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B.O.M.Newsletter #352web   2010年2月9日
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INDEX

今月の新入荷注目作品
ブルーグラス新入荷
ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷
ブルーグラスお勧め作品
インスト新入荷
各楽器別インストお勧め再入荷作品
オールドタイム&フォーク新入荷
オールドタイム&フォークお勧め作品
カントリー新入荷
カントリー発掘モノ新入荷
カントリーお勧め作品
カントリー発掘モノお薦め!!
映像新入荷
映像ものお勧め作品
教則もの新入荷
楽器、その他…
輸入雑誌
月刊『ムーンシャイナー』

B.O.M.ご利用方法

 早いもので、2010年もすでに1ヵ月が過ぎました。寒さに震え上がっている場合ではありませんぞ!!
つぎつぎとホットな音楽が届いています。
 先月は拡大版のレターでしたが、今月はいつも通りのサイズでお送りします。もちろん、2009年の話題作を一杯盛り込んだ先月の「ニューズレター#351」からのご注文もお待ちしています。大好きな音楽を追いかける、これほど楽しいことはありません!
 つぎつぎと発表される作品、お見逃しなく……!!

◆最新ムーンシャイナー誌1月号の表紙は、ビル・モンロー名盤LP『High, Lonesome Sound f Bll Monroe』。特集はビル・モンロー「1950年、ハイロンサムの誕生と背景」、ティム・オブライエン「グラミー授賞式インサイド・リポート」、アレン・シェルトン追悼、佐々木仁の日本初オールドタイムLP「マウンテン・ランブラーズ」物語後編ほか、日米ブルーグラス情報満載。
 月刊ムーンシャイナー定期購読は1年間(12冊)\6,000- 半年間(6冊)\3,300-。単冊\525-ですが、ぜひとも年契をお願いします。購読開始希望月をお知らせください、早速お送りします!! ……我ながら、毎月々よくネタが尽きないなぁと思いつつ、ひとり悪戦苦闘中です。皆さんからのご寄稿、情報提供など切望しています。サポートをよろしく!!
◆フラット&スクラッグス映像シリーズ最終作!!
 フラット&スクラッグス、マーサ・ホワイト提供によるテレビ・ショーのシリーズ最終、完結編。シリーズ最終となる第9巻と10巻は3月23日発売予定で、予約を承ります。(3月初旬入荷予定)
3月10日まで予約特価各\2,993-(本体\2,850-)通常価格\3,308-(本体 \3,150-)
●SHA-619D 『The Best of Flatt & Scruggs TV Show Vol.9』DVD(白黒約1時間) 
●SHA-620D 『The Best of Flatt & Scruggs TV Show Vol.10』DVD(白黒約1時間) 
なお現在、第8巻まではすべて在庫しており、各\3,308-にて好評発売中。
今月の新入荷注目作品
RCSI-1025D JIM & JESSE『Bluegrass Express featuring Bill Monroe & Bluegrass Boys and Lester Flatt & Nashville Grass』DVD\3,308-(本体\3,150-)

 スゴイ映像が出ました!! 1972年、レスターも元気だぞ!! 映像新入荷参照。

COMP-4532 THE CHAPMANS『Grown Up (A Revisionist History)』CD\2,573-(本体\2,450-)

 大人になった(Grown Up!)チャップマンズ、お勧めの大秀作!! ブルーグラス新入荷参照。

PC-1173 JOSH WILLIAMS『Down Home』CD\2,573-(本体\2,450-)

 若者ブルーグラス正統派の旗手ジョッシュ・ウィリアムズ最新作。ブルーグラス新入荷参照。

JJ-18422 JIM & JESSE『Berry Pickin' in the Country』CD-R\2,573-(本体\2,450-)

 ジム&ジェシー1966年名作CD化。故アレン・シェルトンも大活躍。ブルーグラス発掘新入荷参照

PATUX-185 PATUXENT PARTNERS『Seven or Eleven』CD\2,573-(本体\2,450-)

 アーリーブルーグラスの人間臭さを見事に表現する稀有なトラッドグラス。ブルーグラス新入荷参照

PC-1172 LARRY STEPHENSON『20th Anniverary』CD\2,573-(本体\2,450-)

 クリスティン・スコット・ベンソン(bj)が素晴らしいラリー20周年記念。ブルーグラス新入荷参照

OH-90178/5 MAC MARTIN & DIXIE TRAVELLERS『Basic Bluegrass Plus』CD-R\2,573-(本体\2,450-)

 トラッドグラスの権化、マック・マーティンの1980年代作品がCD化。ブルーグラス発掘新入荷参照。

CO-2744 LENA HUGHES, EARL BLAIR, LEWIS THOMASSON and E. C. BALL『Rurl Parlor Guitar』CD\2,573-(本体\2,450-)

 19世紀後半のパーラー音楽が、南部のギター音楽に与えた影響を聴く秀作。インスト新入荷参照。

PATUX-195 TAYLOR BAKER『Taylor Baker』CD\2,573-(本体\2,450-)

 弱冠16歳のマンドリン・アルバム。あのジェシー・ベイカー(bj)の弟!! インスト新入荷参照。

COMP-4531 JEREMY KITTEL『Chasing Sparks』CD\2,573-(本体\2,450-)

 フィドル界にあたらしい26歳の才人登場。シーリ&マイヤーもゲスト。インスト新入荷参照。

RC-102 SHU & NOBU ISHIDA『Sweetest Gift』CD-R\2,079-(本体\1,980-)

 1972年に発表された石田夫妻による夫婦デュオの名品の初CD化。オールドタイム新入荷参照。

PCCA-03083 LAST SHOW『家路〜My Sweet Home』CD\3,000-(本体\2,857-)

 日本カントリーロック名門バンドの最新作。カントリー新入荷参照。

COMP-4519D ALISON BROWN QUARTET『Live at Blair with Joe Craven』DVD\2,573-(本体\2,450-、62分)

 アリソン・ブラウン・カルテットのライブDVD映像。映像作品新入荷参照。

B000442402 BILL MONROE『Definitive Collection』CD\2,079-(本体\1,980-)

 ムーンシャイナー2月号特集ビル・モンロー、ちょうど60年前の1950年2月に完成した「ハイロンサム」ベスト集。ブルーグラス発掘新入荷参照。
ブルーグラス新入荷
COMP-4532 THE CHAPMANS『Grown Up (A Revisionist History)』CD\2,573-(本体\2,450-)

Why Did You Lie/Love's Gonna Live Here/El Cumbanchero/Small Exception of Me/Mommy Please Stay Home with Me/Bring It On Home To Me 他全13曲

 これはスゴイ!!アルバムです。いつの間にか「大人」になってしまったチャップマン三兄弟のコンパス移籍第一弾最新作は、ものすごぐ完成度の高い、しかも才能とノウハウの詰まった超お薦め現代ストレート・ブルーグラスである。ブルーグラスのすべての楽器が有機的に作用し、どの瞬間も息を詰めるような繊細さとスリルに満ちている。そのサウンド/アンサンブルの要はマンドリンの次男ジェレミーとわたしは見る。長兄ジョンのボーカルとギターのドッキマリも元ジュニア・フィドル・チャンピオン獲得のセンスがなせる業だろう。三男ジェイソンのベース、そして何より息子たちに引き上げられた父親ビルのバンジョーがどんどん上手くなっていく。そしてゲストのステュアート・ダンカンのフィドルが全編でものすごいテンションを注ぎ、ロブ・アイクス(d)も嬉しそうに参加。古いエディ・アーノルドからバック・オウエンズ(ロンダ・ビンセントがゲスト・デュオ)、そしてサム・クックからディーン・マーティン/セルダム・シーンまで、またラテン・スタンダード「エル・クンバンチェロ」にはノーム・ピケルニー(bj)をゲストに、全員がすさまじい演奏を聴かせる。ジョンのオリジナル・ブルーグラスも秀逸だ。バンド結成から20年、子どもたちも20代後半の「大人」になったチャップマンズが、2曲を除いて1995年と97年に自費制作で発表したアルバムの曲を録音し直した(修正主義的)記念碑作品。血湧き肉踊る見事なブルーグラスだ。2005年の前作『Simple Man』(PC-1144 \2,573-)も秀作なり!!

PC-1173 JOSH WILLIAMS『Down Home』CD\2,573-(本体\2,450-)

Lonesome Feeling/Polka on a Banjo/The Last Song/Blue Railroad Train/Cherokee Shuffle 他全12曲

 同じ1981年組のクリス・シーリやマイケル・クリーブランドらとブルーグラス界のトップランナーとして活躍、2008年と2009年のIBMA最優秀ギタリストを連続受賞したジョッシュ・ウィリアムズの最新作。ソロとしては5枚目、大人になってからは3枚目となる本作は、トニー・ライスをゲストに迎えたデルモア・ブラザーズ曲をはじめ、フラット&スクラッグスやオズボーンズ、ジミー・マーティンら、ご覧のブルーグラス・ヒット曲を軸に、軽いパーカッションを加えた楽しいアルバムに仕上げている。ロンダ・ビンセント&ザ・レイジに在籍中の録音と思われるロンダのハーモニー、ケニー・イングラム(bj)、ミッキー・ハリス(bs)に、ランディ・コーアズ(d)、ジェイソン・カーター、またはステュアート・ダンカン(f)という鉄壁のバックアップを中心に、デイリー&ビンセント、グレッグ・ケイヒル、アーロン・マクダリスら。自身のバンドでのデビューを控えてのコテ試しに創られたようなバラエティーに富んだ楽しいポップな作品だ。

PATUX-185 PATUXENT PARTNERS『Seven or Eleven』CD\2,573-(本体\2,450-)

Where Will This End/Cotton Dice/Those Gone and Left Me Blues/Heartaches Keep on Coming/Washington County/You're Gonna Wonder About Me 他全13曲

 アーリー・ブルーグラスの、土臭さ/人間臭さを感じさせてくれた前作『I've Been Known to Cry』(CD\2,573-、お薦め!!)につづくパタクサント・パートナーズの最新作。1曲目の初期ロカビリーを思わせるハンク・ロックリンのタイトル曲から、2曲目はバズ・バズビーのきつめのハイロンサム・ワルツ……。ライナーの最初に曰く、「これはディナー音楽ではありません。受動的な聴取体験を得ることもできません。あなたの注意が強要されます。心地よく聴かせるボーカルもなければ、目を引くアレンジもありません:これはハード・スタッフです」通り、ブルーグラス、否、それ以前の生のアメリカ音楽が息づいていた時代の南部音楽が詰まった秀作だ。小手先の技術や音楽様式としてのアンサンブルとは無縁に、ただ真剣に「かっこ良く」あるべしとストレートに演じる愚直さがたまらない。バズ・バズビーやスコット・ストーンマン、デルモア/レイニー、ジョニー・ボンド、フランク・ネセサリー……、名前を見るだけで納得の選曲に、ダン・ペイズリーが最新作で取り上げた"Room Over Mine"まで加えた選曲。そんな隠れた名曲を時代錯誤にも思える愚直なハイロンサムで演じる凄いバンドだ。ブルーグラスのある種の本質を現代によみがえらせる稀有なバンドといえる。

