誌レビューより)
RHY-1066 STEVE GULLEY & TIM STAFFORD『Dogwood Winter』CD\2,573-(本体\2,450-)

元マウンテン・ハートから現グラスタウンのリード・ボーカリストとして活躍中のステイーブ・ガリーとアリソン・クラス&ユニオン・ステーションを経てブルー・ハイウエイを立ち上げて現在に至るティム・スタッフォード、当代随一の人気バンドのギター&ボーカル又、ソングライターとしても定評有る二人の共作によるオリジナル・ソングを集めた企画アルバム。アコースティックの響きを活かした涼しげなアリソン・クラウス&ユニオン・ステーションのサウンドの基礎を作り上げたという評判のティム・スタッフォードとジョージ・ジョーンズばりの節回しを得意として、どちらかと言うとコッテリ系のイメージの強いスティーブ・ガリーの対照的な個性が見事に溶け合っている。ダン・ティミンスキー・バンドとして1シーズンのみ活動したアダム・ステフィー(m)、ロン・スチュアート(bj,f)、ジャスティン・モーズ(dobro,f)という鉄壁のメンバーがサポート、デイル・アン・ブラッドレイがハーモニーで参加。トニー・ライスの評伝『Still Inside』にも深く関ったティムらしく、ギター・スタイルのみならず、曲作りに、トニーが好んで取り上げたゴードン・ライトフットやジェームス・テイラーあたりの影響が垣間見られて興味深い。(ムーンシャイナー誌レビューより)
RHY-1070 BLUE MOON RISING『Strange New World』 CD\2,573-(本体\2,450-)

Time To Be Movin' On/Never Happy Till I'm Full of Sorrow/Hard Luck Joe/Ain't No Way 他全13曲

 2005年に『On the Rise』(LDR-007 \2,573-)を発表。その出来の良さから2007年IBMA新人賞にもノミネートされ、2008年にはアパラチア南部のさまざまな「伝奇」をテーマに、ブルース・スプリングスティーンやタウンズ・バン・ザントらのカバーにオリジナルをバランスよく配してストーリー性のある味わい深い曲を丁寧に演じる秀作『One Lonely Shadow』(LDR-012 \2,573-)を発表した注目のブルー・ムーン・ライジング最新作。今回もアルバムを通してチョッと不思議な世界観を持ったメッセージを中心にした、東テネシーを本拠にするクリス・ウエスト(g)のまっすぐなブルーグラス・ソングを、シーリ以降のブランドン・ボスティック(m)、トゥーマッチではないタテノリのオウエン・ピアット(bj)、トニー・モウェル(bs)が、ティム・クロウチの超ウルトラ・フィドルやランディ・コーアズ(db)、ケニー・マローン(perc)らをゲストに、すばらしいアルバムにしている。しっかりした歌唱力/説得力のあるクリスのメッセージをきっちりと捉えて一級のブルーグラス・サウンドに仕上げたお勧め!!新進バンドだ。

RHY-1064 DARRELL WEBB BAND『Bloodline』CD\2,573-(本体\2,450-)

I'm Bringing Home Good News/Poor Ramblin' Man/Heart Trouble/Act Two/Big Black Train 他全12曲
 ロンサム・リバー・バンドで彗星のごとくデビュー、そのマンドリンとテナーで一挙に話題の人となったダレル・ウェッブ。その後、J.D.クロウ&ニューサウス、ロンダ・ビンセント&ザ・レイジ、そして最近までマイケル・クリーブランド&フレームキーパーのフロントマンを務めたダレルが自身のバンドを率いてのデビュー作。そのアメージングなマンドリン・タッチはアダム・ステッフィと並び称せられるスーパーピッカーにして、そのさわやかで軽やかに伸びるテナーボイスはドリー・パートンお気に入りのすばらしいシンガーでもある。ドブロを含む凄腕の若いピッカーたちに、ジム・バン・クリーブのフィドルを5曲にゲスト、イケイケの今風ブルーグラスからしっとりとしたカントリーバラードまで、活躍の本拠である東テネシーの風土が要求する今のブルーグラスである。


SMM-2005 LAURIE LEWIS『Blossoms』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

How Can I Keep from Singing?/Lark in the Morning/Chains of Letters/Roughest Road/Unfinished Life/Beaver Creek/Train of Love/Sirens 他全14曲

 ローリー・ルイス、2002年の『Birdsong』(SMM-2002 \2,573-)以来、久々のスタジオ録音2009年作品。ブルーグラス/オールドタイム界が生んだ最高の女性シンガー・ソングライターであるローリー・ルイスの本領発揮、すばらしいアコースティック作品に仕上がっている。キャシー・キャリックとパートナーであるトム・ロザムとのアカペラから、天才少年アレックス・ハーグリーブス(f)とクルックド・スティルのトリスタン・クラーリッジ(cello)を迎えてクレイグ・スミスのバンジョーが美しく呼吸する現代風ブルーグラスのほか、ニナ・ガーバー女史のメチャ美しいアコースティック・ギター、人気番組「Car Talk」のふたりを迎えた大渋滞曲、ティム・オブライエンとデビッド・グリア、ブリタニー・ハース嬢とのオールドタイム・フィドル、アパラチアン・アカペラでの反戦歌、バンド・メンバーであるスコット・ハフマンの書いたカントリーソング、ロイ・ロジャーズのスライドギターにダロル・アンガーとトッド・フィリップスらを迎えたジョニー・キャッシュ曲、最後にはピアノ、サックス、トロンボーンらのジャズ・コンボとの共演にもたじろぐことのないローリー・ルイス節が見事。胸を打つすばらしいボーカルと目くるめく上質な音楽の数々、さすがローリー・ルイスだ。
BWCD-001 BACKWOODS MOUNTAINEERS『Home Sweet Home』CD\2,000-(本体\1,905-、歌詞対訳付)

 1964年に結成というから46年前、その後にロストシティを経営することになる野崎謙治と渡米する田渕章二が、本作に参加している芝田光雄と西条佳峰とともに結成した当時の関西スーパーバンド、バックウッズ・マウンテニアーズ。そのリーダーだった野崎からバンド名を受け継いだ芝田が、立命館大学OBの三橋秀樹(g)と桃山学院大学OBの大西一由(m)とスネーク水谷(f)とともに編成した新生バックウッズ・マウンテニアーズのデビューCD。ちなみに芝田と西条は1965年、TBS主催の大学対抗バンド合戦で優勝した桃山学院大学ブルーグラス・ランブラーズのオリジナル・メンバーである。ここに収められた14曲はいずれも、彼らが大学生としてブルーグラスに打ち込んでいた時代の名曲ばかり。……技術よりも勘と雰囲気で初期の日本ブルーグラスを切り開いていったパイオニアたち、気負いなく、自然体で演じている。アルバム制作記はムーンシャイナー9月号。
JASMD-3551 THE DINNING SISTERS『Back in Country Style』 CD \1,980- 

 Turn Your Radio on/Thanks for the Buggy Ride/You'll Be Sorry/You Are My Sunshine/Farther Along/Trouble in Mind/Gospel Cannonball/Bury Me Not on the Lone Prairie/I'm Sorry Now/I Wonder Where You Are Tonight/Let's Draw Straws/I Only Want a Buddy Not a Sweetheart/The Last Thing I Want Is Your Pity/Home on the Range/Oh! Monah/I Called But Nobody Answered/Louisiana Hayride/Ridin' Down the Canyon/San Antonio Rose/Morning on the Farm/In the Pines/Sweethearts or Strangers/The Trail of the Lonesome Pine/When the Bloom Is on the Sage/No Letter Today/Till We Meet Again 全26曲

  1940年代後半、ポピュラー/ジャズ・シーンで、ボズウェル・シスターズやアンドリュース・シスターズなど、女性コーラスが大人気となり多くのシスターズ・ティームが誕生した。このダイニング・シスターズもそのひとつだが、オクラホマ出身というものをセールス・ポイントに、ウェスタン/カントリー・イメージを強調した作品を多く残したようだ。シカゴを本拠地として活躍、WLSラジオの看板番組、ナショナル・バーン・ダンスなどにもレギュラー出演し、当時のシカゴのラジオ・ショウでは最高のギャラを得ていたという。キャピトルに多くの曲を録音しており、ポピュラー・ソングからカントリーまで、一連のシスター・グループに共通する爽やかなコーラスとスウィンギーなサウンドが、ノスタルジックな雰囲気をいっぱいに、伝えてくれる。多くの曲でフィ−チュアされているジャズ・ギターの大物、ジョージ・バーンズのサポートも聴きどころ。
[映像再入荷]
SHA-619D FLATT & SCRUGGS『Best of Flatt & Scruggs TV Show Vol.9』DVD(白黒約1時間)\3,308-(本体 \3,150-)
SHA-620D FLATT & SCRUGGS『Best of Flatt & Scruggs TV Show Vol.10』DVD(白黒約1時間)\3,308-(本体\3,150-)


 上記2点、フラット&スクラッグス超お宝映像シリーズ完結の第9巻と第10巻が発売されています。今さら述べるまでもないが、1950〜1960年代、もっとも完成されたブルーグラス・アンサンブルとして、いまだに越えるもののいない巨人、アール・スクラッグスとレスター・フラットがシリーズ全体でほぼ10時間、どの場面もエンターテイメントとして、またミュージシャンシップとしての示唆を含んだブルーグラス界の宝です。全巻揃えることをお薦めします!
VSR-7375 V.A.『Andy Leftwich/ Bruce Molsky/ Aubrey Haynie/ Jim VanCleve; The Violin Shop Concert Series Vol.1』DVD\3,990-(本体\3,800-、77分)

 ナッシュビルの『バイオリン・ショップ』、その小さなホールで開かれる凄いフィドル・コンサート・ライブ第1集は、オウブリー・ヘイニー、ジム・バン・クリーブ、アンディ・レフトウィッチ、ブルース・モルスキーがそれぞれ最高のバックアップとともに繰り広げる壮絶ブルーグラス/オールドタイム・インスト・ライブ全20曲。
 ちなみに本シリーズ第2弾『Darol Anger, Liz Carroll, Stuart Duncan, Sara Watkins, Jeremy Kittel, Luke Bulla and guest vocalist Tim O’Brien; The Violin Shop Fiddle Masters Concert Series Vol.II』(VSR-8283 \3,990-)は、圧倒的なステュアート・ダンカンがティム・オブライエンやデビッド・グリアらとのほか、アイリッシュからジャズ、そしてサラやルークらの若者たちによる新フィドル感覚まで。
 そして最新第3弾『Daniel Carwile, Hanneke Cassel, Casey Driessen, Brittany Haas, Natalie Hass, Alex Hargreaves, Tatiana Hargreaves, and Gabe Witcher; The Violin Shop Fiddle Masters Concert Series Vol.V』(VSR-9095 \3,990-)は、テキサス・フィドルからゲイブ(パンチ・ブラザーズ)のブルーグラス、まだ10代のアレックスのジャズ・アドリブとタティアナのオールドタイムでハーグリーブス兄妹の天才ぶり、アイリッシュやケーシーのロックフュージョン等々、最先端のアメリカン・フィドラーたち。
FBG-001D V.A.『Families of Bluegrass: An American Tradition』DVD\2,573-(本体\2,450-、64分)

 1993年にTV番組のために収録された家族とブルーグラスをテーマに、当時IBMA(国際ブルーグラス音楽協会)の本部のあったケンタッキー州オウエンズボロのオハイオ河の岸辺で収録された特別番組。ロニー・レノの司会(さすがに本場アパラチア系英語は聞き取りにくいぞ!!)で、デル・マッカーリー、ラルフ・スタンレー、オズボーン・ブラザーズ、ザ・ホワイツ、アリサ&ラモナ・ジョーンズ、レノ・ブラザーズ、コックス・ファミリーをゲストに家族に伝わっていくブルーグラスを演じ語るライブ映像全17曲。デルは息子たちロニーとロビー、そしてジェイソン・カーターを迎えたばかりの若々しい新生DMBのアグレッシヴな"Lonely Side of Love"など2曲にはじまり、ラルフのバンジョーはあのトレードマークのアーチトップ、元気なカーリー・レイ・クライン(f)での"Mountain Folks"や"Rank Stranger"、そして兄カーターとのスタンレー・ブラザーズの60年代映像"In the Pines"も見れる。元ブルーグラス・カーディナルズのドン&デビッド・パームリー親子にはチャーリー・サイズモア(m)と若きドン・リグスビー(f)が参加して"Mountain Laurel"とアカペラ。アリソン・クラウスとのコラボで知られるコックス・ファミリーは"Everybody's Reaching Out for Someone"とレノ&スマイリーの"I'm Using My Bible for a Roadmap"をロニーとジャム、ザ・ホワイツはナッシュビルに移ったきっかけを楽しく語りながら"Lonesome Wind Blues"とジャムで"Used to Be"、グランパの妻と娘のラモナとアリサのオールドタイム"Green Rolling Hills"と"Whiskey Before Breakfast"でベース弾いているのはひょっとしてルース・マクレインかな……? ホストのロニー・レノと弟たち、デールとドン・ウェイン3兄弟のジャム"Bye Bye Blues"の上手いこと! 末弟ドン・ウェインのバンジョーは親父さんより上手なレノ・スタイルだぞ!? 1962年収録のレノ&スマイリー"Love Please Come Home"も登場、踊るバンドが凄い。そしてオズボーン・ブラザーズがトリでイーグルズもカバーした"Midnight Flyer"と"Rocky Top"、ソニーが「ロッキートップ秘話」を大いに語る……等々。地方制作のケーブル・テレビ番組のDVD化でチャプターもない製品だが、ブルーグラスがあたらしい時代に向かうバラエティに富んだ楽しめる映像作品である。
MP-0108 DON RENO & RED SMILEY『Bluegrass 1963』DVD \2,573-(本体\2,450-)(白黒48分)

 あのフラット&スクラッグスのDVDシリーズに匹敵する超貴重映像、レノ&スマイリーの1963年 のテレビ番組がDVD化である。なんと、スタンレー・ブラザーズのゲスト出演!! そしてまたまた、なんと1957年の結成間もないころの超お宝映 像"I'm the Talk of the Town"も登場する。トラッドグラス・ファン必携のDVD!! 凄過ぎます です!!
[楽器、その他]
MISC-0033 旧グリスマン・ピック、マルチカラー \210(本体\200-)、

 永らく品切れ中でしたデビッド・グリア(g)、ブッチ・バルダサリ(m)等、御用達の旧グリスマン・ピック(現在ノー・ブランド)のマルチカラーのピックが限定入荷しました。角の取れたトライアングル・シェイプでピッキング・ノイズが軽減、弦に対して深目に当てれば楽器本来のウッディなトーンが引き出せます。

MISC-GP アイボロイド・ティアドロップ&トライアングル・ピック \105(本体\100-)

 又、バインディング素材のアイボロイドを使ったティアドロップ&トライアングル・シェイプのブラントン・ピックも在庫中。
2010/11/09
COL-775879 V.A.『Coal Miner's Daughter:A Tribute To Loretta Lynn』CD\2,079-(本体\1,980-)[新入荷]

Don't Come Home a Drinkin'(With Lovin' on Your Mind)(Gretchen Wilson)/I'm a Honky Tonk Girl(Lee Ann Womack)/Rated X(The White Stripes)/You're Lookin' at Country(Carrie Underwood)/Louisiana Woman, Mississippi Man(Alan Jackson and Martina McBride)/You Ain't Woman Enough(to Take My Man)(Paramore)/Love Is the Foundation(Faith Hill)/After the Fire Is Gone(Steve Earle and Allison Moorer)/If You're Not Gone Too Long(Reba McEntire featuring The Time Jumpers)/I Know How(Kid Rock)/Somebody Somewhere(Don't Know What He's Missin' Tonight)(Lucinda Williams)/Coal Miner's Daughter(Featuring Loretta Lynn, Sheryl Crow and Miranda Lambert)全12曲

 ホワイト・ストライプスのジャック・ホワイトが「20世紀アメリカ最高の女性シンガー/ソングライター」と称賛するカントリー・アイコン、ロレッタ・リン、今年デビュー50周年を迎えた彼女を称えて、アメリカン・ミュージックを代表する女性シンガー(と、何人かの男性アーティストたち)が一堂に会したトリビュート・アルバム。カントリーの世界ではお飾り物の位置におかれていた女性シンガーの概念、さらには南部社会における「よき家庭婦人」の概念を打ち破る「自立した女性」を唄い続けてカントリー・ソングを新たな次元へと導いた偉大なアーティストとして多くのフォロワーを生み、70歳を超えたいまも第一線で活躍を続ける、まさにスーパースターの名にふさわしい稀有な存在であり続けている。そんなロレッタを敬愛するカントリー・スターやアメリカーナ、ロック界で活躍する多彩な顔ぶれによる真摯なトリビュート・アルバム、ソングライター、ロレッタが送り出したドラマティックな内容を包含した、発表当時はその過激ともいえる歌詞が物議をかもしたことも多かった作品を、その歌詞とともにじっくりと噛みしめてみたいトリビュート作品だ。

BOOK-M5SB 『Masters of the 5-string Banjo』Book\7,770-(本体\7,400-)[再入荷]

 1988年にオーク社から出版された400頁におよぶ有名ブルーグラス・バンジョー奏者紹介の決定版がア キュタブ社から再発売されている。アール・スクラッグスからベラ・フレック、スナッフィ・ジェンキンスから パット・クラウド、ブルーグラス・バンジョーの重要なスタイリストを網羅したピート・ワーニックとトニー・ トリシュカによるインタビューと研究、タブ譜集など。何よりも嬉しいのは68人のトップ・ミュージシャンに よる楽器、弦、ブリッジ、その他のアンケート集。英語だが、本棚に飾っているだけでバンジョーが上手くな るのだ…!?

RW-CTAB CLARENCE WHITE 『The Essential Clarence White Bluegrass Guitar Leaads』102頁Book + CD 2枚組 \6,930-(本体\6,600-)[再入荷]

 不世出の天才ギタリスト、クラレンス・ホワイトの教則本が兄、ローランド・ホワイトとその妻ダイアン・ボウスカの手によって完成された。クラレンスの奏法の基礎となったクロスピッキンを1 4 曲、たっぷり、みっちり学べる秀作である。クラレンスがそのスタイルの確立に向け、1 9 6 2 年にホーム・レコーディングした『3 3 A c o u s t i c G u i t a rI n s t r u m e n t a l s 』( R H Y - 1 0 1 9 ) から、さまざまなパターンが学べる1 4 曲を厳選(おまけのC D - R O M ビデオ付き)、そのオリジナル録音C D と、ローランドやミッシー・レインズ( b s ) によるリズム・トラックのカラオケC D の2枚組、そして各曲ごとにスティーブ・ポティアとマット・フリナーによる詳細な技術解説と楽譜とタブ譜が収められており、クラレンス・ホワイトという偉大なギタリストの呼吸、すなわちブルーグラス・フラットピッキンの真髄を感じ取ることのできる素晴らしい教則本となっている。ローランドとダイアン夫妻が精魂込めて創った、弟クラレンスへの思いのこもった秀作である。なお、ローランドが書いたクラレンスや家族、そしてその音楽軌跡は、ムーンシャイナー誌2009年3月号から翻訳連載している。
SD-292 JOHN HARTFORD 『Goin' Back to Dixie』 CD\2,573-(本体\2,450-)[価格改定再入荷]

I Wonder Where You Are Tonight/The Girl I Left Behind/Little Girl with Her Hair All Down Behind/Death of John Henry/The Boys from North Carolina  他全10曲

 1992年のジョン・ハートフォード、あまりにも美しい南部賛歌である。クラスター・プラッカーズの音楽を支えるマーク・ハワードの心優しいギターとマンドリン、IBMA最優秀ベースを4年連続受賞のロイ・ハスキー・ジュニア、アコースティックに優しいパーカッションでは右に出るもののないケニー・マローンらがジョンの、あまりにも美しいバンジョーとフィドル、そしてメロディーを、実に弁えて、盛り上げる。ブルーグラスやその周辺音楽好きの気持ちに何故かある空気の美しさ、緑の美しさ、丘や山に芽吹く自然、川の流れに踊る小魚等々への共感、それをDixie=南部と感じるジョン。感動なくしては決して聞けない、ブルーグラス界の生んだ天才、ジョン・ハートフォードのもの凄い、最極上の音楽である。
ARI-75878 BRAD PAISLEY『Hits Alive』CD2枚組\2,363-(本体\2,250-)[新入荷]

{Disc 1:Studio Hits}Mud on the Tires/Ticks/Anything Like Me/The World/Little Moments/When I Get Where I'm Going(featuring Dolly Parton)/Celebrity/Then[Piano Mix]/I'm Still a Guy/He Didn't Have to Be/Alcohol/Whiskey Lullaby(featuring Alison Krauss)/We Danced/Online
{Disc 2:Live Hits}Water/American Saturday Night/Waitin' on a Woman/I'm Gonna Miss Her/Mud on the Tires/She's Everything/Time Warp/Letter to Me/Then/Alcohol/Online(Reprise) 全25曲

 1999年のデビューから10年あまり、17曲のナンバー・ワン・ヒットを放ちいまやナッシュヴィルを代表するスーパー・スターの座に上り詰めたブラッド・ペイズリーのヒット曲をぎっしりとパックした初めてのグレイテスト・ヒッツ・アルバム。しかも、ただのベスト・アルバムではなくて2枚組、1枚は最初のナンバー・ワン・ヒットとなった"He Didn't Have to Be"から最新シングル"AnythingLike Me"までのスタジオ・ヴァージョン、もう1枚はスタジアム・ツアーのヘッドライナーとして多くの経験をつんできたライヴ・アクト、ブラッド・ペイズリーの真価を発揮したパワフルなライヴ・ヴァージョンという、2倍、3倍にも楽しませてくれる豪華パッケージ。メインストリーム・カントリーの「いま」を体現するサウンド、正統カントリーの本流を継承するバラードの見事さ、抑制の効いた中にも聴くものの心に強く訴えかけてくるエモーショナルなヴォーカル、そして特にライヴでの完璧なギタリストぶり。最近のナッシュヴィル録音では珍しくなったツアー・バンドのメンバーを多用する中に、ブライアン・サットンやジェリー・ダグラス、ロン・ブロックなどを迎えてアコースティック・テイストも加味したサウンドが新鮮に響く。シンガー、ソングライターそしてギタリストとして頂点に立ったブラッド・ペイズリー、その凄みを実感させてくれるグレイテスト・ヒッツ・アルバム、ディスク1、2、それぞれラストにちょっとした仕掛けが、、、。
CWTEEA-1 TEEA GOANS『The Way I Remember It』CD\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]

I'm Still Not Over You/Walking the Floor Over You/He'll Be Back/Same Ol' Song and Dance/Lying in My Arms/Walk out Backwards/I Don't Do Bridges Anymore/Made For Loving You(Duet with Dan Tyminski)/Two Arms, TwoLips, Too Lonely, Too Long/I Didn't Mean to Love You/Letter from God 全11曲

 このところ正統カントリーの本流をテキサスに奪われてしまった感のあるナッシュヴィル・シーンから、負けてはならじと名乗りをあげた女性シンガー、ティーア・ゴーアンズのデビュー作。オープリのスタッフ・アナウンサーとして知られており、ミュージシャンとの親交、とりわけタイム・ジャンパーズのメンバーとの交友がこのデビューにつながったという。幼い頃から親しんだクラシック・カントリー、特にオーソドックスなバラードを主体としたこのアルバムで、そのエモーショナルなヴォーカルが密かに注目を集めている。ウィリー・ネルソンに始まってアーネスト・タブ、マール・ハガード、ハンク・コクラン等々、カントリーを象徴するようなソングライターの作品を集めたアルバム、タイム・ジャンパーズのジョー・スパイヴィーやポール・フランクリン、オーブリー・ヘイニー、ケニー・シアーズを軸とする鉄壁のサポートを得て、タイトルどおりの、黄金時代のカントリーをおもいおこさせるグッド・オールド・サウンドにまとめている。カントリーの定番、男女デュエットではダン・ティミンスキをパートナーに迎え、また、アーネスト・タブの看板曲ではテキサス・トゥルバドゥールスのレオン・ローズをフィーチュアする、こうした人選もなかなかに心憎いものがある。ナッシュヴィル・アンダーグラウンドが送り出したクラシック・カントリーの逸品だ。
2010/09/15
GT7-0958 COUNTRY GENTLEMEN『High Lonesome; Complete Starday Recordings』CD2枚組\3,255-(本体\3,100-)[再入荷]

カントリー・ジェントルメン、その初期からダッフィ/ウォーラー/アドコック/グレイのクラシック・カントリー・ジェントルメンまで、彼らが絶頂期に向かう爆発的エネルギーが収められた1960年代のスターデイ録音の全曲が収められた2001年の2枚組秀作(全51曲)が廉価版で再登場である。"Two Little Boys"や"Sunrise"はもちろん、フォスター名曲を多く収録して日本だけで発売された幻のLP『Folk Hits Bluegrass Style』も収録、これで彼ら、謎のスターデイ録音全貌が明かされた。ムーンシャイナー誌2001年6月号(MS-1808 \525-)「カントリー・ジェントルメン〜明かされたスタディ録音の謎」参照。
SRCD-1001 VASSAR CLEMENTS『New Hillbilly Jazz』CD\3,150-(本体\3,000-)[再発見]

Pan American/Golden Rocket/Gone Gone Gone/Sweet Kentucky Woman/Cajun Fiddle 他全13曲

 ジャンルを超えたアメリカン・フィドルの歴史の中 でもっとも偉大な功績を遺したバッサー・クレメンツのすばらしい89年のスウィング・アルバムが初CD化。 ハンク・ウィリアムズやハンク・スノウらのカントリー名曲が、ゴキゲンにスウィング。バッサーのなんとも 暖かく洒落たボーカルとフィドルに、マイク・ドウリングのドブロ&ラップ・スティール、ボブ・ホーバー のピアノにサックスも参加、そしてクラスター・プラッカーズの姉妹のようなマーガレットとクリスが可愛い コーラスガール…、ウキウキのヒルビリースウィングだ。ボーナスに89年来日時、奥沢明雄、西海孝、海宝 弘之、下村哲を従えてのの"Midnight Moonlight"と"Kissimie Kid"、そしてそこにラストショーが加わった"Orange Blossom Special"の3曲がオマケ。ムーンシャイナーの「ナッシュビル・リポート」連載でお 馴染みの四方敬士氏の主宰するシカタ・レコード、バッサーの葬儀で使用された写真集や徳武弘文とレオナ父 娘や奥沢らのインタビューを含んだCD-ROM付き。なお、ムーンシャイナー誌12月号(MS-2302 \525-)で、柳沢光昭氏の「バッサー・クレメンツ追悼」がある。★お買い上げの方にAREA CODE 615 Tシャツ(L)または(XL)をプレゼント!! ただし数に限りあり、品切れ次第終了。
BCD-16855 BUCK OWENS『Buck Open Up Your Heart』CD7枚組+120頁本\25,988-(本体\24,750-)

 膨大なバック・オウエンズ全集第二弾全249曲集。
HMG-1005 DONNA ULISSE『Holly Waters』CD\2,573-(本体\2,450-)

 女性ブルーグラス・シンガー/ソングライターとして存在感を増すドナ・ユリッシーの最新第三作。
ARH-9030 DEL McCOURY『I Wonder Where You Are Tonight』CD\2,079-(本体\1,980-)[再入荷]

 1967年にデル・マッカーリーが、ビル・エマーソン(bj)、ビリー・ベイカー(f)、ウエイン・イエー ツ(m)らとともに残した歴史的デビュー作『Sings Bluegrass』のCD化。68年発表のステレオLPよりもオリジナル録音の音質に近づけているというト ラッドグラス大名盤のCD再発である。今やブルーグラス界トップの大御所となったデル、エマーソン の華麗なバンジョーが美しい。
ARH-514 VERN WILLIAMS BAND『Traditional Bluegrass』CD\2,363-(本体\2,250-)[再入荷]

 バーン・ウィリアムズが大名作『Bluegrass from Gold Country』(ROU-0131 \2,573-)を録音した当時、1982年を中心に88年までのライブ16曲。独特のグルー ヴを持つキース・リトルのバンジョー、エド・ネフのフィドル、ケビン・トムプソンのベースに、息子デル・ ウィリアムズのギターという名盤と同じメンツ。
CMH-9016 THE OSBORNE BROTHERS AND MAC WISEMAN 『The Essential Bluegrass Album』CD\2,573-(本体\2,450-) [再入荷]

70年代後半、CMH時代のオズボーン・ブラザーズが立て続けに発表したクラシック三部作のラストを飾る本作は、マック・ワイズマンとボビー・オズボーン、その歌唱力と美声で並ぶ者なきふたりが、ドット以来久々にがっぷり四つに組んだ、圧倒的なヴォーカル・アルバム。円熟の極みというか、練達の頂点に達したふたりのヴォーカルが、「うた」のこころ、メロディーの大切さをしみじみと伝えてくれるスタンダード集。ここでも、バディー・スパイカーの歌心あふれるフィドルが鮮やかなサポートをみせている。
ARH-204D 『NEW LOST CITY RAMBLERS/ALWAYS BEEN A RAMBLER』DVD ¥3255(本体\3,100-)[再入荷]

 フォーク・リバイバルの火付け役、リバイバル・オールドタイム・ストリングバンドの創始者、ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズ結成50周年を祝して製作された映像作品。最近のライブの模様や歴史的価値のある古い映像、彼らの影響を受けたアメリカン・ロックの巨人、ボブ・ディラン、ジェリー・ガルシアから若い世代の黒人のストリング・バンド、キャロライナ・チョコレート・ドロップストウ等の演奏も交えて充実した内容で功績を振り返る。ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズの他、サラ&メイベル・カーター、デビッド・グリスマン、ピート・シーガー、リッキー・スキャッグス、ドック・ワトソン等々も登場する。また'69年の珍しいNLCRのパフォーマンスと'59年のトム・ペリーとのボーナス映像付。
HICKS-1D BOBBY HICKS『Teaches Fiddling』DVD\4,725-(本体\4,500-)(45分)

Cheyenne/Faded Love/Country Boy.

