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MoonShiner誌Red Clay Recordsご注文マップ

B.O.M.Newsletter #243
2000年12月7日記

CD、ビデオを3点以上ご購入の方送料FREEサービス!!

1月末日まで、CDとビデオを合わせて3点以上 ご購入の方の送料をサービスさせて頂きます。ただし、品切れの場合に備えて、第2希望以下3 枚程度の予備オーダーをお知らせ下さい。


▼B.O.M.の年末年始、お電話と発送業務は12月29日から1月4日まで、お休みを頂きます。も ちろん、ハガキ、fax、メイル等によるご注文は常時お受けしていますので、よろしくお願いしま す。

▼1月7日(日)と28日(日)「B.O.M.オープンハウス」を行ないます。お昼から夕方まで、ふだん は通信販売が主なB.O.M.サービスに皆さんをお迎えします。詳細な道順についてはお問い合わせ下 さい。また28日は、B.O.M.から5分ほどの阪急宝塚駅のソリオホール会議室5にて「渡辺三郎の バンジョー・ワークショップ」(詳細以下)もやっており、その前後にもお立ち寄り、または往 来して下されば幸いです。

▼月例の『宝塚ブルーグラス・ワークショップ』は1月21日「フィドルの巻」です。阪急宝塚駅 前ソリオホール会議室5にて1時から5時まで、今回はフォスターの"My Old Kentucky Home"を元に様々な奏法のツボとコツを口述伝授します。 ビデオやテープの持ち込み可、カンパ(大人\1,500、学生\500希望)。次回1月28日は「バ ンジョーの巻」を予定しています。課題曲など詳細は(問)渡辺三郎0797-85-8384まで。

▼以下、ムーンシャイナー誌12月号から主なイベントです。ミュージシャンをサポートしよう!!

●第1回自由が丘ブルーグラス・フェス(東京12/16)●WIC年末ピッキン・パーティー(奈良12/16) ●銀座ロッキートップ20世紀ラスト・ライブ&ジャム(東京12/30)●神戸シャギー・ラスト・ジャム(兵庫12/30)●ブルーグラス冬フェス(大阪1/6)●第12回宝塚ブルーグラス・ワークショッ プ、フィドルの巻(兵庫1/21)。その他のライブや詳細等はムーンシャイナー誌またはBOMへ。

▼ビーオーエムのEメイル・アドレスとホームページは以下の通りです。随時、最新入荷案内 やニューズレターのバックナンバー、在庫リスト、ムーンシャイナー誌などを紹介しています。

http://www.bomserv.com/

●E-mail:info@bomserv.com

〒665-0842 兵庫県宝塚市川面 6-5-18
(株)ビー・オー・エム・サービス
tel.0797-87-0561(月〜金、午前10時〜午後5時、土曜、日曜、祝日はお休みをいただきます)fax.0797-86-5184(24時間)

B.O.M.利用法

1). このニューズレターで紹介する商品はすべて在庫しています。レターでの表示価格は消費税抜き ですので、送料と共に請求時に加算されます。

2). 同封のハガキ(切手不要)やお電話、Eメイル等で、封筒のお名前の下の6桁お客様コード番 号とお名前と共に、ご希望の商品コードをお知らせ下さい(留守番電話もご利用ください!)。

3). 通常ご注文から1週間以内にはお届けします。ただ、レター掲載時には充分な在庫を心掛けてい ますが品切れになる事もあり、その際、再入荷を期して発送が遅れる場合もありますのでご了承く ださい。

4). 送料は下記の通りです。

500c以下(CD3枚程度まで)全国均一\390。

1kg以下(CD7枚程度)全国均一\700。

2kgまでは、関西、中国、四国、北陸、東海、信州等 \610。関東、東北、九州 \710。東 北、宮崎、鹿児島 \820。

沖縄、岩手、青森、北海道 \1,020。

2kgを越え2kg毎に\160が加算されます。

5). お支払は、品物を受け取られてから1週間以内に同封の請求書(代金+送料+消費税)を、商 品ご確認の上、郵便振替や銀行振込でお願いします。

郵便振替=01160-8-74352

さくら銀行・宝塚支店=普通1229492

池田銀行・宝塚支店=普通2330116

今月話題の入荷作品

(以下、各項で詳細解説しています)

CP-9804 CLUSTER PLUCKERS『Christmas Album』CD\2,750-
98年作で、一度は紹介してると思うけど、この季節、お勧めしたい、「皆から愛される」クラ スター・プラッカーズのクリスマス集。

UNI-170069 OST『O Brother, Where Art Thou?』CD\2,750-
 強力メンツによる素晴らしい南部、及びアパラチア音楽集。ジャンル飛び越え新入荷の項参照。

COLL-6476 LESTER FLATT & EARL SCRUGGS『Hard Travelin'/Final Fling』CD\2,650-
 フラット&スクラッグスとスクラッグス・レビューが2on1で、チョッと不思議な組み合わせ でシリーズ発売だゾォー。ブルーグラス新入荷。

SRCD-1003 AREA CODE 615『Area Code615/Trip in the Country』CD\2,858-
 ディランやサイモン&ガーファンクル等、1960年代後半の米国混沌音楽にケジメをつけたナッ シュビル産の歴史的インスト・アルバムCD化!!

RAD-201111 吉田剛士『Italian Sentiment, a Classical Mandolin Album CD \2,500-
 マンドリン・ファン必聴、楽しいソロ・クラシック・マンドリン集だ。インストの項参照。

BCS-001 V.A.『The Best of Bluegrass』VHS \4,500-(46分)
 1990年代前半の米国ブルーグラス界を眺望できる15バンドの16曲。ビデオの項参照。

MB-98340VX V.A.『Winfield's Winners... Flatpicking Champions Live from Steve Kaufman's Flatpickin' Kamp』VHS(76分)\4,900-
 8人のウィンフィールド・チャンピオンが繰り広げる壮観なギター・バトル・ライブ・ビデオ。

ホリデイ・ギフト作品

(クリスマスを中心に、11月末のサンクス・ギビング、1月のニューイヤーを含む米国のホリデ イ・シーズンには、優しく暖かい音楽が似合う)

CP-9804 CLUSTER PLUCKERS『Christmas Album』CD\2,750-
Christmas Time's A Coming/Winter Wonderland/Silent Night/Jingle Bells/Santa Claus Is Coming to Town/White Christmas 他全13有名曲
 ブルーグラスを絶妙のアコースティック・アンサンブルとして聴かせるクラスター・プラッカー ズ。マーガレットとクリスの女性二人の柔らかで暖かいボーカルと、無骨で暖かい男性ハスキー・ ボイスのデイル・バリンジャー(bs)、それにリチャード・ベイリー(bj)、ブレント・トリット (m)、ブレイン・スプラウス(f)らの楽器を見事に整理するマーク・ハワード(g)。ナッシュビルの ミュージシャン仲間内で絶大な人気のクラスター・プラッカーズの楽しく明るい、そして優し く暖かい、肩肘の張らない手作りの、耳に心地好い有名曲中心の、ジャンルを越えてお勧めの 1998年作アコースティック・クリスマス集。

