B.O.M.Newsletter #324web　　　　　2007年10月15日

　IBMA週間のWOB（ワールド・オブ・ブルーグラス）か ら帰ってきました。いやはや、凄いです米国の若者パワー!! …彼らはトラッドやプログレがゴッチャに混在しながら、どっちも見事にこなしてしまう。また、第一 世代やベテランたちも充分元気でした。偉大なるボビー・オズボーンをはじめ、エバレット・リリーも元気 にエンターテイメントしていたし、もちろん、大御所となったデル・マッカーリーやラリー・スパークスは絶頂 を維持、やや遅れたドイル・ローソンやリッキー・スキャッグスも白いものが目立ちはじめたけれど元気。中 堅どころでは、ブルー・ハイウェイやマウンテン・ハートが圧倒的な人気で南東部グラスをリードしている。

　20代後半になったマイケル・クリーヴランドやアン ディ・レフトウィッチ、ジョッシュ・ウィリアムズやコディ・キルビーらスーパーピッカーの一群、そこからス トンと下って15〜16才からのティーンエイジャーらにアレックス・ハーグリーブやドミニク・レスリーら一塊 のウルトラ・スーパーピッカーらと、シェラ・ハルやコー リー・ウォーカーらのトラッドグラス系スーパーピッカーらの一群がいる。

　イタリア、ブルガリア、スウェーデン、オーストラリ ア、日本…、WOBはまさに世界各国、老若男女、午前4時までホテルが鳴り響く、ブルーグラッサーの坩堝だった。 詳細は、ムーンシャイナー誌で…!!

◆ムーンシャイナー誌はこの11月に25年目を迎えます。 定期購読をはじめ、ご寄稿や情報提供、ご意見ご希望など、なにとぞよろしくお願いします。

　10月号は熊本カントリー・ゴールドにやって来たチェ リー・ホームズとブルーグラス子育て、IBMA名誉の殿堂入りをしたハワード・ワッツとブルーグラス・ベース、ス ティーブ・キャニオン・レンジャーズ、3人のバンジョー・ ピッカー「ブッチ、アレン、ソニー」、神戸じゃかじゃか ブルーグラス、パディ・フィールド、橋岡一家米国フェス報告ほか、日米ブルーグラス情報満載。

　月刊ムーンシャイナー定期購読は１年間（12冊）\6,000- 半年間（６冊）\3,300-。購読開始希望月をお知らせいただければ、振り込み票とともに早速お送 りします。…定期購読を、是非ともよろしく!!

REB-1823 BILL EMERSON & the Sweet Dixie Band CD\2,573-(本体\2,450-)

　世界一華麗なスリーフィンガー・ロールのビル・エ マーソンのカムバック!!　全編に流れるような優しさに包まれた暖かさの感じられるホッとするDCグラス秀 作。ブルーグラス新入荷参照。

MCM-0008 MERLE HAGGARD『The Bluegrass Sessions』CD \2,573-(本体\2,450-)

　あのカントリー界の大御所がついに初のブルーグラ ス挑戦。ブルーグラス新入荷参照。

RCSI-1013 JIM HURST『A Box of Chocolates』CD\2,573-(本体\2,450-)

　メチャ強烈、ノン・ジャンルのバーサタイルなギター・アルバム!! インスト新入荷参照。

LDR-011 LARRY CORDLE & LONESOME STANDARD TIME『Took Down and Put Up』CD\2,888-（本体\2,750-、歌詞付）

　テンション一杯現代風ハイロンサム・ブルーグラス 秀作。バックも抜群。ブルーグラス新入荷参照。

REB-1824 STEEP CANYON RANGERS『Lovin' Pretty Women』CD\2,573-(本体\2,450-)（歌詞付）

　昨年のIBMA最優秀新人の最新作。すばらしい現代ト ラッドグラス。ブルーグラス新入荷参照。

K2B2-3569 BUELLGRASS『All Strung Out. Adventures in Buellgrass』CD\2,573-(\2,450-)

　ジャズ／クラシック／前衛音楽とブルーグラスの大 冒険。インスト新入荷参照。

BCD-16853 COUSIN EMMY『and her Kinfolks, 1939-1947』CD\3,465-(本体\3,300-)

　アーリー・カントリー＝オールドタイムのお宝発見。 カントリー発掘新入荷参照。

VES-13104 DAVID LAIBMAN『Guitar Artistry of David Laibman』DVD\4,148-（本体\3,950-）90分

　ソロ・フィンガーピッキン・ラグタイム・ギターのパ イオニアの映像集。映像新入荷参照。

SHA-613D FLATT & SCRUGGS『The Best of Flatt & Scruggs TV Show Vol.3』DVD\3,308-（本体\3,150-）

SHA-614D FLATT & SCRUGGS『The Best of Flatt & Scruggs TV Show Vol.4』DVD\3,308-（本体\3,150-）

　ワァーオッ!! 第１巻と２巻を見ていていも、なお興奮さめない第３巻と４巻。映像新入荷参照。

　10月4日、ナッシュビルのグランド・オール・オープ リ・ハウスで開催された『インターナショナル・ブルーグラス・ミュージック・アワード・ショー』で発表され たブルーグラス界最大のイベントでの受賞アルバムや受賞者の関連アルバムです。米国でもっとも評価され た、現在最高のブルーグラスです。今、ホットな旬をお見逃しのないように…!!

　アワード・ショウの詳細はムーンシャイナー誌11月 号で特集予定ですので、お楽しみに…!!

■年間最優秀エンターティナー

ザ・グラスカルズ

ROU-0583 『Long List of Heartaches』CD\2,573-（本体\2,450-)

■年間最優秀アルバム（タイ）

インファマス・ストリングダスターズ

SH-4021 『Fork in the Road』CD\2,573-（本体\2,450-）

J.D.クロウ&ニューサウス

ROU-0512 『Lefty's Old Guitar』CD\2,573-（本体\2,450-、歌詞付）

■年間最優秀ボーカル・グループ

ドイル・ローソン&クィックシルバー

ROU-0588 『More Behind The Picture Than the Wall』CD\2,573-（本体\2,450-）

■年間最優秀インストルメンタル・グループ

マイケル・クリーブランド&フレイムキーパー

ROU-0561 『Let 'er Go, Boys』CD\2,573-（本体\2,450-）

■年間最優秀男性ボーカル

ブラッドリー・ウォーカー

ROU-0581 『Highway of Dreams』CD\2,573-(本体\2,450-)

■年間最優秀女性ボーカル

デイル・アン・ブラッドレィ

COMP-4445 『Catch Tomorrow』CD\2,573-(本体\2,450-)

■年間最優秀インストルメンタル・アルバム

トニー・トリシュカ

ROU-0548 『Double Banjo Bluegrass Spectacular』CD\2,573-（本体\2,450-）

■年間最優秀レコード・イベント

トニー・トリシュカ

ROU-0548 『Double Banjo Bluegrass Spectacular』CD\2,573-（本体\2,450-）

■年間最優秀新人

インファマス・ストリングダスターズ

SH-4021 『Fork in the Road』CD\2,573-（本体\2,450-）

■年間最優秀バンジョー

トニー・トリシュカ

ROU-0548 『Double Banjo Bluegrass Spectacular』CD\2,573-（本体\2,450-）

■年間最優秀ベース

ミッシー・レインズ

ROU-0563 CLAIR LYNCH『New Day』CD\2,573-（本体\2,450-）

■年間最優秀フィドル

マイケル・クリーブランド

ROU-0561 『Let 'er Go, Boys』CD\2,573-（本体\2,450-）

■年間最優秀ドブロ

ロブ・アイクス

ROU-0402 『Hard Times』CD\2,573-（本体\2,450-）

■年間最優秀ギター

トニー・ライス

ROU-0405 『Unit of Measure』CD\2,573-（本体\2,450-）

ROU-0579 PETER ROWAN & TONY RICE『Quartet』CD\2,573-（本体\2,450-）

■年間最優秀マンドリン

サム・ブッシュ

SH-4023D 『SAM BUSH/ON THE ROAD』DVD\2,888(本体\2,750)

SH-4013 『Laps in Seven』CD\2,573-（本体\2,450-）

■年間最優秀ソング

"Fork in the Road" (インファマス・ストリングダスターズ)

SH-4021 『Fork in the Road』CD\2,573-（本体\2,450-）

REB-1823 BILL EMERSON & THE SWEET DIXIE BAND CD\2,573-(本体\2,450-)

Ridin' My Thumb to Mexico/Hills of Roane County/Fiddler's Green/Beautiful/Linda Lou/Keep on the Sunny Side of Life/Sweet Dixie Girl 他全15曲

　世界一端正なスリーフィンガーロールを弾く男、60 年代に最初にバンジョー・トーンについて研究発表した男、そして70年代を席巻した「DCグラス」をリード してきた男、…つまりブルーグラス史においてきわめて重要な男、ビル・エマーソンが長年の沈黙を破って、 しかも、60〜70年代を経験した世代の琴線に触れる完璧な選曲とサウンドでカムバックだ。まったく衰えな い華麗なロールが、さまざまなボーカル・ゲストに選ばれたすばらしい曲の中で軽快に響く。ポール・ウィ リアムスを向かえた味わいのトラッド曲、グラミー賞を獲得したティム・オブライエンのもと歌をピート・ ゴーブル、ランディ・ウォーラー／ジミー・グドローとの70年代初期カントリー・ジェントルメン再現、紅 一点のコン・バーチのさわやかなボーカル、ドイル・ローソン＆クイックシルバーのダレン・ビーチリーに よるモンロー・ソング、海軍バンドの同僚だったウェイン・テイラーのカーター・ファミリー名曲、あら！ トニー・ライスのソロも2曲…等々、全編に流れるような優しさに包まれた暖かさの感じられる大秀作だ。

　ちかごろ、お疲れ気味の方に、「ホッ」とするブルー グラスをぜひどーぞ!!