PC-1172 LARRY STEPHENSON『20th Anniverary』CD\2,573-(本体\2,450-)

My Old Kentucky and You/Me and My Old Banjo/Bluebirds Singing for Me/Muleskinner Blues 他全12曲

 ラリー・スティーブンソンのデビュー20周年記念最新作は、リッキー・スキャッグス、マーティ・ステュアート&コニー・スミス、ソニー・オズボーン、デル・マッカーリー、ロニー・レノ、ダドリー・コンネル、デイリー&ビンセント、デール・アン・ブラッドリー&デビッド・パームリー、オウブリー・ヘイニーをゲストに、ブルーグラス・スタンダードを中心とした豪華版。クリスタルクリアな軽快テナー・ボイスで、独自のスマートなアンサンブルを創ったラリー、2年連続IBMA最優秀バンジョー奏者のクリスティン・スコット・ベンソン女史が全編で見事なバンジョーを、またジェイソン・バリーの美しいフィドルも全編で聴きモノだ。リード・ギター、シュアなケビン・リチャードソン(g)とカイル・パーキンス(bs)゛リズムを支える。
ブルーグラス発掘&編集モノ新入荷
JJ-18422 JIM & JESSE『Berry Pickin' in the Country』CD-R\2,573-(本体\2,450-)

Memphis/Johnny B. Goode/Sweet Little Sixteen/Roll Over Beethoven/Back in the U.S.A. 他全10曲

 ワォーっ!! 1965年11月発表のジム&ジェシー大名盤のCD化だ!! あの「ベリーピッキン」、そう、チャック・ベリーのロックンロールを見事に、誰にも真似のできない独特のジム&ジェシー・サウンドに焼き直してしまった彼らのセンスに脱帽である。ジェシーの若々しいながらもジェントルマン然としたリード・ボーカルに、ジムの突き刺さるようなテナーがチャック・ベリーのロカビリーの妖しさを実に品の良いポップに仕上げている。そして昨年11月末に亡くなったアレン・シェルトン(最新2月号に追悼特集)の見事なバンジョーがジェシーのマンドリンとともにチャックのダウンピッキン(ビル・モンロー譲りという説もある!?)の雰囲気を盛り上げ、ジム・ブロックの縫うようなクールで上品なフィドルが間を埋めていき、リズムには鉄壁のライトニング・チャンス(bs)とバディ・ハーマン(snare drum)。1960年代、フラット&スクラッグスを筆頭に、オズボーン・ブラザーズやレノ&スマイリーら第一世代のブルーグラスが時代とともにエンターテイナーとしてさまざまなサウンドを志向していった中から生まれた名盤である。

OH-90178/5 MAC MARTIN & DIXIE TRAVELLERS『Basic Bluegrass Plus』CD-R\2,573-(本体\2,450-)

I'll Forgive You/Roust a Bout/Foggy Mountain Chimes/Old Man's Story/Another Night/You Broke Your Promise/You'd Better Get Right 他全25曲

 トラッドグラスの権化、マック・マーティンの1987年LP作品『Basic Bluegrass』と1989年LP作品『Traveler's Portrait』の2枚をCD化した全25曲。ペンシルベニアという東北部でデル・マッカーリーやボブ・ペイズリーらとナッシュビルやアパラチアの主流からは失われていったブルーグラスの本質的なサウンドを頑固に守ったマック。初期フラット&スクラッグスのサウンドを追い続け、アーリー・ブルーグラスの伝統とともにレスター・フラット的モダンさをビリー・ブライアント(bj)、マイク・カーソン(f)といった長年のメンバーと、エドガー・スミス(m)やロン・メッシング(d)らとともに、1曲ごとに歌心を込めた荒削りなトラッドグラスの醍醐味を聴かせてくれる。オールドホームステッドというレーベルの常で、ジャケットのカラーコピーなどはチープだが、当時60代半ばのマックが率いるバンドの音楽はとても熱い。アール・スクラッグスより1年若い、今年85歳になるマック、今年もIBMMのROMPの「マスター・オブ・ブルーグラス」バンドとして出演が決まっている。

FW-03830 GLEN NEAVES & the VIRGINIA MOUNTAIN BOYS『Country Blue-grass from Southwest Virginia』CD-R\2,573-(本体\2,450-)

Don't Go Out Tonight My Darlin'/Careless Love/Poor Ellen Smith/We'll Meet Again Sweetheart/Barbara Allen/hen the Roses Bloom Again 他全16曲

 1974年に発表されたトラッドグラス名盤のCD化。昨年末発表されたカレン・ギャリアンの曲を集めた『Born Into Bluegrass; Songs of Cullen Galyean』(MRR-1007 \2,573-)でふたたび脚光を浴びる南西バージニア土着!?のブルーグラス、本作はそのギャリアンの見事なバンジョーとボビー・ハリソン(g)にグレン・ニーヴスのフィドルを軸にした大秀作。ニューグラスがアパラチアの山中に入り込む以前、ナッシュビルの商業ブルーグラスとはまったく違った発達をしていたブルー・リッジのブルーグラスの真髄=古くから伝承されてきたバラッドやフィドル・チューン、独特の節回しやハーモニー感覚は今の時代には望むべくもないサウンドを生み出している。生々しいアパラチアン・ブルーグラスがメチャクチャすばらしい!!……ホンモノのブルーグラス・トラッドを堪能していただきたい。

B000442402 BILL MONROE『Definitive Collection』CD\2,079-(本体\1,980-)

Blue Moon of Kentucky/Jimmy Brown the Newsboy/I Saw the Light/Footprints in the Snow/Scotland/Walls of Time/Kentucky Waltz/Uncle Pen 他全22曲

 1954年夏、エルビス・プレスリーがデビュー盤に取り上げたことで急いで録音した"Blue Moon of Kentucky"を1曲目に、1981年にガンが発覚したときに録音された"My Last Days on Earth"まで、主に1950年代のいわゆる「ハイロンサム」を強く押し出したもっともモンローらしい、言い換えればもっとも厳しいビル・モンローの音楽が堪能できる、現在発売されている中ではもっともお薦めできる「ビル・モンローのハイロンサム・サウンド」作品。
 来年はビル・モンロー生誕100年、ムーンシャイナー最新2月号(\525-)では、ちょうど60年前の2月、モンローの1950年2月デッカ移籍初録音で「ハイロンサム」サウンドが完成されたという視点で特集を組んでいます。
■廉価版再入荷!!
PSW-2008 LARRY PERKINS, CHRIS SHARP & TONY WILLIAMSON『The Boys from North Carolina』CD\1,733-(本体\1,650-)価格改定

Over in the Glory Land/I Am a Pilgram/Wednesday Night Waltz/Black Mountain Rag/Back Up and Push/Jimmy Brown, the Newsboy/聖者の行進 他全12曲

 2008年春に来日したクリス・シャープ(g)、ラリー・パーキンス(bj,g)、トニー・ウィリアムソン(m)にナッシュビル・ブルーグラス・バンドのアンディ・トッド(bs)が加わった上記有名曲インスト集。それぞれの楽器において、プロたちから「名人」と認められるノース・カロライナ・ネイティブの彼ら、スクラッグス・スタイル・バンジョーの大家ラリー、ブッシュ/グリスマンも一目置くマンドリン専門家トニー、レスター・フラット/トニー・ライスっ子クリス、この3人が、リラックスしたセッションで聴かせる名人芸が楽しい作品。
ブルーグラスお勧め作品
(すでに新入荷で紹介済みの作品です)
■話題のブルーグラス最近作
 今、最も旬なブルーグラス・アルバムたち…
ROU-0647 STEVE MARTIN『The Crow』CD\2,573-(本体\2,450-)

 グラミー賞ブルーグラス部門獲得!! ブルーグラス貢献度はダントツです。ハリウッドの大スターで今年のアカデミー賞の司会をするスティーブ・マーティンが実は、1960年代からカムバックしたバンジョー弾き。ティム・オブライエンのボーカルとアール・スクラッグスのバンジョーを伴った1曲目から、ラス・バレンバーグ(g)、マット・フリナー(m)、クレイグ・イーストマン(f)、スキップ・ウォード(bs)らを基本セットに、ゲストのビンス・ギル&ドリー・パートン、アイリッシュのメアリー・ブラックらセレブたちのほか、バンジョー仲間のトリシュカやワーニックらも参加、高校の同級生ジョン・マッキュエンのプロデュース作品。ムーンシャイナー12月号(\525-)のカバーストーリーで、スティーブ・マーティン「1960年代へのカムバック」と題して団塊のブルーグラス世代に元気を!!

REB-1834 STEEP CANYON RANGERS『Deep in the Shade』CD\2,573-(本体\2,450-)

 そのスティーブ・マーティンと全米ツアーをするノース・カロライナ大学のキャンパスで生まれたスティープ・キャニオン・レンジャーズ。2006年にIBMA最優秀新進バンドを受賞、スティーブとのツアーで全米のあらゆるメディアで取り上げられてノリノリの通常編成5人組。その現代的な歌詞と、ストレート・ブルーグラスはもちろん、ブギウギやマウンテン調、ブルーグラス・ワルツなどユニークなサウンド・アレンジが新鮮な若いバンドだ。

ROU-0634 BELA FLECK『Throw Down Your Heart: Tales from the Acoustic Planet, Vol. 3 - Africa Sessions』CD\2,573-(本体\2,450-)

 そしてベラ・フレックのアコースティック・プラネット・シリーズ第3弾が、グラミー最優秀ポップインスト・パフォーマンス(ポップ部門だよ!!)とコンテンポラリー・ワールド・ミュージック・アルバムの2部門で受賞。テーマはバンジョーのルーツ(起源)であるアフリカとの出会い。ブルーグラス・バンジョー奏法のあらゆる手法を駆使して、アフリカのさまざまな楽器や歌とのコラボレーションで、すばらしいバンジョー音楽に仕上げている。全バンジョーファンに強力にお勧めしたい愛すべき「バンジョー」の起源、そして楽器としての本質を提示してくれる大秀作。ムーンシャイナー6月号特集!!