 1950年代、一連のビル・モンロー・インスト名曲の 録音に参加したボビー・ヒックス(72)、後にウェスタン・スウィングを経由して、ふたたびリッキー・ス キャッグス&ケンタッキー・サンダーでブルーグラス界にカムバックした彼が、そのバーサタイルなフィド ル・スタイルを丁寧に教えてくれる中級者向け教則ビデオ。ブルーグラス・フィドル・スタイルを作ってきたマスター・フィドラーから直接学べるす ばらしい作品。初級、中級、上級関係なく、偉大なアーティストのフィドルにに触れるチャンスです。
2010/09/10
TRYS-1212 『坂庭省悟メモリアル・アルバム 心の旅』CD3枚組¥5,250-(本体¥5,000-) [限定盤][再入荷]

 ブルーグラッサーにもシンパの多い坂庭省悟、 今でも歌い継がれているヒット曲「花嫁」の作曲者であり「はしだのりひこ&クライマックス」の一員でもあった彼。以降、「高石ともや&ザ・ナターシャーセブン」「笠木透とフォークス」「SAM」と沢山の場面で歌い、楽器の演奏をして来た。そんな彼が残した足跡(ライブ)とスタジオや自宅でのデモなど数百本におよぶ膨大なテープ。その中から抜粋し3枚組のメモリアル・アルバムにした。たっぷりのトークも聞き所という。
ARH-204D 『NEW LOST CITY RAMBLERS/ALWAYS BEEN A RAMBLER』DVD ¥3255(本体\3,100-)[再入荷]

 フォーク・リバイバルの火付け役、リバイバル・オールドタイム・ストリングバンドの創始者、ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズ結成50周年を祝して製作された映像作品。最近のライブの模様や歴史的価値のある古い映像、彼らの影響を受けたアメリカン・ロックの巨人、ボブ・ディラン、ジェリー・ガルシアから若い世代の黒人のストリング・バンド、キャロライナ・チョコレート・ドロップストウ等の演奏も交えて充実した内容で功績を振り返る。ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズの他、サラ&メイベル・カーター、デビッド・グリスマン、ピート・シーガー、リッキー・スキャッグス、ドック・ワトソン等々も登場する。また'69年の珍しいNLCRのパフォーマンスと'59年のトム・ペリーとのボーナス映像付。
ARH-524 VERN & RAY 『SAN FRANCISCO 1968』CD \2,363-(本体\2,250-)[再入荷]

Band Intro/20 Second Rag/How Many Times/Muleskinner Blues(Blue Yodel No.8)/Sweet Fern/Intro/The Leather Britches/I Wonder Where You Are Tonight/Little Georgia Rose/The Buckin' Mule/The Bottle Let Me Down/Ode to the Little Brown Shack/Poor Ellen Smith/Hard Times/The Touch of God's Hand/On My Mind/Orange Blossom Special全15曲

 60年代初め、スターデイに録音した"Cabin on a Mountain"と"Bluegrass Style"が早くに日本でも紹介されたことで知られるヴァーン&レイ、しかしながらそれ以外には殆ど公式録音がなく、いつしか「幻のバンド」となっていった彼らの貴重極まりない音源発掘だ。カリフォルニアにトラッド・ブルーグラスが根付いていく基盤を作ったパイオニアとして、いまも多くのフォロワーを生んでいる伝説のバンド、ヴァーン&レイが68年、サン・フランシスコ大学で開かれたサン・フランシスコ・フォーク・フェスティヴァルに出演したときのライヴ。ヴァーン・ウィリアムズの耳に突き刺さってくるような強烈なテナー、ゴリゴリと押しまくるリズム、若きハーブ・ペダーセンの突っかかるような勢いを感じさせるバンジョーなどなど、どれをとっても洗練とは無縁の生々しいサウンド、草創期の先達からじかに受け継いだソウル、ほとばしるエネルギーをなんの計算もなしにストレートに目いっぱい表現した、「ナマ」のブルーグラスに圧倒される。レイ・パークの、フィドラーとしての見せ場もしっかりと作った構成。60年代前半のケンタッキー・カーネルズと並ぶ、ウェスト・コースト・トラッド・ブルーグラス・シーンの最重要遺産である。
ARH-514 THE VERN WILLIAMS BAND『Traditional Bluegrass』 CD \2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

Roll On Buddy/Close By/Montana Cowboy/I'm On My Way Back To The Old Home/Happy I'll Be/Live And Let Live/Bald Knodb, Arkansas/When The Golden Leaves Begin To Fall/I Hear A Choo Choo Coming/Can't You Hear Me Calling/Traveling The Highway Home/Love Me Darling Just Tonight/In Despair/I'm Going Back To The Old Kentucky/Darling Nellie Across The Sea/Pig In A Pen 全16曲

 ウェストコースト・トラッド・ブルーグラスの導師、ヴァ―ン・ウィリアムズ・バンド絶頂期のライヴがここに初めて世に出ることとなった。ラウンダーのあの名盤『Bluegrass from the Gold Country』(ROU-0131\2,573)発表直後82年の、グラス・ヴァレー・フェスのライヴを核に88年の音源も含めての全16曲。ビル・モンローのハイ・ロンサム・サウンドをその精神的な深みにまで継承したトラッド・ブルーグラスの真髄、ヴァ―ン&レイの時代も含め、残された音源の少なさ故に半ば伝説と化した感のあるその音楽が見事によみがえった。モンロー・クラシックはもちろんのこと、あのケンタッキー・カーネルズの昔からウェストコーストに継承されてきたスタンレー・トラディションもきっちりとふまえての、抜群のトラッド・スタイルが堪能できる。息子デル(g)のクラシック・ブルーグラスを手のうちに収めたリズム・ギターと、独特のタッチ、グル―ヴが印象的なキース・リトル(bj)、若者ふたりを包み込むヴァ―ン(m)とエド・ネフ(f)のヴェテランの味が一体となったサウンドにのった、ヴァ―ンのこれ以上はないくらいにテンションとエモーション漲るヴォーカルが、ホンモノのブルーグラスの快感を伝えてくれる。近頃話題のオープン・ロードをはじめとする若いバンドのお手本であり、精神的支柱でありつづけるヴァ―ン・ウィリアムズ・バンドの真髄ここにあり。
ARH-9030 DEL McCOURY『I Wonder Where You Are Tonight』CD\2,079-(本体\1,980-)[再入荷]

Hey Hey Bartender/Willie Roy/Prisoner's Song/I'm Coming Back But I Don't Know When/Used To Be/Dreams/Whose Shoulder Will You Cry On 他全14曲

 1960年代後半、フォーク・リバイバルが終わりロッ ク時代がはじまっていたにもかかわらず自分の音楽を信じていたトラッドグラス信奉者たちがいた。アール・ テイラーやマック・マーティン、レッド・アレンやボブ・ ペイズリー、そしてデル・マッカーリーたちだ。当時、彼らは自分の信じるブルーグラスを小さなレーベルに 残した。これは1967年にデルが、ビル・エマーソン(bj)、 ビリー・ベイカー(f)、ウエイン・イエーツ(m)らとともに残した歴史的デビュー作『Sings Bluegrass』のCD化。68年発表のステレオLPよりもオリジナル録音の 音質に近づけているという大名盤のCD再発である。
2010/09/02
CMH-9011 OSBORNE BROTHERS『Bluegrass Collection』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

Kentucky Waltz/Blue Ridge Cabin Home/Some Old Day/Your Love Is Like a Flower/Little Cabin Home on the Hill/White Dove 他全24曲

 1970年代後半、絶頂期にあったオズボーン・ブラザースが、それまでのヒット曲路線を変換、最愛のトラッド・ブルーグラス路線に戻るきっかけとなった2枚組LP秀作がCD1枚に。ご覧の通り、ブルーグラスの大スタンダード曲を、彼等らしくアッサリと、しかも非常にレベルの高い質で、演じられた名盤。ブレイン・スプラウスとケニー・ベイカーのツイン・フィドルが美しい。
CMH-9016 THE OSBORNE BROTHERS AND MAC WISEMAN 『The Essential Bluegrass Album』 CMH-9016 CD\2,573-(本体\2,450-) [再入荷]

70年代後半、CMH時代のオズボーン・ブラザーズが立て続けに発表したクラシック三部作のラストを飾る本作は、マック・ワイズマンとボビー・オズボーン、その歌唱力と美声で並ぶ者なきふたりが、ドット以来久々にがっぷり四つに組んだ、圧倒的なヴォーカル・アルバム。円熟の極みというか、練達の頂点に達したふたりのヴォーカルが、「うた」のこころ、メロディーの大切さをしみじみと伝えてくれるスタンダード集。ここでも、バディー・スパイカーの歌心あふれるフィドルが鮮やかなサポートをみせている。
CMH-8435 V.A.『Keep On The Sunny Side:Bluegrass Salutes The Carter Family』 CD\2,573-(本体\2,450-) [再入荷]

Keep On The Sunny Side(Mac Wiseman & The Osborne Brothers)/I'm Thinking Tonight Of My Blue Eyes(The Stonemans)/I'll Pawn You My Gold Watch & Chain(Eddie & Martha Adcock with Missy Raines)/Wildwood Flower(Joe Maphis And Merle Travis)/I Wonder How The Old Folks Are At Home(Mac Wiseman & The Osborne Brothers)/Wabash Cannonball(Benny Martin)/Cannonball Blues(Grandpa Jones)/Sailor On The Deep Blue Sea(Mac Wiseman)/Will The Circle Be Unbroken(Lester Flatt & The Nashville Grass)/You Are My Flower(The Osborne Brothers)/I'll Be All Smiles Tonight(Mac Wiseman)/Jimmie Brown The Newsboy(Arthur Smith)/The Last Letter(The Osborne Brothers)/Maple On The Hill(Joe & Rose Lee Maphis)/Angel Band(Carl Story & His Rambling Mountaineers)/What Would You Give In Exchange For Your Soul?(Lester Flatt & The Nashville Grass)/Wildflower Guitar(Arthur Smith & Benny Martin)/Memories Of Maybelle(Joe Maphis)/Mother Maybelle(Curly Seckler & The Nashville Grass featuring Marty Stuart & Johnny Cash) 全19曲

ブルーグラスには必要不可欠のレパートリーとなっているカーター・ファミリーの名曲を、CMHのカタログからセレクトした企画作品。この顔ぶれでこの曲目、いいんじゃないですか?ラスト、ジョニー・キャッシュを迎えたレスター亡きあとのナッシュヴィル・グラスの"Mother Maybelle"に涙したことも、、、。
SH-4063 MARTY STUART『Ghost Train:The Studio B Sessions』 CD\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]

Branded/Country Boy Rock & Roll/Drifting Apart/Bridge Washed Out/A World Without You/Hummingbird/Hangman/Ghost Train Four-Oh-Ten/Hard Working Man/I Run to You(Feat. Connie Smith)/Crazy Arms(Feat. Ralph Mooney)/Porter Wagoner's Grave/Little Heartbreaker/Mississippi Railroad Blues 全14曲

 ナッシュヴィルで独自の地位を築き上げたマーティ・スチュアートがこのところ情熱を燃やしている、トラディショナル・カントリー/クラシック・カントリー復権への想いを結実させた意欲作。現代の正統カントリーに大きな影響を及ぼしつづけているマール・ハガードとバック・オウエンズ、ふたりを髣髴させる作品を前後に配して、スティール・ギターがすすり泣くバラードや男女デュエット、カントリーの祖ジミー・ロジャースのトレイン・ソングの現代版とも目されるタイトル曲など、これぞクラシック・カントリー、の醍醐味を満喫させてくれる。マーティ自身のストリング・ベンダーを駆使したインストや相棒ケニー・ヴォーンとのツイン・リードなど、カントリー・ギターの凄みもたっぷり、さらに、ベイカーズフィールド・サウンド完成の影の立役者ラルフ・ムーニーやハンク・スノウのバックを永年務めたケイトン・ロバーツなど、スティール名人への敬意もしっかりと表している。そして、マーティがもっとも敬愛するふたり、ジョニー・キャッシュとポーター・ワゴナーへの真摯なトリビュートも、、、。ナッシュヴィルの歴史を創ってきたといっても過言ではない伝説のスタジオ、RCAスタジオBで制作されたクラシック・カントリーへの心のこもったオマージュ、マーティの熱い想いがひしひしと伝わってくる力作だ。
MISC-0017 KEITH BANJO TUNERS 2弦、3弦用2個セット \32,550-(本体\31,000-)[再入荷]

 キースチューナー、Dチューナーとも言われているもの。ステンレス製であるがゴールドプレイトのもの(MISC-0018) \43,050-(税込み)も有る。また1弦4弦用(一音)もバラ(ステンレス\16,275-(税込み)のものがある。ま たフェンダーギターなどに取り付ける場合は特別仕様のものが必要です。御問い合わせ下さい。 Keith Tuners部品各種そろっています。またキース・チューナの基本オーバーホール\7,350-(税込 み)、ビル・キース氏がやってくれます。
MP-2107 V.A.『Sunday Morning in the Valley: featuring Mac Wiseman』DVD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

 1971年収録(1973年というクレジットも見えるが)の超貴重な、マック・ワイズマンを軸にしたレンフロ・バレーの野外ライブ・シリーズ第二弾は、本物のカントリー(田舎)日常の一部である日曜日のゴスペル・ショーを収めたすばらしいDVDである。シェナンドー・カッタップスとチャビー・ワイズ、ジョー・グリーン、テイター・テイトのトリプル・フィドルをバックにしたマック・ワイズマンが5曲。そのシェナンドー・カッタップス(故ビリー・エドワーズ、ハーシャル・サイズモア、ジョン・パーマー、テイター・テイト、ゲストにハービー・ガバード)のパリパリに乾いた超極上ソリッドグラスが5曲。レッド・レクター(m)とジョー・グリーン(f)をバックにしたヒルビリー・デュオのボニー・ルー&バスターが2曲。そしてレンフロ・バレー・バーン・ダンスの立役者ジョン・レアーを司会に進行する本物の田舎(カントリー)ゴスペル・エンターテイメントに登場するやわらかい女性デュオや一般的なファミリー・シンギングなど6曲。70年代にローカル放映されたものだろうが、なんの演出もない分、本物の田舎の人たちに触れる感覚が味わえる。なお本シリーズ第一弾『Bluegrass』(MP-0208 \2,573-)の方はレスター・フラットらを迎えたブルーグラスをテーマにした必見の貴重な70年代映像だ。
MP-0208 MAC WISEMAN『Bluegrass 1971 with Lester Flatt & Chubby Wise』DVD\2,573-(本体\2,450-、カラー47分)[再入荷]

 チャビー・ワイズ、テイター・テイト、ジョー・グリーンの強力トリプル・フィドルでキックオフされる"Wabash Cannonball"にはじまるマック・ワイズマン数々の当たり曲。シェナンドー・カッタップス(故ビリー・エドワーズ、ハーシャル・サイズモア、ジョン・パーマー、テイター・テイト、ゲストにハービー・ガバード)のパリパリに乾いたソリッドグラスに、マック絶頂期のすばらしい声を聴かせる。中ほどでは元気な頃のレスター・フラットがナッシュビル・グラス(ローランド・ホワイト、ジョッシュ・グレイヴス、ハスケル・マコーミック、ポール・ウォーレンにゲストのなんと!ハウディ・フォレスター!!ほか)を率いて登場……、もう堪りません!! その上、カールトン・ヘイニー(世界初のフェスを開いた興行師)が出てきてレスターとチャビーを呼び、オリジナル・ブルーグラス・バンド時代についてインタビューという、すごいオマケまでついた、まさしくブルーグラス界のお宝映像集!!
AMA-1060 MIKE MARSHALL & CATERINA LICHTENBERG CD\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]

クラシックからブラジル、マンドリン・デュオ。
AMA-1056 ALEX HARGREAVES『Prelude』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

Shasta/Big Hook/April Joy/Lost in Lunel/Road Song/Lonesome Clapper/Summer Soft 他全10曲

  昨年のナッシュビル、グランド・マスターズのチャンピオンに輝いたアレックス・ハーグリーブス、ワイザーのコンテストでマークの最年少記録を塗り替えたという天才、マイク・マーシャルのビッグ・トリオで活躍中、満を持してのデビュー・ソロ作品。ビッグ・トリオでの盟友、マイク・マーシャル(m)とポール・カワート(bs)、コロラド出身の新進気鋭、グラント・ゴーディ(g)に加えてベラ・フレック(bj)、ノーム・ピケルニー(bj)がゲスト。デビッド・グリスマンやマーク・オコーナーが確立、推し進めてきた新しいアコースティック・ストリング音楽の洗礼を受けたオリジナルとジャズ・スタンダード、パット・メセニーのカバー等々。昨年のにIBMAのWOBに合わせて開かれていたビリー・コントレラス(ジャズ・バイオリン・マスタ−)主宰のフィドル・キャンプに参加していた同世代のフィドラー達とクェベ・シスターズのギター弾きによる、とめどなく続くインプロビゼーション、凄まじいジャムの様子が強烈に印象に残っている。(ムーンシャイナー誌レビューより)
AMA-1017 PSYCHOGRASS『Now Bear This』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

High Ham/Look What the Dog Brought Home/Looks Like a Duck/In the Lion's Den/Road to Hope 他全10曲

 ブルーグラス楽器が80年代以降、すさまじい勢いで 発展し、変化したことは皆さんご承知のとおりだ。ニューグラス、ドーグを経て、ミュージシャンが自由 に他ジャンルの音楽と交流し、ブルーグラスの伝統楽器をクラシック音楽界でも評価されるものにした。そ の中心的な役割を担った、トニー・トリシュカ、ダロル・アンガー、トッド・フィリップス、マイク・マー シャル、デビッド・グリアの5人が組むユニット、サイコグラスの最新作だ。彼らが、その後のマーク・オ コナーやクリス・シーリに与えた影響は計り知れない。何よりもその自由さにおいて、ブルーグラス楽器の呪 縛をことごとく断ち切った功績は大きい。それでもなお、ブルーグラスを創りつづける彼ら、単なる音遊びで はない、その音楽思想をもってブルーグラスを唄う彼ら、「サイコー」だ。5人それぞれが2曲ずつ、全10曲 の美しいオリジナル・ブルーグラス・インスト集だ。目を閉じてその心地よい音に身をゆだねよう。
COMP-4543 PETER ROWAN BLUEGRASS BAND『Legacy』(compass-4543)CD\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]

 '66年にブルーグラス・ボーイズに参加、ビル・モンローの薫陶を受けると共に、彼の音楽を新たな次元に押上げる事に貢献したピーター・ローワンの新プロジェクトは'06年のトニー・ライスとのコラボレーションから4年振りのオリジナル・アルバム。ピーター・ローワン・ブルーグラス・バンドと名付けられたメンバーはフォーク・ミュージック・シーンでも活躍するベテラン=ジョディ・ステッカー(m)、バーン・ウィリアムス・バンドからカントリー・ジェントルメン、リッキー・スキャッグスを経て、現在はグリスマンのブルーグラス・エクスペアリアンスでも活躍するキース・リトル(bj)、ポール・ナイト(bs)というカリフォルニア人脈。スペシャル・ゲストとしてデル・マッカリー(v)&リッキー・スキャッグス(m,v)、ギリアン・ウェルチ(v)&デビッド・ローリングス(g)、ティム・オブライエン(f)が各一曲づつ参加。ジョディのリードによる"Catfish Blues"とキースによるスタンレー・カバー"Let Me Walk Lord By Your Side"(イントロに続くGラン、鳥肌立ちました)を除いて、ハイ・ロンサムを体現するサウンドからストレートなブルーグラス、カーター・ファミリーを髣髴させる佳曲、メロディアスな曲までローワンの世界が堪能出来る。(ムーンシャイナー誌レビューより)
COMP-4386 NOAM PIKELNY『in the maze』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

 2006年9月にジョン・コーワン・バンドで来日、現在はセンセーショナルな若者ブルーグラス、パ ンチ・ブラザーズで活躍する若いバンジョー奏者、ノーム・ピケルニーのデビュー・バンジョー集。ベ ラ・フレック以降のテクニックとタッチ、マット・フリナー(m)、デビッド・グリア(g)、ゲイブ・ウィッ チャー(f)、トッド・フィリップス(bs)という申し分ないバックアップで創られた秀作。現在の若者 が目指すバンジョー・トーンの典型が聴ける…。
TSQ-2400 ROLAND WHITE『I Wasn't Born To Rock'n Roll』CD \2,363(本体\2,250) [再入荷]

1. Kansas City Railroad Blues/The Storms Are On The Ocean/Head Over Heels In Love With You/Doorstep Of Trouble/ If I Should Wander Back Tonight/Texas Gales/I Saw Your Face In The Moon/The Prisoner's Song/Marathon/Same Old Blues Again/Powder Creek/Can't You Hear Me Calling/She Is Her Own Special Baby

 ローランド・ホワイトが'76年、リッジランナーから初ソロ作品が1曲未発表を加えてリイッシュー。弟のクラレンス・ホワイトとのケンタッキー・カーネルズを皮切りにビル・モンロー&ブルーグラス・ボーイズ、レスター・フラット&ナッシュビル・グラス、カントリー・ガゼット、ナッシュビル・ブルーグラス・バンドを渡り歩き、現在は自身のバンドを率いて活躍中の伝説のブルーグラス・ミュージシャン=ローランド・ホワイトが'76年にリッジランナーから発表したソロ作品の初CD化。スリム・リッチーのプロデュースの下、当時のカントリー・ガゼットのメンバーであったアラン・マンデ(bj,g)、ケニー・ワーツ(g)、ロジャー・ブッシュ(bs)、デイブ・ファーがソン(f)が参加、フラット&スクラッグス、ビル・モンロー、マック・ワイズマン等々、ブルーグラス・クラシックの他、LP時代では未発表曲を含むジョン・ハドリーのオリジナル、独自のスタイルによるインストも聞きもの。
TSQ-2288 V.A『Face A Frowning World:An E.C.Ball Memorial Album』CD\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]

バージニアのオールドタイマー、E.C.ボールの作品をルイビルのヘルス&ハピネス・ファミリー・ゴスペル・バンド他が演じる。
CO-2705 KENNY BAKER『Master Fiddler』CD\2,750- [再入荷]

Washington County/First Day in Town/Sweet Bunch of Daisies/Festival Waltz/Lost Indian/Grassy Fiddle Blues/Gold Rush 他全20曲
 ケニー・ベイカーは、1970年代にブルーグラス・フィドルの最も完成された典型(スタイル)を創り上げたフィドラーだ。そんなベイカーの、最良とされるカウンティ録音から選ばれた20曲を収めたベスト集。
CO-2708 KENNY BAKER『Plays Bill Monroe』CD\2,573-(本体\2,450-) [再入荷]

 ビル・モンローをマンドリンに迎え、"Road to Columbus"や"Jerusalem Ridge"をはじめ、1970年代中頃にモンローとともに創り上げたブルーグラス・フィ ドル・チューンの完成形である。必聴!必携!!
CO-2716 V.A.『Clawhammer Banjo, Vol.1』CD\2,573-(本体\2,450-) [再入荷]

June Apple/Old Joe Clark/Cumberland Gap/Little Maggie/Sandy River Belle/Cluck Old Hen 他全19曲

 バンジョー奏法の原点、クロウハンマー・スタイルを網羅したカウンティー・レコードの歴史的名盤3 枚が、未発表音源も加えて再発売された。今月はその第1弾を紹介しよう。1965年に「County-701」 として発表されたこのアルバムと、続く2作品の3部作は、その後のオールドタイム音楽界のバイブルとし て君臨した超名作、ブルーグラス・バンジョーならフラット&スクラッグスの『Foggy Mountain Banjo』(CCS-100 CD\2,573-)に匹敵するという代物。クロウハンマー・バンジョー奏法に関する、ま だ20世紀初頭の第1世代がアクティブだった当時の、もっともベーシックな奏法が残された、バンジョーと いう楽器にとってきわめて貴重な作品である。本作にはウェイド・ワード、カイル・クリード、フレッ ド・コックラム、ジョージ・ストーンマンがソロで15曲、そしてカイルとフレッドによるストリングバ ンドが4曲収められている。おそらく19世紀から伝えられたであろうバンジョーのもっとも基本的な奏 法、クロウハンマー・スタイルをその直系の継承者から聴く、もっともピュアな録音群だろう。オリジ ナルの録音を手がけたチャールズ・ファウロットによる最新の解説と写真がすばらしい。
CO-2737 BENNY THOMASSON『Legendary Texas Fiddler』CD\2,573-(本体\2,450-) [再入荷]

 アメリカン・フィドル・チューンがアメリカ南部の果てでテクニック的に最終的な極みに達したの は、この男、ベニー・トーマソン(1909-1984)によるところがきわめて大きい。マーク・オコナーが師 と仰ぐ、現在のテキサス・フィドルの典型を創った偉大なフィドラーの数少ない公式録音。フィド ラーには必聴、必須のテキサス・スタイルである。
CO-2743 U.S.SENATOR ROBERT BYRD『Mountain Fiddler』CD\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]
FW-03829 GLEN NEAVES & VIRGINIA MOUNTAIN BOYS『Country Blue-grass from Southwest Virginia #4』CD-R\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]
FW-03839 GLEN NEAVES & VIRGINIA MOUNTAIN BOYS『Country Blue-grass from Southwest Virginia#3』CD-R\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]
FW-03830 GLEN NEAVES & VIRGINIA MOUNTAIN BOYS『Country Blue-grass from Southwest Virginia#1』CD-R\2,573-(本体\2,450-) [再入荷]

Don't Go Out Tonight My Darlin'/Careless Love/Poor Ellen Smith/We'll Meet Again Sweetheart/Barbara Allen/hen the Roses Bloom Again 他全16曲

 1974年に発表されたトラッドグラス名盤のCD化。昨年末発表されたカレン・ギャリアンの曲を集めた『Born Into Bluegrass; Songs of Cullen Galyean』(MRR-1007 \2,573-)でふたたび脚光を浴びる南西バージニア土着!?のブルーグラス、本作はそのギャリアンの見事なバンジョーとボビー・ハリソン(g)にグレン・ニーヴスのフィドルを軸にした大秀作。ニューグラスがアパラチアの山中に入り込む以前、ナッシュビルの商業ブルーグラスとはまったく違った発達をしていたブルー・リッジのブルーグラスの真髄=古くから伝承されてきたバラッドやフィドル・チューン、独特の節回しやハーモニー感覚は今の時代には望むべくもないサウンドを生み出している。生々しいアパラチアン・ブルーグラスがメチャクチャすばらしい!!……ホンモノのブルーグラス・トラッドを堪能していただきたい。
FW-03910 CULLEN GALYEAN & BOBBY HARRISON『Let Me Fall:Old Time Bluegrass from the Virginia-North Carolina Border』CD-R\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]
FW-31073 RED ALLEN『Sings in Memory of the Man: Dedicated to Lester Flatt』CDR\2,573-(本体\2,450-) [再入荷]

 ソリッドグラスを標榜し、スタイルを曲げることなく生涯を徹したレッド・アレン(1930-1993)のアイドル「レスター・フラットに捧げる」1980年名作がフォークウェイズ・アーカイブでCDR化された。カーリー・セクラーの強烈なテナーボイス、テイター・テイトのアグレッシブな切り込みフィドル、ケニー・イングラムのワナビー・バンジョー、マーティ・ステュアートのローランド風マンドリンなどに囲まれて、レスター・フラットの(さすが!!)隠れた名曲を見事に演じる。現在は超売れっ子ソングライターとして有名になった息子、ハーリー・アレンに5曲のリードを歌わせているが、それも素晴らしい。全編にレスターへの憧れと、ブルーグラス第一世代の根性が漲(みなぎ)った秀作である
SF-40063 BILL MONROE & BLUE GRASS BOYS『Live Recordings 1956-1969, Off the Record Vol.1』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

 ビル・モンローがロカビリーの台頭で南部カントリー市場から締め出された頃、北部のフォーク・リバイバルで学生やインテリ層に受入れられ始めた。そんな時代、彼のエネルギーに満ちたライブやジャム、ワークショップなどを収めた75分。兄チャーリーとバーチとの貴重なリユニオンの他、ピーター・ローワン、デル・マッカーリー、ビル・キース、ボビー・ヒックス、テックス・ローガンをはじめ、様々なブルー・グラス・ボーイズが楽しめる。
SF-40064 BILL MONROE & DOC WATSON『Live Duet Recordings 1963-1980, Off the Record Vol.2』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

 1960年代のフォーク・リバイバルの中、ブルースとオールドタイム等のルーツ音楽の様々な発掘や、ブルーグラスやジャズ等の都会の若者への紹介がなされた中、ビル・モンローとドック・ワトソンという異色の組み合せが、モンロー・ブラザース=ブラザー・デュオの再現として故ラルフ・リンズラーの企画で実現した。これはそんな貴重で珍しいライブを集めた17曲集。ビルとドック、偉大な2人のアーティストの出会いが生む緊張が素晴らしい。
SF-40038 V.A.『Mountain Music Bluegrass Style』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

 1959年に発表された歴史的名盤に4曲のボーナスの 全23曲。マイク・シーガーが50年代ブルーグラスを見事に活写、今では望めない技術を超えた熱気が凄 い!アール・テイラーを中心に、リリー・ブラザーズ、スマイリー・ホッブス、ボブ・ベイカー、ワ イズバーグ/イェリン他の大名盤。
SF-40158 LILLY BROS. & DON STOVER『Bluegrass at the Roots; 1961』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

In My Dear Old Southern Home/Banks of the Ohio/Where Is My Sailor Boy/Little Annie 他全18曲

 9月18日、ミッチェル・ビー・リリー(83)が亡くなっ た。弟エバレットとともに米国北部ボストン方面のブルーグラス発展に尽くし、日本でもそのオールドタイ ミーなブラザー・デュオと、ダウンホームなトラッドグラスで60年代に大きな人気を得た。本作は1961年に、 マイク・シーガーのプロデュースのもと、初めてフォークウェイズから発表された超名盤とされる作品。オリ ジナル・アルバムに2曲の未発表を加え、マイクのオリジナル・テープからのリマスター、24頁に及ぶディッ ク・スポッツウッドのライナーノーツ。ジョー・バルやビル・キース、ピーター・ローワンら、北部の若者たち に本物の「マウンテン・ミュージック」を聴かせ導いた彼ら、2002年にIBMA名誉の殿堂入り(ムーンシャイ ナー誌02年11月号参照)にはアワード・ショウのフィナーレでビルやピーターらに囲まれてビーとエバレッ トが"Little Annie"を懸命に演じ唄った。…嬉しかった。
SF-40202 OLA BELLE REED『Rising Sun Melodies1』CD\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]