LDR-011 LARRY CORDLE & LONESOME STANDARD TIME『Took Down and Put Up』CD\2,888-（本体\2,750-、歌詞付）

I Can't Lose What I Never Had/First Train Robbery/Hole in the Ground/Mississippi Kid 他全13曲

　幼馴染リッキー・スキャッグスに"Highway 40"を提供、ヒット以来、ガース・ブルックス、アラン・ジャ クソン＆ジョージ・ストレイトをはじめメインストリーム・カントリーのソングライターとして大成功を 収めたラリー・コードルだが、自身のバンド、ロンサム・ スタンダード・タイムで聴かせるのは、これでもかの今風ハイロンサム・ブルーグラス・ソング。クリスティン・ スコット・ベンソン(bj)、キム・ガードナー(d)、ブーイ・ビーチ(lg)、クリス・デイビス(m)、マイク・アン グリン(bs)のメンバーに、驚きの超テンション・フィドルを聴かせる女性ジェニー・フリーノア（知らなかっ たが、テリ・クラーク・バンド在籍という凄腕ブルーグラス!!）と、クリスティンの夫ウェイン・ベンソン(m) が参加。メンバー全員がバリバリのテンションとテクニックで全曲に向かう緊張感一杯のブルーグラスだ。 レナード・スキナードをカバーしたブルース／ロック調や、キムが創ったインスト、少年時代にリッキーとと もに出会ったキース・ウィットリーに捧げた"Song for Keith"などのバラードも秀逸だ。ほとんどの曲を自身が書き、どの曲も完成度のきわめて高い、非常に質の高 いブルーグラス・アルバムになっている。

REB-1824 STEEP CANYON RANGERS『Lovin' Pretty Women』CD\2,573-(本体\2,450-)（歌詞付）

A Ramblin' Man Is a Ramblin' Man/Cumberland Moon/Don't Ease Me in/New Sleepy-Eyed John 他全12曲

　昨年のIBMAアワード最優秀新人賞を獲得したスティープ・キャニオン・レンジャーズの最新作。ノース・ カロライナ州立大学のチャペルヒル校で結成された若いバンドであるが、話題のショーン・キャンプ作品とグ レイトフル・デッドのカバー以外、トラッドグラスの王道をきっちりと守りつつ、ロン・ブロック的なユニーク さを忍ばせたバンジョーがすばらしいグレアム・シャープのオリジナルが見事だ。アグレッシヴなニッ キー・サンダース(bj)、モンロー／マッカーリー調のマイク・グッジ−ノ(m)、そしてリード・ボーカルのウッ ディ・プラット(g)とチャールズ・ハンフリー(bs)の５人組。最後の"Pickin' on Josh"はグレアムとタット・テイラーの共作で、生涯現役を通し昨年他界した偉 大なアンクル・ジョッシュに捧げられた曲だ。ロニー・ボウマンのプロデュースで、若い才能と感性をバラン スよく制しながらのトラッドグラスに対する真摯な取り組みがすばらしい。彼らはいいぞ!!

　マイク・バブがプロデュースした前作『One Dime at a Time』(REB-1816 \2,573-歌詞付）もすばらしい出来だ。

HMG-1002 DONNA ULISSE『When I Look Back』CD \2,888-(本体\2,750-)

I'm Calling Heaven Down/The Walls Cry/He Ain't That/Heartbreak River/Doin' Time 他全14曲

　1991年にメジャーのアトランティック・レコードか らアルバムを出したことのあるドナ・ユリッシー、自らのルーツであるブルーグラスに戻っての心機一転作品。 キース・ソウェル(g)という才人をプロデューサーに、アンディ・レフトウィッチ(f,m)、スコット・ベスタル (bj)、ランディ・コーアズ(d)、バイロン・ハウス(bs)、 ジェシー・コッブ(m)ら、ナッシュビルの凄腕ブルーグラッサーのバックで、ストレートなブルーグラスから カントリー／フォーク調まで全曲オリジナルで聴かせる。３才のときにフェスで唄った"Take This Hammer"以来、長じてからは地元のウエスタン・スウィング・バ ンドで歌い、そこで出会ったラルフ・スタンレーの従兄弟、リック・スタンレーと結婚、ナッシュビルに移って からメインストリーム・カントリーを目指したが挫折、それでも夫のブルーグラス仲間と音楽を創りつづけて きた彼女のブルーグラス・デビュー作。

1-800-BG72 ANDY OWENS『Drive South』CD-R\2,573-(本体\2,450-)

When I Die/Frank and Jesse James/Mellissa/Amazing Grace/Kentucky Waltz/Turn the Page 他全10曲

　たびたび日本を訪れたアンディ・オウエンズの最新 作は、ヨーロッパでもっともブルーグラスの盛んなチェコのトップ・グループ、ドゥルーハ・トラバをバッ クに、ジョン・ハイアットのタイトル曲を皮切りに、ローラ・ニロの難曲に挑戦、ウォーレン・ゼボンやオー ルマン・ブラザーズ・バンド、ボブ・シーガーらのロック・カバーに果敢に挑戦する。ルボス・マリナ(bj)を はじめ、チェコのミュージシャン（ドブロとフィドル!!）のすばらしさと、アンディのバーサタイルなボー カルが絡み合った楽しい作品に仕上がっている。近年は毎年、東欧を中心にツアーを重ねる彼、もうそろそ ろ、日本にも戻ってきそうな気配がする。ちなみにアンディ、ダイエットに成功、「もう横綱とは呼ばせない！」 と。

MCM-0008 MERLE HAGGARD『The Bluegrass Sessions』CD\2,573-(本体\2,450-)

Runaway Mama/Pray/Jimmie Rodgers Blues Medley/Mama's Hungry Eyes/I Wonder Where I'll Find You at Tonight/Blues Stay Away From Me 他全12曲

　ウィリー・ネルソン、レイ・プライスとの豪華プロ ジェクト『Last of the Breed』(B000853002 CD2枚組\3,465-)で話題を集めたカントリー・レジェンド、 マール・ハガード、次の一手はなんと、自身初のブルーグラス・アルバムという、ファンには堪えられない企 画。マーティ・ステュアート、カール・ジャクソン、オー ブリー・ヘイニー、ロブ・アイクスという最高のメンバーに、アリソン・クラウスが１曲ハーモニーをつける という豪華盤。ハガード・クラシックの数々と新作オリジナル、そして敬愛してやまないジミー・ロジャーズと デルモア・ブラザーズという構成。スーパー・ピッカ―たちの落ち着いたサウンドにのって、ブルーグラスだ ろうがなんだろうが、変わることのないハガード節が大御所の風格を感じさせて見事としかいいようがない。 （宇野誠之）

SKFR-5002 RICKY SKAGGS & THE WHITES『Salt of the Earth』CD \2,573-(本体\2,450-、歌詞付)

Love Will Be Enough/Big Wheel/Wreck on the Highway/Farther Along/Let It Shine/One Seed of Love/This Old House/Wings of a Dove 他全13曲

　リッキー・スキャッグスとザ・ホワイツの最新ジョイ ント・ゴスペル集。ブルーグラス／アコースティック・カントリーといったソフトなサウンドに乗せて、ドン・ ギブソン、ステュアート・ハンブリンらのクラシック・カントリーから、またジャニス・イアンやジム・ラッシ ングらの曲を、リッキー、バック、シャロンとシェリルがそれぞれリード・ボーカルを取って美しいハーモ ニーの作品に仕上げている。リッキーのマンドリンとギターにケンタッキー・サンダーの若いふたり、コ ディ・キルビー(g)とアンディ・レフトウィッチ(f)とマーク・フェイン(bs)のほか、スタジオエースが抑え 目のドラムスを加える。バックのマンドリンが聴けないのが寂しいが、あくまでも一般的なゴスペル作品と して聴きやすいサウンドに仕上げる力量はさすがリッキー!!

SH-4035 PETER ROWAN『Best of Sugar Hill Years』CD\2,573-（本体\2,450-）

Jealous Heart and a Worried Mind/Girl in the Blue Velvet Band/Dust Bowl Children/All on a Rising Day/Wild Geese Cry Again/Rainmaker 他全15曲

　30年にわたり、ブルーグラスをリードしてきたシュ ガー・ヒル・レコードのアーティストたちの最新ベスト集、今回はピーター・ローワンである。ビル・モンロー の人となりを念頭に、そしてジャムから生まれるブルーグラスの真髄を表現して余りあるあの名曲"That High Lonesome Sound"から、リッキー・スキャッグスとエディ・アドコックとの"Walls of Time"、トリシュカ／スタットマン／グリーンとの日本録音 "Hiroshima Mon Amour"、ナッシュビル・ブルーグラス・バンドとの"Meadow Green"まで全15曲。ブルーグラスの真髄を、世界／人類の視線から生まれる独自 の感性で、モンローのハイロンサムを世界共通の普遍性を持たせたピーター・ローワン、凄いアーティストの 知られざる名曲、名演がたっぷりと楽しめる。もの凄いヒトだ。