REB-1826 BARRY SCOTT & SECOND WIND『In God's Time』CD\2,573-(本体\2,450-)

 グラミー受賞はならなかったものの、最優秀サザン・ゴスペルに最終ノミネートされた秀作。1996年から9年間、ジェイミー・デイリー(デイリー&ビンセント)と共にドイル・ローソン&クイックシルバーのボーカリストとして、彼らのピークを作り上げたバリー・スコットのデビュー作。歯切れの良いバンジョー・ロールに導かれて、クイックシルバー譲りの完璧なトリオやカルテット・ハーモニーに硬質なテナーボイスが美しいメロディーに乗っていく。20代の若者たちらとともに結成した新バンド、ビンス・ギルがゲスト参加している。
■ムーンシャイナー最新2月号特集関連作品
(ブルーグラス専門月刊誌のムーンシャイナー最新2010年2月号は\525-。以下は特集記事の関連作品)
B000442402 BILL MONROE『Definitive Collection』CD\2,079-(本体\1,980-)

 2月号表紙はビル・モンローLP名盤『High, Lonesome Sound of Bill Monroe』ジャケットです。そう、今月はモンロー音楽の真髄である「ハイロンサム」という概念が示された最初のデッカ録音から60年。それを記念して「ハイロンサムとは何か?」を特集。本作はそんなビル・モンローの初期デッカ録音を中心に集められたベスト22曲集。これが、いわゆる「ハイロンサム」なサウンドである。詳細はブルーグラス発掘新入荷参照。
 なお、よりシビアなファンにはビル・モンロー全集ボックスセットの第1集全109曲『1950-1958』(CD4枚組+冊子\11,550-)をお薦めします。

JJ-18422 JIM & JESSE『Berry Pickin' in the Country』CD-R\2,573-(本体\2,450-)

 昨年11月に他界したアレン・シェルトンの追悼特集。本作はジム&ジェシー在籍中、1966年に発表された名盤。アレンのユニークなバンジョー奏法で、チャック・ベリーのロックンロールへのアプローチが秀逸。詳細はブルーグラス発掘新入荷参照。
■トラッドグラス
RC-124 TIPTON HILL BOYS『Songs We Like』CD\2,573-(本体\2,450-)

 フラット&スクラッグスのトーンとオズボーン・ブラザーズのボーカル/ハーモニーを合体させたティプトン・ヒル・ボーイズの新作はタイトル通りの懐メロ集。クリス・シャープ(g)、ジョージ・バックナー(bj)、ケビン・スクルーダー(bs)のトリオで、いまどきのスマートなブルーグラスとは違う懐かしいリズムに乗って、2009年3月から4月にかけて全国ツアーしたノース・カロライナのディープなホンマモン三人組。

SKFR-1008 RICKY SKAGGS & KENTUCKY THUNDER『Honoring the Fathers of Bluegrass; Tribute to 1946 and 1947』CD\2,573-(本体\2,450-)

 2009年のグラミー賞ブルーグラス部門を受賞したリッキー・スキャッグス作品。ビル・モンローがフラット&スクラッグスらを従え、ブルーグラスが誕生したあのオリジナル・ブルーグラス・バンドの1946〜47年録音のほぼ完全コピー集!! 1曲目の"I'm Going Back to Old Kentucky"には、その録音に参加していたアール・スクラッグスを迎え、誕生当初のブルーグラスが持つグルーヴが最新録音と現在最高のバンドによって再現される。……ブルーグラス・サウンドは最初から完成されていたのだ。
■ニューグラス
SKFR-2019 CADILLAC SKY『Gravity's Our Enemy』CD\2,573-(本体\2,450-)

 リッキー・スキャッグスが発掘、まったく新しい次元でハイロンサムを捉える若手ブルーグラス期待のキャディラック・スカイ。2008年の第2作は、マイク・マーシャルのプロデュースを得て、ブライアン・シンプソン(m)のすばらしいオリジナルを意表をつくアンサンブルで構築していく秀作。アルバムを通して、すみずみまで計算された緻密さでまったく新しいハイロンサムを聴かせる若者たち、全米デビュー作『Blind Man Walking』(SKFR-2017 \2,573-)も秀逸。昨秋IBMAファンフェスで見た彼らのライブ、客席に飛び込むわ、ギターを叩きつけるわ、裸になるわ、トンでもないお勧めバンドだよ!!

KOCH-4766 JOHN COWAN『8,745 feet; Live at Telluride』CD\2,888-(本体\2,750-)

 ニューグラス時代の名曲"Four Days of Rain"からロック、そしてジョン・カウワンにしか歌えない名唱"Dark As a Dungeon"などを収めたテルライド・フェスのライブ、1998年以降に録音された最盛期のジョン・コウワン・バンド、タップリ1時間に渡ってこだます、「あの」ものすごい絶唱。全編ロック調ながら、バンジョーにはゲストのベラ・フレックを含めスコット・ベスタルと伝説のレックス・マッギー、ギターにジェフ・オウトリー、マンドリンにダレル・スコット、フィドルにルーク・ブラとバーバラ・ラム、ドブロにランディ・コーアズらを配し唯一無二、あの「声」が響き渡る。ニューグラス的快感!!
■ブルーグラス・メインストリーム
 60余年に及ぶ歴史の中、現在もっとも受け入れられているブルーグラス
RHY-1030 RANDY KOHRS『Old Photograph』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 1曲目から今風ブルーグラス特有の音的スリルを目一杯にぶち込み、「やり過ぎちゃう!?」いうくらいに楽しませてくれる…、これはひょっとしてヒットするんじゃないか?と思わせるような曲調とともに、レベルの高いミュージシャンシップが堪能できるランデイ・コーアズの2007年秀作。超一級のドブロはもちろん、まったく引けをとらない彼の歌がすごい!! 全編、今風ブルーグラス・アレンジの集大成的サウンドを創るのは、まだあまり知られていない若手による1曲目と5曲目は秀逸!! もちろん、スコット・ベスタルやジム・ハースト、ゲストにはロンダ・ビンセントやカール・ジャクソンらが駆けつけるものの、それでもメロディーを的確に(しかも鉄の棒1本で…)捉えるドブロ奏者らしい繊細さが感じられる人選やアレンジに感心だ。強烈な黒人ゴスペルとのコラボや、フォービートのド・ホンキートンク・カントリー(お約束通りのフィドルが美しいぞ!!)、どの曲でも、楽器ひとつずつが何を弾いているのか、完璧にコントロールされた見事なアンサンブルの創り方に、ランディ・コーアズの非凡さを強く感じる秀作だ。最新作『Quicksand』(RHY-1052 \2,573-)も凄い!

COMP-4506 GIBSON BROTHERS『Ring the Bell』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 ムーンシャイナー2月号でブルーグラス・チャート第1位獲得!! 現在ブラザー・デュオ最高峰、ギブソン・ブラザーズのコンパス移籍第一弾。ニューヨーク北部の農業地帯で育ったエリック(bj)とレイ(g)のギブソン兄弟は、ルービンを思わせる硬質ですっきりとしたデュオを身上に、レスター・フラット・ファンを自認するエリックとレイのオリジナルのほか、トム・ペティのカバーなどを、マイク・バーバー(bs)、ジョー・ウォルシュ(m)、クレイトン・キャンベル(f)のバンド・サウンドで、ストレートな上品なソリッドグラスとして聴かせてくれる。

RCSI-1020 BILLY BOONE SMITH『Live from the Moose Lodge』CD\2,573-(本体\2,450-)

 わがレッド・クレイ・レコードからデビュー作を含む2枚のアルバムを発表(下記参照)しているビリー&テリーのビリー・ブーン・スミス最新作。デイブ・タルボット(bj)とシャド・コッブ(f)という望むべく最高のナッシュビル・ブルーグラッサーとともに、若いビル・モンロー・フォロワーのクリス・ヘンリー(m)とグラスカルズで活躍する弟テリー・スミス(bs)を配してほぼスタジオ・ライブという意気込みで録られた秀作。1990年代以降のコンテンポラリー・ブルーグラスのトラッド回帰にブルーグラス・ソングライティングの道筋を示した第一人者である。本作でも、出身地ノース・カロライナのマウンテン・ライフを背景にしたトラッドなテーマできっと多くのバンドがこの中からの曲をカバーするだろう。本作ではヘイゼル・ディッケンズの母の物語としてダン・ティミンスキのソロデビュー作のタイトル曲ともなった"Carry Me Across the Mountain"も初めて自身の演奏で収めている。
 なおビリーには『Grass Section』(RC-111 \2,573-)と『Voices of the Mountain』(RC-115 \2,573-)のほか、2008年のゴスペル『Five Flat Rocks』(RCSI-1024 \2,573-)の在庫がある。
■若者ブルーグラス
SH-4054 JEREMY GARRETT『I Am A Stranger』CD\2,573-(本体\2,450-)

 若手のトップランナー、インファマス・ストリングダスターズのフィドル/ボーカルを担当するジェレミー・ギャレットがライブ会場でのみ発売する限定CD盤。10代のスーパーフラットピッカーとして知られるジェイク・スタージェル(ラベル・シスターズ/グリーンカーズ)や、トップクラスの女性バンジョー奏者ジュリー・エルキンズ(ケーンズ・リバー)にショーン・レーン(m)、デニス・クロウチ(bs)を基本セットにした爽快なオリジナルや、ギターにクリス・シャープを配したフラット&スクラッグス・カバーにはアビゲイル・ウォッシュバーンがカーリー・セクラー役を務めマイク・コンプトンやネッド・ルベレッキ(bj)、マイク・バブ(bs)が重たいF&Sサウンドに挑戦ほか、自身のオリジナル・ソングを中心にバラエティに富んだ作品。

SH-4017 CHRIS THILE『How to Grow a Woman from the Ground』CD\2,573-(本体\2,450-、歌詞付)

 2006年発売の衝撃作品。2008年にパンチ・ブラザーズ『Punch』(WB-79982 \2,573-)として登場する2年前、彼らの考えるブルーグラスに正面から取り組んだ、21世紀の若者ブルーグラスを象徴するような才能と魂が詰まった大秀作。当時、ほぼ全員が25才、ブルーグラスの未来を背負っていくスーパーピッカーらによるキョーレツなスタジオ・ライブ、一発録り。パンチ・ブラザーズでのアルバムとともに、70年代のミュールスキナーやオールド&イン・ザ・ウェイに匹敵するインパクトを持つ、必聴の歴史的な名盤である。この2作品から、またあたらしいブルーグラスがはじまって行くのかも……。
■歴史的作品やお宝レコーディング
KG-0542 V.A.『Cabin on a Mountain』CD\2,363-(本体\2,250-)

 バーン・ウィリアムズが「バーンとレイ」として世に出した、タイトル曲を含むたった4曲だけのスターデイ録音が収められたお宝録音ほかを集めた作品。ほかにジミー・マーティン&ボブ・オズボーンの大名曲"Blue Eyed Darling"や、同じく胸が裂けそうなハーモニーが"You'll Never Be the Same"を含む4曲、そしてスコッティ・ストーンマンの強烈"Orange Blossom Special"を含むストーンマンズの4曲の全12曲。現在、いくら技術が発達しても絶対に真似ることのできない、唯一無二のすばらしいアーリー・ブルーグラスの名演集だ。