I've Endured /Ola Belle's Blues/Springtime of Life/Bonaparte's Retreat/Foggy Mountain Top/Fortunes/High on the Mountain/Sweet Evalina/Sing Me a Song/Tear Down the Fences/My Epitaph/Look Down That Lonesome Road/Undone in Sorrow/I Believe in the Old Time Way/Nine Pound Hammer/ am the Man, Thomas/I've Endured/Ranger's Command/I Saw the Light
2010/08/25
COMP-4541 SPECIAL CONCENSUS『35』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

Dusk 'til Dawn/Used To These Old Blues/That's Tennessee/14 Carat Mind/Country Boy 他全12曲

 ブルーグラスの本場とは離れたシカゴをベースにユニークなバンジョー・スタイルで長年にわたりバンドを牽引、現在、IBMAの会長を務め、教育部門でも多大な功績を残すクレイグ・ケイヒルを中心に活動するスペシャル・コンセンサスの35周年記念アルバムが、このところ立て続けに素晴らしいブルーグラス作品をリリースしているコンパスから発売。現在のメンバーによる新録音が6曲、これまでの13枚のアルバムから選りすぐりの6曲という構成。現在のメンバーはクレイグと'06年から参加のデビッド・トーマス(bs)、ファミリー・バンドで中西部で活動、楽器ビルダーとしても知られるリック・ファリス(m)、カナダのノーバ・スコシア出身でソングライターとしても才能を発揮、今回、4曲のオリジナルを提供したライアン・ロバーツ(g)、エンジニアのブレント・トゥリットのプロデュースでとても質の高い今のブルーグラスと、それ以前の自由な発想がユニークなローカル・ブルーグラス然とした演奏の落差が楽しい。(ムーンシャイナー誌レビューより))
2010/08/24
[ブルーリッジ・ブルーグラスのパイオニア=カレン・ギャリアン追悼]
ゲイラックス系ブルーグラスのパイオニア、現在のメインストリーム、ブルーリッジ・ブルーグラスの創始者、カレン・ギャリアンが7月13日、他界しました。下記のトリビュート・アルバムはカレンを慕う若手ミュージシャンが彼の作品を熱演しています。
MRR-1010 RICH IN TRADITION『Black Mountain Special』CD\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]

1. Black Mountain Special/2. Weather's Got To Change/3. Red And Green Signal Lights/4. Let's All Go Down To The River/5. Prillaman's Switch/6. I've Just Seen The Rock Of Ages/7. Only One You're Calling Baby/8. Swinging Bridge/9. Now I'm Losing You/10. Poor Ellen Smith/11. Preachin Prayin Singin/12. Lost, Heartbroke And Lonesome

 バージニア・マウンテン・ボーイズ、フット・ヒル・ボーイズを源流として、ロスト&ファウンド、ロンサム・リバー・バンド等に受け継がれるブルーリッジ・スタイルのブルーグラスのパイオニアとして活躍、'10年7月に惜しくも亡くなったカレン・ギャリアンの豊かな音楽的遺産と遺志を引継ぐ、カレンの息子、ミッキー・ギャリアンを中心に'06年にバンド結成、直後にゲイラックスのバンド・コンテストで優勝という華々しいデビューを飾ったリッチ・イン・トラディションのナショナル・デビュー作。カレンのペンによるドライビング・ナンバー"Black Mountain Special"、グレイソン&ウイッターの"Red and Green Signal Lights"、ダン・ペイズリーの熱唱を髣髴させる"Swinging Bridge"、古いゴスペルで最近ではジャック・クックの名唱が心に残る"Let's All Go Down To The River"等々、ミッキー(g)、グレッグ・ジョーンズ(m)、先頃、パタクサントから素晴らしいフィドル・アルバムを発表したティム・マーチン(f)、ジェイ・アダムス(bj)、ブラッド・ハイアット(bs)による、けっしてスーパー・ピッカーではないが、侘び寂を熟知したサウンドはオーセンテイック・ブルーグラス・ファンを魅了するだろう。(ムーンシャイナー誌レビューより)
MRR-1007 V.A.『Born Into Bluegrass; Songs of Cullen Galyean』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

Judy Lou/Bluegrass Time/Foot Hill Top/Blue Ridge Mountains/Bluegrass Banjo Blues 他全15曲

 まさに「これぞブルーグラス!!」といった典型的なメロディと歌詞、そして演奏/ハーモニー、アーリー・ブルーグラスの醍醐味と雰囲気を見事に醸してくれる大秀作だ。フット・ヒル・ボーイズなんて、覚えてますか?……あのカウンティからの名盤、カレン・ギャリアンはそのバンジョー奏者(フォークウェイズからもバージニア・マウンテン・ボーイズなどでのアルバムがあった)。その彼のオリジナル曲を、ジュニア・シスクとジョニー・ウィリアムズ、息子ミッキー・ギャリアンがボーカル、テリー・バウカムやリック・オールレッドほか、ローカルのブルーグラッサーらが敬意を込めて演ずるトラッドグラス秀作。タイトルどおり、ブルーグラスが自然に生息するブルー・リッジ山中、バージニア州ゲイラックスから南へノース・カロライナ州境を越えたロウギャップ出身、1939年生まれと言うからちょうどビル・モンローがブルー・グラス・ボーイズを結成した年。その9年後にバンジョーを手にしたギャリアン、体中がブルーグラスのような彼のオリジナルは歌物/インストどの曲も極上の正統派ブルーグラスだ。超お勧めトラッドグラス作品。
OMAC-15 MARK O'CONNOR『Jam Sessions』CD\2,363-(本体\2,250-)[新入荷]

1. Granny White Special/2. Gypsy Fantastic/3. Macedonia/4. Swingin' on the 'Ville/5. Soft Gyrations/6. Pickles on the Elbow/7. Don't Let the Deal Go Down/8. In the Cluster Blues/9. Minor Swing

コンテスト・スタイルを出発点に、様々なフィドル音楽を探求、ブルーグラス、ジャズ、クラシック等々、ジャンルを超えて大きな影響力を持つアーティスト、マーク・オコーナーが名うてのミュージシャンと'00-'04年の間に繰り広げた、文字通りジャム・セッションの模様を収めた凄まじいライブ録音集。パンチ・ブラザーズを率いて活躍中のクリス・シーリー(m)、超多忙なスタジオ・ワークの間にティム・オブライエン、ホット・ライズのリユニオン等々、ライブでも引っ張りだこのブライアン・サットン(g)、サム・ブッシュの懐刀バイロン・ハウス(bs)によるブルーグラス寄りのセットによる5曲、ジプシー・ジャズ・ギターの達人、フランク・ビニョーラ(g)、ジョン・ バー(bs)のホット・スウィング・トリオの2曲、合同セット(ジョン・バーbs)による"Minor Swing"等2曲という構成。溢れるようなパッション、プリミティブなフィッドル音楽の良さを残しながらもソフィスティケイトされた格調高いサウンドに纏め上げる手腕は流石。(ムーンシャイナー誌レビューより)
2010/08/20
MISC-NP2 NATIONAL『Finger-Pick PAT. No. 1787136 U.S.A.』\315-(本体 \300-) [再入荷]
やったね!!ついに長年の不満解消、これまでどこで作っていたのか、担当者がナーンも知らなかったのだ ろうけど、目茶苦茶だったナショナルのフィンガーピックが見事に復活だ。分かる人には分かる、嬉しい カムバック。特に気に入ったピックなどはまとめて買っておくことをお勧めします。いつ市場からなくなるか・・・
RHY-1065 『LONESOME RIVER BAND/Still Learning』CD\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]

Record Time Machine/Goodbye Wheeling/I'm Still Learning/Jack Up The Jail/Telling Me You Love Me Again/Forty Days In The Desert/Any Ole Time/Don't Cry Blues/As Wild As I Get/High Lonesome/Red Bandana/I've Seen The Blues/Pretty Little Girl

 ルーラル・リズムらに移籍後、絶好調のロンサム・リバー・バンド最新作。サミー・シーラーのタイミングとドライブするバンジョーを軸に、透き通ったテナー・ボーカルとシュアなマンドリンで貢献するアンディ・ボール、シンガー・ソングライターとしても才能発揮するブランドン・リックマン、超ベテランで正統派ブルーグラス・フィドルで上品でオーセンティックなサウンドを紡ぎ出すマイク・ハートグローブ、重厚で厚みのあるベースのマイク・アングリンという面々で、メインストリーム・ブルーグラスを堪能できる。
RHY-1064『DARRELL WEBB BAND/Blodline』CD\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]

I'm Bringing Home Good News/Poor Ramblin' Boy/Bloodline/Kings Of Orebank/Heart Trouble/Gonna Be Moving/Miner's Hell/If You Don't Believe The Bible/He Can't Fill My Shoes/Act Two/Big Bltack Train/To See An Angel Cry

 ロンダ・ビンセント&レイジのギター&ボーカルを務めていたダレル・ウェッブ、自身のバンドを率いてルーラル・リズムからのデビュー。若さに任せた軽快なブルーグラス。ドブロを含む5人編成、これまであまり耳にした事が無い若手を従え、マウンテン・ハートのジミー・バン・クリープをゲストに迎え、ロンサム・リバー・バンド、J.D.クロウ&ニュー・サウス等、メインストリームのブルーグラス・バンドを渡り歩いた彼ならではのソリッドなサウンドは聞き応え充分。
DVDBSHRL23『SAM BUSH/ALL ABOUT RHYTHM & LEAD MANDOLIN』2 DVD SET \6,720-(本体\6,400-)[新入荷]

 サム・ブッシュによるマンドリン教則DVDの決定版。リズム編ではサムの特徴的なチョップ、ストラム、タイミング、アクセントをリード編ではフィドル・チューン、ラグ、ワルツ、自身のソロとバリエーションを披露。
2010/08/18
MCM-0005 V.A.『Moneyland』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)[品切れ中]

Breadline Blues/Farmer's Blues/I Wonder How the Old Folks Are at Home/ When I'm 64/You'll Never Leave Harlan Alive/The Way It Is 他全14曲

 「ブルーグラスを演じること自体が政治的である」とヘイゼル・ディッ ケンズが看破したように、貧しいアパラチアに生まれた音楽が発するメッセージは本来、権力や資本に虐げ られた民衆とともにあるものだと思う。本作はデル・マッカーリー・バンド(DMB)を軸に「拝金主義」に対す る強烈なメッセージ集。1930年代の大恐慌時代に社会主義的なニューディール政策でいまだに人気のフランクリン・デラノ・ルーズベルトが国民に語りかけた有名な「炉辺談話」から、スリム・スミスの1931年録音の 「配給パンのブルース」(アルバム最後にはカバーで、デ ル、マック・ワイズマン、ギリアン・ウェルチ、ティム・ オブライエンらが歌い継ぎ、"Please don't vote wrong"と訴えかける)を導入に、DMBを中心にインパクトの強いメッセージ・ソングがすばらしい。ビートル ズの"When I Was 64"を見事に歌いきるデル、昔のイメージから一転して左派色のマール・ハガードが"What happened, where did America go?"とアコースティック/ブルーグラスで歌えば、エミルー・ハリスがマ-ル・ハガードのヒット曲"Mama's Hungry Eyes"で応える。パティ・ラブレスはダレル・スコットの大名曲で炭鉱町の窮状 を訴え、ブルース・ホーンズビーは自身のロック出世曲"The Way It Is"で黒人コーラス・グループのフェアフィールド・フォーと共演。アパラチアの窮状をヘイゼ ルの物語から生まれた"Carry Me Across the Mountain"はダン・ティミンスキ、マック・ワイズマンは自 身のヒット2曲をメドレー等々、既発の音源が中心だが、非常に聴き応えのあるコンセプト・アルバムに仕上 げたロニーとロブのマッカーリー兄弟のお手柄だ。ライナーには、「このアルバムのたった一つのゴールは、 このメッセージをワシントンの政治家に送ることだ」と。
2010/08/04
OH-4159 『JIMMY MARTIN 'Big Jam Session'』CD\2,888-(本体\2,750-)[再入荷]

INTRO/ROLL IN MY SWEET BABY'S ARMS/MOLLY & TENBROOKS/JOHN HENRY/ANGEL BAND/PADDY ON THE TURNPIKE/JIMMY'S MULE/RUBY/LITTLE MAGGIE/PUT MY LITTLE SHOES AWAY/GOTTA TRAVEL ON/BAND INTRO/DON'T LAUGH/FIRE IN MY HEART/DOG BITE YOUR HIDE DRINK UP & GO HOME/JOHNSON'S OLD GRAY MULE/LONG GONE/STILL WRITE YOUR NAME IN THE SAND/I CRIED AGAIN/MULESKINNER BLUES/HOME SWEET HOME/WHEN ANGELS CARRY ME HOME/20:20 VISION/DIRTY DISHES BLUES/DOWN IN THE WILLOW GARDEN/THEY DIDN'T KNOW THE DIFFERENCE/WILDWOOD FLOWER/SALTY DOG BLUES/HO HONEY HO/MANDOLIN SWING/YOU GOTTA BE MY BABY/SLIPPIN' & SLIDIN'/LOST TO A STRANGER/BANJO CLOSE

若きJIMMY MARTIN(g,v)/PAUL WILLIAMS(m,v)/J. D. CROWE(bj,v)

 50年代後半、ルイジアナ州シュリーブポートのラジオ番組ルイジアナ・ヘイライドに出演してた時代にテキサス州ルボックのジョニー・サンダース家に招かれてプライベートで演奏した時の模様を収めた全35曲。全盛期のサニー・マウンテン・ボーイズのサウンドが今、甦る。LP発売のものより大幅に曲目が増えている。また若きフランク・ウエィクフィールドの声も聞こえる。
GT7-2145 BILL CLIFTON『Bluegrass Sound of Bill Clifton』CD\1,260-(本体\1,200-)[再入荷]

I'm Rollin' On/Loneley Heart Blues/Pal of Yesterday/All the Good Times/Gathering Flowers from the Hillside/Girl I Left in Sunny Tenn. 他全12曲

 1962年3月に発売されたビル・クリフトンLP3枚目の名作がオリジナルのままCD化である。裕福な名門家庭に生まれた大学出のエリートがブルーグラスに、そしてカーター・ファミリーに深く深く入り込み、イギリスをはじめヨーロッパにブルーグラスを最初に伝え、帰米後はカーター・ファミリーの故郷近くのクリンチ・マウンテンに移り住み、ジャネット・カーターの相談役としてカーター・フォールドなどに尽力した偉大なビル・クリフトン。本作には"All the Good Times..."や"Gathering Flowers..."、そして「Em」に落ちるコード進行が当時新鮮だった"You Don't Think About Me (When I'm Gone)"や"...Sunny Tennessee"など、あの懐かしい名曲が、あの明るいボーカルとともに還ってくる。1960年代にブルーグラスを聴きはじめた人たち、その多くが大学生だった人たちにとって、当時はアパラチアや田舎育ちではない数少ないアーティストだったビル・クリフトンの音楽は、その生き方とともに大きく心に残る一枚に違いないだろう。ビルは今も元気で敬愛するカーター・ファミリーの土地に住んでいる。

GT7-2151 ALLEN SHELTON『At His Best, Bending the Strings and Other Great Instrumentals』CD\1,365-(本体\1,300-)[再入荷]

Bending the Strings/Log Cabin in the Lane/Shuckin' the Corn/I Can't Stop Lovin' You/Under the Double Eagle/Wildwood Flower/Whispering/Weeping Willow 他全10曲

 2009年11月21日、惜しくも他界した名バンジョー奏者、アレン・シェルトンを悼んで発表されたスターデイお宝録音10曲集。もちろん、あのチューナー多様の大名曲"Bending the Strings"をはじめ、1曲を除いてジム&ジェシーをバックにした、わたしは聴いたことがない録音だ。たとえば……、驚きの大名演"Log Cabin..."…このギターはなななんなんだ!!――1960年代ということを考えるとこんな凄いのはグラディ・マーティンくらいしか思いつかないぞ――、そしてジェシー・マクレイノルズのマンドと、おそらくバッサーの強い影響を受けたのちのジム・ブロックのフィドル、そしてこの見事なベース・トーン(この品の良さはナッシュビルのトップクラスのセッションマンに違いない)等々、アレン・シェルトンの類まれな、アール・スクラッグスに迫るほどの右手ロールの安定感とインパクト、そしてジム&ジェシー時代の高いアレンジ能力を堪能できるスターデイ・レコードの企画物にしては珍しく強力にお薦めしたい名録音集だ。初期ジム・イーンズとの録音が2曲、そしてトレードマークでもあるドブロ・バンジョー曲が4曲含まれているが、ブルーグラス・バンジョーの歴史に永く名を残すだろう偉大なアレン・シェルトンとじっくり付き合ってみませんか? ムーンシャイナー2010年2月号に追悼特集と「シェルトンのヒ・ミ・ツ」、3月号に典型的なシェルトン・ロールをタブ譜などで紹介した「シェルトン美学」などの特集もご参照ください。
GT7-0959 RENO & SMILEY『Early Years 1951-1959』CD4枚組\4,725-(本体\4,500-)[再入荷]

 かつてCD4枚入りボックスセットで発売されていたレノ&スマイリーのキング録音集の第1集が廉価盤4枚組(全109曲)+32頁冊子で再発売だ。ブルーグラス御三家(モンロー/フラット&スクラッグス/スタンレー)の次に位置する歴史的なグループでありながら、カントリー市場ナッシュビルから遠く離れたバージニアのブルーリッジに本拠を置いたため、オズボーンズやジム&ジェシーらの人気からも距離を置かれた感のある彼ら、しかしそのエンターテイメントに撤した音楽のあり方や、ドン・レノという天才ミュージシャンの大きさは、決してナッシュビル組に引けを取らないものだ。そのバンジョーとテナーはもちろん、この4枚組の最後の方に収められているアルバム『Country Songs』からのフラットピッキン・ギターの凄いこと凄いこと! 私事ながら、わたしのフラットピッキンはここが原点なんです。とにかく、今さらながら、この偉大なバンドをじっくり聴いて欲しい!


GT7-0958 COUNTRY GENTLEMEN『High Lonesome; Complete Starday Recordings』CD2枚組\3,255-(本体\3,100-)[再入荷]

カントリー・ジェントルメン、その初期からダッフィ/ウォーラー/アドコック/グレイのクラシック・カントリー・ジェントルメンまで、彼らが絶頂期に向かう爆発的エネルギーが収められた1960年代のスターデイ録音の全曲が収められた2001年の2枚組秀作(全51曲)が廉価版で再登場である。"Two Little Boys"や"Sunrise"はもちろん、フォスター名曲を多く収録して日本だけで発売された幻のLP『Folk Hits Bluegrass Style』も収録、これで彼ら、謎のスターデイ録音全貌が明かされた。ムーンシャイナー誌2001年6月号(MS-1808 \525-)「カントリー・ジェントルメン〜明かされたスタディ録音の謎」参照。
BR-9600 ASLEEP AT THE WHEEL & LEON RAUSCH『It's a Good Day!』CD\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]

It's a Good Day/Truck Driver's Blues(feat. Willie Nelson)/Alrigt, Okay, You Win/Rosetta/Basin Street Blues/I Didn't Realize/Mean Woman With the Green Eyes/Sugar Moon/Cotton Patch Blues/Snap Your Fingers/Get Your Kicks(on Route 66)/Osage Stomp 全12曲

 現代ウェスタン・スウィングの最高峰アスリープ・アット・ザ・ウィールの新作は元テキサス・プレイボーイズの大ヴェテラン、レオン・ローシュを迎えてのグッド・オールド・スウィング・アルバム。50年代末から60年代、ボブ・ウィルスのもとでリード・ヴォーカリストを務めたレオン・ローシュ、73年にマール・ハガードが企画したテキサス・プレイボーイズのリユニオン・セッションに参加、奇しくもウィルスのラスト・レコーディングとなったこのセッションの主役となった。ウィルス亡きあとはオリジナル・テキサス・プレイボーイズの名前で活動を続け、その後プレイボーイズUとして多くのアルバムを残してきた。82歳のいまも現役バリバリ、ここでもウィルス・クラシックでの快調なウェスタン・スウィングはもとより、ウィリー・ネルソンとの絶妙のデュエットやエリザベス・マックイーンとの軽妙な掛け合いをまじえながら、洒脱なジャズ小唄や枯れた味わいのブルーズ・ナンバーなど、古きよき時代のアメリカを映し出したはやり唄の数々をしみじみと聴かせてくれる。レイ・ベンソンのギターとジェイソン・ロバーツのフィドルを軸に、特別参加フロイド・ドミノの小粋なピアノやラップ・スティールに管楽器も加わったバンド・サウンドも文句なし、ラストをテキサス・プレイボーイズのもっとも有名なインスト・ナンバーのひとつでしめるあたりの構成も鮮やか。
NONE524056『PUNCH BROTHERS/ANTIFOGMATIC』2CD+DVD \4,095(本体\3,900)限定盤[再入荷]

現在のブルーグラス界で最も才能あるアーティストの一人、クリス・シーリー率いるパンチ・ブラザーズの最新作『ANTIFOGMATIC』にボーナスCDとライブ映像を収めたDVDが付いた限定盤バージョン。ニッケル・クリークで大ブレイク、マーク・オコーナー、マイク・マーシャルとのコラボレーションや数々のソロ・プロジェクトでスターダムに登りつめ、ノーム・ピケルニー(bj)、ゲイブ・ウィッチャー(f)、クリス・エルドリッジ(g)、ポール・カワート(bs)という同世代の名うてのミュージシャンと共にブルーグラスというフォーマットを下敷きに全く新しいアコースティック音楽を作り上げた。特典映像のブランデンブルグ協奏曲では、これまで誰も成し遂げることが出来なかった位の完成度でブルーグラス・バンドでクラシックの難曲を演じきっている。どこまで凄いバンドに成長するか目が離せない。

MH-1292『CROW, LAWSON, WILLIAMS/OLD FRIENDS』CD \2,888-(本体\2,750-)[新入荷]

PRAYER BELLS OF HEAVEN/GOODBYE/THE LITTLE WHITE CHURCH/STORMY WATERS/PRAY THE CLOUDS AWAY/WHEN THE SAVIOR REACHED DOWN FOR ME/THIS WORLD IS NOT MY HOME/VOICE OF MY SAVIOR/LORD I'M COMING HOME/GIVE ME YOUR HAND/SHAKE HANDS WITH MOTHER AGAIN/WHO'LL SING FOR ME

J.D.クロウ、ドイル・ローソン、ポール・ウィリアムスのジミー・マーチン&サニー・マウンテン・ボーイズ卒業生がジミー・マーチンのゴスペル曲を取り上げたトリビュート作品。'04年ににKOCHレーベルからリリースされたジミー・マーチン・トリビュートの続編として予定されていた録音が紆余曲折を経てマウンテン・ホームから陽の目を見た。往年のサウンドと圧倒的存在感のボーカルが魅力。フィドルにロニー・ステュアート、コーラスにソニア・アイザック、シィア・チェリーホームズ、ベースとバス・ボーカルのベン・アイザックも素晴らしいプレイで貢献。
RHY-1060 『AUDIE BLAYLOCK/Cryin' Heart Blues』CD\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]

CRYIN' HEART BLUES/ALL I CAN DO IS PRETEND/MATCHES/CAN'T KEEP ON RUNNIN'/YOU CAN KEEP YOUR NINE POUND HAMMER/STAY AWAY FROM ME/DRINK UP & GO HOME/TROUBLES ROUND MY DOOR/PRAY THE CLOUDS AWAY/LET'S PART THE BEST OF FRIENDS/TALK TO YOUR HEART/HE IS NEAR/RUMMIE'S RUN

ジミー・マーチン&サニー・マウンテン・ボーイズでソリッド・ブルーグラスを骨の髄まで叩き込まれ、リン・モリス、ロンダ・ビンセントやマイケル・クリーブランドのサイドメンを務め、現在は自身のバンドを率いて活躍中のオウディ・ブレイロック、ルーラル・リズムからの2枚目。オウディのロック・ソリッドなギターとボーカルを中心に端正なロールで貢献するエバン・ワード(bj)、ブルーグラス・フィドルの王道を追従するパトリック・マカビニュー(f)、マット・ワレス(bs)という息の合ったバンド・サウンドでレッド・アレン&フランク・ウェイクフィールドのキッチン・テープで聞かれた"Crying Heart Blues""Trouble Round My Door"""Talk To Your Heart"、ジミー・マーチン"Drink Up & Go Home"、ビル・モンローが晩年に好んで取り上げた"Stay Away from Me"、スタンレーの"Let's Part The Best of Friends"等々、名曲を今のメインストリーム・ブルーグラス・シーンで甦らせる。
HOR-1276『 DOYLE LAWSON & QUICKSILVER/Light On My Feet, Ready To Fly』CD\2,888-(本体\2,750-)[新入荷]

LIGHT ON MY FEET, READY TO FLY/IN YOUR ARMS/TEDDY BEAR REVIVIAL/HE WILL REMEMBER ME/MOUNTAIN VIEW MISSIONARY BAPTIST CHURCH/MY LORD'S GONNA MOVE THIS WICKED RACE/OH HEAVEN/IT'S A MIGHTY HARD ROAD TO TRAVEL/I LIVE FOR HIM, CAUSE HE DIED FOR ME/THE HAMMER OF SIN/ZION MEDLEY

 現在のブルーグラス・シーンで最も安定した人気と実力を誇るドイル・ローソン&クイックシルバーの最新作はゴスペル専門レーベル「ホライゾン」からのリリース。元メンバー、バリー・スコットのバンドから移ったジェイソン・リーク(bs)、ジェイソン・バリー(f)、デイル・ペリー(bj)、コリー・ヘンズリー(g)、ジョッシュ・スィフトのドブロが加わったのが新趣向。ドイル・ローソンがJ.D.クロウ&ケンタッキー・マウンテン・ボーイズ時代に残した"Oh Heaven"のセルフ・カバー等々、素晴らしいブルーグラス・ゴスペル作品。
MSM-1300 MIKE SCOTT『Blue Moon of Kentucky』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

Blue Moon of Kentucky/Footprints in the Snow/Uncle Pen/Kentucky Waltz/My Rose of Old KY 他全12曲

 これはないよね!!…だって、マイク・コンプトン(m)、 ブライアン・サットン(g)、オウブリー・ヘイニー(f)、ベン・アイザックス(bs)、そしてマイク・スコット(bj) が、上記ビル・モンロー・スタンダード曲でインストしてしまう…、という企画、それだけで一丁上がりやね。 ほんでこのメンツ、悪いわけないやろ!? マイク・スコットはカール・ストーリーやジム&ジェシーからダ ニー・デイビス&ナッシュビル・ブラスなどを経て現在、ロニー・レノ&レノ・トラディションに在籍する几 帳面で丁寧なスリーフィンガー・ピッカーだ。…ムーンシャイナー誌1月号にも少し書いたけど、バックアップ の重要性、そしてソロのコツは…、つまり歌いながら、歌うように寄り添う、そのためのお勧めジャムがこ れ!!。聴きなれた歌モノを延々とジャムする、と、曲の表情が見えてくる、また他のメンバーが何を弾いている (表現している)のか、だんだんとクリアになっていく。 そして、自分の楽器(の声)を含め、そんな音がすべて聴こえるようになったとき、すばらしいソロが、バック アップが出来るように(聴こえるように)なる、のじゃ!!…と私は思う。使用楽器は1934年ギブソン・オ リジナル・フラットヘッド、19世紀後期ガルネリ・モデル・フィドル、1940年D-28ヘリンボーン、1940年 代アメリカン・スタンダード・ブランド・ベース、2002年ギルクリスト・マンドリンだと…。
MSM-1350 MIKE SCOTT『Sunday Bluegrass』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

Will the Circle Be Unbroken/Old Country Church/What a Friend We Have in Jesus/I'll Fly Away/Swing Low Sweet Chariot/I Saw the Light 他全12 曲

 以上、超有名ゴスペル・スタンダード12 曲を、元ジム&ジェシーの正統派スリーフィンガー・スタイリストのマイク・スコットを中心に、ブライアン・サットン(g)、アダム・ステッフィ(m)、オーブリー・ヘイニー(f)、ロブ・アイクス(d)、ベン・アイザックス(bs) が、観光地のお土産用アルバムとして制作、自由に楽しくスタジオ・ジャムを繰り広げるといった企画インスト集。どーよ!?……
アルバムとしての芸術的価値はさておき、これほど楽しいジャムを眺めない手はないぞ!! リスナーにはとっても美味しいBGM、そしてプレイヤーにはとても参考になる企画作品シリーズである。
MSM-1330 MIKE SCOTT『Smoky Mountain Bluegrass』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

Goodbye Liza Jane/Lonesome Road Blues/Home Sweet Home/Bully of the Town/Turkey in the Straw/Tennessee Waltz/Alabama Jubilee/Red Wing/Roll in My Sweet Baby's Arms/Careless Love/When You're Smiling/Dear Old Dixie.

