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Today's topic No. 492

  2021/11/26

 [フォークウェイズ時代のレッド・アレン]
 



●FW-31065 RED ALLEN『Live & Let Live』CD(\2,450-)\2,695-税込

Doing My Time/It's Only the Wind/Are You Teasing Me?/Angel Band/Troubles Around My Door/Billy in the Lowground/Live at Let Live/B.J. and D.J./I'm Confessing/The Christian Life/Home Sweet Home/I Don't Love Nobody
 (CREDIT)Red Allen (gitar/vocals) Greg Allen (guitar/banjo/vocals) Ron Mesing (dobro) Harley Allen (guitar) Buddy Griffin (fiddle) Red Butler (mandolin/vocals) Dorsey Harvey Jr. (mandolin) Red Hartley (bass)

 レッド・アレンが息子のグレッグ(bj)、ハーリー(g)、当時のケンタキアンズのロン・メッシング(d)、バディ・グリフィン(f)、レッド・バトラー(m)、ドロシー・ハーベィJr.(m)、レッド・ハートレー(bs)とフォークウェイズニ残した1979年リリース作品。グレッグのドライブの効いたイントロでスタートする"Doing My Time/"ではモンロー=ウェイクフィールドを髣髴させるドロシー・ハーベィのプレイも冴える。二人の息子をコーラスに迎えて、レスター・フラットの名唱に負けじと劣らず情感たっぷりに歌い上げる"It's Only the Wind"。"Are You Teasing Me?""The Christian Life"等、お得意のルービン・ナンバーも秀逸。ストーンウォール・ジャクソンのヒット曲のブルーグラス・アレンジ"B.J. and D.J."、"I Don't Love Nobody"ではジェリー・バトラーのボーカルをフィーチャー。フィドル・チューンの"Billy in the Lowground"ではハリーのフラットピッキンもフィーチャー。 
 



●FW-31073 RED ALLEN『In Memory of the Man: Dedicated to Lester Flatt』CD(\2,450-)\2,695-税込

I'll Take the Blame/What's Good for You/Over the Hill to the Poorhouse/Somehow Tonight/I'll Never Shed Another Tear/Give Mother My Crown/Going Back to Harlan/I'm Waiting to Hear You Call Me Darling/Why Don't You Tell Me So/My Darling's Last Goodbye/Your Love is Like a Flower/Gone Home全12曲

 レッド・アレンが1980年に発表したレスター・フラット(June 19, 1914 ? May 11, 1979)追悼アルバム。カーリー・セクラーの強烈なテナーボイス、テイター・テイトのアグレッシブな切り込みフィドル、ケニー・イングラムのドライブ感溢れるバンジョー、マーティ・ステュアートのローランド風マンドリンなどに囲まれて、レスター・フラットの(さすが!!)隠れた名曲を見事に演じる。優れたソングライターとして有名になった息子、故ハーリー・アレン(1956-2011) に5曲のリードを歌わせているが、それも素晴らしい。全編にレスターへの憧れと、ブルーグラス第一世代の根性が漲(みなぎ)った秀作である。
 



●FW-31088 RED ALLEN 『Red Allen and Friends』CD(\2,450-)\2,695-税込

 レッド・アレンがハーリー&グレッグの息子達とゲストを迎えて、スクラッグス・サウンド・スタジオでスティーブ・スクラッグスをプロデュースに迎えて1981年にリリースされた作品。レッド(g,v)、ジョン・ファーマー(bj)、テリー・スミス(bs)、マーティ・スチュアート(g,m)、バッサー・クレメンツ(f)を基本バンドに、ランディ(g)&ゲイリー(harp)・スクラッグス、ジョン・マッキュエン(bj)がゲスト参加。ニールの死後、活動のペースを抑えた時代ではあるが、フォークウエイズ時代の作品も味わい深い。
 



●FW-31097 RED ALLEN 『The Red Allen Tradition』CD(\2,450-)\2,695-税込

Last Train to Clarksville/Victim to the Tomb/It's Never Too Late/Worry My Life Away/Wait a Little Longer, Please Jesus/Lonesome Without You/Hippy Dippy Dan/Dreaming Just the Same/Down the Road/Nashville Skyline Rag

 レッド・アレン (1930?1993)、1983年リリース作品。初期のカントリー・ジェントルメンで知られる"Victim to the Tomb"、レッドのメロディオンのアルバムからのセルフカバー"Worry My Life Away"、スタンレーの"It's Never Too Late""Lonesome Without You"、初期のフォークウェイズやカウンティ盤に比べると声の衰えは否めないが、改めて歌いまわしの端々にレッド・アレン節が聞かれて、ファンには嬉しい。コーラスと"Down The Road"でリードを取るのは、息子で後にソングライターとして成功を収めるハーリー・アレン、ハイバリトンにナッシュビルの歌姫、キャシー・キアボラが参加しているのも聞き物。 ハーリーのバンド仲間マイク・リリー(bj)、圧倒的な存在感を示すアンクル・ジョッシュ(d)とバッサー・クレメンツ(f)、マーティ・ステュアート(m)の"Nashville Skyline Rag"他、切れの良いプレイが印象的。当時のトラッド・グラス信奉者が崇めたるファンには女性コーラスを入れたり、モンキーズの"Last Train to Clarksville"を取上げたりして評判は良くなかったようだが、改めて聞くと捨て曲無しの選曲の妙とバッサー、ジョッシュ、マーティの卓越したバックアップ、レッドの円熟の節回しに絡むハーリーとキャシーとのスリー・パート・ハーモニーが新鮮で面白い。
 