SZCD-6026 CLARENCE WHITE『Flatpick』CD2枚組限定盤\3,098-(本体\2,950-)

 シエラ・レコードが発掘したクラレンス・ホワイトの未発表音源集の特別限定盤。ディスク1はレギュラー盤『Flatpik』(RHY-1024)と同じ練習テイク19曲。そしてディスク2が本作のみ限定という15曲で、1970年、バーズ在籍中のクラレンスがロジャー・ブッシュのリズム・ギターを伴って2チャンネル・ステレオで録音した9曲と、ギター・インストラクション・テープからの3曲、73年春のライヴ・テイク2曲、そして最後にハンクの"Lost Highway"を唄う。クラレンスの息遣いとアドリブ発想方法が手に取るように感じられる秀作である。
■女性ブルーグラス&オールドタイム
CP-9503 CLUSTER PLUCKERS『Un-Plucked』CD\2,888-(本体\2,750-)

Willow Garden/I Will/Mama Tried/Family Bible/Midnight on the Water/Keep On Lovin' You 他全12曲

 何故か日本人好みの女性ふたり、マーガレットとクリスを中心に爽やかな唄とサウンド、そしてビートルズを含む馴染みの選曲でブルーグラス・ファンをハッピーにしてくれるクラスター・プラッカーズ、ちょうど来日した頃の1995年作の第3作。
インスト新入荷
COMP-4531 JEREMY KITTEL『Chasing Sparks』CD\2,573-(本体\2,450-)

Curious Beetle Medley/Golden-Plover Set/Remember Blake/May Morning Dew/Disconnect 他全11曲

 マーク・オコナー/ダロル・アンガーのフィドル・キャンプからまたひとり、飛び出した25歳のフィドラー、ジェレミー・キテルのコンパスからの最新作。クラシック出身のスコティッシュ・フィドル・チャンピオンながらジャズやオールドタイム/ブルーグラスにも精通、現在はタートル・アイランド・カルテットのメンバーでもある。このコンパス・デビュー作ではクリス・シーリ&エドガー・マイヤーとマイク・マーシャルを特別ゲストに、自身のバンドに、ヨー・ヨー・マのアレンジャーも勤めるギタリストのカイル・サンナ、クルックド・スティルのチェリストでテキサス・フィドル・チャンピオンでもあるトリスタン・クラーリッジ、ドラムスのボーデク・ジャンクを核に、ナタリーとブリタニーのハース姉妹らを迎えて、スコティッシュ・フィドルをベースにしたスリル満点のフィドル・フュージョンを聴かせる。現在、ジャンルをはるかに越えたアコースティック最先端の音楽が楽しめる。

PATUX-195 TAYLOR BAKER『Taylor Baker』CD\2,573-(本体\2,450-)

Tico Tico/Wonder Waltz/Limerock/Anything Goes/Blue Grass Special/Jethro's Mondolin 他全12曲

 弱冠16歳!!マンドリン奏者テイラー・ベイカーのデビュー作。ビル・モンロー"Blue Grass Special"からフランク・ウェイクフィールドの大名曲"Jesus Loves Mandolin Player #3"、ジェスロ・バーンズが好んだスタンダード、ジャコブ・ド・バンデリンのショーロから伝説のデイブ・アポロンなど、北米と南米、イタリアからイスラエル、ロシアまでのレパートリーをダニー・ナイスリー(何曲かでは第2マンドリンも担当)のギター1本だけのバックで演じる。これまでのブルーグラス出身のマンドリン奏者の多くが通ってきたジャズやショーロなどといった特定のジャンルにこだわることなく、よりグローバルな視点でマンドリンの持つ根源的な能力を探るような姿勢からは16歳、そして兄ジェシー(bj)とともに創った前作『Lonesome Weary Heart』(PATUX- \2,573-)で聴かせたトラッドグラス名曲の数々を演じた子どもとは思えない、スケールの大きさを感じさせてくれるテイラー・ベイカー。ギター1本だけのバックというセッティングにも、自信というよりも楽器奏者の根源的な挑戦が垣間見れる、すごいバンジョー奏者に育ちつつある兄ジェシー同様、期待の若手マンドリン奏者だ。

CO-2744 LENA HUGHES, EARL BLAIR, LEWIS THOMASSON and E. C. BALL『Rurl Parlor Guitar』CD\2,573-(本体\2,450-)

Spanish Fandango/Cannonball Blues/Old Spinning Wheel/Echoes/Home Sweet Home Waltz/Lamplighting Time in the Valley/Grandfather's Clock 他全21曲

 19世紀後半、米国東部で流行ったパーラー・ミュージックが20世紀前半に南部に広まり、それぞれの地域/ミュージシャンに継承されていった。本作はそんな伝統を受け継ぐ最後の世代と思われるフィンガーピッカーたち4人、レナ・ヒューズ、アール・ブレアー、ルイス・トーマソン、そしてE.C.ボールが1967〜1971年に録音したソロ・ギター21曲集。女性らしい繊細なラインとタッチのミズーリ出身のレナ。アーカンソー出身のアールはオープン・チューニング。テキサス出身のルイもオープン・チューニングで高音部とコードの組み合わせでを得意とする。4人のうち唯一ミシシッピ以東、南部アパラチア山中バージニア出身のE.C.はメイベル・カーターらと同様のオルタネイト・サム・ピッキングで、本作中もっともモダンなスタイルを聴かせる。1970年代以降に大きく発展したフィンガーピッキン・スタイル・ギターのもっとも原初的な奏法の一端が楽しめるギター秀作である。
各楽器別インストお勧め再入荷作品
(楽器につきましては、楽器本体やパーツから教則物まで、各種取り扱っています。お気軽にお問い合わせください)
■ギター
ST-2008 STEVE WARINER c.g.p.『My Tribute to Chet Atkins』CD\2,888-(本体\2,750-)

 今年のグラミー賞カントリー・インスト部門にノミネートされたスティーブ・ウォーリナーのギター・インスト秀作。メチャクチャすばらしいトーンで演じられるアトキンズ・スタイルのエレキギターの美しいこと!! シンプルで控え目なベースとドラムスを基本に、ジェフ・ガーンジーのすばらしいフィドル/マンドリン、ジミー・マッティングリー(f)、デビッド・ハンゲイト(piano)ら、極力抑えたバックで聴かせる愛と尊敬に満ちた極上のギター音楽をご賞味あれ。ちなみに「c.g.p.」とはチェットの造語で「保障付ギター奏者(Certified Guitar Player)」のこと。

ACD-43 FRANK VIGNOLA『Blues for Gypsy』CD\2,573-(本体\2,450-)

 1965年生まれで、若くしてジャズ・ギターのトップ・アーティストとなったフランク・ビニョーラが、2001年にジャンゴ・ラインハルト以来のジプシー・ジャズ・ギターにギター1本のソロで挑んだデビッド・グリスマン制作の意欲作。この後、フランクはマーク・オコナー・ホット・スウィング・トリオのメンバーとしても活躍をはじめている。

FGM-124 ROBERT BOWLIN『Six String Soliloguy』CD\2,888-(本体\2,750-)

 1979年のウィンフィールド全米フィンガーピッキン・チャンピオン、ロバート・ボウリンの2007年フラットピッキン作品。フォスター名曲など4曲のトラッドを除いて11曲のオリジナルの全16曲、ギター1本だけのフラットピッキンという設定にもかかわらず、フィンガーピッキンの名手でもある感性と開放弦の響きを最大限に生かしながら広がりのある美しいサウンドを構築している。カントリー・ガゼットからビル・モンローとフィドラーとしても活躍、その才能豊かな繊細さが感じられる。ほとんどの曲をトーマス・アントン・ベッドナーク1976年作の美しいトーンのギターで弾いている。
■バンジョー
(ムーンシャイナー連載のチチ松村「バンジョー祭り」、世界のバンジョー音楽をお見逃しなく!!)
KOCH-2024 BELA FLECK, ZAKIR HUSSAIN, EDGAR MEYER『The Melody of Rhythm; Triple Concerto & Music for Trio』CD\2,888-(本体\2,750-)

 1983年にコロラド州アスペンのハーゲンダッツの店先でジャムをして以来、ブルーグラス楽器を別次 元にセットしたベラ・フレック(bj)とエドガー・マイヤー(bs)のふたり組が、またも世界的な音楽家と共演、とんでもない音楽を創り上げた。インドの人間国宝と言われる世界最強のパーカショニスト、タブラ奏者ザキール・フセインを迎えて、バンジョー/ベース/タブラのあたらしいトリオ音楽。途中からデトロイト・シンフォニー・オーケストラが加わり壮大な協奏曲に発展していく。グラミー賞クラシカル・クロスオーバー・アルバムにノミネート……実に爽快、5弦バンジョーは不滅だぁーッ!!!!

PC-6514 KRISTIN SCOTT BENSON『Second Season』CD\2,573-(本体\2,450-)

 2008年のIBMAアワードで、女性としてアリソン・ブラウン以来の17年ぶり、最優秀バンジョー奏者に輝いたクリスティン・スコット・ベンソンの最新ソロ第2作。そして2008年11月末からザ・グラスカルズに加入、2009年のIBMAアワードでも最優秀バンジョー連続受賞!! 2002年のデビュー作『Straight Path』(PC-6502 \2,540-)から6年、夫のウェイン・ベンソン(サード・タイム・アウト)とともに子育てに励みながら創り上げたバンジョー・アルバム。オリジナルとトラッド・アレンジにボーカルもの4曲のオズボーン・チーフ・バンジョーのウッディで上品な響きを丁寧に表現する。2009年1月号「闘魂バンジョー」特集。

NR-2007 PETER WERNICK & FLEXIGRASS『What The』CD\2,573-(本体\2,450-)

 バンジョー博士ピーター・ワーニックの新ユニット、フレキシグラスのデビュー2007年作品は、ジャズコンボにバンジョーと、ノンディこと妻、ジョアン・ワーニックの味のある女性ボーカルをメインにしたアンサンブルだ。ヴィブラフォンやクラリネットとバンジョーが見事に違和感なく溶け合う。ポピュラーな「スノウバード」をはじめ、スタンダードを随所に散らせながら、ピートのトラッドグラス曲も炸裂、ジャンルの壁など感じる必要のない自然なアンサンブルに仕上がった秀作だ。ジャズグラスというレベルを離れ、まったく違和感のないブルーグラスとジャズの爽快なサウンドが快適な全14曲。
■マンドリン
PATUX-182 FRANK WAKEFIELD『Ownself Blues』CD\2,573-(本体\2,450-)