 上記同様、元ジム&ジェシーの正統派スリーフィンガー・スタイリストのマイク・スコットを中心に、ブライアン・サットン( g )、アダム・ステッフィ( m )、オーブリー・ヘイニー( f )、ロブ・アイクス( d )、ベン・アイザックス( b s ) が演じる超有名スタンダード12 曲、同じく観光地のお土産用アルバムとして制作、自由に楽しくスタジオ・ジャムを繰り広げるといった企画モノ。 リスナーにはとっても美味しい、そしてプレイヤーにはとても参考になる企画作品。
以下2点いづれかお買い上げの方にAREA CODE 615 Tシャツ(L)または(XL)をプレゼント!! ただし数に限りあり、品切れ次第終了。
SRCD-1001 VASSAR CLEMENTS『New Hillbilly Jazz』CD\3,150-(本体\3,000-)[再発見]

Pan American/Golden Rocket/Gone Gone Gone/Sweet Kentucky Woman/Cajun Fiddle 他全13曲

 ジャンルを超えたアメリカン・フィドルの歴史の中 でもっとも偉大な功績を遺したバッサー・クレメンツのすばらしい89年のスウィング・アルバムが初CD化。 ハンク・ウィリアムズやハンク・スノウらのカントリー名曲が、ゴキゲンにスウィング。バッサーのなんとも 暖かく洒落たボーカルとフィドルに、マイク・ドウリングのドブロ&ラップ・スティール、ボブ・ホーバー のピアノにサックスも参加、そしてクラスター・プラッカーズの姉妹のようなマーガレットとクリスが可愛い コーラスガール…、ウキウキのヒルビリースウィングだ。ボーナスに89年来日時、奥沢明雄、西海孝、海宝 弘之、下村哲を従えてのの"Midnight Moonlight"と"Kissimie Kid"、そしてそこにラストショーが加わった"Orange Blossom Special"の3曲がオマケ。ムーンシャイナーの「ナッシュビル・リポート」連載でお 馴染みの四方敬士氏の主宰するシカタ・レコード、バッサーの葬儀で使用された写真集や徳武弘文とレオナ父 娘や奥沢らのインタビューを含んだCD-ROM付き。なお、ムーンシャイナー誌12月号(MS-2302 \525-)で、柳沢光昭氏の「バッサー・クレメンツ追悼」がある。
SRCD-1003 AREA CODE 615 『Area Code 615/Trip In The Country』 \3,001-(本体\2,858-)[再発見]

Southern Comfort/I've Been Loving You Too Long/Hey Jude/Nashville 9-N.Y.1/Lady Madonna/Ruby/Medley:Crazy Arms-Get Back/Why Ask Why/Lil' Maggie/Classical Gas/Just Like A Woman/Scotland/Always The Same/Stone Fox Chase/Russian Red/Judy/Grey Suit Man/Katy Hill/Sligo/Sausalito/Welephant Walk/Devil Weed And Me/John Henry/Tennessee Green 全24曲
遂に出た!カントリー・ロックという音楽を創造し、ナッシュヴィルのスタジオ・ミュージシャンの凄さを初めてと言っていいだろう、世に知らしめた伝説のユニット、エリア・コード615。ウエイン・モス、チャーリー・マッコイ、ウェルドン・マイリック、ボビー・トンプソン、バディ・スパイカー、デヴィッド・ブリッグス、ノーバート・プットマン、マック・ゲイデン、ケニー・バットレイ、ナッシュヴィル録音の多くのアルバムでその名を知られた9人が、ナッシュヴィル郊外のシンデレラ・スタジオで創り出した新しいサウンド、ここからさまざまなヴァリエーションが展開されることとなった2枚のアルバム、"Area Code 615"(69年)と"Trip In The Country"(70年)が、未発表2曲のおまけ付きでCD化されたもの。素材の選び方、アレンジの妙、そして卓越した演奏テクニック、いずれも流石はトップ・プロ、見事としか言いようのない完成されたもので、ここに盛り込まれたアイディアがその後どれだけあちこちで活用されたか、計り知れないものがある。カントリー、ロック、ブルーグラスを問わず、必聴の一枚。
2010/07/23
COL-8464 FLATT & SCRUGGS『Songs of the Famous Carter Family』CD\2,079-(本体\1,980-)[再入荷]

Keep on the Sunny Side/Foggy Mountain Top/False-Hearted Lover/Jimmy Brown the Newsboy/You Are My Flower/On the Rock Where Moses Stood/Forsaken Love/The Homestead on the Farm/Pickin' in the Wildwood/Worried Man Blues/The Storms Are on the Ocean/Gathering Flowers From the Hillside全12曲

 1961 年8月に発表されたフラット&スクラッグスのカーター・ファミリー曲集。ゲストにマザー・メイベル・カーターのオートハープを迎え、アール・スクラッグスもギターに持ち替えた曲が多く、カーター・ファミリーの美しいメロディーと詞をレスター・フラットが実に上手いボーカルを聴かせる秀作。ただ、ステレオ録音やエコー処理が一般的になりはじめた初期の録音で、音質的には不満の残る作品だった。当時、すでに過去のものとなっていたカーター・ファミリー作品を広く知らしめる端緒となった作品として、この作品の1ヶ月前、1961 年7月に発表されたビル・クリフトンの『Carter FamilyMemorial Album』とともに重要なアルバムでもある。
RHY-1060 『AUDIE BLAYLOCK/Cryin' Heart Blues』CD\2,573-(本体\2,450-)[新入荷]

CRYIN' HEART BLUES/ALL I CAN DO IS PRETEND/MATCHES/CAN'T KEEP ON RUNNIN'/YOU CAN KEEP YOUR NINE POUND HAMMER/STAY AWAY FROM ME/DRINK UP & GO HOME/TROUBLES ROUND MY DOOR/PRAY THE CLOUDS AWAY/LET'S PART THE BEST OF FRIENDS/TALK TO YOUR HEART/HE IS NEAR/RUMMIE'S RUN全13曲

 ジミー・マーチン&サニー・マウンテン・ボーイズでソリッド・ブルーグラスを骨の髄まで叩き込まれ、リン・モリス、ロンダ・ビンセントやマイケル・クリーブランドのサイドメンを務め、現在は自身のバンドを率いて活躍中のオウディ・ブレイロック、ルーラル・リズムからの2枚目。エバン・ウォード(bj)、パトリック・マカビニュー(f,m)、マット・ウォーレス(bs)という面々。レッド・アレン、ジミー・マーチン、ビル・モンロー等の飛び切りのブルーグラスを演じる。

RHY-1029 JIM VAN CLEVE『No Apologies』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)[再入荷]

 最優秀マンドリンはマウンテン・ハートのアダム・ス テッフィ。本作は現在もっともアグレッシヴなフィドラーのひとり、ジム・バンクリーヴのデビュー・ソロ作 品にアダムが加入。インスト6曲とボーカル物5曲でマウンテン・ハートにロン・スチュワート(bj)、ロブ・ア イクス(d)の6人を基本に、ブライアン・サットン(g)を5曲で起用、といったバックの凄いこと凄いこと…!!  同様の企画でクレイ・ジョーンズのギター・アルバム『Mountain Tradition』(RHY-1025 CD\2,573-)でもアダムが凄い。

RHY-1025 CLAY JONES『Mountain Tradition』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

Salt Creek/Gonna Settle Down/Road to Columbus/Ride the Wild Turkey/Blackberry Blossom/Under the Double Eagle/Black Mountain Rag/Big Mon 他全13曲
 強烈です、現マウンテン・ハートのクレイ・ジョーンズによるソロ・デビュー作品。トニー・ライス以降のブルーグラス・フラットピッキンでバシバシと決めてくれる。ジム・バンクリーブの驚くべし強烈フィドル、アダム・ステッフィ(m)、ロン・スチュワート(bj)、ジェイソン・ムーア(bs)を従えて、その強烈なブルーグラス・ビートとメチャ早弾き、こりゃ快感だわ。そういえばクレイ、宝塚フェスにふらりと遊びに来たのはいつだっけ、あの時からもう、体全部がブルーグラス・ギターだったよね。とにかく、すべての楽器において、現在のブルーグラス・インプロバイズのお手本になるような作品。特にジムのフィドルが、凄い!!...おいおい"Big Mon"、スピードには限度というものがあるのだぞ!?
RHY-1052 RANDY KOHRS『Quicksand』CD\2,573-(本体\2,450-)[再入荷]

Devil of the Trail/Time and Time Again/Die on the Vine/Cumberland/More About John Henry 他全13 曲

 すごいです! ランディ・コーアズ。その強烈なドブロ・センス/テクニックは多くの人がすでにご承知でしょうが、ボーカリストとしてまたプロデューサーとしてもこの作品ですばらしい存在感/バランス感覚を聴かせてくれます。そしてバックアップ・ミュージシャンもみんなすごい! アダム・ステッフィ(m) やロン・ブロックとスコット・ベスタル(bj)、クレイ・ヘス(g)、ティム・クロウチ(f) といった有名ベテランはともかく、アンドリュー・クロウフォード(g)、アーロン・ラムゼィ(m)、マイク・サムナー(bj) といった若手がすごい。アルバム全体はストレート・ブルーグラスからドラムスを入れたニューグラス、ヒットしそうなメインストリーム・カントリー調など何でもあり。ランディの幅広い音楽観が見事に表現され、アコースティック楽器のさまざまなテクニックが詰め込まれたナッシュビル・ブルーグラスのすばらしい作品となっている。 前作『Old Photograph』(RHY-1030 \2,573-) はロンダ・ビンセントやカール・ジャクソンをゲストに、この最新作と同様、完璧なバックアップですばらしい作品となっている。こちらも超お勧め!
BNR-220 『DON STIERNBERG/SWING 220』CD\2,573-(本体\2,450-)

Topsy/On The Sunny Side Of The Street/How High The Moon/Night And Day/Do Nothing 'Til You Hear From Me/Caravan/Lady Be Good/All Of Me/Limehouse Blues/Pennies From Heaven/Honeysuckle Rose/Stardust/Back Home Again In Indiana/After You've Gone

 シカゴをベースに活躍するジャズ・マンドリンの巨匠、ドン・スターンバーグ、ジェフ・ジェンキンス(g)、ラスティ・ホロウェイ(bs)のトリオによる超有名ジャズ・スタンダード・インスト集。'99年にブルー・ナイト・レコードを立ち上げてから通算6枚目の作品。近年はデビッド・グリスマン主宰のマンドリン・シンポジウムやスティーブ・カウフマンのマンドリン・キャンプに講師として招かれたり活動の幅を広げている。ここに聞かれる全14曲は超有名ジャズのスタンダード、誠にオーソドックスなスタイルで涼しげにスゥイングする様は、ほんに心地良い。
2010/07/14
BACM-168 KARL & HARTY 『OLD TIME HARFMONY SINGING』 CD \2,888-(本体\2,750-)

Twenty One Years/ I Wonder How The Old Folks Are At Home/ I Dreamed I Searched Heaven For You/ We Buried Her Beneath The Willow/ No Place To Pillow My Head/ I'm Going Home This Evening/ Tombigbee River Farewell/ Answer To The Prisoner's Dream/ Two Faced Preacher/ Don't Be Blue Little Pal/ I'll Always Love You/ I Hide My Face And Cry/ You Let Me Down/ Truck Driver's Sweetheart/ What's Wrong With The Women Today/ Ain't You Ashamed/ She's Got The Cutest Eyes/ Single Man Blues/ Down In The Valley/ You Cooked Your Goose With Me/ Don't Mix Whiskey With Women

 カントリー音楽におけるファミリーボーカルグループがブームとなった1930年代中ごろブルー・スカイ・ボーイス、デルモア・ブラザーズからルービン・ブラザース、ウイルバンブラザーズ、エバリー・ブラザーズ、サイモン&ガーファンクルへと続く伝統の石杖となったのグループ。ビル・クリフトンのPrisoner's Dreamはかれらの作品である。
フォークウェイズ名盤3タイトル再入荷

SF-40064 BILL MONROE & DOC WATSON『Live Duet Recordings 1963-1980, Off the Record Vol.2』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1960年代のフォーク・リバイバルの中、ブルースとオールドタイム等のルーツ音楽の様々な発掘や、ブルーグラスやジャズ等の都会の若者への紹介がなされた中、ビル・モンローとドック・ワトソンという異色の組み合せが、モンロー・ブラザース=ブラザー・デュオの再現として故ラルフ・リンズラーの企画で実現した。これはそんな貴重で珍しいライブを集めた17曲集。ビルとドック、偉大な2人のアーティストの出会いが生む緊張が素晴らしい。
SF-40065 HAZEL DICKENS & ALICE GERRARD『Pioneering Women of Bluegrass』CD\2,573-(本体\2,450-)

 女性ブルーグラスのパイオニアとされるヘイゼル・ディッケンズとアリス・ジェラードのコンビ、その初期のLP2枚の録音、全26曲を集めた名盤。デビッド・グリスマン(m)のデビューとも言える作品で、他にチャビー・ワイズ、ビリー・ベイカー(f)やラマー・グリア(bj)ら、バックも凄じい。何ゆえに彼女らはブルーグラス史に大きな存在なのか?それは彼女らが初めてブルーグラスを音楽スタイルとして理解しようとした女性、つまり、旧態然としたアパラチア地方の生活意識を破り、バンド・サウンドのリーダーになったから、じゃないだろうか?ヘイゼルとアリスの音楽は1960年代以降、ブルーグラスを音楽スタイルとして感じた女性たちの精神的支柱となった。
SF-40127 RED ALLEN featuring FRANK WAKEFIELD『Folkways Years 1964-1983』CD\2,573-(本体\2,450-)

 故レッド・アレンとフランク・ウェイクフィールドが組んだフォークウェイズ大名盤のCD化。 1964年発表の大名盤LP『Bluegrass』の12曲に、当時選に洩れた未発表6曲(内ビル・キース3曲)、1979年から83年にかけてのレッドのソロLP4枚から息子2人とカーリー・セクラー、バッサー・クレメンツ、マーティー・ステュアート、ジョン・マキュエン、キャシー・キアボラ他ら参加の10曲の合計28曲のお徳用盤でもある。ともあれ、レッドのハイロンサム感と、フランクの天才的なマンドリンで創られた1964年の作品は、継承すべきトラッドグラスの真髄を突いた名盤だと思う。
VAN-78035 MERLE HAGGARD『I Am What I Am』CD\2,888-(本体\2,750-)

I've Seen It Go Away/Pretty When It's New/Oil Tanker Train/Live and Love Always/The Road to My Heart/How Did You Find Me Here/We're Falling in Love Again/Bad Actor/Down at the End of the Road/Stranger in the City/Mexican Bands/I Am What I Am 全12曲

 カントリー・レジェンド、マール・ハガード2010年の最新作はまたしてもレーベルが代わって、準メジャーのヴァンガード・レコードからのリリース。最近の病気を克服しての悠々たる心境を表すかのごとく、タイトルどおりの「自分は自分」、かつての先鋭的な表現こそみられなくなったが、50年近くにわたって唄いつづけてきた、そのあるがままの姿を投影したパーソナルな心情が、悠然たるヴォーカルやソングライティング、サウンド、そのすべてに映し出された作品として、まさに「いま」のマール・ハガードそのものといっていいだろう。カントリー・バラードからウェスタン・スウィング、メキシカン・テイストにディキシーランド・ジャズ風味と、心のおもむくままに唄い綴る、そのどれもがマールならではの風格と味わいに満ちた、いわば枯淡の境地の1枚。
OH-4159 『JIMMY MARTIN 'Big Jam Session'』CD\2,888-(本体\2,750-)

INTRO/ROLL IN MY SWEET BABY'S ARMS/MOLLY & TENBROOKS/JOHN HENRY/ANGEL BAND/PADDY ON THE TURNPIKE/JIMMY'S MULE/RUBY/LITTLE MAGGIE/PUT MY LITTLE SHOES AWAY/GOTTA TRAVEL ON/BAND INTRO/DON'T LAUGH/FIRE IN MY HEART/DOG BITE YOUR HIDE DRINK UP & GO HOME/JOHNSON'S OLD GRAY MULE/LONG GONE/STILL WRITE YOUR NAME IN THE SAND/I CRIED AGAIN/MULESKINNER BLUES/HOME SWEET HOME/WHEN ANGELS CARRY ME HOME/20:20 VISION/DIRTY DISHES BLUES/DOWN IN THE WILLOW GARDEN/THEY DIDN'T KNOW THE DIFFERENCE/WILDWOOD FLOWER/SALTY DOG BLUES/HO HONEY HO/MANDOLIN SWING/YOU GOTTA BE MY BABY/SLIPPIN' & SLIDIN'/LOST TO A STRANGER/BANJO CLOSE

JIMMY MARTIN(g,v)/PAUL WILLIAMS(m,v)/J. D. CROWE(bj,v)

 50年代後半、ルイジアナ州シュリーブポートのラジオ番組ルイジアナ・ヘイライドに出演してた時代にテキサス州ルボックのジョニー・サンダース家に招かれてプライベートで演奏した時の模様を収めた全35曲。全盛期のサニー・マウンテン・ボーイズのサウンドが今、甦る。

BACM-298 『BENNY MARTIN/JUST ME & MY FIDDLE』CD\2,888(本体\2,750)

Just Me And My Fiddle/ So Blue To Cry/ Untrue You/ If I Can Stay Away Long Enough/ Take My Word/ Who Put Those Tears In Your Eyes/ Yes It's True/ I'm Right And You're Wrong/ If I Didn't Have A Conscience/ You're Guilty Darlin'/ Do Me A Favour/ Hoebe Snow/ The Thirteenth Of May/ Tryin' To Chase These Blues Away/ Girls, Girls/ I'm Checkin' Out/ Coming Attractions/ By The Law Of My Heart/ To Cry The Blues Each Day/ Goin' Down The Road/ Top Gun/ Little Darlin' Give Me One More Chance/ That's What I'll Do To You/ Border Baby/ My Fortune

モンロー、フラット&スクラッグスで活躍した名フィドラー=ベニー・マーチンは、エルビス・プレスリーを世に出したトム・パーカー大佐に見出されたカントリー・シンガーとしても知られる。黄金時代のカントリー・サウンドに乗せてフィドルも随所に聞かれる。
2010/07/08
NONE524056『PUNCH BROTHERS/ANTIFOGMATIC』2CD+DVD \4,095(本体\3,900)限定盤

現在のブルーグラス界で最も才能あるアーティストの一人、クリス・シーリー率いるパンチ・ブラザーズの最新作『ANTIFOGMATIC』にボーナスCDとライブ映像を収めたDVDが付いた限定盤バージョン。ニッケル・クリークで大ブレイク、マーク・オコーナー、マイク・マーシャルとのコラボレーションや数々のソロ・プロジェクトでスターダムに登りつめ、ノーム・ピケルニー(bj)、ゲイブ・ウィッチャー(f)、クリス・エルドリッジ(g)、ポール・カワート(bs)という同世代の名うてのミュージシャンと共にブルーグラスというフォーマットを下敷きに全く新しいアコースティック音楽を作り上げた。特典映像のブランデンブルグ協奏曲では、これまで誰も成し遂げることが出来なかった位の完成度でブルーグラス・バンドでクラシックの難曲を演じきっている。どこまで凄いバンドに成長するか目が離せない。

SXCD-6032『V.A/SILVER METEOR: A PROGRESSIVE COUNTRY ANTHOLOGY - EXTENDED EDITION』CD\2,573-(本体\2,450-)

Clarence White-NEVER ENDING LOVE/LAST THING ON MY MIND/ALABAMA JUBLEE/WHY HAVE YOU BEEN GONE SO LONG;Casey Kelly-SILVER METEOR/A GOOD LOVE IS LIKE A GOOD SONG;THE EVERLY BROS.-I'M ON MY WAY HOME AGAIN/CUCKOO BIRD;Barbara Keith-THE BRAMBLE & THE ROSE;Levitt & McClure-LIVING IN THE COUNTRY;Blue Velvet Band-THE KNIGHT UPON THE ROAD/HITCH HIKER;Michael Dinner-THE GREAT PRETENDER;Paul Siebel with Clarence White-PINTO PONY;Rusty Young & Clarence White-EVERYBODY'S TALKIN';Larry Murray-BUGLER;Rick Cunha-YO YO MAN;Red Rhodes-GREAT AMERICAN THUNDER TURKEY;Ian Matthews-SHADY LIES;Shiloh-SAME OLD STORY;Cold Steel-MISSISSIPPI MEMORY;Country Gazette-ALL HIS CHILDREN/THE GREAT FILLING STATION HOLD UP;Sari Schuwer & The Country Gazette-THE BRAMBLE AND THE ROSE/STILL FELLING BLUE;The Mystery Band-ONE HUNDRED YEARS FROM NOW全26曲

 '80年に、'70年代のプログレッシブ・カントリーのコンピレーションとしてジョン・デルガッドの編集の下にリリースされたアルバムのCD化。ワーナーからソロ・アルバムを録音中に不慮の事故で亡くなったクラレンス・ホワイト名義の4曲、エバリー・ブラザーズのバックでクラレンスがストリング・ベンダーを弾きまくる2曲、アナログ盤が異常にプレミアが付いて話題となったビル・キース、リチャード・グリーン、ジム・ルーニー等によるブルー・ベルベッド・バンドが2曲他によるオリジナルLP12曲に加えて、'80年代に続編としてリリースする予定だったカントリー・ガゼットの未発表2曲やガゼットがヨーロッパ・ツアー中に録音したというサリ・シューワーとの2曲他、14曲のボーナス全26曲!!
TSQ-2400 ROLAND WHITE『I Wasn't Born To Rock'n Roll』CD \2,363(本体\2,250) 再入荷

1. Kansas City Railroad Blues/The Storms Are On The Ocean/Head Over Heels In Love With You/Doorstep Of Trouble/ If I Should Wander Back Tonight/Texas Gales/I Saw Your Face In The Moon/The Prisoner's Song/Marathon/Same Old Blues Again/Powder Creek/Can't You Hear Me Calling/She Is Her Own Special Baby

 ローランド・ホワイトが'76年、リッジランナーから初ソロ作品が1曲未発表を加えてリイッシュー。弟のクラレンス・ホワイトとのケンタッキー・カーネルズを皮切りにビル・モンロー&ブルーグラス・ボーイズ、レスター・フラット&ナッシュビル・グラス、カントリー・ガゼット、ナッシュビル・ブルーグラス・バンドを渡り歩き、現在は自身のバンドを率いて活躍中の伝説のブルーグラス・ミュージシャン=ローランド・ホワイトが'76年にリッジランナーから発表したソロ作品の初CD化。スリム・リッチーのプロデュースの下、当時のカントリー・ガゼットのメンバーであったアラン・マンデ(bj,g)、ケニー・ワーツ(g)、ロジャー・ブッシュ(bs)、デイブ・ファーがソン(f)が参加、フラット&スクラッグス、ビル・モンロー、マック・ワイズマン等々、ブルーグラス・クラシックの他、LP時代では未発表曲を含むジョン・ハドリーのオリジナル、独自のスタイルによるインストも聞きもの。
OR-017『OLD TIME BLUEGRASS SINGERS/PLASTIC HEART』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ボストンのブルーグラスのパイオニア、故ジョー・バルと活動を共にしたハーブ・アプリン(m)と彼等を敬愛する、ケース・ブラザーズの片割れ、IBMAの初期オープリー再現ショーのディレクターとして活躍するディック・ボウデン(g)を中心に、ニュー・イングランドのベテラン、夫のロバートとのベア・ブリッジ・バンドでガッツ溢れるボーカルとベースを披露したリリアン・フレーカー(bs)、ニュー・ジャージー在住のテリー・マクギル(bj)のソリッドなバンジョーによるオールド・タイム・ブルーグラス・シンガーズのセカンド。バンド名が示すようにあくまでも唄にこだわった、通好みの選曲とシュアなバッキングでオーセンティック・ブルーグラスを演じる。ベーシストでソングライターとしても名曲を残すモンロー・フィールズの"It's You Baby You"、ジョー・バルとハーブがずっと暖めていたというロイ・エイカフの典型的なカントリー・ソング"Plastic Heart"。ルービン"From Mother's Arms to Korea"、ジョー・バルが唯一、書き残した優れたブルーグラス・ソング"Meet Me By My Old Kentucky Home"、チャーリー、ビル&バーチによるスミソニアンでの演奏が印象深い"I Know My Lord's Gonna Lead me Out"、カール・スミス"Loose Talk"、スタンレー"I'm Only Human"等々。
VFH-2010『DALE JETT & HELLO STRANGER/GOING DOWN THE VALLEY』CD\2,573-(本体\2,450-)

 デイル・ジェットは伝説のカーター・ファミリーの第三世代、A.P.&サラ・カーターの孫にあたる。長年に亘りバージニア州ヒルトンのカーター・ファミリー・フォールドを維持、運営、'06年に亡くなった母親のジャネットを助け、パフォーマーとしても活躍してきた。本作は、左利きながらレギュラーの楽器を器用にこなして自らのスタイルを作り上げたデイル(v,g,autoharp)とオスカー・ハリス(v,g,autoharp,m)、テレサ・ジェット(v,bs)の三人を中心にフィドル、バンジョー他ゲストを迎えて、ラルフ・スタンレーの作品でお馴染みのマガード・スタジオ録音。"Hello Stranger""My Dixie Darling""Cyclone of Rye Cove"等々、お馴染みナンバーはそのままのスタイル、"How Do You Do""Little Black Train"では彼らと深い関わりを持つジョニー・キャッシュの影響も見え隠れする。タイトル曲では彼らの理解者で近くに住むビル・クリフトンが参加、カーターズの音楽遺産を引継いで、次世代に伝えている。(ムーンシャイナー誌レビューより)
HS2K-101 FAREWELL DRIFTERS『Yellow Tag Mondays』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ザック・ビービルとジョシュア・ブリットの出会いにより、キャンパス・シーンから登場した新世代のブルーグラス。手探りでルーツを掘り下げて発見したであろう'60年代のフォーク・ポップ、ブルーグラス・ロック、とりわけバーズ、グラム・パーソンズ、クラレンス・ホワイト、ビートルズ、ビーチ・ボーイズ、ジョン・ハートフォード、ニュー・グラス・リバイバル等々、影響色濃いサウンドが非常に新鮮で、ウェスト・コースト世代にも好感が持たれるだろう。ジョシュア・ブリットの頼りなげで飄々とした様子、ヒッピー・ファッションを身にまとってクラレンス・フレーズを披露するクレイトン、怪しげな日本語で話しかけてくるディーン・マロルド等、一昨年のIBMAショーケースで衝撃にも似た出会いをして、自主制作盤を紹介したが、今回、'70年代初期のブルーグラス寄りのカントリー・ロック・シーンにタイムスリップしたかのような錯覚を覚えたフェアウエル・ドリフターズの全米デビュー作。ビートルズ、リボルバーの"For No One"以外は全てオリジナル。行きつけの古着屋のバーゲンの値札をアルバムのタイトルにしたあたり、如何にも等身大で飾らないで、好きな音楽を追求する彼らの姿勢が覗える。(ムーンシャイナー誌レビューより)
THSB200901 TWO HIGH STRING BAND『Hot Texas Bluegrass Burrito』CD\2,573-(本体\2,450-) 再入荷

テキサス州オースティンをベース活躍してきたオルタナ風ブルーグラス、トゥ・ハイ・ストリング・バンドが仕切りなおして、明るく楽しい、リッジランナー時代のカントリー・ガゼットを髣髴させるテキサス・スタイルのブルーグラスに路線変更したリニューアル第一弾。ソングライターとしてオリジナルも提供するジェフ・ユニオン(g)、ブライアン・スミス(g)、ピーター・ローワンとのツアー経験も有るビリー・ブライト(m,v)の核になるメンバーを中心に、70年代のブルーグラス界を席巻したカントリー・ガゼットのメンバーで、サウス・プレイン大学ブルーグラス学科の教授を先頃、退官したアラン・マンデ(bj)、ダニー・バーンズとのコンビでオースティンのシーンを牽引していたバッド・リバーズのリック・ルービン(bs)、エリック・ホッカネン(f)という面々。R.アレン他、何故かローカル・バンドが良く取り上げてる印象の強い"Hello Ciy Limits"、J.マーチン"Homesick"、ホッカネンの卓越したフィドルとビリー・ブライトのモンロー=コンプトン・スタイルの"Jerusalem Cafe""E.Compton Blues"他、オリジナル・インストも秀逸。"Lazy Bird"アラン・マンデの美学とも云えるお洒落な音使いがファンには嬉しい。ムーンシャイナー誌レビューより)
CAP-85410 DIERKS BENTLEY『Up on the Ridge』CD\2,363-(本体\2,250-)

Up on the Ridge/Fallin' for You/Senor(Tales of Yankee Power)(with The Punch Brothers Featuring Chris Thile)/Rovin' Gambler(with The Punch Brothers)/Draw Me a Map/Bad Angel(Featuring Miranda Lambert And Jamey Johnson)/Fiddlin' Around/You're Dead to Me/Pride(In the Name of Love) (with The Punch Brothers Featuring Del McCoury)/Love Grows Wild/Bottle to the Bottom(Featuring Kris Kristofferson)/Down in the Mine 全12曲

 ステーション・イン火曜夜のザ・サイドメンとの出会いがターニング・ポイントになった、という元ブルーグラス小僧転じてカントリー・スター、ダークス・ベントリーが全霊を込めてつくりあげた魂のブルーグラス・アルバム。サム・ブッシュのスライド・マンドリンが鮮烈なタイトル・トラックに始まって、「いま」のブルーグラスのトレンドにのっかった作品かと思いきや、パンチ・ブラザーズの「やっぱりこんなん、好きなんや」ブルーグラス・ソウル炸裂のハイ・スピード・ソリッド・ブルーグラスに仕上た"Rovin' Gambler"、ミランダ・ランバートとのブルージー&ロンサム・フィーリング横溢の"Bad Angel"、ティム・オブライエンとのデュエットがゴールデン・エイジのテイストてんこもりの"You're Dead to Me"などなど、ブルーグラスのエッセンスをこれ以上はないくらいに自らのものとした楽曲に、ティーン・エイジの頃からブルーグラスにどっぷりとつかってきた、その経歴がムダではなかったことを実証する見事な出来映えを示している。サム・ブッシュ以下、スコット・ヴェスタル、ブライアン・サットン、スチュアート・ダンカン、ロブ・アイクス、ロニー・マカーリー、ジェイソン・カーターそしてパンチ・ブラザーズなどの超強力サポート陣と、アリソン・クラウス、デル・マカーリー、ヴィンス・ギル、ティムほかのハーモニー・ヴォーカル、それらを束ねてパーフェクトなアルバムを完成させたプロデューサー、ジョン・ランドールの手腕にも大拍手だ。最先端の新世紀ブルーグラスから超オーソドックスなサウンドまで、ダークス・ベントリーのブルーグラスへの熱い想いがひしひしと伝わってくる心作。
2010/06/01
TSQ-2400 ROLAND WHITE『I Wasn't Born To Rock'n Roll』CD \2,363(本体\2,250)

1. Kansas City Railroad Blues/The Storms Are On The Ocean/Head Over Heels In Love With You/Doorstep Of Trouble/ If I Should Wander Back Tonight/Texas Gales/I Saw Your Face In The Moon/The Prisoner's Song/Marathon/Same Old Blues Again/Powder Creek/Can't You Hear Me Calling/She Is Her Own Special Baby

 ローランド・ホワイトが'76年、リッジランナーから初ソロ作品が1曲未発表を加えてリイッシュー。弟のクラレンス・ホワイトとのケンタッキー・カーネルズを皮切りにビル・モンロー&ブルーグラス・ボーイズ、レスター・フラット&ナッシュビル・グラス、カントリー・ガゼット、ナッシュビル・ブルーグラス・バンドを渡り歩き、現在は自身のバンドを率いて活躍中の伝説のブルーグラス・ミュージシャン=ローランド・ホワイトが'76年にリッジランナーから発表したソロ作品の初CD化。スリム・リッチーのプロデュースの下、当時のカントリー・ガゼットのメンバーであったアラン・マンデ(bj,g)、ケニー・ワーツ(g)、ロジャー・ブッシュ(bs)、デイブ・ファーがソン(f)が参加、フラット&スクラッグス、ビル・モンロー、マック・ワイズマン等々、ブルーグラス・クラシックの他、LP時代では未発表曲を含むジョン・ハドリーのオリジナル、独自のスタイルによるインストも聞きもの。
COL-52441 COURT YARD HOUNDS『Court Yard Hounds』CD\2,363-(本体\2,250-)