SIG-1251 LAURIE LEWIS & TOM ROZUM『Winter's Grace』CD\2,750-
The Messenger/Snowy Road/The Gift/Christmas Time's A-Comin'/Cold Frosty Morning 他全11曲
 ローリー・ルイスとトム・ロザムのおしどりコンビが創る、オールドタイムからコンテンポラ リー、カントリーやブルーグラス・クリスマスのスタンダードも含め、ジャンルを越えた暖かいア コースティック音楽集。部屋の中がホノボノと暖かくなる秀作です。

MCAD-70038 VINCE GILL『Breath of Heaven』CD\2,650-
カントリーのスーパースター、ビンス・ギルがオーケストラを従え、その圧倒的な唄のうまさを 聴かせ、ゴージャスな気分に浸るクリスマス集。

ジャンル飛び越え新入荷

UNI-170069 OST『O Brother, Where Art Thou?』CD\2,650-
Po Lazarus(James Carter & the Prisoners, 1959)/Big Rock Candy Mountain(Harry Kirby McClintock, 1928)/You Are My Sunshine(Norman Blake with Barry Bales, Curtis Burch & Mike Compton)/Down To The River To Pray(Alison Krauss with N. Blake, Pat Enright, Porter McLister, Tim O'Brien, Maura O'Connell, Sam Phillips, David Rawlings & Gillian Welch)/I Am A Man Of Constant Sorrow(The Soggy Bottom Boys featuring Dan Tyminski with Pat Enright & Harley Allen)/Hard Time Killing Floor Blues(Chris Thomas King)/I Am A Man Of Constant Sorrow(N. Blake)/Keep on the Sunny Side(The Whites)/I'll Fly Away(Gillian Welch & Alison Krauss with M. Compton & Chris Sharp)/Didn't Leave Nobody But The Baby(Emmylou Harris, Alison Krauss & Gillian Welch)/In the Highways(Sarah, Hannah and Leah Peasall)/I Am Weary (=Let Me Rest, The Cox Family)/I Am A Man Of Constant Sorrow(John Hartford)/O Death(Ralph Stanley)/In the Jailhouse Now(The Soggy Bottom Boys with Tim Blake Nelson, P. Enright, B. Bales, D. Tyminski, N. Blake, Stuart Duncan, Sam Bush, Ron Block & Jerry Douglas)/I Am A Man of Constant Sorrow(The Soggy Bottom Boys with bluegrass set)/Indian War Whoop(John Hartford with Chris Sharp & Mike Compton)/Lonesome Valley(Fairfield Four)/Angel Band(The Stanley Brothers, 1955) 以上の19曲
 上記の曲目と演奏者を見て「ウーム」と唸る、アナタ!そう、これが話題のコーエン兄弟制作・ ジョージ・クルーニー主演映画『O Brother, Where Art Thou?』(邦題不祥)のオリジナル・サウンドトラックである。今秋のIBMAでも 予告編の特別試写があり、メインテーマのダン・ティミンスキが歌う"I Am a Man of Constant Sorrow"に万雷の拍手が贈られた作品だ。アラン・ロマックス・コレクションの囚人ソングから ゴスペル、ブルース、カーター・ファミリー、ブルーグラス、そしてスタンレー・ブラザースま で、南部、アパラチアの風景が浮ぶ秀作に仕上げたのはT.ボーン・バーネット。米国ではクリス マス封切り。とにかく、素晴らしいアパラチア音楽集を堪能しよう。米国南部音楽ルーツからブ ルーグラスへの道のりが収められた、これは凄いアルバムだ。(映像等エンハンスド仕様。)

ブルーグラス新入荷

REB-1762 LOU REID & CAROLINA『Blue Heartache』CD\2,750-
Blue Heartache/Letter from My Darling/Helen/Take This Hammer/The Hobo Song 他全12曲
ジョン・ダッフィ亡き後(1996年12月他界)、セルダム・シーンのマンドリンとテナーを担当する ルー・リード(その経緯に関しては最新ムーンシャイナー誌12月号=\500-で解明されてい る)、シーンと同時進行(カケモチとも言う)のプロジェクト、カロライナの最新作。紅一点の ジーナ・ブリット(瀬戸大橋にも来ていた)のバンジョーとボーカルをフィーチャーしながら も、ルー(m)がシーンではない自由な立場でタイトなコンポラ・ソリッドを創っていく。ブライア ン・スティーブンス(g=とてもクールなリードがいい)とジェフ・ディートン(bs)のタイトなビート も快感だ。ゲストにロニー・ステュアートのフィドルも贅沢だ。オズボーンやトラッド曲にコンポ ラ曲(こちらは歌詩付)が配されているのも聴きやすい。96年の前作『Lou Reid & Carolina』(REB-1728 CD\2,750-)と同様、各楽器アンサンブルやリズム感など、これが米国ブルーグラスの 「今」を端的に表すサウンド典型だ。

REB-0602 VALERIE SMITH『Turtle Wings』CD\2,750-
I Feel the Blues Moving In/Oh Mandolin/Big Ol' Train/Simpson's Holler/Dancing by the River/Now He's Gone/Mama's Roses 他全13曲
 ナッシュビル女性シンガーのバレリー・スミス、デビュー作『Patchwork』(REB-0601 CD\2,750-)のヒットに続いての最新作。今回もアラン・オブライアンをプロデューサーに迎え、 厳選された選曲が魅力だ。小柄な体に似合わないハスキーでパンチのある歌唱力、加えて豪華なゲ スト陣。1曲目のデル曲では自身のツアー・バンド=リバティー・パイク(トラビス・オルトッ プg、アンディ・レフトウィッチm、アレン・ワトキンスbj、シェリア・ウィンゲートbs)= をフィーチャーしてホットなアレンジを聴かせ、続いてティム・オブライエンを迎えてのデュエッ ト、以下、ステュアート・ダンカン(f,m)、ブライアン・サットン、ジム・ハースト(g)、ジェ リー・ダグラス(d)、トッド・クック(bs)、ローランド・ホワイト(m)等々、ゴスペル、バラー ド、スゥイングなど曲調に適材適所の配置。アランとのコンビで非常に選び抜かれた傑曲の数々、 それらが歌詩付なのも嬉しい女性ブルーグラス作品だ。

CCS-119 BILL MONROE『American Traveler』CD\2,750-
Roanoke/Panhandle Country/Cheyenne/Brown County Breakdown/Pike County Breakdown/Big Ball in Brooklyn/Big Sandy River/Crossing the Cumberlands/Louisville Breakdown/Salt Creek/Tallahassee/Texas Gallop/Going Up Caney/Shenandoah Breakdown/Kentucky Mandolin/Ashland Breakdown.以上全16曲
  ビル・モンローのインストルメンタル作品を集めたコンピレーション。1950年代から60年代ま で、若い頃の過激な爆発的エネルギーからケニー・ベイカーを擁して創り上げた完成度の高い 作品まで、ビル・モンローがブルーグラス・アンサンブルをどう捉えていたのか?音楽的な観点 からの解答の一つである。大部の全曲集まではチョット、という方にはピッタリ、モンローの音 楽を知るには欠かせないブルーグラス・インスト集である。