　なお、このベスト集シリーズ『Best of Sugar Hill Years』には以下の在庫がある。

SH-4026 JERRY DOUGLAS『Best of Sugar Hill Years』CD\2,573-（本体\2,450-）

SH-4027 DOYLE LAWSON『Best of Sugar Hill Years』CD\2,573-（本体\2,450-）

SH-4036 NASHVILLE BLUEGRASS BAND『Best of Sugar Hill Years』CD\2,573-（本体\2,450-）

SH-4033 LONESOME RIVER BAND『Best of Sugar Hill Years』CD\2,573-（本体\2,450-）

SH-4031 V.A.『Absolutely Bluegrass』CD\2,573-（本体\2,450-）

　本作は、30年にわたるさまざまなシュガー・ヒル・ アーティストによるオムニバス全17曲集。

REB-8003 V.A.『True Bluegrass Instrumentals』CD\2,079-（本体\1,980-）

　ブルーグラス老舗レーベル、レベル・レコードのカタ ログの中からのインストベスト20曲集。若かりし頃のトニー・ライスの"John Hardy"にはじまり、廃盤となっているリッキー・スキャッグスのインスト・アルバ ムから"Florida Blues"、子供時代のコディ・キルビー"St. Anne's Reel"、高校を卒業したばかりのキース・ウィットリー＆リッキー・スキャッグスの"Wildwood Flower"、世界一うるさいバンジョー・アルバムと言われるドン・レノ＆エディ・アドコック"Swanee River"、そしてケニー・ベイカーの"Back Up & Push"まで、主に1970年代の録音から中心に集められた楽しいイン スト集。

●ブルーグラス入門

SH-2209 V.A.『True Life Blues; the Songs of Bill Monroe』CD\2,573-（本体\2,450-）

　1996年９月、ビル・モンローが他界してから11年に なる。彼が死の床にあるときにこのアルバムが完成、当時最高のブルーグラス・アーティストが参加したこの 作品のテープが早速届けられ、そのすばらしい出来映えに、彼はとても喜んだと伝えられる。その翌年２月、 このすばらしいビル・モンロー曲集はグラミー賞を獲得、世界に向けられたグラミーの生中継でビル・モン ロー追悼演奏が行われた。本作には生前のモンローと同時代を生き、彼の遺志をあたらしい形で伝えるブ ルーグラス界最高のミュージシャンたちが、おそらく病床のモンローに聴いてもらうことも意識して創った であろう（と思いたいほど）すばらしいビル・モンロー曲集である。

●オールドタイム入門

SH-3952 TIM O'BRIEN/DIRK POWELL/JOHN HERRMANN『Songs from the Mountain』CD\2,573-（本体\2,450-）

　最高のミュージシャンたちによるオールドタイム音 楽のさまざまな典型パターンを一望する大傑作。トラッド・フィドル・チューン、バラッドからフォスター、 そして"Angel Band"まで、つい最近、テレビ東京系列で放映されたアパラチアと南北戦争を描いた大ヒッ ト大河小説＆映画『コールド・マウンテン』の物語に沿って組み上げられた「これがオールドタイム音楽で す!!」の決定版!!

●アパラチアン・フォーク入門

AB-003 ADRIENNE YOUNG『Room to Grow』CD\2,888-(本体\2,750-)

　新世代アパラチア系の環境派女性シンガー／ソング ライターとして高い評価を受けるエイドリアン・ヤングの最新第３作はこの夏、全米アメリカーナ・チャー トで第５位の大健闘。前２作同様、ほとんど自作や共作のオールドタイミーなベースにカントリーの音も加 えたサウンド。今回はウッドストックのレボン・ヘルム・スタジオで録音、第１作からコンビを組むウィル・ キンブローのエレキギター、ゴードン・ストーンのペダル・スティールなどを取り入れつつ、独自の自然志 向のメッセージとボーカルを聴かせる新感覚女性アパラチアン・シンガー!!

●カントリー入門

B000853002 WILLIE NELSON, RAY PRICE, MERLE HAGGARD『Last of the Breed』(CD2枚組)\3,465-(本体\3,300-)

Heartaches By the Number/Mam and Dad's Waltz/Lost Highway/Pick Me up on Your Way Down/I Love You Because/That Silver Haired Daddy of Mine 他全20曲

　今年3月に発表されたカントリー界の3巨匠共演。し かも、プロデューサーにフレッド・フォスター、バックにはバディ・エモンズやジョニー・ギンブルら、今 のカントリー隆盛を創り上げてきたベテランたち。それがハンク・ウィリアムズからレフテイ・フリーゼル をはじめ、上記のカントリー史上に残るチョー名曲を次々と演じる2枚組。

SKFR-2018 CHERRYHOLMES『Cherryholmes II, Black & White』CD\2,573-(本体\2,450-)

　今年の熊本カントリー・ゴールドにやって来るチェ リーホームズと「子育ての極意」をカバー特集。前作『Cherryholmes』（SKFR-2014 \2,573-）で全米デビューしていきなりIBMAアワード最高賞の最優秀エン ターティナーを獲得した一家のすごい!!最新第二弾。最優秀バンジョー奏者にノミネートされると同時に抜 群の歌唱力を持つ23才の長女シア(bj)を筆頭に、19才長男B.J.のすごいフィドル、17才の次男スキップ(g) が現代感覚を盛り込んだギターのソロ／ビート／で見事に歌いこなし、15才末っ子モリーのフィドルがB.J. と見事なツインを演じる。母サンディのサム・ブッシュ・モデル・マンドリンも子供たちに負けじと炸裂 …。凄いビートとトラッドグラス・センスを効かしたアレンジで疾走するブルーグラス全14曲。末娘を難病で 亡くした一家の結束がブルーグラスという音楽だった彼ら、楽器を弾きはじめてわずか８年…、ベースで支え るマッチョ・オヤジがエライッ!?

COL-53908 BILL MONROE『16 Gems』CD\2,079-（本体\1,980-）

　IBMA名誉の殿堂入りをしたハワード・ワッツとブルーグラス・ベースの特集。ハワードのベースが堪能で きる1946年と47年、ちょうど60年前に「ブルーグラス」というスタイルが完成されたとされるオリジナル・ ブルーグラス・ボーイズ（ビル・モンロー、レスター・フラット、アール・スクラッグス、チャビー・ワイズ、 ハワード・ワッツ）の録音９曲を含むビル・モンローの初期コロンビア(1945-1949)の16曲、そのほとんどの ベースを担当。ちなみに、本作のマンドリン・タブ譜集『Bill Monroe;16 Gems』(HL-690310 \2,730-)がある。

REB-1824 STEEP CANYON RANGERS『Lovin' Pretty Women』CD\2,573-(本体\2,450-)（歌詞付）

　昨年のIBMA最優秀新人、若いトラッドグラスを標榜 するスティーブ・キャニオン・レンジャーズの特集。詳細はブルーグラス新入荷参照。

TM-001 トゥデイ『TODAY』CD\2,500-(本体\2,380-)

　8月に家族揃って米国フェスを回った橋岡ファミリー。彼らは神戸を本拠にするコンテンポラリー・ブ ルーグラス・バンド、トゥデイの中心だ。古里尚美(g)の高音域のボーカルを見事にアレンジした辻隆史(bj)、 橋岡重尚(d)、浅見信一or橋岡貴美(bs)に、ゲスト・マンドリンは平井秀道、太田正文、TARO。好きな曲を 好きなように料理して聴かせる。トゥデイの16年と、アルバム制作記はムーンシャイナー誌５月号(MS-2007 \500-)。

PF-071 PADDY FIELD CD\2,000(本体\1,905-)

　中原清隆のマンドリンを中心に来田千佐登のフルー ト、げんさんのギター、今村将のベース、高賀忍のパーカッションの５人組による大阪のドーグ系アコース ティック・スウィング、バディー・フィールドを特集。彼らのデビュー作は、中原とげんさんのオリジナルが 各７曲と５曲、ドーグ手法をベースにジャズ／ブルーグラス／カリプソ／ボサノバ／ニューエイジからカー トゥーンっぽいクスグリ物等々、…実に自由に好きなものを組み合わせて自分たちの音楽を創っている。そ の闊達さが成功しているのだろう、完成度の高い楽しいドーグ／アコースティック作品に仕上がっている。

ARP-6536 SHAWN CAMP & BILLY BURNETTE『Bluegrass Elvises #1』CD\2,573-（本体\2,450-）

Don't Be Cruel/Jailhouse Rock/Burnin' Love/Are You Lonesome Tonight/Mystery Train/That's Alright Mama/Hound Dog/Blue Suede Shoes 他全13曲

　今までもありそーでなかった強力企画、全編強烈ブ ルーグラス・エルビス大会!!　ショーン・キャンプとビリー・バーネットの強力デュオが、次から次へとエル ビス曲をブルーグラスる。デイビッド・タルボット、オウブリー・ヘイニー、テリー・エルドレッジとのセッ ションと、スコット・ベスタル、クリス・ヘンリー、オウブリー・ヘイニー、マイク・バブの2セットで録音さ れた「ブルーグラス・エルビス」、おなじみの曲がナッシュビルのトップ・ブルーグラッサーらによって次々 と楽しめるチョー娯楽作品である。ムーンシャイナー8月号特集参照。

LDR-010 STEVE GULLEY『Sounds Like Home』CD\2,888-(本体\2,750-)

　ドイル・ローソンのクイックシルバーからマウンテ ン・ハートと、21世紀に入ってからのブルーグラス・ボーカルをリードしてきたといっても過言ではないス ティーブ・ガリー、待望のデビュー・ソロ作。ハイ・ロンサムなスロー曲から段々とギアーを上げ、３曲目に はデルで知られる"Big Rock in the Road"、ここまで３曲で彼が言う「これがブルーグラス・ボーカルや で!!」を堪能できる。トラッドグラスの生真面目さと21世紀の新しいソリッドグラスが見事に組み合わさっ た大秀作である。アダム・ステッフィ(m)、ロン・スチュ ワート(bj)、絶好調に凄いティム・クロウチ(f)、ティム・スタッフォード(g)、ジェイソン・ムーア(bs)の見 事な基本セットに、J.D.クロウ、ドイル・ローソンほかのゲスト。今のブルーグラス、なじみのゴスペルやカ ントリー・メロディーにジョージ・ジョーンズの「こぶし」から、最後のブラザー・デュオ・スタイルまで、ス ティーブ・ガリーというボーカリストの魅力をいかんなく伝える大秀作である。

CMH-2223 BLUEGRASS KARAOKE『Vol.2』CD+G\2,079-（本体\1,980-）（歌詞付）

Uncle Pen/Blue Moon of Kentucky/Salty Dog Blues/Rocky Top/I Wonder How the Old Folks Are st Home/Wreck of Old 97/Sunny Side of the Mountain/You Don't Know My Mind.