 「怪物!」という敬称がピッタリのマンドリン・グル(導師)、フランク・ウェイクフィールドの最新作は、最高作といえる秀作。ワシントンDC周辺の若者たち、まさに70歳の彼にとっては孫世代のスーパーピッカーたちを得て、そのウキウキとした様子が目に浮かぶようなすばらしいブルーグラス作品。ビル・モンローよりも「モンローらしい」と言われたというフランク。本最新作でもその旺盛な創造力は衰えず、一聴するだけでは「バタバタバタバタ……」という印象の、その一音ずつに魂が聴こえるのは晩年のモンローに匹敵する凄さだ。

ACD-66 DAVID GRISMAN QUINTET『Dawg's Groove』CD\2,573-(本体\2,450-)

 06年に結成30周年を迎えたデビッド・グリスマン・クインテットの最近作は、衰えないグリスマンの魂のトーンとオリジナル・サウンドを紡ぎつづける。新メンバー、ジョージ・マーシュ(drums)ほか、ジム・カーウィン(bs)、エンリケ・コリア(g)、マット・イークル(flute)のクインテット。ブルーグラスとジャズとラテンを融合した独創的なドーグ音楽で、現在なおアコースティック音楽界の頂点に君臨するDGQ、その類まれなメロディーと見事なアンサンブル、そしてマンドリンを堪能できる。
■フィドル
RHY-1029 JIM VAN CLEVE『No Apologies』CD\2,573-(本体\2,450-)(歌詞付)

 現在もっともアグレッシヴなブルーグラス・フィドラー、マウンテン・ハートのジム・バンクリーヴのデビュー・ソロ2006年作品。インスト6曲とボーカル5曲、アダム・ステッフィ(m)、クレイ・ジョーンズ(g)、ジェイソン・ムーア(bs)、ロン・スチュワート(bj)、ロブ・アイクス(d)の6人を基本に、ブライアン・サットン(g)を5曲で起用。なぜ?60年前に完成されたブルーグラスが半世紀を経た今も、執着と挑戦の対象であり続けるのか、つまりそれがブルーグラス……、五つの楽器が一瞬の隙も見せずに、ひたすら緊張し続ける音楽だから。……凄い!!

COL-07418 MARK O'CONNOR『The Essential Mark O'Connor』CD2枚組CD\2,573-(本体\2,450-)

 昨年のIBMAにサプライズ・ゲストとして登場したマーク・オコナー。クラシック界で大ヒットした"Appalachian Waltz"からソロの"Amazing Grace"まで、ヨーヨー・マとエドガー・マイヤーとのトリオ、ウィントン・マーサリスらとのジャズなどのコンボやソロなどの15曲を1枚目。2枚目にはロンドン・フィルやナッシュビル・シンフォニーらとの8曲。あくまでもアパラチア、アメリカン・フィドルという感覚を持ちつづけながら、クラシック界で活躍するマークの廉価2枚組ベスト集。
■ドブロ
CCM-2064 FLATT & SCRUGGS『Foggy Mountain Banjo』CD\2,573-(本体\2,450-)

 もう何度目になるか?1961年発売のフラット&スクラッグスによるブルーグラス・バンジョー・アルバム永遠のベストセラー・アルバムが再々CD化である。アール・スクラッグスの天才的スリーフィンガー奏法と、いまだ最高のブルーグラス・アンサンブルと称えられるフラット&スクラッグスの絶頂期、名盤である。……が、同時に「ブルーグラス・ドブロの父」アンクル・ジョッシュのもっとも有名なブレイクが堪能できる優れモノ!! ブルーグラス・ドブロを志す者は必ず通るべき関門である。
オールドタイム&フォーク新入荷
RC-102 SHU & NOBU ISHIDA『Sweetest Gift』CD-R\2,079-(本体\1,980-)

On a Hill Lone and Gray/I Miss My Dear Mother and Dad/Take Me in the Lifeboat/Little Red Shoes/Mother of the Hill/When I Stop Dreaming 他全12曲

 1972年春、宝塚の四畳半で録音された石田信英&淑子夫妻のマンドリン/ギター、ブラザー・デュオ作品。発売当時、米国で絶賛を浴びたその驚くべきボーカル・インパクト、そしてその徹底したヒルビリーテイスト……。カウンティ・レコードから発売されていたコロラドのレイ&アイナ・パターソン夫妻のデュオに強く影響を受けた彼ら、クローズ・ハーモニーの真髄を見事に表現している。カーター・ファミリーの1曲目から、モンロー・ブラザーズやブルー・スカイ・ボーイズ、そしてフラット&スクラッグスやルービン・ブラザーズのレパートリーなど、あまり知られていない独自の選曲も米国トラッド音楽界で高い評価を得た名作である。最近、関西方面で流行の兆しがある!?夫婦デュオも真っ青のほぼ40年前に残されたすばらしい音楽をどーぞ!

COMP-4526 THE UNWANTED『Music from Atlantic Fringe』CD\2,573-(本体\2,450-)

Out on the Western Plains/Morning Blues/Angelina Baker/Turn the Corner/No Exceptions 他全13曲

 まさしくタイトル通り「大西洋フリンジ(外辺)」であるアイルランドとアパラチアを結ぶ文化/音楽を表現した秀作。ピーター・ローワンでは"When I Was a Cowboy"として知られるレッドベリーの1曲目から、ジム・クエスキン・ジャグ・バンドやスティーブン・フォスター、そしてローリング・ストーンズらの名曲を見事にアイリッシュとブルースやオールドタイムを融合、フィドル/マンドリン/クロウハンマーバンジョー/スライドギター/ハーモニカ/オートハープなどを駆使してブルージーな男性ボーカルと透明感のある女性ボーカルで表現する。1960年代からカリフォルニアのアッシュ・グローブに出入りしたというリック・エッピング(harmonica,bj,m,jaw harp,concertina)、そしてアイリッシュのトップグループ、ダーヴィッシュ出身のキャシー・ジョーダン(g,autoharp,bouzouki,bodhran)とシーミー・オダウド(g,d,f,m,darbuka)のトリオ。アリソン・ブラウンのコンパス・レコードが選んだ、さすがの内容だ。

GMB-002 GREEN MOUNTAIN BOYS『ふるさとの丘』CD\2,000-(本体\1,904-)

Train 45/あの娘を乗せた汽車/今夜は一人で/あなたの愛下さい/Old Joe Clark/その日を 他全15曲

 兵庫県の中部、朝来郡生野町を中心に活躍する日本語ブルーグラス/フォーク・バンド、グリーン・マウンテン・ボーイズ、2005年の前作『春来れば』につづく最新第2作。カーター・ファミリーの曲をベースに、橋本隆司&ひとみ(g)夫妻を中心に、自分たちの言葉で原曲に詩をつけ、松本 博(m)、山田俊彦(bj)、小島公明(bs)の5人が、それぞれ等身大の音を聴かせる。けっして流暢な演唱とは言えないが、自分たちの土地(立ち位置)や自分たちが持つメッセージを伝えようとする姿勢が伝わってくる。いくら流暢な演唱をしても、それがいかにお手本どおりでも、自分の気持ちは聴く者に伝わらない。それよりも何よりも、自分の楽器で、自分の声で自分の気持ちを表現すること(CDを創ること)がもっとも重要なことだ。そして一枚目より二枚目、二枚目より三枚目……、確実にレベルは上がる。みんなそうやって来た。橋本隆司は自分の詞を歌っている。
オールドタイム&フォークお勧め作品
■オールドタイム
SH-4019 RILEY BAUGUS『Long Steel Rail』CD\2,513-(本体\2,450-)

 見るからにホンモノの「ヒルビリー」という雰囲気のライリー・ボーガス。選曲やアレンジに工夫を加えて、あくまで伝承を逸脱することなく幅広い層にも聴かせることのできるオールドタイム入門作にもなっている。アカデミー受賞映画『コールド・マウンテン』でサントラを務めたクロウハンマー・バンジョー奏者ライリー、アパラチア伝統の本物、ピュアなオールドタイム作品です!!
■フォーク
DUAT-1211 NORMAN & NANCY BLAKE『Back Home in Sulphur Springs』CD\2,573-(本体\2,450-)

 ノーマン・ブレイクの2006年作品。まさに仙人的な心境とでもいうか、フラットピッカーとしての気負いなく、飛行機に乗らず、ジョージアの田舎に住みながらマイペースでアメリカン・トラッド・フォークを演じてきたノーマン、アパラチア山脈の最南部から、きっとA.P.カーターと同じような気持ちでトラッド・チューンを暖めてきたのだろう。結婚30年という妻ナンシーとともに、夫婦ふたりだけですばらしいトラッドソング集を成した。歌物ながら、ギターにも注目!

TRYS-1212 『坂庭省悟メモリアル・アルバム 心の旅』CD3枚組¥5,250-(本体¥5,000-) [限定盤]

 ブルーグラッサーにもシンパの多い坂庭省悟がこの世を去り、早くも6年の歳月が流れた。 今でも歌い継がれているヒット曲「花嫁」の作曲者であり「はしだのりひこ&クライマックス」の一員でもあった彼。以降、「高石ともや&ザ・ナターシャーセブン」「笠木透とフォークス」「SAM」と沢山の場面で歌い、楽器の演奏をして来た。そんな彼が残した足跡(ライブ)とスタジオや自宅でのデモなど数百本におよぶ膨大なテープ。その中から抜粋し3枚組のメモリアル・アルバムにした。たっぷりのトークも聞き所という。
カントリー新入荷
B001336302 JOSH TURNER『Haywire』CD\2,573-(本体\2,450-)

Why Don't We Just Dance/I Wouldn't Be a Man/Haywire/Your Smile/Lovin'You on My Mind/As Fast as I Could/I'll Be There/All Over Me/Eye Candy/Friday Paycheck/The Answer 全11曲

 オープリの観客を熱狂させた"Long Black Train"のセンセーショナルなデビューから7年、正統カントリーの旗手として人気、実力ともに群を抜く存在となったジョッシュ・ターナーの最新第4作。今回も、トラディショナル・カントリーに深く傾倒したスタイルと、ディープなバリトン・ヴォーカルで存在感をみせつけ、コンテンポラリー・サウンドにも理解を示しながらも、スピード感溢れるスタイリッシュなナンバーからオーソドックスなバラードまで、デビュー作以来の一貫した姿勢は揺らぐことなく、ソングライターとしても才能を発揮した鮮烈な仕上がりを見せている。セカンド・アルバムではヒーローと仰ぐラルフ・スタンレーとの共演が話題だったが、今作では少年時代のもうひとりのヒーロー、ランディ・トラヴィスとのデュエットという、夢を実現させている。

PCCA-03083 LAST SHOW『家路〜My Sweet Home』CD\3,000-(本体\2,857-)