MG-2 MARK GAINER『Heart and Mind』CD\2,750-
I Won't Be Calling for You/Foggy Mountain Special/White Dove/Satisfied Mind 他全14曲
 懐かしい昔を思わせるトラッド・ブルーグラス・スタイルのオリジナルで知られるマーク・ゲ イナーの自費制作アルバム第2作。ロンサム・リバー・バンドのドン・リグスビー(m)とケニー・ スミス(g)をメイン・ゲストに、ドンの兄ロン・リグスビー(bj)、クリンチ・マウンテン・ボー イズのジェイムズ・プライス(f)、メジャー・ソロ・デビューで大きな話題となったジョニー・ス ターツ(m)らも参加している。ウェスト・バージニアのローカルながら、その作品はロンサム・リ バー・バンドをはじめ、多くのナショナル・バンドが取り上げている。

RRR-0210 RON RIGSBY『Banjo on the Run』CD\2,750-
Ghost Rider's/Blue Fiddle Waltz/Cumberland Gap/Blue Kentucky Mountains/Train 45/Takin the Backroad to JD's/Mandolin Rain 他全13曲
 今年、最も注目されたブルーグラス・シンガー、ドン・リグスビーの兄=ロン・リグス ビー。ドンのビデオ作品『Bluegrass at the MAC』(GDTVD-001 VHS\3,950-)でも語っていた様に、弟のドンにブルーグラスを教えたというロ ンは、ブルーグラスのマイルストーン(道標)と言われる1973年版J.D.クロウ&ニュー・サウス の熱狂的な支持者だ。鉄壁の右手スリーフィンガー・ロールでのソリッドグラスから、エレキ+ ドラムスを使ったものまで、J.D.のセンスを思わせるバンジョー集である。特筆すべきは故ラン ディー・ハワード最後の録音が収められている事。他に弟ドン(m)、レイ・クラフト(g)、ロブ・ アイクス(d)、ランディー・バーンズ(bs)とレイ・サルヤー(ebs)、ジェイソン・カーター(f)など。 唄物が4曲、ドラム&エレベ入りが4曲、最後にブルーグラス・フェスをテーマにしたブルース・ ホーンズビーのポップヒット曲"Mandolin Rain"をカバー。

REB-1769 CHRIS JONES『Just a Drifter』CD\2,750-
Just a Town/Cowboys Ain't Supposed to Cry/Pretty Saro/BRN Breakdown 他全12曲
 有田純弘の米国時代にボストンでバンドを組んだ後、ウェアリー・ハーツを経てナッシュビルに 移り、ソングライターとしても活躍するクリス・ジョーンズ。中音域の落ち着いたボーカルと、ロ ン・ブロックや注目のデビッド・タルボット(bj)、ダン・ティミンスキやマイク・コンプト ン(m)、ロニー・ステュアートやルーク・ブラ(f)、ロブ・アイクス(d)らの素晴らしいバック で、定評あるオリジナルを中心にトラッドを含めて質の高いブルーグラスらしいアルバムに仕上げ ている。ブルーグラス・サポーターとして知られるトム・T.ホールをゲストに迎えたり、ユニオ ン・ステーションやケンタッキー・サンダー等、一段上のアンサンブルに鍛えられたナッシュビル のブルーグラス人脈が素晴らしい。クリスの最近作には自身のバンド・サウンドを優先した97年の 『No One But You』(REB-1739 CD\2,750-)、今回同様ナッシュビル人脈を動員した98年作 『Follow Your Heart』(REB-1749 CD\2,750-)がある。いずれも親しみやすい中音域のボーカル が魅力の作品だ。

VACD-4403 SUNDANCE『(Byron Berline, Dan Crary, John Hickman) Fantastic Bluegrass Live in Japan 1978.7.14』CD\2,200-
Huckleberry Hornpipe/Lady's Fancy/Free Born Man/Turkey's Knob/Dixie Breakdown 他全14曲
 1978年7月の東京中野文化センターで収録されたサンダンス=正確には当時BCHと名乗っていた バイロン・バーライン(f)、ダン・クレアリー(g)、ジョン・ヒックマン(bj)のトリオ=のライブ 盤。"Sally Goodin"をビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズで録音した事によってテキサ ス・フィドルをブルーグラスに持ち込んだとされる偉大なフィドラー=バーラインを中心に、後に IBMA最優秀インスト・グループを連続受賞する事になるスーパーピッカー・バンド=カリフォル ニアに至るクレアリーとヒックマンとのコンビによる、14曲中12曲がインストというフィドル/ ギター/バンジョー弾きまくり大会。それにしても解説の鈴木カツさん、モンローやカリフォルニ アに触れないのはいいけど、「カントリー・ガゼットがアルバム2枚を残して解散」はないで しょう。アランとローランドの苦労はどうなるんだ!と(閑話休題)。日本ブルーグラスがホット だった70年代後半の「ライブ・イン・ジャパン」シリーズのCD化再発売は嬉しい事ではある。他 にジム&ジェシーとデル・マッカーリーが発売されている(その他の新入荷の項参照)。

COLL-6476 LESTER FLATT & EARL SCRUGGS『Hard Travelin'/Final Fling』CD\2,650-
Hard Travelin'/Dixie Home/Coal Miner's Blues/Nashville Skyline Rag/I Walk The Line/Girl From The North Country 他全23曲
遂にシリーズ化か!?とフラット&スクラッグス(F&S)の2on1が発売だ。『Hard Travelin'』は、私に言わせれば、アールのバンジョーがF&Sの中 で最も充実していた時、レスターのボーカルが最もまろ味を帯びて艶やかだった時、折りからの フォーク・ブームにターゲットしながら、ブルーグラスの神髄を極めていた彼らの究極のアンサン ブルが聴ける作品なのだ。"Wreck of Old 97"のバンジョーは恐らくスクラッグス・バンジョー美学の究極だし、Drowned in the Deep Blue Sea"はレスター流アパラチアン・バラッド唱法の白眉であり、カーター・ファミリー・ピッキン・ス クラッグス・ギター美学の典型である。おりしも、カーネギー・ホールとバンダービルトという ライブ・アルバム2枚で究極のF&Sアンサンブルを成していた時代(1962〜63年)、そして本 作にも含まれた"Ballad of Jed Clampett"が大ブレイクする前夜の、再び私に言わせれば、彼ら絶頂 期のブルーグラスなのである。もう一方、組になっている『Final Fling』はF&S最後の作品。絶頂期にあった前作から5年も立たない内に、 「無残な姿になった」という見方が支配的であるものの、その中にレスターとアールの輝きを見出 すのが、私に言わせれば、「F&Sフリーク」の快感なのだ。プロデューサーはボブ・ジョンスト ン、そう、あのボブ・ディランを有名にした大プロデューサー。フォーク・ロックの時代を作っ た彼が、ブルーグラス・ロックを志向するのは自然だろう。ただ、ドラムスやエレキの音にレス ターが合わなかった(録音は別々にされ、レスター自身、作品が世に出るまで、どんな音になる のか分からなかったという、が、斜に構えたレスターの不良っぽさも可愛いのだ)だけで、アール は息子達を加え、胸一杯に新しい時代の空気を吸っている。アール・スクラッグスとは、そん な柔軟な、そして偉大なミュージシャンなのである。