　ブルーグラス・スタンダード有名８曲のカラオケ盤。 バックはメチャ上手い。ティム・クロウチ(f,m,g)とランディ・コーアズ(d,v)、そしてケント・ブラントン (bs)に、コーラス・ハーモニーにアーニー・サイクスは本名のようだが、この超一級バンジョー・トーンとタ イミング、ラリー・リチャードソンは変名に違いない（DTやCCレベルかな…？）。…とにかく、超一級のバッ クで上記８曲を歌いませんか？キッチリとテナーやバリトンのコーラスまで付けてくれます。もちろん、歌だ けじゃなく楽器を弾いてもOK、その上、典型的なバックアップ手法まで学べるというもの。また、この８曲の ボーカル入り、完成版も収められた全16トラック。使いようによればメチャ値打ちの出る代物だ。また、CD+G 対応のプレイヤーであればテレビ画面で歌詞を追える。

　なお、本作の第１集『BLUEGRASS KARAOKE, All-Time Bluegrass Classics』(CMH-2202 \2,079-)と、ゴスペル集『BLUEGRASS GOSPEL KARAOKE』(CMH-2211 \2,079-)も在庫している。

カラオケ・第１集の曲目：Roll in My Sweet Baby's Arms/Man of Constant Sorrow/Sitting on Top of the World/Wabash Cannonball/Will the Circle Be Unbroken/Wildwood Flower/Don't Let Your Deal Go Down/John Henry。

カラオケ・ゴスペル集の曲目：Amazing Grace/Will the Circle Be Unbroken/Down to the River to Pray/Angel Band/Standing in the Need of Prayer/Rock of Ages/Wayfaring Stranger/Walk in Jerusalem.

SKFR-2013 KEITH SEWELL『Love Is a Journey』CD\2,573-（本体\2,450-）（歌詞付）

　超快感のニューグラス弾きまくり大傑作品は、1991 年のリッキー・スキャッグス・バンドを皮切りに、マーティ・ステュアートやビンス・ギルのバックを勤め、 2002年からディキシー・チックス・ツアー」、2004年にはジェイムズ・テイラーとジェリー・ダグラス・バン ド、そして2005年はサム・ブッシュ・バンド(SBB)のギタリストだった才人キース・ソウェル、2005年発表 のデビュー・ソロ作。強烈なアンディ・レフトウィッチ(f,m)とSBBの仲間、スコット・ベスタル(bj)、バイロ ン・ハウス(bs)を基本セットに、スキャッグス、ブッシュ、ダグラスらもゲストに加わった大傑作。曾祖父の 代からのフィドラーの家系に生まれ、赤ん坊のときからブルーグラスに囲まれて育ったというマルチプレイ ヤーでもある彼が、長年の下積みを経てようやく発表した初めてのソロ・アルバムは、さわやかな熱気に包ま れたすばらしいニューグラス作品だ。

DUAT-1265 GREENCARDS『Varidian』CD\2,573-（本体\2,450-）

　昨夏、ボブ・ディランのオープニング・アクトとして 全米ツアー、話題となったグリーンカーズの最新第３作目。マンドリン＋フィドル＋女性ボーカル／ベース というトリオで、現在ナッシュビル最先端の繊細なアコースティック・カントリーと骨太な女性ボーカルが 見事。前作『Weather and Water』(DUAT-1203 \2,573-)、デビュー作『Movin' On』(GC-8108 \2,573-)も女性ボーカル・ファンにお勧め!!

PC-1152 JOHN COWAN BAND『New Tattoo』CD\2,573-（本体\2,450-）（歌詞付）

　あれからもう一年になる…、昨秋来日したジョン・ コーワン・バンド。ニュー・グラス・リバイバルでブルー グラス界に革命を起こした２枚看板のひとりが、相変わらない絶頂期のテナー・ボイスと、今後のバンジョー 界をリードするノーム・ピケルニーとフィドル天才シャッド・コッブを率いた最近作は、正統派のニュー グラス作品。彼らの特集は06年８月号(MS-2310 \525-)、来日完全密着リポートは06年10月号(MS-2312 \525-)。

SKFR-2017 CADILLAC SKY『Blind Man Walking』CD\2,573-（本体\2,450-）（歌詞付）

　斬新なサウンドと強力なオリジナル・ソングでリッ キー・スキャッグスをノックアウトしたテキサスの若いバンド、キャディラック・スカイの全米デビュー作。 ブライアン・シンプソン(m)のオリジナルとボーカルが新鮮なメロディーを紡いでいき、スリリングなマット・ メネフィー(bj)、直感的なロス・ホームズ(f)、アンディ・モリッツ(bs)、マイク・ジャンプ(g)がハイロン サムを自分たち流に解釈、ブルーグラスの真髄を「正直なエネルギーに溢れた寂寥感と山らしさ」という彼 ら、見事に想いとメッセージを発し、売れるサウンドに昇華している。インファマス・ストリングダスター ズと肩を並べる若者グラスのトップランナー。ムーンシャイナー今年２月号(MS-2404 \525-)特集。

SH-4017 CHRIS THILE『How to Grow a Woman from the Ground』CD\2,573-（本体\2,450-、歌詞付）

　おそらく、1973年の名盤ミュールスキナーと同様に、 21世紀のはじめを代表するブルーグラス名作として語り継がれることになるだろう１枚。今の若者ブルーグ ラスを象徴する才能と魂が詰まった大秀作。ほぼ全員が25才、ブルーグラスの未来を背負っていくスーパー ピッカーらによる凄まじいスタジオ・ライブ一発録り!!　ブルーグラスのベースは同じだが、柔らか頭の 若い感性が必要。ムーンシャイナー誌2006年9月号(MS-2311 \525-)特集。

ROU-0563 CLAIR LYNCH『New Day』CD\2,573-（本体\2,450-）

　圧倒的な歌のうまさのクレア・リンチ、６年間の沈 黙を破っての素晴らしいカムバック最新作。エモーショナルでありながらキュートなボーカルは50才を越 えてますます磨きがかかった美しさ。ジム・ハースト(g)とミッシー・レインズ(bs)、デビッド・ハービー (m)とのカルテットを軸に、ステュアート・ダンカン、ア ンドレア・ゾン(f)、アリソン・ブラウン、チャーリー・ クッシュマン(bj)、ロブ・アイクス(d)らを適材適所に配し、ドライビング・ブルーグラスからスウィング、オ ズボーン・カバーから得意のスロー・バラード、ロッキングラス等々、すべての音が彼女の声とマッチする癒し 系ブルーグラスの秀作だ。メチャいいよ。

ROU-0577 UNCLE EARL『Waterloo, Tenessee』CD\2,573-（本体\2,450-）

　４人組女性ストリングバンドのアンクル・アール最新 作は、レッド・ツェッペリンのジョン・ポール・ジョーンズがプロデュースという話題作。収められた16曲は、 オールドタイム王道のフィドル・チューンからカーター・ファミリー、ボブ・ディラン、オラ・ベル・リー ドなど、あらゆるアメリカ音楽の起源であるアパラチアの伝統音楽のさまざまなパターンが楽しめる秀作だ。超 お勧め!! ムーンシャイナー誌2007年４月号カバーストーリー。

SH-4007 DOLLY PARTON 『Those Were the Days』CD\2,573-（本体\2,450-）

　偉大な女性シンガー、ドリー・パートン2005年のシュ ガーヒル第５作は、その圧倒的な貫禄、歌唱力で60〜70年代フォーク＆ポップ名曲をアコースティック＆ブ ルーグラス・カバーする。タイトルはじめ「風に吹かれて」、「花はどこへ行った」、「ミー＆ボビー・マギー」、「悲 惨な戦争」、「青春の光と影」、そして「イマジン」。それ ぞれのオリジナル録音の主役たち（メリー・ホプキンズからジュディ・コリンズまで）をはじめ、さすがのバッ クアップゲスト（ザ・グラスカルズからニッケル・クリー ク、ノーラ・ジョーンズからキース・アーバンまで）が繰り出す緻密にしてポップなブルーグラスに、あのすば らしい声と存在感!!　偉大なり。

M-109 KENTUCKY COLONELS『Bluegrass America』CD\2,888-(本体\2,750-)（限定、紙ジャケット仕様、歌詞付）

　1962年９月に録音、翌年10月に発売されたケンタッ キー・カーネルズの記念すべきデビュー盤が３曲のボーナス・トラックを付けた特別限定版として今夏発売され た。ローランド・ホワイトが兵役のために不参加ながら、 当時彼らが愛してやまなかったフラット＆スクラッグス・サウンドとそのグルーヴに一歩でも近づこうとした 努力が、クラレンス・ホワイト(g)の見事なレスター・フ ラットのリズム、そして完璧なGランになって結実、カーター＆ラルフ・スタンレーのプロデュースの下、ロ ジャー・ブッシュ(bs)、ビリー・レイ・レイザム(bj)、リロイ・マック(d)に、ゲスト・フィドラー、ゴードン・ テリーを迎えたアーリー・ブルーグラスの大名盤である。