 ナッシュビルのスーパーセッション・バンド、エリアコード615やベアフット・ジェリーを手本に1974年、泉谷しげるのバックバンドとして結成されたザ・ラストショウの34年ぶりとなる最新アルバム。徳武弘文による故ジェリー・リード風ギターインストの1曲目から、ペダルスティールとボーカルの村上律の60〜70代フォーク風オリジナル、ブルースハープとボーカルの松田ARI幸一によるファンキーでアーシーなブルース、そしてリズムを支えるドラムス島村英二とベースとボーカルの河合徹三の5人組。2枚のアルバムを発表(わたしもバンジョーで参加してましたっけ)後、アリスなどのバックバンドとして70年代ニューミュージック・シーンに貢献、ニューヨークっぽい「ティンパンアレイ」、ウエストコーストっぽい「ムーンライダーズ」に対するナッシュビルテイストを持ったバンドとして日本のロック/ポップの70年代を代表したバンドである。ゲストに泉谷しげるとインディゴ・ブルーのRinaを迎え、70年代から現在まで日本ポップ音楽の第一線で活躍してきたベテランたちの心意気を聴かせてくれる。
カントリー発掘モノ新入荷
B001359002 VINCE GILL『Love Songs』CD\2,573-(本体\2,450-)

One/That Friend of Mine/When Love Finds You/You and You Alone/Let's Make Sure We Kiss Goodbye/Faint of Heart/Luckiest Guy in the World/The Rock of Your Love/If I Didn't Have You in My World/The Only Love/Given More Time/What They All Call Love/Nothing Like a Woman/Whenever You Come Around 全14曲

 キャリアの集大成ともいうべき4枚組大作『These Days』から3年、1984年のファースト・アルバム以来通算24作目となるヴィンス・ギルのニュー・リリースはヴァレンタイン・デイの季節にふさわしいラヴ・ソング集。彼の名声を不動のものとした大ヒット"When Love Finds You"を柱に、アルバムに埋もれていた感もある珠玉のラヴ・バラード、ラヴ・ソングをヴィンス自らがセレクトし構成したもの。『These Days』に収録されていたオールド・スクール・カントリーの佳作"The Only Love"からコンテンポラリー・カントリーを昇華した作品まで、カントリーの多様性を見事に表現、ダイアナ・クラールとのデュオ"Faint of Heart"ではジャジーなスタイルをも自らのものとした、ヴォーカリストとしての力量は流石としかいいようがない。しかも全曲自作オリジナル(共作含め)、まさにスーパー・スター、ヴィンスの面目躍如といったところだ。
カントリーお勧め作品
SH-4058 NITTY GRITTY DIRT BAND『Speed of Life』CD\2,573-(本体\2,450-)

Tulsa Sounds Like Trouble to Me/Goin' Up Country/Jimmy Martin/Brand New Heartache 他全13曲

 バンド結成から43年、ニッティ・グリティ・ダート・バンド5年ぶりのスタジオ新録音最新作。前作『Welcome to Woody Creek』('04)発表後にジム・イボットソンが脱退したものの、しばらくバンドを離れていたジョン・マッキュエンもバンドに戻っており、レイドバックした明るいウエストコースト・カントリーロックの王道サウンドのNGDBは健在だ。ジェフ・ハンナ、ジミー・ファッデンとジョンのオリジナル・メンバーに76年に加わったボブ・カーペンターというコア・メンバーで、ジョージ・メッセンバーグとジョン・ランドールのプロデュース。タイトル曲はゲイリー・スクラッグス作。「ジミー・マーティン」なんて洒落た曲!?もある。

WB-79928 EMMYLOU HARRIS『All I Intended to Be』CD\2,573-(本体\2,450-)

 エミルー・ハリス、5年ぶりの2008年作品は初期プロデューサー、ブライアン・エーハーンを迎えた意欲作。ケイト&アンナ・マッガーリグル姉妹との共作/共演2曲やオリジナル4曲のほか、マール・ハガードやパティ・グリフィン作品やトレイシー・チャップマンやビリー・ジョー・シェバーらのカバーでドリー・パートンやジョン・スターリングとのデュオ、またバックアップはこれまでエミーと関係の深い連中が顔を揃えている。

THERE-005 ROWAN BROTHERS『Crazy People』CD\2,573-(本体\2,450-)

 寒い季節に暖かくなれる、これほんま、秀作です。ブルーグラス・カリズマ、ピーター・ローワンが弟ふたり、俳優でもあるローリンとクリス・ローワンとともに創ったノスタルジックで暖かいアメリカン・ミュージック。全編、オールディーズの雰囲気を漂わせながらのアコースティック・スウィングとカリプソ、そしてテックス・メックスのハッピー・ミュージック!! ジェリー・ダグラス、フラコ・ヒメネス、エドガー・マイヤー、サム・ブッシュ他。とても幸せになれる2002年発表の素晴らしいアコースティック・カントリー極楽作品。
カントリー発掘モノお薦め!!
TL-24922 HANK WILLIAMS『Revealed:The Unrreleased Recordings』CD3枚組 \5,040-(本体\4,800-)

 廃棄寸前に救出された貴重極まりない音源をリリースするハンク・ウィリアムズの『Mother's Best』シリーズ第3弾は、再びCD3枚にピークを迎えた時期のハンクの絶唱を収めたボックス・セット。今回は各ディスクにサブ・タイトルをつけて、ヒット曲集、サザン・ゴスペルそしてリューク・ザ・ドリフターというテーマの元に集めたもの、そこに、各巻にそれぞれコンプリートなかたちで残された『Mother's Best』のプログラムを収録するという、贅沢な構成をとっている。最初のボックス・セット同様、ハンクのヒット曲の数々はもちろんだが、オフィシャルにはレコーディングしていない、ここでしか聴けない曲も多く含まれている。そしてコンプリート・ショウでは、ヒット曲やゴスペル、バンド・メンバーをフィーチュアしたインストなどをハンクの語りで進行していくという、当時のラジオ・ショウのティピカルなフォーマットにのったスムーズな運びが興味深い。全部で143曲発掘されたという『Mother's Best』、まさにお宝の名にふさわしい貴重なものである。(宇野誠之)

BCD-16928 GEORGE JONES『Walk Through This World With Me:The Complete Musicor Recordings 1965-1971(Part 1)』CD5枚組+本\17,325-(本体\16,500-)

 初期ジョージ・ジョーンズ全集の第1弾、ミュージコー編(1965〜71年)の第一部CD5枚組全193曲。彼がユナイト(UA)そしてミュージコーに在籍した10年足らずのこの期間こそは、もっともジョージ・ジョーンズらしかった時代、ウェストコーストに君臨したバック・オウエンズという強力なライヴァルと競い合って、ナッシュヴィル・カントリーの本流を守り抜き、ポップに流れていた状況を一変させたストレートかつ重厚なサウンドを完成に導いた時期として、歴史に残っている。「キング」ジョージ・ジョーンズのすべてがここに!!(宇野誠之)
映像新入荷
RCSI-1025D JIM & JESSE『Bluegrass Express featuring Bill Monroe & Bluegrass Boys and Lester Flatt & Nashville Grass』DVD\3,308-(本体\3,150-)

 1972年、ブルーグラスがフェスの隆盛とともにあらたな注目を集めはじめたときに制作されたすばらしい30分TV番組。ホストのジム&ジェシーにはビック・ジョーダン(bj)、ジム・ブロック(f)、キース・マクレイノルズ(bs)で、ジェシーの凄いクロスピッキン・インストを含む3曲。レスター・フラット&ナッシュビル・グラスはローランド・ホワイト(m)、ポール・ウォーレン、ハスケル・マコーミック、ジャック・マーティン、ジョニー・ジョンソンでの3曲。知る人ぞ知る、レスター・フラットのうねる強力リズムがバンドを支配し、父親のような表情でローランド(あだ名はチーチー)とのデュエットに微笑むレスター……いいねぇ。やっぱレスターは特別じゃ!! そしてビル・モンローのブルー・グラス・ボーイズにはケニー・ベイカー(f)とジャック・ヒックス(bj)に大ベテラン、ジョー・ステュアートとモンロー・フィールズ、ゲストにジェイムズ・モンローで4曲。その厳しい表情と威風堂々としたモンロー態度、ジャックのバンジョーは今、有田純弘が弾いているあの「ODE」かな……、そしてベイカーの間奏終わりの知らんぷり……等々。そしてレスター、ビルともにジム&ジェシー1曲ずつの夢の共演。どーよ? あのLP2枚組名作ライブ『Bean Blossom』が録音されたのとほぼ同時期、第一世代ブルーグラスが最後の絶頂期を迎えていたときの超貴重なライブである。ブルーグラス・ファンにとって、とても大切な30分が楽しめる。

COMP-4519D ALISON BROWN QUARTET『Live at Blair with Joe Craven』DVD\2,573-(本体\2,450-、62分)

Sound of Summer Running/Magnificent Seven/Deep Gap/Under the Five Wire/Goin' to Glasgow 他全11曲

 女性楽器奏者として最初のIBMA最優秀バンジョー奏者となったアリソン・ブラウン、今年のグラミー賞カントリーインスト部門候補になった"Under the Five Wire"を含むライブDVD映像。古くからのブルーグラス・ファンは、南カリフォルニアの弁護士一家に育った彼女が高校卒業記念に中学生だったステュアート・ダンカン(f)と創った1981年発表のLPアルバム『Pre-sequel』を覚えているだろう。高校卒業後ハーバード大学、そしてUCLAでMBA取得、米国有数の投資銀行でキャリアをはじめるものの音楽への情熱断ち難く、1987年アリソン・クラウスのユニオン・ステーションに加入、1995年にはコンパス・レコードを創設、ミュージシャンのためのレーベルとして高い評価を受けるにいたっている。アリソン・ブラウン・カルテットはジャンルにとらわれないバンジョー音楽を追求、スクラッグスからフレックに至るあらゆるバンジョー・テクニックの上に独自の感性をプラスしたポピュラー音楽としての風格を持っている。本作ではバンジョーのみならず、ドック・ワトソンに捧げられたクラレンスチックなフラットピッキンやフィンガーピッキン・ギターも聴かせる多彩さは、一芸(バンジョー)に秀でた者の内でも全体の音楽を見渡す能力を持つ者ならではのバランス感覚がうかがえる。デビッド・グリスマン・クインテットではパーカッションを担当していたジョー・クレイベンの音楽全体を受け止める中で表現する絶妙のフィドルとマンドリン(3弦と4弦はオクターブ高い弦を使用)、アコースティック弦楽器に溶け込むピアノを弾ける第一人者ジョン・バー、そしてリズムには1969年のピーター・ローワンとのシートレイン以来、ブルーグラス・ドラムスの第一人者ラリー・アタマヌイックとアリソンのパートナー、ゲアリー・ウエストの5人。すべての曲が落ち着いた大人の雰囲気をかもし出し、それでいて琴線を刺激するブルーグラスらしい音の興奮を秘めているという、ここまで完成されたライブを演じるABQに脱帽だ。失礼ながら47歳、昔と同じデリケートな感性をバンジョーという楽器に愛情を込めて注ぎ込む、クールなステージ態度とは逆に(途中に登場する娘ハナちゃん、息子ブレンダン君への視線とともに)熱いものを感じるすばらしい女性である。なお本作は当初、前作CD『Company You Keep』の初回限定のボーナスとして付随していたものなので、ご注意ください。
映像ものお勧め作品
(前回のニュースレター#351にDVDを大量紹介しているので、そちらもご参照ください)
SHA-604DVD V.A.『High Lonesome』\3,308-(本体\3,150-)