(以下に、シリーズ?発売された他の3作品、いずれも2on1、アール・スクラッグスのソロ 名義とアール・スクラッグス・レビュー作品を含む、を列記します。内容、詳細は次号以降、順 次、供給が途切れない限り、お知らせする予定)

COLL-6477 LESTER FLATT & EARL SCRUGGS『Town And Country/Changin' Times』CD\2,650

COLL-6475 EARL SCRUGGS『His Family And Friends』+ FLATT & SCRUGGS『Nashville Airplane』CD\2,650

COLL-6478 EARL SCRUGGS『Dueling Banjos/Live At Kansas State with the Earl Scruggs Revue』CD\2,650-

お勧め盤ブルーグラス

■話題作の巻

SH-3915 DON RIGSBY『Empty Old Mailbox』CD\2,750-

 今年のブルーグラス・ボーカルものでは、恐らくベストの一枚。現在ダン・ティミンスキと並ん で最も注目されている男性ブルーグラス・ボーカリストの最新ストレート・ブルーグラス集。先月 紹介したビデオ『Bluegrass at MAC』(GDTVD-001 VHS\3,950-)が好評だし、在籍するロンサム・リバー・バンドの最新作 『Talkin' To Myself』(SH-3913 CD\2,750-)もベストセラーを記録しているドン・リグスビー、彼の動きと周辺に注目!

TCP-202 TAMMY FASSAERT『Corner of My Eye』CD\2,750-

 瀬戸大橋に長く住み、中島ファミリー・バンドのベースを担当し、阪神大震災には一早く駆けつ け避難所を慰問して回ったタミー・ファサート、彼女の最新作。明るく活動的な彼女らしい、素敵 なメロディーと詩を集め(自作は4曲)、名手ジョン・ライシュマン(m)のプロデュースで創ら れた素晴らしいアルバム。本場?アパラチアからは遠く離れた地で、だからこそ、考え抜かれた知 性を伴ったブルーグラスが演じられる、そんな作品だ。サリー・バン・メター(d)は別にしても、 西海岸のトップクラスのバンジョー弾きに見られるデリケートなロールのジョーディー・シャープ がいいし、バイロン・マイアー(f)、ネイサン・ティンカム(g)など、恐らくタミーの地元バンクー バーのローカル・ミュージシャン達だろうが、とてもいい。(歌詩付き)

■トラディショナル・ブルーグラス

COOL-001 ROANOKE『Thoughts of Home』CD\2,750-
A Hundred Years from Now/20-20 Vision/Hit Parade of Love/Cabin on a Mountain 他全12曲
 抜群の選曲でトラッドグラスの正統を演じるのはカリフォルニア州サンタ・クルーズのロアノー クの1996年作品。フィドルのエド・ネフ以外はローカル・ミュージシャンだが、それ故に「こ うあるべきトラディショナル・ブルーグラス」を正面から、素直に演じてくれる。

■コンテンポラリー・ブルーグラスの巻

REB-1690 LONESOME RIVER BAND『Carrying the Tradition』CD\2,750-
Sittin' on Top of the World/I Can't Get You Off My Mind/Fireball Mail/I'm Coming Back(But I Don't Know When)/My Sweet Blue Eyed Darlin' 他全13曲
現在最高の人気を誇るロンサム・リバー・シバンド、彼らがブレイクした1991年の大名盤。有 名スタンダードを絶好調のコンポラ・ソリッドに焼き直し、同時にビリー・スミス作の"Hobo Blues"が大ヒット、タイトル通りトラッドグラスを引きずりながら「今」のブルーグラスに仕立て上 げた秀作である。

■女性ブルーグラスの巻

REB-1764 MARK NEWTON『Follow Me Back to the Fold』CD\2,750-

 今年全国各地のブルーグラス・フェスに登場した女性ジャム・バンド、「もんろうず・どうた あず」が取り上げ一躍注目されたタイトル曲(カーター・フォールドを唄う)他、全曲に女 性ボーカリストを迎え、トニー・ライスやアラン・バイビー、ロニー・ステュアートら新旧の スーパーピッカーをバックに「女性ブルーグラスに捧げる」と副題された、今年の話題作である。

インスト&関連モノ新入荷

(ジャンル問わず、楽器=インスト中心の作品)

SRCD-1003 AREA CODE 615『Area Code615/Trip in the Country』CD\2,858-
Country Comfort/Hey Jude/Lady Madonna/Ruby/Little Maggie/Classical Gas/Just Like a Woman/Scotland/Katy Hill/John Henry 他全24曲
 インスト・アルバムの歴史的名盤!!今聞いても「凄い!」ミュージシャンズ・ミュージック= ナッシュビルの超一級ミュージシャン達が思うままに楽しんで音作りに終始したのであろう=1969 年と1970年の大名盤アルバム2枚がCD1枚で遂に発売だ。リズム&ブルースのビートとリズムの 上に極上のブルーグラス・バンジョーとフィドル、そしてスティール・ギターとハーモニカが見 事に乗っかった伝説の大名盤。ナッシュビル音楽の歴史を変えたと言っても過言ではない「エリ ア・コード615」、しかも2on1という形で、さらに未発表だった2曲(共にボビー・トンプソン のバンジョーをフィーチャー)がボーナス、そして日本盤のために48頁に渡るウェイン・モスらの インタビュー付だ。全曲にミュージシャンならではのアイデアが一杯詰込まれ、それがいまだに新 鮮なのだから恐れ入る。"Old Joe Clark"を逆から弾いたって!?フィドル&バンジョーによる"Hey Jude"なんて!?それにバンジョー・ファンの皆さん"Classical Gas"をよーく聴いてみて下さい、とんでもないテクニックとリズム感でしょ!そう、 この作品は、実はバンジョーという楽器の可能性を実験する為に生まれたようなバンドなのです。 そして、偉大なボビー・トンプソンというバンジョー奏者の素晴らしい記録なのです。もちろ ん、バディー・スパイカー(f)、チャーリー・マッコイ(harmonica)、ウェルドン・マイリック(steel g)、デビッド・ブリッグス(piano)、マック・ゲイドン(eg)、ノバート・プットナム(bs)、ケ ニー・バットリー(drums)らをまとめ上げたウェイン・モス(eg)、あなたはエライッ!!あらゆる ジャンルのミュージシャン必聴の歴史的名盤である。

RAD-201111 吉田剛士『Italian Sentiment, a Classical Mandolin Album』 CD \2,500-
スペイン風奇想曲/シシリアの思い出/幻想的ワルツ/ビッザリア/G線上のアリア 他全12曲
 マンドリンが本来持っていた情感を、ギターとのデュエットで見事に伝えてくれる素晴らしいソ ロ・クラシック・マンドリン作品の登場である。ムーンシャイナー誌11月と12月号の2カ月に 渡って、クラシック・マンドリンの楽器自体や奏法などをブルーグラスと対比しながら特集記事を 寄稿してくれた吉田剛士(ゴウシ)。日本を代表する若手マンドリン奏者として注目をされる彼、 普段は湯浅隆のポルトガル・ギターとのデュオ「マリオネット」でオリジナルなアコースティッ ク音楽を創っている。ここでは毛塚功一のギターのみをバックに、バッハ(17世紀)の他は主に今世 紀初頭の作品を中心に、ヘンリー・マンシーニの「ひまわり」まで、その繊細さや表現方法は、今 更ながらにマンドリンの王道を知る思いだ。クラシックとブルーグラス、同じ調弦、共にフラット ピックを使用しながらも、ムーンシャイナー誌でも触れられている通り、お互に知れば知るほど楽 しいものだ。ジャンルにとらわれず、同じ楽器の愛好家同志の交流が望まれる。強力お勧め!!