CP-9804 CLUSTER PLUCKERS『Christmas Album』\2,888-(本体\2,750-)

　女性ふたりを前面に、歌うこととブルーグラスが大 好きだという一点のみで、楽しく演奏することだけを目標にする彼ら、来日したのは1995年、もう12年だ。 あのさわやかなハーモニーと極上のアコースティック・サウンドで聴かせるクリスマス名曲13曲集。悪い 訳ないじゃない…。マーガレットは今年もIBMAアワード・ショウの字幕をボランティアで担当していたし、ク リスとデイル夫妻は息子がミッシー・レインズ＆ニュー・ヒップで弾くぶっ飛びマンドリンをニヤニヤ と見ていた。リチャードは相変わらず飄々と、ラウンダーと新規契約をしたスティール・ドライバーズでバ ンジョーを弾いていた…。

SKFR-2015 A SKAGGS FAMILY CHRISTMAS『Volume One』CD\2,573-（本体\2,450-）

Let It Snow, Let It Snow/Little Drummer Boy/What Child Is This/White Christmas 他全13曲

　2006年のクリスマス・シーズンに全米放映された同 名番組のオーディオ版。トラッドなクリスマス・キャロルを中心にリッキー・スキャッグス一家とバック・ホ ワイト父娘によるファミリー・クリスマス集。リッキーとシャロンの娘モーリー、先月IBMAデビューしたその 歌唱力に、父リッキー曰く、「才能は遺伝するのじゃ！」。インストにした"Deck the Hall"のブルーグラス１曲のほか、スウィングやストリングスを中心 に、アコースティックも随所で楽しめる。51才になったリッキーのクリスマス。

RCSI-1013 JIM HURST『A Box of Chocolates』CD\2,573-(本体\2,450-)

Chocolate Chaise Lounge/Mando Bounce/Wildcatter-Nine Pound Hammer/Mary of the Wild Moor/Susie Q/'Til There Was You/Young at Heart 他全15曲

　サム・ブッシュとマーク・シャッツとのトリオでブ ルーグラス・ファンクからはじまり、歌モノを交互に混ぜながら次々と新鮮な音の驚きを聴かせてくれる。 マンドリンで創ったというジャンゴ／ジェスロを思わせる粋なスウィングにはバック・ホワイトがピアノ、 ティム・クロウチのスーパーフィドル、マール・トラビスに捧げられた"Nine Pound Hammer"のプレリュードとして聴かせる3分におよぶ"Wildcatter"のソロ、 ザ・ホワイツのシャロンとシェリルをコーラスに迎えたバラッド、スコット・ベスタルやマイケル・クリー ヴランドを迎えたストレート・ブルーグラス・インスト、ケルト系メロディー、クレア・リンチの超素敵な スタンダード子守唄!?まで、…とにかく、なまじのテクニックではないことは、並み居るフラットピッカー を押しのけて２度IBMA最優秀ギター奏者に輝いたことでも分かるサムピッキン・ギタリストである。もちろ ん、ブルーグラスというスタイルに収まることなく、ギターを体の一部が如く自由に扱い、さまざまな音楽の 音を見事に自分のものにしているアコースティック・ギター大秀作。アコースティック音楽ファンに大推 薦!!

K2B2-3569 BUELLGRASS『All Strung Out. Adventures in Buellgrass』CD\2,573-(本体\2,450-)

Old Dangerfield/Bemesha Swing/Left on the Street/Evening Prayer Blues/Danny Boy 他全13曲

　ベーシスト（チェリスト）のビュエル・ネイドリン ガーが率いるビュエルグラスの1982年から2005年までの未発表曲を集めた最新作。このユニットのユニー クさは、ビリー・ホリデイやトニー・ベネットを経て、セシル・テイラーと7年間フリー・ジャズを創り、クラ シック界でも活躍してきたビュエル・ネイドリンガー（1936年生まれ）が、ブルーグラスに興味を持ったとい うこと、つまり、通常のニューグラスはブルーグラスにルーツを持つものが創るのと逆なのだ。ビル・モン ローとセロニアス・モンクらの作品を演じた1曲目から4曲目は96年録音のダロル・アンガーとリチャード・ グリーンのフィドルにウィギー(bs)と自身のチェロのドライブのかかった弦楽四重奏。99年録音の5曲目か ら7曲目は一転してのトラッドグラスやブラザー・デュオで、天才ダニー・バーンズ(bj)のボーカルを中 心に、ロバート・ボウリン(f,m,g)と。最新2005年録音は、ルーシー・ドーンフェルドとポール・エリオッ トのフィドル、ザック・ボーデン(m)、デイブ・キーナン(viola)と自身のチェロのストリング・リッカーズ。 彼らはオールドタイム・クルーヴをクラシック調弦楽五重奏にアレンジする。そして最後、11曲目から13曲は 1982年に発表されたビュエルグラス最初のバンド、アンディ・スタットマン、リチャード・グリーン、ウェザー・ リポートのピーター・アースキン(drums)、マーティ・クリスタル(bass clarinet)、ピーター・アイバース(harmonica,v)とのライブで、「ダニー・ボーイ」や、 グリーン得意のオーネット・コールマンの「ランブリン」などグリーン／スタットマン音楽とアイバースのフ リー・ミュージック。どこを切ってもすばらしい音とグルーヴの冒険が楽しめる。

RHR-0003 宮崎勝之『Mondo Novo』CD\2,000-（本体\1,905-）

Mando Novo/Shadows and Lights/Romantic Town/Around the Fire/ Fly In.

　マンドリン奏者、宮崎勝之の最新作は、これまでのブ ルーグラス・ルーツから勇躍してラテン系というかカリプソ系というか…、オシャレなポップサウンドの中で、 宮崎の持ち味であるメロディーラインの美しさを、すばらしいフラットピッキン・ギタリストの田中ゆうじ、そ してキーボードとMidiプログラムの加藤ひろゆきのトリオで録音した5曲入りミニ・アルバム。いつもながら の美しいシュアーなピッキングが生む濁りのないトーンとポップなアレンジが、明るい宮崎らしいメロディーを うまく装飾して、ゆったりと聴ける作品に仕上げている。

RCA-76379 CHET ATKINS & LES PAUL『Chester & Lester』CD\2,079-（本体\1,980-）

It's Been a Long Time/Caravan/Avalon/Birth of the Blues/Lover, Come Back to Me 他全10曲

　チェット・アトキンスの1977年名盤が廉価復刻であ る。アメリカン・ギター界の巨匠がふたり、ジャンルを超えたアメリカン・スタンダードを悠々自適に弾く。癒 し系エフェクトがギンギンにかかっているエレキ・ギターは、ここまでのキャリアを持ってして弾けば嫌味で もなんでもなく、ただ美しく、あなたは癒されるであろう…。

FGM-123 JIM NUNALLY『Gloria's Waltz』CD\2,888-(本体\2,750-)

　デビッド・グリスマンのブルーグラス・イクスペリエ ンスで一躍知られるようになった大ベテラン・フラットピッカー、ジム・ニューナリーの最新作。そのイクス ペリエンスやジョン・ライシュマンとのジェイバードをはじめ、自身のプロジェクトを総動員。トラッドグラ スから、ドン・マクリーン、ドリー・パートン、ジョン・ フォガティー、バック・オウエンズなどなど、さまざまなジャンルの曲を、優しい歌とフラットピッキンで楽 しませる。

ROU-0599 CATHY FINK『Banjo Talkin'』CD\2,573-（本体\2,450-）

　バンジョーは楽しい!!　スタイルを超越して、そん な魅力を一杯に詰め込んだキャシー・フィンクの最新作。クローハンマーのフィドル＆バンジョーから、ス リーフィンガーをうまく使ったブルース、ラグタイムっぽいマーチ、ミンストレル・バンジョーを使った古 の響き、トニー・トリシュカをゲストにした1930年代のヒット曲ほか、クロウハンマーの若き達人アダム・ ハートやクリス・コール、オールドタイム・フィドル達人のブルース・モルスキーやジェーン・ロスフィールド をゲストに、「峠のわが家」から「オー・スザンナ」まで、オールドタイム・バンジョーを主役にさまざまなス タイルとボーカルを駆使して楽しいアルバムに仕上げている。

　ムーンシャイナー９月号にキャシーが今夏プロデュースしたオールドタイム・バンジョーのトップ奏 者たちによるバンジョー・インスト集『Old Time Banjo Festival』(ROU-0584 \2,573-)と同名の特集でキャシーとのインタビューを掲載している。

MSM-1300 MIKE SCOTT『Blue Moon of Kentucky』CD\2,573-（本体\2,450-）

　ジム＆ジェシーのバンジョー奏者として知られるマ イク・スコットが中心になって、ビル・モンロー歌物スタンダード12曲をインストするというおいしい企画、 マイク・コンプトン(m)、 ブライアン・サットン(g)、オウブリー・ヘイニー(f)、ベン・アイザックス(bs)、… このメンツでこの企画、悪い物が出来るわけがない。すべての楽器が唄います。

ROU-0195 SAM BUSH『Late As Usual』CD\2,573-（本体\2,450-）

　IBMAアワード・ショウのホストを見事に務め、ひさ びさに最優秀マンドリン奏者も獲得したサム、昨年６月に最新ソロ７枚目『Laps in Seven』(SH-4013 \2,573-)を発表したサム・ブッシュ、本作は1985年発表のデビュー作。自身のオールドタイム・ルーツか らシンガーとしての側面、そしてホットなニューグラス・マンドリンのリーダーとしてのエネルギー、それ らがバランスよく収められた秀作。