●SF-40127 RED ALLEN 『The Folkways Years 1964-1983 Featuring Frank Wakefield』 CD(\2,450-)\2,695-税込

Little Maggie/Somebody Loves You Darling/New Camptown Races/Are You Afraid To Die?/Sweetheart, You Done Me Wrong/Are You Washed In The Blood?/Deep Elem Blues/Ground Hog/Catnip/The Little Girl And The Dreadful Snake/I'm Just Here To Get My Baby Out Of Jail/Shake Hands With Mother Again/All The Good Times Are Passed And Gone/When My Blue Moon Turns To Gold Again/Can You Forgive?/Old Joe Clark/Knocking At Your Door/Green Apples/Hello City Limits/Victim To The Tomb/Are You Teasing Me?/My Sweet Love Ain't Around/Dig A Hole In The Meadow/I'm Waiting To Hear You Call Me Darling/Stone Wall/Troubles Around My Door/I Guess I'll Go On Dreaming/Christian Life 全28曲

 60年代前半を代表する名盤のひとつ、レッド・アレンとフランク・ウェイクフィールドのフォークウェイズ盤『Bluegrass』(FA-2408 '64)のCD化。ハイ・マウンテン・ハスキー・ヴォイスとでもいうのだろうか、レッドのロンサム・フィ−リグが滲み出すようなヴォーカルが、フランクの才気溢れるマンドリンとピート・カイケンダル、ビル・キースのバンジョーのサポートで、ハイ・ロンサム・サウンドのお手本の如き見事なブルーグラスを作り上げている。CD化に当たって、オリジナルLPの12曲に加えて、アウト・テイクとなっていた6曲(これが実に素晴らしい!!)が初登場、更に、70年代後半以降に息子たちや友人を交えてフォークウェイズに残した4枚のアルバムから10曲をセレクトしての全28曲という構成になっている。オマケの10曲はこの際おいておくとして、レッドとフランクの18曲、モノラル録音の素晴らしさと相俟って、緊張感に満ちたブルーグラスが凄い。
*番外編
 


●RC-104 RED ALLEN 『Frank Wakefild, Don Stover, Kenny Kosek, Kevin Smyth, Greg & Neal Allen』CD-R(\1,980-)\2,178-税込
レッド・クレイ・アーカイブ・シリーズ

If I Should Wander Back Tonight/Don't Wake Me Till It's Over/If That's the Way You Feel/We Can't Be Darlings Anymore/Roustabout/Sweet Love Ain't Around/Letter To Tom/Weeping Willow 他全14曲

 米国でお蔵入りしたカウンティ・レコードのレッド・アレン三部作となるはずだった一枚を探り当て、1976年に発表したのが日本のレッドクレイ・レコードでした。1950年代から、オズボーン・ブラザーズとのトリオでメジャーにも録音を残し、1967年には病気のレスター・フラットに代わってアール・スクラッグスの相棒もつとめた偉大なボーカリスト、レッド・アレン(ムーンシャイナー2005年11月号でIBMA名誉の殿堂入りを記念した特集あり \550-)。現在は1枚にまとめられCD化『Lonesome and Blue』(REB-1128 CD\2,695-)されているデビッド・グリスマン制作のカウンティLP2枚『Bluegrass Coutry』(1966、リチャード・グリーン最初の録音)と『Bluegrass Country Vol.2』(グリスマンのマンドリンがすごい)に続くものとしてカウンティが制作したのがこれ。ライナーノーツをデビッド・グリスマンの家に行って頼み、その英文をジャケットに切り貼りしたのが苦労だったことを覚えています。デビッドがライナーにも書いたように、「これは決して最高の演奏ではないけれど、レッドと(師匠である)フランク・ウェイクフィールドの最後の録音であり、レッドが(のちに数々のアルバムを発表する)息子たちと録音した最初の作品」である。録音は1971年、フランクのすばらしいマンドリンにドン・ストーバーのバンジョー、カントリークッキング/ブレックファースト・スペシャルの若手フィドラー、ケニー・コセックを迎え、フラット&スクラッグス、スタンレーからハンク・ウィリアムズ、そしてトラッドなど、すばらしい選曲で幻のトラッドグラスが堪能できる。
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