Skyline/The Coast/Delight(Something New Under the Sun)/See You in the Spring(Duet With Jakob Dylan)/Ain't No Son/Fairytale/I Miss You/Gracefully/April's Love/Then Again/It Didn't Make a Sound/Fear of Wasted Time 全12曲

 女性グループとしてアメリカン・ミュージック史上最大の成功を収めているディキシー・チックス、2007年のグラミー賞を席巻した『Taking the Long Way Home』を最後に長期にわたって活動を休止してきた。そのチックスのメンバー、エミリー・アーウィンとマーティ・マガイア姉妹が立ち上げたサイド・プロジェクト、コート・ヤード・ハウンズのデビュー作。ディキシー・チックスではナタリー・メインズをサポートするハーモニー・ヴォーカリストに徹しているエミリーがここではリード・シンガーとして、また、ソングライターとして新たな個性を強烈にアピールしている。(マーティ作の"Gracefully"だけはマーティがリードをとる)そのサウンドはフォーク、カントリー、ブルーグラスなどルーツ・ミュージックをベースとしたアコースティック・スタイルを基本に、70年代イーグルスやエミルー・ハリスなどのカントリー・ロックから進化していった、いわゆるルーツ・ロックのハードなサウンドまで幅広く、変化に富んだ内容となっている。エミリーのバンジョー、ドブロやギター、マーティのフィドル、マンドリンと、マルチ・プレイヤーとしての実力もしっかりと示しながら、ナタリーの父ロイド・メインズやグレッグ・リースなどのパーフェクトなサポートで、エミリーのパーソナルな心情からメッセージ牲の強いものまで、多様なオリジナル曲をソフトなタッチの、控えめではあるが芯の強さ、心に訴える情感を感じさせるヴォーカルで綴っている。因みにディキシー・チックスはこの夏、イーグルスとのスタジアム・ツアーで第一線に復帰する。
THSB200901 TWO HIGH STRUING BAND『Hot Texas Bluegrass Burrito』CD\2,573-(本体\2,450-)

 テキサス州オースティンをベース活躍してきたオルタナ風ブルーグラス、トゥ・ハイ・ストリング・バンドが仕切りなおして、明るく楽しい、リッジランナー時代のカントリー・ガゼットを髣髴させるテキサス・スタイルのブルーグラスに路線変更したリニューアル第一弾。ソングライターとしてオリジナルも提供するジェフ・ユニオン(g)、ブライアン・スミス(g)、ピーター・ローワンとのツアー経験も有るビリー・ブライト(m,v)の核になるメンバーを中心に、70年代のブルーグラス界を席巻したカントリー・ガゼットのメンバーで、サウス・プレイン大学ブルーグラス学科の教授を先頃、退官したアラン・マンデ(bj)、ダニー・バーンズとのコンビでオースティンのシーンを牽引していたバッド・リバーズのリック・ルービン(bs)、エリック・ホッカネン(f)という面々。R.アレン他、何故かローカル・バンドが良く取り上げてる印象の強い"Hello Ciy Limits"、J.マーチン"Homesick"、ホッカネンの卓越したフィドルとビリー・ブライトのモンロー=コンプトン・スタイルの "Jerusalem Cafe""E.Compton Blues"他、オリジナル・インストも秀逸。"Lazy Bird"アラン・マンデの美学とも云えるお洒落な音使いがファンには嬉しい。

2010/05/24
HOTR-4145 AMBER DIGBY & JUSTIN TREVINO『Keeping Up Appearances』 CD\2573-(本体\2,450-)

Keeping Up Appearances/Wish I Didn't Have to Miss You/Right Combination/That Makes Two of Us/High as the Mountains/Lead Me on/Wrong Company/Just Between the Two of Us/Which One Is to Blame/Slowly But Surely/After the Fire Is Gone/Kickin' Our Hearts Around/How's the World Treating You/Flame in My Heart 全14曲

 大好評の前作『Another Way to Live』(HOTR-4146\2573-)からわずか半年、絶好調アンバー・ディグビーが早くもリリースした新作は、テキサス・ホンキー・トンク・シーンの最重要人物ジャスティン・トレヴィーニョとの絶妙のデュエットで、カントリーの世界に連綿と継承されてきた男女デュエットの定番中の定番ソングをカヴァーした企画作品。マール・ハガードとボニー・オウエンズのアルバム『Just Between the Two of Us』からの作品を中心に、ジョージ・ジョーンズとメルバ・モンゴメリー、ポーター・ワゴナーとドリー・パートン、コンウェイ・トゥイッティとロレッタ・リン、ウィン・スチュワートとジャン・ハワード等々、いずれ劣らぬ名コンビの大ヒット曲を見事に息の合ったデュエットで再現、さらにはもうひとつの伝統、ブラザー・デュオの最高峰ルーヴィン・ブラザーズとウィルバーン・ブラザーズの名曲や、テキサス・カントリーに絶大なる影響を与えたバック・オウエンズとドン・リッチのコンビまで、デュエット・ヴォーカルの真髄をこれでもか、と堪能させてくれる。テキサス・カントリーではお馴染みのヴェテランたちのスティール、フィドル、エレキが織り成す正統サウンドも心地よい黄金時代のテイスト満載、いまやテキサスでしか創ることができなくなった感もある、ホンモノのカントリー・アルバムだ。
2010/5/21
ROU-0646 SUMMERTOWN ROAD CD\2,573-(本体\2,450-)

If I Win/Right Back to the Start/Rosalee/Two Medals/Dennie Braden/You're Not Easy to Forget/I'm Leavin' You/Too Much of a Good Thing/Fiddlin' John/Goin' Home to See My Baby/For the Love of the Game/That's Kentucky/Winds of Change/Hide Me, Rock of Ages

'70年代にビル・モンロー&ブルーグラス・ボーイズのメンバーとして活躍、熱狂のビーンブロッサムの実況録音盤でユニークなメロディック・スタイルのバンジョーを披露して一世を風靡、その後、カントリーの世界に転身後、ミュージック・ビジネスから暫く身を引いていたジャック・ヒックス(bj)が、ラルフ・スタンレー&クリンチ・マウンテン・ボーイズやメルビン・ゴーインズとの活動で知られるジョン・リグスビー(f)ランディ・トーマス(bs)、ボー・アイザック(g)、等、オハイオ、ケンタッキーとローカルで活躍してるミュージシャンとの新しいバンド、サマータウン・ロードを率いて久々にブルーグラス・シーンに復帰第一作。


SD-2010 MARO KAWABATA『Sunset Drive』 CD\2,573-(本体\2,450-)

These Tears/Skipping Stones/Never Ended For Me/The Gift/Hana/Found Affection/Goodbye Liza Jane/Down Among the Budded Roses/The Hermit Mine/Banks of The Ohio/Wildflowers//Lost in Philly

Maro Kawabata(g,v),Wyatt Rice(g),Patty Mitchell(v),Rickie Simpkins(f,viola)Sammy Shelor(bj),Adam Steffy(m),Ronnie Rice(bs),Don Rigsby(v),Andy Ball(v),Richard Bennett(v)

 5月に表題名ユニットで来日ツアーを果たしたシカゴ在住、マロ・カワバタ(g,v)の3枚目のソロ・プロジェクト。兄のトニーと共にブルーグラスのリズム・ギターの一つのスタイルを確立したワイアット・ライスとの共同プロデュースで、パティ・ミッチェル、ドン・リグスビー、リチャード・ベネット、アンディ・ボール等、ボーカルを大きくフィーチャー、サミー・シーラー(bj)、アダム・ステフィ(m)、リッキー・シンプキンス(f,viola)、ロン・ライス(bs)というトップ・ミュージシャンのサポート、トニー・ライス・ユニットにも相通ずる、美しく、耳に優しいブルーグラスを聞かせる。ブルーグラス・エクスチェンジで2度来日のアンディ・ボールの伸びやかな唄による"These Tears"はロンサム・リバー・バンドmeets T.ライスという趣き。キース・リトルやロバート・ゲイトリーといった渋いソングライターの作品他を今回のツアーで各地で絶賛されたパティが情感たっぷりに歌い上げる。トニー・ライス・クローンの一人、R.ベネットによる"The Hermit Miner"も聞き物。これまでのツアーで最もリクエストの多かった滝廉太郎の「花」ではマロのアレンジによるギター・ソロと共にリッキー・シンプキンスとアダム・ステフィも良いプレイで応える。(ムーンシャイナー誌レビューより)
■RK-R60 『RECORDING KING BANJO Deco King』定価\178,500(本体\170.000)→\8,9250(本体\85,000)フェス応援限定大特価!!

 パールセルでデコレートされた最も歴史あるRecording Kingバンジョー。見た目は派手ですがオールド・ギブソンにこだわったスイートなサウンド。早いもの勝ち

画像は・・・・
http://recordingking.com/banjos_rkr60.html
RHY-1053 BILL EMERSON & SWEET DIXIE『Southern』CD\2,573-(本体\2,450-)再入荷

I Don't Care Anymore/Love Reunited/Life in the Old Farm Town/Midnight Train/Black Fox 他全12曲

'70年代は初めにカントリー・ジェントルメンのメンバーとして来日、その端正なバンジョー・プレイで絶大な人気を誇ったビル・エマーソン、御歳72歳にして、彼のバンジョー・インストに因んだバンド=スゥイート・デキシーを率いた最新録音作品。F&Sのワルツ曲を軽快なツービートにした"I Don't Care Anymore"、デザート・ローズ・バンドの"Love Reunited"、ビンス・ギルの琴線に触れる"Life in The Old Farm Town"、デルモア"The Midnight Train"。テリィによるヘイゼル・ディケンズの"I Can't Find Your Love Anymore"のモダンな仕上りに驚かされる。カール・ジャクソン、マーティ・ステュアート、ライオネル・カートライト等。ナッシュビルのソングライターの作品等々、ウォルドロン&エマーソン時代から培ったビル・エマーソン病気の為にバンジョーからギターに転向したトム・アダムスの味わいを増したボーカルとテリィ・チズム(bs)、ウェイン・ランハム(m)というメンバーに加えて超絶テクニックのマルチ・プレイヤー=フランク・ソリバン(f)、リッキー・シンプキンス(f)、須田ギターのエンドーサーとしても知られるジョン・ミラー(g)、インストラクターとしても著名なジャネット・デイビス(bj)がゲスト参加。(ムーンシャイナー誌レビューより)
DB-339 DEWEY BROWN『Hard Times for a Fiddler』CD\2,573-(本体\2,450-)再入荷

Hard Times are Here/It's Two O'Clock/Black Mountain Blues/Lost Train/Cherokee Shuffle/Memories/Walkin' in My Sleep/Lee Highway Blues 他全15曲

 ラルフ・スタンレー&クリンチ・マウンテン・ボーイズ(CMB)の若きフィドラー&シンガー=ソングライター、デューイ・ブラウンのソロ・プロジェクト。ラルフよりもラルフらしいプレイのスティーブ・スパークマン(bj)、ジェームス・アラン・シェルトン(g)、昨年12月に72歳で生涯を終えたジャック・クック(bs)というCMBの面々に加えて御大ラルフ、デル・マッカリー、ラルフの最年長の孫ネイサン・スタンレーがボーカルで参加。自作インスト他、”Black Mountain Blues""Lost Train""Cherokee Shuffle""It's Two O'clock"Black Mountain""Walking In My Sleep"等 、レスリー・キース、カーリー・レイ・クライン等の影響色濃い正統派ブルーグラス・フィドル・チューンと自身のペンによるオーセンティックなオリジナル・ブルーグラス・ソングを収録。(ムーンシャイナー誌レビューより)
MS-0045 BILL YATES & Friends『Country Gentlemen Tribute Vol.2』CD\2,573-(本体\2,450-)再入荷

Joe's Last Train/One Morning in May/Dark as a Dungeon/Bringing Mary Home/Matterhorn/Fox on the Run/Legend of Rebel Soldier 他全14曲
 カントリー・ジェントルメン、ジミー・マーチン&サニー・マウンテン・ボーイズで活躍したベテラン・ベース弾き=ビル・イエイツ&カントリー・ジェントルメン・トリビュート・バンドによるカントリー・ジェントルメンのカバー作品の第2集。マイク・フィップス(m)のチャーリー・ウオーラーばりの美声で懐かしいサウンドを再現。DCグラスの復権を賭けた新バンド=レジェンド・オブ・ポトマックのダレン・ビーチェリー(g)、レッド・アレンとの活動で鈴の音の様な一級のバンジョーを弾いていたポーターーチャーチの息子でCGやジミー・グッドロウとの活動で知られるケビン(bj)、デイブ・プロプスト(m,g)、マーク・クリフトン(d)、テリー・ピアソン(bs)という面子で"Matterhorn""Fox On The Run""Bringing Mary Home"The Legends of Rebel Soldiers""Joe's Last Train"等々、往年のヒット曲や通好みの隠れた名曲のオンパレード。(ムーンシャイナー誌レビューより)
2010/05/11
SKFR-1008 RICKY SKAGGS & KENTUCKY THUNDER『Honoring the Fathers of Bluegrass; Tribute to 1946 and 1947』CD\2,573-(本体\2,450-)再入荷

グラミーのブルーグラス部門受賞作品。ビル・モンローがフラット&ス クラッグスらを従え、ブルーグラスが誕生したあのオリジナル・ブルーグラス・バンドの1946〜47年録音 のほぼ完全コピー集!! 1曲目の"I'm Going Back to Old Kentucky"には、その録音に参加していたアール・スクラッグスを迎えた豪華版。誕生当初のブルー グラスが持つグルーヴが最新録音と現在最高のバンドによって再現される。……ブルーグラス・サウンドは 最初から完成されていたのだ。
SKFR-1009 RICKY SKAGGS『Solo; Songs My Dad Loved』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)再入荷

Foggy River/What Is a Home without Love/Little Maggie/Green Pastures in the Sky/This World Is Not My Home/Branded Whereever I Go 他全13曲

 1970年高校3年生のときにラルフ・スタンレーに認められ、その後カントリー・ジェントルメン、そして来日もしたJ.D.クロウ&ニューサウスでその後のブルーグラスの道標となる作品『J.D.Crowe & New South』(Rou-0044 \2,573-)をトニー・ライスとともに残し、ブーン・クリーク結成。しかし80年代、エミルー・ハリスに見初められカントリーに転向、あっという間にトップスターに上り詰め、ネオトラッド・カントリーの旗手となった。その後、97年に『Bluegrass Rules』を発表してブルーグラス界に戻ってきたリッキー・スキッグス。彼の音楽の基礎にあるもの、それは子供時代に耳にした「父の好きだった音楽」、モンロー・ブラザーズやフィドル&バンジョー・チューン、そして古くから伝わるバラッドなど。本作はそれら懐かしい曲を、文字通りソロ(シンプルなオーバーダブ技術で全楽器/ボーカルをひとりで演じる)で丁寧に演じてくれる。得意のフィドル、マンドリン、ギターはもちろん、クロウハンマー・バンジョーもいけてる!!さすがのマルチプレイヤー、真摯なボーカルとともに、リッキーなりのオールドタイム音楽を聴かせてくれる。
BCD-16855 BUCK OWENS 『 Buck Open Up Your Heart』 7-CD-Box & 120-Page Book \25,988-(本体\24,750-)

[CD 1]
Before You Go/Getting Used to Loving You/(I Want)No One But You/Number One Heel/Raz-Ma-Taz Polka/I Betcha Didn't Know/No Fool Like an Old Fool/If You Want a Love/Charlie Brown/Steel Guitar Rag/Gonna Roll out the Red Carpet/Only You(Can Break My Heart)/Country Rag/Bile 'Em Cabbage Down/Hangin' on to What I Got/Someone With No One to Love/Buckaroo/Faded Love/Blue Christmas Tree/Because It's Christmas Time/All I Want for Christmas Is You/Santa Looked a Lot Like Daddy(Daddy Looked a Lot Like Him)/Christmas Ain't Christmas/Christmas Time's A-Comin'/It's Christmas Time for Everyone but Me/Here Comes Santa Claus Again/Blue Christmas Lights/Santa's Gonna Come in a Stagecoach/Christmas Morning/Jingle Bells/We Split the Blanket/He Don't Deserve You Anymore/Sam's Place/Heart Of Glass/(I'll Love You)Forever and Ever/I'm Layin' It on the Line
[CD 2]
Waitin' in Your Welfare Line/That's What I'm Like Without You/There Never Was a Fool/In the Palm of Your Hand/After You Leave Me(remake)/A Devil Like Me(Needs an Angel Like You)/Cinderella/I'll Go to Church Again With Momma/Pray Every Day/Love's Gonna Live Here/Together Again/Act Naturally/I've Got a Tiger by the Tail/My Heart Skips a Beat/I Don't Care(Just as Long as You Love Me)/Foolin' Around/Before You Go/Second Fiddle/Under Your Spell Again/Don't Let Her Know/Together Again/Only You(Can Break My Heart)/When Jesus Calls All His Children in/It Was With Love/Would You Be Ready/Eternal Vacation/Jesus Saved Me/Where Would I Be Without Jesus/Dust on Mother's Bible/Satan's Gotta Get Along Without Me/Tom Cattin'(remake)/Cajun Fiddle(remake)/You Made a Monkey out of Me/Congratulations, You're Absolutely Right/You, You, Only You
[CD 3]
Where Does the Good Times Go/Goodbye, Good Luck, God Bless You/Cadillac Lane/House of Memories/Think of Me/No More Me and You/Where Does the Good Times Go/Open up Your Heart/The Way That I Love You/Rocks in My Head/Only You and You Alone/Don't Ever Tell Me Goodbye/What a Liar I Am/Your Tender Loving Care/Song and Dance/If I Had You Back Again/The Way That I Love You/I'll Be Swingin' Too/It Takes a Lot of Tenderness(It Takes a Lot of You for Me)/Round Hole Guitar/You'll Never Miss the Water(Till the Well Runs Dry)/Something to Remember You by/The Happy-Go-Lucky Guitar/Tumwater Breakdown/The Neosho Waltz/Steel Guitar Polka/Happy Son of a Gun/Seven Come Eleven/Out of My Mind/I'm Gonna Live It up/If I Knew/Everybody Needs Somebody/I've Got It Bad for You/You Left Her Lonely Too Long/That's How I Measure My Love for You
[CD 4]
Heartbreak Mountain/It Takes People Like You(To Make People Like Me)/Kern County Breakdown/My Baby's Comin' Home/Chicken Pickin'/Free and Easy/Tom's Waltz/Buckersfield Breakdown/Love's Gonna Come A-Knockin'/I'm A-Comin' Back Home to You/Apple Jack/Foolish Notion/Night Time Is Cry Time/How Long Will My Baby Be Gone/Swingin' Doors/Long, Long Ago/Sing a Happy Song/Let the World Keep on a Turnin'/The Girl on Sugar Pie Lane/We Were Made for Each Other/Happy Times Are Here Again/Sweet Rosie Jones/The Heartaches Have Just Started/Your Mother's Prayer/That Sunday Feeling/Hurtin' Like I've Never Hurt Before/You'll Never Miss the Water(Till the Well Runs Dry)/There's Gotta Be Some Changes Made/If I Had Three Wishes/Hello California/Highway Man/I Can't Stop My Loving You/Chapparal/You Bring Out the Best in Me
[CD 5]
I'm Coming Back Home to Stay/The Waltz of the Roses/Pedal Patter/Down on the Bayou/Pretty Girl/Sad Is the Lonely/Rattle Traps/Leave Me Something to Remember You By/That's All Right With Me(If It's All Right With You)/Wait a Little Longer, Please Jesus/Hello Happiness, Goodbye Loneliness/Don't Let True Love Slip Away/The Great Judgment Day/Sally, Mary and Jerry/In God I Trust/Buckaroo Polka/All I Want for Christmas Is My Daddy/Christmas Shopping/One of Everything You Got/Good Old Fashioned Country Christmas/The Jolly Christmas Polka/Let the World Keep on a Turnin'/I'll Love You Forever and Ever/A Very Merry Christmas/Christmas Time Is Near/Tomorrow Is Christmas Day/Christmas Schottische/Home on Christmas Day/Merry Christmas from Our House to Yours/It's Not What You Give/You Let Me Down/Woman Truck Drivin' Fool/I Got a Letter from Home/Pitty Pitty Patter/I'm Goin' Back Home Where I Belong
[CD 6]
Meanwhile Back at the Ranch/Tracy's Waltz/Runnin' Short/Louisiana Waltz/Saturday Night/Spanish Moonlight/Too Many Chiefs(Not Enough Indians)/Guitar Fandango/Things I Saw at the Fountain on the Plaza When I Was Visiting Rome or Amore/The Gaucho Came Riding/Mexican Jumping Bean/Turkish Holiday/I've Got You on My Mind Again/I Wanna Be Wild and Free/Where Has Our Love Gone/I Ain't a Gonna Be Treated This a Way/Darlin' You Can Depend on Me/Jesus, Jesus, Hold Me/Sing That Kind of Song/Love Is Me/Hurry, Come Running Back to Me/Alabama, Louisiana, or Maybe Tennessee/Greensleeves/Gathering Dust/The Price I'll Have to Pay/Aw Heck/Keep on Your Keepin' on/Bad Luck and Bad Weather/Anywhere U.S.A./Tim-Buck-Too/Georgia Peach/Highland Fling/Moonlight on the Desert/March of the McGregor/Who's Gonna Mow Your Grass/We're Gonna Get Together
[CD 7]
White Satin Bed/In the Middle of a Teardrop/You Can't Make Nothin' Out of That But Love/I Would Do Anything for You/Maybe If I Close My Eyes(It Will Go Away)/Across This Town and Gone/Where Does the Good Times Go(take 9)/Where Does the Good Times Go(take 8B)/How Long Will My Baby Be Gone(take 5A)/How Long Will My Baby Be Gone(take 9A)/That's All Right With Me(If It's All Right With You)(take 6)/Darlin' You Can Depend on Me(take 2)/Cadillac Lane(takes 1-9)/Happy Son of a Gun(takes 1-15)/Toys for Tots(take 3)/Toys for Tots(take 6) 全249曲

 カントリー・レジェンド、バック・オウエンズが生前切望していたベア・ファミリーの手になるコンプリート全集第2弾。セッション・マン時代の音源からベイカーズフィールド・サウンド完成の64年までを収録した『Act Naturally』(BCD-16850CD5枚組\20,213-)に続く今作は、65年3月から68年12月までのスタジオ録音のすべてをCD7枚に収めている。カーネギー・ホール・コンサートや日本ツアーなどで日本でも人気絶頂を極めたこの時期、ナッシュヴィルのキング、ジョージ・ジョーンズと張り合うようにしてナンバー・ワン・ヒットを連発、東西の横綱としてカントリー・シーンに君臨した。盟友ドン・リッチのテレキャスターとトム・ブラムリーのペダル・スティールを2枚看板にしたハッピー・ゴー・ラッキー・サウンドと、バックとドンの絶妙のハーモニーが織り成すベイカーズフィールド・サウンドの完成形がぎっしりとパックされたアルバム群、『Before You Go』から『I've Got You on My Mind Again』までの、ゴスペルやクリスマス集、インスト・ナンバーを含む10枚のオリジナル・アルバムと未発表オルタナ・テイク多数に加えて、ライヴ・バンドとしても最高の評価、人気を得ていたバッカルーズのアルバム、『The Buck Owens' Songbook』やそのものズバリのタイトルも華々しい『America's Most Wanted Band』から『Anywhere U.S.A.』までの4作で紹介されたドン・リッチやドイル・ホリーのヴォーカル曲に、ドン、トムの完璧のインストもたっぷりと収録して、バック・オウエンズとバッカルーズのすべてを明らかにしている。中興の祖ドワイト・ヨーカムやガース・ブルックス、さらにはブラッド・ペイズリーに至るまで、カントリーの本流を形成したのみならず、ビートルズ以下ポップ・シーンにも絶大な影響を及ぼしたベイカーズフィールド・サウンド、そのオリジネイターにして最大の功労者バック・オウエンズのキャピトル音源集第2弾全249曲集、カーネギー・ホールや日本でのライヴなど人気のライヴ音源が含まれていないのが画竜点睛を欠く、といったところではあるが、120ページのハードカヴァー解説書に完璧な資料、データを盛りこんだいつもながらのベア・ファミリーの労作、第1集『Act Naturally』とあわせて、必聴必携だ!!
BU-10/05 ブルーグラス・アンリミテッド誌 最新2010年5月号  \840-(本体\800-)
OTH-1204 オールドタイム・ヘラルド誌 最新2010年2月/3月号 \1,260-(本体\1,200-)
BACM-303 TEXAS RUBY & CURLY FOX 『We May Meet again Someday 』CD\2,888-(本体\2,750-)

Listen To The Mocking Bird (instr.)/ New Talkin' Blues/ Fiddlin' Blues/ Draggin' The Bow (instr.)/ The Boys In Blue/ The Letter Edged In Black/ Bury Me Not On The Lone Prairie/ We May Meet Again Someday/ Babes In The Woods/ A Message From Home/ Frankie And Johnnie/ John Henry/ Daddy Oh Daddy, Please Come Home/ Sweet Betsy From Pike/ The Cowboy's Dream/ Bye Bye Doce Jones/ Code Of The Mountains/ You Don't Love Me But I'll Always Care/ The Wreck Of The 1256/ Black Mountain Rag (instr.)/ Come Here Son (Fire On The Mountain]/ You've Been Cheating On Me/ On The Banks Of A Lonely River 10000 Miles Away/ Hold Fast To The Right
BACM-302 HANK HARRAL with The Plains Riders & Palomino Cowhands』CD\2,888-(本体\2,750-)

I've Had A Lifetime To Remember/ Texas, USA/ Beverly Hillbilly/ All I Need Is Your Arms Around Me/ Dilly Dally Doodle/ A Bouquet For Your Birthday/ Cimarron/ I've Started My Life Anew/ Dream Band Boogie/ Dilly Dally Doodle-2/ When They Raised The UN Flag In South Korea/ You've Got A Sweetheart (I've Got Just A Friend)/ Red Barn Boogie/ Time On My Hands/ You're Still Wet Behind The Ears/ A Smile Won't Hide A Broken Heart/ Red Barn Boogie-2/ Dear Little Oakie Darling/ There's A Picture In My Heart/ Fabulous Oklahoma/ Hell Bound Train/ The D. J. Blues/ Sweet Memory/ Tank Town Boogie/ (I've Got A) Mortgage On Your Heart/ Oklahoma Land
BACM-301 GOLDIE HILL Vol.2 『It’s Only A Matter Of Time』CD\2,888-(本体\2,750-)

Second Chance/ Steel Guitar/ Sample My Kissin’/ I’m Beginning To Feel Miistreated/ Footsteps/ New Names New Faces/ Till I Said It To You/ A Wasted Love Affair/ It’s Only A Matter Of Time/ Yankee Go Home/ What’s Happened To Us/ Honky Tonk Music/ It’s Here To Stay/ Don’t Just Stand There/ Driftwood On The River/ I Slipped Off My Wedding Ring/ It’s A Lovely, Lovely World/ It’s So Lonely On My Side Of The Sea/ Living Alone/ Missing Loving Missing Livin’ Missing You/ Twice As Blue/ You’re Looking For An Angel/ Cleaniin’ House/ Waterloo/ Recklessly/ Another Man’s Woman
RHY-1052 RANDY KOHRS『Quicksand』CD\2,573-(本体\2,450-)再入荷

Devil of the Trail/Time & Time Again/Die on the Vine/Cumberland/More About John Henry 他全13曲

 ドブロ・プレイヤーとしてまたシンガー・ソングライター、プロデューサー、エンジニアとして多彩な才能を発揮、斯界で最も注目される人材の一人=ランディ・コーアズの最新ブルーグラス・アルバム。ジム・ローダーデイルのブルーグラス・プロジェクトで重要な働きをして、ガッツ溢れる超絶ドブロ・プレイで貢献した事は記憶に新しいが、自身の4作目にあたるソロ・プロジェクトでは存在感のあるボーカリストととして又、次世代にブルーグラスのスピリッツを継承するというミッションを自覚しているかのようなストレイとなブルーグラス、キャッチーなメロディを軽快なビートに乗せて仕立てニューグラス、プログレッシブなアコースティック・サウンド、スティール・ドライバーのマイク・ヘンダーソンによるスワンピーな作品、デル・リーブスのポップ・カントリーの見事なブルーグラス・アレンジ等々、絶妙のバランス感覚で聞かせてくれる。バックを務めるのはアダム・ステッフィ(m)やロン・ブロックとスコット・ベスタル(bj)、クレイ・ヘス(g)、ティム・クロウチ(f)といったベテランに加えて、アンドリュー・クロウフォード(g)、アーロン・ラムゼィ(m)、マイク・サムナー(bj)といった若手が良い仕事をしている。(ムーンシャイナー誌レビューより)

RHY-1030 RANDY KOHRS『Old Photograph』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)再入荷

 1曲目から今風ブルーグラス特有の音的スリルを目一杯にぶち込み、「やり過ぎちゃう!?」いうくらいに楽しませてくれる…、これはひょっとしてヒットするんじゃないか?と思わせるような曲調とともに、レベルの高いミュージシャンシップが堪能できるランデイ・コーアズの2007年秀作。超一級のドブロはもちろん、まったく引けをとらない彼の歌がすごい!! 全編、今風ブルーグラス・アレンジの集大成的サウンドを創るのは、まだあまり知られていない若手による1曲目と5曲目は秀逸!! もちろん、スコット・ベスタルやジム・ハースト、ゲストにはロンダ・ビンセントやカール・ジャクソンらが駆けつけるものの、それでもメロディーを的確に(しかも鉄の棒1本で…)捉えるドブロ奏者らしい繊細さが感じられる人選やアレンジに感心だ。強烈な黒人ゴスペルとのコラボや、フォービートのド・ホンキートンク・カントリー(お約束通りのフィドルが美しいぞ!!)、どの曲でも、楽器ひとつずつが何を弾いているのか、完璧にコントロールされた見事なアンサンブルの創り方に、ランディ・コーアズの非凡さを強く感じる秀作だ。
BACM-294 TOMMY JACKSON『Legendary Session Fiddler』CD\2,888-(本体\2,750-)再入荷