AMA-1037 DAROL ANGER & MIKE MARSHALL『Woodshop』CD\2,573-（本体\2,450-）

　アコースティック弦楽器に対して、常にもっとも先 端なトーンを呈示してきたマイク・マーシャルとダロル・アンガーのふたりが、７年ぶり、４年間をかけて 録りためたものを発表するオリジナル音楽集。自分が育ってきたトラッド／ブルーグラス／ドーグを基本に、 ジャズ／クラシック／ワールドなどに対してフリーな感覚で、研ぎ澄まされたアンサンブルを創る。オーケ ストラならぬ「Folkestra」という造語を自ら使い、民俗系ミュージシャンならではのフレキシビリティーが 全編で楽しめる、息もつかせぬすごいアルバムに仕上げている。

CMH-8983 JIMMY GAUDREAU『In Good Company』CD\2,888-（本体\2,750-）

　1969年、ジョン・ダッフィの後釜としてカントリー・ ジェントルメンに鮮烈なデビューを飾った若者ジミー・グドローも2006年に60才、…なんと、新婚さ んでもある。故チャーリー・ウォーラーに捧げられた本作はソロ名義として３枚目、ボーカルものも含むす ばらしい最新作。一世を風靡したマンドリンはもちろん、トニー・ライスとベラ・フレックとのソリッドグ ラス、ビル・エマーソンやビル・クリフトンなど、1989年から2005年の間の全17曲。

CO-2742 V.A.『Texas Hoedown』CD\2,573-（本体\2,450-）

　アメリカン・フィドルの華、テキサス・フィドルの バイブル「County-703」がついにCD化である。ブルーグラス奏法にテキサス・スタイルのノウハウが入りは じめた1965年録音を中心に、本作全24曲にはバーノン・ソロモン５曲、バートウ・ライリー３曲、そして ベニー・トーマソン11曲と、ベニーの兄ルイスの５曲など、60年代にテキサス・スタイルを完成させた偉大 なフィドラーの足跡が刻まれている。なお、さすがカウンティー、本作にはオリジナルの「703」の全14曲 から10曲のほかに、未発表10曲とボイジャー・レコードからの４曲をここに収め、「703」の残り３曲は既発 のベニー・トーマソン『Legendary Texas Fiddler』(CO-2737 \2,573-)に収められていて重複を避けている。フィドルを志すヒトは必聴のテキサス・スタイル の基である。

RC-113 JIMMY CAMPBELL『Pieces of Time』CD\2,888-(本体\2,750-)

　2003年、事故で他界したザ・サイドメンのフィドラー、ジミー・キャンベルが97年に発表した最高作。マ イク・コンプトン(m)、ロニー・マッカーリー(g)、現ボビー・オズボーン＆ロッキートップ・エクスプレス のダナ・カップ(bj)、マイク・バブ(bs)らのバックに、ビル・モンローが参加、ビルの最後の録音でもある。 "Down Yonder"、"Jenny Lynn"、"Soldier's Joy"他、すばらしいケニー・ベイカー系の正統派ブルーグ ラス・フィドル集。

RC-121 JOSH GRAVES『Just Joshin'』CD\2,888-（本体\2,750-）

　1963年に発表されたフラット＆スクラッグスを支え た２人、ジョッシュ・グレイブスとジェイク・ターロック(1922-1988)のLPアルバムが３曲の未発表インスト 録音を含めて初CD化。カーティス・マクピーク(bj)やチャビー・ワイズ(f)、セドリック・レインウォーター (bs)らと貴重な全15曲。ムーンシャイナー２月号(MS-2404 \525-)に心を込めて、昨年２月に亡くなった「ブルーグラス・ドブロの父」ジョッシュの葬儀の模様を 書きました、ぜひ読んでね…。

SH-4026 JERRY DOUGLAS『Best of the Sugar Hill Years』CD\2,573-（本体\2,450-）

　ジェリー・ダグラス、ドブロをここまでの地位（米 ラジオでは頻繁に聴く）に引き上げた彼、ブルーグラスから次第に幅を広げていく様子が90年代のシュガー ヒル４枚のアルバムにしっかりと収められている。本作はその中から選ばれたベスト15曲集。ちなみに２曲 目の"Takarasaka"って…。現代ドブロ最良のブルーグラス・セッションの数々が楽しめるお勧めベスト。な お、より音楽の幅を広げたグラミー・ノミネートの最近作『Best Kept Secret』(KOCH-9847 \2,888-)もお勧め!!

COL-92106 BELA FLECK & EDGAR MEYER『Music for Two』CD+DVD\2,783-(本体\2,650-)

　バンジョーとベースのデュオでクラシックからオリ ジナル・ブルーグラスまで、ものすごいテクニックと完璧なアンサンブル、楽器を超えてシビアなアコース ティック弦楽器ファンに強力お勧めの2004年作、DVDドキュメント映像オマケつき!!

PC-1094 MARSHALL WILBORN『Bass & Banjo』CD\2,573-（本体\2,450-）

　ベース・スラッピングの名手、マーシャル・ウィル ボーンがクレイグ・スミス、アラン・マンデ、トム・アダムズほか、錚々たるバンジョー奏者を相手にベース vsバンジョー１本勝負13連発。

CR-0236 V.A.『Autoharp Legacy』CD３枚組\3,938-(本体\3,750-)

　オートハープの決定版！サム・ブッシュ、ステュアー ト・ダンカン、リチャード・ベイリーらをバックにした１曲目"Listen to the Mockingbird"から、ジャネット・カーターの"Longing for Home"で締めくくる、55名のオートハーパーによる全64曲、アイリッシュ、フィ ドル・チューン、ブルース、カーター・ファミリー、カンツォーネ、ポピュラー等々、こだわりない選曲で聴か せるマーク・ハワード制作の秀作。廃盤かと思いきや、倉庫から!?発見！　オートハープ・ファンはお急ぎく ださい。

VAN-79838 MINDY SMITH『My Holiday』CD\2,573-(本体\2,450-)

My Holiday/Santa Will Find You/Awain in Manger/Silver Bells/I'll Be Home for Christmas 他全11曲

　アパラチアン・ケルト的な透明感と都会的なポップ 感が見事に同居したミンディ・スミスのクリスマス集。 ジャンルの壁を意識せず、アコースティックなイメージを残しつつ自由なサウンドの中、スタンダードとオ リジナルのクリスマス・ソングを見事に唄う。高校時代にアリソン・クラウス、ショーン・コルビン、コックス・ ファミリーにインスパイアーされたという彼女。まさに天使のデュエットと言ってもいい、アリソン・クラウ スとのハーモニーのほか、ブライアン・サットン、アンドレア・ゾン、ケニー・ボーンらに、エディ・ベイヤー ズ、マイケル・ローズ、ポール・フランクリンら、超一級スタジオエースをバックに、スタンダード／ポップ な音作りの中、ロマンチックでオシャレなクリスマスにはピッタリのサウンドに仕上がっている。新世代の アパラチアン・ポップ・クリスマス…!?大推薦です。

STCD-004 島村俊樹＆村上 透『部屋のあかり; Fiddle Tunes and Songs』CD\1,575-(本体\1,500-)

Goin' Down This Road Feelin' Bad/Durang's Hornpipe/部屋のあかり/Forked Deer/夜行特急 他全8曲

　大阪の南部でブルーグラスからはじまり、ブルース やオールドタイムへと世界を広げていったふたり、マンドリン／ギターで独自のブルースグラスを標榜する 村上と、ケニー・ベイカーからオールドタイム・フィドルの魅力に取りつかれた島村がコンビを組んだフィド ル・チューンとオリジナル曲を収めたミニ・アルバム。有名トラッドのボーカルものから入り、クロウハン マー・バンジョーの福田淳一郎と島村のフィドル＆バンジョー、フレッド・コッカラムやエド・ヘイリーらの フィドル・チューンではギターとバンジョを聴かせ、そしてカーター・ファミリー調とブルース／ラグタイム 調の村上のオリジナル２曲、そして最後にゲスト福田のソロ・バンジョーで〆る。アパラチアのルーツ音楽が 日本にも確実に根を下ろしていることが分かる、すばらしい作品だ。

HCL-001 HEIDI CLARE『I Declare』CD\2,888-(本体\2,750-)

Cumberland Gap/Shout Lula/Oil in My Vessel/Farewell Thurber/Rye Straw/Shortnin' Bread 他全12曲

　素晴らしいオールドタイム・フィドル集!!　映画『コールド・マウンテン』のサントラにも抜擢された リール・タイム・トラベラーズのフィドラー、ハイジ・クレアー、メリハリの効いたボーイングのアグレッシヴ なフィドルに、クリス・シャープのリズム・ギターが絡んだすばらしいグルーヴの１曲目、ロイ・アンドレード のスリリングなクロウハンマーでハイジのシャウトするフィドルとボーカルを持ち上げる２曲目、エド・スナッ ダリーのブルース・ギターにソウルフルで近寄り難いゴスペルを歌い切る３曲目、フィドルが美しく歌う４曲目 …、このフィドルの鳴りと危ういボーカル、尋常ではない内に秘めたインパクトを感じさせる女性フィドラー、 素晴らしい女性オールドタイマーのデビュー作です。

DUAT-1142 JUNE CARTER CASH『Wildwood Flower』CD\2,573-（本体\2,450-）

　2003年度のグラミー賞最優秀女性カントリー・ボー カルを本作収録の"Keep on the Sunnyside"で受賞、同時にトラッドフォーク・アルバムも受賞したマザー・ メイベルの娘、ジューン最晩年の作品。息子ジョン・カーター・キャッシュ制作でオリジナル・カーター・ ファミリーの伝統を受け継いだ秀作。