SB-082300 STEVE KAUFMAN『Circles』CD\2,750-
Dusty Miller Hornpipe/Jesse Polks/On Christmas/Greenfields of America/Groundspeed/Somewhere Over the Rainbow 他全16曲
フラットピッキン・ギター・チャンピオンのスティーブ・カウフマンの最新作。曲によっては バックに自身のベースやマンドリン、ディーリングの6弦バンジョー等を加え、他に6曲でウィン フィールドのバンジョー・チャンプのゲイリー・デイビス、2曲でサラ・パークルの女性ボーカル をゲストに迎え、今回はアンサンブルを楽しめる作品に仕上げている。お得意のフィドル・チュー ンも他楽器とのホットなバトルやラス・バレンバーグ風のカリプソ調、スゥイング、マンドリン 主体のワルツ等々、バラエティーに富んだアレンジも楽しめる。

BEER-0001 加藤政彦『好きだBaby』CD\1,905-
 典型的なブルース・フィンガーピッキンに乗せた歌。フォーク・オールドタイム新入荷参照。

CO-2729 ART STAMPER『Goodbye Girls, I'm Goin' to Boston』CD\2,750-
素晴らしい!オールドタイム・フィドル集。フォーク・オールドタイムの項参照。

各楽器別インストお勧め盤

(様々な楽器の教則、楽器自体やパーツ等もお気軽にご相談下さい)

■ギターの巻

ROU-0249 RUSS BARENBERG『Moving Pictures』CD\2,750-
BS放送の世界の天気予報等のBGMとしても使われる、とても気持ちの良いフラットピッキン・ギ ター集。マーク・オコナー、エドガー・マイヤー、ジェリー・ダグラス、ベラ・フレック等。

YRI-1001 押尾コータロー CD\2,500-
第3の男/禁じられた遊び/アイルランドの風/戦場のメリークリスマス/ボレロ 他全13曲
 オリジナル8曲を軸に、ギターの有名曲を織り交ぜてのフィンガーピッキン・ギター集。

■マンドリンの巻

REB-1753 BUTCH WALLER『Golden Gate Promenade』CD\2,750-
Danny Boy/Bluegrass Stomp/Watson Blues/Faded Love/Blue Moon of Kentucky 他全14曲
 サンフランシスコを本拠地に30年以上活躍を続けるハイ・カントリーのリーダー、ブッチ・ ウォーラーが昨年発表したマンドリン・アルバム。胸を掻きむしられる様な素晴らしいトーンと タイミングでベテランならではの味わい深いブルーグラス・メロディーを聴かせてくれる秀作で ある。

■バンジョーの巻
SH-3883 JIM MILLS『Bound to Ride』CD\2,750-
 昨年のIBMA最優秀インスト受賞アルバムはジム・ミルズの手堅いスリーフィンガー集。ブルー グラス・バンジョーの王道を、ステュアート・ダンカン(f)、ティム・スタッフォード(g)、アダ ム・ステッフィー(m)、バリー・ベイルス(bs)の基本セットで見事に演じ切った秀作である。今年 もIBMA最優秀バンジョー奏者に選ばれた。

■フィドルの巻
HCPCD-0778 東京ホット倶楽部バンド『Train Blue』CD\2,667-
 大矢サダオのバイオリンと、水口マサアキ、杉山タロウ、広瀬ケンジのギター群、そしてオオス ミ・カズヒのベースによるストリングバンド・クインテット、東京ホット倶楽部バンドの最新作。 大矢のオリジナル3曲の他はスタンダードを散りばめ、ジプシー・ジャズのホットさ(ドライブ) と、ジャズ・スタンダード(スゥイング)の微妙なアヤをアコースティック・ギターとバイオリ ンが洗練された音を演じている。

■ドブロの巻
(まだまだ日本では弾く人の少ない楽器、ブルーグラス界での需要は多いぞ!弾いてみない?)
REB-1701 PAUL ADKINS & BORDERLINE BAND『Modern Times』CD\2,750-
ムーンシャイナー12月号で特集した新生セルダム・シーンのキーマン、ドブロのマイク・オル ドリッジの後を埋めて余りあるフレッド・トラバースの参加したポール・アドキンスの1992年 作品。趣味の良い選曲とネッド・ルベレッキ(bj)とロン・ペニントン(m)も素晴らしいボーダーラ イン・バンド。90年代のワシントンDCグラスだ。改めて聴くとフレッドのインパクトに納得。

■ベースの巻

COMP-4245 VICTOR WOOTEN『What Did He Say?』CD\2,750-
 現在エレキ・ベース界でも圧倒的なテクニックを誇るベラ・フレック&フレックトーンズのベー シスト=ビクター・ウートン、1997年のソロ・アルバム。ジャズ、ファンク、ラップ、ビート ルズ等など、身の回りの音楽を片端からエレベ音楽で聴かせる秀作。もの凄いベーシストだ。

■その他のインスト作品の巻
(上記メイン楽器以外や、特定の楽器にこだわらず様々な楽器を一堂に楽しむ作品など)
PRD-0119 DANIEL KOBIALKA & DAVID GRISMAN『Common Chord』CD\2,913-
Ashokan Farewell/Blackberry Blossom/Barbara Allen/Dark as a Dungeon/Wayfaring Stranger/Maiden's Prayer/House Carpenter 他全13曲
 廃盤となるアコースティック・インスト秀作。デビッド・グリスマンとジェリー・ガルシア一 家、そしてクラシック・バイオリニストのダニエル・コビアルカらが中心になって、アパラチア ン・スタンダード曲を研ぎ澄まされたブルーグラス=アコースティックのノウハウとクラシックの 洗練されたタッチで組み合せた秀作。エドガー・マイヤー(bs)、トニー・トリシュカ(bj)、スコッ ト・ナイガード(g)、ロブ・アイクス(d)、ノートン・バッファロー(harmonica)他、申し分のな い55分。一般音楽ファンにも是非勧めたい、「アパラチア音楽」作品。日本語解説付なのでご友人 へのプレゼントにもうってつけです。