 久しぶりの紹介。「ブルーグラスとは何か…」を紹介する物語として、様々な賞を獲得し、最も優れた作品とされる劇場用ドキュメンタリー秀作映画のDVDだ。ブルーグラスの生まれた風景が、そして世界に広まる様子が、貴重な映像(モンロー&フラットの再会シーンは感動だ)やサム・ブッシュ、ジミー・マーティン、故ジョン・ダッフィらへのインタビューと共に見事に描かれている。素晴らしいナレーションはマック・ワイズマンだ。当然、字幕なしの英語版だが、ブルーグラス・ファンなら、必ず持っておきたい1本。

DOLLY-1978 DOLLY PARTON『Live from London』CD+DVD2枚組\2,888-(本体\2,750-)

 ドリー・パートンの最新作は、自主レーベルからの2008年ロンドンでの最新ライヴをCDとDVDに収録した2枚組。"Coat of Many Colors"や"I Will Always Love You"などシグネチャー・ソングの数々から最新ヒット"Backwoods Barbie"まで、さらにはブルーグラス三部作からの"Little Sparrow""The Grass is Blue"と、ソングライターとしても超一流のドリーならではの多彩なレパートリーと、これがスターのショウだと実感させられるゴージャスなライヴを堪能できる。CDとDVDは同内容の15曲だが、DVDはMCやインタヴューも含めた80分、CDは音楽だけに編集した60分、そしてDVDにはサウンド・チェックのパフォーマンスやコーラス・メンバー、サポート・スタッフのインタヴューなどを収録した50分のボーナス映像がついている。(宇野誠之)

KOCH-4241 CHARLIE DANIELS & Friends『Preachin', Prayin', Singin'; Live from Nashville』DVD\2,888-(本体\2,750-)

 サザンロックのスーパースターとなったチャーリー・ダニエルズもブルーグラス出身。そんな彼が、ブルーグラスに戻り、ゲストにアール・スクラッグスとゲーリーとランディの息子ふたり、そしてデル・マッカーリーを迎え、親友のマック・ワイズマンと和気あいあいのブルーグラス・ゴスペル・ライブを繰り広げる2005年のセッション・コンサート。基本セットのバック・バンドには、ロニー・マッカーリー(m)、ロブ・マッカーリー(bj)、ジェイソン・カーター(f)、マイク・バブ(bs)のDMBに、ストリングダスターズのアンディ・ホール(d)と、2006年にジョン・コーワン・バンドで来日したティム・メイ(g)、コーラス隊としてザ・ホワイツ、実にリラックスした笑顔が一杯の、楽しいコンサート映像である。

SHDVD-4805 V.A.『Country Bluegrass Homecoming, Vol.2』DVD\3,675-(本体\3,500-)(Dolby Digital 5.1 and Stereo、90分)

 ゴスペル界で知られるビル・ゲイザーが企画制作、ブルーグラス/カントリーの新旧トップ・アーティスト、ビンス・ギル、ラルフ・スタンレー、ジョージ・ジョーンズ、ロンダ・ビンセント、ザ・グラスカルズ、マーティ・ステュアート、ドイル・ローソン&クイックシルバー、チェリーホームズ、デイリー&ビンセントらが見事なゴスペル・エンターテイメントを繰り広げる見ごたえ十分のメジャー製作DVD秀作第2集。第1集は売り切れました。

VSR-8283 V.A.『The Violin Shop; Fiddle Masters Concert Series Vol.II』DVD\3,990-(本体\3,800-、75分)

Gentle On My Mind/Train 45/Cornbread Nation/Lee Highway Blues/Kissimee Kid/Where Is Love Now/Bonaparte's Retreat/Hop High/Red Apple Rag 他全20曲
 フィドル・ファン必見!!シリーズ『バイオリン・ショップ、フィドル・マスターズ・コンサート』のシリーズ第2弾!! 今回は4組のコンサートがランダムに並べられています。もう、どーしようもなくレベルの高いステュアート・ダンカン/ティム・オブライエン/ブライアン・サットン/デニス・クロウチ組みのストレート・ブルーグラス・マイナス・バンジョー、ダロル・アンガー/デビッド・グリア/マット・フリナー+ジェレミー・キテル/ローレン/ナット・スミスのグラシカルジャズ、リズ・キャロル/ジョン・ドイルのアイリッシュ、サラ&ショーン・ワトキンス妹兄/ルーク・ブラ/バイロン・ハウスの若者組み。フィドルのみならず、ジャンルを超えたマンドリン、ギター、ベースの高レベルな妙技をご堪能ください!!
■フラット&スクラッグス映像シリーズ最終作!!
 フラット&スクラッグス、マーサ・ホワイト提供によるテレビ・ショーのシリーズ最終、完結編。シリーズ最終となる第9巻と10巻は3月23日発売予定で、予約を承ります。(3月初旬入荷予定)
■3月10日まで予約特価各\2,993-(本体\2,850-)通常価格\3,308-(本体 \3,150-)
SHA-619D 『The Best of Flatt & Scruggs TV Show Vol.9』DVD(白黒約1時間) 
SHA-620D 『The Best of Flatt & Scruggs TV Show Vol.10』DVD(白黒約1時間) 
なお現在、第8巻まではすべて在庫しており、各\3,308-にて好評発売中。
教則もの新入荷
KB-60D KENNY BAKER『Fiddlin' My Way』DVD\5,775-(本体\5,500-)(pdf楽譜付)

Jerusalem Ridge/Festival Waltz/Windy City/First Day in Town/Grassy Fiddle Blues/Denver Belle/Road to Columbus/Kelly Lynn Waltz/Indian Killed a Woodcock/Dance with Me Kenny/Sushi. 全11曲

 ブルーグラス・フィドルの一典型を創り上げた偉大なフィドラー、ケニー・ベイカーが上記11曲を教えてくれる教則ビデオVHSのDVD化。楽器の上達は、教えられたことをそのまま弾くことではなく、教えてくれる人を「見ること!」に尽きます。この偉大なフィドラーの指の動き、腕の動き、体の動き、そして気持ちの動きから何をつかむか? 初心者、上級者関係なく、ケニー・ベイカーがそこにいて、わたしにフィドルを教えてくれる。その価値たるや……、言葉がない!! エーイ、頭が高い!!>?
楽器、その他…
MISC-0033『旧グリスマン・ピック』5枚セット \525-(本体\500-)

長らく品切れ中でした旧グリスマン・ピック(現在はブラントン・ブランド)、マルチカラー&鼈甲柄限定数入荷。トライアングルの角の部分が使いやすいラウンドになっていて、ピッキングの際のノイズの悩みから解放されます。深めに弾けばマンドリン本来のウッディなトーンを引き出す事も可能です。5枚単位(\525-)のオーダーにてお願いします。この機会に纏め買いをお勧めします。

MISC-NP2 NATIONAL『Finger-Pick PAT. No.1787136 U.S.A.』 \315-(本体\300-)12個セット\3,150-(本体\3,000-)

やったね!!ついに長年の不満解消、これまでどこで作っていたのか、担当者がナーンも知らなかったのだろうけど、目茶苦茶だったナショナルのフィンガーピックが見事に復活だ。分かる人には分かる、嬉しいカムバック。---と言って既に6年が過ぎました。2月出荷分から値上げとの連絡が有りましたが勿論在庫分は旧価格で!!

The Wade マンドリン

 素晴らしいミュージシャンでビンテージ・マンドリン の研究家として知られるトニー・ウィリアムソンが選ぶ現代の名匠10人に選ばれた上田洋一氏の作品、取扱い開 始しました。
ビル・モンローがフロリダの理髪店で入手してからブ ルーグラスに無くてはならない存在となったギブソンF-5スタイル・マンドリンの始祖ロイド・ロアのレプリカ、 初期のデビッド・グリスマン、サム・ブッシュ等の愛器として知られるポスト・ロア・スタイル等、材料選びか ら彩色、細部の仕上げに至るまでこだわりぬいた逸品です。 詳細、納期はお問い合わせください。
   FW-5 Master Model \735,000-税込み
   FW-5 Artist Model \630,000-税込み
   FW-5N Master Model \735,00-税込み
   FW-5N Artist Model \630,000-税込み
(トーンプロデューサ、ピックガードはオプショ ンです。)

輸入雑誌
(以下の4誌は英語版で、共にバックナンバーも豊富に取り揃えています。気になるアーティスト等の特集等についてはお問い合せ下さい。定期発送も承ります。……調べる&知るの面白さをいかが?)
■フラットピッキン・ギター誌
 隔月刊の掲載全タブ譜対応CD付きフラットピッキン・ギター誌。ブルーグラスからスウィング/ジャズまで。一冊でさまざまな奏法が学べる大人気!