FLR-0403 DARRELL SCOTT/ DANNY THOMPSON/ KENNY MALONE『Live in NC』CD\2,888-(本体\2,750-)

　ナッシュビルの超売れっ子シンガー・ソングライター にしてマルチ・プレイヤーのダレル・スコットの最新作は、ウッドベースとパーカッションとのトリオ・ライ ブ。サム・ブッシュ・バンドやティム・オブライエントとのデュオを経て、ガース・ブルックスやディキシー・ チックス（"Long Time Gone"）などに曲を提供、数々の大ヒット曲を持つダレル。ここでは、自身のブルース 感覚を中心にしたオリジナルや、アパラチアの陰影を表現した秀作から、ジョニー・キャッシュやタウンズ・バ ン・ザントなど、自身のヒーローたちへのトリビュート。

BNA-11457 KENNY CHESNEY『Just Who I Am:Poets & Pirates』CD \2,783-(本体\2,650-)

Never Wanted Nothing More/Don't Blink/Shiftwork(Duet with George Strait)/Just Not Today/Wife and Kids/Wild Ride(Featuring Joe Walsh) 他全11曲

　いまやナッシュヴィルを代表するスーパー・スター となったケニー・チェズニーの最新作。ダン・ダグモア、ロブ・ハジャコス、ソニー・ギャリッシュなどお馴 染みの顔ぶれに、ヴィンス・ギルなども加わった、コンテンポラリー・カントリーの第一人者としての自信に 満ち溢れたサウンドが堪能できる。今作の注目はオー プニング・トラック、ETSUブルーグラス・バンド出身の彼が初めて世に問う「サザン・ロック・グラス」、ス コット・ヴェスタルほかをバックにしたユニークなサウンドがききもの。（宇野誠之）

BCD-16853 COUSIN EMMY『and her Kinfolks, 1939-1947』CD\3,460-(本体\3,300-)

I Wish I Was in Bowling Green/Lonesome Road Blues/Lost John/Ruby/Milk Cow Blues 他全38曲

　カズン・エミー(1903-1980)、アーリー・カントリー （オールドタイム）のスターである。ニュー・グラス・リバイバルが生まれたケンタッキー州バレン郡、アパ ラチアの濃い伝統音楽からは少し離れた情報量の多い、ビル・モンローと同じウエスタン・ケンタッキーの出身 である。そんな土地柄からか、クロウハンマー・バンジョーを弾きながら唄うものの、垢抜けしたヒルビ リー・エンターテイナーであり、コメディアンであった。しかし同時に、今よく聴くと、飾り気のないすばら しいケンタッキー・バラッドを見事なボーカルで唄いきるトラッド・シンガーであることが分かる（見事に 黒っぽいブルースも昇華する）。また、バンジョーのうまさ、そしてハーモニカの見事さには舌を巻く。その音 楽性（伝統性）の高さから、ニュー・ロスト・シティ・ランブラーズが共演をつづけた理由がよく分かる。た とえば、グランパ・ジョーンズのそれよりもよりルーツに近い音楽性、それでいて洗練されたすばらしい音楽 が堪能できる。ホンキートンク・スタイルでカントリー音楽がいわゆる「カントリー」になっていく以前、ホン モノのカントリーのルーツがここで聴けるすばらしい作品だ。マイク・シーガーらの50頁にも及ぶライナー が凄い。14曲のハリウッド録音のデッカ公式録音に、なんと！1939年のルイビルのラジオ・ショウが24トラッ ク（なななんと、ルイビルにはすでにジャンゴ＆グラッペリ風やアイリッシュなどもある、さすがジャグバン ドを生んだ街だ）。まさに、アーリー・カントリー（それがオールドタイムと分岐していく現場）の真髄を知 る大秀作である。

ZOE-1112 KING WILKIE『Low Country Suite』CD\2,573-（本体\2,450-）

　知る人ぞ知る、ビル・モンローの愛馬の名前を冠し、 若手トラッドグラスの星として2004年『Broke』(REB-1802 \2,573-)で登場したキング・ウィルキーが、ブルーグラスを秘し、ザ・バーズやグラム・パーソンズら と重ねてイメージされるオルタナ・カントリーロックとしてアメリカーナ界に打って出た異色作。60年代後 半のシンガー・ソングライターたちが持っていた純粋さを感じさせ、今の時代の説得力が新鮮な響きとして 伝わってくる。ブルーグラス色を極力抑え、スライドギターを軸に見事なアコースティック・カントリー・ア ンサンブルも素晴らしい。カントリー幅広い音楽なんだ!!　なななんと！トム・ペティやディキシー・チッ クスで知られるジム・スコットのプロデュース。

VES-13104 DAVID LAIBMAN『Guitar Artistry of David Laibman』DVD\4,148-（本体\3,950-）90分

Nola/Red Carpet Rag/Maple Leaf Rag/Dallas Rag/Fingerpickin' HonkyTonk/Dill Pickles Rag 他全14曲

　1970年、フォークウェイズ社からエリック・ショー ンバーグとともに名盤『New Ragtime Guitar』を発表、現代フィンガー・スタイル・ラグタイム・ギターの 創始者として知られるデイビッド・レイブマン。その彼が、スコット・ジョップリンやジェイムズ・スコッ ト、ジョセフ・ラムらのラグタイム・アレンジや自らのオリジナルを聴かせ見せる（内7曲はDVDにpdfファイ ルとしてタブ譜が収められている）。また、自身のギター・スタイルやアレンジ手法などについて語るイン タビューもある。

　ブルーグラス界最高の「お宝映像」が発掘され、DVD シリーズ『The Best of Flatt & Scruggs TV Show』（各\3,308-、白黒約１時間)として今春から発売が開 始、今月その第３弾＆４弾が発表されました。４巻ともに、カーネギーホール・コンサートに向かう彼らの絶頂 期、1960年代初期の30分のテレビ番組が２本ずつ収められています。

　なお、本シリーズ詳細はムーンシャイナー誌6月号「フラット＆スクラッグスDVDシリーズ発売記念大特集」 号と、その後順次、各30分プログラムの誌上解析を連載していますので参照ください。

SHA-613D FLATT & SCRUGGS『The Best of Flatt & Scruggs TV Show Vol.3』DVD\3,308-（本体\3,150-、白黒約１時間）

　１本目は1961年11月か12月の録画、のち80年代はじめにリッキー・スキャッグスでナンバーワン・ヒット となる"Crying My Heart Out Over You"や、レスター・フラット得意…、というか大好きだったのだろう バウンシーにアレンジされた"If I Should Wander Back Tonight"、そしてカーター・ファミリー曲"I Ain't Gonna Wor"、アール・スクラッグスは"Home Sweet Home"とギターでの"Wildwood Flower"のインスト等々、全10曲。

　２本目は1962年1月の録画、なななんと、そのリッキー・スキャッグスがゲストに出演するという超貴重 映像!!　当時７才のリッキーがマンドリンを抱えて "Foogy Mountain Special"で間奏を弾き、オズボーンズのトレードマーク"Ruby"を唄うというもので、ま さか誰もがのちの大スターになるとは思っていないかった貴重な瞬間ほか、レスターは"I Wonder How the Old Folks Are at Home"など、アールは"Cumberland Gap"と、バンジョー弾きがその運指に釘付けとなる先の"Special"等々の全10曲。

SHA-614D FLATT & SCRUGGS『The Best of Flatt & Scruggs TV Show Vol.4』DVD\3,308-（本体\3,150-、白黒約１時間）

　１本目は録画時期不明、１曲目から超ホットな"Ground Speed"から、レスター得意のバウンシーな"I Know What It Means to Be Lonesome"、"Thinking About You"、"Nine Pound Hammer"、"Salty Dog"ほか9曲、レスター・フラットが堪能できるプログラム。

　２本目は1962年３月の録画、８才のランディ・リン・ スクラッグスがゲストに登場、オートハープで"Wildwood Flower"を披露するほか、レスターの"Shade Grove"、"I'll Never Shed Another Tear"、"I Wonder How the Old Folks..."などに、セカンドボーカルのハイロ・ブラウンも２曲、アールは"Lone some Road Blues"!!の全10曲。

SH-4023D SAM BUSH『On the Road』DVD\2,888-(本体\2,750-)（5.1dolby surround、２時間６分）

　サム・ブッシュの今を見事に伝えるDVD映像は2006年８月30日、シェラ・ネバダ醸造所でのライブ。1971 年のニュー・グラス・リバイバル(NGR)結成から今日まで、ブルーグラスの変革と発展の精神的支柱として、そ の明るさとエネルギー、そして何より音楽に対する真面目さと驚くべき柔軟性でミュージシャンたちに慕わ れ、リードしてきたことはまぎれもない事実だ。NGRのデビュー作からの"Whisper My Name"から、最近のヒット「ルイビルまで8マイル」、最新作『Laps in Seven』からの"Ridin' That Bluegrass Train"などの一連のブルーグラスやアメリカーナ作品でボーカ リストとしての存在感を見せ、トレードマークのマンドリンやフィドルで唯一無二のインストルメンタリス トとしての実力を見せ付けてくれる。スコット・ベスタル(bj)、スティーブン・モウジン(g)、バイロン・ハウ ス(bs)、クリス・ブラウン(drums)のメンバーが一丸となって「サム・ブッシュ・ショウ」として完成されたス テージを存分に楽しませてくれる。ライブ本編は１時間半、オマケにエミルー・ハリスとバディ・ミラーを迎 えたプロモ・ビデオ版"River's Gonna Run"や"On the Road"のスタジオ・セッション、そしてマンドリンに関するインタビュー等々。

DVDBARAG21 RUSS BARENBERG『A Flatpickers Guide to Better Playing; Tone, Timing, Improvisation and more』DVD\5,40-(本体\4,800-)（楽譜＆タブ譜付）

For J.L./Old Joe Clark/Dominion Reel/Prince Charlie/Cowboy Calypso.