East Tennesse Blues/Criple Creek/Ragtime Annie/Girl I Left Behind Me/Bill Cheatham/Liberty/Golden Slippers/Arkansas Traveler/Boil Them Cabbage Down 他全26曲

 ナッシュビルの最初のセッション・フィドラーとしてハンク・ウィリアムスからビル・モンロー、レイ・プライスからジョージ・ジョーンズ等々のレコーディングに参加、'50-'60年のカントリー・フィドルのスタイルを確立したトミー・ジャクソンがドット・レコードに残した録音からの超有名フィドル・チューン集。スクエア・ダンスの為の音楽ということで、コールと呼ばれるダンスの為の掛け声が入った録音もあるが、ここではコール無しでベース、2台のリズム・ギター、マンドリンというシンプルなバック、余計な技巧や装飾音を一切排した、ストレートでボウイングのリズムに乗ったスタンダード・フィドル・チューン全26曲が堪能できる。トミー・ジャクソンの端正で力強いプレイと共に、フィドルのメロディに忠実で、特にはハーモニーを取ったりソロ・パートをスゥッイチしたり、抜群のアンサンブルを披露するマンドリン・プレイも聞き物。"Ragtime Annie""Flop Eared Music""East Tennessee Blues"等々はハンク・ガーランド。細かい音使いで一音一音、正確にピッキングするスタイルはドイル・ローソン、サム・ブッシュ等々、現在のブルーグラス・マンドリンにも大きな影響を与えている。
RCSI-1019 CODY KILBY『Many Roads Traveled』CD\2,573-(本体\2,450-)再入荷

Welcome to China/To the Homeland/The Right Hand/She/Fiery Gizzard/Choo Choo Coming/St. Margrets Hope/North Carolina 1943/Old Bud/It's Time to Say Goodbye/Glen Falls 全11曲

 暫くの間品切れであったがようやく再プレスが出来た。 1 9 9 3 年、当時1 2 歳だったスーパーピッカーたち5人がI B M A に登場、ブルーグラス界を震撼させた。そのうちの4人は現在29 歳、21 世紀のブルーグラスを背負っている。クリス・シーリ、マイケル・クリーブランド、ジョッシュ・ウィリアムズ、そしてこのコディ・キルビーの最新作。リッキー・スキャッグスのケンタッキー・サンダーでのツアーで培ったメジャー・ステージの数々が大きな背景にある自信に満ちた音粒の立ち上がりと創作力、ほとんどの曲にジェリー・ダグラスとステュアート・ダンカンを配すというレベルの高い録音。ほかにアンディ・レフトウィッチ/アダム・ステッフィ(m)、バリー・ベイルズ(bs)らの主力にゲストボーカル陣らが参加。スケールの大きなオリジナル6 曲のほか、グラム・パーソンズからスタンレーのカバー、極めつけのブルーグラス曲などを含めた飽きさせない1 1 曲集。そうそう、コディは目の覚めるようなフラットピッキン・ギターと、きわめて上質なスリーフィンガー・バンジョーを弾く。
2010/04/20
B001379302 PATSY CLINE『Sweet Dreams:The Complete Decca Studio Masters 1960-1963』完全限定盤CD2枚組\3,675-(本体\3,500-)新入荷

[Disc 1]I Fall to Pieces/Shoes/Lovin' in Vain/True Love/San Antonio Rose/The Wayward Wind/A Poor Man's Roses(Or a Rich Man's Gold)/Crazy/Who Can I Count on/Seven Lonely Days/I Love You So Much It Hurts/Foolin' Around/Have You Ever Been Lonely(Have You Ever Been Blue)/South of the Border(Down Mexico Way)/Walkin' After Midnight/Strange/You're Stronger Than Me/She's Got You/You Made Me Love You(I Didn't Want to Do It)/You Belong to Me/Heartaches/Your Cheatin' Heart/That's My Desire/Half as Much/Lonely Street/Anytime

[Disc 2]You Were Only Fooling(While I Was Falling in Love)/I Can't Help It(If I'm Falling in Love With You)/You're Stronger Than Me/When I Get Thru With You(You'll Love Me Too)/Imagine That/So Wrong/Why Can't He Be You/Your Kinda Love/When You Need a Laugh/Leavin' on Your Mind/Back in Baby's Arms/Tra Le La Le La Triangle/That's How a Heartache Begins/Faded Love/Someday(You'll Want Me to Want You)/Love Letters in the Sand/Blue Moon of Kentucky/Sweet Dreams(of You)/Always/Does Your Heart Beat for Me/Bill Bailey, Won't You Please Come Home/He Called Me Baby/Crazy Arms/You Took Him off My Hands/I'll Sail My Ship Alone 全51曲

 1963年3月5日、30歳という若さで飛行機事故のために世を去った不世出の大シンガー、パッツィ・クライン、カントリーのみならず、20世紀アメリカの音楽シーンを代表するシンガーとして後進に道を切り開き、ロレッタ・リンをはじめとする多くのフォロワーを生んで今なおミュージシャン、ファンの敬愛を一身に集めている。10代でデビューするも4スター・レコードとの理不尽な契約に縛られた不遇の時期を過ごしたのち1960年にデッカと契約、ストリングスとジョーダネアーズのコーラスを配したオウエン・ブラッドレーのアレンジが絶妙の味わいをみせた"I Fall to Pieces"の大ヒットで一気にブレイク、瞬く間に大スターとなり、"Crazy"(ウィリー・ネルソン作)や"She's Got You"などヒットを連発してデッカ・カントリーを代表するシンガーとなった。他の追随を許さぬ説得力に満ちたコントラルトの幅広い音域と豊かな感情表現は、半世紀を経たいまもその輝きを失うことなく聴く者の胸をうつ。人気絶頂の、その頂点で不慮の死をとげたパッツィがわずか3年という短い時間に、名プロデューサー、オウエン・ブラッドレーとのコラボレーションでデッカ・レコードに遺した全51曲、そのひとつひとつがカントリーの歴史遺産としていま蘇る。全世界6000枚の限定盤、見逃す手はない!!
TRYS-1212 『坂庭省悟メモリアル・アルバム 心の旅』CD3枚組¥5,250-(本体¥5,000-) [限定盤]再入荷

 ブルーグラッサーにもシンパの多い故坂庭省悟、今でも歌い継がれているヒット曲「花嫁」の作曲者であり「はしだのりひこ&クライマックス」の一員でもあった彼。以降、「高石ともや&ザ・ナターシャーセブン」「笠木透とフォークス」「SAM」と沢山の場面で歌い、楽器の演奏をして来た。そんな彼が残した足跡(ライブ)とスタジオや自宅でのデモなど数百本におよぶ膨大なテープ。その中から抜粋し3枚組のメモリアル・アルバムにした。たっぷりのトークも聞き所という。
2010/04/12
ARI-62560 ALAN JACKSON『Freight Train』CD\2,363-(本体\2,250-)

Hard Hat and a Hammer/Every Now and Then/After 17/It's Just That Way/Freight Train/Taillights Blue/I Could Get Used to This Lovin' Thing/Till the End(featuring Lee Ann Womack)/That's Where I Belong/Big Green Eyes/True Love Is a Golden Ring/The Best Keeps Getting Better 全12曲

 ジョージ・ストレイトと共にナッシュヴィル・カントリー・シーンを引っ張りつづけてきたアラン・ジャクソン、通産16作目となる2010年度最新作。シングル・チャート上昇中の正統派バラード"It's Just That Way"から、心踊るようなリズムが快調なタイトル・トラックまで、8曲の自作オリジナルとカヴァー曲4曲という構成。とりわけ注目は、長年コンサート・フェイヴァリットとして唄いつづけ、女性シンガーとのデュエットでレコーディングしたいと切望してきた"Till the End"、故ヴァーン・ゴスディンがジェイニー・フリッキーとのデュエットでヒットさせた名曲を、リー・アン・ウォーマックという最高のパートナーを得てついに夢を実現させた、その情感あふれるヴォーカルは感動ものだ。お馴染みのスタジオ・エースに、スチュアート・ダンカン、アンディ・レフトウィッチも加わった完璧のサウンドと、一段と円熟味を増しながらも本来のエネルギッシュなスタイルを保ちつづけるヴェテランの、安定感抜群の出来映えに改めて脱帽だ。
2010/04/05
RC-125 THE JOHN HARTFORD STRING BAND 『MEMORIES OF JOHN』CD \2,573-(本体\2,450-) 絶賛発売中!!

Three Forks Of Sandy/M.I.S.I.P./Love Grown Cold/Madison Tennessee/Delta Queen Waltz/For John/Homer The Roamer/Bring Your Clothes Back Home/Half Past Four/Lorena/You Don’t Notice Me Ignoring You/The Girl I Left Behind Me/She’s Gone (And Bob’s Gone With Her)/Royal Box Waltz/Fade Out 全15曲

  レッドクレイレコードの企画に (Bob Carlin on banjo, Matt Combs on fiddle, Mike Compton on mandolin, Mark Schatz on bass, and guitarist Chris Sharp),がスタジオに戻ってきてくれました。 「ジョンの思い出」 には ジョン・ハートフォードのよく知られた曲やジョンが暖めていた彼らしい曲など15曲が収められています。 またゲストアーティストに Alison Brown, George Buckner, Bela Fleck, Tim O'Brien, Alan O'Bryant, Eileen Carson Schatz. そしてハートフオードが残したオーディオ資料の中から彼自身, John Hartford.を迎えました。
 ジョンが亡くなって来年で10年、彼らのジョンの音楽への理解は、オールドタイム、ブルーグラスを一体の流れの中で捉えた大変心地のいいサウンド。我々の自信作品です。 (詳細はこちらへ)

UMM-2008 DARRELL WEBB『Live at Bellamys』CD-R\2,573-(本体\2,450-)再入荷

Rough Edges/Another By My Side/Mr.Engineer/Dim Lights Thick Smoke/Sweet Georgia Brown/Little Maggie 他全10曲

 19歳でロンサム・リバー・バンドにダン・ティミンスキの後釜で参加、21歳でJ.D.クロウ&ニューサウス、そして2008年からロンダ・ビンセントのザ・レイジに参加したダレル・ウェッブ。彼がロンダ・ビンセント&ザ・レイジをそのままバックに、地元といってもいい東テネシーのサーゴインズビルの倉庫のようなライブハウスで収録されたライブ・アルバム。ロンダ(m)はもちろん、ケニー・イングラム(bj)、ハンター・ベリー(f)、ミッキー・ハリス(bs)を従えて、バリバリ強烈ビートのブルーグラス・ライブを熱く演じる迫力ライブ。ゲストにボビー・ヒックス(f)とマーティ・レイボン(g,v)ら、ボビーの"Dim Lights..."の間奏が見事。真ん中あたりのコメディー・ルティーンからマーティを迎えてのカントリーヒットメドレーや"Workin' Man Blues"から軽いスウィングでは、ダレルのマンドリンの妙技をハンターやボビーのフィドル、デビッド・イェーツのカントリーギターなどと共に聴かせてくれます。近年のブルーグラス・ライブ/コンサートのひとつの形をのぞかせてくれる楽しいライブだ。
2010/04/01
[フラット&スクラッグスDVD第9弾&10弾 新入荷
ご予約分本日発送しました。
●SHA-619D 『The Best of Flatt & Scruggs TV Show Vol.9』DVD(白黒約1時間) \3,308-(本体 \3,150-)
●SHA-620D 『The Best of Flatt & Scruggs TV Show Vol.10』DVD(白黒約1時間) \3,308-(本体 \3,150-)

フラット&スクラッグス、マーサ・ホワイト提供によるテレビ・ショーのシリーズ最終、完結編。
2010/03/29
MISC-0035 GIBSON GESL EARL SCRUGGS SIGNATURE 5-STRING BANJO SET Light \1,019-(本体\970-)
Light gauge, 0095 010 013 020W 0095
MISC-0036 GIBSON GESM EARL SCRUGGS SIGNATURE 5-STRING BANJO SET Midium \1,019-(本体\970-)
medium gauge, 010 012 014 022W 010
 なぜか暫く入荷しなかったGibson Earl Scruggs弦。
TL-25466 GEORGE JONES『The Great Lost Hits』CD2枚組\3,098-(本体\2,950-)新入荷

Walk Through This World with Me/I Can't Get There from Here/Things Have Gone to Pieces/Love Bug/If My Heart Had Windows/Take Me/Four-O-Thirty-Three/I'll Share My World with You/Say It's Not You/Small Time Laboring Man/Milwaukee, Here I Come/As Long as I Live/When the Grass Grows over Me/If Not for You/I'm a People/She's Mine/Where Grass Won't Grow/Good Year for the Roses/Tell Me My Lying Eyes Are Wrong/World of Forgotten People/Sometimes You Just Can't Win/Right Won't Touch a Hand/Day in the Life of a Fool/Burn Another Honky Tonk Down/Your Angel Steps out of Heaven/I'll Follow You (Up to Our Cloud)/Never Grow Cold/Honky Tonk Downstairs/We Must Have Been out of Our Minds/Developing My Pictures/Old Brush Arbors/Beneath Still Waters/Feeling Single, Seeing Double/Will You Visit Me on Sunday 全34曲

 「キング」ジョージ・ジョーンズの絶頂期ともいえるユナイトとミュージコーに在籍した時代、バック・オウエンズと共に東西の横綱としてカントリー・シーンに君臨した、そのミュージコー時代の厳選されたベスト34曲を収録した2枚組。「ジョーンズ節」と呼ばれるようになったその、まさにワン・アンド・オンリーの節回しは正統カントリーを象徴するものとしていまも多くのフォロワーを生み、リヴィング・レジェンドとしてアーティストやファンからの敬意を一身に集めている。代表作ともいえる多くのヒット曲を連発し、頂点に上り詰めたミュージコ―時代のその全貌はベア・ファミリーからの2つのボックス・セット、『Walk Through This World With Me』 (BCD-16928\17,325-)と『A Good Year for the Roses』(BCD-16929\14,438)でコンプリートに紹介されているが、ここではそのエッセンスともいうべき有名曲を軸に編集された、いわば究極のベスト・アルバム。ボックスまでは、、、というライトなファンには絶対のお勧め、ジョージ・ジョーンズ入門にも最適の作品。タイトルには、本国アメリカでこれまでずっとCD化されることなく、埋もれたままになっていたという意味がこめられている。
B001364402 EASTON CORBIN『Easton Corbin』CD\2,079-(本体\1,980-)新入荷

Roll with It/A Little More Country Than That/This Far from Memphis/The Way Love Looks/Someday When I'm Old/Don't Ask Me 'Bout a Woman/I Can't Love You Back/A Lot to Learn About Livin'/Let Alone You/That'll Make You Wanna Drink/Leavin' a Lonely Town 全11曲

 デビュー曲"A Little More Country Than That"がビルボード誌カントリー・シングル・チャート1位という、男性新人としては7年ぶりの快挙を達成したフロリダ出身、期待の若手イーストン・コービンのデビュー・アルバム。「ヤング・ジョージ・ストレイト」と例えられ、またキース・ウィットリーのスタイルをも髣髴させるそのヴォーカルは、ナッシュヴィルに久々登場した正統派大型新人として、ファンの喝采を浴びている。その期待の大きさは、ポール・フランクリンやブレント・メイソン、エディ・ベイヤーズなどトップ・ミュージシャンを配したサウンド創りにも明らかで、これ以上はないくらいにオーソドックスな、トラディショナル・カントリーの王道サウンドと、新人らしからぬ落ち着きと味わいをもったイーストンのヴォーカルが、「ホンモノ」のカントリーはこうでなくっちゃ、と改めて教えてくれる。期待にたがわぬ、出色のデビュー作だ。
2010/03/18
RHY-1057 BRAND NEW STRINGS『No Strings Attached』CD\2,573-(本体\2,450-)新入荷

 イースト・テネシーから登場した期待の新バンドのルーラル・リズムからのデビュー作、バンド名に因んで弦のパッケージを模したジャケットがユニーク。コンテンポラリーなブルーグラス・ゴスペル・バンドで活躍したマイク・ラムジー(m)、スチュアート・ワイリック(bj)、同様にノックスビル・ベースでロンサム・ディ・レコードから素晴らしい作品を発表しているブルー・ムーン・ライジングから移籍のティム・ティプトン(bj)、ランディ・マッセンギル(g)、ロンサム・リバー・バンド等で活躍のマット・レッドベター(d)、因みに父親のフィルもアワード・ウィナーのドブロの名手である。元マウンテン・ハート、現グラスタウンのスティーブ・ガリーがオーナーのスタジオで録音、プロデューサーも務める。ハイロンサムなブルーグラスから情感たっぷりのカントリー・ナンバーまでオリジナルとカバーが半々、ヒルマン=パーソンの"Wheel"のアレンジはJ.D.クロウとケンタッキー・マウンテン・ボーイズを髣髴させる。ゴスペル・マーケットで鍛えた際立った個性のボーカルを軸に、ロンサム・リパー・バンド、マウンテン・ハート、デル・マッカリー・バンド等々、現在のメイン・ストリーム・ブルーグラスのエッセンスを吸収して自らのサウンドに仕上げている。(ムーンシャイナー誌レビューより)
2010/03/14
BNL-10/03 BNL-10/03 最新2010年3月号 \525-新入荷

2010 年 3 月の特集は、Sawmill Roadのディック ・ ブラウン・インタビュー,歌のバックアップにおける奏法。
ケン・パールマンのメロディック・クローハンマー。リチャード・アンダーウッド・インタビュー。
ボブ・カーリンの オープン バック・バンショーのブリッジに関する記事。 等などのラインアップと共に 初心者向けコーナー、技術トーク、レッツ ロール ピート ・ワーニック他。
初心者から上級者まで、あらゆる5弦バンジョーのタブ譜や話題とともに、バンジョー情報とクロウハンマーを含む5弦バンジョー奏法満載の48頁。

DREAD-0901 DAVID GRIER『EVOCATIVE』CD\2,888-(本体\2,750-)新入荷

As it Rolls to the Sea/Road to Hopeplay me/Two Turns Home/As Easy as Falling off a Log/Four Dogs Joggingplay me/Teela/What a Way to Go/High Atop Princess Cove/The End of a Good Day 全10曲

 創造力溢れるフラットピッキング・ギターでブルーグラスのみならず、アコースティック音楽シーンで活躍するデビッド・グリア最新作はギブソンES-175を抱えたジャケットからも判るようにエレキ・ギターを駆使した意欲作。クラレンスは元より、エイモス・ギャレットやアルバート・リー等のテレキャスター弾きのファンでもあるということで、ファンキーな作品を予想したが、あにはからんや、元サンタクルーズの職人だったというダレン・ウェッブのサウンド・ホールを広げたギターによるアコースティックな響くを大切にした、これまでの彼の作品のイメージから逸脱することなく、さらにイマジネーションを膨らませた、非常にリリカルなギター音楽作品。前作がライブの模様を収めたショーケース的な内容だったとのに比べて、今回はスタジオで作りこんだ全曲オリジナル。プロデュースとエンジニアにクラスター・プラッカーズで御馴染みのブレント・トゥリットを迎えて、ジョン・ガードナー(drums)、ビクター・ウーテン(bs)の鉄壁のリズム隊、ジェフ・テイラー(keybords,pennywhitsle,etc.)、ステュアート・ダンカン(f)、アンドレア・ゾン(f)、ポール・フランクリン(steel)、ノーム・ピケルニー(bj)、スコット・ベスタル(bj)等々、適材適所に名うてのミュージシャン、ナッシュビルの層の厚さに唸らされる。(ムーンシャイナー誌レビューより)

DREAD-0701 DAVID GRIER『Live at the Linda』CD\2,888-(本体\2,750-)再入荷

Old Spinning Wheel/America the Beautiful-Yesterday/Red Haired Boy/RedWing/Killing Me Softly/Crossing the Cumberland/Randy Lynn Rag他全18 曲

 ブルーグラス・ギターの最高峰!! デビッド・グリアの自費制作最新作は、最近お気に入りの1946 年製マーティンD-28 とべっ甲ピックを駆使、オリジナルに上記超有名曲(ビートルズからロバータ・フラック、モンロー/父親=ラマー・グリアからスクラッグスまで)を散りばめた天才グリアのソロ・コンサート・ライブ集。その自由で大きく膨らむイメージは、すでにクラレンス・ホワイトやトニー・ライスをはるかに超している。当たり前だ、クラレンスは35 年も前に亡くなり、トニーがスタイルを確立してからも同じくらいの月日が流れている。クラレンスの有名な小森谷信治氏の撮った1973 年のフェス写真で、ステージの上でクラレンスのギターを見つめる少年、そう、あれがデビッド・グリア。写真が表すようにグリアはその後、もっとも強くクラレンスの遺志をギターに乗せつづけながら、クラレンスよりもはるかに高い極みに伸びた。2 0 代のスーパーバンド、クリス・シーリの『H o w t oG r o w . . . 』の1曲目もグリアのフレーズをイメージに展開していく、2007年秋のI B M A ではショウケースの終えた午前2 時過ぎ、高校/大学スーパーピッカーを2 0 人ほど引き連れて、閉店後のレストランで朝までジャムを目論むも、カードマンに怒られていた… 。純粋にギターと同化して、無邪気なまでにギターを、いつでもどこでも弾きつづけるグリア。その曲の中に込められた、左指と右ピックから湧き出すスリルに満ちた煌きをお聴き逃しなく! !

DREAD-0201 DAVID GRIER『I've Got the House to Myself』CD\2,750-再入荷

Bill Cheatum/Turkey in the Straw/John Henry/Sally Gooden/Arkansas Traveler/Black Mountain Rag/Whistling Rufus/Gal I Left Behind Me 他全13曲

いやはや、凄かったね。2002年5月から6月はじめに来日したブルーグラス・フラットピッキン・ギターの最 高峰デビッド・グリア最新作。その奏法やギターの秘密はムーンシャイナー誌5月号(\500-)のインタ ビューを見ていただくとして…、超有名スタンダードをギター1本で弾きこなす本作、「音」というもの がいかに多彩に展開するか、そのメロディーの美しさとインプロバイズの妙を、思いっきり楽しんでいただ きたい。ドレッドノート・ギターを知り尽くした彼が、マーティ・ランハム作のNGCギターの能力を隅 から隅まで引き出している。ホワイト/ライス以降のブルーグラス・ギターに新しい目標を創り出したデ ビッド、アコースティック・ギター・マガジン選出の"Artists of the Decade"、この10年でもっとも優れたアーティストの1人に選ばれた彼の、面目躍如た るソロ・プロジェクト。おまけの1曲あり。

DREAD-9801 DAVID GRIER『Hootenanny』CD\2,750-再入荷

2002年5月に来日し、その目を被うばかりのアメージングなフラットピッキンで魅了したデビッド・グリアの 98年作品。最新作『I've Got the House to Myself』(DREAD-0201 CD\2,750-)は完全なソロだが、本作はティム・オブライエンとダーク・パウェルとのト リオで、究極のストリングバンド・アンサンブルを聴かせ、そのグルーブの中で躍動するフラットピッキ ンの妙が堪らない。グリアの最高傑作だと思う。

RHY-1053 BILL EMERSON & SWEET DIXIE 『Southern』CD\2,573-(本体\2,450-)再入荷

I Don't Care Anymore/Love Reunited/Life in the Old Farm Town/Midnight Train/Black Fox 他全12 曲

 フラット&スクラッグスのバウンシーな1曲目につづいてクリス・ヒルマンのデザート・ローズ時代の名曲、3曲目にはビンス・ギルのカントリーバラッド、つづいてデルモア・ブラザーズの軽快なトレインソング……と、さすがビル・エマーソンらしいツカミで飽きさせない構成、そして60 〜 70 年代、いわゆる「DC グラス」の中心人物であった抜群のセンスで創る耳にやさしいアンサンブル。70 年代を体験したハッピーミディアムな人にはドンぴしゃりのお勧め作品である。ギターとボーカルにトム・アダムズ、ウェイン・ランハム(m)、紅一点テリ・チズム(bs) の4人組にフランク・ソリバンかリッキー・シンプキンズがゲスト・フィドラーというメンツもバランスよく機能している。1957 年のカントリー・ジェントルメン結成以来、60 年代にはジミー・マーティン("Sunny Side of the Mountain" や"Sweet Dixie"、"Theme Time"などの名曲を残している)やレッド・アレンのケンタッキアンズ、そして1967 年にエマーソン&ウォルドロンを結成、"Fox on the Run" や"Proud Mary" などのロック曲のブルーグラス化で70 年代以降のニューグラスの先鞭をつけ、セルダム・シーンに至るいわゆる「DC グラス」の重鎮として活躍してきたビル・エマーソン。70年代に米海軍軍楽隊のブルーグラス/カントリー・バン
ドのリーダーとして活躍していた間はわれわれとの接点はなかったが、90 年代中ごろにカムバック後は、トニー・ライスやピート・ゴーブルとのコラボレーションなどで"Tennessee 1949" などの名曲を送り出している……そう、デカイ存在なのだ。1960 年代に、おそらく初めてバンジョー・トーンの比較研究発表をブルーグラス・アンリミテッド誌上でしたことが、わたしの強い印象に残っている。そのときから、もっとも美しくバンジョーをロールさせ鳴らす人だという認識が、好みとは別にある。これで2枚目、前作のスウィート・ディキシー・デビュー作(REB-1823 \2,573-)とともに、エマーソンの偉大さにいまさらながら恐れ入る秀作である。
2010/03/10
MB-99471BD BRIAN WICKLAND『American Fiddle Method Vol.1』CD+Book \4,095(本体\3,900-) 再入荷

MB-99472BD BRIAN WICKLAND『American Fiddle Method Vol.2』CD+Book \4,095(本体\3,900-) 再入荷


ブライアン・ウィックランドが教えるフィドル奏法入門CD付き教則本の決定版。「Vol.1」はキー がAやDの初心者向きで有名22曲で、米国でも有名な「スズキ・メソッド」を使っているので、 お子様にもお勧めです。「Vol.2」は様々なキーやテクニックに広がった27曲に、音楽理論の基礎 やコードまで踏み込んだ内容になっている。いずれにせよ、フィドル初心者にはとても分りやすい (英語解説だけど)お勧めの入門書。
2010/03/08
CMH-9095 JOHHNY GIMBLE『CELEBRATING WITH FRIENDS』CD\2573-(本体\2450-)[新入荷]

Johnny Gimble Reflects/Fiddlin' Around(Jason Roberts)/Somewhere South of San Antone(Vince Gill)/Sweet Georgia Brown(Merle Haggard)/Gardenia Waltz(Jason Roberts)/Lady Be Good(Willie Nelson)/I Needed You(Dale Watson)/If I Had You(Emily Gimble)/Rural Riffin'/Under the X in Texas(Ray Benson)/Hey Mr. Cowboy(Jesse Dayton)/Mandelopin'/Do What You Did, When You Did/Owed to Johnny Gimble(Garrison Keillor) 全14曲

 60年以上に及ぶそのキャリアをとおして、テキサス・スウィング・フィドルの第一人者としてのみならず、カントリー・シーンを代表する偉大なフィドラーとして後進に絶大な影響を与えてきたジョニー・ギンブルを称える最新トリビュート作品。息子ディック(bs)やモーリス・アンダーソン(スティール)、ケニー・フレイジアー(g)という長年のパートナーや、アスリープ・アット・ザ・ウィールのレイ・ベンソン(g)、ジェイソン・ロバーツ(f)など気心の知れた仲間たちとのリラックスしたセッションで、ジェイソンとのツイン・フィドルやツイン・マンドリンもまじえながら、ギンブル・ファンにはお馴染みのレパートリーを、これ以上はないくらいにパーフェクトなウェスタン・スウィングの本流をいくサウンドや、なんともお洒落なジャジーなスタイルでしみじみと聴かせてくれる。そしてそのキャリアを称えて集まったヴィンス・ギル、マール・ハガード、ウィリー・ネルソン、デイル・ワトソンなど豪華な顔ぶれが、ギンブルの実に粋なフィドルとの掛け合いで楽しいひとときを繰り広げる。ラスト、94年の『プレイリー・ホーム・コンパニオン』でのギャリソン・キーラーの語りかけるような詩がギンブルのすべてを見事に伝えている。83歳(!!)という年齢を微塵も感じさせるところのない艶やかなフィドルはまさに感動ものだ。
UNI7232024 THE CHIEFTAINS featuring RY COODER『San Patricio Deluxe Edition』CD+DVD \3,675-(本体\3,500-) 
UNI7231321 THE CHIEFTAINS featuring RY COODER『San Patricio 』CD\2,573-(本体\2,450-)

Iguana, La/Golondrina, La/A La Orilla de un Palmar/Danza de Concheros/Chivo, El/San Campio/Sands of Mexico, The/Sailing to Mexico/Caballo, El/March to Battle (Across the Rio Grande) - (featuring Liam Neeson/Banda De Gaita De Batallon-L.A.-Juvenil-Los Cenzontles)/Lullaby for the Dead/Luz de Luna/Persecucion de Villa/Cancion Mixteca (Intro) - (featuring Ry Cooder)/Cancion Mixteca/Ojitos Negros/Relampago, El/Pajaro Cu, El/Finale - (featuring Carlos Nunez-Banda De Gaita De Batallon-L.A.Juvenil-Los Cenzontles-Los Folkloristas)

 アイリッシュの国宝的存在、チーフタンズがライ・クーダーの夢のコラボレーション。米・メキシコ戦争(1846〜48年)における聖パトリック大隊の英姿を描くコンセプト・アルバムで、ヴァン・ダイク・パークスなどゲストも多数参加。
DVD付の完全限定デラックス盤とCDのみの通常盤
CMH-9011 OSBORNE BROTHERS『Bluegrass Collection』CD\2,888-(本体\2,750-)[再入荷]

Kentucky Waltz/Blue Ridge Cabin Home/Some Old Day/Your Love Is Like a Flower/Little Cabin Home on the Hill/White Dove 他全24曲

 1970年代後半、絶頂期にあったオズボーン・ブラザースが、それまでのヒット曲路線を変換、最愛のトラッド・ブルーグラス路線に戻るきっかけとなった2枚組LP秀作がCD1枚に。ご覧の通り、ブルーグラスの大スタンダード曲を、彼等らしくアッサリと、しかも非常にレベルの高い質で、演じられた名盤。ブレイン・スプラウスとケニー・ベイカーのツイン・フィドルが美しい。
CMH-9016 THE OSBORNE BROTHERS AND MAC WISEMAN 『The Essential Bluegrass Album』 CMH-9016 CD\2,888-(本体\2,750-) [再入荷]