オールドタイム&フォーク新入荷

CCCD-0180 JONES & LEVA『Vertie's Dream』CD\2,750-
Something Shall Remain/River of Fire/The Man in Me/I Ain't Big Enough 他全13曲
オールドタイム出身の注目のシンガー・ソングライター・デュオ、ジョーンズ&リーバの最新作 は全曲歌詩付だぞ!2人=キャロル・エリザベス・ジョーンス(g)とジェイムズ・リーバ(f)=彼 等のシンプルで暖かいメロディーと詩は、表現方法こそ違え、ギリアン・ウェルチ&デビッド・ ローリングスや、その先に見え隠れするエミルー・ハリスらの感覚と同一線上の「アパラチア ン・トラディション」の現代版であろう。ラルフ・スタンレーとキース・ウィットリーのデュオ から学んだというトラッド(マイク・シーガーが珍しいスリーフィンガーを聴かせる)や、ウェー ルズのソングライター=ウィリアム・ウィリアムズの作品(ジーン・リッチーらから学んだとい う)以外は、二人の素晴らしいオリジナル。全編にジョン・ライシュマンの美しいマンドリンが、飾り気のない二人の声と良く合う。ブルーグラスの新曲も、こういった所から探すものだろ う。

CO-2729 ART STAMPER『Goodbye Girls, I'm Goin' to Boston』CD\2,750-
East Virginia/Old Sally Goodin/Old Joe Clark/Dance Around Molly/Brushy Run 他全16曲
ブルーグラスとオールドタイムの双方で評価される素晴らしいマウンテン・フィドラー最新作。今 回はジョン・ハーマン(bj)、ダーク・パウェル(g)、メレディス・マッキントッシュ(bs)という メンバーで聴かせる見事なオールドタイム・フィドル作品に仕上がっている。ケンタッキーのフィ ドル伝統を父親から受継いだアートが、スタンレーやオズボーンらとのブルーグラスを一時忘 れ、父の面影を追う、そんなコンセプトでポール・ブラウンが制作した秀逸なオールドタイム・ フィドル集だ。6頁に及ぶインタビューも素晴らしい。オールドタイム・フィドルの持つ独特のグ ルーヴを再現出来る、ホンモノのフィドラーだ。

BEER-0001 加藤政彦『好きだBaby』CD\1,905-
決めなくっちゃ/生活の糧/貧乏暮らし/スイートタイム/あたしは男を食べる女 他全10曲
 フィンガーピッキンの典型的なラグタイム&ブルース・ギターを見事に操りながら、ヒョウヒョ ウとした語り口で洒落た詩を唄い込む、素晴らしい名古屋在住のフィンガーピッカー&シンガー・ ソングライター。憂歌団の木村充揮と有山じゅんじがアルバムにコメントを寄せている通り、その スジの音と感触である。日本とアメリカの大きな違いの一つには「若者がリッチか貧乏か」、にも ある。貧乏を知らない若者に素晴らしい「恋」や「音楽」なんて、わかるワケない。有山氏の言 う「カトー君は年と共に若くなる」というコメントが分かるような気がする。いい作品だ。

TOCT-24481 桂 雀三郎withまんぷくブラザーズ『雀肉共食、雀サマきき放題』CD\2,285-
 京都のてっつんバンドがカバーしてブルーグラス界でもヒット?した「ヨーデル食べ放題」を含 む、「大ヒット御礼!焼肉・タコ焼き・串カツ・ステーキからビールまで、世界初のFOODシン ガーのファースト・アルバム。高田文夫・入魂のプロデュース」によるライブ盤、とキャッチ フレーズにある。

FFAC-1007 なぎら健壱『日輪』CD\2,381-
なぎらの最新作はホットなカントリー・サウンドがバック。カントリー新入荷の項参照。。

カントリー/ロック/ポップ新入荷

WB-62575 THE EAGLES『Selected Works 1972-1999』CD4枚組\7,200-
Take It Easy/Hollywood Waltz/Midnight Flyer/Tequila Sunrise/Train Leaves Here This Morning/Desperado/Take It To The Limit/Hotel California/Funk 49/Best Of My Love 他全53曲
 「アメリカン・ロック史上最高のバンド、イーグルスのベスト・ソング、アルバム・トラック を集大成した4CDボックス・セット。DISC-1はカントリー・ロック色一杯のの初期作品集、 DISC-2は定評あるバラード集、DISC-3はロック曲集と夫々のコンセプトでの編集、そしてDISC- 4には未発表=昨99年末のロサンゼルスでのライヴを収録している。44ページカラー・ブックレッ ト付きボックス、全53曲集」と宇野誠之氏。1970年代のアメリカ音楽を象徴する彼らの決定版 である。

ARI-69335 ALAN JACKSON『When Somebody Loves You』CD \2,650
Meat And Potato Man/When Somebody Loves You/www.memory/Three Minute Positive Not Too Country Up-tempo Love Song 他全11曲
メイン・ストリーム・カントリーのスーパースター、アラン・ジャクソン最新作。10月に渡米 の際、「イヤ」というほど耳に付いた、実に美味しいタイトルとメロディーの傑曲、 "www.memory"(ダブルュダブリュグダブルュ・ドット・メモーリーィー)が素晴らしい。ジョー ジ・ストレイトとのデュエットで大ヒットしたラリー・コードルの"Murder In Music Row"(MCA-170100 CD\2,650-)に続く大ヒット。ヴェテランの域に達したアラン貫禄のストレート・カント リー集。

RJCD-0001 PAUL BARRERE & FRED TACKETT『Live from North Cafe, Acoustic Duo from Little Feat』CD\2,500-
Hate to Lose/Down on the Farm/Dixie Chicken/Feet's Don't Fail Me Now/Willin' 他全10曲
 今月、日本ツアーをしたリトル・フィートのポール・バレルとフレッド・タケットの2人がア コースティックで聴かせるライブ。スライド・ギターとギターのツイン・ギターで、ポールのオリ ジナルを中心にリトル・フィート名曲などを演じる。ジャケットでフレッドが手にしているマンド リンは"Willin'"の1曲で使われるのみ。

FFAC-1007 なぎら健壱『日輪』CD\2,381-
バーボンもう一杯/Navajo Rug/銀座カンカン娘/日輪/永遠のきずな/よいとまけの唄 他全12曲
 故ジミー時田に捧げられた、なぎらの最新作は自身のバンド、オウン・リスクをバックに結構ア グレッシブなカントリー・サウンドを目指す。1曲目から雨宮直己のテレキャスター、叶沢信明の スティール・ギター、ゲストの岸本一遥のフィドルらが全開で飛ばす。松本の典明の素晴らしいア コギやゲストの宇戸俊秀のピアノも聞き物だ。ただ、いつも思うのだが日本語とドラムスの相性が カントリーやフォークといったメッセージを送る音楽には難しい点だ。しかし、なぎらのキャラク ターと自由さで有無を言わさず押し切る、楽しい選曲と共に日本カントリーに新しい刺激だ。

WB-47893 RANDY TRAVIS『Inspirational Journey』CD\2,450-
Shallow Water/Baptism/The Carpenter/Walk with Me/ Am Going/Amazing Grace 他全12曲
1980年代のカントリー、ニュー・トラディショナリストの代表選手、ランディー・トラビスの最 新作は、その抜群の歌唱力でのカントリー・ゴスペル集。

その他、CD新入荷
(中には今後詳細を紹介しない作品も含んでいます。お見逃しなきよう!)
■ブルーグラスの巻

VACD-4402 JIM & JESSE & THE VIRGINIA BOYS『Exciting Bluegrass Live in Japan, 1978.11.19』CD\2,200-
 1978年11月、東京社会文化会館でのライブ。兄弟にティム・エリス(bj)、ジョー・メドウズ (f)、故キース・マクレイノルズ(bs)。