　今年、久々の最新作『When at Last』(COMP-4459 \2,573-)を発表したラス・バレンバーグ、そのフラットピッキン・ギターを知り尽くした彼が、「トーンとタ イミング、そしてインプロビゼーション」など、ギターを気持ちよく鳴らすためのコツを伝授してくれる。ク ラレンス・ホワイトに私淑、あの名著をなし、ニューヨーク・ブルーグラスからジェリー・ダグラス／エド ガー・マイヤーとのトリオなど、ラテン／カリビアン／アイリッシュ／ジャズなどさまざまな要素を持った ミュージシャンズ・ミュージシャンとして知られる彼の、何よりもそのセンスを伝授してくれる中級者向き 教則、1989年にVHSで発表されたもののDVD版である。

DVDFLEBJ21 BELA FLECK『Banjo Picking Style』DVD\5,040-（本体\4,800-）（60分タブ譜付）

Texas Bar-B-Que/Brilliancy/Natural Bridge Suite/John Henry/Wind that Shakes the Barley.

　1984年、もう23年も前に収録された若きベラ・フレッ クのバンジョー教則のDVDビデオである。が、すでに当時から天才ぶりをいかんなく発揮、さまざまなブルー グラス・テクニックを駆使してフィドル／テキサス・チューンからシングル・ストリング奏法、ケルトからブ ルーグラス本流まで、バラエティーに富んだテクニックを楽しませてくれる。

FGM-11.5 Flatpicking Guitar Magazine『Jul/Aug. 2007』CD+Book\2,625-（本体\2,500-）

　インファマス・ストリングダスターズの新ギタリス ト、アンディ・ファルコのカバーストーリー、パット・フリン、ストーンブリッジ・ギター社、ワトソン一家 とギャラガー・ギターの特集他。

RW-TAB ROLAND WHITE『Approach to Bluegrass Mandolin』CD２枚組+Book\6,090-（本体\5,800-）

　大好評のローランド・ホワイト、ブルーグラス・マン ドリン入門教則CD２枚組＋60頁タブ本。「キャベツ」から"Jerusalem Ridge"までブルーグラス・スタンダードの全32曲、その暖かい人柄からにじみ出る優しさに 包まれながら、とてもおいしいブルーグラス・マンドリンの本質を、願ってもない先生から学びましょう。ちな みに、クリスマス曲教則集『Mandolin Christmas』(RW-XTAB Book+CD\3,045-）もある。

HAV-1 HENG SHENG『Fiddle』\189,000-(本体\180,000-)（Hellicore弦、ファイ ンチューナー付）

　上品なオールド仕様のブルーグラス、オールドタイ ム向けバイオリン、アマティ・タイプ入荷中です。まさに「ダークでス ウィート」という形容がぴったりの楽器です。 まろやかな音色で一人で弾くには耳に優しくて何時間でも触ってい たい気にさせてくれる楽器です。ヨーロッパのオールド市場が高騰している昨今、コ スト・パフォーマンス抜 群のこちらをお勧めします。

■ジョンソン・ギター、キャロライナ・シリーズ取扱い開始!!

　アメリカでデビュー以来、大評判を呼んだキャロラ イナ・シリーズはギブソン・カスタムショップのデザイナーとして知られたグレイグ・リッチが開発に大き く関わってます。高品質&低価格のコストパフォーマンスに優れたアコースティック・ギターです。　マーチ ンD-18のスペックに近いマホガニー・モデルのJD-26,マーチンD-28に近いローズウッド・モデルのJD-27の 2機種が在庫中です。ティム・オブライエンが来日時にアナザードリームのブルーグラス・ナイトを訪れた際 に、演奏中のバンドが使用していたジョンソン・ギターを気に入り、自分のセットで借りて弾いて素晴らしい トーンを引き出していました。初心者のブルーグラス・ギターとして音量、音質、弾き易さ、申し分有りませ ん。J

JD-26N『ジョンソン・ドレッドノート・ギター・マホガニー』\63,000-(本体 \60,000)

◆ソリッドイングルマン・スプルース・トップ　◆ソリッドアフリカン・マホガニー・バック＆サイド　◆1ピース・マホガニー・ネック　◆ヴィンテージ・Uシェイプ・ネック　◆ローズウッド・フィンガーボード＆ブリッジ　◆GOTOH SD90ペグ（バタービーンズ・ノブ）（※）　◆フルスキャロップ・フォワード・Xブレイシング　◆ヴィンテージ・ダイヤモンド・ボリュート　◆スノーフレーク・ポジションマーク　◆ボーンナット（43mm幅）＆ボーンサドル　◆ソフトケース付

JD-27N『ジョンソン・ドレッドノート・ギター・ローズウッド』\78,750(本体 \75,000)

◆ソリッドイングルマン・スプルース・トップ　◆ソリッドインディアン・ローズウッド・バック＆サイ ド　◆1ピース・マホガニー・ネック　◆ヴィンテージ・Uシェイプ・ネック　◆ローズウッド・フィンガーボード＆ブリッジ　◆GOTOH SD90ペグ（バタービーンズ・ノブ）（※）　◆フルスキャロップ・フォワード・Xブレイシング　◆ヴィンテージ・ダイヤモンド・ボリュート　◆スノーフレーク・ポジションマーク　◆ボーンナット（43mm幅）＆ボーンサドル　◆ソフトケース付

MISC-0033 =旧DAVID GRISMAN FLATPICK\105-(本体\100-）

　永らく品切れ中でしたデビッド・グリア(g)、ブッチ・ バルダサリ(m)等、御用達の旧グリスマン・ピック(現在ノー・ブランド)の鼈甲柄のピックが 久々に入荷しました。角の取れたトライアングル・シェイプでピッキング・ ノイズが軽減、弦に対して深目に当てれば楽器本来のウッディなトーンが引き出せます。　

GC-2 =GOLDEN GATE BANJO CAPO \840(本体\800)

ゴールデン・ゲイト・バンジョー・カポ。バンジョー・ ピッカーの間で伝説となったスクラッグス・ルーベン・カポは今や入手不可能ですが、同じ構造の廉価モデルの バンジョー・カポです。

MISC-GP SAGA FLATPICK EXTRA HEAV\105-(本体\100-）

ブラントン・エキストラ・ヘビー・ピック \105-（税込み） このアイボロイドのピックはマイク・コンプトンの御用達です。楽器のバインディング用素材を使った分厚 い硬質なピックで重厚で枯れた音が（うまく弾けば）する。

WST-523『クリップ式チューナー』\2450(本 体\2,333)　特価

　ギター、マンドリン、バンジョーのヘッドにクリップ で挟むだけで(ケーブル不要)手軽に使えるチューニング・メーター入荷。　内蔵マイクモード表示が選択で きますのでフィドル等、ヘッドに挟み難い楽器にも対応可 能。(クリップ・モード選択の場合は内蔵マイクは 機能しません)液晶画面にてチューニングの状態が表示され フラットの時はオレンジ、シャープの時はレッ ド、チューニングが合っている時はグリーンで表示されます ので、ステージ上でも見易いのが特徴です。

■バンジョー・ニューズレター誌 各\525-

　世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載 （ウェブサイトから『MP3』で音の入手可!!）、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜 の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。

BNL-07/07 最新7月号 \525-

　ソニー・オズボーンのすばらしいインタビュー第一 部のほか、タブ譜はソニーの"Homestead on the Farm"、アラン・マンデ"Hamilton County Breakdown"、トム・アダムズ"The Lucky One"、初心者はビル・モンロー曲、Bluegrass Stomp/Jerusalem Ridge/Wheel Hoss/Roanoke のさわりにトライほか、タブ譜とバンジョウ報満載の48頁。

■ブルーグラス・アンリミテッド誌 各\525-

　米国最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事 などバックナンバーもお問い合わせください。

BU-07/08 最新8月号 \525-

　デビッド・グリスマンのカバーストーリー、アリソ ン・クラウス・インタビュー「昔と今」、アンクル・アー ル、ウエスト・バージニアのWWVAジャンボリーほか、ニュース、レビューなど、さまざまな米国ブルーグラ ス事情を知る92頁。

■オールドタイム・ヘラルド誌 各\945-

　内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバー が揃っています。お問い合わせください。

OTH-1101 最新2007年10月／11月号 \945-

　20年目（第11巻）に突入の第１号は、ノース・カロライナの95才のおばあちゃんフィドラー、オーラ・ ワトソン、サンフランシスコの女性ストリングバンド、ステアーウェル・シスターズ、ジミー・トリプレッ ト・インタビューほか、すばらしい66頁。

　1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌、24年目です。

■定期購読：１年￥6,000-半年￥3,300-

　お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご 希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。

■ムーンシャイナー・ファイル：\500-

ムーンシャイナーの一年分12冊を傷をつけずにファイルできるコクヨ製ロゴ入り特製フォルダー。

■バックナンバー：各￥500-。

　下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知ら せ下さい。掲載号を探してお送りします。

MS-2412 最新10月号（通巻288号）\525-

　今月、熊本カントリー・ゴールドにやって来たチェ リー・ホームズとブルーグラス子育て、IBMA名誉の殿堂入りをしたハワード・ワッツとブルーグラス・ベー ス、トラッドグラスの新星スティーブ・キャニオン・レンジャーズ、3人のバンジョー・ピッカー「ブッチ、ア レン、ソニー」、神戸じゃかじゃかブルーグラス、パディ・フィールド、橋岡一家米国フェス報告ほか、日米 ブルーグラス情報満載。

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