 70年代後半、CMH時代のオズボーン・ブラザーズが立て続けに発表したクラシック三部作のラストを飾る本作は、マック・ワイズマンとボビー・オズボーン、その歌唱力と美声で並ぶ者なきふたりが、ドット以来久々にがっぷり四つに組んだ、圧倒的なヴォーカル・アルバム。円熟の極みというか、練達の頂点に達したふたりのヴォーカルが、「うた」のこころ、メロディーの大切さをしみじみと伝えてくれるスタンダード集。ここでも、バディー・スパイカーの歌心あふれるフィドルが鮮やかなサポートをみせている。
CMH-8435 V.A.『Keep On The Sunny Side:Bluegrass Salutes The Carter Family』 CD\2,573-(本体\2,450-) [再入荷]

Keep On The Sunny Side(Mac Wiseman & The Osborne Brothers)/I'm Thinking Tonight Of My Blue Eyes(The Stonemans)/I'll Pawn You My Gold Watch & Chain(Eddie & Martha Adcock with Missy Raines)/Wildwood Flower(Joe Maphis And Merle Travis)/I Wonder How The Old Folks Are At Home(Mac Wiseman & The Osborne Brothers)/Wabash Cannonball(Benny Martin)/Cannonball Blues(Grandpa Jones)/Sailor On The Deep Blue Sea(Mac Wiseman)/Will The Circle Be Unbroken(Lester Flatt & The Nashville Grass)/You Are My Flower(The Osborne Brothers)/I'll Be All Smiles Tonight(Mac Wiseman)/Jimmie Brown The Newsboy(Arthur Smith)/The Last Letter(The Osborne Brothers)/Maple On The Hill(Joe & Rose Lee Maphis)/Angel Band(Carl Story & His Rambling Mountaineers)/What Would You Give In Exchange For Your Soul?(Lester Flatt & The Nashville Grass)/Wildflower Guitar(Arthur Smith & Benny Martin)/Memories Of Maybelle(Joe Maphis)/Mother Maybelle(Curly Seckler & The Nashville Grass featuring Marty Stuart & Johnny Cash) 全19曲

 ブルーグラスには必要不可欠のレパートリーとなっているカーター・ファミリーの名曲を、CMHのカタログからセレクトした企画作品。この顔ぶれでこの曲目、いいんじゃないですか?ラスト、ジョニー・キャッシュを迎えたレスター亡きあとのナッシュヴィル・グラスの"Mother Maybelle"に涙したことも、、、。
2010/03/01
ROU-0088 ALLEN SHELTON『Shelton Special』CD\2,573-(本体\2,450-)

Banjo Bounce/Lady of Spain/Shelton Special/Crazy Arms/Ridgerunner/Bully of the Town/Silver Bells/Sourwood Mountain/Five Foot Two, Eyes of Blue/Green, Green Grass of Home/Birth of the Blues/I Don't Love Nobody/Sweet Georgia Brown/Bye Bye Blues

 昨年の11月に惜しくも故人となったアレン・シェルトンの大名盤が久々の再入荷。
フツーのスリー・フィンガー・ロールで、見事なメロディーを組み上げる名人。"Lady of Spain"や"Sweet Georgia Brown"、"Bye Bye Blues"などのスタンダード、"Crazy Arms"や"Green, Green Grass of Home"などのカントリー・バラッド、そしてストレートな ブルーグラス等々、スリー・フィンガー・バンジョーの美学が楽しめる。ムーンシャイナー誌、2月号で追悼記事、3月号ではタブ譜満載の奏法解析。
2010/03/01 ☆荷造り送料を改訂しました。 2010年3月1日出荷分から適用しています。
新荷造り送料は下記の通りです。

CD,DVD   全国均一 1枚\180- 
          2枚\210- 
         3枚以上もしくは\8,000-(税込み)以上お買い上げの場合全国無料!! 
            (日本盤、廉価盤、書籍、楽器、弦、パーツ類、その他対象外品あり)
2010/02/19
THE LOARマンドリンに続き、THE LOARアーチトップ・ギター取り扱い開始!!
ロイド・ロアーの流れを彷彿させるカーブドトップ&バックのフル・アコースティックギター。ニトロ・セルロース・ラッカー仕上げのビンテージ・サンバースト、グローバーペグ、Vネックシェイプ・・・こだわりのスペックのギターです。ジャズ、ブルース、オールドタイム・・・などお薦めのギターです。

LH-700-VS \168,000(本体\160,000)→\ASK
単板削り出しによる最高級のスブルース・トップ、メイプル・バック&サイド、ワンピースのマホガニー・ネック、エボニー指板、ニトロセルロース・ラッカー仕上によるハイエンド・モデル、ヘッドストックはフラワーポット。カーター・ファミリー・スタイル・ピッキングなんぞを爪弾けば気分はマザー・メイベル。

LH-650-VS \157,500 (本体\150,000)→\ASK
カッタウェイ、ケント・アームストロング・ピックアップ搭載モデル。
LH-600-VS \126,000(本体\120,000)→\ASK
LH-700-VS同様、単板削りだしによるエントリー・モデル
全てライトケース付き



Hand-Carved Archtop Acoustic Guitar

Top: Solid Hand-Carved, Hand-Graduated AAA Spruce
Back & Sides Solid Hand-Carved AAA Flamed Maple Back and Flamed Maple sides
Neck: 1-piece Mahogany, Vintage "V" Profile, MOP Inlay Markers
Fretboard: Bound Ebony
Headstock Inlay: Abalone Flowerpot
Finish Type: Hand-Buffed Nitrocellulose Lacquer
Finish Options: Vintage Sunburst
Tuning Machines: Grover Sta-Tite open-geared butterbean
Scale Length: 24-3/4"
Truss Rod: Compression
Frets: 19
Binding: Ivory
Bridge: Compensated Adjustable Ebony
Upper Bout: 11-1/2"
Lower Bout: 16"
Nut, Width: Bone, 1-3/4"
Depth: 3-3/4"
Body Length: 20-1/4"
Total Length: 40-1/2"
Pickup: None
Item: LH-700-VS
BACM-294 TOMMY JACKSON『The Legendary Session Fiddler Playing Classic Square Dance Tunes』CD-R\2,888-(本体\2,750)

East Tennessee Blues/Uncle Joe/Cripple Creek/Ragtime Annie/Leather Britches/Twinkle, Twinkle Little Star/Ricestraw(AKA Ryestraw)/I Don't Love Nobody/The Girl I Left Behine Me/Polk County Breakdown/Bill Cheatham/Liberty/Flop Eared Mule/Sugar in the Gourd/Golden Slippers/Arkansas Traveler/Boil Them Cabbage Down/Chinese Breakdown/Soldier's Joy/Fiddlin' Rag/Katy Hill/Mississippi Sawyer/Here and There/Sally Goodin/Rickett's Hornpipe/Sally Ann 全26曲

「最初の」偉大なナッシュヴィル・セッション・フィドラーとしてその名を残すトミー・ジャクソン、50年代から60年代、ハンク・ウィリアムズからビル・モンローまで、レイ・プライスからジョージ・ジョーンズまで、誰よりも多くのレコードでそのフィドルをフィーチュアし、オールド・ファンならずとも誰しもその演奏を耳にしてきたはずの、真に偉大なフィドラー。その彼が50年代半ば、ときのスクエア・ダンスのブームにのってドット・レコードから大量にリリースした作品群からセレクトされた26曲。きわめてシンプルな演奏でありながらフィドリングの真髄をついたその出来映えは、ゆめゆめスクエア・ダンス・アルバムなどと侮ってはならない、ナッシュヴィル・カントリー・フィドルの規範となった深い味わいに満ちている。脇役のマンドリン(ポール・バスカーク?)も鮮やか。1979年、53歳の若さで世を去るまで、ナッシュヴィル・フィドラーの代名詞的存在として後進への道を切り開いてきたパイオニアの、貴重な音源集だ。
JSP-77119 BILL MONROE & HIS BLUE GRASS BOYS『1950-1958』CD4枚組\5,775-(本体\5,500-)

[CD-1]
Blue Grass Ramble/New Muleskinner Blues/My Little Georgia Rose/Memories of You/I'm On My Way To The Old Home/Alabama Waltz/I'm Blue,I'm Lonesome/I'll Meet You In Church Sunday Morning/Boat Of Love/The Old Fiddler/Uncle Pen/When The Golden Leaves Begin To Fall/Lord Protect My Soul/River Of Death/Letter From My Darling/On The Old Kentucky Shore/Raw Hide/Poison Love/Kentucky Waltz/Prisoner's Song/Swing Low Sweet Chariot/Angels Rock Me To Sleep/Brakeman's Blues/Travelin' Blues

[CD-2]
When The Cactus Is In BloomSailor's Plea/Highway Of Sorrow/Rotation Blues/Lonesome Truck Driver's Blues/Sugar Coated Love/You're Drifting Away/Cabin Of Love/Get Down On Your Knees And Pray/Christmas Time's A-Coming/The First Whippoorwill/In The Pines/Footprints In The Snow/Walking In Jerusalem/Memories Of Mother And Dad/The Little Girl And The Dreadful Snake/Country Waltz/A Mighty Pretty Waltz/Pike County Breakdown/Wishing Waltz/I Hope You Have Learned/Get Up John/Sitting Alone In The Moonlight/Changing Partners

[CD-3]
Y'All Come/On And On/I Believed In You Darling/New John Henry Blues/White House Blues/Happy On My Way/I'm Working On A Building/A Voice From On High/He Will Set Your Fields On Fire/Close By/My Little Georgia Rose/Put My Little Shoes Away/Blue Moon Of Kentucky/Wheel Hoss/Cheyenne/You'll Find Her Name Written There/Roanoke/Wait A Little Longer,Please Jesus/Let the Light Shine Down On Me/A Fallen Star/Four Walls/A Good Woman's Love/Cry Cry Darlin'/I'm Sittin' On Top Of The World

[CD-4]
Out In The Cold World/Roane County Prison/Goodbye Old Pal/In Despair/Molly And Tenbrooks/Come Back To Me In My Dreams/Sally-Jo/Brand New Shoes/A Lonesome Road To Travel/I Saw The Light/Lord,Build Me A Cabin InGlory/Lord Lead Me On/Precious Jewel/I'll Meet You In The Morning/Life's Railway To Heaven/I've Found A Hiding Place/Jesus Hold My Hand/I Am A Pilgrim/Wayfaring Stranger/A Beautiful Life/House Of Gold/Scotland/Gotta Travel On/Panhandle Country/No One But My Darlin'

ビル・モンローがいわゆる「ハイ・ロンサム・サウンド」と呼ばれる、モンロー・ミュージックの精神性を明確に表現し始めた1950年、ジミー・マーティンという、それまでのレスター・フラットやマック・ワイズマンとは全く異なる個性を持ったリード・シンガーを得たところから始まったモンロー・ミュージックの深化の軌跡を1958年までの97曲で綴った、イギリスからの廉価盤全集。デッカからSP、シングルでの発売のなかった10曲あまりが収録されておらず、既発売のベア・ファミリー全集と比べるとディスコグラフィ等も含めてその完璧さでは一歩も二歩も譲らざるを得ないが、この価格と内容で、50年代モンローを語る上でほぼ満足といっていいのではないか。「ハイ・ロンサム・サウンド」とはなにか、ここから読み取ってもらいたい。
BOOK-44 『アメリカは歌う。』東理夫著 BOOK \2,310-(本体\2,200-)

日本ブルーグラスのパイオニアのひとり、東 理夫著「アメリカ音楽を愛する人におくる一冊!『アメリカは歌う―歌に秘められた、アメリカの謎』(作品社304頁)」。「労働歌、殺人歌、黒人霊歌、そしてカントリー・ミュージック――アメリカン・ソングの4つの源流を、その発生から伝承過程まで詳細に跡づけ、これらの歌がなぜ歌い継がれ、いまも愛され続けるのを明らかにする。知られざるアメリカの本質に迫る注目の書!」とあり、ジョン・ヘンリーやマーダーバラッド、田舎での女性たちの地位などの「謎」を追うという。
UNI2733149 JOHNNY CASH『American VI:Ain't No Grave』CD\2,573-(本体\2,450-)

Ain't No Grave/Redemption Day/For the Good Times/I Corinthians 15:55/Can't Help But Wonder Where I'm Bound/Satisfied Mind/I Don't Hurt Anymore/Cool Water/Last Night I Had the Strangest Dream/Aloha Oe 全10曲

 故ジョニー・キャッシュがその晩年、心血を注いで創りつづけた魂のアルバム『American Recording』シリーズ、いずれもがグラミーを受賞するなどきわめて高い評価を得てきた、その第6作にして完結編がキャッシュ78回目の誕生日を前にしてのリリース。生前、最後までヘンダーソンヴィルの自宅スタジオで録音し続けた100曲以上ともいわれるなかから、プロデューサー、リック・ルービンが精選した10曲。これまでの5作同様、シェリル・クロウ、クリス・クリストファーソンなどコンテンポラリー・ソングライター作品のカヴァーを柱に、カントリーやカウボーイ・ソングの古典を、これまで以上にスピリチュアルなまでの心情をこめたヴォーカルで綴っている。ハイライトは、キャッシュ最後のオリジナル楽曲となった"I Corinthians 15:55"。キャッシュ自身のギターと、ベンモント・テンチ(keyboard)、マイク・キャンベル(g)ほかの真摯なサポートが、静謐のなかに荘厳なまでのムードを見事に演出している。ハワイアンの古典中の古典"Aloha Oe"での別れが切なくも感動的だ。
2010/02/16
ビル・キース弦
MISC-0012 =BILL KEITH BANJO STRINGS \735-(税込み)再々入荷
ビル・キース御用達。特徴は1、2、5弦が同じゲージ。.011 .011 .015 .022 .011(ミディアム)。お勧めは珍しい4弦がブロンズのもの。
SHOUT11461 V.A.『Country's Greatest Stars Live, Vol.1』DVD2枚組150分\3,990-(本体\3,800-)
[Hour 1 Host:Glen Campbell]

Rhinestone Cowboy(Glen Campbell)/Wabash Cannon Ball(Roy Acuff & His Smoky Mountain Boys)/I'll Get Over You(Crystal Gayle)/Clip:Silver Haired Daddy of Mine(Gene Autry)/Back in the Saddle Again(Glen Campbell)/Southern Nights(Glen Campbell)/Louisiana Man(Doug Kershaw)/I'll Go to My Grave Loving You(The Statler Brothers)/You and Me(Tammy Wynette)/Your Love Put a Song in My Heart(Johnny Rodriguez)/Take These Chains from My Heart(Ray Charles)/Bye Bye Love(Glen Campbell & Ray Charle)/MEDLEY:Gentle on My Mind-Honey Come Back-By the Time I Get to Phoenix-Wichita Lineman-Galveston-Country Boy(You Got Your Feet in L.A.)(Glen Campbell)

[Hour 2 Host:Dolly Parton]

Here You Come Again(Dolly Parton)/Blue Moon of Kentucky(Bill Monroe & His Blue Grass Boys)/Muleskinner Blues(Dolly Parton with Bill Monroe & His Blue Grass Boys)/Our Love Is Home Grown(Earl Scruggs Revue)/PATSY CLINE MEDLEY:Walkin' After Midnight-Sweet Dreams-Back in Baby's Arms-Crazy(Loretta Lynn)/I Just Wish You Were Someone I Love(Larry Gatlin & The Gatlin Brothers)/Cowgirl and the Dandy(Dolly Parton)/CARTER FAMILY MEDLEY:Keep on the Sunny Side-Wildwood Flower-Will the Circle Be Unbroken-Hello Stranger(The Carters With Jan Howard)/If You're Ever in Nashville(Carlene Carter)/BOB WILLS MEDLEY:Texas Playboy Theme-Bob Wills Special-Ida Red-Faded Love-Roly Poly-San Antoniob Rose(Merle Haggard & Bob Wills' Texas Playboys)/MEDLEY:The Seeker-All I Can Do-Jolene-Two Doors Down-I Will Always Love You(Dolly Parton)

[Hour 3 Host:Roy Clark]

Rocky Top(Roy Clark)/Jimmie Rodgers Tribute/JIMMIE RODGERS MEDLEY:In the Jailhouse Now-Jimmie Rodgers' Last Blue Yodel-Waiting For A Train(Ernest Tubb)/Comedy Routine(Roy Clark & Minnie Pearl)/It Wasn't God Who Made Honky Tonk Angels(Kitty Wells)/You're the One(Oak Ridge Boys)/Ruby Don't Take Your Love to Town(Mel Tillis)/Folsom Prison Blues(Johnny Cash)/One Piece at a Time(Johnny Cash)/Orange Blossom Special(Roy Clark & Johnny Cash)/Ghost Riders in the Sky(Roy Clark)/Winter Walking(Chet Atkins)/Nashville Brass Hoedown(Danny Davis & The Nashville Brass/Stoney Mountain Cloggers)/HANK WILLIAMS MEDLEY:Hey Good Lookin'-Your Cheatin' Heart-Cold, Cold Heart-I'm So Lonesome I Could Cry/I Can't Help It(If I'm Still in Love with You)-You Win Again-I'm So Lonesome I Could Cry-I Saw the Light-Jambalaya(Glen Campbell, Roy Clark & Dolly Parton)
SHOUT11464 V.A.『Country's Greatest Stars Live, Vol.2』DVD2枚組200分\3,990-(本体\3,800-)
[Hour 4 Host:Charley Pride]

Is Anybody Goin' to San Antone(Charley Pride)/Kiss an Angel Good Mornin&(Charley Pride)/Take This Job and Shove It(Johnny Paycheck)/Woman to Woman(Barbara Mandrell)/Uncle Dave Macon Tribute(Barbara Mandrell)/Clip:Take Me Back to My Old Carolina Home(Uncle Dave Macon)/Marie La Veau(Bobby Bare)/Someone Loves You Honey(Charley Pride)/TEX RITTER MEDLEY:Green Grow the Lilacs-Boll Wevil-High Noon(Jimmy Dean)/Little Junior(Gary Stewart)/#1 With a Heartache(La Costa)/Gotta Quit Lookin' at You Baby(Dave & Sugar)/MEDLEY:The Snakes Crawl at Night-Just Between You and Me-The Easy Part's Over-Tennessee Girl-(I'm So)Afraid of Losing You Again-Don't Fight the Feelings of Love-CrystalChandeliers(Charley Pride)

[Hour 5 Host:Tennessee Ernie Ford]

MEDLEY:Glad Rags-Ballad of Davy Crockett-River of No Return-That's All-The Roving Gambler-I'll Never Be Free(Tennessee Ernie Ford)/MEDLEY:Country Is-Old Dogs, Children and Watermelon Wine-The Year That Clayton Delaney Died-I Love-Country Is(Tom T. Hall)/Harper Valley P.T.A.(Jeannie C. Riley)/Think About Me(Freddy Fender)/Grandfather's Clock(John McEuen)/Bach's Gavotte from English Suite No.3 in G Minor, BWV 808(John McEuen)/MEDLEY:Po' Folks-I Love You Drops-Still(Bill Anderson)/Sixteen Tons(Tennessee Ernie Ford)/Let My Love Be Your Pillow(Ronnie Milsap)/Only One Love in My Life(Ronnie Milsap)/Snowbird(Anne Murray)/You Needed Me(Anne Murray)/Wolverton Mountain(Conway Twitty)/The Grandest Lady of Them All(Conway Twitty)/RED FOLEY MEDLEY:Chattanoogie Shoeshine Boy-Just a Closer Walk with Thee-Peace in the Valley(Tennessee Ernie Ford)

[Hour 6 Host:Crystal Gayle]

One More Time(Crystal Gayle)/Don't It Make My Brown Eyes Blue(Crystal Gayle)/You Are My Sunshine(Jimmie Davis)/Baby It's You(Janie Fricke)/Take Me Back to Tulsa(Asleep At The Wheel)/For the Good Times(Ray Price)/Why Have You Left the One You Left Me for?(Crystal Gayle)/MEDLEY:Chug-A-Lug-Dang Me-England Swings-You Can't Roller Skate in a Buffalo Herd-Engine, Engine #9-King of the Road(Roger Miller)/I Don't Want to Have to Marry You(Jim Ed Brown & Helen Cornelius)/I Love You, I Love You, I Love You(Ronnie McDowell)/Heaven's Just a Sin away(The Kendalls)/MEDLEY:Summertime-Let Me Be There-Don't Come Home a Drinkin'(With Lovin' on Your Mind)-As Usual-I'll Get Over You(Crystal Gayle)

[Hour 7 Host:Eddy Arnold]

Welcome to My World-Country Lovin'(Eddy Arnold)/Slow Poke(Pee Wee King)/Tennessee Waltz(Patti Page)/Release Me(Patti Page)/MEDLEY:I Can't Stop Loving You-Legend in My Time-Oh Lonesome Me(Don Gibson)/Foggy Mountain Breakdown(Lester Flatt & The Nashville Grass)/JIM REEVES MEDLEY:He'll Have to Go-Four Walls-Mexican Joe(Eddy Arnold)/MEDLEY:The Cattle Call-Take Me in Your Arms and Hold Me-Bouquet of Roses-Turn the World Around-What's He Doing in My World-Make the World Go away(Eddy Arnold)/The South's Gonna Do It Again(Charlie Daniels Band)/MEDLEY:Country Girl-Here Comes My Baby-Country Sunshine(Dottie West)/You Don't Love Me Anymore(Eddie Rabbitt/I Am the South(Eddy Arnold)

 1927年の、あの歴史的なブリストル・セッションから50年を記念して、カントリー・ミュージック・ファウンデーションが企画制作し、78年、5ヶ月にわたって全米に放送されたスペシャル・ライヴが、ホール・オヴ・フェイム&ミュージアムのアーカイヴから発掘されてのDVDリリース。グランド・オール・オープリ・ハウスに綺羅星のごときスターたちが集い、熱狂的な観客の前で展開したホットなショウが、1時間番組7本のシリーズとしてオンエアされた伝説のライヴ、ここに蘇る。

 Vol.1は『50 Years of Country Music』と題された3回シリーズ。グレン・キャンベルがホストを務める第1回は、ロイ・エイカフ、ジーン・オートリーという大先達へのオマージュを柱にしながら、タミー・ワイネットやスタットラー・ブラザーズなど時代を代表するスターたちをフィーチュア、そして、カントリーとポップの橋渡しともいうべき役割を果たし絶大な人気を誇ったグレン・キャンベルのヒット曲をたっぷりと、さらにはポップとの橋渡しという意味合いを象徴するかのような、レイ・チャールズとのデュオというお楽しみも含まれる。ドリー・パートンがホストを務めた第2回、この回がこのシリーズのハイライトというべきだろう。ビル・モンローを迎えてのブルーグラスは、ドリーとビルの共演という珍しいシークエンスもあり、正統派女性シンガーの第一人者ロレッタ・リンが唄うパッツイ・クライン・メドレーの完璧なカントリー・スタイルに感動し、ヘレン、ジューン、アニタの、カーター・ファミリー・トラディション継承のハーモニー、ジョニー・ギンブルやタイニー・ムーアなどテキサス・プレイボーイズの面々を従えたマール・ハガードのボブ・ウィルス・トリビュート、そして人気絶頂ドリーのヒット・パレードと、まさにカントリー50年の歴史をもっとも特徴的なスタイルで表現することで鮮やかに切り取った構成が見事だ。ロイ・クラークがホストの第3回、キティ・ウェルズやジョニー・キャッシュなどをフィーチュアし、ロイのコメディアン/ギタリスト/シンガーとしての多才ぶりもしっかりとみせながら、極めつけともいうべきアーネスト・タブのジミー・ロジャーズ・トリビュートに始まって、大団円のハンク・ウィリアムズ・メドレーでカントリーの歴史を締めくくるあたりの演出はなかなかに憎いものがある。

 Vol.2は『Country Night of Stars』と題しての4回シリーズ。チャーリー・プライドとクリスタル・ゲイルという、70年代という時代を映し出した時の人気者ふたりと、テネシー・アーニー・フォードとエディ・アーノルド、40年代の昔からながきにわたってカントリーの歴史を刻んできた大ヴェテランふたり、対照的ともいえる4人をそれぞれホストとして配して、先人へのリスペクトを随所に示しながらも、カントリーの新しい流れ、新しい動きが顕著となった70年代らしさを強く印象付ける構成となっている。レイ・プライスやビル・アンダーソンなどヴェテランが登場し、正統カントリー・スタイルで時代を作ったチャーリー・プライドやコンウェイ・トゥイッティもフィーチュアされるが、このシリーズの主役はニュー・ウェイヴとでもいうべき新しいスターたち。ソングライターとしてそれまでのカントリーの常識を覆したロジャー・ミラー、ポップとカントリーの垣根を取り払った、ポップ・カントリーとも称されるイージー・リスニングなスタイルを一般的なものと下バーバラ・マンドレルやクリスタル・ゲイル、カントリー・ロック、サザン・ロックなど、ロング・ヘア・カントリーとも呼ばれたチャーリー・ダニエルズ・バンドやニッティ・グリッティ・ダート・バンドのバンジョー・ウィズ、ジョン・マッキューエンなどなど、この時代ならではのカントリーをじっくりと紹介している。そして最終第7回では、カントリーとポップの融合を象徴するナッシュヴィル・サウンド、その先駆者ともいうべきピー・ウィー・キングと、彼が作った"Tennessee Waltz"で一躍スターの座に就いたパティ・ペイジをイントロダクションにおきながら、ナッシュヴィル・サウンド最大の功労者ともいうべきエディ・アーノルドで締めくくるという、粋なエンディングが待っている。
2010/02/10
[フラット&スクラッグスDVD第9弾&10弾 予約受付中!! 3月初旬〜中旬入荷予定]

3月10日まで予約特価各\2,993-(本体\2,850-)通常価格\3,308-(本体 \3,150-)
●SHA-619D 『The Best of Flatt & Scruggs TV Show Vol.9』DVD(白黒約1時間) 
●SHA-620D 『The Best of Flatt & Scruggs TV Show Vol.10』DVD(白黒約1時間) 
フラット&スクラッグス、マーサ・ホワイト提供によるテレビ・ショーのシリーズ最終、完結編。
MISC-CV21 オスカーシュミット21バー乗せ変えキット \14,700- (本体\14,000-)

バーホルダー、バネ、切り込み済みのフエルト・バー、ボタン及びカバーのセット。英語の解説書がついている。本体、物によってはフエルトのギャップなど調整が必要かもわからない。
Ab, A, Bb, C, D, Eb, F, G major; A7, Bb7, B7, C7, D7, E7, F7, G7; Am, Cm, Dm, Em, Gm
2010/02/02
HL-0001241 JIM MILLS『Gibson Mastertone Flathead 5-string Banjos of the 1930’s and 1940’s』170Pages-Book\6,930-( 本 体. \6600-)再入荷

 ただただ「ため息」ばかりのバンジョー写真集。ムーンシャイナー誌連載中のチチ松村「祝バンジョー祭り」の「現代バンジョーの歴史シリーズ」で今年1月号から6ヶ月間特集をした「ギブソン・マスタートーン」。そのマスタートーンの中でも最も希少でかつ、バンジョー・ピッカー永遠の憧れである「プリウォー・ギブソン・フラットヘッド・バンジョー」たち、その中でも有名なアール・スクラッグスや同じロット(番号がひとつ手前)のソニー・オズボーンのRBグラナダほか、ブッチ・ロビンスやスナフィー・ジェンキンスのRB-4、スクラッグスと交換したドン・レノの通称「ネリー」ことRB-75等々、伝説に包まれた「ふたつ名」を持つバンジョーが次から次へと全頁カラー印刷で紹介されます。各バンジョーについての詳細な歴史ストーリーがまた、写真を眺めるものをノックアウトする。ホレボレするようなそのフォルム、そしてパーツ等々、バンジョー弾きが悶絶しそうな究極のトーンが聴こえてきそうです。プリウォー・ギブソン信奉者必携!!!
MISC-0007 REMO BANJO HEAD Weatherking 11" High Crown Frosted top \3,675-(本体\3,500-)

 11インチサイズのフラットヘッド用です。表が霜降り加工のもので今回の入荷はロゴ印刷のないものです。
2010/02/01
52nd GRAAMMY WINNERS(Bluegrass関係)

グラミー・サンデーの1月31日(日本時間2月1日午前10時)、第52回グラミー賞授賞式がロス・アンジェルスのステイプルズ・センターで開催され、全世界にライヴ中継されました。
2010/01/28
KB-60D KENNY BAKER "Fiddlin My Way』 DVD \5,775(本体\5,500)(60分楽譜付き) 

Jerusalem Ridge; Windy City; Festival Waltz; First Day in Town; Grassy Fiddle Blues; Denver Belle; Road to Columbus; Kelly Lynn Waltz; Indian Killed a Woodcock; Dance With Me Kenny; and Shushi.