FGM-14.1 Flatpicking Guitar Magazine「2009年11〜12月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 サム・ブッシュ・バンドのスティーブン・モウジンのカバーストーリーと"My Home Across the Blue Ridge Mountains"と"Come Back Davy..."のタブ譜ほか、ドーグ風"Dawgapelli"、テキサス"Maiden's Prayer"、初心者"Christmas Time's Coming"、スティーブ・カウフマン"Greensleeves"、ジョン・カーリニ"Oh, Lade Be Good"のコード、"Red Haired Boy"や"President Garfield's Hornpipe"、また12月号らしく"Joy to the World"、"Silent Night"、"Christmas Song"などのクリスマス曲ほか、ジプシー・ジャズも含んでタブ譜満載の80頁。

FGM-14.2 Flatpicking Guitar Magazine「2010年1〜2月号」CD付きBook\2,625-(本体\2,500-)

 最新号は「ギター・ジャム特集」と題して、ツイン・ギターのハーモニーやリズムなど、さまざまなジャムにおける技を紹介。詳細は次号ニュースレターでお知らせします。
 上記ほかの現在庫バックナンバーは以下の通り。
FGM-10.5「2006年6/7月号」●FGM-11.2「2007年1/2月号」●FGM-11.4「2007年5/6月号」●FGM-12.3「2008年3/4月号」●FGM-13.1「2008年11/12月号」●FGM-13.2「2009年1/2月号」●FGM-13.5「2009年7/8月号」●FGM-13.6「2009年9/10月号」。なお、在庫切れ中のバックナンバーも取り寄せますので、ご希望の曲名やアーティストなど、お知らせください。
■バンジョー・ニューズレター誌
 世界唯一のバンジョー専門月刊誌。毎号タブ譜満載(ウェブサイトから「MP3」で音源入手可!!)、バックナンバーもお問い合せ下さい。探しておられるタブ譜の曲名や演奏スタイル、またお気に入り奏者の特集も探します。収蔵曲のCDやDVDなども在庫していますので、お問い合わせください。

BNL-10/01 最新2010年1月号 \525-

 アレン・シェルトンの追悼特集と"Bending the Strings"のタブ譜ほか、マーティ・カトラーによるマーク・ホロウィッツ(ニューヨーク・バンジョー・シーンの草分けの一人でベラ・フレックの導師でもあった)のインタビューをカバーストーリーに、タブ譜はジム・ミルズ"Road to Spencer"、トム・アダムズ"Shenandoah Breakdown"、アール・スクラッグス"Old Fashioned Preacher"、フッド・ガイガー"Softly as in a Morning Sunrise"か、オールドタイムはカイル・クリード特集など、初心者から上級者まで、あらゆるバンジョーのタブ譜や話題とともに、米国先端バンジョー情報とクロウハンマーを含む5弦バンジョー奏法満載の48頁。

BNL-09/12 2009年12月号 \525-

 トム・アダムズによるティム・カーターのインタビューなどの特集ほか、タブ譜はアール・スクラッグス"When the Angels Carry Me Home"、ベラ・フレック"Melody of Rhythm, Movement 1"、ドン・ストーバー"Black Diamond"、トム・アダムズ"The Chipmunk Song"か、12月らしく"We Three Kings"や"Auld Lang Syne"、ボブ・カーリンのビートルズをクロウハンマーで"Things We Said Today"や「バッハのガボット」などの48頁。

BNL-09/11 2009年11月号 \525-

 ドイツ/ヨーロッパのブルーグラス・バンジョー・パイオニアのひとり、ルディガー・ヘルビッグのカバーストーリーとタブ譜、レックス・マギーとライアン・キャバノウに影響を受けた新世代奏者アンディ・ソーンの特集ほか、フレッド・ゲイガー"Cherokee"、ドン・レノ奏法"Golden Slippers"、ピーター・ワーニック"Church Street Blues"、トム・アダムズ"Too Late to Walk the Floor"、初心者はP.P.M.の"Puff the Magic Dragon"ほか。

BNL-09/10 2009年10月号 \525-

 DCエリアの凄腕マーク・ディレイニーのカバーストーリー(ムーンシャイナーの闘魂バンジョーでは4月号特集)とタブ譜は"Black Diamond"、フレッド・ゲイガー"Cherokee"、トム・アダムズ"Herat of Scotland"、イアン・ペリー"Whiskey Before Breakfast"、マイク・シーガー"Last Night When Willie Came Home"ほか。

BNL-09/09 2009年9月号 \525-

 ビル・エマーソン表紙とインタビューとタブ譜"Sweet Dixie"他、マイク・シーガー追悼、ロジャー・シミノフ「ブリッジと弦についての科学的考察」、バンジョー製作家のウォーレン・イェーツとプルカ・バンジョーなど特集とタブ譜は、フレッド・ゲイガー"Persian Rag"、トム・アダムズ"Let Me Rest at the End of My Journey"、ベラ・フレック"Dear Old Dixie"、初心者Dチューニング"John Henry"、ジャック・ベイカー"Wildwood Flower"、カイル・クリード"Sugar Hill"ほか。
■ブルーグラス・アンリミテッド誌
 米国の最大のブルーグラス月刊専門誌。お探しの記事などバックナンバーもお問い合わせください。
BU-10/02 最新2010年2月号 \840-

 ロンサム・リバー・バンドのカバーストーリーほか、キャリー・ハスラー&ハード・レイン、モンロー・スタイル・マンドリンのバディ・メリアムほかの特集と、さまざまなコラムで米国ブルーグラス情報満載の64頁。

BU-10/01 2010年1月号 \840-

 1月号恒例のフェス特集号は、アパラチア・ミュージアム主催「テネシー・フォール・ホームカミング」の特集カバーストーリーほか、オールド・ドミニオン・バーン・ダンスの初期フラット&スクラッグスやスタンレーズらの超レア・フォト・アルバム。そして数百件の2010年フェス・スケジュール・リストなど100頁。

BU-09/12 2009年12月号 \840-

 サム・ブッシュのカバーストーリー"Looking for That Joyful Noise"と、ドーターズ・オブ・ブルーグラスを率いるローレイン・ジョーダン、トム・モーガンの「最初のF5コピー?」などの特集ほかさまざまなコラムで米国ブルーグラス情報満載の60頁。

BU-09/11 2009年11月号 \840-

 スティープ・キャニオン・レンジャーズのカバーストーリー、初のIBMA最優秀マンドリン奏者となったジェシー・ブロック、ビル・モンローのマンドリン・ヘッドストックの行方は?ほかの64頁。

BU-09/10 2009年10月号 \840-

 スティーブ・マーティンのカバーストーリーほか、20年目を迎えるIBMAアワード・ショウを振り返る、スウェーデンの若手バンド「G2」、1963年開設のナッシュビルの名門ヒルトップ・スタジオ、2010年ブルーグラス・タレント名簿ほかの100頁。
■オールドタイム・ヘラルド誌
 内容の濃いオールドタイム音楽専門誌。アメリカン・トラッド音楽研究に必読の良書!!バックナンバーが揃っています。お問い合わせください。

OTH-1202 最新2009年12月/2010年1月号 \1,260-

 リー・ハモンズのカバーストーリー「ハモンズ家の思い出第1回」ほか、昨夏亡くなったレイ・アルデン追悼特集、そのレイによる究極の力作「オールドタイム・バンジョー奏法のトレンドC」、カイル・クリード1966年インタビューなどの特集ほか、米国伝承音楽の情報満載の60頁。

OTH-1201 2009年10月/11月号 \1,260-

 マイク・シーガー追悼、オールドタイム・バンジョー奏法のトレンドB、アラスカのオールドタイム今昔、マーク・キャンベル・インタビュー特集他。

OTH-1112 2009年8月/9月号 \1,260-

 オールドタイム・バンジョー奏法のトレンドA、クレイトン・マクミッチャンとも録音したキャスパー・マローン(1909-2005)、カナダのトロントのオールドタイム・シーンなどの特集他。
月刊『ムーンシャイナー』
 1983年11月の創刊以来、毎月発行を続ける日本唯一のブルーグラス月刊専門誌、26年目です。
■定期購読:1年¥6,000-半年¥3,300-

 お申込はお葉書やお電話、ファックスやメールでご希望の購読開始月をお知らせ下さい。バックナンバーも含めて、いつからでもご自由です。

■ムーンシャイナー・ファイル:\840-

ムーンシャイナーの一年分12冊を傷をつけずにファイルできるコクヨ製ロゴ入り特製フォルダー。

■バックナンバー:各¥525-。

 下記以外にも、アーティストや知りたい事をお知らせ下さい。掲載号を探してお送りします。

MS-2704 最新2010年2月号(通巻316号)\525-

 ビル・モンロー「1950年、ハイロンサムの誕生と背景」、ティム・オブライエン「グラミー授賞式インサイド・リポート」、アレン・シェルトン追悼、佐々木仁の日本初オールドタイムLP「マウンテン・ランブラーズ」物語後編ほか、日米ブルーグラス情報満載。

MS-2703 2010年1月号(通巻315号)\525-

 アール・スクラッグス「渾身とテクニカル・イッシュー」、ブルーグラス60余年の三世代考察「2010年、あたらしいブルーグラス世代へ」、サム・ブッシュの最新作から"The Ballad of Stringbean and Estelle"の物語、クリスティーズお宝狂想曲、佐々木仁の日本初のオールドタイムLP「マウンテン・ランブラーズ」物語、ウィンターグラス・フォト・リポート、お帰りなさいカレッジ・ブルーグラス「オザーク・マウンテニアーズ、ウェイファーリング・ストレンジャーズ、ブルー・マウンテン・ボーイズU」、ジェシー・ベイカー特集ほか。

MS-2702 2009年12月号(通巻314号)\525-

 ハリウッド・セレブ!!スティーブ・マーティンのカバーストーリー「1960年代へのカムバック」、2009年末ブルーグラス決算拍書、ブッチ・バルダサリ追悼、麻田浩のマイク・シーガー追悼C、北村謙『Banjo ひとり旅』CD制作記、中村まりインタビュー後編、巨匠ベラ・フレックなどの特集ほか。

MS-2701 2009年11月号(通巻313号)\525-

 最新ムーンシャイナー誌11月号はサム・ブッシュのカバーストーリー、IBMAアワード・ショウのリポート、ケニー・スミス・インタビュー、中村まりインタビュー、三井徹のマイク・シーガー追悼B、マーク・ニュートン来日特集ほか。

MS-2612 2009年10月号(通巻312号)\525-

 10月号はアダム・ステッフィのカバーストーリー、名誉の殿堂入りザ・ディラーズ、島田耕のマイク・シーガー追悼A、安川直樹vs内田昭弘「オールドタイム・フィドル」、箱根フェス人気投票#1「東北大学、雑貨屋フレイヴァー」、クラレンス・ホワイト物語G最終回などの特集ほか。

MS-2611 2009年9月号(通巻311号)\525-

 マイク・シーガー追悼、ブルーグラス・フィドルの原点「チャビー・ワイズ/ベニー・マーティン/ハウディ・フォレスター」ほか。
B.O.M.ご利用方法
 ビー・オー・エムのニューズレターは会員制ではなく、商品の定期購買者に無料でお届けしています。一定期間、 弊社からの商品のお買上げがない場合、勝手ながらレターの発送をストップさせて頂きますので、ご了承下さい。

1). このニューズレターで紹介する商品は、ニューズレター発行時点で、すべて在庫しています。
2). ハガキやお電話、ファックス、Eメイル等で、封筒のお名前の下の6桁お客様コード番号とお名前と共に、ご希望の商品コードをお知らせ下さい。
3). 通常ご注文から1週間以内にはお届けします。ただ、レター掲載時には充分な在庫を心掛けていますが品切れになった場合、再入荷を期して発送が遅れる場合もありますのでご了承ください。
4). 基本送料は下記の通りです。
500g(CD3枚程度)まで、全国均一\390。
1Kg(CD7枚程度)まで、全国均一\700。
 ただし、特定地域、特定商品などについては、別途加算の場合があります。お問い合せ下さい。
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(営業時間:月〜金の午前10時〜午後5時。なお祝日は休みをいただきます)
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●http://www.bomserv.com/
●E-mail:info@bomserv.com
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