VACD-4401 DEL McCOURY & THE DIXIE PALS『Strictly Bluegrass Live in Japan, 1979.12.2』CD\2,200-
 1979年12月、水戸市サウスコアでのライブ。デルと弟ジェリー・マッカーリー(bs)、ディッ ク・スミス(bj)、ハーシャル・サイズモア(m)、故ソニー・ミラー(f)。

REB-1763 WILDWOOD VALLEY BOYS『I'm a Believer』CD\2,750-
ボーイズ・フロム・インディアナの息子たちが中心になった濃いトラッドグラスのゴスペル集。

■インストの巻

JASMD-3515 SPEEDY WEST featuring JIMMY BRYANT『There's Gonna Be a Party...』CD\1,980-

スティール・ギター奏者のスピーディー・ウェストとカントリー・エレキのパイオニア、ジ ミー・ブライアントの共演ライブ。

CXCA-1074 ロンサム・ストリングス『New High Lonesome Sound』CD\2,666-
スティール・ギター、バンジョー(原さとし)、スライド・ギター、ウッド・ベース等が 繰り広げる新しいコンセプトのインスト音楽。自由で無国籍な広がりが楽しい。

■フォーク&オールドタイムの巻

FFAC-1001 マイク真木『Still』CD\2,381-
 今春発表されたマイク真木の最新作は彼の代表曲をリメイクしたフォーク作品。

■カントリー、ロック、ポップの巻

CMF-019 WEBB PIERCE『King of the Honky Tonk from the Original Decca Masters, 1952-1959』CD\2,750-
 カントリー音楽財団が1994年に編集発表したウェブ・ピアース、全盛期の「これがホンキー・ トンクだ」集が、再び入手可となった。

CMF-008 JIM REEVES『Live at the Opry』CD\2,750-
 上記と同様、1993年に発表されたジム・リーブス、1956年から60年にかける貴重なグラン ド・オール・オープリにおけるライブ録音20曲集。

JASMCD-3524 BURL IVES『Lavender Blue』CD\1,980-
ティン・パン・アレイ寄りのフォーク・シンガーで映画スターとしても知られるバルー・アイ ヴス。カントリーやフォークが渾然としていたポップ音楽。

MCA-170125 MARK CHESNUTT『Lost in the Feeling』CD\2,650-
ストレート・カントリーの中堅どころ、マーク・チェスナットの最新作。

ビデオ新入荷

BCS-001 V.A.『The Best of Bluegrass』VHS\4,500-(46分)
I Can't Stop Calling Your Name(Lou Reid & Carolina)/Peter and Paul Walked(Claire Lynch)/Old Country Town(Lonsome River Band)/Dooley(Dillard's)/Harvest(Kathy Chiavola)/She Still Loves This Man(J.D.Crowe & New South)/Lower on the Hog(IIIrd Tyme Out)/Breeze(Eddie Adocock Band)/Mountain Folks(Ralp Stanley)他全16曲
 ドン・レノの長男、ロニー・レノがホストを努めたテレビ・シリーズ「レノズ・オールドタ イム・ミュージック・フェスティバル」から選ばれた15グループの16曲。1990年代初期の映像 で、テリー・バウカム(bj)とクレイ・ジョーンズ(g)のいたルー・リード&カロライナ、ケ ニー・スミス(g)が素晴らしいリードを弾くクレア・リンチとFPSB、ティム・オースティン(g) 時代のLRB、オリジナル・メンバーはロドニーの一人だけのディラーズ、超話題のリロイ・ト ロイのアンクル・デイブ・メイコンを髣髴させるアメイジングなクロウハンマー・バンジョー、 故ランディー・ハワードとのデュオが聴けるキャシー・キアボラ、とても「らしい」JDのニュー サウス、常ながら絶好調のラリー・スパークスはプログラムにない2曲目"Green Pastures in the Sky"でそのギターとボーカルの究極を楽しませてくれる、バリー・アバナーシー(bj)とエレベ時代 の3TO、ブラザー・デュオを再現したクロウ&マクローリン、いつまでもアグレッシブなエ ディーのバンジョーが嬉しいミッシー・レインズ(bs)を加えたトリオ時代のアドコック・バント、 恐らくカーリー・レイ・クラインの最晩年だろうアーニー・サッカー時代のラルフ・スタンレー 等、1990年代の米国ブルーグラス界の一端が眺望できる楽しいビデオ作品だ。

MB-98340VX V.A.『Winfield's Winners... Flatpicking Champions Live from Steve Kaufman's Flatpickin' Kamp』VHS(76分) \4,900-
Billy in the Lowground/Redwing/Back Up and Push/Salt Creek-Red Haired Boy/East Tennessee Blues/Bill Cheatham/Beaumont Rag 他全13曲
 カンザス州ウィンフィールドのフラットピッキン・コンテストは全米の中で最も知られたギ ター・コンテスト。そこで歴代チャンピオンになった8人がスティーブ・カウフマンのフラット ピッキン・キャンプで一堂に会してコンサートを開いた模様を収めたビデオ作品である。一番若い コディー・キルビー(ブルーグラスのマルチ・プレイヤーとしても知られる98年度チャンピオ ン)からはじまる各人各様のスタイルや音色から、カッコやクセまで、メジャーリーグ同様!?出 てくる音=結果主義の国らしい、個性的なプレイが随所で楽しめる。アレン・シャッド(97年)や ロイ・カリー(80年と91年)、マーク・コスグローブ(95年)やロビン・キッシンジャー(85年) 他。すでに2枚が発表されているキャンプ・コンサートのCD(SB-40599とSB-51200、共にビ デオとは別)と合せて、ギター・ファン必見の楽しい1時間16分だ。

教則物新入荷

VW-194 有田純弘『ジプシー・ギター奏法、ジャンゴ・ラインハルト・スタイル研究』 VHS\5,200-
Minor Swing/Belleville/Nuages.
 様々なスタイルをマスターしたギタリストが必ず通るジャンゴ・ラインハルト。ブルーグラス、 フォーク、カントリー等から次のランク(自身のオリジナル・スタイルを含め)へのレベルアップ に、必ず役に立つノウハウが詰った教則ビデオ。チェットもクラレンスも、多くのギタリストが 通った道です。ジプシー・ジャズのリズム・パターン、コード・パターン、そして譜例集と共 にソロへ、バンジョー・プレイヤーでもある有田が、中級者向けに理論的に解説してくれる。バイ オリンの中西俊博らを迎えたデモ演奏も素晴らしい。

TAB-A3 出浦勢太郎『フィンガースタイルで弾く、懐かしのアニメ&特撮ソング』 Book+CD\2,800-
ムーミンのテーマ/ルパン3世のテーマ'78/ウルトラセブンのうた/ゲゲゲの鬼太郎/ひみつのアッ コちゃん/ふしぎなメルモ/妖怪人間ベム/緑の陽だまり(ロッキーチャック)/帰ってきたウルト ラマン/マグマ大使/キューティーハニー/おしえて(アルプスの少女ハイジ)/幸せを呼ぶリミッ トちゃん
 タイトルと曲目だけで説明不要でしょう。素晴らしいコンセプトの中級者向けギター教則物。