ブルーグラス界最高峰のマスター・フィドラーから学ぶ、シビアなフィドラーとマンドリニストは必見ビデオ。
ケニー・ベイカーだもんネ。中級以上のフィドラー、及びマンドリニストには強力にお勧めする。彼が普通のスピードで模範演奏、次にスローにして左手ポジション、次に右弓の使い方、と解説を加えず淡々と進行して行く。大変ヨロシ。
2010/01/27
B001359002 VINCE GILL『Love Songs』CD\2,573-(本体\2,450-)

One/That Friend of Mine/When Love Finds You/You and You Alone/Let's Make Sure We Kiss Goodbye/Faint of Heart/Luckiest Guy in the World/The Rock of Your Love/If I Didn't Have You in My World/The Only Love/Given More Time/What They All Call Love/Nothing Like a Woman/Whenever You Come Around 全14曲

 キャリアの集大成ともいうべき4枚組大作『These Days』から3年、1984年のファースト・アルバム以来通算24作目となるヴィンス・ギルのニュー・リリースはヴァレンタイン・デイの季節にふさわしいラヴ・ソング集。彼の名声を不動のものとした大ヒット"When Love Finds You"を柱に、アルバムに埋もれていた感もある珠玉のラヴ・バラード、ラヴ・ソングをヴィンス自らがセレクトし構成したもの。『These Days』に収録されていたオールド・スクール・カントリーの佳作"The Only Love"からコンテンポラリー・カントリーを昇華した作品まで、カントリーの多様性を見事に表現、ダイアナ・クラールとのデュオ"Faint of Heart"ではジャジーなスタイルをも自らのものとした、ヴォーカリストとしての力量は流石としかいいようがない。しかも全曲自作オリジナル(共作含め)、まさにスーパー・スター、ヴィンスの面目躍如といったところだ。
2010/01/25
JJ-18422 JIM & JESSE『BERRY PICKIN' IN THE COUNTRY』CD\2,573-(本体\2,450-)

Memphis/Maybelline/Johnny B. Goode/Sweet Little Sixteen/Roll Over Beethoven/Reelin' and Rockin'/Brown-Eyed Handsome Man/Too Much Monkey Business/Bye Bye Johnny/Back In the USA全10曲

 モンロー、フラット&スクラッグスに次いで第一世代ブルーグラスで高い人気を誇ったジム&ジェシーが'65年にエピックからリリースしたチャック・ベリーの曲を集めた企画アルバム。R&Rのオリジネーターとしてアメリカ音楽史に多大な影響を与えたと同時に、伝統的なカントリー音楽に壊滅的な打撃を与えたことで知られるチャック・ベリーの代表曲を、カントリーとブルーグラスの間をしなやかに生き抜いてきたジム&ジェシーならではのサウンドに仕上げている。バディ・ハーマンのスネアが入っていることで当時のブルーグラス原理主義者からは良い評価は得られなかったようだが、アレン・シェルトン(bj)、ジム・ブロック(f)、レイ・エディントン(g)、ライトニン・チャンス(bs)によるサウンドは新鮮に楽しめる。チャック・ベリーの特徴的なギター・リフをマンドリン、バンジョー、フィドルにアダプト、特にアレン・シェルトンのつぼを心得たプレイは随所でキラリと光る。(ムーンシャイナー誌レビューより)
PATUX-195 TAYLOR BAKER『Taylor Baker』CD\2,573-(本体\2,450-)

Tico Tico/Valtzer Fantastico/Limerock/Hora Romanesca/Santa Morena/Anything Goes/Rat Race/Sonata No. 3/Blue Grass Special/Godfather Waltz/Jethro's Tune/Jesus Loves His Mandolin Player No. 3全12曲

 兄ジェシーとのベイカー・ボーイズでジム&ジェシー、レッド・アレン、レノ&スマイリー等、黄金時代ブルーグラスを演じてトラッド・ブルーグラス・ファンの心を掴んだ、若干16歳のテイラー・ベイカーのソロ・デビュー作はダニー・ナイスリー(g. 2nd m)と二人で創り上げた、ジャズ、クラシック、ジプシー、イタリアン、ラテン等々を網羅したバーサタイルなマンドリン・アルバム。ラテンの名曲でジェスロ・バーンズの名演が馴染み深い"Tico Tico"、ジェスロの代表曲"Jethro's Tune"、コール・ポーターのポップ・チューン"Anything Goes"。フイドル・コンテストの定番"Limerock"。モンローの"Blue Grass Special"、ショーロの巨匠=ジャーコード・バンドリンの"Santa Morena"フランク・ウェイクフィールドのクラシック・マンドリン作品"Sonata No.3""Jesus Loves His Mandolin Player No.3"。テクニックのみに走る事無く、様々なスタイルのマンドリン音楽に敬意を持って、真摯に学ぶ姿勢が垣間見れて好感を持った。(ムーンシャイナー誌レビューより)
PATUX-185 PATUXENT PARTNERS『Seven or Eleven』CD\2,573-(本体\2,450-)

Seven or Eleven/Where Will This End/Kildare/Cotton Dice/Those Gone and Left Me Blues/From the Gutter to the Grave/Heartaches Keep on Coming/Washington County/South to Old Mexico/Don't Know Why/Room Over Mine/Victoria Waltz/You're Gonna Wonder About Me全13曲

 メリーランドを本拠地に良質のブルーグラス作品を発表するパタクセント・レコードのオーナーであるトム・ミンティ(m)率いるパタクセント・パートナーズの第二作目。前作ではカントリー・ジェントルメンで抜群のバンジョーを披露、本レーベルからのソロ・アルバムも好評なマーク・ディレイニーが参加、50年代のブルーグラスを髣髴させる今時には無いサウンドを楽しませてくれたが、本作ではさらに磨きの掛かった黄金時代と見紛うサウンドを聞かせてくれる。タイトル曲はハンク・ロックリンのクラッシックを上手くブルーグラスにアレンジしている。バズ・バズビーの"Where will This End?""Cotton Dice"は彼のフォロワーとして知られるミンティの面目躍如。ジョン・ブランシュワイラー(bj)作のインストでもフランク・ウェイクフィールドを彷彿させるプレイが聞かれる。カリフォルニアのハイ・カントリーで活躍、東海岸に移ってからもボブ・ペイズリーのバンド等で活躍したジャック・リーダーマン(f)によるベイカーの"Washington County"。DCグラスと馴染み深いスコッティ・ストーンマン"Heartaches Keep on Coming"フランク・ネセサリー"South To Old Mexico"、レッド・アレン"I Don't Know Why"等、渋い選曲が秀逸。(ムーンシャイナー誌レビューより)
CO-2744 V.A『Rural Parlor Guitar:Recordings from '67-'71』 CD \2,573-(本体\2,450-)

 19世紀の終わりから20世紀の初頭にかけて流行したパーラー・スタイル、ギターの大衆化によってアメリカ南部に伝わった様子はマイク・シーガーによる『Early Southern Guitar Sounds』(sfw-40157)に詳しいが、ここではヒストリアンとして名高いチャーリー・ファウロのプロデュースの下、ミズーリのレナ・ヒューズ、アーカンソーのアール・ブライアー、テキサスのルイス・トンプソン、バージニアのE.C.ボールという4人のローカルで活躍する、恐らく古いフィンガー・スタイルをそのままの形で伝承する最後であろうミュージシャン達が60年代後半に残した音源を中心に集めたギター・インストのコンピレーション・アルバム。ノーマン・ブレイクがラウンダーのデビュー作で取上げていた"Spanish Fandango"、カーター・ファミリーで御馴染みの"Cannon Ball Blues"、"Lamplighting Time In The Valley""Grandfather's Clock"等々、耳に馴染みの有るメロディ、数々のオープン・チューニングを駆使する様も興味深い。(ムーンシャイナー誌レビューより)
RC-102 SHU & NOBU ISHIDA 『Sweetest Gift』CD-R \2,079-(本体\1,980-)

On A Hill Lone And Gray/Precious Moment/I Miss My Dear Mother And Dad/Take Me In The Lifeboat/Cherokee Shffle/Little Red Shose/Mother Of The Hill/When I Stop Dreaming/Beautiful/We're Drifting A -part/Sweetest Gift A Mother's Smile/Joys Of Love 全12曲

 B.O.Mのレッド・クレイ・レーベルアーカイブシリーズ最新は1972年の作品、マンドリンとギターのワイフ・アンド・ハズバント・スタイル。ブルー・スカイ・ボーイズ、カーターファミリー、モンロー・ブラザーズからルービン・ブラザーズなどからの古いカントリーソングを中心に選曲されている。彼女の爆裂的歌唱スタイルは「今なおそれをしのぐものはいない」位強力であるのみならずギターにも注目いただきたい。ごく最近彼らに会ったのですが40年近くたった今もなお強力なボーカルであった。
RCSI-1025D JIM & JESSE『Bluegrass Express』DVD30分\3,308-(本体\3,150-)

Opening-Border Ride(Jim & Jesse)/Rolling in My Sweet Baby's Arms(LesterFlatt)/Bluebirds Singing for Me(Lester Flatt)/I Don't Believe You've Met My Baby(Jim & Jesse)/Your Old Love Letters(Jim & Jesse)/I Don't Love Nobody(Jim & Jesse)/Mule Skinner Blues(Bill Monroe)/I Haven't Seen Mary in Years(James Monroe)/Bluegrass Breakdown(Bill Monroe)/Wicked Path of Sin(Bill Monroe)/I Wonder Where You Are Tonight(Bill Monroe with Jim & Jesse)/Orange Blossom Special(Lester Flatt)/Salty Dog Blues(Lester Flatt with Jim & jesse)/Lonesome Road Blues(Closing) 全14曲

 お宝映像発掘!70年代初頭、カントリー・マーケットをターゲットとしたジム&ジェシーのTVショウで、ファンのリクエストに応えてビル・モンローとレスター・フラットをゲストに迎え、72年に制作されたブルーグラス・ヴァージョンのTVライヴ、30分番組が3本作られたこれはその第1弾。タイトル・バックの短い"Border Ride"に続いて、ポール・ウォーレン、ローランド・ホワイト、ハスケル・マコーミックほかのナッシュヴィル・グラスを従えたレスターは、得意のギャング・コーラスの"Rolling in My Sweet Baby's Arms"とローランドとのスマートなデュエットで"Bluebirds Singing for Me"。ヴィック・ジョーダン、ジム・ブロックなどとのホスト、ジム&ジェシーはこれぞブラザー・デュオの真髄"I Don't Believe You've Met My Baby"とキャロル・ジョンソンを加えたトリオで"Your Old Love Letters"、そしてジェシーのトレード・マーク、クロス・ピッキングのお手本"I Don't Love Nobody"では最先端を行くヴィック・ジョーダンのメロディック・スタイルがフェイド・アウトしてしまうのが残念。ケニー・ベイカー、若きジャック・ヒックス、ジョー・スチュアート、モンロー・フィールズというラインナップのビル・モンローは看板の"Mule Skinner Blues"に続いて不肖の息子ジェイムズとの"I Haven't Seen Mary in Years"、ジャック・ヒックスのメロディック・スタイルが印象的な"Bluegrass Breakdown"と、締めはブルーグラス・カルテットの"Wicked Path of Sin"。そしていよいよクライマックスは、まずBGBをバックにジムのリードにビルとジェシーのハーモニーで"I Wonder Where You Are Tonight"、ポール・ウォーレンの職人芸"Orange Blossom Special"をはさんで、ナッシュヴィル・グラスにジム&ジェシーが加わっての"Salty Dog Blues"。悠揚迫らざる、という形容がふさわしいコーラスが、完成された様式美をあらわしている。エンディングはハスケルのバンジョーで"Lonesome RoadBlues"。たった30分という短さには不満も残るが、3組のブルーグラス・レジェンドが会した貴重なドキュメントとして記憶にとどめておきたい映像集だ。
HOTR-4146 AMBER DIGBY『Another Way to Live』CD\2,573-(本体\2,450-)

There Must Be Another Way to Live/Just Someone I Used to Know/This Heart of Mine(Can Never Say Goodbye)/The Sound of a Heartache/One Step Beyond/Soul Survivor/Lie to Him/After It Breaks/I'm Not Your Kind of Girl/Please Be My Love/Wrong Number/Silent Night(After the Fight) 全12曲

 オープリ・デビューを果たし、メジャー・シーンへの第一歩を記したテキサス・ホンキー・トンク希望の星、アンバー・ディグビーの最新作は、前3作と同様に古きよき時代の正統スタイルを見事に継承したもの。レッド・アレンがカヴァーしていたキティ・ウェルズの"There Must Be Another Way to Live"、ドリー・パートンの"Just Someone I Used to Know"など大先輩女性シンガーへの真摯なリスペクトもいつもどおり、とりわけ、リーバ・マッキンタイアのデビュー・シングルのB面曲"I'm Not Your Kind of Girl"を発掘するというあたりにアンバーの深い想いがこめられている。ジョージ・ジョーンズやジョニー・ブッシュ、男性シンガーへのオマージュも捨てがたく、加えてオズボーンズとジム&ジェシー、バンジョーもちょこっととりいれたちょっと泣かせる選曲、特にJ&Jの"Please Be My Love"は、夫ランディ・リンドレーとのデュエットで、かのジョジ・ジョーンズとメルバ・モンゴメリーを思い起こさせるとの評も得ている。さらに今作ではソング・ライティングにも挑戦し、そこでも50〜60代黄金時代のカントリー・スタイルを蘇らせたフィドル/スティールのグッド・オールド・サウンドが鮮烈な印象を与えている。

BU-ST ブルーグラス・アンリミテッド・ステッカー 各\315-(税込み)再入荷

 1970年代以来、30年間に渡って支持され続けているブルーグラス・アンリミテッド誌が発売す るステッカーである。車のバンパーや楽器ケースなど、密かに「私はブルーグラス・ファン!」 をアピールしましょう!青地に白字のスローガンがシンプルに描かれた横29cmX縦7.5cm。ス ローガンには下記の6種類があるので、それぞれ選ぶか、枚数指定でオマカセ下さい。

"I Love Bluegrass"、"Clean Up Air Polution, play Bluegrass"、"Bluegrass, Hear It, Play It, Love It"、"My Grass Is Blue"、"Have You Hugged Your Banjo Today?"、"Bluegrass Music, Finger Picking Good。

PCCA-03083 ラスト・ショー『家路』\3,000(本体\2,857-)新入荷

Strike Out/ダンラン/KC's ブルース/ともに元気/ひとりあるき/It〜それ/ましなくらし/HOME/わけようぜ/My Sweet Home/FUKUKITARU/サンズリバー/BABY WON'T YOU PLEASE COME HOME

DR.K率いる日本の超腕利きスタジオ・ミュージシャンの集合体、日本のポップスを創生した伝説のグループ、ザ・ラストショウ。なんと32年ぶりのニュー・アルバムをリリース!!
OK-63487 STACY PHILLIPS & KENNY KOSEK『Bluegrass Fiddle Styles』 Book\3,360-(本体\3,200-)

 若い2人のニューヨーカーが1978年に発表したブルーグラス・フィドル奏法の決定版。チャビー・ ワイズやベニー・マーティンらの初期スタイルからケニー・ベイカーに至る王道、バッサー・クレメ ンツやスコッティ・ストーンマンからリチャード・グリーンに至るインプロバイズ、またフィドル・ チューン等々、ブルーグラス・フィドル基本が完成した1970年代までの流れが分かる秀作コピー楽譜集。



OK-63149 TONY TRISCHKA『Melodic Banjo』Book+CD\4,095-(本体\3,900-)

 1970年代以降、一世を風靡したブルーグラス・バン ジョーのメロディック奏法を解説した1973年の教則本の決定版がCD付きで再発売だ。1960年代にビル・キー スとボビー・トンプソンが完成させたとされるメロディック奏法、現在バンジョーにおいて、レベルアップ には必須テクニックである。
OK-63925『FIDDLER'S FAKEBOOK』 \4,620-(本体\4,400-)

500曲にも及ぶフィドル・チューンのメロディ譜を集めた優れもの。メロディ・ラインの基礎勉強に・・・。
ROU-0642 NORMAN BLAKE『ESSENTIAL RECORDINGS』CD\1,838-(本体\1,750-)新入荷

AJIMINA/BILLY GRAY/BUTTERFLY WEED/SLEEPY EYED JOE/OBC #3/FIFTY MILES OF ELBOW ROOM/BRISTOL IN THE BOTTLE/ELZIC'S FAREWELL/SALTY/THE FIELDS OF NOVEMBER

ラウンダー社の廉価盤パーフェクト10シリーズのノーマン・ブレイク編。ノーマン&ナンシー彼等自身によるベスト選曲。
PC-1170 GRASSTOENE『The Other Side of Town』 CD \2,573-(本体\2,450-)再入荷

 ドイル・ローソン&クィックシルバー、マウンテン・ハートでパワフルなボーカルを披露したスティーブ・ガリー(g)、ニュー・クィックシルバーを皮切りに、サード・タイム・アウト、ルー・リード&キャロライナ、ブルー・リッジ等々を渡りいた超絶テクニシャン=アラン・バイビー(m)、J.D.クロウ&ニュー・サウスから発展したワイルドファイアーのフィル・レッドベター(d)、ミシェル・ニクソン&ドライブからケニー&アマンダ・スミス・バンドのジェイソン・ディビス(bj)、同じくミシェル・ニクソン&ドライブから移ったトラビス・グリア(bs)というベテランと若手が上手く交じったスーパー・バンド、グラスタウンの2作目。ブルーグラス・ファンがきゅんと来るメロディの壷を押さえたタイトル曲のウェイン・ウィンクル他、ロニー・ボウマン、クレイグ・マーケット、ティム・スタッフォード、ショーン・レイン等々、新進気鋭のコンテンポラリー・ブルーグラス系ソングライターの作品を取上げ、派手さを押さえた楽曲重視の上品な仕上がり。アカペラ・クァルテットではテリー・バウカムがバス・ボーカルで参加。フィドルのステュアート・ダンカンのいつもながらの冴えたプレイが光る。お約束のジョージ・ジョーンズ・ナンバーも楽しめる。(ムーンシャイナー誌レビューより)
SH-4058 NITTY GRITTY DIRT BAND 『Speed of Life』CD\2,573-(本体\2,450-)

MH-1206 BALSAM RANGE 『LAST TRAIN TO KITTY HAWK』CD\2,573-(本体\2,450-)

TRYS-1212/ 坂庭省悟『メモリアル・アルバム心の旅』CD\5,250(本体\5,000-)

教則本再入荷]

CDTRIJA01 TONY TRISCHKA『All Star Bluegrass Jam Along - Banjo』CD+Book\3,780-(本体\3,600-

CDGRRJA01 DAVID GRIER『All Star Bluegrass Jam Along - GuitarCD+Book\3,780-(本体\3,600-)

CDFLIJA01 MATT FLINNER『All Star Bluegrass Jam Along -Mandolin』CD+Book\3,780-(本体\3,600-)

CDANGJA01 DAROL ANGER『All Star Bluegrass Jam Along - Fiddle』CD+Book\3,780-(本体\3,600-)

CDTODJA01 TODD PHILLIPS『All Star Bluegrass Jam Along - Bass』CD+Book\3,780-(本体\3,600-)


Bill Cheatham/Blackberry Blossom/Black Mountain Rag/Farewell Blues/I'll Fly Away/Footprints in the Snow/All the Good Times Are Past and Gone/In the Pines/I Am a Pilgrim/John Hardy/Little Maggie/New River Train/Old Joe Clark/Pretty polly/Don't That Road Look Rough and Rocky/Sally Ann/Sittin' On Top of the World/Soldier's Joy/Roll in My Sweet Baby's Arms/Way Downtown/Down in the Willow Garden.

 スタンダード21曲の初心者向けジャム入門シリーズ。トニー・トリシュカ(bj)、デビッド・グリア (g)、マット・フリナー(m)、ダロル・アンガー(f)、トッ ド・フィリップス(bs)のマスターピッカーたちがジャムした基本メロディーのファースト・ブレイクからは じまり、セカンド・ブレイクでは適度なインプロバイズを含んだ作品。いずれも、CDと楽譜/タブ譜が付いて、 CDでは無理のないスピードでお手本と聞き手が参加できるマイナスワンが交互に用意されている。
FW-03830 GLEN NEAVES&THE VIRGINIA MOUNTAIN BOYS『Country Blue-Grass from Southwest Virginia』CD-R\2,573-(本体\2,450-)

グレン・ニーブス(f)、カレン・ギヤリエン(bj)、ボビー・ハリソン(g)、アイバー・メルトン(m)によるバージニア・マウンテン・ボーイズのフォークウェイズ第一作。アパラチアの山の中のバックポーチから聞こえてきそうな素朴なブルーグラス。
SF-40004 COUNTRY GENTLEMEN『Country Songs, Old and New』CD\2,573-(本体\2,450-)

SF-40022 COUNTRY GENTLEMEN『Folk Songs and Bluegrass』CD\2,573-(本体\2,450-)

SF-40133 COUNTRY GENTLEMEN『On the Road, and more』CD\2,573-(本体\2,450-)


カントリー・ ジェントルメン、1960年発表の記念すべき初アルバム。"Weeping Willow"、"Jesse James"、"Double Eagle"など、1960年代以降を席巻するコンポラグラスのデ ビューだ。翌1961年、トム・グレイが初参加した『Folk Songs and Bluegrass』(SF-40022 \2,573-)、1963年発表、有名なライブ盤、いわゆるクラシック・カントリー・ジェントルメン、…歴史的名品である。
SF-40038 V.A『Various Artists: Mountain Music: Bluegrass Style』CD\2,573-(本体\2,450-)

Katy Hill - Tex LoganKaty Cline - Don Stover/The Lilly Brothers/Stover, Lily & Anthony/Lilly/Anthony & StoverShort Life of Trouble - Stoney Mountain Boys/Earl TaylorPhiladelphia Lawyer, The - Pike County Boys/Bob BakerLittle Willie - Pike County Boys/Bob BakerLeather Britches - Smiley HobbsNatchez Under the Hill - Tex HoganOld Joe Clark - Yellin, Seeger & WeissbergThere Ain't Nobody Gonna Miss Me When I'm Gone - Stover, Lily & Anthony/Lilly/Anthony & StoverWhite House Blues - Stoney Mountain Boys/Earl TaylorThey're at Rest Together - Stoney Mountain Boys/Earl TaylorFoggy Mountain Top - Stoney Mountain Boys/Earl Taylor (previously unreleased)Nine Pound Hammer - Smiley HobbsCricket on the Hearth - Anthony & StoverNew River Train - Anthony, Seeger & YellinFox Chase - Stoney Mountain Boys/Earl TaylorFeast Here Tonight - Pike County Boys/Bob BakerSnow Dove - Pike County Boys/Bob BakerDrifting Too Far from the Shore - Pike County Boys/Bob Baker (previously unreleased)Rocky Run - Kuykendall, Stuart Hobbs & GrayBile 'Em Cabbage Down - Stover, Lily & Anthony/Lilly/Anthony & StoverAll the Good Times Have Past and Gone - Stoney Mountain Boys/Earl TaylorSally Ann - Stoney Mountain Boys/Earl Taylor (previously unreleased)

マイク・シーガーによって1959年に発表された歴史的名盤に4曲のボーナスを加えた全23曲、50年代ブルーグラスの熱気を見事に捉えた作品。
SF-40063 BILL MONROE & BLUE GRASS BOYS『Live Recordings 1956-1969, Off the Record Vol.1』\2,573-(本体\2,450-)

 ビル・モンローがロカビリーの台頭で南部カントリー市場から締め出された頃、北部のフォーク・リバイバルで学生やインテリ層に受入れられ始めた。そんな時代、彼のエネルギーに満ちたライブやジャム、ワークショップなどを収めた75分。兄チャーリーとバーチとの貴重なリユニオンの他、ピーター・ローワン、デル・マッカーリー、ビル・キース、ボビー・ヒックス、テックス・ローガンをはじめ、様々なブルー・グラス・ボーイズが楽しめる。(シリーズ第2作はモンローとドック・ワトソンのデュエット集『Live Duet Recordings 1963-1980, Off the Record Vol.2』\2,573-(本体\2,450-)だ!)
SF-40065 HAZEL DICKENS & ALICE GERRARD『Pioneering Women of Bluegrass』\2,573-(本体\2,450-)

 女性ブルーグラスのパイオニアとされるヘイゼル・ディッケンズとアリス・ジェラードのコンビ、その初期のLP2枚の録音、全26曲を集めた名盤。デビッド・グリスマン(m)のデビューとも言える作品で、他にチャビー・ワイズ、ビリー・ベイカー(f)やラマー・グリア(bj)ら、バックも凄じい。何ゆえに彼女らはブルーグラス史に大きな存在なのか?それは彼女らが初めてブルーグラスを音楽スタイルとして理解しようとした女性、つまり、旧態然としたアパラチア地方の生活意識を破り、バンド・サウンドのリーダーになったから、じゃないだろうか?ヘイゼルとアリスの音楽は1960年代以降、ブルーグラスを音楽スタイルとして感じた女性たちの精神的支柱となった。
SF-40107 MIKE SEEGER『Southern Banjo Sounds』CD\2,573-(本体\2,450-)

 マイク・シーガーが南部に伝わった様々なバンジョー・スタイルをアール・スクラッグスの出現 まで辿っていく作品。全編ソロで、各種バンジョーを使用して、様々な奏法の再現と、それに見合っ た唱法など、さすがマイク・シーガーの音楽家であり、研究者でもある感性が鋭く感じられる。最 後のフラット&スクラッグス曲"Head Over Heels in Love"が見事にオールドタイム化するのが微笑ましい。歴史的な楽器のレプリカのカラー写真も 収められており、現在ではかなりのバンジョー研究が進んだ事がうかがえる。もちろんエンターテ イメント・アルバムとしては単調に過ぎるが、24頁におよぶ解説書や各種バンジョー写真等々と共 に、バンジョーの歴史を知るには恰好の作品。
SF-40157 MIKE SEEGER『Early Southern Guitar Sounds』CD\2,573-(本体\2,450-)

Wildwood Flower/Spanish Fandango/Guitar Rag/Fishin' Blues/Johnny Doyle/John Henry他全28曲

 1930年代にマーティン社がドレッドノート・スタイルのギターを発表、多くの南部ミュージシャ ンに行き渡るまで、南部にはさまざまな種類のギターが存在し、また、奏法自体もパーラー奏法の流れを 汲むラグ、マウンテン・モダルやブルース、ハワイアン・ ブームの影響から生まれたスライド奏法など、さまざまな奏法が生まれた。それら初期のギター自体と南部 ギタリストのスタイルを、写真と35頁に及ぶライナーノーツ、そしてインストを中心にボーカルのリズムも 含めて再現するマイク・シーガーの最新作。あまりにも有名なマザー・メイベルのカーター・スクラッチを1曲 目に74分全28曲、さまざまな奏法をオリジナルに忠実に紹介したマイク・シーガーの本領発揮!!ギター秀作 である。8月号にこのライナーノーツを翻訳掲載しています。
SF-40180 NEW LOST CITY RAMBLERS『50 Years: Where Do You Come From? Where Do You Go?』3CD+Book \5,040-(本体\4,800-)

8月7日に他界したマイク・シーガーが1958年に結成したニュー・ロスト・シティ・ランブラーズ(NLCR)は、端的にいえば、ボブ・ディランにフォークの意味を教え、ライ・クーダーをキューバに向かわせ、T.ボーン・バーネットに「オー・ブラザー現象」を起こさせた。つまり彼らは、フィールド(現場)に出て、本物の民衆音楽を見つけ出し、それをそのまま真空包装したのだ。そしてNLCRは50年前、完全に失われかけていたアメリカ音楽のルーツを若者たちに正確に伝え、その後のアメリカ音楽が根無し草になることを防いだのだ。もちろん都会の、また世界のブルーグラッサーたちに、ブルーグラス音楽の両親たる音楽を紹介した功績は計り知れず大きい。NLCRは1920〜30年代のアメリカの田舎の音楽をそのままコピーし、SP盤では知りえない息遣いまでもを聴き取りやすい音と言葉で紹介した。本作は1991年に発表された『Vol.1, 1958-1962, the Early Years』と、『Vol.2, 1963-1973, Out Standing in Their Fields』の2枚に、今回初出となる未発表6曲を含むオリジナル・アーティストやNLCRのライブなどを収めた『Vol.3, Where do you come from? Where do you go?』をボックスセットにした3枚組全81曲。個人的なことだが、NLCRのベスト集とも呼べる本作を聴いていて、わたしの中に彼らの音楽がきっちりとインプットされていることもよく分かった。当時高校生だったわたしは、兄がかけるこれらの曲のほとんどを丸暗記していることに驚いた。モンロー、フラット&スクラッグス以降のブルーグラスしか知らない方には、強力にお勧めしたい……、これがわれわれの音楽のルーツです、と。彼らのすばらしいDVD作品(映像新入荷参照)とともに、絶対のお勧めです!!
ARH-204D NEW LOST CITY RAMBLERS『Always Been a Rambler』DVD\3,255-(本体\3,100-)58分+30分、カラー+白黒

DVDの冒頭でボブ・ディランが、「彼らの功績のひとつは、誰かの納屋の中だけに眠っていたカバーされない偉大な古い音楽を探し出したこと。彼らはそれらの曲にあたらしい命を吹き込み、オリジナルと同様に、その音楽は時代の試練に耐えたのだ」と語る。8月7日、マイク・シーガーが、75歳で亡くなった。彼がいかに偉大な業績を残したか……、1958年のニュー・ロスト・シティ・ランブラーズ(NLCR)を結成のみならず、その2年前の1956年に世界初のブルーグラスLP『American Banjo: Three Finger & Scruggs Style』(SF-40037 \2,573-)をプロデュースしたことにはじまり、その後今まで、彼の全生涯はブルーグラスやオールドタイムを中心にした北米の伝統音楽を正しい形で(録音記録にであろうと実演ライブであろうと)、「次世代に伝えよう」とした20世紀のアメリカ音楽界の巨人である。本作は、そんなマイクを中心に、ジョン・コーエンとトレイシー・シュワルツのNLCRがいかに音楽をとらえていたのか、さまざまなアーティストたちの証言や演奏を交えながら構成され、いわゆるアメリカン・トラッド音楽の真髄を一望できるドキュメンタリー秀作である。「正しい形」、それはオリジナルに何物もを加えず、可能な限りオリジナルに忠実に再現すること、正しい形(究極のコピー)は伝承芸術に対する精一杯のリスペクトなのだと思う。そんな彼らの音楽性を学び実践し発展させたのが、ライ・クーダーでありT.ボーン・バーネット、ディランやガルシア、そして60年代以降のブルーグラッサーやオールドタイマーたちであることは論を待たない。本作に登場するデビッド・グリスマン、リッキー・スキャッグス、ドック・ワトソンや若手オールドタイマーらのほか、ヘイゼル&アリスを含んだストレンジ・クリーク・シンガーズ、クラレンス・アッシュリー、バルファ・ブラザーズ、メイベル&サラ・カーターほかの貴重なフィルムも見逃せない。グリスマンが、「ミュージック・ビズの目的はエンターテイメントの代価としてのお金である。が、かれらはその正反対の道を歩んだ」といい、アンクル・アールのレイナ・ギャラートは、「NLCRが確立した聴衆によって、現在はすごい数のオールドタイム・シーンが生まれ、みんなが後につづいている」というNLCR、その50年間は本物の伝承音楽の保存と普及/教育に捧げられてきた。宝塚フェスと同じ週に開かれるオールドタイム・フェス、クリフトップで最後のNLCRコンサートが開かれるはずだったが、それを見に行ったティム・オブライエンは、「マイクの病状が急変したためリユニオンはかなわなかった。ジョンとトレイシーは何人かの助けを借りてすばらしいセットをこなしたが、痛ましいことだ」とリポートしてくれた。オールドタイム音楽が再び見直され、あたらしい方向性を示しはじめた今こそ、すべての始まりだったNLCR、そしてマイク・シーガーの精神をこのビデオを通じてもう一度、胸に刻みたい。
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