その他、ナンヤカンヤ

(もちろん以下の他、様々な種類の小物を取扱っています。お気軽にお問い合せください)

■マンドリン

コタツが嬉しいこの季節、そんな中でも楽しめる!?マンドリンはいかが?ブルーグラス仕様のFタ イプとしては最もリーズナブルなブラントン製のBM-700(\56,000-)をお勧めしています。表板は スプルース、バックとサイドはメイプルの単板です。わが社のマンドリン・キッド、秋元シンが アドバイスします。お気軽にお尋ね下さい。

■弦

MISC-H310H ダダリオ・ヘリコア・バイオリン弦\4,950-
現在、米国のブルーグラス・フィドラーの間で圧倒的な人気を誇るヘリコアのヘビー・ゲージ。

■ピック
MISC-0009 ダンロップ・フィンガーピック\150-
厚さ.025の最も一般的なフィンガーピック。

MISC-0010 ダンロップ・サムピック\150-
ダンロップ社製ミディアム・サイズ。お好みによりサガ社製サムピック(\200-)も人気。

■お勧め書籍

BOOK-06 『丸ごと一冊テレキャスター』\2,000-
好評だった『丸ごとマーティンD-28』(BOOK-05 \1,400-)に続いて発行されたフェンダー・テレキャスター三昧の138頁のムック本。

BP-1 バンジョー・パッケージ復刻第1巻 \5,300-
バンジョー・パッケージ誌の完全限定復刻版、こうしてみると電話帳並みの凄いボリューム。バ ンジョー・パッケージの創刊号(75年11月号)から通巻24号=77年10月号まで、凄い情報量と 日本ブルーグラスの歴史そのまま、タブ譜を中心に、様々な楽器情報が満載の月刊誌をまとめた 物。懐かしさと同時に、資料価値も高い。少数限定版なので、売り切れない内にどうぞ!

輸入雑誌

(以下の3誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に取り揃えています。気になるアーティスト 等の特集等についてはお問い合せ下さい)

■バンジョー・ニューズレター誌 各\500-
 世界唯一のバンジョー月刊誌。毎号タブ譜満載の38頁、バックナンバー(探しておられるタブ 譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します)をお問い合せ下さい。最新9月 号(BNL-00/09)はピート・シーガーのインタビュー第1回。他にアリソン・ブラウン最新作か ら"Poe's Picking Party"、ドン・レノ"Dear Old Dixie"、アール・スクラッグスの"Pedal to the Metal"、バックアップはマイナーコードの"El Cumbancharo"、トム・アダムス"Black Mountain Blues"と"T for Texas"他、ドロップサム奏法、初心者コーナー、バンジョー・メーカー訪 問等、バンジョー・フリーク必読の情報&タブ譜誌、40頁!

■ブルーグラス・アンリミテッド誌 各\500-
 米国のブルーグラス月刊専門誌、最新10月号はカムバックしたデイブ・エバンス、15年を迎え たIBMA、ブルーグラス・アーティスト録等々、ブルーグラスに関するあらゆる情報満載の96頁。

月刊『ムーンシャイナー』
 発行18年目、1983年11月の創刊以来、毎月発行を続けている日本のブルーグラス月刊専門 誌。もちろん日本語です!

■定期購読のお申込はお葉書やお電話で、開始時期はバックナンバーも含めて自由にご指定下さ い。すぐに本と振込票をお送りします。
一年間¥6,000-、半年間¥3,300-。

■また、バックナンバーは各単冊¥500-(送料、消費税込みで1冊の場合¥582-)。ほぼ、過去4 年間分の在庫があります。通常のCD等のオーダーと同様にお送りします。

■バックナンバー

下記以外にも若干在庫があります。お気に入りアーティストやブルーグラスについて知りたい事 等々をお知らせいただければ、それらの特集掲載号を探してお送りします。各¥500-)

●2000年12月 (通巻206号)
なななんと!表紙がカラーだ!!IBMAアワード・ショウ・リポート、ジョン・ダッフィーとセル ダム・シーンの4年間、20世紀とブルーグラス、キララCDを創るの巻、カーター・スタンレーを 訪ねて、ビル&ボニー・ハーン、吉田剛士のクラシック・マンドリンとブルーグラス、ティム・ オブライエン"New White House Blues"、その他ニュース、BGチャート、レコード・レビュー、売買求、コンサート&フェス情報等々。

●2000年11月号(通巻205号)
ドック・ワトソン特集+ドック・ワトソン・ディスコグラフィー、三津谷組「まいど、おおき に!」、スペシャル・コンセンサスの25年、ノース・ヒルの25年、オープリ75周年記念フェス・ リポート、クラシック・マンドリン「楽器の話」、IBMAアワード2000最終ノミネート発表。

●MS-F ムーンシャイナー・ファイル \500-
 ムーンシャイナー誌が1年分=12冊、キズを付けずにファイル出来る"MoonShiner"の英語ロゴ入 りです。再入荷していますので、どうぞ。

一家に一枚!?=レッド・クレイ最新作!!

RC-118 三津谷組『まいど、おおきに、Y'all come back an' see us, y'hear!』CD\2,750-
Cotton Eyed Joe/Bicycle Built for Two/Cluck Old Hen/Julie's Waltz/When the Train Comes Along/Keep My Skillet Good'n Greasy/The Big Scioty/Stories the Crow Told Me/Kitten on the Keys/Little Rabbit Where's Your Mammy?/Midnight on the Water/Go Long Mule.
 1970年代前半に関西地区を中心に大活躍した名バンド、ロッコー・マウンテン・ボーイズのバ ンジョー奏者として知られた三津谷昌嘉の家族=チーコ夫人、タッキー、リノ=を中心に、子供 たちの友人である渡辺ヒサシと親たちの友人の細谷ヒロシを加えた6人組によるオールドタイム・ ストリングバンド音楽。トーチャンの見事なクロウハンマー・バンジョー(中にラグタイムを編曲 したフィンガースタイルも聞き物!)と、チーコの元気ボーカルを軸に、リノ(13才)の見事なノリ のオールドタイム・フィドル・グルーヴに乗って、タッキー(16才)のギターとヒサシ(17才)のマ ンドリンが的確なビートを刻んでいく。オールドタイム音楽の名曲を、この音楽の最も重要な意義 でもある、あくまでも「家族」の「手作り」の「親から子へ」と伝えられる音楽を「楽しく」、 そして「明るく」演じてくれる。最新ムーンシャイナー誌11月号に特集あり。素晴らしい音楽ゆえ に結びついた家族と友人たちの作品を、ぜひ聞いてみてください!

宵々山コンサートCD24枚組大全集(MAC-YY 24CD+BOOK \36190)を御予約頂いた皆様諸般の事情により発売が年明けにずれ込みます。悪しか らず御了承下さい。尚、数に若干の余裕が有ります。迷っておられる方、この機会に御予約下さ い。

(20世紀もあと少し、21世紀ってどんな100年になるのかなぁ…?皆さん、良いお年を!!sab)

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